俺「QBが好きで好きでしかたがない」(161)

ワルプルギスの夜「うふふあははは」

ほむら「来たわよ!」

俺「下がってろ」

俺「ティロ・エクストリーム!!!」

まどか「す、すごい・・・」

ほむら「なんてパワーなの」

杏子「嘘だろ・・・おい」

さやか「いっけえええええ!」

マミ「素敵・・・」


俺「ふー。まっ、こんなもんか」

ほむら「あ、あなた。まさか本当にワルプルギスの夜を倒すなんて」

俺「こんなの、サバンナに比べたらたいしたことはない」

ほむら「・・・・・・」

ほむら「かっこいい・・・」

俺「ワルプルギスを倒したからって、他の魔女がいなくなるわけじゃない」

俺「せいぜい気を抜かないことだな」

俺「じゃあ俺はこの後商談があるから帰るよ」

俺「ったく、社長のヤツ。億が動くくらいでテンパりやがって」

マミ「仕事もできるなんて・・・」



俺「ん?さやかからメール?」

「今夜空いてる?
話があるんだけど」

俺「ッチ・・・今夜はFXトレードとジムがあるってんのに」

俺「まあいい、5分時間を作るとしよう」

さやか「あっ・・・」

俺「どうしたさやか。
ちなみに俺は時間がない」

さやか「そ、そうだよね。あんた仕事忙しいんだもんね。
今度はどこと取引してるの?」

俺「アラブだ。要件を言え」

さやか「あ、あのね。あたし」

さやか「あんたのことが、好きなの」

さやか「あんたは、すっごく強くて、でも優しくて、おまけに仕事もできて、あたしが悩んでいる時もそばにいてくれて・・・」

さやか「最初は、男で魔法少女なんて気持ち悪いとか思ったけど」

さやか「もう、あんたのこと考えてると、すごく胸が痛いの」

さやか「だから、あたしと・・・」

俺「・・・・・・」

俺「悪いな。5分だ」

さやか「え」

俺「そろそろ行かねば」

さやか「そっか、そうだよね。
あんたを必要としてるのは、あたしだけじゃないんだもんね」

俺「ああ。気持ちは嬉しいが。
それに俺には、好きな人がいるんだ」

さやか「っ・・・」

さやか「・・・・・・」

俺「どうした」

さやか「最後に一つだけ聞いていい?」

さやか「それって、あたしたちの中の誰かなの?」

俺「ああ」


さやか「あいつ、本当に行っちゃった」

さやか「誰かをこんなに好きになったのって初めてだ・・・」

さやか「なのに、魔法少女の中に。
あたしの友達の中に好きな人がいるなんて」

さやか「そんなの、ひどすぎる・・・」

さやか「・・・・・・・」

俺「30億円。全部投入してくれ」

会社員「え、ええ!」

俺「大丈夫だ俺を信じろ」


俺「ん、電話だ」

マミ「あ、もしもし」

俺「なんだマミか、どうした」

マミ「あ、あの。受験勉強でわからないところがあって」

俺「何?どこだ」

マミ「因数分解がちょっと・・・」

俺「む。因数分解はこの前教えた気がするが」

マミ「!!!!!!」

マミ「あ、またわからなくなっちゃって!」

俺「そうか、じゃあ今夜にでも教えに行くとしよう」

マミ「本当に?」

マミホーム

マミ「いらっしゃい」

俺「うむ」

マミ「わざわざごめんなさいね」

俺「いや構わないが、時間がない。
さっさと教えるぞ」

マミ「・・・・・・」

俺「どうした?」

マミ「ねえ」

マミ「私、もう子供じゃないの・・・」

俺「俺はお前を子供扱いしているつもりはないが」

マミ「嘘!わかってるんでしょう!?」

マミ「私が、あなたのことを好きなことくらい」

俺「・・・・・・」

マミ「どうして何も言ってくれないの・・・」

俺「すまない・・・」

俺「俺には心に決めたヤツがいるんだ」

マミ「・・・・・・・」

マミ「!!!」

マミ「ひどいわそんなのって・・・」

俺「すまない」

マミ「・・・・・・・」

マミ「それは、魔法少女の中にいるのかしら」

俺「ああ」

マミ「帰って・・・」

俺「ああ。勉強でわからないところがあったら

マミ「わからないところなんて、なかったわ・・・」

俺「・・・・・・」


ピンポーン。

俺「む。俺のオフィス兼家の超高級高層マンションの呼び鈴を押したヤツがいる」

俺「誰だ」ガチャ

杏子「おす」

俺「なんだ、杏子か。来るときは連絡しろと言ってあるだろう」

杏子「あはは、悪い悪い。
なんか歩いてたら急に会いたくなってさ」

俺「やれやれ。どうせ腹が減ったとかそういうクチだろう」

杏子「いや、違うんだなそれが。
ちょっと歩こうぜ」

杏子「見ろよ、空。すごい綺麗だぜ」

俺「ああ。冬の夜空は最高だな」

杏子「な、なあ。覚えてるか?
あたしと初めて会ったときのこと」

俺「・・・?」

俺「ほんの少し前のことじゃないか。忘れているわけがないだろう」

杏子「そ、そうだよな。
あの時、お前がいなかったらあたしは」

俺「今日の杏子はしおらしいな」

杏子「そ、そうかな?」

杏子「なあ」

俺「ん」

杏子「て、ててて手を」

俺「手?」

杏子「つ、繋いでやるよ」

俺「・・・・・・」

杏子「べ、べつにあたしが繋ぎたいわけじゃないんだぞ!
お前、細いから、だから、寒いかもしれないから、ちょっと、ちょっとだけだ」

俺「・・・・・・」


俺「触るな」

杏子「え」

俺「俺には、好きな人がいるんだ」

杏子「・・・嘘だ」

俺「本当だ。今まで俺が杏子に嘘をついたことがあるか?」

杏子「・・・・・・」

俺「だから、俺はお前と手は繋げない」

杏子「・・・・・・」

杏子「どうせ。そいつも魔法少女なんだろ」

俺「ああ」

杏子「だったら・・・っ!」

俺「変身なんかして、どうするつもりだ」

杏子「あたしのものにならないなら、いっそここで!」

俺「やめろ」

俺「分かってるだろう、杏子」

俺「お前相手に変身するまでもないってことくらい」

杏子「・・・・・・・」ガクッ

杏子「行けよ・・・」

杏子「行っちまえ!もう、お前の顔なんて見たくない」

俺「送って行こう」

杏子「優しくするなよ!行けよ!」

俺「・・・・・・」


俺「ん、メールか」

まどか「よかったら今晩うちにご飯を食べに来ませんか」

俺「・・・・・・」

俺「今夜は取引先と会食の予定があるのだが」

俺「まあいいだろう」

まどホーム

俺「お邪魔します」

まどか「あっ、どうぞ」

俺「今日はすまないな。これ」

まどか「わあ、これって高いケーキだよね?」

俺「そんなことないさ」

まどか「ウェヒヒ、じゃああとで頂くね。
リビングはこっちだよ。座って座って」

俺「失礼する。そういえば、ご両親の姿が見えないのだが」

まどか「あっ、えっとそれは・・・」

まどか「(無理に出かけてもらったなんて言えないよ・・・」

俺「ふむ。まあ出かけているのなら仕方がない」

まどか「~♪」

俺「手伝おうか」

まどか「ううん!もう盛り付けるだけだから。カレーなんだけど・・・食べれるかなあ」

俺「カレーは好きだ」

まどか「ウェヒヒ。よかったぁ」

まどか「はい、どうぞ」

俺「うむ。それでは御馳走になるとしよう」

まどか「ど、どうかな・・・」

俺「・・・・・・」ムシャコラ

まどか「もしかして、あんまり美味しくなかった・・・?」

俺「・・・・・・」ムシャコラ

俺「うまい。まどかの優しさが伝わってくるようだぞ」

まどか「ほ、ほんと!?よかったぁ・・・」

俺「おかわりをもらおうか」

まどか「う、うん!」

まどか「全部食べてくれたんだ・・・」

俺「ふふふ。御馳走様」

まどか「おそまつさま。洗い物はわたしが

俺「その必要はない。まどかは座っていてくれ」

まどか「で、でもお客様に洗い物をさせるのは

俺「美味しいカレーに対するせめてもの礼だ」

まどか「・・・・・・」

まどか「(かっこいい・・・」

まどか「ごめんね、洗い物までさせちゃって」

俺「かまわない。また美味いカレーのときは呼んでくれ」

まどか「ウェヒヒ、毎日カレーにしようかな」

俺「ふふふ。そろそろ失礼するよ」

まどか「えっ、もう?」

俺「ああ。時間がないからな」

まどか「あ、あの」

俺「?」

まどか「毎日、カレーにしても、いいんだよ?」

俺「・・・・・・・」

まどか「わたし、特技も、長所もないけど、誰にも負けないことがひとつだけあるんだ」

まどか「・・・・あなたのこと、好きな気持ちは、さやかちゃんにだって、マミさんにだって負けないから」

まどか「わたしは、そのつもりだから」

俺「・・・気持ちは嬉しいが。すまない」

まどか「・・・・・・」

俺「俺には好きな魔法少女がいるんだ。
許してくれ」

まどか「・・・・・・・」

まどか「でも、きっとその子よりわたしのほうが好きだよ・・・絶対そうだよ・・・」

俺「すまない、まどか・・・」



俺「ふー。さて、久しぶりにレストランで豪華なディナーでも食べるとするか」ガチャ

俺「うわっ」

俺「ほむら、どうして外に?」

ほむら「あなたの、お仕事の邪魔したくなかったから」

俺「だからって外で待ってることないだろう!
連絡してくれれば」

ほむら「・・・・・・」

俺「とにかく入れ!」

ほむら「・・・・・・」

俺「どうした、ほら飲め。コーヒーだ」

ほむら「いただくわ」ゴクッ

ほむら「・・・・・・」

ほむら「まどかを、振ったそうね」

俺「ああ」

ほむら「やっぱり、あなたには好きな人がいるのでしょう?」

俺「そうだ」

ほむら「私も、あなたのことが好きよ」

ほむら「あなたのためだったら、何だってできる。
私にとってあなたは」

俺「すまない、ほむら」

ほむら「・・・・・・」

ほむら「ええ。いいの、分かってたから」

俺「泣き言は、言わないんだな」

ほむら「・・・・・・」

ほむら「本当は、すごく悲しいわでも」

ほむら「迷惑な子供って・・・思われたくないから」


俺「・・・・・・」フゥ

俺「みんな、俺の元から離れてったか・・・」

俺「すまない。
まどか、さやか、ほむら、杏子、マミ」

俺「俺には、もう心に決めた人がいるんだ」

俺「許してくれ・・・」


QB「で、それが僕ってわけだね?」

俺「大好きなんです!!!!!!!!」

俺「一目見たそのときから胸の高鳴りが止まりません。
契約するときに、QBを俺のものにするっていう願いにしようと思ったけどやっぱり自分でしっかり告白したかったのでやめました」

QB「やれやれ。やけに熱い視線を感じると思ったけど。
困ったものだね君は」

QB「でも僕たちインキュベーターに感情も性別もないのは知っているだろう?
そんな僕と恋愛をしたって何がおもしろいのか理解に苦しむよ」

俺「それでも俺はあなたと一緒に、幸せな時間を過ごしたいっ!!!!!」

QB「・・・・・・」

QB「きゅっぷい。まあ考えておくよ」


俺「それってOKってこと!?」

QB「君は本当はバカなんじゃないのかい?
保留ってことだよ。
人間の感情に興味はあるけど、僕たちの使命はエネルギーの収集だからね」

QB「インキュベーターに感情はないのだけれど、僕個人としては、君のことをなんとも思っていないからね」

俺「死のう」

俺「・・・・・・」

QB「どうしたんだい?」

俺「必ず」

俺「必ずあなたを幸せにしてみせます。
エネルギー収集なんて、忘れさせるほどに。
俺なしじゃ生きていけなくなるほどに。
だから」

QB「その自信がどこから生まれるのか分からないけれど、君の提案は少し魅力的かもしれないね」

俺「!」

QB「僕を、楽しませてよ」


俺「・・・えっ」

QB「きゅっぷい。何度も言わせないでほしいな」

QB「君に僕を楽しませることができるのなら、君の言う恋人関係ってやつになるのも悪くないかもしれないなって言ったんだ」

俺「え・・・夢?」


俺「QBが好きで好きでしかたがない」

「付き合うにあたって」1

俺「晴れて俺たちは恋人関係になったわけだけど」

QB「そうだね」

俺「きゅーは、恋人関係とは何かわかっていますか?」

QB「まあ僕もなんとなくは理解しているつもりさ」

QB「笑って泣いて悩んだりして、ご飯を食べたりセックスをしたりするんだろう?」

俺「あながち間違いじゃないけどなんだかJCっぽい恋愛観だな・・・」

「付き合うにあたって」2

QB「でも僕は、セックスや食事はおろか、笑うことも泣くこともできないけれど本当にそれでもいいのかい?」

俺「うん、俺はきゅーと一緒にいられたら」

QB「変わった人間もいるもんだね」

俺「ただこれから一緒に住んでもらうけどね」

QB「え、ええっ?」

QB「それは一体どういうことだい?」

俺「当たり前だろう。恋人は一緒にいるものだ」

「呼び名」

俺「まさかきゅーと一緒に暮らせることになるなんて」

QB「ところでその、きゅーっていうのはなんなんだい?」

俺「え?きゅーはきゅーのことだよ」

俺「だってQBって呼び捨てで呼ぶとなんかちょっと乱暴じゃん」

QB「わけがわからないよ」

俺「ね、きゅー」

QB「」ブルッ

QB「(これが寒気っていうものなのかい?」

「呼び名」2

QB「たける」

俺「なあに、きゅー」

QB「君は前、呼び捨てで呼ぶのは乱暴だと言ったね」

俺「あっ、うん」

QB「なら僕も君を呼び捨てで呼ぶのはやめたほうがいいのかい?」

俺「!?」

俺「えっ、そ、その」アセアセ

俺「/////////」

QB「・・・・・・」

QB「呼び名のリクエストがあるなら聞いておくよ」

俺「・・・んで」ボソッ

QB「え?」

俺「じゃあたけたんで////」

QB「」

「仕事」

QB「さて、僕はそろそろ仕事へ行って来るよ」

俺「えっ、恋人関係になったばっかりなのにもう?」

QB「悪いけど僕も忙しいんだ」

俺「そういえばきゅーのお仕事ってどんな内容なの?」

俺「魔法少女の勧誘と使用済みグリーフシードの回収っていうのは知ってるけど」

QB「そうだね、じゃあこの機会に説明しておこうか」

俺「うんっ!」

「営業マン」

QB「僕たちが同じ意思を持ったいくつもの個体に別れてるのは知ってるよね?」

俺「うん。きゅーは何人もいるんだよね」

QB「そうだよ。同じ姿形をした仲間たちが今も世界の各地でエネルギーを集める為に活動しているのだけれど」

QB「それぞれに担当地域が分けられていて、主な仕事は、
・魔法少女の素質がある女の子たちの勧誘と監視と契約
・勧誘に使えそうな人間関係の調査
・外部からの攻撃によって損壊した個体の後処理
・担当地域の使用済みグリーフシードの回収
ってところかな」

QB「このなかで最も大事なのは言うまでもなく魔法少女との契約なんだ」

QB「だから僕も見滝原で素質のある少女たちの監視をしなきゃいけないわけだね」


俺「まさに営業マンだね!」

「いってきますの・・・」1

QB「さて。それじゃあ行ってくるよ」

俺「うん、窓の鍵は開けておくからね」

QB「うん」

俺「・・・・・・」

俺「しゃがむ」

QB「どうしたんだいそんな顔を近づけて」

QB「口臭はしないようだけど」

俺「ば、ばか!気づいてよ///」

俺「そ、その」

俺「いってきますのチュー・・・」モジモジ

QB「えっ」

俺「んー」

QB「・・・・・・」

QB「目を瞑ってくれないかな?」

「いってきますの・・・」2

俺「えっ、あ、うん、ごめん!」

俺「はい///」

QB「絶対に目を開けたらいけないよ」

俺「う、うん///」

QB「いいって言うまでだよ」

俺「わかってるよ!」

俺「(きゅーの恥ずかしがり屋さんっ」

6時間後

俺「(チューまだかなー」ドキドキ

「同級生」

俺「(放置プレイなんていきなりすぎるよきゅー////」

俺「さーて、夕飯の材料でも買いに行くかな」

スーパー

俺「きゅーって何が好きなんだろ」

早乙女「あら、たけるくんじゃない?」

俺「ん」

俺「あ、早乙女さん。久しぶり」

早乙女「卒業して以来よね?今なにやってるの?」

俺「あ、最近まで証券会社で働いてたんだけど・・・」

俺「恋人ができてから、家庭に専念することにした」

早乙女「えっ、ええ!」

俺「貯金は50億円ほどあるから心配ないんだけど、やっぱり恋人が仕事熱心だから・・・」

早乙女「・・・・・・」

「恋人自慢」

早乙女「そ、そうなの!すごい恋人さんなのね」

俺「うん。営業マンをやってるんだけど今日も頑張って仕事してるよ」

俺「やっぱり俺が支えてあげないと」

早乙女「そ、そうなの!テストの採点があるから失礼するわね」

早乙女「(あのたけるくんを専業主夫にさせるって、どんだけすごいキャリアウーマンなのかしら」

「営業妨害」1

QB「今日は晴れてから目を付けていたあの子と、契約を結びに行こう」

QB「どうやら今病気で死にそうみたいだから、契約はそんなに難しくないみたいだね」

女の子「はぁっ・・・はぁっ・・・」

女の子「苦しい・・・助けて神様」

QB「(さて、一応鏡を見て身だしなみをチェックして」

QB「(営業は第一印象が大事だからね」

QB「やあっ!僕の名前はきゅうb

パーン!

女の子「」パスッ

QB「えっ」

ほむら「QB・・・あなただけは絶対に許さないわ」

QB「」

「営業妨害」2
QB「(まずい、なぜだか知らないけど暁美ほむらがものすごく怒ってるみたいだ」

QB「(ここは逃げないと」

QB「ここまで来れば・・・」

さやか「この泥棒猫!!!!!」ザシュッ

QB「(どうして美樹さやかまで」

杏子「おーっと。ここから先は行き止まりだぜ」

QB「え」

マミ「生きて帰れると思って?」

QB「」

「純粋」

俺「きゅー遅いなあ」

俺「もしかしてきゅーになんかあったんじゃ」

俺「探しに行こうかな」

俺「でも目開けたのがバレちゃうからやっぱりだめ!」

俺「約束を破ったって知られたら嫌われちゃう」

俺「きゅー・・・・・・」

「良心に訴えかけてみる」

QB「ちょっと待つんだ君たち」

マミさやか杏子ほむら「は?」

QB「暁美ほむら。君はさっき何の罪もない女の子を撃ったわけだけど」

QB「そこに良心の呵責は感じないのかい?」

ほむら「そうね、でも魔法少女にされるくらいだったらまだマシのはずよ」

ほむら「それに」

ほむら「私“たち”は今、あなたを殺す為だけに存在しているの」

杏子「ほかの」

さやか「ことは」

マミ「どうでもいいわ」

QB「」

「財力」

俺「やっぱり我慢できなーい!」

俺「でも俺が行くと怒られちゃうから、アメリカの軍事組織に捜索を頼もう」



「大人げない」

マミ「さあ、年貢の納め時ねQB」

杏子「また蘇ったらまた片付けてやるよ何度でも」

QB「わけがわからないよ・・・」

ほむら「それが遺言ね。あの人に伝えておくわ」

プシュー・・・・・・

さやか「!?」

ほむら「スモークグレネード!?」

「ターゲットを回収しろ!」

軍人「もう大丈夫だぞボウズ」

QB「えっ」

杏子「させるかよっ!」

軍人「チッチッチ・・・」

さやか「逃げられた・・・」


「お礼」

QB「助かったよたけたん」

俺「えっ、なんのこと?
きゅーに言われてから俺ずっとここで座って目閉じてるんだけど」

QB「・・・・・・」

QB「きゅっぷい」チュー


俺「えっ?」

「味」

俺「きゅー、い、今」

QB「え?何のことだい?」

俺「え、今、なんか当たった・・・////」

QB「勘違いじゃないのかい?目は閉じていたんだろう?」

俺「あ、うん・・・うん!」

俺「(もう味忘れちゃったよ。どんな味だったかな///」

俺「(きゅーのチュー・・・///」

俺「」ベロベロベロベロ

QB「自分の唇を舐め回すのはやめるんだ」

「インキュベーターの扱い方」

QB「しかし今日はえらい目にあったよ。
魔法少女たちに目の敵にされて追い回されて」

俺「そっかあ、お疲れ様です・・・」

俺「じゃあもう寝る?」

QB「いや僕たちインキュベーターに睡眠は

俺「いやもう寝よう」ムンズ

QB「えっ」

「猫の子を掴むように」

俺「最初からこうしたらよかったんだ」ムンズ

QB「え?たけたん?」ジタバタ

俺「首を掴めば手足も口も届かないよ」ムンズ

QB「・・・・・・」

俺「ほら、寝室だよー」

QB「(誰か助けて」

「人間でいうとアナル」

QB「お、落ち着こうたけたん。こういうのはよくないと思うんだ」

俺「え?」ギンギン

QB「(これはもう説得しても無駄だ」

QB「にしても君はそのそそり立ったものをどうするつもりなんだい?」

QB「僕に性別はないし、人間でいう性器もない。挿れるとしたら・・・」

QB「!」

俺「気づいたかい?」

俺「穴ならあるじゃないか」

俺「グリーフシードを挿れる穴が」ニタァ

「強引なキス」

QB「ま、待つんだたけたん」

俺「もう十分待ちました」ギンギン

QB「この穴は僕が開けようとしなければ開かないんだだから

俺「うるさい」チュー

QB「むぐ」

俺「んほぉっ、はぁっ」レロレロ

QB「ん、んんっ」

俺「きゅーの唾液おいひい」ゴクゴク

「あなたって最低の屑だわ」

QB「ぷはぁっ、ちょ、ちょっと待」

俺「え」ギンギン

QB「僕たちは仮にも恋人だろう?
こんな強引な方法は別れに繋がるかもしれないよ」

俺「同棲してる時点でもう合意なんだよ知らないの」

QB「その言葉を待ってたよ」

俺「え」

「これが上条恭介の陰茎で膣を貫かれたときの痛みだよ」

俺「え、なんで」ガクッ

QB「見えるかい?身体に力が入らないだろう?」

俺「どうして・・・」

QB「君のソウルジェムだよ」

俺「あ・・・いつのまに」

QB「さ、始めようか。合意なんだよね、たけたん」

俺「やっ、こんなのって」

「夜の営み」1

俺「やぁっ、きゅー、お尻にふさふさな毛が当たって」ゾクッ

QB「ほんとにたけたんは淫乱だなあ。
僕の太くて長い耳が当たったくらいで興奮するなんて」

俺「だ、だって・・・あぁっ」ビクンビクンッ

QB「さ、挿れるよ」

俺「あ、ちょっと待って二本同時は無r

「夜の営み」2

俺「い、痛い!」

QB「我慢だよもうすぐ輪っかのところまで全部はいるから」

俺「あぁぁぁっ」

QB「きゅっぷい」ズズ

俺「んほぉぉぉぉっ!入ってる!きゅーの長いお耳が入ってるの!」

QB「君のお尻の穴はきついね・・・」ズズズ

「夜の営み」3

俺「あっ、しゅごっ!しゅごひぃぃぃ!」

QB「どうだい僕の耳に犯される気分は」パコパコパコ

俺「もっと!もっとくだしゃいもっとおおおおお!」

QB「たけたん、かわいいよ」パコパコパコ

俺「アヒィッ!もう、もう出して!中に出してぇぇっ」

QB「いいのかい?」パコパコパコ

「夜の営み」4

QB「ああ、たけたん。もうイクよ!」

俺「来てっ!俺のアナルにインキュベーターしてぇぇぇっっ」

QB「出るっ!耳汁出るよっ!」

QB「」ドピュッドピュッ

俺「ああ妊娠確実ッ!妊娠確実ッ!
」ビクンビクンッ

「夜の営み」5

QB「きゅっぷい」

QB「よかったよたけたん」

俺「らめぇらめぇ」ビクンビクンッ

QB「やれやれ」

QB「さて、僕は他の魔法少女のところに行くとしよう」

俺「きゅー・・・・・・好き」ムニャムニャ

QB「ばいばい、たける」

「忘却の空」

俺「きゅー」ムニャムニャ

俺「あれっ?きゅー?」

俺「ってか尻痛ッ」ズキズキ

俺「きゅーいない・・・」

俺「きゅー!!!!!!どこ!!!!!」

「消失」

俺「きゅーいない・・・」

俺「きゅー・・・・・・」



それから。
俺はきゅーを探し回った。
恥を偲んで、他の魔法少女たちにも一緒に探してもらった。
でも、きゅーは見滝原から姿を消してしまった。
最初で最後のあの夜を、俺はまだ覚えている。

「5年後」

俺「さーて夕飯作ろうかな。今日は何がいい?」

「ハンバーグがいいかな」

俺「わかったよ、きゅー」

「早くしてほしいね。人間はこれだから堕落するんだよ」

俺「まったく。お父さんにそっくりなんだから」

俺「今ごろ、営業頑張ってるのかなあ」

俺「ほら、できたよきゅー」

「わーい!ハンバーグだー」

俺「いっぱい食べて、お父さんみたいな立派なインキュベーターになるんだよ」

「はーい」

ピンポン

俺「こんな時間にだれかな」

「最終回」

QB「ただいま」

俺「」

QB「何を惚けた顔をしているんだい?」

俺「嘘・・・本物なの・・・?」

QB「久しぶりだね、たけたん」

俺「」ブワッ

制作
インキュベーター

出演

たける

QB(58番個体)

鹿目まどか

巴マミ

暁美ほむら

佐倉杏子

美樹さやか

おわり

ありがとうございました。
さようなら。

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