あかり「確かに同性愛の人がいるのは悪くないことだよぉ」

あかね「そうよね」

あかり「でも結衣ちゃんもちなつちゃんも皆そうだと生きづらいなぁ」

あかね「き、気にする必要はないんじゃないかしら」

あかり「もし皆があかりのことをそんな目で見てたら…」

あかね「あらあら、それは大変、誰か普通の人はいないの？」

あかり「それでね！京子ちゃんに相談したら
『あかりは存在館ないから平気平気！』って言うんだよぉ！」ﾌﾟﾝｽｶ

あかね「京子ちゃん…ほう」

あかり「まともなのが京子ちゃんしかいないよぉ」

あかね「え、確かあかり、『京子ちゃんはちなつちゃんが好き』って…」

あかり「それはちなつちゃんがミラクルんに似てるだけで興味あるだけだよぉ」

あかね「そうなの…」

あかり「じゃああかり、京子ちゃんちに行ってくるねぇ」

あかね「ちょっと京子ちゃんの発言はイラついたけど、あかりがそういう立場だということを聞いて、
ある意味安心したからよしとしよっと…あかりが汚されずに済みそうだからね…)

あかり「京子ちゃん、遊びに来たよぉ」

京子「京子ちゃんはいません」

あかり「んもう、早く開けてよぉ」

京子「へいへい、開けたぞー」

あかり「えへへ、お邪魔しまーす」

京子「お菓子とジュース持ってきた」

あかり「わぁい、いただきまーす」

京子「…いやぁ、まさか結衣に告白されるとはな」

あかり「あぁ…京子ちゃん大変だったねぇ」

あかり「ちなつちゃんは結衣ちゃんのこと好きだし、
櫻子ちゃんと向日葵ちゃんはラブラブだし、なんか皆凄いよねぇ」

京子「噂によると綾乃も私のことが好きらしくてさ…
もう傷付けずに断るの大変だよ～」

あかり「皆基本いい人だからねぇ」

京子「…」

あかり「わぁい、ミラクルんの特装版だぁ、
京子ちゃん読んで良い？」

京子「良いよー」

あかり「わぁい」

京子「…あぁ、来週からどうするか～」

あかり「普通にすれば良いよぉ、皆も多分そっちの方が楽だし」

京子「…」

京子「ねぇ、あかり、良いこと思いついたんだが」

あかり「～♪なぁに、京子ちゃん」

京子「…私とあかりが付き合えば全て丸く治まるんじゃね？」

あかり「ぶっ！？」

あかり「な、何を言ってるのかなぁ…？」

京子「だってそうすればこれ以上狙われなくなるし、
レズだらけの学校生活にも慣れるだろ！」

あかり「えぇ！？皆恋愛以外は普通だから
そんなことする必要は無いよぉ！
というか本末転倒だよぉ！」

あかり「も、もしかして京子ちゃん…」

京子「わ、私は別にレズじゃないよ…
でもあかりならね…お互いにその気がないから…
安心というか…」

あかり「！か、形だけのカップルってことだねぇ！」

京子「そ、そう」

京子「…なぁ」

あかり「…な、何？」

京子「本当に形だけで良いの…？」

あかり「京子ちゃん、さっきから本当におかしいよぉ…」

京子「おかしくない…もしかしたら、私達がおかしいのかもよ」

あかり「えぇ…？」

京子「皆女の子が好きなのに…私たちだけ違うじゃん…」

あかり「いや…えぇっと…それは……,」

京子「だからさ…！しょうがないんじゃね！？」

あかり「京子ちゃん怖い…」

京子「え…」

あかり「やっぱ京子ちゃんは疲れてるんだよぉ」

京子「わ、私は全然…」

あかり「あの時のショックが大きかったんだねぇ
ゆっくり休んだ方が良いよぉ…あかり、帰るね」

京子「待って！」

ｶﾞｼｯ

あかり「！」

京子「私はあかりが好きなんだよ！」

あかり「はぅ…」

京子「…」

あかり(京子ちゃんの真剣な目…)

京子「…」

あかり(うるうるしてる…昔の京子ちゃんみたい…)

京子「…ｸﾞｽｯ」

あかり「ずっと我慢してて勇気を出したんだねぇ…」

ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

京子「…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

あかり「京子ちゃんの気持ちは分かったよぉ」

京子「！」

あかり「あかり凄く嬉しい、京子ちゃんのこと大好きだし」

京子「じゃ、じゃあ…」

あかり「でもそれは友達としてなんだぁ」

京子「…」

あかり「ごめんねぇ…」

京子「…嫌だ」

あかり「え？」

京子「こんなのあんまりだよ」

あかり「京子…ちゃん…？」

京子「今までずっと一緒に遊んできたじゃんか…」

あかり「それは関係な…」

京子「何でそんなこと言うんだよ！！」

ﾄﾞﾝｯ

ｶﾞﾊﾞｯ

あかり「いやああああ！京子ちゃん離してえ！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

京子「あかりを弄ってきたから悪いのか！？
違うんだろ！？」

あかり「京子ちゃん怖いよぉぉぉぉ！！」

京子「だったらこうするしかないじゃん！！」

あかり「うわあああああん！！誰かああああ！」

京子「あかり…そんな悲しい顔しないで…！」

あかり「！」

ﾌﾞﾁｭｳｳｳ…ｼﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙ…ｼﾞｭﾙｯ…ｼﾞﾕﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

あかり(いやあああああああああ！)

京子(あかりの舌と絡んで気持ちいい…)

あかり(何でベロを入れるのぉ！？息が出来なくて苦しい…！)

京子「ぷはっ…！」ﾀﾞﾗｧｧ

あかり「うおえええ！ごほっごほっ！！」ﾀﾞﾗｧ

あかり「うっ…うっ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

京子「どう…？気持ちよかった…？」

あかり「…嫌い」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

京子「…え」

あかり「あかり、京子ちゃんのこと…嫌い…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

京子「ちょ…ま…」

あかり「あかりの嫌がることする京子ちゃんだいっきらい！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

京子「あ…」

あかり「うわあああああん！ええええええええええん！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

京子「ごめん…」

あかり「…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

京子(何でこんなことしちゃったんだろ…あかりは
私を信じてたのに…)

あかり「…ｸﾞｽｯ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

京子(友達のままでよかったじゃん
…それなのに私の我が儘まで…)

京子「ごめんな…」

あかり「…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛう

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

あかり「な…なにやってるのぉ…？」

京子「罪滅ぼし…」

あかり「！」

京子「さようなら…あかり…」

あかり「あっ！もうそろそろミラクルんの時間だよぉ！」

京子「！」ﾋﾟﾀｯ