クレス「うん、次元斬とか強いよ」スタン「いいよなぁ」(172)

リッド「まあ、俺も極光術とかあるからな シゼル…あぁいや、ネレイドを倒すための力だし特殊ではあるか」

クレス「僕の時空剣技もダオスを倒すために付けた力だからね」

スタン「俺なんて特に特殊な技ないんだぞ? うらやましいったらないよ!」

リッド「いや、ティラミスとか言ったっけか その剣使えるだけで十分特殊だって それに魔法使えるじゃねえか、それがすげーよ」

スタン「えっ そ、そうかなぁ ちなみにディムロスだぞ」テレッ

クレス「僕は差し詰めエターナルソードかな… さすがにディムロスと違って意思はないけどね」

リッド「それを考えると俺なんて珍しい鉱石から作ったってだけのラストフェンサーだぜ?」

スタン「カッコイイじゃないか、自分の実力だけで戦うって感じがさ!」

リッド「そ、そうか…? ありがとよ」

クレス(僕もしかして欠点ないのかな)

リッド「あと最近思うことなんだけどな…」

クレス「…? 言いづらそうだね」

リッド「いやさ… 俺らって主人公として目立ってなすぎじゃねえかなって」

スタン「ディムロスがそれを言っちゃダメだろだって」

クレス「まあ、作品というか活躍した時期が結構昔だからね…」

スタン「最近の主人公はイチイチカッコイイよなぁ…憧れる!」

リッド「主人公が主人公に憧れるってむなしいもんだな…」

クレス「…そうだ どうしたら目立てるか、聞きに行くのはどうかな」

リッド「誰に?」

クレス「歴代の主人公全員、かな」

スタン「いいなそれ!やろうやろう!」

スタン「最初はカイルか、いいやつなんだよなぁ! 子供が出来たらああいう感じに育ってほしいよ」

クレス「気が早いよ…」

リッド(いい予感はしねえなぁ…)



カイル「なるほど… って待ってくださいよ、俺って目立ってます!?」

リッド「悪い…そうでもないな」

スタン「いいんだよ、目立ってなくても精一杯やればさ!」

カイル「あ、ありがとう と…スタンさん!」

クレス「スタンが妙に優しい気がするね どうかしたのかい?」

スタン「ああいや…なんだろう、似たようなものを感じた」

リッド「実際似てるしな 実は親子とかじゃねえの? クレスの時空移動とかもあるんだから …例えば未来からやってきたとか」

カイル「そ、そんなわけないじゃないですか! アハハ!」ギクッ

クレス「カイルはあまり参考にならないみたいだね」

リッド「はっきり言いすぎだろ」

クレス「次はロイドだね」

スタン「2刀流カッコイイよなぁ!」

リッド(2刀流ってスタンが言うまでどんな奴か忘れてたわ)


ロイド「目立つ方法かぁ… …うーん」

クレス「あ、そこまで悩まなくてもいいよ…」

ロイド「そうだなぁ やっぱり自分があってると思うことをやってくことが目立つ秘訣、なんて」

リッド「おぉ なんかそれっぽい意見が出たな」

スタン「やってたけどあんまり目立ってない気がするなー」

リッド「俺なんて、そもそも成り行きだぜ…?」

クレス「多分ほとんど皆成り行きだと思うけど…」

スタン「まあいいや! 自分の意思を尊重しろってことで」

リッド「適当にまとめるよな、おい…」

リッド「次はヴェイグか ちょっと扱いづらいんだよな、あいつ」

スタン「そんなことないだろ? いい奴だぞ!」

クレス「使うのは氷系の技が多いけど、彼は人一倍アツイからね」



ヴェイグ「目立つ? 目立つ方法か……」

スタン「ほら、こうガーッとくる解答ないか?」

ヴェイグ「ガーッとくる解答か  …クレアに聞いてみる 少し待っていてくれ」

リッド「そこまでしなくていいだろ… ていうか偏見かもしれないけど、ヴェイグって結構目立ってるよな」

ヴェイグ「そうか…? 特に意識はしていないんだが」

クレス「なんでだろうね… 少し考えてみようか」

スタン「意識しないのが目立つ秘訣なのかな」

リッド「それだったら自分の活躍した時間じゃ俺らも意識してないだろ…」

クレス「うーん… ヴェイグにあって僕たちにないものか…」

ヴェイグ(しかし何故、3人はこんなに悩んでいる…?)

リッド「…なあ、1つ浮かんだ」

クレス「ん、なんだい?」

リッド「ヴェイグって主人公らしくないよな クールすぎるし、なんというか存在がリアルっていうか」

スタン「ああ!そういやそうかもしれないな! 敵側の強い部下って感じがする」

クレス「敵側の強い部下、か もっとも人気が出るポジションだね」

ヴェイグ「俺は…主人公らしくないのか…?」シュン

リッド「そんぐらいで落ち込むなよ… ていうか喜べよ」

スタン「なるほどなぁ 主人公らしくない主人公が目立つってことか!」

クレス「1つ勉強になったね!」

ヴェイグ「どうすれば主人公らしくなれる?」

リッド「俺に聞くなよ…」

リッド「ああもうやっと離れたぜ… しつこいな、ヴェイグって」

スタン「熱い奴だろ!?」

クレス「次いこう… セネル、かな」


セネル「…その質問、俺にするべきなのか?」

クレス「成り行き上だね」

リッド「成り行き上だ」

セネル「まあいいけどな… 目立つって言っても、俺らって目立とうとして目立てるもんじゃないんじゃないか」

スタン「お、おお! 確かにそうだ!」

セネル「俺はどうやったら目立つか、じゃなく 何かしていたら目立っていた のパターンが多いと思う」

クレス「…つまり、狙って目立つことは不可能じゃないかってこと?」

セネル「そうは言ってない 俺が言いたいのは、そういうことを人に聞いてる時点で目立てないんじゃないかってことだ」

リッド「そら、ごもっともだな… まあ分かってたけどな」

クレス「僕としたことが盲点だった…!」

リッド(気づいてなかったのかよ)

クレス「ふぅ そう言われつつも続ける僕たちだった」

リッド「実況側に回って誤魔化すなよ、クレス」

スタン「次はルークだって」


ルーク「ああ? 目立つ? 俺なんて存在そのものが目立ってるだろ!」

クレス(なんだか態度が大きいな…)

スタン「そうだな! それでその目立つ方法が知りたい!」

ルーク「あ、ああ…? いやそりゃぁ… ドーンとしてれば」

スタン「ドーンとか!わかった!」

リッド「おいスタン、やるからには真面目にやろうぜ…」

クレス「きっと彼は真面目だから…」

スタン「それで!? ドーンとしたあとは!?」

ルーク「こいつうっぜぇ… おいどうにかしろよ、そこの2人」

リッド「お前が言ったんだ お前がどうにかしろよ」

ルーク「なにぃ? こんのやろぉ」

クレス「まあまあ、落ち着いて」

クレス「えーと 次は…」

リッド「なぁ 最近の主人公、って話題だったのになんでこんなに古い主人公のところばかり行ってるんだ?」

スタン「きっと新しい主人公を知らないんじゃないかな」

クレス「…ま、まぁここまでのことをまとめようか」

リッド「ああ えーと? 自分があってると思うことを、やる?」

スタン「あとは主人公らしくない主人公」

クレス「目立とうとして目立つんじゃなく、いつの間にか目立っているのが本来のパターン、か」

リッド「守れる気がしねえな…」

スタン「セネルが言ってたことを守るならだけどさ こういうことを考えること自体がダメなんだよな、きっと」

クレス「…そうだね …というか、考え出してる時点で目立つのは難しくなるよね」

リッド「すげえ巻き添え感がするな」

スタン「まあまあ!最古の3人として仲良くしようぜ」

リッド「ああ 仲良くはするけどな…」

クレス「1つ思ったんだけど 僕ら3人で勝負するのはどうかな」

リッド「まぁ手っ取り早いな… 他と比べるのは無駄な気がする」

スタン「勝負ってどうするんだ? 剣なら負けないぞ!」

リッド「自身満々ってわけじゃねえけど、剣なら俺もいいぜ」

クレス「それなら僕も…って剣じゃなくて 他にもいろいろあるじゃないか」

リッド「…例えば?」

クレス「人間関係とか… あ、あと性格とか?」

スタン「良く分かんないよ その方が比べにくいんじゃないか?」

リッド「目立つのは無理だから優良な主人公を決める会になったわけか」

クレス「くっ、良く気づいたね」

スタン「冷静だなぁ!リッドは!」

クレス「まずはヒロインについて話そう」

リッド「ヒロイン? 誰のことだよ…」

スタン「ルーティかな いやフィリアか…?」

クレス「僕はミントだね リッドは、ファラじゃないの?」

リッド「ファラがヒロインねぇ…?」

クレス「まあそういうことにしようよ ヒロインのいいところを言っていこう」

リッド「ああ オムレツ…っていうかメシはうまいな」

スタン「ルーティは最初はただのがめつい奴かと思ったけど 孤児院にお金とか寄付してるんだよ いい奴だ! あとフィリアは」

クレス「あ、スタン 1人でいいから…」

スタン「なんだよー じゃあルーティにしとくよ チェッ」

クレス「ミントは… そうだな、優しいよ すごく優しい」

リッド「優しいって誉めどころがないときに使うっていうよな」

クレス「えっ」

スタン「そうなのか ミント可哀そうだなぁ」

クレス「ちょっと待ってよ」

リッド「あとそうだ ファラはいつもテンションがかわんねーんだ 疲れるとしても、いい意味で疲れるんだよな」

スタン「へえ なんかいいな いい意味で疲れるってさ」

クレス「そ、そうだ ミントは家庭的なんだ! 料理も出来て、掃除洗濯も旅の途中でしてくれて」

リッド「ん? ファラもそのぐらいできるぞ…」

スタン「ルーティは…料理はできるけど 以外はどうなんだろう カイルができるって何故か自信満々に言ってたな」

クレス「くっ…」

スタン「あ、そうだ ルーティは一緒に前線に出ながら回復もしてくれるんだぜ」

リッド「そういやファラも治癒とか使えたな」

クレス「う、うちのミントだって回復を…」

リッド「一緒に前衛に出てくれる、っていうのが心強いよな うちの場合は本気で思う」

スタン「そうそう!浮かせた相手を拾ってくれたりな! 息が合ってるって感じがするよ」

クレス「………」

クレス「み、みみミントは可愛くて綺麗だよ! どうかな!!?」

スタン「いきなり来たなぁ…」

リッド「はいはい 負けました なぁスタン」

スタン「うん そこまで真正面からは褒められないかな」

クレス「…くぅ…」
クレス(なんでさっきから敗北感が…! 最初に欠点がないなんて考えたからかな…)


リッド「あぁ…そういや、俺らって共通の技があるよな 比べてみないか?」

スタン「えーと 魔神剣、虎牙破斬…鳳凰天駆?」

クレス「ごめん 僕だけ烈空斬がなくて…」

リッド「気にすんなよ 俺だって飛燕連脚ないからな」

スタン「俺も秋沙雨がないな!」

クレス「見てて思ったのは、同じ名前なのに技が全く違う「閃空裂破」の不思議だよね」

スタン「俺のだけ「せんくうれつは」なんだよ」

リッド「なんでだろうな…」

リッド「魔神剣は…まぁ比べるまでもねえか…」

スタン「そういえばリッドの虎牙破斬って我流なんだろ? 良く使えるよなぁ」

リッド「あんなの振り上げて叩きつけるだけじゃねえか…」

クレス「すごいな 僕は習って使えるようになったけど、習得に結構かかったよ」

スタン「俺は雑すぎるって言われるよ ハハ」

リッド「いやあ 俺はスタンのあの最後の叩きつけは好きだぜ?」

スタン「そ、そうかな へへ」

クレス「あとは鳳凰天駆かな」

リッド「あれは どうやって使えるようになったか覚えてねえわ…」

スタン「いつの間にか鳳凰になってた!」

クレス(この2人、天才なんじゃないかな…)

スタン「あ、でもあれだ 俺の場合はディムロスが炎の力を貸してくれたからかもしれない」

クレス「なるほど 確かに炎の剣なら納得はできるね」

リッド「問題は俺とクレスだな どうやって炎出してんだよ…」

クレス「リッド… 自分の技にそんなに否定的にならなくても」

リッド「…そうだな そういやスタンって魔法使えるみたいだけど 使ってるのか?」

スタン「いや全然… 使わないほうが効率いいんだよ 昔のは」

クレス「昔のは? あぁそっか、新しいスタンもいるからね」

スタン「新しい俺は魔法使うぜ!?」

リッド「わかったよ どうせ俺とクレスは古いっての」

スタン「小型になったんじゃなかった?」

クレス「リッドはほぼ移動しただけだから… 僕は少し改変されたけど、それでリッドにおいついたくらいだよ」

リッド(何の話してたんだっけか)

リッド「ああそうだ 原点に戻ろうぜ 特殊な技」

クレス「時空剣技だね」

スタン「俺だけ魔法かぁ なんかこう、グッとくる名前がほしいぜ…」

リッド「俺も極光術、って名前だけはあるからな」

クレス「スタンにもディムロスの力を最大限に生かした奥義があるじゃないか」

リッド「石碑を読まないとなんたらってやつか…」

スタン「ああ! そういえば鳳凰天駆も石碑からマスターしたなぁ」

クレス「どれが一番効率がいいんだろうね」

リッド「とりあえず俺は多少ピンチにならないと使えないぜ?」

スタン「俺はいつでも使えるかな すげー精神力使うけど…ハハ」

クレス「僕も流派の最終奥義以外は基本いつでも 中でもやっぱり次元斬の性能は高かったね」

リッド「パフォーマンスでは俺が一番上かもしれないな」

スタン「というかクレスの最終奥義は時空剣技じゃないって言ってなかったっけ」

クレス「あ、そうだったね…」

スタン「でも同じ舞台で戦ってるわけじゃないから 実際どれが強いとか分かんないな」

リッド「まあ確かにな でもクレスは一度うちに来た時あったよな」

クレス「ああ 闘技場にお邪魔させて貰ったよ あのときはエターナルソードとられて参ったよ」

リッド「いや、奪ってないだろ… くれたんじゃねえか…」

クレス「結局全員集まって乱闘するゲームで会ったときに返してくれるあたり律儀なんだよね リッドも」

リッド「俺が律儀ぃ? やめろよ…」

スタン「いいなぁ うちは他の舞台に出ても、俺以外のメンバーが多いからなぁ」

クレス「えーと ルーティにフィリアにウッドロウか…確かにスタンだけ出てないのかな」

リッド「主人公空気読めよってことじゃねえか?」

クレス「…それ僕に言ってないかい?」

リッド「それは俺に「勝たせてくれた」んだろ? 加減してたことぐらいわかるって」

クレス「ま、まぁね…」

リッド「へへ 体力がカンストしてたのはビビったけどな」

クレス「あれはちょっとね とある城のおじさんが大量にレッドハーブくれたから」

リッド「…?」

スタン「そういえばクレスって色々なところに移動しすぎだよなぁ」

クレス「というと…?」

スタン「最初はヨッシーとかがいた任天堂の機械で…最新は小型だろ? 出すぎだって」

リッド「いや、悪いが何を言ってるのか分からない…」

スタン「ごめん 簡単に言うといろんなクレスがいるってことだよな!」

リッド「ああそういうことか えーと… 4~5回移動してるのか?」

クレス「うん… そこは申し訳ないって思ってるよ」

スタン「クレスが原点だからいいんじゃないか?」

リッド「そうだな 登場回数=目立ってるってわけじゃないからな」

クレス「あ、また目立ってる目立ってないの話に戻るの…?」

リッド「言ってみただけだって」

クレス「さて、まあ色々話してみたけど結局まとまらないね」

リッド「そらそうだ 比べること自体がおかしいからな」

スタン「この辺にしとくかぁ」

リッド「だな ファラの買い物に付き合わねえと…」

クレス「じゃあ…久しぶりに会えて楽しかったよ また機会があるといいね」

スタン「おう! またあったらよろしくな 次は戦おうぜ! またな!」

リッド「めんどくせえなぁ… まぁ、たまにならいいけどな… じゃあな」

クレス「それじゃあ解散っ」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom