モモタロス「時を超え…」杏子「アタシら…参上!!」 (798)

魔法少女まどか☆まぎかと仮面ライダー電王のクロスSSです。

たぶんやり尽くされたようなネタだと思いますが映画公開前夜という事でやってみたいなと…

宜しければお付き合いください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1382712744





「時の列車デンライナー、次の駅は過去か?未来か?」




プロローグ


<見滝原市街>


舞台装置の魔女:ワルプルギスの夜


ドンッ!!


ほむら「キャァァァァッ!?」

暁美ほむらは唯一人自分よりも強大な魔女に立ち向かっていたが…

しかしその力の差は歴然としており彼女に勝ち目などなかった。

ほむら「また…繰り返さなければいけないの…」

苦戦を強いられるほむらが諦め盾に手を掛けようとした瞬間、どこからともなく奇妙な音が聞こえてきた。
それはまるで電車が通るような音が…



ガシャン  ガシャン  ガシャン


上空から突然ワームホールが開き中から3台の電車が現れたのだ!

ほむら「これは一体何なの!?」

その電車は白い電車がデンライナー、緑色の電車がゼロライナー、それに青い電車がNEWデンライナーという名の電車であった。
そしてデンライナーのコクピットにいる一人の青年がこの事態を冷静に見ていた。

良太郎「これがワルプルギスの夜、オーナーや駅長の言っていた通りとんでもない化け物だ!」

彼の名は野上良太郎、特異点と呼ばれる存在でかつて時空を超えて現れたイマジンと呼ばれる
未来からの侵略者たちを倒した者である。

その良太郎に対してゼロライナーのコクピットにいる青年が声を掛けた。

悠斗「おい野上、変な気負いすんなよ!こいつは俺たちが倒すんだからな!」

彼の名は桜井悠斗、このゼロライナーの主であり…かつては野上良太郎の姉である愛理の婚約者
の過去の存在でもあったが…
未来の彼はその運命を全うし消滅してしまい、今の彼は新しい未来を歩んでいた。

そしてもう一人、NEWデンライナーからも声を掛けてきた少年がいた。

幸太郎「爺ちゃんたち、こいつは恐らく…過去に戦ったどんな相手よりも強いヤツだ!
絶対に油断すんなよ!!」

野上幸太郎、彼は先ほど記述した野上良太郎の未来の孫である。
以前とある事件を解決したのがきっかけで、以来祖父である過去の良太郎たちとこうして交流を築いていた。

良太郎「行くよ、みんな!」

悠斗「オウッ!」

幸太郎「ああッ!」

彼ら三人はそれぞれ変身に使うデンオウベルト、ゼロノスベルトを腰に巻きライダーパス、ゼロノスカードをかざしてこう叫んだ。



「「変身ッ!!」」



彼らがその言葉を叫んだ瞬間、それぞれベルトから発せられたオーラが身を包み
彼らの姿を畏敬の者へと変身させていく。

ゼロノス「最初に言っておく、俺はかーなーり強い!」

まずはゼロライナーの桜井悠斗が変身する仮面ライダーゼロノス(アルタイルフォーム)

NEW電王「さて…カウントはどうしようかな…」

続いて野上幸太郎が変身する仮面ライダーNEW電王(ストライクフォーム)

そして最後に…

電王「みんな行くよ!」

野上良太郎が変身する仮面ライダー電王(プラットフォーム)

その時良太郎の脳裏に4人の声が響き渡ってきた、その声の主たちは…

(さぁ良太郎!俺だ、俺にやらせろ!)

(ちょっとちょっと、こういう相手には冷静沈着である僕じゃなきゃ駄目でしょ。)

(何言うとるんや!こんな大物…俺でなきゃ相手が務まるかい!?)

(あいつと戦うの面白そう♪ねえねえ僕にやらせてよ!)

彼らはイマジンであり、良太郎が電王の力を使う際は彼らの力を使役して戦わなければいけないのだ。
普段は彼らの内の一人に憑依してもらい戦うのだが…しかしワルプルギスの夜を相手に
イマジン一体分の力では明らかに分が悪かった。

電王「ここはみんなの力を合わせて、ライナーフォームを使おう!」


カッ


良太郎は電王(ライナーフォーム)になり三人の仮面ライダーがワルプルギスの夜に立ち向かおうとした瞬間だった。
ほむらは目撃する、自分が命に代えて守らなければいけない少女が禁断の契約に手を出す瞬間を…

―「その願いはキミの魂を差し出しても叶えたいものなのかい?」

一匹の猫のような白い生き物が少女に尋ねていた。

―「うん、私はほむらちゃんを…この見滝原のみんなを守りたいの!」

白い生き物の問いに桃色の髪をした少女が応える、少女は白い生き物にある願いを叶えてもらおうとしていた。

―「私の願いは…」

ほむら「ダメ…そんな事をすれば…世界は…あなたは…」


―「だから…私は魔法少女になる!!」


その瞬間、街は桃色の光に包まれ…そして…




ワルプルギスの夜『ギャァァァァァァッ!?』



NEW電王「な…なんだ!?」

ゼロノス「ワルプルギスの夜が…」

電王(ライナーF)「消滅していく…」

そう…彼らの言う通りワルプルギスの夜は跡形もなく消滅してしまった。
しかし次の瞬間ワルプルギスの夜よりもさらに恐ろしい化け物が彼らの目の前に現れる…




ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド



一方この光景をデンライナーの食堂車で目撃している人物たちがいた。


<食堂車>


コハナ「何よアレ…さっきのワルプルギスの夜よりも巨大で…強そう…」

ナオミ「オーナー、これは緊急事態ですよ!」

オーナー「えぇ、あれこそこの時間軸を滅ぼす存在…その名も救済の魔女、クリームヒルトグレートヒェン!」



クリームヒルトグレートヒェン『……』


クリームヒルトグレートヒェンと呼ばれる存在…
その巨体は見滝原の街を簡単に覆っていて巨体を動かし見滝原を崩壊させようとしていた。

ゼロノス「やばいぞ、こんなのがちょっと動いただけでこの街は跡形もなく消えちまうぞ!?」

NEW電王「こんなヤツを…俺たちだけで食い止められるのか?」

電王(ライナーF)「諦めたらそれまでだ、ぼくたちがやらなきゃこの街の人たちは…」

その時、この光景を目撃していた暁美ほむらは盾をかざしこう呟いた。

ほむら「またダメだった…けど世界を…いいえ、あなたを助けるためなら何度だって繰り返す…」

この行為を見たオーナーは息を荒げこう叫んだ。

オーナー「彼女を…暁美ほむらさんを止めてください!これ以上彼女に繰り返させてはいけません!!」

その時デンライナー、ゼロライナー、NEWデンライナーからいくつもの光がほむらの下へと向かったが
既に遅かった…



ガシャンッ



ほむらの盾は回され、彼女は時を再び繰り返す事になる。
しかしある者たちはその直前にほむらが口にした言葉を聞いていた、その言葉とは…

ほむら「まどか…今度こそあなたを救ってみせる!」

<見滝原病院>


ここは見滝原病院、暁美ほむらはいつもの様に目が覚めた。

ほむら「また…ここから始めるのね。」


彼女がそう呟いた瞬間であった…


カッ


ソウルジェムがいきなり盾に変わりそこからいくつもの光が出現しそして各方面に飛び散っていった。

ほむら「今のは…一体何なの?」

その日、見滝原の街に七つの光が降り注いだ。
しかし一つだけ…赤く光る光は…見滝原の街を離れ…隣町の風見野へ飛んで行った…

とりあえずここまで

今後の展開は明日の映画観てから色々と考えていきたいなと思っています。

OP貼っておきます。

http://www.youtube.com/watch?v=FGTXhPycmVg

そう言えばオーズでも40年後の未来からアンコが時を超えて参上してたな

RX「時を越えてライダー集結なんて、強すぎるだろ」

第1話杏子「俺参上?」


<風見野の教会>


杏子「zzz♪」

誰も寄りつかないであろう廃墟と化した教会、そこで昼寝している佐倉杏子の下に赤い光は舞い降りた。


シュバッ


赤い光は杏子の身体に入り込んだが当の杏子自身には何の影響もなかった、まだこの時点では…

杏子「ふあああ…なんだか身体が怠いけど…まぁいいや、街に行ってメシでも食いに行くか。」

(…)

<風見野市>


街に繰り出した杏子はさっそくコンビニに行ってお菓子を万引きしようと手にした。
それからすぐに店を出て盗んだお菓子を食べようとしたが…

杏子「あれ?お菓子が無い?どこいった!?」

盗んだお菓子が手元にないことを不思議に思ったがそんな事を疑問に思う暇はなかった。
何故なら…


パァァァァ


ソウルジェムが反応した、近くに魔女が現れたのだ!

急ぎ現場に駆けつける杏子、そこにいたのは…

「…」

「…」

既に反応の無い惨殺された男女の死体があった、殺したのは勿論…

玩具の魔女:ローザシャーン

見た目は小柄な人型をした魔女、杏子はすぐさま魔法少女に変身して戦いを挑んだ。


ローザーシャーン『♪』


ポンッ  ポンッ  ポンッ


杏子「ヘンッ!弱っちい雑魚が!その程度の力でアタシに勝てると思ったか!」


ズバッ


杏子の槍の一撃が決まりローザシャーンは真っ二つになり杏子は勝利を確信した。
だがすぐに予想外の出来事が起きた…

少女「パパ…ママ…」

いつの間にか魔女の結界に少女が迷い込んでいたのだ。

杏子「なっ…子供だと!?」


ガサッ


先ほど魔女が真っ二つにされた場所から物音が聞こえ、ふと視線を送るとそこには…


ローザーシャーン『!』


なんと真っ二つにされた魔女はまだ生きていて、獲物である少女の方に向かって行った。
杏子も急いで追おうとするが、僅差で間に合わなかった。

杏子「ダメだ…間に合わねえ!おいガキ!早くそこから逃げろ!!」

思わず大声で叫んだが少女は死体を見て呆然としており、その言葉は少女の耳には届かなかった。

杏子「クソッ!これじゃ…」

(仕方ねえ、手を貸してやる!その身体を俺に貸せ!!)

杏子「え…今のは…何だ?」

頭の中から奇妙な声がした、まるで魔法少女同士が行うテレパシーの様な声が…

そしてその声を聞いた瞬間、杏子の意識がまるで靄に包まれたように感じてしまい、
さらには別の誰かが勝手に自分の身体を動かそうとしている感覚が伝わってきた。

杏子(?)「ヘッヘッヘ、良太郎以外の身体か。
丈夫そうな体だしちょっと無理してもなんとかなりそうだな!」

何者かに憑りつかれ身体を乗っ取られた杏子、その特徴として杏子の髪は逆立ち
目は赤く輝いていた。

杏子(?)「こいつ…槍を使うのか…こういう武器はカメ公が得意なんだが仕方ねえ、オリャー!!」


ブンッ


ドシュッ


槍を伸ばし杏子に憑依した何者かは手負いの魔女をあっさりと倒してみせた。
そして魔女結界は消え去り、先ほど呆然としていた少女の前に近付いてきた。

少女「…」

杏子(?)「おいガキ、怪我はなかったか?」

少女「パパとママ…」

杏子(?)「あん?」

少女「パパとママが死んじゃった…」

そう…先ほど魔女に殺された男女の死体はこの少女の両親であった。
その死を間近で見せつけられ…少女は立ち尽くしていたのだ。

杏子(?)「そっか、すまねえな…俺がもう少し早く来てりゃこんな事にはならなかったのによ…」

少女「…」

ぶっきら棒に謝るが少女は未だ呆然としていた。
そして遂に先ほどから蚊帳の外状態であった杏子が怒りを露わにした。

杏子「いい加減にしやがれ!!!!!」

(うわぁっ!?)

杏子は魔力を使い憑依していた何者かを追い出す事に成功した。
だが憑りついていた者もまた杏子に対して思うところがあった。

(テメェ!何しやがる!せっかく助けてやったのによぉ!?)

杏子「誰が助けてくれなんて頼んだ?ていうか…何だお前?まるで砂のお化けだな…」

杏子の身体から出てきたそいつは確かに全身灰色の砂の塊をしていた。
その砂の塊に杏子はある事を問いかけた。

杏子「お前…魔女か?」

杏子は無意識に呆然とする少女の前に盾になるように立って槍を構え戦闘態勢を整えた。しかしその砂の塊に戦闘意志などなかった。

(魔女だぁ?お前…俺が女に見えるのか!?俺はなあ正義の味方に決まってんだろ!!)

杏子「正義の味方だ?テメェから正義の味方だなんて名乗るヤツにろくなのはいねえんだよ。
つうか魔女じゃねえならグリーフシードは出ないわけか…
チッ、見逃してやるからどっか行きなよ…それとガキ、お前もな…」

杏子は地面に落っこちていたグリーフシードを取ると
先ほどから呆然と立ち尽くす少女とこの砂の塊を置いてここから立ち去ろうとした、しかし…


ギュムッ


杏子「?」

少女は杏子の袖を掴み、まるで自分も付いて行きたいように訴えているように思えた。

杏子「お前…アタシなんかを頼るんじゃねえよ、さっさとどこかに行きな。」

少女「…」

杏子はどこかへ行けと言うが少女はその言葉を聞かずに、何故か袖を離そうとはしなかった。

杏子「おい!いい加減にしないとぶっ飛ばすぞ!アタシはな…足手纏いはゴメンなんだよ!?」

少女「……!」

杏子はなんとか少女の手を振り払おうとするが少女は頑なに杏子から離れようとしなかった。
見かねた砂の塊が二人の仲を仲裁しようとした。

(おいお前!こんな小さいガキ虐めてるんじゃねえ!)

杏子「うるさいよ!もうアタシは足手纏いなんか要らないんだ!いたら…きっと…」

(あん?)

杏子が何かを言い掛けた時であった。

杏子「!?…この反応は!」

(何だ…辺りがまた変な空間になりやがった!?)

またしても魔女の反応が近付き、魔女空間が形成されてしまった。

杏子「しまった、さっきの魔女の反応に釣られて他の魔女まで現れやがったのか!」

そして杏子たちの前にこの結界の主である魔女が現れた。



趣の魔女:シズル


その姿は髑髏のような上半身に和服、一本足の不気味な魔女であった。

シズル『♪』

杏子「丁度いいところに出てくれたな!ムシャクシャしててね、ストレス解消にヤラれちまえ!!」


ブンッ


ズバッ


杏子は槍を使い一瞬で魔女を倒した、これには先ほどの砂の塊も素直に驚いた。

(お前…中々やるじゃねえか…)

杏子「当然だろ、これでもベテランの魔法少女なんだ。わかったら…」

杏子が話している最中であった、先ほど倒された魔女はその場ですぐに立ち上がり再度杏子に襲い掛かってきた。

(油断すんな!まだ生きてるぞ!?)


シズル『ヰィィィィィィ!!』


杏子「なんだと!確かに致命傷を与えたはずなのに…」

杏子が倒したのは外郭部分だけであった、その外郭部分から第二形態が出現する!



ド ド ド ド ド ド ド ド



シズル『尾ッホ頬ォー、肺ホー!』


杏子「チィッ!ちょこまかと動きやがって…」

(やべえな…このままだとあいつ…)

砂の塊はこれまでの戦いの経験から魔女に不気味な気配を感じており杏子の戦いに不安を感じていた。

そしてその不安は現実のモノとなってしまう…


シズル『蘭・卵・覧♪』


バシッ


杏子「しまった!?」

魔女は自分の血を吐き出し、その血を利用して杏子の四肢を捕縛してみせた。

しかし…それだけでは終わらなかった…


杏子「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!?」」


(何だ!どうしたんだ!?)

少女「あ…あぁ…苦しんでる…」

少女の言う通り杏子は苦しんでいた。
それもそのはず、杏子の四肢は魔女の攻撃により、まもなくその四肢がバラバラに切断されようとしていたからだ。

(待ってろ!今すぐ助けて…)

杏子「来るんじゃねえ!」

(何を言ってやがる?このままだとお前…)

砂の塊は杏子を救おうとするが杏子は拒否した、その理由は…

杏子「これでいい、ようやく死ねるんだ…
アタシのバカな願いの所為で死んだ親父や妹たちもこれでようやく報われるよ…」

それはここにいない人間たちに向けられた懺悔の告白、杏子はこの運命を受け入れようとした。
だがそんな杏子の運命を否定する者がいた…



少女「「ダメ!!」」


杏子「?」

(…)

少女「お姉ちゃん…さっき…助けてくれた…いつもパパやママに虐められてたのに…
助けてくれたの…だからお願い…死なないで!!」

(わかった、お前の願い…聞き届けたぜ!!)

砂の塊は少女の願い通り杏子を助けるため再び杏子の身体に憑依した。

(うるせえ!お前の過去に何があったか俺は何も知らねえ!
だがな…いつまでも湿気たツラしてるんじゃねえ!
何か困った事があるなら誰かに頼ってみせろ、ウジウジしてるのはなぁ…嫌いなんだよ!!)

再び杏子の髪が逆立ち、身体が砂の塊と一体となった。


杏子(?)「うおおおおおおお!!!!」


ブチィッ


シズル「!?」

杏子(?)「ったく…さっきはよくもやってくれたな、今度はこっちの番だ!」

シズルの拘束を抜け出した杏子(?)はどこからか取り出したデンオウベルトを腰に装着して
そのベルトにライダーパスをかざし、こう叫んだ。


杏子(?)「変身!」


『Sword Form』


デンオウベルトから電子音声が発せられた瞬間、杏子(?)の身体は電王(プラットF)に身を包んだ。
しかしそれだけでは終わらない、赤い装甲がプラットFの身を覆い、頭部には
桃のレリーフが顔のデンレールを伝わって眼前に収まり、中央から割れた状態で固定された。

杏子(な…何だこりゃ!?)

(ヘヘッ、驚いてるようだな!こいつが俺の真の姿だ!)

これこそ電王の基本形態、仮面ライダー電王(ソードフォーム)である。
そして変身を終えた電王は決めポーズを取り、決め台詞を言った。



電王(ソードF)「俺、参上!!」



少女「わぁっ!カッコいい!!」

先ほどまで暗く落ち込んでいた少女は電王の登場で何故だか急に明るく持ち直した。
だがそれとは反対に魔女の方はというと、せっかくの獲物に逃げられ…怒りを露わにしていた。

シズル「怒・度・ド!!」


ダダダッ


魔女は怒り任せに電王(ソードF)に突進を仕掛けてきた、しかし…

電王(ソードF)「オリャァッ!」

一見粗忽な性格をしているがこれでも歴戦の戦士である彼にそんな怒り任せの攻撃は簡単に避けられた。

電王(ソードF)「何だもう終わりか?なら今度はこっちの番だ!行くぜ行くぜ行くぜぇ!」

電王は掛け声をあげると共に腰に装備されているデンガッシャーを自身の専用武器である
デンガッシャー・ソードモードに組み立て、一気に攻めこんだ!

電王(ソードF)「オラッ!オラッ!オラッ!」


ドゴッ ガッ バシッ


電王の激しい猛攻にさすがの魔女もたまらず…遂に地面にひれ伏す形で倒れこんだ。


ドシーンッ


シズル『愚・グ・具・…』

電王(ソードF)「よっしゃー!止めだ!」


『Full Charge』


電王はライダーパスを再びベルトにかざすと『Full Charge』という電子音声が流れ、
必殺技の態勢に入った。


電王(ソードF)「俺の必殺技、パート2!!」


電王が叫んだ瞬間、デンガッシャーの刃先が飛び出て必殺技『エクストリームスラッシュ』が魔女に炸裂した。


シズル『ギぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!?????』


魔女は断末魔の叫びを上げると共に大爆発を起こした、その後に残ったのはグリーフシードだけであった。

電王(ソードF)「決まったぜ!よっと…こいつがグリーフシードか、うん?」


(…く…る…し…た…す…け…)


グリーフシードを掴んだ瞬間、杏子の身体に憑依している砂の塊はグリーフシードから
まるで悲鳴のような嘆き声を聞いたような気がした…

杏子「いい加減に…離れろ!!」

再び杏子の魔力で身体から追い出されてしまった砂の塊、杏子は先ほどの力は何だったのか砂の塊に聞いてみた。

(あれはな、電王って言って変身すると超強くなれるんだぜ!)

杏子「何だよそのバカっぽい説明は…まぁ助けてくれた事には感謝するよ、それじゃもう消えてくれ。」

(そうもいかねえんだよ、実は俺たちイマジンはこの世界じゃ実体化できないらしくてな…
しかも憑りついたヤツにくっ付いていないと、俺たちすぐに消滅しちまうんだよ!
だから…頼む!頼む!憑りつかせてくれぇぇぇぇ!!)

杏子「何でアタシなんだよ!他のヤツに頼めよ、例えばそこのチビとかにさ…」

(憑りつくったって誰でもいいわけじゃねえんだよ、ちゃんと相性の合ったヤツじゃないと
憑りつけねえんだ、俺だってなぁ…本当なら良太郎がいてくれりゃこんな事には…)

杏子「だったらその良太郎ってヤツのところに帰ればいいだろ…」

(そうしたいのは山々なんだがよぉ…)

この砂の塊が説明するには自分はこの世界とは違う別の世界からやって来たが、
ある事が原因で仲間たちと離れ離れになってしまったとの事であった。

杏子「ハァ…ややこしいな、わかったよ好きにすりゃいいだろ…
その代わり、その仲間たちを見つけたらさっさと出て行けよ、アタシだってそこまでお人好しじゃねえんだからな…」

(あぁ!それで十分だ、ありがとうな…え~と…名前なんだっけ?)

杏子「そういえば自己紹介がまだだった、アタシは佐倉杏子だ。」

モモタロス(オゥッ!俺はモモタロスだ、よろしくな杏子!)

ゆま「千歳ゆまだよ!ゆまも二人と一緒に居る!」

杏子「ハァ?お前はどっか他を当たれよ…さすがに二人も面倒見きれねえっての…」

ゆま「だって…ゆま…ひとりぼっちなんだもん…パパとママの他には…誰もいないし…」

杏子「アタシと一緒に居たって根無し草のホームレス生活だよ、それでもいいのかい?」

ゆま「うん!ひとりぼっちよりはいいもん!」

こうして今まで一人だった杏子に新しくイマジンのモモタロス、それにゆまを加えた奇妙な三人組になった。

モモタロス(ところで杏子、万引きはやめとけよ!
俺が物を返しておいたからよかったけどよ、捕まったら警察行きだったぞ!)

杏子「…ってさっきの犯人はお前かよ!?よくもアタシのおやつを!!」

ゆま「アハハ♪」

その頃、見滝原の病院の魔女結界では見滝原市を守る魔法少女巴マミが戦っていたが…


お菓子の魔女:シャルロッテ


シャルロッテ『ア~ン!』


マミ「あ…あぁ…」


魔女は大きな口を開けてその魔法少女を食べようとした!

まどか「マミさん!」

さやか「危ない!?」

しかし…


ガッ


迫りくるシャルロッテの牙を手で掴んでみせたのだ。
マミの目が輝き出し髪型がいきなりカールの巻き毛から長髪を後ろに束ねるように変化した。


グググッ


ブンッ


シャルロッテ『!?』

そして魔女の巨体はマミの人間離れした腕力に吹っ飛ばされ、これにはさすがの魔女もたまらずに逃げ出してしまった。
まどかとさやかはマミの安否を確かめるために急ぎマミの下へと駆けつけた。

まどか「マミさん…大丈夫ですか?」

さやか「返事してください!」

しかし返ってきた返事はマミのモノではなかった。

マミ(K)「俺の強さにお前が泣いた!」

なんとマミの身体にはモモタロスの仲間であるキンタロスが憑依していたのだ!


続く

とりあえずここまで

1話の話の流れを読んでもらうと大体わかると思いますがこのSSでは
魔法少女たちがイマジンの力を借りてライダーに変身する展開になります。
こんな展開受け付けないという方は…すいません…

>>16
こちらで映画を観てから展開を考えていきたと言ってしまいましたが
まさか映画の内容があんなガチレズ展開だとは…
映画は文句なく面白かったですが正直サイコなガチレズ相手に
正義のヒーローをどう絡ませればいいんだろうか?


>>20
40年と聞いて最初オールライダーの方を思い出してしまいましたがMEGAMAXの話ですよね。
あの映画の客演は神掛かっていましたね、このSSでは先輩ライダーは出ない予定ですが…

>>21
歴代最強のチートライダーが何を言ってるんですか?



最高だね
最初からクライマックスだぜだね

この辺りの仮面ライダーは面白った
だが………
今のはどうなんだろうな………?

あ、おつです

追記

こちらの曲を戦闘BGM代わりに聞いてください、雰囲気出ると思うので…

http://www.youtube.com/watch?v=UifPsSf17S4

>>51
感想ありがとうございます、鎧武はどうなんでしょうか…
主人公が戦う理由に目覚めるのが5話って正直遅くね?と思いますわ…
ところで…
>>最初からクライマックスだぜだね
やばい!肝心のこの台詞入れるの忘れてた!?
迂闊でしたわ…

PS
とりあえずイッチ
酉を付けた方がいいで

#
↑に好きな文字を入れてね

詳しくは検索を

ニューレジェンド 目覚めやがれ! その魂! 戦わなきゃ生き残れねえ! 疾走する赤鬼!
これも全部、何者かの仕業なんだぜ!

第2話マミ「俺の強さにお前が泣いて…」さやか「僕に釣られてみる?」


~マミハウス~


状況を整理するためマミは一度まどかとさやかと共に自宅に戻り自分に憑りついている
キンタロスに何故憑りついたのか問い質していた。

キンタロス「俺はキンタロスっちゅうんや、嬢ちゃんたちよろしくな!」

マミ「それじゃあ…さっきはあなたが助けてくれたのね?」

キンタロス(せやで、俺が間に合わんかったらお前は今頃あのヘビみたいなヤツに
その首を喰われとったかもしれんで!)

マミの身体から抜け出した砂の塊はキンタロスと名乗った。
何故自分に憑りついたのか尋ねてみると…

さやか「それでアンタは何でマミさんに憑りついちゃったわけ?」

キンタロス(実はのぅ、ワシらはイマジンちゅうモンで別世界から来てしもうたんや…
ワシらは迷子になったモモの字を探しておったんやが、どうもこの世界では実体化は出来んし
おまけにワシらの身体も消滅しかかってなぁ…
それで急いで手頃なヤツ探してたらマミのヤツに憑りついたっちゅうわけや!)

さやか「イマジンねぇ…魔法少女や魔女の次はそんなヤツがいるんだ…」

マミ「私も魔法少女としてはベテランだけどイマジンなんて聞いた事もないわ。」

まどか「あれ?キンさんは今『ワシら』って言ったよね、つまり誰かお友達がいるって事なの?」

さやか「ていうかキンさんって何よ?」

まどか「キンタロスだからキンさんがいいかなって…」

キンタロス(まあ好きに呼んだってええわ、確かに俺には仲間がおった!だがのぉ…)

キンタロスが説明するには身体が消滅寸前にそれぞれ自分と相性の合った人間を見つけて、
その人間に憑りついたらしい、だが誰が誰に憑りついたかまではわからないとの事であった…

マミ「それってつまり…」

さやか「アンタも迷子になったって事じゃん!」

キンタロス(いや!迷子になったのはあいつらの方や、俺の様な漢が迷子になんてなるはずがない!)

まどか「アハハ…」

キンタロスの話を聞いていた最中であった、キンタロスに興味を持った者が現れた。

QB「イマジン…興味深い存在だね。」

マミ「QB!あなたも無事だったのね!」

QB「まあね、それよりもキンタロスといったね。
キミたちイマジンにはちょっと興味があってね、少し話を…」

QBの問いかけを無視してキンタロスは何故かQBを凝視していた。

マミ「キンタロスさん…何でQBの事をそんなに見つめているの?」

さやか「まさか異種同士の一目惚れ!?」

まどか「さやかちゃん…それはないよ…」

キンタロス(いやな、この白猫…どっかで見た事ある気がしてのぉ…
そうや!思い出した、あれはプルガサリの夜を倒そうとした時や!!?)

さやか「プルガサリの夜!?」

まどか「マミさん…プルガサリって何ですか?」

マミ「確か北の将軍様が昔作った映画の事じゃ…」

完全に間違えて伝わる情報見かねた誰かがその事を訂正した。


(違う違う!ワルプルギスの夜でしょ!?)


キンタロス(せやせや!ワルプルギスの夜やったわ!)

さやか「あれ?今の声誰?」

まどか「気の所為じゃないの?」

マミ「ワルプルギスの夜ですって!?」

さやか「マミさん知ってるんですか?」

マミ「えぇ…魔法少女の間でも伝説とされている超弩級の魔女だと伝えられているわ…」

マミはワルプルギスの夜について説明した、ワルプルギスの夜…

歴史上最強の魔女とされ、過去に度々出現されたがこの魔女を打ち倒せた魔法少女はいなかった。

マミ「そんな魔女がどうして…」

キンタロス(俺らもいきなりオーナーから依頼を受けただけでな、詳しい事は何も知らん!)

ここでキンタロスはこの物語の冒頭の出来事を自分の知る限りの情報を、マミたちに教えた。
自分たちはワルプルギスの夜を倒すためにこの見滝原市にやって来た。
しかしワルプルギスの夜は一瞬で消滅してしまい、代わりにワルプルギスの夜以上に
強大な力を持った魔女が出現した事を…

マミ「そんな…嘘でしょ…ワルプルギスの夜が一瞬で倒されて…さらにワルプルギスの夜を超える魔女が現れたなんて…」

QB「俄かには信じがたいね、大体ここ数年ワルプルギスの夜が出現したなんて話は聞いた事すらないよ…」

キンタロス(そう言われてもな…本当の話なんやで!)

QB「…」

結局マミたちにはキンタロスの話はイマイチ信憑性のない半信半疑に思われる形で伝わった。
キンタロスの話も終わり、まどかは自分が何か大事な事を忘れている事に気付く。


まどか「ところで何か忘れているような………「「あぁぁぁぁぁぁ!?」」」


さやか「ど…どうしたのまどか!」

まどか「そういえばほむらちゃんの事すっかり忘れてた!」

さやか「えぇ!転校生もあの魔女の結界にいたの!?」

マミ「彼女ならたぶん大丈夫だと思うわよ、たぶん結界が消滅したと同時に
私の拘束も解けているはずだし…自力で脱出出来てるはずだと思うから…」

まどか「ほむらちゃん大丈夫かな?」

その頃風見野では…


<ラーメン屋>


ゆま「ごちそうさま!」

杏子(M)「ぷはぁっ!美味かったぜ!」

杏子の行きつけのラーメン屋で晩御飯を食べている最中のゆまとモモタロスに憑依されている杏子がそこにいた。

杏子(おい、バカモモ…アタシは食えりゃ何でもいいけどお前ってこの状態でもちゃんと味わえるのか?)

杏子(M)「心配すんなよ、この状態だと感覚も共有できるから中々便利なんだぜ!」

ゆま「そういえばモモちゃんってどうしてこの街に来たの?」

杏子(M)「何だよモモちゃんって…けどそうだった、実は俺たちはある女を追ってここまでやって来たんだ!
すっかり忘れてたぜ…」

杏子(そんな大事な事忘れてんじゃねえよ、それでその女って何者なんだ?)

杏子(M)「確かオーナーが名前を言ってたな…ほむらって名前だ。
俺は一瞬しかその女を見てなかったが、杏子と同じ魔法少女ってヤツで
黒い髪の長い女だったはずなんだがよ…」

杏子(名前がほむら、アタシと同じ魔法少女で黒い長い髪をしたヤツか…
悪いが全然心当たりがねえな…)

ゆま「ねぇねぇ、髪の長いお姉ちゃんってもしかしてあのお姉ちゃんの事?」

ゆまがラーメン屋の窓から指を差した方向にはある一人の少女が見事なブレイクダンスを披露していた。


『いーじゃん!いーじゃん!スゲーじゃ?!♪』


『始まりはいつも突然 運命を連れて行くTime tripin' ride♪』


『不可能超えて 掴み取るさClimax♪』


少女(?)「フフン♪答えは聞いてない!!」


観客’s「「うおおおおおお!!」」

モモタロス……そういえば杏子の亡くなった妹の名前も「モモ」だったな。

杏子(おい…今のがほむらってヤツか?)

杏子(M)「間違いねえ!それにさっきの曲にあの踊り…もしかして…急いであいつの後を追いかけるぞ!」

杏子(M)はゆまを連れて急いで後を追い掛けようとするが…

店主「ちょっと待て!嬢ちゃんたちまだお代貰ってねーよ!」

杏子(M)「あぁ…そうだった!おい杏子、金はどこだ!?」

杏子(無いけど?)

杏子(M)「え?」

杏子(いや…隙を見て食い逃げしようかと思ってたから…金なんか持ってねーぞ。)


杏子(M)「「なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!??」」


結局ほむらを追う事も出来ず杏子(M)は店主に事情を話して閉店まで皿洗いをする羽目になった…

とりあえずここまで

一応説明ですがイマジン憑依時の表記として
(M)モモ、(U)ウラ、(K)キンタ、(R)リュウタとさせて頂きます。

>>54
酉付けた方がいいんですかね?

>>55
おのれディケイド!

色的には合ってるけど武器的にはリュウ以外合ってねぇなぁwww
キンマミコンビが一番やりにくそうだな、武器的にはwww

なんだろう、サブタイから
仁美がさやかにメロメロしてそうな希ガス

意外と電王のクロスって少ないよな

電王の味が強すぎて上手くバランスを取らないとクロス相手の味を覆って消してしまいかねないから案外難しいのかもな
メガレンジャーvsカーレンジャーでもライターが油断するとすぐカーレン風味に偏ったしまうから気をつけたというようなことを言ってたし
あれだ、ボーボボとクロスするとどんな作品が相手でもボーボボ外伝になってしまうのとおなじだ

今の所はモモ&杏子ペアは結構噛み合ってるけど
キン&マミペアはそこまででもないかなあ、これから描かれるのかもしれないけど
ほむらは……劇場版見た後だとリュウタとやっていける気がしない

<見滝原病院>


翌日、さやかは同級生で幼馴染の上条恭介のお見舞いに来ていた。

だが…


恭介「さやかは僕を虐めているのかい?」

さやか「え?」

恭介「今の医学ではどうしようもないって言われた…奇跡か魔法でもない限り、もう動かないんだってさ!」


ガッシャーン


そう言って恭介は怪我をしている腕でさやかがプレゼントしたCDを割ってしまった。



(カッコ悪…)


さやか「え?」

恭介「何だ?」

その時さやかの脳裏に誰かが恭介に向かいそう告げた。
さやかは思わず周りを見渡したがさやかと恭介以外の人間はこの病室にいるはずがなかった。

仁美「上条くん大丈夫ですの!?」

さやか「ひ…仁美!」

そんな騒動の中、さやかや恭介の同級生である志筑仁美が現れてさやかを押しのけ恭介を気遣おうとするが…

恭介「もう僕の事なんか放っておいてくれ!!」

恭介はさやかと仁美を追い出してしまい、仕方なく二人は病院を後にした。

<ファーストフード店>


病院を後にしたさやかは仁美から話があると言われ一緒に店に来ていた、彼女から告げられた話とは…

仁美「私、上条恭介くんの事をお慕いしてますの!これから改めて上条に告白しますわ!」

さやか「なっ!?」

あまりにも突然な発言に対して驚くさやか、その時であった!


シュインッ


突然さやかの意識が靄に掛かったかのように身体から遠ざかった。
そして自分に代わり誰かがさやかの身体を乗っ取ってしまった。
乗っ取られたさやかは目を青く光らせ七三分けの髪、それにメガネを着用しながら仁美に対してこう告げた。

さやか(?)「いけないな、キミみたいな可憐で清楚な子が自分から告白しようだなんて…」

仁美「さ…さやかさん!?」

さやか(?)「僕が思うに告白って男子の方からすべきだと思うんだよね。
女の子から告白される男子は僕以外許されないんだからさ♪」

仁美「な…何故男子からの告白でないとダメなのですか?」

さやか(?)「だってもしも相手に断わられたら傷ついちゃうじゃん。
僕は女の子が傷つくところを見るのは…正直つらいんだよね…」

さやか(?)は仁美の手を握り目を見つめながらそう呟いた、これには思わず仁美も…

仁美「イヤですわさやかさん…私…そのような百合百合な関係は…」

さやか(?)「え~、僕は大歓迎なんだけどな~?」

仁美「ポッ♡」

その言葉を聞き頬を真っ赤に染めてしまう仁美、そんな状況にさすがのさやかもキレてしまう。


さやか((いい加減にしろ!!!!!))


仁美「え?」

さやか「ハァ…ハァ…ゴメン仁美!さっきの話は無かった事にして!」

仁美「そ…そんな…さやかさん!?」

店に仁美を置いて急いで路地裏に向かったさやか、そこでさやかは先ほど自分に乗り移った相手に心当たりがありその正体を問い詰めた。

さやか「ねぇ…アンタもキンタロスと同じイマジンなの?」

ウラタロス(そう、僕もキンちゃんと同じイマジンだよ。名前はウラタロス、よろしくねさやかちゃん♪)

さやか「一体いつの間に憑りついたのよ?」

ウラタロス(実はこの前の魔女との戦いの時にキンちゃんがマミちゃんに憑りついた時に
僕もキミに憑りついたわけさ。)

さやか「じゃあ昨日から聞こえる妙な声は…」

ウラタロス(全部僕の言葉だよ♪)

さやか「…じゃあ聞くけど何でさっきは仁美にナンパしようとしたのよ?」

ウラタロス(おかしな事を聞くね?可愛い女の子をナンパするのに理由が必要なのかい?
あ、勿論さやかも十分可愛いから安心していいよ♡)

さやか「まったく…呆れた、まぁ…害は無さそうだからいいけどさ…」

呆れ顔で呟くさやか、しかし次にウラタロスからの忠告がさやかを激しく苛立たせた。

ウラタロス(それよりも恋に恋する乙女に一つだけ忠告、あの病院にいた坊やだけど…
悪い事は言わない、あの坊やはやめときなよ。)

さやか「ハァッ!?ちょっと…何言ってんのアンタ!まさか…アンタ憑りついた人間の心でもわかる訳!?」

ウラタロス(いやいや、そんな事しなくたってキミがあの坊やを好きだって事くらい傍から見てて普通にわかるから…)

さやか「それってまるで私が単純だって言ってるみたいでイヤだな…
けどわかってるよ…仁美が相手じゃ勝ち目なんか…」

ウラタロス(いいや、そうじゃないよ…あのタイプの男は無自覚で他人を不幸にするね。
この際ハッキリ言うけどさやかと仁美ちゃんのどちらかと付き合っても嫌な思いをして終わりだよ…)

さやか「ちょっと…アンタ…何を言って…」

ウラタロス(これでも人を見る目はあるんでね、今はあの坊やが怪我で苛立ってるからからしょうがないと思っているんだろ?
けど坊やは怪我をしてなくても今はバイオリンにお熱だし、デートの約束したって…
『ゴメン、バイオリンの練習で忙しくて…』とか言ってすっぽかされちゃうのがオチだよ。)

さやか「アンタなんかに恭介の何がわかるの!」(でも恭介ってそういうところあるからな…)

ウラタロス(なんだか心当たりありそうな顔しているよね?)

さやか「うっ!?」


ザワッ


ウラタロス(うん?)

その時ウラタロスはある異変を感じた、それは…

<見滝原病院>


恭介が入院している病院に何かの邪悪な気配を感じて戻ってきた。
さやかが病院の入り口付近まで近づこうとした時、ふらふらと誰かが病院内に入ろうとしていた。

さやか「あれは…仁美!アンタどうしたの!?」

仁美「あら…さやかさん…私これから上条くんに告白しに行こうと思っていますの、ウフフ…」

仁美の目はまるで輝きを失っており、正気とは思えなかった。
そしてさやかは仁美の首筋にあるモノを見つけてこうなった理由が理解出来た。

さやか「この痣…間違いない!魔女の口づけだ!」

仁美「フ~ン、フフ~ン♪」

仁美は鼻歌をしながら病院内へと消えていき、さやかも仁美の後を追った。

だが…

<魔女の結界>


さやか「嘘!これって…」

ウラタロス(昨日の魔女の結界ってヤツだね、どうやらこの病院は魔女のテリトリーになってしまったらしいよ。)

さやか「嘘でしょ…急いでマミさんに知らせないと…」

QB「そんな暇は無いよ。」

さやか「QB!来てくれたんだ、早くマミさんを呼んで!」

QB「それよりもアレを見てご覧、実に興味深いや。」

さやか「え?」

そこにいたのは昨日マミが取り逃がしたお菓子の魔女シャルロッテ、そして…

箱の魔女:エリー


さやか「そんな…魔女が二体も…!?」

QB「どうやら昨日マミが取り逃がした魔女と…その反応に惹かれて他の魔女まで現れたらしいね。
こんな事は滅多にないから貴重な現象だよ。」

さやか「そんな事よりもマミさんにこの事をテレパシーで連絡してよ!
早くしないとこの病院の人たちが!…それに恭介や仁美も…」

QB「実はさっきからマミと連絡をしようとしているんだが…ダメだ、あのキンタロスとかいう
イマジンが僕とマミのテレパシーの邪魔をしてしまっているらしい…」

さやか「こんな時に…嘘でしょ…」

いざとなればマミがなんとかしてくれる…そう心のどこかで思っていたさやかにとってこれは思わぬ誤算であった。

しかしそんなさやかの不安を余所に目の前では予想も出来ない事態が起きていた。
魔女の周囲に魔女の口づけにより操られた人々が集められていた。


さやか「あれって病院の人たち…それに仁美や恭介までいる…一体何をする気なの?」

エリー『…』


シャルロッテ『♪』


人を惑わすのが得意なエリーは病院内の人々を誘惑し掻き集めていた。
そして集められた人々はシャルロッテの大きな口を開けて、彼らを…


シャルロッテ『ア~ン♪』


さやか「そんな…あの魔女…人を食べようとしてる!?」

QB「大変だ、こうなればさやか!キミが契約して魔法少女に…」

さやか「うん…そうだよ、今こそ私が何とかしなきゃ!」

ウラタロス(いいや、その必要はないみたいだよ。)

さやか「え?」


そう、ウラタロスの言う通り病院内の人々が魔女に食べられる事はなかった。
何故なら…



マミ(K)「「ティロ・フィナーレ!!」」



さやか「マ…マミさん!?来てくれたんだ!…けどマミさんにしては妙に声がおっさん臭いんだけど…」


バコーンッ!


シャルロッテ『ギャッ!?』


さやか「あ…あれ?使い魔たちが魔女に当っていく…これティロ・フィナーレじゃなくね?」

マミ(K)「間に合ったようやのぉ、大丈夫かさやか?」

まどか「さやかちゃん大丈夫だった?」

さやか「マミさん…それにまどか!あれ…マミさん何か風貌違くない?」

現れたマミはいつものように優雅で華麗な魔法少女の姿ではなく、黄色の浴衣を着込んでいた。

さやか「マミさん…何ですかその恰好は?」

マミ(K)「どや、俺の一張羅や!」

まどか「キンさんがどうしても戦いたいって言うから憑依されたんだって…」

ウラタロス(やぁキンちゃん、お久しぶり。)

まどか「だ…誰!?」

マミ(K)「おぉ、カメの字か!
お前はさやかに憑りついたんか、それやとリュウタはどこに…」

ウラタロス(今はそんな事言ってる場合じゃないよ!)

ウラタロスの言う通り、邪魔をされたシャルロッテは怒り狂い張本人であるマミ(K)に襲い掛かってきた。


シャルロッテ『ウギャァァァ!!』


マミ(K)「フンッ、お前の勝手にはさせへんで!さぁ行くでマミ!ティロ・フィナーレや!!」

マミ(…)


ブンッ  ブンッ

使い魔A『ウギャー!』

使い魔B『タスケテー!』

しかしマミ(K)の繰り出すティロ・フィナーレは銃をバット代わりにして使い魔をまるでボールのようにして魔女にブチ当てるまったくの別物であった。

マミ(こんなの私のティロ・フィナーレじゃない…)

まどか「アハハ…」

さやか「そ…そうだ、今のうちに恭介と仁美を助けなきゃ!」

さやかはすぐに人々の集まっている場所に視線を向けた、しかし…

さやか「嘘…いなくなってる!二人ともどこへ行ったの!?」

ウラタロス(あそこだ!)

ウラタロスが指し示す方角には確かに仁美と恭介がいた、しかし二人は魔女エリーに捕らわれていた。

仁美「素晴らしいですわ、私たちきっとこれから天国へ行けるのですのよ♪」

恭介「天国ならこの役立たずな右腕もきっと動かせるはずだよ。」

まどか「仁美ちゃん!上条くん!?」

さやか「二人とも何言ってるの!魔女が目の前にいるんだよ!?」

QB「無駄だよ、あの二人は魔女の魅せる幻惑に惑わされている。
こちらから何を言っても言う事なんて聞きはしない、あの魔女を倒さなきゃ駄目だ。」

さやか「それじゃ…え~とマミさん!まずはそっちは後回しにしてこっちの魔女を倒してください!」

だがそうはいかなかった、マミ(K)の繰り出すティロ・フィナーレ(?)に
シャルロッテもいい加減苛立ち始め、使い魔を蹴散らしマミ(K)に激しい猛攻で押し寄せていたからだ。

マミ(K)「スマンさやか!こっちも手一杯や!」

さやか「そ…そんな…」

そして仁美と恭介は恐らく病院内持ち出したであろう手術用のメスを取り出し、その刃を互いに向け今にも心中し合おうとしていた。

まどか「そんな…二人ともバカな真似はやめて!?」

仁美「バカな真似?まどかさん…それは違いますわ、これは神聖な儀式です。
私たちは現世では幸せになれません…」

恭介「それなら天国で幸せになればいいんだよ…」

さやか「お願いだよ…二人とも元に戻って!…待って、お願い?」

この時さやかは自分にそのチャンスがある事を思い出した。
たった一度の契約、今こそそのチャンスにすがるべきだと!

QB「どうやら閃いたようだね、そう…この場をどうにかしたいなら僕と契約して…魔法少女になってよ!」

QBからの契約の問いかけ、最早さやかにその選択を阻む余地は無かった。
さやかはすぐにもQBとの契約を承諾しようとしたがそれは思わぬ形で阻まれた。

ウラタロス(ゴメンよ、さやかちゃん。)

さやか「え?」


シュインッ


まどか「さ…さやかちゃん…どうしたの?」

さやか(U)「言葉の裏には針千本、千の偽り万の嘘、まさにこの事を言うのかな?」

なんとこの非常時にさやかの意志を押しのけウラタロスはさやかに憑依してしまった。
脳裏に追い出されたさやかの意志は何でこんな事をするのかウラタロスに問い詰めてみた。

さやか(ちょっとウラタロス!アンタ何でこんな事を!?早く二人を助けないと…)

さやか(U)「ゴメンよさやかちゃん、けど…僕はどうしてもそいつの事を信用できなくてね…」

まどか「そいつってもしかしてQBの事?」

QB「心外だな、僕はこの絶体絶命の危機にさやかに救いの手を差し伸べただけだよ。
その事に対してキミにとやかく言われる筋合いは…」

さやか(U)「それだよ、人の弱みにつけ込んで契約を促すとかって…
思いっ切り詐欺の手口じゃん、QB…キミは恐らくそれが嘘だとは自覚していないんだろうね。
けど…この世界ではそれを嘘だというんだよ。」

QB「ハァ…僕が嘘を付くだって?
僕は契約してくれればさやかに間違いなく魔法少女の力を提供する事が出来る。
それのどこか嘘だというんだい?」

さやか(U)「さあね、詳しい事は分からない。けど…昨日からキミの事を見ていて一つだけ言える事がある。
QB…僕はお前を信用できない!!」

さやか(ウラタロス…)

まどか「け…けど…仁美ちゃんたちはどうすれば…こうなったら私が契約を!」

さやか(U)「おっと、だからそれには及ばないよ。あいつらは僕たちが倒す!
さぁキンちゃん、いい加減僕たちも本気を出すよ!!」

マミ(K)「よっしゃ!行くで!!」


シュタッ


さやか(U)とマミ(K)は同じ場所に立ち、腰にデンオウベルトを装着する。
そしてライダーパスを持ち、二人は同時にこう叫んだ。

さやか(U)、マミ(K)「「変身ッ!!」」


『Rod Form』


『Axe Form』


マミ(魔法少女…じゃないわよね、まるっきり違う姿だわ!)

さやか(何これ?私たちどうなってんの!?)

QB「この姿は一体何だ!?」

まどか「一体何がどうなっているの?」


二人は異形の者へと変身を遂げた、その姿は魔法少女とは異なる別の存在であった。

電王(ロッドF)「お前、僕に釣られてみる?」

青の装甲で覆われ、海亀のようなレリーフが頭頂からデンレールを伝い眼前で固定された。
これこそウラタロスの力を得た電王の中でバランスの取れた戦士、仮面ライダー電王(ロッドフォーム)である。

電王(アックスF)「俺の強さにお前が泣いた!涙はこれで拭いとき!!」

黄の装甲で覆われ斧型のレリーフがデンレールを伝い眼前に固定された。
キンタロスの力を得た電王のパワー重視の戦士、仮面ライダー電王(アックスフォーム)である。

電王(アックスF)「俺はあのヘビみたいなヤツを倒す!そっちは任せたで!」

電王(ロッドF)「OK、さぁ行くよさやか!」

電王(アックスF)はシャルロッテを、電王(ロッドF)はエリーを、それぞれ相手する事になった。

電王(アックスF)「おりゃー!」


ブンッ ブンッ


スカッ スカッ

シャルロッテ『ギャァァァ!』


シュル シュル


電王(アックスF)「くぅっ!こいつ…素早っこいで…これじゃ当てられへん…」

デンガッシャー・アックスモードの攻撃を当てようとしているがシャルロッテの素早さに追いつけず空振りを連発していた。
無理もない、電王(アックスF)はパワー重視の戦士である、この手の素早い相手は不向きであった。

マミ(それなら私に任せて、レガーレ・ヴァスタアリア!)

マミの拘束魔法、これによりシャルロッテはその身体を拘束されてしまい身動きが取れなくなった。

マミ(さぁ、今の内よ!)

電王(アックスF)「よっしゃ!うりゃー!」


パンッ パンッ パンッ


電王(アックスF)「そりゃー!!」

電王(アックスF)の張り手の連発、これにはシャルロッテも圧倒され…ついに倒れ伏してしまう。

電王(アックスF)「やったで!」

マミ(こんなの私の戦い方じゃない…)

一方ロッドFと魔女エリーの戦いも苛烈を極めていた。

電王(ロッドF)「でやぁっ!」

エリー『キャハハ!』


ガキンッ  ガキンッ


まどか「どっちも互角…けど…」

未だエリーの下には仁美と恭介が人質になっていた、エリーは二人を盾の様に扱うので
電王(ロッドF)は迂闊に攻撃することが出来なかった。

さやか(人質を使うなんて…この卑怯者!)

電王(ロッドF)「戦いに卑怯だとか言ってられないからね、戦術的にはあっちのやり方は正しいと思うけど…」


バシィンッ


電王(ロッドF)「うわっ!?」

人質を使うエリーの攻撃を受けてしまい、電王(ロッドF)は地面に伏してしまった。

さやか(ウ…ウラタロス!しっかりして!)

電王(ロッドF)「うぅ…」

エリー『♪』

そんなロッドFに余裕で近付く魔女エリー、だがそれはウラタロスの得意とする『釣り』であった。

電王(ロッドF)「フフ、引っ掛かったね!」


シュバッ


エリ『!?』

電王(ロッドF)は近付いてきたエリーにデンガッシャー・ロッドモードを使い人質である
仁美と恭介を釣り上げ救出する事に成功した。


バッ


仁美「うぅ…」

電王(ロッドF)「仁美ちゃん、もう大丈夫だよ。」

まどか「仁美ちゃんをお姫様抱っこで助けて…上条くんは…地面に転がってる…」

恭介「…」

さやか(ちょっと!恭介は怪我人なんだからもっと丁寧に扱ってよ!)

電王(ロッドF)「女の子を泣かしちゃうヤツだしこのくらいお灸を据えておくのがいいと思ってね。
さぁ、キンちゃん!行くよ!!」

電王(アックスF)「オウッ!」


『Full Charge』


二人はライダーパスをベルトにかざしそれぞれの必殺技を魔女に叩き込もうとしている。

まずは電王(アックスF)、先ほどのマミの拘束魔法が継続されているのでシャルロッテに
逃げる余裕などはありはしなかった。


電王(アックスF)「ハァッ!うおりゃぁぁぁぁぁぁ!!」


ズバッ


電王(アックスF)「ダイナミックチョップ…!」


ドガァァァァン

マミ(ス…スゴイ…魔女を真っ二つにするなんて…)

アックスFの敵を真っ二つに引き裂く、必殺技ダイナミックチョップが炸裂し魔女シャルロッテは爆散した。

一方電王(ロッドF)対エリーも…

エリー『キャハハ!』


ガッ  ガッ  ガッ  ガッ


電王(ロッドF)の冷静な槍捌き、この攻撃にエリーは追い詰められていった。

さやか(槍か…私は槍より剣の方が好みなんだけど…)

電王(ロッドF)「僕は剣が苦手でね、まぁ…そういうのが得意なヤツも一人いるけど…
そんな事はともかく、止め行くよ!」

エリー『ググッ…』


電王(ロッドF)「ハァッ!」


ブンッ


電王(ロッドF)はデンガッシャー・ロッドモードを槍のように敵へ突き刺す必殺技ソリッドアタック。

しかしこれだけでは終わらない。
ソリッドアタックで敵を拘束した後、電王(ロッドF)は空高くジャンプしキックの態勢を取った。

電王(ロッドF)「デンライダーキック!!」



ドゴォォォォォォォン!!



エリー『ギャァァァァ!?』


電王(ロッドF)の必殺技デンライダーキックが見事命中し魔女エリーも爆散した。

これにより病院内を張り巡らせていた魔女の結界は消滅し、景色は元の病院に戻った。

まどか「お…終わったの?」

電王(アックスF)「いや…まだ終わってへんで。」

シャルロッテ『モジャ…モジャ…』

電王(ロッドF)「キンちゃん、その手に掴んでいるのは…魔女かい?」

そう、電王(アックスF)が掴んでいたのはシャルロッテのぬいぐるみのような第一形態の状態だった。

QB「これは珍しいや、この魔女はさっきの攻撃で力を失ってこの姿になってしまったようだ。
だが危険だね、これでも呪いを振りまく魔女だ。早々に始末をしておいた方が良い。」

マミ(QBの言う通りね、こんな可愛い姿をしていても魔女には違いないし…
キンタロスさん!)

電王(アックスF)「…」

シャルロッテ『モジャ…』

マミはキンタロスにこのシャルロッテの始末を頼んだ、だがキンタロスは…

電王(アックスF)「悪いが俺は女、子供は殴らんのや!それに…俺にはどうしてもこいつが悪いヤツとは思えん!」

マミ(け…けど魔女なのよ、どうなるかわからないし…)

電王(ロッドF)「僕もキンちゃんに同感だね、こんな可愛い子を倒そうだなんて無粋だよ。
もしこの子が悪い事をするなら僕たちがまた食い止めればいいだけだしね♪」

さやか(こんなんでいいのかな?)

まどか「私も…殺すのはどうかと…この子可愛いし…」

マミ(みんな…まぁ今回倒したのはキンタロスさんたちだし私がとやかく言う筋合いは無いわ。
けど…この子が人に害をもたらす時は…いいですね!)

さやか(そうと決まったらこの子の名前を決めましょうよ!何て名前がいいですかね?)

マミ(そうね、ベベ…なんてどうかしら?)

まどか「ベベ、可愛らしい名前ですね!」

マミ(スペイン語で赤ちゃんという意味よ、この子にピッタリな名前だと思わない?)

まどか「アハッ!素敵な名前です、よろしくねベベ!」

ベベ『カマンベール!カマンベール!』

QB「まったく…危険だというのに保護しようとするなんてキミたちの行動は理解に苦しむよ…」

こうしてマミたちの仲間にキンタロスの他に新たにウラタロス、それにベベが加わった。

それから数分後、病院内の全員を意識を取り戻す、その中には勿論仁美や恭介も含まれていた。


仁美「う…うぅ…ここは病院?どうしてここで倒れていたのかしら?」

さやか(U)「やぁ仁美ちゃん、もう大丈夫かい?」

仁美「さやかさんたら、私の事をお姫様抱っこで介抱してくださるなんて…
何てお優しい方、私はあなたに上条くんへの告白を焚き付けてしまったというのに…」

さやか(U)「そんな事もう気にしちゃいないよ、それよりも怪我は無かったかい?
告白なんてどうでもいいさ、僕にとってはキミの身体の方が大事なんだからね!」

仁美「もう…さやかさんったら…惚れてしまいましたわ♡」

さやか(U)「仁美ちゃん…」

仁美「さやかさん…私…あなたの事が…」

さやか(ちょ…仁美!?それ私じゃないから!!ウラタロス!早く止めてよ!!?)

さやか(U)「行為の最中に邪魔をするなんて出刃亀だよさやかちゃん。」

さやか(亀に言われたくないから……ってちょっと…仁美さん!
唇を近づけて何をする気!?私にそっちの趣味は無いから!!
い…イヤ…ダメ……や……やめ……やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!??)


チュッ


まどか「うわっ!仁美ちゃんたら…大胆…」

マミ「最近の若い子って進んでいるのね…」

キンタロス(恋はインパクトやで!)

恭介「誰か僕の事も気にかけてくれよ…」


こうしてさやかと仁美はお互い初のファーストキスを捧げて、仁美は当初とは違った想いを成就してしまった。

30分後、ようやく落ち着きを取り戻したさやかであったが…

ウラタロス(ふぅ、満足満足♪)

さやか「ファーストキスを仁美に捧げちゃうなんて私って本当バカ…」

まどか「まぁ…あれだよ!犬に噛まれたと思って…」

マミ「鹿目さん、それ全然フォローになってないわよ…
ところでウラタロスさん、あなたたちがここに来た理由って何なの?」

ウラタロス(実は僕たちはある女の子を追ってこの世界にやって来たんだ。)

まどか「ある女の子?」

キンタロス(何やて!そうやったんか!?)

ウラタロス(ちょっと…キンちゃん忘れちゃダメでしょ…
それで僕がさやかの中にいてわかった事なんだけどこの世界は僕らがいた世界とは明らかに時間軸が異なっている。)

マミ「それってどういう事なの?」

ウラタロス(原因は分からないけど、僕たちは1ヶ月後の世界からこの過去の世界にタイムスリップしてしまったみたいなんだよ。)


まどさやマミ「「タイムスリップ!?」」


キンタロス(驚く事はあらへんわ、俺たちはいつも時を掛けるデンライナーちゅう電車で
過去や未来を行ったり来たりしとるからな!)

さやか「何気にスゴイ事言ってるよ…」

ウラタロス(けどあの子はデンライナーも使わずにタイムスリップを行った、一体どうやって…)

マミ「ちょっと待って!
あなたたちが未来からやって来たという事は…ワルプルギスの夜が出現するのは…」

ウラタロス(そう、ご想像の通り1ヶ月後の未来に現れるのさ。)

まどか「そっか、これでQBの言った事とキンさんが言った事が全部辻褄が合いますね!
QBがワルプルギスの夜が現れた事なんてないって言ったのはこれから現れるからだったわけだし!」

キンタロス(そういえばリュウタがどこへ行ったか知っとるか?
あいつも俺たちと一緒に居った筈やろ?)

ウラタロス(そうだった、大事な事を忘れてたよ!
実はそのリュウタだけど僕たちが追ってきた女の子に憑りついちゃったらしくてさ。
そのまま何処かへ行っちゃったみたいなんだよ!)

さやか「ちょっと待って!あの時私ら以外にあの場所に女の子なんているわけが…」

さやかのもっともな疑問であったがまどかとマミはその憑りつかれた女の子に心当たりがあった。

マミ「あの時…結界内にもう一人いた女の子って…」

まどか「もしかして…ほむらちゃん!?」

ウラタロス「そうそう、確か暁美ほむらって名前だったかな?
その子に憑りついちゃったんだよ!」

まどか「そういえばほむらちゃん…今日学校を無断欠席してた…」

さやか「まったくあの転校生は…ただでさえ謎だらけだっていうのに!?」

マミ「急いで探しましょう!」

こうしてリュウタロスに憑りつかれたであろうほむらを見つけるため、まどかたちはその行方を追う事になった。


続く

今回から酉を付けました
それとベベ、映画の設定を拝借しましたので

>>67
名前は同じですよね、話に絡ませてみたいです

>>71
はい、そうだろうなと思いやってみました
キンちゃんにイタリア語とかわかるわけがない…

>>72
予想が当たりましたね、仁美はファーストキスを捧げてしまいました

>>74-75
電王とまどかってライダーシリーズじゃ一番コラボしやすいと思うのに何故か少ないですよね。
何でだろ?

>>77
電王勢の匙加減をうまく調節しないとキャラが喰われてしまいますからね…

>>78
今のところ色でペア組ませましたが一番不安なのがほむら&リュウタ
この二人どうからませればいいのかわからんです…

乙です。
ウラタロス、よくぞさやかを救ってくれた!
これである意味このSSの一つの山場は越えたな。

イイハナシダナー オシアワセニ(棒)

http://www.youtube.com/watch?v=fN-ZG_u5T6w

http://www.youtube.com/watch?v=45taHQxN2ug

戦闘BGM提供です。

>>119
その代わり恭介が犠牲になりましたが…

>>120
これで誰も傷つかずに済みますね

第3話ほむら「答えは聞いてない?」


マミたちが見滝原病院で魔女退治をしていた頃、
モモタロスは昨日見かけたリュウタロスが憑依したであろうほむらの足取りを追っていた。

杏子(M)「くんくん、くんくん!」

ゆま「アハハ、杏子ワンちゃんみたい~♪」

杏子(おいバカモモ!犬嗅ぎなんてみっともない真似するんじゃねえよ!)

杏子(M)「うっせえ!こうしないと見つからねえんだよ…
それよりも……匂う…匂うぜ!小僧の匂いがな!」

そして辿り着いた先は…

モモタロス(ここだ、この街に小僧とほむらってヤツがいるはずだ!)

ゆま「うわっ!おっきな街だね!」

杏子「この街は確か…」

<沢芽市>


見滝原より遠く離れたこの街は巨大企業・ユグドラシルコーポレーションによって支配された新興都市である。

若者たちはストリートダンスに興じて、それぞれパフォーマンスチームを結成してダンスを競い合っていた。

そんな最中、彼らの間に異変が起こる、チームが増えていき各チームがダンスを行う場所を取りあう様になってしまった…

その問題を解決するために謎の錠前ディーラーである売人のシドがこの街にロックシードを売り捌き、
インベスゲームというバトルゲームを行わせていた。

代表的なチームとしては主にチーム鎧武、チームバロン、チームレイドワイルド、チームインヴィットetcと様々存在する。

そして今日、新たに一つのチームが誕生する…そのチームの名は…

<西のフリーステージ>


杏子たちは何やら人だかりの多いステージ会場に来ていた。
そこでは各チームがステージを取り合うインベスゲームが開催される真っ最中であった。

杏子「噂には聞いた事あるぜ、この街ではロックシードとかいうアイテムを使って
インベスゲームとかいうのをやってるらしいって話だ。」

モモタロス(インベスゲームだ?くだらねえな、喧嘩したきゃ殴り合いでもすりゃいいだろ!)

杏子「そいつは賛成だな、アタシも学校に行ってた頃カードゲームやってる連中見てて何が面白いのかわからないクチだったし…
まあウチが貧乏だったからってのもあるけどさ…」

モモタロス(くぅ~!杏子…お前苦労してたんだな…グスッ)

ゆま「ねぇねぇ、始まるみたいだよ!」

DJサガラ「さぁ今日もインベスゲームの始まりDA!
仕掛けてきたのはチームレイドワイルド!最近影が薄いけど大丈夫KANA?」

初瀬「余計なお世話だ!今日こそは勝って名誉挽回してやる!」

DJサガラ「HAHAHA!頑張れよチームインヴィット!
さて、今日はなんと新たな新興チームが誕生したぞ、その名も…」


プシュゥゥゥゥゥゥ


白い煙と共に数人のダンサーを引き連れて一人の少女が現れた。
少女は見た目が中学生、見滝原中の制服に紫の光る目と染みがついた茶色のキャップを被り、
首にヘッドホンをかけて顔の左半分を覆う紫色のメッシュが入ったウェーブのかかった髪をしていた。

ほむら(R)「チームほむタロスダンサーズだよ!!」

ほむら(何よそのネーミングセンス、ダサ過ぎるわ…)

モモタロス(こ…小僧!?)

ゆま「うわぁスゴい!あのお姉ちゃん杏子と同い年だよ!」

杏子「可哀想に、あいつも見事に憑りつかれてらぁ…」

観客A「おいおい…あのチーム中学生がリーダーだってよ!」

観客B「あの制服って見滝原中の子だよな、あんなミニスカじゃ間違いなくパンツ見えるぞ!」

観客C「よし、合法であの子のパンチラ撮影しよう!」

観客たちがほむら(R)に注目する中、チームレイドワイルドのリーダー初瀬亮二は
ほむら(R)に挑発をしていた。

初瀬「フン、何故俺がお前たち新参者を相手にするかわかるか?」

ほむら(R)「さぁ?知らないよ?僕は楽しめればそれでいいし…」

初瀬「それは…一つはお前たちのような新参者を無駄に増やさない様にするための見せしめ。
そしてもう一つが、新しく手に入れたロックシードを試す実験台に最適だからだ!!」

初瀬は自分が持つイチゴのロックシードからシカインベスを召喚してほむら(R)に対決を挑んだ。

DJサガラ「こいつはスゴい!チームインヴィット、今回は上級インベスを使って参戦DA!
これは期待できるZO!
けどこいつは前回暴走したから取り扱いには注意してくれYO!
対するチームほむタロスダンサーズは…おっと…これはどういう事DA!?」

なんとほむら(R)はロックシードを出さずに観客が見守る中、自らリングに入ってみせた。

初瀬「何を考えている!まさか生身でインベスを倒す気か!?」

ほむら(R)「お前…うるさいな、けどそのロックシードっていう玩具面白そうだね。
僕が勝ったらそれ頂戴よ!」

ほむら(ちょっと…こんなのを相手に勝てる算段があるの?)

ほむら(R)「大丈夫、余裕だよ♪」

そう言うとほむら(R)はデンオウベルトを取り出しライダーパスをかざした。


ほむら(R)「変身!」


『Gun Form』


突如変身するほむら(R)、その身体はソードフォームの装甲が上部に展開した形なり、
龍の顔のようなレリーフが頭頂からデンレールを伝い眼前で固定された。
電王の4フォーム中で唯一の銃使い、仮面ライダー電王(ガンフォーム)である。

電王(ガンF)「お前、倒すけどいいよね?答えは聞いてない!」

モモタロス(あのバカ!こんな観客がいる中で変身しやがって…どうする気だ!?)

思わず怒るモモタロスであった、が…

モモタロスの心配とは余所に観客たちは大きな盛り上がりを見せていた。



観客’s「「うおおおおおおおおおお!!!!!!」」



DJサガラ「おっと!こいつは驚いたZE!
なんとチームほむタロスダンサーズはアーマードライダーで参戦DA!!」

初瀬「鎧武やバロンの他にもアーマードライダーだと…
だが所詮は新興勢力、あんなのはハッタリだ…シカインベス!ヤツを倒せ!!」


シカインベス『ガアア!』


シカインベスは電王(ガンF)に真っ向から挑んでいった、しかし…

電王(ガンF)「♪」


バッ

ドガッ ボカッ


シカインベス『ウググ…』

電王(ガンF)のダンスの動きを取り入れた格闘で華麗に捌かれ簡単に蹴散らされてしまう。

ほむら(スゴい…あの化け物をこんな簡単にあしらうなんて…)

電王(ガンF)「ハァ…お前つまんない、もう終わらせてもいい?」

初瀬「まだだ…シカインベス!お前の真の力を見せてやれ!!」



シカインベス『グゥオオオオオオオ!!』


初瀬に命じられシカインベスは強化体となり再び電王(ガンF)に襲い掛かってきた。

モモタロス(何だありゃ!?巨大化しやがったぞ!これじゃゲームどころじゃねえぞ!?)

杏子「あぁ…おいゆま!絶対に離れるなよ!」

ゆま「う…うん!」

DJサガラ「おっと!注意してくれといった傍から暴走してしまったぞチームインヴィット!
これは大変DA!さぁどうするチームほむタロスダンサーズ!?」

電王(ガンF)「うわぁでっか~い!これで面白くなってきたよ♪」

ほむら(能天気な事言わないで!こんなヤツに勝てる見込みがあるの?)

電王(ガンF)「へっへ~ん、こっちも本気出すだけだし!」

そう言うと電王(ガンF)はデンガッシャー・ガンモードを片手に銃を乱射。


ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!


シカインベス『ウグググググ!?』


この攻撃にさすがのシカインベス強化体もたまらず遂には倒れこんでしまう。

初瀬「おい…バカ!もっと根性見せろ!」

電王(ガンF)「あ~ぁ、がっかり…やっぱ弱いやお前…」

DJサガラ「HAHAHA!
チームインヴィット、新興勢力にダメ出しを喰らったZO!これでは面目丸つぶれDANA!」

電王(ガンF)「最後…行くよ!」


『Full Charge』


電王(ガンF)は再びライダーパスをかざしフルチャージした、
デンガッシャー・ガンモードと両肩のドラゴンジェムからエネルギー光弾を発射する。


電王(ガンF)「ワイルドショット!!」


ドォォォォォォォォン!!


デンガッシャーから強力なエネルギー弾が発射されそれがシカインベスに見事に命中。



シカインベス「ウギャァァァァァァァァ!?」


ドガァァァァァァァン


電王(ガンF)の必殺技ワイルドショットによりシカインベスは爆散した。


初瀬「クソォォォォォ!?」


DJサガラ「大番狂わせDAAAAAAA!!
まったくのノーマークだったチームほむタロスダンサーズ!
あのチームインヴィットを文句無しで撃破してデビュー戦で初の勝利を飾ったZO!!」

観客D「ほむタロスダンサーズ強ぇー!」

観客E「私ファンになっちゃうかも!」

観客F「今すぐほむタロスダンサーズのメンバーにしてもらおうぜ!」

観客G「現役のJCと生でお話できるお!」

ステージが大盛り上がりを見せる中、さすがのモモタロスも困惑していた。

モモタロス(まったく小僧め、何考えてやがる…おい杏子!身体を貸せ!)

杏子「ちょっと…!」

再び杏子に憑依したモモタロスはすぐに変身を解いたほむら(R)の下へ近付いた。

杏子(M)「おい小僧!さっさと帰るぞ!」

ほむら(R)「アハッ!モモタロスだぁ♪」

ほむら(あれは…佐倉杏子!けどなんだか感じが違うような気が…)

杏子(M)「こんな下らねえ事いつまでもやってんじゃねえ、さっさと帰るぞ!」

ほむら(R)「イヤだよ、まだ物足りないし…
それに僕たちはオーナーの言った通り、ほむらの邪魔が出来ればそれでいいんでしょ?」

ほむら(私の邪魔?ちょっと…どういう事なの!?)

困惑するほむらであったがほむら(R)はそんな困惑するほむらを余所にステージを立ち去ろうとする。

杏子(M)「うるさいな、文句があるなら…このインベスゲームで勝負しようよ。
気が向いたら戦ってあげるからさ♪」

そう言い残しほむら(R)はその場からいなくなってしまった。

杏子(M)「インベスゲームだぁ…小僧のヤツふざけやがって!」

DJサガラ「NEWチーム、ほむタロスダンサーズ!!次も期待してるZE!!!!」


続く

とりあえずここまで

話の流れからわかってもらえると思いますが、鎧武参戦します。
鎧武は大体4話~5話の間の話だと思って頂ければそれで十分です。
ただ…今週の鎧武は駅伝があるので先の展開が出来るわけでもないので少しオリジナル展開になります。
それとTVの4話で初瀬がバロンから渡されたロックシードは本来マツボックリでしたが
話の都合上イチゴに変更させてしまいました。


http://www.youtube.com/watch?v=4_oYE8oNajo

それと今回の戦闘BGMです。

>>140
間違えました、正しくはこちらです。

ほむら(R)「イヤだよ、まだ物足りないし…
それに僕たちはオーナーの言った通り、ほむらの邪魔が出来ればそれでいいんでしょ?」

ほむら(私の邪魔?ちょっと…どういう事なの!?)

困惑するほむらであったがほむら(R)はそんな困惑するほむらを余所にステージを立ち去ろうとする。

杏子(M)「おい待ちやがれ!何処へ行く気だ!?」

ほむら(R)「うるさいな、文句があるなら…このインベスゲームで勝負しようよ。
気が向いたら戦ってあげるからさ♪」

そう言い残しほむら(R)はその場からいなくなってしまった。

杏子(M)「インベスゲームだぁ…小僧のヤツふざけやがって!」

DJサガラ「NEWチーム、ほむタロスダンサーズ!!次も期待してるZE!!!!」


続く

第4話まどか「全員集合!!」


時は遡り、見滝原病院にお菓子の魔女シャルロッテが出現した時の事である。
ほむらは敵対するマミの拘束魔法により身動きの取れない状態に陥った。

ほむら「くっ…こんな事をしている場合じゃ…」

マミ「大人しくしていれば帰りに解放してあげる、行きましょう鹿目さん。」

まどか「は…はい…」

マミはまどかを連れ魔女の結界の奥地まで乗り込んでいった。
残ったほむらはなんとか拘束魔法を解こうともがくがほむらとマミでは魔法力に圧倒的な差があり、
自力での脱出は困難を極めていた。

ほむら「結局巴マミは私の言う事に耳を貸さなかった。
このままでは巴マミは魔女に喰い殺されるだけ…結局また繰り返すのね…」

そんな最中の事であった。


(僕と波長の合った人間ようやく見つけた!キミの身体借りるね!答えは聞いてない!)


ほむら「え!な…何!?何なの!!?!」


シュインッ!


ほむらが諦めと失望に心を沈めていた時、何やら紫色に光る球が現れ…彼女の身体の中へ入り憑依した。

そして…


ビリッ! ビリッ!


ほむら(R)「う~ん、これで自由に動けるね!それにしても女の子の身体か。
良太郎よりも背が小さいし…お姉ちゃんよりもおっぱい小さいね…
ちなみに僕はリュウタロスっていうんだ、リュウタって呼んでもいいよ♪」

ほむらの身体に憑依したのはイマジンのリュウタロスであった。
リュウタロスはマミの拘束魔法を解きほむらの身体を自由にさせた。
しかし今のほむらにそんな事を気にしている暇は無かった。

ほむら(余計なお世話よ!それと早く私の身体を返しなさい!
急がないと巴マミが!それにまどかの身に危険が…)

ほむら(R)「それなら大丈夫だよ、さっきクマちゃんとカメちゃんが
その女の子たちの所へ行くのを見たし、きっともう助かってるんじゃないのかな?」

リュウタロスの言う事は本当だった、その証拠にすぐに魔女の結界は消滅して
辺りは元の見滝原病院一帯の景色へと戻った。

ほむら(確かに…魔女の結界は消えたからには巴マミやまどかたちは助かったみたいね。
けどまどかたちをこのままにしておくわけには…リュウタロスといったわね!
早く私から離れなさい!私にはやるべき事が…)

ほむら(R)「えぇ…お前つまんないな…もっと楽しもうよ、例えばさ…」

その時病室からラジオの音声が流れてきた。

その声は…

DJサガラ『さぁ!今日も熱い盛り上がりを見せるインベスゲーム!
今まで下位ランクだったチーム鎧武に新たに参戦したアーマードライダー鎧武!
その勢いは凄まじくチームバロンの天下を揺るがせつつあるZO!』

患者「あーぁ、インベスゲームやってるところ一度は観に行きたいよな…
けどこの怪我の所為で行けないなんて…
場所は沢芽市なんだよな、見滝原からは電車で1時間くらいの距離なのに残念だな…」

ほむら(R)「インベスゲーム!?面白そう!沢芽市だっけ、さっそく行こー♪」

ほむら(ちょっと待ちなさいリュウタロス!?)

こうしてほむらとリュウタロスは沢芽市に向かったわけなのだが…

そして現在…

<ドルパーズ>


フルーツパーラー『ドルパーズ』、現在チームほむタロスダンサーズの仮事務所として使われている。
何故ここを選んだのか、それはマスターの作るパフェが美味かったという理由での事だった。


ダンサーズA「ほむらさん!俺たちのランキング上がってますよ!」

ダンサーズB「このままドンドン伸し上がっていきましょう!」

ほむら(R)「よーしっ!みんな踊りに行こうか♪」


「「おぉーっ!!」」


ほむら(こんな事をしている場合じゃないのに…)

その頃、杏子とモモタロス、それにゆまの三人は自分たちもインベスゲームに参加しようとしていたが
そのためにはプレイヤーパスを取得しなければいけない事、そしてそのパスを取得するには、
パフォーマンスチームを作らなければいけないとの規約を知り途方に暮れていた。

モモタロス(まったく…戦うのにわざわざダンスチームを作れだと?
冗談じゃねえ!俺は踊りなんて…)

杏子「あん?出来ねえのか?アタシはちょっとは出来るけど…」(ゲーセンでだけど…)

ゆま「ゆまもお遊戯得意だよ♪」

モモタロス(お…俺だって盆踊りくらいは…)

杏子「まったく話にならねえな…」

三人がそんな事を道端で話し合っている最中であった、ある赤い服を着た集団が反対方向から縦横無尽に闊歩してきた。

彼らの名は…

ザック「どけ雑魚ども!チームバロンのお通りだ!」

ペコ「怪我をしたくなければ道を開けるんだな!」

歩行人A「やべえ!チームバロンだ!」

歩行人B「何かされる前に立ち去った方が身のためだぞ…」

モモタロス(チームバロンだぁ?マロンやメロンなら知ってるがバロンって何だ?)

杏子「さぁ?」

チームバロン、現在この街で行われているインベスゲームをやる者なら知らぬ者は誰もいないトップ集団の事である。
しかしインベスゲームの実力とは裏腹にダンスの方は…という意見も多い。
リーダーの見ていないところでは不正も平然とやるという悪評のある集団で、
そんなチームバロンにさっそく杏子たちは目を付けられてしまった…

ザック「おいガキども、ここはチームバロンのお通りだぞ!さっさと道を開けろ!」

モモタロス(あ゛ぁ!何言ってんだこいつら?)

杏子「あぁ…悪かったね、今退くよ…」(我慢しろ、こんなとこで騒動なんかゴメンだからな!)

身寄りの無い杏子にとって面倒事に巻き込まれ警察に厄介となれば、
今までの余罪+戸籍等の問題があるのでトラブルとは無縁でいたかった、だがそうはいかなかった…

メンバーの一人がゆまに目を付けてしまったからだ。

ペコ「おいそこのガキ!お前も早く退け!」


ドンッ


ゆま「キャッ!」

なんと道を退かそうとゆまを押しのけてしまいゆまは地面に倒れてしまった。
幸い怪我は軽症だったもののこの行為を無視出来るほど杏子とモモタロスは懐の広い人間ではなかった。


杏子(M)「「テメェらぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」


ザック「何だ?このチームバロンに喧嘩を吹っ掛けようと…うげぇっ!?」

ペコ「ゲホォッ!」


ドガッ  バキッ  ボカッ


杏子とモモタロスは初めて同意で憑依して、その場にいたチームバロンのメンバー全員を袋叩きにしてしまった。

杏子「やっべぇ、やっちまった!」

ゆま「ゴメンね、ゆまの所為で…」

モモタロス(気にすんな!小さいガキに手え出そうとしたこいつらが悪いんだからよ!)

そんな杏子たちの前にリーダー格と思わしき男がやって来た。

戒斗「お前たち、その無様な姿は一体どういう事だ?」


ザック、ペコ「「戒斗さん!」」


ペコ「中坊が調子に乗りやがって!この人が我らがチームバロンのリーダー駆紋戒斗さんだ!!」

駆紋戒斗、チームバロンのリーダーである。
インベスゲームでチームバロンを首位にまで急成長させた実力派リーダーで、そして彼は…

ペコ「戒斗さんはアーマードライダーなんだ!変身したらお前らなんか瞬殺なんだぜ!」

杏子「汚ねえ野郎だ、ガキ相手に寄って集って喧嘩売るなんて…
いいぜテメェら相手に容赦する気はねえ!」

杏子はソウルジェムをかざして魔法少女に変身しようとするが、
その前に戒斗は杏子の前に立ちはだかりこう告げた。


戒斗「先ほどの行動は全て見ていた、俺の方から謝罪する。すまなかった…」

杏子「あ…あぁ…」

モモ(あん?)

ペコ「戒斗さん!このガキは俺たちチームバロンに歯向かったんですよ!
それなのに何で謝るんですか!?」

ペコは不思議そうな顔をして戒斗に詰め寄るが逆に戒斗に殴られてしまう。


バキッ


ペコ「ごへっ!な…なんで…?」

戒斗「女子供に束になって殴り掛かるとはチームバロンの名を汚す気か!
それに最初に連れの子供に危害を加えたのはこちらだ。
いいか!俺たちはあくまで正々堂々と戦う事を忘れるな!!」

ザック「ハイッ!」

ペコ「…」

杏子「え~と一件落着でいいのかな?」

モモタロス(…)

ゆま「お兄さんありがと!」

その時チームバロンと聞き杏子はある事を思いついた。

杏子「なぁ、アンタ!
確かアンタらもインベスゲームってのに参加してるんだろ?
実はアタシらもそのゲームをやりたいんだけどチームに入らないと出来ないって言われてさ…
だからアンタらのチームに入れさせてもらえるかな?」

モモタロス(何言ってんだ杏子!?)

ペコ「ふざけるな!お前みたいなガキを誰が…」

反対するモモタロスとペコの二人、しかし戒斗は違った。

戒斗「いいだろう、お前の実力は先ほど把握してある。
チームバロンは誰であろうと強い者を受け入れる、チームに入り存分に力を発揮しろ!」

モモタロス(おい…どういうつもりだ!
俺たちはインベーダーゲームなんかやってる場合じゃ…)

杏子「頭使えよ、このチームバロンに入っちまえばほむらってヤツに会えるんだし
お前としても悪い話じゃねえだろ!」

モモタロス(あ、なるほど!まぁ…お前の考えくらい最初からわかってたがな!)

ゆま「モモちゃん嘘ついちゃダメだよ!」

モモタロス(…)

戒斗に実力を認められた(?)杏子はこうしてチームバロンのメンバーの一員となった。

同じ頃、まどか、マミ、さやか、それにウラタロスとキンタロスもほむらとリュウタロスの行方を追って沢芽市にやって来ていた。

さやか「うぅ…変身してから妙に身体の疲れが取れないわ…」

まどか「さやかちゃん大丈夫?」

キンタロス(鍛え方が足らんのや!マミを見てみぃ、ピンピンしとるやんか!)

マミ「たぶん私は魔法少女だから大丈夫だっただけよ、美樹さんは普通の女の子だから…」

さやか「まったく、身体は重いし昨日の一件以来仁美に好意の目で見られるし散々だっての!
これというのも…」ジロリッ

ウラタロス(さっきから妙に視線が痛いね、でも女の子からの熱い眼差しは大歓迎だよ♡)

さやか「しかも全然悪びれてないし…」

マミ「それでウラタロスさんにキンタロスさん、暁美さんと一緒にいるお友達のリュウタロスさんという人の居所はわかるの?」

ウラタロス(う~ん、この街のどこかにいる事だけはわかるんだけど…)

キンタロス(この街…どうも妙な気配が溢れててな、それが邪魔しとるようで察知する事ができんわ…)

さやか「そんな…ここまで来て無駄骨だなんて冗談じゃないよ!」

まどか「あれ?あの女の人…何だろ?」

5人がそんな事を言いあってる最中一人の女性がため息をしながら交差点を歩いていた。

―「ハァ…」

そんな中、信号が赤になってしまったにも拘らず女性は気付かずに交差点を渡ろうとしていた。
次の瞬間、一台の車がその交差点を通過しようとした。

マミ「いけないわ!あれじゃぶつかってしまう!」

さやか「不味いよ!これじゃ…」


ブロロロロロロン


ドガッ


まどか「ダメェェェェェェ!?」


まどかは思わず大声で叫んでしまったが大惨事には至らなかった、何故なら…

マミ「大丈夫よ鹿目さん、女性は私が助けたから。」

マミの得意な魔法のリボンを使い女性を間一髪助けていたのだ。

キンタロス(それにしても危ない車やな、危うく人を挽きそうになったちゅうのに
降りて侘びのひとつも入れずにいなくなるなんてな!)

さやか(U)「まあまあキンちゃん、こうして女性は無事だったんだし良しとしなきゃ!」

さやか(ていうか何でまた私に憑依してんの?)

―「う…うぅ…」

さやか(U)「おや、目が覚めましたか?
危ないところでしたけどもう大丈夫、僕たちが間一髪あなたの事を助けましたからね。
ところで家はどこですか?よろしければ僕が送りますよ♪」

さやか(やっぱりナンパ目的かよ、このエロガメ…)

まどか「さやかちゃんたら仁美ちゃんがいるのに手が早いんだから…」

マミ「美樹さん…そんな浮気性じゃ後ろから刺されちゃうわよ。」

さやか(ちょっとそこ!私がやったみたいに言わないで!?)

女性はすぐに意識を取り戻し、助けてくれたマミたちにお礼を言った。
ちなみにこの女性は葛葉晶といい、聞くところによるとユグドラシルコーポレーション傘下の会社でOLをしている。

晶「え~と助けてくれてありがとう、ゴメンなさいね。
ちょっと考え事をしていたもので…」

さやか(U)「考え事?何か悩みでもあるんですか?」

晶「実は最近弟が…ヒーローになっちゃって…
それでその力を使ってお金を稼いでいたんですけど…それからすぐに何か恐ろしい目に合ったのか…
バイトとか一切辞めて仕事もせずに引き篭ってしまって…」

晶の話を聞くまどかたちであったがさすがにイマイチその話を鵜呑みに出来ずにいた。

まどか「ヒーローになってお金儲け?」

マミ「その後すぐに引き篭り?」

キンタロス(なんか…突拍子もない話やなぁ…)

さやか(U)「けど僕が見る限り彼女が嘘を付いているようには思えない。
たぶん今言った事は全部本当だろうね。」

まどか「けど力が手に入ったならその恐いのをやっつけちゃえばいいのにどうしてそうしないんでしょう?」

マミ「恐らく…自分よりもさらに強い相手に出会ってしまったからじゃないかしら?
私も魔法少女として戦い始めた頃似たような経験があるわ。
誰にも相談も出来ず、独りで悩んで…考えて…」

キンタロス(せやで、力を持ったモンはその力に奢らずにもっと上を目指すべきなんや!
世の中強いヤツなんて仰山おる、そんな中で胡坐かいとったらいかんわ!)

まどか「そういう…ものなのかな…」

魔法少女になろうと心に決めたまどかにかすかに浮かび上がる疑問の心…
後にこれが彼女の未来に大きく関わる事になる事をまだ誰も知らずにいた。

晶「それともう一つ悩みがあるんだけど弟はストリートダンスをやっていて…
あなたたちも知っているでしょ、この街でやっているインベスゲームの事を。
それで…同じチームの子が最近順位が落ちている事に悩んでいて…」

さやか(インベスゲームってあのロックシードを使って対戦するっていうゲームの事?)

マミ「聞いた事あるわ、この街のパフォーマンスチームはインベスゲームで勝敗を決めて勝った者がステージを独占できるって…」

さやか(U)「なるほど、話は分かりました。僕たちがその弟さんのチームに入ってあげますよ!」

晶「本当に?ありがとう、助かるわ!」

いきなりのさやか(U)の申し出に晶は喜ぶが他の面子はそうはいかなかった。

マミ「ちょっとウラタロスさん!どういうつもり?
私たちはインベスゲームになんて関わっている場合じゃ…」

キンタロス(マミの言う通りや、俺たちはリュウタとほむらっちゅう娘を探さなきゃあかんのやろ?)

さやか(U)「そう、だからこそ参加すべきなんだよ!
あの面白いモノにならなんだって興味を示すリュウタの事だからきっと何らかの形でこのゲームに関わっているはずだよ!」

まどか「そっか、だとしたらインベスゲームにほむらちゃんたちが現れるかも!」

さやか(U)「そういう事♪」

ウラタロスの意見を聞き納得するまどかたち、それから晶は去り際に弟の所属するチームの名前を告げた。

晶「ありがとう、弟が所属するのはチーム鎧武というチームよ。
私からも連絡を入れておくから頑張ってね、応援するわ!」

さやか「いやぁ、なんとかなるモンですなぁ!」

マミ「本当一時はどうするなるかと思ったわ…」

まどか「ですね、これでほむらちゃんたちを見つけられますよ!」

喜ぶまどかたちであったがウラタロスは先ほどのチーム名にある心当たりがあった。

キンタロス(どうしたカメの字?さっきから難しい顔しとるのぉ。)

ウラタロス(鎧武だっけ、以前先輩がそんな名前のライダーに会ったとか言ってたのが気になってね…)

それぞれの思惑を入り混じりながら、ビートライダーズ、イマジン、そして魔法少女が
ステージへと集まりつつあった…

とりあえずここまで

現在の話を整理すると
ほむら、リュウタ(チームほむタロス)

杏子、モモ、ゆま(チームバロン)

残りのメンバー(チーム鎧武)

とそれぞれのチームに別れています。


乙です。
>>169のスレを読んでふと思ったのだが、このSSはウィザード最終回スペシャルの後のお話でもある、と考えていいのかな?

良太郎って改変の影響受けるの?
それとも改変しても良太郎に修正されんの?

<西のフリーステージ>


DJサガラ『さぁ、今日も生配信DA!
今日の対戦相手は新チームほむタロスダンサーズ!
期待のルーキー!今日も張り切ってくれYO!』


観客’「「うおおおおおおおおおおお!!」」


ほむら(R)「みんなー、よろしくねー♪」

DJサガラ『対するは…インベスゲーム首位チームでお馴染みの…チームバロン!!
しかし戦うのはリーダーの駆紋戒斗じゃないZO、なんと新メンバーが戦うとの情報をGETダZE!!』

ほむら(R)「新メンバー?」


杏子(M)「俺だぁ!!」


勢いよく現れる杏子(M)、両者は対戦リングに入り戦闘スタンバイの状態に入る。

ほむら(R)「アハハ、モモタロスも女の子になってる~!」

杏子(おい、身体は貸してやるけどさっさと蹴りを付けろよ。
いい加減こんな茶番に付き合うのもコリゴリだかんな…)

杏子(M)「わかってらぁ!一気に行くぜ!」

同じくチーム鎧武の代理としてステージに来ていたまどかたちもこの光景を目撃していた。

まどか「あれは…ほむらちゃんだ!」

さやか「本当だ…確かにあれは転校生!けどもう一人の赤毛の女の子は誰だろ?」

マミ「あの子は…佐倉杏子さん!どうしてこんなところに?」

ウラタロス(どうやら先輩はあの赤毛の女の子に憑依しているらしいね。
赤毛の女の子も可愛らしいし先輩にしてはいい仕事してると思うよ。)

キンタロス(なんやあいつら?
これから戦うみたいやんか、よっしゃ!男は拳で語り合うモンや!二人とも頑張り!)

マミ「佐倉さんも暁美さんも女の子だから!それにしても…一体何がどうなってるのよ?」

マミは二人を止めようと近付くがチームバロンのメンバーたちが阻止してきた。

ペコ「待て!」

ザック「俺たちチームバロンの戦いを阻む者は何人たりとも許さんぞ!」

マミ「悪いけど…こんな無意味な戦いはとめさせてもらうわ!」


シュルシュル


マミはリボンでチームバロンのメンバーを拘束し今度こそ止めようとしたその時であった。


ガッ


戒斗「そこまでにしてもらおう、俺たちの邪魔をするものは許さん!」

突如現れた戒斗はマミの腕を掴んで、杏子(M)とほむら(R)の戦いを促していた。

戒斗「さあ行け杏子!チームバロンの力を見せてやるんだ!」

杏子(M)「わかってらぁ!それじゃ…」

杏子(待ちな、戦ってはやるが変身はするな!代わりに…)

パスを出し変身しようとするが杏子は魔法少女として戦おうとモモタロスに促した。

杏子(M)「な…何でだ!?」

杏子(一応同業者なんだ、どんな能力を持ってるのか確かめてみたくなるだろ?)

杏子(M)「まあいいぜ、この姿でも戦えるし俺も問題ねえ!小僧!お前はどうだ?」

お互い魔法少女の力だけで戦おうと言う杏子、これに対しほむら(R)も…

ほむら(R)「オッケー!魔法少女の力を使うのも面白そうだし~♪」

ほむら(魔法少女の力は遊びで使うモノじゃないのよ!勘違いしないで!)

ほむらはリュウタロスに注意するがそんな事を大人しく聞くようなリュウタロスではなかった。




パァァァァ



二人は観客の見ている前で魔法少女の姿に変身した。

DJサガラ『おっと…どうした事DA?二人とも派手なドレス姿に変わったZO!?』

二人は憑依状態にありながら魔法少女の力を発動し…戦いを始めたのだ。

杏子(M)「さあ行くぜ!行くぜ!行くぜ!!」


ガキィンッ!


バチッ  バチッ


魔槍を振り回し攻め込む杏子(M)、対するほむら(R)も盾を出し防御に回った。

DJサガラ『おっとこいつはスゴイZE!
アーマードライダーとは違うみたいだがそれでも彼女たちの力は引けを取っていなE!
俺はこの二人を魔法少女ライダーと呼ぶ事にするZO!!』

さやか「まんまじゃん!ライダーいらないっしょ!」

ウラタロス(まあまあ落ち着いて…)

まどか「それにしてもほむらちゃんともう一人の子大丈夫なのかな?」

リングでは杏子(M)の槍捌きでほむら(R)は防戦一方に追いやられていた

杏子(M)「へっ!盾でガードするのはいいけどよ、もっと攻め込んで来いよ!
こっちは退屈しちまうぜ!」

ほむら(R)「だって盾以外の武器が無いんだもん!他に何か武器は無いの?」

ほむら(仕方ないわね、盾の中に何か入っているはずだからそれを取りなさい。)

ほむら(R)「うんわかった、よし行くぞ!」ガサゴソ

杏子(M)「何だあいつ…盾から何か出そうとしてるぞ?」

ほむら(R)「よ~し出てきた!これで行くぞ!」

だが盾から出てきたのは武器ではなかった…

杏子(M)「な!?」

ウラタロス(おやおや♪)

キンタロス(なんやアレ?)

DJサガラ「Oh!これはどういう事DA?
チームほむタロス…盾から女の子の下着を出してしまったZO!これはとんだドジっ子DAZE!」

ほむら(R)「な…何で女の子のパンツが出てくるんだよ!?」

ほむら(あ…あなたには関係ないわ…)

さやか「あれ?あのパンツって『まどか』って書いてない?」

まどか「最近失くしたと思った私のパンツを何でほむらちゃんが持ってるの!?」

ほむら(鹿目まどか、あなたには関係ない話よ。
リュウタロス、早くこの場を収拾して立ち去るわよ!)


まどさやマミ「「関係あるだろ!!」」


杏子(M)「この変態野郎が!」

ほむら(R)「うわぁぁぁん!僕がやったわけじゃないよぉぉぉぉ!?」

ウラタロス(まあまあ、好きな子のパンツを盗みたがる子の心理はわからなくもないよ。)

キンタロス(俺にはさっぱりわからんで、何で他人のパンツなんか欲しがるんや?)

ほむ&ウラ(そこに価値があるからよ(さ)♪)

マミ「と…とにかく今の内に戦いをやめさせないと!」

一方、ステージの裏では前回破れたチームレイドワイルドのリーダーである初瀬亮二がいた。

初瀬「ルーキーの分際で俺を噛ませ犬扱いしやがって…
DJサガラに至ってはウチのチームとチームインヴィットの名前間違えてやがったし…
さっき車で女を轢きそうになったりとろくな事がねえ!
お礼参りでもしないと気が済まねえよ!」

そんな苛立つ初瀬の所へある男が現れる、その男は…

貴虎「力が欲しいか?」

初瀬「お前は誰だ!?」

初瀬の前に現れた男、彼の名は呉島貴虎。
ユグドラシルコーポレーションの御曹司で、研究部門プロジェクトリーダーでもあるが彼には謎の多い部分がある。
そして貴虎の肩にはQBが乗っかっていた。

QB「…」

貴虎「お前にこれを授けてやる、上手く使うんだな。」

貴虎より渡されたのはロックシードであった、しかし錠前ディーラーが扱っているようなノではない。

そのロックシードには『L.S.-GS』という刻印が刻まれていたからだ。

初瀬「おい!このロックシードは…」

初瀬は貴虎に尋ねようとするが既に貴虎は立ち去った後だった…

ステージでは杏子(M)とほむら(R)の戦いも決着が付こうとしていた。


杏子(M)「うりゃ!おりゃ!」


ズバッ  ドシュッ


ほむら(R)「うわわっ!?」

結局盾からろくに武器を取ることが出来ないリュウタロスはピンチに追い込まれていた。

するとそこへ試合の乱入者が現れた。


バッ


初瀬「いい様だな、チームほむタロス!
ルーキーの分際でいい気に振る舞うからこうなるんだ!」

ほむら(R)「お前……誰だっけ?」

ほむら(最初にあなたとインベスゲームで戦った相手でしょ!
けど何かしら…この男から魔女の気配がするわ。)

戒斗「貴様!勝負に水を刺すとは許さんぞ!」

初瀬「黙れ!このまま負けっ放しでは俺の気が治まらん!」


ガシャンッ


初瀬は貴虎から与えられたロックシードを使いリングにインベスを召喚する。

だがそれは普通のインベスではなかった…




ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド



杏子(M)「な…おい!こりゃどうなってんだ!?」

ほむら(R)「何これ…」

まどか「あれってまさか…」

さやか「マミさん、これって!」

マミ「間違いないわ、アレは魔女よ!」




魔女インベス『ゴァァァァァァァァ!!』



ロックシード:L.S.-GSから現れたのは魔女とインベスの融合体であった。
この様子をQBと貴虎は遠くから眺めていた。

貴虎「実験は成功のようだな、お前たちインキュベーターがもたらしたグリーフシードと
我々のロックシードの力の源であるインベス、その融合がこうも見事に行くとは…」

QB「だがあの様子だと…」

初瀬「さぁ行け!ヤツらを倒すんだ!」

魔女インベス『ゴァ?』


ドゴォッ!


初瀬「ぐぇっ!」

DJサガラ『大変DA!突然乱入したチームレイドワイルドだがやはりインベスの制御は出来てなかったZO!
もうこのチームはインベスゲームに参加しない方がみんなのためじゃないのKA!?』

QB「制御は出来ないみたいだね、実験は失敗かな。」

貴虎「フン、まあそんな事はどうでもいい。
今回の実験が全てという訳ではない、まだ奥の手なんていくらでもある。
お前たちだってそうなのだろう?」

QB「まあね、確かに今回の実験は興味深かった、インベスと魔女の融合。
発想はよかったよ、キミたちと接触して良かった。また会おう。」

そのまま貴虎の前から立ち去ろうとするQB、しかし貴虎は不快な表情を浮かべる。

貴虎「人間の…いや、少女の成れの果てであるグリーフシードか…
貴様らインキュベーターにとって人間は家畜でしかないという事か…」

ステージではリングを破壊して魔女インベスは破壊の限りを尽くそうとしていた。

マミ「魔女が相手なら魔法少女の出番よ!」


パァァァァ


マミはすぐに魔法少女に変身して魔銃を乱射しようとするが…

観客A「うわぁぁぁぁぁ!?」

観客B「助けてくれぇぇ!!」

観客C「もうロリコン趣味はやめるからぁぁぁぁ!?」

マミ「ダメ!こんなに人が多くちゃ迂闊に大技は使えないわ…」

杏子(M)「なら…任せな!」


ガギィンッ


杏子(M)は勢いよく魔女インベアに立ち向かうが…


バシィッ


杏子(M)「うわぁっ!?」

いとも簡単に弾かれてしまう、それほどまでにこの魔女は強敵であった…

とりあえずここまで

>>171-174
ウィザードの特別編で会ったという事で
リ・イマジだとかややこしいのは無しでお願いします、ぶっちゃけ面倒だし…

>>177
とりあえずその辺もこれからやって行くので

杏子(M)「痛てて…」

マミ「佐倉さん…大丈夫?」

杏子(お前…マミじゃねえかよ!?)

ウラタロス(やあ先輩!)

キンタロス(久しぶりやのう!)

杏子(M)「お前ら…なるほどな!全員集合か!」

ほむら(R)「アハハ!みんな揃った揃った♪」

喜ぶリュウタロスを前にほむらは困惑する…

ほむら(まどかやマミたちまで…もう…何がなんだか訳がわからないわ…)

さやか「ちょっと!そんな事よりこの騒ぎどうすんだよ!?」

杏子(あぁ…うぜぇ…超うぜぇ!マミ!今だけは力を貸せ!こいつらを片付けるぞ!!)

マミ「わかってるわ、キンタロスさん行くわよ!」

さやか「ウラタロス行くわよ!まどかは危ないから建物に隠れてて!」

まどか「うん!みんな頑張ってね!」

まどかを安全な場所に退避させて、杏子たちは魔女インベスの前に立ちはだかった!



魔女インベス『ギャオオオオオ!!』


雄叫びを上げる魔女インベス、しかし既に役者は揃った!


杏子(M)「さぁ行くぜテメェら!変身だ!」


ウラ、キン、リュウ((オゥッ!!))


モモタロスが言うと、イマジンたちはそれぞれ憑依しベルトをかざした。


ほむら(R)「DJさん!僕チーム名変えるね!いいでしょ?答えは聞いてない!」

DJサガラ『OK!チームほむタロスダンサーズ改め…』

ほむら(R)「チーム電王’sだよ!!」

ほむら(R)がチーム名を変えたと同時に全員が叫んだ。



「「変身ッ!!」」



『Sword Form』


『Rod Form』


『Axe Form』


『Gun Form』


それぞれの電子音が響き変身が完了する。

まずは仮面ライダー電王(ロッドF)が決め台詞を放つ!


電王(ロッドF)「お前、僕に釣られてみる?」


続いて仮面ライダー電王(アックスF)の決め台詞!

電王(アックスF)「俺の強さにお前が泣いた!」


さらに続いて仮面ライダー電王(ガンF)の決め台詞も!

電王(ガンF)「お前倒していいよね?答えは聞いてない!」


そして最後は勿論、仮面ライダー電王(ソードF)の決め台詞!

電王(ソードF)「俺、参上!」


DJサガラ『Oh!
こいつは驚いたZE!なんとチーム電王は全員アーマードライダーだとはNA!
頼むZEチーム電王!!』

電王(ソードF)「任せておけ!俺たちに前振りは要らねえ、最初から…」


「「クライマックスだぜ!!」」


そう叫ぶと同時に全員が魔女インベスに斬りかかって行った!

すごく今更だけど、>>66>>68の間の1レス

まどか「希望は残っているんだよ。どんな時にもね」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1382699226/92)

ここに誤爆して抜けたまんまだよね?

>>206

本当でした!なんでそんなところに…

それでは>>66>>68の間にこれ入れといてください

観客A「スゴいブレイクダンスだったな!」

観客B「あれだけ派手な動きしてるのに何でパンツが見えないんだ!?」


風見野の街中でブレイクダンスを披露してたのはなんとモモタロスが追っている暁美ほむら本人であった。
ほむらは紫の瞳を輝かし、紫の染みがついた茶色のキャップを被り、
顔の左半分を覆う紫色のメッシュが入ったウェーブのかかった髪をしていた。

ほむら(?)「なんかここで踊るの飽きた…他へ行こ!」

ほむら(ちょっと待ちなさい!?私の身体を返して!私にはやらなきゃいけない事が…)

そう言い残し、ほむらはそのまま夜の街へと消えていった…

電王(ソードF)「うりゃ!」


電王(ロッドF)「ハァッ!」


ズバッ


ソードFとロッドFの攻撃が魔女インベスに命中させる。

続いて…


電王(アックスF)「おりゃー!」

電王(ガンF)「行っくよー!」


ドバッ


ドンッ!ドンッ!ドンッ!


アックスFとガンFの攻撃が決まった。

魔女インベス『グガァァァ!?』

徐々に魔女インベスが追い詰められていく、だが…

魔女インベス『グルゥゥゥゥ!』

ほむら(様子がおかしいわ、気を付けて!)

マミ(これは…)




ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド




魔女インベスは怒りを高めて強化体へと変貌した。


魔女インベス(強化体)『ウグォォォォォォォ!!!!』

電王(ソードF)「何だ!さらにでっかくなりやがったぞ!?」

電王(アックスF)「こけ脅しに決まっとる!俺に任せぇ!うりゃ!」

アックスFは先行して攻撃を仕掛ける、だが…


ガキィンッ


電王(アックスF)「なにぃっ!?」


ブンッ


電王(アックスF)「ぐわぁぁぁっ!?」

アックスFの攻撃は簡単に受け止められ逆に反撃を喰らってしまった。

マミ(キンタロスさん…大丈夫?)

電王(アックスF)「このくらい平気や、だがあいつ強いで!」

電王(ソードF)「次は俺たちが!」


電王(ロッドF)「決めるよ!」


バシュッ


ソードFとロッドFが左右から攻撃を決める、そしてガンFが正面から銃撃を放つ。


ドンッ!ドンッ!ドンッ!


電王(ガンF)「やった!これで!」

勝利を確信するリュウタロス、だがほむらは警戒していた。

ほむら(いいえ…まだよ!)

魔女インベス(強化体)は攻撃を耐えきり、3人のライダー相手に反撃の一撃を与える。



魔女インベス(強化体)『グオオオオオオオオオ!!!!』



ドゴォォォォォォォ




電王(ソードF)「うわぁぁぁぁぁ!?」

電王(ロッドF)「くぅぅぅっ!?」

電王(ガンF)「痛いよぉぉぉぉ!?」

強烈な一撃を喰らい、一気に吹き飛ばされる電王たち。
状況は一気に不利になった。



魔女インベス(強化体)『グルゥゥゥゥ…』


倒れこむ電王たちの前に迫りくる魔女インベス(強化体)、だが彼らは先ほどの一撃を喰らい
満足には動けなかった。

マミ(つ…強過ぎるわ…)

さやか(こんなヤツ相手に苦戦するなんて情けないわよウラタロス!)

電王(ロッドF)「ハハ、けど…あいつちょっと手強いね…」

電王(ガンF)「負けるのヤダー!」

しかし魔女インベス(強化体)が狙うのは電王たちではなかった、標的は…

まどか「嘘…こっちに近付いてくる…」

ゆま「あわわ…」

なんと魔女インベス(強化体)が狙っているのはまどかとゆまであった。
その時憑依しているリュウタロスの意志を押しのけほむらはまどかの下へと急いだ。

電王(ガンF)「嘘だろ…僕が乗り移ってるのに勝手に…動くなんて…」

ほむら(待ちなさい!まどかはやらせないわ!!)

まどか「ほ…ほむらちゃん?」

魔女インベス(強化体)を前に盾になろうとする電王(ガンF)、そんな時であった!



戒斗「待て!!」


戒斗がまどかとゆま、それに電王(ガンF)の前に現れた。

戒斗「これ以上俺の縄張りを荒らす事は許さん!」

杏子(戒斗…何やってんだあいつ?)

電王(ソードF)「おい危ねえぞ!さっさと逃げろ!」

電王(アックスF)「そうやで!生身の人間がこないな化けモンに適うわけがないやろ!」

杏子たちは思わず逃げろと注意を促すがそんな事を聞き入れる戒斗ではなかった。

戒斗「この俺に逃げるだと?余所者め、何も知らないようだな。」

そう言うと戒斗は戦国ドライバーを装着してL.S.-08の刻印が刻まれたロックシードを手にしていた。

マミ(あれはベルト?)

さやか(まさかあの人も…)

電王(ソードF)「仮面ライダーなのか!?」


戒斗「変身!」


『バ・ナーナ!』


戦国ドライバーより発生する電子音声、すると戒斗の頭上に異世界に繋がる裂け目を開きそこからある物が出てきた。

それは…

まどか「バナナ?」

さやか(バナナ…だよね?)

杏子(バナナじゃねーか!?)

マミ(男の人のバナナ…ってキャッ!はしたないわ…)

ほむら(あの男ふざけてるのかしら?)

ゆま「アハハ、バナナだ!バナナだ♪」

電王(ソードF)「今年はバナナかよ…」

電王(ロッドF)「男のバナナなんて見たくもないね…」

電王(アックスF)「アレ…喰えるんかな?」

電王(ガンF)「うわぁ…バカみたい…」

様々な感想が飛び交う中、戒斗はロックシードをベルトに装填する。


『ロックオーン!』

『カモーン!バナナアームズ!』


戒斗「お前たち……これはバナナではない…」

そう言いながら強化スーツに身を包んだ戒斗の頭上のバナナが彼の頭に落下してきた。
そして戒斗はそのまま魔女インベス(強化体)へと近付いて行った。

電王(ソードF)「バ…バナナを頭にくっ付けながら歩いてきやがる…」

杏子(どう見ても間抜けじゃねーか…)

電王(ロッドF)「なるほど…彼が今年の…ネタライダーなんだね…」

電王(アックスF)「名護や海東とかの事かい、なるほど!言われてみれば雰囲気が似とるのぅ!」

ほむら(まったくこんな時に笑いを取ってる場合じゃないのに…)

戒斗「バナナじゃない…『バロン』だ!!」


ガシャンッ


『ナイト・オブ・スピアー♪』


トランペットの待機音を鳴らしながら頭上にあったバナナが鎧に形成された。
これこそアーマードライダー、仮面ライダーバロンである!

DJサガラ『遂に真打登場DAZE!
チームバロンのリーダー、駆紋戒斗が変身するアーマードライダー・バロンDA!!』

バロンは専用ツール、バナスピアーを取り出し魔女インベス(強化体)に立ち向かった。

バロン「でやぁっ!」


ズバッ

ドシュッ

バシッ


バナスピアによる容赦ない猛攻、これにはさすがの魔女インベス(強化体)も驚きを隠せずにいた。
そして遂に…


魔女インベス(強化体)『ブギャァァァ!?』


ドスンッ


攻撃に耐えられなくなり押し倒されてしまった、そしてこの機を逃す電王たちではなかった。

杏子(おい、モモタロス!)

マミ(今がチャンスよ!)

電王(ソードF)「わかってらぁ!みんな行くぜ!」

全員がライダーパスをかざして必殺技の態勢に入った。


『Full Charge』


電王(ガンF)「まずは僕から、ワイルドショット!!」


ドシュゥゥゥゥゥ


電王(ロッドF)「お次は僕だね、デンライダーキック!!」


ドゴォォォォォォン


電王(アックスF)「次は俺や!ダイナミックチョップ…!」


ズバッ


次々と繰り出される電王たちの必殺技、そしてバロンもドライバーのカッティングブレードを一回倒して自身の必殺技を放つ。


『カモン!バナナスカッシュ!』


バロン「スピアビクトリー!」


電王(ソードF)「最後は俺だ!俺の必殺技パートⅡ´(ダッシュ)!!」


ドバッ


ドゴォォォォォォォォォォォン


止めは電王(ソードF)の必殺技、エクストリームスラッシュが決まり魔女インベス(強化体)は
大爆発を起こし倒された。

DJ『Yeah!
チーム電王’sとチームバロンの協力プレイで魔女インベスを倒したZE!
こんなドリーム対決は二度と観られないだろうNA、それじゃ次のインベスゲームでまた会おうZE!!』

全員が変身を解き、辺り一帯はようやく落ち着きを取り戻した。
まどかは急いでほむらの下へと駆けつけた。

まどか「ほむらちゃんさっきはありがとう!けど良かった、無事だったんだね!」

ほむら「おかげさまでね、変身を解いたと同時に私に憑りついてたリュウタロスも
離れてしまったけど。」

リュウタロス(別に離れてないよ、ほむらが僕の意志を押しのけただけだよ。
まったく僕の事押しのけるなんて良太郎だって無理なのに…)

ブツブツ文句を言うリュウタロス、しかしこれで魔法少女たちと電王に変身するための
イマジンたちが揃ったのだ。

モモタロス(まったく…お前らときたらこんな知らねえ世界で迷子になりやがって!
俺がいないと何も出来ないんだなまったく!)

キンタロス(いや…迷子になっとったのはむしろモモの字…)

ウラタロス(まあまあ、これ以上話を拗らせるのも面倒だしそういう事にしとこうよ。)

リュウタロス(とりあえずこれで全員集合なのかな?おデブちゃんやテディはどうしたんだろ?)

モモタロス(あいつらもこっちに来てるのか?)

ウラタロス(さあね、僕たちは見かけなかったけど…)

まどかたちがようやく集まった面子で話をしてる最中に、戒斗が杏子とモモタロスに語りかけた。

戒斗「なるほど、お前たちは仲間を追ってこの街にやって来たわけか。」

モモタロス(まぁ…そういうこった。)

杏子「世話になったな。」

戒斗「まあいい、そのおかげで妙なリーキーはいなくなるようだし…
俺としては損をしたわけでもないからな。
お前たちをチームバロンの名誉メンバーとしておこう。」

いきなり戒斗に名誉メンバー扱いされる杏子とモモタロス、その光景を傍から見ていたウラタロスたちは…

ウラタロス(やっぱり…あの自尊心の高い彼…立派に今年のネタライダーだよね…)

キンタロス(間違いないわ!俺の勘もそう言っとる!)

そんな話はさて置き、ほむらは全員に見滝原に帰るように促した。

ほむら「さぁ、用も済んだのだしさっさと帰りましょう。
魔女だけでも大変なのにロックシードとかインベスゲームなんて面倒な事に関わりたくはないわ…」

さやか「まったく…転校生のために遥々こんな遠くまで来てあげたっての!
少しは感謝しなさいよね!
でも帰ると言っても…結構大人数だしね…」

マミ「佐倉さんたちも入れて全部で10人よね、でもイマジンのみなさんは
憑りついてるからいいとして…」

まどか「さっきの騒ぎで電車やバスが止まっちゃってるから暫く待たないといけないですよね。」

まどかの言う通り、先ほどの魔女インベスの被害は相当なもので周辺の建物にも被害は出ていた。
当然公共機関の乗り物にも影響は出ていたのだが…

さやか「タクシーで帰るほどお金持ってないよ。」

マミ「弱ったわね。」

そんな中、杏子はある事を思いついた。

杏子「なぁ、お前らイマジンって確かデンライナーっていう電車に乗ってるんだろ?
それを呼び出す事は出来ないのかよ?」

モモタロス(そうだった…忘れてたぜ、来いデンライナー!)

モモタロスは自らのライダーパスをかざすが………何も来なかった…

モモタロス(何で来ねえんだ!?)

リュウタロス(じゃあ僕がやってみるね、え~い!)


ピキンッ


ウラタロスがパスをかざす、するとどうだろうか。
空からワームホールが開き、レールが現れる。
ワームホールから二両の電車が現れた、それは…

リュウタロス(やった!成功だ!僕の電車が来た!)

まどか「これがデンライナー?」

ほむら「紫の色なのね。」

ウラタロス(これ…リュウタのイカズチだよ!けどいつものゴウカは何で来ないんだろ?)

キンタロス(せやな、いつもならオーナーたちの乗るゴウカが来るはずなんやけど…)

こんなところで考えてもしょうがないので、全員はイカズチに乗り込み沢芽市を後にした。

杏子「じゃあな、戒斗!」

モモタロス(あばよ、鎧武にもよろしくな!)

ゆま「じゃあねー!」


プァァァァァン


戒斗が見送る中、デンライナーはイカズチは杏子たちを乗せ一路見滝原市へと帰って行った。

戒斗「フンッ、騒がしいヤツラだったな。」

一方先ほど魔女インベスに吹っ飛ばされた初瀬はというと…

初瀬「う…うぅ…」

城ノ内「大丈夫かい初瀬ちゃん?」

初瀬「あぁ…なんとかな…」

初瀬を気遣うのはチームインヴィットのリーダーである城乃内秀保。
何故彼がこの場に来たかというとそれは…

城ノ内「やっぱりさ、これからはアーマードライダーにならないとまともにインデスゲーム出来ないと思うんだよ。」

初瀬「そんな事言ったって俺たちにそんな力…」

城ノ内「あると言ったらどうする?」

初瀬「なんだと!?」

いきなりの城ノ内の申し出、それと同じく建物からある男が出てきた。
彼の名は錠前ディーラー・シド、この街でロックシードを売り捌く売人である。
彼は手元から二つの戦国ドライバーを差し出す。

こうしてこれからインベスゲームは怒涛の展開を見せる事になるが、それは別の物語の事である…

その頃…


~マミハウス~


マミの家では一人お留守番をしているベベがチーズを貪り食べていた。

ベベ『マジョマジョ!マジョマジョ!』

するとベベの頭に誰かが何かを囁く声が聞こえてきた。

(そこの力を失った魔女さん、私に力を貸してくださる…)

ベベ『………』

ベベは暫く沈黙した後にこう応える。

ベベ『ベベイウコトキク!キク!』

まるでそれは何者かに洗脳されていく光景であった、そしてその張本人が姿を現す。

紗々「フフ、魔女の洗脳なんて魔法少女よりも手軽に出来ますのよ♪
そこにいるお二人よりもずっと楽でしたし♡」

優木紗々、その能力は魔女を使役する事である。
魔女を倒す事を使命とする魔法少女にとってこれほど有効的な能力は他にないだろう。
そして彼女の後ろには二人の魔法少女がいた。

織莉子「…」

キリカ「…」

美国織莉子、呉キリカ、かつて別の時間軸で暁美ほむらと対立した魔法少女が
今はどういう訳か紗々に付き従っていた。

紗々「あ~ぁ、早く帰ってこないかな。この街の魔法少女さんたちは♡」

不気味な一言を残し、マミの家を後にする紗々たち。

彼女たちの目的は一体…

続く

とりあえずここまで

鎧武たちは一旦ここで出番終わりです、主なクロス先はあくまで電王ですので…

乙~
鎧武勢はゲストってことですね
ちょっと電王2のコンセプトを思い出した
※デンライナーでそれぞれのライダーが活躍していた年代に行くみたいな

乙乙
個人的に今回のネタライダー枠は5話ラストで登場したドングリと松ぼっくりの2人だと思う。
なんか地獄兄弟のような未来しか見えんw

可哀想だから沙々さんの漢字は間違えないであげて欲しいかなって

何かドングリとマツボックリは見た目の類似性から見ても二人で1セットみたいな扱いかもな…

ガニランとスパイドンとかドジラスとウッカリーみたいな感じで

第6話 杏子「やり直したい過去か…」??「約束する、俺が最後の希望だ!」
モモタロス「誰だお前!?」


<デンライナー車内>


デンライナーを呼び出せはしたものの、出てくるのはイスルギ、レッコウ、イカズチのみで
肝心のゴウカは呼び出せずにいた。
そんなイカズチの車内には現在杏子とゆま、それに実体化出来たモモタロスたちイマジンが乗車中である。

杏子「これがデンライナーか、改めて見ると本当に電車なんだな…」

ゆま「うわぁ!モモちゃん鬼さんみたい!」

モモタロス「鬼じゃねえ、モモタロスさまだ!
まあ何にせよ、やっと実体化出来たのはよかったな。砂のままじゃ気分悪かったぜ!」

ウラタロス「やっぱり自分の身体が一番だね。
まぁ…女の子の身体のままというのも魅力的だったけどね♪」

モモタロスたちイマジンは実体化時の姿を取り戻し、車内でようやく落ち着きを取り戻していた。

キンタロス「しっかし、良太郎たちはどうなったんやろうなぁ?」

ウラタロス「そうだね、一刻も早く良太郎たちと合流するためにデンライナーを動かそうとしているんだけど…
ダメだね、どうも僕たちがワルプルギスの夜と戦っていた1ヶ月後の時代には戻れなくなっているみたいなんだ。」

リュウタロス「それってつまりどういう事なの?」

ウラタロス「簡単に説明すると、過去には行けるけど未来には行けないって事になるね。」

モモタロス「おいおい嘘だろ!
このままじゃ俺たち良太郎と会えず仕舞いかよ!?」

杏子「話に付いてけねえな、アタシはここでおさらばだ。
後はお前らで勝手にやっててくれよ…」

モモタロス「おい待てよ!まだ…」

杏子「元々お前の仲間が見つかるまでの条件付きだったろ、それとゆまの世話もよろしく。
アタシはまた元の一匹狼に戻るだけさ、じゃあな!」

杏子はそのままデンライナーから降りていった、しかし杏子は先ほどの会話を耳にしてある事を思い悩んでいた。

杏子「過去に行けるのか…」

その頃まどかたちは…


~見滝原中学~


ほむらもリュウタロスの憑依状態からやっと解放されて、まどかたちと授業中の最中であった。

早乙女「暁美さんたらまたもや正解よ!
休学してたのにみんなと同じレベル…いえ…それ以上に勉強が出来るなんてスゴいわ!!」

ほむら「そんな大した事じゃないので…」

その様子を傍から見つめるまどかとさやかは…

さやか「まったく転校生のヤツ、病気で休学してておまけにここ数日はリュウタに憑依されて
ろくに勉強できる状態じゃなかったってのに何であんな勉強出来ちゃうわけ?
やっぱあいつ怪しくない?」

まどか「けど…私にはほむらちゃんが悪い子だとは思えないんだけどな…
それよりもさやかちゃん…」

さやか「うん…わかってるよ…」

まどかの指摘に視線を移すさやか、その視線の先には…

仁美「まったく…私という恋人がいながら暁美さんにまでアプローチするだなんて!
私…浮気は許しませんの!」

さやか「仁美…もう勘弁してくださいよ…」

先日のウラタロスの一件で半ば強引に恋人状態になってしまった仁美がさやかと
隣の席になっていた…

そんな授業が終わり昼休み、屋上でマミも加えて4人で話をする事になった。

マミ「それで暁美さん、あなたは一体何者なのかしら?」

さやか「そうだよ!
QBが言うにはアンタはQBと契約せずに魔法少女になったって言うじゃないの!
おまけに最初はQBの事を襲おうとしたし!」

ほむら「あなたたちには関係の無い事よ、無闇に首を突っ込めば危険なだけ…」

そう言ってほむらはマミたちの詰問を交わしていた、しかしまどかがある事を言うと
その態度は明らかに変わった。

まどか「ひょっとしてほむらちゃんって…1ヶ月後の未来から来たんじゃないの?」

ほむら「どうしてその事を!?」

それからまどかはウラタロスとキンタロスから聞いた話を整理して、ほむらに伝えた。
ほむらは1ヶ月後にワルプルギスの夜と戦うが何らかの理由で1ヶ月前のこの時代にこなければならなかったのではないかと…

マミ「けどこの仮説を立てるとなると、暁美さん…あなたの能力は…」

ほむら「そうよ、私の能力は時間操作。時を止めたり、または時間移動が出来るのよ。」

さやか(U)「へぇ、そいつはスゴい力だね!
ライダーでもそんな事が出来るのは中々いないよ。」

ほむらとの会話の最中に突如ウラタロスがさやかに憑依した状態で会話に入ってきた。

さやか(ちょっとウラタロス!勝手に憑依しないでよ!)

さやか(U)「ゴメンね、けど僕もどうしても聞きたい事があってね。」

何やら聞きたい事があるというウラタロス、だがそんなウラタロスを前にほむらは警戒する。

ほむら「その前に…私に憑りついていたイマジン…
リュウタロスはいないでしょうね、あいつの所為で散々な目に合ったのよ!」

さやか(U)「その点に関しては大丈夫、とりあえず仲間内で僕がキミと交渉する事になったから。」

ほむら「確かにあなたなら多少は冷静なやり取りが出来るでしょうね。
いいわ、教えてあげる。
私は本来この時間軸の人間ではない、未来の世界から来たのよ。」

まどか「未来の世界から!?」

さやか(U)「やっぱり、そうなるわけだね。」

マミ「け…けどどうして未来の世界から過去に来る必要があるの?」

さやか(U)「未来の世界の人間が過去の来る理由はいつだってひとつしかないよ。
それは勿論…」

ほむら「私は…どうしてもある事をやり直さなければならないの。
そのためにはどんな犠牲を払ってでも…」

まどか「ほむらちゃんがやり直さなきゃいけない事って何なの?」

ほむら「そ…それは…」

思わずまどかから目を背けるほむら、そんなやり取りの最中にもう一人の珍客が現れる。

QB「暁美ほむらは1ヶ月後にやってくるワルプルギスの夜を倒すために何度も繰り返しているからじゃないかな?」

マミ「QB!?
あなた最近姿を見せなかったけどどうしてたのよ?」

QB「姿を見せなかったとは言ってもたかが数日の事だろ、マミは大袈裟だな。」

まどか「そ…それよりもQB、さっきの話はどういう事なの?」

QB「言った通りだよ、暁美ほむらは時間移動を繰り返してこの1ヶ月間を何度も繰り返しているんだよ。
その目的は唯一つ、これから出現するワルプルギスの夜を倒すためにあるんだ。」

ほむらの目的がワルプルギスの夜の打倒と知り驚くまどかたち。
しかしここでマミにある疑問が浮かんだ。

マミ「ちょっと待って、暁美さんがワルプルギスの夜を倒すために時間移動をしているのは
わかったけど…それなら何で私や佐倉さんに応援を頼まないの?
一人じゃ無理なのだから繰り返すのなら協力して戦えば…」

マミのもっともな疑問、しかしその疑問に対してほむらは思わず感情を荒げてこう答えてしまった。


ほむら「無駄だからよ!あなたたちに…話しても誰も信じてくれないから!!」


思わず出てしまったほむらの本音、しかしウラタロスはこの言葉にある真意が隠されている事に薄々勘付いていた。

同じ頃…

<見滝原市の路地裏>


デンライナーから降りて一人魔女探索をしていた杏子は、
後を付けてくる気配に気づきその正体を突き止めようとしていた。

杏子「いい加減に…正体を現せ!」


ブンッ


魔法少女に変身して槍を振り回す杏子、その槍の先には杏子と同じ魔法少女たちがいた。

沙々「初めまして、佐倉杏子さん。
私は優木沙々、あなたと同じ魔法少女ですよ~♪
それと…付き人の織莉子とキリカです、あ…この二人は覚えなくてもいいですから!」

織莉子「…」

キリカ「…」

いきなり杏子の前に現れた優木沙々、彼女の狙いは杏子自身ではなく、杏子が関わっているモノであった。

杏子「同業者か、つまりグリーフシードがお目当てでアタシが邪魔って訳かい!
わかりやすいねぇ!」

武器を持ち構える杏子、しかし沙々に戦闘意志は無かった。

沙々「あの…早とちりしているようなので先に言っておきますけど…
私…戦いに来たわけじゃないんですよ、あなたにある助言をしたくて来たんです!」

杏子「助言だと?」

予想せぬ展開に思わず槍を下げ話を聞く杏子、だがその話というのはかつて杏子が犯した罪についてであった。

沙々「佐倉杏子さん、調べましたけどあなたはかつて…家族を亡くされましたよね。
それもあなたの願い事の所為で…」

杏子「それが何だってんだ!
テメェみてえな赤の他人には知ったこっちゃねえだろ!!」

思わず声を荒げる杏子、しかし沙々の言葉は単なる挑発ではなかった。

それはむしろ…

沙々「誤解なさらず、私はあなたに助言をしたいと言っているじゃないですか!
それに今のあなたにはやり直す手段がありますもんね♪」

杏子「やり直す手段……まさか…」

杏子は沙々の言いたい事がこの時点でなんとなくわかっていたが…
しかしその行いが本当に正しいのか恐くて言い出せずにいた…

沙々「そう、デンライナーですよ!
あなたのお友達が乗っている時間を行き来できる電車に乗って過去の世界に行けば家族を救う事が可能なんですよ!
それなのに何を迷う必要があるんですか?」

思わず悪戯な素振りで杏子に質問をする沙々、確かに自分も同じ事を考えてはいた。

だが杏子はかつて自分の願いの所為で家族を不幸にした過去があり、
また同じ事を繰り返すのではないかと恐くて…誰にも言えずにいた。
そんな杏子の心中を沙々は見抜いていた、そして…

沙々「大丈夫ですよ、今度こそあなたは家族を救えるはずです。
何といっても一度は失敗した過去をやり直せるんですからね、どうやったって失敗する訳がありませんよ!」

杏子「そ…そうか…
あの電車に乗って過去の世界に行けば…家族を…親父や母さん…それにモモを救う事が出来るはずだよな!
サンキュー!アタシ…やってみるよ!」

そう言い残し杏子は急ぎデンライナーの下へと向かった。

しかし…

???(お前も悪い女だな…)

沙々「あら、私は新設に助言をしただけですよ?
お馬鹿な子ほど可愛いと言いますけど本当ですね!
いいえ…可愛さ通り越して憐みすら感じるほどに…真実を知ればそれ以上の絶望が待ち受けてるとも知らないで…」

不気味な言葉を吐く沙々、映し出される彼女の影は…人間のモノではなくまるで畏敬の存在そのものであった…

とりあえずここまで

>>235
出来れば平成第2期ライダーを中心に…
1期は人数多すぎで出せません
とりあえずこれからの展開として電王とあまり縁のないフォーゼとウィザードくらいは出してあげようかなと

>>236-238
黒影とドングリ、まさか今週変身するとは思わなかった…
けど次週いきなり裏切る展開になりそうだから龍騎や555並のライダーバトル再勃発するんですかね?
それとドリアン姐さんは…やっぱりAtoZのルナドーパントさんみたいな面白キャラになるんでしょうか?

>>239
素で間違えました、沙々ちゃんですよね

>>240
初瀬と城ノ内、地獄兄弟よろしくコンビの扱いになるんでしょうかね?

<デンライナー車内>


そろ~り…そろ~り…

イカズチの状態で時の砂漠に停車中のデンライナー、そこに杏子は誰にも気づかれずに入ろうとしていた。

が…

ゆま「あ、杏子だ~!」

リュウタロス「本当だ、何してんの?」

ゆまとリュウタは車内で遊んでいるところであった。

杏子「あ…あぁ…ちょっと忘れ物を取りにな…
ところでモモタロスたちはどこに行ったんだよ?」

リュウタロス「二人とも寝ちゃってるよ、カメちゃんはお出かけだよ。」

リュウタロスが言う様にモモタロスとキンタロスは車内でごろ寝していた。

モモタロス「zzz」

キンタロス「zzz」

杏子「あぁ…変なヤツら、まあ丁度いいや。
ところでさぁリュウタ…アンタにちょっと聞きたい事があるんだけど…」



<時の砂漠>


同じ頃ウラタロスはまどか、マミ、さやか、ほむらをデンライナーへ招待しようとしていた。

ほむら「よくわかったわ。
あなたたちはデンライナーのオーナーという人に私の行動を制限するように言われてたわけね。」

ウラタロス「簡単に言うとそういう事、でもキミの事情を知ってようやく理解出来たよ。
オーナーは時の運行にうるさい人だからね、時の流れを乱すキミを止めるために僕たちに頼んだわけだね。」

さやか「よくわかんないな、転校生はワルプルギスの夜を倒すために過去を変えてんでしょ?
それなのに何で止めようとしちゃうの?」

さやかのもっともな疑問に対し、ウラタロスも少し自信の無い返事で答える。

ウラタロス「僕はオーナーじゃないからその辺はよくわからないんだけど…
『オーナー曰く過去の改変は如何なる理由があっても変えてはならない』だってさ。
それがたとえ良い行いだとしても…」

さやか「わっかんないな~、良い行いなら変えても良いに決まってるじゃん!
悪い行いをするよりよっぽどマシだと思うし!」

まどか「さやかちゃん…けどオーナーさんの言う事もわかる気がする…
きっと自分勝手にルールを変えちゃダメって事なんだよね。」

ほむら「…」

そんなやり取りが行われてる中、マミはふと自らの過去を振り返っていた。

マミ「やり直したい過去…もし本当にやり直せるなら…私も少し心当たりがあるのよね…」

まどか「マミさん…それってもしかして…」

マミの言う事に心当たりのあるまどか、それはかつて話してくれたマミの忌まわしい過去についてであった…

マミ「えぇ、事故で亡くした私の両親…
あの時願い事を『両親を助けて!』と祈っていれば今でも私のパパとママは…」

まどか「マミさん…」

気不味くなる雰囲気になった、さやかはそんなマミを見かねてウラタロスにこう頼んだ。

さやか「ね…ねぇウラタロス!
アンタたちのデンライナーで過去の時間に行ってひとっ走りしてマミさんの両親助けるわけにはいかないの?」

ウラタロス「…悪いけどそれは…」

ほむら「やめておきなさい、美樹さやか。
もしそんな事をしたらあなたとまどかは死ぬ事になってしまうわ。」

二人の会話に思わず口を挟むほむら、しかしさやかは何故自分が死なねばならないのかという疑問をほむらにぶつける。

さやか「ちょっと転校生!
何でマミさんの両親を助けちゃうと私とまどかが死ぬ事になっちゃうのよ!?」

ほむら「思い出してみなさい、あなたたちと巴マミの出会いを…
あなたたちは命辛々巴マミに救われた、もしQB以外の者が巴マミとその両親を救えば…」

まどか「あ、そうか!
マミさんは魔法少女にならずにすむけど…代わりに魔女の結界に入った私とさやかちゃんは…」

時の改変を簡単には行えない事にようやく気付くさやか、しかしそれでもさやかは諦めきれなかった。

さやか「け…けど…それじゃマミさんが…」

マミ「もういいわ美樹さん、両親の事は残念だけど私は魔法少女になれた事を後悔なんかしてない。
それどころか感謝しているわ、こうしてあなたたちと出会えたんだしね!」


まどか、さやか「「マミさん…」」


マミのその半ば強がりの混じる発言に居た堪れない気持ちになるまどかとさやか。
そんな時マミはふと思い出す、もう一人過去の改変をしたがる者の事を…

マミ「けど時の改変を行いたいのは私だけでなくむしろ佐倉さんでしょうね。
彼女も家族を失ったから…」

さやか「佐倉さんってモモタロスに憑依されてた子ですよね、あの子も何か事情があるんですか?」

マミ「ゴメンなさい、事情は言えないの…さすがに…簡単に話せる事じゃないから…」

ウラタロス「なんだか魔法少女って不幸な子ばっかりな気がするね…」

ほむら「そうね、強ち間違いではないわ。」

そんな会話をしながらデンライナー(イカズチ)に入ろうとした時であった、突如動き始めたのだ。



ガコンッ


ガッシャン  ガッシャン


ウラタロス「なっ!デンライナーが動くだなんて!?
ちゃんと先輩たちに停車しておくように伝えたのにどうして!」

ほむら「そんな事心配してる暇は無いわ、さっさと飛び乗らないと電車に追いつけないわよ!」

ほむらとマミはすぐに魔法少女に変身して低速のうちにデンライナーに飛び乗ろうとしたが乗車口から誰かが追い出されてしまった。



ポイッ  ポイッ  ポイッ


まどか「誰かデンライナーから落ちてきたよ!」

リュウタロス「うわっ!?」

ゆま「きゃっ!」

キンタロス「zzz」

マミ「キンタロスさん!それにリュウタくんにゆまちゃん…一体どうしたの!?」

突如デンライナーから追い出されたリュウタロスたちから事情を訊ねるマミ。
だがその返答はとんでもないものだった。

リュウタロス「そ…それが…杏子にデンライナーの動かし方を教えた後、急にボコボコにされて…」

ゆま「ゆまたち…何もしてないのに追い出されちゃったの…うえ~ん杏子!?」

ほむら「そんなまさか…佐倉杏子が何故?」

マミ「佐倉さん出て来なさい!あなた何をしようとしているの!?」

マミの問いかけに杏子は乗車口から姿を現した。

杏子「悪いなみんな、けどこれさえあればアタシは過去の過ちを償う事が出来るんだ!
だから誰にもアタシの邪魔はさせない!」

そう力強く唱える杏子、その言葉を聞きマミは杏子の事を止める事は出来なかった。

しかし…

さやか「なんかよくわからないけど…ウラタロス行くよ!」

ウラタロス「OKさやかちゃん!」

ウラタロスはさやかに憑依してデンライナーに飛び乗り、杏子に挑んだ。

さやか(アンタ何でこんな事すんのよ!?)

杏子「うっせえ!部外者は引っ込んでいろ!!
アタシは今度こそ…家族を助けたいんだ!!」

槍を振り回し、何やら事情がある事を叫ぶ杏子。
しかしそんな事でデンライナーを奪う事はさやかが許すはずもなかった。

さやか(アンタにも何か事情ある事はわかったよ、けど…それなら何でデンライナーを奪うような真似をするんだよ!
ちゃんと話せば…)

杏子「ハッ、こいつらアタシがやろうとする事を話したら時の運行がどうとか言って止めようとしたんだ!
確かさやかとか言ったな、悪いがこればかりは誰にも邪魔はさせない!」

槍を握り刃先をさやかに向けて威嚇をした、しかしさやかは…

さやか(アンタの言いたい事はわかった、けどね…こんな方法は乱暴なやり方はやっぱり間違ってるんだよ!)

杏子「言って聞かせてわからねえ…殴ってもわからねえ馬鹿なら…後はもう…」


ジリッ  ジリッ


お互い距離を図り牽制していた、そして…

杏子「後はもう…殺すしかないよな!」

さやか(U)「くっ!」

さやかに槍を向け突進を仕掛ける杏子、だがその行為は無駄に終わった。


カチッ


ほむら「…」

杏子「な…何をしやがった!?」

ほむらは瞬時に時を止め、杏子の背後を取り銃を突きつけ動きを封じる。
さすがの杏子も後ろを取られたとあっては太刀打ち出来ず、降伏をするしかなかった。

ほむら「諦めなさい佐倉杏子、これ以上続けるとなれば私も容赦はしない!」

杏子「くっ!?」

さすがにこの場にいる全員を相手にするのは歴戦の経験がある杏子とはいえつらいものである。

モモ達のって予備パスだよな。
ホイホイ貸していいのかよオーナー……。




ドガァァァァァン!



キンタロス「zz…な…なんや!敵か!?」

マミ「キンタロスさん…まだ寝ていたのね…」

突然の爆音に驚く一同、何かと思い爆発のあった方向を見るとそこにいたのは…

沙々「フフ、初めましてみなさん。
私は優木沙々と言います、佐倉杏子さん…こんな事だろうかと思って助太刀に来ましたよ♪」

突如現れる優木沙々、そして沙々に付き従う織莉子とキリカ、それにベベ。
彼女たちはすぐにデンライナーに飛び乗って来た。

さやか(U)「女の子が大勢来てくれるのは大歓迎だけどさ、出来ればアポを取ってくれるとありがたいね。」

沙々「あらあら、そ~んな減らず口を叩ける余裕がありますか?
やってしまいなさい!織莉子、キリカ!!」

沙々は織莉子とキリカにさやか(U)とほむらを襲わせた。
さやかたち4人はデンライナーから降りて時の砂漠で戦い始める事になった。

ほむら「美国織莉子、呉キリカ、かつて違う時間軸で私と敵対した二人…
その二人が何故あの優木沙々という魔法少女に従っているの?」

思わずそんな疑問がほむらの頭を過らせるがそんな疑問に構っている余裕はなかった。
何故なら彼女たちはさやか(U)とほむらに激しい猛攻で押し寄せてくるからだ。

ほむら「くっ…これじゃ…」

さやか(U)「こうなったら…変身!」


『Rod Form』


さやか(U)は電王(ロッドF)に変身して迫りくる織莉子とキリカを迎え撃つ!

<コクピット>


??(ここだ、この部屋がデンライナーを操縦することが出来るコクピットだ。)

その頃デンライナーでは謎の声に導かれ杏子と沙々、それとベベがある部屋にやって来ていた。
ここはデンライナーのコクピット、その中心にはデンライナーの独立連動システムのバイク型コントローラーが置かれていて
このデンバードにライダーパスを装填する事でデンライナーは時間移動する事が可能である。

杏子「とうとう…やっちまったか…」

今まで子供一人生きていくために万引き、ATM破壊と多少の犯罪を重ねてきた杏子…
それは人知れず行っている魔女退治の当然な報酬だと自分に言い聞かせてきた。
しかし今回は違う、短い付き合いではあるが信じ合える者を裏切った行為が杏子に罪悪感を感じさせていた。

沙々「な~にしょげてるんですか?
あなたは今までこの程度の悪事を簡単にやってきたじゃないですか、今回だっていつも通りです。
所謂必要悪ですよ☆」

ベベ「ササノイウトオリ!ササノイウトオリ!」

杏子「必要…悪ね…」

確かに今更だと思う杏子、だがそんな杏子の前にマミが現れた。

マミ「佐倉さん!」

ベベ『マミ!マミ!』

沙々「うげっ!巴マミ!?
あのバカコンビ…肝心の巴マミを押さえ込めてないじゃないですか!使えないですねぇ…」

杏子「マミ…アタシは…」

思わず自分を止めに来たのだろうと身構える杏子、だがそうではなかった。

マミ「正直私には何が正しいのかわからない、あの日…別れ際に佐倉さんをちゃんと止められていれば
あなたはこんな事にはならなかったかもしれないのに…」

あの日とは…かつて巴マミと佐倉杏子は師弟関係にあった。
しかし『ある事』がきっかけで二人は決別してしまう、その心の傷は両者に深く残る形になってしまった…

杏子「あれはマミの所為なんかじゃないよ、けど悪いけどアタシは…」

マミ「行きなさい、行って今度こそあなたの家族を助けなさい。
私は今度こそあなたに幸せになってほしいから…」

そう言ってマミはデンライナーから降りてしまった、最後に頬から零れた一筋の涙を残して…

沙々「ハァ…助かりました…
正直この見滝原で一番手強い魔法少女の巴マミをまともに相手なんて出来ませんからね…
さぁ行きましょう佐倉さん。今度こそあなたの家族を助けにね…」

杏子「あぁ、アタシは絶対に家族を助けるんだ!」

そして沙々はチケットを杏子の頭にかざし、チケットからある日付が現れる。
その日付は2012年12月24日、奇しくもその日は去年のクリスマスイブであった…

そして杏子は沙々から渡されたチケットを持っていたライダーパスに挿入して、デンバードのキーボックスに差し込み
過去へ旅立つ準備が出来た。

すると過去へと繋がるワームホールが開き始め、デンライナーはその穴に向かい入って行く。



プァァァァァァン



杏子は今度こそ家族を助けるために過去の世界へと旅立って行った。

<時の砂漠>


一方こちらでは先ほど降りた電王(ロッドF)とほむら、それに織莉子とキリカが戦闘を始めていた。

電王(ロッドF)「正直女の子に暴力を振るうのは僕のスタイルじゃないんだけどな。」

ほむら「油断しないで、あの二人は魔法少女でもかなりの強さを誇るのよ。
油断するとあなたでも…」

ほむらの忠告通り織莉子はオラクルレイを出してほむらを、
そしてキリカも鍵爪を出して電王(ロッドF)に接近戦を挑んできた。

だが…



ガキィンッ


ほむら「おかしい…以前手合わせした時はこの二人…もっと強かったはず…
なのに以前とは比べものにならない程精度が落ちているわ。」

電王(ロッドF)「本当だね、この子たちやる気あるのかな?」

一気に畳み込もうと接近戦を持ち込んだその時…

キリカ「デネビックバスター…」

織莉子「マチェーテディ…」


ジャキィンッ


彼女たちは突如ウラタロスたちが見知った武器を取り出し攻撃を仕掛けてきた。

ほむら「この武器は何!以前の二人はこんな物持っていなかったわよ?」

キンタロス「おいカメの字大丈夫か…ってあれは…!」

電王(ロッドF)「あぁ、間違いないよ。おデブちゃんと…それにテンちゃんだね!」


本来なら仮面ライダーゼロノス(ゼロフォーム)と仮面ライダーNEW電王の専用装備である
デネビックバスター、マチェーテディであるが何故か持ち主は不在で代わりに武器だけがこの世界に来たのが現状が把握できなかった。

そんな時誰かが呼ぶ声が聞こえてきた。

デネブ(お~い、助けてくれ!)

テディ(頼む!私たちは身動きが取れないのだ。)

キンタロス「お前ら一体何があったんや!?」

デネブ(うぅ…こっちの世界に来てからこの状態のままになってしまって…)

テディ(そんな私たちを彼女たちが拾ってくれたのだ!)

どうも二人はこの世界に来てから元の姿には戻れず、その間織莉子たちと一緒にいたようであった。
そして彼らは涙ながらこう訴える。

デネブ(二人ともいい子なんだ、それなのにこんな悪い事をするのは…)

テディ(あの沙々という少女に操られてしまっているのだ!)

ほむら「つまり操られている所為で能力が出し切れていないのね。」

電王(ロッドF)「なら話は簡単だ、この子たちを解放してあげればいいって事だね。僕にお任せ♪」

そう言うと電王(ロッドF)はデンガッシャーを振り回し、織莉子たちの動きを牽制する。

そして動きを抑えようとしたその時…

ほむら「待ちなさいウラタロス!この二人を正気に戻すわけにはいかない!」

ほむらが何故か電王(ロッドF)の邪魔に入ってきた。
もしも織莉子たちが正気に戻れば今度はまどかの身が危ないと考えていたのだ。

電王(ロッドF)「ちょっと…今はそんな事気にしている場合じゃ…」

ほむら「黙りなさい、私にはまどかの安全が第一よ!」

しかしこれが隙になってしまい、二人の反撃を許してしまう。

織莉子「…」

キリカ「…」


ドオオオン


ほむら「ぐふっ!?」

電王(ロッドF)「ほら…言った通りじゃないか…」

リュウタロス「カメちゃん!」

ゆま「それにお姉ちゃん!」

思わず地に伏してしまうほむらと電王(ロッドF)、にじり寄る織莉子とキリカを前に
さすがにこれまでかと覚悟するが…


マミ「レガーレ・ヴァスタアリア!」


シュルシュルシュルシュル


織莉子「!」

キリカ「?」

マミの得意とするリボンの拘束魔法、これにより二人の動きは完全に拘束することが出来た。

ほむら「助かったわ、巴マミ。けどデンライナーは?」

マミ「ゴメンなさい、私には止められなかった…」

申し訳なさそうに言うマミ、そもそも自分には最初から杏子を止める資格など無いのだと…

まどか「そんな…マミさんの所為じゃないですよ!」

マミ「いいえ、私があの子の事をもっとわかってあげていればあんな事には…」

さやか(あんな事って…マミさんと杏子に昔何があったんですか?)

マミと杏子の過去について何があったのか訊ねるさやか、だがウラタロスはそれよりもまず…
課帰結すべき問題を指摘する。

電王(ロッドF)「あのさぁ、まずはこの子たちの洗脳を解かなきゃダメだと思うんだけど…」

デネブ(頼む、早く洗脳を解いてあげてくれ!)

テディ(私からも…お願いする!)

ほむら「そう言われても…洗脳の解き方なんて知らないわよ。」

マミ「私も…そんな精神操作なんて私には…」

マミもほむらも魔法少女とはいえ、精神操作はまったくの専門外であった。

キンタロス「だったら…俺に任しとき!」


ゴツンッ  ゴツンッ


織莉子「痛っ!?」

キリカ「ごへっ!?…あれ?私たち今まで何を?」

まどか「げ…ゲンコツ!」

マミ「痛そうだわ…」

キンタロス「正気を戻すのはこれが一番や、古いTVだってそうやろ!」

電王(ロッドF)「キンちゃん…女の子にはもっと優しくね…」

ゲンコツという古風な荒療治で正気を取り戻した織莉子とキリカ。
二人に何でこんな事をしたのかと聞いてみると…

織莉子「え~と確か…
私とキリカはテディとデネブの力を借りてあの優木沙々という魔法少女を追い詰めたんです。」

キリカ「そして…あいつが『ある事』を聞いて…絶望した瞬間…あいつに何かが憑りついたんだ!
そしてヤツの力は増大して…私たちはあいつに操られてしまったわけさ…」

織莉子とキリカから沙々との経緯を聞き、事態を理解するほむら。
しかしほむらはそんな彼女たちに敢えて銃口を向けた。


ジャキッ


まどか「ほ…ほむらちゃん!?」

マミ「暁美さんやめなさい!」

キリカ「お前!織莉子に何をする!?」

ほむら「黙って、美国織莉子。
私はあなたが未来予知の能力を得ているのは知っているわ。
ならば当然ここにいる鹿目まどかがどうなるのかあなたは予知しているはずよね。
つまりあなたは…まどかを…」

ほむらからの唐突な質問、その真意は未来を知る二人にしかわからない事であった。
織莉子は顔を俯き、重苦しい表情になるがそれでもほむらの目を見てこう答えた。

織莉子「恐らく…以前の私ならあなたが危惧していた通りの事を実行していたかもしれませんね。
汚名を着せられた父の所為で暗いどん底の想いをする日々…そんな私だったら…」

ほむら「なら…!」

織莉子「けれど…キリカと出会い、そしてテディやデネブとも触れ合い…
私は今まで父を通して知り合った人々とは違った出会いをした、そんな今の私なら…
そこにいる鹿目まどかさんを殺すような真似は絶対にしないとあなたに誓ってみせます!」

テディ(そうだ、私からもお願いする!
織莉子は異世界からやってきた私たちの事を助けてくれたんだ!)

デネブ(織莉子もキリカもこの世界では武器のままだからろくに移動も出来ない俺たちを助けてくれたんだ!
二人はいい子なんだ!そんな二人をどうか信じてやってくれ!!)

キリカ「え~と…え~と…私からもお願いだ!」

かつてはまどかの命を真っ向から狙ってきた織莉子とキリカ。
しかしそんな彼女たちがイマジンのデネブとテディと触れ合い、命の重さを知ったのであろう…
ほむらが思わず拍子抜けするような変貌ぶりであった。

ほむら「出会いか、私もまどかと出会えたから変われたのかも…
いいわ、あなたたちの事を信じてあげる。その代わりもし裏切ったら…」

織莉子「その時はあなたの自由になされて構わないわ。」

ほむらにとっては悪い条件ではない、織莉子たちと過去に戦闘した経験のあるほむらにとって
敵であれば確かに手強いが味方になればこれほど頼もしい存在はいないだろう。
あのワルプルギスの夜相手ならば戦力があるに越した事はないのだから…

こうしてこの場での戦闘は一旦回避され、この場は落ち着きを取り戻す。

ウラタロスも変身を解きさやかと分離するがそのさやかがまだ解決していない問題を指摘する。

さやか「それでさ…杏子に関してはどうするつもりなんですか!
あいつ過去の世界に行っちゃったみたいだし…」

確かに杏子はデンライナーを乗っ取り過去の世界へと行ってしまった。
しかしマミはそんな杏子を責める事は出来なかった…

マミ「確かに佐倉さんは過去の改変を行おうとしているわ、けどそれには理由があるの…」

そしてマミは語り始める、杏子が何故このような強行手段に出てまで過去の改変を行うのかを…

マミ「佐倉さんの家は隣町にある風見野の教会よ。
彼女のお父様は信仰深い人でいつも人の不幸を嘆き悲しんでいたわ。
そんなある日、佐倉さんのお父さんが教会の信仰とは違う教えを広めようとしたの…
当然教会側は彼を糾弾し、破門されてしまった。
その所為で当時の佐倉さんは食べる物にも困るほど貧しかったと聞くわ…」

まどか「隣町の教会…確か一時期ニュースで聞いた事があります!
いきなり現れた新興宗教が隣町で評判だって噂を…けど確かその教会って…」

マミ「えぇ、その後佐倉さんはQBと契約して教会を盛り立てる事には成功したわ。
けど…ある日そのカラクリが佐倉さんのお父さんにバレてしまった…
その所為でお父さんは酒浸りになって…最後は…」



同じ頃デンライナー内では…


モモタロス「zzz…プリンプリン…ムニャムニャ…うん?」

実は誰にも気づかれる事も無く車内で熟睡していたモモタロス。
ふと気づくとデンライナーが過去の世界に急行している事に驚き、急いでコクピットの方へとやって来た。

<コクピットルーム>


モモタロス「誰だ!勝手にデンライナー動かしてるヤツは!?」

モモタロスがコクピットに駆けつけるとそこには杏子と沙々、それとベベがいた。

杏子「モモタロス、何だ起きちまったのか…
すっかり熟睡してたし連れて行っても問題ないとは思ってたが…もう発進しちまったよ。
悪いがアタシの用事が済むまで大人しくしててくれないか?」

杏子はモモタロスの前に連鎖結界を張り巡らせ、自分たちに近付かないようにした。

モモタロス「バッカヤロー!何でこんな事しやがるんだ!?」

杏子「うるっせえ!今度こそ…アタシは家族を助けるんだ!!
アタシがバカな願いを頼んだ所為で…親父は…絶望しちまって…そして…
あれは去年のクリスマスの夜だった、魔女退治を終えて家に帰ってくるとそこに在ったのは…
親父に殺されて血塗れになった妹と母さん…それに首吊って死んでる親父がいたんだよ!!」

モモタロス「!?」

杏子「アタシがあんなバカな願いを頼んだ所為で親父はアタシを残して一家心中しちまった…
その過去をどうしても変えたいんだ!!」

同じ頃、ウラタロスたちもデンライナー・イスルギを召喚してイカズチの後を追っていた。


マミ「…と言う訳よ…」

マミから杏子の事情を聞き重苦しい雰囲気に包まれる全員、杏子が何故こんな事をしてまで
時間改変を行うのか、その理由がようやくわかった…

さやか「そんな事情があったなんて…」

まどか「酷い…こんなのってあんまりだよ!?」

思わず杏子の境遇に同情してしまうまどかとさやか、しかしそれでもイマジンたちは…

キンタロス「確かに悲しい話や…けどそれでも時間改変はやってはあかんのや!」

ウラタロス「キンちゃんの言う通りだよ、どんな事があっても時間改変は行っちゃいけないんだ…」

デネブ(あぁ、悠斗も言ってるよ。何があっても時間改変はやってはいけないって…)

さやか「何でだよ…何でそんな事言うんだよ…
杏子は家族を亡くしたんだよ!誰だってそんな過去変えたいはずじゃない!?」

涙ながらに訴えるさやか、ウラタロスたちもそんなさやかの気持ちがわからないわけではなかった。

そして同じくイカズチでも…


杏子「そういう事さ、わかったら黙って見ていろ!」

モモタロス「なるほど、お前が必死なのはわかった。だがな…それでも俺は止めるぜ!」

杏子「お前…まだ…」

一触即発寸前の杏子とモモタロス、だがその光景を見ていた沙々は思わず高笑いをしてしまう。

沙々「フフ、ププ…アーハハハハハハ!!
笑えますねぇ、失った家族のためにですか…正直…滑稽ですねぇ!」

モモタロス「滑稽だとぉ?」

沙々「まぁ…面白ついでですからちょっと早いですけどネタ晴らししちゃいましょうかね♪」

杏子「ネタ晴らしって…お前何を言って…」

沙々の発言に思わず困惑する杏子とモモタロス、それと同じくその場にもうひとつ不穏な声が響き渡った。

???(おい待て、まだ早い!)

沙々「大丈夫ですよ、どうせここまで来ればすぐですしね…」

モモタロス「何だ?この声どっかで聞き覚えが…」

沙々「コホン、それでは何故私が馬鹿笑いしたのかネタ晴らししちゃいますね~☆」

一方イスルギに隠れて乗車していた者が要らないお節介でその理由を説明する。

QB「そもそも時間改変なんて無意味なのさ。」

マミ「QB!?」

ほむら「お前…いつの間に…」

QB「キミたちの跡を付けてきてだけだよ、しかし人間の科学力も侮れないね。
まさか時間移動の手段を行う科学力があるとは…」

デンライナーの技術に率直に称賛を称えるQB、その皮肉にしか聞こえない発言を聞き流し
さやかは先ほどQBが言った言葉に対して疑問を投げかけた。

さやか「アンタ…さっきの話はどういう事よ!何で杏子のやる事に意味が無いんだよ!?」

マミ「美樹さん落ち着いて!」

まどか「そうだよ…QBの首絞めたら死んじゃうよ!?」

ほむら「安心しなさいまどか、そいつは殺しても代わりがすぐに現れるわ。」

織莉子「えぇ、私たちも以前殺したけどすぐに代わりが出てきたわ。」

キリカ「まったく…こいつはゴキブリだね。」

QB「暁美ほむら、キミというヤツはどこまで事情通なんだか…
さて、先ほど僕が言った事だけどそもそも時間改変をしたところで改変前の時間軸にはまったく影響なんかでやしない。」

QBの口から出た回答、一体それはどういう事なのかと訊ねるが…

QB「そもそも時間改変なんてそんなに都合のいいモノじゃない。
もしも時間改変を行った場合、それ以前の時間軸とは別の時間軸となり分岐してしまう。
つまりパラレルワールドになるんだよ。」

まどか「パラレルワールド?」

ほむら「!?」

さやか「それって…何?」

織莉子「簡単に説明するとifの世界という事です。
例えば美樹さん、あなたはこの世界では魔法少女になっていませんが他の世界では魔法少女になって
魔女と戦っていたかもしれない世界があると…そういう訳です。」

キリカ「さすが織莉子、博識だね!」

さやか「な…なるほど…けどそれと杏子がやろうとしてる事がどうして無駄になるわけ?」

QB「ふぅ、つまり説明するとこのまま杏子が時間改変を行えば…
杏子が家族を救った時間軸と救わなかった時間軸に別れるだけなんだ。
無論そうなったところで今の時間軸には何の影響も起こる事はない、つまり…」

QBが最後に言う言葉が…同じくイカズチで杏子に説明をしている沙々と同じ言葉であった。


沙々「まったくの無駄なんですよ☆」


杏子「な…なんだと?」

モモタロス「テメェ…」

杏子「ハ…ハハ…結局アタシは…家族を救えないってのかよ…」

沙々の言葉を聞いた杏子の心はまるで暗闇に閉ざされたみたく深い絶望に包まれた。



パリィンッ


その時、モモタロスの前に張られていた連鎖結界が突如解除される。
急いで杏子の下へ駆けつけてみるとソウルジェムに明らかな異変が起きていた。

モモタロス「何だこりゃ…黒く濁りまくってやがる!」

杏子「どうなってやがる…ソウルジェムの濁りがこんなに濃くなるだなんて…」

沙々「それはそうでしょうね、唯一の希望が絶たれてしまったのですから。
あなたはいい手駒でしたよ、私をこのデンライナーへと導いてくれたのですから。
お礼にひとつ、QBが言わなかった『大事な事』を教えてあげましょう…」

沙々が杏子にその事を教えようとすると同じくイカズチはワームホールを抜け、過去の世界にやって来た。

そこは2012年12月24日、かつて杏子の父親が一家心中を行った時間であった。
その証拠にデンライナーの窓からは、かつての杏子の父が営んでいた廃墟になる前の教会が見えていた。

杏子「こ…この時間軸に親父たちが…
けどダメだ…まるで力が入らねえ…どうなってんだよおい!?」

ソウルジェムの濁りがますます激しくなる、そしてその濁りが頂点を迎えた時…
ある現象が起きた。


ブァァ


モモタロス「何っ!こいつは確か…グリーフシード!?」

杏子「な…何でソウルジェムがグリーフシードになるんだよ!?」

二人の当然の疑問が沸き立つ、しかしそんな杏子たちの疑問を沙々は冷酷な目で見つめながら答えた。

沙々「それはそうでしょう、魔法少女は…」



そしてイスルギでも…


さやか「けど…あの沙々っていう子は何で杏子にそんな事をやらせようとしたんだろ?」

QB「その疑問について僕にある考えがあるんだ。
もし杏子が真実を知った時、彼女は深い絶望に包まれる。そうなれば…」

この時、ほむらと織莉子はQBが言い終わる前に事の真相がわかった。
そしてこの場にいるみんなには聞かせるわけにはいかなかいと思い、すぐにQBの口を封じようとしたが遅かった…


QB、沙々「「絶望に包まれた瞬間、魔法少女は魔女と化す。」」


その言葉を聞いた瞬間、杏子は絶望に包まれ…




杏子「うわぁぁぁぁぁぁ!?」



イカズチから一筋の光が降り立った。
その光はやがて禍々しい邪気に包まれ、辺りは魔女の結界に包まれる。

モモタロス「おい…杏子!しっかりしやがれ!」

モモタロスは既に抜け殻となった杏子の身体に向かい何度も呼びかけるが返事は返ってこなかった。

沙々「無駄ですわ、魔法少女にとって本体は肉体ではなく魂を物質化したこのソウルジェムが本体なんですから。
そのソウルジェムが絶望に包まれグリーフシードに変換した。
こうなれば後に現れるのは…」

モモタロス「なんだと!」




ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド



辺りが魔女の結界に包まれた、その結界から一匹の魔女が現れる。
その魔女こそ佐倉杏子の成れの果て…


武旦の魔女:オフィーリア


その姿は頭は蝋燭になっており中華風の着物を着込んでいて、騎馬兵のような勇猛さを感じさせる魔女であった。
手には杏子が得物とする槍を武器として、それが杏子の魂の成れの果てであると証明しているかのように…

モモタロス「ふざけんなよ…杏子…こんなの俺は認めねえぞ!!」

モモタロスは抜け殻になった杏子に憑依して魔女オフィーリアに立ち向かって行った。

とりあえずここまで

>>271

さら電の時オーナーからもらったパスをイマジンたちはまだ持ってるという事で

ちなみに杏子やさやかたちもモモとパスを共有してるので自由に使えます(SS独自の解釈です)

特異点に関しては触れないんだ

時間改変いけないっていうなら何回もループ繰り返してるほむらは罪人じゃあ…

同じ頃、この時間軸にて一台のバイクが立ち止まり邪悪な気配を感じていた。


キッキッ


??「この邪悪な気配は何だ?あの教会から感じるぞ!」


ブロロンッ


青年は再びバイクを動かし、邪悪な気配のする教会に向かって行った…



プアァァァァァン


イスルギもようやくイカズチが降りた時代の2012年12月24日にやってきた。
しかし車内では杏子のデンライナー強奪以上の事態が発生していた。


ダンッ  ベチャッ


車内に銃声が響く、撃った張本人はあの巴マミ。撃たれたのはQBであった。
次に彼女が向けた銃口の先には同じ仲間である魔法少女たちがいた…

キリカ「おい…巴マミ!何で発砲する!?」

まどか「そうですよ!マミさん落ち着いて!」

ほむら「無駄よまどか、こうなった巴マミはもう…」

ほむらは幾つもの時間軸で今の状況と似たような経験をしていた。
魔法少女の真実は巴マミに耐えられるものではない事を…



マミ「魔法少女が魔女になるなら…みんな死ぬしかないじゃない!?」


ジャキッ


織莉子「このままじゃ…全員巴マミに殺されてしまうわ…」

さやか「マミさん正気になって!?」

ゆま「マミお姉ちゃん!」

彼女たちの叫びなど最早耳には届きはしない、誰もが死を覚悟した。

キンタロス「待つんやマミ!」


シュィンッ


キンタロスは咄嗟にマミに憑依してこの場を治める事に成功する、だがこれで解決という訳ではなかった。



マミ(キンタロスさん!何で邪魔するのよ!私は!私はぁぁぁぁ!?)


マミの精神は発狂状態であった、キンタロスが憑依していなければあっという間にソウルジェムが
グリーフシードと化していたかもしれないのだから…

マミ(K)「暫く大人しくしとるんや!」

マミ(…)

キンタロスに抑えられマミの精神は眠りのような状態に陥りとりあえずこの場は治まった。

ウラタロス「ふぅ、とりあえずこれで当面の問題はどうになかったわけだけど…」

そこでウラタロスはほむら、織莉子、キリカの三人に注目する。
三人も同じ魔法少女だというのに何故冷静なのか少し疑問に感じていたからだ。

ウラタロス「ところで…キミたちも同じ魔法少女だというのに驚かないんだね。
普通は自分が化け物になるだなんて事実を知ったらマミちゃんみたく発狂寸前になるかと思うんだけど?」

ほむら「でしょうね、けど私は前もって知っていたから…
だからこそまどかたちに幾度に渡って警告していたのよ。」

まどか「あ…出会った時のあの時の話はそういう事だったんだ…」

まどかの言う話とは、ほむらが転校初日にまどかに告げた言葉…


『今とは違う自分になろうだなんて絶対に思わない事ね、さもなければ全てを失う事になる…』


今にして思えばあれは魔法少女になるなという警告であったのだ…

まどか「ほむらちゃん…あの時私を心配してくれて…」

ウラタロス「それで…織莉子ちゃんたちも知ってたわけかい?」

織莉子「えぇ、私には予知能力があるからそれでQBの企みがわかりましたから…」

キリカ「私も織莉子に聞かされた時は多少ショックではあったけど…
織莉子と一緒に居られる事に変わりは無い訳だし魂の在処なんて正直どうでもいいさ。」

さやか「ハハ…逞しい回答だよね、私だったらマミさんほどじゃないけど周りに当たり散らしてたかも…」


ほむら、織莉子「「えぇ、その通りよ。」」


さやか「へ?」

ほむら「もしあなたが魔法少女になっていたら高確率で魔女化になっていたわ。
今回は…イマジンたちのおかげで助かったけど…正直あなたが魔法少女に関わると碌な結果にならないのよ。」

織莉子「私の予知でもあなたの魔女化は確率が高かったわ、今回はそうならなくて良かったですね…」

さやか「なんか…バカにされてるようで素直に喜べないんだけど…」

ほむらと織莉子にボロクソに言われるさやか。
そんな事はさて置いてリュウタロスがまだ解決してない問題をどうするかと告げてきた。

リュウタロス「でさ、結局これからどうするわけ?」

さやか「どうするって決まってんじゃん!杏子の後を追うんだよ!」

まどか「そうだね、杏子ちゃんがどうなったか心配だし…」

ゆま「早く杏子を探さないと!」

確かに杏子たちを追わなければならないのだが、しかしウラタロスはここである提案を持ちかける。

ウラタロス「ねぇ、とりあえず杏子ちゃんの事は先輩に任せておこうよ。
それよりも僕たちは根本的な問題を解決したいと思うんだけど…」

さやか「根本的な問題?」

ウラタロスの言う根本的な問題、この時点では誰もがウラタロスの言葉の真意を理解出来なかった。

それとは別にウラタロスにはもうひとつ気になる事があった。

ウラタロス「ところであの沙々って子はどうやってデンライナーに入ってこれたんだろ?
もし僕たちの後を尾行してたらさすがに気配で気付いたはずなのに…」

マミ(K)「せやな、デンライナーに入るにはパスが必要なんやけど…」

二人が疑問に思う中、織莉子がその事に関してある発言をする。

織莉子「あの…その事なんですけど…実は…」

ウラタロス「えぇっ!?」

マミ(K)「あいつ生きとったんかい!?」

リュウタロス「そういえば僕…あいつにボコボコにされたままだ、今度こそ絶対倒すよ!!」

織莉子から告げられた出た敵の正体、それはかつて電王たちが戦った因縁のある相手の名であった。

過去の時間軸にいるのは誰なんだろうか?



<魔女の結界>


杏子(M)「杏子ー!しっかりしやがれ!!」


魔女オフィーリアの力により発生した魔女結界。
そこではモモタロスが必死に杏子の魂の成れの果てであるオフィーリアへ呼びかけているが…


ドガッ


杏子(M)「ぐふっ!?」

オフィーリアはその叫びに応える事は無かった、それどころか攻撃を仕掛けてばかりで
さすがに防戦だけではきつい状態が続いていた。
そこへイカズチから降りてきた沙々が声を掛けてきた。

沙々「バカですねぇ、あなたがいくら叫んでもこの魔女は絶対に応えないのに…」

???「その通りだ、モモタロス…お前の愚かな行動は相変わらずだな。」

沙々とは違う声が聞こえてきた、その声の主にモモタロスは聞き覚えがあった。

杏子(M)「テメェ…どっかで聞いた事ある声してんな…一体誰だ!?」

沙々の身体から突如砂の形をしたモノが出てきた、それこそ先ほどからの謎の声の正体である。
その姿はまるでモモタロスと酷似したような姿をしていた。

ネガタロス(久しぶりだな、俺様だよ!ネガタロスさまだ!!)

杏子(M)「お…お前!死んだはずじゃ!?」

なんと沙々に憑りついていたのはかつて電王たちとの戦いで敗れたネガタロスであった。
何故ここにネガタロスがいるのか、それは…

沙々「私が美国織莉子たちとの戦いで敗れそうになった時、彼に助けてもらいましたの!」

ネガタロス「沙々はこの俺の新しい契約者だ!
もう俺はかつてのヘマはしねえ、今度こそ完璧な悪の組織を作ってやるんだ!」

そう告げるとネガタロスは再び沙々の身体に入り、ライダーパスとデンオウベルトを取り出す。


沙々「変身♪」


『Nega Form』

沙々が変身した姿、それは一見電王(ソードF)と瓜二つの姿だがネガタロスのオーラを反映させていて
特徴として装甲に赤紫の特徴があった。

ネガ電王「この姿になるのも久しぶりだな、さて…そこにいる魔女とこの俺…
今お前は絶体絶命の危機に立たされている、だが降参して俺さまの軍門に下るというなら…
お前の身の安全は保障してやらなくもない、かつてはこの俺さまを敗ったお前だ。
これでも高く買っているんだぜ!」

オフィーリア『…』

杏子(M)「チィッ!誰がテメェらなんぞの軍門に下るかクソッタレ!!
それに杏子は俺が必ず救い出してやる!!」

ネガ電王「ふぅ、仕方ないな…」

ネガ電王はデンガッシャーソードモードを振り降ろそうとする、だが…


ダンッ!ダンッ!ダンッ!


オフィーリア『!?』

ネガ電王「ぐわぁっ!?」

沙々(な…何ですの!)

突然ネガ電王とオフィーリアに当てられた銃弾、一体何が起きたのかわからずにいた。

??「か弱い(?)女の子を相手に化け物たちが寄って集って攻撃するなんて感心しないな。」

魔女の結界内に一人の青年が現れた、青年は先ほど撃った銃をしまい次に指輪を出した。

沙々「ゆ…指輪?そんな物で何をする気ですか!?」

晴人「俺は操真晴人、指輪の魔法使いだからさ。」

晴人は腰のチェーンから赤い指輪を一つ取り出し左手の中指にはめる。

『ドライバーオン!プリーズ!』

『シャバドゥビタッチヘンシーン!』

『シャバドゥビタッチヘンシーン!』


晴人「変身!!」


『フレイム』

『ヒィーヒー!ヒーヒーヒー!!』

指輪から魔法陣が発せられ晴人はその魔法陣を潜り抜ける。
変身した晴人は黒い魔法衣・ウィザードローブを羽織り、赤い仮面の畏敬の姿と化していた。

沙々「仮面ライダー?」

ネガ電王「まさかこいつもだとは…」

杏子(M)「お前は…確か…ウィザード!?」

ウィザード「そう、俺はウィザード。仮面ライダーウィザードだ!」

仮面ライダーウィザード、彼は謎の儀式サバトによって生み出されたファントムを倒す事を
使命としている仮面ライダーだ。
ファントムたちからは『指輪の魔法使い』と恐れられ、歴代仮面ライダーで唯一の魔法使いでもある。

※ちなみにこの時間軸は去年の日付なのでウィザードはファントムとの戦いの真っ最中である。

そしてウィザードはネガ電王とオフィーリアを相手にこう宣言した。

ウィザード「さあ、ショータイムだ!」

ウィザーソードガンを取り出し、ウィザードは魔女オフィーリアとネガ電王相手に戦闘開始する。



ガキンッ  バシッ


ウィザードはネガ電王と一対一の対決をするものの、やはり魔女オフィーリアがそれを阻もうとしてくる。

ウィザード「それならば…これだ!」


『コピー!』


ウィザードはコピーの魔法を発動させ複数の分身を作る。
その分身たちはそれぞれオフィーリア、ネガ電王をかく乱させ一気に押し倒そうとするが…
オフィーリアへの攻撃をモモタロスは身体を張って止めようとした。

ウィザード「おい、危ないぞ!」

杏子(M)「待ってくれ!こいつは…杏子なんだ…俺はこいつを元に戻すと約束したんだ!
だから…頼む!」

モモタロスの必死の叫びにウィザードも頷いた。

ウィザード「なるほど、つまりゲートってわけか。なら…このリングを使おう!」

ウィザードはエンゲージリングを取り出し、それを倒れ伏している魔女オフィーリアに付けさせた。

ウィザード「さてと、これを付けてと…」

オフィーリア「??」

状況を察することが出来ないオフィーリア、しかしそんな事はお構い無しに
ウィザードはオフィーリアのアンダーワールドへの魔法陣を開いた。

ウィザード「これでこのゲートのアンダーワールドへ行く事が出来る。
だから後は俺に任せてキミは…」

一人単独でアンダーワールドへ向かおうとするウィザードだがそうはさせまいと
杏子(M)もくっ付きそのままアンダーワールドへと入って行った。

ウィザード「お…おい!何で付いてきた!?」

杏子(M)「うっせぇ!いいからこのまま行くぞ、待ってろよ杏子!」

ネガ電王「くっ、ヤツら…俺の事は無視して突然いなくなりやがって!」

沙々(けど…あの二人…どうやらこの魔女の心の中に入って行ったようですね。
なら…この魔女を倒せば二人は永遠に閉じ込められたままになりますわ!)

ネガ電王「なるほどそいつはいい!」

ネガ電王は沙々の意見を聞き、さっそく倒れ伏している魔女オフィーリアへ止めを刺そうとする。
だが…

??「待て待て!そいつへの攻撃はこの俺が許さねえ!」

突然謎の男が沙々たちの邪魔をしてきた。

沙々(今度は何ですの!?)

さすがに怒る沙々であるが男はマイペースな態度を取っていた。

??「まぁまぁ、みなまで言うな。さっきあの二人はアンダーワールドへ入って行ったんだろ。
なら解決するまで待ってやればいいじゃねえか。」

沙々(何やら事情通のようですけど…私たちにそんな義理はありませんねぇ!!)

ネガ電王「そうだ、お前が何者か知らんが…ここで死ね!」


ブンッ


ネガ電王は怒りのままデンガッシャーを振り降ろすが、男は余裕で躱しながら先ほどの晴人と同じくリングを取り出していた。

沙々(それはさっきの男が持っていたリング?まさかあなたも!?)

仁籐「そうだ、俺の名は仁藤攻介!またの名を…」

そう言うと仁藤はビーストウィザードリングをセットしてビーストドライバーを発動させる。

『ドライバーオン!』

ベルトから発せられる音声コールと共に仁籐は変身する。


仁籐「変~身ッ!!」


『セット!オープン!L・I・O・Nライオーン!!』


ベルトからの音声コールと共に魔法陣が発動し彼はまるでライオンの顔を模した仮面の戦士へと変身を遂げる。

ビースト「これが仮面ライダービーストだ!さぁ来いよ、ランチタイムだ!!」

ネガ電王「ランチタイムだぁ?今は昼飯時じゃないだろ!!」

ビーストは自身の武器であるダイスサーベルを取り出しネガ電王に戦いを仕掛ける。



ガシッ バシッ


ビースト「うらっ!おらっ!」

ネガ電王「くっ!?」

ビーストとネガ電王の鍔迫り合い、だが突如現れたビーストの方が力が上のようで次第に押されていった。

ネガ電王「このままじゃ…」

ビースト「一気に行くぜ!」

そう言うとビーストウィザードリングを再度セットしビーストは必殺技の態勢を取った。


『キック!ストライク!』


ビースト「行くぜ!ストライクビースト!!」


放たれるビーストの必殺技、しかし幸いな事にその技はネガ電王の急所を外しており
変身を解除されはしたものの憑依者の沙々が大怪我を負う事は無かった。

ネガタロス(くっ、貴様…手加減したな!)

ビースト「さすがに女の子相手に本気出すほど大人げない真似はしねえよ。
見逃してやるからさっさと行きな!」

沙々「まあいいですわ、私たちの当面の目的は果たせましたし…今日の所はこれで引き上げますけどね!」

沙々は奪ったデンライナーイカズチでそのまま逃走を図った。
敵がいなくなった事でビーストもこの場を去ろうとするが…

ビースト「指輪の魔法使いか、縁があったらまた会う事になるかもな。」

そう言い残しビーストもこの場を去って行った。
この少し後に仁籐は晴人と出会い、一緒にファントム退治をする事になるのだが
それはまだ先の話である…



<アンダーワールド>


一方魔女オフィーリアのアンダーワールドでは…

杏子(M)「変な空間だぜ、こいつは一体何だってんだ?」

ウィザード「気を付けろ、ここはアンダーワールドだ。
ゲートが過去に経験した記憶のうち、最も心に深く刻まれた心象風景を再現している空間だ。」

ウィザードがそう言うと二人の前に教会が建っていた。
扉を開けて中に入るとそこには杏子がいた、しかし杏子はその身を鎖で縛られて…
その姿はまるで聖女が自らの罪を懺悔するためにその身を縛り付けているような光景である。

杏子(M)「待ってろよ、今助けだして…」

ウィザード「待て!危ない!」

ウィザードが咄嗟に止めに入った、周囲に張り巡らされている鎖が二人を襲ってきたからだ。

杏子(M)「何だこりゃ…」

ウィザード「理由はわからないが彼女は誰もこの空間に立ち入ってほしくはないようだ。
参ったな、これじゃ助けようがない…」


ジャラジャラ ジャラジャラ


無数の鎖が展開し始めた、このままでは囚われている杏子の下へ辿り着く事さえ出来ないほどに…

杏子(M)「クソッ!これじゃ杏子の下へ近づけねえよ!」

ウィザード「ならば…この魔法だ!」

『ビッグ!』

ウィザードはビッグのリングで自らの手を大きくして鎖を封じて、杏子の下へ辿り着ける道を作った。

ウィザード「これであの子の下へ行けるな。
だが俺はこの鎖を封じなければならないのでここを離れる事は出来ない…
悪いが一人であの子の説得をしてくれないか?」

杏子(M)「あぁ、それで充分だ!ありがとな!」

ウィザード「さぁ行け!あの子を助けるんだ!」

ウィザードの作った道を辿り、鎖に囚われた杏子の下へと駆けつけるモモタロス。

だが…

杏子(M)「おい…聞こえるか杏子!こんなとこに居ちゃいけねえ!みんなのとこへ帰るぞ!!」

杏子(モモタロス…?こんな所に来てくれたのか…けどもういい…
アタシはここで死ぬよ…家族を不幸にしたアタシにはお似合いな最期だ…)

杏子の心に触れるモモタロスは杏子の嘆きの声を聴いた。
その嘆きの声はかつてモモタロスが最初に魔女を倒した際に拾ったグリーフシードから
聴こえてきた声と同じモノだった。
あの声は元の魔法少女たちの嘆きだった事をモモタロスはこの場にてようやく気付いた。

杏子(M)「なんてこった、正義の味方のこの俺が…こんな声にも気づかなかったなんてな…
まったく情けねえぜ…」

しかしそれで諦めるモモタロスではなかった、モモタロスはたとえ拒絶されても
諦めず…何度も杏子の心に語りかけてきた。

杏子(M)「そんなとこでいじけてるから暗い事考えちまうんだよ!
こっちへ来い、俺たちと一緒にここを抜け出すんだ!!」

杏子(もういい、アタシを放っといてくれ…これがアタシが出来る唯一の罪の償い何だから…)

そんな杏子の言葉と同時にウィザードのビッグの魔法が解けてしまった。
鎖の猛攻に耐えきれなく、魔法が解除されてしまったのだ。

ウィザード「しまった!このままじゃ…」


バシッ  ドシュッ


杏子(M)「ぐはっ!?」

杏子(M)の身体に鎖が襲い掛かってきて地面に伏してしまった。
しかしそれでもモモタロスは立ち上がり…再び杏子の心に呼びかけた。

杏子(何でだよ…何でそんなボロボロになってまでアタシを助ける…
お前と…アタシは…赤の他人なんだぞ…それなのに!?)

杏子(M)「バカヤロウ、仲間が苦しんでる姿を見て助けねえで…正義のヒーローが名乗れるかってんだよ!
前にも言ったろ、苦しんでる事があったら一人で考えずに…誰かに頼ってみせろってな!」


ピシッ  ピシッ


その瞬間、杏子の心を覆っていた鎖に亀裂が入った、その亀裂は次第に広がって行き…
ついには鎖全体に広がって行った。

ウィザード「これは…もしかして!」

杏子(M)「さぁ、こんな辛気臭え場所…とっととおさらばしようぜ!」

杏子「あぁ…ありがとう…モモタロス…」



バリィンッ


鎖から解き放たれた杏子の心、それと同時に杏子(M)はベルトを取り出し変身をした。

杏子(M)「変身ッ!」


『Sword Form』


電王(ソードF)「俺(アタシ)、参上!」


二人が意思を重ねた初めての変身、その姿にウィザードも驚きを隠せなかった。

ウィザード「何だ?アンタたちも仮面ライダーなのか!?」

電王(ソードF)「応よ!仮面ライダー電王、これでもお前の先輩だぜ!」

ウィザード「まぁいいや、ここから脱出するぞ!」

それからすぐにアンダーワールドを脱出する電王とウィザード。
アンダーワールドから出ると、そこには既に消滅間近の魔女オフィーリアがいた。

杏子(あいつ…アタシと分離しちまった事で弱っているんだな。倒すなら今だぜ!)

電王(ソードF)「わかってらぁ、今がクライマックスだぁ!!」

杏子の呼びかけと同時に二人のライダーは必殺技の態勢に入る。
その必殺技は勿論…

ウィザード「フィナーレだ!」

ウィザードはそう言うとキックストライクウィザードリングをかざす。


『キック!ストライク!』


そして電王(ソードF)もライダーパスをかざした。


『Full Charge』


電王(ソードF)「俺の超必殺技…」


電王&ウィザード「「ライダーダブルキック!!」」



ドガァァァァァァン



オフィーリア『ギャァァァァァァァ!?』


二人の仮面ライダーの必殺技を喰らい魔女オフィーリアは爆散した。

それと同時に結界も解かれ、辺りは杏子の教会に戻った。

変身を解いた杏子は消滅しかかっている魔女オフィーリアの残骸を見つめて…祈るようにそっと抱きしめた。

杏子「お前は…アタシの分身…安らかに眠ってくれ…」

そして魔女オフィーリアはまるで天国へ召される様に消滅した。

ウィザード「それじゃ俺もこの辺で失礼するよ。
またどこかでファントムが悪巧みしてるかもしれなからな!」

モモタロス(今回は助かったぜウィザード、ありがとな!)

杏子「あぁ、アンタがいなかったらやばかったよ。」

ウィザード「また困った事があったらいつでも呼んでくれ。俺が、最後の希望だ!」

そう言い残し、ウィザードはマシンウィンガーに乗り込みこの場を後にした。

彼との共闘の証として杏子の指にはエンゲージのリングがはめ込まれていた。

杏子「さてと、帰るか。」

モモタロス(その前に…ちょっと待て、誰か来るぞ!)

モモ「ねえ…誰かいるの?」

そこに現れたのは杏子の妹であるモモだった。
モモは先ほどの異変を感じてこの場にやって来ていた。

杏子「モモ!?」

モモ(え?俺の事??)

モモ「お姉ちゃんどうしたの?確か今日は帰りが遅くなるんじゃ…」

杏子「い…いや…アタシは…」

モモ「でも早く帰って来てくれてよかった、今日はクリスマスだよ!
ママがご馳走作ってくれるからい~っぱい食べようね♪」

杏子「あ…あぁ…そうだな…」

モモ「それじゃあモモはママのお手伝いをするから行くね!
今夜はご馳走だから、パパも今日は早く帰ってくるって言ったから絶対忘れないでよ!」

そう言ってモモは母親の下へと行ってしまった。
そのモモの立ち去る姿を杏子は黙って見送る事しか出来なかった…

モモタロス(おい…妹なんだろ!もっと話しかけてもよかったんじゃないのか?)

杏子「やめてくれ、別れがつらくなるだけだ。
アタシはこうしてモモともう一度会えただけで十分だよ、さぁ早く元の時代へ帰ろうぜ…」

杏子は強がりながら大粒涙を零していたがモモタロスに掛ける言葉は無かった。
今夜…この教会で杏子以外の佐倉一家は全員死んでしまい…モモがクリスマスを祝う事は永遠にありえないのだから…

そしてモモタロスもこの未来を変える事は出来ない事をわかっていた。
時を守る戦士である仮面ライダー電王としてそれは絶対に許されない事だからだ…

モモタロス(けど…帰ると言ってもなぁ、デンライナーはヤツらに奪われちまったわけだし…)

確かに沙々とネガタロスによりデンライナーイカズチは奪われ、モモタロスのゴウカも呼び出せない。
正直元の時代に帰る手段がないと頭を悩ませていた。
その時、突如上空にワームホールが発生した。ワームホールから現れたのは…

杏子「でけぇ、デンライナーよりも一回り以上大きいぜ!?」

モモタロス(ありゃ…ターミナルだ!て事はもしかして…)

ワームホールから現れたのは未来への分岐点の管理を目的に出現する巨大な新幹線型の時の列車、
キングライナーであった。
キングライナーは杏子たちの下へ停車してそこから一人の人物が降りてきた。

モモタロス(あんたは…駅長!?)

杏子「駅長だと?」

駅長「ハ~イ、お久しぶりですねぇモモタロスくん♪」

現れた人物はこのキングライナーを管理する駅長であった。
彼はデンライナーのオーナーと瓜二つの顔をしていてオーナーよりもテンションが多少高めのどう見ても変なおじさんである。

駅長「積もる話は後にしてまずはさっさと元の時代へ戻りましょう。」

モモタロス(ちょっと待て、まだデンライナーが奪われたままなんだぞ!)

駅長「ご心配には及びません、二人は既に我々が捕まえていますので♪」


杏子&モモタロス「「なんだと!?」」


二人がターミナルの中に入るとそこには格納されたイカズチと…
沙々とネガタロスがかつて電王たちと関わった黒崎レイジ率いる時間警察に捕えられている光景があった。

レイジ「お前たちは時間法に違反した罪で逮捕する、連れて行け!」

沙々「ちょっと…未成年に手錠なんて少年法で許されてませんよ!」

ネガタロス「おのれ…覚えてろよ!?」

ベベ『ハッ!?ココドコ?ベベシラナイ?』

こうして二人は時間警察に連行されていった。
ベベも沙々の洗脳から解放されモモタロスと杏子は駅長の計らいで元の時代へ戻って来れた。



2013年10月某日


<風見野の教会跡地>


元の時代に戻った杏子とモモタロスは家族との思い出がある教会へ来ていた。

杏子「すまねえなモモタロス、今回は迷惑かけちまってよ。」

モモタロス(気にすんなよ、俺だってお前と同じ立場だったら同じ事してたかもしれねえしな…
ところで何でここに来たんだ?)

杏子「あんな事があったからな、ちょっと家族の墓参りをしたくなっちまったんだよ…」

そして杏子は自分が建てた家族の墓の前で祈りを込めていた。
この墓の下には家族の死体など無い、杏子が死体を見つけた直後教会は火事を起こしてしまい
廃墟の中は瓦礫と人間の死体が区別できないほど酷い有様だったという話だったという…

杏子「親父…母さん…モモ…アタシのバカな願いの所為で死んでしまったみんな…
過去も変えられないアタシにはもう祈る事しか出来ない…アタシはたぶん地獄行きだけど…
みんなは天国で幸せになってくれ…」

そんな少女のささやかな祈りが墓石に込められた。

モモタロス(まったく…俺は結局何も出来なかったのかよ…チクショウ…)

自分の無力さに悔しさを感じるモモタロス、そんな時だった。
モモタロスの前に三人の家族連れが現れた。

父と母、それに娘の三人の家族だ。
父親はまるで神父のような恰好をして、母親と娘はどことなく杏子と同じ面影をしていた。

モモタロス(何だこの家族は?
杏子が祈ってる最中に現れやがって邪魔だからどっか行って…)

モモタロスがこの家族を邪険に扱おうとしたが、娘の顔にどこか見覚えがあるような気がした。
その娘の顔をよーく見るとその娘は…


モモタロス「「あぁー!?」」


思わず大声を上げてしまうモモタロス、その声に驚き杏子も思わず祈りを中断してしまった。

杏子「うるせえぞバカモモ!アタシが祈ってる最中に大声上げてるんじゃええ!?」

モモタロス「そ…それよりも…いいか!落ち着いて見るんだぞ、あの…連中を見ろ!」

モモタロスが指し示す方向には先ほどの三人の家族がいた。
その家族を見た杏子は一瞬その家族を幽霊かと疑った、何故ならその家族は…



杏子「親父…母さん…それに…それに…モモ!?」


そこには二度と会えないはずの杏子の家族がいたのだ。

モモ「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」

杏子に抱き着く妹のモモ、人肌の感じる温もり、幽霊などではない…間違いなく生きている人間であった。

杏子父「杏子、随分待たせてしまったようですまなかったね。」

杏子母「あぁ、杏子。今まで一人っきりにさせてしまってゴメンなさい…」

それから妹のモモに続き、杏子を抱く父と母、二人も間違いなく生きている人間であった。

モモタロス「こいつぁ一体どういう事なんだ?杏子の家族は死んじまったはずじゃ!?」

納得のいかないモモタロス。
そんなモモタロスの前に先ほどイカズチを追って過去へ向かったイスルギが戻ってきて、
驚くモモタロスの前にウラタロスたちが降りてきた。

ウラタロス(やぁ先輩、やっぱり無事だったね。)

さやか「杏子のヤツ、ちゃんと家族に会えたみたいだね!」

ゆま「杏子嬉しそうな顔してる、あんな顔した杏子見るの初めてだよ!」

キンタロス(これで一件落着やのう、よかったよかった!)

モモタロス(お前ら…何か知ってるようだな…一体過去で何があったんだ?)

ウラタロス(あぁ、ちょっと細工をチョチョィとね♪)

果たしてウラタロスたちは過去で一体何をしてきたのか?

続く

とりあえずここまで

>>304
正直ここまでの話で特異点はあんまり関係ないなと思っているので…

>>305
その事もそろそろやっていこうかなと
今回レイジが出てきたのもその伏線になります

>>314
タイトル見てもらえればわかりますがウィザードでした
ウィザードは正直放送時あんまり観てなかったのですが
2012年のクリスマス前だと確か晴人と仁藤は直接会ってないので一応直接対面してないって描写にしておきましたが
これで大丈夫でしたか?

>>305
神崎と天道も罪人になっちゃうな
捕まえられるかは別だけど

まぁ、どう贔屓目に見ても罪人だな
なんて言ったって、「自分の目的のために時間逆行で同じ時間を繰り返してる」訳なんだから
ただ、このssの場合、最終的に何時もの「繋がりが強くなり過ぎた」とかで結局ほむほむは許されそうな気もするが

第7話 さやか「幸せな未来を…」マミ「叶えてあげたい!」
??「宇宙キター!!」ウラ、キン「だから…誰(や)!?」


2012年12月24日


イスルギ車内

ウラタロスたちが乗ったイスルギも、杏子たちイカズチの後を追い、
同じくこの日付の時間軸にやって来ていた。
だがその目的はモモタロスと同じく杏子を追う事ではなかった。
それはウラタロスから告げられたある提案の所為であった。

さやか「杏子の家族を助ける!?」

ウラタロス「そういう事♪」

まどか「でもそれって…」

織莉子「えぇ、そんな事をしたら…」

キリカ「パラレルワールドになるから意味が無いんだろ?」

ゆま「うん、ゆまもそこはわかってるよ!」

ウラタロス「だから…そうならないように救うんだよ!」

ほむら「訳がわからないわ、ちゃんと説明しなさい。」

ウラタロス「さっきのマミちゃんの話だけどさ、ひとつだけ肝心な部分が足りてなかったんだよね。
何だと思う?」

マミ(K)「肝心な部分って何やそれ?」

ウラタロス「杏子ちゃんは家族が死んだ場面をちゃんと目撃していない。
そこにチャンスがあると思うんだよ!」

さやか「ハァ?」

キリカ「意味がよくわからないな、このカメが何を言ってるのか織莉子にはわかるかい?」

織莉子「さぁ、私にも何がなんだか…」

ウラタロス「まあ見てなって、嘘ついて誤魔化してこその人生なんだからさ!」

ウラタロスの意見に首を傾げる全員、そうこうしている内にイスルギは風見野の街の中へと降り立った。



<風見野>


風見野の街に降りたさやかたちは裏通りを歩きながらそこである人物を探していた。
そこで通りかかった居酒屋である酔っ払いが喧嘩に巻き込まれている光景を目撃する。

店主「この酔っ払いが、昼間から飲んだくれているくせに金がねえだとふざけんな!」

??「ぐふっ!?」

どうもこの酔っ払い、お金が無いのに店で飲んでいたらしく店主が怒り酔っ払いをボコボコにしていた。

さやか「うわぁ、酷い…」

ほむら「当然ね、お金が無いのに飲もうとするからよ。」

マミ(K)「さすがにアレは…金もないのに飲んだ方が悪いわ…
本人のためにも暫くお灸を据えたった方がええで!」

まどか「けどあれはやり過ぎだよ、あの酔っ払いの人足腰が立てないくらいやられてるよ!」

そんな時、まどかたちの前にリーゼントの髪型をして短ランの学生服を着た高校生の少年が現れ
この場を治めるようとした。

???「おっさんたち、もうそこまでにしておけよ!これ以上はさすがにやり過ぎだぜ!」

店主「ふざけるな、こいつはなぁ…変な新興宗教やってるイカれた男だ!
そんなヤツがタダ酒かっ喰らってんだ、許せるわけが…」

???「頼む、この通りだ!!」

少年はその見ず知らずの酔っ払いのために土下座をしてまで許しをもらおうとした。
その姿に店主も思わず居た堪れなくなり…

店主「わかったよ、兄ちゃんに免じて今回だけは許してやる。
だから二度とこの店には来ないでくれ…」

そう言って店主は店に戻って行った。
少年は再び酔っ払いに声を掛けるが酔っ払いは目が虚ろな状態で正気ではない事だけは確かであった。

弦太朗「おっさん大丈夫だったか?俺は如月弦太朗、酔っ払いとも友達になる男だ!
家まで送るけど…場所どこか教えてくれねえか?」

弦太朗は酔っ払いを家に帰そうとするが家の場所を聞いた途端、酔っ払いの態度に変化が起きた。

??「家…ダメだ…家は…あそこには魔女が…魔女がいるんだ!」

急に曇った表情を見せる酔っ払い、そして彼はいきなり取り乱すように震え始めた。

??「私が…私に…力が無かった所為で…娘が魔女になってしまったんだ…
あぁ神よ…何故私たち家族にこのような罰を与えるのですか?」

正直支離滅裂な発言であった、初対面の人間なら誰もが正気の沙汰とは思えない発言だと思うだろう。
しかしその話を聞いたほむらにはこの人物が誰なのか心当たりがあった。

ほむら「娘が魔女?この男もしかして…キンタロス、お願いがあるんだけど…」

ほむらはキンタロスにある事を頼んだ、それは…

キンタロス(マミ…マミ…気分はどうや?落ち着いたか?)

マミ(うん…ちょっとだけ…)

キンタロスは先ほどまで発狂して心の中で眠らせていたマミを呼び起こしていた。
その理由はマミにある事を確認してほしかったからだ。

キンタロス(実はのぅ、ちょっと変な酔っ払いを見てほしいんやけど…)

キンタロスの言う通りマミはその酔っ払いを見てみた、その酔っ払いを見た瞬間マミは驚く。
何故ならこの酔っ払いの正体は…

マミ「嘘よ、何でこの人が…」

まどか「マミさん、この人の事知っているんですか?」

マミ「えぇ…だってこの人は佐倉さんのお父さんよ!」

さやか「えぇっ!?」

ほむら「やっぱり…」

さやかたちが見つけた酔っ払いの正体は杏子の父であった。
何故彼が昼間からお金も持たずに居酒屋で酔っ払っていたのか、その訳を聞いてみた…

杏子父「何故私が酔っ払っているかって?それはこの世の中に絶望したからさ…」

さやか「絶望?」

そして彼は語る、かつてはこの風見野の教会でとある宗教の宗教者であった。
しかし日々、新聞を読んではそこで報道される出来事に心を痛め涙を流し、
新しい時代には新しい教えが必要と考えるようになる。
そう考えた彼は教会の教義に無い事を信者に説きだした。
すると当然…信者の足はぱったり途絶え、本部からも破門されてしまった。

ウラタロス(当然だね、端から見れば胡散臭い新興宗教だよ。)

リュウタロス(うん…僕もそう思う…)

キンタロス(このおっちゃん、現実をもっとしっかり見つめなあかんで!)

さやか「ちょっとアンタたち言い過ぎだってば!」

ほむら「けど間違った事は言ってないわ。」

まどか「ほむらちゃんも少し黙ってて…」

そんな様子を遠くから眺める二人の男女がいた。

それは…

ユウゴ「ヤツが次の狙いか。」

ミサ「えぇ、あの男なら良い絶望の花を咲かせるでしょうね。」

彼らはファントム、謎の儀式サバトにより『絶望』により死亡したゲートから生まれた怪人である。
ファントムたちは人間を『絶望』させて新たなファントムを増やす事を目的としている。
どうやら次の目標を杏子父に絞っているようだ。

ユウゴ「さて…どうやら指輪の魔法使いは俺たちに気付いてはいないようだな。」

ミサ「やるなら今ね、この前妙な男から面白い玩具も手に入ったしさっそく使わせてもらおうかしら…」

それからミサは懐から何やら奇妙な小道具を取り出す。
それはゾディアーツスイッチ、今は亡き天ノ川学園の理事長我望光明が開発した
人間をゾディアーツに変身させるアストロスイッチである。
我望光明の死でゾディアーツを率いていたホロスコープスは滅び、ゾディアーツスイッチも無くなったかと思われていたが…


ユウゴ「さぁ、行って来い!」

ユウゴはグールを召喚させ、杏子父を更なる絶望に陥れようとしていた。
そしてミサはスイッチをグールに持たせ、杏子父を襲うよう命じた。

杏子父「…何でこんな事に…グスッ」

杏子父は泣きじゃくりその場に伏していた、そんな姿を見たマミは…

マミ「こんな人のために佐倉さんは…」

まどか「マ…マミさん?」

マミは杏子父の胸ぐらを掴み詰め寄った。

マミ「佐倉さんが魔女?あの子はあなたたち家族の幸せのために願ったのよ!
その願いを…何でわかってあげないのよ!?」

杏子父「私は否定されたんだぞ!
私の言う事が世迷言だと…自分の子供に…私に世間を救う力など無いと…
そうだ…これは悪魔だ…悪魔の仕業なんだ…」

自分の娘を悪魔とまで言い出す始末…その言葉に…マミがキレた!

マミ「いい加減に…して!!」


ドゴッ


杏子父「ぐふっ!?」

まどか「マ…マミさん!?」

さやか「あのマミさんが…ぶん殴るなんて…」

ほむら「それもグーよ…」

マミ「ハァ…ハァ…私ったらなんて事を…もう嫌!?」

キンタロス(待つんやマミ!俺も行くで)

弦太郎「こりゃ放っとけないな、俺も行くぜ!」

そう言ってマミはキンタロスと共に何処かへいなくなってしまった。
弦太郎もいなくなり残ったまどかたちは引き続き杏子父を説得しようとするが…

杏子父「もう放っといてくれ…誰の話も聞きたくもない…」

さやか「ダメだ、私らの話なんか聞く耳持っちゃくれないよ…」

ウラタロス(ちょっと待った、何だろこの気配?)

リュウタロス(何か…来る!?)


ドゴーンッ!!


謎の気配を察知するウラタロスとリュウタロス、それは先ほどファントムたちの手により放たれた
無数のグールどもであった。

ユウゴ「さぁ殺れ!ただし…ゲートは傷つけるなよ!」


グール’s『グガァァァァ!!』


さやか「何よこいつら!?」

まどか「これって使い魔…それとも魔女なの!?」

ほむら「魔力は感じるけど…魔女とは違うわ、とにかく倒した方が良いわね!」

さやか「よっしゃ、行くよウラタロス!」

ウラタロス(OKさやか!)

リュウタロス(僕も戦う!行くよほむら!)

ほむら「悔しいけど変身した方が戦闘力は高いわ、代わりにすぐに仕留めなさいよ!」


さやか(U)「変身!」


ほむら(R)「変身!」


『Rod Form』 『Gun Form』


さやかとほむらは変身し杏子父に纏わりつこうとするグールを一気に退治する。

さて、ジークは一体誰に降臨するのやら

まどポやTDSでも思ったが
実際に杏子の親父は父親失格と言われてぶん殴られても仕方ない駄目っぷりだよな
教会のやり方が古いとか言ってあんな事すればどうなるかなんて大の大人なら想像つくだろう

その頃…


<イスルギ>


現在イスルギは風見野市に停車中である。
そのイスルギの車内では織莉子、キリカ、ゆまの三人がデンライナーイスルギでお留守番をしていた。

キリカ「バクバク、ムシャムシャ…うん、さっきの『はんぐり〜』とかいうドーナツ屋の
プレーンシュガー美味しいや、店長はオネエ系で変な人だったけど…」

デネブ(コラキリカ、そんなにお菓子ばかり食べてちゃダメだ!虫歯になっちゃうぞ!)

キリカ「うるさいな、デネブは私のママじゃないだろ…」

織莉子「ズズー、この電車に置いてあるコーヒーだけど…
正直あまり美味しくはないわね、こんなのを美味しそうに飲める人いるのかしら?」

テディ(では今度、私がいい豆を仕入れておこう。…と言ってもこの武器の形態のままじゃ出掛けられないが…)

ゆま「zzz」

この時間に移動した後、ゆまが眠ってしまったため二人はまどかにお留守番を頼むよう言われていた。

そんな時…こちらでも何やら奇妙な気配があった…

キリカ「ところで…いい加減出てきたらどうだい?」

織莉子「隠れているのはわかっているのですよ。」

???「フフフ、勘の鋭いお嬢さんたちだ!」

???「拙者たちはそこで寝ている小娘に用があるだけでござる。
そなたらには関係はない、邪魔立てすると容赦はせんがな…」

???「グフフ♪」

現れたのは3人組の怪人、彼らの手元には4人の少年少女が捕えられていてゆまも同じく捕えようとしているらしい。

キリカ「誰がお前らなんかに…」

織莉子「私たちは鹿目さんたちにこの子の事を頼まれているので渡すわけにはいきません。
ですのでお引き取り願いますか?」

???「交渉決裂か…」


カッ


織莉子とキリカは魔法少女に変身して眠っているゆまをイスルギに置いて3人の怪人を車内から引き離し外に出た。

???「やるじゃねえかお前ら、俺たちの仲間に入らねえか?歓迎するぜ!」

リーダー格の男が織莉子とキリカをスカウトするが…

キリカ「仲間?冗談じゃない、私には織莉子がいてくれれば充分だ!」

織莉子「そうね、私たちは…うっ…」

その時、織莉子に予知のビジョンが脳裏に映り出される。その光景は…

キリカ「織莉子!大丈夫かい?」

織莉子「アクマイザー?あなたたちは悪魔なの!?」

サタン「ほう?俺たちの事を知っている人間がいるとは驚いた!
そうだ、俺たちは魔界に封じられた種族アクマイザー、俺はこいつらのリーダー格のサタン!」

イール「同じくイール!」

ガーラ「ガーラなんだな!」

アクマイザーと名乗る3人組、織莉子はこの3人の目的も予知で知った。

織莉子「あなたたちの目的は自分たちを地底に封じ込めた人類への人復讐と地上征服…
それに…無限モンスタープラント?」

イール「バカな!?何故拙者たちの計画をそこまで知っているのだ!?」

サタン「貴様…予知能力を持っているな!
そうか貴様ら魔法少女か、インキュベーターに唆された哀れな娘たちめ。
いいだろう、いずれ貴様らは魔女になる運命…その前に地獄へ送ってやるのがせめてもの情けだ!」

キリカ「そんな情け…」

織莉子「いりません!テディ!デネブ!」

テディ「あぁ!」

デネブ「うむ!」

織莉子とキリカはデネビックバスター、マチェーテディを携えアクマイザーたちとの戦いに挑む!

同じ頃マミは…


まどかたちから離れた場所で涙を流していた。

マミ「うっうぅ…」

キンタロス(泣いててもしょうがないで、みんなのとこに戻るんや。)

マミ「けど…私佐倉さんのお父さんを殴っちゃったし…それに…」

QBの言葉が耳に残る、自分はやがて魔女となりこの世に絶望を撒き散らす運命。
これまで自分が狩ってきた魔女が、すべて同じ魔法少女だった。
つまり自分はQBの手により道化を演じていたのに等しい事を思い知らされたからだ。

ならば…



ジャキッ


マミはある決断を下す、魔女になるくらいならその前に自分で命を断とうと!

キンタロス(マミ!やめるんや!?)

マミ「いずれ魔女になるくらいならその前に死ぬしかないじゃない!?」

弦太郎「待て待て!待ちやがれ!自殺なんてやめろー!」

キンタロスと後から駆け付けた弦太郎によりマミの自殺はなんとか阻止された。
弦太郎はマミに何故自殺なんて真似をするのか聞いた。
そして彼は知る事になる。
魔法少女、魔女、QB、そして魔法少女が魔女になるカラクリ…

魔女になる前に死ぬしかない事を…

弦太郎「ふざけんじゃねえ!命をなんだと思ってんだ!?」

マミ「だ…だって…私は魔女になっちゃうのよ…それなら死ぬしか…」

弦太郎「バカ言うな、お前が死ぬ必要なんてどこにある?
もし魔女になるとしても…それまで精一杯生きてみせろ!
お前が死ぬなんてダチや家族は望んじゃいねえはずだ!!」

マミ「ダチ?それって友達の事?」

弦太郎「そうだ…さっきお前があの酔っ払いのおっさん殴ったのは、ダチを悪く言われたからだろ!
お前には大切なダチがいるはずだ、そいつらは絶対お前らが死ぬ事なんか望んじゃいねえ!」

キンタロス(せやでマミ!お前が死んだらみんな悲しむんやで、命を大切にせなあかん!)

マミ「友達、私の大切な友達…」

一度は発狂し銃を突きつけた、それにも関わらずまどかたちはマミに接してくれた。
そんな自分が許されるのだろうか、マミにそんな不安が過った。

マミ「けど私は…」

弦太郎「心配すんな、まずはみんなの前で謝ればいい!そこからまた始めて行けばいいんだ。
心配なら俺が付いててやる、俺もお前のダチだからな!」

そして弦太郎はマミに握手と共に互いの拳を数回打ち合わせた。
それは弦太郎が互いにダチと認めた際に交わす「友情のシルシ」であった。

弦太郎「これで俺たちはダチだ!!」

マミ「まったく…弦太郎さんの所為で悩んでたのがバカみたくなっちゃった…」

キンタロス(兄ちゃん中々言うのぅ、俺ともダチになってくれや!)

弦太郎「あぁ、俺はイマジンとだってダチになってやるぜ!」

彼らが熱い友情を交わした時であった、突如大爆発が起きた!



ドゴォォォォォン



弦太郎「この爆発は何だ!?」

マミ「あの爆発…鹿目さんたちがいたところからだわ!」

キンタロス(なんやて!?)

そう、爆発が起きたのはまどかたちがいる方角からであった。
マミは急いでまどかたちのところへ駆けつけようとする。

マミ「待っててみんな、今行くわ!」

マミは魔法少女に変身してまどかたちの下へ行こうとするが…

弦太郎「待ちな、そういう事なら俺も付きあうぜ!」

マミ「弦太郎さん…気持ちはありがたいけど…」

キンタロス(素人にはきついで、ここは俺たちに任せとき!)

忠告を促すマミとキンタロス、だが弦太郎は素人などではなかった。
何故なら彼は…

弦太郎「舐めんなよ、俺は仮面ライダーだ!」

そして弦太郎は変身ベルト、フォーゼドライバーを取り出す。

4つのアストロスイッチを装填して変身カウントの電子音が響く。


『3』


『2』


『1』


弦太郎「変身!!」


カッ


変身の掛け声と共に弦太郎は右側部の操縦桿を模したレバー・エンターレバーを引く。
するとコズミックエナジーが発せられ、次の瞬間まるでスペースシャトルをモチーフとした白い仮面の戦士が現れる。

マミ「げ…弦太郎さんなの?」

キンタロス(その姿…お前もしかして…)

???「さぁ行くぜ、ダチが待っているんだからな!」

そして白い仮面の戦士はオレンジのスイッチを押した。

『Rocket On』

電子音と共に右手からロケットが出てきてマミを抱いて白い仮面の戦士は空を飛ぶ。

マミ「一体何なの!?」

そんなマミの疑問を余所に彼らはまどかたちの下へと向かった。

その頃まどかたちは…


電王(ロッドF)「うわぁっ!?」

電王(ガンF)「ぎゃぁっ!?」

まどか「二人とも大丈夫!」

最初はグール相手に優勢であったが、形勢不利になったグールがミサから託された
ゾディアーツスイッチを押してしまい…
グールゾディアーツとなってしまったため形勢を逆転されてしまった。

グールゾディアーツ『グルルルル!』

フェニックス「ハッハッハ!実験は成功のようだぜ!」

メデューサ「そのようね、使える玩具だったなんて意外ね。
さぁ、そこにいる男を渡しなさい。ゲートを傷つけるわけにはいかないのよ。」

杏子父「あわわ…これはどういう事なのですか…神よ…」

蹲り怯える杏子父、怯えながらも顔を上げると上空から何かが落下してきた。

フュルフュル~



ドッカーン



さやか(今度は何!)

ほむら(まさか…新手!?)

思わず警戒するが、それは敵ではない味方であった。
落下した場所から白い仮面の戦士が現れ名乗りを上げる。



フォーゼ「宇宙キター!!
天高仮面ライダー部所属、仮面ライダーフォーゼ!タイマン張らせてもらうぜ!!」


マミ「宇宙?」

キンタロス(キター?)

さやか(何よあいつ?仮面ライダーって事は味方なの?)

電王(ロッドF)「フォーゼ…思い出した!この前のヒーロー大戦で会った事あるよね!」

フォーゼ「あぁ電王先輩、あの時は世話になったな。借りを返しに来たぜ!」

フェニックス「何だ?指輪も魔法使いじゃないみたいだが…」

メデューサ「厄介そうなヤツね、でもまとめて倒せば問題ないでしょうね。」

グールゾディアーツ『ガァァァ!』

フェニックスたちファントムは、フォーゼの登場により一層警戒心を強める。

フォーゼ「お前らの事は聞いてるぜ、確かファントムだよな!
お前らにこのおっさんは渡さねえ、行くぜ!」

そして電王、フォーゼ、魔法少女VSファントムの混戦が開始された。

そして織莉子たちの方にも…

織莉子「クッ…」

キリカ「こいつら強い!」

悪魔の名は伊達ではなかった、アクイマイザーたちの戦闘力は織莉子とキリカを圧倒的に上回っていた。

サタン「魔法少女よ、これが最後のチャンスだ。
俺たちの仲間になるか、それともここで死ぬかだ!」

織莉子「人間を捨てるくらいなら…死んだ方がマシです!」

キリカ「織莉子がそう言うなら…私も付き合うよ!」

サタン「そうか、ならば…死ね!」

アクマイザーたちは3人のジャンプ突進攻撃で、凄まじい威力を誇る合体必殺技『悪魔陣アタック』を放った。



アクイマイザー「「悪魔陣アタック!!」」



アクマイザーが放った悪魔陣アタック、織莉子とキリカは死を覚悟するが…

??「ホワチャー!」

そこに一人の少年が現れアクマイザーたちの悪魔陣アタックの軌道を逸らした。

サタン「何だと!」

イール「貴様…何者だ!?」

織莉子「彼は…まさか!?」

キリカ「織莉子知ってるの?」

織莉子「えぇ、予知で知ったわ。彼は…」

流星「俺か?俺は…朔田流星、そしてまたの名を…」

流星は変身ベルト、メテオドライバーを取り出す。


『Meteor READY?』


電子音と同時に宇宙に存在する人工衛星M-BUSが起動する。



流星「変身!」



レバーを押してドライブユニットが発光・回転し、M-BUSから照射されたコズミックエナジーを受けた。

すると蒼い球体が発光して、蒼い仮面の戦士が現れる。


メテオ「仮面ライダーメテオ、お前の運命は俺が決める!」


仮面ライダーメテオ、弦太郎と同じく天高仮面ライダー部の部員である。

メテオ「ある男を追っていたらまさか悪魔と戦う事になるとはな!
時間が無いから一気に決めさせてもらう!」

織莉子「仮面ライダーが現れるなんて…」

キリカ「まったく頼りになる援軍だよ。」

メテオ「俺はリーダー格の男をやる、他の二人は任せてもいいか?」

キリカ「誰に言ってるんだい?私たちなら余裕さ!デネブ行くよ!」

デネブ(あぁ、キリカ行くぞ!)

織莉子「テディ、行きますよ!」

テディ(了解した。)

サタン「舐めた真似を、返り討ちにしてくれる!」

メテオ「一気に決めると言ったろ、行くぞ!」


『リミットブレイク』


電子音声が鳴ると同時にメテオドライバーにメテオスイッチを装填。
そして必殺キックの態勢へと持ち込んだ。


メテオ「メテオストライク!」


そして織莉子とキリカも…
二人はさやかやマミたちとは違い、ライダーパスを所持していないので
その代わり魔法力をそれぞれの武器に込めていた。

『Full Charge』


織莉子「カウンタースラッシュ!」

キリカ「バスターノヴァ!」


アクマイザー「「ぐわぁぁぁぁぁ!?」」


三人の必殺技が炸裂し、吹っ飛ばされるアクマイザーたち。
だが簡単に倒されるような彼らではなかった。

サタン「フンッ、やるな!」

イール「拙者たちをここまで追い込むとは…」

ガーラ「すごいんだな!」

メテオ「まさかまだヤラれていないとは…」

織莉子「さすがは悪魔というべきかしら。」

キリカ「こうなったらもう一度…」

キリカがもう一度仕掛けようとしたその時であった。
サタンが何かの反応に気付く、彼が目にしたのはなんと…

サタン「この反応は…ヤツだ!」

アクマイザーたちは偶然その場にいた『はんぐり~』の店長を人質にした。

店長「ちょっと…あなたたち…何をするの!
まさか私が可愛いから誘拐を!?キャー助けて!!」

イール「おいサタン、人質にするならもっと可愛い子を…」

ガーラ「こいつオカマなんだな…」

サタン「うるさい!俺だって好きでこんなのを人質にしてるわけじゃない!
こいつはゲートだ、それも飛びっきりの魔力を宿している。
最初に目を付けたガキとは比べ物にならない程のな、こいつを使えば…ククク!」

店長「私に手を出したらウィザードがタダじゃおかないんだから、私はウィザードの彼女なのよ!」

サタン「フフフ、では貴様らウィザートとやらに伝えておけ!
お前の女は預かった、返してほしければ俺たちのアジトに来いとな!」

そんな言付けを残しアクマイザーたちは店長と子供たちを連れ去って行った。



そしてフォーゼたちも…


フォーゼ「うおおおお!」

グールゾディアーツ『グルォォォォ!』

電王(ガンF)「ダァァッ!」

フェニックス「このっ!ちょこまかと動きやがって…」

電王(ロッドF)「女の子に暴力を振るうのは趣味じゃないんだけどな。」

メデューサ「何をゴチャゴチャと!」

フォーゼVSグールゾディアーツ、電王(ガンF)VSフェニックス、電王(ロッドF)VSメデューサの混戦で
辺りは騒然としていた。

そんな中、杏子父はこの戦いを見て隅で怯えている事しか出来なかった。

杏子父「あわわ…このままじゃ…神よ…我を守りたまえ!」

その時、彼の前でまどかが爆風に巻き込まれそうになる。

まどか「キャァァァァ!?」

マミ「鹿目さん危ない!アイギスの鏡!」

マミは魔法でバリアを張り、まどかと杏子父の周りを守った。

マミ「鹿目さん大丈夫だった?」

まどか「マミさん…ありがとう!」

そんなマミに対して杏子父はある事を問いかけてきた。

杏子父「き…キミは恐くないのか?
あんな得体の知れない化け物だぞ、神に背く悪魔を相手に何故キミたちは戦えるんだ!?」

そんな問いかけに対しマミは…

マミ「それが魔法少女の使命だから…なんてカッコいい事じゃない…
本当は怖いし恐ろしいわ、逃げ出したい時もある…けど大切な人がいてその人たちを守るために…
私たちは戦うの!
行くわよ、キンタロスさん!変身!!」


『Axe Form』


電王(アックスF)に変身するマミ、フォーゼとグールゾディアーツの戦いに加勢する。

そしてそれぞれの戦いに決着がつく、まずは電王(ガンF)VSフェニックス。

カスタロフの剣で電王(ガンF)の銃弾を弾くフェニックス。

フェニックス「何度攻撃してきても無駄だ、俺は不死身だからな!」

電王(ガンF)「あ、そう。けど倒すけどいいよね、答えは聞いてない!」


ギュルルルルル!


フェニックス「ぐはぁっ!?」

電王(ガンF)はブレイクダンスをしながら銃弾を乱射、これにはさすがのフェニックスも耐えられなかった。

続いて電王(ロッドF)VSメデューサ。

電王(ロッドF)「出来ればキミとは戦いたくはないんだけどな。
それよりもこんな戦い終らせて僕とお茶でも飲みに行かない?奢るからさ♪」

さやか(ちょっとエロタロス!真面目に戦いなさいよ!)

メデューサ「そういう事は私に勝ってからにしなさいね!」

メデューサはアロガントと呼ばれる自らの杖を武器に電王(ロッドF)に挑む。
だが電王(ロッドF)もデンガッシャー・ロッドモードで応戦、互角かと思われた戦いだったが…

電王(ロッドF)「でやぁっ!」


ガキィンッ


メデューサ「クッ…」

歴戦の経験の差か、少し前まで女子高生だったメデューサで電王(ロッドF)を相手にするには力不足であった。

電王(ロッドF)「悪い事は言わない、今日は見逃してあげるよ♪」

メデューサ「うぅ…フェニックス、引き上げるわよ!」

フェニックス「クソッ!覚えてやがれ!」

ファントムたちは捨て台詞を残しその場から逃げていった。

電王(ガンF)「『覚えてやがれ!』って言う人本当にいるんだ、僕初めて聞いたよ…」

ほむら(奇遇ね、私もよ。)

さやか(それじゃあとはあいつだけだね!)

フォーゼVSグールゾディアーツ、そしてそこに電王(アックスF)も加勢する。

マミ(弦太郎さん、こっちも止めよ!)

フォーゼ「おう、行くぜ!…って何だ!?」

電王(アックスF)は身体のコントロールをキンタロスからマミに切り替え、
ティロ・フィナーレ用の巨大な銃を召喚する。
そしてその銃の中にフォーゼを詰め込んだ!

マミ(弦太郎さん、行きますよ!)

フォーゼ「よっしゃー!頼むぜマミ!」



フォーゼ&マミ「「ライダーティロ・フィナーレキィィィィィィィック!!!!」」



グールゾディアーツ『ウギャァァァァァ!?』



ドッカァァァァァン


フォーゼとマミの合体技にさすがのグールゾディアーツも耐えきれず爆散してしまった。

戦いが終わり変身を解く弦太郎と少女たち、それに先ほど別の場所で戦っていた流星たちも
合流してきた。

弦太郎「よう流星、例の天高からゾディアーツスイッチを持ち出した男はどうなった?」

流星「すまん、まだ見つかっていない。まったく何処へ行ったのやら…」

どうやら二人は天高からゾディアーツスイッチを持ち出した人物を追って風見野まで来たようであった。
そんな二人の事情はさて置いて、マミはみんなの前で先ほどの事を謝罪した。

マミ「みんなごめんなさい、私ったら一番年上なのに…あんな取り乱しちゃって…」

まどか「そんな…マミさんが悪い訳じゃ…」

さやか「仕方ないっすよマミさん、いきなりあんな事言われて冷静でいろって方がおかしいんだし…」

ほむら「悪いのは全部インキュベーターの所為よ、あいつらが黒幕なんだから。」

キリカ「まぁ…私は織莉子が無事ならそれでいいわけだし…」

織莉子「あなたが道を踏み外さなくて良かった、それだけで充分ですよ。」

マミ「みんな…ありがとう…」

そんなやり取りを見守るイマジンたち。

キンタロス(どうやらこっちは解決したようやのう。)

ウラタロス(じゃあ残る問題はこっちだね。)

リュウタロス(ねぇおじさん、大丈夫だった?)

そう、残る問題は杏子父である。彼は先ほどの戦いを目撃して思うところがあった。

杏子父「マミさん…私の娘も…いつもこんな危険な事をしているのかい?」

マミ「そうです、佐倉さんはあなたの願いを叶えるためにいつも命懸けの戦いをしています。
あの子はあなたの望みを叶えていたんです、そんなあの子の事を魔女だとか悪魔だなんて言わないであげて!」

さやか「そうだよおじさん、アンタが落ち込んでたら杏子が報われないじゃん!」

まどか「お願いだから…杏子ちゃんの事…認めてあげてください!」

杏子父「ハハ…私なんかよりもあの子の方がよほど善行をしてたとは…
私はなんと愚かな事をしていたのだ…許してくれ杏子!」

杏子父は誰の目も気にせず泣き出した。
実の娘は血みどろになりながらも自分の願いのために戦ってくれていた事を…
それに対して自分は八つ当たりを起こし、酒に逃げていただけではないか。
こんな自分が許されるのならなんでもすると神に誓うとすら言い出した。

ウラタロス(何でもする、その言葉に嘘はないね?)

杏子父「あぁ、私は杏子に償わなければならない。
そのためならば…」

ウラタロス(ならちょっと死んでもらえないかな?)


!?


いきなりのウラタロスの発言にその場にいた全員が驚いた。

弦太郎「おいおい!こんないい雰囲気の中でお前何言ってんだ!?
少しは空気を読みやがれ!」

さやか「そうだよ、私たちは杏子の家族を救うために来たのに何で死ねとかいうんだよ!?」

全員がウラタロスに喰ってかかるがその発言には別の意味があった。

ウラタロス(みんな落ち着いて、何も本当に死ねと言ってるわけじゃない。
死んだと偽ってもらうんだよ!)

キンタロス(それはどういうこっちゃ?)

ほむら「ちゃんと説明しなさい。」

それからウラタロスは説明を続ける。
このまま佐倉一家が死なないままだと単なるパラレルワールドが発生して、元の時代には繋がらない。
だが…その死を偽装して最初から佐倉一家が死んだ事が嘘だとすればパラレルワールドは発生せず
元の時代に繋がるはずだとウラタロスは告げた。
そして1年後の現在に杏子と家族を再会させようという魂胆であった。

マミ「確かに佐倉さんは家族の死んだ場面を直接見た訳ではないわ。
なんとかなるかもしれない!」

さやか「けど…なんか回りくどいんじゃ…
このまま杏子の家族を未来に連れて行っちゃえばいいんじゃないの?」

ウラタロス(それだと時間にどんな悪影響が及ぼされるかわからないからね。
悪いけど出来る限り危険は避けたいんだ。)

ほむら「問題は死亡をどう認めさせるかね、杏子には死体は誰かが変装してれば誤魔化せるけど
警察の目は簡単には誤魔化しが効かないわ、どうすれば…」

ウラタロス(それには問題はないよ、ライダーにも警察官が何人かいるから!)

流星「だったら照井さんと後藤さんに頼もう、実はあの二人もこの街に来ていて
俺と一緒にゾディアーツスイッチを持ち出した男を追っていたんだ。」

弦太郎「さすがは先輩、頼りになるぜ!」

まどか「でも家族のみんなはどうすればいいの?
どこかへ行くにも仕事先とか見つけなきゃいけないし…」

弦太郎「だったらウチに来いよ!
爺ちゃんが住み込みで働いてくれる人を募集してたからなんとかなるぜ!」

それから夜まで大変だった。
まず佐倉一家を弦太郎の家まで急遽住み込みで引越しさせて、教会を無人にさせた。
その後、杏子の妹と背格好の似ているゆまや織莉子を母親役に、さやかを父親役にさせて
杏子が帰ってきたと同時に死体の仮装をして杏子を騙すといった計画であった。

さやか(く…苦しいんだけど!?)ボソボソ

ゆま(さやか姉ちゃん…我慢して…)ボソボソ

織莉子(この後すぐに教会に火を点けるて火事にするからそれまで耐えて)ボソボソ

キリカ(上でピアノ線で引っ張ってるんだから我慢しろ、ていうか役でも織莉子と夫婦になりやがって…
羨ましいヤツだ!)ボソボソ

さやか(そんなぁ…)ボソボソ

そして裏で待機しているまどか、マミ、ほむらが教会に火を付けた。


ボッ


まどか「思うんだけど火までつける事ないんじゃ…」

ほむら「仕方ないわ、過去を忠実に再現しないとパラレルワールドになるのだから…」

マミ「けど放火ってちょっとスリルがあるからドキドキするわね!」

そして教会は放火、歴史通りの事態が起きて杏子は絶望する訳だが…

マミ「佐倉さん、やっぱり落ち込んでるわね。佐倉さんのためなのに…つらいわ…」

ほむら「しょうがないわ、歴史通りにやらなきゃいけないんだから…」

ウラタロス(そういう事、家族には1年後の僕たちがこの時代に向かった日に
杏子ちゃんを迎えに来てくれって言ってあるし、これで万全なはずだけど…)

キリカ「そういえば朔田はどこに行ったんだろ?」

織莉子「確か先輩を探しに行くとか言ってたけど…」

その頃同じく風見野に来ていた刑事の照井と後藤だが…


照井「番場影人!もう逃げ場は無いぞ!」

後藤「観念しろ、お前が天ノ川学園の研究施設からゾディアーツスイッチを持ち出したのはわかっているんだぞ!」

彼らは天ノ川学園からゾディアーツスイッチを持ち出した番場影人という男を追っていた。
ちなみにメデューサにゾディアーツスイッチを渡したのも彼である。

番場「フフフ、私を逮捕する気か?無駄だ、何故なら私は…」

追い込まれたかと思われた矢先、彼はゾディアーツスイッチを押してヘラクレス・ゾディアーツに変身する。

その力はホロスコープスの十二使徒と同等の力を誇った。


ドォォォン


ヘラクレス・ゾディアーツ「どうだ、お前たちでは太刀打ちできないだろう!」

照井「何?俺に質問するな!」

後藤「俺たちを舐めるなよ!」

そう言うと二人はベルトを取り出した。

まずは照井竜、彼はアクセルドライバーと同時にアクセルメモリーを出した。


『アクセル!』


照井「変…身!」

その電子音とともにベルトにアクセルメモリーを装填ドライバーに接続してある
アクセルを回しバイクをモチーフにした赤い仮面の戦士、仮面ライダーアクセルへと変身する。

アクセル「仮面ライダーアクセル!さぁ、振り切るぜ!!」

続いて後藤慎太郎、彼もバースドライバーと一緒にセルメダルを一枚取り出した。


後藤「変身!」


パカッ


バースロットにセルメダルを投入し、グラップアクセラレーターを回転させてリアクターを守る
カプセル状のトランサーシールドを展開する事で仮面ライダーバースへと変身を遂げた。

バース「仮面ライダーバース!」

二人の仮面ライダーがヘラクレス・ゾディアーツに戦いを挑んだ。



バース「バースバスター!」


アクセル「エンジンブレード!」


ヘラクレス・ゾディアーツ「ぐわぁぁぁぁっ!?」

2大ライダーの武器が炸裂してさすがのヘラクレス・ゾディアーツも不利の状況に追い込まれてしまう。

バース「これまでだな。」

アクセル「スイッチは俺たちが回収する、お前がこれを何のために使うつもりだったのかは
知らんがそんな事は最早どうでもいい!」

窮地に追いやられるヘラクレス・ゾディアーツ、だがそんな彼に味方が現れた。

イール「とぁっ!」

アクセル「何だ!貴様こいつの仲間か!?」

ヘラクレス・ゾディアーツ「お前は何だ?」

イール「お前…面白い力を持っているな、我らと共に来い!
これから面白い事になるぞ!」

現れたのはアクマイザーの一味、イールであった。
イールはアクセルとバースに襲われているヘラクレス・ゾディアーツを助けるとそのまま夜の闇へと消えていった。

アクセル「取り逃がしてしまったか…」

バース「ヤツの目的は一体…」

この後二人は流星と合流してまどかたちの頼みを聞く事になる。

ちなみに今回取り逃がしたヘラクレス・ゾディアーツこと番場影人であるが…

これより5年後、『怪人同盟』を組織して超能力者たちを支援し彼らを『超人類』として利用して
旧人類に代わって世界を支配しようと企む。
またアクマイザーたちもそんな番場を利用して地上侵略を目論む訳だが…

彼らとの戦いは別の物語であり、ここでは語らないでおこう。

そして現在…


教会跡地にて杏子は家族と再会を果たしていた。

杏子「これって何だよ…夢なのか?」

杏子父「夢じゃない…本当だよ…私たちは生きているんだ!」

杏子母「1年も待たせてゴメンね杏子、お父さんが急にあなただけ置いていなくならなきゃいけないって言うから…」

モモ「お姉ちゃん、会えなくて寂しかったよ!」

杏子が家族と再会してる最中、そこに佐倉一家と一緒に教会に来ていた弦太郎が現れる。

弦太郎「よ、みんな!久しぶりだな!」

モモタロス(あん?誰だお前?)

マミ「彼は如月弦太郎さん、今回の事で一役買ってくれた私たちの恩人よ!」

弦太郎「恩人なんて堅苦しい事は無しだ、それよりもこれで上手くいった様だな!」

ウラタロス(今回ばかりは礼を言うよフォーゼ。
キミがいなかったら今回の計画はうまくいかなかったかもしれないしね。)

弦太郎「なぁに、困った時は助け合うのがダチだ!
それじゃ俺はこの辺で失礼するぜ、また何かあったら呼んでくれ!じゃあな!」

弦太郎はマシンマッシグラーに乗り、この場を去って行った。
そして杏子は1年遅れの…神様…ではなく友達がくれたクリスマスプレゼントに…
涙を流していた…

まどか「これでよかったんだね。」

ほむら「えぇ、万事解決という事ね。」

レイジ「いいや、まだ終わっていない!」

いきなり現れた黒崎レイジ、彼はすぐにほむらを拘束して魔法を使えなくした。

ほむら「な…何なの!?」

レイジ「時間犯罪者、暁美ほむらお前を逮捕する!」

まどか「ま…待って、何でほむらちゃんが…」

レイジ「それとキミもだ、鹿目まどか!」

そう言うとレイジはまどかも一緒に捕縛して二人を時間警察本部へと連行していってしまった。

モモタロス(おいおい…どうなってんだ一体!?)

いきなりの事態に困惑するモモタロスたち、一体どういう事なのか!?

続く

とりあえずここまで

今回の話がウィザード×フォーゼのMOVIE大戦と繋がります。

佐倉一家が描写はあまり考察しないでいただくと助かる、何しろ時間の設定に自信が無いので…

そしてほむほむも時間警察に逮捕されました。

乙です。
別のSSで「ライダーは助け合い」って言葉が出てきたけど、このSSは正にそれがふさわしいな。
それと、「嘘も方便」とはよく言うけど、パラレルワールドを発生させない為の嘘とは。

>>350-353
ほむらと神崎の違いって正直あるようでいて無いですよね
しいて言えば映画を観た感じだとほむらの方が非常になりきれてない部分があるかと…
マミさんを殺すのをためらって足に銃弾撃ち込もうとするところとか

>>354
他のクロスならともかくライダーのクロスですから
中学生を逮捕してハイ終わりってオチになるバットエンドなんて誰が望むのか…

>>369
正直ジークを誰に憑りつかせようかなと考え中です
誰か適当なのいないかな…

>>370
ですね、自分の子供たち飢え死に寸前にさせてまで他人の幸せ考えてるとか
杏子父どっかおかしいですわ…

>>417
ウラタロス「嘘ついて誤魔化してこその人生だよ」
これを地でやってるウラタロスだからこその発想です、たぶん他のライダークロスだったら思いつかなかったかも…

なるほど~そういう事でしたか~

ウラタロスもやるなぁwwwwww普段はナンパばっかりだがwwwwww

こういう時の頭の回転の速さが素晴らしいッ!

…で、ほむらはともかくナンデまどかまで!?あの結末のせいで容疑がかかったのか…?

初めて読んだけど、脚本繋がりで鎧武組がチラッとでてきたのはサイコーでしたwwww

アルティメイタムとも上手く組み合わせてきてお疲れwwwwww

まぁ、宗教狂いの人間なんて大なり小なりどっかおかしい所があるもんだ。
自分の妻子を飢えさせる時点で赤の他人を救済できる立場に無いってのは言うまでもないことだけど。

第8話 ほむら「私は繰り返す、何度でも!」??「そこに救いの手を差し伸べ…」??「その前にアイスだ!」
リュウタロス「あ、久しぶり!」まどか「え~と誰ですか?」


<時間警察本部>


いきなりまどかとほむらを連行した時間警察。
そこにモモタロスたちが乗り込み、事情の説明を求めた。

モモタロス「おい!何でまどかとほむらと捕まえた、説明しやがれ!!」

キンタロス「せや、いくらなんでも横暴やで!!」

さやか「早くまどかを返しなさいよ!!」

杏子「このままじゃすまさねえぞテメェら!!」

ゆま「ほむらお姉ちゃん返してー!」

既に喧嘩腰のモモタロスたち、そんな彼らをウラタロスたちが抑えていた。

ウラタロス「まあまあ、みんな落ち着いて。」

マミ「そうよ、向こうは一応警察なんだから!」

織莉子「騒いで釈放されるわけでもないし…」

キリカ「こういう時は冷静になるべきだよ、物事はクールに見つめなきゃね。」

そんな彼らの前に駅長とレイジが現れ、今回ほむらが逮捕された理由を説明する。

駅長「わかりました、それでは説明しましょう。」

レイジ「強ちお前たちも無関係という訳ではないからな。
既に知っているかもしれないが、暁美ほむらが何度も時間軸を移動して過去の時間を改ざんを行っている。」

さやか「そ…それは…まどかを助けるために仕方なくやっている事だから…」

マミ「暁美さんだって好きでやっている訳じゃないわ!」

レイジ「時の改ざんは絶対に行われてはいけない、それはそこにいるイマジンたちもわかっているはずだが?」

モモタロス「うぅ…」

ウラタロス「それを言われると…痛いね…」

ほむらが逮捕された容疑はこれまでのワルプルギスの夜を幾度となく撃退させるために
行われた過去の時間軸への移動と改ざんの容疑であった。
しかしそこで彼らにはある疑問が浮かんだ。

ウラタロス「ほむらちゃんが逮捕された理由は最初からわかってたよ。
けどわからないのはまどかちゃんだ、何故彼女まで連れてかれなければいけないんだい?」

さやか「そうだよ、何でまどかまで…」

その理由に関して織莉子にはある心当たりがあった。

織莉子「鹿目さんが連行された理由ですけど、それってもしかして『救済の魔女』が関係しているんじゃ…」

その発言にさすがの駅長とレイジも驚いた。

駅長「驚きましたな、まさか救済の魔女をご存じだとは…」

レイジ「お前…何故その事を?」

キリカ「フフフ、織莉子はスッゴいんだからね♪」

織莉子「私には予知能力がありますから、やはり鹿目さんを捕えた理由は彼女の魔女化が理由ですね。」

まどかの魔女化、その一言にさやかたちも…それにモモタロスたちイマジンも驚きを隠せなかった。

モモタロス「ちょっと待て、まどかはまだ魔法少女ですらないだろ!」

さやか「そ…そうだよ…まどかが契約しただなんて…もしそうなら一番の大親友である
さやかちゃんが知ってないとおかしいじゃん!」

確かに…まどかはQBとの契約を行っていない、その話には矛盾があるのは事実である。
しかしレイジは…

レイジ「我々時間警察は彼女は第一級指定の危険人物と認定している。
もし鹿目まどかが契約し魔法少女となれば最強の魔法少女になれると聞いた事があるだろう。」

マミ「そういえばQBがそんな事を言ってたわね、私も鹿目さんの只ならぬ素質を感じてはいるけど…」

かつてQBが言っていた言葉、鹿目まどかは魔法少女としては途方もない素質を持っており
間違いなく最強の魔法少女になれるはずだと…


レイジ「そんな鹿目まどかが魔女化すればどうなると思う?
彼女は救済の魔女と化して見滝原の街なんてわずか数秒で滅ぶぞ!」

ウラタロス「そうか…これでようやく合点がいったよ、僕たちが元の時間軸で目撃したあの強大な魔女…
あれこそが救済の魔女、クリームヒルトグレートヒェンだったんだね!」

モモタロス「じゃあ何か!
まどかがそのクリームなんたらになっちまう訳か!?」

レイジ「そうだ、今の鹿目まどかはいつ爆発するかわからない強力な『爆弾』だと言ってもいい。
もし彼女が契約して…魔女にでもなればその時は…この時間軸は消滅する…」

さすがのレイジの言葉に、先ほどまで反発してたモモタロスたちもさすがに反論は出来なかった。
しかしここでまた一つの疑問が浮かんでくる。

ウラタロス「けど不思議だよね、何でまどかちゃんにそんな素質があるんだろ?
あの子どう見ても普通の子だしね。」

さやか「そうだよ、幼馴染の私が言うのもアレだけど…
今までまどかにそんな素質があったなんて全然心当たりが無いんだけど!」

杏子「アタシもあまりまどかと面識がないからとやかく言えないけど…
魔法少女の資質以外は至って普通のヤツにしか見えなかったな、何か理由があるのか?」

全員が感じるまどかの多大なる魔法少女の素質に関する疑問。
その事について恐らく詳しいであろう者をレイジは連行してきた。

レイジ「入れ、囚人インキュベーター!」

QB「やあみんな、まどかとほむら以外は全員揃っているようだね。」

マミ「QB!?」

杏子「お前…何で檻の中に入ってるんだ?」

レイジ「こうでもしなければこいつは鹿目まどかと契約するかもしれないからな。
そのための処置だ。」

実はQB、まどかとほむらが逮捕される直前にレイジたち時間警察に捕縛されており
それからというもの24時間の監視体制で監禁されていた。

ゆま「QB可哀想…」

杏子「バカ…こんなヤツに同情なんかすんな、今までこいつの仕出かした事を考えれば
これだけじゃ足りねえっての!」

さやか「だよねぇ…」

QB「まったく…ひどい扱いだね…
出合い頭にいきなり監禁だなんて未開の蛮族のする事だよ。」

レイジ「そんな事はどうでもいい、鹿目まどかについての事だ。
お前ならおおよその事情は察しがついているんだろう。」

QB「あぁ、鹿目まどかにあんな膨大な魔法少女の素質があるとすれば理由は唯一つ、
それは暁美ほむらの所為だ。」

さやか「転校生の所為?」

マミ「暁美さんは時間移動を繰り返していただけなのでしょう?
何で鹿目さんの素質が暁美さんの所為になるの?」

QB「ではよく考えてほしい、暁美ほむらが時間を繰り返す理由について…
それは鹿目まどかの救済、まどかを軸に時間が繰り返されている。
つまりその所為で鹿目まどかに因果が集中してしまったのさ。」

モモタロス「つまり何だってんだ?」

QB「暁美ほむらが時間移動を繰り返すたびにまどかの因果が強くなりあのような途方もない
魔法少女としての資質を兼ね備えてしまったわけさ。」

さやか「それってつまり…転校生の所為?」

QB「そういう事になるね。」

キンタロス「何がそういう事や!元凶は全部お前の所為やろ!」

マミ「あの…重要な話だけど…
もし…鹿目さんが魔女化した場合…被害はどの程度の規模になるのかしら?」

マミのその質問に対して、モモタロスたちは不安げな顔をしてこう応える。

モモタロス「俺たちも一度だけしか見なかったがヤツはデカかった…
以前戦ったキングダークってヤツと同じか…いやそれ以上かもしれねえな…」

キンタロス「顔面大将軍っちゅうのよりも巨大やったで…」

ウラタロス「それを言うなら岩石大首領ね。
けど救済の魔女は雲を突き抜けるような巨大な魔女だった…
もしあんなのが暴れ出したら見滝原の街なんかあっという間に吹き飛ぶ事だけは保障するよ。」

モモタロスたちですら慄く救済の魔女、マミと杏子も時空警察の判断に納得がいった。

マミ「ワルプルギスの夜よりも強力な魔女…その出現を止めるのならば…」

杏子「まどかとほむらには悪いがこれも仕方ねえな…」

さやか「ちょっと二人とも…納得するの早いって!」

織莉子「けど救済の魔女が出現すれば私たちの力じゃ太刀打ちできませんよ…」

キリカ「そうだよ、鹿目たちにはここで暫く大人しくしてもらった方が良いね。」

さやか「そんな…」

杏子「まあそんなしょげるなよ、ここならまどかたちに危険はないだろうし…
とりあえずは様子見といこうぜ。」

結局さやか以外の魔法少女たちはとりあえず現状の維持に納得をした。

モモタロス「そういえば姿が見えねえが小僧は何処行きやがった?」

キンタロス「なんや静かと思ったらリュウタがおらんかったんか、気付かんかったわ…zzz」

ウラタロス「まさか…」

その頃まどかとほむらは…


<独房>


時間警察により囚われたまどかとほむら、二人は一緒の独房に入れられていた。
ちなみにこの独房は特別性で魔法の力は一切受け付けない構造になっている。
つまりほむらはこの房にいる限り、時を止める事も時間移動も出来ないのだ。
そして二人の独房の隣には…

沙々「出しなさ~い!私だけをここから出しなさ~い!!」

ネガタロス「いいや、俺様を出せ!!」

同じく時間警察に逮捕された沙々とネガタロスが隣の房に収監されていた。

ほむら「いい加減黙りなさい、そんなに叫んだところで無駄よ。」

まどか「そうだよ沙々ちゃん、大人しくしてた方が良いんじゃ…」

いつの間にか仲が良くなった(?)まどかと沙々、しかし沙々は諦めきれなかった。

沙々「あのねぇ…まどか!
既にご存じだと思いますけど…私たち魔法少女はいずれ魔女になるんですよ!
こんなところにいればソウルジェムの濁りが増す、そうなる前に脱出しなきゃいけないんですよ!」

ほむら「無駄に騒ぐから濁るのよ、大人しくしていれば少しはソウルジェムの濁りも落ち着くはずよ。」

ネガタロス「まったく冗談じゃねえ、時間警察のヤツら…
俺さまをこんなとこに閉じ込めやがって、絶対後悔させてやるぜ!」

まどか「あはは…」

>QB「まったく…ひどい扱いだね… 出合い頭にいきなり監禁だなんて未開の蛮族のする事だよ。」
契約によって生じるデメリットを意図的に知らせずに契約を迫るのは未開の蛮族以下の所業だと思うんだけどねぇ…。

ほむら「けど私にしてみればこの状況は決して悪いものじゃないわ。
まどか、あなたはワルプルギスの夜が現れてもここにいれば安全よ。」

確かにこの独房に居れば魔女に襲われる心配も無いしQBによる魔法少女への勧誘も無い。
ほむらとしては最適な空間…とまではいかないにせよ、都合の良い展開ではあった。
だがそんな彼女たちに対して沙々が異を唱える。

沙々「そんなに守られてばかりでいいんですかね?」

まどか「沙々ちゃん?」

ほむら「優木沙々、余計な事は言わないで!」

沙々「そんな守られてばかりで…自分では何もしない可愛いお人形…
それが今のあなたですわ、鹿目まどか!
正直今のあなたは自分の足で立ってすらいませんの、おわかり?」

ほむら「これ以上言うのなら…」

沙々「フンッ、こんな独房に入れられてれば嫌味の一つくらい言いたくもなりますわ!」

それからほむらと沙々は口論となり誰にも口出しできない状況になった。
まどかに至っては沙々から言われた何気ない嫌味を気にする始末…
だがそれは以前からまどかが感じていた劣等感でもあった。
今まで何も出来ない自分を変えるために魔法少女になろうと一度は決断をした。
しかしその危険な戦いの様を見て、何度も戦う事について思い悩んでいた。


まどか「私はどうしたら…」


そんな時…まどかの悩みに独房の隅にあったある物が反応する。


(その欲望…解放してみないか?)


まどか「え?だ…誰!?」

まどかは声のする方を見る、そこにあったのは緑色の6枚のメダル。
そのメダルがやがて人の形を形成した。
そして一人の男が現れる、趣味の悪い緑色のライダージャケットにオールバックの髪型の青年。
思わず驚くまどかであるが…


ウヴァ「俺の名はウヴァ、さぁ…お前の欲望を解放しろ!」


ウヴァ、彼はグリードという種で800年前の錬金術師たちにより生み出された人工生命体である。
かつては彼の他にも4人も仲間がいたが…戦いの末生き残ったグリードはウヴァ一人になってしまった。

まどかの前に現れたウヴァは一枚の銀色のメダルをまどかの額に投げる。
そのメダルはセルメダル、人間の欲望を糧にして、人間の欲望をヤミーに変える力を持つ。


チャリーン


そしてまどかから一匹の異形のが現れる…

とりあえずここまで

>>420
正直このSSでの頭脳プレイの大半をウラタロスが担っています。
ウラタロスがいなければどうなっていたか想像したくもありません…

>>421
ボランティアとか自分の範疇でやれよって事ですよね
杏子父…

>>434
QB「訊かれなかったからね。」
それだけですまされるQBさんのダーティーな台詞です


ウヴァさんに出番くれてありがとウヴァ!

一方モモタロスたちであるが、駅長にまだ聞いてない肝心の事があった。

モモタロス「それで良太郎は!良太郎はどこに行ったんだ!?」

キンタロス「色々と探したけど見つからんかったで!」

ウラタロス「良太郎たちがどこに行ったのか駅長なら知っているよね?」

駅長「勿論知っています、そもそも良太郎くんたちは時間移動なんかしていません。
まだ元の時間軸で救済の魔女と戦っていますよ。」

モモタロス「まだ戦ってるだと!?」

ウラタロス「あの救済の魔女と?」

駅長「その通り、時間移動をしたのはキミたちイマジンだけです。
良太郎くんたちは今もあの時間軸で救済の魔女を相手に戦っています。
ちなみにですが…今のところかなり劣勢を強いられていますね。
もし彼らが敗れでもしたら、救済の魔女は次にこの時間軸を襲ってくるでしょう。」

ウラタロス「ちょ…ちょっとまった!襲ってくるってどういう意味?」

駅長「実は…当初は救済の魔女を相手に良太郎くんたちも優勢だったのですが…」

レイジ「その後、救済の魔女は…
他の時間軸からの同一体を召喚、そして力を吸収し始めてその力は強大化してしまった。
最早彼らだけの力では対処するのは困難だろう…」

駅長「ですのでキミたちにはすぐに元の時間軸へ戻ってもらい、
良太郎くんたちの支援をしてほしいのです。」

レイジ「ちなみに言っておくがもし彼らが負けた場合…
救済の魔女の猛威はこの時間軸にも押し寄せてくる、そうなれば…」

駅長「全ての時間軸は消滅してしまい…未来へ続く歴史は崩壊してしまいます…」

事態はあまりにも深刻であった。
ほむらの時間移動の影響でまどかの魔女化、それによる救済の魔女の猛威、
さらにはその影響が全ての時間軸にまで及ぼし、最悪の場合…全ての時間軸が消滅するというのだから…

モモタロス「こうしちゃいられねえ、さっさと良太郎たちのところへ帰らねえと!」

ウラタロス「待った先輩!まだ聞いてないけどもし僕たちがこのまま帰ればこの時間軸はどうなるのかな?」


ウラタロスの質問に対してレイジは淡々と答える。

レイジ「既に時間犯罪者暁美ほむらと第一級危険人物鹿目まどかは確保した。
とりあえずこれで全ての時間軸が消滅するような危険は無くなったはずだ。」

その言葉を聞き、とりあえずは全員安堵するが…

レイジ「まぁ…ワルプルギスの夜についてだが…
我々は基本あらゆる時間軸に関与する事は出来ない、よってこの時間軸にいるキミたちに対処してもらうしかない。」

杏子「ちょっと待て、それってつまりは…」

さやか「え?何?どういう事?」

織莉子「私たちに丸投げという事ですね。」

キリカ「なっ!?」

マミ「そんな…私たちだけでなんて…」

マミが不安がるのも無理は無い、相手はあのワルプルギスの夜である。
暁美ほむらが幾度となく時間軸を繰り返して戦い続けている相手、そんな魔女に勝ち目があるのか怪しいものであった…

さやか「マミさん…率直に聞きますけど電王抜きで私たちに勝ち目ってありますか?」

マミ「それは…」

さやかからの質問に答えを渋るマミ、代わりに織莉子が答えた。

織莉子「ありませんね、歴史上最強の魔女と謳われているワルプルギスの夜ですよ。
魔法少女が数人徒党を組んで立ち向かったところで結果は…」

キリカ「なるほど、織莉子が言うんだから間違いないね!」

さやか「そんな事言ってる場合じゃ…私たちの街が危ないんだよ!?」

不安を感じるさやかたちを前にモモタロスたちは再度駅長に訊ねてみた。

モモタロス「なぁ…せめてワンコロの夜ってのを倒してから向かうってのはダメなのか?」

駅長「それは…」

レイジ「ダメだ、この時間軸での出来事は彼女たちの問題だ。
お前たちはこの時間軸の者たちではない、これ以上深入りするというなら時間保護法に基づいて逮捕するぞ!」

モモタロス「何だとこのケチ野郎!?」

ウラタロス「先輩、そんな事言っちゃダメだって!」

レイジ「まぁ…お前たちは過去に何度も前例があるからな。
何かあってからでは遅いので、お前たちの身柄も拘束する!」

そしていつの間にか手錠を付けられるモモタロスたち…
この手錠は特殊性で手錠されている間イマジンたちは変身する事も出来なくなってしまう。

レイジが出てると海東もコソッと通りすがるような気がするなw

ウラタロス「何だよこの手錠、抜けられないじゃん!?」

キンタロス「ほれ!モモの字が余計な事を言うからパス取られてもうたがな!」

モモタロス「俺の所為じゃねぇー!?」

その時だった!



ドッゴォォォォォン



独房から大きな爆発音が響く、急遽駆け付けてみるとそこにいたのは…

???『キャハハハ!』

杏子「あの暴れているヤツ…まさか…」

マミ「魔法少女…なの?」

杏子とマミが指摘するように暴れている存在は、まるで魔法少女のようなフリルのドレスを着ているが
顔は昆虫のような顔をしていて全身がまるで心の闇を現すような真っ黒に染まっていた。
そして全員がこの魔法少女に驚く中、独房から出てくる影があった。

まどか「ゲホッ、ゲホッ…」

ほむら「まどか…大丈夫?」

まどかとほむら、どうやらこの機に乗じて独房から抜け出したようだ。

レイジ「お前たち…そうかこの騒動はお前たちの仕業か!?」

まどかとほむらに銃を向けるレイジ、しかしこの騒動の発端は彼女たちではなかった。
まどかたちの後ろからウヴァが現れ、彼は人間態から昆虫系の怪人に変化した。

ウヴァ「フフフ、お前たちが時間警察か?
俺の名はウヴァ!かつての戦いで次元の彼方へ追いやられてしまったがこの牢獄に辿り着き
欲望を求める者をずっと待っていたんだ!!」



レイジ「ふざけた事を…まずはお前から排除する!変身!!」


レイジが変身する仮面ライダーG電王、それはかつて海東大樹と名乗る泥棒を捕えるために
人工イマジンイヴの力を宿して戦うレイジの姿。
しかし以前、イヴの力が暴走してしまい…それ以来は自らの力で変身し戦う様になった。

G電王「時間保護法に法り、貴様を逮捕する!」

ウヴァ「やれるものならやってみろ!」

G電王VSウヴァの戦いが始まった。
最初は互角かと思われた戦いであるが、レイジはこれでも時間警察の優秀な捜査官。
一度はあの仮面ライダーディエンドを逮捕した実力者である。
対してウヴァは自身を構成しているコアメダルを3枚失っているため完全態ではなく…
本来の実力を出し切れずにいた。

G電王「デンガッシャー十手モード!」


ドガッ


ウヴァ「クソッ、こんなヤツ…完全態の力を取り戻せていれば足元にも俺の及ばないはずなのに!」

G電王による接近戦のラッシュ、さすがに復活直後のウヴァでは力が整っておらず
戦うには不利な状況であった。

G電王「さぁ止めだ、ワールドエンド!」

ウヴァ「クッ!?」

デンガッシャー十手モードから放たれるG電王の必殺技ワールドエンド、当たれば一溜りもない技だが…


ガキィンッ


G電王「何!受け止めただと!?」

???『ティヒヒヒ!』

G電王の必殺技は先ほどから暴れている魔法少女の格好をした者にいとも簡単に受け止められてしまう。
G電王は自分の攻撃を軽々と受け流した存在に攻撃を仕掛けるが…


G電王「ぐわぁぁぁぁぁ!?」


あっさりと倒されてしまった。

ウラタロス「嘘でしょ!あの黒崎レイジが!?」

モモタロス「簡単にやられやがったぜ…」

マミ「あの魔法少女は一体何者なの!?」

全員が驚く中、ウヴァはこの黒い魔法少女を従えていた。

ウヴァ「フフフ、こいつはヤミーと言って人間の欲望から生み出された存在だ。
そしてこいつはそこにいるまどかという娘が生み出したヤミーだ!!」

まどか「そんな…私が!?」

ヤミーは本来人間の欲望から生み出される存在、そしてまどかの欲望は魔法少女になりたい事である。
この二つが重なり、ヤミーと魔法少女の融合体、魔法少女ヤミーが誕生してしまったのだ。

魔法少女ヤミー『ティヒヒヒ!』

ウヴァ「ハハハ!これも俺の実力だ、お前たち全員俺にひれ伏せ!!」

ウヴァ(だが何か様子がおかしい、いくらヤミーでも不完全態の俺よりも強いヤミーなんて
今まで生まれた事は無かったはずだが…)

ウヴァが疑問に思う中、G電王はこの魔法少女ヤミーの異常なまでの強さに対して
ある疑惑があった。

G電王「この強さ…それに宿主が鹿目まどか…
そうか、このヤミーは鹿目まどかの強大な因果が影響されている!
だからこんな異常なまでの強さを誇っているのか!?」

まどか「そんな…私の所為で…」

ほむら「まどか!あなたの所為ではないわ、それよりもここは危険よ!
早く安全な場所へ移動しましょう!」

ほむらは盾を回して時間停止を行おうとするが…

G電王「行かせん!」

G電王はデンガッシャーをガンモードに切り替え、ほむらを狙った。
ほむらも攻撃を防ぐべく盾で身を守ろうとするが…

G電王「ワールドバニッシュ!」


ドキュゥゥゥゥゥン!!


G電王はバリアに包まれた状態になり赤と青の光線ワールドバニッシュがほむらに直撃する。

ほむら「キャァァァァ!?」

まどか「ほむらちゃん、大丈夫!?よかった、無事だった!けど…」

まどかがすぐにほむらの下へと駆けつけるが確かにほむらは無事だった。
しかしG電王の攻撃を防ぐために盾が激しい損傷を受けてしまい…
その所為で時間停止と時間移動の機能が失われてしまったのだ。

ほむら「そんな…これじゃあ…やり直す事が出来ない!?」

G電王「これでいい、これで時の運行を辛うじて守る事が…ぐはっ!?」

魔法少女ヤミー『ウェヒヒヒ!』

魔法少女ヤミーは弓矢を出して、時間警察本部を崩壊させようとしていた。

そしてそれに乗じて今まで時間警察により捕らえられていた囚人たちが暴れ出して
この騒ぎに乗じて脱走しようとしていた。

モモタロス「クソッ!こうなりゃ俺たちも変身だ!」

ウラタロス「ダメだよ、僕たちは手錠されてしまったから力が出せないんだよ!?」

キンタロス「こんなヤツ…手錠が無ければ一撃でやってもうたのにのぅ…」

モモタロスたちは先ほどレイジに掛けられた手錠の所為で本来の力を発揮できずにいた。
また杏子たち魔法少女も…

モールイマジン「ガアア!」

杏子「近付いてくんな!」

マミ「このっ!ダメね、こっちも脱獄してくる囚人が暴れ出して襲ってくるから対応できないわ…」

テディ(すまん、我々も…)

デネブ(手に負えない…)

キリカ「この…デネビックバスター!」

織莉子「マチューテディ!ダメ、こう数が多くては対処できないわ…」

圧倒的な数に苦戦を強いられる一同、そんな時ほむらの脳裏にある声が響いた。

リュウタロス(アハハ、僕の出番だよね!)

ほむら「リュウタロス!あなたどうして…」

ウラタロス「そっか、リュウタだけほむらちゃんに憑りついてて難を逃れてたんだね!」

モモタロス「でかした小僧!さっさとやっちまえ!」

ほむら「とにかく行くわよ、変身!!」


『Gun Form』


電王(ガンF)「一気に行くよ、いいよね?」

そう言うと電王(ガンF)はデンライナーイカヅチを呼び出しバトルモードに変形させる。

杏子「おいおい…何であいつデンライナーなんか呼び出してんだよ?」

さやか「ね…ねぇ…なんかやばい事するんじゃないの!」

何やら嫌な予感を感じる杏子とさやか、その予感は的中する。

織莉子「ハッ、予知でわかりました!リュウタくんはこれから…」

杏子「予知しなくたってわかるよ!全員伏せろー!!」


電王(ガンF)「「行っくよー!!」」


バトルモードに変形したイカヅチは口からフリーエネルギーの光線を吐き出し
暴れている囚人連中を一掃した。



バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン



モモタロス「小僧!俺たちがいる事を忘れるなー!?」

ウラタロス「無駄だよ先輩、たぶん聞こえてないから…」

まどか「キャァッ!?」

爆発に巻き込まれそうになるまどか、その時地面に2枚の赤いメダルが落ちている事に気付いた。

まどか「赤い…メダル?」

さやか「まどか!こっちこっち!」

マミ「鹿目さん、結界を張るから早くこっちに来て!」

まどか「さやかちゃん!マミさん!わかりました!」

まどかは二枚のメダルをポケットに入れて急いでマミのところへ急いだ。



ドーン! ドッカーン!


崩壊する時間警察本部。
一方その頃、沙々はネガ電王に変身して時間警察の最重要人物が閉じ込められている独房に囚われている者たちを出した。

??「ここはどこだ?」

??「何故俺たちは囚われている?」

??「ここから出せ!」

??「そうだ…俺たちはまだ…暴れたりないんだ!」

そこにいる4人の囚人たち、ネガ電王は彼らを解放した。

沙々(ちょっとネガタロス…この連中は一体何なんですか?見るからに物騒な連中なんですけど!?)

ネガ電王「こいつらは過去の戦いで敗れ…無念に散った連中だ。
時間警察に囚われたのは俺様にとっては好都合だった、今こそ俺様は最強の悪の組織を結成してやるぜ!!」

爆炎の響く中、ネガ電王はこの連中を率いて時間警察本部から脱出した。



シュゥゥゥゥゥ


イカヅチによる攻撃も終わり、時間警察本部は半壊するものの脱走しようとした囚人たちは阻止する事が出来た。

電王(ガンF)「へっへ~ん、やったね!」

モモタロス「『やったね!』じゃねえ!こっちもやばかったんだぞ!!」

杏子「少しは手加減しやがれ!」

ほむら(けどまどかは無事のようだし、これで…)

これでやっと一段落する、誰もがそう思った時であった。


ドシュッ


電王(ガンF)「うわぁっ!?」

黒い矢が電王(ガンF)の背中に刺さり爆発した。
何かと思い辺りを見回すとそこにはイカズチの攻撃を回避したウヴァと、それに魔法少女ヤミーがいた。

モモタロス「あいつら…生きてやがったのか!?」

ウヴァ「当然だ、この俺が簡単にやられてたまるか!」

魔法少女ヤミー『ティヒヒヒ!』

魔法少女ヤミーは電王(ガンF)に突進を仕掛けた、両者はそのまま時間警察本部を抜け出して、
時の砂漠へと転げ落ちていった。

ウヴァ「ほう、ヤツらここから落ちていったか。では俺も…」

そう言うとウヴァは魔法少女ヤミーの宿主であるまどかを掻っ攫って後を追い掛けようとする。

さやか「ちょっとアンタ!まどかを返せ!」

ウヴァ「黙れ虫けらが!お前たちはそこでジッと見ているんだな!」

そしてウヴァもまどかを連れて電王(ガンF)と魔法少女ヤミーの後を追って行った。

杏子「クソッ、早く追いかけねえと…」

だがその時であった、時間警察本部が今までの攻撃に耐えきれなくなりとうとう崩壊してしまった。

G電王「いかん!このままでは建物が崩れる!」

駅長「みなさ~ん、ターミナルに急いでください。発進しますよ!」

モモタロス「よっしゃ!みんな乗り込め!」

全員がキングライナーに乗車して脱出、建物の崩壊に巻き込まれずにすんだ。

そして電王(ガンF)と魔法少女ヤミーは時の砂漠を抜けて元の現実世界へと戻ってきていた。

電王(ガンF)「だぁぁっ!」

魔法少女ヤミー『ウェヒヒ、ホムラチャン。ワタシトタタカエルノ?』

ほむら(こいつ…喋れるの?)

ほむらが魔法少女ヤミーに疑問を持つ中、そこへウヴァと攫われたまどかが現れた。

ウヴァ「そうだ、俺の作るヤミーには知能がある。
そして宿主であるこの娘のある想いでヤミーは強さを増すのだ!」

まどか「私の想い?」

魔法少女ヤミー『ワタシネ、ズットイママデノジブンガイヤダッタンダ。
ナニモデキナクテオクビョウダッタジブンガ…ダカラツヨクナレタラドンナニイイカ…
ホムラチャンナラワカルヨネ?』

ヤミーの語る想いはまどかが抱いていた悩みと同じであった。
自分も魔法少女となって力を得たい、そして弱い自分を変えたいと…そんな想いを叶えたいと…

ウヴァ「力を求める事は悪い事じゃない、お前が求める力はすぐ目の前にあるんだぞ!」

まどか「あれが…私の求める力…」

まどかはフラフラと魔法少女ヤミーの下へと近づく、あれこそが自分が求めていた力そのものだと…

ほむら(まどか…ダメ…行かないで!?)

ほむらは必死に叫ぶがまどかの耳には入らなかった、そして魔法少女ヤミーがまどかに手を差し伸べる。
その邪悪に満ちた力をまどかに献上するかのように…

まどか「私に力をくれるの?」

魔法少女ヤミーはコクンと頷く、そしてその差し伸べた手を受け取ろうとするが…



ダンッ


そこに一発の銃声が響く、弾丸が当たったのは魔法少女ヤミーの手である。
そして当てたのは…

電王(ガンF)「…」

ほむら(リュウタ?)

なんと電王(ガンF)がまどかの行動を阻止したのだ。

まどか「リュウタくん…何で邪魔するの?私も戦う力が欲しいんだよ!」

何故こんな事をするのかと、自分も戦う力を得たいと訴えるまどか。
しかしリュウタロスは…

電王(ガンF)「そんなの…間違ってる…
そんな悪いヤツからもらった…力を得たって何も残らないよ…」

まどか「あなたに…力を持ってるあなたにはわからないよ!
私だって戦いたいの…ほむらちゃんやマミさん…それにさやかちゃんたちに守ってもらってばかりの私じゃない!
自分の力で戦える私になりたいの!!」

ほむら「まどか…」

まどかの悲痛な叫び、その想いがわからないほむらではなかった。
ほむらはこれまで幾多のループを繰り返し、その度にまどかを見てきた。
彼女は守られたいわけではない、自分が誰かを守りたい、そんな優しい子だと知っているからだ。

電王(ガンF)「ねぇまどか…
僕も以前はやりたい放題だったんだ、みんなには迷惑かけて…困らせて…
そんな僕を仲間だと思ってくれたのが良太郎だった。」

『良太郎』、まどかとほむらはこの名前を何度か耳にしていた。
モモタロスたちが慕っている彼らの契約者の名前である。
彼らイマジンたちが事ある事に彼の名前を出しているので恐らく相当の実力者なのだろうとまどかたちは思っていた。
だが実際はそうではなかった…

電王(ガンF)「良太郎って本当は信じられないくらい弱くて…
僕も最初は良太郎を殺すために悪いヤツに送り込まれたんだけど…
いつの間にか仲良くなって…結局その悪いヤツを裏切っちゃったんだねよ。
だから僕思うんだ、本当の強さってもしかしたらそんな悪いヤツからもらえる力なんかじゃなくて…
良太郎みたくどんな悪いヤツにも立ち向かえる強い心が力になるんだって!!」



ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!


魔法少女ヤミーに電王(ガンF)の連射が決まる、さすがに耐えきれなくなり倒れ伏す魔法少女ヤミー。
倒れた際に数枚のセルメダルが体内から吐き出され、それが先ほど赤いメダルを拾った
まどかのポケットに入っていった。

まどか「私…私は…」

ウヴァ「何を迷っている!ただの人間のお前がやっと手に入れる事の出来る力だぞ!
拒む理由がどこにある!?さぁ、力を受け取るんだ!!」

まどかはこの時迷った、自分が手にすべき力はこんなもので良いのかと…

ウヴァ「迷うな!お前の求めるモノはすぐそこにあるんだぞ!
完全無敵の力だぞ、黙って受け取ればいいだろ!!」

まどかの行動にじれったさを感じたウヴァは半ば強制的にまどかに力を受け入れるように言うが
それが逆にまどかの反発を買ってしまった。

まどか「やっぱりこんなのおかしい…
キンさんたちが言ってた、『世の中強い人なんかいくらでもいる、もっと上を目指せ』って!
私は…そんな押し付けられる力なんて…あなたたちから差し出された手なんか受け取らない…
強さは私自身が身に付けなくちゃいけないものなんだってわかったから!!」

ウヴァ「このガキ…生意気な…」

ほむら(まどか…危ない!?)

その時まどかのポケットに入っていた赤いメダルが反応して光り輝いた。
光が静まった瞬間、まどかは自分の右手を見た、なんとそこにあったのは…

アンク「クソッ!復活できたのは右手だけか…忌々しいぜまったく…」

まどか「私の右手が…変な事になってるー!?」

ウヴァ「お前はアンク!死んだはずじゃなかったのか!?」

電王(ガンF)「あれ?あの右手どこかで見たような?」

リュウタロスがどこかで見覚えのある右手を疑問に思う中、ある棒切れに一枚のトランクスのパンツを
掲げた男が現れた。

??「あれは…ちょっとこれ持ってて!」

ほむら(あなた誰?…何これ…パンツ?)

男はほむらにパンツの棒切れを渡すと颯爽とまどかの救出に成功する。

アンク「映司!久しぶりだな!」

映司「アンク?お前どうして…タカメダルはあの時…」

アンク「あの時咄嗟に本体を無傷なクジャクとコンドルのメダルに移しておいたんだ。
だから助かった!」

映司「そっか、よかったなアンク!」

映司と名乗る青年はまどかの右腕にくっ付いているアンクに抱きついた。
その光景を見たほむらは思わずまどかと映司を引き離そうとする。

ほむら(ちょっとあなた!いきなり出てきて訳も分からずまどかに触れないで頂戴!
大体何者なの!?)

映司「何者って言われると困るけど…とりあえず俺の名は火野映司。
正直俺にはキミたちの事情はよく知らない、けど困っているキミたちに手を差し伸べたくてここに来たんだよ!」

そして映司はオーズドライバーを腰に装着する。

アンク「映司、メダルだ!」

アンクが映司にメダルを渡す。赤(タカメダル)、黄(トラメダル)、緑(バッタメダル)の3つのメダルだ。

ウヴァ「あれは…俺の!やはりお前が持っていたのか!?」

メダルを渡された映司はベルトにメダルをセットし右腰にマウントされているオースキャナーで
3枚のコアメダルを横一線にスキャンしてこう叫んだ。


映司「変身!!」


その瞬間、ベルトから赤、黄、緑のオーラが光りベルトからある歌が聞こえてきた。


『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ♪タトバ♪タ・ト・バ♪』


まどか「タカ?トラ?バッタ?」

ほむら「タトバ?」

火野映司が変身した姿、それは上下三色の色に別れた戦士であった。


オーズ「俺はオーズ、仮面ライダーオーズだ!」


電王(ガンF)「あー、やっぱりオーズだ!久しぶりー♪」

再会を喜ぶリュウタロスとオーズだがそんな中、オーズが現れた事でウヴァは怒りを露わにしていた。

ウヴァ「オーズ…やはり俺のコアメダルはお前が持っているのか!
コアメダルは俺の物だ、さっさと返せ!!」

オーズ「悪いけど悪用されると知ってて返すつもりはないよ。
そっちこそ、大人しく封印されてくれ!」

ウヴァ「ふざけるな、誰が二度と封印なんかされるか!!」

オーズはメダジャリバーを取り出し、ウヴァとの戦いに挑む!


ガキンッ


ドガッ バシッ


最初は互角かと思われていたが魔法少女ヤミーも加勢し、オーズも思わず苦戦してしまう。

オーズ「おい、二対一は卑怯じゃなかったのか?」

ウヴァ「そんな昔の事…とっくに忘れたに決まってるだろ!」

形勢が不利なオーズに一気に仕掛けるウヴァ、だが上手くはいかなかった。


ドンッ!ドンッ!


背後から響く銃声、後ろには電王(ガンF)がデンガッシャー・ガンモードを構えていたからだ。

ほむら(これで二対二よ、フェアな戦いが出来そうね!)

電王(ガンF)「お前、倒すけどいいよね?答えは聞いてない!」

オーズ&電王(ガンF)VSウヴァ&魔法少女ヤミーのタッグ戦が行われた。

魔法少女ヤミー『ティヒヒヒ!』

オーズ「こいつ…強い…ウヴァ以上だ!」

魔法少女ヤミーを相手にするオーズ、元々がまどかの因果を具現化した存在なので
さすがのオーズも苦戦を強いられていた。

アンク「映司、このメダルを使え!」

オーズ「これは…ゾウメダル!」


『タカ!トラ!ゾウ!タカトラゾ!』


オーズ「テイヤー!」

ゾウメダルに交換する事により、バッタメダル時では出来ない重量感のあるキックをぶつける事が出来る。

オーズ「けど…これだと逆にスピードが出ないから動きについていけない…」

アンク「なら次はこのメダルだ!」

アンクが次に渡したメダルはウナギメダルとチーターメダル、急ぎウナギメダルとチーターメダルをスキャンするオーズ。


『タカ!ウナギ!チーター!タカウーター!』


オーズ「ハッ!」

オーズはウナギメダルの特性である電気ウナギウィップを巧みに使い魔法少女ヤミーを縛り付ける事に成功する。


オーズ「今だ、ボルタームウィップ!」


魔法少女ヤミー『ギャァァァァ!?』

そして電気ウナギウィップから流れる強力な電撃攻撃で魔法少女ヤミーに多大なダメージを与えた。

ウヴァ「チッ、使えないヤツめ…」

電王(ガンF)「よそ見…してる場合じゃないと思うけど?」

背後に銃を突きつける電王(ガンF)、慌てて体勢を立て直すウヴァだが一手遅れてしまった。


『Full Charge』


電王(ガンF)「こっちも行くよ、ワイルドショット!」


ウヴァ「グハァァァァァ!?」

電王(ガンF)の必殺技を受け吹っ飛ばされるウヴァ、だが完全にやられた訳ではなかった。

ウヴァ「チッ、ここは引くしかないか…だが憶えておけ!このままではすまさん!」

そんな捨て台詞を吐いてウヴァはこの場から逃げて行った。

そして残った魔法少女ヤミーにもう一度ワイルドショットを撃とうとするが…


ズキッ


電王(ガンF)の…いや…憑依体であるほむらの右腕に痛みがあった。
それは先ほどG電王から受けたワールドバニッシュのダメージが盾で辛うじて防いでいたと思われていたが
実は右腕にかなり響いていたのだ。

ほむら(この腕でもう一度あの技を撃つのは正直つらい、けどここで倒さなければ…)

ほむらは痛みを堪えてなんとかもう一度態勢を取るがその痛みの続く腕をアンクの右腕をしたまどかが優しく握ってきた。

ほむら(ま…まどか?)

まどか「今の私にはほむらちゃんを守る力はないかもしれない…
けど…あなたに手を伸ばして支えてあげる事くらいは私にだって出来るから!」

まどかに支えられ再び必殺技を撃つ態勢を取るほむら、それと同時にアンクがオーズに再びメダルを渡す。

アンク「映司、こんなヤツを相手に一々時間を掛けるな!コンボで決めるぞ!」

そしてオーズに渡されるメダル、それは…


『クワガタ!カマキリ!バッタ!ガータ♪ガタガタキリバ♪ガタキリバ♪』


仮面ライダーオーズガタキリバフォーム、昆虫系コンボを使用したフォームで大きな特徴は全身が緑である事である。

アンク「おい紫のお前、上空に向かってさっきの銃を撃て!」

電王(ガンF)「わかった、ワイルドショット!」


『スキャニングチャージ!』


オーズも上空にジャンプし、先ほど上空に放たれたワイルドショットをバッタレッグに吸収した。
そしてその瞬間、オーズはガタキシバ最大の固有能力である分身生成を発揮する。

オーズ「ハッ!」

まどか「す…スゴイ!分身が一、二、三…と…とにかく数え切れないほど出てきた!」

ほむら「一体どこまで増える気なの?」

アンク「ガタキリバの力でなら最大50体の分裂が可能だ、今だ映司!!」

電王(ガンF)のワイルドショットの力を得たオーズは分身50体とともにキックの態勢を取った。


オーズ「セイヤー!!」


その掛け声とともにガタキリバキックが放たれた、分身×50のガタキリバキックに加えて
ワイルドショットのエネルギーも上乗せ、最早魔法少女ヤミーに逃げ場は無かった。


魔法少女ヤミー『ギャァァァァァァ!?』


ガタキリバコンボの特性をフルに使い魔法少女ヤミーは爆散してしまった。
後に残ったのは残骸から出てくる大量のセルメダルだけだった。

アンク「ハハハ、メダルだ!メダルだ!」

大量のセルメダルを見て大はしゃぎするアンク、その一方で映司はまどかとほむらから礼を言われていた。

まどか「あの…さっきは助けてもらってありがとうございました。」

ほむら「まったく…随分とチートな技を使うのね。
幻惑魔法を得意とする佐倉杏子だってあんなに分身は生み出せないわよ…」

映司「アハハ、久しぶりの変身だけどうまくいってよかったよ。
それじゃ俺たちは逃げたウヴァを追うね、また何かあったら呼んでくれ。
俺はもう助けを求める手を掴み損ねたくはないんだ、それじゃ!行くぞアンク!」

アンク「ま…待て映司、まだメダルを全部吸収してないんだぞおい!?」

こうして嫌がるアンクを無理やり引っ張り火野映司は何処かへと消えて行った。

その頃、キングライナーで崩壊する時間警察本部を脱出した一同は現実世界へと戻ってきていた。

さやか「まったく…散々な目に合った…」

杏子「本当だぜ、結局まどかたちは大丈夫だったのかな?」

マミ「心配だわ、すぐに探しに行きましょう。」

心配するマミたちであるがその場にすぐにまどかとほむらが現れた。

まどか「みんなごめんなさい、大丈夫だった?」

ほむら「この様子だと全員無事のようね。」

ゆま「お姉ちゃんたち無事だったんだね!」

さやか「いやー、よかったよかった!」

しかしぬか喜びしているのはそこまでだった、すぐにその場で異常な事態が起き始めたからだ!





ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ




空が急に曇り出し、まるで台風が急接近でもしたのかと思うような異常気象が見滝原全域に発生した。
この異常事態に対してほむらはある心当たりがあった。

ほむら「この現象…まさか…ワルプルギスの夜!?」

マミ「そんなまさか!」

織莉子「あり得ません…予知ではアレが来るのは確かあと数週間は先のはずでは!?」

キリカ「そうだ!織莉子の予知が外れるわけが…」

確かに織莉子の予知が外れる事はこれまであり得なかった。
しかしある邪悪な意志が織莉子の予知を凌駕したとしたらどうであろうか?













そして現れる舞台装置の魔女:ワルプルギスの夜!
現れたワルプルギスの夜は魔女結界を必要としておらずその姿を視認する事が可能だった。

杏子「あいつがワルプルギスの夜…でけぇ…300mはあるんじゃねえのか!?」

マミ「歴史上最強にして超弩級の魔女…噂に違えない巨大さだわ…」

全員がワルプルギスの夜に圧倒されている中、さやかはあるモノを発見する、それは…

さやか「ねぇ、あのワルプルギスの夜のところに人がいるんだけど…
あれってもしかして優木沙々じゃない?」

まどか「本当だ、沙々ちゃんだ!?」

そう…先ほど時間警察を脱走した優木沙々がワルプルギスの夜を従えていたのだ。

ほむら「バカな…どうして!?」

QB「それは僕から説明しよう。」

さやか「QB…いたんだ…しかも檻から出てるし…」

QB「さっきの騒動でドサクサ紛れで逃げ出せたんだ。
それよりも優木沙々、彼女は魔女の洗脳を得意とする魔法少女だ。
だからこそ…ワルプルギスの夜を従えさせられたかもしれないが…」

織莉子「何かおかしい事でもあるのですか?」

QB「優木沙々の能力は確かに特殊ではある。
だが…彼女の魔法力であのワルプルギスの夜を従わせるのは不可能だ!
誰か相当な実力を持つ協力者がいるはずだよ!」

沙々「ウフフ、確かに私一人じゃワルプルギスの夜の制御は無理でしたけど…
彼らがいてくれましたからね!」

沙々の後ろに現れる男たち、モモタロスたちは彼らに見覚えがあった。

モモタロス(あいつらは…)

ウラタロス(嘘でしょ…)

キンタロス(なんちゅうこっちゃ、偉い事やで!)

リュウタロス(あいつら生きてたんだ!)

それはかつて過去に電王に敗れた悪の仮面ライダーたち…

仮面ライダー牙王、仮面ライダー幽汽、仮面ライダーゴルドラ、シルバラ、4人のライダーが集結していた。

沙々「そして…私も…変身♪」

ネガ電王「この俺、仮面ライダーネガ電王が揃い5人の仮面ライダーにワルプルギスの夜だ。
お前たちに俺の悪の組織(真)を倒せるかな?」

モモタロス(ふざけやがって!何が(真)だ!絶対ぶっ潰してやる!!)

キンタロス(せやな、もう一度コテンパンに倒してやらなあかん!)

モモタロスたちがネガ電王たちに攻めようとキングライナーから降りようとしたその時であった。
突然キングライナーが動き出してしまった。

杏子「お…おい…モモタロス!?」

さやか「あのでっかい電車が動き出した!」

マミ「ど…どうしたっていうの!?」

突然の出来事に驚く杏子たち、だがそれはイマジンたちも一緒であった。

リュウタロス(な…何で動いてるの!?)

駅長「タイムリミットです、もう我々は元の時間に戻らなければいけません。」

レイジ「そうだ、もう暁美ほむらの盾は使えなくしておいたからこれで時間移動は出来ない。
それにこんなところでグズグズしていたら野上良太郎たちが救済の魔女にやられるかもしれないからな。
急いで戻らなければならん。」

モモタロス(おい待てよ…そのために杏子たちを犠牲にするってのか!?
俺は許さねえぞ!戻せ、戻してくれぇぇぇぇぇ!?)

モモタロスの悲痛な叫びも虚しく、キングライナーはワームホールを抜けこの時間軸から去って行った。

続く

とりあえずここまで

今回出てきたウヴァとアンクは最終話でドクター真木が発生させたワームホールに吸い込まれて
時間警察にたどり着いてしまったという事で…

所詮SSの設定なのであまり本気にはなさらないでください。

>>405
ちょっとここの描写わかりづらかったと思うので補足しますが
さやか→杏子父変装で首つり自殺中(天上でキリカがピアノ線で引っ張ってるので息は出来てます)

織莉子&ゆま→血のりで血まみれを演出中

という描写になっていました、わかりづらくてすんません…

>>439
というかオーズ側で怪人といえばもうウヴァさんしか残ってないので…
他に適当な悪役いないし

>>449
今回のSSは平成第2期ライダー(W以降のライダー)を取り上げたいので
それ以前の電王以外の平成第1期ライダーはゴメンなさいって事で…
ていうか海東さんはディケイド完結後も単独で映画に出れたしヒーロー大戦じゃラスボスだしこれでもかというくらい出番あるし!



ドクター真木ィ!ってワルプルギスの夜とか終末に導くのに使いそうだよね


この幽汽はゴーストイマジンの方?

第5話 織莉子「何でここで5話?」キリカ「過去編だからさ!」
??「さぁ、お前の罪を数えろ!」デネブ「見知らぬ人、お茶でもどうぞ。」


<美国邸>

杏子たちがほむらを追って沢芽市に行っていた頃、魔法少女の契約を果たしたばかりの美国織莉子はある事で悩んでいた。

織莉子「救済の魔女…私たち魔法少女が束になっても敵わない相手とどう戦えば…」

QBと契約した彼女は未来の出来事を知る事が出来る予知能力を得た。

初めて魔法少女となった彼女が見た予知は、絶望の光景に包まれていた…

荒廃する見滝原の地、そこに現れるワルプルギスの夜。
そして桃色の魔法少女が現れワルプルギスの夜を颯爽と退治するが…
ワルプルギスの夜を退治すると同時に、その魔法少女は力を使い果たしソウルジェムはあっという間に濁り出現する
救済の魔女:クリームヒルトグレートヒェン。
そこで予知は終わっていた、その後の光景なんて想像するだけで鬱になるだろう。

織莉子は考える、もしこの救済の魔女を倒せる可能性があるとしたらそれは…

織莉子「救済の魔女と化す前の魔法少女を殺しさえすればいい。
彼女はまだ魔法少女の契約すらしていないはず、殺すのは容易い…けど…」

織莉子は迷っていた、確かに大勢の人間を助けるためならたった一人の人間の命を
犠牲にするのは仕方の無い事ではないか…しかしそれが本当に正しいのか、それに…


ガッシャーン


そんな物思いに耽っていた彼女の家に石が投げ込まれた、その石には紙が包まれていてその内容は…


『この悪徳政治家の娘め!お前も地獄に堕ちろ!!』


…という内容であった、今彼女は迷っていた。
果たして自分をこんな目に合わせる人間たちを救う価値などあるのかと…

――――――

そんな事を思い悩んでいた時、誰かが織莉子のそばに近付いてきた。

QB「やぁ美国織莉子、キミはまだ魔法少女としての活動を始めていないね。
キミが全然動かないからこうしてキミの動向を見に来たよ。」

織莉子「QB…」

織莉子が魔法少女としての活動をしない理由はある。
それは予知で未来を見た時に、救済の魔女の出現と同時に
魔法少女が魔女になるという重大なカラクリに気付いてしまったからだ。
もしこの先魔法少女としての使命を果たすのであれば…それは間違いなく…
同族殺し、そして…やがては自分も魔女となる運命になるはずだから…

QB「キミが何を考えているのかは僕にはわからない。
だが与えられた使命だけはしっかりと果してもらいたいな、それが契約なんだから。」

織莉子「えぇ、わかっているわ。この嘘吐き…」

立ち去るQBに皮肉を漏らす織莉子、その時であった。



ピンポ~ン


その時、玄関のチャイムが鳴り響いた。
自分を訪ねる人間なんているはずがない、そう思い恐る恐るインターホンを見るとそこにいたのは
自分と同い年くらいの黒いショートヘアの一人の少女であった。

織莉子「誰…かしら?白女にあんな子はいなかったはずだけど?」

玄関までやって来るとそこに立つ少女は何やら緊張しているようで焦りながらもこう話した。

キリカ「あ…あの…私は呉キリカという者です、そ…その美国織莉子さんですよね?
わ…私は呉キリカという者で…あの…その…」

織莉子「え~と何を仰りたいのかしら?」

キリカ「だから…その…つまり…」

キリカが何か言おうとした、だが…




ドッカーン



美国邸の庭にやたらと響く音がした、二人は気になってその場に行ってみるとそこにあったのは…

デネブ(ここはどこだ?助けてくれ~!)

テディ(すまない、我々は動けないのだ!?)

そこにあったのはデネビックバスター、それにマチューテディの状態のまま動けないでいるデネブとテディの姿があった。

織莉子はテディを、キリカがデネブを持つと彼らはここぞとばかり礼を言ってきた。

デネブ(ありがとう!二人のおかげで助かった、礼を言う!)

テディ(すまない、我々は本来の姿に戻れないのだ…どうか元の世界に還れる手段を
見つけ出すまで傍に居させてくれ!)

突然の申し出に対して織莉子とキリカは驚くがそんな事を気にしている場合ではなかった。

住人A「おい、今の衝撃は何だったんだ?」

住人B「あの美国の家からだぞ!」

なんと先ほどのデネブたちの轟音を聞きつけて美国邸に近所の住民たちが押し掛けてきたのだ。

キリカ「何だこいつら?」

織莉子「彼らは…近所の人たちよ…あなたたち早く逃げなさい!」

織莉子はそう言うとキリカにデネブたちを押し付けて家から出そうとする。
そこへ近所の住人達が織莉子の下へと押し掛けてきた。

住人A「今の音だがアンタのところから聞こえてきたぞ!どういう事だ!?」

住人B「この悪徳政治家の娘が!やはり悪人の子は悪人だな!」

住人C「まったく…いい加減にしてくれ!
アンタら美国の家の所為で近隣の我々まで悪人扱いされるかもしれないんだぞ!?」

そこへある二人の男の影があった。
一人は帽子を被りまるで探偵のような風貌の青年。
もう一人は長袖のボーダーにノースリロングパーカーの少年が美国邸へと近付いていた。

??「ここが美国さんの屋敷か。」

??「あぁ、それにしても酷い有様だね。壁のいたるところに落書きの跡がある。」

二人の男たちが美国邸の状況を嘆いている間に手前勝手な理由で織莉子を責め立てる近隣の住人達、
その光景を見たキリカがキレた!

キリカ「ねえアンタたち、さっきから子供相手に大人気ないな!
その子が何か悪い事をしたわけじゃないだろ?」

確かに織莉子自身に非がある訳ではなかった、だが…

住人D「何も知らないガキは引っ込んでろ!
こいつはな…この前首吊り自殺をした汚職議員美国久臣の娘なんだよ!!」

織莉子「…」

美国久臣、彼は織莉子の父親であり幼い頃に母親を亡くした織莉子にとっては唯一の肉親であった。
そんなたった二人の親子に何があったのかというと…
遡る事数週間前、織莉子が自宅に帰宅すると父親が首を吊っている光景を目撃してしまった。
それからすぐに蘇生措置が施されたがその甲斐虚しく、父親は死亡。
その後どこからかの情報で明るみとなった父親が行ったとされる様々な不正疑惑、その行いが世の人々の反感を買い…
彼女は悲劇の娘ではなく悪徳政治家の娘として扱われていた。
これまで親しく付き合ってきた学校の友人、それに知り合い等の関係者すべてが掌を返したが如く彼女を煙たがった。

織莉子「だから私には関わらないで、あなたまで巻き込まれるわよ…」

キリカに忠告を促す織莉子、しかしそんな忠告を聞き入れるようなキリカではなかった。

キリカ「それってつまり織莉子の父親が悪い訳で…織莉子自身が悪い訳じゃないよね?
それなのにキミたちはこんな幼気で可憐な彼女を寄って集ってイジメているわけかい?
それってみっともないよね?」

住人E「この…余所者のガキが黙っていろ!」

織莉子「危ない!?」

デネブ(くぅっ!こんな状態でなければ…)

テディ(守ってあげられるのに!)

キリカは住人達の反発を買ってしまい殴られそうになってしまう。

??「こいつは放っておけねえな、待ちな!」

そこへ先ほどの探偵の風貌をした青年がキリカを助けようと近付くが…



ガシッ


???「いい加減にしなさい、あなたたち!」

織莉子「え?」

キリカ「だ…誰?」

殴られそうになるキリカをある男が守ったのだ、だが守ったのは先ほどの青年ではなかった。

凰蓮「ワテクシは凰蓮・ピエール・アルフォンゾ、どんな理由かは存じませんが…
大の男が寄って集ってレディに暴力を振るうのは…許しませんわ!!」


ドカッ バキッ ボカッ


住人’s「チクショウ!覚えてやがれ!!」


凰蓮「adieu、ダサ男くんたち♪」

先ほどまで集まっていた住人たちはいっせいにいなくなってしまい、
その場に残ったのは織莉子とキリカ、それに凰蓮と青年たちだけだった。

凰蓮「織莉子大丈夫だった?怪我は無い?」

織莉子「えぇ、どうもありがとうございますパティシエ。」

キリカ「パティシエ?このおじさんケーキ屋の店長なの?」

キリカを助けたのは洋菓子店「シャルモン」の店長凰蓮・ピエール・アルフォンゾ(本名は凰蓮厳之介)
スキンヘッドの頭に厳つい肉体で一見パティシエには見えないのだがそれもそのはず。
彼は以前傭兵部隊に所属していたのだから。
ちなみに織莉子はシャルモンの常連で個人的に彼と付き合いがあった。

凰蓮「ちょっと…小娘?アンタさっきワテクシの事を何と呼びましたの?」

キリカ「何って…店長って…」

凰蓮「店長ではない、パティシエよ!!」

キリカ「ハ…ハイ…パティシエ…」

デネブ(うぅ…キャラの濃そうな人だ…)

テディ(我々の影がドンドン薄くなる…)

??「なんじゃこりゃー!?ここは普通俺が活躍する場面だろ!!」

??「キミは相変わらずハーフボイルドだからね。」

そんなやり取りの最中、織莉子の事を心配してくれる人間がやってきた。

町内会長「織莉子ちゃん大丈夫だったかい?」

織莉子「町内会長さん!」

織莉子の事を心配して駆けつけた近所の町内会長が織莉子の事を労わった。
彼は昔から美国の家と深い関係があり、織莉子の父の自殺後もこの近隣で唯一織莉子と関わりを持ってくれていた人物でもある。

町内会長「まったくあいつらめ、加減というものを知らんのか!」

織莉子「仕方ありません…父はそれだけの事をしてしまったのだから…」

そんな織莉子の前にようやく二人の男たちが自己紹介をしようと歩み寄ってきた。

??「え~とあんたが美国織莉子さんかい?
さっきは俺が颯爽と助けに行きたかったんだがそこのオカマのおっさんに邪魔されてな。」

凰蓮「誰がオカマのおっさんよ!パティシエ、もしくはレディとお呼び!このダサ男!」

??「いやどう見てもおっさんだろ!ていうか誰がダサ男だ!?こんなに活かした格好してるだろうが!?」

凰蓮「フン、どう見てもアンタ形から入るタイプでしょ!アンタから半人前臭がプンプン臭って不快なのよ!!」

フィリップ「当たらずも遠からず、意外と的を得た意見だ。
さてそんな事はさて置いて織莉子さん、僕はフィリップ、それとこっちは左翔太郎、二人とも風都という街の探偵だ。
僕たちの事はお父さんから聞いた事はあるかい?」

織莉子「風都?確か…何年か前に騒動があったっていう街の名前じゃ?」

凰蓮「そうよ、確か何年か前に『NEVER』というプロの傭兵集団が占拠した事があるって話よ!?
そんな物騒な街からアンタたち何しに来たのよ!?」

翔太郎「コラ!俺たちの街を物騒とかいうんじゃねえ!
そりゃ…ちょっとは変わったヤツもいるけどいい街なんだぞ!!
そういえばNEVERといえばアンタみたいなオネエ系のキャラの濃いヤツがいたな…」

織莉子「あの…こんなところで話も失礼ですので…みなさん我が家に上がってみては…」

とりあえずここまで

今回は織莉子キリカとW、それにブラーボさんです。
電王クロスなのに目立てないデネブとテディゴメンなさい…

そして全員が織莉子の家に上がりお茶の持て成しを受けていた。

キリカ「いやぁ!この紅茶美味しいね!でもまあキミの淹れるものは何だって美味しいけどね♡」

織莉子「え…えぇ…ありがとう…」

織莉子(結局この子誰なのかしら?)

凰蓮「探偵ねぇ、随分と胡散臭そうだけどそんなアンタたちが織莉子に何の用なのかしら?」

フィリップ「僕たちは美国久臣氏が生前時に依頼を受けていたんだ。
彼はもし自分の身に何かあったら娘に何か危害が及ぶかもしれないと言っててね。
それで僕たちが今日ここに来たわけなんだけど…」

翔太郎「それにしても酷い有様だぜ、玄関や塀には悪質な落書き、おまけに窓は割れ放題、
ここまでやられて何で警察に通報しないんだ?」

翔太郎のもっともな質問に対して織莉子は俯きながらこう答えた。

織莉子「だって…仕方ないじゃないですか…父があんな不正なんかして…
悪い事をしたのは父なのですし…だから…」

翔太郎「だから娘のアンタが父親に代わってその咎を受けるだと?
それとこれとは話が別だろおい!」

織莉子「うぅ…」


ダダッ


キリカ「織莉子!待って!」

翔太郎の言葉に思わず涙を流し自分の部屋に行ってしまう織莉子、その後をキリカが追って行った。

凰蓮「信じられない!なんてデリカシーの無い男なのかしら!?本当ダサ男だわ!!」

翔太郎「いや…俺は別に…」

フィリップ「まったく…キミというヤツは相変わらず女心のわからない人間だね。」

翔太郎「お前に言われたくねー!」

町内会長「ハァ…まったく織莉子ちゃんも可哀想に…
彼女のお父さんがあんな遺書さえ残さなければこんな事にはならなかったのに…」

凰蓮「遺書って何の事よ?」

町内会長「実は美国氏は自殺する時に遺書を残していたんですよ。
その遺書があったから彼の汚職が世間に明るみとなったのです。」

翔太郎「…」

フィリップ「…」

一方織莉子はというと部屋に閉じこもってしまった、そんな彼女をキリカは慰めているのだが…

織莉子「…」

キリカ「ほら…元気出しなよ…お父さんが亡くなってつらいのはわかるけど…」

キリカは織莉子が父を亡くしたから泣いているのかと思ったが織莉子が嘆く理由は他にもあった。

織莉子「違う…お父様の事だけじゃない…私は…いえ…魔法少女は…」

デネブ(一体何の話をしているんだろうか?)

テディ(さぁ?)

その間に居間では織莉子たちがいないのを見計らい翔太郎とフィリップがある話をしていた。

翔太郎「なぁ町内会長さん、アンタさっき美国さんの遺書だとか言ってたがどうしてそんな事知ってんだい?」

町内会長「それは勿論…美国さんの死体のそばにあったんだろ?
報道でやってたからねぇ。」

フィリップ「確かに美国議員の死体の周囲には遺書が残してあった、しかし…実はそれは…」

翔太郎「遺書については警察がマスコミに知らせていない情報だったんだよ!
そんな事を知っているとしたらそいつは…美国議員を殺した犯人だけなんだよ!!」

町内会長「何!?」

凰蓮「どういう事?説明しなさい!」

フィリップ「どうやら墓穴を掘ったらしいね、それでは検索を始めよう。」

翔太郎「フィリップ!キーワードは『町内会長』、『美国議員』、『汚職』、それに『遺書』だ!!」

フィリップは自身の特殊能力の一つである脳内にある“地球の本棚”という膨大なる知識へのアクセスを開始する。
すると恐ろしき真実が見えてきた。

フィリップ「検索は完了した、なるほどそういう事か。
今現在世間で騒がれている美国議員の汚職問題は全てそこにいる町内会長の仕組んだ事だった。
彼は以前から美国議員に賄賂を持ちかけていたがそれを全て美国議員は拒否していた。
そんな状況を嘆いた町内会長は美国議員を殺害、その後死体の周囲に遺書を残したというのが事件の真相だ。」

翔太郎「なるほどな、後は善人面してりゃこの町内でアンタを疑う人間は一人もいないって事か!
ハッ、よく考えたもんだぜ!」

町内会長「フフフ、まさかこんな何処の輩ともわからん連中に真相を知られるとはな…
胸糞が悪いよまったく!」

凰蓮「まぁ…まぁ…トレビア~ン♪
坊やたちの事見直したわ、お姉さんお詫びに熱いキッスしてあげるわよ!(チュッ)♡」

翔太郎「いるか!
それにしてもわからねえな、事件は終わったのに何故一人娘の織莉子にあそこまで付きっきりになる?
何か理由でもあるのか?」

町内会長「フフ、理由はある。それは…」

そう言うと町内会長は懐からあるモノを出す、それは翔太郎たちがよく知る忌まわしいモノであった。

フィリップ「あれはガイアメモリ!?」

翔太郎「やっぱり…お前が財団Xと絡んでいるっていう情報は正しかったようだな!」

町内会長「まったくどこでそんな話を聞きつけてきたのやら…
私が今もなお美国の家とお付き合いしているのには理由がある、それは財団Xからの指令だからだ!」

そして彼は首筋にある生体コネクタに財団Xより渡された『D』の刻印が刻まれたガイアメモリを刺す。


『DEATH』


ガイアメモリから発せられる不気味な電子音と共に町内会長はデス・ドーパントへと変化する。

凰蓮「何よこいつ!死神みたいな格好をしているわ、不気味よー!?」

翔太郎「デス・ドーパントだと!?だがあれは…」

フィリップ「そうだ、僕たちがかつて出会ったデス・ドーパントは偽物だった。
しかしこいつは本物だ、という事はやはり本物は存在していたという事か!」

デス・ドーパント:かつて風都の街で『死人返り』の事件が発生。
その時に事件を陰で操っていたのがこのデス・ドーパントであった。
しかし翔太郎たちが過去に出会ったデス・ドーパントは同じくガイアメモリに『D』の刻印が刻まれた
ダミー・ドーパントの仕業であった。
だが今度は違う、今回出現したデス・ドーパントは紛れもない『本物』だったのだ。

そんな居間での騒ぎを織莉子とキリカもさすがに気になっていた。

キリカ「さっきから居間が騒がしいな、あの連中織莉子の家で何を騒いでいるんだ?」

デネブ(なんだか嫌な予感がする…)

テディ(同じく…)

この騒ぎに悪寒を感じるイマジンたち、だがその悪寒は的中する。
翔太郎、フィリップ、凰蓮の三人が居間から吹っ飛ばされてしまった。


ドーン


キリカ「な…何だ!?」

翔太郎「おい…織莉子ちゃんを連れてすぐに逃げろ!ヤツが追ってくるぞ!」

キリカ「何だって!織莉子が!?」

そして部屋に閉じこもっていた織莉子の下に先ほどのデス・ドーパントが現れる。

織莉子「あなた…そう…町内会長さんなのね…けど何故あなたが…」

デス・ドーパント「ほぅ私の事がわかるのか?
魔法少女の能力というのは確かに優れているようだ。」

織莉子「魔法少女の事を知っているの?けど何故!?」

デス・ドーパント「私は財団Xから魔法少女の生体サンプルを奪取せよとの命令を受けているのだ!
まさか利用価値の無くなった美国の娘であるお前が魔法少女の契約を結ぶとはこれも運命か!」

織莉子に迫るデス・ドーパント、だが部屋の扉からデス・ドーパントに誰かが立ち向かって行った。

織莉子「あれは…」

キリカ「でやあーっ!」


ガキィンッ


キリカは魔法少女に変身して自身の武器である鍵爪を使いデス・ドーパントの鍔迫り合いとなった。

織莉子「あなた…魔法少女なの?そう…だから私に接触してきたのね…」

キリカ「違う!私は…キミと…」

キリカが織莉子に自分がここに来た本来の理由を告げる前にデス・ドーパントがその会話を遮った。

デス・ドーパント「まさか魔法少女がもう一人いるとは…
やはり私は運に恵まれている、織莉子…お前の父親は不運に見舞われたがな!」

織莉子「お前…!」

その言葉に怒りを感じた織莉子も魔法少女に変身してデス・ドーパントに攻撃を仕掛ける。

織莉子「ハッ!」

デス・ドーパント「無駄だ、お前たち程度の攻撃など私には効かん!」

二人の魔法少女の攻撃を余裕で対処するデス・ドーパント、そこへ居間で吹っ飛ばされた翔太郎たちが駆けつけてくる。

翔太郎「おい二人とも大丈夫か…って何だそこ格好は!?」

フィリップ「奇妙な衣装だ、興味深いね。」

凰蓮「トレビア~ン、ワテクシもあんな可愛い格好をしてみたいわぁ♪」

キリカ「気味の悪い事を言うなよ、それよりもだ…」

デス・ドーパントの力は確かに絶大であった、魔法少女二人を簡単に圧倒できる能力。
だがそれだけでは飽き足らずデス・ドーパントは懐からある物を取り出してきた。

キリカ「あいつ…何かを取り出してるぞ?」

織莉子「あれは…グリーフシード!?」

翔太郎「グリーフシード?何だ?」

フィリップ「…」

デス・ドーパント「これはお前たちも知っての通り魔女の卵であるグリーフシードだ。
そして既に…孵化寸前!」

デス・ドーパントは孵化寸前のグリーフシードを解放する、すると辺りはいきなり魔女の結界に包まれてしまった。

翔太郎「何だここは!俺たちは美国邸にいたはずだろ!?」

キリカ「黙ってろ一般人!これは魔女の結界…そして…出てくるぞ!」

キリカの言う通りこの結界の主である魔女が出現する、その魔女の正体は…



ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド



影の魔女:エルザマリア


その姿はまさに影そのもの、またこの魔女に近付いた者たちも全て影に包まれてしまう。

キリカ「まったく次から次へと出てきて…面倒なんだよ!」

キリカはエルザマリアを倒すために接近しようとするがそれを織莉子に阻まれてしまう。

織莉子「ダメ!魔女を攻撃しないで!」

キリカ「何でさ!あれを倒さなきゃいけないのが私たちの使命のはずじゃ!?」

織莉子「魔女たちは元は魔法少女なの…そしていずれ私たちも…
私たち魔法少女はみんなQBに騙されていたのよ!」

キリカ「な…なんだって!?」

翔太郎「魔法少女?魔女?QB?おいフィリップ、あの子たちが何を言ってるかわかるか?」

フィリップ「検索してみよう、『魔法少女』、『魔女』、『QB』、……何だコレは!?
酷い話だ、QBというのは正体が地球外生命体インキュベーターだ。
ヤツらの目的は、特定の条件を満たした少女と契約を交わしてこの地球上に住む、
第二次成長期の少女の感情エネルギーを回収するのが目的だなんて…」

翔太郎「何だと!何でその宇宙人はわざわざ宇宙からそんな性質の悪い事をしに来るんだ!?」

フィリップ「インキュベーターには感情が無い、だからこそ感情を持つ人類を利用しようたしたんだ!
それに…彼らの目的は宇宙の寿命を延ばす事だと?」

翔太郎「冗談じゃねえ!そんな訳のわかんねえ事に人間さまの命を使わせてたまるか!?」

しかし翔太郎たちは魔女エルザマリアの触手に拘束されてしまい動く事が出来なかった。
そんな最中、デス・ドーパントは織莉子にある話を持ちかけてくる。

デス・ドーパント「織莉子、私とキミの仲だ。財団Xの生体サンプルに喜んでなるというのなら
私はキミの無き父と母に会わせてあげようじゃないか。」

織莉子「そんな事が出来る訳が…父と母は死んだのよ!?」

確かに織莉子の父は自殺し、母親も織莉子が幼い頃に死んでしまった。
だがデス・ドーパントの力はその死を覆す力があるとしたら…

デス・ドーパント「死者よ、甦れ!」



シュワァァァァ



デス・ドーパントは何処からともなく棺桶を召喚し、そこから二人の人間が現れる。
それは今は亡き織莉子の父と母の姿であった。

織莉子「あ…あぁ…お父さまにお母さま…そんな…どうして?」

デス・ドーパント「私の力で死者を蘇生したんだ、だがこのままでは不完全のままだ。
キミがこのまま大人しく私と一緒に来るのなら彼らを完全に蘇生させてやろう。」

確かにデス・ドーパントの言う通り織莉子の両親は蘇生はされたものの苦しんでいた。

久臣「織莉子…助けてくれ…」

織莉子母「ダメ…苦しいの…」

織莉子「お父さま!お母さま!?」

デス・ドーパント「わかったかな、このままではお前の両親は本当に死んでしまうぞ。」

織莉子「えぇ…わかったわ!私を連れて行きなさい。
どうせ私はただ独り…誰も心配する人間はいないわ…」

デス・ドーパント「フフフ、やはりお前は賢く聞き分けのいい子だな。では…」

翔太郎「待てやめろ!」

フィリップ「行ってはダメだ!これは罠だぞ!?」

凰蓮「この…乙女のピンチなのよ!離しなさい!」

翔太郎たちはなんとか織莉子を助けようとエルザマリアの触手から脱しようともがいていた。
だがエルザマリアの触手は意外と頑丈で人間の腕力でどうにか出来るものではなかった。

しかしそんな中、ただ一人だけそんな織莉子を救う者がいた。


キリカ「ステッピングファング!!」


ドシュッドシュッ


デス・ドーパント「グフッ!小娘…何故邪魔をする!?」

織莉子「あなた…そうよ!何で邪魔をするの?私はお父さまとお母さまを助けなきゃいけないの…
それに世界はもうじき崩壊する、だからその前に…せめて父と母だけは…」

涙を流す織莉子、自分の両親をこのまま放っておく事などできない。
そうキリカに訴える、しかしキリカは…

キリカ「正直…私にはキミの両親がどこの誰なのか知った事じゃない。
私が今日ここに来たのは…織莉子!キミと…そのつまりはアレだ…お友達になりにきたんだよ!」

織莉子「え?私と…お友達?」

織莉子は当初キリカが魔法少女の縄張り争いのために来たのではかと思っていた。
だがまさか友達になるために遥々自分を訪ねに来るとは…学校の同級生ですら父親の一件以来煙たがっているというのに…

織莉子「わ…私とお友達って何故?私はあなたの事を知りもしないのよ!?」

キリカ「やっぱり…覚えてないよね…出会いは些細で…他人からすれば下らないものだった。
今から少し前、私はコンビニで小銭を落っことしてしまった。
周りは見知らぬふりをして早く拾えと呟く始末、そんな時にキミが私と一緒になって小銭を拾ってくれた。
正直キミには印象も残らなかったろうが…けど…私にはそれが嬉しかった。
だから思ったんだ、こんな周りを馬鹿にする嘘吐きな自分を捨てて…織莉子…キミと仲良くなるんだって!!
織莉子、私は今日…キミと仲良くなるためにここへ来たんだよ!!」

デス・ドーパント「な…何を訳のわからん事を!?」

織莉子「私とお友達に?けど…この世界は…あと1ヶ月後にには無くなってしまうのよ!
そしたらもう…お友達になんてなれる訳が…」

キリカ「それはキミが…一人で戦おうとするからだよ!私も協力する!
そしてこの世界を救って織莉子と友達になるんだぁぁぁぁぁ!!」

織莉子「!?」

その言葉を聞いた織莉子は再び両親を見る、その姿は両親とは似つかぬ程のただのミイラであった。

織莉子「こんなモノを…私は両親だと…」

ミイラ『あ゛ぁぁぁ…』

ミイラ『う゛ぅぅぅ…』

織莉子「消えなさい!オラクルレイ!!」


ドシュッ


デス・ドーパント「お…お前…自分の両親を…わかっているのか!
お前は自分の親を殺したんだぞ!それがどれだけ罪深い事かわかっているのか!?」

織莉子「あれが私の両親?
あんな得体の知れないミイラが両親だなんてとんだ侮辱です。
それに…今は私の事を想ってくれる人がいてくれる…私に新しい生きる意味をくれた人と共に生きます!」

それと同時にどこからともなく一体の小さい白い機械の獣ファングが現れて翔太郎たちを解放した。


ファング『ガォォ!』


フィリップ「ありがとうファング。」

翔太郎「ハッ、当てが外れたな!
人間は決して一人なんかじゃねえ、いつだって支えてそして支えられる存在がいる!
それが…」

フィリップ「友達…それか…相棒…というらしい!」

デス・ドーパント「おのれ…お前たちは一体何者なんだ!?」


翔太郎「俺たちは風都の探偵!」


フィリップ「そして二人で一人の…」


そして二人は変身用ベルトWドライバーとデス・ドーパントが変化する際に使用したのと同じガイアメモリを取り出す。
そのガイアメモリにはそれぞれ『C』と『J』の刻印が刻まれている。


『CYCLONE!』 『JOKER!』


翔太郎&フィリップ「「仮面ライダーだ!変身ッ!!」」


二人はWドライバーにガイアメモリを装填、その瞬間フィリップは意識を失い倒れ込み、
左翔太郎は右が緑と左が黒の二色の異形の戦士へと変身を遂げる。

キリカ「何だあれ?半分こ怪人?」

織莉子「仮面ライダーって以前に都市伝説で聞いたような…」

凰蓮「あれが…仮面ライダー…」

W「俺たちは風都の街を守る仮面ライダーW!さぁ、お前の罪を数えろ!!」

デス・ドーパント「仮面ライダーだと?ふ…ざけけた事を!?
だがお前たちが財団Xに仇名す者ならばここで討ち取り私の手柄に出来る!」

W「舐めるんなよ、俺たちはこれまで幾多の財団Xの刺客と戦って来たんだ。
お前みたいな小悪党一人倒すのなんざ朝飯前なんだ!」

Wがデス・ドーパントと戦おうとした時、魔女エルザマリアが再び暴れ始めた。


エルザマリア『ア゛ァァァァァ!!』


W「チィッ!こいつ…邪魔をするな!?」

思わず舌打ちをするW、だが魔女の相手をWがする事は無かった。

織莉子「この魔女の相手は…」

キリカ「私たちに任せな、アンタらはそこにいる死神野郎を頼むよ!」

W「任せて…大丈夫なんだな?」

織莉子「えぇ、魔女退治は私たち魔法少女の使命ですから。それに…キリカは私の…
お友達で…相棒ですから!」

キリカ「織莉子~!」

テディ(私たちも戦おう!)

デネブ(俺たちは二人の武器になれる、一緒に戦わせてくれ!)

織莉子「それじゃ私はこの剣、テディを使います。」

テディ(任せてくれ織莉子!)

キリカ「私はこっちの銃を使おう、よろしくおデブ!」

デネブ(あぁ、よろしく!)

W「それじゃぁ、改めて決め台詞を言うか。」

そして全員が再度の戦闘準備を完了し改めてあの決め台詞を宣言する。



W、織莉子&キリカ、デネブ、テディ「「「「「さぁ、お前の罪を数えろ!!」」」」」



デス・ドーパント「何が罪だー!?そんなモノ権力の前ではどうとでもできるわ!」

エルザマリア『…』

まずは仮面ライダーW(サイクロン・ジョーカー)VSデス・ドーパントの戦いだ。
デス・ドーパントは自分の鎌を使いWに攻撃を仕掛けてきた。

デス・ドーパント「喰らえ!」

W「やるじゃねえか、ならこっちも!」

フィリップ『ヤツに対してはこのメモリが有効だ。』


『CYCLONE!』 『METAL!』


W「得物ならこっちにもあるんだよ!ハッ!うりゃー!」

デス・ドーパント「フン、この程度なら余裕で防げる!」

Wはメタルメモリの特性である鋼鉄さに加えて専用の棒術武器・メタルシャフトでデス・ドーパントの鎌と対峙する。

W「一気に行くぜ、メモリブレイクだ!」


『METAL!MAXIMUM-DRIVE!』


ベルトから発せられる電子音と共にメタルシャフトにサイクロンの力が纏われる。

W「メタルツイスター!」

緑色の竜巻を発生させる様に回転しながらデス・ドーパントを連打した。

デス・ドーパント「ぐはぁっ!?」

W「まだまだこれからだ、次はこいつだ!」


『HEAT!』  『TRIGGER!』


Wはヒート・トリガーになると武器をメタルシャフトからトリガーマグナムに切り替え
銃弾をデス・ドーパントへお見舞いする。


ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!


デス・ドーパント「うぐぅぅぅ!?」


『TRIGGER!MAXIMUM-DRIVE!』


W「こいつはちょっと痛いぜ!トリガーエクスプロージョン!!」

デス・ドーパント「うぐわぁぁぁぁ!?」


トリガーエクスプロージョンを喰らい既に瀕死の状態に陥るデス・ドーパント。
だがそれでもWの猛攻は止まらなかった。

フィリップ『さて…たまにはこれを使わないとね。』


『LUNA!』  『JOKER!』


ルナ・ジョーカーとなったWはジョーカーメモリの特性である徒手空拳の格闘戦で
消耗しきったデス・ドーパントを追い詰めて行った。

デス・ドーパント「うぅ…」


『JOKER!MAXIMUM-DRIVE!』


W「さあ止めと行くか!ジョーカーストレンジ!!」


デス・ドーパント「ゲフッ!?」

デス・ドーパントはジョーカーストレンジを喰らいその場に倒れ込んでしまった。

そして織莉子とキリカの方も…

織莉子「マチューテディ!」

キリカ「デネビックバスター!」

エルザマリア『キャァァァ!?』

さっそくデネブたちの武器を試す織莉子たち、その威力は効果抜群であった。

キリカ「こいつはスゴい、私の弱点である遠距離戦をカバーできるよ!」

織莉子「私も…不得意な近距離戦をこれで対処出来るわ!」

テディ(お褒めに頂き光栄だ。)

デネブ(だが二対一というのは卑怯な気がするが…)

キリカ「固い事言うなよ、これは私と織莉子の記念すべき初のデビュー戦だよ。
茶々を言われたくはないね!」

織莉子「それに早く彼女を解放してあげないと!」

テディ(キミたちにはライダーパスが無い、その代わりキミたちの魔力を私たちに分けてくれれば
必殺技を繰り出す力となるだろう!)



『Full Charge』


織莉子とキリカはそれぞれの武器に魔法力を込めて必殺技を放つ!


織莉子「カウンタースラッシュ!」


キリカ「バスターノヴァ!」


エルザマリア『ギャァァァァァ!?』

断末魔の悲鳴を上げるエルザマリア、それにデス・ドーパント。
だが二体はここで最後の足掻きを見せた。

デス・ドーパント「このまま負けてたまるか…私にはまだ運が残っているんだ!!」

エルザマリア『!?』

デス・ドーパントは最後の力を振り絞り魔女エルザマリアを吸収してしまい巨大化してしまった。

デス・エルザ・ドーパント「「ハーッハハハ!!この力があれば…私は無敵だ!
財団Xももう必要ない、私はこの力で世界をこの手に出来るぞ!!」」

デス・エルザ・ドーパントはその猛威を振るい織莉子とキリカに激しい攻撃を仕掛けてきた。

織莉子「キャァッ!?」

キリカ「うわっ!」

W「どうなってんだこりゃ?」

フィリップ『ヤツは魔女と同化してしまった、こうなると生半可な一撃では駄目だ。
強力な一撃を入れないとヤツには通用しない!』

織莉子「けど私たちの力も残りわずか…」

キリカ「やるなら一発勝負しかない。」

W「よし、話は決まった!二人とも俺に最後の力を送り込んでくれ、それで全てを終わらせてやる!!」

キリカ「わかった、頼むよ!」

織莉子「お父さまの無念を…晴らしてください!」

W「あぁ…これで決めてやる!」

織莉子とキリカはWに最後の魔法力を込める、その力を受けたWは上空高くジャンプして最後の必殺技を放つ!


『JOKER!MAXIMUM-DRIVE!』



W「行くぜ!ジョーカー・マギカ・エクストリーム!!」



ドゴォォォォォン



デス・エルザ・ドーパント「「うぎゃぁぁぁぁぁ!?」」


仮面ライダーWと魔法少女たちの合体技『ジョーカー・マギカ・エクストリーム』を喰らい
デス・エルザ・ドーパントは爆散した。

キリカ「やったね!」

織莉子「お父さま、あなたの無念は晴らせました。どうか安らかに眠ってください。」

織莉子たちが勝利を喜んでいる一方でそこから逃げ出そうとしている影が…

町内会長「まだだ…まだ俺は終わってはいない…
財団Xに頼んでまたメモリを支給してもらって今度こそ魔法少女の生体サンプルを得てやるんだ!」

まだ自分には再起の道があると思っている町内会長、だがそうは問屋が卸さなかった。

凰蓮「そうはさせなくってよ!」

町内会長「へ?」


凰蓮「アン!」


町内会長「ぐへっ!」


凰蓮「ドゥ!」


町内会長「ごへっ!」


凰蓮「トロワッ!!」


町内会長「げひぃぃぃぃ!?」


最後は凰蓮に締め上げられ警察に御用となった町内会長、これにて事件は幕を閉じる。
織莉子の父も汚名返上を果たしすべては一件落着となった。

織莉子「ありがとうございました、これで父の汚名も晴らせて成仏できたはずです。」

キリカ「へへっ、私からも礼を言うよ探偵。」

翔太郎「なあに、これが探偵として仕事…それに仮面ライダーとしての使命だ。」

フィリップ「それよりも1ヶ月後にこの世界が滅ぶかもという話だけど…それはどうする気だい?」

織莉子「それについては…私は最初その元凶になる子を殺そうかと思っていました。
けど…キリカやあなたたちと出会って人の絆の大切さを知り、改めて思い直したのです。
キリカや仲間のテディやデネブたちがいればどんな困難も乗り越えられるはずだって!
だから…これからもよろしくね、キリカ♪」

キリカ「あぁ!よろしく織莉子!」

翔太郎「いざとなったら俺たちを呼んでくれ、力になるぜ!」

凰蓮「フフ、これで一件落着ね。」

翔太郎「結局最後はアンタに見せ場を取られた気がするんだけどな…」

凰蓮「それにしても…仮面ライダー、気に入ったわ!ワテクシも仮面ライダーになる!
確かワテクシの住んでいる沢芽市であなたたちと同じ格好をした戦士が戦っているの!
こうなれば誰かのベルトを奪ってでもライダーになってみせるわよ~♪」

翔太郎「おいおいマジかよ、こんなオカマのおっさんが俺たちの後輩になるわけか…」

フィリップ「まったくキャラの濃いライダーは勘弁してほしいね。」

そんな織莉子たちを覗く一つの影が…

沙々「あれがこの街の魔法少女ですか、ちょっと手強そうですね。
それに…私よりも家柄も才能もあって…ぶっちゃけムカつくんですよね!
近いうちに潰しちゃいましょうか♪」

こうして本人たちの知らぬところで織莉子とキリカも、魔法少女の戦いの運命に巻き込まれていくのであった。


続く

とりあえずここまで
ブラーボさんはこの事件で仮面ライダーの強さに魅力を感じてこの後沢芽市に戻り
チームレッドホットからベルトを巻き上げます。
今回の話は織莉子だけでなくブラーボさんの前日談という事で…

>>493
あぁ…オーズとのクロスSSならその展開は出来そうですが今回は電王SSなので…

>>494
死郎の方です



>フィリップ「まったくキャラの濃いライダーは勘弁してほしいね。」
照井「まったくだな」

第9話なぎさ「降臨!」ジーク「満を持して!」 モモ、ウラ、キン、リュウタ「「「「遅いよ!?」」」」


突然のワルプルギスの夜の襲来に見滝原の街は騒然としていた。


職員A「雷雲が突然発生するなんて!」

職員B「急いで市民を避難所へ誘導しろ!」

職員C「今から避難警報発令したって間に合うかどうか…まったく何でこんな事に!?」

見滝原市の職員たちが慌てふためく中、碌に情報を知らされていない市民たちはさらに動揺していた。
そんな最中、鹿目家も避難所に向かっていた。

詢子「じゃあまどか、お前はもう避難所にいるんだな!わかった、そこで落ち合うぞ!」

知久「今の携帯からの連絡はまどかからだね、まどかはもう避難所の方にいるのかい?」

詢子「あぁ、さやかちゃんと一緒に先に避難所に行ったらしいよ。
まったく心配かけさせやがって、早く私らもタツヤ連れて避難所に行こう!」

タツヤ「わーい、わーい、今日はお泊り?」

鹿目一家が避難所に向かい車を走らせていたが道路は渋滞になっていてろくに避難所へは中々辿り着けなかった。

そんな時であった、上空から何やら奇妙な物体が降り注いできた。

詢子「なんだありゃ?台風でゴミが空に舞っているの?」

知久「いや…アレはゴミなんかじゃない!人…いや…化け物だ!?」

そう、上空から出現したのは大量のレオソルジャーたちであった。


レオソルジャー’s「ガァァ!」


「な…何だこいつらは!?」

「や…やめ!た…助けてー!?」

突然出現したレオソルジャーたちは渋滞の車から次々と人々を外に連れ出し襲っていた。
そしてその魔の手がついに鹿目一家にまで襲い掛かろうとしていた。

知久「こっちにも来る!ママ、タツヤを連れて車から出よう!」

詢子「あぁ…ほらタツヤおいで!」

タツヤ「あ~い!」

だが遅かった、既にレオソルジャーたちは鹿目家の車に襲い掛かろうとしたからだ。

知久「そんな…もう!」

詢子「クソッ!?」

なんとか車に入らせないようにドアを押さえる知久、それにタツヤを身体を張って守ろうとする詢子。

その時であった。


マミ「トッカ・スピラーレ!」


颯爽と現れたマミがリボンを使いその場にいたレオソルジャーたちを全て上空に薙ぎ払った。
そしてそのレオソルジャーたちに向かいほむらが数個の時限爆弾を投げつける。


ほむら「お前たちなんかにまどかの家族を絶対に襲わせたりはさせない!」



ドゴォォォォォン!!



上空に巻き起こる爆発、思わず呆然とする鹿目一家の前に杏子が声を掛けてきた。

杏子「なぁ聞こえるかい?
この道路はさっきの化け物たちが暴れてるから道路は使えなくなっちまったよ。
避難所へは歩いて行った方が良いぜ!」

詢子「本当だ…前の列がもう酷い惨状になってやがる…こりゃ車はここに置いてった方が良いな。」

知久「誰だか知らないがありがとう、でもキミたちは一体…あれ?」

知久が礼を言おうとしたがその前に彼女たちはいつの間にかいなくなってしまった。

詢子「今の子たちまどかと同い年くらいだよな、何者なんだ?」

タツヤ「ありあと~!」

そして街で一番高いビルに集結する見滝原市を守る魔法少女たち。

マミ「美国さん、呉さん、そっちは大丈夫?」

織莉子「えぇ、市民のみなさんの避難はこれで大丈夫なはずです。」

キリカ「まったく本丸を叩く前に余計な力は使いたくないってのにね…」


彼女たちが見つめる先にはあのワルプルギスの夜と…

そして優木沙々こと仮面ライダーネガ電王の率いる悪の仮面ライダーたちがいた。

マミ「まったく…私たち5人でワルプルギスと悪の仮面ライダーたちの相手をしなければいけないだなんて…」

織莉子「ダメですね…予知でもこれから先の展開は読めませんでした…
未来はどうなってしまうというの?」

キリカ「心配する事はないさ、私と織莉子の未来は明るいからね。」

ほむら「そのポジティブさは羨ましいわね、私は…盾を破壊されて時間停止も移動も出来ないのに。
これでもうやり直す事は不可能、ここで勝たなければ未来は…」

誰もがこの戦いに不安を募る中、杏子がみんなを励ましていた。

杏子「まったくお前ら辛気臭いんだよ!
まだ負けると決まった訳じゃねえ!アタシらが勝てばいいんだよ!!」

マミ「佐倉さん…あなた…家族は大丈夫なの?
せっかく家族がみんな戻ってきたんだし…その遠くに逃げれば…」

杏子「バカ言うな、アタシの家族はもう大丈夫さ。
それに今はみんながいる!あとは…あいつを倒して全てを終わらしゃハッピーエンドだ!!」

杏子は槍の矛先をワルプルギスの夜に向ける。
それはまるでワルプルギスの夜を率いる悪の仮面ライダーたちに対する宣戦布告でもあった。

その頃キングライナーでは…


ウラタロス「…」

キンタロス「zzz」

リュウタロス「ハァ…」

モモタロス「………だーーーっ!?チックショー!!俺たちこのままでいいのかよ!!?」

未だに手錠を繋がれた状態でいるモモタロスたち、彼らは良太郎たちが待っている元の時間軸へ強制的に戻る最中であった。

ウラタロス「まったく…ただ騒ぐだけならバカでも出来るよ…あ、そっか!先輩バカだっけ!」

モモタロス「そうそう俺はバカ…って何だとこの野郎!」

珍しく喧嘩の仲裁役をするウラタロスまで苛立つ始末。
元の時間軸に戻るためとはいえ魔法少女たちだけにネガタロスたちやワルプルギスの夜の相手を押し付けたのは彼らにとって余りにも心苦しかった。

そんな時であった、時間軸の分岐点を移動するキングライナーがいきなり停車したのだ。
それと同時に駅長からのアナウンスが流れる。


駅長『え~、ただいまこちらに乗客が乗りますので停車しま~す♪』

ウラタロス「こんなところに人が待ってたって言うの?物好きな人もいたもんだね…」

それからモモタロスたちの目の前に一人の乗客が乗って来た。
中年の男で白い服と切れ目の入った帽子を被り、まるでこれまで幾多の修羅場を潜り抜けたような
風貌の持ち主であった。
そんな男にモモタロスは興味本位で話掛けてきた。

モモタロス「ようアンタ、こんなところで乗り込むだなんて物好きなヤツだな!」

??「…」

ウラタロス「まったく…可愛い女の子が乗ってくれるならいいけどさ…
無愛想なおじさんじゃねぇ…正直僕が駅長なら乗車拒否してたよ…」

キンタロス「zzz」

リュウタロス「ねえねえおじさん!僕と一緒に遊ぶ?答えは聞かないけど!」

モモタロスたちは気分を晴らすために男にしつこく話しかけるが男は帽子で顔を隠して
話そうとはしなかった。

しかし溜まりかねたのか男はやっとその重い口を開いた。

??「うるさい…男のお喋りはカッコ悪いぞ。」

モモタロス「なんだよ喋れるじゃねえか…って俺がカッコ悪いだと!?」

ウラタロス「まあまあ先輩がカッコ悪いのは本当の事だから…」

??「お前もだカメ男、お前らみんなまるで何か大事な事から目を背けている。
これがカッコ悪いと言わずに何と言うんだ?」

モモタロス「…ケッ!お前なんかに何がわかるってんだよ!」

ウラタロス「まぁ…今の僕たちがカッコ悪いと言うのは…正直本当の事だよね…
初対面のアンタにこんな事情話すのは正直気が引けるけど…ちょっと聞いてもらおうかな。」

そしてウラタロスはこれまでの事情を男に説明する。
自分たちがある時間軸へと移動して魔法少女たちと一緒に戦った事。
そして戦いの最中だというのに最大の敵を魔法少女たちに全てを任せてしまい…
自分たちは元の時間軸へと戻る事になってしまった事を話した。

男はその話をただ黙って聞いていた。
話が終わると男はモモタロスたちにある事を問いかける。

??「それで…お前たちはどうしたいんだ?」

モモタロス「決まってらぁ!助けに行きてえよ!…けどなぁ…」

ウラタロス「この手錠がねぇ…これさえ無ければ…」

手錠さえしてなければすぐにでも助けに行けるのにと語るモモタロスたち。
だが男はそんなモモタロスたちを嘲笑った。

??「フフ、その手錠さえ無ければよかっただと?
違うな、そんなのはただの後付けの理由だ。
もし本気で助けに行く気があるならそんな手錠をしてても行くはずだろう。」

モモタロス「勝手な事を言うんじゃねえ!
お前だってこの手錠してみろ!そんな事絶対に言えやしねえぞ!?」

思わず反論するモモタロス、だが男はそんな反論を聞き流しモモタロスたちにこう言い放った。

??「俺は以前ある少年にこう言った。
『何もしないのは罪だ』とな、今のお前たちがまさにそれだな。」

モモタロス「ふざけんな!俺たちは……ってアンタの言う通りかもな…
あいつらを見捨てちまったんだ…チクショウ!」

後悔を呟くモモタロス、だが男の話は続いた。

??「まだ…その子たちは生きてるんだな?」

モモタロス「当たり前だ!あいつらがそう簡単に死んでたまるか!」

??「なら…まだ間に合うはずだろ…お前たちの守るべき者たちは生きている。
ならやるべき事は決まっているはずだ!」

ウラタロス「そうだね、彼女たちがまだ生きていてそして僕たちもただ手錠をされているだけ…
ここで動かなきゃ正義のヒーローだなんて名乗れないからね!」

モモタロス「よっしゃー!そうと決まれば…起きろクマ公!さぁ杏子たちを助けに行くぜ!!」

キンタロス「うん…もう寝るのも飽きたしのぅ、さっさとマミたちのとこに行こか!」

リュウタロス「僕も行くよ!仲間外れなんて嫌だからね!」

??「どうやら腹は決まったようだな、それじゃ…」

そんなモモタロスたちに対して男はある物を取り出す。
それはロストドライバー、仮面ライダーWが変身するのと同じ変身ベルトであるが
こちらはガイアメモリを挿入するスロットが片方だけであった。
そして変身用のガイアメモリであるスカルメモリを取り出した。


『SKULL』


壮吉「今更だが自己紹介しておこう。
俺の名は鳴海壮吉、元はある街の探偵だが…今は時の流れを充てもなく流離う流浪の身…
そして俺にはもう一つの姿がある、それがこれだ。変身…」

装填されたスカルメモリのスロットを押すと彼の姿が変わる。
その姿は全身が黒、しかしまるで骸骨を模した顔、それに白い帽子とマフラーをした
正義の戦士仮面ライダーにはとてもでは思えない姿であった。

ウラタロス「が…骸骨?」

リュウタロス「アハハ!帽子被ってる!僕も今度変身したまま被ろうかな?」

スカル「俺の名は仮面ライダースカル、これも何かの縁だ。多少の手助けくらいはしてやろう。」

モモタロス「手助けって何を…って危ねぇ!?」

スカルは自身の専用武器であるスカルマグナムを取り出して、その銃でモモタロスたちの手錠を全部破壊した。

モモタロス「これで自由に動けるぜ!」

ウラタロス「あとはデンライナーで見滝原市に戻ればいいだけだね!」

スカル「早く行け、待っているヤツらがいるんだろ。」

モモタロス「あぁ!ありがとなスカル!」

こうしてモモタロスたちは足速に格納されているデンライナーへ急いだ。

とりあえずここまで

>>552

照井さんも十分キャラの濃いライダーですからね



<見滝原市街>


杏子たち魔法少女はワルプルギスの夜から発せられる使い魔やレオソルジャーたちを倒し
ようやく悪の仮面ライダーたちのところに辿り着いた。

ほむら「ハァ…ハァ…」

杏子「遂に…ここまで来たぞ!」

マミ「さぁ…出て来なさい!」

ネガ電王「ここまで来たのは褒めてやる、だが…ここまでだ!」

沙々(そうですわ、やってしまいなさい私たちの可愛いライダーたち♪)

そして沙々の命令で現れる
仮面ライダー牙王、仮面ライダー幽汽、仮面ライダーゴルドラ、仮面ライダーシルバラ、4人の仮面ライダーたち。
彼らに意識は無い、全員が沙々の意のままに操られる人形と化しているからだ。

マミ「悪の仮面ライダーさん!あなたたちに特に恨みは無いけど…」

ほむら「私たちの前に立ちはだかるのなら容赦しない!」

牙王「…」

幽汽「…」

ゴルドラ「…」

シルバラ「…」

キリカ「何だこいつら?生気がまるで感じられないぞ!」

織莉子「気を付けて、彼らも私たちの時みたく操られているわ!」

意識の無い操り人形だとしても彼らは仮面ライダーである、その力は魔法少女の力をはるかに凌駕していた。

そして…



「「「ハァッ!!」」」



ドゴォォォォォォォン!!



4人の仮面ライダーたちは魔法少女たちに必殺技の一撃を放った。



「「キャァァァァァァ!?」」


その力は絶大で辺り一帯が一気に吹っ飛んでしまった。
少女たちの叫び声も凄まじい爆音により掻き消されてしまい、先ほどまで魔法少女たちのいた跡地には誰の姿も無かった…



<避難所>


この避難所に現在見滝原市民の大多数が急いで避難をしていた。
まどか、さやか、ゆま、それにベベはワルプルギスの出現と同時にほむらの手により一足早くこの場所に非難をしていた。
そして避難してくる一団の中にまどかの家族もいた。

さやか「まどか!おばさんたちが来たよ!」

まどか「ママ!それにパパもタツヤも無事で良かった!」

詢子「まどか…それにさやかちゃんも!よく無事だったな…」

まどか「うん…友達が…前もって私たちを先に避難してくれたから…」

詢子「友達って…まさか派手なドレス姿の女の子たちの事か?
さっき私たちの事を助けてくれたぞ!」

まどか「ほむらちゃん…」

さやか「マミさん…」

ゆま「杏子…織莉子…キリカ…」

ベベ『カマンベール!カマンベール!』

それぞれが魔法少女たちの安否を心配する中、避難所に幾多の重症患者が運び込まれてきた。

怪我人A「うぐっ!た…助けてくれー!」

怪我人B「こんなとこで死にたくないよ…」

怪我人C「お願いだ…頼む…」

まどか「酷い怪我…どうしてこんな事に…」

詢子「きっとさっき現れた怪人たちの仕業だな、あいつら見境無しに人を襲ってやがったから…」

そんな時、この事態を想定していたのかまどかの前にQBが現れまどかに契約を促してきた。

QB「まったく酷い有様だね、これだけの怪我人がいては人間たちの力で対処するのは不可能に近いだろう。
どうだいまどか、彼らを助けるためにも僕と契約して…きゅっぷい!?」(ギュムッ)

さやか「あ、QB踏まれた…」

??「どいたどいた!みんなもう大丈夫だ俺は、医者だからな!
待ってろ、今すぐ助けてやっからな!」

そこに一人の医者(?)らしき男が現れる、男は筋骨隆な体型で風貌はあまり医者らしくはないが
それでも彼の手際は見事なもので、担ぎ込まれた患者たちの治療をスゴイ速さで行われていった。

さやか「うっはー、先生スゴい早いねー!」

伊達「これでも戦うドクター伊達明って呼ばれててね、こんな場所俺には日常茶飯事なのさ!
そうだ嬢ちゃんたち、少し手伝ってもらえるかい?」

まどか「ハ…ハイ!」

さやか「私らただの中学生なのに!?」

??「そんな事言ってる場合じゃねえだろ、さっさとしないと患者が死んじまうぞ!」

まどか「ハ…ハイ!」

QB「僕も…怪我人だけど…」(ガクッ)



<ターミナル>


その頃、キングライナーに収納されているデンライナーイカヅチのコクピットに潜入したモモタロスたち。
目的は勿論未だワルプルギスの夜が猛威を振るう見滝原市に戻る事である。

モモタロス「さ~てとこれでデンライナーを動かせば…」

ウラタロス「さやかたちのところへ帰れる訳だね!」

キンタロス「皆が心配や、早く戻らな!」

リュウタロス「ねえねえ早く急ごうよ!」

テディ(おい!俺たちも連れて行ってくれ!)

デネブ(俺たちも織莉子とキリカを助けに行くぞ!)

モモタロス「言われなくたってわかってんだよ!
けど…あれ?(カチッ、カチッ)おかしいな…?全然動かねえぞ?」

モモタロスはコクピットに設置されているデンバードを操作するが何故かデンライナーは動かす事が出来なかった。
疑問を感じるモモタロス、そんな時背後に気配を感じた。

G電王「そこまでにしてもらおうか、お前たちがここに来る事は予測がついていたからな。
駅長に頼んでキングライナーの方でデンライナーは固定されている。
デンライナーの方から操作しても無駄だぞ。」

モモタロス「てめぇ!」

突然現れたG電王率いる時間警察は、デンガッシャー・ガンモードの銃口をモモタロスたちに向けていた。

ウラタロス「黒崎レイジ…時間警察はあくまでワルプルギスの夜については対処する気はないのかい?」

G電王「元々ワルプルギスの夜があそこまで強化されてしまったのは暁美ほむらが時間移動を繰り返してしまった悪影響の結果だ。
つまりは自業自得、我々時間警察が関知するとこではない。」

キンタロス「相変わらず頭の固いヤツやな!」

リュウタロス「僕らはそのほむらたちを助けに行きたいんだよ!
大体お前だって一応電王じゃん!正義の味方だろ?」

G電王「電王である前に俺は時間警察の捜査官だ。
それに電王の名は便宜上使っているだけでしかない、なんなら改名してもいいくらいだがな…」

モモタロス「ハッ!電王はな…ただ時間を守るだけじゃねえんだ!
その時間の中で精一杯生きる連中を守るヤツらの称号なんだよ!
それがわからねえってんなら電王の名なんか捨てちまえ!」

G電王「わかった…もういい…」

G電王はデンガッシャーの引き金をゆっくりと引こうとした、だがその時!


スカル「ハッ!」


捜査員’s「「ぐわぁっ!?」」

G電王「お前は…仮面ライダースカル!何故お前がここにいる!?」

スカル「俺もまた時の流離い人だ、彼らを行かせる気は……無いのか?」

G電王「無い!俺にとっての正義は時の運行を守る事、ただ…それだけだ!」

スカル「ならば…俺はお前の邪魔をさせてもらうだけだ!」


バッ


幾多の時間警察の捜査官を薙ぎ払ったスカルはそのままG電王と共にターミナルの広場へと移動する。

スカルとG電王の一騎打ちが始まった。

G電王「うおお!」

スカル「遅いな…」


ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!


スカルマグナムとデンガッシャーによる銃撃戦、その凄まじさは相当なもので他者の介入を許さない程であった。

モモタロス「おいおい…とんでもない事になってんぞ!」

ウラタロス「それよりもデンライナーのロックを解除しないと…」

テディ(そうだ、ターミナルの方に乗り込めば解除できるのではないか?)


「「それだ!!」」


リュウタロス「でも…ターミナルって駅長しか動かせないんじゃ…」


「「あ…」」


良い案が思いつかないモモタロスたち、そんなやり取りが行われてる最中…
スカルとG電王の戦いにも決着が付こうとしていた。



スカル「スカルパニッシャー…」


G電王「ワールドバニッシュ!」



バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ



ターミナルの広場に両者の銃撃による必殺技が炸裂する。
その威力は殆ど互角で、辺りは火花が飛び散り誰も近づけはしなかった。

スカル「どうやら威力は互角のようだな、これ以上やればどちらかが死ぬぞ?」

G電王「フンッ、そうかもしれんな…だが俺は…時の運行を守るために…負けられないんだ!」

スカル「…」

G電王「うおおおお!!」

G電王の気迫に圧倒されたのかスカルが若干後ろに下がった、この機を見逃さずにG電王は追い打ちをかける。

G電王「今だ!喰らえ!!」



ドバァァァァァァァァン



G電王はワールドバニッシュをフルパワーで放ち一気に流れを押し切った。
そして爆炎が晴れ…その跡にはスカルの身体は塵も残ってはいなかった。

G電王「ハァ…ハァ…やったか…悪く思うな…これも時の運行を守るためだ…」

先ほどの戦いで息が荒く体力を消耗したG電王、これまでの彼の戦いであれほどの強敵はいなかったのであろう。

しかし次の瞬間…



『SKULL!MAXIMUM-DRIVE!』


何処からかG電王には聞き覚えの無い電子音が聞こえてきた。
辺りを見回すがその電子音が発せられるようなものはない、だがその時誰かの声を耳にする。

スカル「ここだ。」

G電王「う…上だと!?」

広場の天井を見上げるG電王、そこにスカルが五体満足の状態でいるではないか。
スカルは先ほどのG電王の攻撃を消耗しないで乗り切るためにあえてパワー勝負で負けた振りをしていたのだ。

G電王「貴様…わざとか!?」

スカル「これも経験の差だ、喰らえ…ライダーキック…」



ドゴォォォォォン!!



必殺技を呟くと同時に胸から骸骨型のエネルギーを発生させ、G電王に向けて蹴り飛ばした。

レイジ「ぐわぁぁぁぁ!?」

スカルのライダーキックを喰らい変身が解けたレイジ、そんな彼の前にスカルが立った。

レイジ「貴様…手加減をしたな!」

スカル「お互いこんな所で死にたくはないだろう。どうだ、ヤツらを行かせてやってはくれないか?」

レイジ「ダ…ダメだ…時の運行を守らねば…そうしなければ未来が変わってしまうんだぞ!?」

時の運行は絶対だと発言するレイジ、だがそんなレイジの言葉をスカルはくだらないと吐き捨てる。

スカル「くだらんな、未来なんてものはまだ何も決まってはいない白紙みたいなモンだ。
そんな事に一々文句を付けてどうする、お前だって…この先の未来では何があるのかわからんのだぞ?」

レイジ「未来は白紙…それに…俺の…未来…」

スカル「だが…どんな未来が待ち構えていようと後悔だけはするなよ…
それが男の選んだ選択ならな…」

そしてスカルは変身を解き、ターミナルの奥へと消えて行った。
そんなスカルこと鳴海壮吉を一人見送るレイジ、この時彼の胸にある想いが芽生えていた。

その頃コクピットでは未だに四苦八苦しているモモタロスたち。

モモタロス「クソッタレ!こうなりゃもうヤケだ!ターミナルから出て自力で見滝原に戻るぞ!!」

ウラタロス「バカ言わないでよ!こんな時の砂漠のど真ん中で降りたらどうなる事か…
もしかしたらさやかたちのいない時間に行っちゃうかもしれないんだからね!」

キンタロス「そうやで、こういう時男っちゅうモンはあたふたせずドッシリ構えないかん!」

リュウタロス「クマちゃんはもう少しあたふたするべきだと思うよ…」

モモタロス「だーっ!もうどうしたらいいんだよ!?」

駅長「どうしたらいいのか…キミたちはどうしたいのですか?」

モモタロス「勿論見滝原に戻って杏子たちを…ってうわーっ!?」

ウラタロス「駅長…どうしてここに!?」

駅長「こんな騒動が起きているのですから駆けつけて当然でしょう、さて…」


「「あわわ…」」


突然現れた駅長はその眼光でモモタロスたちを睨みつける、果たして彼の目的は…

とりあえずここまで

電王のクロスSSなのにG電王いいところがなくてすんません…

その代わりスカルは一分の隙も無くいいとこだらけじゃねーか!乙!

まだや!まだG電王が味方に着くフラグがある!

追いついた
ディケイドは出るのか!?



<避難所>


伊達「ふぅ…これでなんとか処置は終わったな、ありがとな嬢ちゃんたち。」

さやか「まったく酷い目にあった…ハァ…」

まどか「それにしてもおじさんスゴいよね、こんな設備もろくにない場所で手術までしちゃうなんて!」

伊達「おじさんって…お兄さんはこれでも戦場で医療活動してたからな、この程度日常茶飯事なのさ!」

知久「お疲れ様、家から持ってきた野菜でおでんを作ったからみんなも食べて!」

伊達「おぉー!こりゃうまそうだ、いただきます♪こりゃ美味えや!!」

ゆま「おでんにお野菜い~っぱい入ってるね、珍しい…」

知久「全部ウチの家庭菜園で採れたお野菜だよ、たんとお食べ。」

タツヤ「おやさい!おやさい!」

ベベ『チーズプリーズ!チーズプリーズ!』

まどか「アハハ、チーズは無いって…」

QBがまどかとの契約をどう取りつこうかと考えていた頃、自分の背後に何か邪悪な気配を感じるが…


ガッ


QB「きゅっぷい!?」

だが感じたと同時に、QBは突然現れた何者かによりその個体を破壊されてしまった。

ベベ『……?』

さやか「お、ベベどうした?」

ベベ『ナニカクル!ナニカクル!』

ゆま「何かって…何?」



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ



ベベが異常を察知したと同時に避難所の建物が突如として揺れ始めた。

さやか「な…なんだよ!この地鳴りは!?」

まどか「これじゃ建物が崩壊しちゃうよ!?」

伊達「一難去ってまた一難かよ…今度は何だ?」



ドガシャァァァァン


避難所の壁が割れてそこから異様な姿の怪物が現れる。
まどかとさやかにはその怪物を見て思わずその正体に心当たりがあった。

まどか「嘘…あれって…」

さやか「魔女!?」


芸術家の魔女:イザベル


凱旋門のような姿をした魔女イザベルは、その門から大量の使い魔が出現した。


使い魔’s『グゥゥゥゥゥ!』


まどか「な…何で魔女が?いつもなら結界からは現れないはずなのに…」

QB「そ…それについては僕から説明しよう…」

さやか「QB…アンタ妙にボロボロだけど大丈夫?」

QB「僕の事は…まぁどうでもいい、それよりもだ…何故この魔女たちが結界から出てきたかというと…
恐らくは優木沙々が原因のようだ。
彼女の能力は魔女の使役、あの悪の仮面ライダーたちの力を使いワルプルギスの夜を使役できる沙々の事だ。
この見滝原一帯の魔女の精神支配なんてお手の物なはずだよ。」

まどか「そんな…沙々ちゃんが…けど何で沙々ちゃんがこんな事を!」

QB「そんな事は僕にもわからない、だが暁美ほむらたちはワルプルギスの夜の迎撃に向かってこの施設には戦える者は誰もいない。
さて…ここまで言えば…わかるよね?」

QBが言いたい事はこうである、戦う力が欲しければ契約して魔法少女となり戦えと…
だがその行為が世界を滅ぼす行いである事もまどかは知っていた。

まどか「酷いよQB…そんなの出来る訳がないよ…だって契約したら…」

さやか「そうだよQB!そんな事したらまどかは…」

ゆま「魔女になっちゃうって…お姉ちゃんたち言ってたよ!」

QB「あぁ、以前にも説明したように世界を滅ぼす魔女になるかもしれないね。
だが…それでも今ここで死ぬという事態だけは回避できるじゃないか。」

まったく悪びれる様子も無く語るQB、そんなやり取りが行われる中さやかが意を決してこう答えた。

さやか「なら…私が魔法少女になる!
ねぇQB!私だって魔法少女になれるんだよね、だったら私を魔法少女にしてよ!」

まどか「ダメだよさやかちゃん!魔法少女になったらもう普通の人間には…」

さやか「もうそれしか手段は残ってないよ、今の私にはウラタロスはいないから…電王になれない…
ならもう魔法少女になってみんなを守るしかないんだよ!」

QB「確かにさやかにも魔法少女になれる資格はある、だが…今のキミに魔法少女になるための対価になる願いがあるのかい?」

そう、魔法少女になるための条件である契約。
その契約を叶えるためには対価になる願いが必要とされていた、だが今のさやかに対価になるほどの願いは…

さやか「そんなの『ここにいるみんなを守りたい!』っていう願いでもいいよ!
とにかく早く魔法少女にして、じゃないとみんなが…」

さやかの言う通り、避難所には魔女イザベルの放った使い魔たちが避難民を襲い始めた。
このままでは5分と掛からずこの避難所にいる人間は全滅するのは目に見えているのだから…

QB「わかった、決心はついたようだね。ならもう僕からは何も…(ギュムッ)きゅっぷい!?」

さやか「キュ…QB!?」

まどか「また踏まれてる…」

伊達「悪い、また何か踏んずけちまったようだな…
さてと…俺これからちょっとアルバイトしなきゃいけないからお嬢ちゃんたち下がってな!」

ゆま「え…で…でも…」

まどか「相手は魔女なんですよ!普通の人間じゃ倒せないんです!」

さやか「そうだよ、おじさんは引っ込んでて!」

伊達「普通の人間か、なら大丈夫だ!俺…普通の人間じゃないから!」

そう言うと伊達は自分の荷物であるメダルがギッシリ入ったタンクからベルトを取り出した。
それはバースドライバー、仮面ライダーバースが変身する際に使用するバースドライバーど同一の物である。

伊達「実は俺…医者の他にたまに副業で鴻上ファウンデーションっていう会社で用心棒的な事やっててさ。
つまりは…こういう化け物連中退治の専門家って訳よ!」

詢子「鴻上って…まさかあの大企業の!?
数年前にあそこの変人の会長が妙な騒動起こしたって噂があるあの鴻上ファウンデーションかよ…」

伊達「あれ?奥さんウチの会社知ってんだ、けど会長の悪口は…あぁでもまあ変人って言うのは確かなんだけどね。
まぁいいや、お嬢ちゃんそこのタンクからメダルを取ってくれないか?」

まどか「ハ…ハイ!あれ?このメダルどこかで見たような?」

まどかはタンクからメダルを数枚伊達に渡した。
そして伊達は腰にバースドイラバーを装着し、まどかからメダルを渡されるとそれを力強く握り締めてこう叫んだ。


伊達「変身!」


カポーン


まどか「あの姿…まさか!」

ゆま「仮面…ライダー?」

さやか「以前にも会ったような…けどなんかちょっと形が違うよね?」

その姿は仮面ライダーバースであるがバースとはいくつか外見的な違いがある。
バースの身体の各所にあるカプセルの周りに赤いラインが入っているのが特徴だ。
それもそのはず、このバースは性能は同じであるがバースの試作品であり謂わばプロトバースと呼ばれていた。



プロトバース「さぁて、お仕事お仕事!うらぁっ!!」


ドガッ バキッ


変身したプロトバースはさっそく避難所で暴れ回る使い魔たちをいとも容易く倒していった。

プロトバース「へっ、この程度クズヤミーよりも弱っちいなおい!」

イザベル『…』

次々とプロトバースの手により倒されていく使い魔たち、しかしイザベルはまるで最初からわかっていたかのように落ち着いていた。
その冷静な姿は逆に相手の警戒心を誘うほどでもあった。

プロトバース「おいどうした?
こんなにお仲間が倒されているのにやけに冷静だな、冷たくないかお前?」

イザベル『…』

そんな中、イザベルの門から巨大などす黒い影が出てくる、その正体は…



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ



銀の魔女:ギーゼラ


全身を黒い靄で覆われ、頭にバイクのハンドル部分の飾りが付いてる魔女がイザベルの門から現れ、
バイク形態になりプロトバース目掛けて突進してきた。


プロトバース「うわぁぁぁぁ!?」


まどか、さやか「「伊達さん!?」」


プロトバース「うぅ…なんてこった…こんな隠し玉があるとはな…」

ギーゼラ『ブオオ!!』

ギーゼラはアクセルを吹かせてプロトバース目掛けてさらに突進を続ける。
その間にイザベルが再び門から使い魔を召喚し避難所にいる人々を次々と襲い始めた。

避難民A「うわぁぁぁ!助けて!」

避難民B「せっかく助かったのに!?」

避難民C「もうダメだぁぁぁぁ!」

避難所は既に地獄絵図と化してしまった。

まどか「あぁ…」

さやか「酷過ぎる…」

詢子「二人とも!もうここは危険だ!さっさと逃げるぞ!」

知久「けど…逃げるとしてもどこへ?外は嵐が来てるのに…」

タツヤ「うえぇぇぇ!」


使い魔’s『シャァァァァ!!』


まどかたちに迫りくる使い魔たち、だが…



ベシッ  ボカッ


まどか「使い魔たちが倒された?」

さやか「一体誰が?」

誰かが目に見えぬ速さで使い魔を倒していた、使い魔を全部倒した何者かはそのまままどかたちの前に現れた。

ベベ(?)『…』

まどか「ベベ!?」

さやか「アンタが倒したの?」

ベベ(ジーク)『その通りだ娘よ、わが名はジーク!この世で最も気高い存在だ!』

さやか「ジ…ジーク?アンタもモモタロスたちと同じイマジンなわけ!?」

ベベ(ジーク)『懐かしい家臣の名だ、あの者たちめ…主人を放ったらかしにして何処で何をしているのやら…』

まどか「つまり…置いてけぼりにされちゃったんだね…」

さやか「とにかくアンタも電王ならこの状況を何とかしてよ!」

使い魔はすべて倒されたとはいえ未だに魔女は健在であった、しかしジークは…

ベベ(ジーク)『嫌だ、まず第一に私はお前のような礼節を重んじない者は好かない。
それに働くのは家臣どもだ、私ではない!』

さやか「何この自己中なヤツ…」

詢子「…よくわかんね~が…」


ギュムッ


ベベ(ジーク)『ムッ?』

詢子「ゴチャゴチャ言ってないでさっさと戦えってんだよ!!」


ドカッ ボカッ 


まどか「うわっ、ママったらベベにマウントパンチを…」

さやか「痛そう…」

ベベ(ジーク)『なんと無礼で乱暴な!しかし不思議と悪くはない…もしやそなたは母上であるか!?』

詢子「まぁ…二児の母親だけど…」

ベベ(ジーク)『ふむ、母か…よかろう戦ってやろう!…とその前に…』

ベベ(ジーク)はまどかに寄り添い何かをし始めた。

まどか「あ…あの…何で私に寄りつくの?」

ベベ(ジーク)『本来私はそなたに憑りつきたかったのだが…致し方ない…
そなたのその有り余る概念を少しばかり貰い受けるぞ!』

まどか「え…え…えぇー!?」

そしてジークはまどかのエントロピーを頂戴した。
本来ならインキュベーターたちが宇宙延命の寿命のノルマを楽に達成できると言われているほどのまどかのエントロピーである。
その膨大な力の一部となれば…それはかつて己の身体を失った魔法少女を復活させるのも容易いほどのモノであった。

??「…あれ?」

さやか「嘘…ベベが女の子になった!?」

まどか「あなたは…もしかして魔女になった魔法少女が元に戻ったの?」

なぎさ「私は…百江なぎさ…なのです…けど私は今までどうしてたのです?」

さやか「イマジンってこんな事出来るんだ…ウラタロスたちだって出来ない事なのに…」

ジーク(フッ、教養の差だ!さて…それでは改めて…)

なぎさの肉体を取り戻したジークは再びなぎさに憑依する。
憑依されたなぎさは髪型がドレッドヘアになり白い目を光らせた。

なぎさ(ジーク)「降臨、満を持して!」

まどか「ウラさんたちに憑依されたさやかちゃんたちと同じ…」

さやか「おっしゃー!そのままやっちゃえー!!」


なぎさ(ジーク)「頭が高い!」


ドンッ


イザベル&ギーゼラ『フギャッ!?』


さやか「スゴい…一撃で吹き飛ばした!」

まどか「伊達さん!大丈夫ですか!?」

プロトバース「あぁ…なんとかね…そんじゃ反撃開始と行きますか!」

援軍が現れた事で意気込むプロトバースだが、なぎさ(ジーク)の視線は別のモノに釘付けになっていた。
それは倒壊寸前の避難所の隙間から見える強大な魔女ワルプルギスの夜の姿であった。


なぎさ(ジーク)「どうやら本丸はあちらのようだな。」

まどか「ワルプルギスの夜…」

さやか「マミさんたち大丈夫なのかな?」

なぎさ(ジーク)「どうやら事情を知っているようだな。
よかろう、お供として遣わす。侍女たちよ、これより私と共にあの者の退治に行くぞ!」

プロトバース「ちょっと待って…手伝ってくれないのかよ!?」

なぎさ(ジーク)「小者の相手は家臣に任せる、大将首は主が頂くのが古くからの習わしであろう!
それでは行くぞ!!」

なぎさ(ジーク)はモモタロスたちとは違うフォームスイッチの無いデンオウベルトを取り出しライダーパスをかざした。


なぎさ(ジーク)「変身!」


『Wing Form』


デンオウベルトから電子音が発せられたと同時に一人の戦士が現れる。
白い装甲に身を包み、湖の白鳥を表すような電仮面の戦士、仮面ライダー電王(ウイングフォーム)が出現する!

電王(ウイングF)「さて…それでは行くか。」

まどか「え?」

さやか「えぇっ!?」


バサッ


電王(ウイングF)はまどかとさやかを抱くと背中のオーラアーマーから巨大な翼を出す。
そしてそのままワルプルギスの夜目掛けて飛び立ってしまった。

プロトバース「マジかよ…本当に行っちまいやがった…」

詢子「まどかも連れて行きやがって、何かあったらタダじゃおかないからな!」

鹿目一家とプロトバースがまどかとさやかを連れ去った電王(ウイングF)を見送る中…
先ほど吹っ飛ばしたはずのイザベルとギーザラが再び起き上がり暴れ出した。



イザベル『ガァァァァ!』


ギーゼラ『ブォォォォ!』


プロトバース「やっぱこれ…俺一人で倒すの辛いわ…ねぇ奥さん、鴻上ファウンデーションって会社知ってる?」

詢子「鴻上?知ってるも何もウチの会社の取引先だけど…」

プロトバース「なら話は早い、すぐにそこの会長さんに連絡して援軍を頼んでよ!」

こうしてまどかとさやかも偶然ではあるが魔法少女たちが戦う決戦の場へと赴く事になる。

とりあえずここまで
 
ジーク満を持しての登場でした。

エターナルと愉快な仲間達が出てほしい

その頃、ワルプルギスの夜の攻撃を受けた魔法少女たちは…

杏子「う…うぅ…生きてるヤツいるか…?」

ほむら「勝手に殺さないで…辛うじて生きてるわ…身体はボロボロだけど…」

マミ「本当ね…あの攻撃を受けて生きているのが不思議なくらい…織莉子さんたちは?」

織莉子「安心して…私たちもまだ…」

キリカ「織莉子を残して…死ぬわけにはいかないからね…」

杏子「とりあえず全員無事か、それにしても手も足も出ねえとは…」

ビルの瓦礫の中から息も絶え絶えながら瀕死の5人の魔法少女たちがなんとか自力で出てきた。
彼女たちの目の前にいるのはあの強大な魔女ワルプルギスの夜。
それに先ほど自分たちを攻撃した5人の悪の仮面ライダーが並び立っていた。

沙々(もう諦めなさい、今なら同じ魔法少女の好で命だけは助けてあげますよ。
まぁもっとも…あなた方の場合ここで助かったとしてもいずれは魔女になる訳ですから…
むしろ一思いに止めを刺してあげた方が良いのかもしれませんけどね。)

沙々からの同情とも憐れみとも取れる誘い、しかしそんなモノは無用だと杏子は断った。

マミ「冗談じゃないわ、そんな情け要りません!」

ほむら「そうね…私は諦めない…いいえ、諦める事なんてもう出来ないのだから!」

杏子「そうだな…今ここでアタシらが降参したら見滝原や風見野が…
もう二度と大事な家族たちを失くすもんかよ!!」

ネガ電王「チッ、珍しく仏心を出してやったのに…もういい!殺せ!!」


『Full Charge』


ネガ電王は最後の止めを自分で刺そうとデンガッシャー・ガンモードに切り替えて銃口にエネルギーを込めていた。

ネガ電王「これで…終わりだ!」



同じ頃、風見野の教会跡地では…


モモ「お姉ちゃん…」

杏子の妹のモモが、隣町の風見野から見滝原に吹き荒れる暗雲を不安げに眺めながら神に祈りを込めていた。

モモ「神さま…どうかお姉ちゃんたちをお守りください…
もう家族離れ離れにはなりたくないの!」

必死に祈りを込めるモモの姿に杏子の父が寄り添っていた。
彼もこの騒ぎの中、自分にも何かできないかと模索していたのだが…

杏子父「宗教家とはいざ非常時となるとこんなにも無力なのか…
所詮神などという存在は想像の産物でしかない事が今になってこれほど痛感させられるとは…」

救いの神などいない、今になってその事を痛感する杏子父。だがモモの意志は違った…

モモ「大丈夫だよパパ!神さまはちゃんといるよ!
前にお祈りしてた時私見たモン!ピンクの神々しい女神さまが現れるのを!!
だから…お願い…お姉ちゃんを助けて!!」

その時、モモの祈りが伝わったのか教会の空にワームホールが開き、
そこから出てきた物体が一路見滝原にいる…ワルプルギスの夜を目指し一直線に向かって行った!

杏子父「今のは一体…」

モモ「お姉ちゃんたちのとこに行ったのかな?」

その光景を呆然と見つめるモモと杏子父の前に2台のバイクに乗った男たちが現れる。

??「今のは…」

??「俺たちも急ごう、そこの人!見滝原の避難所までの道を教えてくれないか?」



そして杏子たちの方も…


ネガ電王「死ね、ネガワイルドショット!」


ダンッ!!


デンガッシャーの銃口から赤紫のエネルギー光弾が満足に身動きの取れない杏子を目掛けて発射された。
最早どうする事も出来ない杏子、だがその時…



ドォォォォォォォン!!



何処からか飛び出したエネルギー光線がネガワイルドショットの光弾を弾け飛ばした。

杏子「今のは何だ?」

織莉子「今の攻撃は上からよ!」

マミ「あれは…」

キリカ「あれって…電車?」

ほむら「デンライナー!?」

そこに現れたのはデンライナーイカヅチであった、そこから6つの光が魔法少女たち目掛けて降り注いだ。

モモタロス(よう杏子!まだ生きてたなこの野郎!)

杏子「モモタロス!?」

キンタロス(マミ、あんなデカブツ相手によう持ち堪えたな!)

マミ「キンタロスさん…グスッ」

テディ(すまない、突然いなくなってしまって…)

織莉子「気にしないで、こうして戻ってくれたのだから!」

デネブ(キリカ、ご飯はちゃんと野菜食べてるか?)

キリカ「何で私だけご飯の心配してんだよ!?」

ウラタロス(ところでさやかは何処?これじゃ僕だけ戦えないんだけど…)

ウラタロスがさやかの不在を心配している時、上空から電王(ウイングF)と一緒に連れられたまどかとさやかが現れた。



電王(ウイングF)「再び降臨、決戦の地にて!」


モモタロス(テメェこの焼き鳥!今頃になって現れたか!?)

まどか「みんな大丈夫!?」

ほむら「まどか…あなた何でここに?危険よ、早く帰りなさい!」

まどか「嫌だよ…私だけ置いてけぼりなんて!」

ほむら「わかったわ、けど危ない真似はしないで!」

ウラタロス(さやか、久しぶり♪)

さやか「アンタたち…戻ってきたの!けどどうして?」

何故ここにデンライナーイカヅチに乗ってモモタロスたちが現れたのか?

それは今から数分前…



(回想)


<キングライナー>


駅長「…」

モモタロス「あの…駅長…俺らは…その…」

ウラタロス「別に悪気があってこんな事仕出かしたんじゃなくて…」

苦しい言い訳をするモモタロスとウラタロス、駅長から発する凄みが彼らを怯えさせているからだ。

駅長「言い訳は無用です、キミたちは無闇にこのターミナルで騒動を起こしたのです!
よってこれより罰を与えます!!」

キンタロス「待ってえな駅長!」

リュウタロス「僕たちはほむらたちを助けに行きたいだけなんだよ!」

テディ(そうです…彼女たちを助けに行くために時間が欲しい!)

デネブ(あの子たちをこのままにしてはおけない!)

他のイマジンたちも懇願するがそんな彼らの意見を聞き入れる駅長ではなかった。

駅長「だ~ま~り~な~さ~い~!
よく聞きなさい!これよりキミたちに罰を伝えます!!
実はオーナーと炒飯対決をするために必要な食材のネギを切らしてしまいましてね…
すぐに買ってきてほしいのですよ!」

ウラタロス「!?」

モモタロス「ネギだぁ?そんなモン無くたって炒飯なんざ米に卵ぶっかけて炒めりゃ充分だろ!」

駅長「何…ですと?」

ウラタロス「うわーっとと!先輩は黙ってて!!
なるほど、炒飯にネギは必要不可欠だよね!それでどこで買ってくればいいのかな?」

駅長「そう…ですね…
見滝原市に良質なネギがありますので…今から10分以内に買ってきてもらえますかな?
あぁ、勿論デンライナーは使ってもらって構いませんので早くしてくださいね♪」

モモタロス「おいふざけんな!今はネギなんか買いに行ってる場合じゃねえだろ!」

キンタロス「そうやで!マミたちがどうなるかっちゅう瀬戸際や!」

ウラタロス「うわっ…まだ気付いてない!この人たち本物のバカだ!?」

モモタロス「何だとこの野郎!?」

未だに駅長の言葉の真意を察せないモモタロスに呆れたのかウラタロスはその説明をしてあげた。

ウラタロス「駅長はこう言ってるんだよ、今から10分間猶予与えるからその間にさっさとワルプルギスを倒して来いってね!」

モモタロス「マジでか!?」

ウラタロス「そういう事、だから早く行くよ!」

リュウタロス「駅長さんありがとー!」

駅長「♪~」



そして再び現在…


ウラタロス(…という訳さ!)

さやか「へ~、あの駅長さんいいとこあるじゃん!けど10分て短すぎじゃ…」

モモタロス(こんなヤツら10分ありゃ余裕だ!さぁ、みんな行くぜ!!)

イマジンたちがそれぞれの魔法少女たちに再び憑依して、そして全員が変身の言葉を叫ぶ。


「「変身ッ!!」」


『Sword Form』


『Rod Form』


『Axe Form』


『Gun Form』


「「「「俺たち(私たち)参上!!」」」」


電王(ソードF)「そういう訳だ。
残り時間10分でテメェらをぶっ倒して良太郎たちの加勢に戻らなきゃいけねえんだ!」

電王(ロッドF)「悪いけどキミたちと遊んでいる時間は無いんだよね。」

電王(アックスF)「引いてくれるなら見逃してやるで!」

ネガ電王「舐めた事言うな!この圧倒的有利な状況で誰が逃げるか!?」

電王(ガンF)「なら倒すけどいいよね?答えは聞かないけど!」

沙々(返り討ちにしてあげますよ!さぁ全員殺ってしまいなさい!!)

電王(ソードF)「テメェは俺が相手をしてやる!」

ネガ電王「身の程知らず共が…いいだろう、来い!」

電王(ウイングF)「貴様には借りがあったな、私に恥をかかせたことは許さん!」

牙王「…」

電王(アックスF)「それじゃ俺はお前とや!色が被っとるからなぁ!」

ゴルドラ「…」

電王(ロッドF)「まったく…みんな勝手だね…じゃぁ僕は…キミと戦おうかな?」

シルバラ「…」

それぞれ対戦相手を決めたライダーたちは場所を変えて一対一の決闘へともつれ込んだ。
そして最後の一人幽汽の相手は当然電王(ガンF)になるのだが…

まどか「ほむらちゃんどこへ行くの?」

ほむら(私の相手はライダーじゃない、ワルプルギスの夜よ。
ヤツを倒さなければこの悪夢は永遠に終わらないのだから!)

電王(ガンF)「アハハ!僕もあっちの大きいのを相手した方が面白そうだし~♪」

まどか「けどそれだと…あのライダーの相手は誰が?」

キリカ「それなら…」

織莉子「私たちが相手を務めます!」

テディ(私たちもいるしな!)

デネブ(安心してワルプルギスを退治してくれ!)

ほむら(今だけはその言葉に甘えてあげる、リュウタ!行くわよ!)

電王(ガンF)「OK!ほむら!」

電王(ガンF)はデンライナーイカヅチに乗り込むと同時にイスルギとレッコウを召喚。
全車両を連結させバトルモードに展開、そのままワルプルギスの夜に戦いを挑んだ。

織莉子「暁美さんは行ってくれましたね、もう…今の私の予知に破滅の未来は消えていくわ。」

キリカ「なら後は、こいつらをぶっ倒せばいいだけだね!」

幽汽「…」



こうして…


電王(ソードF)VSネガ電王

電王(ロッドF)VSシルバラ

電王(アックスF)VSゴルドラ

電王(ガンF)VSワルプルギスの夜

電王(ウイングF)VS牙王

織莉子&キリカVS幽汽

各地でライダーたちの戦いの火蓋が切って落とされた。

まどか「お願い…みんな生きて帰ってきて!」

まどかのささやかな願い、ライダーに憑依された魔法少女たちはその言葉に小さく頷いた。



まずは電王(ロッドF)VSシルバラの戦い


電王(ロッドF)「でやぁー!」

シルバラ「…」


ガキンッ バシッ


電王(ロッドF)のデンガッシャー・ロッドモードとシルバラの純銀の金棒の鍔迫り合い。
しかしパワーではシルバラの方が上であった。

電王(ロッドF)「まったく…やるねえ!」

さやか(私の想像だとあいつってパワー系とは思えなかったんだけどな、現実は思い通りにならないね…)

電王(ロッドF)「そんなに悲観する事は無いよ、ヤツは以前戦って倒した相手だからね。
相手の癖くらいはお見通し!」


ビュンッ


電王(ロッドF)は自らの武器であるロッドを投げ飛ばす、だがそんな攻撃をシルバラはいとも容易く振り払った。


バシッ


シルバラ「…」

電王(ロッドF)「そっちは囮、本命はこっちだよ!」

シルバラ「!?」

ロッドは囮で本命は電王(ロッドF)自らが下からスライディングして直接攻撃を叩き込もうとしていた。
驚くシルバラであるが気付いた時にはもう手遅れであった。


『Full Charge』


電王(ロッドF)「デンライダーキック!!」


シルバラ「ぐわぁぁぁぁぁ!?」


必殺キックを叩き込まれ吹っ飛ばされたシルバラ、電王(ロッドF)の勝利に終わった!


さやか(やったね!)


電王(ロッドF)「次、よろしく!」


電王(アックスF)「よっしゃ!任しとき!」

マミ(美樹さんに続きましょう!)

電王(ロッドF)に引き続き、お次は電王(アックスF)VSゴルドラ。
ゴルドラの黄金の錫杖が電王(アックスF)へエネルギー波を浴びせる。


ドッガァァァァン


電王(アックスF)「ぬんっ!こんなモンかすり傷や!」

マミ(けど迂闊に近づけないわね、ここは私に任せて!)

マミはそう言うと電王(アックスF)の防御を解き棒立ちの状態になった。
これに気を良くしたのかゴルドラは近付き、錫杖で電王(アックスF)を一突きにしようとした。

ゴルドラ「…」

マミ(引っ掛かったわね!)


ジャキッ


ゴルドラ「!?」

その時、電王(アックスF)の周囲からマミの魔法で形成した大量のマスケット銃が出現、
召喚された全ての銃がゴルドラ目掛けて一斉に発射された。


ドンッ!!


ドガァァァァァン


どのマスケット銃も銃弾は一発限りだがその一発の銃弾が大量に押し寄せてくれば話は別だ。
回避不能な技をまともに喰らい、ゴルドラは瀕死の重傷を負った。

マミ(無限の魔弾のお味は如何かしら?御代りならまだたくさんあるわよ!)

ゴルドラ「ごふっ…」

電王(アックスF)「あいつもう腹一杯のようやで、さぁ止めや!」


『Full Charge』


電王(アックスF)「ティロ・フィナーレ!!(ただの張り手一発!!)」


バシッ


ゴルドラ「うわぁぁぁぁぁ!?」


電王(アックスF)の渾身の力を込めたティロ・フィナーレによりゴルドラは敗北した。

電王(アックスF)「やったで!」

マミ(だから…こんなの私のティロ・フィナーレじゃないのに…シクシク…)

マミが嘆いてる暇も無く戦いは次のステージに移行する。



電王(ウイングF)VS牙王


牙王「…」

電王(ウイングF)「かつてこの私に不意打ちを仕掛けた貴様…あの屈辱、今も忘れんぞ!」

なぎさ(あわわ、強そうです…)

電王(ウイングF)「案ずるな幼子、あのような卑怯者に二度も後れを取る私ではない!」

牙王は自身の専用武器であるガオウガッシャーを手に電王(ウイングF)に斬りかかる
だが同時に電王(ウイングF)もデンガッシャー・ブーメランモード&ハンドアックスモードを手に取りガオウガッシャーの太刀を受け止める。


ガキィンッ!!


牙王「フンッ!」


ズバシュッ


電王(ウイングF)「くっ…」


なぎさ(だ…大丈夫なのですか!?こうなったら…)

やはり力の差があり、押される電王(ウイングF)…
その隙をついて牙王は一気に必殺技で畳み掛けようとする!


『Full Charge』


牙王「タイラントクラッシュ」



ドガァァァァァァン!!



激しい爆発が響き爆炎が宙を舞う、勝利を確信した牙王はそのまま振り向きもせずにその場を去ろうとするが…



ズバッ


牙王「!?」


いつの間にか自分の身体にデンガッシャーが投げつけられていた事に気付く。
気付けば自分の背後には無傷の電王(ウイングF)がいた。

牙王「ナ…ナゼ…?」

電王(ウイングF)「この幼子のおかげだ。」

なぎさ(なぎさのしゃぼん玉で幻を作ったのです!お前が倒したと思ったのはなぎさが作った幻だったのです!)

電王(ウイングF)「それでは止めだ!」


『Full Charge』


電王(ウイングF)はそのまま牙王の身体に刺さったデンガッシャーに力を込め…抜き出した。


電王(ウイングF)「ロイヤルスマッシュ、この私の手に掛かり華々しく散れ。」


牙王「う…うぅぉぉぉぉぉ!?」



ドッガァァァァァン!!



辺りに大爆発が響き電王(ウイングF)は自分の勝利を確信し、腰の後ろに手を当てながらその場を後にする。

電王(ウイングF)「先ほどは良くやったな幼子よ、後で褒美を取らそう。」

なぎさ「それならなぎさはチーズが欲しいです♪」

電王(ウイングF)「チーズか、後で家臣に用意させるとするか。」


牙王との再戦は電王(ウイングF)の優雅で華麗な勝利に終わった。



織莉子&キリカVS幽汽


幽汽「…」


ビシィッ  バシィッ


幽汽の独楽が織莉子とキリカを襲い彼女たちの動きを牽制する。
その間に幽汽は大剣サヴェジガッシャーで織莉子のマチューテディとの鍔迫り合いになった。

キリカ「織莉子!くっ…独楽が邪魔して近づけない!?」

織莉子「それならオラクルレイ!」

織莉子の自前の武器オラクルレイで幽汽の独楽の動きを邪魔する事に成功。
だがその間にも織莉子と幽汽は互いの必殺技により押し合っていた。


『Full Charge』


織莉子「カウンタースラッシュ!」


幽汽「ターミネイトフラッシュ…」


互いの必殺技の威力はライダーの幽汽の方が上、一対一の戦いであれば戦闘力に差のある織莉子の敗北であっただろう…
だがこの戦いは二体一の戦いである事を幽汽は忘れていた。



キリカ「バスターノヴァ!」


幽汽「うわぁぁぁぁぁ!?」


背後からキリカの攻撃を撃たれて倒れる幽汽、そんな幽汽を織莉子とキリカは申し訳ない顔で見つめていた。

織莉子「本当はこんな事したくないのだけどゴメンなさい…」

キリカ「正々堂々とやってたらアンタの勝ちだったろうね、けど私たちも絶対に負けられないんだ…」

デネブ(ムッ、空から列車がやって来るぞ!)

テディ(あれは…幽霊列車!?)

幽汽の敗北と同時に空からワームホールが開き不気味な骸骨の形をした幽霊列車が出現…
そこから着物姿の女性が出てきて幽汽と、それに敗北した他のライダーたちを連れて、
織莉子とキリカが見送る中、幽霊列車は何処かへと行ってしまった。

彼らが何処へ行ってしまうのか…それは織莉子の予知能力をもってしてもわかる事はなかった…

とりあえずここまで

そろそろレス数が心許なくなってきたので長文になっていますのでご注意を

>>586

スカルちょっとカッコよくし過ぎたかなと…ゲストキャラなのにやり過ぎたかも…

>>587

G電王にも汚名返上の機会あげられればいいのですが

>>588

前のレスでも申し上げましたが電王以外のライダーは平成2期でまとめたいので…

>>607

彼らガチで死んでますし…
これ以上出す余裕が無い…

一方、次々と敗北する悪の仮面ライダーを前に怒りを露わにするネガ電王。
何故自分たちが負けるのか、その理由が彼らにはわからなかった。

ネガ電王「何故だ…何故ヤツらが負けるんだ!?
あいつらの力は俺と同等だと言ってもいいほどの強さだぞ!それなのに何故!?」

電王(ソードF)「テメェ、まだわかんねえのか?」

杏子(アタシが教えてやるよ!あいつらは本来の力を引き出せなかったんだ!)

ネガ電王「何!?」

杏子(本当だったらヤツらをあんな簡単に倒せるわけがねえ、だがヤツらが力を引き出せなかったらどうする?
そんな半分の力しか出せないヤツらが100%本気のアタシらに適う訳がねえだろ!!)

ネガ電王「だが何故ヤツらが本気になれなかった…まさか…」

沙々(私の使役魔法の所為であいつらは力が出せなかったの!?)

杏子(そういうこった、能力が仇になったな!)

悪のライダーたちの敗北の原因が沙々の所為だと指摘する杏子、その言葉に沙々はキレた!


沙々(うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!???)


電王(ソードF)「一体何だ!?」

杏子(キレやがったか…)

ネガ電王「おい落ちつけ、冷静に…うわっ!」

沙々はネガタロスのコントロールを怒りの力で押さえつけ、そのまま電王(ソードF)に、
怒りをぶつけるかのようにデンガッシャー・ソードモードで殴りつける様に攻撃をした。

電王(ソードF)「何だこりゃ…ただ怒り任せじゃねえか!」

杏子(おい…お前…もう仲間はみんないないんだぞ!さっさと降参しろ!)

沙々(黙れ!どいつもこいつもみんなして私よりも…いい頭…いい容姿…人望…金…
やっと特別な才能を見いだされて魔法少女になれたと思ったら実は魔女なんていう化け物にされるとか騙されてましたとか冗談じゃねぇよ!?
私の人生がこんな糞みたいな犠牲で終わる人生であってたまるか!!!!)

激しい怒りに身を任せる沙々、先ほどまでの敬語の口調もまるで不良のような汚い口調になっていた。

電王(ソードF)「ハァッ!?お前何言ってんだ?」

杏子(お前…まさかお前が魔法少女になった理由って…)

沙々(そうだよ!劣等感に悩むのが嫌で魔法少女になったんだよ!それが悪いってのか!?
けどその願いも無駄だった…結局魔法少女は魔女になっていつかは他の魔女に狩られる運命…
ならこんな世の中を滅茶苦茶にしてやろうと思ってネガタロスと手を組んだんだよ!!)

そんな沙々の戦いををまどかは静かに見つめていた。

まどか「沙々ちゃん…こんなの間違ってるよ!」

まどかは居ても立ってもいられなくなり、咄嗟に電王(ソードF)とネガ電王の前に出てきてしまった。

杏子(まどか!?)

電王(ソードF)「バカ!危ねえだろ!」

まどか「ゴメン、けど沙々ちゃん!お願い…話を聞いて!」

沙々(ハァ…ハァ…話って何ですか?)

まどかの介入により一先ず落ち着きを取り戻す沙々。そしてまどかは話す、自分自身の話を…

まどか「私も同じなんだ、誰かに頼らなきゃいけない自分…
そんな自分が嫌で魔法少女になって力を求めていた、私と沙々ちゃんって似てるよね…」

沙々(けどあなたは魔法少女にはならなかった利口ですよ。)

まどか「それは…周りのみんなが反対したから、本当なら私は魔法少女になっていたかもしれない…
けど…ならなかった…それじゃダメなんだって思ったから!」

沙々(まどか…あなたは何が言いたいんです?)

まどか「私…沙々ちゃんが悩んでいる事を受け止めたいの!
あなただってまだ間に合う、だからお願い…もうこんな事やめて!!」

沙々(冗談じゃない!わかるとかわからないとかそんな事知った事か!?)

沙々は怒り任せでデンガッシャーの刃をまどかに振り降ろす、だが…


ガシッ


まどか「杏子ちゃん!?」

咄嗟に振り降ろされたデンガッシャーを掴む電王(ソードF)、杏子はまどかを軽く叱りつけた。

杏子(まったく…ほむらに危ない事すんなって言われたばっかだろ。
なぁ優木沙々…劣等感に悩んでいたって言ったよな!
正直なとこアンタが何を望もうがアタシは別にどうでもいいと思う、だがな…
そんなアンタの勝手な願いに無関係な人たちを撒き込むのは許さねえな!!)

電王(ソードF)「杏子…そうだな!」

杏子(少し前のアタシならアンタにちょっとは共感を持ってたかもしれない…
だが今のアタシには家族がいる、大切な仲間もいる、そいつらをアンタの勝手で傷つけさせるわけにはいかないんだよ!!)

その言葉を聞いた沙々は半ば自棄になりながらもどこか納得したような顔になり最後の勝負に出る。

沙々(あー!もういいです!
問答は結構、あとは力づくで勝負しますよ佐倉杏子!行きますよネガタロス!!)

ネガ電王「まったく…身体のコントロールを奪って…まあいい!
モモタロス、以前お前は一対一の戦いでは俺に勝てなかった、そんなお前が俺に勝てるのかな?」

電王(ソードF)「ありゃ俺じゃなく小僧の所為だ!?
それに俺だってあの頃から強くなってんだ、前と同じと思うと痛い目見るぜ!!」


「「勝負ッ!!」」


『Full Charge』


ネガ電王「ネガストリームスラッシュ!」


電王(ソードF)「必殺、俺たちの必殺技マギカバージョン!」


ドシュッ!!


ネガ電王「な…何!?」

沙々(剣先から槍が生えた?!)

まどか「あの槍は…杏子ちゃんの槍!」

電王(ソードF)が繰り出した必殺技マギカバージョン。
それはデンガッシャーに魔法少女の特殊な魔法力を込めて発動させるという極めて特殊な技であった。


電王(ソードF)「いっけぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」



ドッゴォォォォォォォォン



その威力に吹っ飛ばされて変身が解ける沙々、そのまま空の彼方へと吹っ飛ばされていった。

ネガタロス(まさか…こんな事で…)

沙々「覚えてなさい!?」

捨て台詞を吐きながら空の彼方へ吹っ飛ばされていく沙々とネガタロス。
残る敵はワルプルギスの夜だけとなった。

まどかと電王(ソードF)がネガ電王を倒した場所に他のライダーたちと織莉子、キリカが集まってくる。

さやか(まどか、マミさん、みんな大丈夫だった?)

電王(ロッドF)「どうやら全員無事倒せたようだね。」

まどか「よかった、みんな無事で…」

マミ(心配してくれてありがとう、けど私たちなら大丈夫!)

電王(アックスF)「当たり前や!俺らが簡単にくたばるわけないやろ!」

電王(ウイングF)「当然、私に敗北などあり得ない!」

なぎさ(実際は結構危なかったのですけど…)

電王(ソードF)「これで残ったのはあのデカブツだけだな!」

織莉子「ワルプルギスの夜…」

キリカ「暁美のヤツ大丈夫かな?」

そして全員がワルプルギスの夜に目を向ける。
デンライナーイカヅチとワルプルギスの夜の戦い、まどかと同じく因果が集中しほむらが時間を繰り返す毎に強くなる特質。
本来の…恐らく最初の時間軸のワルプルギスの夜ならデンライナーで楽に倒せたかもしれないがそうはいかなかった…

電王(ガンF)「あーもうっ!こんなに攻撃してるのに全然倒れないなんて!あいつ強過ぎだよ!?」

ほむら(無駄口叩かないで、まだ来るわよ!)

ワルプルギスの夜『キャハハハハ!!』

ワルプルギスの夜は見滝原市街の残骸と化したビルを武器に、イカヅチに投げ込んでくる。
イカヅチもそのビルを避けながらフリーエネルギーの光線を浴びせるがあちらも火炎で光線を掻き消していた。

マミ(ダメよ…これじゃジリ貧よ!)

さやか(なんとかならないの!)

電王(ロッドF)「加勢にしようにもあんなデカブツ同士の戦いじゃ撒き込まれるのがオチだよ!」

その時、ワルプルギスの夜の進路方向を見てまどかはある事に気付く。

まどか「ねぇ…このままワルプルギスの夜が進んでいったら避難所に行っちゃうんじゃないの?」

織莉子「本当だわ!もしワルプルギスの夜が避難所に向かったら…」

まどか「パパやママ、タツヤが…」

杏子(まどかの家族だけじゃねえ!他の避難民もだ!)

このままワルプルギスの夜を避難所に近付かせるわけにはいかない、全員の意志は決まった!

電王(ソードF)「こうなりゃもう無理だなんて泣き言は無しだ!全員でヤツを止めるぞ!!」

電王(ソードF)を先頭に全員がワルプルギスの夜へと立ち向かった。

まどか「そういえば避難所にいる伊達さん…大丈夫だったのかな?」



まどかが避難所に残ってもらった伊達を心配している頃、避難所では…


<避難所>


プロトバース「うおわぁぁぁぁぁ!?」

ギーゼラ『ブオオオオ!!』

バイク形態のギーゼラに引っ張られるプロトバース、それに門から巨大な手を繰り出し攻撃を行うイザベル。
さすがのプロトバースも防戦一方の状況に追い込まれていた。

プロトバース「こりゃちょっとやべえな…」

それだけではない、魔女たちの影響で避難民たちが不安な声を上げ始めていた。

避難民A「もうダメだ…お終いだ…」

避難民B「もう一思いに殺してくれ…」

ゆま「あわわ、みんな不安がってるよ…」

詢子「…たく、大の大人が情けねえ!」

知久「こんな状況だ…みんな不安がっているんだ…」

タツヤ「うぅ…ひっく…グスッ…」

避難所の人々の心は絶望に堕ちていた、だがそんな時に外からバイクの音が響いてきた。



ブロォォォォォン


ドガッ


ギーゼラ、イザベル『!?』


プロトバース「おぉ、こいつは…まったく遅いよ後藤ちゃん!」

バース「文句言わないでください、これでも急いで駆けつけてきたんですから!」

プロトバースが軽く文句を叩く相手はライドベンダーに乗った仮面ライダーバース、それに…

アクセル「やらせん!エンジンブレード!」


ズバッ


仮面ライダーアクセル、二人の仮面ライダーがプロトバースの救援に駆けつけてくれた。

バース「まだ戦えますか伊達さん?」

プロトバース「大丈夫、まだまだ行けるよ!それに…誰だっけ?」

アクセル「俺に質問するなー!だがまぁ…そういえば初めてだったな。
俺は風都署の照井竜、またの名を仮面ライダーアクセル。
今回はそちらの鴻上会長の依頼でこちらの加勢に来たんだが…」

ギーゼラ『ブゥゥゥゥゥ!』

アクセル「敵もバイクとは面白い!ヤツは俺がやる!そっちのヤツは任せたぞ!」

アクセルはバイクフォームに変形、避難所の外に出てギーゼラとチェイスを始めた。
残ったダブルバースのコンビは魔女イザベルを倒すためにバースバスターを構え戦闘態勢に入る。

3人の仮面ライダーの参戦、だがそれでも人々の心は深い絶望に囚われていたままであった。

ゆま「な…何で?正義のヒーローたちが来てくれたのに?」

詢子「そう単純じゃないって事かよ…」

知久「無理もない、みんなこの状況じゃ不安になるなという方がおかしいのかもね…」

そんな人々の前に一人の男が彼らの前に立ちあがり何かを訴え始めようとする。
その男は杏子父であった、それにもう一人…

杏子父「みなさん!絶望に負けないでください!」

モモ「お姉ちゃんたち戦ってるの!だから!」

ゆま「モモちゃん!それに杏子のパパ!?」

バース「二人ともここに案内する代わりに一緒に連れて行けと言われてね。
本当は反対したんだが…娘が戦っていると聞いたので連れて来たんだ!」

杏子父は人々が絶望に飲み込まれないため、それに自分の娘の戦いを無駄にしたくないために今自分の出来る事を果たそうとしていた。

杏子父「聞いてください、かつて私は自分の娘が邪悪な者たちから人々を守っていたというのに…
私はその娘に悪魔と言って罵ってしまい…酒に溺れてしまった…
それでも娘は正義のために戦ってくれているのです、今もあそこで!」

杏子父は空に指を差す、そこにはワルプルギスの夜と戦う杏子たちの姿があった。

避難民C「あれは一体誰なんだ?」

避難民D「遠くてよくわかんないけどあのでっかい化け物と誰かが戦ってくれているみたいだぞ!?」

杏子父「彼女たちは魔法少女、この街を邪悪な者たちから我々を守ってくれる娘たちなのです!
みなさん、私たちも抗いましょう!
あのような年端もいかない少女たちが戦ってる中で我々大人が絶望に負けるわけにはいきません!!」

杏子父の言葉に避難民たちも立ち上がり今まで嘆いていた絶望の言葉が次第にその声が声援へと変わっていた。

避難民E「頑張れー!魔法少女たちー!」

避難民F「私たちも絶望に負けないわよー!」

そんな声が杏子たちの耳にも届いた。

杏子(今の声ってまさか…)

マミ(私たちへの応援?)

さやか(私は魔法少女じゃないからちょっと複雑だけど…)

織莉子「でも…悪くはないわね。」

キリカ「私は織莉子にだけ応援してもらえれば元気100倍だけどね!」

そして仮面ライダーたちにもその声援が響いていた。

プロトバース「魔法少女だけじゃなく俺たち仮面ライダーも戦ってるんだけどな…」

バース「伊達さん、こんな時に野暮は無しですよ!」


イザベル『グゥォォォォォォ!!』


魔女イザベルは門から再び巨大な手を出してダブルバースに向けてきた。
しかし歴戦の戦士である彼らに同じ手は二度も通用する事は無い。


カポーン


『ドリルアーム』


バース、プロトバース「「オラァァァァァ!!!!」」


ドガァァァァァン


ダブルバースは迫りくる巨大な手をドリルアームで粉砕。
二人はバースバスターをセルバーストモードに組み替えてエネルギーをフルチャージさせる。

バース「充填完了!」

プロトバース「行くぜ!」


バース、プロトバース「「セルバースト!!!!」」


ドォォォォォォォォォン!!


イザベルにダブルバースのセルバーストが命中、魔女はグリーフシードを残しその場で爆散した。

一方場所は変わり避難所付近の道路ではアクセルバイクフォームとギーゼラのチェイスが行われていた。


ブォォォォォォ!!


ドシンッ ドシンッ


その巨体から繰り出す信じられないスピードでぶつかってくるギーゼラ。

アクセル「中々やるな、ならばこちらも本気で行くぞ!」

そしてアクセルもスピードをさらに加速させる。
最高速度920kmを誇るアクセルバイクフォームが本気を出せば一瞬でギーゼラを追い抜いてしまえるほどであった。

アクセル「久しぶりに熱くさせてもらったお礼だ、止めはこの技で行くぞ!」

そう言うとアクセルはエンジンメモリをアクセルドライバーに装填してマキシマムドライブを発動。


『ENGINE!MAXIMUM-DRIVE!』


全身に炎を纏って先ほど追い抜いたギーゼラを前にUターンして突進していった。


アクセル「ウォォォォォォォォォ!!」


ギーゼラ『ブォォォォォ!?』



ドゴォォォォォォォォォン



アクセルが発する爆炎に包まれて魔女ギーゼラは炎の中へと消えて行った。

アクセル「これが左やフィリップの言っていたグリーフシードという物か。
さて、これであとはあのでかいのが相手だが…」

上空を見上げるアクセル、そこにはデンライナーイカヅチがワルプルギスの夜の進行を妨げようと孤軍奮闘している姿があった。

とりあえずここまで

アクセルとバースは前の話にも出てきましたけど必殺技を放てなかったのでここで出番をあげました。


プロトバースってクレーンアームとブレストキャノンだけじゃなかったっけ?と思ったけど強化されたと思えば別に良いか

電王(ガンF)「うわぁぁぁぁぁ!?」

振動が鳴り響くイカヅチのコクピット、レバーを握るのが精一杯の状況が続いていた。

ほむら(リュウタ!しっかりしなさい!)

電王(ガンF)「わかってるよ、けど…」

先ほどからどんなに攻撃してもワルプルギスの夜はビクともしなかった。
それどころか敵の攻撃力は増すばかりでイカヅチの方が消耗していた。

電王(ソードF)「チィッ!俺たちも行くぜ、俺の必殺技パート3!!」

電王(ロッドF)「デンライダーキック!」

電王(アックスF)「ダイナミックチョップ!」

電王(ウイングF)「ロイヤルスマッシュ。」

織莉子「カウンタースラッシュ!」

キリカ「バスターノヴァ!」

ワルプルギスの夜を目掛けて必殺技を放つ、だがその効果は無いに等しかった…

ワルプルギスの夜『??』

電王(ロッドF)「そんな…無傷だなんて嘘でしょ!」

さやか(こっちは渾身の力を込めたってのに…)

マミ(力の差があり過ぎるわ!?)

電王(ソードF)「だからって諦めてたまるか!」

杏子(モモタロスの言う通りだ、もう一度必殺技をぶつけるぞ!)

織莉子「待って、こっちに…くる!?」

織莉子の言う通りワルプルギスの夜が狙いをイカヅチから電王たちに変更し始める。
そしてライダーたちにこれまでとは比べ物にならない火炎を吐きだした。



ボォォォォォォォォォォ!!



「「うわぁぁぁぁぁぁ!?」」


ほむら「みんな!?」

業火に焼かれる電王に魔法少女たち、その光景を見ていたほむらも思わず恐怖する。

電王(ガンF)「カメちゃん!クマちゃん!鳥さん!モモタロス!?」

ほむら(こいつ…今回もまたダメなの?…もうやり直す事は出来ないのに…)

ワルプルギスの夜の圧倒的強さに思わず涙ぐむほむら。
最早イカヅチを敵とも思わなくなった魔女はイカヅチを無視してそのまま避難所へと向かおうとしたが…


まどか「行かせない!!」


ほむら(まどか!?)


まどかは避難所の前にあるビルに立ちそびえ立つ巨大な魔女に立ち塞がった。

まどか「あそこには避難した人たちたくさんがいるの!みんながいない今…私が守る!!」

そこにあの憎たらしいQBが悪魔の囁きをしに現れる。

QB「まどか、今こそ契約だ!ワルプルギスの夜を倒せるのは魔法少女になったキミしかいない!!」

まどか「いいよQB、その代わりお願いがあるんだけど聞いてくれる?」

QB「お安い御用だよ、言ってごらん。」

まどか「私が魔法少女になってワルプルギスの夜を倒した後に魔女化しそうになったら…
すぐに私のソウルジェムを破壊して!それで全てが終わるから…」

QB「なっ!?」

余りにも突然なまどかの申し出、QBにしてみればこの条件は確かにまどかとの契約は絶対であるが
それも全てはエントロピーの回収が行われてこそである。
しかし魔女になる前にソウルジェムを破壊されれば全部水の泡、QBにしてみればまったくの無駄に終わってしまうのだ。

QB「……考え直す気はないのかい?」

まどか「もう…私しかいないから…私がワルプルギスの夜を倒す!
大丈夫、みんなには絶対迷惑を掛けないから…」

ほむら(まどか…ダメぇぇぇぇぇ!?)

まどかの考えを聞いた瞬間ほむらはイカヅチから飛び降りてまどかのところへ向かおうとするが…

ワルプルギスの夜『…』


ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド


ワルプルギスの夜が放ったビルの瓦礫に行く手を阻まれてしまった。

電王(ガンF)「邪魔!これじゃまどかに近付けないよ!?」

電王(ガンF)の行く手を阻む瓦礫の数々、その間にワルプルギスの夜はまどかのところへ近付いて行った。

QB「さぁ…契約だまどか!」

まどか「わかった、私の願いは…」


ほむら「そんな…こんな結末嫌だ…やめてぇぇぇぇぇぇぇ!?」


ほむらは力の限り叫んだが、周りの爆発の轟音が響き渡りまどかにその叫び声が伝わることが出来ない。
最早これまでなのか、誰もが諦めかけたその時であった。




ドッガァァァァァァァン



まどかの目の前にワームホールが開き、そこから巨大な何かがワルプルギスの夜目掛けて突進してきた。

ワルプルギスの夜『ギャァァァァァァ!?』

QB「な…何だあれは!?…ってこっちに瓦礫の破片が…きゅっぷぃぃぃぃ!?」(ボコッ)

まどか「あれって確か…」

電王(ガンF)、ほむら「「キングライナー!?」」

突然のキングライナーの出現、いきなりキングライナーの体当たりをまともに喰らいワルプルギスの夜は地面に激突する。
その光景を先ほどワルプルギスの夜の攻撃から立ち上がった電王たちも目撃していた。

電王(ソードF)「何でターミナルがここに出てくるんだよ!?」

電王(ロッドF)「まさか駅長が僕たちを助けに来てくれたわけ?正直予想してなかったけど…」

思わず不審に思う電王たち、だがキングライナーを操縦しているのは駅長ではなかった。

G電王「どうやら間に合ったようだな。」

まどか「あなたは確か…」

電王(ロッドF)「黒崎レイジ!キミが僕たちを助けに来てくれたわけ!?」

意外にも助けてくれたのが、今までモモタロスたちを嫌煙していた時間警察の黒崎レイジだったとは…
さすがのウラタロスもこれには驚いた。

G電王「勘違いするな、俺は別にお前らを助けに来たわけではない。これを渡しに来ただけだ!」

杏子(何だこりゃ?剣か?)

電王(ソードF)「こいつはデンカメンソード!?」

G電王から手渡されたのは電王(ライナーF)の専用武器、デンカメンソードであった。
何故G電王がこれを持っているのかを説明した。

G電王「元々野上良太郎から預かってきたんだ、『モモタロスたちなら魔法少女たちを放っては置けないだろうから』とな。
まぁ俺としてはさっさとお前らに帰ってきてもらうために渡す気はなかったのだが…」

電王(ソードF)「へっ、良太郎…離れていても心は一緒って事か!」

電王(ロッドF)「これでまだ戦えるね!」

電王(アックスF)「よっしゃ!反撃開始や!」

すぐに全員デンライナーイカヅチの真上に飛び乗った。
そして電王(ソードF)がデンカメンソードを手にワルプルギスの夜に向かい最後の攻撃を仕掛ける!

電王(ソードF)「これが最後だ!ヤツに俺たちの全てをぶつけてやる!!」

杏子(それで具体的にどうするんだよ?)

電王(アックスF)「電車斬りや!」

まどか、ほむら、さやか、マミ、織莉子、キリカ、「「電車斬り!?」」

電王(ガンF)「そうだよ、良太郎がつけたんだ!ダサいでしょ?」

さやか(ダサいって否定はしないんだ…)

電王(ロッドF)「本当はフルスロットルブレイクっていうちゃんとした名前があるんだけど…
今じゃ電車斬りになっちゃってね、何でこんな事になったんだか…」

マミ(しょうがないわね、私がちゃんとした名前を…)

さやか(だーっ!マミさんストーップ!とにかくさっさとあいつ倒さなきゃ!)

こうしてデンカメンソードを手に電王たちは再びイカヅチを走らせようとするが…

電王(ガンF)「あれ?動かないよ?」

ほむら(しまった!使い魔たちが!?)

なんとG電王からデンカメンソードを渡されている最中に使い魔たちがイカヅチの走行を妨げていたのだ。
これでは発進させる事が出来ないのだが…

さやか(まったくこんな時に!)

杏子(すぐに追い払うぞ!)

電王(ロッドF)「いや…ダメだ…ワルプルギスの夜が起き上がってるよ!?」

先ほどのキングライナーの攻撃から立ち上がるワルプルギスの夜、動けないデンライナー。
万事休すかと思ったその時、再び援軍が駆けつけた。


ドルゥゥゥゥン


唸るバイクの轟音、2台のライドベンダーとアクセルバイクフォームのエンジン音が戦場に響く。

アクセル「ここは俺たちに任せろ!」

バース「お前たちは先に行け!」

プロトバース「ちゃんとケリ付けて来いよ!」

なんとそこへ、先ほど魔女たちとの戦いを繰り広げていた3人のライダーたちが駆けつけてくれた。

まどか「みなさんありがとうございます!」

ほむら(今のうちに行くわよ!)

電王(ソードF)「よし、行っくぜー!!」


ガッシャン ガッシャン


走り出すデンライナーを見送るライダーたち、残るは使い魔たちの掃討だけである。


『クレーンアーム』


ダブルバースがクレーンアームで全ての使い魔たちを捕獲、そして3人のライダーたちは一気に必殺技を決める。


『ACCEL!MAXIMUM-DRIVE!』


アクセル「ハァァァァ!」

必殺技を放つために力を込めるアクセル、それを見たプロトバースが自分たちも真似ようとバースに言ってみた。

プロトバース「後藤ちゃん、俺たちも必殺技やるよ!」

バース「そんな機能無いはずなんですがね…」

プロトバース「大丈夫!気合で何とかなるから!」

そして3人のライダーはいっせいに空中にジャンプ、使い魔たちに必殺キックを放つ!


アクセル「アクセルグランツ…」バース、プロトバース「「ライダートリプルキック!!」」


使い魔’s『ギャァァァァァァ!?』


プロトバース「おっしゃー!」

バース「ふぅ、これで終わったか。」

アクセル「お…おい!今俺が必殺技言う前に被ってたぞ!?」

プロトバース「まぁまぁ、固い事言わないの!」

バース「伊達さん…せめて前もって打ち合わせしないと照井さんに悪いですよ…」

アクセル「…」

楽勝で使い魔を倒した3人のライダーたち、いじけるアクセルは放って置いてデンライナーは最後の勝負に出る!

電王(ソードF)「このまま突っ込むぜ!」

電王(ロッドF)「さあみんな、デンカメンソードにありったけの力を込めて!」

杏子(あぁ!)

マミ(任せて!)

さやか(行くよ!)

織莉子「えぇ!」

キリカ「私も!」


パァァァァァ


魔法少女たちの力がデンカメンソードへ込められていく、そして最後にもう一人…

まどか「私も…行くよ!」

まどかがデンカメンソードに手を伸ばす、その瞬間まどかのエントロピーに影響されたのかデンカメンソードに凄まじいエネルギーが流れてきた。

電王(ソードF)「こいつぁスゲえ!」

電王(ロッドF)「これなら…」

電王(アックスF)「いけるで!」

電王(ガンF)「デンライナー行っけぇぇぇぇぇぇ!!!!」

電王、それに魔法少女たちの力を込めたデンカメンソード。
その力を受けたデンライナーはワルプルギスの夜目掛けて突撃していく!

電王(ソードF)「これが最後だ!!」

マミ(良い?みんな打ち合わせ通りにやるのよ!)

さやか(大丈夫かな?)

まどか「ま…まぁこれで最後なんだし…」

杏子(派手に行こうぜ!)


「「「「「ティロ・電車斬り!!!!!」」」」」


ワルプルギスの夜『ウギャァァァァァ!?』


「……………」


「「「「「ダサッ!?」」」」」


全員の総力を結集し遂にあのワルプルギスの夜を撃破する事に成功した、だが…

マミ「カッコいいと思ったのに…グッスン…」

ウラタロス(まさか良太郎以上のセンスの無い子がいるなんてね…)

キンタロス(流行に疎い俺でもアレは無いで…)

さやか「マミさんの所為でせっかくの余韻が台無しだよ…」

織莉子「私もちょっと恥ずかしかったかも…」

キリカ「うんうん、本当に酷い!」

マミ「そんなぁ…」

全員勝利の余韻よりもマミの技のネーミングセンスにツッコミばかり入れていた。

そんな時キングライナーより駅長が降りてモモタロスたちにタイムリミットを告げに来た。

駅長「みなさん、タイムリミットですよ。
すぐにでも元の時間軸に戻らなければ良太郎くんたちの命が…いえ…全ての時間軸が崩壊してしまいます。」

モモタロス(そうだったな、もう時間か…)

ウラタロス(なんだか名残惜しいね…)

キンタロス(まぁしゃーないのぅ。)

駅長「…とその前に!キミたちは罰として買うように命じていたネギはどうしたのですか?」

ウラタロス(なっ!アレ本気だったの!?)

テディ(そんな事言われても…)

デネブ(街がこんなありさまじゃスーパーだってやってないしなぁ…)

まどか「あの…ネギなら私のパパが…」



………


駅長「おぉー!これは素晴らしいネギですねぇ!これなら美味しい炒飯が出来ますよ♪」

知久「ハハ…喜んでもらえてなによりです。」

タツヤ「ねぎー!ねぎー!」

詢子「まどか…このおっさん何なんだ?」

まどか「さ…さぁ?」

駅長がまどかの父からネギを貰い大喜びしている頃、ほむらはみんなに隠れた場所で黒崎レイジにお礼を言っていた。

ほむら「こんな事あまり慣れてないのだけど…まどかを助けてくれて…その…あり…がとう…」

レイジ「気にするな、別にお前たちのためにやったわけじゃない。
鹿目まどかの契約は俺としても阻止しなければいけなかったからな…
それとお前にだけどうしても伝えておかなければならない事がある、これだ。」

レイジは自らの警察手帳としての機能を兼ねているライダーパスを使いほむらにある光景を見せる。
それは何処か時間軸で起きた事態であった。
幾つもの時間移動を経てQBと契約して女神と化した鹿目まどか、彼女により改変された世界、
世界から消え去った鹿目まどか、だがそれだけではなかった…

レイジ「さらにこの先の未来は…正直碌なモノじゃない…
お前は悪魔となり鹿目まどかを女神の役割から解放させる、だが…
それは一時しのぎに過ぎない、いずれお前たちは神と悪魔という永遠に相容れない存在として対立する存在になるだろう。」

ほむら「そんな…私とまどかが…」

レイジ「だからお前の旅はここで終わらせろ。
まぁどの道お前が時間軸の移動で使うための盾は俺が破壊したからしたくても出来ないだろうが…」

レイジから告げられた事実に涙を浮かべるほむら、そんなほむらにレイジは最後にある言葉を告げる。

レイジ「お前の未来はこれからだ、これからみんなと一緒に幸せになればいい。
これは誰かさんの受け売りだがお前の未来はまだ白紙なんだからな…」

その言葉を告げると同時にレイジはG電王に変身してタイムワープしていった。
また何処かの時間軸で悪事を働く時間犯罪者たちを捕まえるために…

ほむら「ありがとう…黒崎レイジ…」

そしていよいよ別れの時が来た。
既に発車準備完了したキングライナー、それに窓から顔を出すモモタロスたち。

杏子「アンタたちのおかげで家族が戻ってきてくれた、ありがとよ!」

マミ「みんな元気でねー!」

さやか「ウラタロスー!女の子へのセクハラは程ほどにね!」

織莉子「テディ、いつかまたあなたのお茶が飲みたいわ。」

キリカ「ふぅ…これで野菜勧めるお節介がいなくなると思うと清々するよ…うぅ…グスッ…」

ゆま、モモ、なぎさ「「みんなー、ありがとー!」」

ほむら「本当にあなたたちには何度お礼を言っても足りないわ。」

まどか「ありがとねみんな!」

モモタロスたちに別れを告げる魔法少女たち。

そしてモモタロスたちも…

ウラタロス「さやかったら…僕は女の子にセクハラなんてしないよ!?」

キンタロス「マミ!お前はええ女やったで!これからも元気でな!」

リュウタロス「ほむらー!また遊ぼうね♪」

テディ「織莉子、今度はもっと美味しいお茶を用意して会いに行くよ!」

デネブ「キリカ、お菓子ばっかり食べないでちゃんと栄養のあるごはんを食べるんだぞ!」

ジーク「娘たちよ、大義であったぞ!」

モモタロス「さよならは言わねえからな!また…会おうぜ!!」

杏子「あぁ、またな!」

こうして魔法少女たちが見送る中キングライナーは去って行った。

野上良太郎たちが待つ時間軸へ向かって…


―――――――

―――――

―――



<見滝原市街>


ここはもう一つの時間軸。
鹿目まどかがQBと契約してしまい救済の魔女クリームヒルトグレートヒェンが出現してしまい…
暁美ほむらが諦めてしまった絶望の世界。
そこでは野上良太郎、桜井侑斗、野上幸太郎の3人が未だに戦い続けていた。


「「「うわぁぁぁぁぁぁ!?」」」


変身を解除され吹っ飛ばされる3人の青年たち…
既に機能停止して走れないデンライナーゴウカ、ゼロナイナー、NEWデンライナーの3車輌…
そしてその横では屍と化した鹿目まどかを抱き一人の少女が涙を流していた。

ほむら「うぅ…鹿目さん…グスッ…」

その少女は暁美ほむら、彼女は時間移動を行う際は肉体ではなく魂を移動させていたために…
本来のこの時間軸のほむらの魂が再び呼び覚まされていた。

良太郎「ほむらちゃん…もう泣かないで…」

ほむら「でも…鹿目さんが…私を守るために…契約して…」

QB「仕方ないよ、彼女の死は必然だった。
そのおかげで僕たちインキュベーターはエネルギー回収のノルマを達成できたしこれで宇宙の寿命は安泰だ。」

侑斗「お前!散々女の子たちを苦しめて自分はトンヅラだと?ふざけんな!?」

幸太郎「エネルギー回収できたって地球が滅んだらどうしようもないだろ!」

QB「それはキミたち人類の問題だろ、僕たちインキュベーターには関係の無い話だけど?」

侑斗「お前!?」

QBの言葉に怒りを感じ殴り掛かろうとする侑斗、だがそんな彼らに救済の魔女の触手が伸びてきた。

良太郎「うわっ!?」

幸太郎「こいつは何だ!」

その光景をゴウカの食堂車からオーナーたちが目撃していた。

オーナー「いけませんね、魔女が良太郎くんたちを殺そうとしているようですよ!」

ナオミ「そんな…大変!?」

コハナ「待ってて良太郎!今助けに行くから!」

ナオミ「待ってハナさん!危ないわよ!」

食堂車から降りて良太郎を助けに行こうとするコハナ、そんなコハナを止めようとするナオミ。
そんな彼女たちの前に遂に助けが現れた。


ガッタン ゴットン


コハナ「あれは!」

ナオミ「キングライナー!?」

オーナー「おぉ…遂に戻ってきてくれましたか!」

オーナーたちが期待に胸を膨らますと同時に6つの光が良太郎、侑斗、幸太郎の3人の身体に降り注ぐ。



ズバッ ズバッ


彼らの身体に絡まった魔女の触手を排除され、良太郎たちの脳裏に懐かしの声が響いてきた。

モモタロス(良太郎、よく頑張ったな!)

ウラタロス(本当、本当、あとは僕たちに任せて!)

キンタロス(俺らが戻ってきたら100人力や!)

リュウタロス(早く終わらせようね!)

良太郎「みんな…」

デネブ(侑斗…大丈夫だったか?)

侑斗「バカ!遅いんだよ…」

テディ(遅くなって申し訳ない幸太郎。)

幸太郎「いや…なんとかギリギリセーフだ。」

ほむら「うぅ…鹿目さん…」

モモタロス(あれ?何でほむらがここに?)

良太郎「彼女はこの時間軸の暁美ほむらさんだよ、時間移動したのは彼女の魂だけなんだ。」

キンタロス(つまりどういうこっちゃ?)

ウラタロス(なるほど、元々魔法少女はソウルジェムが本体だから時間移動してたのはソウルジェムだけって事か!)

QB「まったく…何なんだいキミたちは?
暁美ほむらは急に未契約状態になってるしこっちは訳がわからないよ?」

リュウタロス(訳がわからなくていいよ、僕お前嫌いだし!)

コハナ「そうよこの疫病神!」

QB「ちょ…!僕を殴りつけるのはよしてくれ!僕は何も悪くないのに!?」

良太郎「行くよみんな!」

モモ、ウラ、キン、リュウ、(オゥッ!)

侑斗「デネブ、俺たちも行くぞ!」

デネブ(あぁ!)

テディ(幸太郎、まだ戦えるか?)

幸太郎「誰に言ってんだよ?余裕だよ!」


「「「変身!!」」」


『Climax Form』


『Zero Form』


『Strike Form』


仮面ライダー電王(クライマックスフォーム)、仮面ライダーゼロノス(ゼロフォーム)、仮面ライダーNEW電王(ストライクフォーム)
モモタロスたちが戻ってきた事により良太郎たちは本来の力を取り戻す。

モモタロス(久しぶりのてんこ盛りだぜ!)

ウラタロス(この狭っ苦しい感じ…慣れると案外癖になるんだよね♪)

キンタロス(俺は…苦しいだけや…)

リュウタロス(でもやっぱり気持ち悪~い…)

良太郎「ハハ…それじゃみんな行くよ!」

仮面ライダー電王(クライマックスフォーム)
デンオウベルトにケータロスを装着し4人のイマジンの心が一つになる事で初めて現れる姿。
右肩にアックスF、左肩にロッドF、胸にガンF、そして正面にソードFとそれぞれの電仮面の特徴がある
4人のイマジンが合わさった電王の強化形態、別名てんこ盛りである。


『Charge And Up』


『Full Charge』


まずは赤い体が特徴の仮面ライダーゼロノス(ゼロフォーム)が必殺技を放つ。

ゼロノス(ゼロフォーム)「行くぜデネブ!バスターノヴァ!!」

続いてNEW電王も…

NEW電王「俺たちも…カウント0になってからが本番だ!カウンタースラッシュ!!」

そして最後に仮面ライダー電王(クライマックスフォーム)

モモタロス(行くぜ、俺たちの必殺技!)

電王(クライマックスF)はウラ、キン、リュウの3つの電仮面が右足に移動。
そのまま空高くジャンプしてキックの態勢を取った!


クリームヒルトグレートヒェン『……』


モモタロス(お前も同じ…まどかなんだよな…待ってろ、今楽にしてやるからな!)


電王(クライマックスF)「「「「ボイスターズキック!!!!」」」」


クリームヒルトグレートヒェン『ア゛アァァァァァ!!』



ドゴォォォォォォォォォォン



救済の魔女にボイスターズキックを放つ電王(クライマックスF)。

その光景は憎き敵に放つ技ではなく、安らかに眠ってほしいという彼らなりの手向けでもあった…


終わり(?)

とりあえずここまで

http://www.youtube.com/watch?v=29ekPfJih1M

ウイングフォーム出たので戦闘BGMにどうぞ

>>642

そう思ってくだされば、たぶんプロトバースも強化とかされてるはずですから


エピローグもあるのかな?期待

超クライマックスにはならなかったのね

やっぱ仮面ライダーはバシッと終わらせなきゃな

最終話 杏子「最終回だぜ!」モモ、ウラ、キン、リュウ「「「「全員集合!!」」」」


<見滝原市郊外>


モモタロスたちがキングライナーに乗り込んでから数時間後、杏子は晴々とした青空を見上げていた。

杏子「空がキレイだな。
今アタシがこうして呑気に青空を見てられるのもあいつらのおかげなんだよな…
それなのにアタシは…」

電王たちと共にワルプルギスの夜を無事に撃破した時間軸、しかしどこか納得のいかない表情を浮かべていた。

そこへまどか、ほむら、マミ、さやか、の4人が杏子の下へ近付いてきた。

さやか「よう杏子、何湿気た顔してんのよ!」

マミ「そうよ、せっかくワルプルギスの夜を撃破できたのに元気ないわね?」

まどか「あっちでパパがお鍋作ってくれてるから早く食べに行こ!」

さやかたちからの食事の誘い、しかし杏子はそれに応じようとはしなかった…

さやか「珍しいね、杏子がご飯のお誘いに乗らないなんて?」

ほむら「何か…悩みでもあるのかしら?」

悩み…その言葉を聞いた瞬間、杏子は今自分が悩んでいる事を彼女たちの前で語り出した。

杏子「なぁ…アタシらってさ…これでいいのかな?
最後の肝心な事をモモタロスたちに押しつけちまってよ…
アタシにはなんだか…こう…心のどこかで後味の悪いモンがある気がするんだよ…」

まどか「杏子ちゃん…」

マミ「佐倉さんの言いたい事はわかるけど…」

さやか「仕方ないじゃん…私たちじゃ過去に戻る事は出来ないし…ほむらの盾だって壊れてるしさ…」

ほむら「たとえ私の盾が無事だったとしてもリュウタたちが行ったのは私が見捨てた別の未来…
既にこの時間軸とは別の時間軸になったパラレルワールドなんて私ですら行く手段が無いわ…」

杏子「そんな事はわかってる!わかってるんだけどさぁ…」

杏子の悩みはここにいるみんながわかっていた、共に苦難を乗り越えた仲間であるモモタロスたち。
そんな彼らが別の世界とはいえ自分たちの世界のために命を懸けて戦ってくれている!
それなのに何も出来ない自分たちが歯痒かった…

杏子「織莉子!キリカ!それに……誰?」

マミ「そういえば誰かしら?」

なぎさ「百江なぎさなのです!誰とか酷いです!?」

マミ「そう言われても…あなたいきなり現れたから…ところでベベはどこに行ったのかしら?」

なぎさ「そのベベがなぎさなのです…」

杏子「それで…どうする気なんだ?」

QB「それは勿論まどかが僕と契約して…」

??「やかましい!」

??「とっととそのツラ失せやがれ!!」


ブンッ


QB「きゅっぷい!?」

杏子「ア…アンタたちは…」

QBを投げ飛ばしたのは織莉子が連れて来た数人の男たち、彼らの正体は…?

とりあえずここまで

>>665
ここから最終話ですので

>>666
出します、それにゼロノスもまだベガフォームになってませんから…

>>667
実はまだもうちょっとだけ続くんじゃよ

>>670

※ちょっと抜けてたので修正します


織莉子「そう悲観なさる事もありませんよ。」

キリカ「まったくキミたちは考えが足りないな、少しは織莉子を見習ったらどうなんだい?」

なぎさ「まったく…なぎさたちに相談しないなんて水臭いのです!」

杏子「織莉子!キリカ!それに……誰?」

マミ「そういえば誰かしら?」

なぎさ「百江なぎさなのです!誰とか酷いです!?」

マミ「そう言われても…あなたいきなり現れたから…ところでベベはどこに行ったのかしら?」

なぎさ「そのベベがなぎさなのです…」

杏子「それで…どうする気なんだ?」

QB「それは勿論まどかが僕と契約して…」

??「やかましい!」

??「とっととそのツラ失せやがれ!!」


ブンッ


QB「きゅっぷい!?」

QBを投げ飛ばした織莉子が連れて来た数人の男たち、彼らの正体は…?



~もう一つの時間軸~


電王(クライマックスF)と魔女クリームヒルト・グレートヒェンの戦い。
ボイスターズキックが決まり電王の勝利に終わったかと思ったが…

クリームヒルトグレートヒェン『……』


カッ


電王(クライマックスF)「き…効いてない!?……うわぁぁぁぁ!!??」

ゼロノス(ゼロフォーム)「野上!?」

NEW電王「爺ちゃん!」

電王(クライマックスF)(どうなってんだ…てんこ盛りの力で倒せねえ敵なんかいねえはずじゃ…)

ウラタロス(まさか…因果が強くなりすぎて僕たちの手には負えなくなったんじゃ!)

吹き飛ばされる電王(クライマックスF)、いくらなんでもこの事態は異常過ぎる。
そう疑問に思ったコハナは先ほどボコボコにしたQBを問い詰めてみた。

コハナ「ちょっとアンタ!これはどういう事よ!?いくらなんでも強すぎるわよ!!」

QB「まったく殴るけるの暴行を加えた後には尋問かい?
酷いというレベルを超えているね、だが確かにこれは僕たちインキュベーターでも想定以上の事態だ。
これは………そうかなるほど!
魔女の因果がこの世界に集中してしまったんだ!?」

オーナー「魔女の因果が集中?どういう事ですかな?」

QB「僕にも原因はわからないが何者かがここではないどこか他の時間軸で魔女の存在を…
過去と未来、全ての時間軸から掻き消そうとしてしまったんだ!
しかし『その世界の魔女』の存在は消えるだろうが因果自体が消える事は絶対に無い。
川の水を塞き止めれば水が溢れてしまうように世界も同じだ。
魔女の因果がこの世界に集中して溢れてきてしまったと考えるべきだ!」

ナオミ「え~と…つまりどういう事なんですか~?」

オーナー「なーるほど、大体わかりました!
ワルプルギスの夜、それにクリームヒルトグレートヒェン、どちらかが存在している世界はもうこの時間軸しかない!
つまりこの時間軸が魔女の因果のストッパーを担ってしまったと考えるべきです!」

ナオミ「そっか、モモタロスちゃんたちがいた時間軸はワルプルギスの夜が倒されちゃいましかたらね!
ここしか魔女は存在できないって事に…」

QB「それだけじゃないよ…」



ド ド ド ド ド ド ド ド ド



電王(クライマックスF)「何だ?あの魔女の周囲にイヤ~な気配が漂ってくるぞ…」

キンタロス(何か出てくるで!)

電王(クライマックスF)「あれは…」


『『ア゛アァァァァァァ!!!!』』


救済の魔女の下に4体の魔女が突如として出現する。
しかしモモタロスはその内の1体の魔女に見覚えがあった。

電王(クライマックスF)「おい…確かありゃ…杏子が魔女化した時に現れたヤツだぜ!」

オフィーリア『…』

かつて杏子が魔女化した際に出現した武旦の魔女、オフィーリアの姿があった。
しかしそれだけではなかった…

QB「それだけじゃない…ここにいる魔女たちは鹿目まどかと近い関係にあった…
巴マミ、美樹さやか、の魔女もだ!」

ウラタロス(何だって!)

キンタロス(嘘やろ…)

オクタヴィア『…』

キャンデロロ『…』

QBの言う通り、そこにいたのはおめかしの魔女:キャンデロロ、人魚の魔女:オクタヴィア。
魔法少女であるマミとさやかの成れの果ての姿であった。

QB「……それに…なるほど…これは…」

メガほむ「な…何なの?何がどうなっているの!?」

QB「暁美ほむら、よく見てみるといい。あれがキミの魔女化した姿さ!」

ほむらはQBが指差す方向を見ると…そこにいるのは…くるみ割りの魔女:ホムリリィ。
暁美ほむらが魔女と化した姿がそこに在った。

ホムリリィ『…』

メガほむ「私が魔女になった姿?そんな…どうして?私はここにいるのに!?」

QB「このホムリリィは恐らく他の時間軸から移動してきたモノのようだね。
他の…オフィーリア、キャンデロロ、オクタヴィア、も同じくそういったモノたちの集まりだ。
だがそれだけじゃない、この魔女たちも因果を集中されて今ではワルプルギスの夜と同等の力の持ち主になってしまっている。
まったく…とんでもない事をしてくれたね暁美ほむら。」

客観的な事実を述べているとはいえまるでほむらを煽るような言い方をするQB。
そんなQBの発言に同じく同調する声が…


クリームヒルトグレートヒェン『…ソウダ…オマエノセイダ…アケミホムラ…』


QB「なっ!魔女が喋った!?」

オーナー「そんなバカな…」

なんと救済の魔女が彼らの前で言葉を話してきた。
これまでに魔女が人語を話す事は決してなかった、たまに意味の無い言語を呟く事はあってもそれは会話が出来るレベルではなかったはず…
それなのにこの救済の魔女は喋れる、さすがのQBもこの事態は前代未聞であった。

QB「これは驚いたよ、まさか人語を解す魔女が出現するとは!
魔法少女が魔女化する際には絶対その当時の記憶は消去されると思っていたんだが…」

クリームヒルトグレートヒェン『…コノセカイニゼツボウノインガヲシュウチュウサセル…ダレニモジャマハサセナイ…』

オーナー「なるほど…そのためにこの世界に魔女の因果が集中している訳ですな!」

QB「けど…何故そんな事をする必要が?」

メガほむ「そんな…私の所為で…私が…この事態を引き起こしたというの…」

この絶望に満ちた光景を見て落胆するほむら、無理もない。
偶発的とはいえ自分がこの世界を滅ぼす引き金を引いてしまったのだから…

電王(クライマックスF)「ケッ、心配すんな!こいつらだって元は杏子たちなんだ!
また俺たちが救ってやらぁ!」

ウラタロス(けど難しいよ、正直こんなワルプルギス級の魔女を複数も相手に出来ない…)

ゼロノス(ゼロフォーム)(せめて助っ人でも来てくれたらいいんだが…)

デネブ(そ…そうだ!この世界の織莉子やキリカに頼んで来てもらえれば…)

QB「それは無理な話だ、この見滝原の街の魔法少女は全員死んでしまった。
巴マミ、美樹さやか、佐倉杏子、それに美国織莉子と呉キリカも…
そして鹿目まどかも死にキミたち仮面ライダーとやらの助太刀をする者は誰も現れないだろうね。」

テディ(そんな…彼女たちが全員死んでたなんて…)

NEW電王「それじゃ…打つ手無しじゃ…」

この世界の魔法少女たちは既に全員死んだ、その言葉を聞きさすがの彼らも落胆してしまう…

だが嘆いている場合ではなかった。

クリームヒルトグレートヒェン『…コノバヲタチサルナライノチマデハトラナイ…』

救済の魔女がその巨体で見滝原の街を吹き飛ばそうとしてきた。
そうはさせまいと電王(クライマックスF)は救済の魔女と対峙するのだが…

電王(クライマックスF)「こうなりゃ当たって砕けろだ!
あいつにこの街をやらせるわけにはいかねえからな!!」

リュウタロス(僕に任せて!行くよ!ボイスターズシャウト!!)

電王(クライマックスF)は胸のガンFの電仮面を展開させるとオーラエネルギーのミサイルを大量に発射させた。



ドドドドドドドドドドドドドドドド!!



ミサイルは余す事無く救済の魔女に前段命中した、だが…

クリームヒルトグレートヒェン『……』

電王(クライマックスF)「野郎!無傷だと…!?」

キンタロス(まだまだ!次は俺や!ボイスターズパンチ!!)


ドガッ!!


クリームヒルトグレートヒェン『…フフフ…♪』


電王(クライマックスF)「これでもダメなのかよ!?」

キンタロス(嘘やろ…俺の力が効かんとは…)

左腕にアックスFの電仮面を先頭にウラ、リュウ、の電仮面をセットして放つ必殺パンチ。
普通の相手なら一撃で戦闘不能に追い込まれるほどの威力…なのだが…


クリームヒルトグレートヒェン『…コノテイドノチカラデワタシノモクテキヲハバムナ…!!』


ボイスターズシャウト、ボイスターズパンチを耐えきった救済の魔女はそのまま電王(クライマックスF)を弾き飛ばした。


ドンッ!!


電王(クライマックスF)「うわぁぁぁぁぁぁ!?」

弾き飛ばされると同時に電王(クライマックスF)は変身を強制解除させられてしまった…
地面に伏せる良太郎、そして彼らの目前に迫りくる救済の魔女。
良太郎と憑依しているモモタロスたちに止めの一撃を刺そうとしていた。

ゼロノス(ゼロフォーム)「野上!」

NEW電王「爺ちゃん!」

良太郎「うぅ…ダメだ…動けない…」

先ほどの攻撃で満足に身体を動かせない良太郎、だが無情にも救済の魔女は良太郎に近付こうとしてくる…

良太郎「今度こそ…本当にダメかも…みんなゴメン…」

モモタロス(へっ、詫びる事はねえ…あれだけやってダメだったんだ…)

ウラタロス(僕たち精一杯やったよね?)

キンタロス(男は諦めが…肝心…やで…)

リュウタロス(死ぬ前にもう一度…お姉ちゃんに会いたかったかな…)

さすがのイマジンたちも救済の魔女の圧倒的なまでの力の差を味わい、死を覚悟した。

モモタロス(死ぬ時は…みんな一緒だぜ…)

モモタロスの最後の言葉と同時に無数の触手が襲ってきた、しかしその時…



奇跡が起きた!!



パァァァァァァ



クリームヒルトグレートヒェン『…ナ…ナンダ!?…』

モモタロス(うぉっ!眩しっ!?)

ウラタロス(この光は何だい!)

キンタロス(何や!何が起きたんや!?)

リュウタロス(僕わかんないよー!)

突然の事態に戸惑うモモタロスたち、救済の魔女も思わず動揺を隠せないでいるが光が静まるとそこにいたのは…

杏子「情けねえなモモタロス!こんなヤツ相手に弱音吐いてさぁ…」

モモタロス(杏子!)

さやか「本当…女の子以外に関してはからっきしなんだからウラタロス!」

ウラタロス(さやか!)

マミ「遅れてゴメンなさい、けどここからは私たちも加わるわ!」

キンタロス(マミ!)

ほむら「いい加減立ちなさいリュウタ、私はまどか以外には優しくないのよ。」

リュウタロス(あ…あれ?こっちにほむら?あっちにもいて…ほむらが二人!?)

織莉子「テディ、あなたの淹れてくれるお茶飲みに来たわ。これが終わったらご馳走してくれるかしら?」

テディ(織莉子!)

キリカ「お節介なヤツがいなくなると…そのつまりあれだ…ちょっと違和感があってさ!」

デネブ(キリカ!)

なぎさ「あれ?ジーク?ジークはどこなのです?」

ジーク(呼んだかね、一仕事終えてゆっくり休んでいたというのに呼びつけるとは無粋であるぞ…)

メガほむ「え?え?みんな死んだはずじゃ…それに私が二人…!?どうして…」

いきなり現れた杏子を始めとする魔法少女たち。
自分が二人もいる事に思わず疑問を抱くメガほむであるがまた一人、そんな彼女にそっと手を差し伸べてきた。

まどか「ほむらちゃん!大丈夫?」

メガほむ「か…鹿目さん!?そんな…だって鹿目さんは私が抱いているのに!?」

まどか「うん、そっちもまどかだけど私もまどかなの!」

既に屍と化しているまどかまでもが現れる、さすがにこの事態にはQBも驚きを隠せないでいた。

QB「バカな!?これはどういう……そうか!キミたちは別の時間軸の魔法少女たちなんだね!!」


「「「その通り!!」」」


更に現れたのは数人の男たち、その男たちにモモタロスたちは見覚えがあった。

モモタロス(お前は確か…魔法使い!)

晴人「あぁ、指輪の魔法使い操真晴人だ。久しぶりだなモモタロス。」

仁籐「俺さまも来てるぜ!」

ウラタロス(キミは…如月弦太郎!)

キンタロス(あの時の兄ちゃんかい!)

弦太郎「オゥ!ダチのピンチを放っとくわけにはいかねえからな!」

流星「如月の友は俺の友でもある、俺も参戦させてもらおう。」

リュウタロス(アハハ!オーズにアンクだ!ヤッホー♪)

映司「ライダー…いや…人は助け合いだからね!」

アンク「ハッ!俺は反対したんだがな!」

伊達「まあまあ、固い事言うなってアンコ!」

後藤「これも世界の平和を守るためだからな。」

テディ(キミは…左翔太郎!)

デネブ(それにもう一人は…フィリップ!)

翔太郎「いざとなったら俺たちを呼んでくれって言ったろ。」

フィリップ「僕たちは仮面ライダーだ、ピンチの時は必ず駆けつけるさ!」

照井「フン、せっかく見滝原に来たついでだ。最後にもう一暴れさせてもらおうか!」

駆けつけたのは魔法少女たちだけではない、電王たちの後輩である仮面ライダーまでもが助けに来てくれたのだ!

モモタロス(まったく…これじゃあさっきとべこべじゃねーか!?)

杏子「いいじゃねーか、アタシらが来なきゃお前らやられてたんだし♪」

良太郎「けどどうやってここに来れたの?
この世界は別の時間軸だからキミたち魔法少女だって来れるはずがないのに…」

仁籐「実はこの前俺たちがある事件で戦国時代に行って、そこで異世界へ行ける魔法石を見つけてな!」

晴人「急遽輪島のおっちゃんにこの指輪を作ってもらったんだ。」

晴人がかざした指輪、その能力は…


『パラレルマギカ!』


その能力はあらゆる時間軸を行き来する事が出来るというとてつもない能力を備えた指輪であった。

杏子「おかげでこの世界にやって来れたんだぜ!」

晴人「その所為でワルプルギス退治には間に合わなかったが…」

仁籐「皆まで言うな!済んじまった事をウジウジ言ってても仕方ねえ!」

フィリップ「ちなみに製作には僕も携わったんだけど…指輪の魔法…実に興味深かったよ!」

翔太郎「お前ずっと熱中してたからな…こっちまで心配するほどだったぞ…」

アンク「お前ら!お喋りはそこまでにしておけ!」

映司「そうそう、まずはこの魔女たちを倒さないとね!」

弦太郎「そんなわけで今から俺たちも参戦させてもらうぜ!!」

とりあえずここまで

ほむらが二人になるのでちょっと区別しました

この絶望の世界に元からいたほむら=メガほむ ワルプルギス倒した世界からやってきたのが無印ほむらです



平成二期ライダーの総力戦とか熱い
そして輪島のおっちゃん万能過ぎ ディケイドいらずとは…

クリームヒルトグレートヒェンと対峙する戦士たち、彼らの想いは唯一つ。


「「この世界を絶望で終わらせたりはしない!!」」


そのためにみんなこの世界に来たのだから…

クリームヒルトグレートヒェン『…バカナコトヲ、ナゼダ?オマエタチノセカイハタスカッタンダゾ!イマカラデモオソクナイ…コノセカイヲギセイニシテスベテヲオワラセロ…』

モモタロス(ふざけんな!犠牲にしていい世界なんてこの世に一つもねえんだよ!!)

ウラタロス(どんな世界にだってそこに生きる人たちがいるからね!)

キンタロス(そいつらを犠牲にするわけにはいかんしな!)

リュウタロス(犠牲にしていい時間なんて絶対に無いんだからね!!)

良太郎「みんな、行くよ!!」

モモタロス(おっしゃー!杏子、また身体を借りるぜ!)

杏子「最初からそのつもりだ、頼むぜ!」

再び魔法少女たちの身体に憑依するモモタロスたち。
そして集まった全てのライダーたちがベルトを装着、一斉にあの言葉を叫ぶ!




「「「「変身ッ!!!!」」」」



『Sword Form』


『Rod Form』


『Axe Form』


『Gun Form』


『Liner Form』


『Vega Form』


『CYCLONE!』 『JOKER!』 『XTREME!!』


『TRIAL!』


『プテラ!トリケラ!!ティラノ!!!プ・ト・ティラーノ・ザウルーゥス♪』


『クレーンアーム キャタピラレッグ ブレストキャノン ドリルアーム カッターウイングショベルアーム』


弦太郎「皆の絆で!宇宙を掴む!!」 『Cosmic Cosmic on』


『Meteor Storm』


『ボゥー!ボゥー!ボゥーボゥーボォー!!』


『ハィハィ、ハィ、ハイパー!!』


変身を終えて救済の魔女の前に立ちはだかる仮面ライダーたち。
そのメンバーは…

仮面ライダー電王

ソードF、ロッドF、アックスF、ガンF、ウイングF、ライナーF、

仮面ライダーゼロノス(ベガF)、

仮面ライダーNEW電王(ストライクF)

仮面ライダーW(サイクロンジョーカーエクストリーム)

仮面ライダーアクセルトライアル

仮面ライダーオーズ(プトティラコンボ)

仮面ライダーバース・デイ

仮面ライダープロトバース・デイ

仮面ライダーフォーゼコズミックステイツ

仮面ライダーメテオストーム

仮面ライダーウィザード・フレイムドラゴン

仮面ライダービーストハイパー

以上総勢17人の仮面ライダーと魔法少女たちが勢揃いする!

電王(ソードF)「「俺(アタシ)、再び参上!」」

電王(ロッドF)「「お前、僕(私)に釣られてみる?」」

電王(アックスF)「「俺(私)の強さにお前が泣いた!」」

電王(ガンF)「「お前倒すけどいいよね、答えは聞いてない!」」

電王(ウイングF)「「最後に降臨、満を持して!」」

NEW電王、織莉子「「カウントはゼロになってからが本当の戦いだ!!」」

ゼロノス(ベガF)「最初に言っておく、この戦いが終わったらみんなに椎茸と野菜たっぷりのご飯を作るぞ!!」

侑斗、キリカ「「こんな時にメシの心配すんな!しかも嫌いな物入れるんじゃない!!」」

まどか「す…凄い…仮面ライダーと魔法少女が一斉に勢揃いしてる…」

メガほむ「な…何なのこれ!?」

ナオミ「ていうかみんな…最初から強化形態なんですけど…」

アンク「そうだそれでいい!最初から出し惜しみなんかすんな、全力で行け!!」

オーナー「ほほぅ、これは圧巻ですねぇ!」

コハナ「みんなー!頑張ってー!!」

晴人さん舐めプ

クリームヒルトグレートヒェン『…ムダヨ、ナンニンアツマロウトゼツボウカラハダレモノガレラレナイ…』

電王(ライナーF)「それは…やってみなきゃわかんないと思うけどこの時間軸を絶対に絶望で終わらせたりはしない!」

WCJX「さぁ、お前の罪を数えろ!」

オーズ(プトティラコンボ)「手が届くのに、手を伸ばさなかったら、死ぬほど後悔する。それが嫌だから手を伸ばすんだ!」

フォーゼコズミックステイツ「仮面ライダーフォーゼ!タイマン張らせてもらうぜ!!」

ウィザード・フレイムドラゴン「さぁ、ショータイムだ!」

電王(ソードF)「みんな行くぜ!これが最後の…クライマックスだぁぁぁ!!」

そして魔女たちに対して一斉に駆け出していく仮面ライダーと魔法少女たち。
激しい戦いが始まる!!

オフィーリア『ガァァ!!』

杏子(アタシの魔女か…こいつはアタシらが相手をする!)

電王(ソードF)「あぁ!何度だってお前を救ってやるよ!」

ウィザード・フレイムドラゴン「なら俺たちも協力しよう。」

ビーストハイパー「ランチタイムだな!」

武旦の魔女は電王(ソードF)、ウィザード、ビーストが相手をする。

オフィーリア『ウ゛ォォォォォ!!』

電王(ロッドF)「何か可愛げのない魔女だよね…」

さやか(うへぇ…恐そうな顔…こいつの相手は私らがやるよ!)

ほむら(その魔女…あなたの成れの果てなんだけど…)

電王(ウイングF)「ほぅ魚か、今夜は魚料理を食そうか。」

なぎさ(さやか、なぎさが助太刀するのです!)

電王(ロッドF)、電王(ウイングF)が人魚の魔女を相手にする。

キャンデロロ『キャハハハ☆』

マミ(可愛い魔女さんね、この子は私が倒すわ!)

電王(アックスF)「こんな小っこいの相手にするんは…気が引けるのぅ…」

フォーゼコズミックステイツ「マミ、俺たちも力を貸すぜ!」

メテオストーム「ジークンドの技を今こそこの場で発揮しよう!」

おめかしの魔女の相手を電王(アックスF)、フォーゼ、メテオが相手となった。

ホムリリィ『ア゛アァァァァァァ!!』

ほむら(あれは…魔女になった私ね…何処か他の世界で絶望に堕ちた私か…なら私がけじめを付ける!)

電王(ガンF)「じゃあ僕たちの相手はあいつだね!」

オーズ(プトティラコンボ)「それじゃ俺たちも加勢するよ!」

バース・デイ「あの子も救ってやらなきゃな!」

プロトバース・デイ「そんじゃまあやりますか!」

ホムリリィの相手を電王(ガンF)、オーズ、バース&プロトバースが相手をする。

キリカ「じゃあ残った私たちはあの救済の魔女の相手を…」

クリームヒルトグレートヒェン『…オマエタチノアイテハコノマジョタチダ!…』

救済の魔女がさらに魔女を召喚する、その魔女は…


イツトリ『…』


キトリー『…』


忘却の魔女:イツトリ、針の魔女:キトリーの二体の魔女が召喚される。

キリカ「援軍なんて汚いぞ!?」

クリームヒルトグレートヒェン『…オマエタチニイワレルスジアイハナイ、ヤツラヲタオセ…』

WCJX「文句言ってる場合じゃねえな、あっちのQBの顔をしたヤツは俺たちが倒す!
お前らは…」

フィリップ「待つんだ翔太郎!もう一匹の魔女の様子がおかしい!?」

イツトリ『ゥゥゥゥゥ!』

イツトリは自らの力を解放し忘却の結界に電王(ライナーF)も引きずり込んだ。
成す術も無く引きずり込まれて行く電王(ライナーF)、仲間たちは助けようとするが…

アクセルT「このままじゃ引きずり込まれるぞ!?」

ゼロノス(ベガF)「野上!」

NEW電王「爺ちゃん!こうなったら俺たちも!」

電王(ライナーF)「ダメ!みんなはそっちの魔女に集中して、この魔女は僕が戦うから!」

そう言い残し電王(ライナーF)はイツトリと共に忘却の結界へと消えていった。

メガほむ「良太郎さん!?」

NEW電王「大丈夫、爺ちゃんはこんな事くらいじゃやられたりはしない!」

ゼロノス(ベガF)「その間に俺たちがこいつを倒す!」

織莉子「そうね、彼なら大丈夫。私の予知でも彼の死は映ってはいないわ。」

キリカ「なら残った私たちでこのしろまる擬きを倒さなきゃね!」

織莉子、キリカ、ゼロノス(ベガF)、NEW電王、W、アクセル、残った面子で針の魔女を相手にする。



ドッガァァァァァン


ドッゴォォォォォォォン


ゴォォォォォォォォォ


激しい轟音が戦場に響く、その光景をほくそ笑むかのように眺める救済の魔女。
まどかはそんな魔女に自分が抱いている疑問をぶつけた。

まどか「ねぇ!あなたも私なんでしょ!それなのに何でこんな酷い事をするの!?」

クリームヒルトグレートヒェン『…マ・ド・カ…ワタシハアナタジャナイ…ソウ…ワタシハ…』

オーナー「魔女の中から誰かが出てきますよ!あの少女は一体…」

そう、オーナーの言う通り救済の魔女の身体から一人の人間が出てくる。
その姿は背中に翼を生やした、紛れもない魔法少女であった…

QB「背中に翼の生えた黒い魔法少女!?」

メガほむ「あれは…私!?」

電王(ガンF)「ほむらがまた一人増えた!」

ほむら(一体どういう事なの…?)

救済の魔女の身体から出てきたのはほむらなのだが…しかしその姿は今までのほむらとはあまりにもかけ離れた姿であった。

悪魔ほむら『鹿目まどかが女神となった時間軸、その時間軸で彼女の力の一部を奪い取りまどかを人間に戻した者…
それが私、女神を人に身を堕とす行いをした者…それは[悪魔]と呼ばれる存在だと思わない?』

ほむら(悪魔…まさかあなたは黒崎レイジが言っていたまどかと対峙する存在であるもう一人の私!?)

悪魔ほむら『そう、私もまた別の時間軸の暁美ほむら。
私もそこにいるホムリリィと同じく一時は絶望に負けた者、だけど私はそこで終わらなかった!
鹿目まどかに救済される瞬間に彼女の力を奪い取った、その膨大な力を得たのよ。』

まどか「何で…何でほむらちゃんはこんな事をするの?
こんな事したらこの世界は滅亡しちゃうんだよ!?」

悪魔ほむら「あなたのためよ!!」

まどか「私の……ため?」

悪魔ほむら「あなたを女神の役目から解放させるために私は人間を捨て悪魔と化した!
そしてまどかの願いでもある全ての魔女を生まれる前に消し去るという願いを叶えるためにこの世界に魔女の因果を集めたの…
あなたを女神の役目から解放した事により魔女の因果が再び呼び覚まそうとしている。
けど私はあなたと違って魔女になる前の魔法少女たちを円環の理に導く力など持ち合わせてはいない。
だから…」

ほむら(この絶望で終わる世界に魔女を集中させようとした。
この世界に集めておけば被害は最小に留められる、如何にも私が考えそうなことだわ…)

メガほむ「そ…そんな…そうなったらこの世界は…鹿目さんが守ろうとした行為が全部無駄に終わっちゃうじゃないですか!?」

悪魔ほむら「全てはまどかのためよ、そのためなら私は……どんな非道も躊躇なくやってみせる!」

そして悪魔ほむらはあるベルトを取り出す、そのベルトはかつて沢芽市で見たモノと同一のモノであった!

まどか「あれって…確か戦極ドライバー?」

ほむら「そう、これはあなたたちがかつて出会ったアーマードライダーたちが使っていたモノよ。
そして……私も…変身…」


『邪ノ道・オンステージ!』


ベルトから電子音声が鳴ると共に悪魔ほむらの頭上からオレンジの球体が出現。
そして悪魔ほむらがアーマードライダーに変身する、その姿にウィザードとビーストは見覚えがあった。

ウィザード・フレイムドラゴン「バカな…あいつは…武神鎧武!!」

ビーストハイパー「あの野郎…倒したはずなのにまさか生きてたのか!?」

武神鎧武「久しぶりね二人とも、もっともあの戦国時代にいたのは私の分身。
本物の私はこうして五体満足なのだけれどね…」

かつてウィザードとビーストが異世界の戦国時代で戦った武神鎧武、その正体が悪魔ほむらだったとは…
さすがの二人も驚きを隠せないでいた。

まどか「そんな…悪魔のほむらちゃんも仮面ライダーだなんて…」

ウィザード・フレイムドラゴン「そうか…あの世界でキミが武神ライダーたちを次々倒してたのは…」

ビーストハイパー「この世界に魔女たちを誘き寄せるための力が欲しかったわけかよ!
…ったくどんだけ世界を犠牲にすりゃ気がすむんだおい!?」

武神鎧武『全てはまどかのため、そのためなら私が悪魔になろうと世界の一つや二つどうなったところで構わない!!』

まどか「そんな…ほむらちゃん…」

武神鎧武『けどその前に…』


ジャキッ


メガほむ「え…?」

武神鎧武は自らの武器である無双セイバーの刃をメガほむに突き出した。
その行動に思わずギョッとするメガほむだが武神鎧武は構わずにこう答える。

武神鎧武『何も出来ない私…あなたはそうやって泣いてばかりで…無力で…まどかを助ける事も出来ずに迷惑ばかりかけている無能な私…
正直あなたを放っておいてもいいけどもしこのままQBと契約してみなさい。
あなたが時間軸を繰り返す事をすればまどかの因果がまた強まり、あの悪夢の時が再び甦る…
だからあなただけはこの場で絶対に死んでもらわなければダメなのよ!』

メガほむ「そ…そんな…!?」

武神鎧武『光栄に思いなさい、まどかのために死ねる!
あなたも私と同じ暁美ほむらならそれが本望なはずよ!!』

最早悪魔ほむらの言動に正気は伺えなかった、あるのは狂信的なまでのまどかへの[愛]のみ!
その光景を見ていたライダーたちも思わず…

電王(ソードF)「あ…愛って何言ってんだあいつ?」

杏子(あんなのただトチ狂ってるだけだろ!)

電王(ロッドF)「いくら僕でも理解に困るねぇ…」

さやか(あいつ…どっかおかしいんじゃ…)

電王(アックスF)「まったく…訳がわからん…」

マミ(そうね…何が彼女をあそこまで駆り立てるのかしら?)

電王(ガンF)「あいつの言ってる事…何か気持ち悪い…」

ほむら(我ながら…あれが自分かと思うとさすがに気持ち悪いわね…)

引いてしまうほどの狂気が感じられていた。
だがそんな事を気にしている場合ではなかった…

武神鎧武『誰にもわかってもらえなくても構わいないわ、私にはまどかさえいればいいのだから…』

フィリップ『ダメだ!あのメガネの女の子が危ない!』

WCJX「チィッ!止めるぞ!」

アクセルT「俺に質問するな!」

オーズ(プトティラコンボ)「事情はわかったけど同じ自分を殺すだなんてダメだ!」

各ライダーが悪魔ほむらの強行を止めようとするがそうはさせまいと魔女たちが一斉に暴れ出した。

オフィーリア『グォォォォ!』

オクタヴィア『ウ゛ォォォォ!』

キャンデロロ『キャハハハ☆』

ホムリリィ『ア゛ァァァァ!』

プロトバース「クソッ!これじゃ加勢に行けねえ!」

バース「これだけライダーがいるというのに…」

フォーゼコズミックステイツ「チクショウ!こっちも精一杯だ…」

メテオストーム「おのれ…なんとかならないのか!」

ビーストハイパー「おい晴人!なんとかならねえのか!?」

ウィザード・フレイムドラゴン「任せろ、ドラゴンフォーメーションだ!」


『ドラゴンタイム!セットアップ!!スタート!!!』


ウォータードラゴン「ハッ!」

ハリケーンドラゴン「フッ!」

ランドドラゴン「ハァッ!」

ウィザードはドラゴンタイマーでウォータードラゴン・ハリケーンドラゴン・ランドドラゴンの三体を召喚。
悪魔ほむらの強行を止めるために己の分身たちを行かせるが…



『イチ・ジュウ・ヒャク・セン・マン・ブラッディー・オレンジチャージ!』


武神鎧武に迫りくるウィザードの分身たち。
だが武神鎧武はそんな事に微塵も驚きもせずに無双セイバー・ナギナタモードにブラッディー・オレンジロックシードを装填する。

武神鎧武『たかが分身ごときで…私の邪魔をするなぁ!ナギナタ無双スライサー!!』


ズバッ!!


ウォータードラゴン・ハリケーンドラゴン・ランドドラゴン「「「うわぁぁぁぁぁ!?」」」


無双セイバー・ナギナタモードのナギナタ無双スライサーを繰り出し吹っ飛ばされるウィザードの分身たち。
かつて戦国時代の異世界で幾多の武神ライダーたちを撃破した武神鎧武に分身たちでは大人と子供までの力の差があった。

メガほむ「あぁ…そんな…」

武神鎧武『まったく手こずらせてくれたわね、さぁ…死になさい!』

再びメガほむに刃を向ける武神鎧武、だが…

とりあえずここまで

>>688

輪島のおっちゃんに限らず平成ライダーには便利キャラというのが一人は揃っているのです
Wのシュラウド、オーズの鴻上会長、フォーゼのタチバナさんetc

>>693-695
初っ端からインフィニティ出すのも芸が無いと思ったので…

乙です。
そろそろウィザード最終回スペシャルの如く、今まで出番の無かった「彼」が出てくるかな?



まどか「待って!!」


怯えるメガほむの前に立ち彼女を守ろうとするまどか、その姿を見た武神鎧武は彼女に退くように促した。

武神鎧武『まどか、そこを退きなさい。あなたを傷つけるわけにはいかないわ。』

まどか「私は退かないよ、ほむらちゃんにほむらちゃんを殺させたりはしない!」

武神鎧武『やはりあなたは優しい子ね…だけど…』


ジャキッ


武神鎧武はまどかに躊躇なく刃を向ける、その行為にほむらは何故まどかに刃を向けるのか問い詰めた。

ほむら(あなた私なんでしょ!何故まどかに刃を向けるだなんて愚かな事をするの!?)