火憐「兄を振り向かせる10の方法?」(226)
火憐「そんな本が本当に役に立つのかよ?」
月火「良いから良いから、とにかく試してみようよ」
火憐「別に良いけど、どうすんの?」
月火「先ずは、1.お兄ちゃんと呼ぶ」
火憐「いつも呼んでるじゃん」
月火「火憐ちゃんは兄ちゃんでしょ?」
火憐「あ、そっか。でも月火ちゃんはいつも呼んでるよな?」
月火「んー、そうだね。でも、これって普段は呼んでない子が言うのがいいんじゃないかな?」
火憐「そうなのか、じゃあ、ちょっと試してくる!!」
月火「行ってらっしゃーい」
こんな感じでイチャラブが読みたいですので
じゃあPCから書く
火憐「兄ちゃん居るかー?」
暦「おー、なんだー?」
火憐「ああー、えっと……、その……、お、お兄ちゃんさ……」
暦「…………」
火憐「お、お兄ちゃんは……、その……」
暦「火憐ちゃん」
火憐「は、はい!!」
暦「熱でもあるのか?」
火憐「べ、別に……」
暦「そうか……、で、なんだ?」
火憐「あ……、えっと……、お兄ちゃん!!」
暦「…………、なんだ」
火憐「よ、呼んでみた、だけ……///」
暦「…………」
暦「月火ちゃーん!! 火憐ちゃんがおかしくなったぁ!!」
何やらPC規制されたからもしもしから書く
火憐「ちょ!! 兄ちゃん落ち着けって!!」
暦「おかしいじゃん!! なんだよそれ!? そんなの火憐ちゃんのキャラじゃないじゃん!!」
火憐「そんなに変、かな……?」
暦「いやいやいや!! なんでちょっとションボリしてるんだよ!?」
火憐「ときめかないか?」
暦「はぁ!?」
火憐「…………」ジー
暦「いや、あの……、上目遣いとかやめて下さい……」
火憐「なんだよもう」
暦「なんの策略だ」
火憐「別に何でもないよバカ!!」
暦「バカって言われた!! バカな妹にバカって!!」
火憐「兄ちゃんなんかお兄ちゃんなんて呼んでやらないんだからね!!」
暦「ツンデレだと!?」
火憐「バーカバーカ!!」ダッ
バタン
暦「なんだこれ……」
火憐「ダメだった」
月火「諦め早いなー」
火憐「でも、兄ちゃんってば普通に取り乱すだけだったぞ?」
月火「なんですと!? あの変態兄が何もせずに取り乱していたですと!?」
火憐「うん」
月火「うーむ、これは失敗かしら」
火憐「次だ、次!」
月火「やる気出てきた?」
火憐「なんか兄ちゃんに負けた気がするからな」
月火「えーっと、じゃあ次は……」
月火「2.上目遣いをマスターしよう」
火憐「さっきやったけど」
月火「やったの!?」
火憐「うん、流れで」
月火「それでもダメだったと」
火憐「うん、やめて下さいって頼まれちった」
月火「なんだそれ、ちゃんとやったの? ここに図解あるけど、こんな感じでやった?」
火憐「どれどれ……? んー、ここまでじゃ無かったかな?」
月火「じゃあ、今度はちゃんとこれの通りにやってみよう」
~暦部屋~
火憐「……」ジー
暦「……」
火憐「……」ジー
暦「何が目的だ」
火憐「……」ジー
暦「……」
火憐「……」テヘッ
暦「今すぐに僕の部屋から出ていってもらおうか!」
火憐「あ、ちょっと!! 押すなって!!」
火憐「全然ダメだった……」
月火「また!? ちゃんとテヘッってやった?」
火憐「やったよ、舌も出した」
月火「それで?」
火憐「追い出された」
月火「oh……」
火憐「やっぱ、その本ダメなんじゃねーの?」
月火「そうかなぁ……。あ、三番は行けるかも」
火憐「次は何さ」
月火「3.さりげなく太ももをアピール」
火憐「恥女じゃん!!」
月火「いやいや、これなら行けるって」
火憐「月火ちゃんがやりなよー」
月火「えー」
火憐「私なんて年中反裸でうろつくから見飽きてるって」
月火「もう、しょうがないなぁ」
火憐「頑張れー」
月火「はいはい」
~暦部屋~
月火「お兄ちゃん、ちょっといいかな?」
暦「なんだ、今度は月火ちゃんか」
月火「うん、ちょっと相談」
暦「なんだ? お金だったら貸さないぞ」
月火「借りないよ、それよりさ……」ペラッ
暦「…………、用件はなんだ?」
月火(お、見てる見てる)
月火「お兄ちゃんさ、最近変わったよね」ペラッ
暦「……、ん? どこがだ?」チラチラ
月火(なんだ、結構食い付くじゃん)
月火「お兄ちゃん!!」
暦「!!」
月火「ちゃんと話聞いてる?」ペラッ ススス
暦「お、おう、なんだ、聞いてるぞ」
月火(効いてる効いてる♪)
月火「お兄ちゃんって変わったよねって話だけど」
暦「お、おう……」
月火「やっぱり聞いて無いじゃん」
暦「すまん月火ちゃん。何だか浴衣の柄が気になってな」
月火「は?」
暦「その柄ってハムか?」
月火「これの何処がハムなのよ!? これは花!」
暦「なんだ、花だったのか、僕はてっきり並べられたハムかと」
月火「そんな生臭そうな浴衣誰が着るのよ」
暦「すまんすまん」
月火「あれ、もしかして誤魔化した? 本当は柄じゃなくて私の太ももが気になってる?」
暦「何で僕がなんの変化も期待できない太ももに興味を示さないといけないんだ」
月火「変化してるもん!!」
暦「いいや、してないね、例え足が吹き飛んでも変わらずに同じ物が生えてくるね」
月火「私はトカゲか!!」
暦「まぁいい、ハムじゃ無かったのなら問題ないんだ」
月火「なんだよもう……、成長してるっての……」クスン
暦「まぁまぁ、泣くな妹よ、どれ、お兄ちゃんが頭を撫でてやろう」ナデナデ
月火「あ……/// えへへ///」
火憐「どうだった?」
月火「頭撫でられた///」
火憐「なんだそれ!? なんで月火ちゃんだと効果あるんだ!?」
月火「でも太ももには反応無かったよ」
火憐「そうなの?」
月火「うん、どさくさ紛れに触ってくるかと思ったのにダメだった」
火憐「兄ちゃん……、もしかして男色になったのか……?」
月火「なにそれ素敵」
火憐「これはオススメの薄い本を貸してあげるしかないかもな」
月火「相手は誰だろ!!」
火憐「これは妄想が止まらない!!」
キャッキャッ♪
月火「取り乱したね」
火憐「だね」
月火「次のステップに進もう」
火憐「うん」
月火「えっと……、4.体に触る」
火憐「そんだけか?」
月火「そうみたい」
火憐「それなら私はいつもやってるぞ」
月火「火憐ちゃんの場合は技の試しでしょ?」
火憐「違うのか?」
月火「この場合は触るの後に(性的に)がつくんじゃないかな?」
火憐「エロい事するのか!」
月火「いやいや、そんな気分でって事でしょ」
疲れたおやすみ
火憐「よく解んねーな」
月火「つまり、お兄ちゃんの体に触ってエッチぃ気持ちにさせれば良いんだよ」
火憐「エッチぃねぇ……」
月火「じゃあ火憐ちゃん。頑張って」
火憐「え!? 私がやるの!?」
月火「頑張ってね♪ お姉ちゃん♪」
火憐「くそっ……、可愛いじゃねーか! 行ってくる!!」
月火「行ってらっしゃーい」
月火(ちょろいな)
火憐「頑張ってくるから!!」
月火「頑張って~」
~暦部屋~
火憐「兄ちゃん!」
暦「またかデカイの」
火憐「とりゃー!!」ガバッ
暦「うわっ!!」
火憐「ふっふっふ~、マウントいただきだぜ!」
暦「突然なんだ! 降りろ!!」
火憐「ほれほれ~」スリスリ
暦「……」
火憐「全身触るからなぁ~♪」
暦「全身と言ったな」
火憐「?」
暦「全身……、つまりお前は僕の下半身も触ると言うことか!!」
火憐「別にそんなんじゃっ!」
暦「自分の発言に責任を持て!!」
火憐「う……」
暦「ほら、どうした妹よ」
火憐「うぅ……」
暦「唸ってないで早く触るんだ!! いや! 触って下さい!!」
火憐「う……、ううぅ……」プルプル
暦「どうした火憐ちゃん!! 激しく! 激しく触ってくれていいんだよ!?」
火憐「うわぁぁぁぁん!!」ダッ
暦「…………」
暦「ふんっ……、所詮はお子様か……、僕の敵ではない」キリッ
火憐「えぐっ……、うぅ……」グスッ
月火「なんで泣かされて帰ってくるのよ……」
火憐「やっぱり変態だったんだよぉ……」
月火「つまりエンジンはかかったと」
火憐「うん……」クスン
月火「いよいよ効果が出てきたって事だね」
火憐「もうやりたくない」クスン
月火「まだまだこれからだよ!!」
火憐「月火ちゃんが行きなよ!!」
月火「んー、別に良いけど……、でも良いの? 美味しい所だけ貰っちゃって」
火憐「え……?」
月火「そっかぁ、私が貰っちゃって良いんだぁ。これからはお兄ちゃんを手足のように自由に出来るんだなぁ」
火憐「やる……」
月火「え? なにかな?」
火憐「もう少し、頑張る……」
月火「はい、じゃあ次ね、5.エッチな話をしよう」
火憐「エッチな話?」
月火「んー、いつもしてるよね?」
火憐「うん」
月火「パンツの話とか」
火憐「だね」
月火「もっと艶かしい話かな?」
火憐「そうかも」
月火「艶かしい話……」
火憐「いざ考えると難しいな」
月火「そだねー」
火憐「これは私一人じゃキツイな。月火ちゃんも手伝ってよ」
月火「しょうがないね」
火憐「よし、討ち入りだ!!」
月火「おー♪」
~暦部屋~
火憐「兄ちゃん兄ちゃん! エロい話しようぜ!!」
暦「おっし、任せとけ!!」
月火「流石お兄ちゃん! 大人な話聞かせてねー」
暦「大人……、大人か……」
火憐「なんだなんだ?」
暦「大人って、なんだろうな……」
月火「は?」
暦「大人のエロい話ってそんなにエロいか?」
火憐「大人ならエロいんじゃねーの?」
暦「思うんだけど、大人になればなるほどエロさは大味になってエロさを失う気がするんだ」
月火「は、はぁ……」
暦「だからつまり、大人のエロってのは思春期のような貪欲なエロでは無くて」
暦「もっとこう……、マンネリ化してしまった乾いたエロになるんじゃないかと」
火憐「た、例えば……?」
暦「例えばだな、男と女がホテルに居るとするだろ?」
暦「そのカップルがもしも思春期カップルだったら、かなり激しい動きでエロい事に励むんだろ?」
月火「まぁ、思春期だからね」
暦「しかし大人のカップルならそのプレイは体力、精神力共にグダグダなんじゃないかと」
暦「すっかすかの干からびたプレイを長々とやるような気がするんだ」
火憐「はぁ……」
暦「そんな物が本当にエロいのだろうか」
月火「お、お兄ちゃん? もういいよ?」
暦「僕はもっと激しいエロが欲しい!!」
火憐「うん、私達が悪かったよ」
月火「うん、もう良いよ」
もうダメだ 寝る 後は任せたです
暦「すまん、少し取り乱した」
月火「うん、びっくりしたよ」
暦「すまんすまん、で、なんだ?」
火憐「あ、うん、もう良いや」
暦「なんだ、エロい話をするんじゃないのか?」
月火「うん、何だか思ってたのと違うから、もう良いよ」
暦「そうなのか」
火憐「そうだよ」
月火「じゃ、じゃあ私達は部屋に戻るね」
暦「おう」
月火「何だかわけ解んなくなってきた……」
火憐「なんか兄ちゃんの奴、いつもと反応違うんだよな」
月火「そだね、いつもならもっと私達に危害を加えようとするもんね」
火憐「今日の兄ちゃんは妙に静かで気持ち悪い。なんかあったのかな?」
月火「まぁ、考えてても仕方ないし次いってみよー」
火憐「次は何だ?」
月火「えっとね、6.抱きついてスリスリする」
火憐「触ると被ってる気がするけど」
月火「待って、注釈があるよ」
月火「えっと、これまでのアナタの行動でお兄ちゃんはもうドッキドキ」
月火「そんな状態で抱きつかれたら狼になっちゃうかも(笑)」
火憐「……」
月火「大丈夫かなこの本……」
火憐「まぁ、良いや、抱きつくんだな?」
月火「うん、そんで狼にするの」
火憐「よし! 行くぞ月火ちゃん!!」
月火「お、おうよ!!」
~暦部屋~
暦「来たか妹達よ、待っていたぞ!!」
火憐「お、おう……」
月火「待たれてたんだ私達」
暦「さぁ、かかってこい!! 僕は何でも受け止めてやるぞ!!」
火憐「う……」
月火「火憐ちゃん! 引いたら負けだよ!!」
暦「さぁ! さぁ!!」
火憐「うぅ……、おりゃぁぁぁ!!」ドゴッ
暦「おうふ」
月火「えい!!」ダキッ
暦「あふっ」
火憐「どうだ兄ちゃん!?」
月火「参ったか!!」
暦「」
火憐「なんだ兄ちゃん、妹二人に抱きつかれて嬉しさで声も出ないか?」
暦「」
月火「あれ? ちょっと、お兄ちゃん?」
火憐「兄ちゃん!?」
暦「」
月火「ちょっと、火憐ちゃん、気絶しちゃってるよコレ!!」
火憐「え、なに嬉しさで気絶!?」
月火「いや、多分抱きついた時の当て身でだよ!!」
火憐「兄ちゃん!? しっかりしろ、兄ちゃん!!」
暦「」
月火「ど、どうしよう……」
火憐「……」
月火「ねぇ火憐ちゃん、どうしよう!?」
火憐「…………」サワサワ
月火「ちょっと、火憐ちゃん?」
火憐「兄ちゃんってけっこう筋肉あるのな……」サワサワ
月火「え……?」
火憐「兄ちゃ……」サワサワ スリスリ
月火「ちょっと、何して……」
火憐「……」スリスリ ハァハァ
月火「火憐ちゃん!?」
火憐「兄ちゃんの匂い……、ほら、月火ちゃんもスリスリしてみ?」ガシッ
月火「え? ちょ、やめ……、んー!!」ムグムグ
火憐「な? なんか良いだろ?」クンカクンカ
月火「んんんー!!」シタバタ
火憐「兄ちゃ……、兄ちゃ……!!」スリスリ スリスリ
月火「ちょ、ちょっと火憐ちゃん!! なにしてんの!?」
火憐「兄ちゃんの足でスリスリすると、気持ちいい」スリスリ
月火「気持ちいいって、ちょっと! ダメだってそんなところスリスリしちゃ!!」
火憐「兄ちゃっ!! 兄ちゃぁぁぁんんっっっ!!」ビクンビクン
火憐「」
月火「へ? ちょ、ちょっと?」
火憐「」
月火「え、なにこれ……」
月火「……」ドキドキ
月火「お、おーい、火憐ちゃん?」
火憐「」クター
月火「お兄ちゃーん……?」
暦「」
月火「……」ドキドキ
月火「ちょっとだけ……」スリ
月火「……」スリスリ
月火「んっ……、お兄ちゃんの匂い…………」クンカスリスリ
月火「止まんない…………」スリスリ
~一時間後~
暦「ん……、あれ……?」
火憐「よ、よう兄ちゃん……」モジモジ
暦「あぁ……、ん? 何か腹の辺りが痛い……」
火憐「な、何か悪い物でも食べたんじゃねーか?」
暦「いや、そういう痛みじゃなくて……、おわっ!? なんだこれ!?」
火憐「あ、月火ちゃん? なんか気付いたら兄ちゃんの膝で寝てたよ」
暦「おい、起きろちっちゃいの」ペチペチ
月火「んんっ……」
月火「あれ……?」
月火「失敗したね」
火憐「いや、ある意味成功だった」
月火「うん……///」
火憐「なかなか良かったよね……///」
月火「じゃなくて!!」
月火「お兄ちゃんを振り向かせるんだよ!!」
火憐「おぉ、そうだったエロい事ばっか考えてた、危ない危ない」
月火「まったく、ほら、次いくよ」
火憐「おう!!」
月火「7.一緒にお風呂」
火憐「……」
月火「……」
火憐「流石に無いでしょ」
月火「そだね、次いこう」
火憐「うん」
月火「8.デートに誘う」
火憐「デート?」
月火「普通お風呂の前にデートじゃない?」
火憐「だよな、つーかもっと前にデートじゃないか?」
月火「これを書いた人って頭大丈夫かな」
~暦部屋~
火憐「兄ちゃん!!」
月火「お兄ちゃん!!」
暦「お、おう、もう来たか」
火憐「デートしよう!!」
月火「しよう!!」
暦「なに!? デートだと!? 待て、ちょっと、待て」
火憐「何さ」
月火「嫌なの?」
暦「いや、ちょっと、予想外だったもので」
火憐「は?」
暦「デートか……、ふむ……」ブツブツ
月火「ほら、ブツブツ言ってないで、デートしよ」
暦「お、おう」
……………………………………
月火「お兄ちゃん、まだー?」
暦「ちょっと、待て!」
火憐「なんだよもう、たかがデートの準備に時間かかりすぎだぞ」
暦「僕にもいろいろあるんだよ! 黙って待ってろ!!」
月火「早くしてよね」
火憐「まったく、着替えくらいで部屋から追い出さなくても良いじゃんか」
月火「まったくねー」
暦「おかしい……、なんでデートなんだ?」
暦「いや、それよりも、さっきからいろいろと変だ」
『まだー?』
暦「ちょっと、待ってろって!!」
『早くー』
暦「ふむふむ……、なるほど……」
『どこ行こうか』
『私、甘いもの食べたいなー』
暦「これか……、なになに…………」
『兄ちゃんまだかー?』
暦「おう、もう良いぞ!!」
~デート~
火憐「よっしゃ、じゃあデート行くぞ!!」
月火「おー♪」
暦「よし、僕に任せておけ!!」
月火「お兄ちゃん頼もしい!」
暦「何たって僕はお前達の兄だからな!!」
火憐「先ずはどうするんだ? 300mダッシュいっとくか!?」
暦「いや、それはちょっとデートとは違うんじゃ」
月火「ねー、私甘いもの食べたいなー」
暦「甘いものか……、ならミスド行くか?」
月火「うん♪」
火憐「兄ちゃんにしてはまぁまぁな選択だな」
~ミスド~
暦「ほら、好きなものを頼め」
月火「わーい♪」
火憐「んー、何がいいかなぁ」
暦「こら、出てくるな!!」
月火「ん?」
火憐「兄ちゃんどうかしたか?」
暦「いや、ちょっとな……、気にするな」
月火「?」
火憐「私ポンデリングにしようかな」
暦「後で買ってやるから……」ヒソヒソ
月火「私はエンゼルショコラと~」
火憐「ハニーチュロも」
……………………………………
月火「いただきまーす」
火憐「いっただきまーす」
暦「遠慮なく頼んだな……」
月火「好きなものを頼めって言ったのはお兄ちゃんだよ」
暦「そうだが……」
火憐「まーまー、可愛い妹とのデート何だからケチ臭いこと言うなよ」
暦「自分で可愛いとか言うなよ」
月火「ん~、美味しい♪」
暦「まったく……」
………………………………
火憐「いやー、食べた食べた」
月火「美味しかったね~」
暦「よし、じゃあ散歩でもするか」
月火「うん♪」
火憐「よっと」ギュッ
暦「!!」
月火「あ、火憐ちゃんずるーい、私も~」ギュッ
暦「お、おう……、両手を封じるとはなかなかだな……」
火憐(効果ありだな)
月火(お兄ちゃんってば単純なんだから)
暦「……」
火憐「~♪」
月火「……」クスクス
暦(さっきから微妙に柔らかいものが肘に)
火憐「兄ちゃん、どうかしたか?」ムギュムギュ
暦「おうふっ!!」
月火「大丈夫? お兄ちゃん?」ムニムニ
暦「お、おう……」
暦(やばい、流石は童貞、下半身が反応しそうだ……)
火憐「なんか汗かいてるぞ?」
月火「お兄ちゃん平気?」
暦「大丈夫だ……、うん……」
~帰宅~
暦「妙に疲れた……」
火憐「あーあ、もう家に着いちゃった」
月火「あっという間だね~」
暦「僕は永遠に感じたよ……」
火憐「ふぅ……、なんか少し汗かいたな」
月火「そだね、お風呂入ろうかな」
暦「僕は全身びっしりだ……」
火憐「じゃあ一緒に入るか?」
暦「なにっ!?」
火憐「いや、月火ちゃんに言ったんだけど……」
暦「あ……、すまん……」
月火「んー、私はまだ良いから、二人で入れば?」
火憐「なんですとっ!?」
月火「ん? 兄妹なんだし気にする事なくない?」
火憐「月火ちゃん私をハメたな!!」
月火「え~? なんの事~?」
暦「え……、いや、待て待て! それは流石にマズイだろ!?」
火憐「そうだぜ月火ちゃん! 私だってまだ恥じらいくらいあるんだぞ!!」
月火「まぁまぁ、良いから良いから♪」
~風呂~
暦「……」
火憐「……」
暦「さ、先に洗っちゃえよ、僕は後ろ向いてるからさ」
火憐「え!? あ、うん……」
ゴシゴシ
暦「……」ドキドキ
火憐「……」ドキドキ
暦「……」
火憐「に、兄ちゃんさ……」
暦「なんだ?」
火憐「恥ずかしくないか?」
暦「いや、恥ずかしいが」
火憐「だ、だよな、ははは」アセアセ
暦「おう……」
火憐「あれ……、石鹸どこだ?」
暦「あ、こっちにある」
火憐「お、サンキュ」
暦「ほら」
ピトッ
火憐「んひゃぁ!! へ、変なとこ触るなよ!!」
暦「うわっ!? すっ、すまん!!」
火憐「…………」
火憐「ま、まぁ……、嫌じゃないけどさ……」ボソッ
暦「お、おう……///」
火憐「///」
暦「///」
コンコン
暦・火憐「!!!」
月火「入るよー」
月火「やっぱり気持ち悪いから私も一緒に入るねー」
暦「え? あ、はい……、え?」
月火「あれ? なんで火憐ちゃん全裸なの?」
火憐「へ?」
月火「水着くらい着ればいいのに」
火憐「あ……、その手があったか」
月火「今から着てくれば?」
暦「お、おう!! そうだな!! そうしろ!!」
月火「お兄ちゃんもタオルの下、裸なんだから着てきなよ……」
暦「あ、はい」
火憐「……」
暦「……」
月火「ほら、早く洗っちゃいなよ、私はもう洗っちゃったからさ」
火憐「うん……」
暦「おう……」
月火「はぁ~、お風呂はいいね~」
火憐「……」
暦「……」
月火「火憐ちゃんのビキニ姿ひしぶりに見たな~」
火憐「う、うん……、そだね」
暦「月火ちゃんや」
月火「なーに?」
暦「いや……」
暦(スク水か……、うむ……)
月火「あ、お兄ちゃんの背中流してあげる♪」
暦「いや、良いから!!」
月火「良いから良いから~、ほら、火憐ちゃんも一緒に」
火憐「へ? あ、うん……」ドキドキ
ニュルニュル
火憐「え? 何で体?」
暦「???」
月火「良いから良いから」
暦「お、おい、何して……!!」
月火「えへへぇ、いくよ~」
火憐「いくぞ兄ちゃん///」
ニュルン♪
暦「うお!? や、やめっ!!」
月火「ほらほら、男の人は体で洗われるの好きなんでしょ~?」ニュルニュル
火憐「……///」ニュルニュル
月火「えい♪ えい♪」
火憐「き、気持ちいいか? 兄ちゃん///」
暦「あっ……、んっ……、んんっ……!」
月火「お兄ちゃんエッチな声出てるよ?」
暦「やっ……、んっ……、やめっ……!」
火憐「////」ドキドキ ニュルニュル
暦「やめっ…………、て……、くれ……、んんっ……///」
月火「何だか私まで///」ドキニュル
火憐「兄ちゃん/// 兄ちゃん///」ゴシゴシ
暦「あうふっ!! おうっ!!」
……………………………………
暦「はぁはぁ……」
火憐「ハァハァ……」
月火「なんか……、思ってたより疲れるね」
暦「うぅ……、妹に洗われた……」シクシク
月火「あーあー、泣かないのお兄ちゃん」ナデナデ
暦「撫でられた……」シクシク
火憐「もう、私、疲れた……」
月火「上がろうか」
火憐「うん」
暦「そうしよう……」
火憐「何か体がムズムズする……」
月火「でもこれでお兄ちゃん攻略は目前だよ!」
火憐「そだね、よしっ!! 次だ!!」
月火「うん♪」
火憐「次は何だ?」
月火「えっとね、9.ついにエッチ。だってさ」
火憐「は?」
月火「エッチしろって」
火憐「誰が?」
月火「火憐ちゃんじゃないの?」
火憐「いやいや、私はやだよ!」
月火「私だってやだよ? すっごく痛いらしいし」
火憐「気にする所そこなんだ」
月火「痛いのは嫌でしょ」
火憐「いや、私はどちらかというと……」
月火「なら良いじゃん、処女くらいあげちゃいなよ」
火憐「ノリが軽い!!」
月火「姉はだれしも妹より先に大人になるものなんだよ」
火憐「こんな時ばっかり姉扱い!!」
月火「頑張ってねー」
火憐「いやいや!! やらないってば!!」
月火「でも、やらないとお兄ちゃんゲットできないよ?」
火憐「でも……」
月火「もー、しょうがないなー、じゃあ我慢して私がやるから」
火憐「ちょ、ちょっと待った!!」
月火「なに? やっぱりやる?」
火憐「あ……、いや、えっと……」
月火「じゃあこうしようよ、二人で行ってお兄ちゃんに選んで貰うの」
火憐「やるのは決まってるんだ……」
月火「これなら良いでしょ?」
火憐「んー、まぁ……、兄ちゃんが選ぶなら仕方ないけどさ……」
月火「はい決まり、じゃあお兄ちゃんの所に行こー♪」
火憐「何だか騙された気がする」
月火「良いから良いから♪」
火憐「うん……」
月火「~♪」
火憐「……」
~暦部屋~
月火「お兄ちゃん♪」
火憐「……」モジモジ
暦「お、おう……、なんだ……?」
月火「あのさ、エッチしない?」
暦「あの、火憐ちゃん」
火憐「な、なに?」
暦「月火ちゃんは何を言ってるんだ?」
月火「だから! エッチしよって言ってるんだよ!」
暦「脳みそ沸いたか?」
月火「なにさお兄ちゃん、もしかして怖いの?」
暦「挑発しても無駄だぞ」
月火「あ、やっぱり怖いんだ」
暦「だから無駄だと……」
月火「そうだよねぇ、童貞にはそんな勇気ないよねぇ」
暦「お前だって処女だろうが!」
月火「違うかもよ?」
暦「なに!? 相手は誰だ!? ぶっ殺してやる!!」
月火「危険な発言だ!!」
暦「まぁ、そんな嘘には騙されないぞ、いや、そんなの信じたくない、月火ちゃんは処女……月火ちゃんは処女……」ブツブツ
月火「だからさ、そんなに気になるなら自分で確かめて見れば良いじゃん」
暦「なるほど……、ん?」
火憐「私も……、確かめる……?」
暦「待て、話の流れがおかしな方へ向かってるぞ」
月火「気になるんでしょ?」
火憐「兄ちゃん///」
暦「なんだこれ……」
月火「どうするの?」
暦「ちょっと待ってくれ、お前ら今日おかしいぞ? 何が目的だ?」
月火「今はお兄ちゃんとエッチな事するのが目的だよ?」
暦「いや、だから! なんで突然そうなった!?」
火憐「それは……、その……」
暦「誰の差し金だ」
月火「別に誰でもないけど」
暦「いや、普段のお前らならこんな事しないはずだ」
火憐「……」
月火「……」
暦「言ってみろ、何が原因だ。言わないならエッチな事はしない」
火憐「えっと……」
月火「もー、しょうがないな、ちょっと待っててよ」
暦「……」
月火「はい、これ」
暦「これは……、なんだ……?」
火憐「雑誌」
暦「いや、それは解ってる、この特集は何だと聞いてるんだ」
火憐「これでお兄ちゃんを私達の物にしようかと」
月火「そういうこと」
暦「…………、これ、買ってきたのか?」
火憐「そういえば、どうしたのこれ?」
月火「え? あぁ、うん、神原さんから貰ったんだよ?」
暦「……」
火憐「??」
暦「ちょっと待ってろ、エロ猿を駆除してくるから」
『こちらは神原駿河、只今縄跳びの新しい使い方を研究中だ』
暦「神原……」
『ん? その声と荒い鼻息は阿良々木先輩だな』
暦「神原、僕の妹になんて物を渡してるんだ」
『なに? 阿良々木先輩の妹さんに? はて、なんの事か……』
暦「僕の妹に『兄を振り向かせる10の方法』とかいう特集雑誌を渡しただろう!!」
『ん? あぁ、その事か。いや、あれは深い意味は無くてだな』
暦「深すぎるわ!!」
『いやいや、私は単に妹さん達がBLに興味があるというのでオススメの雑誌をだな』
暦「は?」
『その特集雑誌の中に濃厚な兄弟物小説が載っているのだ』
暦「…………」
『どうした阿良々木先輩?』
暦「いや……、いい…………」
『そうか、まぁ、妙な事になってしまっているのならば申し訳ない、お詫びに私は手足を縛ったまま町内を這い回ろう』
暦「いや、やらなくていいぞ」
『もちろん裸でだ!!』
暦「いや、いいから!! じゃあな」
『うむ、また』
……………………………………
暦「はぁ……」
月火「どうだった?」
暦「いや……、お前達にそれを渡したのはBL小説を読ませるためだったんだとさ」
月火「BL小説?」
火憐「あ、これじゃね?」
月火「うわ……、すごいよこれ……」
火憐「そんな……、小指をそんな風に使うなんて……」
月火「ダメだよこんなの、ドキドキが止まらない!!」
キャッキャッ♪
暦「ほら、もう良いだろ、部屋に戻れ」
月火「えー」
火憐「エロい事しないのか?」
暦「しねーよ!!」
月火「またまたぁ、お兄ちゃんだって興味あるくせにー」
暦「ねーよ!!」
月火「私知ってるよ? お兄ちゃんの読んでる雑誌にエッチのテクニックとかオススメのデートプランとか載ってるの」
暦「んなっ……!」
火憐「あ、この雑誌か?」
月火「うわ……、デートの所に折り目ついてる……」
火憐「もしかしてデートの準備に時間かかってたのって……」
月火「意識しまくりじゃん……」
暦「う、うるさい見るな!! 早く出ていけ!!」
火憐「兄ちゃん……、可哀想な人……」
暦「哀れむな!!」
月火「なんかもう冷めちゃった」
火憐「こんな残念な兄は遠慮しとく」
暦「うぅ……」
月火「ほらほらお兄ちゃん、元気出して」
火憐「ま、頑張って生きてくれよ」
暦「うぅぅ……」
月火「ほらほら、私達はお兄ちゃんが残念でも嫌いにならないからさ」
火憐「そうだぞ兄ちゃん、ちょっと好きだぞ」
暦「うん……」メソメソ
月火「世話のやけるお兄ちゃんだなぁ」
火憐「まったくだぜ」
月火「じゃあ私達は部屋に戻るからね?」
火憐「元気だしなよー」
月火「お兄ちゃんにはがっかりだね」
火憐「チキンだからな」
月火「まぁ、そうじゃなきゃお兄ちゃんじゃないけどね」
火憐「だな」
月火「でも、今日1日いろいろやって楽しかったなぁ」
火憐「そういえば最後の項目って何だったんだ?」
月火「えっとね……」
月火「10.キスをします」
火憐「順番めちゃくちゃだな」
月火「だね」
終わる
忍「まったく、妹に欲情してオナニーするとは……、どこまでも変態じゃな主様よ」
暦「忍!? いつからそこに!?」
忍「なに、気にするな、続けるがよい」
暦「いや、無理だろ……」
忍「なんじゃ、手伝って欲しいのか?」
暦「いやいやそうじゃなくてだな……」
忍「どれ、任せておけ」
フミフミ
暦「おわっ!! 忍!?」
忍「どうじゃ? この前マンガで覚えたのじゃ、足で踏む事で快感が得られるのだろう?」
暦「や……、やめっ……」
フミフミ
忍「どうじゃ、どうじゃ?」フミフミ
暦「あがっ……、イッ……、クゥ……」
ビュルビュル!!
忍「こんなに出しおって……、足がベトベトになってしまったではないか」
暦「す、すまん忍、すぐに拭いて――」
忍「いや……、このままっ!!」
ズボッ
暦「んぐっ……!!」
忍「ほれ、自分で出したものじゃ、自分の口で綺麗にせい!!」
グチャ デロッ
暦「んぐぅ……!! んぐっ!!」
忍「ちゃんと残さず舐めとるんじゃぞ」
暦「んぐっんんっ……」
忍「ん? なんじゃ、自分の精を舐めてまた興奮したのか? 本当に変態じゃな」クスクス
暦「っぷは……、はぁはぁ……」
忍「物欲しそうにヒクヒクしておるの」クスクス
暦「忍……」
忍「そう切なそうな顔をするでない、すぐに治めてやるからの」
ナデナデ
暦「んっ……!!」
忍「ほれ、幼い手で触られて気持ち良かろう」
暦「し、忍っ…………」
忍「吸血鬼の手は冷たいからの、ひんやりして気持ちいいのであろう?」
ニギュッ ニギュッ
忍「ほれ、もうヌルヌルになってしまっているではないか」クスクス
暦「忍……!!」
忍「出したい時に出していいのじゃぞ?」
暦「あっ……、くっ……」
忍「どうじゃ? 今度は顔にかけるのか? それとも口で受け止めて欲しいのかの?」クスクス
ニギュッ ニギュッ ニギュッ!!
忍「ほれほれほれ!!」
ニギュニギュニギュッ!!
暦「は、激しっ……!」
忍「どっちじゃ? 言ってみよ! 口か? それとも顔か!?」
>1.顔にかける
2.口に出す
暦「うっ……、うぁっ……!!」ビクビク
ドクドクッ
忍「んっ……、はぁ」
暦「すまん……、顔に……」
忍「二発目だというのに、凄い量じゃの……、それにこの臭い、クラクラしてしまうわ」
暦「すまん、今ティッシュを」
忍「早くせい、ベトベトするではないか」
暦「すまん……」
忍「ふん、幼女の顔に大量射精しおって、我が主様は変態すぎじゃ」
暦「すまん……」
忍「もうよい、寝る!! 勝手にオナニーしておれ!!」
BAD END
2.口に出す
暦「うっ……、うぁっ……!!」ビクビク
ドクドクッ
忍「んんっ!!」
暦「忍! 大丈夫か!? ほら、吐き出せ」
忍「んっ……」フルフル
暦「忍……」
忍「ん……、んっ……」コクン コクン
暦「飲ん……」
忍「ふぅ……、主様の大切な精じゃからな、飲むのは当たり前じゃ」
暦「忍……」ギュッ
忍「主様……///」
コンコン
月火「お兄ちゃん、さっきからうるさいよー? 何してるのー?」
火憐「入るぞ兄ちゃん」ガチャ
暦「あっ……」
月火「お兄……ちゃん……?」
火憐「兄ちゃんが……、幼女を誘拐…………」
暦「ち、ちがっ!!」
火憐「見損なったぞ兄ちゃん!!」
月火「けけけ、警察!!」
火憐「警察なんかに任せておけるか!! 火憐様直々に拳で去勢してやる!!」グワッ
グシャッ
暦「…………っぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
火憐「行こう、月火ちゃん、もうお兄ちゃんは居ないよ」
月火「うん、これからはお姉ちゃんだね……」
暦「」
BAD END
こんな感じのが読みたいから誰かおなしゃっす
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません