ちなつ「こんな昼休みに部室に呼び出して…」
ちなつ「一体何の用なの、あかりちゃん?」
あかり「ちなつちゃんは、あかりのファーストキスを奪ったよね?」
ちなつ「あれ…ファーストキスだったんだ……」
あかり「奪ったよねぇ?」
ちなつ「……」
あかり「奪ったよねぇ?」
ちなつ「」カチン
ちなつ「奪ったって言い方は無いでしょ?」
あかり「奪ったよねぇ!?」
ちなつ「ぐっ…」
ちなつ「……」
ちなつ「…うん」
あかり「…返してよ」
ちなつ「な、何を…?」
あかり「あかりのファーストキスを返してよ!」
ちなつ「!?」
ちなつ「ファ、ファーストキスを返すぅ!?」
ちなつ「何ふざけた事言ってるのよ、あかりちゃん!」
ちなつ「ファーストキスを返すなんて、無理に決まってるでしょ!?」
あかり「返せるもん!」
ちなつ「どうやって返すのよ!!」
あかり「もう1度、あかりにキスしてよ!」
ちなつ「……」
ちなつ「…はぁ?」
あかり「それで、ファーストキスはあかりの口に戻るよ!」
ちなつ「あかりちゃん…」
ちなつ「もしかして…」
ちなつ「あかりちゃんは私の事…」
あかり「早く返してよ!」
ちなつ「……」
ちなつ「…分かったよ、あかりちゃん」
ちなつ「キスはしてあげる…」
ちなつ「してあげる……けど」
ちなつ「別に私もあかりちゃんの事、好きとかじゃないんだからね!?///」
あかり「早く返してよ!」
ちなつ「」イラ
ちなつ「もう、いいわ!」
ちなつ「そんなに、私のキスが欲しいんなら!」
ドン
あかり「きゃあ!?」ペタン
ノシ
ちなつ「……」
ちなつ「して…あげるわよ……」
あかり「ちなつ…ちゃん……」
ちなつ「いくよ…あかりちゃん……」
あかり「…うん」
ちなつ「……」
あかり「……」
チュッ
ほう・・・
良スレの予感
==':。::::ヽ\ ,.-‐'" ̄ ̄ ̄ ̄"'‐-、 /
ヽ::::... \\ i´ ,.―――――――` まだまだ /
/: .::::::::ヽ\ | i´ ⊂ニつ ⊂ニ⊃( ですなぁ /
/ ::::::::| \ | | ―― ―― ヽ / //
ーん | ::::::::| \⌒ヽ i / ̄ ̄ ` /;; /
__,.―、| /:::/::| \_ノ、 0 ノ /:::::: \ー;;;;;;;;;/
ヽi´ )| /::::/:::::| あれが \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´⌒ヽ/|⊃/_____ _丿 );;/
人;;;::| |:::::|:::::/ 厨房だよ\ |~\//____ Y_____/
/γ ::::| |:::/:::/ \_____| /. | |ミ\ ・人・丿| |
| .| 〈 :::| l:/:::/ |\/\/\//|/(日] |ミミミ >⌒ ∋Y| |
ヽ.ヽ.):::ト . ::| > の 基 〈/ L ヽミ | ≦≧ ト|/ やってくれましたね…
ヽ,、;、l _l`iーl ,、:::ヽ、 <. 予 地 > \ \ミ| / 1さん…
'―'-'zノz_リ `ー゙-' > 外< /ヽ /\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄< 感 な > ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.> !!! >>1 < お前に決闘を / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
//\/\/~`''ッ,, 申し込む!! l∨∨∨∨∨∨∨l
┌────┐ / /| ./ | lヽ | ヽ \\ | \()/ |
| >>1は. | / =, |/ |. \ヽ|,,,ヽ|,|,- | \ (| ((・) (<) |)
| 反省しる!| // /,,-^~'''=-ヽヽ |.-='''~^ヽ,\ヽ\ | ⊂⊃ |
└──┬─┘ / | .ii i,ノii \| il,ノ;i ii> '' i-,||\ | .| ⌒ \.l/ ⌒ | |
彡 ⌒ ミ|| /.|| ,/ヽ ' ヽ-' / ''''''' /i.)|ヽ/\ / |. l + + + + ノ |\
<#`Д´>|| / '|| | |'^ヽ ’ | |,/ノ \ / \_____/ \
( // つ / ヽ'-/ヽ ./~^'''^~"ヽ / .|'/ \/ _ \
(__Y__) / ' | ヽ i /~~~~~'''| / | | あんた \ // ̄ ̄(_) |
/ | |'ヽ,, .ヽ ./ / | l バカぁ!?\ |ししl_l ( | |
/ i | i,,~=,,, . ̄ ̄ ̄ ,,,=',/i ヽi | \|(_⊂、__) | |
ちなつ「……」
あかり「……」
ちなつ「…どう?」
ちなつ「これで…満足した……?」
あかり「……」
あかり「…してよ」
ちなつ「えっ」
あかり「…返してよ」
ちなつ「…まだ言ってるの、あかりちゃん?」
ちなつ「ファーストキスはたった今、返したでしょ?」
ちなつ「次は何を返せって言うのよ!?」
あかり「…あかりのキスを」
あかり「あかりのセカンドキスを返してよ!」
ちなつ「……」
ちなつ「…はい?」
あかり「今度は、あかりのセカンドキスを奪ったよねぇ?」
ちなつ「なっ…」
ちなつ「ファーストキス返すのに、キスが必要なんだから当然でしょ!?」
あかり「奪ったよねぇ!?」
ちなつ「あーっもう、一体何なのよ!?」
あかり「……」
ちなつ「……」
ちなつ「…それで、セカンドキスを返すにはどうすればいいの?」
あかり「もう1度、あかりにキスしてよ!」
あかり「それで、セカンドキスはあかりの口に戻るよ!」
ちなつ「……」
ちなつ「…それじゃあ、またファーストキスを奪っちゃうじゃない?」
あかり「早く返してよ!」
ちなつ「どうすればいいのよ……これ」
ガラ
京子「おっ、あかりにちなつちゃ~ん!」
ちなつ「京子先輩!」
京子「昼休みなのに、2人共来てたんだ?」
ちなつ「ええ、ちょっと…あかりちゃんに呼び出されて……」
京子「ふぇ?あかりに?」
あかり「ちなつちゃん…」
あかり「早く、あかりのセカンドキスを返してよ!」
京子「なぬぅ!?」
ちなつ「ちょ、なんて事を言うのよ!?あかりちゃん!!」
ちなつ「もし、結衣先輩に聞かれてでもしたら…」
京子「結衣はまだだけど……ちなつちゃん」
ちなつ「…はい」
京子「あかりにまたキスしたって……本当?」
ちなつ「え…いや……はい」
京子「やっぱり、あかりの事が好きだったり!?」
ちなつ「ち、違います!私は結衣先輩一筋ですから!!」
京子「んじゃ、何であかりに2回もキスしたの…?」
ちなつ「それは…その……」
ちなつ「…そうだ、練習!ただの練習ですよ!!」
京子「ただの…練習……?」
ちなつ「そう、女の子なら誰でも良かったんです!」
京子「それじゃ、相手が私でも?」
ちなつ「ウェルカム!」
ちなつ「…ハッ!!」
京子「ち~な~つ~ちゃ~~ん♪」キュピーン
京子「私にもキスしてぇ~~!」ガバッ
ちなつ「きゃあ!?」ペタン
ちなつ「ちょ、やめて下さいよ!京子先輩!!」
京子「ちなちゅ~むちゅ~~」グイグイ
ちなつ「そんなに顔を近付けたら、本当にしちゃう…」
あかり「早く返して!」ガバッ
ちなつ「あかりちゃんまで!?」グラ
京子「隙あり!!」
ちなつ「…あっ」
チュッ
ちなつ「……」
京子「……」
ちなつ「…きょ」
ちなつ「京子先輩の…」
ちなつ「京子先輩のばかぁ!もう知らない!!」
京子「ちなつちゃん…」
ちなつ「」プイ
京子「……」
京子「悪ふざけが過ぎたよ、本当にごめん!」
京子「…でも」
京子「ちなつちゃんとのキス…」
京子「凄く良かった!!」
ちなつ「///」キュン
京子「私、このキスを一生の思い出にするから!!」
ちなつ「京子先輩…」ドキドキ
あかり「…返してよ」
ちなつ「ハッ!!」
ちなつ「あかりちゃんの事をすっかり忘れてた!!」
あかり「あかりのセカンドキスを返してよ!」
ちなつ「うっ…」
ちなつ「私、もう…キスはお腹いっぱいで……」
ちなつ「今日はちょっと…」
あかり「早く、あかりのキスを返して!」
あかり「返してよ……京子ちゃん!!」
ちなつ「……」
ちなつ「…えっ」
京子「……」
京子「……」
京子「…私?」
京子「私、あかりにキスなんてしてないんだけど…」
ちなつ「そうよ、ちゃんと説明しなさいよ!あかりちゃん!!」
あかり「……」
あかり「ちなつちゃんが持ってた、あかりのセカンドキスはね…」
あかり「さっきのちなつちゃんと京子ちゃんとのキスで…」
あかり「京子ちゃんの口に移ったんだよ!」
京子「な…なんだってーーっ!?」
京子「いやいや、サッパリ分からんし!!」
ちなつ「あかりちゃん、さっきから様子がおかしいんですよ」
ちなつ「ファーストキスを返せだの、何だのと…」
あかり「早く返して!」
京子「まだ、よく理解出来て無いんだけど…」
京子「とりあえず、私があかりにキスすればいい訳?」
ちなつ「そうすると、今度はファーストキスを返せと言われますよ…」
京子「無限ループかよ!?」
俺が京子とキスすれば京子は助かるんだな...くっやるしかねえか
>>50
遅かったな・・・もう俺が(ry
京子「…いや、待てよ」
京子「他の人にキスすれば、あかりのセカンドキスは移るんだよな?」
ちなつ「そう言う事になりますね」
京子「だとすると…」
ガラ
結衣「京子、遅れてごめん!」
京子「結衣、ナイスタイミング!」
結衣「えっ」
京子「私の頭に何かついてない?」
結衣「…はぁ?」
結衣「別に、普段通りにリボ………んむっ!?」
チュッ
ちなつ「きゃあぁぁぁあぁ!!」
京子「……」
結衣「!?…!?……」
京子「…ぷはぁ!」
結衣「えっ…おい……コラぁ?」
京子「結衣さん、私のキスのお味はどうでした?」
結衣「…ちくわの磯辺揚げ」
京子「だってよ、ちなつちゃん?」
ちなつ「私じゃ、ありません!あかりちゃんですよ!!」
あかり「早くあかりのセカンドキスを返して!」
あかり「返してよ……結衣ちゃん!!」
結衣「……」
結衣「……」
結衣「…誰か、私に今の状況を説明してくれ」
カクカクシカジカ
結衣「……」
結衣「…話は大体分かったよ」
結衣「あかりにキスするか、他の誰かにするか選べって事でいいのかな?」
ちなつ「でも、あかりちゃんにキスしても今度はファーストキ……むぐっ!?」
京子「ルール説明は終わり!さあ、結衣はどうする?」
結衣「う~~ん…」
ちなつ(ちょっと、京子先輩!?)
京子(いやさ、結衣が誰を選ぶのか見てみたいじゃん?)
結衣「……」
結衣「…決めた」
京子「誰にするの?」
結衣「京子」
京子「ふごぉ!?」
結衣「と、言いたいところだけど…」
結衣「人に移したら、京子と同じだしな」
京子「それって、どういう意味だよ!」
結衣「人に迷惑をかけたく無いって事」
京子「くぅ~~!」
結衣「そういう訳だから、私は…」
結衣「私は、あかりにキスするよ」
ちなつ「結衣先輩!?」
京子「本当に、あかりでいいの?」
結衣「あぁ、あかりとは幼なじみだしさ」
結衣「それに…」
結衣「ファーストキスは、さっき京子と済ませたから///」カァー
京子「結衣…」ドキドキ
ちなつ「むっきぃ~~!!」
結衣「それじゃ、いくよ……あかり」
ちなつ「ちょ、ちょっと待って下さい!結衣先輩!!」
結衣「…ちなつちゃん?」
ちなつ「あかりちゃんへのキスは私がします!」
ちなつ「ですから、結衣先輩は私にキスして下さい!!」
結衣「そんな、ちなつちゃんに押し付けたりなんて出来ないよ!」
ちなつ「自己犠牲なんかじゃありません!」
ちなつ「私は…」
ちなつ「私は、ただ!結衣先輩とキスがしたいんです!!」
結衣「ちなつちゃん…」
結衣「……」
結衣「…分かったよ」
結衣「おいで、ちなつちゃん」
ちなつ「結衣先輩///」ドキドキ
ちなつ「…はい!」
結衣「ちなつ…ちゃん……」
ちなつ「…はい」
結衣「ごめん…」
ちなつ「…えっ?」ドキ
結衣「恥ずかしい…からさ……」
結衣「目…閉じててくれる……?」
ちなつ「結衣先輩///」ドキ
ちなつ「はい!」ツムリ
結衣「……」
結衣「それじゃ…いくね……」
ちなつ「///」ドキドキ
チュッ
結衣「……」
ちなつ「……」
結衣「…っはぁ」
ちなつ「結衣先輩と…キス……しちゃった///」ドキドキ
結衣「……」
結衣「…ごめんね、ちなつちゃん」
ちなつ「…えっ?」
結衣「自分から口にキスしたのは、初めてだったからさ…」
結衣「下手だったでしょ?」
ちなつ「そ、そんな事ありません!!」
ちなつ「とっても良かったです…」
ちなつ「こんなに幸せな気持ち…初めて…///」カァー
結衣「…ありがとう……ちなつちゃん///」テレ
あかり「早くあかりのセカンドキス返して!」
あかり「返してよ……ちなつちゃん!!」
茶々を入れてすまないけど
このまま終わると綺麗なんだ
予定通り、さくひま編に行くか
エピローグに行くか(この場合、昼休み→放課後)
選んでくれ
午後の授業
ちなつ「///」ウットリ
ちなつ(まだ、結衣先輩の唇の感触が残ってる…)
ちなつ(あぁ…今日はなんていい日なの……)
あかり「」ジー
ちなつ「……」
ちなつ「…はぁ」
ちなつ(後は、あかりちゃんさえ変じゃなければ最高なんだけどなぁ…)
ちなつ「……」
ちなつ(せっかく結衣先輩のキスしたのに、他の人とキスするのは嫌だけど…)
ちなつ(今の内に、新しいターゲットを決めなくっちゃ!)
カリカリ…カリカリ…
ちなつ「…んっ?」
向日葵「……」
ちなつ(向日葵ちゃん…)
スマソ。さくひま始めちゃったから
終了後に放課後だったVer.書く
ちなつ(向日葵ちゃん、放課後は生徒会に行くんだよね?)
ちなつ(それなら、向日葵ちゃんに移しても…)
ちなつ(私があかりちゃんを娯楽部に引っ張って行けば…)
ちなつ(少なくとも、今日1日は何とかなるんじゃないかな?)
ちなつ「……」
ちなつ(まだ好きな子の居ない、向日葵ちゃんには悪いけど…)
ちなつ(向日葵ちゃんのファーストキス……私が貰っちゃうよ♪)
向日葵「!!」ブルル
櫻子「?」
櫻子(どうしたんだよ、向日葵?)
向日葵(いえ、なんだか急に寒気がしまして…)
櫻子(何だよ、我慢してないでちゃんと自分で言えよな)
櫻子「先生!向日葵がトイレに行きたいそうでーす!!」ガタ
向日葵「ち、違いますわよ!何を勘違いしてらっしゃいますの!?」ガタ
ちなつ(トイレ…)
ちなつ「はい!私も行きます!!」ガタ
向日葵「吉川さん!?」
ちなつ「ほら、一緒に行こうよ!」グイグイ
向日葵「待って下さい、吉川さん!」
向日葵「今のは櫻子の勘違いでして、わたくしはトイレになど…」
ちなつ(向日葵ちゃん、聞いて…)
ちなつ(ここで向日葵ちゃんに断られたら……私)
ちなつ(授業中に1人でトイレに立つなんて、恥ずかしいよ)
向日葵(吉川さん……分かりましたわ)
向日葵「先生、わたくし達トイレに行ってきます」
向日葵「授業を中断させてしまい、申し訳ありませんでした」ペコ
向日葵「さっ一緒に行きましょう、吉川さん!」
吉川「ありがとう、向日葵ちゃん!」
トイレ
向日葵「吉川さんが終わるまで、ここで待っていますわね」
ちなつ「……」
向日葵「吉川さん…?」
ちなつ「やっと、2人きりになれたね……向日葵ちゃん」
向日葵「えっ」
ちなつ「向日葵ちゃんって、よく胸にばかり注目されるけど…」ジリジリ
向日葵「な、何が言いたいんですの///」ムギュ
ちなつ「胸なんかより、唇の方がずっと柔らかくて気持ちよさそうだよね」グイ
向日葵「吉川…さん……あっ」
チュッ
ちなつ「……」
向日葵「……」
ちなつ「…ごちそうさま♪」
向日葵「……」
ちなつ「向日葵ちゃんの唇、弾力があって気持ち良かったよ」
向日葵「……」
ちなつ「向日葵ちゃん…?」
向日葵「……」
ちなつ「固まっちゃった…」
向日葵「……」
ちなつ「とりあえず、これであかりちゃんのセカンドキスは移ったよね?」
向日葵「……」
ちなつ「さぁ教室へ帰ろうよ、向日葵ちゃん!」
向日葵「……」
向日葵「…えぇ」
放課後
向日葵「……」ポケー
櫻子「そんなアホズラして、どうしたんだよ?」
向日葵「……」ポケー
櫻子「ムッ!!何か言えよ~!このアホっぱい~~!!」ジダンダ
あかり「ちなつちゃん、あかりのセカンドキスを返してよ!」
ちなつ「私はもう、あかりちゃんのセカンドキス持ってないよ」
あかり「…えっ?」
ちなつ「さっき、トイレに行った時に向日葵ちゃんにキスしたもん!」
櫻子「えぇぇぇぇぇ!?」
櫻子「それ本当なのかよ、向日葵!?」
向日葵「……」
向日葵「…えぇ」
ちなつ「ほ~ら、私の言った通りでしょ?」
櫻子「向日葵…」
あかり「向日葵ちゃん…」
あかり「あかりのセカンドキスを返してよ!」
向日葵「……」ポケー
あかり「向日葵ちゃんからキスしてくれないなら…」
あかり「あかりからしちゃうよ?」
櫻子「あかりちゃんまで!?」
向日葵「……」
向日葵「…えぇ」
櫻子「向日葵!?」
あかり「それじゃあ、いくよ……向日葵ちゃん」
あかり「せ~~のぉ…」
櫻子「やめろぉぉぉぉぉ~っ!!」
チュッ
あかり「……」
櫻子「……」
あかり「…あれ」
あかり「櫻子ちゃん…?」
櫻子「あかりちゃんのばかぁぁぁっ!!」
あかり「!!」ビク
櫻子「私に許可なく、向日葵にキスするなよぉぉぉ~!!」
向日葵「」ピクン
向日葵「…櫻子」
あかり「……」
あかり「…返してよ」
あかり「櫻子ちゃん、あかりのファーストキスを返してよ!」
あかり「向日葵ちゃんは、あかりのセカンドキスを返してよ!」
ちなつ(あかりちゃんのキス所持者が増えちゃった!)
ちなつ(どうしよう!これじゃあ、もう収集つかないじゃない!!)
櫻子「向日葵…」
向日葵「……」
櫻子「あのさ…私らさ、2人共初めて取られちゃったけどさぁ……」
櫻子「2回目で良ければ私と……しない?」
向日葵「櫻子///」ドキ
櫻子「か、勘違いすんなよ!向日葵のアホを治す為に嫌々だからな!!///」
向日葵「こっちこそ!櫻子の減らず口を塞ぐ為のキスなんですわよ!!///」
櫻子「ぐぬぬぬぬぬっ」
向日葵「むむむむむっ」
チュッ
櫻子「……」
向日葵「……」
櫻子「…マズい」ペッ
向日葵「何ですの、その反応は!?」
櫻子「もっと美味しいキスをしろよな、このマズっぱい!!」
向日葵「そんなに美味しいキスがしたいなら、ちくわとでもなさいな!!」
櫻子「ぐぬぬぬぬぬっ」
向日葵「むむむむむっ」
2人「「ふん///」」プイプイ
あかり「……」
ちなつ(2人のキスに、あかりちゃんはどう動くのかな?)
あかり「……」
ちなつ(…まあ、ファーストとセカンドが入れ替わるだけよね)
あかり「」スタスタ
ちなつ(…あれ?)
ちなつ(あかりちゃんが2人から離れてく…)
ちなつ(そうよ!あかりちゃんのキス同士が相殺して消滅したんだわ!!)
ちなつ(やったぁ!遂に、あかりちゃんから解放されたんだ!!)
あかり「」スタスタ
あかり「」ピタッ
ちなつ「……」
ちなつ「…えっ」
ちなつ(あかりちゃんが私の目の前で止まった?)
あかり「……」
あかり「ちなつちゃん…」
ちなつ「ま、まさか!?」
あかり「あかりのファーストキスを返してよ!」
ちなつ(初期化したぁーーっ!?)
部室
京子「へぇ…一年生の教室で、そんな事があったんだ……」
ちなつ「…はい」
結衣「それで、あかりはずっとこのままなの?」
あかり「早く返してよ!」
ちなつ「私…もう、嫌……」
ちなつ「ストレスで…本当に、死んじゃいますよ……」
あかり「早く返してよ!」
京子「まあ、練習であかりにキスした罰があったんじゃないの?」
結衣「おいコラ、京子!!」
ちなつ「そうですよね…全部、私が悪いんですよね……」
ちなつ「生まれ変わったら…私、絶対いい子になりますから……」
結衣「ほら見ろ!ちなつちゃん、落ち込んじゃったじゃないか!!」
京子「ごめん、ちなつちゃん……」
京子「私もさ…授業中、色々考えてみたんだけどさ……」
結衣「おまえ寝てただろ!!」
京子「もしかしたらさ、返し方が悪いのかなぁ……なんて」
ちなつ「返し…方……?」
結衣「どういう事だよ、キスでしか戻らないんだろ?」
京子「いやさ、キスにも種類があるじゃん」
京子「例えば、ディープキスとか!」
2人「「!!」」
ちなつ「ディ、ディープキスぅぅぅ!?」
結衣「おい、京子!ちなつちゃんにあかりとディープキスしろって言うのか!?」
京子「しょうがないよ、もうこれしか方法が無いんだからさ!」
結衣「治らないかもしれないだろ!?」バン
京子「治るかもしれないじゃん!!」バン
ちなつ「やめて下さい、先輩方!!」
ちなつ「…分かりました」
ちなつ「私、あかりちゃんとディープキスします!」
結衣「ちなつちゃん!?」
ちなつ「京子先輩の言う通り、あかりちゃんを粗末にした私が悪いんです!」
ちなつ「それに…」
ちなつ「私は…憧れの結衣先輩とキス出来たから……」
ちなつ「もう、キスに未練は無いんです!」
結衣「ちなつちゃん…」
ちなつ「あかりちゃん…待たせちゃって、ごめんね」
ちなつ「今、あかりちゃんの大事なファーストキスを返すからね…」
ンチューーーッ
ちなつ「………」
あかり「……………」
ちなつ「…………………っはぁ」
あかり「はぁ…はぁ……はぁ………」
ちなつ「あかり…ちゃん……あかり…ちゃん……」
京子「うぅ…感動して涙が止まらないよ……」ポロポロ
結衣「馬鹿だなぁ…何、泣いてんだよ……」ポロポロ
ちなつ「えへへ、ちょっぴり照れちゃうね///」ニコ
あかり「…してよ」
ちなつ「……」
ちなつ「あかりちゃん…?」
あかり「…返してよ」
ちなつ「嘘…でしょ?」
ちなつ「冗談やめてよ!!あかりちゃ…」
あかり「あかりのディープキスを返してよ!」
帰り道
ちなつ「……」
ちなつ「…はぁ」
あかり「早く返してよ!」
ちなつ「私はこれから、一生あかりちゃんにつきまとわれるのね…」
あかり「早く、ファーストキスとディープキスを返してよ!」
ちなつ「……」
ちなつ「…いいよ」
ちなつ「もう…好きなだけキスしてあげる……」
チュッ
ンチューーーッ
チュッ…チュッ…チュッ…
???「あなた、私の妹に何をしてるのよ!!」
あかね「」ギラギラ
ちなつ「!!」ビクン
ちなつ「私の…妹……?」
ちなつ「って、事は……あかりちゃんのお姉さん!?」
あかね「あかり、大丈夫?どこも怪我は無い!?」
あかり「……」
あかね「あかり…?」
あかり「ちなつちゃん…」
あかり「あかりのファーストキスとセカンドディープキスを…」
あかり「早く返してよ!」
ちなつ「ちょっと、あかりちゃん!?」
あかね「あなた…よくも…あかりのファーストキスを……」
あかね「セカンドディープキスを奪ったわねぇ!?」
ちなつ「ひぃぃぃぃぃ!!」
あかね「あかりのファーストキスを奪ったのは、この口ね!?」ガシッ
ちなつ「んむぅ!?」
チュッ!!
ちなつ「…けほ、けほ」
あかね「あかりのセカンドディープキスを奪ったのも、この口ね!?」
ちなつ「ちょっ…やめ……んんんーっ!!」
チュウゥゥゥゥゥーッ!!
ちなつ「」ブクブク
あかり「お姉ちゃん、早くあかりにキスを返してよ!」
あかね「えぇ、いいわよ!」
あかね「あかりには、私が死ぬまでキスし続けてあげるわ!!」
あかり「わ~い!お姉ちゃん、だぁい好き!!」
『ファーストキスは大切にね♪』
お わ り !
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