京子「私、結衣のこと好きかもしんない」(145)
代行ID:BcJKD90B0
いい百合をお願いします
京子「よっ!ほっ!」
結衣「落ちて怪我すんなよー?」
京子「だいじょーぶだってー、昔から遊んでる公園だよ?私の庭みたいなもんだよ」
結衣「昔はそんな遊び方できなかったけどな」
京子「そうだっけ?よっ!」
結衣「そうだよ、ジャングルジムなんて2段目までしか登れなかったじゃん」
京子「へぇ~」
結衣「そんな他人事みたいに……ブランコも飛べてなかったしな」
京子「昔の私は若かったなぁ~」
結衣「中学生がなにを言うか」
京子「でも今はほら、じゃじゃーん!ジャングルジム制覇ー!」
京子「この公園は私がもらったー!」
結衣「庭だったんじゃないのか」
京子「よっと!」チャクチ
京子「ウルトラC!」ババーン
結衣「6点」
京子「辛口!」
京子「ちぇ~、結衣は遊ばないのかー?」
結衣「もう遊具小さいし……まともに遊べるのブランコくらいかなぁ」
ジャングルジム2段までしか登れない京子ちゃんとか可愛すぎ
今も可愛いけど
結衣「っと」キィ・・・キィ・・・
京子「結衣はブランコ好きだなぁ」
結衣「そう?」
京子「そうだよ。靴飛ばしとかやってたじゃん」
結衣「あー、あったなぁ」
京子「いつも結衣が1番だった」
京子「っほ」キィ・・・キィ・・・
結衣「それであかりがいっつも靴なくすんだよ」
京子「そうそう!暗くなるまでずっと探す時間だった」
結衣「結局別の遊具の上にひっかかってたりしてさ」
京子「あかりは昔からあかりだなぁ」
京子「お星様になってても私たちのこと覚えてくれてるかな……」
結衣「死んでねーよ」
京子「でもさ~……おっ?」グゥ~
京子「腹減った!」
結衣「突然だな。でもそろそろ暗くなるし買い物して帰るか」
京子「今日はなに作んのー?」
結衣「ん~……京子はなにがいい?」
京子「結衣が作るもんならなんでもいいよー!」
結衣「それが一番困るんだよ……まぁ買い物しながら決めるか」
京子「よっしゃいくぞー」
結衣「はいはい」
スーパー
結衣「さて、と」
京子「さすがにこの時間は人多いな~」
結衣「夕方はだいたい混むだろうな」
京子「スーパー超~人多いな~スーパーだから」
結衣「京子」
京子「はい」
結衣「カゴ取って」
京子「はい」
京子「今のはスーパーと超をかけた高度なギャグで――」
結衣「聞いとらん」
結衣「なに作ろうかな~」
結衣「京子は――」
京子「なんでもいいよ!」
結衣「だよなぁ……」
結衣「このあいだカレー作ったばかりだし……いつも同じのってのは……」
結衣「ん~……あっ、シチューとかどう?」
京子「あぁ!」
結衣「え、なに?」
京子「結衣!結衣さん!結衣様!!」
結衣「なんだよ」
京子「最高!!」
京子「ここはシチューだよ!シチューしかないよ!シチュー万歳!」
結衣「落ち着け」
京子「完全に切り替わったよ、私は今全身からシチューを要求している!」
結衣「そうか、じゃあカレーにするか」
京子「えぇ!?」
結衣「冗談だよ、私もシチュー食べたい」
京子「冗談きついぜ結衣にゃん~」
結衣「ほら、材料集めるぞ」
京子「ほ~い」
京子「結衣ぃ~」
結衣「んー?」
京子「ラムレーズン」
結衣「はいはい、取ってきなよ」
京子「へへ!さっすが結衣!」
結衣「まったく、よく飽きないな」
京子「飽きるわけないじゃーん!10個くらい買っていい!?」
結衣「ダメ、1個だけな」
京子「えー!?結衣ぃ~」
結衣「あーもう、じゃあ2個な!2個だけ」
京子「えへへ!行ってくる!」
結衣「ったく……」
京子「取ってきたー」
結衣「なぁ京子」
京子「ん?」
結衣「じゃがいもとカボチャどっちがいい?」
結衣「シチュー」
京子「あーそっか……ん~~~……」
結衣「どっちもうまいんだよなぁ……」
京子「……カボチャで!」
結衣「はいよ」
京子「10月だしな!ハロウィン!」
結衣「なるほど……」
京子「結衣は吸血鬼とか似合いそうだな~」
結衣「着ないぞ……?」
京子「着たいのか!?」
結衣「だから着ないって言ってるだろ」
京子「結衣はツンデレだからな~」
結衣「ラムレーズン片付けてくるぞ」
京子「ああん!ごめん~」
結衣「もう……」
京子「うひゃ~外もう真っ暗じゃん……」
結衣「う……寒いな」
京子「だな~もう冬っすよ」
結衣「もうこたつ出すかなぁ……」
京子「おー!いいね!」
結衣「うぅ……はやいとこ帰ろう」ブルッ
京子「結衣さん、私のお手を……」
結衣「ん?なに?」
京子「こうすれば暖かいだろー」ギュ
結衣「あ……」
京子「へへっ」ニコッ
結衣「……」ドキッ
結衣「……は、腹減っただろ、はやいとこ帰ろう」
京子「そだなー」
京子「ふぃ~とうちゃーく」
結衣「もうこんな時間か……」
京子「結衣!まずは手うがな!」
結衣「ん、あぁ」
京子「風邪ひいたら大変だぞ!」
結衣「そうだな」
京子「遊べなくてつまんないからなー」
結衣「そこかよ」
結衣「じゃ私夕飯つくるからさ、京子こたつ出しといてよ」
京子「りょ~かい~」
京子「よっし完成~」
京子(結衣のほうはできたかな~)
結衣「……」トントンカチャカチャ
京子(いい匂いが……)
京子「へへ、ゆ~い~」ダキッ
結衣「うわっ?な、なんだよ」
京子「こたつ出したよん」
結衣「ん、さんきゅ」
京子「これで冬も乗り越えられますなぁ」
結衣「こっちももうすぐシチューできるから、食器用意しといて」
京子「ほ~い」
京子「いただきま~す!」
結衣「いただきます」
京子「……」モグモグ
結衣「……」モグモグ
京子「ん~~~~~!」
京子「んまいっ!!」
京子「うまいよ~!ゆい~!」
結衣「それはよかった」
京子「シチューってなんでこんなにうまいんだろうか」
結衣「さぁ?白いからじゃない?」
京子「……」
京子「……ふむ」
京子「……なるほどね」
京子「それはちょっと盲点だったな」
結衣「おかわりいる?」
京子「くれ!」
京子「ごちそうさま~」
京子「っぷはぁ~食った食った~」
結衣「おそまつさん」
京子「うまかったぜぃ結衣さん」
結衣「そうか」
結衣「じゃ、食器洗ってくるから」
京子「うす」
結衣「お風呂のスイッチ入れといて」
京子「おっけー」
結衣「それ終わったらラムレーズン食べていいから」
京子「おおぅ……結衣さん流石やでぇ……」
京子「は~こたつぬくいぜ~」
結衣「ほら、ラムレーズン」
京子「おぉ、サンクス」
結衣「お風呂いつ入る?」
京子「ん~もうちょっとだらだらしてからでいい」パクパク
結衣「それ食べたらすぐ入りなよ」
京子「え~、こたつから出たくない~」
結衣「お前すぐ眠くなると思うぞ?」
結衣「だから先に入っとけ」
京子「……結衣さんご一緒にどうです?」
結衣「ばか言ってないで早く入ってこい」
京子「へ~い」
京子「ふ~、いい湯だったぜぃ」ホクホク
結衣「じゃ私次入ってくるから」
結衣「適当にくつろいでて」
京子「うぃ」
結衣「ゲームしててもいいよ」
結衣「あとラムレーズン冷蔵庫な」
京子「あいよ~」
結衣「ふぅ……」ホクホク
京子「おっかえり~」
結衣「なにしてたん?」
京子「ん~テレビ観てた」
結衣「おもしろいのやってる?」
京子「なんか世界の絶景百選ってのやってる」
結衣「ふ~ん」
結衣「よいしょっと……」
京子「はー、こたつは素晴らしいですなぁ……」ヌクヌク
結衣「そうだな」ヌクヌク
京子「は~……」ヌクヌク
結衣「……」ヌクヌク
結衣「あ……お茶飲む?」
京子「おおぅ……いいねぇ」
結衣「緑茶でいいだろ?」
京子「うむうむ」
京子「あーついでにラムレーズン取ってきて」
結衣「あれ?まだ食べてなかったんだ」
京子「ん~結衣がきてから食べようと思って」
結衣「なんだよそれ」
京子「はー……」
京子「……」ジー
結衣「……」カチャカチャ
京子(……あー)
結衣「……」カチャカチャ
京子(……そっか)
京子(……うん)
京子(私、結衣のこと好きなのかもしんない)
京子(……ふ~ん)
京子(……)
京子(……こたつあったけ~)
京子「はぁ……」
結衣「なんだよため息なんかついて」
京子「いや、こたつあったけ~な~って思って」
結衣「ふ~ん……ほい、ラムレーズン」
京子「さんきゅさんきゅ」
結衣「……もう眠いのか?」
京子「ん~?別に~」
結衣「そうか」
京子「お茶うまい……」ズズ
結衣「……そだな」
―――――――
―――
京子「次どこ行けばいいんだー」
結衣「まだ見てない部屋あるんじゃない?」
京子「え~けっこう見て回ったけどなぁ」
結衣「あの宝箱があった部屋とか?」
京子「あー……それかなり前じゃん」
京子「場所覚えてねーよー」
結衣「ほら、いったん下降りてから」
京子「うへぇ……超遠回り……」
京子「てゆーか回復ないから敵に遭ったらやばくね」
ピロローン
結衣「あ……」
京子「逃げれるか……?」
デーデレデーデデー
結衣「あーあー」
京子「死んだ~」
結衣「あー……」
京子「……ふわぁ~」
結衣「……そろそろ寝るか」
結衣「電気消すぞ」
京子「う~っす」
パチッ
結衣「んしょ……」モゾモゾ
京子「……」
結衣「……」
京子「……結衣ー」
結衣「ん?」
京子「……なんでもない」
結衣「なんだよ」
京子「……」
結衣「……?」
京子「今日さ、ふと思ったんだけどさ」
結衣「……」
京子「……」
結衣「……うん」
京子「私、結衣のこと好」
京子「……」
京子「好きかも、しんない」
結衣「え?」
京子(おおぉ……)
京子(思ってたよりはずいぞ……!)バサッ
結衣(京子が布団をかぶってしまった)
京子「~~~~!!」モゾモゾ
結衣「っぷ!あはは!」
京子「……笑うなよぉ」
結衣「ごめんごめん」
結衣「……は~」
結衣「私も好きだよ、京子のこと」
京子「……ほんと?」
結衣「ほんとに」
結衣「そういうの私よくわかんないんだけどさ」
結衣「京子といるのが1番楽しいし、悪くないなって思うんだ」
京子「ふ~ん……」
京子「……結衣がさ、私の食いたいもの作ってくれたり」
京子「それを後ろから見てたり、ラムレーズン出してくれたり」
京子「そういうのすごく嬉しかった……」
結衣「私も京子が喜んでるのを見るのが好きなんだよ」
京子「……ほんとに?」
京子「実は迷惑だとか思ってない……?」
結衣「思ってないよ」
結衣「ったく、京子は変なところで弱気になるんだから」
京子「だってぇ……」
結衣「迷惑だなんて本気で思ったことは1度もないよ」
京子「……うん」
京子「……そっち行っていい?」
結衣「ん、はいよ」
京子「……」モゾモゾ
結衣「京子は昔から布団にもぐる癖あるよな」
京子「そうだっけ」
結衣「うん、ちっちゃいころのお泊りのときとか、怖い番組観たあとにさ」
結衣「最後はいっつも私の布団にもぐってくるんだ」
京子「へぇ~」
京子「……」モゾモゾ
京子「あったかい……」ギュ
京子「結衣の匂いがする……」ギュム
結衣「か、かぐなよ……」
京子「えっへへ、1番好きな匂い……」
結衣「き、きょうこぉ……」
京子「……」
京子「実は少し不安だった……」
結衣「……うん」
京子「言っちゃったら結衣と一緒の時間が壊れちゃうんじゃないかと思って……」
結衣「私が京子を拒否するわけないだろ?」
京子「けどさぁ……」
結衣「よしよし」ナデナデ
京子「~~~~」ムギュ~
結衣「京子は甘えん坊だなぁ」ナデナデ
京子「むぅ……」
京子「むちゅ~」
結衣「うぇ!?」サッ
京子「よ、よけんなよ~」
結衣「あ、ごめん……つい」
京子「ううぅ……」
結衣「……あ~京子」
京子「……なにさ」
結衣「っ」チュ
結衣「お、おやすみっ!」
京子「おぉ……」
京子「……へへ」
京子「もっかいしてもいいんだぜ~」モゾモゾ
結衣「うっさい、寝ろ!」
京子「ふへへ、おやすみ」ギュ
結衣「……おやすみ」ギュ
おわり
支援ありがとう
また明日か明後日代行頼むかもわからん
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