マミ「にゃーん」ほむら「わ、わん……」(208)
QB「君の願い通り、皆が獣耳尻尾を生やした世界になったよ」
まどか「ありがとうキュゥべえ!皆可愛いなぁ」
QB「ついでに多少、元の動物の性質が混ざったかもしれない」
まどか「問題ないよ」
ほむら「まどか!なんて願いを!」フリフリ
まどか「ほむらちゃんの犬尻尾可愛い」
ほむら「い、今は関係ないでしょう!」
QB(ブンブン振ってるじゃないか)
まどか「さっそくマミさんやさやかちゃんを見に行こう!」タッタッタ
ほむら「あっ!待ってまどか!」
QB(まるで捨て犬だね)
マミさんの家
まどか「マーミーさーんー」ピンポーン
ガチャ
マミ「にゃ、にゃんですか……あら鹿目さん?」
まどか「わっ!マミさんは猫なんですね!」
マミ「急に耳と尻尾が生えて……」
まどか「可愛い!」ゴロゴロ
マミ「ふにゃあ」
ほむら「ガルルル……」
マミ「ええ!?これ鹿目さんのせいにゃの!?」
まどか「てへへ」
マミ「ま、まぁ別に今のところ体調とかに問題があるわけじゃにゃいけど」
マミ「ずいぶんとまぁおかしな願いを考えたものね」
マミ(それにしてもこんな規模で影響を与えるなんて、余程の魔力がないと)
まどか「ほらほらマミじゃらしですよ~」フリフリ
マミ「にゃあ!」バッ
まどか「うはぁ」
マミ「はっ!そ、そんなことしちゃいけません!」
まどか「猫ってお腹を撫でられると気持ち良いんですよね?」スリスリ
マミ「ちょ、ちょって止めて、んにゃ……ふにゃん」
ほむら「う、ゔぅ~……」
まどか「あっ!肉球!」
マミ「にゃっ!?」
まどか「ぷにぷにしてる」モミモミ
マミ「くすぐったい……」
まどか「尻尾も長くて毛並みも良くて」スリスリ
マミ「だ、ダメ!尻尾はダメぇ!」
まどか「へ?」スリスリ
マミ「力入んにゃくなるぅ……」クッタリ
まどか「おお」
ほむら「くぅーん」ショボン
まどか「良い感じに脱力してきましたね」ナデナデ
マミ「にゃあ……」
ほむら「こ、この泥棒猫!」
まどか「ほむらちゃん、お座り」
ほむら「わぅ……」
マミ「い、今だわ」コソコソ
まどか「あっ!逃げちゃダメですよ!」バッ
マミ「きゃあ!?」
まどか「まだまだ猫マミさんを堪能させてもらいますよ」
マミ「そんにゃあ……」
ほむら「くぅーんくぅーん」ペロペロ
まどか「ほむらちゃん、あっちでお座り」
一時間後
マミ「ふにゃあ」グッタリ
まどか「ふぅ」ツヤツヤ
ほむら「まどかぁ……」
まどか「ごめんごめん、元気だして?ほむわんちゃん」ナデナデ
ほむら「わふぅ!」ブンブン
マミ(まるで調教ね)
マミ(そういえば鹿目さんは何も変化が無いわね、願った本人だから?)
マミ「あ、髪が乱れてる」テシテシ
まどか(わぁ、猫耳を撫でてる可愛いなぁ)
マミ「ごめんなさい、疲れたから少し横にならせてもらうわ」ゴロン
まどか「丸くなってるマミさん可愛すぎ」
マミ「帰るにゃら戸締まりしておいてね……ふあぁ」
ほむら「どら猫」
まどか「猫さんは寝るのが仕事だからしょうがないよ」
マミ「にゃあ~……」ノビー
ほむら「所作まで猫みたいになって」
まどか「……」スッ
ほむら「わん」ポス
まどか(何も言わなくてもお手するほむらちゃんも大概だよ……)
まどか「次はさやかちゃんを見に行こう!」タッタッタ
ほむら「ま、待って!」
マミ「むにゃむにゃ……鰹節食べたい……zzz」
住宅街
女「わんわん!」
男「うほうほ」
幼女「ふえぇ、がおー」
ほむら「ひどい有り様ね」
まどか「そうかなぁ、可愛いよ」
ほむら「可愛い人もいるけど……」
まどか「ほむらちゃんの耳もぴこぴこしてて可愛い」
ほむら(あ……近くだとまどかの匂いが……)クンクン
ほむら「へっへっ」
まどか「ほ、ほむらちゃん?」
ほむら(いけない!飛び付きそう!)
さやかの家
ほむら(鉄の意思で我慢……)プルプル
まどか(お預けくらった犬みたいだけど大丈夫かなぁ……確かに今はほむわんちゃんだけど)
ピンポーン
まどか「さーやーかーちゃーん、あーそーぼー」
ガチャ
さやか「ま、まどか?」ビクビク
まどか「うん!」
ほむら(美樹さやかはウサギなのね)
さやか「ひっ!」
まどか「さやかちゃん?」
さやか「ほ、ほむら怖い」オドオド
まどか「あー……ウサギさんだから?」
ほむら「ガルルル」
さやか「ひいぃ」プルプル
まどか「もう!ほむらちゃん、めっ!」
ほむら「わん……」
まどか「上がっていい?」
さやか「い、いいけど」チラッ
ほむら「とって食べたりなんかしないわよ」
さやか「うぅ」ビクビク
さやか「……」コソコソ
まどか「なんで端っこ行くの?」
さやか「なんとなく」
まどか「なんで布団被るの?」
さやか「落ち着くんだってば」
まどか「ほむらちゃんけしかけちゃおうかな」
ほむら「……」ジリジリ
さやか「やめて!」
まどか「冗談だよぉ、ほむらちゃんはあっちでお座りね」
ほむら「くぅん」トボトボ
さやか「何だかこの姿になってから気が弱くなった気がするよ」
まどか「あはは、でもビクビクしてるさやかちゃんも可愛いよ」
さやか「他人事だと思って……」
まどか「で、何でさやかちゃんは私服なのかな?バニーガールじゃないとおかしいよ」
さやか「はぁ!?」
まどか「だってウサギさんだもんね、バニーガールじゃないと間違ってるよね」
さやか「間違ってない!間違ってないよ!」
ほむら「丁度良かった、盾の中にバニースーツ入ってたわ」
さやか「なんで!?」
まどか「ちゃんとさやかちゃんに合わせた水色だよ、早く着替えようね」
さやか「嫌だよ!」
まどか「ほむわんちゃん」
ほむら「わぉーん」
さやか「ひっ!」
まどか「大人しくこのバニースーツを……」
さやか「や、止めてよぉ……ウサギは怖がりなんだよ……優しくしてよぉ……」ウルウル
まどか「……うへ」
まどか「弱気なさやかちゃんは新鮮だなぁ」ギュッ
さやか「ふえぇ」
ほむら「ばうぅっ!!」
さやか「やぁっ!」ビクッ
まどか(こんなにしがみついて、本当に怖いんだね……杏子ちゃんと会ったらどうなるんだろ)
まどか「悪い子ほむらちゃん、あっち行ってて」
ほむら「私ばっかりお預け……」
さやか「まどかぁ」ギュッ
まどか「よしよし、何も怖くないからね」
さやか「うん」
まどか「まぁそれはそれとしてバニースーツ着よっか」ニッコリ
さやか「……」モジモジ
まどか「可愛い!」
さやか「は、肌見えすぎだよ」
ほむら(さやかのくせに何なのあの谷間)ギギギ
まどか「やっぱりさやかちゃんはスタイル良いなぁ」
さやか「マミさんの方が良いよ」
まどか「違うタイプだよね、足もスラッとして綺麗だもん」スリスリ
さやか「んやっ!?」
まどか「ウさやかちゃんはどこが弱いのかな?」フッ
さやか「やっ!耳触んないで!」
まどか(息かけただけなのに)
まどか「じゃあ人間の方の耳なら良いよね」フニフニ
さやか「やっ!んんっ!」
ほむら「うぅ……」ギリギリ
さやか「そっちの耳もダメぇ」
まどか「耳が敏感なんだねー」クニクニ
さやか「んはぁ!」ビクビク
まどか「凄いよさやかちゃん!体跳ねてるよ!」
さやか「ふぇ……?」
まどか「噛んだらどうなっちゃうかな?」
さやか「だ、ダメ!絶対ダメ!」バッ
まどか「手で塞いでも、うさ耳は守れないよ……あーん」
カプカプ
さやか「はうぅ!!ダメぇ!!や、だ、ってばぁ!!」ビクンビクン
まどか「うへ」
まどか「あーあ、手を離しちゃった」
さやか「はぁはぁ……え……?」
まどか「うさ耳と人耳両方していい?」
さやか「だ、ダメに決まってるでしょ!」
まどか「それはつまりしてほしいってことだよね」
さやか「そんなわけ……!」
まどか「いただきまーす」カプ
さやか「んんんん!!」
まどか(うさ耳をハムハムしつつ、人耳を……)モミモミクニクニスリスリ
さやか「だっ、めぇ……まどかぁ……もうやめへぇ……」
まどか(びくびくしてるさやかちゃんもっといじめたい)
ほむら「ガルルル!!」
まどか「よーし、次はこの人参を」
さやか「…………もう知らない」ムクッ
まどか「さ、さやかちゃん?」
さやか「まどかが悪いんだからね、まどかがこんなのするから!」ガッ
まどか「わぁ!?」
ほむら「さやか!!止めなさい!!」
さやか「ウサキック!」ゲシッ!
ほむら「ぶべらっ!」バッターン
まどか「ほむらちゃん!」
さやか「さぁ邪魔者はおねんねしたよ……攻守交代だねまどか」
まどか「きゅ、急にどうしたの……?」
さやか「さぁ?テンション上がっちゃったのかな」
さやか「この姿になってから変にムラムラするんだよね」
まどか「そんな……」
さやか「えっへへ、まどかも可愛い」ツー
まどか「やぁ……」
さやか「私も初めてだけど、まどかならいっか」
まどか「……」ドキドキ
チュッチュッモミモミスリスリペロペロチュッチュッチュッ
ほむら(うぅ……なんてキックなの……体が動かない)
ほむら「わうぅ……くぅーん……」ステイヌー
数十分後
さやか「ふぅ……」
まどか「激しかった……」
ほむら「見せつけられた……」
さやか「スッキリしたらお腹空いちゃった」
まどか「はい、人参」
さやか「ありがと」ポリポリ
ほむら「ま、まどか、私にももっと」
まどか「杏子ちゃん見に行こうよ!」
さやか「外怖いからやだ」
まどか「えー」
ほむら「構って……」
わんこちゃんわんわん
その頃
マミ「ふあぁ~……」グイー
QB「すっかり猫だね」
マミ「そんにゃことにゃいわよ」
QB「僕の子猫ちゃん」
マミ「にゃふん」
QB「やれやれ、こんな調子で魔女と戦えるのかな」
マミ「えいえい」ペシペシ
QB「猫パンチやめてよ」
住宅街
まどか「杏子ちゃん見つからないなぁ」キョロキョロ
ほむら「ま、まどか」
まどか「なぁに?」
ほむら「なんだったら、く、首輪とかしてくれても」
まどか「あっ、そうだ!ほむらちゃん、犬なんだから鼻良いよね!」
ほむら「えっ」
まどか「杏子ちゃん探してよ!」
ほむら「で、でも杏子の匂いなんか」
まどか「ワクワク」
ほむら「分かったわ」クンクン
ほむら「……」クンクン
ほむら「……」クンカクンカ
ほむら「……」スンスン
まどか「……」コソコソ
ほむら(ダメね、全然分からないわ)
ほむら「ごめんなさい、見つからな……まどか?」
ほむら「いない……まどか!?まどかどこなの!?」オロオロ
ほむら「まどかぁー!!わぉーん!!」
ほむら「わうぅ……あんっ!」
まどか(半泣きほむらちゃん可愛い)コソコソ
\ ヽ | / /
\ ヽ / /
‐、、 殺 伐 と し た ス レ に イ ン ド 象 が ! ! _,,-''
,-'"ヽ ∩___∩
/ i、 _,、 | ノ ヽ
{ ノ "'" "'"'"/ ● ● |
/ | ( _●_) ミ
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i し ま う ま \ ヽノ / \ /
/ `ー-ー'" } < ニャーン! >
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い _/ `-、.,, 、_ i  ̄|/\/\/\/ ̄
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/__,/ ゝ、__| /___,、__i /___,.ノゝ_/ /___ノ..
ほむら(捨てられちゃったの……?)トボトボ
まどか「ほーむーらちゃん」
ほむら「まどか!!」
まどか「どうしたの?泣きそうな顔して」
ほむら「だって!だってまどかがいなくなるからぁ!」
まどか「ジュース買ってただけだよぉ」ナデナデ
ほむら「ふあぁ」ブンブン
まどか「はい、ほむらちゃんの分」
ほむら「ありがとう!」ブンブンブンブン!
まどか「いーこいーこ」
ほむら「はっはっはっ」
まどか「うへ」
わんわんペロペロ(^ω^)
まどか「杏子ちゃんは何になってるのかなぁ、狼さんとかかなぁ」
ほむら「ライオンとか……」
まどか「なるほど」
ほむら(たとえ杏子がどんな肉食獣になっていても、まどかは私が守る!わん!)
まどか「ん?あれは……」
杏子「んん……はっ!」
まどか「杏子ちゃん?何してるの?」
杏子「なんだ、まどかにほむらか……いや、この落ち葉をお札に変えようと思ってさ」
まどか「へっ?」
ほむら(あぁ、化け狐の……ただの狐でしょうに)
杏子「油揚げ食いてぇ」
こんこん!こんこん!
狼あんあんが性的な意味で兎さやさやを優しく情熱的に襲う展開だと思ったのに
杏子「にしても、これ邪魔だな」フリフリ
まどか「えー、フカフカモフモフで可愛いよ」
杏子「寝る時は暖かそうだけどさ……お前は変わってないんだな」
まどか「何でだろうね」
杏子「まぁ何でもいいけど……腹減った……」
ほむら「油揚げは無いわよ」
杏子「ぷぷぷ、お前はほねっこでも食ってそうだな」
ほむら「ガルルル……!」
まどか「な、何か食べにいこうか」
ファミレス
店員「いらっしゃいませニョロ」チロチロ
まどか「三人でーす」
ほむら(蛇……)
店員「めがっさこちらですニョロ」
杏子「腹減ってると何でも美味そうだ」
まどか「だねー」
ほむら「お肉が美味しそうに見えてくらくらするわ」ダラダラ
杏子「涎拭けよきったねぇな!」
ほむら「わふぅ……」
まどか「何にしようかなー」
杏子「やっぱりきつねうどんかな……いやいや、いなり寿司も捨てがたい……あ、魚もいいなぁ」
ほむら「すいません、このステーキって骨付きですか?」
店員「はいニョロ、Tボーンステーキですから」
ほむら「それください」
杏子「マジで骨食うのかよ」
ほむら「食べないわよ!」
まどか「ほむらちゃん、周りの人に迷惑かけちゃダメだよ」
ほむら「くぅん」ショボン
杏子(飼い犬じゃねぇか)
その頃
マミ「今日のおやつはホットケーキよ」
QB「わぁい」
マミ「ハチミツを塗って……いただきます」
QB「あ、待って」
マミ「ふにゃっ!!熱ーい!!」
QB「……そうなるよねぇ」
マミ「にゃう……紅茶も熱々……キュゥべえ、ふーふーしてぇ」
QB「しかたないなぁ」フーフー
マミ「にゃーん」
まどか「待て」
ほむら「ヴぅ~……」
まどか「……いいよ」
ほむら「わぉん!」パクパク
杏子(しつけられ過ぎだろ……そのうち犬食いするんじゃねぇか)
まどか「はい、杏子ちゃんあーん」
杏子「あーん」
まどか「狐さんもわんこの仲間だっけ?」
ほむら「犬科ではあったはずよ」
まどか「杏子ちゃんコンコン」
杏子「誰がだ」
杏子「食った食った」ポンポン
まどか「ごちそうさまでした」
ほむら「わふ」
まどか「あっ!玉ねぎ残してる!」
ほむら「ち、違うのよまどか、だって」
まどか「……」ジトー
ほむら「だって……」グスッ
まどか「冗談だよぉ、今は無理だもんね」ナデナデ
ほむら「きゃいん……」フリフリ
杏子「毛繕いしなきゃ」ペロペロ
店員「ありがとうございましたニョロー、また来るといいっさ」
まどか「んー!やっぱり動物さんといると楽しいなぁ!」
ほむら「そ、そう」フリフリ
杏子「んじゃあ、あたしはまた幻術の練習に戻るから」タッタッタ
ほむら(無理でしょ……)
まどか「ばいばーい」
ほむら「私たちも帰りましょうか?」
まどか「うーん……他の人がどうなったのかも見てみたいけど……そうだね!」
ほむら(やっとまどかと二人きり……)
まどか「そう言えば、私も魔法少女になっちゃったんだよね」テクテク
ほむら「そうね……」テクテク
まどか「変身したらどんな姿なのかなぁ」
ほむら「多分白ピンクのフリフリした感じだと思うわ」
まどか「どうかなぁ、可愛いのだと良いな」
ほむら(間違いなく可愛いわ)
少年「いっくぜー!」ビュッ
少年2「うわ、どこ投げてんだよバカ!」
ほむら「わうっ!!」バッ パクッ
ほむら(か、体が勝手に!)
まどか「すごーい」パチパチ
ほむら「わふ」
その夜、まどかの家
QB「やぁまどか、楽しんでいるかい?」
まどか「あ、キュゥべえ、マミさんのとこにいなくていいの?」
QB「夜になると益々元気になっちゃって……壁で爪研ぎしようとして大変だったよ」
まどか「あはは」
QB「笑い事じゃないよ、仕方ないから僕がその辺の木の板を持ってカリカリさせてたんだからね」
まどか「ありゃー」
QB「追いかけては猫パンチされるし、くわえられるし、身がもたないよ」
まどか「可愛いなぁ」
QB「全く……」ブツブツ
ほむほむペロペロ(^ω^)
QB「とにかく今日はこっちで寝かせてもらうよ、あっちじゃ休めないんだ」コロン
まどか「いいよ、おやすみなさい」
ピピルピピルピピピルピー♪
まどか「ん?マミさんからだ」
まどか「鹿目さんも魔法少女になったなら、パトロールに行きましょう……あ、そっか魔女退治しなきゃ」
まどか「バレないように……」コソコソ
たつや「まろか?」
まどか「シー、良い子にしててね」
たつや「わん」
繁華街
まどか「お待たせー」
ほむら「まどか!」ブンブン!
まどか「きゃっ」
ほむら「まどかぁ!」ペロペロ
マミ「なついてるというか、にゃんと言うか」チリーン
まどか「あれ、マミさんそれ」
マミ「鈴つけてみたの、可愛いでしょ?」
まどか「て、適応してますね……さやかちゃんと杏子ちゃんはまだですか?」
マミ「あの二人ならあっちよ」
さやか「ひいぃ、こっち来ないでよぉ」ブルブル
杏子「何もしない、美味そう何もしないから」ダラダラ
さやか「た、助けてまどか!」
まどか「はい杏子ちゃん」スッ
杏子「うめぇー!ビーフジャーキー超うめぇー!」ガジガジ
さやか「……」コソコソ
ほむら「ちょっと!まどかの陰に隠れて……!」
さやか「ひぇ……」
まどか「まぁまぁ」
ほむら「ガルルル」
マミ「喧嘩しにゃいの、行きましょう」
まどか「はーい」
さやか「は、離れないでねまどか」ギュッ
まどか「大丈夫だよぉ」
ほむら「……ギリギリ」
杏子「狐火とか出ねぇかな」ガジガジ
マミ「しかしまぁ」
おじさん「ヒヒーン」
青年「ブヒブヒ」
ほむら「ある意味魔女だらけみたいな世界ね」
まどか「えー」
杏子「虫とかになったら悲惨だな」
おばさん「ホーホー」
さやか「あれはふくろうかな」
マミ「にゃにゃん」
少女「にゃっ」
杏子「ジャーキー無くなった……」チラリ
さやか「ひっ」
まどか「もう!さやかちゃん食べちゃダメ!」
杏子「へーい」
マミ「こうなっても結界は普通に発生するのね」
ほむら「魔女を消したわけではないもの」
まどか「……」ドキドキ
マミ「鹿目さんは初めてだから、まずは見てるだけでいいわ」
まどか「は、はい」
さやか「あたしも後ろがいいなぁ……」
結界内
杏子「はっ!」
さやか「あわわ、こっち来るな!」ピョイン
ほむら「わうっ!!」
まどか「みんな凄いなぁ」
マミ「にゃっ!」
まどか「なんだかマミさんいつもよりしなやか……」
マミ「使い魔なんかに勿体ないけど……ティロ・フィニャーレ!」
杏子「なんだそりゃ」
マミ「気にしない気にしない、魔女が来るわよ」
魔女「ヨーシヨシヨシ」
さやか「どっかで見たような」
まどか「ムツゴロウさん?」
>マミ「にゃにゃん」
>少女「にゃっ」
可愛すぎて吐血した
魔女「ヨーシヨシヨシヨーシヨシヨシ」
さやか「うひゃあ!」ピョイン
杏子「あ、おい!逃げるなよ!」
さやか「だって……」
杏子「ったく!」
ほむら「一気に叩くわよ!」
マミ「えぇ!」
まどか「わ、私も変身します!」
ほむら「大丈夫よ、すぐに終わるわ」
マミ「佐倉さんと美樹さんで撹乱してもらえる?」
杏子「後で油揚げおごれよな」
さやか「頑張ります……」
杏子「ほら行くぞ!」
さやか「ひえぇ」
魔女「ヨーシヨシヨシ、ヨーシヨシヨシ」
マミ「二人に気をとられてるうちに、決めるわよ」
ほむら「分かってるわ」
杏子「ここまでおいでーだ」フリフリ
魔女「ヨーシヨシヨシ!ペロペロペロ!」
さやか「うひゃあ!」ピョイン
杏子「うわわ!抱きつくなよ!」
ほむら「今よ!」
マミ「えぇ!ティロ・フィニャーレ!」
ボカーン!
まどか「やった!?」
シーン
まどか「あれ?」
マミ「倒した……なら結界は消えるはずよね」
ほむら「隠れたみたいね」
さやか「えぇー!?やだー!!」ギュッ
杏子「離れろよ、食うぞ」
さやか「そ、それもやだ」
杏子「がぶっ」
さやか「いやー!」
マミ「もう、遊ばないの」
まどか「さやかちゃんをいじめちゃダメ!」
魔女「ヨーシヨシヨシ……」ユラリ
ほむら「まどか!後ろ!」
まどか「えっ」
魔女「ヨーシヨシヨシ!」
まどか「きゃあー!」
さやか「まどか!」ダッ
杏子「伸びろ槍ー!!」
マミ「リボン……ダメ!間に合わない!」
ザクッ
まどか「あ……あぁ……!」
ほむら「だ、大丈夫……?」
まどか「ど、どうして!」
ほむら(本当に……時間を止めれば良かったのに……でも体が動いたんだからしかたないわよね)
まどか「ごめん……ごめんね、ほむらちゃん」ギュッ
ほむら「私なら平気だから、泣かないでまどか」ペロペロ
まどか「……許さない」
まどか「待っててねほむらちゃん」ナデナデ
ほむら「わふぅ」フリフリ
マミ「治癒魔法なら任せてちょうだい」
まどか「お願いします……さやかちゃん、杏子ちゃん、あいつをやっつけるよ」
さやか「う、うん」
杏子「あいよ」
まどか「ソウルジェム、私に力を貸して」ヘンシーン
ほむら(あぁ……まるであの時みたい)
ほむら(優しいまどかが魔女と戦っていて、とてもカッコ良かった)
ほむら(私が初めて見て、憧れた私の魔法少女)
ほむら(あのまどかがまた……)
ほむら「ん?…………えっ?」
まどか「これが私のコスチューム?思ってたのと違うけど……まぁいっかそんなこと」
さやか「いや、ていうか」
杏子「お前それ……」
マミ「キュゥ……べえ?」
まどか「あ、ほんとだ、キュゥべえの着ぐるみみたいだね」
ほむら「いやっ……いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
まどか「わっ!耳と尻尾もある!」フリフリ
マミ「ま、まぁ確かに願いには添ってるわね」
まどか「まどべぇ?」
ほむら「あああああああ!!まどかがっ!!まどかがそんな……!!」
マミ「鹿目さんだけ動物化しなかったのはこのためだったのかしら?」
ほむら「そんなのどうでもいいわよ!!どうしてよりによってまどかがあいつなんかに……!!」
マミ「う、動かにゃいで」
まどか「よーし!いくよ!」
さやか「うん!」
杏子「おう!」
魔女「ヨーシヨシヨシペロペロ」
まどか「よくもほむらちゃんを傷つけて……やっ!!」ヒュイーン
さやか「たぁ!」
杏子「あらよっと」
魔女「ヨーシヨシヨシ……!カワイイデスネェ……!」
ボカーン!
まどか「勝利のきゅっぷい!」ピース
杏子「ほらほむら、グリーフシード使えよ、なんか黒くなってんぞ」
ほむら「まどかが……まどかがインキュベーター……まどかがキュゥべえ……まどべぇ……」ブツブツ
マミ「初めてなのにちゃんと出来たわね、偉いわ」
まどか「えへへ」
さやか「しっかし、見れば見るほどキュゥべえだね」
まどか「僕と契約して、魔法少女になってよ!」
ほむら「ビクッ!」
さやか「あはは、似てる似てる」
マミ「そろそろ帰りましょうか、お家の人が心配するんじゃにゃい?」
さやか「あっ」
まどか「確かに」
杏子「油揚げ」
マミ「わかったわよ」
まどか「変身解いたら尻尾も耳も消えた……ちぇー」
ほむら「……」フラフラ
まどか「ほむらちゃん、大丈夫!?」
ほむら「大丈夫よ……体はね……」
まどか「ん?なんかわかんないけど、送っていくね」
まどか「お疲れ様ー」
マミ「気をつけてね」
さやか「あ、まどか、あたしも」
杏子「お前はこっち」ガッ
さやか「いーやー……」
マミ「うにゃぉ~ん!ふしゃー!」
猫「うるにゃぉーん」
杏子「喧嘩すんなよ……」
さやか「耳っ!耳掴まないでぇっ!ダメだってばぁ!」ジタバタ
ちくしょう全員可愛いちくしょう
まどか「大丈夫?歩ける?」
ほむら「うん……」
まどか(尻尾垂れてる……)
ほむら(まどか自身は変わらないのよね……それが余計に……)
まどか「無理そうなら言ってね?」
ほむら「じゃあ少し……そこの公園で休んでもいい?」
まどか「うん!」
ほむら(あぁ、インキュベーターの顔がちらつく)
まどか「ジュース買ってくるね」
ほむら「うん」
ほむら(まどかは楽しそうだし、これはこれでいいのかしら)
ほむら(私さえ不快感を我慢すれば……)
ほむら(それにしても、コスチュームが変わるなんて想定外もいいところよ)
ほむら(やっぱり契約自体、させない方がいいわね)
まどか「はい、お茶だけど」
ほむら「ありがとう」
まどか「ううん、こっちこそありがとうだよ、助けてくれて」
ほむら「わふぅ……」
まどか「ご褒美」ナデナデ
ほむら「わぉん!」ブンブン!
まどか「綺麗なお月様だねー」
ほむら「くぅん……」スリスリ
まどか「ごめんね」
ほむら「わふ?」
まどか「今日は一日中付き合わせちゃって……それに、ほむらちゃんが可愛いから苛めちゃった」
ほむら「くぅーん」ペロペロ
まどか「許してくれるの?」
ほむら「わふわふ」フリフリ
まどか「ありがとう」
ほむら「わん」
まどか「ほむらちゃんの肉球柔らかいね」プニャ
ほむら「わふぅ」
まどか「そろそろ帰る?」
ほむら「もうちょっと……」
QB「やぁ」
まどか「キュゥべえ!」
ほむら「ぐっ……」
QB「遅いから心配したよ」
まどか「ごめんごめん……あ、そうだ!見て見て!」ヘンシーン
QB「ん?」
まどか「ほらほら、キュゥべえとお揃いなんだよ」
QB「へー、なかなか似合うじゃないか」
まどか「えへへ」
ほむら「あああ……」
まどか「きゅっぷいきゅっぷい」
QB「きゅっぷいきゅっぷい」
まどか「きゅっぷいきゅっぷい」
QB「きゅっぷいきゅっぷい」
ほむら「ああああああああああああああああああああ」
まどか「どうしたの?」ズイッ
QB「顔色が悪いよ」ズイッ
ほむら「い、いやっ、来ないで!」
まどか「おかしなほむらちゃん」
QB「いつものことだよ」
まどか「こんなに可愛いのに」
QB「ねぇ」
ほむら「キュゥべえが二人も……!」
まどか「まどかだよ」
QB「キュゥべえだよ」
ほむら「いやぁーーーーー!!」
―――
さやか「なんか悲鳴が……」
杏子「なんも聞こえなかったぞ、油揚げうめぇ」
マミ「ツニャマヨ美味しい」モグモグ
そして―――
ほむら「ん、んん……」
ほむら「病院……?」
ほむら「耳も尻尾も無い……そうか、戻ったのね」
ほむら「あの世界はあの世界で良いところもあったけど、やっぱりこっちのが落ち着くわね」
ほむら「さて、今度こそまどかを契約させないように頑張らなきゃ」
ガチャ
まどか「あっ、ほむらちゃん起きた?」
ほむら「えっ」
ほむら(ど、どうしてまどかが)
まどか「みんなー、ほむらちゃん起きたよー」
ゾロゾロ
マミ「良かった、心配してたのよ」
さやか「急に倒れたって言うから」
杏子「ったく、情けねぇな」
ほむら「えっ、えっ、えっ?」
まどか「あのね、私、ほむらちゃんが倒れてる間に考えたの」
ほむら「えぇ……?」
まどか「きっと、ほむらちゃんだけ仲間外れなのが嫌だったんだよね」
ほむら「はい?」
まどか「私とキュゥべえだけお揃いだったから……でも、もう大丈夫だよ、皆!」
ヘンシーン
ほむら「あ、あ、あぁ……」
まどか「きゅっぷい」
さやか「きゅっぷい」
マミ「きゅっぷい」
杏子「きゅっぷい」
まどか「皆魔法でキュゥべえモードになれるようにしたんだよ!皆お揃いだよ!」
ほむら「いや……もういや……!」
まどか「もちろんほむらちゃんも変身すると……」
ほむら「嫌ぁーーー!!」
キュップイキュップイキュップイキュップイキュップイキュップイキュップイキュップイ
キュップイキュップイキュップイキュップイキュップイキュップイキュップイキュップイ
キュップイキュップイキュップイキュップイキュップイキュップイキュップイ…………
ほむら(次のループは絶対に成功させる!覚えてなさいよキュゥべえ!)
QB「へっくしょん!」
おしまい
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. /:./:.:|∧ 乙ほむっ
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/:.:.:ノ:.:./:./ |,-, / | .||:./!!リ人|\ レ |\人Z':ノ ´ レ´ 丿丿 乙マミ!
/:.:.:.:.:.:.:.:ノ:./'-/_ヘノゝ┬|、 |.{:.!、 \:!|`‐/~\!_ゝ`´ ==::、 iノ´/ノ
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|:.:.(.:.:.:.:.:..:(.:.:.:.:.:.\/_ / | ヽ リ_ノニ二--./'.'.'.丶. _ ノ.. _ 丿 く.._ __フ
. \:.:.:.:.:.:.:.:\.:.:v―/¨¨iニ=┬^-,―一¨¨:= ̄ \'.'.'.'.'.'/'.'/.、 フノ
.  ̄ ̄ ̄¨)ヽ;). 〈__,,,, | ! ̄¨¨ゝミ ̄ / i\_// ヘ ヽ ((~
¨¨一―¨¨ 寸、 / i i ノ .ノ'\
猫マミさんや犬ほむ書くのは楽しいけど、あまり長々とするのもアレなので……
支援等々多謝、まどかは多分皆もふもふなら幸せなのにくらいの考えだったのでしょう
おやす眠眠打破
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