苗木「このスイッチはうんぬんかんぬん」

霧切「なるほど……そういう訳ね。あまり良い趣味とは言えないわ」

苗木「ごめんね、でも気になっちゃって」

霧切「それにしても私の協調性が低いのは意外。苗木君と仲良くしてるじゃない」

苗木「あー、うん。ボクとはそこそこ話してるかも」

霧切「私の協調性は４ぐらいでも問題無い気がするわ。色々欠陥品のようね」

苗木（ボクとしては体力が低い事にツッコミたいなぁ。霧切さん意外とワイルドだし）

霧切「少し修正が必要ね。不二咲さんに物申さないと」

苗木「えっ」



霧切「ふふっ、機能を追加してもらったわ」

苗木「具体的にどんな？」

霧切「私に試してみれば良いじゃない」

苗木「それなら遠慮なく」ﾎﾟﾁｯ

霧切響子　【知力５　体力２　協調性２　意志力６　好感度99　？？？＝計り知れない】

苗木「好感度とかいう項目が増えてるんだけど」

霧切「それは押した人に対する好感度よ」ｷﾘｯ

苗木「この好感度って最大は？」

霧切「99よ」

苗木「これ壊れてない？」

霧切「まさか！それで私の好感度はどうだったの？///」

苗木「えーっと、62だったよ」

霧切「えっ！？私の苗木君に対する気持ちはその程度だったの！？」ｶﾞｰﾝ

苗木「うん、だから霧切さんはボクの事大して好きじゃないと思うよ」

霧切「……もっと愛を育まないとダメなのね……今度食事に薬を入れて眠らせて……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

苗木（あっ、回答間違えたかも）

霧切「いっそ夜這いでも……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

苗木「そ、それよりさ！他の人も気にならない？」

霧切「……そうね、気になるわ」

霧切（苗木君を狙う敵も把握できるし）

苗木「それじゃあ>>13にしよう！」

好感度は安価レスのコンマで

ひふみん

苗木「それじゃあ山田クンにしよう！」

霧切（山田君……また変なチョイスね）



苗木「山田クンちょっと良いかな？」

山田「待っていたぞ！少年！さあ、我が腕の中で息絶えるがよい！」ｷﾞｭｰ

霧切「！？」

苗木「むぐっ！？ちょ、ちょっと苦しいよ山田クン」

山田「ぐふふ、腐女子大歓喜ですな」

霧切「……」ｸﾞｲｲｲｲｲｲｲｲ

山田「ぎにゃああああああ！！！痛い！痛いですぞ！！そんなに捻られてはお腹がちぎれます！！！」

霧切「ごめんなさい、手が勝手に」ｷﾞｭｳｳｳｳｳｳｳｳｳ

山田「ぶひいいいいいいい！！！痛いけど気持ち良いのおおおおお！！！」

苗木「……えーっと、押してみよう」ﾎﾟﾁｯ

山田一二三　【知力3　体力2　協調性2　意志力2　好感度83　オタク力＝計り知れない】

苗木「あれ……意外だな」

霧切「どうしたの？」ﾊﾟｯ

山田「ﾊｧﾊｧ……」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

苗木「山田クンの協調性が低いんだよ。2だって」

霧切「私が山田君と同レベル！？」

山田「僕と霧切響子殿が結婚！？」

霧切「……」ｷﾞｭﾑｳｳ

山田「ありがとうございます！！」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

苗木「うん、霧切さんと同じってオカシイよ。誰にでも明るく接してるし」

苗木「セレスさんみたいな難しい人とも打ち解けてるし」

霧切（……アレ？今の苗木君の言い方だと私の方が山田君より協調性が低い事にならない？）

苗木「個人的に4ぐらいあっても違和感は無いかなぁ」

山田「もしもーし！話が見えませんのですけど」

山田「なーるほど！この僕を丸裸にしようという算段だったと……恐ろしい事を考えましたな」

苗木「言い方悪いけど大体合ってるかも……」

山田「そんなことしちゃう苗木誠殿にはオシオキが必要なようですね……むふふ」ｺﾁｮｺﾁｮ

苗木「う、うわっ！？あははっ、くすぐったいよ！」

霧切「……」

山田「まだまだぁ！！可愛い声を出されるとたまりませんなぁ！」ｺﾁｮｺﾁｮ

苗木「あははっ……はっ、はぁ……ひぃっ！」

霧切「……」

山田「楽しくなってｋ……ﾋﾃﾞﾌﾞｯ！！」

霧切「……」

苗木「はぁはぁ……えっ？何したの霧切さん」

霧切「なんでもない」

苗木「でも山田君倒れてるよ」

霧切「なん・でも・ない」

苗木「はい」

山田くんの場合癖の強い連中揃いだから皆子感覚が麻痺してるのと少人数集団なのと
コミュニケーション取らないとしょうがない状況があるのと二次元が足りないからキモさが余り発揮されないから皆気にせず接してるだけな気がするんだぜ
コロシアイ抜きでも希望ヶ丘なら皆普通に接してくれるかもしれないけど、一般人に山田くんとまともに付き合えって無茶ぶり

霧切「山田君の好感度はいくつだったの？」

苗木「えーっと、確か83だったかな。高くて少し安心しちゃった」

霧切（なるほど……それならあの山田君の執拗なボディタッチも納得できるわ）

霧切（苗木君は可愛いから狙われるのも無理ないかも）ﾁﾗｯ

苗木「？」

霧切（この無防備な感じ……男だからと好感度をスルーしてはダメみたいね。今度から逐一確認しないと）

苗木（霧切さんずっと怖い顔してるけどどうしたんだろう。あ、あんなところに>>39がいる）

枕

十神

苗木「おーい、十神クン」

十神「何だ、気安く声をかけるな。目障りなんだよ」

霧切（……十神君も要注意ね。あんな態度だけど……苗木君にだけは少し心を開いてるように見えるわ）

苗木「ご、ごめん？忙しかった？邪魔なら帰るよ」

十神「……残念ながら丁度暇が出来た所だ。お前の様な凡人との会話でも暇つぶしにはなるだろう」

苗木「ありがとう！」

十神「ふん、お前と話す価値が無いと判断すれば消えてもらうがな」

霧切（まるで苗木君しかいないみたいな振る舞いね。このメガネ）

苗木「実は面白いモノがあるんだ」ﾎﾟﾁｯ

十神白夜【知力5　体力5　協調性1　意志力5　好感度70　財力＝計り知れない】

十神「なんだそのスイッチは」

苗木「うわぁ！流石十神クン！知力も体力も意思力も最高評価だよ！」

十神「良く分からんが当然だろう。俺は超高校級の完璧だからな」

苗木「大和田クンに対して自信満々なのも納得だね。ただ協調性が最低評価の1だけど」

十神「協調性？弱者の戯言だな、必要無い」

霧切「えっ！？十神君協調性1なの？うふふっ、笑っちゃうわ！」

十神「何だと……？」

霧切「1って！1って！残念すぎるわね。どこが完璧なの？私の足元にも及ばないわ」

十神「……俺は完璧だからこそ群れる必要がない。ゆえに協調性など必要ない。それすら理解できないのか？」

霧切「十神君１人で何が出来るの？結局実行するための手足が無いと何も出来ないじゃない」

霧切「あなたは私より下である協調性1という事実を認めたくないだけ。さすが協調性1で私より下の十神君」

十神「貴様……！」

苗木「あ、あの２人とも落ち着いて……」

霧切「ふふっ、苗木君。こんな協調性1のコミュ力が低い人相手にする価値も無いわよ」

十神「バカバカしい、消えろ」

霧切「敗北宣言と受け取るわ」

苗木「わ、わー！十神クンの好感度70なんだ！嬉しいなー！」

十神「なっ！？」

霧切（……私より高い！？そういえば山田君も……えっ？どうなってるの？）

苗木「なんだかんだでボクと仲良くしてくれるし！」

十神「な、何の事だ！この俺が落ちこぼれと……！」

霧切（と言う事は十神君達も盗撮に盗聴にその他諸々以上の事を行っている事になる……）

苗木「これからもよろしくね、十神クン」ﾆｺｯ

十神「……ちっ」

霧切（……まあ協調性1のかませメガネなら心配する必要も無さそうね。せいぜい実らない思いを持ち続けるのね）