美希 「独立するの!!」 (14)
-765プロ-
美希「...さないの!」
社長「...か..たよ」
ギャーギャ-!
春香「美希、どうしたんだろう」
春香「社長室であんなに怒って......」
千早「ええ、いったい何があったのかしらね...」
ばたんっ
美希「もうゆるさないの!!社長、覚悟しといたほうがいいって思うな!!」プンプン
春香「あ、美希....って」
ドスドス ばふっ
真美(あ、ミキミキ、戻ってくるなりソファに倒れこんじゃった...)
真 「み、美希...ずいぶん怒っていたけど、どうしたのさ」
美希「どうしたもこうしたもないの!」ガバッ
美希「社長に、ミキのおにぎり食べられたの!!」プンプン
小鳥(しゃ、社長ってばまた..)
やよい「え~っ!社長、またミキさんのおにぎりたべちゃったんですかぁ!!」
雪歩「この間も食べて怒られてましたぁ...」
貴音「社長も懲りませんね...」
美希「今月だけでもう5回は食べられてるの!!」
美希「それにミキ、今日のやつはトクベツ楽しみにしてたのに...」
美希「許せない.....ユルせないの~~!」ジタバタ
美希「あ~~ん!!!」ジタバタ
雪歩「み、美希ちゃん落ち着いて...」アワワ
美希「落ち着いてなんていられないの!!」ガッ
雪歩「きゃっ」ビクッ
美希「......ミキ、今日という今日はカンニン袋の緒が切れたの!!」
美希「もう、こんな事務所にはいられないの!!!」
全員「「「「「 ええぇっ!! 」」」」」
春香「ま、また出て行っちゃうの!?」アワワ
やよい「そ、それとももしかして、アイドルやめちゃうんですかぁ...」
やよい「そんなのかなしいです......」ウルウル
美希「やよい、安心するの!ミキ、アイドルをやめるつもりはないよ!」
響 「えっ、どうするんだ美希!また961プロに行くつもりなのか!?」
美希「ううん、ミキ的には961プロにはもう行きたくないって感じかな」
響 「そ、そっか、よかった.....ってちがうぞ!」
響 「美希、どっかいっちゃうのか?自分、そんなのやだぞ...」
響 「ここにいてよ、美希~~!」ウルウル
美希「ゴメンね響、これも定められた運命なの...」
千早「....じゃあ、876プロかしら」
美希「それも魅力的だけどー、ミキ的にはあそこはちょーっとミキのカラーとは違うなって思うな」
美希「きっとあそこに美希が入ってもきっとなんか浮いちゃうの」
春香「あーそれは確かに....ってそれじゃ美希、行くところないじゃない!」
美希「ん~、ホントにそう思う?」ニヤ
貴音「その笑顔...なにか考えがあるのですね」
美希「..........」ニヤリ
雪歩「......美希ちゃん、どうするつもりなの?」
美希「ふっふっふ...よくぞ訊いてくれましたなの...ミキはね....」
美希「......ふふふ」
響 「......ごくり」
美希「ミキは........独立するの!!」ババーン
全員「「「「「 な、なんだってー!!! 」」」」」
真 「み、美希、自分のプロダクションを立ち上げるってこと!?」
貴音「面妖な...」
やよい「うわー、それ、なんかかっこいいかも!」
美希「ふふふ、みんな驚いてるの」フフ
美希「ジョーダンだけどね」
響 「へ?冗談?」キョトン
美希「うん!出て行ったりなんてしないよ!!」
響 「そうなのか!?ホントか!!?」
美希「うん!だからこれからも一緒だよ」
響 「よ、よかったぞ...」ウルウル
美希「えへへ、響はかわいいの」ナデナデ
千早「よかった、冗談だったのね...」
美希「怒ってるのはホントだよ?でも、さすがにまた飛び出したりはしないの」
美希「エヘヘ...ごめんね、ビックリした?」
真美「な、なーんだそっか~、よかった~」ホッ
真美「もーミキミキ、おどかさないでよ~!」
貴音「まったくこれは、きついおしおきが必要ですね...」
美希「ちょっ、それはカンベンしてほしいの!」
貴音「......」ジリジリ
美希「ごめんなの!ごめんなの!!」
ギャーギャー
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