俺「ストライクウィッチーズと愉快な俺達」(1000)

ストパンの世界に俺を入れていちゃいちゃしようずwwwwwwwていうスレ

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                |─‐┘ ∨〈  〉.:| 个│  |   ,′_ノ  |

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               .ミヽ ミヽ          .ミヽ ミヽ
                i |__`i |    ,===,====、 i |__`i |
              , '●-●ヽ  .||___|_____||_ , '●-●ヽ            || ̄8 ̄ ̄ 8 ̄||

..        .ミヽ ミヽイ/ノ|/ノiリ|!|!/ /||_   .|^ ノ|/ノiリ|!|! まるぽっぽ! .ミヽ ミヽ    /゙ .||
..         i |__`i | (‘ω‘*|リし//||   .|口| |‘ω‘*|リし           i |__`i |  /゙ .. .||
.        , '●-●ヽ (^(^ .//||...||    |口| |c   )レ)          , '●-●ヽ /,゙.  ||

...          イ/ノ|/ノiリ  .//  ||...||    |口| ||し    :         イ/ノ|/ノiリ|!|!/゙    ||
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   ノi|*‘ω‘*)i    :::: " ,, , :::   " ::  :i(^ω^*|リし
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(( (;;;;;;(_);;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;(◎);;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;(_);;;;;;) )) " ,, , :::   " ::  :           仲良く使ってね!
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〕〔 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ :  :  :  :                  楽しく使ってね!
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もう少ししたら開始します

開始前のあれ


ミーナ「俺さん。そのワイヤーを使って何ができるのかしら?」

俺「くくっ。俺の技を見たいと?」

ミーナ「ええ、お願い」

俺「後悔しても知らないぞ?我が鋼糸術の奥義を見て今まで生きて来た者はいない」

ミーナ「そんな物騒な技なの!?!?」(ドキドキ

俺「くくっ。もう遅い。食らうがいい、我が鋼糸術の奥義を……!」


俺「ストリングプレイ・スパイダーベイビー!(ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2263191.jpg)」


ミーナ「……」

俺「どうだこのワイヤーの組み合わせの美しさ……!」

ミーナ「期待した私が馬鹿だったわ」




次レスより本編

・501基地・

俺「今日も張り切って好感度稼ぎとフラグ構築だお」

今日もこつこつと小さな親切をする作業が始まる

俺「見える、俺にも選択肢が見えるぞ。友よ!」

何故かこっちへ来てから人生イージーモードだった

俺「さてと……どうしよう。誰のところへ行くかな?」

今のところ、誰かに嫌われているなんてことは多分なさそうだ

あえていえば、エイラという奴位か。あのあたりはあとできっとイベントが来るに違いない。きっと

俺「とりあえず、ミーナ中佐のところへ行ってみよう」

・ミーナ中佐の執務室・

俺「ミーナ中佐、何か手伝う事はありますか?」

ミーナ「俺大尉。どうしたの?」

俺「きっと忙しいと思って何か手伝える事がないかと思いまして」

ミーナ「ありがとう。ならそうね、この書類を片付けるのを手伝ってもらって良いかしら?一人じゃ多すぎて終わらなさそうなの」

俺「お安い御用です。こう見えても俺は槍を使った戦闘の次に書類整理が得意なんだ」

ミーナ「うふふ。この間は掃除だったわよ?」

俺「あれ、そうだったかな?とにかく書類整理は得意なんです。昔いやというほどやらされたから……」

あの糞教授は今も生きていて、次なる犠牲者が年々量産されているだろうか……

本当にあっちでは大変だった思い出しかないな

ミーナ「俺大尉。どうしたの?」

俺「何でもありません。少し昔の事を思い出していただけですよ」

ミーナ「それじゃあこれが俺大尉の分ね。適当に目を通して間違いがないか確認してくれればいいわ」

俺「了解。すぐに終わらせますよ」

===
==


俺「こんなもんでしょう。こっちがOKな書類でこっちが一部誤りのある書類です」

ミーナ「本当に早かったわね。助かったわ」

俺「いえ。この位楽勝ですよ」

ミーナ「俺大尉がこの基地に来てくれて本当に良かったかもしれないわ。みんなの事も色々手伝ってあげているんでしょう?」

俺「まあそんなところです。任務の1つがこの基地のウィッチ達の助けとなるように、ですから」

本当は仲良くなるように。だけど本当の事を言うのは不味いだろうと思い、咄嗟に適当な事を言っておいた

ミーナ「俺大尉には本当に申し訳ないんだけどブリタニアは何を考えているのかしら……」

俺「といいますと?」

ミーナ「改良はされているんでしょうけど、あんな事故を起こしたコアコントロールシステムにまだ執着していたなんて……」

俺「仕方ありませんよ。事故を起こしたけれど起こす前に大きな戦果をあげてしまっていますから」

ミーナ「そうね……確かにあの力は強大なものだったわ」

俺「二度と事故を起こさないように、リミッターとして俺が扱うので大丈夫です。前も言ったと思うけど絶対に大丈夫」

ミーナ「……」

ミーナ中佐はやはりまだ警戒しているようだった

仕方もないか……それを目の当たりにした人なのだから

俺「それにこれはブリタニア軍でなく」

ミーナ「どうしたの?」

俺「……いえ、何でもありません」

このことは言ってはいけないことだった……

この事が知れたら俺はこの基地を追われるだろう

そして、あのお方の崇高な計画に狂いが生じてしまう

それだけは絶対に駄目だ

俺「書類の整理も終わったし、宮藤軍曹やリネット曹長のところへ行って昼食の準備の手伝いにでもしてきます」

ミーナ「働きものね。誰かに爪の垢を煎じて飲ませてやりたいわ」

===
==


・ブリタニア某所・

男「以上が報告です。マロニー様」

マロニー「ご苦労だった。彼は上手くやっているようだな」

男「お言葉ですが、やはり私はあの男にこの計画の一端を任せるのは危険と判断します」

マロニー「彼ほど私に尽くしてくれる者はおらんよ」

男「ですが、マロニー様のこととなると少々行き過ぎた行動をとりかねません。現に2度も予定外の行動をしようとしたわけで」

マロニー「ウィッチを病院送りにしようとしたり、お前を切り刻もうとした事か?」

男「はい。私が切り刻まれる分には問題ないのですが、ウィッチに危害を与えるのは今の段階では時期早々かと」

マロニー「確かにウィッチに危害を加えるのはいかんな。できれば素直に大人しく普通の女の子をやっていればいいものを……」

男「彼は上手く彼女達をたらしこめるでしょうか」

マロニー「大丈夫だろう。彼がこういっていたから信じるとしよう。フッ、自慢じゃないが俺は槍の次に得意なのが女の子を攻略することなんだ。とね」

男「今は彼に任せるとしましょう……」

マロニー「そうだ。ウォーロックMK2の完成がもう少し早ければ……」

男「……これが今我々にできる精一杯の開発スピードです。あと2年、いえ、後1年半はかかるかと」

マロニー「1年で完成させてみせい。私もできる限り手を回す」

男「宮藤博士さえいれば可能かと……」

マロニー「彼は行方不明……いや、死んだのではないのか?」

男「噂ではブリタニア内で今も生存しているという噂がまことしやかに流れております」

マロニー「ならば宮藤博士をここへ連れて参れ。少々手荒なまねをしてもかまわん」

男「では、ウォーロック数体をこのまま引き続き使わせていただきます」

マロニー「数体でいいのか?必要ならばもっと持っていくがいい」

男「いえ、これ以上使うと見つかってしまう恐れがありますので……」

マロニー「そうか……このウォーロック軍団が必ずやウィッチに変わって大空を支配するためにはウォーロックMK2を完成させねば!」

男「一応、彼のストライカーユニットでも統制が取れるのでは?」

マロニー「確かにそうだが、彼もウィッチでしかもこの世界の人間ではない。彼をこれ以上巻き込むのも気が引ける……」

麻呂ニーって麻呂でオナニーしてるみたいで変な名前だな

支援

男「ふっ。マロニー様も色々とお優しい方ですな」

マロニー「別にやさしいわけではない。ウィッチの小娘など邪魔なだけだし、彼も哀れな犠牲者なだけだ」

男「ふっ。それではマロニー様、私は宮藤博士捜索に向かいます。念のため彼にはお気をつけください」

===
==


・上空・

俺「まさか昼食の真っ最中にネウロイが現れるなんて空気読めてない奴だよな……」

坂本「愚痴っていても仕方あるまい」

バルクホルン「俺大尉、期待しているぞ?」

坂本「名槍と呼ばれるそれを持つ実力を見せてもらおうか」

俺「期待に沿えるよう頑張りますよ」

お迎えに行かないといけないらしいのでここまで

支援ありがとうございましたー。


予約もまだないみたいだし明日の22時から予約させてもらいます

おつおつ
じゃあれだあれだよあれしよう


あれしてもかまわんだろ?

じゃああれしよう
注意・こいつは俺が見た夢をちょろーっと再現したものです

金成遅れてるけど細かいことはきにすんな!ロスマン先生は寛大だ!

俺「俺の名前を~知ってるかい~ ストライカー太郎って言うんだよ~ストライカ~直してもう3徹~
  ネウロイや~パシリにゃなれたーけーど~ やっぱり徹夜はねむたいなぁ~……はぁ…ポッキーうめぇ…あ?」

伯爵「おや?俺君じゃないか。どうしたんだいそんな不景気な顔をしちゃって。かわいい女の子が逃げてくよ?」

マルセイユ「にげてくぞー!」

エーリカ「にげるぞー!へへへ~」

俺「……なにがかわいい女の子が逃げてくだよ機械伯爵。誰のせいで俺がこんな目にあってると思ってんだ」

伯爵「誰なんだい!?若いこんなかわいい子に似合わない疲労困憊した顔をさせるなんて!!なんてきっとその人はきっと罪深い人間に違いないねぇ!」

俺「なにすっとぼけたこといってんだよ!おめぇだよおめぇ!その罪深い人間はきっと間違いなく確実に俺の目の前にいらっしゃるよ!!温厚な俺も
  さすがに怒っちゃうよ!?通信教育で習った零式防衛術が出ちゃうよ!?」

伯爵「あはははは~ごめんごめん」

マルセイユ「ごめーん!ごめーん!あっはっはっはっは!」

エーリカ「お父さんごめーん!にゃはははは!」

俺「何の子の子達ひどい」

伯爵「あはは~!いや本当にごめんね俺君。俺君には迷惑をかけてばかりでさ、本当に感謝してるんだよ? その証に熱烈なハグをしてあげよう!
   さぁおいで!どこまでもクレバーに抱きしめてあげるよ!!」

俺「全力で遠慮するわ!……はぁ…なんか怒るきもどっかいったわい…」

伯爵「つれないね~俺君。人生楽しくいかなきゃそんだよ?偉い人が行ってたから間違いないね。誰か知らないけど!」

俺「やかましゃ!!何ナノそのテンション。徹夜明けでやっと眠れる人間に対しての新たな嫌がらせ!?」

マルセイユ「あっはっはっは!伯爵振られてやんの~!あっはっは!じゃあ代わりに私がハグしてやろう!」ダキィ~

エーリカ「あ!いいなハンナ~あたしもあたしも~!ぎゅ~~!!」

俺「えぇいやめいちびっ子どもめ!俺は部屋に戻って寝るんだよ!…って酒臭!!おいでどうなってんだ伯爵説明しろ!」

伯爵「いや~さっきまで僕の誕生日パーティーをやってたんだけどね。手違いでこの子達も飲んじゃってこの有様なんだよ」

俺「え、なにこの子達酔ってんの? 酔っ払いが3人とかマジ相手にし辛いんですけどぉ!どんなお酒飲んだの君達!?」

エーリカ「え~~?お酒なんて飲んでないよ~おれんじじゅーちゅのんでたらけらもん!お酒なんて飲んでないしよっぱらいじゃないにゃん!」

マルセイユ「そうだぞパシリ!私は酔ってない!だからよっぱらいじゃないんだぞぉ!ちょ~っとふわふわしてとんでるようなきぶんになってるだけみゃ!」
      ………………うぐ…インメルマンターンしそう」

俺「酔っ払いはみんなそういうんですよ!語尾怪しいし口回ってないし……マルセイユ背中さすってやるからもっとこっちこい。俺にもたれかかっていいから」

マルセイユ「う、うぐぅ…よ、ってない~~」

エーリカ「俺~私も~~」

俺「あ~も~ほらこれでいいか?スリスリっと……この様子だとパーティーは大盛況で収拾付いてないっぽいなこれ」

伯爵「う、うん。ちょっとハメはずしすぎちゃってさ。エディータはお酒と油揚げのコンボでダウンして退場。バルクホルンはお酒を出した奴らに大暴れしてるしさ
   プレゼント渡しも終わってたからなんとかこの二人だけ連れ出して抜けてきたんだよ」

ちびっこ「う、う~~ん……」

俺「そうか…大変だったな………といいたいところだが…その酒だした連中の中にお前さんも含まれるんだろ?」

伯爵「あら?ばれてる?」

俺「ばれてるってアンタ…バレバレだろ。どう考えたってアンタしかいないっつうの…まったく…らしいといやらしいな…けど
  この二人を連れてきたことに免じて今回はお誕生日おめでとう…といってやろう」

伯爵「おや、ありがとう…あはは……俺君から祝われるとは思ってなかったよ」

俺「……んだよ。俺がおめでとうって言って何か悪いか?」

伯爵「いや、俺君ってば僕の事嫌ってるのかなぁ~っておもってたからさ。いつもストライカー壊して怖い顔ばっかりされててるからね」

俺「いんや?別に嫌ってないよ?」

伯爵「あ、あらら。そうなのかい?僕はてっきり…」

俺「逆逆よ逆逆。俺的には空でこいつら面倒見てもらってるし。エーリカの硬かったところを砕いてもったし、協調性に何ありなマルセイユの面倒も見てくれてる。
  それに、こいつらに息抜きの大切さを学ばせてもらってるのは感謝してんよ。ガス抜きができない奴から前線じゃつぶれてからな。さすがに俺でも人間の調子を直すのは無理だかんな」

伯爵「……なんだか真っ向から言われるとこそばゆいね。けど、今日は僕の誕生日もっと感謝してもいいんだよ?」

俺「調子のんなエセ伯爵!お前さんのはちょっと度がすぎんだよ!エーリカに変な遊び覚えさせるのはやめて!あとマルセイユを連れて女の子引っ掛けに行くのもやめろ!
  後始末して謝ってるのいつも俺なんだぞ!?何で!?まったくもーこれとか合わせてプラスマイナスちょっとプラスってとこだよわかった!?」

伯爵「わかったわかった。つまり俺君は僕のことが大好きなんだね?」

俺「んんもおおおおおおおおおおおお!!そういうのやめろっての!うさんくせぇ!まじで胡散臭さが半端ないよ!もう!……はぁ…まぁ
  感謝してるのは事実だし…そうだな……予定になかったけどなんかプレゼントをやんよー」

伯爵「おお!俺君太っ腹!」

俺「でしょー?…ん~っとえっとーーと…あったあった…ほい」ヒョイ

伯爵「……なにこれ」

俺「ポッキーだけどなにか?」

伯爵「えぇ~~」

俺「なにその露骨に嫌な顔ひどい。せっかく俺の最後の一箱の内の一本なのに……あーそうですかーいらないならいいですー…あむ」

そういい俺はポッキーの端を口に含みぽりぽりと味をかみ締めながら少しずつ噛み砕こうとするが…

伯爵「……あむ」

反対側を伯爵が咥えてしまい一向にこちらへポッキーが来ない。

俺(なにすんなだよ!?露骨に嫌そうな顔したくせに!こちとらそんなに本数がないんだよ要らないんなら俺が食うんだよ!)

伯爵(別にいらないとはいってないじゃないかーそれなのにお預けをくらわせるなんてひどいいじゃないかー食べさせてくれてもいいじゃないかー)

そう言い合いながらも、もそもそとお互い譲らず端からかじっていく

俺(これ俺の夜食もかねてるんで離してもらえないですかねぇ…)

伯爵(いやだよ。これプレゼントするっていったんでしょ?扶桑男児に二言はないんだからさ意地張らないで僕にも頂戴よ)

更にかじりどんどん距離が詰まっていく…

俺(…なろう……こうなったら一気に食って…)ガツガツガツ

伯爵(おや?おやおや?)

ガリ!

俺「モシャモシャモ…・・・ほあん!ほちそうはまでした!(ごちそうさまでした)」

伯爵「・・・・・・」

伯爵「・・・・・・」

俺「モッソモッソ」ニヤリ

伯爵「……甘いよね俺君」ニヤリ

ガシ

俺「モガァ!?」

伯爵「ん~……~~」

俺「!?!?」ジタバタ

伯爵「じゅる・・・むぐ・・・」

俺「!」ジタ…バタ…

伯爵「・・・…むぐむぐ…ぷはぁ!」

俺「」

伯爵「はい。ご馳走様。うんこれはいい食べ方だねなかなかおいしかったよ。う。しっかりとプレゼントは受け取ったよ俺君ありがとね~…これだけじゃ足りないからもう一本もらってくから!
   僕この後エディータの部屋でプレゼントもらわなきゃいけないから~ハンナとフラウのことよろしくね~。じゃ、おやすみ~」

俺「……」

伯爵「うん・・・これはぜひエディータにも味わってもらわなきゃ…いいお土産ができたな~」テクテク

俺「……」

俺「……グズ…う…よ、よごされだ…俺が何し立ってんだ…くそ…さけくせぇ…・・・今日は災難だ…エグ……」

エーリカ「……」ジー

俺「くそ…酔っ払いに…初めてだったのに…」

マルセイユ「……」ジー

俺「グズスンスン……とりあえず…もう今日のことは忘れてもどってポッキーをむさぼろう…こうなったらのこった分もいっきにくて…ゴソゴソ…あれ…ない(クイクイ)…どうしたのエーリカちゃん」

エーリカ「おれーわたしもおかしー」

俺「へ?でもポッキーが…」

エーリカ「これ?」ゴッソリ

俺「え?いのまに!?」

エーリカ「……おれ~さっきのたべかたってとってもおいしいんだよね~~?」

俺「え、あ?え?」

エーリカ「私にも…その食べ方でたべさせてくれるんだよね~?」

俺「ごめんなさいあなたがナに言ってるかさっパリわからないの」

エーリカ「ん~」(ポッキーを口に咥えて差し出す音)

俺「いやフロイラインさすがにそれは…」

エーリカ「ん~~~!!」

俺「だ、断固拒否!(クイクイ)こんどはなに!?」

マルセイユ「ん」(ポッキーを口に咥えて差し出す音)

俺「…いやいやいや…」

マルセイユ「んん!!」

俺「お前の場合はエーリカに対抗しようとしてるだけだろ!?

エーリカ「ん!

マルセイユ「ん!!」



俺「もう酔っ払いのあいてはもういじゃぁ~!!!」

おまけ

伯爵「よし…これで準備は万端…」

伯爵「エディーター?きたよ~~」コンコン

シーン…

伯爵「あれ…エディ(ガチャ)あ、いるじゃないかエディータ~誕生日プレゼントをもらいn…あら?
   どちらさま?僕の知ってるエディータはこんな大きくないし尻尾も九本もないよ?え?え」

グイ

バタン

ドア<あぁー!!




てなわけで終わり!文句は…俺の夢に言ってくれ
支援ありがとうございましたおやすみ!

時間来たから開始っと


3行で解る前回のミノムシさん

俺「ビショップ卿、日用品頂戴」

リーネパパ「お前、娘と結婚しろ」

リーネ兄「マロニーぶっ殺」

リーネ「お父さん、大声出してどうしたの?」

ミニー「あなた、近所迷惑よ?」

リーネ父「すまないすまない。ところでリーネ、私が俺君と結婚しろと言ったらしてくれるかい?」

リーネ「ええっ!?」

俺「ほら、普通はこんな反応になりますよ」

リーネ「急すぎるよお父さん。まだ手を繋いだ事もないし、キスとかもまだだし…///」

リーネ父「なるほど。まんざらじゃないけどまだ早いと」

ミニー「それなら結婚を前提におつきあいしたらいいんじゃないかしら?」

リーネ父「そうだな、急すぎたな。というわけで俺君、娘を頼んだよ」

俺「ええっ!?」

リーネ父「何かね。うちの娘では不満かね?」

俺「いえ、そういうわけじゃないですけど…でもやっぱりこういうのはあまり良くないような?」

リーネ兄「そうだな。まだ彼がリーネに相応しいか分からないからな…シールドブレード!」

俺「!?」

あれに当たったら多分まずいな…

俺「…重力障壁、前面限定展開」

ギリッ、ギギギギギ…

リーネ兄「止めたか…どうやらかなり出来るみたいだね。彼ならリーネをしっかりと守ってくれそうだ」

ミニー「話に聞いていたけどやるわねー…よかったわねリーネ、彼ならきっとリーネをどんな時も守ってくれる王子様か騎士様になってくれるわよ」

あっれー?何だか評価が上がってる…?

リーネ「…俺さん」

俺「リーネちゃんなんだい?」

リーネ「…ふつつかものですがよろしくおねがいします」

俺「」

あっるぇー…?

リーネ父「俺君、娘の事をよろしく頼んだよ。そうそう、物資の事は任せておきなさい。愛する娘とその未来の旦那様の為だ」

ミニー「俺君はいつまでブリタニアに居るのかしら?お休み一杯家に泊まっていくといいわよ」

リーネ兄「ブリタニアの内部。今のマロニーについても俺が知ってる限り教えてやるよ」

俺「…」

ま、いっか。知らない相手と無理やりお見合いさせられて無理やり結婚させられる位ならリーネちゃんでいいや。可愛いし

俺「こちらこそ、これからよろしくお願いします」

リーネ父「ミニー今日はご馳走だ!婿殿も今日は潰れるまで飲もう」

リーネ兄「酒のつまみに秘蔵のDレーションを持ってくるぜ」

ミニー「私も腕によりをかけて夕食を作るとするわね」

リーネ「お母さん、私も手伝います」

ミニー「そうね、折角ですからリーネの手料理をこの機会にしこたま食べて貰いましょうか」

騒がしいけどいい家族だなぁ…けどDレーションだけは勘弁だなぁ…





俺「うぇ…飲み過ぎた」

リーネ「俺さん大丈夫ですか?」

俺「割と酒には強いから直におさまると思う…」

リーネ「ごめんなさい。お父さん達がはしゃいじゃって」

俺「いいっていいって。楽しそうな家族で羨ましいよ」

リーネ「俺さんももうすぐ家族になってくれますよね…?」

俺「あー…そのことなんだけど本気かい?」

リーネ「俺さんなら…いいですよ?優しいし、強いし…私をしっかり守ってくれそうだから」

俺「本当はそんな奴じゃないかもしれないぞ?本性を現したら酷いかもしれない。狼になって襲いかかるかもしれないぞ?」

リーネ「俺さんはそんな事しないって信じてますから」

俺「…ま、いいか」

リーネ「それに、誰だか知らない人のお嫁さんになるよりは知ってる人の方が…」

俺「確かにそれはあるな…お互いでかい家に生まれたから大変だな」

リーネ「はい。でも、私の前に俺さんが現れたのは運命だと思ってます」

俺「…確かに知った顔があってびっくりしたね。世界は狭いなって」



リーネ「ええと、お母さんが俺さんはこの部屋を使えって」

俺「それじゃこの部屋を使わせてもらうよ」

ガチャッ

俺「…」

リーネ「///」

どうみても罠です本当にありがとうございました

俺「枕2個を引っ付けてご丁寧にティッシュまで置かなくても…」

リーネ「…お母さんのばかぁ。えっと…私は自分の部屋に戻りますね?」

俺「うん。また明日、おやすみ…」

リーネ「おやすみなさい、俺さん」





リーネ「…お邪魔します」

俺「リーネちゃんどうした?部屋に戻ったんじゃなかったのか?」

リーネ「私の部屋がなくなってました…」

俺「は?」

リーネ「お兄ちゃんが帰ってきたから私が使っていた部屋をお兄ちゃんが今使っているみたいで…」

俺「…」

謀られたか…

リーネ「お母さん達に言ったら俺さんの部屋でいいじゃないって…」

俺「…まあうん、仕方ないね。幸いベッドがでかいから枕を離せば問題なさそうだ」

リーネ「…枕離しちゃうんですか?」

俺「ん?」

聞き間違いだろうか…

俺「へ?」

リーネ「…違うんですか?」

俺「…?」

リーネ「狼さんになるんじゃないんですか?」

俺「いやいやいやいや」

リーネ「据え膳ですよ?」

俺「まてまてまてまて」

リーネ「…俺さんって意外とヘタレですか?土壇場で勃たないタイプですか?」

俺「」

へへ…久々に切れちまったぜ…

俺「解った…このままでいいよ。けどどうなっても知らないからな…?」





リーネ父「よし、行け俺君!孫はいつでもいいからな…」

リーネ兄「ふむふむ、へー」

ミニー「あなた達なにしているの…?」

リーネ父「ミニー、今良い所なんだ。俺君がついに狼に」

リーネ兄「無理矢理やっちまえばいいのによ」

ミニー「ほら、あなた達。立ち聞きはここまでにして早く寝なさい!」

リーネ父「今からいいとこr」

リーネ兄「父さん、母さんが切れないうちに退散しよう。明日どうだったか彼に聞けばいいじゃないか」

リーネ父「そうれもそうか…」




翌朝

リーネ「…俺さんおはようございます。もう朝ですよ?」

俺「おはようリーネ。清々しい朝だな…」

リーネ「…俺さんってやっぱりヘタレだったんですね」

俺「」

疲れてただけだもん!

リーネ「…俺さん、昨日は長旅の疲れとお酒の飲みすぎだっただけですよね?」

俺「勿論」

リーネ「よかった。もし立たない人だったらどうしようって思ってました」

俺「」





~基地~

俺「そんなわけで、ただ今戻りましたミーナ中佐」

ミーナ「お帰りなさい、俺さんのおかげで日用品の物資が届くようになったわ」

俺「それはよかった…」

ミーナ「うまく行ったようでなによりね」

俺「まぁ…想定外の出来事もあったけどほぼ予定通りです」

ミーナ「想定外の出来事ね…」

リーネ「♪」

ミーナ「俺さん、リーネさん。別に基地内でいちゃいちゃしても構いませんが節度は持って行動してくださいね?」

俺「わかってます」

リーネ「俺さんはヘタレだから大丈夫です♪」

俺「」

ミーナさんの視線が何かかわいそうな物を見るような憐みの目だ…畜生

ミーナ「俺さん、気を強くもてば大丈夫よ…きっと」

俺「まてまてまて…別に勃たないわけじゃないし!この基地に来てからだってリーネちゃんとかミーナさんをおかずにちゃんと抜いたし!…あ」

ミーナ「…」

リーネ「///」

ミーナ「…俺さん、お話があります少しこちらに」

俺「えっ…?」

ずるずるずる…

俺「えっ?何?何…?」

ミーナ「(にこにこ)」

ずるずるずる…バタン


キュッ


ぎゃああああああああああああああああああ

俺「」ビクンビクン…ブラブラ…

坂本「ミーナ、そこに吊ってあるミノムシは一体なんだ?」

ミーナ「俺さんよ?ちょっとお仕置きしてみたの♪」

坂本「…大丈夫か?時々ビクンビクン痙攣しているぞ…?」

ミーナ「大丈夫よきっと」

バルクホルン「何々…ケダモノ、ヘタレ、視姦魔?一体何があったんだ?」

リーネ「俺さんがヘタレだっただけですよ?」

ミーナ「みんなも気を付けたほうがいいわよ?紳士面して何をしているか分からないもの」

俺「…違う、みんなミーナ中佐には気を付けるんだ…ミーナ中佐の」

ミーナ「俺さん?まだお仕置きが足りないのかしら?」

俺「ミーナ中佐は素晴らしい指揮官です」

坂本&バルクホルン「(何があったのだろうか…)」




俺「ふー…酷い目にあった。ん?」

リーネ「ようやく縄をほどいてもらえたんですね」

俺「そんなとこ。ところで外に居るのはミーナ中佐とマロニー大将だよな?」

リーネ「本当ですね。何かあったんでしょうか」

俺「行ってみよう」





~滑走路~

ミーナ「マロニー大将。本日はどのような用件でここへ?」

マロニー「視察だよ。どんな状況になっているかのね」

ミーナ「別に普段と何も変わったところはありませんよ?」

マロニー「ほう?普段と何も変わっていないとな」

俺「マロニー大将、どうされました?別にこの間と何も変わる訳ないじゃないですか」

マロニー「そ、そのようだな」

俺「…弾薬や燃料はウチから出させて貰ってるし、日用品も別のルートで確保できました。給料に関しては私のポケットマネーで補わさせて貰っていますから安心してください。特に何も変わらずです」

マロニー「…成程。どこまで私に楯突けば気が済むのかな?」

俺「楯突いた覚えはありませんよ?マロニー大将こそご自分の立場が分かっていないのでは?ここまで露骨にされると周りから怪しまれますよ?」

マロニー「…その減らず口を叩けないようにしてやろうか?」

俺「…できるものならやってみてください」

マロニー「ならお望み通りにしてやろう。ウォーロック発進せよ!」

俺「!」

ウォーロック「…」

マロニー「やれ、ウォーロック!」

俺「…重力障壁前面展開!」

無駄だ。ウォーロックの搭載兵器はわかりきっている。機銃なら止めればいいしビームなら捻じ曲げてやればいい

マロニー「やるではないか。ならこれならどうかな?ウォーロック飛べ!」

俺「逃げるのか!」

マロニー「逃げるのではないよ、地上でどんぱちやったら困るのは君達だろう?基地に被弾でもしたらどうする」

俺「…解った」

ミーナ「俺さん、無茶はしないで?マロニー大将の言う事なんて無視してしまえばいいのよ」

リーネ「俺さん、絶対に何かマロニー大将は企んでいます」

俺「わかってる。わかってて突っ込むのさ。あの兵器は存在しちゃいけない兵器なんだ…俺がネウロイのコアを兵器に転用しようとしなければ…」





俺「リスタート起動。武装はGライフル改と試作型対ネウロイ用パイルバンカー改修型。バランスを自動調整してくれ」

リスタート「ready」

俺「マロニーの余裕、あれはなんだったんだろうか。試作型とはいえ、一度あれを俺は潰してるんだ、今度もまたやれる」





~上空~

ウォーロック「…」

俺「やっぱり向こうはジェットなだけ早いな…前方に強重力場展開…俺を引っ張れ!」

強力な重力を用いて加速すれば少しは差が縮まるはずだ

ウォーロック「…」

俺「ぐ…届け…!」

くそっ、向こうは機械なだけあって無茶な軌道で俺を突き放そうとするか…

俺「重力場多重展開!」

対抗するには俺も無茶な軌道をすればいい…

俺「リスタート、俺にかかるGの計算の補佐をしろ!」

リスタート「ready」

無茶な軌道をすることによって掛る無茶なGは相殺してやればいい…

~地上~

マロニー「ほう。ウォーロックの動きに付いてくるとは凄いじゃないか」

ミーナ「俺さん、あんな動きをして大丈夫なのかしら…」

リーネ「大丈夫です。俺さんにかかるGは殆ど相殺されているはずです」

マロニー「なるほど、だからあんな無理な動きが…ウォーロック、突き放してやれ」


~上空~

俺「更に加速したか…こっちも加速し続けてるってのに仕方ない、リスタート、ブーストポッド作動!エンジン臨界まで15秒ってとこか」

リスタート「boost on」

俺「15秒以内に落とす…いけぇ!」

ウォーロック「…!」

俺「逃げ切れると思うなよ…!」

ウォーロックの前方へ重力場のトラップを多数展開。どれか引っかかってくれれば追いつける

ウォーロック「!?」

引っかかった!

俺「まずは一本目!」

ドンッ!

杭を胴体へと突き刺す

俺「突き刺しただけじゃ止まらないか…けど内部から爆破されたらどうなる?」

ドンッ

杭が炸裂。内部から爆破を試みる

俺「やったか?」

ウォーロック「…」

相手は動かない。外部の装甲は硬そうだけどその内部はやっぱり脆いものだ


~地上~

ミーナ「ウォーロックの動きが止まったわ?」

リーネ「はい。所々から煙が上がっています」

マロニー「内部から破壊を試みるとは…ウォーロック、コアコントロールシステム起動。再起動せよ!」

~上空~

ウォーロック「…!」

俺「馬鹿な。内部から破壊したはずだぞ!?まさか…」

ウォーロック「…!」

俺「赤い模様…ネウロイ化したか!」


~地上~

マロニー「ウォーロック。お前の本当の力を見せつけてやれ!固有魔法発動だ」

ミーナ「固有魔法ですって!?ありえないわ」

マロニー「魔法がウィッチだけでない事をここに証明してやろう…」

~上空~

ウォーロック「…!」

俺「何をするつもりだ?攻撃してくるわけでもない…警戒はしておいたほうがいいな」

ウォーロック「!」

俺「何をするつもりだ…?あれ?体が動かない…?」

ウォーロック「…」

俺「体が勝手に動く…?まさか!」

ウォーロック「コユウマホウハツドウ…」

俺「…まさかマロニーめ固有魔法の後天的付与の研究も手に入れていたのか!」

ウォーロック「オドレ」

俺「…くっ」


~地上~

マロニー「見てみろ、あの男のざまを。ウォーロックに命令され無様に踊っておるわ」

ミーナ「どういうことなの?」

リーネ「俺さん…俺さんならきっと何とかします」

マロニー「どうかな?後は、自分の銃で自分を撃って終わりとしようではないか。やれ。ウォーロック!」

俺「…成程。俺に自分自身を撃たせる気か…」

ウォーロック「…」

俺「…やれやれ。まさか姉さんと同じ能力を使ってくるなんて想定外だったよ」


ドンッ!


~地上~

マロニー「ははは。終わった終わったぞ!見たかウォーロックの力を」

ミーナ「そんな…」

リーネ「待ってください。俺さんは無事です…!」

ミーナ「どういうこと?今確かに銃声が…」

リーネ「俺さんの銃は俺さんではなくウォーロックに銃口が向いています」

マロニー「どういう事だ!やれウォーロック!」

~上空~

俺「やれやれ…もう面倒だ。潰れちまえ…!」

ウォーロック「」

~地上~

俺「マロニー、ウォーロックは壊させてもらった。もう諦めろ」

マロニー「…一つ聞く。どうやってお前はウォーロックの固有魔法に抗った!」

俺「簡単な事だよ。全方向対応型の障壁を張らせてもらっただけさ。触媒であるエーテルを俺の周りから無くしてしまえば魔法だって俺には届かない。飛行魔法も使えなくなるからばれないか少しヒヤヒヤしたよ」

マロニー「飛行魔法も使えないのになぜ!」

俺「事前に俺を上へ引っ張る重力場も展開させてもらっていたのさ」

マロニー「成る程…それでウォーロックの固有魔法は効いていないのに効いたふりをしていたのか」

俺「そういうことさ。切り札もなくなった。今日は大人しく帰ったらどうだ?」

マロニー「切り札?何を言っている。私の切り札はウォーロックではない。ウォーロックなど捨てるほどあるぞ?」

キーーーン…ドシン、ドシン、ドシン…

マロニー「これだけの数があれば流石のお前も手が出まい?」

俺「…少し俺を舐めすぎてないか?数がいようが俺には関係ないぞ?」

マロニー「ふ…この数のウォーロックの一斉掃射を受けきれると?」

俺「…重力障壁前面広範囲展開。言っておくがリーネやミーナ中佐を狙おうとしても駄目だぞ?ウォーロックの弾丸は届かない」

マロニー「そうかね…やれ、ウォーロック!」

パンッ

俺「無駄なこ…」

痛い。撃たれた?どこから…

ミーナ「リーネさん!?」

リーネ「あ…私、そんなつもりないのに体が勝手に…俺さんごめんなさい…ごめんなさい…」

マロニー「ウォーロックの固有魔法がお前に効かないのなら別の相手にかけてしまえばいい」

しまった…まさかそうくるとは…

俺「…ぐ」

マロニー「これで魔法は使えまい。やれ、ウォーロック!」

俺「…」

ここまでか…

終わりお休み

深夜なのに支援ありがとう

24時半から予約もしておくよ

しかしザッケローニ監督就任以来初黒星か…

>>36からの続き


坂本「見えてきた。大型と小型の群れのようだな」

バルクホルン「数が多い。油断するなよ?」

俺「一対多数こそ俺の本領が発揮される状況ですよ…CCS、小型ネウロイの指揮系統を乗っ取る!」

坂本「何っ!」

バルクホルン「ウォーロックと同じ事をするというのか」

俺「無論暴走してネウロイ化。なんて事はありませんよ。その為の俺ですからね?」

順調に小型ネウロイを乗っ取り自分の指揮下へと入れてゆく

俺「乗っ取り完了。これより小型ネウロイ群は俺達の味方と考えていいですよ」

坂本「本当に大丈夫なんだな?急に小型ネウロイから攻撃を受けるような事はないだろうな」

俺「もちろんそんな事はありません。安心して大型ネウロイとの戦闘に集中してください」

そんな事を言っている間にも小型ネウロイへと指示を送る

『大型ネウロイを攻撃せよ』と

宮藤「坂本さん、小型ネウロイが大型ネウロイへ攻撃を始めました!」

リーネ「でも小型ネウロイの攻撃じゃ大型ネウロイに中々ダメージが入らないみたいです……」

俺「小型程度じゃやっぱり話にならないか…」

バルクホルン「俺、大型を乗っ取ることはできないのか?」

俺「そんな事をしたら多分俺が制御しきれずネウロイ化するんでパス。小型が居なくなっただけでも十分でしょう?」

坂本「確かに、小型との無駄な戦闘で魔法力や弾丸を消耗しないですんだのは大きい」

支援

俺「小型の攻撃でのダメージが皆無ならわざわざ攻撃をさせる必要はないな、せいぜい俺の役にたってもらうとするか」

再び小型ネウロイへと指示を送る

『攻撃を中止して俺の周りで静止しろ』

バルクホルン「俺、小型ネウロイをどうするつもりだ?」

宮藤「まさかシールド代わりにするつもりですか?」

俺「そんな事はしない、こうするのさ!」

周りに静止する小型ネウロイを薙ぎ、突き、両断する

坂本「何もわざわざ自ら破壊する必要はなかったのではないか?同士撃ちさせればいいものを……」

俺「自分で破壊する、これが重要だったんです。お陰で蜻蛉切のゲージが一気に溜まった」

坂本「?」

俺「戦いを見ていればそのうちわかりますよ」

バルクホルン「坂本少佐、そろそろ大型を片付けてしまいましょう」

坂本「そうだな、宮藤、リーネ、援護を頼んだぞ。バルクホルン、俺は私と一緒に来るんだ」

バルクホルン「了解した」

俺「おーけー」

===
==


バルクホルン「うおりゃあああああ!」

坂本「烈風斬!」

俺「二人とも派手にぶちかますなー」

坂本「俺、何をやっている。お前も攻撃をしないか!」

バルクホルン「お前の力を見せてみろ」

俺「仕方ないな」

内蔵兵器を駆動。

機銃とビームがネウロイの装甲を吹き飛ばしていく

俺「こんなもんですか?」

バルクホルン「流石、あのウォーロックと同規格の武器を積んでいるだけはあるな。凄い火力だ」

坂本「私が興味のあるのはその長すぎる槍なんだがな」

俺「仕方ないな……特別に見せてあげますよ」

ただの大型ネウロイ相手だから通常駆動でよさそうだろう

ネウロイの姿を穂先に映す

俺「結べ、蜻蛉切」

大型ネウロイを真っ二つに割断

しかしネウロイは再生を始める。どうやらコアには当たらなかったらしい

坂本「何が起こった……?」

バルクホルン「大型ネウロイが両断されただと……?」

俺「コアには当たらなかったか……坂本少佐、コアは今どの位置に?」

坂本「コアは……機首となっている部分に今は移動している」

俺「ネウロイはしばらく再生に専念してもらうとして、次はコアを露出させます」

内部兵器を再度稼動

大型ネウロイの機首付近に弾丸をビームの集中砲火を浴びせる

俺「リネット曹長、コアがもう露出する。狙いは任せたぞ?」

リーネ「はい!」

これで残弾0。コアからのエネルギー供給量も一時低下。最後のビームを機首へと叩く

リーネ「見えました……!」

===
==


・基地・

坂本「無事にネウロイを撃退する事ができた」

ミーナ「ご苦労様。俺さんがCCSを使ったようだけど暴走の気配はあったかしら」

坂本「いや、暴走の気配はなかったな。本人が言うには大型クラスだと制御しきれないから無理と言っていた」

ミーナ「本人がどの程度まで使えるか把握しているなら大丈夫そうね」

坂本「だがまるで目の前にあのウォーロックが居るみたいな感じだった……」

ミーナ「そうでしょうね。あれはまさしく、ウィッチがコントロールするウォーロックそのものだもの」

坂本「ミーナ、あれは本当にブリタニア軍が用意したものなのだろうか。私にはそうは思えないんだ」

ミーナ「ええ……、確かにそうかもしれないわね。出所がどこかは謎に包まれているわ」

坂本「まさかマロニー大将が何か噛んでいるということはないだろうか」

ミーナ「それは考えられないわ。マロニー大将は責任を取らされているし、大々的に活動はできない位監視がきついはずですもの」

坂本「そうか……そうなるとマロニーとは別の誰かが裏に居るかもしれないというわけだな?」

ミーナ「ええ、そう考えるのが普通でしょうね。だけど、俺大尉はそのことを知らずにただ利用されているだけカも知れないという事も念頭においておかないといけないわね」

坂本「……」

・自室・

俺「ワイヤーも取り替えておかないと駄目だな……5番ワイヤー、これじゃせいぜい縛ったりするくらいしかできないな」

グローブに仕込まれたワイヤーを最細の1番から最太の5番へ変更してゆく。

あのお方からの命令となればそれに従うしかなかった

俺「マロニー様……あなたは一体何をしたいのですか?あなたはウィッチが憎かったんじゃないのですか?」

ここで予想外の行動をとったらどうなるだろうか

計画に狂いが出てしまうのだろうか、それともそれも計画に練りこまれているのだろうか

それを知るのは今はまだマロニー大将ただ一人だった……

・ブリタニア・

マロニー「彼はどう動くだろうか。予定ではそろそろウィッチ達を手に掛けようとする頃だろうな……そうなったときが我々が動く時。期待しているぞ……俺大尉」

マロニーの視界には埋め尽くされるほどのウォーロックが

その中心にはまだ未完成と思われる1機の他とは違うウォーロック

マロニー「次はガリアか……これの完成はかの地でになりそうだな」


宮藤「離しなさい。逃げたりはしない」

男「マロニー様、お待たせしました。宮藤博士をお連れしました」

マロニー「ご苦労だった。そして宮藤博士、手荒な真似をしてすまなかったな。手錠をはずしてやれ」

男「はっ。逃げようとは考えないほうがいい」

宮藤「わかっているよ」

支援

マロニー「宮藤博士、どうだねこの絶景は」

宮藤「よくもまあこれほど……」

マロニー「宮藤博士、頼みがある。あの中央部分にある未完成の機体があるだろう?あれを完成させて欲しい」

宮藤「……拒否権はないんだろう?」

マロニー「察しが良くて助かる」

宮藤「マロニー大将。あなたはこれを用いて何をするつもりですか?答えていただきたい」

マロニー「ウィッチの小娘達に代わって、このウォーロック達がネウロイを駆逐する。ウィッチなど……この世にはいらんのだ」

宮藤「……一つ約束していただきたい」

マロニー「何だね?」

宮藤「ウィッチにとって変わる事は問題ない、けれどウィッチ達を傷つけてその座を奪い取るような事はしないで欲しい」

マロニー「我々からは手を出さない事を約束しよう。我々からはね……」

宮藤「ウィッチ達が攻撃を仕掛けてきたら、反撃するというわけですか」

マロニー「そうなるかもしれないな。ウィッチ達が大人しくネウロイとの戦闘を我々に任せれば何も問題は起きまい」

宮藤「……判りました。あの機体を完成させましょう」

マロニー「こちらも、宮藤博士がこの事を口外しないと約束して頂けるなら完成しだい即開放する事を約束しましょう」

今回ここまでで終了です

支援ありがとうございました。

武器のみ某所から拝借

おつー

次回も待ってる

おつんつん!

じゃあ今夜もちょっとだけつながせてもらっていいかな?

確認

そお?それなら少しだけお次までツナギ投下~
俺の目的は保守すること…それだけだ。

あらすじ

俺「変態が来た」

エーリカ「変な板きれもってきた」

ウルスラ「しかも喋る」

マルセイユ「……しかも過去と未来を見せるとか言ってる…怖い」

俺「と、言うわけで第一回!写真鑑賞会を開催したいと思います!」

ルッキーニ「いえぇーい!」

シャーリー「いいぞーおれー!」

宮藤「い、いえーい!」

リーネ「いえー…い?」

坂本「いえーい!!」

ペリーヌ「い、いえーい!!ですわ!……あの…少佐…この集まりはいったい……」

坂本「ん?なんでも俺が知り合いから大型の投影機を受け取ったらしくてな。それも、なかなかいい性能らしいのでみんなで楽しもうと…なぁ、ミーナ」

ミーナ「え、えぇ…でも…あれ…本当に投射機なのかしら…」

ミーナが指差した先には石板状の謎の物体が…

HAL「イエーイ」

サーニャ「!?」

エイラ「う、うわぁ!っへ、変な板が喋ったゾ!」

HAL「変な板とは失礼な…私にはモノリス…又はHALというはれっきとした名前が」

ルッキーニ「~~♪」カキカキ

HAL「あ、すみません。落書きはNGで」

ミーナ「た、確かに性能はいいみたいね……でも大型の投影機ならこのブリーフィングルームのものがあるのに…別にこれを使わなくても…」

HAL「チッチッチ。私をそんじょそこらの大型投影機と一緒にしてもらっては困ります。私には次元を超えて過去…そして未来に移された写真を投射することが可能なのですから」

ミーナ「過去?未来の写真?」

HAL「それができるのですよ…私に搭載された「未知の外燃機関」が生み出されるで本時間軸から過去未来問わず2年以内の写真であれば投射が可能となっています」

宮藤「え、じゃあ私達の未来の姿とかをみれたりするんですか!?」

HAL「はい。条件にを満たしていればですが」

リーネ「すごーい!」

ミーナ「まったく……そんな馬鹿なことが可能なはず」

HAL「はぁ……まったくこれだから頭の硬いかたですね。私が可能ですといえば可能なのです……だから私はお歳を召した方のお相手は苦手なのです」

ミーナ「……」ニコッ カチャ

坂本「お、おいミーナ!」

ターン! カキーン! チューン!

俺「ちょ、ちょっとミーナさん!こいつの何が癇に障ったのかはしらないっすけどいきなり発砲しないでくださいよぉ!!一応借り物なんですから!」

ミーナ「あらごめんなさいつい手が滑って」ニコニコ

ルッキーニ(うじゅあ…お説教モードの中佐だぁ~…コワ~イィ)

マルセイユ(……迫力満点過ぎる…ケイを怒らせたときよりも怖いかも知れんな)

俺「あー…あー………はぁ。まぁ、実際のところ本当に過去とか未来見れるかといわれるとやっぱ疑問だよねぇ…」

マルセイユ「おい俺。あれとめなくていいのか?」

HAL ゴゴゴ

ミーナ ゴゴゴ

俺「止められたら止めてるんよー。あの状態になったミーナさんはてにおえんよー。だから俺は目をそらすよー」

リーネ「綺麗に現実から逃げましたね俺さん」

HAL<っふ、甘甘ですね。その程度の豆鉄砲では単一素粒子「ヱルトリウム」で構成されているこの私に傷が付くわけがありません

坂本「まぁ、今は触れないほうが賢明だろうな。ああなったミーナは私でもとめられん」

エーリカ「だね…じゅるる」

ルッキーニ「うじゃー…ごくごく…ん~おいしーねこのシロップジュース!」

HAL<おや、ズボンを丸出しにしてどうしようというのです? 威嚇ですか? そんな荒れたお肌をさらしてさらに露出してどうするのですか?
    私の予想ですが3○才ほどのいい年齢で恥ずかしいと思わな

ッキュ
<アァー!

マルセイユ「すごい、尻で挟んでるとこがぎしぎし言ってるぞ…」

宮藤「そ、そうだね~シロップジュース。お、おいしいなー!ねーリーネちゃん!」

リーネ「そ、そうだねー!!」

ペリーヌ「……いったいどこからシロップジュースなんて持ってきたんのですの」

エーリカ「ん~?モノリスの後ろの扉のスイッチ押したらでてきたー」

シャーリー「そういえばカキ氷製造機の付属機能だったな投射機って…けど何でシロップのジュースなんて飲んでんだ?カキ氷はどうしたんだよ」

エーリカ「ん?何回ボタン押してもこれしかでてこなかったんだー。おいしいからいいけどね」

ッキュッキュ!ッキュ!!
ベゴン

マルセイユ「あ、凹んだ」

俺「へへ、たまにはいいだろ…たまには……で、本題なんだけど。自分の未来みたいとおもうひときょしゅー!はーい!」
ジュルルル…ギギギギギギィィィィベキベキベキベキ
部屋にはシロップジュースをすする音とエルトリウムが軋む音が響き渡った……。

俺「おろ……?誰も居ないのか」

シャーリー「あーまー気になるっちゃ気になるんだけどさ…できるできるしか聞いてないからさぁ」

坂本「信用してないわけではないが…こればっかりは眉唾だからな」

サーニャ「そ、それに突然その…は、恥ずかしい写真とか…を出されるのも考えられて…その…えと………ん」

エイラ「そーだそーだ!もし本当にそんなことができたとしテ。そんな得たいの知れない板切れにサーニャのお風呂シーンとかサウナシーンとか
    トイレシーンとかうつされったら…うつったら………………………………アリダナ(ボソ」

俺「欲望丸出しじゃねぇか!」

エーリカ「そうだねーさーにゃんがいきなり誰かと結婚式あげるとことか写ったらエイラこまるよねー」

エイラ「そんなことあるわけないだろー!最大でも2年後だぞー!サーニャが結婚なんてするわけないじゃなカー!……
    で、でも本当に二年後サーニャが誰かと…結婚…………写ったら…………さ、さーにゃ~~う、ううう~~う~」

サーニャ「え、エイラ?」

リーネ「私もちょっと……俺さんの知り合いが持ってきたということはもしかしたら本当にそうなるかもしれないので…」

宮藤「……わ、私もちょっとこわいな~」

マルセイユ「す、すご尻圧だ!どんどん凹ませていくぞ!」

俺「要するに。本当に未来と過去を見れるかどうかもわからないし?実際に動くところも見たことないから信用できない……と?
  ……ん~確かに俺も動かしてないしみてないなから信用はしてないんだけどね~……」

ウルスラ「では兄様が実際に実演してみてはどうでしょうか?」

俺「え?俺?」

ペリーヌ「そうですわね…俺さんが実験台になればよろしいのでわ?ここではもってきた張本人の知り合いですし」

リーネ「もし変なシーンが写ったとしても誰も傷つくことないのですから。それがいいと思います」

俺「俺が傷つくんですけど!?」

シャーリー「まぁ~まぁ~。別に絶対に変なシーンが写るってわけじゃないし、実際できないかも知れないだろ?
      やってみればいいじゃないか。なぁ、俺」

俺「あ、あっれぇ…ちょ、ちょっとエーリカちゃん!みんなこんなことと言ってるけどなんか言ってやってよ」

エーリカ「モシャモシャモシャ」

俺「きいてねぇし!」

エーリカ「…ウグ…もうみんな俺の扱いが下手だな~。こうすれば一発だよ~……ねぇ俺!ちょっと先にやってみてよ」

俺「だからその…俺もちょっと…」

エーリカ「えぇ~…俺!おねが~い!」

俺「ぐ!ぐぬぬぬぬ……」

エーリカ「ね?お~ね~が~い~」

俺「……はい…やらせていただきます」

エーリカ「はいきまりー!じゃ、準備しなきゃないけないよね俺。というわけで向こうで喧嘩中のミーナと板切れを止めてね!」

俺「え?」

HAL<GYAAAAAAAAAAAAAA!!

俺「」

マルセイユ「すごいな!俺みろよ綺麗な尻型が付いたぞ!」

~とりあえずみーなさんじゅうはっさいを引き剥がした~

HAL「あ、ありがとうございます俺さん。もう少しでスクラップになるところでした」

俺「お前がまいた種なのになんで俺が刈り取らなきゃいけないんだよもう!」

HAL「その…つい…」

ミーナ「……」ズーーーン……

バルクホルン「まぁまぁ」ポンポン

エーリカ「まぁまぁ」ポンポン

坂本「まぁまぁ…ミーナ十分若いんだから…な?」ポンポン

俺「……とりあえず、ミーナさんのことは美緒姐さん達にまかせて…HALお前の出番だぞ」

HAL「お、おお!やっと私を使用してくださるのですね!? どなたが私の最初の使用者になるのですか!?」

俺「俺だ」

HAL「……え?」

俺「……」

HAL「……ッチヤロウカヨ」

俺「なんかいったか」

HAL「いえ別に……今回が初使用なので操作説明を行いますか?」

エイラ(いまチッていったぞ…)

俺「あぁ頼む」

HAL「了解チュートリアルモードを開始します。私の本体中央にある数字入力ダイヤル装置があります。それを見てみたい年月日を入力してください。
   入力された数字はパネル上部にあるタイムサーキットに現在の標準時間軸が下部に入力年月日が上部に表示されます。間違いがなければエンターキを押してください。
   注意事項ですが、本装置の性能では現在標準時より2年先の未来及び過去まで表示が性能限界ですのでそれ以上の数値が入力されるとエラーが出ますのでご注意ください」

俺「思ったより単純だなやっぱ操作はユーザーフレンドリーじゃないと……えーっとそうだな……1945年だから…2年前の…今日の日付でいいか」

シャーリー「意外だな~。てっきり未来の写真を見るのかと思ってたよ」

俺「まぁ実験だからな未来は本当にそうなのかどうかわからんからな。過去ならもうすでにあったことだから実験には最適だろ?」

ペリーヌ「確かにそうですわね。2年前の写真なら見れば思い出すでしょうし。俺さんにしてはなかなかいい考えだと思いますわ」

俺「うむ…それじゃ……1(ガラ)9(ガラガラガラガラガラガラガラガラガラ)っと…」

  MONTH  DAY   YEAR
  TYPE-J9 ARL-99  1943

   DESTINATION TIME

  MONTH  DAY   YEAR
  TYPE-J9 ARL-99  1945

    PRESENT TIME

TIME CIRCUITS<●○>ALARM CLOCK
俺「…これでいいか?」

HAL「はい、完了です。これで入力された数値によりフラックスキャパシターが制御され「その日に写された」「入力者が写っている写真」を投影します」

宮藤「ふ、ふらっくすきゃぱしたー?何ですかそれ」

HAL「扶桑名称で「次元転移装置」です。これにより時空転移が可能となります。なお、製作者はこれを公園の(アァ~)中に(アアァ~)したときに転んで思いついたそうです」

ルッキーニ「??ね~ね~俺(アァ~)ってなに?」

俺「……俺に聞かないでルッキーニちゃん」

サーニャ「……ルッキーニちゃん、(アァ~)っていうのはね……」

エイラ「さ、サーニャ!?」

俺「サーニャちゃんそれ教えなくていいから!つうか何でしってんの!?」

サーニャ「え…夜間哨戒中に参加した無線通信コミュニティで話題に……」

俺「なんちゅうコミュニティがあるんじゃい!そっこくやめんしゃい!」

マルセイユ「だから俺。(ヴォー)ってなんなんだよ」

俺「蒸し返すな俺に聞くな!!」

<ギャーギャー

<ワーワー

HAL「…説明を続けてもよろしいでしょうか?」

ウルスラ「どうぞ。私は聞いてる」

エーリカ「ズルルル…私もー」

HAL「……これで入力は完了しました。後は本機中央の赤いボタンを押してください。それで作動します
  なお、投射される写真はランダムに選ばれるためどのような写真が投射されても作成者は感知致しません。以上でチュートリアルモードを終了します。お疲れ様でした」デレレレ~

エーリカ「だって…どうするウーシュ?向こう大騒ぎになってこっちのこと忘れてるみたいだけど…押しちゃう?」

ウルスラ「……そうですね。押しちゃいましょうか」

HAL「なお赤いボタンを押すときはアタシ博士曰く「押すときは「プログラムドライブ!」と掛け声を掛けて気合を入れて押してね★」とのことです」

ウルスラ「……」

エーリカ「えぇ……」

HAL「どうぞ(迫真)」

ウルスラ「すぅぅぅぅ……プログラム……ドライィィッブ!!」ガシャーン!

エーリカ「蹴った!?」

ププ~~ン!ピー!ファファファファファファ!

ルッキーニ「うにゃにゃ!びびっくりしたー!」

シャーリー「な、なんだぁ?」

HAL「モノリス起動承認確認。次元撮影モードへ移行します。危険なため半径5m以内にいる方は即時退避してください……
   外燃機関「ヤクトミラージュ」始動…出力上昇中……20…45…60…88……使用指定電力1.21Jigowattへ到達…フラックスキャパシター……作動」

その言葉と同時にモノリスは強烈な閃光を放った。

リーネ「きゃっ!?」

ペリーヌ「何ですのこの音は!?」

俺「うおまぶし」

モノリスは3度の強烈な閃光と音を放ち…停止した。

http://www.youtube.com/watch?v=beV2wCbVGQM

てな感じできるここまで~
やったよドク!やっと残業昼夜反転地獄が終わったよ!これでやっと安定して投下と書き溜めができるよ!

さーて番外編もネタまみれにして毒抜いて今月以内に終わらせて本編投下しようねアインシュタイン

支援ありがとうございました!お休み!

あぁあと今日の20時に久々に予約入れとこう
たしか飯時で人居ないんだよねその時間って

そろそろスタンバイしとこう

乙乙!

今夜は割とすぐ終わる予定。勢いに乗ってしまったらまた遅くなりそうだけどね…即興の怖い所ダネー


3行でよくわからない前回のミノムシさん

リーネ「俺さんのヘタレ♪」

マロニー「ぐぬぬ…」

俺「ぬわーーっっ!!」




それと24時半から予約ね

マロニー「やれ、ウォーロック!」

俺「…!?」

黒服A「若!」

黒服B「ご無事ですか!」

助かった…

マロニー「シールドだと…?お前達は何者だ!」

黒服A「我々は若付きのごくごく普通のボディーガード!」

黒服B「若、捕まってください。ここから離脱します」

マロニー「普通のボディーガードがシールドを張れる訳がないだろう…!お前達もウィッチというわけか」

黒服A「一応…そんな風に呼ばれる事もあるかもしれないかな?」

黒服B「若のボディーガードなどウィッチクラスでないと務まらないんでね」

ミーナ「黒服さん。俺さんの事を頼みます。拳銃で撃たれただけだから命に別状はないはずよ」

黒服A「わかりました。あなたたちはこれからどうするおつもりですか?」

ミーナ「わからないわ。でも安心して。どうにかして見せるわ」

マロニー「ここから逃がすと思っているのか?ウォーロック、あの黒服達を支配下に置け!」

ウォーロック「…!」

黒服B「姉さん、一瞬あのメカの足止めをする。その間に若を連れて遠くへ」

黒服A「ええ。あなたの事は私に任せなさい」

黒服B「頼りにしてる」

マロニー「逃げる?もうお前達は動けないはずだ。諦めてその男をこちらへ寄越せ」

黒服B「動けない?動けるわよ?何を言っているのかしら?」

マロニー「何だと!?お前も障壁を!?」

黒服B「若じゃあるまいしそんな無敵のシールドなんて張れる訳ない。別の方法」

黒服A「B、大丈夫みたいね。お願いやって!」

黒服B「そのメカ達を暫く沈黙させてもらう…。固有魔法…ワイルドボルト!」

支援

黒服さんパワーアップしてんなー

マロニー「ちっ。雷撃か…ウォーロック、急いで再起動しろ!」

ウォーロック’s「……」

黒服A「B。とっととずらかるよ!」

黒服B「ええ。姉さん!」

マロニー「なぜだ…なぜだ…!」

黒服A「当たり前よ。コピーがオリジナルに通用するはずないじゃない」

黒服B「ミーナ中佐。そのうち絶対に若が何とかしてくれるのでそれまで待っててください!」

俺「…う」

黒服達を甘く見過ぎてたな…まさかウィッチだったとは…

黒服A「若。一旦ロマーニャを離れます。いいですね?」

俺「…ああ」

黒服B「あの方達の救出は若が完治してから必ず…」

マロニー「…逃がしたか。まあいい。ウォーロックの改良点が解ったから良しとしよう」

ミーナ「…リーネさん、しっかりして。俺さんなら大丈夫だから」

リーネ「私が俺さんを…この手で…」

マロニー「ミーナ中佐。ストライクウィッチーズはしばらく私の監視下に置かせてもらうからそのつもりで居る事だ」

ミーナ「…」





~数日後大西洋・第508統合戦闘航空団マイティーウィッチーズ移動基地エンタープライズ~

俺「…」

黒服A「若、お怪我はもういいのですか?」

俺「…ああ」

黒服B「それはよかった。そういえばサッチ中佐が俺大佐の事を呼んでいましたよ?」

俺「わかった。行こう」

~艦橋~

サッチ「俺大佐、もうお怪我はよろしいのですか?」

俺「おかげ様で。ロマーニャ付近に補給で訪れていたようで助かった」

サッチ「大統領がロマーニャ近辺へ向かいそろそろ俺大佐を回収してこいと命令がありましたので丁度タイミングが合ったようですね」

俺「大統領め…」

サッチ「我々はこれより一度リベリオン東海岸へ戻る事へなりますがよろしいですね?」

俺「リベリオンか…やらないといけない事があるから至急リベリオンへ向かってくれ」

サッチ「了解しました。俺大佐の身の回りの事は隊員達にやらせましょう」

俺「それには及ばないよ。一応黒服AもBも居るから彼ら…いや、彼女らが何とかしてくれるはずだ」

サッチ「そうですか。念のために後でウィッチ達を紹介しましょう」

俺「そうだね。顔を合わせる事もあるだろうからお願いしようかな」





~艦橋~

新藤「マイティーウィッチーズで戦闘隊長を務める新藤だ。サッチからどのような人物かは聞いている。暇な時にでいいから紫電を見てもらないだろうか」

セシリア「まさか本物の俺社長に会えるなんて夢みたいね…」

ジェイミー「玉の輿でも狙っちゃう?」

ドロシー「本物に会えるなんて感激ね」

雁淵「リベリオン組は彼の事をしっているようだな」

デリア「私も知っているわよ?世界的に有名だから扶桑でも知られているんじゃないかしら」

松田「確か雑誌とかで見た事があるような気がする」

小村「あーそういやどこかで見た事ある顔だと思ったら、リベリオンの大財閥の関係者だったかっ」

俺「リベリオンに付くまでの間厄介になる…今はリベリオン海軍の俺大佐だ。よろしく」

『よろしくお願いします』

新藤「ストライカーユニットを自分で設計するんだろう?今から我々のストライカーユニットを見て貰えないだろうか」

俺「でも紫電といったら扶桑の新型だろ?部外者に触らせて大丈夫なのか?」

新藤「かまいやしない。是非見てもらって、改良できるところがあったら改良を頼めればと…」

俺「わかった。さっそく見せて貰おうかな」

新藤「こっちだ」





俺「…成程。これは良い機体だ。坂本少佐が使っていたのを見ていたから良さはわかっていたつもりだったけどこれほどまでとはね」

新藤「どうだ?改良できそうな所はあるか?」

雁淵「できればもう少し旋回性能があがれば言う事がないのだけれど…」

俺「旋回性能か…やれない事もないけどそうするとバランスがなぁ…」

新藤「無理にとは言わないから、改善できそうなら頼んだよ」





俺「…これで少しはマシになるかな?大分弄ったけど怒られないかな…。むしろ別物に近くなった気もするけど…」

新藤「これは…?」

俺「ええと…紫電改・改改改…?」

雁淵「見た目は全くの別物になっているわね…どうやら内部も相当弄ったみたいね」

俺「旋回性能を上げたら今度は別の部分でバランスが悪くなって、それを直したら別の部分が…それの繰り返し。そうしてみたらコレが出来てたわけさ」

新藤「雁淵どう思う?」

雁淵「一度、履いて飛んでみようと思う」

新藤「俺大佐、悪いが雁淵に付き合ってやってはくれないか?俺大佐も籠ってばかりでは体がなまってしまうだろう?」

俺「そうですね。俺も飛ぼうかな…」

ウォーロックに対抗する手段を考えないといけないけど…

支援





新藤「どうだった?」

雁淵「これ凄いわよ。新藤達も後で一度飛んでみるべき」

新藤「あなたがそういうのなら本当に凄いのでしょうね」

雁淵「俺大佐と軽く模擬戦もやってきたけど、あんな動きをするウィッチなんて初めて見たよ」

新藤「噂通りのようね」

俺「…」

新藤「どうしたの。俺大佐?」

俺「…少し考え事を」

あのウォーロックに対抗するためにはあの魔法を防ぐ為の何かが必要か…

俺「…」

全員を重力場で包み込むなんて無理だし…

俺「…うーん」

解らない。リベリオンに付いたらゆっくり考える!

~滑走路上~

黒服A「若、思い悩んでいるようね」

黒服B「そうみたい。…そろそろ私達の正体を明かすべきじゃないか?」

黒服A「まだダメよ。お父様の許可がないと…」

黒服B「リベリオンについたら一度掛け合ってみる」

黒服A「そうね…でも私達の正体を知ったら俺はどんな反応をするのかしら」

黒服B「たぶん大泣きするんじゃないかしら。お姉ちゃんっ子だったし」

黒服A「きっとそうよね。私達も一緒に戦ってあげられればいいんだけど…」

黒服B「そうね。長時間の戦闘に耐えられる体だったらよかった」

黒服A「文句を言っても仕方無いわね。こうして居られるだけでも奇跡よね」

黒服B「ええ」

~数週間後・リベリオン海軍軍港~

大統領「お帰り俺君。撃たれたと聞いて心臓が止まりかけたが無事でなりよりだ!」

俺「大統領、離れてください。暑苦しい…」

サッチ「大統領、ご命令通り俺大佐を確かにお連れいたしました。我々マイティーウィッチーズは再び大西洋へ向かおうと思います」

大統領「サッチ中佐。君達、マイティーウィッチーズは暫くの間休暇だ。エンタープライズの改修がある」

サッチ「わかりました。隊員達にはしばらく休暇と伝えましょう」

大統領「長旅だったろうからね。ゆっくり休むといい」

俺「大統領、俺も家に帰ります。今日限りで海軍も辞めます」

大統領「そうかそうか。よかった…暫くはリベリオンに居るんだな?」

俺「はい。やらねばならない事が1つあるので…」

大統領「新兵器の開発かい?そうだろう?」

俺「…ええ」

大統領「ブリタニアのマロニー大将が調子こいてるみたいだからね~…」

俺「…はい。マロニー大将にしてやられてこのザマです」

支援

大統領「…で。何を作るんだい?新型爆弾かい?それとも新型戦闘機かい?」

俺「…ジェットストライカー」

大統領「ジェットストライカー!確かにカールスラントにも遅れをとる訳にもいかないな。リベリオンでも開発が進んでいるんだがどうもやはりカールスラントのMe262と同じ欠陥が出るとかでないとかで頓挫してるんだよね」

俺「今の設計だとそうなるでしょうね」

大統領「開発に協力してくれるんだろう?」

俺「いえ…俺は自分で別物のジェットストライカーを作ろうと思ってるので…」

彼女達を助ける為の、特別なストライカー…

大統領「なら、資金とか援助するから完成したら設計図頂戴ね!」

俺「わかりました。けど…予定だと特別な試作機を1機と様々なバリエーション機を11機作る予定なので相当額必要になりますよ?」

大統領「欠陥の無い完璧なジェットストライカーさえ完成すれば問題ない。開発費はいくらでも使っていい」

俺「…ありがとうございます大統領。きっと後悔しますよ?」

大統領「…へ?」

俺「とりあえず最低でもこの位いるのでよろしくお願いします」

大統領「…………」バタン

サッチ「大統領が泡吹いて倒れたけど大丈夫ですか…?」

俺「予算を見てびっくりしただけだろう。いつものことさすぐ復活するからほかっておけばいい」

サッチ「短い間だったけど楽しかったよ。またどこかで縁があるといいね」

俺「サッチ中佐達も良い休暇を」





~リベリオン・ミノムシ財閥旗艦企業・ミノムシ重工・特別研究所~

俺「ここに来るのも何年ぶりだろうか…」

あの事故の後、ここへ足を延ばす事は無かったからな…

父「…お帰り」

俺「ただいま。父さん」

父「お前がここへ来たと連絡を受けてな」

俺「ああ…尻ぬぐいの為に作らないといけないものがあるんだ」

父「そうか。ここはお前の会社だ。施設は自由に使って貰って構わない。後さっき、国から凄い額の研究費が払われたがお前の仕業か?」

俺「大統領に無茶言って出させた」

父「よくあの大統領、大統領を続けられてるな…」

俺「悪い人ではないからね」

父「私に何か手伝える事はあるか?」

俺「…残念ながら何もないかな?」

父「そうか。ならお前の邪魔をしないようにしていよう…」





俺「…これもダメ。これでもダメだ…。Me262やP59の設計図は役に立たないか…」

これじゃどう改良してもあの欠陥が残ってしまう…

俺「なら、前に俺が設計して放置してあった奴は…」

ダメだ。欠陥は解消されるだろうけど、これではウォーロックへ追いつけないし、あれを搭載出来ない

俺「…どうするかな」

黒服A「若。お言葉ですが何をしてらっしゃるのですか?」

俺「?」

黒服A「若らしくもない…」

黒服B「若は100年先の技術を持つとかと言われていたのではないですか?」

黒服A「こんなMe262やP59や数年前に書いた設計図など見て何になりますか。そんな古い設計図を眺めてやる気があるのですか?」

黒服B「そうです。若はいつも先を、未来を見据えていたはず。過去を振り返るなんて若らしくない」

俺「…お前達」

黒服A「まだあの事を引きずっているのでしたらもう忘れてください」

黒服B「あの出来事を引きずるのは私達2人で十分」

俺「…」

黒服A「がんばりなさい、俺。あなたならきっと出来るわ」

黒服B「私達2人はいつも応援してるから」

俺「…まさか!」

黒服A「私達はただの若のボディーガード」

黒服B「それ以上でもそれ以下でもありません」

俺「…ありがとう、姉さん達。目が覚めたよ」

黒服A「姉さん?誰かと勘違いしてるのでは?」

黒服B「声が似てるだけ」

俺「俺の勘違いだろうね。忘れてくれ、黒服A・B…これからも頼むよ」

黒服A[若が望むなら」

黒服B「我々はいつでも若のお側に」

俺「…黒服A・B。コーラとピザを用意してくれ。後、ガムとチョコレート。Dレーションなんて持ってきたらぶっ殺す」

黒服A・B「かしこまりました」

~数日後~

俺「…まずは11機完成か」

大統領「はっは。壮観ですな。投資した甲斐があったものだ。しかし随分と作ったな」

俺「ええ。レーダードーム搭載型が2機。これは魔導針を使うウィッチや空間を把握する魔法持ちのウィッチ用に」

大統領「ほうほう」

俺「次は高速戦闘型1機。最高速のみを追求したモデル。速さに自信のあるウィッチが使えば追いつくことすら困難でしょう」

大統領「いいねいいね」

俺「次に、近接格闘に主眼を置いたモデルが2機。これは扶桑刀などを使うウィッチに是非使って貰いたい。なので扶桑へ売り込みするならこれ」

大統領「モデル名はフジヤマにでもしておくか?」

俺「名前は別に考えてあるので…次に搭載量を重視したモデル。専用装備として30mmガトリングを4門。120mmカノン砲1門。パイルバンカー1本を持って運用します」

大統領「…これ全部持てるウィッチいるのかい?」

俺「俺はそれが出来るウィッチを一人だけ、知っています。次が汎用型モデル4機。各種バランスが取れたスタンダードモデルです」

大統領「ふむふむ」

俺「最後にステルス性能とシールド性能を極限まで追求したモデル。これは狙撃などの支援砲撃をするウィッチに」

大統領「売り込むならどれがいいのだろう?」

俺「売り込むなら汎用モデルと近接格闘モデルですね。レーダードーム搭載型も売り込めるでしょう。他のはまぁ…俺の趣味で作ってみたものなのでおすすめはしません」

大統領「確か12機作ると言ってなかったか?11機しかないではないか」

俺「最後の1機は俺専用モデル…後はエンジンさえ作れば完成します」

大統領「それは売り込めるのか?」

俺「無理でしょう。俺以外が使えばGに耐えきれずに死にます」

大統領「」

俺「大統領、設計図はこれです。好きなモデルを好きなだけ量産してください」

大統領「おおおおお…これでリベリオンがジェットストライカー開発競争を一歩ぬきんでたな!」

俺「そんなところです」

大統領「いやー…俺君がリベリオン国民で本当に良かった!また何か無茶なお願いがあったら私の所へ来ると良い」

俺「…それでは数日後にうかがわせて貰います」

大統領「えっ」

俺「無茶なお願いがあったら大統領の所へ行けばいいんでしょう?」

大統領「…そのお願いなんだけど。もうどんなお願いか聞いてもいいかな。準備とか必要だし…」

俺「簡単な事ですよ。エンタープライズを使わせてください」

大統領「エンタープライズで旅行かい…?」

俺「ちょっとロマーニャまで遊びに」

大統領「リベリオン国内じゃダメなのかい?」

俺「どうしてもロマーニャに行きたいんですよね。ロマーニャに行けないと扶桑やカールスラントに亡命しちゃうかもしれない」

大統領「…わかった。自由に使うといい」

俺「あとー、マロニーに対抗するために海軍大将のポストも用意しておいてね」

大統領「…わかった。3日後にホワイトハウスに来なさい」

俺「大統領は話が分かる人で本当に好きですよ」

大統領「無茶なお願いばかりだが、リベリオンに多大な利益をもたらしてくれるのだから仕方ない…」

終わり。お休み

深夜なのに支援ありがとう

マイティーウィッチーズの口調は適当です

乙であります!

投下中にすみませんでした

乙乙

>>434
嘘吐きは黙ってろ

おっつおつ
前周に近付いてきたねー

乙乙!


このままだと寝不足になってしまう・・・・・・

おつー
こんな時間にお腹がすいてきたけど財布の中身は13円でもうどうしようかペリーヌさん

ミーナ「みんな!大丈夫なの!?」

エーリカ「うん。ほら見て見て、ぴんぴんしてるよー」

ミーナ「そう、よかったわ……。戦闘中に全員が突然失速して海に落ちたなんて聞かされて、心臓が止まりそうになったわよ」

バルクホルン「いや、大丈夫では無い、な……。外傷は無いんだが……」

ミーナ「どうしたの?まさか、何か不調が?」

バルクホルン「見てもらったほうが早い。すぐに医務室に来てくれ」

医務室―――

坂本「我等為壊破怪異、是急務也!」

ペリーヌ「Aucune id・e de ce que quelqu'un ・tait rien dire!」

サーニャ「Сонная……」

ミーナ「(゚д゚)」

*秘め歌 試聴中

俺「……ドラマCDとキャラソンが一体になってるって凄くね? お得感が半端ないんだが」

シャーリー「で、あたし達の歌はどうだったー?」

俺「全員のシングル曲を∞リピート余裕でした^^
  まぁ、あえて特に気に入ったのを挙げるなら坂本ちゃん、エイラ、シャーリーの曲かね?」

坂本「はっはっはっ! 何だ、ヒロインである私達二人の名前があるという事はお世辞か? 意外に気を配るな、似合わないぞ」

俺「……特に坂本ちゃんのは色っぽくて最高でした」(マジレス)

坂本「えっ、やっ…………ほ、本当だったのか? しかし私はミーナやサーニャほど本格なのは……」イジイジ

俺「で、シャーリーは如何にもリベリオンちっくな曲でまさにピッタリだったぞー。
明る過ぎず、しっとりし過ぎずと完璧なバランスと言っていい。車に乗ってる時に流したい曲だな」スルー

シャーリー「まぁな、けど私的にはルッキーニとのデュエットの方がオススメ……って、俺、後ろ後ろ」

坂本「……うむ、俺に褒められただけで高揚するとは何かの間違いだと思うんだ」

俺「えーと、それとその烈☆風☆斬の構えと何の関係が(ry」

坂本「貴様の心も一緒に連れて行く・・・俺!私ともに果てろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!! 」ブォォォォン!

ギャァァァォァァ!? スイカバーハヤメテェェェェェ!!

おわり

ちょっ、この深夜にニアミスとかこわい

すまない、スルーしてくれぃ……

何だかよく分からないが支援

確か雑談にあった言語固定ネタかな?
しえーん

バルクホルン「どうやら、私達が戦っていたネウロイの仕業らしい。皆、母国語しか話せなくなってしまったんだ……」

エーリカ「うーん、普段カールスラント語で考えたことをブリタニア語に訳して話してるじゃん?でも今は、翻訳したつもりで話してみるとカールスラント語のまま話しちゃってるって感じかな」

ミーナ「軽い洗脳状態?だとしたら、この程度の被害で助かった、と考えるべきかしら……」

バルクホルン「ミーナが出撃してなくて助かった。リーネとシャーリー、この二人と意志疎通が出来るのは現在ミーナだけだ」

エーリカ「やっぱりあのネウロイを倒さなくちゃ治らないってことなのかなー」

ミーナ「今はそう願うしかないわね。取り合えず、今日の再出撃は無理ね。夜間哨戒は、どうしようかしら……」

バルクホルン「サーニャを行かせてもし敵と出会った場合、基地に応援を呼べないな……」

エーリカ「じゃあ私が一緒に行くよー。カールスラント語なら解る人もまあまあ多いしー」

支援? それともほ?

果たして空中で寝たらストライカーは動いたままなのか
しえん

次の日ーー

リーネ「I had supposed to be like why...」

シャーリー「It is good we are in the same language!DDDDD」

バルクホルン「なぜ笑っているのかは解らんがどうせろくな事ではないんだろうな……」

ミーナ「はーい、皆さん注目してください。現在、戦闘中の意志疎通が困難な私達の戦力は半減していると言っても過言ではありません」

シャーリー「I know what the commander is doing.」

ミーナ「はいはい、後で説明するわね。さて、問題のネウロイですが、つい最近502隊でも確認されたそうです。その時はカールスラント組を前衛にして対処したようね」

バルクホルン「他にもいたとはな……。なるほど、私とハルトマンが前衛、ミーナは後方で指揮をとり、リーネが後方から支援する。シャーリー、帰っていいぞ」

シャーリー「I now said to feel ill...」

ミーナ「まったく、仲が良いのか悪いのか解らないわね……」

漏れ「fack you」
マロニー「oh... miss spell」
シャーリー「fuck you」
漏れ「fuck you」
リーネ「イェア」

談話室ーー

エイラ「L……L rakastan sinua!」

サーニャ「?」

エイラ「Rakastan sinua!Rakastan sinua!」

サーニャ「……Я люблю тебя до.」

エイラ「!?」

バルクホルン「あれは会話が通じてるのか?」

エーリカ「例えばさ、違う国の人を好きになった時って、トゥルーデなら何を知りたい?」

バルクホルン「ん?うーん、相手の好きな食べ物とかか?それとも相手の国の事か?」

エーリカ「そう、相手の国の事。そして、たぶん相手の国の言葉も知りたくなるよ。じゃあトゥルーデは相手の国の言葉でどんな意味の言葉が知りたい?」

バルクホルン「どんなって……。挨拶とか簡単な会話とか」

エーリカ「愛をささやく言葉とか?」

バルクホルン「……ふふ、なるほどな。どうりであの二人の顔が赤くなるわけだ」

ypaaaaa

シャーリー「Hey, stick in the mud.」

バルクホルン「なんだリベリアン。ここぞとばかりに悪口でも言いに来たのか?」

シャーリー「I'm always grateful to you.」

バルクホルン「ふん、何を言ってるかは解らんがお前の顔を見ればだいたい予想がつく」

シャーリー「Perhaps only time I can not state this to you, to say thank you.」

バルクホルン「随分と鬱憤が貯まっていたようだな。どうせ今私が何を言っても解らないんだろ。くそっ、なんでこんなに胸がモヤモヤするんだ……」

シャーリー「I don't hate you. I'm counting on you.」

バルクホルン「……早くあのネウロイを倒さなければな。こんなのでは、お前とケンカもできない……」

シャーリー「I believe you,Comrades!」

バルクホルン「……ああ、任せておけ。ふん、何を言ってるんだろうな、私は……」

そろそろ扶桑語で

おやすみなさいジョゼさん

ペリーヌ「Jejeje!Je t'aime!」

エーリカ「ごめんペリーヌそれもうやったからパス」

ペリーヌ「!?」

坂本「?」

宮藤「皆等ー。昼食為完成ー」

エーリカ「はっ!この感じ……ごはんだ!」

坂本「良報!我等伴行、減戌!」

ペリーヌ「O,Oui!」

エイラ「Mit・ me sy・mme?」

ルッキーニ「Ci・ che mangiamo!?」

ミーナ「みんな宮藤さんが何を言ってるかなんとなく解るのね……。おそらく食事が出来たんでしょうね……」

作戦決行前夜、大浴場ーー

ミーナ「ふう……。明日は一応美緒達にも出動待機しててもらうけど、やっぱり私達だけで倒してしまいたいわね」

リーネ「こんばんわ、ミーナ中佐。こんなに遅くまでお仕事だったんですか?」

ミーナ「あら、リーネさん。ええ、明日の作戦の細かな打ち合わせを色々ね。なにしろこんな状態だもの、あらゆる場合の対処法を考えてたの」

リーネ「言葉が通じないって、本当に大変です。でも……」

ミーナ「でも?」

リーネ「芳佳ちゃんと誤判を作ってる時、芳佳ちゃんが何をして欲しいのかが解ったんです。それがなんだか嬉しくって、心が通じるってこういうことなのかな、って思ったんです」

ミーナ「ふふ、良かったわね。そうね、今回は良い経験になったわ。少佐もね、いつもの調子で話しかけようとしてくるんだけど、何を言ってるか解らなくて私が首をかしげると、一生懸命に身振り手振りで伝えようとしてくるの。
それがなんだか子供が母親に何かを伝えようとしているように見えてくるのよ。すごく可愛いらしかったわ」

リーネ「へえー、少し見てみたかったです」

翌日、ネウロイはハルトマン、バルクホルン、ミーナ、リーネの活躍により撃墜された

坂本「お疲れ様だ、ミーナ」

ミーナ「良かった、みんな治ったのね。あら、エイラさんは?」

シャーリー「いやー、それがさー。ネウロイ撃墜の直前に……」

エイラ(こ、こんなチャンスもうないし、もう一回くらいサーニャに……ゴクリ)

エイラ「スゥ」

サーニャ「ネウロイの反応、消滅。……あっ」

ルッキーニ「にゃ!戻ったー!」

エイラ「サーニャ、愛してるんダナあああぁぁぁ……ぁぁあ゙あ゙あ゙!!!」

宮藤「エ、エイラさん……」

サーニャ「……エイラのばか」

エイラ「ウワアアアァァァァァ!!!」


~おわり~

さて、レポートの続きやろうねジョゼ
誕生日おめでとうジョゼ

おつおつ

ジョゼちゃん、朝ごはんだよ

雲自慰じゃ

サァミンナネロアサナンダナ
ハヤネサンモンノトクナンダナ

じゅんじゅんの召喚準備がととのった!

ANALマンならぬANALウーマンの誕生か

後方不敗だっけ
懐かしい

誰も居ないからお昼寝しようねルッキーニちゃん

じゅんじゅんが飛び出すタイミングを見計らっています

角丸派

ザビー教に入信すればあなたも愛に包まれて幸せ!(アヘ顔)

異種変態媚香?
どんなアロマですか?

      この辺が異種
        ↓
               バ〃 ̄`ヾハ
               ルミイレイ)ヽリ)i
               ノノヾi*^w^ノl.l <ケツで孕ませてやる
              (( (⌒◎)⊃~((⊃ ↑
   从从从从从从从/{⌒◎)⊃~((⊃ この辺が変態
 ノ`VVVVVVVVVVV⌒^◎)⊃~((⊃
((。(。(。(。(。(。(。(。◎)⊃~((⊃
. ヽヽ⌒◎⌒◎⌒◎⌒◎)⊃~((⊃
 (/~∪~∪~∪~∪~∪~∪~~∪

ルッキーニちゃんは戦地では貴重な蛋白源である

さ、結婚しようねルッキーニちゃん

逆に考えよう、お前らがショタだとしたら相手がロリでもセーフだと

ピアノもねぇ、バーもねぇ、憲兵毎日ぐーるぐる

朝起きて、ニパ連れて、二時間ちょっとの散歩道

ラーゲリ みんなで 行けばこわくない

れんこん

遊撃手

秋刀魚の刺身ウマー

仕事が増えたよ!やったねあゆるん!

そろそろ晩御飯の時間だな

つめ

ふむ・・・保守代わりに投下でもしようか

【前回までのあらすじ】
・芳佳苦悶の日々
・サーニャが熱を出しました

【俺Side】

俺「というわけです。」

あれから夜になった。
サーニャの熱が上がってきたため宮藤とエイラと一緒にミーナ中佐と坂本少佐にその報告をしている。

坂本「そうか、なら今日の夜間哨戒はサーニャ抜きでか・・・。」

ミーナ「そうね・・・サーニャさんに比べれば索敵能力は低いけど私が代わりに出たほうがいいかしら?」

坂本「ミーナはこれから本国への報告があるだろう?私が出よう。」

ミーナ「美緒は今度来る戦艦の受け入れ準備があるでしょう?」

坂本「む~・・・どうしたものか。」

ミーナ中佐と坂本少佐がそろって首をひねる。
ウチの部隊である程度の索敵能力を持つのはナイトウィッチであるサーニャ。
それと空間把握ができるミーナ中佐と魔眼を持つ坂本少佐くらいだ。
3人のうちの2人が部隊の責任者というのは人手不足を痛感させる。
明らかに経歴の怪しい俺を部隊に引き入れたのも納得だ。

しーえーんー

サーニャ「・・・大丈夫です、私が行きます。」ハァハァ

俺「サーニャ!?」

エイラ「ナンデ来たんだヨ!」

宮藤「ダメだよサーニャちゃん!ちゃんと寝てないと!」

俺はあわててサーニャに駆け寄った。
ふらついているサーニャを抱き上げてソファーに寝かせる。

サーニャ「だって・・・お兄様たちに迷惑かけたくないです・・・。」ハァハァ

坂本「そう思うのなら一刻も早く病気を治すことに専念しろ。今の状態で出撃しても逆に迷惑をかけることになるぞ。」

サーニャ「・・・・・・。」

エイラ「そ、ソンナ言い方しなくても・・・。」

俺「いや、少佐の言うとおりだ。今はゆっくり休め。」ナデナデ

サーニャ「・・・すいません。」

ミーナ「仕方ないわ、今日のところは俺さんとエイラさんで出撃して。」

エイラ「えっ、俺とワタシだけでカ!?」

宮藤「わ、私も行きます!」

坂本「宮藤は昼間の訓練の疲れがたまっているだろう?二人に任せておけ。」

宮藤「はい・・・。」

芳佳はしぶしぶといった感じで頷いた。

俺「じゃあ、俺はサーニャを部屋に運んできますね・・・よっこいせっと。」

俺はソファーに横たわるサーニャをお姫様抱っこで抱き上げた。

サーニャ「すみません・・・。」ギュッ

ミーナ「分かったわ、エイラさんは準備をお願いね。」

エイラ「ちょ、ちょっと待っタ!サーニャは私が運ぶ!」

俺「は?いや、別に交代する必要ないだろ?」

宮藤「そうですよ、サーニャちゃん病人なんだし・・・それにサーニャちゃんも俺さんのほうが・・・。」

エイラ「お、俺のほうがってどういう意味ダヨ!」

宮藤「え!?ええっと・・・。」

宮藤にエイラが詰め寄った。
その表情はひどく険しい。

ミーナ「もう・・・兄妹のほうが気兼ねする必要がないということでしょう?」

エイラ「う・・・け、ケド俺は男ダシ・・・。」

ミーナ「それこそ気にする必要はないでしょう?二人は兄妹なのだし。」

サーニャ「・・・・・・っ!」

エイラ「だ、ダケド血は繋がってないし・・・。」

なおも食い下がろうとするエイラに坂本少佐が割って入った。

坂本「いい加減にしろエイラ!ここで言い争ったところでサーニャに負担がかかるだけだとなぜ分からん!?」

エイラ「・・・・・・。」

坂本「・・・俺、早くサーニャを運んでやれ。」

俺「あ・・・はい・・・。」

サーニャ「・・・エイラ・・・。」

俺はサーニャの病状が悪化しないように。
そしてこの空気からいち早く脱出するためにサーニャを抱えて医務室へと走った。

今日はここまで
熱があるのに投下なんてするもんじゃないね

おつおつ熱があるときはゆっくりお休み
つハゼの干物

じゃ時間だし投下ー

リーネ「きゃっ!?」

ペリーヌ「何ですのこの音は!?」

俺「うおまぶし」

モノリスは3度の強烈な閃光と音を放ち…停止した。

宮藤「……終わったのかな?」

リーネ「……かな」

次に目に入ってきたモノリスは全体に霜を纏い…まるで一瞬で凍ったような状態へと変貌を遂げていた。

エイラ「うわぁ~なんだこれ…すんごく冷たそうになってるなぁ~どれどれ…」ソー…

HAL「触らないでください……現在の私の表面温度は素手で触れられないほどの超低温になっていますので。触れると皮膚がはがれますよ?」

エイラ「う、うわぁ!?そういのは早く言えよナ!」

チーン!ガラララ…カシャンという小気味よい音とともにモノリス表面の一部が開き中から容器に入った何かが出てきた。

ペリーヌ「……何か出てきましたわね……え?カキ氷」

HAL「はい、私の本来の機能はカキ氷製造装置なのですが…氷を作るためにはこの動作が必要なため。投射を行ったときではないと唯のシロップジュース製造機なのです」

俺「まったくもって無駄機能そのものだな…ほらみんなどーぞもってけ」

ルッキーニ「わ~いありがとー!」

HAL「本当は冷蔵庫になる予定だったのですが…クリエイター私とアタシの思いつきなので……」

ウルスラ「……あなたも変態にかかわって大変ね」

HAL「……ありがとうございます…以上で、全工程終了しました。早速投射しますか?」

俺「おう頼む」

エーリカ「やとだね~ほんとにうつってるのかなぁ~?」

俺の言葉とともにいつもは作戦の説明で使用するスクリーンに大写しで映し出された。
そして映し出された写真にはどこか優雅な雰囲気を出している部屋で椅子に浅く座りめがねを掛けて読書をしている銀髪の女性
…その隣には幸せそうな表情でプリンを口に運んでいるどこか高貴な雰囲気をもった金髪の女性が写っているツーショット写真だった。

俺「……?」

シャーリー「おい俺が写ってないぞこ…つうかこれ誰?……どうした宮藤そんな手をワキワキさせて」

宮藤「……おっきい」ワキワキ

リーネ「芳佳ちゃん!」

宮藤「っは!……ど、どうしたのリーネちゃん…あ、あははは」

リーネ「もう芳佳ちゃんったら…」

エイラ「……」ワキワキ

サーニャ「……ム」ギュ

エイラ「イダ!な、なにするんだよサーニャ~!痛いじゃないか~

サーニャ「……プクゥ」プイ

エイラ「サーニャ!?」

ルッキーニ「おっきー!さわりたーい…片方は手に収まりそうなプリンおっぱいで~片方は両手むにゅむみゅできそなーな爆弾おっぱい!
      あぁ~どっちがいいかなぁ…どっちもさわりたいなぁ~」

俺「お前らは胸の話しかできんのか」

ペリーヌ「でもこれ…俺さんが移ってらっしゃらないみたいですが……というかこの写っている方々は誰ですの?お二人ともカールスラントの軍服を
     着ていらっしゃるようですが。ハルトマン中尉はご存知ありませんの?」

エーリカ「ん?? あれこのおっきい人どこかで見たような…?あぁ思い出した!このおっぱい大きい人私知ってる!
     ハイデマリー・W・シュナウファー大尉だよ!」

サーニャ「え、この人がハイデマリーさんなんですか?」

エーリカ「さーにゃんしってるの?」

サーニャ「はい、ハイデマリーさんとは何度か夜間哨戒中に無線通信を…それとお手紙のやり取りも…この人が…ハイデマリーさんなんですね
     お顔を見るのは初めてです」

俺「……そういや初めてサーニャ嬢ちゃんとあったとき言ってたなそれ…やっぱハイデマリーのお嬢かとなるとその隣にいるのはハインリーケの姫さんだな
  あぁ思い出してきたぞぉ…ちょうど二年前はアフリカから移動して一時的に欧州に居たはず…」

ウルスラ「思い出せましたか?」

俺「おうよ。この写真はカールスラントの夜間戦闘航空団にぶち込まれたときのだな。その写真に写ってるのはめがねのお嬢ちゃんがエーリカとサーニャちゃんが
  言ってたハイデマリー=ウォルフガング・シュナウファー大尉。んでその隣でプリン食ってるのがハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン=ウィトゲンシュタイン大尉だな。
  二人ともナイトウィッチのエースだぞこれ。この二人が組めば夜間戦闘じゃ最強ってほどなんだぜ?」

マルセイユ「…なに?最強?この二人のうわさは聞いているが…俺。私とどっちが強いんだ?」

俺「あぁそうだな…空戦技術としてはお前のほうが上なのかもしれんが夜間戦闘という限定的な戦場じゃお前に勝ち目は…ないだろうな」

マルセイユ「……むぅ…納得がいかん」

俺「それ以前に畑が違うんだから比べることじたいがおかしいんが…お前は昼間じゃ最強なんだからさ。それは俺が保障してやるよ」

マルセイユ「ふん…まぁ、今はお前の言葉を信じてやる。だが機会があれば手合わせしてみたいものだ」

俺「まぁ、機会があればな。…ふむ、でこの写真なんだが確かに二年前の写真だよこれ見たことあるもん…いやーなつかしいねぇ…そうか…
  今時は夜間哨戒が忙しくなって人手がほしいとかで昼夜逆転したりしてたなぁ…この写真二年前のこの日撮ったのかぁ~。そういや、レントさんカメラもってはしゃいでとりまくってたもんなぁ」

ペリーヌ「でも…これ俺さん写ってませんわよ?」

俺「え?写ってるよここに」

そういって俺は映し出されている写真のへ行き隅のほうを指差す。

リーネ「どこですか?…ぜんぜんみえませんよぉ」
俺「だからここ!この姫さんの下にいるこれ!」
宮藤「え、でもそれ椅子……ほんとだこれ…俺さん……っぽい人?」

そこには、どこか見たことのある整備班謹製の帽子とツナギを装着し、ハインリーケとハイデマリーの下でorz状態の俺が確かに有った。

ルッキーニ「うにゃぁ~俺相変わらず同じ格好してるんだね~。でもなにしてるのこれ?」

俺「……確かこの日は姫さんの無茶振りで「俺、妾はプリンを食べたい……あとは…わかるな?当然部隊全員分を用意するのは当然じゃ…それではお願いしたぞ?」って言われて…」

トラウマ★スイッチ♪ ON(カチン♪)

俺「あぁぁ…それで…それで…がんばって全員分つくったさ…うんで運ぼうとしたらほかの整備員が誰が姫さんに運ぶか喧嘩し始めててよ…それを収拾つけてから
  運んだら姫さん遅いってぶち切れて……それで…」

ハインリーケ『…妾を待たせるとはいい度胸じゃのう俺整備班長?』

俺『す、すまん姫さん!その…実は姫さんの親衛隊が誰がプリンを運ぶかで揉めてて…それで収拾つけるのに時間が…』

ハインリーケ『……なるほど。そういうことか…だが、部下の不始末は上司の不始末…俺整備班長…貴様に罰を与える…ちょうどこのソファーの座り心地が悪い……俺。妾とハイデマリーの椅子になれ』

俺『』

HAL「こんな感じの声ですよね?」

俺「そう!そんなかんじでいわれたんだよぉ!」ガタガタガタガタ

シャーリー「うわぁ」
エイラ「うわぁ」
ルッキーニ「うわぁ」
宮藤「うわぁ」
サーニャ「…俺さん…不憫です」

ウルスラ「お兄…そういうのがお好みですか」

エーリカ「そういうのがすきなのぉ?」

マルセイユ「なんだ。俺の扱いに慣れてるだけだろそのハインリーケとか言う奴は」

俺「…そのあとは夜間哨戒の時間になるまでずっとその状態で乗られててさ、めちゃめちゃ疲れたのを覚えてるわ…」

シャーリー「でも俺~…あんな美少女二人に乗られてちょっとはうれしかったんじゃないのか~?」ニヤニヤ

俺「…まま、なぁ…座られてる間ずっと背中に伝わる2つのやわらかい感触……そこらへんは役得だったけどよぉ…気まぐれで姫さんが憑依したときにだす尻尾で
  俺の鼻をくすぐったりして力抜けそうになったところニヤニヤしながらみてやがったけどな…とんだドSだよあの子…」

エーリカ「ふーん…俺って女の子の下にされて喜ぶ変態さんだったんだぁ~。幸せだったならよかったじゃないの~」ニヤニヤ

俺「まぁその時だけはな…その後が大変でさ~。親衛隊にぼこられるは姫さん気に入ってまたしろって言ってくるわそれ聞いた親衛隊にぼこられるわで死ぬかと思ったわ」

リーネ「ちゃんと落ちが付いてるあたり俺さんはどこでも平常運転なんですね」

俺「……まぁね…それが俺たる証明なのかもしれん………あれ?なんで会話の途中でハンリーケの姫さんの声が聞こえたんだ?」

HAL「それは私がこの写真が撮影された前後1時間以内の会話を再生する機能があるからですよ。さっそく再生させていただきました」

シャーリー「ほんとにオーバーテクノロジーで作られてる板切れだよなぁ…無駄機能過ぎるけど」

俺「だよねぇ…はぁ…ため息が止まんないよ……HAL。写真はこれでおしまい?」

HAL「いえあと4枚ほどありますが…中断しますか?」

俺「ん~そうだなぁ~実験のつもりでやってたし……折角だし全部再生しちゃおうか…とりあえず次の写真に行こうすぐ行こう今すぐ行こう!」

俺「ん~そうだなぁ~実験のつもりでやってたし……折角だし全部再生しちゃおうか…とりあえず次の写真に行こうすぐ行こう今すぐ行こう!」

HAL「? 了解。では次です」

カシャ…!

http://up3.viploader.net/pic2d/src/viploader2d700776.jpg

エーリカ「うわ今度はちゃんと俺写ってるけど…」

ウルスラ「……!?……あぁこれは…なるほど」

シャーリー「へぇ…これはこれは…はは~ん」ニヤニヤ

リーネ「みたままだと…お着替えの補助ですけどなんで俺さんが」

ルッキーニ「俺お着替えのお手伝いしてたの!?おっぱい触り放題!?」

俺「おっぱいは触ってないから安心してねルッキーニちゃん……つか何でこんな写真が…あんときレントさん撮ってたのかよ!気付かなかった……おいくそスクラップなんてもん写しやが」

マルセイユ「なぁ俺…どういうことか説明できるんだろうな?」ガシ

俺「とりあえず説明するので魔法力で強化した腕力で肩をつかまないでください外れます。
  …えっとですね…いま姫さんにはかせようとしてるズボン…あれ特殊な繊維で編まれた夜間視力強化の魔方陣付きの試作夜間ウィッチ用のズボンなんだよ
  あれ、欠陥がいくつかあってよ。もともと強度不足な上にウィッチの魔法使用によるエーテル反応で一気に耐久力が低下するんだ。んで、ウィッチが履くには専門の整備員の補助が必要なんよ」

◯せ~~^^(銃を手に取る音)

エイラ「……ほんとうかぁ?」

ウルスラ「はい。カールスラントで開発された装備で、夜間視力及び魔導針の強化を図り作成されたものなのですが…あまりにも欠陥が多すぎて結局計画が頓挫した物です。
     ですが、効果はなかなかのもので少数が生産されカールスラントの戦闘航空団へ優先的に配備されたのを覚えています。私も実際に試着してみたことがありますので…兄様の補助で」

サーニャ「つけるだけで見違えるほど視界が手に入る強力な装備なんですけどすぐにだめになっちゃうってコミュニティのみんなが話していたのを私も聞いたことがあります」

俺「ね?本当でしょ?」

エーリカ「ふ~んそうなんだ~……でも俺の手つきちょっといやらしいくないかなぁ。履かせられてる子顔真っ赤になってるよ?」

俺「ちょ、ちょっとエーリカさん?」

エーリカ「ちょっとあやしいからHAL!この時の音声聞いてみようか。HAL、できる?」

HAL「YES マム」

エーリカ「じゃ行って見よう!」

俺「ちょ、おま!」

~HAL再生中~

ハインリーケ『……俺…ん……まだ終わらんのか…っく……はぁ……この体勢…なかなかに恥ずかしいのだぞ…っく…
         は、はやくせ…みゃ…ん…か』

俺『んなこといったってこいつを履かせる側も手間なんですよ……もうちょっと辛抱してください』

俺『十分やさしくしてますよ…強弱つけてやらなきゃ上がってかないんですから……もうちょっとこっち側によってください…後ろ側に手が届かないっす』

ハインリーケ『っぐ…注文が多いぞ俺!…いつから妾に…ひゃ……命令できるように……みゃあ……なったのじゃ………こ、こうか?』ダキ

俺『あーはいおっけーでーす』

ハインリーケ『こんな事なら…!……自分で履けば…よかっひゃ…!…へ、変な声……でる…俺!ちょっと手つきがやらしいぞ!』

俺『…別に自分で履いてもいいですけど。100%その綺麗な太ももあたりでズボンがぶっちり逝きますよ……あと早く終わらせたいならあんま喋りかけないでください。集中できないっす』

ハインリーケ『っく……この…んん…妾が抵抗できないからといって……すき放題…っひゃ…やりおって…後で覚えておれよぉ……この下僕め……!』

俺『……あーあーハイデマリーちゃんはきっと声も出さずにこらえてくれるのになー。ハイデマリーちゃんにできて姫さんにできないわけないんだけどなーどうしてかなー』

ハインリーケ『ふ!ふん!……安い挑発じゃの……あ……だが今は…その挑発…受けてやろうぞ…んん!』

ハインリーケ『ん………ふぁ……ぐ…………ひ』

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  ', | /   l|//     /::"  ::/ ̄ヽヽ、、、,,,::::  |  ',:::::  `'ー、,、-''"´    /     ヽ ヽ `'' 、/.:.:.:ヘ7ノ       (・ω・:.:.`)ハ=ー-、
  ',ノ,'' イ'  ::/ ィ   /    :/ ゙''':::::| ヽ;;;;; `゙;;'''';;ーi、,,、- '''''"彡゙ll|ソ , '" /  /   i l |ゝl|.__i´.:.:.:./-'       /:.`ニニ´彳`` _,,='"´.: ̄`ヽ
   { | l| /,,;イ   /    /   ::| ::」``ヽ;;;;;  ,、;;;ヽ、ヽ;; 、,,,ッ   ,、 '"ノ  / ノ  ,j lリ  j{=ー---‐' }    ,r'´ ̄`ヽ‐-=,_ゝY´.:.:.:.:.`゙ー-、,,.:.:}.::`ー、_
   ヽ  リ '"  }  /ノ l|  /     :|" 三三`' 、( );;  ヾ'、○}   {  r'  /  j  ,  |,,、 " `ー---‐'、 ,r='´`ー='"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'',,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ'´`ヽゝ、ハ
   ヽ  ヽ" :l    l l| /     :}、:::::     `' 、;;; ;;; ', ゙''、   j 、|.  y'  }. / / _,、,," ',.:.:.:.:.:.:.Y.:.:.:.:.:.:.r'´.:>、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノヽ、,,_,,/ハ.:.:.:.:.:`i.:.:`ヽ、
    ヽ  ヽ    {    " /  | リ:: ヽ:::      '' 、从 ',、 ミヽ  ゙' 、.|  ||.  ノ / /∧ _∧ .',.:.:.:.:ノハ,,='"´.:.:.::i´.:`ーt――"´-'ー--'彡/リ`ー=_ノ、.:.:.:)ヘ
    ヽ :: \  '、 ミ         / 、 ゙l:::       ゙ll ゙ll:',ヽ  ゙' 、, ゙{  jl,,,,/,z'ノノ/∧´・ω・)  ',.:.:.:.>.:.:.:_,,=-'ゝ、.:.:.:',ニ)_`i´.:_ノ、_)ー'/   /,r'.:.:.,,/.:)
     ヽ :::  ミ  '、 ミ        |:::  ヾ:::::       ゙ll ゙l|l::::゙、  {  |`"´  ,r=‐'"ノ /ノ >‐个Y´`ー=-‐'゙      `ヽ i、ヽ_ノ´.:.:.`ii´.:.:.ノ リ     j'.:./:/.:ノ
     ヽ:::::              リl|l|:::  ',         ゙ll: |::::::゙、人|; / , r='´ー-=',,_lゝ `ー‐',=-、{ {o ゚ ..,(⌒) 。゚ } ',ヽヽ_)ー-‐< }ー'ノ ,' /`ヽ、/,,;''/
      ゙l ゙ミ          /:l. :レ'::} ',         ノ、;;;;;;;ヽ l|/ヽ//´ ̄  / `ー-=x'´   ヽ' , o  `゙´。 o../ .}、 \}、_ノノ_ノi,/八`ヽ、 .`<
       |`-、ミ        /:::::::|   } |:::......    ,,、 '",、、゙゙''ー''´  ',Y    /      ヾ   ノゝ, ゚ _,r/.lヽ='../\\l.:.:.:.`.:´.:/_lr='´"`ヽ\ ヽ
       |゙、::::`' 、,_    _/:::::::/   :} /::::::::::::,,、-''" {○ ゙ll`' 、 ゙l|:  | `tチ"´`ヽ,,     ,ノゝ=='/ { `r/.// ノ7/_ ノハ `ー-=-‐' リ/,r/:.:.ノー='"
       | `'' 、:::::::::: ̄ ̄:::::::::::::/ :::   /:,、-''"   /  ヽ ゙ll ゙'、,,,,,、リ='´   /、 てー='<´_,,,,)、,,ノ、 >、..`ー‐'",/´" /l/`Y`ー=‐'´/l、ゝ'_//´
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お客様の中でどなたか劣化ウラン弾をお持ちの方はいらっしゃいませんかぁーー!?

俺『……』

ハインリーケ『ひ……く…はぁ…はぁ…ん…くすぐ…った……』

ハインリーケ『そ、そんなとこ……やめ…くぅぅ……』

俺『あと…はひっぱる…だけっと』クイ

ハインリーケ『………!!?? っひゃあああん!……はぁ…はぁ…はぁ…』

俺『よしかんりょーっと…大丈夫かい姫さん? そんなくすぐったっか(グィ)のわぁ!』

ハインリーケ『……はぁ…はぁ………もっとやさしく…せんか…馬鹿者……次は…かならず…だぞ……お、おね……お願い……するからな///』

俺「」

シャーリー「うっわぁ…おれやらしぃ!きゃー!」

エーリカ「抵抗できない女の子にすき放題おさわりとか俺だいたーん! いっつもそれくらいだったらいいのにねぇ~」

マルセイユ「」←ちょっと刺激が強くてボン

ウルスラ「」←同じくボン

サーニャ「…みんなが言ってた事って……ほ、本当だったんだ…これは恥ずかしい…かな///」

ルッキーニ「……んじゃ? 何でみんなそんなこと言うの?くすぐったかったら声ださないの?ねーねーシャーリーみんなへんだよー」

シャーリー「っふっふ…ルッキーニもそのうちわかるさ…そのうちな」

ルッキーニ「??」

宮藤「?? リーネちゃん今のどこがいやらしかったの?ハインリーケさんがくすぐったくて声だしてただけじゃないの?」

リーネ「う…うぅぅ…芳佳ちゃんわたしにきかないでぇ…」

俺「俺は今日でもうだめかもしれんね…はぁ……つぎいってみ……っは!まてよまさか…次も…」


ハイデマリー『…俺さん…ら、乱暴に…しないで……ください』

俺『お、おうそれじゃ…履かせるぞ…』

ハイデマリー『は…はい……ん』

俺「うぉぉぉぉ!やめろおおおおおおおお!カットカットカットォォォォ!つぎだつぎ!それ飛ばせ!!!」

カシャカシャ!

http://up3.viploader.net/pic2d/src/viploader2d700781.jpg

俺「」←お通夜のような表情で顔を手で覆っている

ウルスラ「……兄様これは…やはり」

俺「……お察しのとおり…飛行中に切れたらしいのよ…」

シャーリー「どんだけ耐久度ひくいんだよそれ……めっちゃハインリーケおこってるぞこれ」

俺「あぁ…おこってたなあれ……ん?おこ……ってた?………っは!は、はわわわわ」

トラウマ★スイッチ! ON!カチン♪

ルッキーニ「うじゃ!俺が壊れた肩揉み機みたいになっちゃった!」

エーリカ「あれまたスイッチはいっちゃった…トラウマ増やしすぎだよ俺」

マルセイユ「お、おい俺…大丈夫…じゃないよなこれ」

俺「はわわわわわわわわわ」ガタガタガタ

ウルスラ「……いったいなにが……HALすぐに音声再生を」

HAL「了解…音声再生開始します。なお今回は再生中に次の写真へ移行しますのでご注意ください」

ハインリーケ『おれぇぇぇ!俺はどこじゃぁぁぁ!隠れるとは卑怯じゃぞ!』

俺『はいは~い俺はここにいますよー。おかえりなさい姫さん…いかがでした?夜間戦闘強化ズボンの履き心地は
  …ってあれ?なんで尻尾でかくしてんの?ズボンは?』

ハインリーケ『っっっっっ!こ、この…ぬけぬけと貴様……!……履き心地か…答えてほしいなら答えてやろう…耳を貸せ…」

俺『?』

ハインリーケ『スゥゥゥゥゥゥゥ』



ハインリーケ『す ー す ー し た わ ぁ ! !』


俺『ひゃん!!』キィィィィン

ハインリーケ『何が!何がいかがでしたじゃ!スースーしたわこの痴れ者がぁ!飛行中に怪しい影が見えたから少し魔導針の出力を上げたらこのざまじゃ!
       おかげで飛行中はほんとうに風通しがよくなって風邪を引きそうじゃったわ!!』ブン!

ペチャ(ズボンが俺の顔面に命中した音)

俺『うひゃ!冷たい!あ、あははは…やっぱ耐久性の改善とエーテル反応に対する対抗措置は必須だよなぁ……じゃ俺技術部にこれ提出しなきゃいけないから~おつかれさまでし』ガシィ

ハインリーケ『……ふ、ふふふ…なにを流れに乗って帰ろうとしているのかな俺整備班長……確かにこれは能力の上昇を感じたが…ふふふ…そのことに関しては感謝しているが……
       さっきの屈辱とすーすーしたときの御礼と感想がまだなんじゃがなぁ』

俺『ナ、ナンノコトデスカネー』

ハインリーケ『忘れたとはいわせんぞぉ…?着用する時に受けたあの屈辱…妾が抵抗できないことをいいことにすき放題した時のあの辱め!
       ……フフフフフフ…たっぷりとおかえしせねばなるまい?の、お・れ?』

俺『』

(鞭がしなる音)


カシャ(写真が切り替わる音)


ハインリーケ『俺!お前は妾のなんじゃ?』

俺『ぐず……ううう…俺はハインリーケお嬢様の忠実な下僕です…ぐず…う…パシリです……』トテトテ

ハインリーケ『ふふふ、はっはっは!その忠実な下僕はいまなにをしておる?』

俺『は、ハインリーケお嬢様の……う、馬になっていますぅ…』トテトテ

ハインリーケ『そうじゃ俺。お前は妾の忠実な下僕じゃ!馬じゃ!どうじゃ今の気分は!』

俺『は、はずかし』

(口に何かを突っ込まれた音)

ハインリーケ『馬はそんな人の言葉を解さぬ!これでも咥えておるがいい!まったく…さっきの妾はもっとはずかしかったのじゃぞ!
        好き放題いじりおって…と、父様にすらされたことはなかったのだぞ!聞いておるのか!聞いていたら鳴いて返事をせんか!』

俺『ヴぉ~~ヴぉ~~』

えっ、ちょっ、おい口に何を入れた何を挿れた!?

サーニャ「」
シャーリー「」
宮藤「」
リーネ「」
ルッキーニ「っきゃっきゃ!うわいいなぁ~お馬さんごっこだ~!」
エーリカ「こ、コレは…」
ウルスラ「ドン引きです」
マルセイユ「……あぁ?誰が自分の忠実なげぼくだぁ?俺はなぁ…俺はなぁ!私専用の僕(パシリ)なんだぞぉ!?」

エーリカ「えぇ…怒るとこそこぉ!?」

マルセイユ「まったくこんなことでへばるとは俺!どういうことだ俺!お前は私の…私だけのパシリなんだよな!?おいこたえろ!」

俺「あ?大きなズボンがついたり消えたりしている・・・。あはは、大きい。パンツかな。いや違う、違うな。パンツはもっとバーって動くもんな」

マルセイユ「おれぇぇぇぇ!」

ウルスラ「やめてくださいマルセイユ大尉兄様がしんでしまいます」

<『はっはっはっは!愉快だ!この上なく愉快だ!はっはっはは!』

坂本「なんだなんだ!この騒ぎは!やっとミーナが復活したと思ったらなんだこの惨状は!?……ん?」

イカガワシイ写真が大写しで写っている……

坂本「……元凶はこれか!ならば…本から断つ!いくぞ!」

http://www.youtube.com/watch?v=Q6ulKiChI3k&feature=related
            ,、-――ー-- 、___,            (ノ

             /   __,ノノノ、  く 烈風斬!!真っ向唐竹割り!!
          /   / 、_,  、_从 |           ゚_    ,、-
          //l/ / ィ;;;;r  、__!| l|ノ           l」 ,ィ'´
         イ | l|イ! ゙ー' , l;;;j川l       _,、- '"´|   /:::|
         !l川 ノ| " r┐ "川 _,、- ''"´      l /:::::::!
            ノVl|ハト、_  ー'  ノノノ|         |/::::::::::|
                ノノ三彡'´⌒ヽ |         l:::::::::::::|
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           _く○___,ノr-‐ 、`ヽ_,ノ |       _,、-‐''"!:::::::::::/
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       У /      ヽ、   \    \    ●/::::::::/       ,ィ
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      ゙~ヾ、   |          //        / ハ      ,、イ
        |`゙ヾ、_,ノ、______ノ/       (__)_,ノ  ヽ、_,、ィ'´ | |
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     \          ヽ         |           /           /
      \       ヽ           |        /        /
    混 沌 と し た 部 屋 に 板 状  の モ ノ リ ス が ! !

          \      ヽ               /      / ‐、、           
\                         /          _,,-''
  `-、、                 ─────┐            _,,-''
      `-、、             /        .:.|         _,,-''
         `            /             :|
             !`ヽ    /          ● .::| i⌒!
───────‐  ヽ、 \ /   ├──┤    .:::|ノ ノ   ───────‐
              \_|:.     ヽ、  ノ     ...:::!_/
                  |::::::::::..     ̄   ...::::::::::::|
           _,,-''     |:::::::::::::::........    ......:::::::::::::::::|    `-、、
        _,,-''         l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!         `-、、
 ,'´\           / |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| \           /`i
 !   \       _,,-┐  \:::::;‐、:::::::::::::::::::::::::::;‐、:::::/     r‐-、、      /   !
 ゙、   `ー--<´   /      ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄       ゙、  >-一'′   ,'
  y' U サーニャ  `ヽ/     /  | |        | | ヽ    ヽ '´  リーネ U   イ

宮藤「!?さ、さかもとさぁぁぁん!?」

ルッキーニ「…き、斬っちゃった…」

HAL「なん…だと?ヱルトリウムで精製されている私が…両断…だと?」

俺「」

坂本「まったく!年少組みもいるのになんて映像を流しているんだ俺!あー…写っていたのは俺だよなあれ」

ウルスラ「おそらくそうだと……」

坂本「まったく…これは折檻物だぞ俺!こっちにこい!海軍式の説教をくわせてやる!」ズルズル

俺「」へんじがない、つぎはあかばねのようだ

シャーリー「……あーまぁ…うん…この機械本当に過去をと未来をみれるみたいだなー」(棒読み)

リーネ「そうみたいですねーこれはなかなかいいきかいかもしれませんねー」(棒読み)

宮藤「あ、あははかがくのはってんにはぎせいがつきものでものねしかたないですねー」(棒読み)

ルッキーニ「うじゃ…俺かわいそう」

サーニャ「…うん…私たちは祈りましょうルッキーニちゃん……」

エーリカ「とりあえず…おもしろそうだから続行しようかーつぎだれやるー?わたし1ばんね~」(棒読み)

ウルスラ「つぎわたしですねー」(棒読み)

マルセイユ「じゃあ3番目で言いや……でも俺はどうするんだ?」

一同「>そっとしておこう…」

おーまーけー

ハイデマリー「……」ジー

ハインリーケ「あっはっはっは……どうしたのじゃハイデマリー」

俺(!? は、ハイデマリーちゃん!?助けに来てくれたの!?このお姫様何とかして!)

ハイデマリー「……」ジー

ハインリーケ「な、なんじゃそのもの欲しそうな目は…」

俺(助けて!お願い!300円挙げるから!)

ハイデマリー「……わ、私も…い、一緒にのってもいいです…か?」

ハインリーケ「おおそうか!じゃあ後ろに乗るがいい!ほれーいけーおれー!はっはっはっは!」

ハイデマリー「~~♪」

俺(家畜に神はいねぇなこりゃ!!!)

おまけ2


俺「…はぁ…もうなにもかもがちがう……つぎいって(グィ)な、なにすんだよイタズラ娘!」

エイラ「……なぁ俺……このズボンって……うちの基地…お前の「スクラップヤード」にあるのカ?」

俺「……あるっちゃあるけど……どうすんのさ」

エイラ「……今度サーニャに履かせるときは私にぜひやらせてほしいんダナ」

俺「……」チラ

サーニャ「……?」

俺「……わかったよぅ」

エイラ「ほ、本当か!? そのときが着たら絶対だぞ!絶対だかんな!……ふふふ…楽しみなんだなぁ…サーニャ…どんな声で啼いてくれるのかなぁ…じゅる…よだれが」

俺「それでもぼくはやってない」


完!

てなわけで俺ハイデマリーさんとハインリーケお嬢様の下になる(恍惚)編終了!
口に突っ込まれたもの?ご想像にお任せします(ゲス顔)

お次はツイピクネタでハルトマン姉妹を攻めてマルセイユもいじって終わりだよ!
つうかこれを書きたいがために色々書いたけどまったくもって蛇足だったね!死んだほうがいいねこれ!

支援ありがとうございました!

おやすみ!

PS・トンビさぁんちょっとハイデマリーちゃんにズボン履かせて着てよぉ(マジキチスマイル)

だめだこれは(ドリフ風)

乙乙!

うむ、しかしエロエロで良かったよー

前スレ56からの続き


前話のあらすじ

ストライカーユニットのリミッター発動で飛べなくなった宮藤

扶桑に連れて行かれそうになった俺。ポチ、お前もか

姉から使い魔1匹譲渡。追加契約。便利だけど割りと使えない子だった

宮藤、震電入手

大技撃ったらがっつり寿命が持っていかれてた

こんな所

待ってました!

支援開始

*基地

リーネ「芳佳ちゃん!」

宮藤「リーネちゃん!」

リーネ「芳佳ちゃん、もう大丈夫なの?」

宮藤「心配掛けてごめんねリーネちゃん。また飛べるようになったから大丈夫だよ」

俺「ミーナ中佐、大和より戻りました。途中ネウロイと遭遇したけど特に問題なく大和は連合艦隊と合流することができました」

ミーナ「ご苦労様です。俺さん、宮藤さんが使っているストライカーユニットは?」

俺「扶桑の新型、震電です。私のものと違って宮藤博士の新理論が組み込まれている別系統のものになるのかな」

坂本「頓挫していた震電がようやく完成したみたいだな」

俺「これも宮藤博士の手紙のお陰かな」

ミーナ「まるで宮藤さんの為に作られたみたいなストライカーユニットね」

俺「その通りですよ?」

ミーナ「!?」

俺「あれは元々宮藤芳佳の為に作られていた専用機……扶桑の護り手としてそのうち」

坂本「どういうことだ?」

俺「いけないいけない、これ以上のことは今は話せないな」

ミーナ「あのストライカーユニットは宮藤さんに使って貰うでよさそうね」

坂本「まさかストライカーユニットのリミッターがかかるほど宮藤の魔法力が膨大なものになっていたとは……」

俺「多分、まだまだこれから成長してゆくだろうね」

坂本「羨ましい限りだ……私の魔法力は衰えてゆくばかりなのにな」

俺「それは仕方ないだろう?普通のウィッチなら誰もが通る道だ」

坂本「やはり宮藤は特別というわけか……」

俺「特別だよ芳佳は……特別ゆえに……おっとこれも言うとまずかった」

坂本「裏で何かあるのはわかった。俺、宮藤を危険な目にあわせるつもりではないだろうな?」

俺「私が生きている間はどんな事があろうと……守り抜く」

坂本「その言葉が聴ければ安心だ」

俺「それじゃ私は少し部屋で休んでくるよ。長時間の飛行で少々疲れた」

使い魔「ご主人様、私は散歩に行ってきます」 とことことこ

使い魔2「私もこの辺りを飛んでくるわ」 ばっさばっさ

俺「遅くならないようにね」

坂本「俺、あの鳥のような使い魔など見たことないがどうしたんだ?」

俺「姉さんから借りた。これからは戦闘で魔法力を供給してもらおうと思ってる」

坂本「俺……お前の姉というとあの方だよな?」

俺「そうなるね」

坂本「ロマーニャへ来ているのか?」

俺「お忍びでね。いきなり目の前に姉さんが現れたときは流石の私も驚いた」

お口のチャックが緩いじゃないですかヤダー支援

支援

坂本「ネウロイの巣が近いというのに大丈夫なのか?」

俺「そんなときの為に私達ストライクウィッチーズがここに居る」

坂本「確かにそうだ、はっはっはっ」

ミーナ「どうやら大和へ行って、俺さんも宮藤さんも得るものは大きかったみたいね」

俺「芳佳は得るものが大きかっただろうね」

ミーナ「俺さんも新しい使い魔が増えたりしているじゃない」

俺「……いや、失ったものの方が多いんだ。あの使い魔が居なければ私はもうまともに戦えないかもしれないからね」

坂本「まさか……!」

俺「さぁ、何があったかはもう覚えてないしこれからどうなるかも判らないな」

坂本「そうか……」

俺「美緒、俺は後悔なんてしちゃいないよ。また最善の選択をしたまでさ」

坂本「俺、そろそろ他人でなく自分にとっての最善の道をとったらどうだ?」

俺「……私にとっての最善は、私以外の者が少しでも最善の道を取れることだ」

坂本「俺!」

俺「……美緒、こればかりは譲れないんだ。……わかってくれ」

坂本「俺は勝手だな……なら俺……俺以外の者が少しでも最善の道を取れる事がお前の最善なら……」

俺「うん」

坂本「今度は私が最善の道をとれるように……してくれ」

俺「美緒の最善?」

坂本「そうだ。私がどんな事を望んでいるかなど簡単にわかるのだろう?」

俺「……」

俺「……確かに美緒にとっての最善はどうすればいいかわかった。けどそれは無理なお願いだよ?」

坂本「……どうしてだ」

俺「どうしてもだよ。そっちもどうしてか位おおよそ検討はついているだろ?」

坂本「それでも私は構わない」

俺「……駄目だ。私にはまだやる事もあるからね。美緒、少し落ち着いて考えなおすといい」

坂本「……わかった。しかし考えは変わらないと思うぞ?」

俺「……できれば考えを改めなおして欲しいけどね」




宮藤「あれ?俺さんどこにいっちゃったんだろう」

リーネ「さっき基地の中に戻っていったみたいだから部屋に戻ったんじゃないかな」

宮藤「俺さん大丈夫かな……」

リーネ「大和からここまでの飛行で疲れでも溜まってるのかも」

宮藤「私、ちょっと俺さんのところに行って来るね」

リーネ「うん、行ってらっしゃい芳佳ちゃん」

支援

*部屋

俺「2ヶ月でさよならなのに美緒は何を考えているのやら……しかし後2月。私は何を遺してやれるだろうか」

俺「……少しでも最善の道を指し示す道標としての役割を果たせばいいのか」

宮藤「俺さん、大丈夫ですか?やっぱりまだ体調が……」

俺「芳佳か……体調のほうはもう大丈夫だ。私の魔法力も戻っているから侵攻は今までどおり緩やかになっているよ」

宮藤「やっぱり侵攻は止まらないんですね……不死鳥の力を持ってしてでも駄目なんですか?」

俺「あれも万能じゃないから仕方ない……戦闘中に一気に侵攻するというような事はこれからしばらくないだけマシにはなる」

中休み編


俺姉「聞こえてる?私だけど、俺からの伝言を預かってきてるわ」

俺兄1「姉上、俺と会えたのですね。俺はいつ扶桑へ?」

俺姉「それがあの子、ロマーニャに残るって聞いてくれなくって」

俺兄1「そうでしたか……我々に似てあれも頑固なところがありますから仕方ありますまい」

俺姉「それで、あの子からの伝言。あの子の蔵を中身を見ずに燃やしてくれって」

俺兄1「蔵を?」

俺姉「でも、あの中には色々お宝があるとおもうし、俺はもう扶桑には戻って来れそうにないから中身はあなたたちで好きにしていいわよ」

俺兄1「IYH!弟達よ、聞け!姉上様より俺の蔵の中身を好きにしていいとの伝言だ!」

俺兄2「本当か兄者。あいつのお宝を好きなだけ持っていってもいいわけか?」

俺兄3「あいつは確か、毎年二度きっちり聖戦に参加していたはずだから凄いコレクションがあるに違いない……」

俺兄4「我々が公に出歩けないのを尻目に自由に動き回っていて憎いと時々思ったが……今はよくやったと思える」

俺姉「……あなた達、どれだけうれしそうなのよ」

俺兄1「血は争えないわけで。今のような禁欲生活など生き地獄……」

俺兄2「心のオアシスが今まさに!」

俺兄3「えっろえろなコレクションが一杯あるに違いない」

俺兄4「よし、俺は弟達に伝えに走る。後は任せたぞ!」


*蔵

俺兄1「よし、お前達集まったな?これより御用改めを行う。皇族が所持するにはけしからん物があれば押収せよ」

俺兄2「兄者、押収したものはどうする?」

俺兄1「時々、押収したものがどこかに消えてしまう事があるからそうなってしまっては我々では対処できない」

俺兄3「りょうかいでーす」

俺兄1「さあ、御用改め開始だ」

支援

がさ入れktkr

*蔵内

俺兄1「ほうほう、斬と走の新刊か……これはセーフだがどこかに行ってしまったのなら仕方ない」

俺兄2「これは……ネウロイ狩人のシリーズか。けしからんけしからん乳だ!押収だ!」

俺兄3「道化式の本はまぁ…判子だから要らないな。他に何かないものか!」

俺兄4「おい!こっちに来い!けしからんものを見つけたぞ」

俺兄1「弟者よ、何があった?」

俺兄4「見ろよこれ。聖戦の衣装場の写真が大量に。けしからんアングルだ……」

俺兄2「兄者ー。こっちにはけしからん映像のフィルムがありましたー」

俺兄3「こっちはけしからん写真集がー」

俺兄4「こっちにはハメ取り写真がー」

俺兄1「本当にあいつはけしからん、実にけしからん。全部押収だ!」

俺兄達「ラジャー!」

俺兄1「姉上、あいつの蔵の中を御用改めしたら皇族がもつにふさわしくないものが大量に出てきたので押収しておきました」

俺姉「あっそう……」

俺兄1「弟達と総出で取り調べしましたよ……まったく本当にあいつはけしからん、実にけしからん」

俺姉「何か楽しそうねぇ?」

俺兄1「」

俺姉「押収したものがどこかへ行ってしまったら仕方ないわよね。逆にガサ入れされないように気をつけなさい」

俺兄1「もちろん。蔵の奥深くに封印する予定です」

俺姉「興味本位で聞くけど、何がしまわれていたの?」

俺兄1「ありとあらゆるけしからんものが。けしからん同人誌にけしからん漫画。けしからん映画やけしからん写真。扶桑人形など大量に……」

俺姉「あー……」

俺兄「これでしばらくはげふんげふん」

俺姉「……」ガチャン

俺姉「全く、煩悩の塊ねぇ……」



*ロマーニャ

俺「はっくしょん」

宮藤「俺さん、大丈夫ですか?やっぱり長時間の飛行で……」

俺「いや、これは風邪じゃない。どこかで私の噂を……まさか!」

宮藤「どうしたんですか!?」

俺「……まさか俺のコレクションが!」

宮藤「コレクション?」

俺「気にしないでくれ」

宮藤「いじわるしないで教えてくださいよ~」

俺「駄目。絶対に駄目」

宮藤「気になるじゃないですか~」

俺「こればかりは言えないな……」

宮藤「いいですよ!坂本さんに聞いてきますから」

俺「待て、芳佳!話し合おう。待ってくれ!!」



宮藤「坂本さーん!」

坂本「どうした宮藤」

宮藤「聞きたい事があるんです、坂本さんは俺さんのコレクションって何かしっていますか?」

坂本「俺のコレクションか。知っているが宮藤にはまだ早いかもしれないな///」

宮藤「坂本さんもいじわるしないで教えてくださいよ~」

坂本「俺のプライバシーにかかわる事だが……俺ならまぁ構わないか」

俺「美緒、待ってくれ!!」

坂本「そんなに慌ててどうした?」

俺「芳佳には内緒にしてくれ。頼む」

坂本「いいか、宮藤。俺のコレクションというのは……」

宮藤「コレクションというのは……?」

坂本「けしか」

俺「仕方ない!」

坂本「むぐっ」

宮藤「!?」

俺「……ふぅ」

宮藤「あわわ……///」

坂本「ばか者、いきなり何をする///宮藤の前だし雰囲気もあったものではないぞ!」

俺「昔はよくしてただろ?」

坂本「あれは、昔の事だろう!」

宮藤「は、初めて本物をみちゃいました///」

坂本「宮藤、今見たことは忘れろ。誰かに口外でもしたら訓練量を100倍にする」

宮藤「わ、わかりました!あの……一つ聞いてもいいですか?」

俺「なんだい?」

宮藤「俺さんと坂本さんは付き合っているんですか……?」

坂本「それは昔の事だ」

俺「昔はね。今は違うよ」

宮藤「あの、俺さん。大和で言ってくれたように、私にもこれから今みたいな事をしてくれるんですか……?///」

俺「芳佳が望むなら」

坂本「……」

坂本「」

ボコッ

俺「ぬふぅ……美緒、イキナリ何を……」

坂本「もうお前など知らん!………………人の気も知らないでばか者」

俺「いてて……やっぱりイキナリで相当怒っていたか」


次回へ

途中の支援ありがとうございました

もっさん√に片足つっこみかけてるけど悪い癖のようなものなので

一応、宮藤√です。ただ結ばれるかは別として

乙!

このおはなしはふたり(ときどきさんにん)がなべをつつきながらてきとうなことをしゃべくりまわすおはなしです
あんかでときどきげすともでます


今日は30分に投下があるから内容のさわりだけ

登場人物

袖 変な人 大体こいつのせい 好きな鍋 水炊き

ネウィッチ 乳の人 甘党 好きな鍋 石狩鍋

名前が決まってない子 設定と√は決まってるのに進まない不憫な子 偶に出る 好きな鍋 湯豆腐

次のレスから保守程度にはっじまーるよー

???
グツグツ

袖「……」

ネウィッチ「……」

袖「煮えましたね」

ネウィッチ「煮えたな……」

袖「食べます?」

ネウィッチ「お前が食べろよ先に」

袖「いやですよ死にたくありませんよ。だからエーリカ呼ばなかったんですから」

ネウィッチ「何入れやがったお前!」

袖「まあ食べればわかりますよ……じゃんけんぽい!」チョキ

ネウィッチ「うぇ!?」パー

袖「というわけでどうぞ。あ、電気は消しますね」サッ

ネウィッチ「い、いつの間に準備したんだ……」

袖「食べないとそっ首叩き落としますよ」

ネウィッチ「わ、わかったわかった!」

モグモグ

ネウィッチ「」ガチャーン

袖「……」パチッ

袖「あーやっぱりメロンでしたか」

袖「流石に魚介類のスープだとまずそうですしねー」

袖「まあ彼女が気絶してるうちに本題です」

袖「これは中の人いわくラジオのようなもので、鍋に入れる具材、話題の内容、適当な質問などを」

袖「安価でやってしまおうというお話です」

袖「たとえば、他の作者様の俺の話題が出た時はその作品について喋ります」

名無し「……俺の名前とかの質問が出た場合は、考えます」

袖「あ、いたんですか」

名無し「ずっといました」

袖「たとえば彼女のタイプを教えろバカヤロウという質問の場合」

名無し「甘えて来てくれる子、無邪気な子だそうです」

袖「よく知ってますね。自分は彼女の事なんて知ることなんて悍ましくてしょうがないんですが」

名無し「……そういうことひどいと思います」

袖「まあ気絶してるしいいじゃないですか。自分彼女嫌いですし。あと自分が好きなタイプは植物族、戦士賊です」

袖「まあそろそろ予約の方もいらっしゃいますしこの辺で」

名無し「試験的な運用になると思いますがよろしくおねがいします」

袖(まあこの子以上にやる頻度は低いと思いますがね)

名無し「……今何か考えました?」

袖「気のせいですよ気のせい」

袖「ともかく残ったのは彼女に食べてもらいましょう。残すともったいないんで」

名無し「具、何が入ってるんですか?」

袖「サルミアッキとシュールストレミングから先は数えてないです」

名無し(……なんでこの人こんなに嫌ってるんだろう)

大体こんな感じ 多分やる可能性は超低い 足の小指を箪笥の角にぶつけた後、飛びあがって頭を棚にぶつけるくらいひくい

支援してくださった方ありがとうございました 短い間でしたが保守代わりになれば幸い

そろそろ未定の子も進めて名前つけてあげないと・・・

24時半から予約で



>>432からの続き

3行でよくわからない前回のミノムシさん

大統領「予算がががががががががががが」

黒服’s「私がお姉ちゃんだ」

俺「ジェットストライカー11機作ったよー」


俺「残るは俺用の1機か…」

理論上行けるはずなんだ

俺「マイクロブラックホール生成…!」

エンジン内へと極少のブラックホールを閉じ込めれば完成だ

俺「…いけたか?」

後は組み込んで稼働するかを確かめるだけだ

俺「うまく行けばいいんだけど…」

準備してあった1機のジェットストライカーへエンジンを組み込んでみる

俺「これにリスタートをベースにしたIAを組み込めば完成だな」

俺「…うまく行ってくれよ」





俺「…起きろフューチャー」

フューチャー「おはようございます、マスター」

俺「全システムチェック、情報をHMDへ」

フューチャー「メインシステムオールグリーン。ブーストポット稼働チェックOK。ブラックホールエンジン異常なし、グラビティーリアクター正常稼働中。全て異常ありません」

俺「よし、データ通りの数値が出ているな。フューチャー、飛ぶよ」

フューチャー「わかりました。エンジンを航行Lvまで引き上げます。いつでも発進どうぞ」

俺「よし…!」

俺「フューチャー。巡航から戦闘へ速度を引き上げろ」

フューチャー「エンジンを戦闘モードへ移行。これより私も戦闘モードへ切り替えます」

俺「よし、テスト開始だ」





俺「フューチャー、問題点はあったか?」

フューチャー「速度、高度、搭載量。全て予定通りの数値以上のものがでています。飛行魔法をカットした状態で安定しています」

俺「エンジンはうまく動いているみたいだな。フューチャー、一度戻る、データを出しておいてくれ」

フューチャー「了解しました」





俺「成程…後はアレとアレを稼働せた時にどうなるかだな」

フューチャー「理論上、問題はないはずです。私の処理速度で問題なく稼働するはずです」

俺「一度試してみるか。リンクシステムを稼働しろ。1番機から11番機までデータリンク。1番機と2番機のレーダードームより情報を共有」

フューチャー「リンク完了。1番機2番機よりデータ収集開始。処理後1番機2番機に返送、残りの3番機から11番機へデータを転送させます」

しえんえん

俺「ユニット間で上手くデータのやり取りはできているか?」

フューチャー「次のテストへ移行します。各ユニットより1番機2番機へデータを転送後、0番機へ転送。処理、再送信」

俺「どうだ?問題点は?」

フューチャー「問題点といえば、0番機を含めたデータリンク時だとG計算といった複雑な処理まで行えない事位でしょうか」

俺「その点は問題ない。その程度俺自身でやればいい事だ」

フューチャー「マスター。登録用の型番はどうしますか?」

俺「決まってるよ。MSW-501 フューチャー。1番機2番機はC型。3番機はF型。4番機はP型。5番6番機はH型。7番8番9番10番まではN型。11番機はS型。0番機はG型にでもしておいてくれ」

フューチャー「登録完了」

俺「さて、後はウォーロックに対抗するために1番機から11番機までに対策ほ施せば完成になるな」

フューチャー「対策?」

俺「固有魔法:マリオネットの対策だよ。幸いこちらにも姉さんから前に取らせてもらったデータがあるからなんとかなる」

フューチャー「データ参照。私と同じ機械がこれを行使するなら1通りしかありません。その術式回路をキャンセルする術式を組み込めば問題ないでしょう」

俺「フューチャー。その術式回路図を頼む」

フューチャー「こちらになります」

俺「…成程ね。やっぱり姉さんほど複雑な物ではなかったか」

フューチャー「データリンク。術式回路を各ユニットへ転送。術式検知後、自動的に術式解除を執り行わせます」

俺「1番から11番に積んであるリスタート型でも術式の発動は可能なのか?」

フューチャー「可能です。AIに問題が起こっても他のユニットが代わりに術式解除を執り行うはずです」

俺「それならいいか。これでウォーロックに対抗できる準備が整いつつあるな」

~3日後・ホワイトハウス~

大統領「俺君、君をリベリオン海軍大将に任命する。合わせてエンタープライズおよびマイティーウィッチーズの指揮権を与える」

俺「どうも」

大統領「はぁ…今回はずいぶんと高い買い物になってしまったよ。まさか軍事予算の7割も持ってくなんて信じられないし!」

俺「これから取り戻せばいいですよ。国債でも発行したらどうです?」

大統領「この間発行したばかりなのだよ…」

俺「ならウィッチの握手券付けたりウィッチとの写真撮影券付けたりウィッチの写真48種をランダムで付けたりして売ったらどうです?」

大統領「そ の 手 が あ っ た か」

俺「ええ。その手があるんですよ」

大統領「ミノムシ屋、おぬしも悪よのう」

俺「や、別に俺は悪い事に手を染めてないし。悪い事してるのは大統領ですし」

大統領「」

俺「大統領。もう1つ聞きたい事があるんですが」

大統領「なんだよもう」

俺「ロマーニャの状況を知りたい」

大統領「今ロマーニャの守りを固めているのはブリタニア軍だ。マロニー大将。知っているだろう?彼が無理やり推し進めたらしい」

俺「ストライクウィッチーズは?」

大統領「解散はしていないが今は活動らしい活動をしていないな。噂だと軟禁状態と聞く」

俺「…」

大統領「試しにシャーロット大尉を呼び戻そうとしたが要求を撥ねられたよ」

俺「…軟禁ならまだいい」

大統領「まさか…ブリタニア軍とどんぱちするんじゃないだろうね?」

俺「向こうが抵抗してきたらどんぱちします。出来れば話し合いで済ませられればいいんだけど…」

大統領「話し合いの席は問題ないだろう。その為に海軍大将の階級が欲しかったんだろう?」

俺「はい」

俺「一刻も早くロマーニャへ行かないといけないな…」

大統領「随分とストライクウィッチーズを気に掛けるようだが…?」

俺「…俺の嫁になる子がいるんですよ。後、助けてあげたい人とかも」

大統領「えっ。私の娘との縁談は…?」

俺「前に一度断ったはずですが?」

大統領「デスヨネー」

俺「みんな無事でいてくれよ…」





~海軍基地~

俺「黒服A。ストライカーユニットの搭載は完了したか?」

黒服A「12機搭載完了しました」

俺「黒服B。マイティーウィッチーズは全員召集できているな?」

黒服B「はい。既にエンタープライズ内で待機中」

俺「黒服A・B。お前達も俺に付いて来てくれるんだろうね?」

黒服A「勿論。若のご命令ならたとえ地獄まででも」

黒服B「逆に我々をいつもお側に置いてください」

俺「ありがとう…それじゃあロマーニャへ出発しようか」





~ロマーニャ~

ミーナ「…ふぅ。いつまでこんな事が続くのかしら」

坂本「ああ…マロニー大将は何を考えている」

バルクホルン「ミーナ。我々も行動しよう。あんな機械に遅れをとる我々ではないはずだ」

ミーナ「トゥルーデ。無理よ…。あのウォーロックには特殊な機能があるみたいだから…」

坂本「人を操るという?」

ミーナ「ええ…そのせいでリーネさんは俺さんを撃つ事になってしまったのよ」

坂本「リーネが落ち込んだままなのはそのせいだったのか」

ミーナ「やっぱりまだ落ち込んだままなの?」

坂本「宮藤が常に付いているから大丈夫だとは思うが重症のようだ」

バルクホルン「家事を失敗したり、料理を失敗したりミス続きでリーネらしくない」

ミーナ「…俺さんは無事なのかしら。黒服さん達が助けにきてたけどあれから音佐太もないのよね」

坂本「ああ。まさか当たり所が悪くて…」

バルクホルン「坂本少佐、不吉な事を言わないでくれ。そんな事を聞いたら他の者も不安になってしまう」

坂本「すまなかったな…私もこの軟禁生活で少し参ってしまっているらしい」

シャーリー「しっかし軟禁する位なら解散させて国に帰らせてくれればいいのになー」

バルクホルン「確かに…」

ミーナ「一度、シャーリーさんへ帰還命令が来ていたけど蹴られらみたいね…」

シャーリー「そうなんだよなー。あのマロニーっておっさんはどこまで権力を掌握してるんだよ~」

ミーナ「あの、ウォーロックがネウロイとの戦いで多大な成果を上げているから周りも口出し出来ないみたい…」

マロニー「そんなところで集まって何か相談ごとか?刃向うなんて事は考えない方がいい」

ミーナ「あのウォーロックがある限りどうすることも出来ない事位はわかっています」

マロニー「それならよろしい」

坂本「わざわざそんな事を言う為だけにこんな所へ来たのではあるまい」

バルクホルン「何が目的だ?」

マロニー「お前達の処遇をどうするか考えていてな…流石にいつまでも軟禁状態にするのもいささか面倒になってきた」

シャーリー「それじゃーようやく自由になれるのかー?」

マロニー「誰が自由にしてやるといった。ミーナ中佐。ウィッチ全員を集めて正午丁度にハンガーへ集合しろ」

ミーナ「ハンガーへですか?」

マロニー「お前達は黙って私の言う事を聞いていればいい。おい、そこのお前。こいつらが何かしでかさないか見張っていろ」

リーネ兄「りょーかい。何かしようとしたらぶっ殺しても構いませんか?」

マロニー「殺すのはダメだ。勿体ないだろう」

リーネ兄「りょーかいしました。後は任せてください」

マロニー「私は準備に取り掛かる。頼んだぞ」





リーネ兄「ふー…うまく潜入できてよかった」

ミーナ「あなたは…?」

リーネ兄「ああ。俺はリーネの双子の兄です。助けに…来た訳じゃないけど」

バルクホルン「助けに来た訳じゃないなら何をしに来た?」

リーネ兄「俺が助ける訳じゃないだけで、他の誰かが助けに来てくれるかもよ?」

シャーリー「まさか」

ミーナ「俺さんが助けに?」

リーネ兄「そ。未来の義弟がどうやら君らを助ける為に動きだしたらしい」

ミーナ「俺さんは無事なのね?」

リーネ兄「一度リベリオンへ戻っていて、今はロマーニャ近辺に居るらしい。その彼から手紙が届いて今日救出しに来るから手伝ってくれってさ」

ミーナ「わかりました。私達はどうすれば?」

リーネ兄「マロニーに従ってくれればいい。後は彼が何とかしてくれる」

ミーナ「わかりました」

リーネ兄「俺もマロニーに従うからそのつもりで。これから先は会話もなしだ」

ミーナ「その方が良さそうだわ」





~正午・ハンガー~

マロニー「集まったようだな」

ミーナ「マロニー大将。言われた通り11人揃っています」

マロニー「おい。奴等は変な動きや相談事はしていなかったか?」

リーネ兄「はい。そんなそぶりは見せませんでした」

マロニー「ご苦労」

ニイト「班長、こんな所に人を集めて何をするつもりっすかね」

班長「俺だって何も聞かされちゃいない。ニイト、何が起こるか分からないからいつでも動けるようにしておけよ?」

ニイト「うっす。ここに集められてるのはあのマロニーとか言う奴が連れてきた兵士達とウィッチ達と俺達っすよね」

班長「何をするつもりだろうな」

ニイト「嫌な予感しかしないっす」



マロニー「ウォーロックの配備は終わっているな?」

兵士「はい。入口に1機。後は逃げ出そうとしたときにマリオネットを仕掛けるのを1機ここに」

マロニー「ご苦労…聞けお前達!戦況は既に変わったのは周知のとおりだと思う。ウィッチなどいらなかった、これからはウォーロックの時代の到来だ」

マロニー「ウィッチが必要ないならどうすればいいか!否、やはりまだウィッチは必要な存在で利用価値がある。まだ研究しなくてはならない所がある」

マロニー「そこでだ諸君。戦う必要がなくなったウィッチ達に何をさせればいいと思う?」

兵士「ざわ…ざわ…」

マロニー「ウィッチ達はそろいもそろって美少女揃いだ…お前達。彼女達を抱いてみたいだろう?」

兵士「ざわざわざわざわ…」

マロニー「これからは彼女達は慰安に回してしっかり働いてもらおうじゃないか。お前達、これからは好きな時に彼女達を使ってもいいぞ!」

兵士「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」

マロニー「あわよくば孕ませて次代の研究材料を」


ニイト「うはw俺、脱童貞のチャンスwww」

班長「馬鹿野郎ニイト!そんなんでいいのか。それに俺達に回ってくるとも限らないんだぞ?」

ニイト「えー……」


マロニー「そこの少年。安心したまえ。お前達にも宛がってやる。ただし、私の保有している兵士達が楽しみ終わったら…になるがな」

ニイト「えー…お古はちょっとー」

マロニー「言いたい事を言う少年だな。よろしい。まずはお前に好きな子を抱かせてやろう」

ニイト「ktkr!」

ミーナ「そんな…」

坂本「くっ…抵抗しようにもウォーロックが」

バルクホルン「最悪だ」

シャーリー「くそっ。馬鹿げてるぜ」

エーリカ「何か抵抗する方法はないかな」

宮藤「これから私達どうなっちゃうんですか…?」

ペリーヌ「マロニーやその兵士達に無理矢理犯される…最低ですわ」

エイラ「サーニャには絶対に手を出させないん…ダナ」

サーニャ「エイラ…」

リーネ「…」

ルッキーニ「???」


ニイト「マロニー大将様。どの子でもいいんでしょうか…!」

マロニー「好きな子を犯せばいい」

ニイト「それじゃあリネット曹長で…」

マロニー「リネット曹長。ご指名だぞ。早くこっちへこい!」

リーネ「…」

マロニー「何をしている!早くこっちへ来いと言っているんだ」

リーネ「…助けて俺さん」

マロニー「おい、連れて来い」

兵士「ラジャー!つったってないでこっちへ来い!」

リーネ「嫌っ!離して。離してください!」

宮藤「リーネちゃん!」

兵士「うるさいな。邪魔をするな!」

宮藤「リーネちゃん!!」

リーネ「芳佳ちゃん!」

兵士「大人しくついてこればお友達が痛い思いはしないですむんだぞ?」

リーネ「…わかりました」



ニイト「り、リネット曹長!」かちゃかちゃ

リーネ「…」

ニイト「あれ…?おかしいな…頑張れ俺の息子!脱童貞のチャンスなんだぞ!目の前に憧れのリネット曹長が居るんだぞ!」

リーネ兄「だらしねーな。おい、ガキ。俺が女の犯し方を教えてやるよ。見てろよ?」

ニイト「ちょっと!リネット曹長の初めては俺が貰うんだし!」

リーネ兄「ならとっととその粗末なモンおったたせろよ。このようによ」かちゃかちゃ

ニイト「Oh…」

リーネ「…」

ニイト「お、俺だって…!」

リーネ兄「やればできるじゃねーか。やり方はわかってるよな?ズボンを脱がして穴に突っ込めばいいだけだ」

ニイト「おっす」


マロニー「お前達も好きなウィッチを犯して来い」

兵士「うおおおおおおおおおお!」


「は、離せ!」「離しなさい!」「サーニャから離れろ!」「や、やめてください」「そのけがらわしい手をどけなさい!」
「ルッキーニはまだ子供なんだ。代わりに私が相手をするから見逃してくれ」「くっ…」「シャーリー…」「…」「手をはなせよ!」

マロニー「ふふふ…」

リーネ兄「おい、とっととやれよ」

ニイト「ほ、本当にいいんですよね?」

リーネ兄「ごちゃごちゃうるせーな…真っ二つにされてーか?」

ブンッ…ギチギギギギ…

ニイト「ひぃぃぃぃ!?わ、わかりました。ニイトいきまーーーす!」

リーネ兄「そろそろ頃合いだな…真っ二つにしてやるよ…」

ニイト「へ?」

リーネ兄「頭を下げろ!本当に真っ二つになるぞ!」

ニイト「」サッ

リーネ兄「パーティーの始まりだ!」

ブンッ。チュイィィィィィン…

ウォーロック「…」

ズズズ…ガシャン…

マロニー「何!?そこの兵士、血迷ったか!」

リーネ兄「最初から血迷ってるけど何か問題でも?おい、マロニー。てめーをぶっ殺したかったんだよ前前からな」

マロニー「お前達!いったん中止だ!続きはそこの男を始末してからだ。入口のウォーロックを投入しろ!」


ウォーロック「…」

ぐしゃっ

マロニー「ぐしゃっ…?」

俺「マロニー…随分楽しそうな事をしてるじゃないか。俺も混ぜてくれよ」

マロニー「貴様は…!」

俺「久しぶりだなマロニー」

マロニー「マロニー大将とよべ。三下が!」

俺「マロニー大将。なら俺の事も俺大将と呼んで貰いましょうか?今はリベリオン海軍大将をやってるんですよ」

マロニー「何だと…」

俺「周りの兵士達も邪魔だな…暫く潰れてろ!」

広範囲重力場形成及び反重力場形成…兵士達だけ押しつぶしていく。ついでにリーネの目の前で粗末なモノを露出してるニイトも潰しておくか

ここまで。お休み

深夜なのに支援ありがとう

ガッツリ修正が入る予定だよっと

明日の予約は
2130
23~2400
2430か
の三つ

また保守の時間だ

ふむ

秋も終わりか

夜を越えたな
これは完結できそうだ

短編ならぱっと書いて投下すればいいじゃない

完全オリジナルでも良さそうだがな
名前も知らないあの娘、って感じで

何とか書き溜め進み始めたぜー

最近エイラが分からない……

笑ってるのか?

投下させていただこうかしら

保守代わりにでもなれば良いな


前回のあらすじ

宮藤「陽子さん、何かに怒ってるみたいで怖いです……」

坂本「俺はまともにシールドを張れないんだ」

バルクホルン「怖いなら、動けないなら飛ぶな」

サーニャ「エイラ、あんまり一人で抱え込まないで」

ペリーヌ「私がシールドを張るための特訓をしてあげると言ってるんです!」

エーリカ「怖くても戦うのは、守りたいからだよ。エイラはどうなの……?」

エイラ「……駄目だ。シールドなんか張れっこない……」

ペリーヌ「……あなたには、少し失望しましたわ」


―― 基地、医務室

気付いたら私は、医務室の前に来ていた。私は、まだ俺にありがとうともごめんとも言っていない。せめて一言、謝りたかった。

キィィ バタン

エイラ「俺……」

坂本「エイラ!? お前、ここには来るなと……」

エイラ「少佐?」

狐「貴様……よくも俺の、妾の前に姿を見せられたな」

低い声がしたと思ったら、私は床に倒れていた。三本尻尾の狐が私の喉に前足を置いて牙を向いている。

エイラ「う……おぇ、くるし」

狐「何をしに来た」ググッ

エイラ「うぐっ……あ、あやま」

坂本「陽子、よせ!」

狐「謝りに来ただと? 意識の無い俺にそんなことを言ってどうする。自己満足にでも浸るつもりか?」

エイラ「うぇ……ち、ちが、う……」

坂本「陽子!」グイッ


狐「チッ……」

エイラ「う……ごほっ、ごほっ」

坂本「エイラ。大丈夫か」

坂本「しかし……ここには来るなと言ったはずだが」

エイラ「私はただ、俺に謝りたくて……」

狐「チッ、そんなに謝りたいなら謝ってとっとと失せろ」

エイラ「俺……」

俺「……」

狐「俺の言葉に耳も貸さない、貴様の過信が招いた結果だ。貴様のせいで俺は死にかけた……!」

エイラ「っ……ごめん、ゴメンナサイ…」ポロポロ

坂本「陽子。もうよせ」

坂本「エイラ、今回の作戦からお前を外した」

エイラ「え……」

坂本「私は、別にお前を危険に晒したいわけではない。飛べないなら……無理して戦う必要はないんだ。今度こそ、取り返しのつかないことになるかもしれないしな……」

坂本「……随分汚れているな。部屋に戻る前に風呂にでも行っておけ」


―― 明朝、エイラ自室

サーニャ「おかえり、エイラ」

エイラ「うん……」

サーニャ「シールドは張れた?」

エイラ「え、どうして知ッテ……」

サーニャ「上手くできた?」

エイラ「……駄目だった」

サーニャ「そう……。でも、頑張ればきっと――」ゴホッゴホッ

エイラ「サーニャ! 寝てないとダメだ。さっきだって、無理してブリーフィングに出ることなかったのに……」

サーニャ「でも、俺さんとエイラが危険な目にあったのは私のせいだから……」

エイラ「何言ってンダ。サーニャは悪くない。私が……」

サーニャ「エイラ……」


サーニャ「エイラだって悪くないわ。私達は戦ってるんだもの。これは、仕方ないことよ」

エイラ「仕方なくなんか! 仕方なくなんか、ない……。私は、"見えていた"のに。それなのに……!」

エイラ「私は、ダメなんだ。避けれない。シールドも張れない。私にはできない。できっこないンダ」

サーニャ「……どうしてそんなこと言うの?」

エイラ「だって、全然張れなかった……! あの時だって、シールドをはれてれば俺をあんな目に合わせずに済んだかもしれないのに! 私は、駄目だ!」

サーニャ「諦めないで。エイラが無理だったら、誰が突破口を開くの」

エイラ「買いかぶり過ぎなんだよ! 私がいなくたって、どうせ大尉や中尉がなんとかするさ! 少佐の烈風斬だってある!」

サーニャ「エイラ……わかった。ごめんね。無理言って」

サーニャ「待ってて。エイラの代わりに私が戦う。私たちが倒してくるから。エイラは俺さんのこと見ててあげて?」タタタ

エイラ「サーニャ!? サーニャ……」

―― 医務室

ひょっとしたら今度こそ殺されるかもと思ったが、あの狐は部屋にはいなかった。

俺「……」

窓の外をみんなが、サーニャが飛んで行く。止めようとしたが、彼女は頑なにそれを拒んだ。
〈昨日に比べてずっと良くなったから。だから、今度は私がエイラの代わりに〉
そう言って譲らない彼女に、結局は少佐も隊長も医師すら根負けして彼女の動向を許してしまった。なのに、私はここにいる。

エイラ「……」

私は、何をやっているのだろう。俺に怪我させて、サーニャに無理させて、戦いにも行かないで……。

エイラ「……ん?」

俺の枕元に、何か……。

エイラ「これ……インカム? 何で……」

耳に当てると、サーニャ達の会話が雑音とともに聞こえてきた。

シャーリー『おい、なんだよこれ! こんなに離れてるのに撃ってくるのか!?』

坂本『報告には聞いていたが、これは……!』

バルクホルン『ともかく、まずは距離を詰める!』

エイラ「みんな……」


ペリーヌ『サーニャさん、危ない!』

サーニャ『きゃっ!』

エイラ「サーニャ!?」

サーニャ『だ、大丈夫です。すみません』

エイラ「サーニャ……」ホッ

坂本『くっ……思ったよりも攻撃が激しいな。このままでは……』

宮藤『わ、私がシールドで!』

坂本『駄目だ。お前はそこでリーネを守り続けろ!』

シャーリー『でも、このままじゃジリ貧だ!』

バルクホルン『……っ』

ルッキーニ『これじゃロマーニャが……』

バルクホルン『くっ……ハルトマン、強行突破するぞ!』

エーリカ『トゥルーデ……うん、行こう!』

ミーナ『待ちなさい! 無理はしないで!』

坂本『ちっ、2人を援護しろ! 道を作るんだ!』


バルクホルン『うおぉぉぉおお!』

エーリカ『トゥルーデ!』

エーリカ『っ、こんなっ……!』

バルクホルン『っ』

坂本『2人とも無理するな! 一旦戻るんだ!』

坂本『烈風斬! ……クソッ! ここからじゃコアまで届かない。威力も奴のビームで減衰してしまっている!』

バルクホルン『くっ、ハルトマン! もう一度だ!』

エイラ「私は……」

何をしてるんだろう、こんなところで。

エーリカ〈怖くない人なんていないんだよ。でも、だからこそ……みんな戦うの。大切な人にそんな思いをして欲しくないから。"守りたい"から〉

エーリカ〈エイラは、どう思ってるの……?〉

エイラ「私……」

サーニャ『…………エイラ』

エイラ「!」

エイラ「私は……!」


―― ハンガー

狐「……何をしておる」

エイラ「! ……狐」

エイラ「私は……私も、戦う」

狐「自分の力も把握できない小娘が、また仲間を危険に晒す気か?」

エイラ「違う! 私は」

狐「貴様にそのつもりがなくても、事実俺は重症を負っておる。行ったところで、貴様にあの攻撃が避けられるのか?」

エイラ「っ、それは……」

狐「ふん、自信が無いなら止めろ。俺が救ったその命を無駄にするつもりか?」

エイラ「……ゴメン。ゴメンナサイ」

狐「謝るなら止めろ! 謝ったって俺の怪我が治るわけではない! 貴様に何かがあったら、俺は何のために……」

エイラ「……ゴメン」

狐「だから、謝るなら止めろと言っている!」

エイラ「ゴメン。それでも、私は……」

狐「馬鹿者め……」

狐「……良かろう。じゃが、行くからにはあいつを倒してみせろ。これ以上の被害を一切出さずに、じゃ」

エイラ「狐……」

狐「俺の行動を無駄にだけはしてくれるな」

エイラ「約束スル」

狐「……少し、ヒントをやろう。あの光線、見たところ別に追尾しているわけではない。一定距離内の対象を包囲するように拡散しているだけじゃ。わかるか? つまりあの光線は、拡散した瞬間にその終着点が決まるということじゃ」

狐「拡散した瞬間に大きく軌道を外れることができれば、その光線は追ってくることはない。てんで見当違いの位置に収束する」

狐「じゃが、それがそう簡単ではない。その瞬間を見極めて動くことなど人間にはほぼ不可能じゃろう」

狐「じゃが、ぬしならできる。なぜだかはわかるな? ぬしが……」

 狐 「予知の力を持っているからじゃ」
エイラ「予知の力を持っているから」

エイラ「あ……」

狐「……」フッ

狐「早く行け。これ以上の被害を出してみろ。妾はぬしのことを許さんぞ。もしそうなったら、俺もきっと……とても悲しむ」

エイラ「うん、アリガトウ!」

────

バルクホルン『くっ』

エーリカ『あと少しなのに……!』

ミーナ『2人とも、無茶しないで!』

坂本『やはりあの包囲攻撃を抜けるのは無理なのか……?』

シャーリー『けど、ここから撃っても威力が減衰してほとんど効いてない!』

ペリーヌ『トネール!』

ペリーヌ『固有魔法も駄目ですわ! どうしたら……』

エイラ「……!」

朝焼けの中、黒い塊から赤い光の筋がいくつも空を走っているのが見える。

エイラ「みんな」

エーリカ『サーニャ!』

何本もの光線のうちの1つが、サーニャに向かう。

サーニャ『あ……』


シールドを張るが、彼女はその圧力に耐え切れずにはじき飛ばされた。

サーニャ「きゃあ!」

エイラ「サーニャァァァァァァァアア!」

投げ出された彼女を優しく抱きとめる。目を瞑っていた彼女は私の腕の中でゆっくり目を開けた。

サーニャ「……エイラ?」

エイラ「ゴメンナ、遅くなって。飛べるカ?」

サーニャ「うん。ありがとう、エイラ」

彼女は優しく微笑する。
彼女の手を引きながら、私は軽々とビームを回避してみせた。大丈夫。大丈夫だ。私は戦える。

ペリーヌ「もう、遅いですわよ!」

エイラ「ナンダヨツンツン眼鏡。いたノカ」

ペリーヌ「なっ!?」

ペリーヌ「ふ、ふん。どうやら、いつもの調子に戻ったようですわね」


エーリカ「……エイラ」

エイラ「中尉。その……」

エーリカ「いけるの?」

エイラ「!」

エイラ「ああ!」

エーリカ「わかった。坂本少佐!」

坂本「……良いだろう。いいかエイラ! コアは目標のほぼ中心、ど真ん中だ」

バルクホルン「本当に、大丈夫なんだな?」

エイラ「もちろんダ」

坂本「……よし、ミーナ!」

ミーナ「わかりました。1分後に突撃しましょう。皆さんはそれに合わせてエイラさんの援護を!」

エイラ「……」カタカタ


サーニャ「エイラ」

エイラ「サーニャ!? ち、違うゾ、これは、怖いんじゃなくて……」カタカタ

サーニャ「これ、使って」

エイラ「フリーガーハマー……?」

サーニャ「強い武器が、必要でしょう?」

エイラ「サーニャ、その……」

ギュッ

サーニャ「大丈夫。エイラならできるから。ね?」

エイラ「……うん!」

エイラ「リーネ! 外すナヨ!」

リーネ「は、はい!」

エイラ「じゃあ行ってクル」

サーニャ「いってらっしゃい」ニコッ

鈴を転がしたようなサーニャの優しい声を背に一気に加速する。トップスピードまで駆け上がった私は、光線を全て回避しながらどんどん距離を詰めていった。

エイラ「包囲網……私が突破する! サーニャも、みんなも……私が守るンダ!」


狐〈拡散した瞬間に大きく軌道を外れることができれば──〉

エイラ「拡散、した瞬間二……!」キィィィィイ

体を起こして減速、同時に足を動かして推力の向きを偏向させる。一瞬遅れて光線が一気に広がりを見せた。

エイラ「っ!」

同時に真横に大きくスライドし、体を倒して速度を上げる。光線はさっきまで私がいた場所へ収束しようとしていた。その横をすり抜けるようにして突破する。

宮藤「凄い……」

ペリーヌ「……」フフッ

サーニャのフリーガーハマーを構えるが、それを見計らったように光線が迫っていた。

エーリカ「エイラ、また来る!」

同じ要領でスライド、光線の回避を試みる。しかし、さっきよりも拡散範囲が大きい。このまま行けば、端の光線に当たるだろう。

バルクホルン「駄目だ! 当たるぞ!」

でも、大丈夫。だって、それはもう"見えている"から。私はスピードを緩めずに光線へと突っ込んだ。

サーニャ「エイラ!?」


大丈夫だよ、サーニャ。だって私は

エイラ「守るッテ決めたんだから!」

半透明の青色の壁が私を覆う。赤色の光はそれに弾かれて私を貫くことはできない。
私はフリーガーハマーの引き金を引いた。
6本の噴煙が伸び、ネウロイへと突き刺さる。

エイラ「まだダ!」

爆煙の中へ向けて左手のMG42を間髪入れずに掃射する。フリーガーハマーで吹き飛んだ部位に追い打ちをかけるように撃ちこまれた弾は、再生する暇を与えることなく外殻を削っていく。

坂本「エイラ、もう十分だ! 早く離脱しろ、反撃が来る!」

弾丸をネウロイの中心に向けてばら撒きながら、加速し、上方へループして離脱。コアは……

エイラ「リーネ!」

リーネ「はい!」

一発の銃声と、パキンという小気味良い音。
ネウロイはさらさらと崩れ始め、その破片が陽光に反射して綺麗に煌めいている。

リーネ「や、やったよ芳佳ちゃん!」

宮藤「リーネちゃん凄い!」


エイラ「やった、ノカ」

サーニャ「エイラ!」

エイラ「サーニャ。わ、私……」

サーニャ「うん。エイラ、かっこ良かったよ。助けに来てくれてありがとう」

エイラ「サーニャぁ……!」

ペリーヌ「正直、今回は生きた心地がしませんでしたわ……あなたが来てくださって、本当に良かっ」

エイラ「何だよツンツン眼鏡、いたノカ」

ペリーヌ「なっ……!?」

ペリーヌ「ちょっと、さっきからそのずさんな扱いは何なんです!?」

ペリーヌ「だいたいその『ツンツン眼鏡』というのもやめてくださらない? 私にはペリーヌという名前が」

エイラ「サーニャ、体は辛くないか? 熱上がってたりはしないよな?」

サーニャ「うん。大丈夫よ、エイラ」

ペリーヌ「ちょっと! 話を聞きなさい!」


エーリカ「私たちってば結局、まるで噛ませ犬だったね」ツンツンメガネサッキカラウルサイゾ

バルクホルン「……ふっ。それもまた、お前の思惑通りだろう?」ナッ!? アナタサッキカラケンカウッテマスノ?

エーリカ「ふふっ。あー、お腹減ったー! 宮藤ー帰ったら何か作ってー」ツンツンメガネノウゴキナンテテニトルヨウニワカル

宮藤「それは構いませんけど……あれ、止めなくて良いんですか?」エイラ,アンマリイジワルシチャダメヨ

エーリカ「いいよいいよ。帰ろう」ウ…ゴメンサーニャ

ミーナ「そうね。かえって朝ごはんにしましょう」ワタシニアヤマリナサイ!

坂本「……今回のことで、エイラは1つ成長したみたいだな」アーモウウルサイナツンツンメガネハ

ミーナ「ええ。一時はどうなることかと思ったけれど、もう心配なさそうね。なんだか憑き物がとれたような顔をしてるもの」ムキー!

坂本「あとは、俺が眼を覚ませば丸く収まるな」


────

狐「……帰ってきたか」

エイラ「約束通り、被害無しダ!」

狐「当然じゃ。でなければ、怒る」

エイラ「ム……いや、ソウダナ。助言ありがとナ」

狐「……ふん。ぬしの力も、誇って良いぞ」

エイラ「え……?」

狐「二度は言わん。ぬしは約束を果たした。俺が目を覚ませば……今回のことは水に流す」

エイラ「ホントか!?」

狐「俺が目を覚ませばじゃ。勘違いするな」

エイラ「ありがとう……俺はきっと目を覚ますヨ。予知しなくたって分かる」

狐「……ふん」

次回予告

エイラ「オマエ、3日も寝てたんダゾ……」

────
エーリカ「えへへ、何だか恥ずかしいね、それ……///」

────
俺「いや、おっぱいならみんな好きだ」

────
エイラ「妹? お前、妹がいるのか?」

俺「ああ、弟もいるぜ」

────
バルクホルン「お前の年はいくつだったかな?」

────
俺「頭沸いた?」

────
バルクホルン「天の上にも天の下にも、ただ、私の妹がいるのみ……ふふ、うふふふふふ」

────
狐「……にわかには、信じられんことじゃな」


といったところで終わりです。
長々と失礼しました。そして、支援等ありがとうございました!

ふもっふ

多分19時くらいには>>950いきそうだから、それくらいになったら埋め投下する

他に投下したい人いたらぜひどうぞ

>>901
32レス分かそこらか弾があるんだが、投下してよろしいか。

んじゃ、遠慮なく。
最終回です。



ネウロイ化した大和は、ヴェネツィアのネウロイの巣コアに対し主砲の一斉射を実行した。
そこにウルスラが囚われていることを知らないまま。

巣コアはウルスラのシールドを利用してそれを防ぐ。
シールドからフィードバックされた負荷に苦しむウルスラ。

大和主砲の三度もの斉射を受け止め、ウルスラはついに力尽きる。
消滅するシールド。

四度目の斉射がついにウルスラごとネウロイの巣のコアを砕こうとしたとき、そこに『空の王』が割って入る。
彼は深手を負いながらも、砲弾を弾くことに成功する。

五度目が来る前に、ウルスラをコアから救出せんとする『空の王』だったが……


しかしいくら力を込めても、男はウルスラを引っ張り出せない。
コアの表面は、琥珀が虫を絡め取るようにウルスラを埋め込んでびくともしない。

加えて男の左腕に殆ど力が入っていないことがウルスラには分かった。強がっていても深手には違いないのだ。

しかしそれを指摘したとて、認めないだろう。この意地っ張りは。
かわりにウルスラは、別の手段を提示することにする。

ウルスラ「撃って」

余「……良いのか?」

ウルスラが小さく頷きながら返すと、男は少し離れた。

余「あい分かった。……ゆくぞ」

余「<●><●>」キン!

出力を抑えた『勅視』が、ウルスラの周囲のコアを削っていく。鑢をかけるように、少しずつ、慎重に。

『勅視』自体がウルスラにダメージを与えることはないが、削られていくコアとウルスラは魔力的な結合がある。
コアがウルスラにシールドを維持するエネルギーを供給したように。
そしてそのコアの展開したシールドへの負荷が、ウルスラにフィードバックされたように。


つまりコアへのダメージが、ウルスラにもかかってくる危険性がある。
果たして、ウルスラが小さく息を漏らす。

ウルスラ「…………っ」

余「どうした!?」

ウルスラ「大丈夫……。続けて。少しくらい強引でいい」

余「……良かろう。しかし、異常があればすぐに言え。」

男は一瞬躊躇うも、再び照射を開始した。
しかし。

ウルスラ「……うあっ」ビクッ

余「ぬ。この方法は諦めるべきか……。」


ウルスラ「そんな時間は……」

言いかけて、急に何かに気づいたように言葉を切る。
怪訝顔をする男の肩越しに、ウルスラは海上を見つめていた。

ウルスラ「6時方向、砲撃が来る」

余「大和はまだ静かなようだが。」

ウルスラ「違う。連合艦隊から」

反撃が消えて、ネウロイが力尽きつつあると判断したのだろう。他の艦艇からも徹甲弾による砲撃が始まっていた。
遥か下方にある海面上の艦艇、まるでおもちゃのようなそれらの上でぱっと煙が広がり、数秒してから花火のような砲声が響いてくる。

余「ええい、鬱陶しい……。」

男が呟き、シールドを背後に展開する。
ウルスラはシールドを展開できない。今は男に頼らねば通常の砲弾とはいえ、耐えるすべはない。

砲声からさらに数秒遅れて、弾体が見た目には意外なほどゆっくりと放物線を描いて飛来してきた。
男が奥歯を噛み締める。

着弾。
青いシールドが、ネウロイ化していない通常弾とは言え20cm級の砲弾を受け止める。
紫電が流血のように飛び散る。

余「ぬ……ぐ……!」


男が絶える様子を、ウルスラは口を引き結んで見つめる。

ウルスラ「……ごめんなさい」

余「謝るな。」

ウルスラ「でも」

余「言うな。」

強く制止され、思わず目を伏せるウルスラ。
下げた視界の内に赤黒く染まった『玉座』が映る。

ウルスラ「……あなた」

ウルスラが思わず声を上げた。『玉座』の上に血溜まりができていた。
シールドに着弾するたび、男の服の赤黒い染みがじわりと広がり、足元の『玉座』に滴っていく。赤黒い水面に波紋が広がる。

ウルスラはしかし、なにもできない。シールドは張れないし、コアに埋まった手足は今だに殆ど動かせない。
おろおろと、その細かく波紋を広げる血溜まりを見下ろしている。
そんなウルスラを見て、ふと男が呟く。

余「そなたが好きだ。」


ウルスラ「……え?」

余「そなたが好きだ、そなたが欲しい。そう言った。」

ウルスラは混乱する。いきなり何を言い出したのか。
嬉しいとか恥ずかしいとかより先に、困惑し、後に危惧を抱いた。まるでこれは、別れの言葉のようではないか。
そんなウルスラの内心に気づいてか否か、男が続ける。

余「はっきり口に出すのは初めてであったな。」

余「そなたにこのことを告げておけなかったのが余の最大の悔いであった。
    よもや再び見えられるとは思わなかったが、なればこそ真っ先にこれを告げておきたかったのだ。」

余「そなたを、戦利品を獲るには勝利せねばならぬ。ゆえに余は戦う。そなたが気に病むことではない。」

ウルスラ「……私のためなら、死ねる?」

余「無論だ。」

即答。血に染まった横顔が、力強く頷く。

ウルスラはついに実感する。
ああ、本当に、嘘偽り誇張なく、心のそこから、この男は私が好きなんだ。
こんな場面でなければな、と思ったが、しかしこんな場面だからこそ、一分の疑いもなく納得できたとも言えるかもしれない。

私もこの男が好きだ。

だから……だから、もういいではないか。


ウルスラ「……もういい」

余「ぬ?」

ウルスラ「私のために死ななくていい。もう行って」

余「何を言う。」

ウルスラ「助けに来てくれてありがとう。本当に、嬉しかった。……『あなたのもの』になってあげたかった。でも」

小さく首を振る。

ウルスラ「最後に会えたから、だから、もういい」

余「……黙れ。」

ウルスラ「もう大和から次の砲撃が来る。急いでここを離れて。」

余「黙れと言った。」

ウルスラ「いくらあなたでも、その傷でもう一度あの砲撃を受けてただで済むはずがない。」

余「余がここを離れれば、そなたはどうなる。議論の余地はない。」

ウルスラは黙って首を振る。有無を言わさず。
仕草だけで、男は逆に黙らされる。


ウルスラ「残ったところで、あなたが少し先に死ぬだけ。私は助からない。
     あなたがどういうつもりでも、私はあなたを巻き添えにはしたくない」

ウルスラ「それにあなたが私を護らなければ、とうに大和がコアを破壊していた」

余「余を責めるという――」

ウルスラ「聞いて。そもそも、私がここに居さえしなければ、捕まりさえしていなければ、大和は最初の一斉射で勝利していた」

ウルスラ「私が、人類の勝利を阻んだ」

余「……」

ウルスラ「そのあと沈められた船や人……被害は、だから、わたしのせい。
    もうこれは、私個人の問題じゃない。私は今、人類の敵」

余「そなたが……人類の敵……?」

ウルスラ「そう。だからそこをどいて。私を庇うのなんて止めて、」

余「つまり……つまり、人類はそなたの敵ということだな。」

ウルスラ「だからそう言って――」

ウルスラ「……」


ウルスラ「……え?」


余「<●><●>」ギン!

男が“大和に向かって”『勅視』を放つ。艦首側の主砲塔の一部が消し飛び、間近で砲弾が炸裂したような衝撃波がウルスラを襲う。
大和は即時に再生し始めるが、抉られた損傷が大きすぎるのか、それは目に見えて鈍い。

余「余が反撃せぬと思って存分に撃ってくれたものだ。これが返報ぞ、受け取れ!」

余「<●><●>」ギカ!

続けて、男は海上の艦隊と彼らが発射していた砲弾をなぎ払った。1tを超える鉄の塊が瞬間的に蒸発し、プラズマ化して発光する。
空に向かって落ちる滝のような水柱が、帯と広がって艦隊を飲み込んだ。

ウルスラは唖然として声も出ない。確かに自分は人類は敵だとは言ったが、それを言葉通り解釈する馬鹿がどこにいる?人の話を聞いていないにもほどがあるだろう。

余「案ずるな、峰打ちぞ。船には当ててはおらぬ。少し脅かしてやっただけだ。」

ウルスラ「……自分が何をしたか、分ってる……?」

余「ふん、しゃらくさいわ!」

ウルスラ「えっ……」

余「そなたが好きだ!」
余「そなたが欲しい!」

そのとき確かに時間が止まった。

びょうと吹く風の音だけが辺りを包む。


ウルスラ「え、あ、うん……」

ウルスラ「さっきも聞いた」

幾分冷静に、ウルスラが応じる。

余「そのときそなたは、余がそなたのために死ねるか、と聞いた。これが答えだ。」

あのときはあのときで、「できる」とちゃんと答えているではないか、とか
これが何の答えなんだ、とか
さっきから混乱させられっぱなしだ、とか
それを言うならこの男には、出会ったその日から混乱させられてきたな……、とか

そんな錯綜する内心を、ウルスラは一言の問いに変える。

ウルスラ「どういうこと?」

余「余にとり、余自身より大切なものはそなたしかない。他の何者も、そなたに優先されはしない。
    余はそなたのためなら、余自身の命も他者のそれであっても捧げられるということだ。」

今度こそ、ウルスラは絶句した。

余「そなたが世界のために己を殺すというなら、余はそなたのために世界を殺す。」

余「余に人類を滅ぼされたくないなら、諦めるな。」


ウルスラ「で、でもたとえあなたにも、ここから私を連れ出すことはできない」

余「確かに、な。」

ウルスラ「だったら――」

余「余のみでは不可能かも知れぬ。なれど、余の力はもはや余の範疇にあるもののみではない。」

男は言いながら、背後を振り返る。
いまだ大和が覗く外殻の穴の向こうに、何かを見ている。

ウルスラ「……?」

余「まったく、いい頃合にやって来るものだな。」

余「『STRIKE WITCHES』!余が朋輩らよ!」

余「手伝ってくれ。そなたらの力が必要だ!」

これも王の直感とでも言うのか。
果たして、完璧なタイミングで、爆煙の渦を突き破って、STRIKE WITCHESが突入してきた。
先頭はエーリカ、男には目もくれず、ウルスラに抱きついていく。

エーリカ「ウーッシュ!!」ガバ

ウルスラ「姉さま!」


エーリカ「ウーシュ!良かった、良かったぁ……!」

エーリカは壊れた蓄音機のように、良かった、と繰り返す。その頬をぽろぽろと涙が伝う。
表に現さなくとも、一番ウルスラの一件に心を痛めていたのは彼女だった。

他のウィッチ達も集まってきた。

ミーナ「ウルスラさん、よく頑張ったわね」

宮藤「ウルスラさん……良かった」グス

シャーリー「ハルトマンが飛び出していったときは何事かと思ったけど……。驚いたなぁ」

口々にウルスラの無事を祝う乙女たち。
その輪から少し離れて、坂本が男に声を掛ける。

坂本「お前が私たちに助けを求めたのは初めてだな」

余「うむ。余一人ではどうにもならぬ。」

ミーナ「それは構わないけれど、急いだ方が良さそうね。大和が砲撃を再開する前に」

余「なに、再生したならばまた余が砕いておこう。沈めない程度にな。」


バルクホルン「……大和を撃ったのは、やはりお前だったか」

ウルスラを見ても黙っていたバルクホルンが口を開く。冷たい声音。
ウルスラが生きていた事は喜ばしいし、男がそれを護っていたことも分かっている。
だが、それとこれとは話が別だ。

エーリカ「トゥルーデ!」

バルクホルン「ハルトマン、分っている。ウルスラのためだったのだろう。
    だが私たちは軍人だ。看過していいこととそうでないことがある」

どんな理由があれ、味方を撃つような行為を、軍人は許容してはならない。
それは軍という組織の秩序を崩壊せしめる危険を孕む行いだ。

バルクホルン「で、どうなんだ」

余「いかにも。余が撃った。」

バルクホルン「オペレーション・マルスがそのせいで失敗するとは思わなかったのか。
    ロマーニャの解放を、おまえはどう思っていた」

余「知らぬな、そんなもの。」


シャーリー「おいよっさん!」

ルッキーニ「……」

余「む。すまぬな、フランチェスカ・ルッキーニ。そなたにはロマーニャを解放すると約束しておきながら。
    だが物事には優先順位というものがあるのだ。」

ルッキーニ「えー……」


.oO(割と普通に最低だこの男……。)


ウィッチーズの心の声が唱和する。

ウルスラ「すいません……」

ウルスラが心底申し訳無さそうに謝り、

坂本「少しは殊勝な態度を見せていたかと思えばこれか」

呆れた声で、坂本が呟いた。

余「話は済んだか?」

問いかけるようでいて、男は返事を聞く前に体ごとウルスラに向き直ってウィッチーズに背を向けている。

余「ならば手伝え。宮藤よ。ウルスラに治癒魔法をかけ続けるのだ。余がコアを削る。」

宮藤「あ、はい!」

バルクホルン「おい、まだ話は終わっていないぞ!」

余「他の者は――」

バルクホルンの抗議を無視して、男が辺りを睥睨する。その仕草ににじむ緊張感に、乙女らは反射的に武器を構えて円陣を組んだ。
硝煙の内に、殺気が漂う。

余「彼奴らを防ぐのだ。余はコアを削るのに集中する。」

ガサガサと、巣のコアと外殻の隙間を蠢く影がある。
ぼんやりと赤く光るコアに照らされて、しかし殆ど光を反射しないそれらは、暗がりが形をもって這い回っているような印象を与える。

ペリーヌ「巣の体内の免疫細胞か、そうでなければ寄生虫といった感じですわね」

コアの表面、外殻の裏面を無数に這い回る影の正体は、6本の脚を持つ小型のネウロイだった。
遠巻きに様子を伺っていたのが、男の言葉を皮切りに一斉に近づいてくる。
先刻までは、男はウルスラを守ることで結果的にとはいえコアの安全にも寄与していたがゆえに、攻撃の対象ではなかったのだろう。

ルッキーニ「うぇーこんなムシ嫌ーい!」

ミーナ「ええ、なんだかモゾモゾするわ……」ゾワゾワ

男の行為の是非はともかく、ウルスラを助けることについて、ウィッチーズに反対する者はいなかった。
となれば、妨害してくるネウロイは防がねばならず、またコアに埋め込まれたウルスラを解放せねばならない。
つまり結局は、男の望むとおりに展開は進んだ。

リーネ「でもいいんでしょうか、天城にも秘密でこんなことして」ダン ダン

エイラ「あとで怒られるかもナー」ダダダダダ!

坂本「実はな、私は大和の砲撃を見てるだけで終わりでは不完全燃焼だったのだ。
    命令違反だろうが、仲間を救って終わる方が、魔法力の使い切り方としては上等だ」ハッハッハ

ペリーヌ「ぶっちゃけすぎですわ少佐……」


バルクホルン「……」

エーリカ「トゥルーデ、ごめんね?」

バルクホルン「いや、お前が謝ることではない。しかし……」

ちら、とバルクホルンは男を見やった。男は宮藤と協働して、今はウルスラの右足を削り出しにかかっていた。
いつの間にか強引に、最初からそうだったかのように、男のペースにされている。
結局何者も、この男を止めることなどできはしないのだ。

バルクホルン「女一人と世界を天秤にかけて、まよわず女を選ぶ、か」

バルクホルン「馬鹿には勝てんな」フゥ

ため息と共に、バルクホルンは大分風通しのよくなった巣の外殻越しの空を見やった。
雨は完全に止み、ほぼ水平高度に取り残されたような黒雲と、虹がかかっているのが見えた。


―――
――




損傷を再生させた大和が、巣の外殻の穴をこじ開けて侵入していく。

ガリガリゴリゴリという、金属同士がぶつかり合って削れる不協和音が響く。

『STRIKE WITCHES』が、大和と入れ違いに巣の外殻から飛び出す。
ある者は艦橋を飛び越え、またある者は船底に沿って這うように潜り抜ける。

最後に男がウルスラを抱えて、大和の測距儀と対空砲塔の隙間をすり抜けて飛び出した。
もうお前に用は無いとばかりに、一目散に離脱していく。


その背後で、扶桑が誇る46センチ砲が、今度こそその第一義を全うした。
1トン以上の重量をもつ砲弾が6発、何の妨害もうけぬままネウロイの巣のコアに突き刺さり、食い破った。

雨雲がはけ切った真夏のロマーニャの空に、真っ黒な積乱雲が沸き起こる。
それは白く輝くコアの欠片を孕んで、人類の戦勝を記念するモニュメントとして一時空にそびえた。


無断での作戦外行動、そして出撃時より二人ほど人数が増えていることについて、ミーナは報告に四苦八苦することになった。

別に『空の王』を名乗る男が合流したことについても、ウルスラが生きていて、そして彼女を救出したことについても隠す必要はないのだが、
その報告をすると話の流れ上、男がコアごとウルスラを庇っていた話や、大和や連合艦隊に向けて『勅視』を撃った話までせねばならず、はなはだ都合が悪かったのである。
何せ連合艦隊にまで一発撃っている (本人曰く「峰打ち」ではあったらしいが) 。


ともあれ、オペレーション・マルスは成功した。
未だロマーニャにはマザー級ネウロイが残存しているが、ヴェネツィアという補給基地を失った以上、掃討に時間はかからない。

欧州戦線は大きな転換点を迎えた。


深夜。
連合艦隊は大破、あるいは撃沈した艦艇の人員の救助を完了し、ロマーニャ南部の補給基地に向けて帰投を開始していた。

空母天城艦橋上部、満点を望む防空指揮所に、男はいた。頭上を覆うものは何もない。
天蓋一杯の星が見渡せる。男は腕枕で寝そべって、それを眺めていた。

防空指揮所は、その名の通りネウロイの空襲攻撃の際に艦長が適切な回避行動をとるべく指揮を執る場で、
見晴らしのために艦内で最も高い場所に設えられる。

その「艦内で最も高い場所」、というのを気に入った男が、本来ならば常に立っている見張りを追い出して居座ったのだ。

とんとんとん、と軽い足音。
誰かが階段を上ってきている。男が首を捻じ曲げてそちらを見やる。
ひょい、と顔を出したのはウルスラだった。

ウルスラ「起きてる?」

余「寝ておる。」

ウルスラ「起きてる」

ウルスラは階段を上りきり、男の隣に座り込んで男を見下ろした。
男がそ知らぬ顔で応じる。

余「ふむ。……もう動いていいのか?」

ウルスラ「平気。あなたこそ、傷は?」


余「宮藤の治癒魔法が効いておる。どうということはない。」

余「かの娘には、お互い世話になったな。」

付け足すように、男が言った。
ウルスラは頷く。

余「……」

ウルスラ「……」

少しの沈黙。随分と久しぶりな気がした。
基地にいたときは、二人でいる時間の多くはこうした、ただ隣にいるだけのものだった。
ただお互いの気配を感じるだけの、穏やかな時間。

ウルスラはちらり、と男を伺う。
男は上半身をはだけさせ、左腕から肩、腹部に掛けてを包帯でぐるぐる巻きにしている。左の頬には大きな絆創膏。
左腕ははっきり骨折していたはずだが、今は細い添え木を捲いているだけでギプスすらしていない。


いくら宮藤の治癒魔法を受けたとて、こんな所にずっといては海風が沁みるでしょうに。
ウルスラの手が男の傷をそ、と撫でた。

余「ウルスラ?」

ウルスラ「…ぎ」ボソ

余「ぬ?」

ウルスラ「無、茶、を、し、す、ぎ」グイグイ

余「ぬぐああああ!痛、痛いぞ!」

ありがとうございます

>>944
余.oO(思考を……読まれた……!?)


ウルスラ「生身で、戦艦の斉射を受け止めるなんてどうかしてる」

余「ふん、余にはどうということも――」

ウルスラ「……」グイ

余「痛たたたたた!」

ウルスラ「大怪我してる」

余「ぬう……。」

ウルスラ「一週間も、私を放っておいたし」

余「そ、そなたが生きていることを知らなかったのだ。」

ウルスラ「言い訳しない」

余「……すまぬ。」


ウルスラ「あと私のためとはいえ、味方を撃った」

余「それについては、誰に恥じるつもりもないぞ。」

きっぱりと言い切る男。

ウルスラ「うん、ちょっと嬉しかった」

実は。と言いながら、ウルスラは男の胸にしな垂れかかる。

余「ふふん。」

ウルスラ「でも、良いか悪いかの話は別」グイグイ

余「痛い痛い!……ええい、先より粗相を働く手はこれか!」グイ

ウルスラ「きゃっ、ちょっ、くすぐった……い……!」クスクス

ばたばたともつれ合う二人。
くすぐったり捕まえたり、月明かりの照らす露天の指揮所に、押し殺した笑い声が続く。


ウルスラ「えい、えい」

余「ぬ、この!」

ウルスラ「あ、きゃ!」

余「む。」

ふざけあっているうちに、ウルスラがバランスを崩した。
男がその体を抱き寄せる。二人の視線が重なった。至近距離、一瞬の間。
男がふ、と微笑んだ。

余「黙って聞いておれば、余の心労も知らず好き放題言ってくれる。その減らず口を、今封じてくれよう。」

ごく自然に、男の指先が彼女の細い顎にかかる。
ウルスラは抵抗できない。


余「……」

ウルスラ「……っ」

ほんの一瞬、触れるような口付け。

ウルスラ「もう喋ってなかった……」

ウルスラは控えめに抗議する。

余「余とて、腕づくで致したわけではない。逃げようと思えば、逃れられたはずぞ」

ウルスラ「……意地悪」

ウルスラは小さく頬を膨らませる。
男はにぃ、と笑った。

余「まぁ、たまにはな。……しかし。」

ウルスラ「?」

余「足りぬな、まったく足りぬ。」

ウルスラ「……変態」ジト

余「何とでも言え。逃れるなら、今のうちぞ?」

ウルスラはぷいと視線を逸らすが、男の腕の中から動こうとはしなかった。


男は再びウルスラの両肩を掴んで向き合わせた。
顔の近さに思わずウルスラは俯いて目を逸らしかけるが、こらえる。

潤んだ瞳で、挑発的に見つめ返してみせる。できるものなら、やってみれば?
唇の端を小さな舌がチロリ、と舐めた。

ウルスラ「わたしはもう、『あなたのもの』、でしょ?」

しかし余裕のある演技も限界だったらしい。
自分で言っておいて、ウルスラは真っ赤になった。トマトのように。


防空指揮所の床に、青白い月の光に照らされて長い二つの陰がある。

今それが一つになった。


ヴェネツィア解放後、それを目的に再結成された第501統合戦闘航空団『STRIKE WITCHES』は再び解散した。
戦隊各員はそれぞれの母国に帰るか原隊に復帰し、ウルスラ・ハルトマンもまたノイエ・カールスラントに戻っていった。

『空の王』を名乗る男に関する公式の記録は、そこで途絶える。
もともと正規の軍人としての籍、階級、それどころか固有の名前すら持たないこの男のこと、
それ以前から記録に残すのは難儀させていたようだが、『STRIKE WITCHES』解散後は世界中のどの部隊にもそれらしい記述は残っていない。

ただその後、欧州戦線の各地でしばしば『空をサーフボードで滑る妖精』が目撃されるようになった。
その“妖精”は、見かけるとその日はネウロイに遭遇することがないということで、兵士たちに『幸運乗り』と呼ばれ親しまれた。


戦争はそれから一年後に終結した。
ノイエ・カールスラントで開発された革新的な新兵器群を携え一大反攻に出た人類の前に、ネウロイはその侵略に倍する速度で敗走した。
その防衛線もまた不自然に ――まるであらかじめ当該地域の戦力が削がれていたかのように―― 脆弱であり、一日に100km以上も戦線を後退させることもあった。

最終的にほとんど無人の荒野であった旧オストマルクが解放された日、連合軍参加各国の首脳は連名で戦争の終結と勝利を宣言した。
各国では大々的に戦勝記念の祭典が催され、戦功者たちを煌びやかな賛辞で祀り上げたが、そのどこにもかの男の姿は無かった。

戦後、『空の王』については様々な噂が流れた。
曰く、撃墜され、どことも知れぬ地で朽ち果てた。
曰く、その力を恐れた某国の軍部により拉致・幽閉されている。
曰く、さる聖域 (アヴァロン島ともオリュンポス山とも言われる) で眠っており、再びネウロイが現れた際に復活する。

しかし存在自体が非常識で非現実的なこの男のこと、非存在についてはなおさらあやふやな噂にならざるを得ず、

やがて時を経るに従って、『空の王』という言葉自体、史実を舞台にしたファンタジーと受け取られるようになっていった。

空の王なら俺の隣で寝てるよ

―――
――


終戦から約4ヵ月後、11月も終わりのノイエ・カールスラントはノイエス・ベルリン。
欧州とは逆の四季をもつこの地では、短い春が終わり初夏を迎えようとしていた。
大草原を吹きわたる風には新芽の放つ緑の匂いが濃い。

このカールスラント人第二の故郷では、大戦初期に失陥し、そして末期に奪還したその第一の故郷への帰還事業がひと段落していた。
ノイエ・カールスラントに生活基盤を確立し、この地に骨を埋める覚悟を決めた一部を除いて、
ほとんどの市民が既に欧州に帰還し、復興のために汗を流している。

ノイエス・ベルリン郊外にはカールスラント技術省管理兵廠、かつて彼方より欧州のネウロイへ向けた殺意の発信源であった施設がある。
戦争中は日夜明かりを灯して新兵器・軍用機材の開発を行い、軍用トラックの出入りが引きも切らなかったが、
しかし今はほとんどの人員が本国へと招集されて、残った資料の整理などの細々とした仕事をこなす数人しか残っていない。

かつて活発な議論が交わされていた会議室も、電動鋸が唸りを上げていた工房も今は閑散として、
半開きの戸が風に揺らされてカタカタと鳴る音が響くのみ。
その佇まいはかつての日々を懐かしんでいるようでもあり、また同時に幾分かほっとしているようにも見える。

>>960
<●><●>ギン!



ウルスラ・ハルトマンはまだここにいた。
資料室で研究日誌を読みあさったり、もはや使用される予定もない機材に油をさしたりして日々を過ごしている。

助手「でもウルスラさん、もう本国の研究所から辞令来てるんじゃないんですか?なんで戻らないんです?」

博士「そうねぇ。ご家族ももうあちらにいらっしゃるんでしょ?」

兵廠に残った数少ない研究員が問いかける。
リベリオン合衆国から派遣されているこの変わり者の博士とその助手は、彼ら自身母国から異動の辞令を受けている身ながら、
「あっちは退屈だから」という理由でなんだかんだと居座っている。

ウルスラは読んでいた論文から目を上げると、同様の質問を何度か受けてきたときと同じように、一言で答えた。

ウルスラ「人を待ってる」


二人はウルスラと別れ、廊下を歩いていた。
助手は後ろを振り返り、ウルスラのいる部屋と十分離れたのを確認して、なおも声をひそめて話しかけた。

助手「でも博士、ウルスラさんが待ってるってひと、欧州で戦ってて行方不明なんでしょう?」

博士「らしいわね」

助手「戦争が終わってもう四ヶ月が過ぎようってのに何の音沙汰もないってことは……」

博士「おおっとォ、皆まで言うなぃ」

助手 「!?」

博士「健気じゃぁないか、来ないと知れてる男を待つあの姿」

助手 「うわ、誰だコイツ……っていうか男だなんてウルスラさん言ってませんでしたよ」

博士「アタシの若い頃にそっくりだよ」

助手「聞いてねぇし。っていうか若い頃っていつですか?タマがついてた頃ですか?」

博士「今もついてんよ!」

ギャーギャーバタバタ


個性的なリベリアンの中でも特に個性的な二人がそんな会話 (と取っ組み合い) をしている丁度その頃。
一人の男が施設の扉をくぐっていた。

新聞片手に暇そうにしていた警備兼受付の女性は、その男を一目見て、丁寧な対応をすべき相手だと思った。

彼女には軍隊のことはよく分からない。現地採用の事務員であった。
しかし男の着ている軍服が、町に繰り出している兵卒や、いつもここで研究をしていた下級将校のものとは違う、
むしろごくまれに大仰なアポイントメントと共に訪ねてきては、そういった下級将校がその研究成果を解説するのをふんぞり返って聞いている連中……
ようは「軍の偉い人」が着てそうな軍服であるのは分った。
そういう連中に比べると、目の前の男はずいぶん若かったが。

男は特に目を引く顔立ちというわけではなかったが、その立ち居振る舞いは落ち着いて、借り物ではない風格が漂っていた。
開いたドアから吹き込む風が、埃避けと思しき薄手の外套をはためかせるのを、片手で軽く払う。
それだけの動作にもどこかしら気品のようなものを感じさせた。

一つ一つの所作は緩やかだがのんびりとした印象はなく、むしろ夏の空の積乱雲が進むような重々しさがある。
いわゆる軍人のキビキビとした動作とは対照的で、それこそ今男が着ている高級将校風の軍服に似つかわしかった。

受付「おはようございます」

まるで技術省本省庁舎のエントランスホールにいる受付のように丁寧にお辞儀をして挨拶する。
実際には、閉鎖寸前の研究兵廠の、埃のたまった小さな机の受付であるのだが。

「うむ。」

男は見た目通りの偉そうな、良く言えば鷹揚な態度で頷く。


受付「本日はどのようなご用件で?」

「xxx研究室所属のウルスラ・ハルトマン女史に取次ぎを願いたい。」

受付「かしこまりました。アポイントメントはございますか?」

「アポイントメント?うむ、無論である。一年以上前からな。」

受付「 (一年?) ……ではそのようにお取次ぎ致します。失礼ですがお名前を伺っても?」

「要らぬ。『迎えに来た』と伝えれば、先方には分かるはずだ。」

受付「?? はぁ、かしこまりました」

「ところで、ずいぶんとここは寂れているようだな」

受付「え、ええ……。なにぶん閉鎖寸前なもので。みなさん、カールスラント本国にお帰りになっちゃいましたし」

「ふむ。ずいぶん、待たせてしまったようだな」

受付「え?えーと、」

「よい。余手ずから探すことにしよう。」

言うだけ言うと、男は受付を残してスタスタと奥へ歩いて行ってしまった。


ウルスラは、トラックの搬入口に面した工房のシャッターを開け、論文を読んでいる。
吹き込む柔らかな風が、ぱらぱらとページを捲っていく。
ウルスラは片手でそれを抑えると、もう片方の手を翳して空を見た。

昨日よりほんの少し高いところを通る太陽が眩しく輝いている。
新鮮な緑の香りに満ちた風が頬を撫でる。

ウルスラは心地よさ気に目を閉じて深呼吸すると、微笑んで小さく呟いた。


ウルスラ「……早く迎えにこないかな」


工房の奥の廊下から、ゆったりとした足音が近づいてきていた。




(終わり)

完走おめでとう!
でも、終わってしまうのは寂しいね
短編でもいいのでイチャラブ期待してます

終わったぁぁぁぁぁぁぁぁ!

イェア!
イェア!!
イェアーーーー!!!!

終わったぁぁぁぁぁぁぁああああああああああおあああおおおおおおおおおおおおおあああああああ!!


長々とお付き合いどうもありがとうございました。
一カ月、長くて二カ月くらいで終わるつもりだったんだぜ?
なのに3.11のときもこれ書いてる最中に被災してて、で完結したのが今日だぜ?

あああああーー疲れた。

でも書いてて面白かった。
俺この主人公好きだわ。

>>973
短編的なものっていうか、次書くやつにスポットで出してみようかなとかは考えてる……けど、
今回以上のイチャイチャは書けるか分らないの。

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