苗木「過ぎ去りし日々の思い出」 (49)


???「……じゃあ、苗木くん。覚悟はいいかい?」

苗木「……はい。始めてください」

???「それじゃあ……いくよ」


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>>4,5,6

好きなロンパキャラ(1,2,ゼロ問わず)

ksk

不二崎、石丸、澪田把握


 ボクの名前は不二咲千尋といいます。私立希望ヶ峰学園の一年生です。この学校には、いろんな”超高校級”の才能を持った人たちが集まっていて……ボクは、”超高校級のプログラマー”として入学しました。

 昔は、男なのに女の子みたい、ってイジメられたこともあったけど……この学校では皆、そんなことを気にせず接してくれます。それに、ボクなんかよりずっとキャラが濃い人も沢山いるし。

 でも、時にはそのキャラとキャラがぶつかったりすることもあるわけで……先日も、”超高校級の風紀委員”の石丸くんと、”超高校級の暴走族”の大和田くんが喧嘩して大変でした。

 でもその後、二人は仲直りして、今では「兄弟」なんて呼び合っています。……こういうのも雨降って地固まるっていうのかなぁ? でも、漢の友情って感じでかっこいいです!


 今日は、その石丸くんに誘われて朝のあいさつ運動をやってるんだけど……

石丸「おはよう! 不二咲くん。今日も清々しい朝だな!」

不二咲「お、おはよう、石丸くん」

石丸「うん、いい挨拶だ! 挨拶は一日の始まり、気持ちのよい挨拶は気持ちのよい一日を作る! ところで、兄弟の姿がまだ見えないのだが、何か聞いているかね?」

不二咲「ええっとぉ……実はボク、昨日夜遅くまで大和田くんとメールしてて……だから起きれなかったんじゃないかなぁ?」

 ”超高校級の暴走族”である大和田くんは、見た目の通り硬派な男で、今までケータイも持っていなかったみたい。それで、この間一緒に買いに行って、いろいろ設定してあげたのです。

石丸「なんと! あいさつ運動を蔑ろにするとは……これは如何に兄弟でもビシっと言わねばならんな!」

不二咲「あ……でも、始業時間まではまだ余裕があるよぉ?」

石丸「そういう問題ではない! 『あいさつ週間には、各クラス3人の代表が校門の前に立ち登校してくる生徒に挨拶をすること』。これは校則で定められたれっきとしたルールなのだ! ルールは守らなければならない! なのに……」

 そう言って石丸くんはぐるりと周りを見渡す。

石丸「僕たち以外誰もいないではないか! 76期、77期の先輩方はなにをやって……」

 石丸くんの顔はみるみる真っ赤になり、今にも耳から蒸気を吹き出しそうな位だ。

不二咲「あ、見て石丸くん! ほら、誰か来たよ!」

 ちょうどそのとき、校舎の方から誰かがやってくるのが見えたボクは、慌ててそっちを指さす。なにか立て看板のようなものを持ってるみたいだし、きっとあいさつ運動の人だよね、とボクはそう思ったんだけど……



澪田「今日放課後、音楽ホールでライブやるっすよ~」

 どうやら違ったみたい。彼女は確か、”超高校級の軽音部”の澪田さん。ボクたちの一つ上の先輩だ。

石丸「……待ちたまえ、君!」

 石丸くんが、ビシっという音が聞こえそうな勢いで澪田さんを指さす。

澪田「へ? 唯吹がどうかしたっすか?」

石丸「君のクラスのあいさつ委員は誰だ? どうして誰も来ない!!」

澪田「さー。少なくとも唯吹じゃないっすよ。誰かまでは知らないっす」

石丸「知らないじゃ駄目じゃないか! もっと自分のクラスのことに責任と関心を持たなくちゃ……」

澪田「っていうか、そもそもあんたら誰っすか? こんな朝早くからなにやってんすか?」

石丸「これは失礼した! 僕の名前は石丸清多夏、”超高校級の風紀委員”だ! こっちはクラスメートの不二咲千尋君だ! 我々は今、朝のあいさつ運動の真っ最中だ!」

石丸「君は確か、”超高校級の軽音部”だったな……音楽ホールの使用許可は取ってあるのか?」

澪田「あー。忘れてたっす。あとで取るっすよ」

石丸「校門前での宣伝活動の許可は?」

澪田「へ? そんなのいるんすか?」

石丸「当然だ! 校則にしっかり書いてある。許可がないなら見過ごすわけにはいかないな」

 そう言って石丸くんは澪田さんの持っていた看板を奪おうとします。



澪田「ちょ、何するんすか!?」

石丸「無許可での看板設置は校則違反だ。これは僕が責任をもって預からせてもらう」

澪田「今日、先生が来たらすぐ許可取るっすから!」

石丸「駄目だ! 許可を取ってから、改めて僕のところに取りに来たまえ」

 そう言って石丸くんは看板を運び始めました。

澪田「……やっぱり、風紀委員なんてキライっす!」

 そう言うと澪田さんは、石丸くんにあっかんべーをすると、踵を返して校舎へ走って行ってしまいました。

石丸「な……待ちたまえ!」

 そう言って石丸くんは追いかけようとしたけど……看板を持ったままではとても追いつけるはずもなく。澪田さんは校舎の中に消えていきました。


石丸「はぁ……」

大和田「どうしたんだ、兄弟? 元気ねーじゃねえか」

 お昼休み。ボクたちは、いつものように(と言っても最近になってからですが)三人でお昼ごはんを食べています。

石丸「……なあ兄弟。正直に答えてくれないか」

大和田「なんだよ、改まって」

石丸「風紀委員というのは、その……人から疎まれたり、嫌われたりする仕事なのだろうか?」

 きっと石丸くんは、ずっと朝のことを考えていたのでしょう。珍しく授業中も上の空だったし。

石丸「僕は自分では正しいことをやってきたつもりだった……でも、それ自体が間違っていたのか?」

不二咲「そ、そんなことないよぅ……」

石丸「頼む。本当のことを言ってくれ」

 そう言って石丸くんは大和田くんの目を真っ直ぐに見据えます。

大和田「確かに。ウゼーと思うやつも、いるかもな。っていうかぶっちゃけオレもそうだったし」

石丸「やっぱり……か」

 石丸くんはがっくりとうなだれてしまいます。

大和田「だけどなぁ……オレは今、兄弟のことが好きだぜ? オマエが誰に嫌われてるって悩んでるんだか知らねえけど……そいつとちゃんと話せば、好きになってもらえるんじゃねえか? 風紀委員じゃなくて、兄弟自身のことを、よ」

 そう言って大和田くんは、石丸くんの肩を軽く叩きました。

石丸「そうか……そうだな! うおおおおお! よし! オレはやるぜ、兄弟!」

大和田「おう、その意気だ! それでもごちゃごちゃ言うようだったら、そんときはぶっ飛ばしてやれ!」

石丸「オウ! それじゃあ、行ってくるぜ!」

 さ、流石にぶっ飛ばしちゃマズいよね? 澪田さん、女の子だし……

不二咲「い、石丸くん、待って! ボクも行くから!」


澪田「……で、なんなんすか、突然? こんなところに呼び出して」

 ここは、使われていない古い教室です。あのあと、石丸くんは77期生の教室に行くと、大声で「澪田唯吹はいるか! 話があるから出てこい!」と澪田さんを呼び出して、こうしてここまで連れてきたのでした。

石丸「さっき、『やっぱり』風紀委員は嫌いだって、言ってたよな? どうしてなのか、説明しろや!」

 澪田さんは、説明を求めるようにこっちを見ます。

不二咲「えっと、なんで嫌いなのか、理由を教えてくれませんか……? どんな理由であれ、それを聞いて怒ったりはしないと思うので……」

 石丸くんの変貌っぷりは、ボクも少し怖いくらいだ。彼の人となりを知らない澪田さんは一層そうだろうけど。それでも、ごまかしたりせずにちゃんと答えてくれた。

澪田「あー……唯吹は、真面目なヤツってニガテなんっすよ。だって、人を型にはめようとするじゃないっすか。でも、型にはまっちゃったら唯吹は唯吹じゃなくなっちゃうし。たとえ、それで人と衝突することになっても。唯吹は唯吹のままでいたいんす」

澪田「そりゃ、真面目に生きてたほうが先生とかの受けはいいんだろうけど……それで自分を見失っちゃったら、意味ねーっすから」

不二咲「それは……!」

 違うよ、とボクが言おうとしたとき。ドアががらり、と開いて、使われていないはずの教室に人が入ってきました。


九頭竜(妹)「あら、先客?」

 彼女は確か、”超高校級の極道”の九頭竜さん。ボクたちと同じ78期生だけど、クラスが違うのであんまり話したこともないのだけれど……

 そんなことより。彼女が、手に握っているのは、大きなハサミと……人の頭。

澪田「蜜柑ちゃん!?」

 髪の毛を鷲掴みにして、引きずるようにして。ぐったりした女の子の頭を掴んでいました。

九頭竜「悪いけど、場所開けてくれる? 今からここでコイツの断髪式をするから」

澪田「そんなことっ……!」

石丸「待ちたまえ」

 食って掛かろうとする澪田さんを手で制すると、石丸くんはボクたちをかばうように一歩前に出た。

石丸「その断髪式、とやらは彼女が望んでいることなのか?」

九頭竜「あは。そんなわけないじゃん」

石丸「ならば見過ごすわけにはいかない。その手を放して、即刻この場から立ち去りたまえ」

不二咲「い、石丸くん……彼女、確か」

 ボクは石丸くんの袖を掴み、小声で話しかける。九頭竜さん。彼女は、”超高校級の極道”で、日本最大級のヤクザ、九頭竜組の跡取りと目されてる人だ。かなり手酷いイジメを行っているけれど、その背後にある組が怖くて先生でも注意できないのだという。

九頭竜「その子の言うとおり……私は、アンタなんか簡単に簀巻きにして海に沈められるのよ。見ないフリしてどっかに行ったほうが利口だと思うけど」

 九頭竜さんは、ゾクリとするほど冷たい口調でいう。その目は、完全に本気だった。”超高校級の極道”の、本気の恫喝。ボクは、思わず縮み上がってしまう。

 それでも。

石丸「もう一度言う。その手を放して、即刻この場から立ち去りたまえ」

 石丸くんは、先ほどと変わらぬ口調で、しっかりと彼女の目を見据えて言うのだった。


九頭竜「……アンタ、なんていうの?」

石丸「石丸清多夏。僕の名前は、石丸清多夏だ」

九頭竜「ふうん……石丸、このことは覚えとくから」

 そう言って彼女は女の子を乱暴に投げ出すと、踵を返して帰って行きました。

澪田「罪木ちゃん! 罪木ちゃん、大丈夫っすか?」

 澪田さんは心配そうに女の子にかけよります。

罪木「ううぅ……あれ、澪田さん?」

澪田「ああ、よかった! もう大丈夫っすからね!」

 そう言って彼女の首に嬉しそうに抱きつく澪田さん。その様子を見て、石丸くんは安心したように息を吐き出すと

石丸「それでは、あとで立て看板を取りに来たまえ。とりあえず僕たちの教室に置いてあるが、場所をとって仕方がない」

 そう言って、教室を出ようとします。ボクは、慌ててその後を追いかけました。




澪田「待つっす!」

 澪田さんが、後ろから声をかけます。

石丸「……なんだい」

澪田「唯吹は、あの時……少しだけ、自分を曲げてしまいそうになったっす。友達が酷い目にあってるのに……助けて、あげられなかったかもしれないっす」

 そう言って澪田さんは、腕の中の女の子を守るように、ぎゅっと抱きしめます。当の女の子は、まだ状況がよくわかっていないようでキョトンとした顔をしてるけど。

澪田「今まで、唯吹は真面目になるって、自分を曲げることだ、って思ってたけど……真面目だから、人とぶつかることもあるんっすね。それでも、アンタはそれを貫き通してきたんっすね」

石丸「…………」

 石丸くんは何も答えず、ただ、黙って澪田さんの言葉を聞いていた。

澪田「唯吹は……個性的なヤツ、好きっすよ。それで、他の人から疎まれることになっても、自分を貫き通してるヤツは……風紀委員は好きになれないけど。アンタのことは、嫌いじゃないっす」

石丸「……なにか困ったことがあったら、一年の教室に来たまえ。この石丸清多夏、希望ヶ峰学園の生徒のためなら助力を惜しまない覚悟だ!」

 そう言って石丸くんは、いつもと同じ、キビキビとした足取りで歩み去っていくのでした。

次の三人

>>21,22,23

残姉


 やあ。ボクの名前は、苗木誠だ。”超高校級の幸運”でこの学校に入ってきたボクだけど……時には、”超高校級の不運”の間違いじゃないか、そう思いたくなるときもある。コレも、ボクのそんな不幸エピソードの一つだ。

苗木「あー。あっついな、しかし」

 まだ六月だというのに、太陽は燦々と照り、地面はボクたちを炒る大鍋になってしまったように熱を放射する。夏の始まりを感じさせる日だった。今日は土曜日。本当なら、学校に来なくていい日なのだけれど……運悪く、先生にプリントの整理を命じられて、呼び出されたボクは、仕事を終えて宿舎に帰る途中だった。

 損な仕事ばかり押し付けられて、何が”超高校級の幸運”だ、なんて毒づきたくもなるけど……他の皆は、休日だろうと、その才能がために忙しいのだから仕方がない。現にグラウンドでは運動系の才能を持つ皆が所狭しと動き回っているし、校舎の影では……

苗木「……いいなあ、あれ」

 ボクの目線の先には非常階段の下で機械いじりをしている一人の男子生徒の姿があった。正確に言うと、その頭が、だ。

左右田「ふい~。このプラグはまだ使えそうだな……一回バラして、掃除してもう一回組み込んで……オイ、なに見てんだよ」

 ぼーっと眺めていたら、ふと顔をあげた彼と目が合ってしまった。紫に染められた髪に、ギザギザの歯。大和田くんほどじゃないにせよ、相当厳つい人相だ。

苗木「いや……その。それ、良さそうだなあって」

 暑さにやられ、言い訳する気力もなかったボクは素直に見ていたものを指さす。つまり、


左右田「あ? この個人用扇風機がか?」

 そう。彼の頭には、自分に向けて風を送る小さな扇風機がくっついていた。ちゃんと首振り機能までついている。

左右田「オメー、見ない顔だな。何年だ?」

苗木「77期、”超高校級の幸運”の苗木誠です」

左右田「ゲッ! オメー、あの枠なのかよ!」

 なんの才能も持たない”超高校級の幸運”として、軽んじられることは多々あれど、ここまで明確な拒否反応を示されたのは始めてかもしれない。ちょっと傷つくなあ……

苗木「あの、なにか……?」

左右田「……いや、見たところオメーはまともみたいだな。あ、いや、でもアイツも初めて会ったときはまともっぽかったし……」

 あー、うー、と頭を抱えて唸り声をあげている。

苗木「それで、ええっとあなたは……?」

左右田「え? ああ、悪いな。俺は78期の”超高校級のエンジニア”左右田和一だ。センパイだからな、敬語使えよ」

 そう言って左右田先輩は親指でぐいと自分を指差す。怖そうな見た目だけど、それほど悪い人じゃなさそうだ。


苗木「あ、じゃあそれもしかして」

左右田「そう、俺様の自作。どうしても外で作業しなきゃなんねーからな、両手もふさがってるし。少しでも暑さをしのげるようっていうアイデアよ」

 よくみると、元はガラクタだったのか、色も質感も違う様々な部品が組み合わされてできているのがわかった。流石は”超高校級のエンジニア”だ。

苗木「凄いですね、それ」

左右田「そうか? へへっ、まあそれほどでもねーけどな。こんなん、すぐ作れっし。よかったらお前にやるよ」

苗木「ええっ! 本当ですか?」

左右田「おう。後輩には優しくしねーとなァ。どれ、ちょっとバンドの長さを調節しねーと」

 そう言って左右田先輩は自分の頭から扇風機を取り外すと、ボクの頭に巻き付け始めた。

左右田「よし、これで完成! バッテリーは水素燃料を使ってるからな、それほど重くねーだろ?」

苗木「あれ? でも全然風が来ないような……」

左右田「いや、ちゃんと羽は回ってるぞ?……あ、なるほど。向きが逆なんだ」

 どうやら、風はボクの前に向かって吹き出ているらしい。と、そこへ



戦刃「苗木くん。なにしてるの?」

 上から声をかけられた。顔をあげると、非常階段の上にクラスメートの戦刃さんが立っていた。

苗木「あ、戦刃さん。ボクは、プリントの整理の手伝いだよ。そっちは?」

戦刃「私は……休みって、初めてだから。どうしていいか、わからなくて。それで、もしかしたら苗木くんに会えるかもって」

左右田「なあオイ! 誰だ? 俺にも紹介してくれよ!」

 戦刃さんの言葉に重ねるように左右田先輩が言った。お陰で最後の方は聞き取れなかったな……

苗木「ああ。ボクのクラスメートで、”超高校級の軍人”の戦刃むくろさんです。戦刃さん、こちら”超高校級のエンジニア”の左右田先輩……」

 喋りながら、非常階段を降りてきた彼女の方へ振り向く。その瞬間


 ぶわっ

苗木「あ……」

戦刃「…………………」

左右田「…………………」

戦刃「……見た?」

 戦刃さんが、蚊の鳴くような声で尋ねる。その表情は、一見いつもとかわりなく見えるけれど……ボクにはわかる。あれは、恥ずかしがっている表情だ。

苗木「い、いや! なんにも見てない! ね、センパイ!」

左右田「お、オウ! ちょうど目にゴミが入って」

戦刃「……嘘」

 戦刃さんはそう言って、ポケットに手を差し込むと

左右田「なあ、苗木」

苗木「はい」

左右田「お前、この娘のこと、なんて言ったっけ?」

苗木「戦刃むくろさん、”超高校級の軍人”です」

左右田「だよな。それで、今その”超高校級の軍人”がポケットから取り出したのって」

苗木「ナイフですね」

左右田「だよなー。ナイフに見えるハンカチかなにかじゃないよな。」

苗木「だったらよかったんですけどね」


戦刃「安心して、苗木くん」

 戦刃さんが、平坦な口調でしゃべる。いつもと変わらないように聞こえるけれど、ボクにはわかる。わかってしまう。あれは

戦刃「痛くないよう、一瞬ですませるから」

 テンパッてわけがわからなくなってる声だ!

苗木「ちょ、待って! 戦刃さん、落ち着いて! 危ない! 危ないから!」

>>31,32,33

投下は明日

豚神

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月13日 (金) 11:33:32   ID: lwU5mTM2

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