メシウマ
まどか「マミさん……」
まどか「……ティヒッ」
まどか「ッマミwwwwwさんwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「生きてるとwwwwwwwwwwwww」
まどか「ごはんがwwwwwこんなにもwwwwwおいしいwwwwwwwwww」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
詢子「まどか、さっさと食べないと遅刻だぞー」
まどか「ハーイwwwwwwww」
タツヤ「ねーちゃwwwwwwどったのーwwwwwwwwwww」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
知久「まどかは朝から元気だなあ」
まどか「パパwwwwwwwwwwwwww」
まどか「美味しいwwwwww凄く美味しいwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「生きてるwwwwwとwwwwwwパパのご飯がwwwwwwwwwwwwww」
まどか「こんなに美味しいwwwwwwwwwwwwwwwwww」
和子「えー確かに、出産適齢期というのは、医学的根拠に基づくものですが」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwww」
和子「そこからの逆算で婚期を見積もることは大きな間違いなんですね」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
和子「つまり、30歳を超えた女性にも、恋愛結婚のチャンスがあるのは当然のことですから」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
和子「鹿目さん、ちょっと廊下に立ってなさい」
まどか「ハーイwwwwwwwwwwwww」
和子「では、ここのhadを何に置き換えることが出来るでしょうか。はい中沢君!」
さやか(まどか……)
【放課後】
さやか「なんか……違う国に来ちゃったみたいだね」
まどか「wwwwwwwwwwwww」
さやか「学校も仁美も、昨日までと全然変わってないはずなのに」
さやか「何だかまるで、知らない人たちの中にいるみたいだよ」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか(そして、まどかも……)
さやか「知らないんだよ、誰も……」
まどか「えっwwww?」
さやか「魔女の事、マミさんの事。あたし達は知ってて他のみんなは何も知らない」
さやか「それってもう、違う世界で、違うものを見て暮らしているようなもんじゃない?」
まどか「サヤカチャンwwwwwwwwwww」
さやか「まどかはさ、今でもまだ、魔法少女になりたいって思ってる?」
まどか「!!」
まどか「んん……」
さやか「……」
さやか「…そうだよね。うん、仕方ないよ」
まどか「ずるいって……わかってるの……今さら虫が良すぎだよね……」
まどか「でも…… っちょwwwwタイムwwwwww無理wwwww」
まどか「あたしwwwwwwあんなwwwww死に方wwwwwwwwwww」
まどか「今wwww思い出しただけでwwwwwwww息が出来なくなっちゃうのwwwwwwwww」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか(まどか……)
さやか「ねえキュゥべえ、この町、どうなっちゃうのかな?」
さやか「マミさんの代わりに、これから誰がみんなを魔女から守ってくれるんだろう」
キュゥべえ「長らくここはマミのテリトリーだったけど」
キュウべえ「空席になれば他の魔法少女が魔女狩りのためにやってくるよ」
さやか「でもそれって、グリーフシードだけが目当ての奴なんでしょ?」
さやか「……あの転校生みたいに」
キュウべえ「普通は損得を考えるよ。誰だって報酬は欲しいさ」
キュウべえ「マミみたいなタイプは珍しいぐらいだ」
まどか「マミさんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか(魔女退治……誰かがやらなくちゃいけない……魔法少女……)
さやか(この町を……こんな状態のまどかを守れるのは……私しかいない……!!)
【マミ宅】
まどか「……」
まどか「マミさん……」
まどか「ごめんなさい……私……弱い子で……」
まどか「……ッアwwwwwwwwwwwwごめんなさいwwwwwwwwww」
まどか「私wwwwwwwwww弱い子でwwwwwwwwwwごめんwwwwwwwww」
まどか「ごはんがwwwwwwwwおいしいwwwwwwwwww」パクパク
まどか「紅茶おいしいwwwwwwwwwwwwwwww」ゴクゴク
ほむら「……」スッ
まどか「きゃっ……! ……あ……ほむら……ちゃん……」
ほむら「あなたは自分を責めすぎているわ。鹿目まどか」
まどか「えっ」
ほむら「貴女を非難できる者なんて、誰もいない。いたら、私が許さない」
まどか「……」
ほむら「忠告、聞き入れてくれたのね」
まどか「……うん」
まどか「私が……もっと早くにほむらちゃんの言うこと聞いていたら……」
ほむら「それで、巴マミの運命が変わったわけじゃないわ」
ほむら「でも、貴女の運命は変えられた。一人が救われただけでも、私は嬉しい」
まどか「……」
まどか「ほ……ほむらちゃんはさ……」
まどか「何だか……マミさんとは」
まどか「べっ 無理っwwwwwぶふぅwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「……」
まどか「wwwww別wwww別のwwww意味でwwwwwwwwww」
まどか「ベwテwwwwwwwベッwwwベテwwwwwwwwッラwwwwwwwwwwww」
まどか「べwwwwwwwベテランっwwwwwwwwwwってwwwwww」
ほむら「まどか、紅茶よ」
まどか「っっwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ゴクゴク
まどか「ふう」
まどか「ベテランって感じだよね」
ほむら「そうかもね。否定はしない」
【帰り道】
まどか「昨日みたいに……誰かが死ぬとこ何度も見てきたの?」
ほむら「そうよ」
まどか「……何人っwwくらいww?」
ほむら「数えるのを諦める程に」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「あの部屋wwwwwずっとwwwwあのままwwwwwwww?」
ほむら「巴マミには、遠い親戚しか身寄りがいないわ。失踪届けが出るのは当分先でしょうね」
まどか「ダレもwwwwwマミwwwさんがww死んだwwことwwwww気づかないwwwwwないwwww?」
ほむら「仕方ないわ。向こう側で死ねば、死体だって残らない。彼女は永遠に行方不明者のまま」
ほむら「魔法少女の最期なんて、そういうものよ」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「誰にも気づかれなくても、忘れ去られても、それは仕方のないことだわ」
まどか「私はwwwww覚えてるwwwwwwww」
まどか「マwwwミwwwwさんのことwww忘れない! wwwww絶対にっwwww絶対wwwww」
ほむら「そう。そう言ってもらえるだけ、巴マミは幸せよ。羨ましい程だわ」
まどか「wwwwwwwwwwwww」
まどか「……」
まどか「ほむらちゃんだって……私は忘れないもん!助けてくれたこと、絶対忘れたりしないもん!」
まどか「……ほむらちゃん?」
ほむら「貴女は優し過ぎる」
まどか「えwwwww?」
ほむら「忘れないで、その優しさが、もっと大きな悲しみを呼び寄せることもあるのよ」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「ほむらちゃん、ちゃんと話せばお友達になれそうなのに」
まどか「どうしてマミさんとは喧嘩になっちゃったのかな」
まどか「どうして……」
まどか「……wwwwwwwwww」
まどか「どうしてwwwwwマミさんとはwwwww喧嘩にwwwwwww」
まどか「マミwwwwwwwwwwwwww」
まどか「あ!仁美ちゃん…?」
仁美「あら~ 鹿目さん、御機嫌よう」
仁美「……ああ、そうだ。鹿目さんもぜひご一緒に」
まどか「え? ちょっと……どこ、連れてくの?」
仁美「どこって、それは…ここよりもずっといい場所、ですわ~」
【町工場・倉庫】
工場長「そうだよ、俺は、駄目なんだ………」
まどか「……っおいしいwwwwwww」
工場長「こんな小さな工場一つ、満足に切り盛りできなかった……」
まどか「wwwうめええwwwwwwwwwwwwwww」
工場長「今みたいな時代にさ……俺の居場所なんて……あるわけねぇんだよな」
まどか「ごはんwwwwがwwwwwwwすごくおいしいwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
工場長「もう……死ぬしか……」トクトク
まどか「ちょwwwwwwwwwダメwwwwwwwwそれはwwwwwwだめwwwwwwww」
仁美「フンッ!!」 ドゴォッ
まどか「げふうっ!!」
仁美「邪魔をしてはいけません。あれは神聖な儀式ですのよ」
まどか「だって……あれ、危ないんだよ!」
まどか「みんな、死んじゃ――死んwwwwwwwwうふうふふふふwwwwwwwww」
まどか「死んじゃうwwwwwwwwココにいる人wwwww死んじゃwwwwww死ぬwwwwww」
仁美「……」
仁美「そう。私達はこれからみんなで、素晴らしい世界へ旅に出ますの」
仁美「それがどんなに素敵なことかわかりませんか?」
まどか「えっwwwwwえっwwwwえっwwwwwwww」
まどか「放してwwwwwwwww」
まどか「ええいっ!」
ガシャーン
仁美「あー」
工場長「うあー」
生活保護「あうー」
ニート「あうあうあー」
バンドマン「ひゃふうううー」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「どうしようwwwwwwwwwどうwwwwwしょwwwwwwどうしよwwww」
まどか「助けてwwwwwwwwwww誰かwwwwwwwwww」
エリー(魔女)「♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯!!!」
ダニ(使い魔)「♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭!!!」
まどか「あっ……こ……」
びよーん
まどか(罰なのかな…これって)
まどか(きっと私が、弱虫で、嘘つきだったから……)
まどか「バチが……、当たっwwwwちゃっwwwwwwちゃっwwwwwたwwwwんだwwwww」
ばちんばちんばちーん
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwっっ!!」
さやか「うあああああああああああーっ!!!!」
ダニ(使い魔)「(^盆^♭)♭♭?!?!?!」
ドドドドドドッ!
まどか「えっ……さや……」
まどか「さやかwwwwwwwwwwちゃんwwwwwwwwwww」
エリー(魔女)「(‘ x ‘♯)♯♯!!!」
さやか「これでとどめだぁ――っ!!!」
ドドドォォォーン!!
さやか「いやーゴメンゴメン。危機一髪ってとこだったね!」
まどか「さやかちゃん……」
まどか「wwwwwwwwwwwwそのwwwwwwww」
まどか「wwwwwwwそのwww格好wwwwwwwwその格好wwwwwwwwwwww」
さやか「ん? あはは、まあ心境の変化って言うのかな?」
さやか「初めてにしちゃあ、上手くやったでしょ。私」
まどか「でwwwもwwwwwww」
まどか「その格好wwwwwwwwwさやwwwwかちゃんwwwwww」
ほむら「……!」シュタッ
ほむら「あなたは……」
さやか「ふん、遅かったじゃない。転校生」
ほむら「……」キッ
まどか「そのwwwwwwwwwwwww格好wwwwwwwwwwww」
まどか「ヒーッwwwwwwwwwwwwヒーッwwwwwwwwwwwヒヒヒヒヒッーwwwwwwwwwwwww」
【翌日・放課後】
さやか「んーっ!」
さやか「久々に気分良いわー。爽快爽快」
さやか「舞い上がっちゃってますね、私!」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「これからのミタキハラ市の平和は……!」
さやか「この魔法少女さやかちゃんが、ガンガン守りまくっちゃいますからねー!」
まどか「wwwwwwwwww」
まどか「……」フー
まどか「さやかちゃんはさ、後悔とか全然無いの?」
まどか「その、魔法少女になっちゃったこと」
さやか「そうねー。後悔って言えば、迷ってたことが後悔かな」キリッ
さやか「どうせだったらもうちょっと早く心を決めるべきだったなって」
まどか「……」
さやか「……あのときの魔女、私と二人がかりで戦ってたら……」
さやか「……マミさんも死なないで済んだかもしれない」
まどか「ぶふうwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「wwwwwwwwwわあっwwwwwわっwwwwwww私wwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「お? さーてーは、何か変な事考えてるなー?」ぷに
まどか「さやかwwwちゃんwwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「ふふふ……」
さやか「……さてと、じゃあ私はそろそろ行かないと」
【喫サ店】
ほむら「話って何」
さやか「……。私の事、なんだけど」
さやか「私は……馬鹿だし。後先も考えられないし……」
さやか「こんな成り行きで魔法少女になっちゃったし……覚悟も足りない……」
ほむら「……」
ほむら「それで? どうするつもりなのかしら」
さやか「あんたの事は嫌いだけど……魔法少女としては上だと思ってる」
さやか「私と組んでよ。……まどかのためにも」
ほむら「……懸命ね」
さやか「あの子の事、……知ってるでしょ」
さやか「私はまどかの支えにならなくちゃ。……そのために魔法少女になったんだもの」
ほむら「……どんな献身にも、見返りなんて無いわよ」
ほむら「それをわきまえていなければ、魔法少女は務まらないわ」
ほむら「だから巴マミは命を落とした……そして、……彼女も」
さやか「……」
さやか「わかってるわよ……」
ほむら「私は嘘を付きたくないし、出来もしない約束もしたくない」
ほむら「……あなたとは組めないわ。単純に相性が悪すぎるのよ」
さやか「……そっか」
ほむら「……時間を無駄にさせたわね。ごめんなさい」
【 魔女退治 】
まどか「ごめんね……ついてきたいなんて言っちゃって」
さやか「ううん。すっごく嬉しいよ」
さやか「あたし馬鹿だから、一人だと無茶なでたらめやりかねないし」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「あははは」
……
さやか「……ここだ」
さやか「変身っ!」キュィン!
まどか「さやかちゃんwwwwwwwwwwwwガンバッテwwwwwwwwwww」
アン(使い魔)「㌔㌔㌔㌔㌔㌔㌔㌔㌔㌔㌔㌔!!!」
まどか「………!」
さやか「くらえっ! はっ! やっ! てやっ!」
ヒャンヒャンヒャン!!
アン(使い魔)「Σ(㌔°;)㌔㌔㌔㌔!!!」ヒュンヒュンッ
まどか「に、逃げちゃう!!」
さやか「任せて! 逃がすかぁーっ!!」
ガガガガガガシャーン!!
さやか「なっ!!」
杏子「ちょっとちょっと。何やってんのさ、アンタたち」
杏子「見てわかんないの?ありゃ魔女じゃなくて使い魔だよ。グリーフシードを持ってるわけないじゃん」
さやか(こいつがキュウべえの言ってた、他の地区の魔法少女……!!)
さやか「……あれ、ほっといたら誰かが殺されるのよ。見殺しにするっての?」
杏子「だからさぁ、4~5人ばかり食って魔女になるまで待てっての」
杏子「そうすりゃちゃんとグリーフシードも孕むんだからさ」
さやか「あんたは……!!」
杏子「卵産む前の鶏シメてどうすんのさ」
まどか(卵……目玉焼き……黄……)
まどか「ヒヒッwwwwww! ヒヒwwwwwwwwwwヒヒフフフwwwwwwwwwwwwww」
まどか「ヒヒヒwwwwwwwティヒッwwwwwたwwまwごwwwwwwwwおいしいwwwwwww」
まどか「wwwwwwごはんがwwwwwwおいしいwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子(な、なんだあいつ……)
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「あんたなんかに……」
さやか「あんたみたいな奴がいるから、マミさんは……!!」
杏子「ふう……アンタさあ、大元から勘違いしてんじゃないの?」
杏子「弱い人間を魔女が食う。その魔女をアタシたちが食う。これが当たり前のルールでしょ」
杏子「食物連鎖って、学校で習ったよねえ?」
まどか「食物連鎖wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「習ったwwwwwwww習ったwwwwwwwwwwwwwwwwけどwwwwwww」
杏子「おいてめー、さっきから何笑ってんだ!!」
まどか「ごはんがwwwwwおいしいwwwwwすすむwwwwwすすむwwwwwwwwwwwwww」
さやか「うぁあああ!!」
ガキィィーン!
杏子「ちょっとさ、やめてくれない?」
杏子「まさかとは思うけど。やれ人助けだの正義だの――」
杏子「その手のおチャラケた冗談かますために、契約したわけじゃないよね!」
バキィィィ――ッッ!
さやか「あああっー!」
まどか「さwwwやwwwかwwwwwちゃーんwwwwwwwwwwwww!!!」
さやか「うぐ……まどか……下がって……」
まどか「wwでもwwwwwでwwwwもwwwwwwでもーwwwwwww」
さやか「あいつは、私が……!!」
さやか「あんたなんか……!!」
杏子「おっかしいなぁ。全治3ヶ月ってぐらいにはかましてやったはずなんだけど」
まどか「全治wwwwwさんwwwwかwwwwwwげつwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「さやかちゃーんwwwwwwwwwwwwwww大丈夫ぅーwwwwwwww」
まどか「wwww全wwww治wwwww三ヶwww月wwwwwwwwwwwwwww」
杏子「うぐ……」
キュウべえ「彼女は庇護の慈しみを契約にして魔法少女になったからね」
キュウべえ「痛みに対しては人一倍我慢強いよ」
さやか「あんたなんかに、負けない……!」
杏子「ウゼェ」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「……超ウゼェ」
杏子「つうか何。そもそも口の利き方がなってないよね。先輩に向かってさぁ」
バキィーン!!
さやか「ぐっ」
杏子「チャラチャラ踊ってんじゃねぇよウスノロ!」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「お前もヘラヘラ笑ってんじゃねえ!!」
ガキィィーン!!
杏子「……もういいや」
杏子「言って聞かせてわからねえ、殴ってもわからねえバカとなりゃあ……」
杏子「後は殺しちゃうしかないよね!?」
さやか「うっ……!!」
杏子「終わりだよ!!」
キュィン! カッ!
杏子「……!? なっ!!」
さやか「あ……」
ほむら「……」サッ
杏子「な、何をしやがったテメェ……」
さやか「転校生……」
さやか「……助けに来たの? 余計なお世話よ」
さやか「あいつは、私が……」
ほむら「フンッ!」ドカッ
さやか「うぎゃあ!!」
杏子「何なんだアンタ?一体誰の味方だ?」
ほむら「私は冷静な人の味方で、無駄な争いをする馬鹿の敵」
ほむら「貴女はどっちなの? 佐倉杏子」
杏子(あたしの名前を……?!)
杏子「……手札がまるで見えないとあっちゃね。今日のところは降りさせてもらうよ」
シュタッ
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「ほむらwwwwwwwwwwwちゃんwwwwwwwwwwww」
まどか「さやかちゃんがwwwwwwwwwwwwwwwww!!」
キュウべえ「大丈夫、気絶しているだけだ」
まどか「なーんだ」
まどか「ほむらwwwwwwちゃんwwwww」
まどか「wwwwwwww……」
まどか「……その……ありがとう」
ほむら「……」
ほむら「もう一度忠告するわ。あなたは関わり合うべきじゃない」
ほむら「愚か者が相手なら、私は手段を選ばない」
まどか「……ほむウフゥッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「ほ、ほむwwwwほむらwwwwwwちゃwwwwwwwwほむらちゃんwwwwww」
まどか「どうしてwwwwwwwwwwwwwwww」
キュウべえ「暁美ほむら……君は……」
ほむら「……」
【 翌日 】
まどか「ねぇ、さやかちゃん……」
まどか「このまま魔女退治を続けてたら、また昨日の子と会うんじゃないの?」
さやか「……まあ、そうなるだろうね」
まどか「だったらさ、先にあの子ともう一度会って、ちゃんと話をしておくべきじゃないかなw」
まどか「でないと、またいきなり喧嘩の続きになっちゃうよww」
さやか「喧嘩ねえ。……夕べのあれが、まどかにはただの喧嘩に見えたの?」
まどか「え?wwえ?wwww」
さやか「……お互いナメてかかってたのは最初だけ。途中からは、アイツも私も本気で相手を終わらせようとしてた」
さやか「あれはね……正真正銘、殺し合いだったよ。」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「殺しww合いwwwwwwwwwwwwwww殺し合いwwwwwwwwwwww本気でwwwwwwwwww」
さやか「……」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「ま、まってwwwwwwwwwまってwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「うん」
まどか「すーはーすーは、……はー」
まどか「そんなの…尚更ダメだよ」
まどか「さやかちゃんは、魔女をやっつけるために魔法少女になったんでしょ?」
まどか「あの子は魔女じゃない、同じ魔法少女なんだよ……」
さやか「だから話し合えって?バカ言わないで」
さやか「相手はグリーフシードの為に人間をえさにしようって奴なんだよ!」
まどか「探せばきっと、仲良くする方法だってあると思うの……」
まどか「昨日の子も。あと、ほむらちゃんも」
さやか「……」
まどか「ほむらちゃんと喧嘩してなかったら、マミさんだってッヒヒヒwwwww」
まどか「ぶっwwww! wwwwクッヒヒヒッwwwwwwヒッヒヒヒヒwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「ふふぅっwwwwwwwwwwwwwwwwwwまってwwwwwwまっwwwwwwww」
さやか「背中さすってあげる」サスサス
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「すーはーすーはー」
さやか「大丈夫?」
まどか「と、とにかく、喧嘩はダメだよ!」
さやか「……まどか」
さやか「私はね、ただ魔女と戦うだけじゃなくて、……この町を守るために」
さやか「……大切な人を守るためにこの力を望んだの」
まどか「……」
さやか「だから、もし魔女より悪い人間がいれば戦うよ。例えそれが魔法少女でも」
さやか「行くよキュウべえ。昨日逃がした使い魔を追いかけないと」
まどか「ま……まってさやかちゃんwww!」
まどか「キュウべえも何か言ってよwwwwww」
キュウべえ「僕が言えるのは……無謀すぎるって事だけだ」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
【 病院 】
看護師「今日は面会できないの。ごめんなさいねえ」
さやか「あ、そうですか……」
看護師「彼もちょっと最近疲れぎみだから……しばらく会えないの」
看護師「来た事だけでも伝えておこうか?」
さやか「あ、いえ。いいです……」
さやか(恭介の腕……やっぱり治らないんだよね……)
さやか(私の魔法でなんとかならないのかな……)
さやか(でも他人の体に魔法をかけるのは危険なんだよね……お医者さんの勉強しようかな……)
杏子「男の所へ寄り道かい」スッ
さやか「っ!? お前は!!」
杏子「まったく……せっかく魔法少女になったってのに」
杏子「全く自分のために魔法を使おうとしないなんて、くっだらないね」
さやか「あんたに何がわかんのよ……」
杏子「その顔だと、こんどはあの男のために魔法を使う気だろ」
杏子「あのさあ、魔法ってのはね、徹頭徹尾自分だけの望みを叶えるためのもんなんだよ」
杏子「他人のために使ったところで、ロクなことにはならないのさ」
杏子「巴マミはそんなことも教えてくれなかったのかい?」
さやか「……っ!!」
杏子「それに惚れた男をモノにするなら、別にこのままでかまいやしねえじゃねえか」
杏子「あの男はもうダメだ。誰かの助け無しじゃ生きられない出来損ないさ」
杏子「このままあんたが優しい言葉で丸め込んじまえば、じきにあんた以外何も見えなくなるさ」
さやか「絶対に……お前だけは絶対に許さない。今度こそ必ず……!」
杏子「場所変えようか。ここじゃ迷惑がかかる」
【 次 高速鉄橋 】
ゴォォォォ……
杏子「ここなら遠慮はいらないよね。いっちょ派手にいこうじゃない」キュピーン
さやか「……舐めるんじゃないわよ!!」キュピーン
まどか「さやかちゃーんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「まどか!」
杏子「ちっ……またついて来やがった」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「ダメだよこんなのーwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「絶対おかしいよーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「まどか! 下がって!」
杏子「ウザい奴にはウザい仲間がいるもんだねぇ!!」
ほむら「なら、あなたの仲間はどうなのかしら」フッ
杏子「あっ…チッ」
さやか「!?」
ほむら「話が違うわ。美樹さやかには手を出すなと言ったはずよ」
杏子「アンタのやり方じゃ手ぬる過ぎるんだよ。どの道向こうはやる気だぜ」
さやか「転校生……あんた……!!」
ほむら「……なら、私が相手をするわ。手出ししないで」
まどか「wwwwwwww!!」
まどか「さやかちゃん、ゴメーンwwwwwwwwwwwwwwww!!」ダッ
バシッ
さやか「ああっ!!」
まどか「ウェーイwwwwwwwwww!!」ブンッ
ヒュゥゥゥゥゥゥーン ポチャッ
ほむら「!!」ヒュッ
さやか「まどか! あんた、なんてことを!!」
まどか「だってwwwwwwwだってwwwwwこうしないとwwwwwwwwww」
さやか「――」カクッ
まどか「えっ」
まどか「さやかちゃん?」
まどか「……ね?ww さやかちゃん?ww 起きてwww」
杏子「……?」
キュウべえ「今のはマズかったよ、まどか」
キュウべえ「よりにもよって、友達を放り投げるなんて、どうかしてるよ」
さやか「――」
まどか「ねぇwwwwねぇwwwちょっとwwwwwwwwどうしたの?wwwwww」
まどか「ねぇ!wwwwwwww 嫌っwwwwwだよwwwwこwwwwんwwwwなwwwのwwwww」
まどか「さやかwwwwwwwちゃんwwwwwww!!」
杏子「……どういうことだオイ…!」
杏子「こいつ、死んでるじゃねえかよ!!」
まどか「さやかwwwwwwwwwwちゃんwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「この状況で笑ってんじゃねえ!」
杏子「何がどうなってやがんだ…オイッ……!」
キュウべえ「つまりそういうことだよ」
杏子「すると何か……私達はテメェの都合で魂を移されて」
杏子「ソウルジェムが本体の魔女退治のみを目的に生きる人形にされちまったってことか!」
キュウべえ「ありがとう杏子。でも全ては君達が望んだことさ」
杏子「ふざけんじゃねえ……」
杏子「それじゃアタシたち、ゾンビにされたようなもんじゃないか!!」
まどか「ゾンビwwwwwwwwwwwゾンwwwwゾンビwwwwwwwwwwwwww」
まどか「軽いwwwwwwwごはん三倍くらい軽いwwwwwwwwwwwwwwおいしいwwwwww」
【河川】
ザバッ……ザバッ……
ほむら「……!」バシャバシャ
ヒュンッ
ゴポゴポゴポ
ヒュンッ
ゴポゴポゴポ
ほむら「……ぶはっ」
ほむら(あまり流されていなくてよかった……)
ほむら「……」バシャバシャ
ヒュンッ
【鉄橋】
キュウべえ「君達はいつもそうだね。わけがわからないよ」
杏子「覚悟しやがれ!」
キュウべえ「暴力はいけない」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「てめえも笑ってんじゃねえ!」
まどか「きゃあwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ヒュンッ
ほむら「……ハァッ……ハァッ」ポトポト
杏子(ずぶ濡れじゃねえか……)
ほむら「……」スッ
さやか「――」ピクッ
さやか「ん……?」
まどか「さwwwやwwかwwwちゃーwwwwああwwwwんwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ガバーッ
さやか「……?」
キュウべえ「……」
杏子「……」
ほむら「……」ポタポタ
さやか「なに……なんなの……?」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
【 翌日 】
まどか「あの……ほむらちゃん……」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃんは…知ってたんでしょ……どうして教えてくれなかったの?」
ほむら「……前もって話しても、信じてくれた人は今まで一人もいなかったわ」ファサッ
まどか「………プスーッ」
ほむら「……何もかも奇跡の正当な対価よ。自らが望んだ事…」
まどか「ぜ……全然……ぶふっwwww全然釣り合ってないよwwwwwwwwwww」
まどか「あんな体wwwwwあんなwwww体wwwwwwwwwにされちゃうなんて」
まどか「さやかちゃんはただ――」
まどか(あれ? さやかちゃんって、たしか上條君を……)
まどか(あれ?)
ほむら「奇跡はね、本当なら人の命でさえ購えるものじゃないのよ
ほむら「……それを売って歩いているのがあいつ」
まどか「さやかちゃんは、元の暮らしにはwwww戻れないのwwwwww」
ほむら「……美樹さやかのことは諦めて」
まどか「そんなwwwwwwwwwwwひどいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「諦めwwwwwwwwwうふうwwwwwwwwwwwww」
ほむら「感謝と責任を混同しては駄目よ。あなたには彼女を救う手立てなんてない」
ほむら「そんな出過ぎた考えは捨てなさい」
まどか「……」
まどか「ほむらちゃん、どうしていつも冷たいの?」
ほむら「……もう人間じゃ無いから、かしらね」
【 別 】
仁美「……上條恭介君と……お付き合いさせて頂いてます」
仁美「さやかさんが来られたときにも……何度か先に病室にお邪魔させてもらっています」
さやか「へ……、そうなんだ……あははー」
さやか「まさか仁美がねえ……。あ、なーんだ、恭介の奴、隅に置けないなあ」
さやか「……あはは」
仁美「さやかさん……」
仁美「上條君は、もう私では駄目なのです」
さやか「えっ……」
仁美「私、やっとわかりましたの」
仁美「さやかさんでなくては……さやかさんでなくてはいけませんの」
仁美「上條君は……彼はもう、限界です」
仁美「日に日に荒れていく彼を見ている事は……私には耐えられません」
さやか「……」
仁美「さやかさんはそんな彼の姿を見た事がないでしょう」
仁美「彼は、さやかさんの前では……とても安らいでいました」
仁美「私が見た事もないような優しい顔をされた事もあります」
さやか「……」
仁美「……彼はいつも言うのです」
仁美「さやかなら、さやかなら、と」
さやか「……」
仁美「私はあなたが憎かった……彼の心を放さないあなたが」
仁美「だから……抜け駆けのような真似をしてまで、彼を手に入れたかった……」
そして汚い俺ら
仁美「さやかさん、彼を――上條君を救ってあげてください」
仁美「さやかさんでなければ駄目なんです――」
仁美「……」
仁美「おかしいですわよね……涙なんて……」
……
さやか「はっはっは………」タタタタッ
さやか「恭介……恭介……」タッ
さやか「ハァッ……ハァッ……」
さやか「よし……笑顔、笑顔……」
ガラララッ
さやか「恭介! 来たよー!!」
〓〓〓〓〓
〓〓〓〓〓
【 ―― 】
「まさか上條さんの息子さんが……」
「……まだあんなに若いのにねえ」
「警察では事故って事にしたいらしいけど、病院側が自殺だって」
「自殺かしらねえ。バイオリンの上手な子だったのに。あの手の……」
「首にヒモを巻いて、ベッドからずり落ちたらしいわ」
「お見舞いに来た女の子がそれを見つけたんですって」
さやか「……」
さやか「恭介……」
さやか「……」
さやか「……」トボトボ
まどか「あ……」
さやか「まどか……」
まどか「wwwwゲホッッ」
まどか「wwwwww……w……」
さやか「いいよ……無理しなくて」
まどか「でもwwっ……さやかちゃwwwwwww」
まどか「wwうへへへwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「ごはんがwwwwwおいしいwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「……恭介さ、……なんで死んじゃったんだろうね」
まどか「事故だってwwwwwwwwww聞いたよwwwwwwwwwwwww」
さやか「事故なワケ無いでしょ!!!」
まどか「wwwwww……」
さやか「私が……見たんだから」
まどか「……ごめんwww」
まどか「……」
まどか「あのさ?ww サヤカチャン?www」
さやか「……なにさ」
まどか「そのwwwwwwwwww」
まどか「さやかちゃんwwってwwwwwなんでwwwwwwww魔法少女になったの?」
庇護の願いがうんたらかんたらってQBが言ってたからまどかを守るとかそこらへんじゃね
さやか「……」
まどか「wwwwwww」
まどか「あっwwwwwゴメンねwwwwwwwww」
まどか「こんな日にwwwwwww魔法少女の話なんてwwwwwwwwwwww」
まどか「考えたくwwww無いよねwwwwwwwwwwww」
まどか「私wwwwwww無www神ww経wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「……」
さやか「あんたが……」
まどか「ww?」
さやか「……」ギッ
【 魔女戦 】
さやか「うああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
バキィッ! ベキッ! バキッ!!
エルマ(魔女)「=========」
ほむら「黙って見てるだけなんて、意外だわ」
杏子「今日のアイツは使い魔じゃなくて魔女と戦ってる。無駄な狩りじゃないよ」
ほむら「そんな理由で貴女が獲物を譲るなんてね」
杏子「チッ……」
バキィィィィ!!
杏子「!! おい、あいつヤベーぞ!!」
バババババッ!
ガキィィィィーン!!
杏子「っ……と! まったく。見てらんねぇっつうの」
杏子「いいからもうすっこんでなよ。手本を見せてやるからさ」クルクル
さやか「……邪魔しないで」バッ!
シュババババババッ
バキィッ!! ビシッ!! ザッ!! バキッ!!
ザンッ! ザンッ! ザンッ! ザンッ!!
杏子「おい……あんた……まさか」
さやか「あははは――カンタンなもんだね……その気になれば痛みなんて………」
「完全に消しちゃえるんだ!!!」
【 帰り道 】
まどか「……」
さやか「……」ヨロッ
まどか「さやかちゃん……あんな戦い方……ないよwwwww」
まどか「痛くないなんて嘘でしょ?wwww 見てるだけでwwwwww痛いwwwwww」
さやか「……ああでもしなきゃ勝てないんだよ。あたし才能ないからさ」
まどか「でもっ……あんなやり方で戦ってたら、勝てwwwwたwwwwとしてもwwww」
まどか「さやかちゃんのためにならないと思うなーwwwwwww」
さやか「あたしの為にって何よ」
さやか「こんな姿にされた後で、私の為に何が必要なの?」
まどか「こんな姿wwwwwwwwwwwwってwwwwwwwwwwwwww」
まどか「さやかちゃwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「ふふっあはは……」
まどか「笑ってないでちゃんと聞いて!!」
さやか「……」
まどか「私は……どうすればさやかちゃんが幸せになれるかって……」
さやか「ふふっ」
さやか「私の幸せって?」
さやか「今の私はね、魔女を殺す、ただそれしかだけ意味がない石ころなのよ」
さやか「死んだ身体を動かして生きてるフリをしてるだけ……」
さやか「そんな私の為に、何が必要なの? 考えるだけ無意味じゃん」
さやか「何もわからないで同情なんてやめて」
さやか「私だって……必死なんだから」
まどか「そんな……同情なんてww」
まどか「私はただ、さやかちゃんのwwwwためにwwwwwwwwwwwwww」
さやか「……やめなさいよ」
まどか「……」ビクッ
さやか「人のために私のために他人のためにって……」
さやか「迷惑なの! 何もわかってない……何も知らない癖に!!」
さやか「あんたがヘラヘラ笑ってるときでも、こっちは必死に命削ってるの」
さやか「お願いだから……しばらく私にかまわないで」
>まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
>さやか「ふふっあはは……」
>まどか「笑ってないでちゃんと聞いて!!」
え、ツッコミ待ち?ww
まどか「さやかちゃww……」
さやか「ついてこないで!!」ダッ
まどか「あうwwww」
まどか「wwwwwwwwwwwwww」
まどか「……」
まどか「……ヒック……ヒック」
まどか(私……なんにもできない……)
まどか(さやかちゃんを助けたいのに……力になってあげたいのに……)
キュウべえ「隣いいかな?」
キュウべえ「君もぼくのことを恨んでいるのかい?」
まどか「あなたを恨んだら……サヤカチャンを元に戻してくれる?」
キュウべえ「無理だ。それは僕の力の及ぶことじゃない」
キュウべえ「僕が力を出せるのは、少女との契約によって魔法少女が生まれるその瞬間だけだ」
まどか「あなたと契約したら……」
まどか「さやかちゃんを……元に戻せるかな」
キュウべえ「その程度、きっと造作もないだろうね」
キュウべえ「はっきり言って君が秘めている潜在能力は、理論的にはあり得ない規模のものだ」
キュウべえ「君が力を開放すれば、宇宙の法則をねじ曲げることだって可能だろう」
キュウべえ「望むなら、万能の神にだってなれるかもしれないよ」
まどか「万能の神……」
まどか「……なんでもできる……」
まどか「上條君を生き返らせて……魔法少女も、何も知らない」
まどか「元のままのさやかちゃんに、戻せるってことだよね!?」
キュウべえ「その願いは君にとって、魂を差し出すに足る物かい?」
まどか「さやかちゃんのためなら……いいよ。私、魔法少女に……」
キュンッ
ババババババッ!!
キュウべえ「――っ!」バチッ
ほむら「……!!」
まどか「ほwwwwむwwらwwwwwwwwwwwwwちゃんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「ヒドイヨーwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「なにもwwwwwwwwww殺さなくwwたってwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「wwwwwwwwwwww」
ほむら「あなたは、なんであなたは、いつだって、そうやって自分を犠牲にして」
ほむら「いい加減にしてよ! 貴女を大切に思う人のことも考えて」
まどか「え?www」
ほむら「あなたを失えば、それを悲しむ人がいるって、どうしてそれに気づかないの!」
ほむら「あなたを守ろうとしてた人はどうなるの!」
まどか「ほむらwwwちゃんwww」
まどか「え? 私達、どこかでwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「まどか……」
まどか「ごwwめーんwwwwww私、さやかちゃんとこ行くwwwwwwwwwww」
ほむら「まって……美樹さやかは、もう……」
まどか「じゃねーwwwwwwwwごめんねーwwwwwwwwwww」
ほむら「まって……まどか!」
ほむら「まどかぁ……」
バチッ
キュウべえ「無駄な事だって知ってる癖に。こりないなあ、君は」
ほむら「……」ファサッ
ほむら「お前の正体も企みも、私は全て知ってるわ」
ほむら「……キュウべえ……いえ、インキュベーター!!」
【 ―― 】
さやか「……」
さやか「……まどか」
さやか「……ごめんね……」
さやか「そんなつもりじゃなかったのに……」
さやか「あんな事言っちゃうなんて」
さやか「あんな事……言いそうになっちゃうなんて……」
(私がなんのために――)
(アンタが戦ってよ――)
(アンタのせいで――)
さやか「私……なんのためにこれまで戦ってきたんだろ」
さやか「誰のために……何を願って……」
さやか「私って……私って何……なんのためにここにいるの……」
カンカンカン……
杏子「お-、やっと見つけた」
さやか「……」
杏子「アンタさ、いつまで強情はってるわけ?」
さやか「悪いね。手間かけさせちゃって」
杏子「な、なんだよ……らしくないじゃん」
さやか「別にもう……なんでもよくなっちゃってね……」
さやか「……まどかと喧嘩しちゃったよ」
杏子「……んだよ、大したこと無いじゃん」
杏子「今すぐ謝りにいってこいよ。あいつならヘラヘラ許してくれるって」
杏子「なんならアタシが仲裁してやろうか?」
さやか「もう無理だよ……」
さやか「私には……まどかと顔を合わせる資格なんて無い」
杏子「……?」
さやか「私は……誰かを……まどかを守りたくて魔法少女になったのに」
さやか「いつのまにか。それをまどかのせいにしていたんだ」
さやか「まどかがいなければ、こんな事にはならなかったのにって……」
さやか「そう思う自分に……気付いちゃったんだ」
杏子「……オイ」
さやか「恭介の腕を治せばよかったのに」
さやか「まどかが魔法少女になればよかったのに」
さやか「私にもっと……もっと才能が……こんな私じゃなくて………こんな自分……」
杏子「さやか、あんたまさか」
さやか「結局私は、一体何が大切で何を守ろうとしてたのか」
さやか「もう何もかも、わけ分かんなくなっちゃった」
さやか「希望と絶望のバランスは差し引きゼロだって、いつだったかあんた言ってたよね」
さやか「今ならそれ、よく分かるよ」
さやか「確かに私は何人か救いもしたけどさ、その分、心には恨みや妬みが溜まって」
さやか「……一番大切な友達さえ傷付けて」
さやか「誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにはいられない」
さやか「――私達魔法少女って、そう言う仕組みだったんだね」
杏子「さや――――」
さやか「あたしって、ホントバカ」 パキィ
【 ―― 】
まどか「……」
まどか「さやかちゃん……」
まどか「さやかちゃん……どこー」
まどか「ティヒヒ……ティヒヒヒ……」
まどか「さやかちゃーんww」
杏子「……」
ほむら「……」ファサッ
さやか「――」
まどか「あっww」タッタッタッ
さやか「――」
まどか「さやかちゃん?ww さやかちゃーんwwwwwどうしたの?wwww」
まどか「ね、ソウルジェムは?さやかちゃんはどうしたの!?」
ほむら「……彼女のソウルジェムは、グリーフシードに変化した後、魔女を生んで消滅したわ」
まどか「え…?wwww」
まどか「嘘wwwwだよねwwwwwwwwwww」
まどか「嘘よwwww嘘よねwwwwwwねぇwwwwwwwwwwwww」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「……おいてめー、さっきから見てりゃ、ふざけやがって」
杏子「何笑ってやがる」
ほむら「やめて」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「テメェは……!」ガッ
杏子「なんでそう楽しそうに笑ってられるんだ……こいつは……お前の親友だろうが!!」
杏子「お前の……お前のために……こいつはお前を守るために!!」
ほむら「やめなさい佐倉杏子!!」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「wwwwwwwww………」
ポロポロ
杏子「?! お前、泣いて……」
まどか「…………」ドサッ
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「……巴マミよ」
杏子「……マミのやつが…?」
ほむら「彼女はまどかの師。そして恩人でもあるわ」
ほむら「彼女は――まどかの目の前で、頭を食いちぎられた」
杏子「……!!」
ほむら「PTSD。――まどかは笑う事でしか、感情を表せなくなったのよ」
【 その後 】
まどか「……」
まどか「……さやかちゃんwww」
まどか「おはよう仁美ちゃんwwwwwwwwヒヒヒッww……」
仁美「顔色がすぐれませんわよ。まどかさん」
まどか「そ、そうかなwwwwwwwwww……」
仁美「……」
仁美「さやかさん……ずっとお休みされていますわね」
仁美「……私があの時……話さなければ……」
仁美「私が……私が……」ブツブツ
まどか「wwwwwwwwwwwwwwww」
『昨日の今日で、学校なんかに行ってる場合かよ』
まどか「!?wwww」
仁美「……まどかさん?」
杏子『ちょっと話があるんだ。顔貸してくれよ』
まどか「あ……」
まどか「仁美ちゃんごめーんwwww今日は私もお休みするwwww」
仁美「そ、そうですの……伝えておきますわ」
………
まどか「wwwwwwwwwwwwww……」
杏子「よ……昨日はその、悪かったな。知らなくてさ」
杏子「……美樹さやか。助けたいと思わないか?」
【 ―― 】
まどか「本当に……さやかちゃんが助けられるの?」
杏子「わかんねえよそんなもん」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「わかんないからやるんだよ」
杏子「魔女をぶった切ったら、中からさやかのソウルジェムがぽろっと出てくるとかさ」
まどか「wwwwwwwww…………」
杏子「そんな夢みたいな事を実現させちまうんだろ? ……魔法少女ってヤツは」
杏子「アタシだって、考えてみたらそういうのに憧れて魔法少女になったんだよね」
杏子「すっかり忘れてたけど、さやかはそれを思い出させてくれた」
杏子「ただ諦めるんじゃなくて、やるだけやってみよう……ってことさ」
杏子「付き合いきれねえなら無理強いはしない。無理して危ない橋を渡ることはないさ」
まどか「……」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「ううんwwwwwwwwやりたいwwwwwwwwww手伝わせてwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「……アタシは、何があっても守ってやる、みたいな」
杏子「そんなアイツみたいな真似は出来ない。身の安全は保証できないぞ」
まどか「うんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「ったく……調子狂うよな」
まどか「私wwww鹿目まどかwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「佐倉杏子だ。よろしく、ね」
__
. '´ ヽ
{ i{ノハ从k}
ヽ!l|.゚ ー゚ノリ
─┬=====┬─┬─┬
ヽ┴-----┴ 、/_ /
. ==||:|: :|: 「r-┴──o
__ __________ |:|:__ :|: ||--┬┘ ̄
|ミ/// / ~~|ミ|丘百~((==___
. └┼-┴─┴───┴──┐~~'''''-ゝ-┤ サヤサヤ
,,ガラガラガラ((◎)~~~O~~~~~O~~(◎))三)──)三)
ε=∵''::. ゝ(◎)(◎)(◎)(◎) (◎)ノ三ノ──ノ三ノwwwwwwwwwwwwwwwwwww
【 道程 】
まどか「ワルプルギスwwww?」
杏子「そう。超ド級の大物魔女だ」
杏子「アタシも一人じゃ倒せない。だからアイツ……ほむらとも手を組んでるのさ」
まどか「ふーんwwwwwwwww」
まどか「……」
まどか「ねぇ、杏子ちゃん」
杏子「な、なんだ急に……」
まどか「誰かにばっかり戦わせて、自分で何もしない私って、……」
まどか「やっぱり、卑怯なのかな」
杏子「……うん?」
杏子「なんであんたが魔法少女になるわけさ」
杏子「魔法少女ってのは、本気で追い詰められて、そうしなきゃいけないようなヤツだけがなるんだ」
杏子「家族がいて、仲間がいて、居場所があって。そんな奴らが何を言おうと、それはただのおふざけだ」
杏子「命を危険に晒すってのは、そういうことだよ」
まどか「……」
杏子「あんたにも、今の自分しか出来ない事があるはずだ」
杏子「……アタシには届かなくても、あんたの言葉なら届くかも知れない」
杏子「そう言った意味でも、あんたにちょっと期待してるところもあるよ」
まどか「?ww」
杏子「お姫様の呼びかけに応じて、騎士様が復活! みたいなさ」
杏子「そんなもんじゃん? 最後に愛と勇気が勝つストーリーってのはよ」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
【 ―― 】
杏子「……ここだな」
まどか「ほんとにw?」
杏子「ああ、魔力のパターンが昨日と同じだ。間違い無くアイツだよ」
杏子「覚悟はいいな? アタシはできてる」
まどか「うん……!!」
杏子「行くぞ!!」
_ _
/ \/ \
〈 Love Me Do 〉
\ \(" ε ")/ /
\ /
\ /
\/
とりあえず行けるところまで行きたい
お風呂
上条が願いじゃないのにLoveMeDoなんだな
ニュー即民っぽいまどかのおかげで暗い話が明るくなってるな
ホル(使い魔)「*****************!!!!!!!」
ホル(使い魔)「*****************!!!!!!!」
ホル(使い魔)「*****************!!!!!!!」
ホル(使い魔)「**************************************!!!!!!!」
まどか「きゃあああ!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「はっ! 使い魔がうじゃうじゃと!」
杏子「必殺! ロッソ・ファンタズマ!!」
パキィィーン!!!
杏子「まどか、下がってな!」
まどか「うんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ホル(使い魔)「*****************!!!!!!!」
ホル(使い魔)「*****************!!!!!!!」
ホル(使い魔)「*****************!!!!!!!」
キューンキューン!!
杏子「くっ」
杏子(おかしい……魔女の気配が無い……)
杏子(どこかに擬態しているのか? 一体どこに……)
まどか「さやかちゃん、どこーwwwwwwwwwwwでてきてーwwwwwwwwwwwww」
杏子(まどかを守りながらじゃ分が悪い……なんとかして体勢を立て直さないと)
杏子(そうだ、この演奏を止めれば……!!)
指揮者(???)「――――――♪」
杏子「そーら、正体を現せ!!」 バシューッ!
指揮者(???)「―――……」
シュゥゥゥーン……
杏子「!?」
まどか「あ、あれ?」
杏子(演奏が終わったとたん、魔女の結界が消えた……)
まどか「サヤカチャーンwwwwwwwww」
シュンッ
ほむら「……遅かったみたいね」
杏子「お、おい……さやかが、消えちまったぞ……」
ほむら「……消えたんじゃないわ。始めからいなかったのよ」
ほむら「正確に言えば、魔女の波長はそこに存在する。でも、その実体がないのよ」
杏子「どういう事だ……」
杏子「この前こいつの姿を見たときは、ちゃんと実体があったぞ!」
杏子「それに、気配だって同じモノだったはずだ……」
ほむら「何か、出現に条件があるのかも知れないわね」
ほむら「ともかくあの魔女の気配が消えたわけじゃない。今は姿を隠しているだけよ」
まどか「もしかしてwwww」
まどか「サヤカチャンは……私達に姿を見せたくないのかなwwwwwwwwww」
杏子「……」
ほむら「ともかく……姿を見せない魔女に構っている暇はないわ」
ほむら「ワルプルギスの夜は、もうそこまで来ているのよ」
杏子「くっ……」
【 まどか家 】
まどか「……さやか、ちゃん」
まどか「……ヒヒッ」
キュウべえ「入っていいかな?」
まどか「生きてたのね……」
キュウべえ「再開を喜んではくれなさそうだね」
まどか「だって……さやかちゃんが死んじゃったのは、あなたのせいじゃない……」
キュウべえ「美樹さやかはこの宇宙の一つに帰っただけさ。一つの資源として」
キュウべえ「ありがたいことだね」
まどか「資源?wwwww」
キュウべえ「そう、君は知るべきだろう。ぼくたちと人類の歴史を」
………
キュウべえ「僕たち――インキュベーターはね、有史以前から君たちの文明に干渉してきた」
キュウべえ「数え切れないほど大勢の少女が、インキュベイターと契約し、希望を叶え」
キュウべえ「そして絶望に身を委ねていった」
キュウべえ「希望が絶望に変わるその瞬間こそ――ぼくたちインキュベーターが、力を得る瞬間だ」
キュウべえ「言ったよね?」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キュウべえ「美樹さやか裏切ったのはぼくたちではなく、寧ろ彼女自身の祈りだよ」
キュウべえ「どんな希望も、それが条理にそぐわないものである限り、必ず何らかの歪みを生み出すことになる」
キュウべえ「もっと言えば、義務感や使命感で魔法少女になる事自体はあまり正しくない選択だったと言える」
キュウべえ「だがそれも、彼女自身の願いだったはずだ」
まどか「………」
まどか「もうやめて……!」
まどか「みんな、みんな信じてたの。信じてたのにwww裏切られたのwwwwwwww」
キュウべえ「君が否定しようとかまわない」
キュウべえ「僕達はぼくたちの生き方。君達は君達の生き方があるんだ」
キュウべえ「それを否定はしないよ。干渉はするけどね」
まどか「……」
まどか「ずっとあの子たちを見守りながら、あなたは何も感じなかったの?みんながどんなに辛かっブッwwwwwwwwwwww」
キュウべえ「…………」
まどか「もしっwwwwもしもwwwwあなたたちがこの星に来てなかったらwww」
キュウべえ「きっと、君達は今でも裸で洞穴に住んでたんじゃないかな」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キュウべえ「……さて。僕はもういかないと」
キュウべえ「ただ君が契約をしないのであれば、この町は……いや、この星は滅びるだろうね」
まどか「えっwwwwwww」
キュウべえ「いずれワルプルギスの夜が来る」
キュウべえ「暁美ほむらと佐倉杏子……二人はその魔女に殺されるだろう」
キュウべえ「せめて一人。たとえば君が魔法少女にでもなれば、なんとかなったかもしれないけどね」
まどか(……)
まどか(さやかちゃん……)
まどか「ねえ……最後に教えて、キュウべえ」
キュウべえ「?」
まどか「さやかちゃんは、どんな祈りをソウルジェムに込めたの?」
【 ほむホーム 】
ピンポロン
ほむら「……」ガチャッ
まどか「入っていい?ww かな?wwww」
ほむら「……」スッ
杏子「お、よう」
まどか「こんばんは」
まどか「……これが……ワルプルギスの夜?」
杏子「ああ。おそらく、明後日の晩くらいにはぶつかるらしい」
杏子「……統計上、らしいがな」チラッ
ほむら「……」
ほむら「今までの魔女と違って、コイツは結界に隠れて身を守る必要なんてない」
ほむら「……ただ一度、具現しただけでも、何千人という人が犠牲になるわ」
ほむら「相変わらず普通の人には見えないから、被害は地震とか竜巻とか……」
ほむら「そういった大災害として誤解されるだけ」
杏子「でっかく見積もりゃ、この町がなくなっちまうこともあるかもしれないってさ」
杏子「戦えばどちらにせよ被害は避けられない」
杏子「きつい戦いになりそうだな」
まどか「二人でwwww平気なの?wwwwww」
ほむら「一人でも十分なくらいよ。足手まといは必要無いの」
杏子「ふん。どっちがそうだかな」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「ともかく。この魔女を相手にするのに……あなたは邪魔よ、まどか」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「きつい事言うようだが、こいつの言うとおりだ」
杏子「今回ばかりは、始めからマジでやらないと死ぬかも知れない相手だ」
杏子「あんたは皆と一緒に非難してな」
まどか「wwwwwww……」
キュウべえ『二人はその魔女に殺されるだろうね』
まどか(私に……)
まどか(私にできることって……)
ほむら(……まどか)
ほむら(今回こそ……ワルプルギスを倒して)
ほむら(この因果の連鎖を、断ち切ってみせる!)
「ミタキハラ上空で、スーパーセル確認!」
「すぐに避難勧告を!」
(私……)
(私が出来る事って……何……?)
詢子「まどか! ぼさっとしてないで! 早いとこ避難するよ!」
知久「たっくん!」
タツヤ「たーいwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
(私って、何のために生きてるんだっけ……)
(私、生きてる……? 私? ワタシ……)
(ワタシの存在する意味……何のために……誰の……)
【 出現地点 】
ほむら「……来る!!」
杏子「きやがったか……」
ほむら(今度こそ……)
ほむら「決着をつけてやる!!」
『5』
『4』
『3』
『2』
『1』
いつか君が瞳に灯す愛の光が 時を超えて
滅び急ぐ世界の夢を 確かに一つ壊すだろう
でれれーれ れーれーれ れーれーれ れーれー↑
ワルプルギス『wwwwwwwwwwwwwwwwww!!!!!!』
〓〓(使い魔)『〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓!!!!!』
〓〓(使い魔)『〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓!!!!!』
ほむら「使い魔は任せたわ!!」
杏子「ああ!」
ほむら「私は……本体を、叩く!」 ガシャンッ
ボッ! ボッ! ボッ! ボッ! ボッ! ボッ! ボッ!
ドォォォォ―――ン!!
ワルプルギス『wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!!!!!!!!!!!』
ほむら「……!!」
躊躇いを飲み干して 君が望むモノは何?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ワルプルギス『wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!!!!!!!!!!!』
杏(使「くそ……攻撃が激しすぎる……!!!」
い
魔)
『〓 ほむら「全く……効いていない!!?〓〓(使い魔)『〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓!!!!』
〓
〓
〓 〓〓(使い魔)『〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓!!!!!』
〓
. 杏子「こ〓つらチョロチョロしやがって! 手強いぞ!」
〓
〓 〓〓(使い魔)『〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓!!!』
ほむ〓「上空から第二波!! 来るわ!!」
〓
!
杏子「うあ!ああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
!』
こんな欲深い憧れの行方に 儚い明日はあるの?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ワルプルギス「wwwwwwwwwwwwwwwwww!!!!!」ズズズズズズズズズズ……!!
〓〓(使い魔)『〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓!!!!!』
杏子「くっそ……上から下から……なんだってんだ!!」
〓〓(使い魔)『〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓!!!!!』
ほむら「使い魔ごときに阻まれるなんて……!!」
ほむら(どうしても……どうしても倒せないと言うの……!!)
ほむら(まだ足りないのね………力が……魔力が……)
ほむら(グリーフシードが! 武器が火薬が弾薬が!!!)
子供の頃夢に見てた
古の魔法のように
ほむら(また……ループするしか……繰り返すしか……)
杏子「お、おい……ほむら! 何考えてやがる! 敵がそこまで来ているんだぞ!!」
闇さえ砕く力で
微笑む君に合いたい
ほむら「……あっ!」
ドオオオオォォォォォォオオオオオン!!!!
ほむら「があっ!!」ガリガリガリッ!
ほむら「うぐ……」
杏子「ほむらあああああああ!!!!!」
ほむら「う……ぐ……」
ほむら(魔力が残り少ない……)
ほむら(グリーフシードも、無い……)
ほむら(ループするしか……ループしてまた、始めから……)
ほむら(もう一度やり直せる……この世界を無かった事にして……もう一度……!!)
まどか「……」
ほむら「ま……まどか……?」
ワルプルギス「wwwwwwwwwwwwwwwwww!!!!!」
まどか「ホムラチャンwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キュウべえ「ほらね。やっぱり彼女二人では荷が重すぎたんだ」
キュウべえ「使い魔たちと戦っている杏子の体力が無くなるのも時間の問題さ」
怯えるこの手の中には 手折られた花の勇気
想いだけが頼る全て
まどか「……」
キュウべえ「でも、君なら運命を変えられる」
光を呼び覚ます 願い
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄
まどか「私は……」
ほむら「まどか……駄目」
ほむら(いずれ無くなる世界であろうとも……)
ほむら(まどかだけは……絶望させるわけには……)
キュウべえ「避けようのない滅びも、嘆きも、全て君が覆せばいい」
キュウべえ「そのための力が、君には備わっているんだから」
ほむら「そいつの言葉に……耳を貸しちゃ……」
まどか「私なんかでも、本当に何かできるの? こんな結末を変えられるの?」
キュウべえ「もちろんさ。だから僕と契約して」
キュウべえ「魔法少女になってよ!」
ほむら「駄目……まどか」
ほむら(また、一つの時間が……一つの世界が駄目になる)
ほむら(私の想いが……あなたの願いが……)
ほむら(消えていく……!!!)
まどか「ほむらちゃん……もういい、もういいんだよ」
ほむら「まどかぁ……」
まどか「ごめんね」
まどか「私……魔法少女に」
・・・に?
まどか「ならないよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
いつか君も誰かの為に 強い力を望むのだろう
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
愛が胸を捉えた夜に 未知の言葉が生まれて来る
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
キュウべえ「な……君は……!!」
キュウべえ「この世界を見捨てると言うのかい!!」
まどか「違うよ。そうじゃない」
まどか「一つ! 避けようもない滅びなんて無い!」
まどか「二つ! 永遠に続く嘆きなんて無い!」
まどか「三つ!! 覆せない絶望なんて、無い!!!!」
君はまだ夢見る記憶 私は眠らない明日
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
二人が出会う奇跡を 勝ち取る為に進むわ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
まどか「ね! さやかちゃん!!!」
___,,,,,..... -一ァ
/ ̄;;;´;;、;;;ヾ;;;, -──--、,!
. /'´|;;;;,、;;;;;;;;;;/ な ,!
. /:.:.:.レ´:.ヾ;;;;;;i ら だ ,!
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ;i な が ,!
. /:.;.イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..ヽ い ,!
. /レ' ;|:.:.:.:.:.:.:,:ィ:.:.:.:〉よ__,.,!
/-、ヽ,:|:.:.:,/ /:.:.://.:,:ィ:.:.:.,!
/'ヽ、ヾi ゙´.: /__;:;:-'"´ ,;|:.:.:.,!
. /ゝ-`';:/ .:〈ニ=-=ニ二 ̄ヽレ',!
/::::;;;;;/ ' ,, ニ`ー-,、__\〉ィ,!
. /;:::::/ ::. ::.,,\_ゞ;'> 〈;,!
/i!:::::iヾ-'、::.. '';~ ,;:'/,!
. /;;;i!fi´l_、,.` .: ,;:' ,!
/;;;;;i' ('ー、ヽ ..: ,;:'' ,!
ヽ、jゝ、`ヾ:、゙、 ,..:'.:'" .: ,!
``ヽ.、_ ¨` ,:' (_r:,!
``ヽ.、.. ノr;ソ~,!
``ヾ、 / 7,!
``ヽ,!
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┃ 怯えるこの手の中には 手折られた花の刃 ┃
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ヽ. l::_人_人__人_人_,ノ‐‐ヽ、_人_人___人_人::/ /V: : : : `': : : ∠.-
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: : : : : : : :/ /: : : : : : : :|::::|/::| /r ┃ 想いだけが 生きる全て ┃
: ri: : :, ' ,. ' : : : : : : : //\::::´:{ ┃ ┃
ノヽ>' ,..<´: : : :_ r-、// _\:、`.┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ /
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キュウべえ「あ、あれは……!!」
杏子「さやかあああああ!!???」
オクタ(魔女)『ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ……』
ほむら「な、何故ここに……!」
ほむら「ワルプルギスの魔力に誘い出されたの……っ」
ほむら「ともかく、敵がまた増えてしまった……」
まどか「ほむらちゃんwwwww違うよwwwwwwwwwww」
ほむら「!?」
まどか「さやかちゃんはね……」
まどか「みんなを守るために来たんだよ!!」
ハチャメチャが 押し寄せてくる (パパラパーパパ
オクタ(魔女)『ォォォォォォォォォォォォォオ!!!!!!!!!』
〓〓(使い魔)『〓〓〓〓!? ???!!?! 〓〓??』
〓〓(使い魔)『〓〓!!! 〓〓???!?!? 〓〓!???!』
杏子「なんだ? こいつら急に動きが鈍く……」
まどか「人魚の呼び声は、人を惑わせる……」
まどか「さやかちゃん! ガンバッテwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
オクタ(魔女)『ォォォォォォォォォォォォォオ!!!!!!!!!』
ワルプルギス「wwwwwwwwwwwwwwwwww!!!!!!!!」
〓〓(使い魔)『〓〓〓〓〓〓〓〓!!!!!』
杏子「おっと! てめえらは遠さねえぜ!!」
ほむら「さやか……!!!」
さやかの願いなんだよ
オクタ(魔女)『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!』
ワルプルギス『wwwwwwwww……!!!!』
キュウべえ「ありえない……魔女が……自らの意思で、人間を守るだなんて」
キュウべえ「これは一体……まどか!!」
まどか「さやかちゃんの願い……無駄にはならなかったよ!!」
キュウべえ「美樹さやかの願い……?!」
さやか『私の願いは―――』
さやか『まどかを――』
キュウべえ「ば、ばかなああああああ!!!!!」
さやか『みんなを、この手で守る事!!!』
オクタ《魔女》『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!』
ほむら「ワルプルギスが……消えていく……」
ほむら「時空の彼方へと……帰って行く……?」
キュウべえ「ありえない……ありえない……」
キュウべえ「絶望の象徴である魔女が……人々の希望を生み出す事になるなんて……」
キュウべえ「まどか、さやか………君達には驚かされるばかりだよ」
杏子「さやか……また会う事が出来るなんてな」
杏子「きっと、神様ってヤツがとびっきりのプレゼントをくれたのさ」
キュウべえ「神……それは君達の持つ概念じゃないか」
キュウべえ「…………認められるはずがない……」
杏子「小難しい事言ってちゃはじまらねえよ!」
杏子「可愛い姫様のピンチに、かっこいい騎士が駆けつけた、でいいじゃねえか」
杏子「最後に愛と勇気が勝つストーリーってのは、こうでなくちゃな!!」
オクタ(魔女)『ォォォ……………』
まどか「さやかちゃん! さやかちゃん!」
まどか「さやかちゃんも……消えちゃうの……?」
オクタ(魔女)『ォォォ……………』
『違うよ、まどか』
まどか「!!」
『私は……消えたりなんかしない』
『ずっと、みんなを守る……守り続ける……』
『みんなのそばを離れたりしない……ずっとここにいるよ』
まどか「ここ……心……?」
キュウべえ「そうか……魂の一部が、現実に残っていたと言う事か」
キュウべえ「それで……魔女になっても、意思を操る事が出来た……まさか……」
キュウべえ「たしかに考えられない事じゃない……でも、その可能性は限りなく……いや……」
まどか「さやかちゃん……?」
『まどかが困ったり、泣いたり、頼りなかったりしたときは……』
『いつでも呼んで。……必ず会いに行くから』
まどか「さやかちゃん……」
『まどか……まどかは私の大好きな、一番の親友だよ』
まどか「私も……私も、そうだよ……」ニコッ
『まどか……やっと普通に笑えるようになったね』
さやか神wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
キュウべえ「やれやれ……この事態で全宇宙の計測システムがパニックを起こしている」
キュウべえ「僕らはこの責任から逃れるため一時的に地球を離れる事になった」
キュウべえ「これで満足かい? 暁美ほむら」
ほむら「ええ」
ほむら「望んだ結末とはほど遠いけれども。おおむね満足したわ」
ほむら「しばらくはあなたの小汚い容姿を見かけずにすむんですもの」
キュウべえ「今のは……なんだろう。胸が苦しくなったよ」
キュウべえ「どうやら……僕らは再び感情というものを再認識しなければならないようだ」
ほむら「少なくともあなたの罪を思い知る機会は与えられたわけね」
キュウべえ「……忘れないよ暁美ほむら」
キュウべえ「これが悔しさ……これが……心というものだね」
キュウべえ「……いつか。そう遠くない未来で、この借りは返させてもらうよ」
ほむほむとあんこが魔女になったらさやかがまた来るのか
キュウべえ「宇宙例外的に観測されるイレギュラー……」
キュウべえ「奇跡……まさかこの目で見る事になるとは信じがたいよ」
ほむら「そうね。……最高の――」
ほむら「与えられたものではなく、奪い取ったものでもない。 私達で、作り上げた奇跡」
ほむら「……さて。……私の戦場はもうここじゃない。暁美ほむらはクールに去るわ」
キュウべえ「……?! 暁美ほむら……君は……!!」
ほむら「今回の事で確信したわ。インキュベーター」
ほむら「私達は、かならずあなたの野望を打ち砕く……奇跡を起こせるってね」
ほむら「繰り返す……私は何度でも繰り返す!!」
ほむら「全ての因果と、絶望を切り潰すために!!」 キュィィィィィン!!!
まどか「えー」
【 そして…… 】
ババババッ……
バシュッ!!
(使い魔)『※※※※※!!!!!』
杏子「おらっ! これでトドメだ!!」
バシューン!!
杏子「ふう……相変わらず、手応えの無い相手だよ」
まどか「杏子ちゃん、お疲れ様!」
あれから、私は杏子ちゃんと一緒に暮らしています
例のワルプルギスの夜の大災害は、
ミタキハラ市だけでなく、本州全域に甚大な被害をもたらしました。
私のパパとママ……たっくんとも離ればなれになってしまい
途方に暮れていた私を杏子ちゃんが家族にしてくれたんです
ほむらちゃんはあの戦いのすぐ後、いつのまにかどこかへといってしまいました
けど、きっと新しい場所でもほむらちゃんらしく頑張っていると思います
キュウべえもまた、いつのまにかいなくなっていました
どこかでまた酷い事をしていないかどうか心配です
そして……魔法少女についてですが……
不思議な事に、魔女が全く現れなくなってしまったんです!
そして杏子ちゃんのソウルジェムもどこかに消えてしまいました!
杏子ちゃんはこれに対して
「これはたぶんロスタイムだ」だのと良く解らない事を言っています。
そしてソウルジェムの濁りを気にしなくて良くなった反面
なぜか使える魔法はとても弱くなってしまいました。
さやかちゃん。
さやかちゃんは、消えてしまいました。
でも……いるんです。私の心の中に。ずっと
悲しくなったり、辛くなったときには。いつでも会いに行けるはずです
でも……もう、会う事は無いと思います
会えば離れたくない。さやかちゃんに、また甘えてしまうから
あんまり心配かけちゃうと、また魔女のさやかちゃんが飛びだして来ちゃうかもしれないもんね!
私は今、ちゃんと前を向いて歩いています
祈りは、願いは、絶対に自分を裏切ったりしない!
ずっと見守ってくれてるさやかちゃんに
かっこわるいところなんて、見せられないもんね!
『かわいいやつめ! ……頑張りなさいよ まどか!』
「……うん!」
杏子「まどかー、今日はアタシが晩ごはんを作ってみたぞー」
まどか「おいしいwwwwwwwwおいしいよ杏子ちゃんwwwwwwwwwwwwww」
まどか「生きてるだけでwwwwwww! こんなにもごはんがおいしいwwwwwwwwwwwww!!」
おしまい
乙
序盤の一発ネタに全てを賭けていたので後半は行き当たりばったりです
タイピング遅くて徹夜してしまいました。あとエディタ狂ってる
とりあえず満足です。寝ます。読んでくれてありがとうございます
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