幼馴染「あんたのことが好きなのよ!」 男「うん、知ってた」(355)

幼馴染「だからわたしと……えっ?」

男「ん? 何? どうしたの?」

幼馴染「いや、なんか変な言葉が聞こえたっていうか、知ってたって言った?」

男「うん、言ったよ」

幼馴染「へ? わ、私があんたのこと好きなの、知ってたの?」

男「うん。知ってたよ。気づいてた」

幼馴染「いっ、いつから!?」

男「うーん、確証を持ったのは中学卒業の頃かな。小学校高学年の頃には薄々気づいてたけど。あ、もっと前かな、保育園時代?」

幼馴染「え、えっ? じゃあずっと知ってたの!?」

男「うん、そうなるかな」

幼馴染「~~っ!!」

男「第一、保育園の頃に、『将来結婚してー!』って言ってきたの!そっちじゃん」

しえん

幼馴染「だ、だって、あれは子供のたわごとっていうか、子供の言ったことだし!」

男「そうだねぇ。だから中学校出るまでは確証が持てなかったんだけどさ」

幼馴染「ちょっとまって!それじゃ、私が最近、彼氏欲しい!って言ってたのをスルーしてたのは?」

男「そうなんだー、って思ってたくらいかな、どうせ他の人に目がいってないのはわかってたし」

幼馴染「じゃ、じゃあ、中学校の頃に私が彼氏作ろうかなー、って言った時、応援してくれたのは!?」

男「告白されるのかな、と思ったの半分、僕を煽ってるんだろうな、と感ずいたの半分」

幼馴染「~~っ! そ、それじゃあ私が去年のバレンタインに先輩にチョコ渡したー!って言った時は!?」

男「誰の代理なんだろ、って。せっかく渡すんなら本人から渡してあげるべきだよね、って先輩に少し同情したかな」

幼馴染「じゃ、友達に誘われて合コン行った時はどうだったのよ!」

男「女社会って大変だなぁ、って。まあ処世術として付き合いはある程度わかるよ。でも暇だったんでしょ?」

幼馴染「な!なんでわかるのよ!」

男「だってずっとメールくれてたじゃん。ああ、暇なんだなって苦笑しちゃった」

幼馴染「な、なんなのよ!もしさたらって思わないの!?」

男「うーん、信頼してるっていうか、信用してるっていうか、でも実際、暇だったんでしょ?」

幼馴染「う……、確かに暇っていうか、もはや苦痛だったけど……」

男「やっぱりね」

幼馴染「でも、でも! それなら心配とかするなり、いくなって止めるなりすべきじゃないの!?」

男「まあ、それをいう権利がある立場じゃないしさ」

幼馴染「うぐっ、それは確かに。じゃなくて! だからこうやってわざわざあんた呼び出して……」

男「勇気振り絞って、告白を?」

幼馴染「そ、そうよ!」

男「うん、へたれの癖に頑張ったね」

幼馴染「へ、へたれっていうな!」

男「だってへたれじゃないか。例えば、ほら一昨年に家族間で遊園地行った時、わざわざ二人でお化け屋敷行ったのに手も繋がなかったし」

幼馴染「だってあれは……その恥ずかしかったし、お母さんやおばさんに見られるかもしれなかったし……」

11月は流石に寒いな

男「ふうん? まあそういうことにしてあげるけど、その時に、帰りに観覧車に乗った時も、ずっと俯いてたし」

幼馴染「だって、あんな狭い空間で二人っきりだったんだよ!?」

男「何いっても生返事だったよね」

幼馴染「緊張したんだもん……」

男「しかも、あの時のためにわざわざ高い洋服買ったのに、結局勇気でなくて着なかったんだよね」

幼馴染「だってあの服は、露出が多かったっていうか、普段と全然違う雰囲気の服だったから恥ずかしかったしそれに……」

男「笑われるのが怖かった?」

幼馴染「そうそう、だから……ってなんで服のことまで知ってるのよ!」

>>17
いいから黙ってぱんつを履くんだ。

男「おばさんから聞いた」

幼馴染「お母さんめ……!」

男「そういう話なら海に行った時も、同じことやったよね」

幼馴染「へっ?」

男「水着、新しいの買ったのに、結局いつもの水着だったじゃん」

幼馴染「な、なんでそのことまで! バイトして買ったからお母さんも知らないはずなのに!」

男「弟さんに聞いた」

幼馴染「お、弟め!」

男「それだけじゃない。さっき言ってたチョコだって結局、手作りの分、渡してくれなきだろ。楽しみにしてるのに」

幼馴染「そこまで知ってるの!? 流石に弟もお母さんもそれは言わないって約束してくれたのに!」

男「おじさんから、甘いの苦手なのに毎年この時期になると、自分の分と君の分、二つ食べなきゃいけないから早くどうにかしてくれって言われてるから」

幼馴染「お父さん~!!」

男「他には……」

幼馴染「もういい! わかった、私がへたれなのは家族を通して筒抜けなのはわかったから!」

男「あれ? もういいの? まだまだ他にもラブレター送ろうとして書くけど、結局出せなくて捨てて、毎月便箋をたくさん買ってる話とかもあるけど」

幼馴染「うわわわ、なんでそんなことまで」

男「せめて、学校から離れたところで買おうね。君の友達がバイトしてるからってあそこを愛用してるけど、逆にそのせいでバレバレだよ」

幼馴染「ううぅ……」

男「別に、誰かが教えてくれたり、誰かを通さなくてもわかる話もたくさんあるけどね」

幼馴染「ううっ……も、もういいもん! 知らない!」

男「そっか、へたれエピソードはやめておこう」

幼馴染「うう、ばーかばーか!私、帰る!」

男「うん、気をつけてね、じゃあまた明日」

幼馴染「明日は学校休みだばーかばーか!」

へたれヒロイン&ドS主人公、って最近珍しいなww
期待

幼馴染「結局!昨日の答え聞いてないんだけど!」

男「おはよう。聞かずに帰っちゃったからね。聞きにくると思ってたよ」

幼馴染「あっ、だからまた明日って言ったのか!」

男「そういうこと」

幼馴染「うぅ、見透かされていた……」

男「そして、今日一日我慢して答えを待てるほど強くないへたれだから聞きにくることもね」

幼馴染「へ、へたれじゃない……わけじゃないけど、そうだけど! ええ、私はへたれですけどそれがなにか!?」

男「おお、開き直った。自分の弱点認めるのはいいことだよ。一歩前進だね」

幼馴染「そんなことはいいから!」

男「答え? 昨日の?」

幼馴染「そう! それを聞きに来たの!」

男「うーん、でもなあ、今、お昼ご飯作ってる最中で、エプロン姿だし……」

幼馴染「いいから!」

男「ロマンチックのかけもないよ?」

幼馴染「それでもいいから!」

男「それじゃあ、うん。幼馴染さん、僕は君のことが」

幼馴染「わー!ちょ、ちょっとまって!!タンマタンマ!やっぱなし!ストップ!」

男「……うん、じゃあ止める」

幼馴染「ふぅ、危ない、ちょっと答えは保留で!気持ち整理してくるから!」

男「うん、じゃあ落ち着いたらね、ばいばい」

もしかしてこれは、
幼馴染のへたれっぷりに感情移入して、男さんのクールっぷりにドキドキするSSなのかも知れない…

幼馴染「落ち着いた!よし!大丈夫!」

男「早かったね。五分くらいかな。ちょうどお昼ご飯できたよ。食べる?」

幼馴染「うん、食べる食べる~!わあ、フレンチトーストだ!美味しそう!」

男「あ、コーヒーと紅茶、どっちがいいかな?」

幼馴染「一緒ので! うーん、甘くて美味し~」

男「うん、好きだったよね、だから作ったんだよ、はい、紅茶」

幼馴染「ありがとー、んー、美味しい!」

男「そう言ってもらえるとなによりです。本当に美味しそうに食べてくれるし、こっちも嬉しいよ」

幼馴染「美味しそうじゃないの! 美味しいの!」

男「それで、答えなんだけど……」

幼馴染「んん~!すとぉーっぷ!まって!私がまだ食べてる途中でしょおが!」

男「そんな田中邦衛の真似されても……」

幼馴染「とにかくちょっと待って!」

男「うん、じゃあ僕もお昼さっさと済ませよう」

幼馴染「おなかいっぱーい」

男「お粗末さま」

幼馴染「それで!昨日のことなんだけど!」

男「そうだね、僕はね。幼馴染」

幼馴染「うん、うん!」

男「君のことがす……」

幼馴染「わああああ!やっぱダメ!聞くの怖い!聞きたくない!現状維持で!うん!家に帰る!ばいばい!」

男「……きなんだけどなぁ、うん。こうなるのもわかってたよ……うん」

いつの間にか男の方にときめいてた俺はこのパンツをどうしよう

>>70
そのままでいいんじゃまいか。

おやすみー!

生殺しにも程があるだろぉぉぉぉ!!!

おい、ほしゅ部隊あつまれ

最新の保守間隔目安一覧表を誰かww

男「しょうがないなぁ...」

男「僕から伝えに行くか」

ー幼馴染み家ー

幼馴染み「うぅ...やっぱり聞けないよー」バタバタ

おまたせ!

今から書きます

幼馴染「おはっ、おはよう!」

男「おはよう、昨日はよく眠れた?」

幼馴染「いつも通りだけど!」

男「良かったね。それでこの前の答えだけど」

幼馴染「うぇ!?」

男「僕は」

幼馴染「うわぁぁぁ!遅刻するぅ!さきにいってるね!」

男「まだ余裕あるのに……。いつものことか。うん……。前からそうだったからね、慣れっこだよ……」

幼馴染「うぐうう……」

男「朝から全力疾走とは恐れ入るよ、疲れただろ……」

幼馴染「そ、そうだ! 元はといえば、あんただってへたれじゃないの! へたれへたれ! ばーかばーか!」

男「うーん、そうかな……」

幼馴染「そうだもん、絶対ヘタレだもん!」

      ☆ チン     マチクタビレタ~
                        マチクタビレタ~

       ☆ チン  〃 ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ヽ ___\(\・∀・) < つづきまだぁー?
            \_/⊂ ⊂_ )  \__________
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
       | 結城みかん  |/

男「例えば?」

幼馴染「だって、この年になっても彼女の一人もできてないし?」

男「うん、それは君も同じだよね」

幼馴染「私はへたれだもん! もしかして私よりへたれなんじゃない!?」

男「……うーん、どうだろう」

幼馴染「そうだもん! 間違いない!」

男「そうかなぁ」

幼馴染「どうせ告白とかもしたことない癖に!」

男「あったら?」

幼馴染「えっ」

男「もし、あったら?」

幼馴染「そ、そそ、そそそんなばかな、ははは、こやつめ! 馬鹿な」

男「あるよ、うん」

幼馴染「えっ、誰!? 誰々?」

男「そりゃあもちろ……」

幼馴染「やっぱききたくない! ホームルーム始まるから席に戻るね!」

男「うん……」

幼馴染「で、その、好きな人とかいるの!?」

男「あ、まだその話題なんだ。いるよ。好きな人」

幼馴染「なんと! なるほどなるほどー……」

男「身近にいる人なんだけどね、その」

幼馴染「あ次、移動教室だ! 先に行ってるね!」

男「うん、じゃあ僕も準備したら行くよ。うん……」

幼馴染「ううう……勇気が出ないよぉ……」

男「へたれって割り切っちゃったら悪化したね」

幼馴染「本当、私のいくじなし……」

男「まあ、ラブレターみたら喜ぶくせに開くの怖くて結局、開けないままなのも知ってるしね」

幼馴染「「だって怖いんだもん……」

男「何度出してもそれだよね」

幼馴染「うう……、中身がわからないから怖いし……」

男「中身なんて決まってるじゃないか……、今言おうか?」

幼馴染「はい保留! すとっぷ! その件はこちらで精査して折り返しご連絡いたしますので、何卒ご留意ください!」

男「かしこまりました」

男「そうだ、今晩おじさんもおばさんも帰り遅いんだって」

幼馴染「知ってる」

男「うん、だから晩御飯食べにおいでよ」

幼馴染「わかったー!」

男「うん、弟さんも呼んでおいてね」

幼馴染「えー? なんか弟も友人と晩御飯食べてくるからいらないんだって」

男「そうなんだ、じゃあ二人きりだね」

幼馴染「そだねー。何にするの? 晩御飯」

男「……我が家で二人きりなのは平気なんだ……あ、そう……」

幼馴染「それでさー、その時、弟ったらね」

男「それは確かにそうだね」

幼馴染「でしょ?でね」

男「あ、そうだ、ところでね」

幼馴染「うん、なに?」

男「好きだよ」

幼馴染「お、おぉー、おーう?」

男「君のことを愛してるよ」

幼馴染「んんー? あ、なーんだ、欲しいものがあるのかな? お姉さんにどーんと任せなさい! バイト代入ったばっかりだからね!」

男「そうじゃなくて」

幼馴染「そうならそうと、ね。だから好きだの愛してるだのは軽々しく言っちゃダメだからね!」

男「……はぁ、今日もまたダメか」

おいぃぃぃぃ
いい加減進展しろよぉぉぉぉ


ニヤニヤ(・∀・)

幼馴染「で、何が欲しいのかな、ちみ。ん? あんまり高いのはダメだよ?」

男「欲しいものは特にないけど……」

幼馴染「いやいやいやー、遠慮しないで! そういう間柄じゃないじゃん? こういう時のためにバイトしてるんだからさー」

男「そうだったんだ。うん、実は知ってたけど」

幼馴染「へへへっ、ばれてちゃあ仕方ねえなぁ」

男「そうだね。うん、なら言うよ。幼馴染、君が欲しい」

幼馴染「ほーう、そうきましたか! ってことはなに、何か欲しいんじゃなくて手伝って欲しいってわけね! わかった!」

男「ここ最近、磨きがかかってきたね。その解釈はすごいと思うよ」

男「実は僕のこと嫌いだったりするんじゃないのかな」

幼馴染「えっ、誰が?」

男「君が」

幼馴染「そんなわけないじゃない! 私はあんなとのことがす、すす、すす……」

男「うーん、一昨日は言えたのにね」

幼馴染「うん……」

男「……まだ早いと思ってたけど」

男「好きだよ」

幼馴染「~~っ! わかった、わかりました! わ、わかりましたよ!」

男「うん、まだ抱きしめたりするのは早いと思ってたんだけどね……ここまでしないとわかってくれそうだったし」

幼馴染「うん! わかりました! 恥ずかしいから離してください!」

男「はい。なんだかんだ僕も恥ずかしいからね」

幼馴染「うぬぬー、今日はなんて日だ……」

男「それじゃあ、うん、僕が好きなのは?」

幼馴染「わ、私です! えっ? ……本当に?」

男「うん、これ伝えるのに12年もかかったけどね」

幼馴染「し、知らなかった……」

男「……」

しえん

男「ここまでに300回以上トライしてようやくだね」

幼馴染「ねえ、あのさ」

男「うん、なに?」

幼馴染「もっかいぎゅってして?」

男「いや、それはやっぱり早いよ」

幼馴染「じゃ、じゃあこっちから!」

男「はい、すとーっぷ! まずはほら、手をつなぐところからさ」

幼馴染「 じゃあ、出かけよう! 手をつないで!」

男「えっ? デート? ちょっとそれは気持ちの整理がついてからっていうか……」

幼馴染「ん……、んんー……?」

幼馴染「もっかいぎゅってして?」

ジタバタジタバタジタバタジタバタ

幼馴染「男さん! 一度しか言いません、というか勇気を振り絞って一度しか言えませんので! ので良く聞いてください!」

男「うん、なに?」

幼馴染「強く抱きしめて!」

男「ああ、ビートルズの曲? いい曲だよね」

幼馴染「うぐ……」

焦らしプレイktkr

幼馴染「今すぐキスミー!」

男「うぉううぉう?」

幼馴染「違う!」

男「へっ? つまり?」

幼馴染「ばーかばーか! こういうことよ!」

男「んむっ!?」

幼馴染「はふぅっ……、ようやくキスまでこぎつけた……」

男「なかば無理やりだったけど」

幼馴染「何年かかったと思ってるのよ! 両想いってわかってここまでに三年かかったのよ! ばーかばーかへたれー!」

男「……そうだね」

幼馴染「ここまで来たんだからもう次のステップまではすぐでしょ!?」

男「次って……」

幼馴染「子供欲しいって思ってるくせに!」

男「なんでそのことを……」

幼馴染「おばさんが最近、子育てについて相談されるからようやくできたの? って聞かれたもん」

男「おかんめ……」

幼馴染「いや!その前に結婚かな? そういう段取りを考えてるんでしょ?」

男「な、なんねそのことまで……」

幼馴染「本を買う時は大学から離れた方がいいんじゃない? 友達がバイトしてて教えてくれたのよ」

男「うぅっ……」

幼馴染「っていうか、おじさんから聞いたけど、年収いくらで養えるかとか相談してるんだって?」

男「おやじぃ……」

幼馴染「で、次は?」

男「次って……まだ早いよ! とにかくまだ早い!」

幼馴染「このペースだとあと二年は覚悟しておくべきかなー……」

おしまい

あと幼馴染や妹がいるやつは、重要な用事がある時に
乗り込んだ電車が遅延しろ

特に妹いるやつな

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