P「あ、その企画なら無くなったぞ」
美希「え~!美希楽しみにしてたのに~」
春香「私もですよ、プロデューサー」
P「いやだって、また俺に不幸の手紙が来るに決まってるじゃん」
美希「でもでも!ハニーと旅行行きたかったの!」
P「いつか都合が合えばな~」
美希「都合が合えば行ってくれるんだ?」
P「ああ、全員休みが取れたらな。現状じゃ難しいだろうけど」
美希「わかったの。春香、今日のところは引き下がるの」
春香「え・・・うん」
P「何考えてるんだ、あいつらは」
―――次の日
P「え!?今週末みんな休み!」
社長「いや~、昨日美希くんに押し切られてしまってね。『休みにならないなら美希アイドル辞めるの!』って言われたらさすがにね」
P(美希め・・・やりやがったな)
社長「しかしみんな一斉に休みにしてほしいとはなにかあったのかね?」
P「いや・・・実は・・・」
社長「なんと温泉旅行に行きたかっただけか」
P「はい・・・こんなワガママ通してたらダメだと思うので俺から美希に言って・・・」
社長「いやいや、いいじゃないか。行ってきなさい」
P「へ?」
社長「アイドルのモチベーションを維持するのもプロデューサーの仕事だろう?」
P「それは・・・そうですけど」
社長「音無くんも休みだから一緒に連れていってくれたまえ」
P「社長はご一緒に来ないんですか?」
社長「同行したいのは山々なんだが生憎外せない用事があってね」
P「そうですか」
社長「任せたよ。保護者くん」
P「はい」
美希「あ、ハニー!お休み取れたのー!」
P「・・・この!」ゴツン
美希「痛~い!ハニーがぶった~!」
P「まったく・・・こんなワガママ二度とするなよ」
美希「は~い・・・」
やよい「何の話ですか?」
P「ああ、今度の週末にみんなで温泉に行くことになったんだ」
やよい「温泉ですか!?」
亜美「わ~い!温泉だ~!」
真美「旅行だ~!」
小鳥「ふふ、楽しそうですね」
P「他人事みたいに行ってますけど、小鳥さんも参加ですからね」
小鳥「ぴよ?」
―――当日
『わいわいがやがや』
P「みんな集まったか~?」
『は~い!』
P「それじゃあ俺の車、律子の車、小鳥さんの車に分かれて乗ってくれ」
―――小鳥車
響「温泉っ♪温泉っ♪」
やよい「楽しみです~」
貴音「旅館の料理とはさぞおいしいのでしょう」
小鳥「温泉なんて久しぶりね」
―――律子車
千早「声出しのできるところならいいのだけど」
律子「休みなんだから羽も伸ばしなさいよ?」
真「やっぱり自然がいっぱいなのかな?」
雪歩「お散歩しようね、真ちゃん」
あずさ「楽しみね~」
―――P車
美希「はい、ハニー。あ~ん」
春香「ダメだよ美希。プロデューサーさん運転中なんだから」
亜美「ねぇ、兄ちゃん。あとどれくらいで着くの?」
真美「真美たち早く温泉入りたいよ~」
伊織「この伊織ちゃんが泊まるんだもんね。それはいい旅館なんでしょ?」
P(なんか俺の車だけ騒がしさ段違いなんだが・・・)
―――温泉旅館
亜美「着いた~☆」
真美「いえ~い☆」
美希「温泉なの~」
P「お~い、おまえら~。行動の前に荷物部屋において来いよ~」
小鳥「うふふ、プロデューサーさん本当のお父さんみたいですね」
P「まったく手のかかる子供ですよ。というとお母さんは小鳥さんになりますかね?」
小鳥「ぴよ!?」
小鳥(お母さんは小鳥さん→小鳥さんは母性がありますね→こんな俺ですけど結婚してください)
小鳥「喜んで!」
P「は?」
亜美「兄ちゃん兄ちゃん!」
真美「真美たち探険してくるね~☆」
P「おい!荷物は!」
亜美「兄ちゃんお願~い」
P「こら・・・行っちまった。しょうがないか・・・」
春香「プロデューサーさん手伝いましょうか?」
P「あ、春香。悪いな」
春香「いえ、いいんですよ」
真「あ、プロデューサー」
P「どうした、真」
真「いえ、荷物置いたらボクと雪歩でこの辺りを散歩したいんですけど」
P「おう、気を付けて行ってこいよ」
真「はい」
俺「は?」
亜美「旅館と言ったら~☆」
真美「言ったら~☆」
亜美「売店!」
真美「ご当地物や名産品でいっぱいだ~♪」
亜美「温泉!」
真美「混浴!」
亜美「・・・ではない」
真美「喫茶店!」
亜美「コーヒー一杯六百円!」
真美「高~い」
亜美「あははは~」
真美「つぎどこ行こっ・・・」
ドンッ
真美「あ、ごめんな・・・さ・・・」
男「・・・・・・・・」ギロッ
亜美「ひっ・・・」
P「ふぅ・・・荷物を運び終えたな。ちょっと部屋でゆっくりするか・・・」
千早「プロデューサー!」
P「どうした千早。着いたばっかだって言うのにそんなに慌てて」
千早「あ・・・亜美と真美が・・・」
P「へ?」
P「まったくあいつらは・・・着いた早々・・・状況は?」
千早「今、律子が対処してるんですけど相手の男性がなにも喋らずただ威圧するばかりで・・・」
P「なんでそんなことになったんだ?」
千早「亜美に聞いたらはしゃいでたらその男性とぶつかってしまったみたいで」
P「あの二人は・・・で、あそこの角を曲がればいるんだな?」
千早「はい」
P「どうした律・・・子・・・」
男「・・・・・・・・」ギロッ
P(うわっ・・・顔恐っ・・・明らかにその筋の人じゃね?)
律子「あ、プロデューサー。亜美たちがこの方にぶつかってしまって・・・謝りはしたんですけど」
P「あ・・・ああ・・・。コホン、え~とこの度はうちの連れがご迷惑をおかけしました。二人とも謝って」
亜美「ご・・・ごめ・・・なさ・・・うぐ・・・」
真美「ごめな・・・さ・・・い・・・えぐ・・・」
P「二人も反省していますしここは一つ・・・」
男「・・・あ・・・」
P「へ?」
男「あの・・・その・・・自分は・・・べ・・・別に・・・怒っては・・・」
P「はい?」
男「えと・・・く、口下手で・・・女の・・・人と・・・喋るのも・・・」
P「はぁ・・・」
男「で、でも・・・む、娘が・・・いまして・・・それで・・・娘が・・・竜宮小町の・・・大ファンで・・・」
男「サイン・・・でも・・・持って帰れば・・・見なおして・・・くれるかなって・・・」
P「・・・だそうだぞ、律子」
律子「え、あ・・・サインですか?かまいませんよ。あとでお部屋にお届けしますね」
男「あ・・・ありがとう・・・ございます・・・」
P「では、自分達は・・・」
男「あ・・・ちょっと・・・」
P「はい?」
男「ごめん・・・な・・・。おじちゃん・・・恐い・・・顔で・・・。こんなものしか・・・ないけど」
亜美「あ、飴だ」
真美「ありがと、おじちゃん」
男「それでは・・・ご迷惑を・・・おかけしました・・・」
律子「いえ、こちらこそすみませんでした」
亜美「じゃね~☆おじちゃ~ん」
真美「真美たちの応援よろしくね~☆」
P「一時はどうなるかと思った・・・」
千早「お疲れさまです、プロデューサー」
P「おまえたちもあんまり迷惑かけるなよ?」
亜美「ごめんなさ~い」
真美「今度から気を付けるよ~」
P(懲りちゃいねぇ・・・)
真「プ、プロデューサー!?」
P「今度はなんだ?」
真「あの、雪歩が穴を掘って埋まっちゃって・・・」
P「夕飯までに引き上げておけ。以上だ」
真「え~・・・」
P「疲れを取りに来たってのに逆に疲れがたまるぞ、これ」
律子「はは・・・まぁ、みんな伸び伸びしてますしいいんじゃないですか?」
春香「プロデューサーさんプロデューサーさん。こんなの買っちゃいました」
P「お、ご当地キテーちゃんか。これはスイカか?」
春香「はい!スイカキテーです。可愛いですよね」
P「そうだな。ところで律子」
律子「なんです?」
P「スイカで思い出したがあずささんは大丈夫だろうな?」
律子「スイカで思い出さないでください・・・。大丈夫ですよ、響に頼みましたから」
響「あ!プロデューサー!」
P「お、響。どうした?」
響「さっき珍しい動物見つけたぞ!森の中に入っていっちゃって、追い掛けたけど見失っちゃったさ・・・」
P「へぇ、それはすごいな。どんな動物だ?」
響「あれは幻の珍獣ボルボレだぞ!図鑑でしか見たことなかったさ~」
P「ほぅ、ところであずささんはどうした?一緒のはずだろ?」
響「へ?あずさ?」
「・・・・・・・・・・」
P「律子!捜索隊だ!捜索隊の編成をするんだ!」
律子「今!今やってます!あ、あれ・・・こうじゃない!」
響「ご、ごめんだぞ!自分頼まれてたのに!」
P「買っててよかったGPS携帯・・・」
律子「今度から二人態勢ね・・・」
あずさ「いつもいつもすみません。私がしっかりしていればいいんですけど・・・」
P「いえ、いいんですよ・・・あずささんから方向音痴を取ったらスイカしか・・・ぶへっ!」
律子「何言ってるんですか、まったく」
P「すまん、疲れてるみたいだ。部屋で休んでくるよ」
律子「はい。なにかあったら呼びますね」
P「できれば呼ばれないことを望むよ」
―――P部屋
P「はあ・・・心労が・・・」
小鳥「大変でしたね。はいお茶どうぞ」
P「あ、ありがとうございます小鳥さん」
小鳥「でもみんな楽しそうでなによりじゃないですか」
P「そうなんですけどね。で、小鳥さんはなんで俺の部屋にいるんです?」
小鳥「そんな・・・さっきあんなに熱いプロポーズをしてくれたじゃないですか!?」
ポイッ
「開けて!開けてください!プロデューサー!いえ、あなた!」
P「・・・疲れるわぁ」
P「やっと静かになった・・・」
P「やっぱ都会と違って空気がおいしいな」
トントン
P「また誰か来た・・・小鳥さんかな?ここは一つビシッと言って置かないと」
「あなた・・・」
ガラッ
P「誰があなたですか!俺はあなたにあなたなんて呼ばれる筋合いは・・・!」
貴音「・・・・・・様・・・」
P「た、貴音・・・?」
やよい「プロデューサー・・・恐いです・・・」
P「や、やよいも・・・」
P「すいませんっしたー!!」
貴音「あなた様、何をしておられるのです?」
P「土下座です。しろと言うなら土下寝も辞さない」
貴音「いえ、そのようなことをする意味がおありなのかと・・・」
P「驚かせちゃったからな。やよいなんか震えてたろ」
やよい「うっうー!大丈夫ですよ、プロデューサー」
P「本当にすまんな。で、何か用か?」
貴音「いえ、あなた様が疲れ気味だと聞いたので身の回りのお世話でも思いまして」
やよい「マッサージならいつもお母さんにしてるから得意ですよ」
P「やよいはいい子だな」ポムポム
やよい「?」
P「でも大丈夫だ」
貴音「しかし・・・」
P「せっかくこんないいところに来たんだからおまえたちもゆっくり羽を伸ばせ」
貴音「羽を・・・?・・・・・・?・・・鳥肌?」
P「休めってことだよ」
やよい「うっうー!大丈夫ですプロデューサー!私たちちゃんと休んでますから」
貴音「ええ、このような機会を与えていただき本当に感謝しているのです」
P「そうか。ならよかった。お、もうそろそろ夕飯の時間だな」
貴音「ご飯ですか・・・いったいどのようなものが出るのでしょう・・・」
P「夕飯はバイキングらしいぞ」
貴音「バイ・・・キング・・・」
P「は・・・はは・・・」
貴音「もぐもぐ・・・」
春香「す、すごい量だね。貴音さん・・・」
貴音「この程度ではまだまだです・・・」
響「おいしいぞ~。みんなにも食べさせたかったぞ」
やよい「私も弟たちに食べさせたいです」
美希「このパスタおいしいの~おかわり持ってこよ」
伊織「あんまり盛りすぎて残さないようにしなさいよ。マナー違反になるから」
美希「その時は貴音に食べてもらうの」
貴音「・・・・・・」ブイッ
P「見てるだけで腹一杯になりそうだな・・・。そういえば真、あのあとどうなったんだ?」
真「大変でしたよ。何かあるたびに穴を掘って埋まっちゃって・・・」
雪歩「ごめんね・・・真ちゃん」
真「気にしないで、雪歩。ちゃんとボクがフォローするから」
雪歩「真ちゃん・・・」
小鳥(真ちゃんと雪歩ちゃんの絡み・・・エクスタシー!)
律子「小鳥さん?小鳥さん?大丈夫ですか?」
あずさ「あらあら、小鳥さん。はい、乾杯♪」
小鳥「え、あ・・・はい、乾杯♪」
亜美「兄ちゃん兄ちゃん!」
P「どうした?」
真美「あのおじちゃん見つけたから真美たち遊んでくるね☆」
P「挨拶に留めておきなさい。あと迷惑かけるなよ」
亜美「は~い☆」
P「あ~食った食った・・・」
律子「行儀が悪いですよ、プロデューサー」
P「すまんすまん。みんな食べおわったか?」
『は~い!』
貴音「もぐもぐ・・・」ハッ
P「貴音はゆっくり食べてていいぞ・・・」
貴音「もぐもぐ・・・」コクッ
P「それじゃ各自、食休みもよし温泉に入るもよし。解散」
『は~い!』
美希「ねぇ、ハニー。一緒に温泉はいろ?」
P「バッ・・・美希何言ってるんだ!?」
伊織「そうよ。それにこの旅館混浴じゃないじゃないの」
美希「ぶ~・・・つまんないの~」
つかぬことを聞くがアクシデントと合法ならどっちがいい?
わかった。アクシデントな
合法的なアクシデントで
P「もうそろそろ八時か。それじゃ風呂にでも行くかな」
P「浴衣よし、タオルよし、万全だな。場所はどこだっけ~・・・お、露天風呂あるのか」
~♪~♪
P「さ~て、風呂風呂~。男湯はっと・・・こっちか・・・」
『男湯、女湯入れ替えあり』
美希「つまんないの~。ハニーと入りたかったのに」
春香「無理言っちゃダメだよ」
律子「へぇ~、ここの旅館入れ替え制なんだ」
小鳥「もしやプロデューサーさんと鉢合わせ・・・なんて」
律子「無いでしょ。そんなこと」
仲居「あ、どうも今入れ替えましたからこちらへどうぞ」
『は~い』
―――露天風呂
P「はぁ~・・・やっぱり温泉は露天にかぎる」
P「星もきれいだなぁ・・・都会じゃ見れない風景だ」
『わいわいがやがや』
P「お、団体さんかな。にしては声が高いな。子供かな?」
『うわ~!あずささんおっき~!』
『ミキもこれくらいあればハニーは振り向いてくれるかな~』
『くっ・・・』
P(え?なんで美希たちの声が・・・ここ男湯じゃ・・・)
P(ま、まずい!岩陰に隠れないと・・・!)
亜美「亜美いちば~ん!」
真美「真美にば~ん!」
俺「俺さんば~ん!」
律子「こら!二人ともはしゃがない!他のお客さんに迷惑でしょ!」
亜美「え~・・・でも~・・・」
真美「他に誰もいないっしょ~・・・」
千早「あそこの岩の陰に一人いらっしゃるわよ」
律子「すみません。うるさくしちゃって」
P「・・・・・・・・」フリフリ
律子「もう!周りを見なさい!」
亜美「ごめんなさ~い・・・」
真美「気を付けま~す・・・」
P(どどどどど、どうするよ俺!?出るにしても出入口はあそこしかないし)
P(あれ?こればれたらまずくね?社会的にも、人としても)
美希「ハニーも今頃温泉はいってるのかな?」
響「入ってるんじゃないか?あんまり離れてないと思うぞ?」
美希「そっか~、呼べば返事してくれるかな?」
P(返せるかバカ!)
美希「ハニー!!」
「・・・・・・・・・・」
美希「帰ってこないの・・・」
律子「こら!美希!本当にすみません。キツく言っておきますから」
P「・・・・・・・・」フリフリ
P(近づくな、律子・・・近づかないでくれ・・・)
千早「ねぇ、律子。ボイストレーニングの件なんだけど」
律子「どうしたの、千早」
P(千早・・・ナイス!いや、Nice!)
あずさ「~♪~♪」
伊織「・・・・・・・」
亜美「・・・・・・・」
真美「・・・・・・・」
あずさ「あら、どうしたの?」
伊織「私だって成長期だし・・・」
亜美「いつかばいんばいんに・・・」
真美「なれるかなぁ・・・」
あずさ「?」
雪歩「・・・・・・・」ジーッ
真「ゆ、雪歩・・・どうしたの?そんなにじっと見て?」
雪歩「真ちゃんって案外スタイルいいよね」
真「え?そ、そうかな?」
雪歩「運動してるから引き締まってるし。胸も・・・」
真「雪歩・・・!?や・・・あんまり触らないで・・・」
雪歩「私ももう少し引き締めないとな・・・」
小鳥(エクスタシー!)
P(エクスタシー!・・・ってまずいまずい・・・変に興奮すると倒れてしまう)
やよい「こんなおっきいお風呂初めてです~」
春香「よかったね、やよい」
やよい「はい!」
やよい「いつか家族でこういうところ来てみたいです」
P(やよいはいい子だなぁ・・・)
春香「やよいはいい子だね」ポムポム
やよい「?」
貴音「今宵の月は美しい・・・」
貴音「都会の喧騒のなかでは見ることの出来ぬその風貌・・・」
貴音「ああ、なんと心に染みるのでしょう」
響「なにしてるさ?貴音」
貴音「響、あなたもあの月を見て何か思いませんか?」
響「月・・・?あ!ハム蔵も丸まるとあんな形になるぞ!」
貴音「ふふっ・・・」
P(もうみんなが出るまで待つしかないのか・・・でも耐えられるのか、俺の身体・・・)
小鳥「お隣失礼しますね」
P「ブフッ!?」
小鳥「すみません。騒がしくて・・・」
P「・・・・・・・・」
小鳥「お気を悪くさせていたらと思って」
P「・・・・・・・・」オーケーオーケー
小鳥「そうですか。それならよかったです」
小鳥「それにしても湯気がすごいですね。あなたの顔もわからないほどなんて」
P「・・・・・・・・」コクコクッ
小鳥「あの子たち、アイドルなんですよ」
小鳥「毎日いろんな場所で歌って踊って・・・時には失敗もありますけど毎日が楽しそうで」
小鳥「私も時々アイドルしてたときのことを思い出しちゃうくらいなんです」
P(小鳥さん・・・)
小鳥「今日はその骨休みで・・・みんなうれしいんだと思います」
小鳥「・・・何言ってるんでしょうね。すみません」
小鳥「そろそろ逆上せちゃいそうなので上がります・・・ね・・・あれ・・・?」フラッ
P「こ、小鳥さん!」ガシッ
小鳥「あ、プロデューサーさん・・・ありがとうございます・・・プロデューサーさん!?」
P「あ・・・」
P「すいませんっしたー!今回はマジですいませんっしたー!!」
律子「まったく土下座なんてやめてくださいよ。みっともない」
P「土下座ですまないなら土下寝もする!逆立ちも辞さない!」
律子「訳わからないこと言わなくていいですから」
伊織「この変態!大変態!変態大人!」
P「面目ない!」
律子「伊織も、もういいでしょ?」
伊織「でもコイツ!私たちのは、は、は、裸を見たのよ!」
P「いや!見てない!ずっと俯いてたし!・・・最後にちょっと見えたけど・・・」
伊織「この・・・変態!!」
美希「ミキはハニーになら見られてもいいけどな~」
春香「ちょっと美希!?」
亜美「うっふふ~☆」
真美「兄ちゃ~ん、真美たちの身体どうだった~☆」
P「ど・・・どうと言われましても・・・」
千早「こら、二人とも。プロデューサーが困ってるでしょ」
真美「でも~・・・」
亜美「千早お姉ちゃんも気になるっしょ?」
千早「わ、私は・・・別に・・・」
亜美「あ!千早お姉ちゃん顔真っ赤だ!」
千早「こ、こら!亜美!」
真美「えっへへ~☆にっげろ~」
千早「もう・・・」
P「千早・・・」
千早「プロデューサー・・・」
P「おまえのは、よくわからなかっぐほっ・・・!」
千早「部屋に戻ります」
くっ
あずさ「ダメですよ、プロデューサーさん。女の子にあんなこと言っちゃ」
P「あずささん・・・」
あずさ「女の子にはやさしく接してあげないと」
P「すいません」
あずさ「わかればよろしい」
P「やよいもごめんな」
やよい「なにがですかー?」
P「いや、一緒の風呂に入っていて・・・」
やよい「うっうー!私よく弟たちと入りますから全然気にしてませんよ」
P「そうなのか・・・でもまぁ、すまん」
やよい「?」
律子「まぁ、この件に関してはこのくらいにして部屋に戻りましょう」
P「明日からちゃんとみんなと接せられるか心配だ」
律子「接してください。それにみんな案外気にしてないようですし」
P「だといいんだがな。それじゃ俺の部屋こっちだから」
律子「はい、それでは」
P「気まずくなるなって無理だろ・・・一瞬が頭に焼き付いてるわけだし・・・」
P「まぁいい・・・今日は寝よ・・・」
ガラッ
|┃三 /::::::::ハ、\、::::::::\\::::::::::::',
|┃ i:::::::イ `> ー─--ミ::::::::::::|
|┃ {::::::::| ::\:::/:::: \:::リ-}
|┃ ',::r、:| <●> <●> !> イ
|┃ ノ// |:、`{ `> .:: 、 __ノ
|┃三 |::∧ヘ /、__r)\ |:::::|
|┃ |:::::::::::::'、 `=='´ ,,イ::ノノ从
|┃三 ノ从、:::::::::`i、,, ... ..,,/ |::::://:从
P「さすが旅館だ、布団が敷いてある。早く寝よう」
バタッ
P「なんでこんなに疲れてるんだろうな・・・」
小鳥「考えることが多いからじゃないですか?」
P「そうなんですけどね~。もっと休みの有効活用しないとなぁ」
小鳥「じゃあ今度一緒においしいものでも食べに行きませんか?」
P「いいですね・・・ってなんで人の布団に入ってますか!アンタは!」
小鳥「だってプロデューサーさんがあんなに熱く抱き締めてくれたから・・・」
P「あ、あれは・・・」
小鳥「それに・・・裸も見られてしまいました・・・」
P「ぐっ・・・」
小鳥「これはもう責任を取ってもらわないと・・・」
P「それはちょっと・・・」
小鳥「わ、私のことは遊びだったんですか!?」
P「遊んだつもりもねぇ!」
小鳥「こうなったら既成事実を・・・!」
P「や、やめて~!お婿に、お婿に行けなくなっちゃう!」
小鳥「私がもらってあげます!Let's Wedding!」
P「いや~!!」
ガラッ
亜美「兄ちゃ~ん☆」
真美「遊びに来たよ~☆」
「・・・・・・・・・・・・」
亜美「ピヨちゃんが兄ちゃんを襲ってる~!」ダダッ
真美「いや~ん!」ダダッ
小鳥「ち、違うの!違くないけど違うの!二人とも~!」
P「助かっ・・・た」
P「亜美、真美、ありがとうな。小鳥さんは?」
亜美「律ちゃんに怒られてるよ」
P「あの人の暴走癖もどうにかならないものかね」
真美「ねぇねぇ兄ちゃん。遊ぼうよ~」
P「悪いな・・・今日俺疲れたんだ。早めに休ませてくれ」
亜美「え~・・・」
真美「つまんな~い・・・」
P「また今度遊ぼうな」ポムポム
亜美「・・・うん」
真美「・・・わかったよ」
P「ありがとな、二人とも」
P「これでやっと眠れる・・・」
P「小鳥さんも悪い人じゃないんだけどなぁ・・・」
P「はぁ・・・もう今日はぐっすり眠れそうだ・・・」
P「おやすみなさい・・・」
ガラッ
―――翌朝
伊織「まったくプロデューサーったら寝坊してるじゃないの」
伊織「しかも私が起こしに来なくちゃ行けないなんて」
伊織「しょうがないわね・・・」
ガラッ
伊織「起きなさい!変た・・・い・・・」
P「スー・・・スー・・・」
美希「ナノー・・・」
伊織「な・・・な・・・な・・・何してんのよぉ!!」サッカーボールキック
P「ゴホォッ!?」
伊織「アンタ!昨日の今日で何やってるのよ!」
P「へ?え?」
伊織「美希を呼んでなにしてたのよ!『昨晩はお楽しみでしたね』とでも行ってほしいっての!」
P「いや!俺は・・・俺は知らない!み、美希!起きてくれ!説明してくれ!」
美希「あふぅ・・・あ、ハニー・・・」
P「おまえ何で俺の部屋で寝てるんだ!?」
美希「ハニー・・・昨日は激しかったね・・・」
P「はぁ!?」
伊織「こ、こ、この・・・」
P「い、伊織まっ・・・」
伊織「ド変態~!!」
律子「で、説明を聞くに。美希は昨日の夜にプロデューサーの部屋に行ったけどすでに寝ていた」
美希「そうなの。それでじーっと見てたらなんかうなされた感じで『ごめんなさいごめんなさい』って」
美希「なんか可哀想だったからミキが背中をポンポンしてたら気付いたら寝ちゃってたの」
P「どんな夢見てたんだ・・・俺・・・」
伊織「ま、紛らわしいのが悪いんだからね!」
律子「伊織はちゃんとプロデューサーに謝ったの?」
伊織「だって・・・あれは・・・」
律子「伊織」
伊織「・・・・・・悪かったわよ」
律子「はい!これでこの件はおしまい!さあ、事務所に帰るわよ!」
『は~い!』
―――小鳥車
響「楽しかったな、やよい♪」
やよい「はい!また来たいです!」
貴音「次はどんなグルメに出会えるでしょうか・・・」
小鳥「ううっ・・・少し自重しないと・・・」
―――律子車
あずさ「いいリフレッシュになりましたね~」
真「これからバリバリ頑張れそうです」
雪歩「ほんと、楽しかったね~」
千早「明日からのレッスンも頑張りましょう」
律子「これからバシバシ行くわよ」
―――P車
亜美「スー・・・スー・・・」
真美「スピー・・・」
美希「ナノー・・・」
伊織「・・・・・・・・」
P「・・・・・・・・・」
春香(天海春香ですが、車内の空気が悪いです・・・)
春香(よし、寝たふりをしよう・・・)
春香「ス、スー・・・スピー・・・」
P「みんな寝ちゃったか・・・」
伊織「・・・・・・・・」
P「なぁ、伊織」
伊織「なによ・・・」
P「いや・・・これからも今までどおり・・・な」
伊織「わかってるわよ、バカ」
P「そうだよな・・・」
春香(車内の空気が・・・悪いです・・・)
―――事務所前
P「お~い、おまえら~。着いたぞ~」
亜美「ふみゅ・・・」
真美「あ・・・兄ちゃんおはよー・・・」
美希「あふぅ・・・」
春香「お、おはようございます」
P「じゃあみんな今日はこれで解散だ。気を付けて帰れよ」
『は~い!』
律子「明日からいつも通りよ!気を引き締めてね!解散!」
『楽しかったね~』
『また行きたいね~』
『あ!あずささん!そっちじゃないぞ!』
P「今回の旅行、ちゃんとリフレッシュになったかな~」
律子「なったと思いますよ。みんなの顔見てくださいよ」
P「・・・そうだな」
―――後日
春香「おっはようございま~す!」
小鳥「おはよう、春香ちゃん。今日もレッスン頑張ってね」
P「あ、小鳥さん。この資料なんですけど・・・」
小鳥「ははは、はい!なんですかプロデューサーさん!」
P「い、いや・・・ちょっと数字の間違いがあったもので・・・」
小鳥「えっ!?す、すみません!」
小鳥(ううぅ・・・あれからまともにプロデューサーさんと話せないよ・・・)
小鳥(ダメよ小鳥!身を引き締めないと!頑張るの小鳥!負けるな小鳥!)ガタッ
ビシャー
小鳥「熱っ!?お茶が・・・!」
P「だ、大丈夫ですか!?俺がやっときますから着替えてきてください!」
小鳥「は・・・はい・・・。すみません・・・」
小鳥(身を引き締めないとって思った瞬間にあれじゃ・・・あぁ・・・ダメダメだ・・・)
小鳥「ありがとうございますプロデューサーさん・・・。すいません、お手数かけて」
P「小鳥さんらしくないですよ?どうしましたか?」
小鳥「いえ、べつに・・・」
P「あ、そうだ」
小鳥「はい?」
P「この間の食事の約束ですけどどこに行きますか?」
小鳥「え?」
小鳥(食事の約束を覚えている→私のことが嫌いではない→嫌いじゃない→好き→結婚してください!)
小鳥「喜んで!」
P「は?」
おしまい♪
面白かったって言われるとうれしいよね
読んでくれた人おつおつ→
ネタとしては話中にいろいろと約束してるせいであるんだろうけども
面白いネタあるかなと模索中
現状何書くか決まってないから保守はいいかな
なんかネタがあればちょうだい♪
ドッキリか・・・
よくみりゃ今回、真、雪歩、響の出番が少ない気がする
あとあずささんも動かしづらいのか・・・
嫌いなキャラとかいないんだけどな・・・
やよいかわいいよやよい
ていうか、スレ消費する人とかいるけどどんだけすげえんだよと思うわ
最初のでも500行ってないんだけど・・・
俺の場合書きたいシーンとか言わせたい台詞があればいいんだけどさ
そうすればそれを言わすためにキャラが動く
何言ってんだろうな
小鳥さんの喜んで!と亜美真美騒動が主かな
そのあとは温泉イベントからの流れだから
ちょっと意外だった
書きたいものをゴールにしてるんじゃなくて書きたいものに引っ張られる感じか
やよいは愛でるものなり
>>136
そんな感じかな。たまに言わせたい言葉に行き着かなくてパニくるときがある
春香「みなさん、こんにちは~」
春香「始まりました、『ドッキリお宅訪問』」
春香「このコーナーは765プロのアイドルのお宅にアポなしで訪問しちゃおうというコーナーです」
春香「今回のターゲットは孤高の歌姫こと如月千早ちゃん。いったいどんなお家なんでしょう」
春香「ではさっそく行ってみましょう」
春香「ここです。ここが千早ちゃんの自宅です」
春香「インターホンで呼んでみましょう」
ピンポーン
千早『はい』
春香「あ、千早ちゃん私だよ~」
千早『春香?どうしたの?』
春香「いや、近くに寄ったからさ。どうしてるかなって」
千早『そう。じゃあ今鍵開けるわね』
春香「うん!」
春香「侵入成功ですよ♪」
ガチャ
千早「いらっしゃい。片付いてないけど・・・え?」
春香「ドッキリ!お宅訪問!」
千早「はぁ!?」
春香「おっ邪魔しまーす!」
千早「え!?ちょっと・・・カメラ!?」
春香「引っ越してきたばかりみたいでまだ所々段ボールが置いてありますね」
千早「春香!説明して!」
春香「説明って言われても・・・生放送ドッキリ?」
千早「え?これ映ってるの?」
春香「バッチリ!」
千早「もう!」
春香「よくあるようなワンルームですねぇ」
春香「お、こっちはお風呂場かな?」
千早「は、春香!?そんなところまで!?」
春香「おー。千早ちゃんはいつもここで身体を洗ってるんだね」
千早「変なこと言わないでよ・・・」
春香「千早ちゃんはベダルサスーン派のようです」
千早「もうお風呂場はいいでしょ!」
春香「では、メインのお部屋へ行きましょう」
千早「あんまりおかしなことしないでよ」
春香「おお!これは生活感のないお部屋ですね」
千早「あまり、テレビも見ないし服も買わないから・・・」
春香「あ!この服この前プロデューサーさんに買ってもらったやつだね」
千早「ええ、でも着る機会がないから・・・」
春香「じゃあまたここで着てみようよ」
千早「え?」
春香「視聴者のみなさんに見てもらおうよ。かわいい千早ちゃんの服」
千早「で、でも・・・」
春香「いいからいいから。はい、着替えてきて」
千早「わ、わかったけど・・・荒らさないでよ?」
春香「わかってるって」
千早「じゃあ・・・」
春香「・・・・・・・・」
春香「行きましたね?」
春香「では・・・」
春香「あ!見つけました!小学校の卒業文集!」
春香「なになに・・・将来の夢は・・・『世界に轟く歌手になりたい』」
春香「千早ちゃんらしいですね」
春香「この千早ちゃんかわいい!見てください!ほら!」
春香「おや、この引き出しはなんでしょう・・・」
春香「こ、これは・・・」
ガチャ
千早「春香~これで・・・」
春香「下着だ~!!」ピカーン
千早「・・・は、は、は、ははは、春香ああああぁぁぁぁ!!!」
春香「すいませんっしたー!自分調子乗ってましたー!」
千早「プロデューサーの真似はいいから!閉まって!」
春香「土下寝も辞さない!」
千早「春香!もう!これ編集できます?」
春香「いや、千早ちゃん。だからこれ、生放送だよ」
千早「・・・・・・・・・」ポカーン
春香「では千早ちゃんが放心状態になっちゃったのでこの辺でお別れで~す」
春香「次はあなたのお家に行くかもですよ!」
―――事務所
春香『次はあなたのお家に行くかもですよ!』
P「このコーナー大丈夫なのか・・・?」
小鳥「千早ちゃん・・・可哀想に・・・」
P「そのうち小鳥さんの家に来たりして」
小鳥「ぴよっ!?」
小鳥(小鳥さんの家に来たりして→俺が押し掛けますよ→好きです→結婚してください!)
小鳥「喜んで!」
P「は?」
おしまい♪
>>157
腹筋すごいな
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