向日葵「あ、あれは櫻子と…赤座さん…?」(173)

櫻子「わー、あかりちゃん、そのお団子すっごく可愛いー!」

あかり「櫻子ちゃん、ありがとう。エヘヘ…昨日お母さんが買ってくれたんだ」

櫻子「あ…あかりちゃん…ゴクリ…」

あかり「なぁに、櫻子ちゃ…だ、だめだよこんなとこじゃ…」

櫻子「だいじょーぶだいじょーぶ、誰も見てないってー」

あかり「そうかな…だったら、うん、いいよ…ンッ」

櫻子「あ、あかりちゃん…」チュー

向日葵「!?」

えっ…

櫻子「ハァッ…あかりちゃん…好きだよ…」

あかり「あかりも…好き…」

櫻子「あかりちゃん、もっと言って…」

あかり「櫻子ちゃん、好き…大好きっ!」ダキッ ギュー

櫻子「あかりちゃんっ!」ダキッ

モブ1「やだなにあれ…商店街の真ん中で」ヒソヒソ…

モブ2「女の子同士で…」ヒソヒソ…

あかり「あっ、もうこんな時間、ごめんね、あかり行かなきゃ」

櫻子「うん…また明日ね!」

あかり「櫻子ちゃんバイバーイ!」タタタタタッ

櫻子「またねー」テクテク

向日葵 (い、一体どういうことなんですの…?あ、後を追って見ましょう…)

タタタタタッ

向日葵「な…なぜか、赤座さんのあとをつけてしまいましたわ…」

あかり「あっ、ちなつちゃーん!」タタタタタッ

ちなつ「あかりちゃーん!」タタタタタッ

あかり「ちなつちゃん!」ダキッ!

ちなつ「あかりちゃん!」ダキッ チュー

あかり「ンッ…」チュー レロレロ

ちなつ「ンハァ…」レロレロ…

向日葵「ど…どういうことですの…?」

病院行ってきます…

ちなつ「あかりちゃん、おっぱい見せて」

あかり「えっ…あかり、おっぱいないから恥ずかしいよぉ…」

向日葵 (赤座さん、そこはこんな街のど真ん中で胸を晒すことを恥ずべきですわ…)

ちなつ「ダメッ!見たいったら見たいの!」ヌガシッ

あかり「きゃっ」

ちなつ「わー、あかりちゃんのおっぱいかわいー」ペロッ

あかり「ひゃうんっ…!だ…だめだよぉ…アッ…」

ちなつ「あかりちゃん…」ペロペロペロペロペロ…

モブ3「やだ、あの子達、なにやってるのかしら…」

モブ4「若いっていいわねぇ…」

向日葵 (あわわわわわわ…)

あかり「だ…だめだよちなつちゃぁーん…あ、赤ちゃんできちゃう…ハァッ…ハウンッ!」

ちなつ「あっ、それいいね!あたしとあかりちゃんの赤ちゃん!
産んで産んでー」

あかり「だ…だめだよぉ…」

向日葵 (赤座さんも吉川さんも、そんなことで赤ちゃんはできませんわ…)

ちなつ「ねぇ、あかりちゃん…わぁ…ビチョビチョだぁ♪」

あかり「や…やだぁ…」

ザワザワ…

モブ5「なにやってんのあれ…?」

モブ6「ねぇあれ…うちのクラスの吉川さんと…えーっと…誰か…じゃない?」

向日葵 (こ…このままじゃまずいですわ…!)

京子 「あっ、あかりとちなつちゃんだ」

結衣「ん?あっ、本当だ…なにやってんだあの二人…」

結衣「セックスだよセックス!決まってんじゃんw」

結衣「ばっ…バカ京子!なに言ってんだよっ」ゴツンッ

京子「いったぁー…ぶつことないじゃん
最近よくやってんだよセックス、あの二人」

結衣「あ…やっ…やだあの二人、こんな街中で…!」

京子「なっ、本当だろ?」

あっ…三行目まちがえた

◎京子「セックスだよセック(略)

もうだめぽ

京子「もはや猿の領域だよなー」

結衣「お、おい!早く止めないとあの二人…ま、街中だぞ!?」

京子「いいっていいってもー、あの二人には関わんないほうがいいの!」

結衣「で…でも…」

京子「ほら、今ちょうどおっぱいちゃんが二人を止めに入ったぞ」

結衣「あ…あのコは生徒会の…」

向日葵「そ…そこまでですわお二人さん!」

あかり「あ…ひまわりひゃぁん…」

ちなつ「向日葵ちゃんっ♪」

向日葵「こ…こんな公衆の面前で…っ!そ、そんなっ…こ…」ハァッ…ハァッ…

ちなつ「そんな…?クスクス…」

あかり「なぁに?ひまわりひゃぁん…」

向日葵「そ…そんなこ…そんな…」ハァッ…ハァッ…ハァッ…

結衣「ど…どうしたんだあのコ…」

京子「www」

向日葵「そ…そんなことじゃ…赤ちゃんはできませんわ…フフフ…」

結衣「お、おいっ…ちなつちゃんが…いいのか京子!?好きなんだろ!?」

京子「んー?別にーw」

京子 (本命は結衣だし♪)

結衣「わ…私はやだぞ…!」

京子「えっ?」

結衣「私のあかりが…私のあかりが汚されるーっ!」

京子「えーーーっ!?」

結衣「こらーーーっ!おーまーえーらー!」

あかり「結衣ひゃぁん…」

ちなつ「結衣センパイ♪」

向日葵「赤ちゃんの作り方はこうですわ…」ヌギヌギ…

西垣「止まれ船見!それ以上は近づくな!」

結衣「えっ?」

向日葵「西垣せんせ…?」

西垣「お前らこれを飲めっ!」

ちなつ「え、ええっ…?」ゴクゴクッ…

あかり「あひゃあ…?」ゴクゴクッ

向日葵「な、なんですの……?」ゴクゴクッ……

西垣「ふぅ…これで全員か?」

りせ「…………」

西垣「ああ、もう大丈夫だ、松本」

結衣「せ、先生…?」

西垣「ああ、お前も一応飲んどいたほうがいいな、はい、飲め」

船見「な、なんですかこれ…?」

西垣「解毒剤だ…惚れ薬のな」

船見「惚れ薬ぃっ!?」

西垣「まぁ、失敗作だがな…性欲が強くなるだけだったようだ」

松本「……………」

西垣「あ、ああ…一番恋愛とかから遠い赤座に飲ませて様子を観察していたんだが…」

船見「あ…あかりになんてことするんですかっ!」

西垣「すまない、だがもう大丈夫だ」

あかり「あれ…あかりどうしたんだろう…」

ちなつ「ひゃあっ!あ、あかりちゃん裸だよっ!?」

あかり「ええっ!?あああっ…向日葵ちゃんもっ!」

向日葵「えっ?…きゃっ…きゃああああっ!!!」

西垣「早く服を着ろ、みんな送ってやる」

七森中理科室

西垣「ふう…まさか空気感染するとはな…しかし大した被害はなくて良かった」

松本「……………」

西垣「そうか?あの程度ならなんてことないだろ」

松本「……………」

西垣「ん?船見にも解毒剤は飲ませたし、大丈夫だろう」

松本「………………」

西垣「んー?いや…もういないはずだがなぁ?」


古谷家

向日葵「ただいま…ですわ」

楓「お姉ちゃんお帰りなさい、向日葵ちゃん来てるよ」

向日葵「向日葵が?」

ああ、もうだめだ
本当にもうどうしようもない
風呂はいって

楓「櫻子ちゃん待ってるよ」

向日葵「櫻子が?」

です。
風呂入ってから出かける。
合間見つけて書けるようなら書くです

ガラッ

向日葵「どうしたんですの櫻子…制服のまま…?」

櫻子「あ…あのさ向日葵…」

向日葵「なんですの?宿題ならワタクシもまだ…ハッ」

向日葵 (そう言えば櫻子、さっきまで赤座さんと…)

向日葵「櫻子…あなた」

向日葵「体はどうもありませんの…?」

櫻子「えっ…体…?ううん、なんともないけど?」

向日葵

向日葵「体はどうもありませんの…?」

櫻子「えっ…体…?ううん、なんともないけど?」

向日葵「でもあなたさっき赤座さんとキス…あっ」

櫻子「!?」

向日葵「あっ、あの…その…たまたま…たまたまですわっ!通りかかって…」

櫻子「うん…あのね、私…あかりちゃんのこと好きなんだ…」

向日葵「やっぱり…惚れ薬が効いていますのね…」

櫻子「えっ…ホレ…グラ…?」

向日葵

向日葵「櫻子、その気持ちは、西垣先生が作った惚れ薬にせいですのよ」

櫻子「………」

向日葵「だからいますぐ西垣先生のところへ行って…」

櫻子「違う…」

向日葵「えっ?」

櫻子「違うと思う…薬じゃないよ」

向日葵「ああ、その薬は飲まなくても、空気感染するんですの
だから赤座さんといっしょのときに…」

櫻子「…そうなのかな……?」

櫻子「じゃ、じゃあ今のこの気持ちも薬のせいなのかな?」

向日葵「今の気持ち…?」

櫻子「うん…私、あかりちゃんのことが好きなのに、向日葵のことも好きで…」

向日葵 (ああ…やっぱりまだ薬の効果が残っていますのね…)

櫻子「ねえ…向日葵…」ダキッ

向日葵「!」ドキンッ!

櫻子「向日葵ぃ…向日葵ぃ…」

向日葵「そ…ちょ…胸に顔を押しつけないで…」

櫻子「向日葵は私のこと好き…?」ウルウル

向日葵「!」ドキーン!

向日葵 (だ…ダメですわ…薬の効果を利用して櫻子と…そんな…)

櫻子「ねぇ…向日葵ぃ…」

向日葵「櫻子!いっしょに行きますわよっ!早く!」グイッ

櫻子「えっ?いてててて…強くひっぱんなーっ!」

向日葵「早くしないと…!」

櫻子「どこに行くんだよー!」

向日葵「学校ですわ!今ならまだ西垣先生がいるはずですわ!」

櫻子「学校…」

七森中理科室

ガララッ

向日葵「西垣先生!」ハァッ…ハァッ…

西垣「んー?どうした古谷、マングースのぬいぐるみなんか手に持って?」

向日葵「えっ…マング…ああっ!?櫻子は!?」

西垣「櫻子…ああ、大室がどうかしたか?」

向日葵「櫻子に逃げられましたわ…ではなくて、
櫻子も惚れ薬に感染していますわ!」

りせ「……………」

西垣「大室が?」

茶道部庵

あかり「ふぇーん…今日は散々な日だったのに、忘れものまでしちゃうなんて…」

あかり「もう暗くなってきちゃったよぉ…早く帰んなきゃ…」

櫻子「あかりちゃん!」

あかり「あ、櫻子ちゃんどうしたの?忘れもの?」

櫻子「うん!」ダキッ

あかり「えっ?どどどどうしたの櫻子ちゃん!?」

櫻子「あかりちゃんを忘れちゃったー!」チュー

あかり「ひゃうっ!」

櫻子「ンンー」レロレロレロレロ…

あかり「ぷはぁっ!さ、櫻子ちゃん、まだ薬が…?」

櫻子「薬…?あかりちゃんまでそんなこと言うの…?」



櫻子「あかりちゃん、私のこと好きだって言ったじゃん♪」

あかり「そ…それは西垣先生に薬を飲まされてて…きゃっ」ドタッ

櫻子に押したおされたあかり

櫻子「あかりちゃん…」チューー

あかり「や、やだぁ…ンンン…」レロレロレロ…

櫻子「あかりちゃん…また好きって言って…」

あかり「あ…あれは薬のせいで…ヒャ…ヒャアン…」

櫻子「今は…?今も薬のせいで抵抗してないの?」

あかり「!……だ…だってそれは櫻子ちゃんが」

櫻子「私のせいなんだ?」グリグリ

あかり「い…痛っ…痛くしないでぇ…」

櫻子「どんなふうにしてほしい?」

あかり「き…気持ちよく…」

向日葵「櫻子には薬が効いていない…ですの?」

西垣「ああ、あれから調べてみた結果、あの薬は、
初潮から半年未満の女子にしか効果がないことが分かった」

向日葵「そんな…」

西垣「大室はまだ初潮を迎えていない。古谷、お前はいつだ?」

向日葵「さ…3ヶ月前でしたわ…」カァッ…

りせ「……………」

西垣「赤座?ああ、あいつはつい最近だ。数日前、メスの匂いをプンプンさせてたからな」

向日葵「じゃ…じゃあ櫻子が赤座さんとワタクシのこと好きと言ってたのは…」

西垣「本心だな」

向日葵「!」

櫻子「あかりちゃんの裸…見たいよぉ…いい?」

あかり「は…恥ずかしいよぉ…」

あかり (こ…これは薬のせいなんだ…櫻子ちゃんから感染して…
だからエッチな気分になってるんだ…)

櫻子「脱がしちゃったぁ♪あかりちゃんのおっぱいかわいー♪」

あかり「やぁ…やだぁ」

櫻子「あかりちゃん…いいよね?」

あかり「櫻子ちゃん好き…大好き!」

櫻子「あかりちゃん!」

あかり (薬のせいだからいいよね…後で解毒剤もらえば…)

次の日…一年の教室

櫻子「あかりちゃん…♪」

あかり「櫻子ちゃん…」

ちなつ「うわぁ…あの二人、朝からずっとあんな調子で見つめあって…
薬のせいとは言え引くわぁ…」

向日葵「いいえ…あれは薬のせいじゃありませんわ…」

ちなつ「えっ…?」

あかり (あ、あとで西垣先生に解毒剤もらいに行こう…
あ…でもあと一回ぐらい、櫻子ちゃんとエッチなこと…
い、いや…やっぱりあと三回…いや、五回…
ど…どうしよう…また櫻子ちゃんとしたくなってきちゃったよぉ…
く…薬のせいだもん…しょうがないよね…)ハァハァ…

櫻子「どうしたのあかりちゃん?顔真っ赤だよ…?」

あかり「えっ…あっ…やだ…エヘヘヘ…」

櫻子「あーあかりちゃん、まーさーかー?」

あかり「えっ?」ドキンッ

櫻子「あかりちゃん、保険室行こっ」

あかり「えっ?あ……う、うん……///」


保健室

櫻子「じゃあ先生、あかりちゃんをお願いします
あかりちゃん、安静にしてなきゃダメだよ?」

あかり「えっ…えぇっ?……う、うん…」

櫻子「じゃっ、きょうしつ」

櫻子「じゃっ、教室戻るねっ、また放課後!」

あかり「う…うん、ありがとう…」

タッタッタッタッタッタて

櫻子「じゃっ、教室戻るねっ、また放課後!」

あかり「う…うん、ありがとう…」

タッタッタッタッタッタ…

あかり (ほ…保健室でするんじゃなかったんだ…
うわーん……櫻子ちゃんとエッチなことしたかったよぉ………ハッ
ち…違うもん、これは薬のせいなんだもんっ!)

あかり (で…でも…櫻子ちゃん…) サワ…

あかり「ンッ…」コスコスコス…

放課後

櫻子「あかりちゃーん、具合はどう?」

あかり「うん、もう大丈夫だよっ!」ツヤツヤ

櫻子「うわっ、あかりちゃん、ツヤツヤだぁー!本当に大丈夫みたいだねっ!」

あかり「う…うん、エヘヘ…」

櫻子「じゃっ、一緒に帰ろ♪」

あかり「えっ…生徒会は出なくていいの?
あかりは別に部活さぼっても…」

あかり (いてもいなくてもいっしょだし…)

櫻子「いいのいいの!あかりちゃんといるほうが大事だもンッ!」

富山駅前

櫻子「エヘヘ…あかりちゃんとデート…
ウオーッ!あかりちゃんとデートだぞぉーーっ!」

あかり「さ…櫻子ちゃん…そんな大声で…っ!」アセアセ

櫻子「いいじゃんいいじゃーん、念願叶ってあかりちゃんと恋人になれたんだしっ!」

あかり「恋人…なのかな…エヘヘ…」

櫻子「ねえあかりちゃん、手ぇちなごっ!」

あかり「うんっ」


あかね (あら…あれはあかり?)

あかね (いっしょにいるのは誰かしら…?あら……
手をつないでる………?)バキッ!バキバキッ!

子供「お母さん、あのお姉ちゃん標識の鉄柱折っちゃったよ!」

お母さん「しっ!見ちゃいけません!」


櫻子「あかりちゃん、んー」

あかり「えっ…こんなとこで、ダメだよぉ…///」

櫻子「だいじょーぶだいじょーぶ、誰も見てないってー」

あかり「そ…そうかな…じゃ、じゃあ…」ちゅー…


ドガスッ!

子供「お、お母さん、あのお姉ちゃん、電柱に穴空けちゃったよっ!」

お母さん「だから見ちゃいけませんって!」

あかね (私の見間違いかしら…見間違いよね…ウフ…ウフフフフフ…)

櫻子&あかり「キャッキャウフフ」

あかね「ウフフ…デートなんかじゃあないわよね…ウフフフフ…」


結衣「ゴクリ…な…なんかあかりのお姉さん、とてつもなく黒いオーラを出してるけど…
ていうか…なんで薬の効果はなくなってるのに、どうしてあの二人つきあってんだ…???」ギリギリギリ…

結衣「くそぉ…キスまでしやがって私のあかりにぃ…」メラメラ…

向日葵「とてつもない嫉妬の炎を燃やして誰かと思いましたら、船見先輩…」

結衣「ハッ!…あっ、う、うん、やあ向日葵じゃないか、なにしてんだこんなとこで?」

向日葵「せ…先輩こそなにをなさっていらっしゃるんですの?」

結衣「わ…私はあかりが心配で…ハッ、まさか向日葵もあかりのこと…!?」

向日葵「ち…違いますわっ!ワタクシは櫻子が心配で…」

結衣「向日葵…そうか、櫻子のことを…」

向日葵「なるほど…先輩は赤座さんのことを…」

結衣「フフ…向日葵…」

向日葵「ウフフ…先輩…」

ガシッ!

結衣「あの二人の邪魔しまくってやろう!」

向日葵「ええ、船見先輩!」

ゆいひま同盟、誕生の瞬間である

なんかキャラの呼び方が微妙に違う

>>109
そうなんだ、思い出せなくて適当に書いてたら萎えてきた…

どんまい
結衣は「古谷さん」「大室さん」だっけ

>>111-112
さんきゅう!書き直してみた


結衣「古谷さん…そうか、大室さんのことを…」

向日葵「なるほど…先輩は赤座さんのこ とを…」

結衣「フフ…古谷さん…」

向日葵「ウフフ…先輩…」

ガシッ

結衣「あの二人の邪魔しまくってやろう!」

向日葵「ええ、船見先輩!」


ゆいひま同盟、誕生の瞬間である

櫻子「あっ!あかりちゃん、あれかわいー!」

あかり「えっ、あっ、本当だー、かわいいね、このリボン」

櫻子「あかりちゃん、買ってあげるよっ!」

あかり「えっ、い、いよー自分のは自分で買えるからー」

櫻子「じゃあそれ買ったら私にちょうだい♪
私が買ったのはあかりちゃんにあげるからっ♪」

あかり「えっ…でも、おんなじのだよ…?
…あっ…」


櫻子「エヘヘ、ペアルック~♪」

あかり「櫻子ちゃん似合ってるよ、かわいいー」

櫻子「あかりちゃんも似合ってるよっ♪」

あかり「エヘヘ…ありがとう…でもちょっと恥ずかしいな…///」

櫻子「いいのいいのー、恋人同士なんだからー♪」

パァンッ!!!

子供「お、お母さん、なんにもないのに突然バスのタイヤがパンクしたよっ!」

お母さん「き、気のせいよっ!」

あかね (なにかしらあれ…ペアルックに見えるんだけど…
まさかね…ウフフ…ウフフフフフ…)


結衣「おい…あれは…まさか…」

向日葵「ええ…ペアルックですわ…船見先輩…」

結衣「くぅぅっ…憎らしいっ!大室櫻子許すマジ!」

向日葵「いくら赤座さんと言えども、やっていいことといけないことがありますわっ!」

櫻子「あかりちゃん…ちゅー」

あかり「もー、櫻子ちゃん、みんな見てるよー」


結衣「ああ…見てるよあかり…」ギリギリギリ…

向日葵「でも…あの二人、すごく幸せそうですわ…」

結衣「………」

結衣「そうだな…そっと見守ってやるか…」

向日葵「ええ…ワタクシもそれがいいと思いますわ…」

結衣「でも…あの人を止めることは無理だな…」


子供「お母さん、お母さん、魔王がいるよっ!」

お母さん「違うわよ坊や、あれは木の枝が揺れているだけよっ!」


あかね「ウフフフフフ…全く…私がいないとダメねえあかりは…ウフフフフフ…」

櫻子「あっ、なんか路上でバンドやってるよっ!行ってみよっ!」

あかり「あっ、待って櫻子ちゃんっ!引っ張ると痛いよぉっ!」

ガシッ

櫻子「あたっ!…いてて…ごめんあかりちゃ…」

あかね「このコ痛がってるじゃない…離してあげなさい…ウフフ…」

ギューーーッ

櫻子「あででででででで…!」

あかり「お、お姉ちゃん!」

あかね「あら、あかりじゃない、奇遇ね…ウフフフフフ…」

あかり「お姉ちゃん離してあげて」

あかね「あら、あかりは優しいコね…」

パッ

櫻子「ふぅ~痛かったぁ…なんだよお姉さんはっ!」

あかり「ごめんね櫻子ちゃん、あかりのお姉ちゃんなんだ」

櫻子「えっ、あかりちゃんのお姉さん…?は、初めまして、大室櫻子ですっ!」

あかね「まぁ、よろしくね。ところであかりとはどのような…」

櫻子「はいっ!こいび…」

あかり「友達だよっ!!学校のお友達!」

あかね「お友達…?………」

櫻子「お…お友達なの…あかりちゃん…」ウルウル…

あかり「えっ、だ、だって…!」

あかり (こ、恋人だなんて…まだ恥ずかしいよぉ…///)

あかね「ふうん…お友達ね…」

櫻子 (ゴクリ…な、なんだろう、あまりこの人と関わってはいけない気がする…
こ…怖い……) ガクガクガクブルブルブル…

櫻子「は、はいっ!友達なんですただのお友達っ!
ほんとはそれほど仲良くもないんだよねっ!」

あかり「えっ…仲はいいと思ってたけど…あ、あれ…?」

あかり (仲良いとおもってたのはあかりだけ…そ…そうだよね…
あかりなんかが…) シュン…

あかね「あら、あかり、どうしたの急に…?」

あかり「う…ううん、なんでもないよっ…」

櫻子「あかりちゃん大丈夫?はい、手をつないでてあげるっ!」

あかね「!」

あかり「ありがとう櫻子ちゃん…」

あかり (もう…櫻子ちゃんのせいなのに…)


子供「お母さん、お母さん、木の枝なんかじゃないよっ!
だって木の枝は全て腐って落ちてゆ………」

お母さん「坊や…?どうしたの……坊や!?坊や!?
…………い、息をしてないっ!?」


あかね「まあ…仲が良いのね…」

櫻子「あっ…そ、そうなんですよーっ!本当は仲良いんですっ!」

櫻子 (わーっ!どう対応していいのかさっぱり分かんないよこのお姉さん!
…あれ………?)

櫻子「!」

あかり「どうしたの櫻子ちゃん?」

櫻子「う、ううん、なんでもないよっ!」

櫻子 (お姉さんに捕まれたとこ…真っ赤な手の型が残ってる…!!!)

七森中理科室

西垣「よしできたっ!今度こそ完璧だっ!対象年齢は18歳以上!」

りせ「………………」

西垣「うむ…そうだな、私が飲んで実験台になってもいいんだが、
飲む人間は大人の女にしか効かないが、惚れる対象は子供にもありうるから、
たぶん、松本にあんなことやこんなことをしてしまうと思うが、それでもいいか?」

りせ「!」

西垣「あはは、冗談だよ」

りせ「……………」

西垣「松本、ちょっとでかけないか?」

富山駅前

ピーポーピーポー……

結衣「お…おい、なんかあの三人やばくないか…?」

向日葵「え…ええ…あの三人の周囲だけ、魔界と化していますわ…」


あかね「それで…二人はこれからどうするのかしら…?」

櫻子「は…はいっ!……え、えーっとですね……」

櫻子 (ど、どうしよう…お姉さんさえいなければあんなことやこんなことを…)

あかり (さ、櫻子ちゃんと、えっちなことしたいな……///) ポーッ

あかね「あらっ、あかり…顔が真っ赤よ…どうしたの?」キッ

櫻子「ヒ」ビクッ

櫻子 (な…なんで…)

あかり「な、なんでもないよっ!大丈夫!」アセアセ

あかね「あなたたちまさか…中学生にはあるまじきことをしようと…」

櫻子「い、いえっ!滅相もありませんっ!」

あかり「ち、違うよっ!くすり…そう、薬がまだ効いてて、だから…!」

あかね「くすり…?」ギロリ

櫻子「あひゃいっ!?」

あかり「あ…」アセアセ

あかね「なんの薬かしら……?」

あかり「ち、違うよっ!具合悪くなんかないんだよっ!
あのねっ、飲まされた薬がねっ、それでエッチになっちゃってねっ、だから、具合が悪いんじゃないんだよっ!」

あかね「薬を飲まされてエッチになった…?」ガキンッ!ゴキンッ!

櫻子「えっ、いやあの…違いますよっ!?」

櫻子 (あ、あかりちゃんそれ…逆効果だよう…!
なんかお姉さんの両腕からカッター飛び出してるよっ!?)

櫻子 (あ…なんか北斗七星にくっついて、ちっちゃい星が見える……)


結衣「やばい、なんとかしないと本当にやばいぞ…!?」

向日葵「え、ええ…でも一体どうしたら…!?」

りせ「……………」

向日葵「か、会長っ!?」

西垣「おっ、船見に古谷じゃないか、なにをしている?」

結衣「せ…先生こそなにを……ハッ」

結衣「そ、そうだ先生!惚れ薬を持っていませんかっ!?」

西垣「ああ、改良したものを持ってきている。
丁度いい実験台がいないか探していたところだ」

結衣「丁度いい人がいますよっ!」

向日葵「!……船見先輩まさかっ!?」

西垣「ああ、いや、すまん。今度のは18歳以上限定でな、
大人の女にしか効かないんだ」

結衣「いえ、むしろそのほうがいいんです!」

西垣「そうなのか?しかし、飲んだ者が惚れる相手は大人も子供も関係ないぞ
初潮前の少女にすら惚れてしまうかもしれない」

結衣「いいです!なおさらいいです!」

向日葵「船見先輩!でもそれって…!!」

結衣「ごめん、古谷さん…でも緊急事態なんだ!」

向日葵「……そ…そうですわね………命あってこそ…ですものね……」

結衣「先生、その薬、貸してください!」

西垣「あ、ああ、そう丁度いい実験台がいるのなら…」

結衣「ありがとうございます!」

あかね「あかりにエッチな薬を飲ませてなにをしようとしていたのかしら…?」

櫻子「い、いえ、誤解なんですお姉さん…」

あかね「そうね…私だったら、あかりにエッチな言葉をたくさん言わせて
ジュンジュンになったあかりのあそこに……それで、私のいきり立った……」

櫻子「お……お姉さん……?」

あかね「けしからん!実にけしからん!」

櫻子「ひぃぃいっ!勝手に妄想して殺気だたないでください!」


「あっ…あそこにいるのは……なにしてるんだろ?」

タタタタタタタッ

向日葵「まずいですわっ!今にもお姉様のカッターが櫻子にっ!」


あかね「許さない…許さないわよ…ウフ…ウフフフフフ…」

あかり「お、お姉ちゃんどうしたの…?」

櫻子「あかりちゃんダメッ!」サッ

タタタタタタタッ

結衣「くっ…お姉さ…」

「あかねちゃーん!」

あかね「……あら、ともこt」

結衣「今だっ!お姉さんこれをっ!」

あかね「えっ…?んがっ…ンッグ…」ゴクンッ

ドクンッ……

結衣「ど…どうだ……?」

向日葵「櫻子と赤座さんはこっちへ…!」

櫻子「向日葵…どうしてっ!?」

向日葵「いいから早くっ!」

あかり「櫻子ちゃん、行こっ」

櫻子「えっ…う、うん…」

ドクンッ…

ともこ「あかねちゃん…?どうしたのかしら…ねえ、あかねちゃん…?」ユサユサ

結衣「ゴクリ…」

タタタタタタタッ

西垣「おいおい、なんか物騒なことやってんじゃないだろうな」

りせ「………………」

あかね「とも…こ…ちゃん?」

ともこ「あーよかったぁ……急に動かなくなるから一体どうしたのかと…」

あかね「好きっ!」ダキッ

ともこ「え…ええっ!?」

あかね「好きっ!大好きっ!」チュー

ともこ「んっ!?ンンーーーッ!?」

あかね「はあ…ともこ…」

ともこ「あ…あかねちゃん…いきなり…///」


結衣「上手くいったようだな……」ホッ

櫻子「あ…あの…どうしたの、みんな揃って…?」


向日葵「べ、別に櫻子と赤座さんのデートの邪魔をしようと
尾行してたわけじゃないですわっ!」

櫻子「はぁ…!?」

あかり「お…お姉ちゃんにあの薬飲ませたの…?」

結衣「ああ、ごめん、あかり…大室さんが危なかったから…
でも、ちょうどよかったよ、あの人、あかりのお姉さんのことを好きだったみたいで
最初は大室さんに惚れ…あっ、いや…ヴヴン」

櫻子「?」

あかね「好き好き好き好き好き好きっ!大好きっ!」

ともこ「私も大好き!あかねちゃんっ!///」

向日葵「感染…!感染はしませんのっ!?」

結衣「そ、そうだ…みんな大丈夫かっ!?」

櫻子「なんともないけど…」

結衣「感染の恐れはなしか…」ホッ


りせ「………………」

西垣「ああ…成功だったな、この惚れ薬は。
好きだっ、松本、いや、りせ…大好きだ!」

りせ「!?…………///」

結衣「お…大人には感染するみたいだな…」

ともこさんはたしか「あかねちゃん」って呼んでた気がしたんだ
確認してないけど…
あかねさんのほうは分かんないから開き直った
間違ってたらごめん

櫻子「向日葵…なんで私とあかりちゃんのこと邪魔しようと尾けてたんだ?」

向日葵「だから尾けてなんかないって…!」

櫻子「もしかして…向日葵、私のこと…?」


向日葵「そ、そんなわけあるわけないですわっ!」

櫻子「そっか…そうだよね…」

櫻子 (私はもう、あかりちゃんと付き合ってるんだし…)

向日葵「それに、赤座さんを咄嗟にかばう姿、かっこよかったですわ」

櫻子「そ、そんなことあったっけ…エヘヘ…」

あかり「…櫻子ちゃん…///」

櫻子「あ…あかりちゃん…」

あかり「櫻子ちゃん…」

チュー…

結衣「ちっ……やっぱり助けたりせずに見殺しにしておけば…
いや、今からでも遅くないか…」ブツブツブツブツ…

向日葵「そうですわね…完全犯罪の計画を練って」ブツブツブツブツ…

櫻子「ひぃっ!」

あかり「!?」

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