愛「765プロのプロデューサーさんの家にお泊まりです!」(373)

愛「お邪魔しまーす!」

P「散らかってて悪いけど……」

愛「いえ、おかまいなく!」

P「女の子が泊まりに来てるのに、構わないわけにもいかないよ」

愛「そんなのあたし、全然気にしませんよ?」

P「俺が気にするんだって……」


こんにちは! あたしは日高愛、13歳の女の子です!
背もちっちゃい、胸もちっちゃいとアイドルらしくない体型ですけど、876プロでアイドルやってます!

今日はちょっとした事情があって、765プロのプロデューサーさんの家にお泊まりに来ました!
男の人の家に泊まるのは初めてだから、なんだかドキドキします……!

なんで876プロのあたしが、765プロのプロデューサーさんの家に泊まるのか?
それは、3日前のコトでした……


【876プロ事務所】

愛「おはようございまーす!」

涼「おはよう、愛ちゃん」

絵理「今日は一段と、元気?」

愛「はいっ! なんと朝の占いが一位だったんですよ!」

涼「へぇ~、珍しいね。いつも悪かったーって言ってるのに」

愛「そうなんです! だから今日はいいことあるかも!」

まなみ「……愛ちゃん、ちょっと」

愛「あっ、まなみさん。おはようございます!」

まなみ「ええ、おはよう。来ていきなりで悪いんだけど、ちょっと会議室まで来てくれる?」

愛「はい……?」


まなみさんは、あたしのプロデューサーです。
プロデューサーのお仕事の他にも、色々とお世話になってるんですよ!

でもどうしたんでしょう、まなみさん。なんだか深刻な顔をしてます。
あたしは普段のぼうっとしたまなみさんの方が好きだなぁ。

……なんて失礼なことを考えながら会議室に行くと、石川社長が待ってました。


石川「おはよう、愛」

愛「おはようございます!」

石川「愛。実はあなたに映画の仕事が来てるんだけど……」

愛「え、映画ですか!?」


すごい! 朝の占いはやっぱり当たってました!
CD出したりCMに出たりって仕事はしてきましたけど、映画は初めてです!

これを機会に、あたしも一躍有名になったりして!


石川「それが、手放しにも喜べないのよね」

愛「……えっ?」

まなみ「実はその映画、恋愛映画なの。しかも愛ちゃんは、幼妻の役で抜擢されてて……」

愛「お、おさなづま?」

石川「妻ってことは、恋愛感情を知ってなきゃいけないってこと」

愛「れんあい……」

石川「愛。ハッキリ言うけど……あなた、恋すらしたことないでしょう」

愛「うっ…………」


ず、図星ですっ。あたし、そんなに男の子で知り合いとかいないし……

仲がいいのは涼さんくらいですけど、そういう目で見たことないんですよね。
それにあたししか知らないけど、涼さんと絵理さんって付き合ってるし。


石川「おまけに同棲シーンまであるらしいから、あなたには厳しいかもね」

愛「そ、そんな……」

愛「……でもあたし、やりたいですっ!」

まなみ「愛ちゃん……」

愛「やらせてください! 恋愛でも同棲でも、何でも練習しますから!」


せっかく貰えた映画の仕事、簡単に諦められません!

それに今までだって、前が見えないままでもなんとか進んできたんです。
これくらいで諦めてたらママに怒られちゃいます!


石川「……分かったわ、愛」

まなみ「社長!?」

石川「あなたがそう言うことも考えて、実は準備だけはしてあるの」

愛「準備?」

石川「ええ。あなたが恋愛や同棲を練習するための、準備をね」

そう言うと社長は自分の携帯電話を取り出し、どこかにかけ始めました。
いったい、準備ってなんなんでしょう?


石川「876プロの石川です。高木社長にお取次ぎ願えますでしょうか」

石川「……あ、高木社長。先ほど依頼した件なのですが……」

石川「はい、はい……ありがとうございます。それでは、3日後からということで」

石川「では、失礼します」

石川「……OKだそうよ、愛」

愛「はぁ……なにがですか?」

まなみ「ほ、本当にお願いするなんて。愛ちゃんに何かあったらどうするんですか?」

石川「大丈夫でしょう。その人には何度か会ってるけど、そういう人じゃなさそうだったから」

【3日後 765プロ事務所】

まなみ「では、ウチの愛をよろしくお願いします」

高木「ハハハ、任せておきたまえ。石川社長にはいつもよくしてもらっているし、これくらいはな」

まなみ「ありがとうございます。愛ちゃん……私はもう帰るから、くれぐれも失礼のないようにね」

愛「はい!」


社長から言われた練習っていうのは、765プロのプロデューサーさんの家にお泊まりすることでした!

なんでも、身近に男の人を置くことで異性を意識するようにして、ギジテキに恋愛感情を生み出すそうです。
それにお泊まりする間に奥さんっぽいことをすることで、同棲の感覚も掴めるんだとか。

そんなことを思いつくなんて、やっぱり社長はすごい人ですっ!

高木「……それで、肝心の彼がなぜここにいないのかね。日高くんが来ることは伝えてあっただろう?」

小鳥「飛び入りでどうしても外せない仕事が入ったみたいです。でもさっき、急いで帰るって電話が」


その時、事務所のドアが勢いよく開きました。
そこにいたのは、私が憧れる765プロのアイドル、天海春香さんと……


P「すみません、遅くなりました!」

春香「ただいまー! あ、あれっ? 愛ちゃん、なんでウチの事務所に?」

P「ごめん、待たせたか?」

愛「いえ、全然ですっ!」


この人が、765プロのプロデューサーさんなんですね!
第一印象は、誠実そうな人。あたし、この人の家に泊まるんだ……ちょっとワクワクしてきました!

そんなことがあって、今に至るわけなんです。

プロデューサーさんの家に泊まるなんて彼女さんに悪いんじゃないかなって思ったんだけど……
今はアパートに一人暮らしで彼女さんもいないらしくて、あっさり引き受けてくれました!

プロデューサーさんって、すごくいい人ですね!


P「こんな狭い部屋でごめんな。片付けるからちょっと待ってて」

愛「お手伝いします!」

P「いやいや、いいよ。その辺でくつろいでてくれればいいから」

愛「そういうワケにはいきません! あたし、幼妻ですから!」

P「……そういえば、映画の練習なんだっけ。じゃあ、少し手伝ってもらおうかな」

愛「はいっ!」

愛「これはどこに置けばいいですか?」

P「あっちの棚の上にお願い」

愛「はーい! ついでに棚の上も拭いちゃいますね」

P「助かるよ」


あははっ! なんか楽しいです! うまく表現できないけど……
男の人の部屋を、その人と一緒に掃除する。これって、事務所を掃除するのとはちょっと違うんですね!


愛「ふんふんふ~ん♪ いーまーめーざーしてーくー♪」

P「ゴキゲンだなぁ、日高さん」

愛「えへへ……あっ、あたしのことは『愛』って呼んでください!」

P「愛か……じゃあ愛ちゃんって呼ぶよ?」

愛「どんどん呼んでください!」

その後はプロデューサーさんとおしゃべりしながらお掃除して、終わった時にはもう2時間くらい過ぎてました。
おしゃべりするのが楽しすぎて、途中から全然進んでなかったんです……反省。


P「ふー。おつかれ」

愛「おつかれさまでしたー!」

P「愛ちゃんは元気だなぁ。俺なんかもうヘトヘトだよ……」

愛「あっ、そうだ! 飲み物持ってきます! 冷蔵庫、冷蔵庫っと」

P「……ごめん。飲む物、何も無いと思う」


……ホントだ。一人暮らしの男の人ってあんまり物置かないって聞いてたけど、
冷蔵庫の中まで空っぽだなんて思いませんでした。プロデューサーさん、料理とかしないのかな?

愛「それなら、ちょっと買いに行ってきます!」

P「じゃあ俺も行くよ」

愛「いえっ! プロデューサーさんは休んでてください!」

P「いや……飲み物買うついでに、近場のスーパーとかコンビニとか教えとこうと思って」

愛「あっ、そうですね! そういうことならよろしくお願いします!」

P「オッケー。支度するから1分待って」

愛「はーい!」


プロデューサーさん、疲れてるのに優しいです!
どうしてこんないい人に彼女がいないのか、すっごく不思議です……

というわけで、プロデューサーさんと一緒にお買い物です。
飲み物の他には何を買えばいいのかな?


P「……愛ちゃんにお願いがあるんだけど」

愛「はいっ、なんですか?」

P「さっき部屋を見て分かったと思うけど。俺は炊事も掃除も洗濯も、ほとんどしないんだ」

愛「あ、あはは……そうみたいですね」

P「そこで、愛ちゃんにそれを全部任せたい!」

愛「え……い、いいんですか?」


なんだかプロデューサーさんに悪いです。急にずかずかと上がりこんで、
その日から身の回りのお世話を始める女の子なんて、迷惑がられないかな……

P「いいも何も、俺が頼んでるんだから」

愛「……わ、わかりました! やらせてもらいますねっ!」

P「うん、よろしくね」

愛「はいっ」


……あっ。もしかしてこれ、幼妻の特訓なのかな?
そうだとしたらプロデューサーさん、あたしのこと気にかけてくれてるんだ……


愛「……えへへっ! じゃあプロデューサーさん、今日は何が食べたいですか?」

P「おっ、リクエストあり? それなら無難に肉じゃがを」

愛「了解ですっ! おいしいの作れるように頑張りますね!」

http://beebee2see.appspot.com/i/azuYpbXfBQw.jpg
真ん中のおっぱいが身長の割に大きい子

1時間後。

色々と買い込んだあたし達はたくさんの食材や飲み物をぶら下げて、プロデューサーさんの部屋に戻ってきました。
お金を払うとき『いいよ、俺が出すから』って言ってくれたプロデューサーさん……かっこよかったです!


P「はぁ、はぁ……疲れた……」

愛「ごめんなさい、いっぱい持ってもらって」

P「気にしないでくれ。女の子にこんなに持たせられないからな……」

愛「はいっ、どうぞ」

P「おっ……気がきくな。いいお嫁さんになるよ、きっと」


買ってきたばかりのポカリをプロデューサーさんに渡しました。
……いいお嫁さんかぁ。幼妻になるための練習、順調かも!

>>36
一目でファンになりました


全力で支援

P「ぷはぁ……愛ちゃんも飲んだら?」

愛「じゃあ、いただきます!」


プロデューサーさんが置いたポカリのペットボトルを取って、遠慮なくいただきます。

うーん……動いた後のポカリはすっごくおいしいです!
あっという間に空になっちゃいました!


P「え……『何か』飲んだら、って意味だったんだけど……」

愛「? はい。だから、ポカリ貰っちゃいました!」

P「……愛ちゃんが気にしてないなら、いいけど」

愛「?」


どうしたんでしょう、プロデューサーさん。
なんだか気まずそうです。なんで目を合わせてくれないんですか?

|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|o④o
|―u'


| ∧∧
|(´・ω・`)
|o   ヾ
|―u' ④ <コトッ




| ミ  ピャッ!
|    ④

P「……まあ、こんな感じなんじゃないかな」

愛「へっ?」

P「同棲。俺もやったことないけど。一緒に掃除して、買い物行って、ご飯作って、ってさ」

愛「なるほど! あたし、自然とそんなことしてたんですね!」

P「最初は石川社長もとんでもないこと言うなって思ったけど、案外悪くないみたいだな」

愛「でも、掃除も買い物もプロデューサーさんの提案ですから! プロデューサーさんもすごいです!」

P「はは……ウチのアイドルは型破りなのが多くてさ。これくらいならまだ楽な方だよ」

愛「へー、そうなんですか?」

P「『教科書がすべてじゃない、限界なんてない世界』……まさにアイドルの世界って、そうだと思うよ」

愛「あ…………」


そのフレーズは、あたしのデビュー曲『HELLO!!』の一部分です。
プロデューサーさん。あたしみたいな目立たないアイドルの歌、覚えててくれたんですね……

夕食時。あたしは今、腕によりをかけて肉じゃがその他もろもろを作ってます!

一方プロデューサーさんは、ごろんと横になりながらテレビを観てます。
ああして最近のトレンドをチェックするのも仕事の1つなんだそうです。


愛「BRAND NEW TOUCH はーじーめよーう♪ SAY HELLO~♪」

P「……愛ちゃん、歌」

愛「あっ、うるさかったですか?」

P「いや、上手いなって……ところでゴハンまだー?」

愛「はいはい、もうすぐできますよー!」


あはっ! プロデューサーさん、子供みたい!

P「いただきます」

愛「はい、召し上がれ!」

P「…………」

愛「……どうかしましたか?」

P「いや。『召し上がれ』なんて言われたの、どれくらいぶりだろうって……」


プロデューサーさん、長い間1人暮らしだったせいか、ちょっと切なそうです。

ママはあたしを1人で育ててたとき、あたしがいたから寂しくなかったって言ってました。
あたしは生まれてからずっとママがそばにいたけど、誰もいない生活なんて、あたしだったら絶対耐えられない……


愛「……プロデューサーさん。これからはあたしがいますよ!」

P「…………愛ちゃん」

愛「あたしが一緒にいます。プロデューサーさんが、寂しくないように……」

1時間後。

色々な体位を試したあたし達はたくさんの汗や精液をぶら下げて、プロデューサーさんの部屋に戻ってきました。
イクとき『イクよ、俺もう出すから』って言ってくれたプロデューサーさん……かっこよかったです!


P「はぁ、はぁ……疲れた……」

愛「ごめんなさい、いっぱい出してもらって」

P「気にしないでくれ。女の子にこんなに中出しする機会なんてないからな……」

愛「はいっ、どうぞ」

P「おっ……股が開いたな。いいお嫁さんになるよ、きっと」


イったばかりのまんこをプロデューサーさんに拡げました。
……いいお嫁さんかぁ。幼妻になるための練習、順調かも!

ちょっとしんみりとしちゃいました。
でも、プロデューサーさんは小さな声で『ありがとう』って言った後、食事に手をつけてくれました。


P「……うまい!」

愛「ホントですか!?」

P「うん、マジでうまい。こういうの食べちゃうと、コンビニ弁当食ってるのがバカらしく思えてくるな」

愛「えへへ……これからは毎日作ってあげますよっ!」

P「ぜひ頼む! 今の愛ちゃん、本当に幼妻って感じだ」

愛「お嫁さんにしたくなりますか!?」

P「なるね。俺ならほっとかないな」

愛「もー、プロデューサーさんったら!」


照れ隠しに思わずプロデューサーさんの背中を叩いたら、バンッ、ってすごい音がしました。
プロデューサーさんは、口の中のじゃがいもを盛大に吹き出しました。ごめんなさい、やっちゃいました……

P「ご馳走様でした」

愛「おそまつさまでした!」

P「あー、幸せだ……俺はこういう生活がしたかったんだよな」

愛「だから、あたしがいるじゃないですか!」

P「でも愛ちゃんも、ずっとここに泊まるわけじゃないだろ?」

愛「あ……そう、ですね……」


あたしはあくまでも映画のための練習として泊まりに来てるだけ。
本当に同棲しているわけじゃないんです。プロデューサーさんとも今日会ったばっかりですし。

……でもプロデューサーさんといる時間は、今までに感じたことのない楽しさがありました。
たったの数時間で『もっと一緒にいたい』って思ってしまうあたしは、どこかおかしいんでしょうか……

P「さて。夕食も食べたし、風呂にでも入るか」

愛「……べ、別々ですよね?」

P「!? あ、あああ当たり前だろ!?」

愛「で、ですよね! 良かった……」

P「いやーないわー! 13歳と一緒にお風呂とかないわー! ないない、ないって!」


あたしだって、いくら同棲(の練習)って言ったって、男の人と一緒に入るなんてできないです。
緊張しちゃうし、プロデューサーさんだってあたしの体なんか見ても嬉しくないと思うし……


P「……あ、そうだ。寝巻きは持ってきてるの? あと風呂で使うシャンプーとか」

愛「はい、ちゃんと持ってきてますよ!」

P「じゃあバスタオルとかは置いとくから、ごゆっくり」

愛「プロデューサーさんが先に入ってください!」

P「え、なんで?」

愛「だって、この家はプロデューサーさんの家じゃないですか。ふつう、ご主人が先じゃないですか?」

P「……そっか、そういう考え方もあるか。でも愛ちゃん、幼妻になりたいんだろ?」

愛「そうですけど……」

P「俺は亭主関白にはならないつもりだから、奥さんにそういうのを強いたりしない……と思う」

愛「………………」

P「ってことで、愛ちゃんが先に入ることに抵抗は無いな。ほら、入っておいで」

愛「……はいっ」


ありがとう、プロデューサーさん!
将来プロデューサーさんのお嫁さんになる人は、すごく幸せだと思います!

【お風呂】

愛「……はぁ。プロデューサーさん、かっこいいなあ」

愛「ずっと先の話だけど。あんな人と結婚できたらいいのになぁ」

愛「結婚……きっと、パパも素敵な人だったんだろうな。ママ、今でも楽しそうに話してくれるもん」

愛「ふぅ…………」

愛「……よく考えたら、この湯船っていつもプロデューサーさんが使ってるんだよね」

愛「………………」

愛「……ハッ!? だ、ダメダメ! いま匂い嗅ごうとしちゃった……」

愛「うう。こ、こんなのあたし、ヘンタイさんだよぉー!」

お風呂を上がっても、顔はまだ熱いままでした。あたし、人の家のお風呂でなんてことしちゃったんだろう……

黄色の下地に星柄の模様がたくさん付いたパジャマを来て、
またテレビを観ているプロデューサーさんのところに向かいます。


愛「上がりましたよー!」

P「ああ…………うおっ、可愛い」

愛「…………なんですか?」

P「いや、なんでもない。俺も入ってくる」

愛「はいっ」

P「あっ、このいい匂い……愛ちゃんって香水付ける派?」

愛「……急になんです? あたしは付けない派ですよ!」

P「それでいいよ。次の日でもこのシャンプーの香りが直に楽しめる……って俺は何言ってんだ!?」

愛「…………??」

プロデューサーさんがお風呂に入ってる間に食器は洗っておきました。
明日の準備もできてるし、あとは寝るだけです!


愛「……でも、寝るには早いなぁ」

愛「いつもだったらママのファッション誌とか読んだりするけど、そんなの無いし……」

愛「プロデューサーさんとおしゃべりしたくても、プロデューサーさんはお風呂だし」


と、そこで目に入ったのはプロデューサーさんのパソコン。
ログインしっぱなしになっているので、あたしでもネットくらいならできそうです。


愛「……そうだ! ちょっとパソコン借りて、ネットサーフィンでもしようっと!」

愛「まずは、絵理さんとサイネリアさんのサイトをチェックするよー!」

愛「へー、絵理さん今日はお菓子作ったんだ! 涼さんと付き合い始めてから変わったね、絵理さん」

愛「サイネリアさんは相変わらず色々な名前で呼ばれてる。あたしも『サイバスターさん』って書いておこうっと」

愛「よし、チェック終わったよー! えーと、またぐーぐるを……」

愛「……あっ、ボタン間違えて履歴出しちゃった!」

愛「………………えっ」


『日高愛 HELLO!! PV』

『日高愛 ALIVE PV』

『876 給料 転職』

『961 給料 転職』

『中学生 接し方』


愛「……プロデューサーさん。あたしのこと、真剣に考えてくれてるんだ……」

ごめんなさい寝ます

全力で保守!!

カムバック

落とさないよそういうみらいだもの

絶対的保守力(キリッ

落とさないわ

なぜ残っているんだ

>>95のつづきだよー!
――――――――――――――

愛「はぁ……」


プロデューサーさんのぐーぐるの履歴には、
あたしとうまくコミュニケーションをとろうと思って調べたあとが、たくさんありました。

それに比べてあたしときたら、服や日用品くらいを持ってきたくらいです。
なにも考えてないんだなあ、あたしって……


愛「……そうだ! プロデューサーさんを見習って、あたしも調べてみよっと!」

愛「えーっと。『プロデューサーさんと仲良くする方法』っと」


……あれ? なんだか全然関係ないサイトしか出てきません。
調べ方が悪かったのかな。こんな時に絵理さんがいればなぁ……

そんなこんなで30分くらい調べてたんですけど、結局仲良くなる方法は見つかりませんでした。
『同棲の基本』とか『男の人が喜ぶ料理』とかは、結構いろんなサイトがあったのに。


P「ふぅ~。サッパリした」

愛「あっ、プロデューサーさん」

P「……ちょっ、愛ちゃん! 何してんの!?」

愛「えっ?」

P「勝手に人のパソコン使っちゃダメだろ! 履歴とか見られたら困るのに」

愛「あ……ご、ごめんなさい……」


……すごく、怒られてしまいました。
あたし、いつもママのパソコン使ってるからぜんぜん気にしてなかったんです。

あたし、プロデューサーさんに嫌われちゃったかな……

P「……まあ、次から気をつけてくれればいいから。使いたい時はちゃんと言ってくれよ」

愛「はい……あ、あのっ」

P「ん?」

愛「ホントにごめんなさい! でも、あたし謝りますから!」

愛「プロデューサーさんの言うこと、何でもしますから! だから……」

愛「キライに……ならないで、ください……」


やだな。あたし、泣きそう……
よく言われるんです。あたしは元気な分、逆にへこみやすいって。


P「……なるわけないだろ? これくらいのことでさ」

愛「ホントですか!?」

P「お、おう……」

綺麗なP「社内情報を見られたら困る」
  汚いP「履歴を見られたら困る」

待ってたぜ

P「愛ちゃんってすっごく元気だけど、へこむ時も激しそうだよね」

愛「えっ? なんでわかるんですか!?」

P「……ついでに、復活も早いって言われない?」

愛「あ、はい! 涼さんや絵理さんにも言われました!」

P「だろうねー」


プロデューサーさんが納得したような顔でうなずいてます。
あたしって、そんなにわかりやすい性格かなぁ?


P「まぁ、そこが可愛いんだけど」

愛「……プロデューサーさん、何か言いましたか?」

P「な、なんでもないっ」

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
   ̄ ̄ ̄\/___/ ̄ ̄ ̄

          /\
     . ∵ ./  ./|
     _, ,_゚ ∴\//
   (ノ゚Д゚)ノ   |/
  /  /

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/_
      /_/

プロデューサーさんと仲直りした後は、また一緒にテレビを観てました。
時代劇の再放送がやってたのでなんとなく観てたんですけど、あたしって結構こういうの好きなんですよね!


愛「あっ、危ない!」

愛「ダメっ、そっちは……あっ、あっ」

愛「お……おぉー!!」

愛「いけー! てやー!」


その時、『ごん!』っていうすごい音がしました。

なんだろー? って思って横を見たら、プロデューサーさんが顔を押さえてうずくまってました。
なんか夢中で拳を振り回してたら、プロデューサーさんの顔に当たっちゃったみたいです……!?


P「うぐぐ……か、顔が……」

愛「ご、ごめんなさいプロデューサーさん! 濡れたタオル持ってきますね!」

水で濡らしたタオルをプロデューサーさんに渡しました。
またやっちゃった……もうやだ! なんでこうなっちゃうんだろう……


P「あ、ありがとう。心配ないよ、意外と丈夫だから」

愛「救急車呼ばなくていいですか!?」

P「呼ばなくていいです!」

愛「……そうですか? はぁぁぁ。ごめんなさい、プロデューサーさん……」

P「もういいって。誰だって調子の悪い日くらいある」

愛「それは、そうかもしれませんけど……」

P「もう今日は寝よう。いろいろあって疲れただろ?」


体は疲れてないけど……心がちょっと疲れてしまったあたしは、
プロデューサーさんの言うとおり、おやすみすることにしました。

愛「……あれ? そういえばプロデューサーさん」

P「なんだ?」

愛「あたし、どこで寝ればいいんですか?」

P「そりゃもちろん……あ!?」


プロデューサーさん、なんだかすごくビックリしてます。
あたし、またなにか変なコト言ったかな?


P「しまった。愛ちゃんの分の布団、用意するの忘れてた」

愛「えっ?」

P「……どうしよう」

俺「しかたがない愛ちゃんは俺の家で一泊させよう」

愛「俺さん///(私恋してます/////)


ギシアン

愛「あたし、床でいいですよ?」

P「ダメだ! 夜は冷えるんだ、床なんかで寝たら風邪ひくだろ」

愛「じゃあ……」

P「俺が床で寝るよ」

愛「ダメです! そしたらプロデューサーさんが風邪引いちゃいますよー!」

P「でも、それしかないだろ? 愛ちゃんに風邪なんか引かせたら石川社長に殺されるよ」

愛「うう……」


あたし、幼妻の練習をしてるってことは、一応奥さんってことです。
旦那さんを床で寝かせるなんて、やっていいことじゃないですよね……?

きたか…!!

  ( ゚д゚ ) ガタッ
  .r   ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
  \/    /

愛「……あっ!」


閃きましたー! 1つだけ、2人が風邪をひかなくていい方法がありますっ!

……でも、これってすっごくイケナイことのような気がします。
あたし、ヘンな女の子だって思われないかなあ……


愛「……あの、プロデューサーさん」

P「ん?」

愛「とりあえずお布団は、1つはあるんですよね?」

P「ああ。俺が普段使ってるヤツだけど」

愛「じゃあ……プロデューサーさん」


愛「あたしと、寝てくれませんか?」

               ∧∧
   ┃   ┏━┃     (,,゚∀゚)       ┃┃
 ━┏┛ ┏━┃ ━━/ つ━━┛ ┃┃

 ━┏┛ ┛  ┃   ~( ,ノつ      .┛┛
   ┛       ┛     (/          ┛┛

キタ━━ヾ(゚∀゚)ノ━━!!

P「………………」


あれっ。プロデューサーさん、『はとがまめでっぽーくらった』みたいな顔してる。
もしもーし、プロデューサーさん?


P「……ハッ!?」

愛「プロデューサーさん、大丈夫ですか?」

P「あ、ああ……まあ、そういう意味じゃないよな。愛ちゃんの言うことだし」

愛「あーっ! プロデューサーさん、今バカにしたー!」

P「し、してないしてない! 俺が勝手に勘違いしてただけです、ハイ!」

愛「勘違いって? あたし、一緒に寝たいって言っただけですよ?」

P「だよなー、俺はうっかり……」


P「……い、いやぁ!? それもまずいんじゃないのかな!?」

なぜ!なぜそこでベストを尽くさないP!

愛「だいじょーぶですっ! ママだってお風呂は別々ですけど、たまに一緒に寝てますし!」

P「そういう問題じゃなく、倫理的にだな」

愛「リンリテキ?」

P「……あぁ、もう! どう説明すればいいんだ?」

愛「…………なんだかよくわかりませんけど、早く寝ましょうよ! お布団はここですか?」

P「いや、そこじゃなくてあっちの押入れ。て、なに話進めてんの!?」

愛「こっちかあー! おりゃー!」


押入れからお布団を取り出すと、ぺったんこになった敷き布団と、薄目の掛け布団が出てきました。
きっとこれ、かなり長い間干してないんだろうなあ。明日にでも干しておこうっと!

1時間後。

色々なプレイをしたあたし達はたくさんのザーメンが入ったコンドームをぶら下げて、プロデューサーさんの胸に戻ってきました。
愛液を拭うとき『いいよ、俺が舐めとるから』って言ってくれたプロデューサーさん……かっこよかったです!


P「はぁ、はぁ……疲れた……」

愛「ごめんなさい、いっぱい愛してもらって」

P「気にしないでくれ。女の子をこんなに抱くチャンスはないからな……」

愛「はいっ、またどうぞ」

P「おっ……気がきくな。いいお嫁さんになるよ、きっと」


買ってきたばかりのコンドームをプロデューサーさんに渡しました。
……いいお嫁さんかぁ。中学生でママになるための練習、順調かも!

>>332
僕は好きです

愛「ふぁぁ……お布団見たら、急に眠くなってきちゃいました」

P「あ、そう。もういいや……俺は床で」

愛「そうはいきませんよっ! えいっ!」

P「おう!?」


あたしはプロデューサーさんの腕を引っ張って、揃ってお布団に倒れこみました。
これなら意固地になってるプロデューサーさんも、あたしと一緒に寝てくれますよね!


P「ヴォアアァァァ!! ち、近い近い近い!」

愛「なにがですか?」

P「な、なにって……!!」

P「か、顔とか、体とか! くっつきすぎだろ!?」

愛「かお…………」


そう言われて、改めてプロデューサーさんの顔を見てみると。
確かに、すっごく近くって。まるでドラマのキスシーンみたいな……


愛「…………ふぇっ?」


……あ、あれっ。なんだろうこれ。顔、熱くなってきた!?
おっ、おかしいなー!? あたし、一緒に寝るとか全然平気なはずなのに!?


P「……ほら。愛ちゃん、顔真っ赤になってるし」

愛「ぷ、プロデューサーさんだって真っ赤じゃないですかー」

P「いやいや、愛ちゃんの方が……」

愛「いえいえ、プロデューサーさんの方が……」

Early!Early!!!

P「こ、こんな状態で一緒に寝るのか?」

愛「は、はいっ!」


もうここまで来たら引けません!
あたしだって、ちっぽけだけどプライドくらいありますっ!


P「そ、そうか……そこまで言うなら、俺も腹をくくるよ」

愛「……じゃあ、プロデューサーさん?」

P「ああ。ほら、布団かけるよ」

愛「あ……は、はいっ」


プロデューサーさんが、優しく掛け布団をかけてくれました。
1つ分のお布団に、2人はちょっと入れないです。だから、あたしは……


愛「ぷ、プロデューサーさん……嫌だったら、言ってくださいね?」

P「え…………うぉっ」


プロデューサーさんに、ぎゅっと抱きついてみました。
こうすればお布団にも入れますし。何よりも、プロデューサーさんがあったかいから……



        /⌒  ⌒\
      /( ●)  (●)\    
     /::::::⌒(__人__)⌒::::: \  
     |              |
     \             /l!| !
     /            \ |i
   /           ヽ !l ヽi

   (   丶- 、        しE |そ  ドンッ!!
    `ー、_ノ       ∑ l、E ノ <
               レY^V^ヽl

P「おいっ、さすがにこれは……」

愛「………………う」


お、落ち着いてみたらすっごい恥ずかしいよー!
なんでいつも勢いでやっちゃうの、あたしのバカぁー!


P「我は放つ、光の白刃……ぶつぶつ……」

愛「……プロデューサーさん。なにつぶやいてるんですか?」

P「こ、この状態は男にとっては拷問なんだ! 煩悩を打ち払うために、色々関係ないことを思い出してるんだよ!」

愛「煩悩って……えっ?」


も、もしかしてプロデューサーさん。
あたしに……こんなちんちくりんのあたしなんかに、その……

パンツをチンした

愛「プロデューサーさん、あの……」

P「俺の生徒に手を出すな……ぶつぶつ……」

愛「……もー、プロデューサーさんったら。いいもんっ。おやすみなさい!」

P「え、その体勢のまま寝るの? 俺、これだと身動きとれないんだけど」


なんだか相手をしてもらえなさそうだったので、もう寝ちゃいます。
プロデューサーさんはもしかしてあたしのこと、少し意識してたのかな……


P「…………まったく」


あ……頭、なでなでされてる。気持ちいいです……

……違う。意識してるのは、あたしの方でした。
一緒に寝るくらいなんでもないと思ってたのに、気がついたら真っ赤になって……

あたし……本当に、プロデューサーさんのお嫁さんに、なりたい、な…………zzz……

1年後。

色々と買い込んだあたし達はたくさんの食材や飲み物をぶら下げて、あたし達の部屋に戻ってきました。
車が発進するとき『寝てていいよ、俺が起こしてあげるから』って言ってくれたプロデューサーさん……かっこよかったです!


P「はぁ、疲れた……」

愛「ごめんなさい、ずっと寝ちゃってて」

P「気にしないでくれ。愛しの嫁にこんなに無理はさせられないからな……」

愛「はいっ、どうぞ」

P「おっ……気がきくな。いいママになるよ、きっと」


買ってきたばかりのポカリをプロデューサーさんに渡しました。
……いいママかぁ。この子のためにもっと頑張らないと!

1時間後。

色々と手間取ったあたし達はたくさんの絵理や涼達の首をぶら下げて、プロデューサーさんの部屋に戻ってきました。
首から下を捨てるとき『いいよ、俺が出すから』って言ってくれたプロデューサーさん……かっこよかったです!


P「はぁ、はぁ……疲れた……」

愛「ごめんなさい、いっぱい持ってもらって」

P「気にしないでくれ。女の子にこんなに持たせられないからな……」

愛「はいっ、どうぞ」

P「おっ……気がきくな。いいお嫁さんになるよ、きっと」

買ってきたばかりのポカリをプロデューサーさんに渡しました。
……いいお嫁さんかぁ。幼妻になるための練習、順調かも!

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