①『パン作ったこと』



あかり「お姉ちゃん、パン作ったことある？」

あかね「ええもちろんよ」

②「茶道部じゃない？」


ちなつ「え？茶道部じゃない？」

京子「そう。ここは茶道部じゃないんだ」

ちなつ「そうなんですか」

京子「けれど、大丈夫」

ちなつ「何がですか･･･？」

京子「待ってるから･･･」


京子は溢れる涙を抑えられなかった。

③『いつもの会話』


京子「あー、何か最近暖かいよねぇー」

結衣「かなり気温上がってきたよな」

ちなつ「立春も過ぎましたからね」

あかり「本当だよねー」

京子「この頃、だんだん日も長くなって来たよねー」

結衣「６時くらいでも、まだ明るいもんな」

ちなつ「すっかり春めいてきましたね、ホントに」

あかり「やっと来た、って感じだよね」

④『なぞなぞ』


あかね「パンはパンでも、頭にかぶるパンはなーんだ？」

あかり「え、え？？」

⑤『いつものお茶？』


京子「今日はちなつちゃん遅いし、たまにはこの私がお茶をいれたげよう」

結衣「恩着せがましいな」

京子「お待たせー。私特性ウルトラデラックス緑茶だー」

結衣「普通にいれただけだろ･･･」ｽﾞｽﾞ


結衣「･･･ん？これ、いつものお茶か？」

京子「ん？ああ。変だった？」ｽﾞｽﾞ


京子「別に、いつもと変わらないけど？」

結衣「･･･！」


結衣はそれから、２度とちなつのいれたお茶を口にしなかった。

⑥『茶道部じゃない？？』



ちなつ「えっ？茶道部じゃない？」

京子「そう。茶道部は廃部になったんだ」

ちなつ「なら、部員が集まれば･･･」

京子「無理に決まってるよ。茶道部なんて今時人気ないし」

ちなつ「えっ･･」

京子「まぁ、茶道部復活なんてバカな考えはよすんだな、ハハハ」

ちなつ「･･･」

ちなつ「出来らぁっ！」

京子「･･･今、何て言った？」

あかり「ちょ、ちょっとちなつちゃん」

ちなつ「いいんだよあかりちゃん」

ちなつ「部員を集めて、茶道部復活してやるって言ったんだよ！」

京子「こりゃあ面白い小娘だぜ」

京子「こりゃあ、どうしても部員を集めて茶道部を復活してもらおう」

ちなつ「え？部員を集めて茶道部の復活を？」

⑦『お見舞い』



京子「おーっす、あかりお見舞いにきたぞー」

京子「なーんだーベッドに寝っぱなしで。カゼ大丈夫かー？」頭ﾍﾞｼ

京子「影薄い子はカゼ引かない、なんて事はなかったかー」

京子「あかりの透明力でウイルスからも無視、ってなわけには行かないか。ニシシ･･･」

京子「･･･ところで、あかり。そんな、髪長かったっけ」

京子「･･･おだんご、一つだけだったっけ」

京子「なんで、そんな」

京子「ああなるほど。体を張って暖めてあげていた、と」

京子「言い残す事。言い残す事ですか」

京子「とりあえず、ごめんなさい」

京子「ごめんなさ」

⑧『ロイスンケ』



ちなつ「ねえあかりちゃん、ロイスンケしていい？」

あかり「ろ、ろい･･･？なに･･･？」

ちなつ「ロイスンケ！していい？」

あかり「え、う、うん･･･？」






ﾔｧｧｧｧｰ!!ﾔﾒ…ﾝ…

⑨『入部、おめでとう』



京子＆結衣「あかり、入部、おめでとー」

あかり「わーい、祝え祝えーっ」

京子「じゃあまず、この部の心得を･･･」

ﾊﾞﾀﾝ

ちなつ「はぁ、はぁ･･･。･･･え？これは･･･」

あかり「あれ？茶道部に入部希望の子かな？」

京子「茶道部は廃部になったんだよん」

結衣「そうだよ。ここは新しく生まれ変わった部なんだ」

ちなつ「ここは茶道部の部室ですよね？あなた達は一体･･･」

結衣「まぁまぁ。ちょっとあっちで話をしようか」ｽｯ

あかり「あれ？結衣ちゃん達どこ行くの？」

京子「ちょっと話があるみたいだね。･･･それより、大事な事だから聞いて」

京子「部活の心得第一条」


京子「この部は、学園での合宿生活によって、授業だけではでは触れられない
　　　学園の様々な部署に親しむとともに、自主独立の精神を育み皆の模範となるべし」

⑩『願いを叶えてくれる神様』



京子「マジ？何でもひとつ願いを叶えてくれるの？」

京子「うーんと、じゃあ…ラムレーズン一生分食べたい！」



京子「本当に、おいしいねぇ…」

京子は、約８０年ぶりにラムレーズンを口にした。

ええ解答は終わってからの予定ですね

⑪『四月一日』



放課後の部室にて。

結衣「あかりー」

あかり「なにー？」

結衣「実はわたし、タヌキなんだ」

あかり「えー？なにそれー」

結衣「今日は四月一日だよー」

あかり「なーんだ。エイプリルフールかー」


この時、気づいてあげれば良かった。

そうすればもしかしたら結衣ちゃんは…。

⑫『金に乗る鹿』



綾乃「全くごらく部の連中と来たら！部室の無断使用は禁止錦糸町なのに！」

櫻子「どーするんですか杉浦先輩？」

綾乃「こうなったら、ごらく部のみんなを金に乗る鹿よ！」

櫻子「なんですかソレ？」

綾乃「待ってなさいよー！」

櫻子「あー、行っちゃった。･･･金に乗る鹿？なんだろう」


この時、杉浦先輩を止めていれば。

私は、もっと漢字を勉強しておくべきだった。

⑬『ライン』



あかり「みんな、心霊スポットどう？もう中入った？」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　結衣「ちょうど今からいくところだよ」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　京子「みんなすでにつかれてるし」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちなつ「もー、死ぬほどつかれた」

あかり「けっこう遠いもんね。あと一緒にいかなくて
　　　　ごめんね？あかり、そういうとこ苦手で･･･」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　結衣「私達はこれからいくのに、なぁー？」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　京子「あかりもいっしょにいこうよー」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちなつ「そう。あかりちゃん来てー？」

あかり「えー？あかりもいくのー？」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　結衣「そう。待ってるからさ」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　京子「あかり一人だけ残るなんてずるいぞー」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちなつ「ほんと、不公平ですよねー」

あかり「うーん･･･。ゴメンねみんな。怖いしやっぱりいけないよ」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　結衣「しょうがないなぁ、あかりは」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　京子「ずるーい。一人だけつかれてないしー」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちなつ「あかりちゃん来ないのかー。残念」

次の日、３人の遺体が心霊スポットとして有名な山の中の廃墟で発見された。

あの時いっしょに行く、と答えてたらどうなっていたんだろう･･･？

⑭『一体何が･･･？』



結衣「みんなでカラオケ行った時、ちなつちゃんがドリンクバー行ってきてくれたんだけどさ」

結衣「明らかに、持ってきてくれたコーラに何か混ざってたんだよな」

結衣「オシッコではなかったんだけど、一体何が混ざってたんだろう･･･？」

⑮『うにー』



まり「うにーうにー」

結衣「あはは。まりちゃんはかわいいなぁ」

まり「ゆいーゆいー」

結衣「何だい、まりちゃん？」

まり「しんでしーしんでしー」

結衣「新弟子？ああ、相撲の新弟子検査のニュースがテレビでやってたね」

まり「まいますよーまいますよー」

結衣「マイマスヨ？ああ、あのゲームはアイマス３って読むんだよ」

まり「うにーうにー」

結衣「あはは･･･。まりちゃんは無邪気でかわいいなぁ」

まり「ゆいーゆいー」

結衣「ふふ･･･くり返してる」

⑯『パン作ってあげる』



あかね「あかり、パンつくってあげましょうか」

あかり「わぁい、お姉ちゃん大好き！」

以上で終了


解答編です

①パンツ食った事ある？とあかねが聞き違えた

②茶道部じゃなくて病院で、ちなつは事故か何かで記憶に障害を受けて治療中

③あかり以外のセリフを縦読み

④答え：パンツ

⑤ちなつがいつもいれるお茶には結衣の分だけ何かが混ぜられていた。
　京子が普通にいれて結衣はそれに気が付いた

⑥何か違うマンガが始まっている。ちなつがおかしい

⑦カゼをひいたあかりを暖めるためあかりのベッドにあかねが寝ていた