ー数日前

中村「おい東雲！」

なの「あ、中村先生。どうしたんですか？」

中村「いや…ビスケットを作ったのだが量が多すぎてな…少し貰ってくれないか？」

なの「ビスケットですか！いいですねー」

中村(よし、かかった！)

中村(今日こそこの変な薬入りのビスケットで捕獲してやる…！)

なの「では、少しいただいていきます！」

中村「そ、そうか。なんだ、その…今食べていかないか？」

なの「ええっと…もうすぐ授業始まっちゃいますし……お家で食べさせていただきますね！｣ﾀﾀﾀ

中村「お、おう…」

中村(行ってしまった…)

1-Q教室

ゆっこ「なのちゃんおかえりー！遅かったねー」

なの「すいません！ちょっと中村先生とお話してて…｣ｱｾｱｾ

みお「あれ？その持ってるのって…」

ゆっこ「ビスケット！？おいしそー！！」

なの「中村先生に頂いたんですよー。皆さんもいかがですか？」

ゆっこ「もらうもらうー！」

。。。

。。

。


ゆっこ「もしかしてあの時の…？」

ゆっこ「そんなまさかね……」

ゆっこ「……」

ゆっこ「学校どうしよう……」

♪ｶｶｶｰﾀｶﾀｰｵﾓｲｰ

ゆっこ「あれ、電話だ」

ﾋﾟｯ

みお『もしもしゆっこー？』

ゆっこ「もしもしー…」

みお『うわっ声ひくっ！どしたのゆっこ？風邪？』

ゆっこ「いやぁ……なんといいますか…」

みお『学校遅刻しちゃうよ？はやく行こー』

ゆっこ「みおちゃん…驚かないで聞いてくれる？」

みお『何？急に改まって…あんた本当にゆっこなの？』

ゆっこ「ひどいなもー！…実はね…」


ゆっこ「私…男になったみたい」

みお『』

みお『……あんた…やっぱ馬鹿なんじゃないの？』

ゆっこ「ひどっ！ホントなんだよ！！信じられないけど！！」

みお『うーん……そうだ！』

ゆっこ「？」

みお『ちょっと「俺に触るんじゃねえっ…！」ってカッコ良く言ってみてよ！』

ゆっこ「えっ」

ゆっこ「お、俺に触んじゃねぇ……」※低音ボイス

みお『ゆっこ…疑ってごめんね』

ゆっこ「うん…なんかみおちゃん怖いよ…」

みお『録音も済ませた事だし、とりあえず学校行こー？休むわけにもいかないし…』

ゆっこ「うん…あ、でも」

みお『？』

ゆっこ「制服…男なのに」

みお『あっ』

みお『いつもので行くっきゃない！』

ゆっこ「えー…スカートもっこりしちゃうよー…」

みお『…っていうか学ランあったとしても先生になんて言うのよ？』

ゆっこ「そうだけど…ちぇ、仕方ないかぁ」

みお(女装男子か…)

ーその頃 ゆっこ家前

麻衣(遅いなー…ゆっこ)

麻衣(いつもならそろそろ出てくる時間…)

麻衣(……)

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ゆっこ「ひゃっ！？」

みお『どしたの？』

ゆっこ「いやあ…誰か来たみたいでさ…一旦切るね？」

みお『はいはい。早く来なさいよー』

ﾌﾟﾂｯ

ゆっこ「それにしてもこんな時間に誰だろ…？」

ゆっこ「はいはーい今いきますよーっと」

ｶﾞﾁｬ

麻衣「…｣ﾋﾟｰｽ

ゆっこ「麻衣ちゃん！スラマッパギー！」

麻衣「…スラマッマラム…。…？」

麻衣「ゆっこ…ちょっと｣ｽｯ

ゆっこ「へっ？｣

ぽふっ

ゆっこ「えっ…と｣ﾊﾟｲﾀｯﾁ

ゆっこ「ななななななな！！？///｣ﾎﾞﾌﾝ

麻衣「…やっぱり……ない」

ゆっこ「ひどいよ麻衣ちゃ…ってそっか！私男に…」

麻衣「なってたんだ…？」

ゆっこ「そうだけど！いやいやな、なんで分かったの！？」

麻衣「…雰囲気」

ゆっこ「流石だなあ…」

麻衣「学校…行こ」

ゆっこ(動じないな…)

ゆっこ「ちょっと待っててねーちゃちゃっと着替えちゃうから！」

。。。

。。

。

ー時定高校

ゆっこ「みおちゃんなのちゃんスラマッパギー｣ﾋﾞｼｯ

麻衣「…パギ」

みお「あっ、ゆっこー麻衣ちゃんー。おはよー」

なの「おはようございます！…相生さんイメチェンしました？」

ゆっこ「いやあーははは…」

ゆっこ(くぅぅーっなんか猛烈にはずかしいーっ！！！)

ゆっこ(スカート大丈夫かな？浮いてないかな？)ｿﾜｿﾜ

なの「？ 相生さんどうしたんですか？スカート抑えて……」

ゆっこ「ななななんでもないよ！｣ｱｾｱｾ

みお(これはなかなかいいシチュかもしれない)

ゆっこ「みおちゃん…何ニヤニヤしてんの」

みお「！！…いや…楽しそうだなあってね！｣ｹﾞﾌﾝ

ゆっこ「もー…こっちの身にもなってよお…」

麻衣「…私はどっちのゆっこも好き」

なの「！？///」ﾌﾟｼｭｰ

みお「ちょっ…なのちゃん！？」

なの「」Q

みお「なのちゃん…真っ赤になって止まっちゃったよ」

ゆっこ「も、もう！麻衣ちゃんが恥ずかしいこと言うから！///」

麻衣「本心」

みお「ガチだこりゃ」

ゆっこ「ところでさ」

みお「？」

ゆっこ「トイレ行きたいんだけど」

麻衣「…」

ゆっこ「……どうしよ」

みお「……」

麻衣「……」

なの「」Q

ゆっこ「……えっと」

みお「…とにかくやるっきゃない！」

安中(えええええええ！？？)

。。。

。。

。

ゆっこ「…ついに来てしまった……」

ゆっこ「男たちの園…」


ゆっこ「男子トイレに……！！」

ゆっこ「…いざ行かん！｣ｻﾞｯ！


中之条「」

田中「」

ゆっこ「う」

高崎「……相生…女子便はあっちだぞ」


ゆっこ「……しゅ、しゅみませんでした！！｣ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

ゆっこ「…ひー……｣ｾﾞｰﾊｰ


ゆっこ(……ていうか冷静に考えたら…)

ゆっこ(この制服で男子トイレ入ったら変態じゃん……)

ゆっこ(……死にてー…)

ー女子トイレ

ゆっこ(……はぁ)

ゆっこ(なんでこんなことに…)

ゆっこ(視線が気になってしょうがないよ…)


ゆっこ(……田中…デカかったな)

ゆっこ(……)ﾁﾗ

ゆっこ(…変わった形してるな…)ﾎﾞｰ


ゆっこ(……)ｻﾜ…



ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ！
ﾁｮｯﾄｰｵｿｲﾝﾀﾞｹﾄﾞｰ

ゆっこ「ご、ごめんごめん今出るから…」

。。。

。。

。

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

ｶﾞﾔｶﾞﾔ

ゆっこ「ーーーーーっ」

ゆっこ「…っぷはあっ！やっと終わったぁあ！！」

麻衣「おつかれ、ゆっこ」

みお「どうだった？男の体は」

安中(男の体！？！)

ゆっこ「いやぁ～…すっごい疲れたよ…なんせこんなの始めてだし…」

安中(始めて！？！)

みお「まあ何事もなくて良かったよｰ｣ﾊﾊ

麻衣「…それは何事かを期待している目」

みお「いやあ」

ゆっこ「……ていうか」

ゆっこ「大事な事忘れてた！！元の体に戻る方法は！！？｣ｶﾞﾀｯ

みお「ああ…｣ﾎﾞﾍｰ

ゆっこ「リアクション薄すぎるよ！！一大事だよ！！」

なの「」Q

ゆっこ「いやなのちゃんまだ気絶してたのかよ！！」

なの「」Q

麻衣「刺激が強すぎた」

みお「…ねえゆっこ、はかせに頼んでみようよ！」

ゆっこ「あっ、そっか！はかせははかせだもんね！」

みお「まずその前になのちゃんを起こさないといけないけど…」

なの「」Q

。。。

。。

。

ー東雲家

ゆっこ「おっじゃまっしまーす！」

みお「…結局なのちゃん起きないままなんだけど…っていうかなのちゃん重いんだけど…｣ｵﾝﾌﾞ

麻衣「…見事な筋力」

はかせ「なのおかえりー…あれーゆっこだー！」

ゆっこ「はかせー！スラマッパギー！」

みお「結局それ何語なのよ…」

なの「」Q

はかせ「なんでなの寝てるの？起きてよなのｰ｣ﾕｻﾕｻ

なの「…あれ！？」

麻衣「…」

なの「あれ？あれ！？私確か学校で…｣ｷｮﾛｷｮﾛ

麻衣「…スラマティンガル」ﾋﾞｼ

ゆっこ「ちょっと麻衣ちゃん！バイバイしてどうするのさっ」ﾋﾞｼ

みお(夫婦漫才か…)

はかせ「ゆっこたちどうしたのー？」

なの「あっ、みなさんとりあえず奥へ｣ｻｻ

。。。

。。

。

はかせ「男になっちゃった？ってどゆこと？」


ゆっこ「まあその…なんというか…生えたというか…｣ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

はかせ「なになに？お花？みせてー！」

みお「…席外した方がいい？」

。。。

。。

。

ー東雲家玄関

みお「なんか居た堪れなくて出てきちゃった…」

麻衣「…ちょっと見てみたかった｣ﾎﾞｿｯ

なの「み、水上さん！｣ｶｧｰ

ー東雲家茶の間

ゆっこ「…えーっと…」

はかせ「ねー見せて見せてー！｣ｷﾗｷﾗ

ゆっこ(なんだかアウトな気がする)ﾁﾗ

はかせ「ねーゆっこー」ｷﾀｲ

ゆっこ「うっ……び、びっくりしないでよ？」

はかせ「うん！」

ゆっこ「うぅ…そ、それっ！｣ﾊﾞｯ！


はかせ「……」

ゆっこ「……」

はかせ「…なにこれ｣ｹﾞｿ

ゆっこ(なんだろう死にたい)

はかせ「へんなかたちｰ｣ﾂﾝﾂﾝ

ゆっこ「ひゃ！///」

ゆっこ(なにこの感じ…やばいかもしれない)ｺﾞｸﾘ

はかせ「にぎにぎｰ｣ｷﾞｭｯｷﾞｭ

ゆっこ「ちょ…や、やめてよもー恥ずかしいなぁ｣ﾄﾞｷﾄﾞｷ

はかせ「なんかひくひくしてるー｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ゆっこ「はかせ…ちょっと…///｣ｶｧｧ

はかせ「ゆっこ顔赤いよ？大丈夫？息ふーふーしなきゃ！｣ﾌｰﾌｰ

ゆっこ「うぁ！？//」

ゆっこ(すべすべした手の感触が…！)ﾑｸﾑｸ

はかせ「またあったかくなった！もっと冷まさないとだめかな？」

ゆっこ「ひぃ」

はかせ「お口で冷やしてあげる！あーむっ｣ﾊﾟｸｯ

ゆっこ「んぁっ！？//」


終わりが見えないんだけどどうしようか
誰かここからの展開選んで下さい

1.はかせとゆっこ♂の濃厚4.5牛乳
2.麻衣ちゃん乱入
3.その他

んじゃあ2で方向を戻す感じに



ー東雲家玄関

麻衣「…あっ」

みお「どしたの麻衣ちゃん？」

麻衣「…弥勒菩薩…茶の間に忘れた」

なの「み…みろくぼさつですか？」

麻衣「…」ｺｸ

みお「とっておいでよー。あれ大事なものなんでしょ？」

麻衣「…取ってくる｣ﾀﾀﾀ

なの「いってらっしゃーい」


ー東雲家茶の間

ｶﾞﾗｯ

ゆっこ「」

はかせ「？」

麻衣「…………」

麻衣「………ゆっこ？」ﾒｶﾞﾈｸｲｯ

ゆっこ「……ひゃ、ひゃい｣ｾﾞｰｾﾞｰ


麻衣「……はかせ？」ｶﾐﾉｹﾌｧｻｯ

はかせ「んぅ？」


麻衣「……｣ｽﾃｽﾃ

ｸﾞｲ

はかせ「？」

ﾁｭﾎﾟｯ

ｽﾄﾝ

麻衣「…口の中にこんなの入れちゃダメだよ」

はかせ「へ？どゆこ…」

ｼﾞﾄｯ

はかせ(……このおねーちゃん目が怖い)ﾌﾙﾌﾙ


麻衣「…｣ｽﾃｽﾃ

ゆっこ(ひぃ来る)


麻衣「…ちょっとあっちで話…」

ゆっこ「……ﾜｶﾘﾏｼﾀ」

。。。

。。

。

ゆっこ「……｣ﾎﾟｸﾎﾟｸ

麻衣「……｣ﾎﾟｸﾎﾟｸ

ゆっこ｢……あのー麻衣…ちゃん｣ﾎﾟｸﾎﾟｸ

麻衣「……｣ﾎﾟｸﾎﾟｸ

ゆっこ「……無言で弥勒菩薩で叩くのやめて……｣ﾎﾟｸﾎﾟｸ

麻衣「……｣ﾎﾟｸﾎﾟ…

ゆっこ「………」

麻衣「…ゆっこ｣ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

ゆっこ(ペチペチに変わった…)ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

麻衣「…何してたの？｣ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

ゆっこ「ええと…それはそのぉ……｣ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

麻衣｢……｣ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

その頃
ー東雲家玄関

みお「麻衣ちゃん遅いなあ…」

なの「もしかして迷ってるのかも……」

みお「そんなに広いの！？この中！？」

なの「というよりも…はかせが変な隠し部屋とか作ったりしてるので」

みお「なのちゃん家すごいなー……ていうかはかせがすごいのか｣ﾎｰ

…ｺﾞｽﾝｺﾞｽﾝ

みお「……ところで…なんか変な音聞こえない？」

なの「家の中からですね……」

…ｺﾞｽﾝｺﾞｽﾝ

…ｺﾞｯｽﾝｺﾞｯｽﾝ

…ﾄﾞｺﾞﾝﾄﾞｺﾞﾝ！

みお「どんどん強くなってってない！？」

なの「行きましょう！！｣ﾀﾞｯ

。。。

。。

。

みお「……」

なの「……」

麻衣「……｣ﾄﾞﾄﾞﾝﾄﾞﾄﾞﾝ

ゆっこ「」ﾄﾞﾄﾞﾝﾄﾞﾄﾞﾝ


みお(えええええええええっ！！？！)

なの(えええぇえぇえええっ！！！！！？？)

みお(ちょっと待ってちょっと待ってなにこれどゆこと)

なの(下半身丸出しの相生さんを無心に弥勒菩薩で叩き続ける水上さん…？)

みお(いや…これはもう叩くってレベル超えてるよ！！)

なの(これ……本格的に…)

みおなの(アゲインスト…！！)

麻衣「……｣ﾌｰ

ゆっこ「」

みお「…えっと…麻衣ちゃん？｣ｱｾｱｾ

麻衣「…あれ…2人とも…居たんだ」

なの「あ、はいあのその……｣ｱｾｱｾ

麻衣「……これ…？…おしおき…」


ゆっこ「」←これ

みお(いい死に顔してやがる…)

なの(相生さんの元気だった姿…忘れませんよ…！)

ゆっこ「」ﾋﾞｸﾝ！

みおなの「！？｣ﾋﾞｸｯ

ゆっこ「」ﾕﾗﾕﾗ…


みお「あっ！…あれ…！」

なの「下半身が……つるつるになってく…？」

ゆっこ「」ｽｰ…



みおなの「………なくなった…？」

みお「……もしかして」

なの「戻った…！？」

麻衣「…みたい」

ゆっこ「」

なの「や…やった！」

麻衣「おめでたい」


みお「…当の本人は三途の川だけどね…」

ゆっこ「」

。。。

。。

。

……ｯｺ…

…ﾕｯｺ…


…

みお「ゆっこ！！！！｣ﾊﾞﾁﾝ

ゆっこ「はぴっ！？？！」


なの「やっと起きた…」

麻衣「強敵だった」

ゆっこ「えっ…なになに？なんか記憶飛んでるんだけど…」

みお「はい、鏡」ｽｯ

ゆっこ「？」



ゆっこ「……」

ゆっこ「！！！」

ゆっこ「なっ……なにこのタンコブ！？？！｣ｶﾞｰﾝ


みお「そっちじゃねーよ！！！！｣ﾍﾞﾁﾝ

ゆっこ「はぴっ！！！？」


麻衣「正直やりすぎた」

なの「すごい音してましたもんね…」

みお「じゃなくて……もっと下」

ゆっこ「下？……」

ゆっこ「あっ……！なくなってる……！？」

みお「ねっ｣ﾆｺｯ

ゆっこ「胸も……ある…！｣ｻﾜ

なの「えっ？」

ゆっこ「えっ？」

麻衣「胸に関してはノーコメント」

ゆっこ「えっ」

ゆっこ「とっ……とにかく…戻ってる！」

なの「良かったですね！｣ﾆｺ

麻衣「…｣ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ


みお「…とりあえず服着なよ」

ゆっこ「あっ｣ｶｱｱｱ

。。。

。。

。

ー翌朝

ゆっこ母「祐子ー！早く起きて着替えなさーい」

ゆっこ「ふぁーいっ…」

ゆっこ「……ふｰ｣ﾇｷﾞﾇｷﾞ

ゆっこ「…｣ｼﾞｯ

ゆっこ「…いざなくなると寂しいかも…なんて」

♪ｼﾞｮｰｼﾞｮｰﾕｰｼﾞｮｰﾊﾞﾝｼﾞﾏｼﾞｶｲﾁｮｰ

ゆっこ「あれ？電話だ」

ﾋﾟｯ

ゆっこ「おはよー！どしたのみおちゃん？」

みお「実は…」



みお「私…男になったみたい……」


おわり