烏天狗「恩返し」(464)

男「ねみー…ん?」

烏「……」

男「うわなんだ烏か…血だらけじゃねぇか」

烏「カァ…」

男「まだ生きてんのか…猫とかだったら助けるんだがなぁ……」

男「結局動物病院に渡してきてしまった…思わぬ出費で俺の懐がマッハだ…」

女「やあ、血濡れで登校かい?誰を埋めてきたんだ」

男「おっす女…あー血濡れなの忘れてたわ、今日大学サボるからよろしく」

女「残念ながらたった今君とサボる用事ができてしまったからその頼みは受け付けられないな」

男「えー…」

喫茶店

女「で、さっきはなんであんな血濡れ衣装だったんだい?ハロウィンはもう終わっているよ?」

男「道端で 血濡れの烏を 助けたぜ」

女「そうか、それにしても猫や犬ならまだしも烏を助けるとは君も中々優しいものだな」

男「いやー同じこと考えたけど見ちゃったしなぁ…」

女「まぁ君らしいといえば君らしいな」フフン

女「まぁ事情はわかったよ、治療費も出したんだろう?」

男「まぁな!!」

女「ほら」っ5000円

男「えっいやさすがにそれは女の子にお金をカンパなんてメンツがなんといいますか」

女「元々使う予定のない金だし独り暮らしで思わぬ出費は痛いだろう?ただでさえ君は計画的にお金を使わないのに」

男「…面目次第もございません」

―――数日後
男「女のおかげでなんとか食いつないだなぁ、バイト代と仕送りに感謝して…と、そういやあの烏無事かなぁ……」

コンコン

男「ん?へーいへい今出ますよっと」

ドア「ガチャ」

男「」

?「あ…あの…恩返しに来ました…」

男(ドアを開けたら変な服装に変な仮面を被ったおなごが恩返ししにきましたとか言ってきた…)

男「そういうのは間に合ってますんで…」ギィ…

?「いやいやいやいや間に合ってちゃ困るんですお願いします」ギリギリギリギリ

男(つえええ!この人力つえええ!全力で閉めてんのに片手で普通に止められてるんですけど!!)

?「後生ですから!後生ですから!」

ミシミシミシ

男(指圧で扉が凹むとか怖いんですけど!!)

男「わかりました!!わかりましたから!」

?「本当ですか!?」ギイッ!!

男「ちょ…一気にど開けないぬおっ!?」プニョン

男(顔に当たるこのなんともいえない大きいマシュマロな感触は…)

?「さ!さ!中に入りましょう!」オッパイ

男「おおう…」フラッ…バタン

?「起きてください、朝ですよ、ごはんできてますよ」

男「んあ…」

男「あ…あー夢じゃないのか…」

?「よくわかりませんが冷めないうちにどうぞ」

男「鯖の塩焼きに白ご飯、味噌汁に漬物と熱い緑茶か…」

男「いただきます」パクパク

?「はい!」

男(これは…塩のよく聞いた鯖により白ご飯が進む…それに朝だからか白味噌の味噌汁で体が温まり味の締めの漬物がまたいい味を…はぁ茶がうめぇ…)

?「いかがですか?」

男「すごくうまいよ、こんなにいいもん食ったのは久々だ」

?「よかったぁ…」

男「ごちそうさま」

?「お粗末様でした♪」

男「…じゃねぇぇぇぇぇ!!」

?「はいぃ!?」

男「飯食ってやっと頭が回り始めたわ!!お前は誰だ!!何の目的で来た!!あと昨晩はすいません!!」

?「えぇと、一つずつお答えします。まず私は烏天狗ともうします、名前は有りません」

烏「あなたに助けていただいたご恩を返しに来ました」

烏「最後にお気になさらず、この体でご恩が返せるのなら私は構いませんので」

男「烏…天狗……?(電波さんか…?)」

男「失礼ながら貴女は電波さまでいらっしゃいますか」

烏「…でんぱ?が何かよくわかりませんが烏天狗ですよ?ほら、この面は烏をモチーフにしてあるんです」フフン

男「いやドヤ顔されましても口元しか見えませんし」

烏「むぅ…ならこれでどうです!!」

バッサー!

男「!?せ…背中から真っ黒い羽が…!?」

烏「これで信じていただけましたか!!」

男「お…おう…」

男「こないだ助けた烏で助けた御礼に恩返しにきた、と…」

烏「ですです」

男「にわかには信じられんが見ちゃったしなぁ…」

烏「照れます」

男「誉めてないからなー」

男「わかった、気がすむまではここにいていいよ、ダメだといっても無駄そうだし」

烏「わぁい!」

男「ところでその仮面は外せないのか?」

烏「外せますよ?外しませんよ?」

男「えー…素顔拝んでみたいのに…」

烏「外しはしませんがずらすだけなら構いませんよ?」ズリ

男「」

烏「…」

男「」

烏「な…なんですか?」

男「い、いやなんでもない」(めっちゃ美人さんや…やべぇ)

男「あー、ええと、仮面は今みたいに首にかけるか何かしてほしいな」

烏「なんでです?」

男「不審者きわまりない」

烏「今の世は不便ですねー…わかりました」

男「あと服はそれしかないの?」

烏「はい!ありません!」

男「おおう…女様頼みます」ピッポッパ

女『なんだい、今日は大学はないよ?土曜日だろう』

男「なにも言わずに服を持ってきてほしい」

女『……女装にも目覚めたのかい?さすがになにも言わないという選択肢はないようだ』

男「口で説明するよりみてもら」
烏「男さーん?変な棒持ってなにと話してるんですか?はっ…まさか新手の呪符…!?男さん陰陽師だったんです!?」

女『すぐに行こう、覚悟していてくれ』

男「はい…」

女「私女さん今男の目の前にいるの」

烏「男さん誰ですこのアマ」

女「男、誰なんだこの頭のおかしいであろう変人さんは」

男「あー……まずは烏、こいつは大学での俺の親友の女だ今回お前のために服を持ってきてもらった奴だ」

男「で、女、こいつは昨日俺の家に押し掛けてきた烏天狗だ、冗談じゃないからそんな目で見たいでこないだ助けた烏らしい、烏見せてやってくれ」

烏「…」バッサー!

女「おー…」

女「話は飲み込めた、しかし男」

男「はい…」

女「私は常々君に気があるといっているよな?」

男「はい…」

女「そんな私に女を連れ込んだから手を貸せなどと…」

烏「ちょっ」女「黙ってろ」烏「はい!」

男「うっ…」

女「私でなかったら今頃張り倒してるところだ、まったく…」

男「女神様や…」

女「さ、烏天狗のお嬢さんこっちに、男は少し出ていてくれ」

男・烏「はい」

女「圧倒的敗北感…!まさか上は二着しか入らないとは…!」

烏「ま、まだまだですよ!ほら!後300年もすれば!」

女「人間は長くて後80年しか生きられないんだ…ふ…ふふ…」

烏「あちゃー…」

女「クッ…まぁいい…後で君の服を買いに行こう…」

烏「あ、今のお金はこれでいいんですよね?」グシャグャ

女「胸に挟むとか嫌味か…って8万も…どこで?」

烏「私の仲間の烏さん達が巣に使ってたのをくれたんですよ」

女「烏すごい」

女「だけどお金に関しては彼にも私にも使ってはダメだよ?」

烏「え?ニンゲンはお金が好きなんじゃないんですか?」

女「大好きだよ?だからこそだ、お金は人をダメにするからね」

女「男は善意で君を助けたんだ、だからこそ君も純粋な恩返しないと」

烏「むぅ…よくわかりませんけどわかりました…」

女「さ、そろそろ男を呼ぼう、寒い中待たせるのは忍びない」

続けて

男「うーさぶ…」

女「待たせてすまないね」

烏「ごめんなさい」

男「やっぱりそのくらいしか入らないか」

女「ほう…何かいったか?」

男「ナンデモナイデス!!」

女「よろしい、早速だがこの子の服を買いにいくよ」

烏「ます!!」

女「お金は心配しなくていい」

烏「です!!」

男「なんか引っ掛かるが…まぁいい、いってらっしゃい」

女「君もいくんだよ?女性の服を異性に選んでもらうのは当然だろう」

女「ですです」

烏天狗のキャラはブレずに空気化してきた

買い物終わったら女退場で

 

男「なんてこった…」

女「ふむ、元がいいと色んな服が似合うな」

烏「フリフリな服は嫌いです」

女「元の服があれだけ露出させておいて何を…」

烏「むぅ…」

女「まぁいい、こちらの服なんてどうだ」

烏「これは中々…」

男「俺の来た意味を返して!!」

烏「というわけでこんな服に」

女「無難だが身体のラインがよく出てる」

男「どうしてなかなか…」

烏「ちなみに背中は大きく空いてるんですよ?翼出しやすいようにって」

男「……ブラハ…?」

烏「?」

女「」

女「すまない少し行ってくる」

男「はい!」

男「あー…疲れた…タバコ吸うか…」カチッシュボッ

男「ぷっはー…」

男「なんか一気に非日常になったなぁ…」

男「烏天狗かぁ…」

男「他にも妖怪っていんのかなぁ…」

?「いるわよそりゃあもう沢山」

男「うわっ!?外人!?」

?「外人じゃなくて人外よ、同胞の臭いがするってことはあんたも憑かれてるニンゲンなのね」

男「憑かれてはないと思うけど…」

?「妖怪に愛されたニンゲンは憑かれてるっていうのちなみに私は憑いてる側」

男「へぇ…なんの妖怪なんだ?」

?「空狐ってもわかんないでしょうね…化け狐よ化け狐」

男「あーだから金髪碧眼なのか…」

狐「色々先輩からアドバイス、あんたに憑いてるのが何かは知らないけどそいつをほったらかしたり忘れたりしないことね」

男「なんでだ?まぁ忘れることは出来ないだろうけど」

狐「……私達妖怪は人から産まれたモノだからね、人から忘れ去られた時に私達は消滅する」

男「そんな…」

烏「男さーん!!」

狐「貴方のが来たみたいね、じゃっ私は私の獲物のお尻を追いかける作業に戻るわ」

男「あっおい」

烏「…?誰かいたんですか?」

男「…いやなんでもない、もう買ってきたのか」

烏「はい!どうですか?」クロフリー

男「似合ってる!!…じゃなくてやめなさいはしたない!」

男「そういや女は?」

烏「なんだか用事があるっていって帰っちゃいました」

男「そっかー」

烏「ね!ね!男さん!少し見て回っても良いですか?山にないものばかりで新鮮です!!」

男「おー、構わんぞ」

烏「わぁい」

男(そして案の定絡まれる、と)

不良1「おいお前この子貸してくれよ?大丈夫だってすぐ返すからさぁ」

不良2「そうそう、兄ちゃんも痛い目遭いたくないだろ?素直にしてれば痛くねえから」

男「いやーさすがに無理ですね俺のツレなんで…どこの馬の骨ともわかんねぇようなゴミに渡せませんわ」

烏「…」

ゴスッ

男「いっつ…」

烏「!!」

不良1「お前ぶち殺すわ」

不良2「人がおとなしく下手に出てれば付け上がりやがってよお…?本気出すぞ?お?」

ザシュッ

不良2「お?」

ゴキッ

不良1「お?」

烏「それはこちらの台詞だゲス共が、我の男様に手をかけたことを地獄で…」

男「バカ!逃げるぞ!」グイッ

烏「ふぇ?」

男「ここまでくればいいか…」

烏「むぅ…男さんに手をかけたやつらを潰すつもりだったのに…」

男「やり過ぎだ!!何か一人腕取れてたしもう一人は腕が何回転かして捻れてたじゃねぇか…ニンゲンの世界じゃ殺しは駄目なんだよ」

烏「…男さんが言うなら仕方ないです…」

男「でもまぁ俺のためにやってくれたんだろ?ありがとな」ナデナデ

烏「うひゃう…えへへ……」

限界バトル叩きつけて寝るごめん

保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

男「バレたら逮捕だろうなぁ…どうするかなぁ…」

烏「きっとバレることはありませんよ?」

男「…一応聞くけどなんで?」

烏「私の仲間達が後処理しますから、ほらあそこの空、黒い塊になってきたでしょう?」

男「……」

男(この子が人間じゃないんだと再認識させられるな…正直狂ってる)

男「ただいまー…」

烏「ただいま帰りましたー」

女「やぁおかえり」

男「おい」

女「ん?どうしたんだい疲れているな」

男「なんでお前が家にいる」

女「ハハハ、大家さんに彼女です☆と言ったら開けてもらえたよ」

男「」

男「そうして俺は考えるのをやめた」

女「変なやつだな」

烏「でもそこもいいんですよ」

女「知っている」

女「というわけで烏天狗ちゃん歓迎パーティーを開こうと思う」

烏「ぱーちー?」

男「あー…宴会だよ」

女「それでは皆それぞれ酒の入った紙コップを手にもって」

烏「おーこれはみくろくろこっぷというのですか」

男「紙コップだからね?格闘家じゃないからね?」

女「それではカンパーイ」

男・烏「カンパーイ!」

―――数時間後
男「あーうめー!酒うめー!」

烏「おいし…」チビチビ

女「ハハハハハハ!いやあお酒は美味しいね男君!」

男「そうですな女さん!」

烏「酒は飲んでも呑まれるな、妖怪でも知ってます」チビチビ

女「もー烏ちゃんもそんなこと言ってないでほらっ」

烏「んぐ!?」

男「ほら一気!一気!」

烏「……」イラッ

烏「グビグビグビグビ」

男「いーぞー!」

女「ひゅーひゅー!」

烏「ぷは…」

男「1升瓶空にしたwww」

女「くっはーいいのみっぷりだね!ハハハ!」

烏「うるひぇえひゅこしらまってろ」ギロリ

男・女「!?」ビクッ

男(体が………)

女(動かない……!)

来たか

烏「らいたい…男ひゃんは男の癖に肝っ玉小さすぎれす!それでも金たまついてんれすか…?」

男「お…俺の息子ば馬鹿にしよっとか!剛直ぞ!」

烏「はっどうだか…昔の人と比べて身長は高くなりましたけろ魂の高潔さも男らしさもひっろいもんじゃないれすか、女ひゃんもそう思い…」

女「zzZ」

烏「………」ニヤリ

烏「女ひゃんも寝てますし下の着物脱いれくらひゃいよ?ごーちょくなんれひょう?」

男「いや流石にそれは…」

烏「やっぱついてないんらーやーいたまなしー」

男「わかったよ脱げばいいんだろ脱げば!!」ズルッ

烏「思ったより…」(でかい…)

男「そりゃ勃起してないからな?あれもしかしてあんなこといってたくせに見たことないのか?」

烏「ばばばば馬鹿にしないでください!超見てますよ!」(烏のだけど!!というかまだ大きくなるんです!?)

烏「あれれすよね!?口ですると気持ちいいんれすよね!?」(昔読んだ川原の絵本に描いてありました、間違いないはず…!)

すんません大学なんで帰るの4時くらいですほんとすんません

sssp://img.2ch.net/ico/anime_buun02.gif
大学だけどパンツ被った

                          r;ェ、
  ___      ∧,,,∧ コポコポ !!    _(_'フ__
 l__ o _ヽ    (,,´・ω・)_。_ ∬     |l三三三||¬|
  |: ・ :l   _ _ lつc(__アミ _      |l三旦三||  |
  |:_・_:l  //\   ̄ ̄  ̄旦 \    「  目  「:_]
   ̄ // ※ \__旦~__\    ̄ ̄ ̄  ̄

    \\   ※  ※ ※ ※  ヽ
.      \ヽニニニニニニニニニニフ

もう1回貼っときますね
保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

烏「はむっ」

男「うあ」

烏「ちゅうっあむっれろっ…ぐぷっ」

男「おおお…」

烏(!?おっき…苦し……)

烏「ぷはっ…レロッ」

烏(しかしここで止めたら烏天狗の恥…!)

烏「ちゅう…くぷっはむ…」

男(温かいナリ…)

男「ふ…ま、まぁまぁなんじゃないか?」

烏「む…まらまられす!」

男(くわえたまま喋るのやべぇぇぇ!)

烏「ぐぷぷっんくっ…んぐっ」

男「う…あ…」

烏「じゅぷっちゅるっ」

烏(なんだか男さんの顔かわいい…女の子みたい…もっと見たいなぁ…)

烏「じゅっじゅぷっちゅっれろっはむ」

男「あ…イきそっ」ビュルッビュッ

烏「んぐ!?んぶっ………」ゴクン

男「あ…う…」

烏「変な味れす……ろーですか男ひゃん!…って」

男「すぅ…」

烏「むー…可愛い顔して…まぁいいです…」ギュウッ

烏「おやすみなひゃい……」

――――――――

男「…おはようございます」

女「さくばんは おたのしみでしたね」

男「んあ?」

烏「ぐー」

女「驚きの顔カピだな、コツコツフラグを立ててきた幼なじみがある日突然現れた女に主人公を取られるアニメのヒロインの気持ちが今ならよくわかるよ」

男「き…記憶にございません」

女「ご冗談を」

男「いやホントに…」

きたか

烏「おはよーございま…うぁ…頭いたい…」

女「やぁおはよう雌狐」

烏「狐じゃなくて烏ですー…って男さん下半身丸出しでどうしたんですか…?」

烏「か…カー…んんっ…なんか顔がベタつく…喉も口も気持ち悪い……男さん…湯あみさせて貰いますー気持ち悪いー…」



女「睡姦とは恐れ入った」

男「違います!!」

 

 

もう1回貼っときますね
保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

烏「ふー、あがりました」サッパリ

烏「ってどうなさったんです!?男さんまだ下半身丸出しで正座なんて」

女「ツー」

烏「カー」

女「えっいやそんなそれでは君から誘ったのか…」

男「今ので通じたのか…」

烏「んーよく覚えてないけどたぶん私からだったと思います」

女「ううむ…仕方がない、この事は保留にしておく」

男「ありがとうございます!!ありがとうございます!!」

烏「よかったですねー」

女「しかし烏ちゃん、次抜け駆けしたら殺す、社会的に」

烏「しゃかいてき?」

女「」ボソボソ

烏「大天狗様に誓って抜け駆けしないと誓います!!」

女「よろしい」

きたか

男「いったい何を言ったのか…まぁいいやテレビ見よっと」ピッ

TV「今日未明、男性二人と思われる死体が発見されました。現場には黒い羽が大量に」ブチッ

男「何も見なかった」

烏「男さんご飯作りますねー」

女「では私もてつだ」

男「女頼むから台所にたたないでくれ」

女「む…よいではないか」

男「忘れてねーぞ、飯を作りに来たときにご飯にする?お米にする?それともラ・イ・ス?とかほざいたあげくビッチャビチャのお粥のようなものが出てきたことを」

女「チッ」

烏「お待たせしましたー!」

男「おーすげぇ」

女「ぐぬぬ…」

烏「このぐらい数百年生きれば朝飯前ですよ」

女「クッ…」

男「ほら、お前には勉強があるだろう、首席なんだし」

女「勉強出来ても男は振り向いてくれないもん」ボソッ

男「ん?」

女「いやなんでもない、いただきます」

烏「お召し上がりくださいな」

女「ごちそうさま、私は家に帰るよ」

男「気を付けてな」

烏「それではまたー」

女「烏ちゃん、くれぐれも、な?」

烏「は、はい!!」

女「それじゃ」

男「?」

――――昼
男「暇だなー」

烏「んー…そうだ、男さん今暇ですか?」

男「あ?ああ今暇だといっただろう」

烏「そうでしたっけ…まぁいいです、散歩にいきません?」

男「別に構わないけど」

烏「出来れば男さんが昔よく遊んでた山とか川あればいいんですけど…」

男「あー…あるっちゃあるが、実家の方だから遠いぞ?…いやバイクでいいか、最近乗ってなかったし」

烏「わぁい、ところでばいくってなんだろー」

烏「ニンゲンすげー…ニンゲンはえー…」

男「ただいまー」ガラッ

父「おう我が愚息おかえり」

姉「おっかえり私の愛しい着せ替え人形!!」

男「父さんただいま、三日くらいこっちにいるから」

父「大学はいいのか?」

男「大丈夫、女に任せてあるから」

父「お礼はよくいっとけよ」

男「わかってるって」

姉「無視はおねーちゃんちょーっと悲しいなー」

男「あ、姉ちゃんいたんだ」

姉「」

父「ところで男、そちらの放心してる娘さんは?」

男「ああ、こっちは烏、色々訳ありで今家においてる」

烏「あ、えっと、よ、よろしくお願いします!!」

姉「女ちゃんに言っとこー浮気だー」

男「別に女と付き合ってる訳じゃないし女にも話は通してる」

姉「なんという女ったらし…」

男「それじゃあちょっと山行ってくるよ」

烏「ます!!」

父「…昔よく遊んでたあそこか…」

男「うん」

姉「あーちょっとやめた方がいいかもしれないわよ」

男「え?」

姉「あそこさ、今開拓工事してるんだけど事故続きで祟りだーとか言われてるのよ…もう一年間も、そろそろ引き上げるらしいわ」

父「祟りだとかは信じはしないが足場が悪いのかもしれないしな」

男「んー…」

烏「祟りなんじゃないですか?それ」

父・姉「え?」

烏「山の工事なら山神様かそこの主様や住まうアヤカシの怒りを買ったんじゃないでしょうか、ここら辺は空気もいいですし」

父「え?」

男「ばっ…行くぞ!」

烏「ふえ?」ズルズルズル


ブロロロロ

父「あれが最近都会で流行りの電波というやつか…」

姉「はぁ男はいつまでも可愛いからお姉ちゃんはまた女装用の衣装を作らなければならないわ…」

父「いや電波はここにいた」

姉「それじゃー私自室に籠るわ」

父「ハイハイ…」

姉「……」

男「確かに入り口辺りは工事あとあるけどそれ以外は変わんないなー」

烏「ここすごいですねー妖怪の山か何かですか普通のニンゲンには見えないのもたくさんいますし動物系や山の怪の気配もありますよー」

男「…まさか昔遊んでた奴らが妖怪だったりしてなー!ははははは」

?「おー鋭いなー!さすが僕の友達!」

男「!?」

烏「噂をすればなんとやら」

?「覚えてるかー?覚えてたら嬉しいなー!まさか君が同胞連れてくるとはなー!」

男「お前は…」

幼少期

幼?「なー、おぶってくれよー」

幼男「えーやだよー…僕重いもの持てないのに」

幼?「いいじゃんいいじゃん僕軽いからさぁ」

幼男「もーちょっとだけだよー?」ヨッコイショ

幼?「うはー!やっぱおんぶたのしー!たのしー!」

幼男「うー……う?」

幼男(狸の尻尾……?)

幼?「うひゃー!たのしー!」

クイズ、この妖怪は何でしょう
ヒントは『赤』

                 ズズズー
            ∧,,,∧  
           ( ´・ω・) うどんおいしいお
       ____(っ=|||o)__

      / \   `――´ __\
     .<\※ \____|\____ヽ
        ヽ\ ※ ※ ※| |====B=|
        \`ー──-.|\|___l__◎..|ヽ
          ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄|

               \|        |~

男「あ、あの時の赤狸」

赤「ゲ…狸ってバレてたのか…」

男「そりゃあ尻尾出てきてたし」

赤「むぅ…でも気付いても見ないフリしててくれたんだね、ありがとう」

男「まー友達だったしなぁ、言ったら消えちゃいそうだった」

赤「あはは、そうだねー」



烏「大変、私が息してないの…」ポツーン

赤「お礼に接吻しちゃる」

男「男のガキにしてもらっても嬉しくねぇっての」

赤「ムム…これならどうだ!ばみょん」


赤「ふふん」

男「おお…ボンキュッボンのお姉さんに…」

赤「ちゅー」チュ

男「うあ」カァァァ

烏「いい加減にしろー!男さんを化かすのは許しませんよ!?」

赤「あはは、ごめんごめん、でも化かしたんじゃなくてホントにお礼、ありがとね」

男「お、おう…」

赤「んでお礼ついでに、あんまり奥にはいかない方がいいよ?山神気取りの妖怪がいるから」

男「え?」

赤「さよなら三角また来て四角っと、また遊びに来てね?じゃあねー」

ザッザッザッザッ

男「嵐のような奴だったな…」

烏「悪い妖怪ではなかったですけど男さんに接吻なんてうらやまけしかりません…」ブツブツ

男「?」

烏「なんでもないですーいいんですよどーせこの後もああいう子が沢山出てくるのはわかってるんです」

男「遊んでて妖怪だってわかったやつはあいつぐらいだろう、そうそうあったらたまねーよっと」

男「おお、懐かしい、よく夏場遊んでた川じゃん。ここの水旨いんだよなー」

一夜

男「なっつかしーなーここで釣った魚旨かったんだよなぁ」

烏「……嫌な予感しかしません」

男「ははは考えすぎだっ…」

?「クケェェェェェ」

男「!?」

烏「やっぱり…」

河童「オウオウオウ!俺様の縄張りに近付いて魚食うつもりか?俺の魚食うつもりか?」

男「次にいこう」

烏「そうですね」

河童「マテヤコラァァァァァ!!」
烏「フンッ」

ドゴッ

河童「飛んでるよぉぉぉ…オラァ今空飛ぶ河童になったんやぁ…」

ドボーン

烏「アレも昔遊んだんですか」

男「流石に全身緑の気味悪い生き物を友人に持った覚えはない」

烏「まぁ河童でしたね」

男「頭に皿あったしな」

烏「気持ち悪かったです」

男「ああ、気持ち悪かった」

男「あ」

烏「どうしたんです?」

男「思い出したんだ」

烏「何を?」

男「もう一人の妖怪の子とその神様がいそうな場所」

烏「……行きます?」

男「行くしかないだろう?」

河童「そうだな」

烏「……」

男「……」

河童「……」

烏・男「なんでついてきてんですかー(だー)!!」

河童「ロボだこれー!」ガビーン

男「いや少し黙れ」

烏「潰すぞ」

河童「hai!」

河童「いやなに、テメーらが話していたアステカ祭壇だかなんだかの場所に着いていきたくてナ!!………ナ!!」

烏「行きましょう男さん」

男「そうだな」

河童「クソが!!いいもんね!!勝手についていくもんね!!」

烏(ウゼェ…)

男(ウゼェ…)

河童(ドヤァ…)

烏「ところでさっきの話ですけど」

男「あぁ、一緒に遊んでたやたらと活発だった子は多分鬼だと思う前髪長かったからあれだけど昔オデコぶつけたとき二つの突起があった気がしたんだ、赤髪だったし」

河童「ッシャアアアアアアアアッワンチャン!!」ゴスッ

河童「…………」

烏「へぇ、それじゃあもう一つの“場所”はどうなんです?」

男「よく覚えてないんだが、確か滝の近くで真っ赤な鳥居を見たんだ」

烏「……くぐりました?」

男「いや、その鬼の子が絶対ダメだって」

烏「その妖怪に感謝した方がいいです、それは恐らくですが門ですね」

男「門?」

烏「元来鳥居は門を表しています、ですが時と場合によっては同じ門でも意味合いが大きく変わります」

河童「あ、この木の実うめぇ」

烏「怪異の世とこちらの現の世の間に立つ門なんですよ」

烏「ちなみにこの門はいつ現れるかは誰もわかりません、突然現れ突然消えるのです」

男「それじゃまるで…」

烏「えぇ、神隠し、みたいですよね。神隠しの大半はこの鳥居によって起きています、一種の災害ですよ」

河童「やっべー肩凝ってきた、甲羅はずそ」

男「そろそろ見えてくるはずなんだが…」

ガサッ

男「お、あったあっ………」

烏「御丁寧に鳥居まで用意してらっしゃるんですね」

河童「…………」

男「入ったら終わり、か」

烏「流石に入れはしませ…」

河童「よっと」ペタペタペタペタ

烏「ちょっ…そこの全身苔怪人!!何やって……」

河童「何ってお前結界はってんべ?こんな基本護符妖怪のたしなみだろ?というか俺のたしなみ?俺最強だし」

烏(あれって確かに結界ですけど…あんな上位符なんて大天狗様のしか見たことない……)

河童「超絶可愛くてカッコよくて性格も最高な鬼から貰った超高位符なんですわ?お?」

男(さっきから甲羅の上からはみ出してる金具は一体……)

男「ところでそのお札ってなんなんだ?」

烏「にわかには信じ難いですが…鳥居が消えないための札です、それも自然災害に干渉する程高位の」

河童「オラァ!行くぞへっぽこ共!」

烏「にわかには信じられませんが」

河童「かーっぱかっぱーかっぱのまーくのかーっぱ寿司ークケェェェェェ!!」

男「ああにわかには信じられないわ」

男「鳥居を潜るとそこは洞窟でした」

河「誰に向かって説明してるんですか男さん」

烏「おいやめろ」

河童「チッ」

男「あはは、正直お前ら二人がいて助かったよ、一人だけじゃこんなに笑えなかっただろうし」

烏「男さ」河童「照れるわ」

烏「…」バキッ

河童「うわっいたっ皿が割れたし…新しいの着けなきゃいけないしアロンアルファもう切れてるし」

烏「あなたホントに河童ですか」

河童「どうやって俺が河童じゃないって証拠だよ!」

寝落ちってた…一時間だけ頑張って寝る

男「…!」ゾワワッ

烏「…当たりみたいですね…」

河童「これはまたなんとも…まるで水辺で過ごしすぎて苔むしたような気配だぜ!!」

男「お前が言うな」

烏「ふざけてる場合ですか!!」

男「うわっ」

?「ニンゲンがまた来たのか…忌まわしい…」

河童「オウオウオウオウ!でけぇつらして何様じゃワレ!!なーにが水神だ!!ただ他より図体のデカイ蛇じゃねぇか!!いてこますぞ!!」

烏「ちょっ」

男「ばっ」

水神「…河の怪ごときが何を偉そうな口を…」

河童「はっテメーこそただの水の怪ごときが偉そうなんだよ!!だいたへぶぅ!!」ビターン

烏「あー…」

男「あ、あの!!俺は別にこの山に危害を加えに来た訳じゃないです!!」

水神「…」

男「お願いがあってきました!!」

sssp://img.2ch.net/ico/anime_buun02.gif

もう1回貼っときますね
保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

男「アンタにとってここが大事なところだとわかります、でも―」

水神「貴様も我にここを明け渡せと言うのか!!他のニンゲンのために!!」

男「えっいやちょっ話聞いてくだ」

水神「ソォイ!」

男「うわっあぶねっ」

烏「おとこさんあぶなごふっ」ビターン

烏「避けれたんですね…よかっ……」

男「烏ぅぅぅぅぅ!」

水神「さぁ…残るのは貴様だけだ…」

男「か、帰ったら…」

水神「ダメ」

男「ですよね…」

水神「さぁ死ね!」ヒュン

男「オワタ…」

河童「」ビリビリビリ

水神「河童…?」

河童「」ビローン

水神「の皮……だと………きもっ」

?「ハーッハッハッハ!まったく惨めなもんだなぁ水神!いや夜刀神といったほうがいいか!」

水神改め夜刀「貴様……」

鬼「あるときは河童!ある時も河童!そしてまた河童でもあった俺の正体は……」

夜刀「鬼であろう」

男「鬼だろ?」

烏「鬼ですね」

鬼「想像を絶する悲しみが鬼を襲ったよ…」

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

すまぬ…!すまぬ…!大学に行っておった…!
あとブロントさんは意地でもやりたかったんです気を悪くした方もすまぬ…!

水神「して今さら鬼がなぜここに来た!!」

鬼「何でって言われてもな、ダチ助けるのに理由が必要か?」

男「鬼…」

烏「でもなんで河童の着ぐるみを…」

鬼「覚えられてなかった辛いし覚えてても恥ずかしいし」

鬼「まぁ二人は戻っといてくれ、俺は片付けて帰る」

男「いやでも…」

烏「ここから先は私たちがいたら間違いなく死ぬんで出ましょう」

男「はい!」

――――――

男「はぁ…色々あったなこの山」

烏「ですねー…疲れちゃいましたー…」

男「ん」ナデリナデリ

烏「あう…へへへ」

狸「なんだーもーかえんのか…」

男「うわっ…って狸か」

狸「でまー帰るならさっさと帰った方がいいぞー」

男「え?」

狸「あんたらもう二日はここにいたんだし」

烏「あっ」

烏「忘れてました、神隠しって基本的に時間の流れが違うんですよ、あの中は外より時間の流れが遅いんです」

男「マジで!?急いで帰るぞ烏!!」

烏「はい!」

狸「じゃあねー」

男「……またな」

狸「!ん、また、約束」

男「というわけで帰ったら父さんと姉ちゃんにこっぴどくしかられた挙げ句姉ちゃんの俺用女装セットを着せさせられたのでしたまる」

女「そんなことがあったのか…じゃあその中身は…」

男「お察しの通り…」

烏「男さんは女性としても立派にやっていけますよ」

鬼「そうだぜ自信もてって」

男「!?」

女「こちらがその鬼さんか、男とはまた違う方向にまた中々の美形だな」

鬼「すまないがお嬢さん俺は男にしか興味がないんだ」

烏「なっ」

男「イヤイヤイヤイヤおかしいだろ男同士はさすがにおかしいだろ」

鬼「えー」

女「ふむ…鬼×男か…いやここは男×鬼も……」

烏「女さんそれ詳しく聞きたい」

鬼「ふーむ…男同士は嫌か…」

男「勘弁してください」

鬼「仕方がないな」

チュウウウウウ

男「」

女「…」グッ

烏「!?」

鬼「ぷはぁ」

男「」

鬼「ハッハッハ、これならいいのだろう」タユン

女「クソが!!」

烏「よくないです!!」

男「え?あれ?」

鬼「この歳になると自分の性別すらよく覚えてなくてな、だがお前が女がいいというなら女になってやる」

女「脂肪のか溜まりが…」

烏「また競争率がぁぁぁ」

男「もう何がなんだか…」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom