鈴「実家にミシュランが来るわよ!」(100)

鈴「一夏聞いて!私の実家にミシュランが来るの!」

一夏「ミシュランって、あの星で評価するやつか?」

鈴「うん!パパから電話があって聞いたの!」

一夏「すごいじゃないか。ああいうのって、人気店にしかいかないんだろ?」

鈴「えへへ、まぁ近所では割と評判だしね」

一夏「やったなー鈴。皆に自慢できるな」

鈴「うん!でももし星がつかなかったらって考えると不安だから、皆にはまだ内緒なのよ」
「でもどうしても誰かに言いたくて、それで一夏にね」

一夏「そうかー。わかった。俺も黙っとくよ。でも結果が出たら教えろよ」

鈴「うん!ありがとう、一夏!」





一夏(絶対汚いほうだ)

次の日
シャル「あ、一夏。今度の土曜日みんなでどっかに出かけない?」

箒「だいぶ寒くなってきたし、冬服を買いに行こうとおもってな」

ラウラ「私が嫁の服も見繕ってやるぞ!」

セシリア「まさかこんな美人4人に誘われて断ったりしませんわよね」

一夏「今度の土曜か。俺はいいけど、鈴は誘わないのか?」

シャル「あぁ、鈴はなんだか用事があるんだってさ」

ラウラ「さっきシャルルがこれはチャンスだとか・・・モガ」

シャル「ラウラちょっと黙ろうか」 ニコニコ

一夏(そうか収録は今度の土曜か)

一夏「鈴」

鈴「あ、一夏。どうしたの?」

一夏「今度の土曜なんだろ?ミシュランが来るの」

鈴「な!?なんでそれを!!どこでバレたの!!」

一夏「違うよ。お前が土曜の誘い断ったって聞いたからな。ピンときたんだ」

鈴「なんだそっか・・・。みんなにはバラしてないでしょうね?」

一夏「大丈夫だよ。実家帰るのか?」

鈴「うん。パパがね、『うちの看板娘に居て欲しい』とか言っちゃってさ。手伝いに帰るの」

一夏「そうかー。がんばれよー鈴」

一夏(タカさんにどこまでされるのかな。ワクワクするぜ)

箒「一夏。これなんてどうだ?」

一夏「あぁ似合ってるよ箒」

箒「そ、そうか///これは買いだな///」

一夏(今頃鈴の実家にとんねるずが・・・)

セシリア「一夏さんどうですの?」

一夏「あぁすごくいいよ」

セシリア「じゃ、じゃぁこれ買っちゃいましょうかしら///」

一夏(今頃きったねえ店内にぶーぶー言ってる頃かな・・・)

シャル「い~ちか☆これなんてど・・・」

一夏「いいよすごくいいよ」

シャル「これくださ~い///」

一夏(今頃ノリさんがオススメ以外を頼んで揉めてるな・・・)

ラウラ「一夏!」

一夏「最高」

ラウラ「買った!!」
一夏(今頃鈴が抱きつかれてやんややんやしてるな・・・)

>>6からもう土曜日の話です

店員「ありがとうございましたー」

箒「いや~一夏が褒めるからいっぱい買っちゃったな~」

セシリア「まったく、一夏さんは買わせ上手ですわ」

シャル「それにしても一夏なんかぼーっとしてない?」

ラウラ「きっと我々の魅力に骨抜きなんだ」

一夏(あぁ見たい!あまりの汚さにタカさんが店から出て、それを小木が追いかけている姿が見たい!)

箒「一夏~。そろそろお昼にしないか?」

シャル「なにか食べたいものないの?」

一夏「中華」

セシリア「え~私もっと軽いものが」

一夏「中華」

セシリア「中華ですわね。私天津飯が食べたいですわ」

ラウラ「おい黒ウサギ部隊!今すぐ最寄りの中華屋を調べろ!どこから?今の私の位置からだ馬鹿者め!」

ー中華屋ー

箒「おいしいなー」mogmog

セシリア「ですわねー」kutyakutya

シャル「中華屋さんって心なしか出てくるの早いよねー」mogmog

ラウラ「ボリュームも満点だしな」mogmog

一夏(違うよ・・・全然わかってないよ・・・この店は綺麗過ぎるよ・・・)
 (中華ってのはこんなちっちゃいレストランみたいな店じゃなくてもっとこう・・・)
 (もっと狭いんだよ。机と椅子と人一人分のスペース。その連続で成り立ってるんだよ)
 (カウンターも足を入れるスペースなんて無いんだよ。広げなきゃ座れないんだよ。隣と膝がぶつかるんだよ)
 (皿は油でにちゃにちゃしてるんだよ。これ油使う料理じゃねーだろ!?ってのでもにっちゃにちゃだよ)
 (全然わかってないよこの店は)

ラウラ「どうだ嫁。私の部隊の選んだ店は」

一夏「至極」

ラウラ「一夏・・・!///」 子宮キュン!

一夏(全然わかってないよ・・・)

箒「ふぅ~うまかった」

セシリア「シャルさんちょっと食べこぼしが多くなくて?私のようにエレガントに食べなさいな」

シャル「セシリアごめん気をつけるよーアハハー」バキッ←割り箸を真ん中で割る音

ラウラ「ふぅーなんだか甘いモノが食べたくなったな」

箒「たしかに・・・一夏どうだ?店を出たら甘味処を探してみないか?」

一夏「ここで食えばいいだろ」

箒「あ~・・・でもさっきケーキ屋さんの前を通ったしそこでも」

一夏「ここで食え」

箒「ごま団子にしようかな~」パラパラ

シャル「あ、僕は杏仁豆腐~♪」

店員「おまたせしましたー」

箒「おぉ、美味しそうだ」

一夏(な ん で だ よ )
 (なんでこんなにごまがびっしりついてるんだよ)
 (ごま団子ってのはもっと禿げてるもんだろ)
 (サッカーボールみたいにごまが剥がれてるものだろ)

シャル「わ~杏仁豆腐もかわいい~♪おいしそ~♪」

一夏(こっちもおかしいだろうがっ)
 (なんで杏仁豆腐の椀が油で汚れてないんだよ)
 (他の小物のおかずと同じお椀を使うからうっすら油が浮くのが普通だろ)
 (なんでガラスのお椀なんだよ)

シャル「一夏。あ~ん♪」

一夏「あ~ん。うん、うまい」mogmog

箒「な・・・な・・・!一夏わたしも!わたしも!」

一夏(ちくしょう・・・にんにく臭さがまるでない・・・あまい味しかしない・・・)mogmog

店員「ありがとうございましたー」

一夏(大体なんだよ自動ドアって・・・)

箒「えへへー一夏にあーんってしちゃった///」テレテレ

セシリア「ぐぬぬずるいですわ・・・」

シャル「まーまー。落ち着きなよセシリア」

ラウラ「うーむ・・・」

箒「どうしたんだラウラ」

ラウラ「やはり・・・鈴がいないのはちょっと寂しいぞ・・・」

箒「ラウラ・・・でもしょうがないじゃないか。鈴は実家の用事があるんだから」

セシリア「そうですわ。それにこういう好機を逃していては、いつまでたってもラチがあきませんわ」

シャル「そうだよ~。まぁ今日で鈴には桃鉄の赤鬼的なポジションになってもらおうよ」

セシリア「ちょwww万年最下位www」

一夏「だいぶ寒くなってきたな」

箒「あぁ。暗くなるのが早くなったな」

シャル「今日はもう帰ろうか」

ラウラ「確かに、荷物も多いしな」

セシリア「駅はどっちの方面だったかしら」

一夏(帰ったら鈴に電話・・・はきっとでないな。メールしてみるか)
 (鈴どうなってるかな。泣いてるかな?泣いてるかな?)ワクワク

セシリア(一夏さんがニヤニヤしてる・・・今日この服で正解でしたわ!)

セシリア「うふふ///」ニヘラニヘラ

箒「なんだそのメス豚みたいなゆるみきった顔は。駅探してたんじゃないのか?」

ー宿舎、一夏の部屋ー

一夏(鈴へ。ミシュランはどうでしたか?っと・・・送信。)ピッ

一夏(・・・・・・)

一夏(待ってる間に晩飯でも食うか。土日は飯でないからな)

一夏(それにしても、いつもはすぐに返信があるのに帰ってくる気配がない・・・)冷蔵庫ガサゴソ

一夏(喧嘩したって無視されることはなかった・・・)おかず入れてレンジスイッチON

一夏(こりゃ相当ダメージうけてるな) ブイーン・・・

一夏(きっとレイプ目だ!) チーンッ!

一夏(こりゃーとんでもない結末になったに違いない!) レンジオープン

一夏(放送日は・・・きっと鈴が教えてくれるな。口に出さずとも自ずと。とりあえず木曜に注意しておかなくちゃ) ハフハフモグモグ

次の月曜

一夏「お、りーん!」

鈴「!!」 ダッ!

一夏(やはり逃げるか。わかりやすいやつめ) ダッ!

一夏「おーいりーん!りーん!聞こえないのかー!りーん!りーん!りーん!」

鈴「はっはっはっはっ」 タッタッタッタ!

一夏「どうしたりーん!急いでるのか―!腕時計が早くなっちゃっててー!遅刻だと思ってるんじゃないのか―!りーん!」 タッタッタッタ

鈴「はぁ・・・はぁ・・・ふぅ・・・ゼーハーゼーハー・・・」タッタ・・・タ・・・ピタ

一夏(お、疲れたな)

一夏「やぁ鈴おはよう。」

鈴「あら一夏じゃない・・・はぁはぁ・・・おはよう・・・はぁはぁ・・・」

一夏(昨日中国から戻ったばかりなのに無理しちゃって)

一夏「どうしたんだ。ずいぶん急いでたけど」

鈴「あぁ・・・ええとね・・・。そう!時計!時計が!早かったのよ!遅刻と勘違いしちゃったわよ!」あせあせ
 「もう!一夏ったら!時計が早くなってるんだったら!言ってくれなきゃダメじゃない!アハハー!」あせあせ

一夏(あぁ・・・テンパッて俺が言った言い訳そのまんま言っちゃってるよ・・・)
 (しかもちょっと意味分かんないし・・・どんだけ焦ってるんだよ・・・)
 (こりゃあ昼まで我慢しようと思ったけど、揺さぶりをかけずにいられないぜ!)ワクワク

一夏「そうかー勘違いかー。ところで鈴、ミシュランどうだったんだ」

鈴「ミシュ・・・ラン・・・?」

一夏(一瞬でレイプ目キター!トラウマなってるー!ヒュッヒュー!)

鈴「ミシュランって・・・なんだっけ・・・?」

一夏「おいおーい。なにとぼけてんだー。ミシュランだよー。マスコットキャラブヨブヨのー」

鈴「あぁ!タイヤ屋さんね!それがどうかしたの!ISにタイヤ付ける気なんて無いわよ!やーねー一夏ったら!」

一夏「家に来ただろ」

鈴「えっ・・・」

一夏「家に来るって言ってたじゃん。来ただろ?どうだった?どうだったんだ?ねえ?ねえ?」

鈴「え・・・あ・・・え・・・?あれ・・・?え・・・?・・・・ふぇ?」

一夏(おーやばいやばい脳が拒絶反応起こしてるぞー)

一夏「星はどうだった?つけてもらったんだろ?星つけられたんだろ?なぁ答えろよ。なぁなぁ」

鈴「ンガ・・・ガガ・・・ガピー・・・グガ・・・ゲペ・・・グペ・・・パッピップッペ・・・ポゥ!」

一夏(しまったやりすぎた)

一夏「あーすまん鈴。来てその日のうちに星付けるわけ無いよなー」

鈴「!」

一夏「星つくまでは皆に黙ってる約束だったよなー」

鈴「!!」

一夏「星がつく日なんていつかわかんねーよなー」

鈴「!!!」

一夏「もしかしたらずーっとわかんないままかもしれないよなー」

鈴「そう!そうよ!!星がつくのはもしかしたら私達が死んだ後かもしれないわ!」

一夏(それはないぞ鈴)

鈴「あーよかった!一夏ったらもーせっかちなんだからー」バンバン
 「あ!ホントに遅刻しそうじゃない!急ぎましょう一夏!」 タッタッタッ

一夏「鈴まてよー」タッタッタッ

一夏(さぁてこれからどう楽しむかな)ワクワク

その日から鈴は平穏な日々を送りつつも、ミシュランの陰に怯える日々が続いた・・・

ー昼休みー

一夏「織田裕二が出てたCMどこのだっけ。アイスガードのやつ」mogmog

箒「車は詳しくないなぁ・・・でもタイヤはミシュランじゃないか?」mogmog

鈴「あがあああああああああああああああ!!!」

一夏「あ、思い出した。ヨコハマタイヤだ」mogmog

鈴「今日は天気悪いわねー」mogmog

ー授業中ー

山田「ムハンマドが創始者の宗教は何かしら?織斑くん」

一夏「ミシュラム教です」

2組方面「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAH!!!」

山田「・・・え?」

一夏「イスラム教です」

2組方面「ごめんなさい織斑先生廊下にたってまーっす!」

ー日曜、弾の家ー

弾「なんでこんな古い映画なんだよー」

一夏「いいだろたまには。こういうのも」

鈴「何回も見たと思うけど案外覚えてないわねー」

TVの会話↓
ハゲ「お前何か考えたか!?」

メガネ「ゼーンゼン!」

ハゲ「お前は!?」

デブ「・・・ごめん。昔親父とマシュマロ食ったの思い出しちゃった」

メガネ「なんだあれは!」


怪獣&鈴「ぎゃおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんn!!!!」

弾「うわああああああ鈴やめろおおおおテレビがあああ部屋がああああ!」

一夏「はっはっはっはっはっは」

そしてある日の木曜
TV「来週は!きたなシュランが海外出張!部隊はなんと・・・中国へ!!」
 「他にも落とし穴ドッキリとか時計を買ったりとか目白押し!お楽しみに!!」

一夏「そうか、来週か」

一夏「うーむ・・・鈴から聞き出したかったんだが・・・テレビで知ってしまうとは・・・残念」

一夏「あ、こっちでは苦情来てないんできたなシュランのままです。きたなトランなんて知りません」

一夏「まぁいいや。明日からは揺さぶりはやめるか」
 「ここまできたら本番を待つのみ・・・楽しみだなぁ」 ワクワク

ーその頃の鈴ー
TV「目白押し!お楽しみに!!」

鈴「あぁ・・・あぁああ・・・・あああああああ・・・・」

鈴「アヘエエエエエエエエエエエエエエエ!!!」ビクンビクン

ティナ「どうしたの鈴!?」 お菓子パリパリ

しかし翌日からの鈴は普通だった
普通に一夏と登校し、普通に一夏と話し、普通に一夏と帰る
いつもどおりだった

一夏「そういえば鈴、織田裕二のCMってあれどこだっけ?」

鈴「さぁ?ミシュランじゃないの?」

一夏「あ、あれヨコハマタイヤだ」

鈴「あ~そうだっけ~」

一夏「あぁ・・・・・・」

一夏(これは予想外だな)

一夏(失禁するかと思ったんだが)

一夏(なにかしらの覚悟が決まっているようだな)

一夏(木曜が楽しみだ)

そしてついに木曜21時数分前

箒「どうしたんだ一夏。こんな時間に部屋に呼び出したりして」ドキドキ

シャル「大事な話があるって聞いたからきたんだけど」ドキドキ

セシリア「私だけを呼んだのかと思いましたが、みんながいるというのはつまり、皆の前ではっきりさせるということなんですね」ドキドキ

ラウラ「私はいつでもお前を嫁にする準備が整っているぞ!」ドキドキ

一夏「・・・・・・」

一夏(このまま何も無しってことはないだろ・・・鈴・・・)


TV「さぁ!今宵もはじまりましたとんねるずのみなさ・・・

バ ツ ン ッ! !

一夏「!?」

キャーキャーワーワー

箒「なんだ!?停電!?」

セシリア「くらいですわこわいですわ!!」

シャル「落ち着いて!すぐに織斑先生がブレーカーを見に行くはずだよ!」

ラウラ「む・・・目が慣れてきたな・・・ところで嫁よ、何をしているんだ?」

一夏「いや、ちょっとな」カチャカチャ

千冬「お前ら落ち着け―!私がブレーカー室をみてくるー!各自部屋でおとなしくしてろー!」

シャル「すぐに復旧だね」

セシリア「くらいですわこわいですわ」

箒「セシリア、ちょ、だめ、そんな・・・あぁん!///」

一夏「えーっと電波電波・・・」うろうろ

ーブレーカー室ー

千冬「全く何が原因で・・・ムッ!だれだ!」

鈴「・・・・・・」

千冬「鈴音・・・?貴様ここでいったいなにを・・・」

鈴「・・・・・・IS展開」 ヴォン

千冬「な!?貴様ァああああいったいどういうつもりだぁ!」

鈴「先生すいません・・・でも私・・・退くわけにはいかないんです・・・」
 「たとえ退学になっても・・・殺されても・・・退けないんです!!」

鈴「だりゃああああああああああああああああ!!!!」

千冬「チイイイイイイイイイイイッ!この大馬鹿者めえええええええええええ!!!」


ガキーン!!!



その頃一夏は、電波を拾ってワンセグを見ていた。皆で

タカ「なんだよこの店きったねえええええ!!!」

小木「ちょっとそんな大きな声で言わないでくださいよ!!!」

タカ「だって日本語わかんないでしょ。ねぇ大将?」

鈴父「イラッシャマセヨー」

矢作「日本語じゃないっすか~!!」

タカ「ウフフフフフフ!!!」

鈴「いらっしゃいませ~!!」

鈴父「コレムスメヨー」

小木「娘さん可愛いでしょー!なんとこの娘!ISの中国代表で・・・」

タカ「ちょっと飯の前に娘さん味見させてよ」ガバッ

鈴「キャーキャー!」

矢作「タカさんそれ国際問題だよ~!」

ノリ「ねぇ、オススメなんなの?」

小木「あ、はい。えーっと、オススメは酢豚です!」

ノリ「あ、じゃあチンジャオロース」

小木「酢豚食べてくださいよ!」

タカ「もういいから適当に頼んじゃおうよ」


矢作「あ、来ましたよ。さすが中華早いですね」

鈴父「◯?△□~」

タカ「え?なに!?」

鈴「あ、酢豚お待ちどうさまって言ってます!」

タカ「やっぱ日本語わかんないんじゃん!・・・ってきったねえええ!!!」

小木「うわーwwwwうわーwwww」

矢作「あ、チンジャオロースも来ましたよ・・・ブフッwwwww」

ノリ「うわーこりゃすごいや。どこ持っていいかわかんねーもん」

タカ「あはははは!はぁ~・・・俺ここ無理だわ」 

小木「ちょ、待ってくださいよ~!タカさ~ん!」

タカ「・・・・・・」ガッ ガッ
 「引き戸開かねーんだけど!」

ドッ アハハハハハ

矢作「いやーやっぱこういう店は年季が違いますね~」

小木「もう座ってくださいよ~タカさ~ん」

タカ「しょうがねえなぁ・・・鈴ちゃんいなかったら帰ってんだからな!よいしょ、ちょ、よっと・・・」

小木「・・・・・・」

矢作「・・・・・・プフッ」

ノリ「・・・座れないよねここね。ぜんっぜんスペース無いもん」

小木「人が座ること考えてないでしょここ!」

鈴「あ、あはは・・・」

タカ「・・・お前さぁ、鈴ちゃんいるんだからもっとこうさぁ・・・」

小木「あ、すいません。ごめんね鈴ちゃんごめんね」

ノリ「・・・・・・やってらんねーよ!」 ガチャン!

矢作「ちょ、ノリさ~ん。おい小木止めてこいよ~」

小木「なんでノリさんが起こるんすかー!戻ってくださいよー!」

ノリ「・・・・・・」 ガッ ガッ 

ノリ「ブフッwwwほんとにあかねーや。」

小木「それしたかっただけじゃないっすかー!」

鈴「きゃー!きゃー!」

タカ「うへへへへへへ!!」

矢作「おい小木タカさん止めろよ~」

小木「えええ!・・・も~タカさんそれはほんとダメですってー!」

タカ「ふぅー・・・そろそろ食おうか」

小木「始めっから食べてくださいよー!」

一同「いただきまーっす」

パクパクモグモグ

一同「・・・・・・・・・」

タカ「・・・・・・冷めちゃってんじゃん」

小木「ちょ、だから早く食べようって言ったじゃないっすか―!」

矢作「いや、これはホントに二人が悪いですよ。まじで」

タカ「うふふふふふふ!」

ノリ「ご飯かてー。なんか子供の頃思い出してホロっときちゃってんだけど」

小木「そういうコーナーじゃないっすから!」

タカ「デザートいこ。デザート。えーっと、杏仁豆腐!鈴ちゃんの!」

小木「意味分かんないっすよ!」

タカ「あ?意味?・・・いやらしいやつ!」

矢作「おいおっさんバカじゃねーの?ごめんね鈴ちゃん。普通の杏仁豆腐でいいから」

ノリ「普通のって・・・なにじゃなくて?」

矢作「いやらしいのじゃなくて。ってノリさん何言わせんすか~」

ノリ「今自分で言ったんじゃん!・・・やー!」 手のひらくるくる

鈴「あはは・・・◯□ω*~!」

タカ「鈴ちゃんの中国語かわいいね~!中国語で色々言って欲しい!」

矢作「おいおっさんいい加減にしとけよ!」

鈴父「◯□ω*~!」

タカ「・・・・プフッ」

小木「別に親父さんの中国語笑うとこじゃないですからね!」

タカ「いや~・・・ねぇ?ってこれなんだよ~~も~~~」

矢作「これ何浮いてんの?・・・油?」

ノリ「え、ちょっと食わせてよ」 パク

ノリ「・・・あぶらだこりゃ。あはは。にんにくクセ!なにこれ!」

タカ「おい嘘だろふざけんなよー!」

アハハハハハハ

タカ「あははは。は~・・・おいここホントにきたなうまい店かよ!きたねえだけじゃねーか!」

小木「ちょ、なにいってんすかタカさーん!」

矢作「いや~でもね。これはね・・・うんタカさんの言うとおりなんじゃないかな~」

ノリ「いやぁ~いいね。SPっぽい。これ編集楽しそうだなー」

タカ「もぉ~!・・・もぉ~!もういい!鈴ちゃん抱いて帰る!」

鈴「えぇ!」

矢作「いや~これはしょうがないでしょ。うん」

小木「ごめんねー鈴ちゃん。『タカさん☆』って言ってくれる?ほんと。おかしいこと言ってるのわかるからさ。おねがい」

鈴「えぇ~・・・タカさん☆」

タカ「るぃんちゅわぁああああああああん!!!げへげへげへ!!」

鈴「きゃー!きゃー!」

小木「ストップ!タカさんストップ!」

矢作「ちょ!ノリさんなにやってんすか~」

ノリ「え?ペレのサイン買いてんだよ」

矢作「『屁レ』ってなんすか『屁レ』って~」

ノリ「いや、中国語のほうが店長うれしいかなって」

小木「もろ日本語じゃないっすかー!」

矢作「飯屋に屁って何考えてんすか」

ノリ「他の思いつかなかった。あはは。星いこ。星。サクっと次行こ」

小木「も~・・・。えーっでは。星を発表したいと思います。タカさん!」

タカ「え~・・・そうですね。中国ロケ記念すべき最初の星は~なんと~・・・」




タカ「星ひとつです!!」

鈴「・・・え?」

矢作「えー・・・まー・・・まぁ割と妥当な気がしますけど、一応理由聞いときますか」

タカ「う~んとね、えーっと・・・小木の紹介だから」

小木「ちょっとなんでですかー!」

ノリ「あと戸が開かないから」

小木「ちゃんとやってくださいよー!」

タカ「え、いいの?言っちゃうの?・・・国際問題だよ?」

矢作「小木のせいにしとこうよ。ここはさ。そのほうがいいっしょ」

小木「え~~~。じゃあもういいですよー」

ノリ「小木くんの紹介じゃなかったらなー1,5はかたかったなー」

タカ「んじゃこれで。バイバーイ鈴ちゃん!」

鈴「え・・・あの・・・はい・・・さよなら・・・」 ヒラヒラ

小木「鈴ちゃん疲れきってるじゃないっすか―!」

ナレーション「こうして一行は、小木くんのせいにすることで少女の心を守ったのであった!!」


こうしてきたなシュランの鈴の店の放送部分は終わった

最後に映された鈴の顔は20歳ぐらい老けて見えた

悲しみよりも疲れがその表情には見て取れた

2ちゃんでは「中国の飲食店きたなすぎワロタ」「バイキン国家」「鈴ちゃんをガチレ◯プするスレ」など関連スレが乱立していた

箒、セシリア、シャル、ラウラは腹を抱えて爆笑していた

俺はまるで射精後のような昇天、恍惚、無常・・・なんとも表現できない「満足感」を得ていた

実際パンツが汚れていた


いつの間にか電気はついていて、ドアの隙間から千冬姉に担がれて連れて行かれる鈴の姿が見えた

ー次の日、放課後の屋上ー

鈴「うぅうううう・・・ぐす・・・ひぐ・・・・うぇええええ・・・」

鈴「ひぐっ・・・ひぐっ・・・ううううう・・・・くぅうううううう・・・」

鈴「うぁああ・・・ぁあああああ・・・・えぐ・・・うああああああ・・・・」

一夏「・・・よぉ鈴」

鈴「うぁああああ・・・あぐうううう・・・げほ・・・げほ・・・うぅううぅうううううう!!」

一夏「鈴」

鈴「いぢかぁああああああ・・・!いぢがぁああああああああ・・・・!!!」

一夏「・・・ミシュラン・・・きたなシュランだったな・・・」

鈴「ふぐううううううううううう・・・・・!!!」

一夏「星、一つだったな」

鈴「うぐぅ・・・・ぐううううううううううう・・・!!」

一夏「・・・みんなにもバレちゃったな」

鈴「・・・・ッ!・・・・・・・・・ッ!!・・・・・・・・・・・ッ!!!」

鈴「もうや゛だあああああああああああああああ・・・・!!」
 「もうがえ゛る゛ううううううううううう・・・・・・・!!!」
 「ばぱ・・・ば・・・ぱぱが・・・がわ゛い゛ぞうだよ゛おおおおおおおおおお・・・・!!」
 「う゛あ゛ぁあああああああああああああああ・・・・・・!!!」

一夏「そうだな。おやじさん、ほんとにミシュランだと思ったんだろうな。日本語ほぼわかんないから」

鈴「も゛うがっごうい゛ら゛れ゛ないよ゛おおおおおおおお・・・・!!」
 「ひぐ・・・こんな・・・こんなのお゛お゛おおおおお・・・・ひどいよ゛お゛お゛おお・・・・・!!」

一夏「そうだな。みんなすごい悲しい目で見てたもんな」

鈴「ぱぱの゛・・・ぱぱの゛り゛ょうり゛はぜがいいぢなの゛お゛お゛おおおお・・・・!!」
 「ほんとに・・・ほんとにお゛いぢいのに゛・・・・すっごく・・・おいしいのに・・・」

一夏「そうだな・・・」

鈴「ひぐ・・・ぐす・・・えぐ・・・う・・・う・・・」

一夏「鈴。お前の実家は俺がガキの頃から引き戸開かなかったな」

鈴「えぐ・・・うぅ・・・えぐ・・・」 コクン

一夏「何出てきても皿ベットベトだよな」

鈴「ひっぐ・・・ひっ・・・うぐ・・・ぉえ・・・え・・・」 コクン

一夏「杏仁豆腐にも油浮いてるし、ごま団子はハゲ散らかしててサッカーボールみたいだよな」

鈴「ぐ・・・ぅく・・・ぐふっ・・・ひっ・・・えっ・・・えぐ・・・」 コクン

一夏「サッカーボール、放送されなくてよかったな」

鈴「gふ・・・えっ・・・ぐす・・・うっ・・・ぐ・・・」 フルフル

一夏「そうだな。あれも自慢の親父さんの料理だもんな」
 「でもなぁ鈴、あんな店、普通誰も来ない・・・っていうかあそこに住む人間なんて普通いないぞ」
 「親父さんよく病気しないな。食いもんがいいのかな」

鈴「そうだよ・・・ぐす・・・ぱぱの料理は・・・せかっ・・・ひぐ・・・世界一・・・ぐ・・・」

一夏「そうだな。普通の人間は住めなくても、親父さんは毎日あの料理食ってりゃ生きてけるわな」
 「抗体っていうの、適性っていうのか・・・なんだろうなアレ」

鈴「・・・・・・ぐす・・・」

一夏「でもさ、普通は一晩寝泊まりしたらよくて関節、わるくて内臓に支障をきたすぞ」
 「あそこは普通の人には魔窟だよ。一刻も早く出たい空間だよ」

鈴「・・・・・・・・・ッ!!」

一夏「きっと店の常連さんだって、3時間が限界だよ」
 「あそこに住むには、そうだな・・・毎日親父さんの飯を胃に流し込まれたバイオソルジャーでも作るしか無いんじゃないかな」

鈴「い゛ぢがぁあ゛あ゛・・・い゛ぢがあ゛あ゛あ゛あ゛・・・・」

一夏「でもさ、鈴が作る飯も、親父さんからの遺伝と言うか、感染と言うか・・・受け継いだものだろ」
 「つまり鈴の飯もそういう意味ではバイオ家屋のバイオ店主から受け継いだバイオ娘のバイオ飯だよな」

鈴「う゛ぁあ゛ぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・・いぢがぁああああああああ・・・・や゛めでええええ・・・・・・」












一夏「そんな飯を毎日食ってる男が、お前の家系以外に一人だけいるよな?」

鈴「う゛ぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あああああああああん゛!!!!」

一夏「毎日お前に作ってもらった飯を、朝食、弁当、晩飯はダメでも、夜食で食ってる男が一人いるよな」

鈴「ひぐ・・・・うぐぅ・・・・ぐす・・・・」

一夏「うちのレンジ、お前の飯ばっかチンしてるからもうベットベトだよ」

鈴「ぐ・・・げほ・・・えぐ・・・ひぐ・・・うぇ・・・」

一夏「カロリームダに高いから最近腹回りヤバイよ。俺も将来親父さんと同じ体型だな」

鈴「ふ・・・ぐ・・・・う゛・・・・な゛・・・・なん・・・」

一夏「なに?」

鈴「なんで・・・ぐす・・・なんで今そんなこと・・・言うの・・・えぐ・・・」
 「わたし・・・かえ・・・うぅ・・・中国・・・帰ろうと・・・おも・・・」
 「かえ・・・ゲホッ・・・帰れないよ・・・こんなのぉ・・・ちな・・・いちかと・・・一緒にいた・・なっ・・・ちゃ・・・ぐすっ」

一夏「だから今言ったんじゃないか。お前に帰られたら俺の飯どうするんだよ。」
 「お前が帰るなら俺もあの店行くよ。あの引き戸開けるコツぐらい身に染みてるからな」

鈴「ぐ・・・・・っ!うぐ・・・・・・ッ!」

一夏「おれは鈴と一緒にいたい。もうさ、お前ん家の飯食い過ぎて、体の中からお前一色なんだ」
 「俺の内臓の表面はお前の家みたいに茶色い油でコーティングされてるんだよ」
 「油もんばっか食ってるから、将来俺の肌にはお前んちの杏仁豆腐みたいに油が浮くと思う」
 「お前の家のごま団子みたいに禿げあがると思う」
 「酢豚みたいにぶくぶく太る」
 「それでも俺と一緒にいてくれるか?」

鈴「ぐす・・・えぐ・・・ひぐ・・・いちかぁ・・・いちかぁ・・・」 コクコク

一夏「さ、部屋に帰ろう。箒たちも俺達の事認めてくれてるから、今日は俺の部屋は貸切りなんだぜ」
 「ギトギトの油が混ざった精子でお前の油まんこ孕ましてやるよ」

鈴「なッ・・・!///バカッ!///バカいちかぁ!!//////」

一夏「はは。鈴は元気な方が鈴っぽいぞ!」

こうして二人はIS学園、いや世界公認のカップルとなった

数年後、日中関係は最悪の一途を辿り、ついに日中戦争再来、ひいては第3次世界大戦の幕開けかとも思われる混乱の世界が訪れるが

二人の油チンコと油マンコの結晶である油赤子の存在のお陰でギリギリのところで戦争を回避する

そしてその油赤子は油少年、油青年となり、油妹も産まれ、この世で最も幸せな油家族はその油パワーで世界を救うのであるが

それはまた別のお話





一夏「鈴、親父さんに挨拶に行く時、ペレのサイン見せてくれよ」

鈴「ふふ。帰る頃にはギットギトの汚ねえ油で見えなくなっちゃってるかもね」

~Fin~

タイトルだけ思いついて書いた
とんねるずの描写はがんばった
内容はともあれ超頑張ったのだ


宣伝だけど「一夏 眼鏡」とか「一夏 おちんちん」とか「ハルヒ 駅弁」とかで一回でも検索してくれると>>1が油吹き出して喜ぶ

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