名探偵コナン 不死身の火炎姉妹(ファイヤーシスターズ) (51)

火憐「火憐だぜ!」

月火「月火だよ~」

火憐「2人合わせて!」

月火「ファイヤーシスターズ!」


火憐「ある日2人で遊園地に遊びに行ったら…」

月火「ジェットコースターで何か事件が起きたみたい…」



※怪異のいない?世界です

キャラ設定若干変更注意

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火憐「あたしたちは遠目で見てたんだけど…」

月火「何か工藤新一って高校生があっという間に解決しちゃったみたい」

火憐「その後、その高校生がどこかへ走り去るのを見つけて、気になって後を追ってみたら…」

月火「その高校生が、血まみれで倒れてたんだ…」


火憐「とりあえず無事を確認するために近づこうとしたら、もっととんでもないことが起きた」

月火「その高校生の体が、縮んじゃったんだ…」

火憐「…見た?月火ちゃん」

月火「うんうん、ばっちり見たよ、火憐ちゃん」



コナン「」


火憐「こいつ、今小さくなったよな?」

月火「なったねぇ」

火憐「コイツもしかして化物…」

月火「それあたし達が言う?」

火憐「あ、そっか」

火憐「それで、コイツどーすんの?」

月火「小さくなったって言っても信じてもらえないだろうし、普通に近くのおまわりさんに言おっか」

月火「勿論小さくなったことは言わないでね」

火憐「そうだな」


月火「こうして、あたし達は少年を警察に預け、家に帰りました」

~数日後、阿良々木家~

月火「う~ん…」

火憐「どした火憐ちゃん?」

月火「いや、あの子の事が気になってさ」

火憐「ああ、あの小さくなった…」

月火「あの時はつい警察に預けちゃったけど、あの後どうなったのかな…」

火憐「うーん、わかんねーな…」


ガチャ


暦「ういーっす」

火憐「あ、兄ちゃん」

月火「おかえりお兄ちゃん!」

火憐「今日もお勤めご苦労様であります!阿良々木巡査!」

暦「やめろよ、まだぺーぺーだし」


【阿良々木暦】

【阿良々木姉妹の兄 警官】


暦「ふぅ…」

月火「お疲れだねお兄ちゃん、何かあった?」

暦「いや、実は今日殺人事件があってさ」

火憐「マジで!?」

月火「最近物騒だよね~呪いかな?」

暦「まぁでも解決したんだけどね、眠りの小五郎のお陰で」

月火「眠りの小五郎?」

暦「あれ?知らねーの?警察内ではけっこう有名な探偵でね」

暦「今回もたまたま家族連れで殺人現場に居合わせて…」

暦「最初はトンチンカンな推理してたんだけど、突然眠り始めちゃって」

暦「その後は見事な推理で解決さ」

火憐「へー、すげーんだな」

月火「・・・・・」

月火「お兄ちゃん」

暦「何だよちっこいの」

月火「その毛利小五郎って人、小さな子供連れてなかった?」

暦「子供?ああいたなそういや、真剣な顔で現場をウロチョロしてて毛利小五郎に殴られてたな」

月火「…ふーん、なるほど」

暦「でも眠りの小五郎が始まってからは姿見なくなったんだよな、どこ行ってたんだろ?」

月火「そうなんだ…」

火憐「月火ちゃん?」

月火「なるほどねぇ~」

暦「どうしたんだよ?」

月火「なんでもない!ほらお兄ちゃんはとっとと出てって!」グイグイ


暦「な、何なんだよ一体…」


バタン

火憐「何かわかったの?月火ちゃん」

月火「まぁ、何となく…ね」

火憐「?」

月火「後は、出会いを待つだけ…だね」


月火「楽しみだな~」

~数週間後 米花町街中~

火憐「って、全然出会えてねーじゃん!」

月火「やっぱり事件に出くわすのってそうそうあることじゃないのかな~」

火憐「でも連日パトカー走ってるぜ?」

月火「やっぱり持ってないとダメなのかな」


月火「死神的な奴を」


キャー シタイヨー!

火憐「お?」

月火「そう言ってたら来たね!」

~事件現場~

小五郎「警部殿!これまた偶然ですな!」

目暮「ハハハ…もう突っ込む気も起きんよ」


ガヤガヤ


火憐「あのヒゲのオッサンが毛利小五郎じゃね?」

月火「うん、じゃあ…」



コナン「・・・・・」ジー


月火「『あの子』か」

コナン「なるほど、ここが…」

月火「何かわかったの?」

コナン「うわっ!」ビクッ

月火「あ、ゴメンね驚かせちゃって」

コナン「君は…」


月火「通りすがりの女の子だよ」

コナン(コイツ、全く気配を感じなかった…)

月火「こっちはお姉ちゃんだよ~」

火憐「よっ」

コナン(デカいな…)

月火「で、君は何してるのかな?」

コナン「え、いや…」

高木「こらこら君達!現場をウロチョロしちゃダメだよ!」

コナン「あ、ごめんなさーい」

月火「おっと、あたし達はお邪魔みたいだね」

月火「行こ、火憐ちゃん」

火憐「え?ああ…」

月火「それじゃ、頑張ってね~」フリフリ



コナン(何なんだ一体…)

火憐「どうしたんだよ月火ちゃん?折角話してたのに」

月火「あのままじゃ話してくれないと思ってね」

火憐「?」

月火「ま、きっとそのうちボロ出すだろうから」


月火「それまで注意深く見てようか」

~1時間後~

コナン(よし、後はおっちゃんを眠らせて…)カパッ

月火(あ、時計開いて構えた、あれに何か秘密が…)

パシュッ

月火「火憐ちゃんごめん!」ドン

火憐「へ?」ユラッ


プスッ


火憐「うっ!」

コナン(な!?突然割り込んださっきの大女に刺さっちまった!)

火憐「・・・・・」

月火「か、火憐ちゃん…?」




火憐「いてて…何かチクっとしたぞ」ポキポキ

コナン「!?」

コナン(バカな…この麻酔銃を喰らってピンピンしているだと…」

月火(あの反応…やっぱり麻酔銃の類みたいだね)

月火(でも残念、火憐ちゃんの強靭な肉体には薬の類は効かないのでした)


月火(さて、ここからはあたしの出番だね)

コナン(くそっ、どうすれば…)

月火「どうしたの?何か困った事でも?」

コナン「!?」

コナン「お前…一体どういうつもりだ?」ヒソヒソ

月火「まぁまぁ、それより今は事件でしょ?」ヒソヒソ

月火「見た所、その時計で毛利小五郎を眠らせて、声真似で推理をするつもりだったのかな?」ヒソヒソ

コナン「な!?」

コナン(コイツ、そこまで見抜きやがった…)


月火「そこで、私に考えがあるんだけど」

コナン「?」

小五郎「ったく、ガキが何騒いでんだ」

小五郎「オホン、それでは…」


月火「ちょっと待ったー!!!」バッ

小五郎「!?」

目暮「君は…」

月火「いやいや、先程は騒がしくて申し訳ない…」

月火「お詫びに…」



月火「このあたしがこの事件の謎を解いちゃうよ!」ババーン

小五郎「はぁ!?お前何言って…」

目暮「待て毛利君、彼女の話を聞いてみようじゃないか」

小五郎「け、警部殿…?」

月火「じゃあお願いね、あたしの口パクに合わせて喋ってね」ヒソヒソ

コナン「あ、ああ…」


コナン(くそっ、何でこんなことに…コイツ一体…)


コナン(まさか黒づくめの…まさかな)

コナン(とにかく今はここを切り抜けねーと…)カチ


月火(コナン)「まずこの事件は…」

犯人(何だこのガキは…だが毛利小五郎を黙らせてくれて助かったぜ!)


~以下省略~


月火「とゆーわけで、犯人はあなたしかいないんですよ~」

犯人「んな!?」ビクッ


ギイイ…バタン!

バァン!

犯人「あ、ああ…」

月火「証拠も出ちゃってるからね~もう逃げられないよ」

犯人「く、くそっ!こうなったら!」ダッ


チャキッ

月火「!」

目暮「お、おい!」

コナン「な!?」

火憐(あいつ…月火ちゃんにナイフを突き付けやがって…)

犯人「近づくなぁ!このガキの命はないぜ!」

目暮「くっ…」

犯人「よし、このまま逃げ…」



月火「刺せば?」

犯人「は?」

月火「何?今更躊躇うの?人一人殺しておいて」

犯人「こいつ…」

月火「まぁどっちにしろ、もうあなたは負け確定だけどね~」


犯人「なめるなあああああああ!!!」


ザクッ


月火「うっ…」ブシャー

コナン(アイツ…本当に刺しやがった!)


犯人「ハハハ…どうだ見たか…」



月火「まさか…本当に刺すなんてね…」ドクドク

犯人「な!?」

月火「まぁ、命を消した時点で、アンタは人の定義を外れた…」ドクドク


月火「怪異そのものだよ」ドクドク

コナン「あいつ…腹を刺されて…あんなに血が出てるのに…」


月火「あはははは…」ドクドク

犯人「ち、近寄るなぁ!」ビクビク

月火「安心しなよ、これ以上近寄らないよ」ドクドク



月火「…あたしはね」


火憐「うおりゃあああああああああ!!!」


バキィッ!

犯人「ぐわあああああああああ!!!」ドサッ

火憐「うっし、終わり」

コナン(つええ…蘭と互角かそれ以上か…)

月火「それじゃ警部さん、後よろしく~」

目暮「あ、ああ…確保!」


ガチャリ


犯人「うう…」

月火「そんじゃ、私たちはこれで」ズポッ

月火「帰ろ、火憐ちゃん」

火憐「ああ」


タタタ・・・


小五郎「警部殿、何なんですかあいつら」

目暮「私の先輩の子供達でな…」


目暮「良くも悪くも正義感の強い子達だ」

コナン「おい待て!」ダッ

火憐「お?」

月火(あ、やっぱり追ってきた)

コナン「お前、怪我は…」

月火「ああこれ?大丈夫、もう治ってるから」


コナン「な…」

コナン(血が止まって…傷口が塞がってる…)

月火「あたしケガが早く治る体質なんだよね~」

コナン「お前ら一体なに物だ?」

月火「やだなぁ、あたし達は普通の仲良し姉妹…」


火憐「火憐だぜ!」

月火「月火だよ!」


2人「「2人合わせて…」」

2人「「ファイヤーシスターズ!!」」ババーン!

コナン(な、何なんだ一体…)

月火「ホントはね、ちゃんと見ておきたかったんだ」

月火「君が元気でやってる所を」

コナン「?」

月火「いや~本当にビックリしたんだからね」


月火「まさか体が小さくなるなんて」

コナン「!」

コナン「な…」

月火「ゴメン、あたし達この間見ちゃったんだよね」

月火「君が高校生くらいの大きさから小さくなってくのを」

コナン「お、おい!その事は…」

月火「大丈夫、誰にも言ってないから、そっちにも事情があるだろうしね」

コナン「そ、そうか…」

コナン「それで、一体何が目的なんだ?」

月火「うーん、しいて言うなら…」


月火「君を助けたい、かな」

コナン「は?」

月火「あたしたちが来るのがもう少し早ければ…こんなことにはならなかったのかもしれないし…」

コナン(それはないだろう…そしたらお前らもジンに殺されてたし)

月火「まぁそういうわけだから、困ったことがあったらあたし達に言いなよ、力になるからさ」

コナン「何でそこまで…」

火憐「何でって?そりゃあたし達が…」

月火「正義そのものだから!」ババーン!

コナン(ハハハ…言い切りやがった)

月火「それじゃ、また会おうね」

コナン「あ、ああ…」

月火「あ、そうだ、まだ君の名前聞いてなかったね」

コナン「俺は…江戸川コナン、探偵だ」

月火「…そっか、それが君の今の名前なんだね」

月火「それじゃ行こっか火憐ちゃん」

火憐「おう」

月火「じゃーね~」フリフリ


コナン「やれやれ、また変な奴が現れたな…」

コナン(この時の俺は、まだ知らなかった)

コナン(あの姉妹が、また大きな嵐を呼ぶことを…)


~おわり~

~次回予告~

火憐「火憐だぜ!」

月火「月火だよ~」

火憐「じゃあここでネクストコナンズヒント!」

月火「ヒント!」


火憐「今日のヒントは…子供!」

月火「ざっくりしすぎだー!」


2人「「次回!探偵団とファイヤーシスターズ!!」」

火憐「まぁ実際あのヒントで真剣に考えてる奴っているのか?」

月火「いやいるでしょそれは…」

以上になります。

続編は…気が向いたら書きます。

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