超高校級のネタバレ注意
今更感漂う再開

大和田「？　十神と霧切と腐川がいねーけど……」

舞園「生物室に向かったみたいです」

大和田「は、はぁ！？　あいつらで戦刃の手伝いできんのかよ！？」

セレス「さあ。止める間もなく行ってしまったので私たちにはなんとも」

大和田「あの女、十中八九生物室の前でモノクマとバトってんぞ！　助けに行くなら男連中だろうが！！」ｷﾞﾛｯ

山田「ひいぃっ！！」

桑田「い、いやいや……」

葉隠「そ、そんなこと言われてもよ……」

石丸「僕らがいってもそう戦力になるとは思えなくてだな……」

不二咲「ご、ごめんなさい……」

大和田「……なんでお前まで謝んだ？」

不二咲「！！　あ、あわわわ……」

セレス「そもそも、荒事において大神さん以外は私たち全員役立たずでしょうし」

葉隠「ただ、オーガが向こうに行っちまったら俺らが危ねーしな！　俺らの身の安全の為だべ！」

大神「我はこんな状態の苗木を守る為にこちらに来たのだ。葉隠、貴様は己で己が身を守るが良い……男子であろう」

葉隠「マジでか」

舞園「とにかく、ここの材料が集め終わったのなら、化学室に急ぐべきかと……」

大和田「おう、そうだな……あ、いや待ってくれ。苗木の血液型がわかんなくてよ……」

舞園「A型です」ｷｯﾊﾟﾘ

山田「早っ」

大和田「そうか。知ってる奴がいて助かったぜ」

舞園「いえ、本当にA型かどうかは知りません」

桑田「はい？」

大和田「おい舞園……ふざけてる場合じゃねーぞ」

舞園「ふざけてるわけじゃないです……けど、苗木くんが自称してたじゃないですか。『何もかもが普通だ』って」

朝日奈「普通イコールA型なの？」

大神「まあ、日本人に一番多いのはA型だが」

桑田「でも何か苗木ってO型っぽいイメージじゃね？」

葉隠「わかるべ」

大和田「雑談してる場合じゃねーんだよアホども！」

セレス「というか何も悩まずとも、O型の血液を持って行けばいいでしょう」

葉隠「へ？　何でだ？」

石丸「O型の血液には他の血液に含まれる抗原が無い為、抗体による破壊反応が起きない。故に、人体に影響はほとんど無いのだ」

桑田「？？？」

セレス「……わからなかったらとりあえずO型の血液をぶち込めば良いということです」

大和田葉隠桑田「へー」

大神「……お主ら」

セレス「薬の材料とはいっても結局、血は身体に馴染ませるためだけの物でしょう？　 舞園さんの仰る通り、苗木くんに限って特殊な血液型ということもないでしょうし」

セレス「とにかく、行きますわよ」


苗木「はぁ……はぁ……っ！」

苗木「いく……さば……さ……」

《生物室前　廊下》

霧切「……」

十神「……」

腐川「ぜえ……ぜえ……ふ、二人とも待って……」ﾌﾗﾌﾗ

十神「……運動不足だ。のろまめ」

霧切「それより腐川さん、あなたはそこで止まって。こっちに来ない方が良いわ」

腐川「な、なんでよ……」

霧切「血が苦手なんでしょう？」

腐川「！！？　ち、ちち、血の海……じゃない……！！」

霧切「……武装したモノクマの残骸たち、その奥に横たわる"彼女"」

十神「何があったかは明白だな」

腐川「……きゅう」ﾊﾞﾀﾝ

霧切「……何故腐川さんは私たちについてきたの？」

十神「知らん。……まあ、何にせよ……」

十神「同士討ちとは哀れな最期だったな。戦刃むくろ」

十神「……いや、同士討ちにもならんか。まだ江ノ島盾子は生きている」ｽﾀｽﾀ

十神「ほとんど無駄死にだな。苗木の何が貴様をそこまで駆り立てたかは知らんが……」ｽﾀｽﾀ

戦刃「……」ﾋﾟｸｯ

十神「ん？」

戦刃「あ……うぅ……」

十神「……ほう。これほど血を流してまだ生きているとは、ゴキブリ並のしぶとさだな」

戦刃「！　と……がみ……く……」

十神「何だ。まだ話し足りない情報があるなら残してから逝け」

戦刃「うし……ろ……！」

十神「！！」

モノクマ「ｶﾞ……ｷﾞｷﾞ……」

十神「こいつ、まだ……！」

モノクマ「うぷ、うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ」

戦刃（私が……中途半端に故障させた……せいだ……！）

霧切「十神くん！」

モノクマ「ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ……ッ！」

十神「くっ……！」

戦刃「っ……ジェノ……サイダァァァ！！」

ｻﾞｸｯ

十神「…………？」

腐川「っしゃおらぁぁぁぁ！！」

腐川「ってあれ？　白夜様を殺ったと思ったのに！　なんだこのぬいぐるみぃぃぃ！！？」

霧切「……」

戦刃「はぁ……はぁ……」

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あ、また上手く貼れなかった
ごめん

モノクマ「……」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

腐川「つーか汚い！　血塗れじゃねーか！　ぬいぐるみも廊下も！」ﾎﾟｲｯ

十神「ジェノサイダー翔、貴様……！」

腐川「何でしょう！　あたしは命じられるまま白夜様を殺ろうと思っただけですが、何か！？」

戦刃「命じて……ない……」

霧切「ジェノサイダー翔……なるほど。やっぱりそういうことなのね」

腐川「あー、そこの銀色の人。勝手に納得してないで状況説明してくれます？」

霧切「……それは後で」

戦刃「十神……くん……怪我は……？　げほっ……！」

十神「……人の心配をしている場合か」

腐川「あらら、なんということでしょう。虫の息じゃないすかこの人」

戦刃「さ、３人とも……お願い……薬の材料……ガラス、ケースの……ごほっごほっ！」

霧切「喋らなくて良い。この紙に書いてある薬品を取ってくれば良いんでしょう？」

戦刃「そう……鍵……壊した、から……」

霧切「……十神くん、彼女を負ぶってあげて」

十神「何故だ」

霧切「男子でしょう？」

十神「そうではない。俺たちにはこいつを助ける義理など無いと言っているんだ」

霧切「……」

腐川「シリアスなの止めてもらえませんかねぇ。口挟めなくなるんで」

戦刃「十神くんの、言う通り……だよ……」

戦刃「それに、私……もう役に立てない……から……」

霧切「それでも、このまま貴女を見捨てたら……きっと苗木くんは納得しない」

戦刃「……」

霧切「さっきまで苗木くん、譫言のように貴女の名前を呼んでいたわ」

霧切「貴女はここで死ぬべきじゃない。死なせたりしない」

戦刃「苗木……くん……」

戦刃「ごめん……ごめん、なさ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

霧切「……謝るなら、彼に直接謝って」

十神「ちっ。興ざめだ……何もかも」

十神「……おい、ジェノサイダー。この女を運べ」

腐川「無理無理。あたしハサミより重い物持ったことないんでぇ」

十神「良いからさっさとしろ」

腐川「ふぇーい」ﾋｮｲ

腐川「うそ……この子の身体貧相過ぎ……？　ホントに女かよ！　ぎゃははっ！」

戦刃「ぐすっ……ひっぐ……」

ここまで
再開したの良いけどゆったり書くことになりそう、すまぬな
まあもうすぐ終わると思う

前スレ上手く貼れないから誰か貼ってくれると嬉しい
それじゃあ

苗木「女の子になった……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376114831/)
前スレだよ……いや、>>1クンと比べたらゴミみたいなボクが貼るのはおこがましいってのはわかるんだけどさ