星奈「今日はいい肉の日じゃない?」小鷹「は?」(117)

代理

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星奈「だから今日1日だけはどんなことがあってもいい子でいることにしたわ!」

小鷹「はぁ」

星奈「なによ”はぁ”って。とにかく今日1日はいい星奈ちゃんでいるからそのつもりでね!」

小鷹(またワケのわからないことを・・・)


こうですかわかりません

部室
夜空「おお、居たのか肉」

星奈「…はぁ、人がいい気分で超規模恋愛作品をプレイしているときに……夜空のせいで興ざめだわ…」

夜空「フッ…」

星奈「?」

夜空「いやあ、それは邪魔をして申し訳ありません、お肉様」スッ

星奈「!?ど、どうしたのよ!夜空!」ガタタッ

夜空「いえ、お肉様の貴重なお時間を私のために割いてくれるなんて………本当に申し訳ありませんでしたお肉様」

星奈「???」

夜空「私のことはお気になさらず、ささ、続きをお肉様」

星奈「ま、まぁ夜空もやっと私への扱いがわかってきたっていうことね………殊勝な心がけね」

夜空「ええ、なにせ今日はいい肉の日ですから」

星奈「は?いい肉の日?」

やっと来たか
支援

夜空「ええ、今日は11月29日、いい、にく、の日であります」

星奈「いい……にく…の日」

夜空「要するに、今日一日は肉の象徴たる星奈様を敬う日であるのです、お分かりいただけたでしょうか?お肉様」

星奈「………成程ね」

夜空「お肉様、こんな戯言でお肉様のお時間を割くのは気が引けるのですが…」

星奈「そ、そうね……さて、続き続き」

夜空「」ニヤニヤ


小鷹「もうダメだなこりゃ」

夜空「む?小鷹か?」

夜空「ダメとは一体なんのことを言っているのだ?お前は?」ニヤニヤ

小鷹「星奈、お前は分かってるのか?」

星奈「?…何がよ?」カチカチ

夜空「なっ……こ、小鷹っ!」

小鷹「夜空はな、遠まわしにお前のことを馬鹿にしてるんだぞ…」

星奈「へ…?」カチ・・・カ・・・

夜空「はぁ…」

小鷹「分からないのか?いい肉の日でお前を敬うなんて………お前を人としてじゃなく、ただの肉として扱っているようなものだぞ」

夜空(いつものことだがな)

星奈「………そ、そういうことだったのね」ギリギリ

夜空「はは、お肉様、涙が……おっと脂っこい肉汁が垂れてますよ(笑)」

星奈「~~~!!!」

小鷹「あ~ああ」

夜空「いやあおいしそうな肉だ、おっとこれは肉の顔だったか……真っ赤になっていたものでな、生肉なのかと」ニヤニヤ

星奈「………」プルプル

夜空「ん?どうした肉、そんなにプルプル震えて………ああそうか」スッ

星奈「ッ!」ピクッ



夜空「出荷されるのが怖いんだな」ニコッ

星奈「」

夜空「あ、間違えた」

夜空「肉を豚として扱ってしまった……悪かった、肉は豚と違って生きてもいないただの油の塊だからな(笑)」

夜空「豚様に失礼だな、な?お肉様」ニヤニヤ

星奈「…ぞらの」


星奈「夜空の馬鹿ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」タッタッタ!ガチャン!バタン!

小鷹「………はぁ」

幸村「あにき、今日はいい竿の日です」

小鷹「……まぁ、そうだな」

幸村「ですのでわたくしと兜合わせをいたしましょう」

小鷹「……え~、と…」

小鷹「…いろいろツッコミどころはあるんだが…まず幸村、お前に竿はないだろう」

幸村「いいえ…小さいですがわたくしにも竿はあります」

幸村「豆のようで皮もかぶっていてお見せするのは恥ずかしいのですが…」ヌギ ペロン

小鷹「…おぉぅ…」

小鷹「なぁ、夜空」

夜空「ん?」

小鷹「星奈は打たれ弱いんだぞ……いくら何でもあそこまで言うなんて」

夜空「何、いつものことだ……さて、これで耳障りなゲームの操作音が無くなるな…」ノビー・・・

夜空「よし、小鷹……隣人部の活動開始だ」ホンソウビ!

小鷹「お前って奴は……また後で面倒なことになっても知らねぇぞ」


だがその面倒なことは夜空ではなく、俺に訪れてしまった………

星奈「………」ガチャッ!
小鷹「うぉ!?……なんだ、星奈か」ビクゥ

夜空「はぁ……おい肉、ここは神聖な部室だぞ、その汚らわしい脂肪と油を落としてから出直してこい」シッシッ

星奈「………」
小鷹「…星奈?」

星奈「……ふふ」
夜空「?」

星奈「ふふふふふふふ…」ニタニタ
夜空「………気色悪いぞ肉」

星奈「ねぇ、夜空」
夜空「な、何だ…」

星奈「今日って肉の日なのよね?……それで私は肉、なのよね?」
夜空「あ、ああ……そうだが…」

星奈「ふふ………それなら」


星奈「今日は私が主役の日じゃなぁぁぁぁぁいっっ!!」

夜空「………」

小鷹「……うわぁ」

星奈「そういうことだから、夜空、今日は私に逆らえると思わないでね」キャピッ

夜空「………」

夜空「なぁ、小鷹」

小鷹「何だ」

夜空「自分でやってなんだが、肉には正直ホントに申し訳なくなってしまった……謝ったほうがいいだろうか?」

小鷹「………」

星奈「~♪」

小鷹「もう本人が幸せそうだから………いいんじゃないか?」

夜空「肉が嬉々としているのはあまり気に入らんが……まぁいいだろう……」

星奈「で、今日の主役、私肉こと柏崎星奈は今から一つ、命令を下します」

夜空「………」

小鷹(はは、やっぱり面倒なことになったなよぞ…)

星奈「小鷹、今日一日私のそばにいなさい!」

夜空「なっ!?」

小鷹「………は?」

星奈「ふふ、いいわね?」

小鷹「え、えっと…」

夜空「おい肉」

星奈「あら何かしら?夜空さん」ニコニコ

夜空「たかが肉の分際で小鷹を独せ……んんっ!!」

星奈「で、何かしら?」ニコニコ

夜空「と、とにかく!ただの肉に小鷹を渡すわけにはいかない、小鷹は私の部の部員だからな」

星奈「けど、今日はいい肉の日だからなぁ~」

夜空「ふんっ!そんな気色悪い日で小鷹を縛るな、この淫乱肉女」イライラ

星奈「ふふふ、そんなにイライラしないでぇ~、夜空ぁ」ニヤニヤ

夜空「………」ギリギリ

小鷹「で、俺の意見は………ないんだろうな」

その後…
星奈「それじゃあ小鷹は連れていくわね、よ・ぞ・ら♪」

夜空「………好きにしろ」

星奈「あっそ、ほらじゃあ行くわよ小鷹ぁ!」

小鷹「あっ!ちょっと待って…」

ガチャ・・・バタンッ!

夜空「………」


夜空「はぁ………私の馬鹿」ショボーン

道中
小鷹「で、星奈よ」
星奈「ふふ、何?」ニコニコ

小鷹「今からどうするんだ?11月29日も後9時間ぐらいしか残ってないんだぞ?」
星奈「………」

小鷹「………」
星奈「ごめん小鷹、何も考えていなかったわ……」

小鷹「だろうな、お前のことだから夜空に一泡吹かせることぐらいしか考えていなかっただろうからな(あれで一泡吹かせたことになったのかは分からんけど)」
星奈「………」

小鷹「やっぱりか」
星奈「………うぅ~」

小鷹「まぁ…行くとこもないんだったら帰るっていう手も…」

星奈「だ、ダメっ!」

小鷹「!」

星奈「それは……ダメ、やっと小鷹と二人っきりになれたんだから…」ボソッ

小鷹「………」ポリポリ

星奈「あっ……は、早く行くわよ!ほら付いて来なさい!」カァ・・・

小鷹「お、おう」

星奈「………」ニコニコ

小鷹「………」

星奈「………」ニコニコ

小鷹「………」

星奈「………」ニコニコ

小鷹「はぁ~…」

星奈「な、何よ小鷹、何か不満なわけ?」

小鷹「いや、こんな平日にできることなんて限られるからなぁ……どうしたもんかなって思ってさ、どっかに遊びにいくとしても日が暮れるしなぁ…」

星奈「小鷹………か、考えてくれてるんだ」モジモジ

小鷹「ん?何か言ったか?」

星奈「な、何も言ってないわよ!馬鹿小鷹!」

小鷹「?」

星奈「………!」

小鷹「ん?」

星奈「こ、これだわ…」ニヤァ

その後
小鷹「で、誰と電話してたんだよ?」

星奈「ん?ちょっと家のほうにね」

小鷹「ふーん」

星奈「そ、それでさ……小鷹」

小鷹「ん?」

星奈「今日は最後まで一緒に居てくれるんでしょ………なら」


星奈「私の家に……泊まりに来なさいよ」モジモジ

小鷹「………お、おう」

小鷹宅前
小鷹「よし、小鳩のメシも準備したし、これで大丈夫だろな」

星奈「………」モジモジ

小鷹「…なぁ星奈」

星奈「え、な、何!?」

小鷹「お前のことだからな、小鳩のやつも連れていくんだと思ってたんだが…」

星奈「え!?あ、えっと……今日は……ね?」

小鷹「?……まぁいいけどな、で、今日はお前の家誰も居ないんだってな」

星奈「そ、そうよ!だ、だから今日は小鷹と……」カァ・・・

小鷹「?」


小鷹宅
小鳩「あんちゃんのアホぉ…」ブスッ

道中
小鷹「で、今から直でお前の家に行くのか?星奈?」

星奈「あっ!」

小鷹「ん、どうした?」

星奈「そ、そういえば家の冷蔵庫には今何も無いはずだったわ小鷹ぁ(棒」

小鷹「は?そんなわけないだろ、お前の家が」

星奈「だ、だから一緒に……お、お買い物に行かなきゃなぁ~…なんてぇ」

小鷹「………」

星奈「………」ドキドキ

小鷹「ま、いっか、じゃあ近くのスーパーに行くか」

星奈「!う、うんっ!」ニコッ

スーパー前
小鷹「で、結構買ったな、星奈……たったの二人で一食なのに」

星奈「い、いいじゃない!こういうのは買うだけ買ったほうが……文句あるの?」

小鷹「いやもうないけど」

星奈「それとも小鷹、この量からして後一週間は過ごせるなぁとでも思ってるの!?……そんなとこまで考えてたのね………ま、まぁ私は別に構いはしないけど…」モジモジ

小鷹「おい星奈ぁ~」

星奈「で、でも流石にそれじゃあ、ど、ど、どうせ……ぃ…になっちゃうじゃない……馬鹿小鷹」カァ・・・モジモジ

小鷹「………」

方向性は決まったが気力が枯れた
じゃあおやすみ
後言い忘れたけど>>1ありがとございました

つかもういい肉の日終わっとるやん

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