さやか「本当にMだね、恭介って」上条「僕はマゾじゃないっ……!」(178)

──上条恭介の部屋

さやか「……こんばんは、恭介」

上条「え……さやか?一体どうやって入ったんだい?ここは二階……!」

パアァァァン!

上条「あぐッ!なんで……なんで尻をいきなり蹴るんだよ、さやか!」

さやか「……から」

上条「ん?」

さやか「恭介がいけないんだよ……いつまでも私のこと、見てくれないんだもん……いつまで経っても気づいてくれないんだもん……!」ポロポロ

上条「何……言ってるんだい、さやか……?」

さやか「ほら……そうやって!」パァァァァン!!

上条「ひぎぃ!」

さやか「そうやってさ……仁美にデレデレしちゃってさ……!」

上条「わ……わけわかんないよ、志筑さんは別に関係な……あふぅん!」パアァァァン!

さやか「知り合いに言われたよ、『手も足も使えなくしちゃえばあんたのモノになる』ってね……でもそれじゃ恭介もうバイオリン弾けなくなっちゃうもんね……!」パァァァン!!


上条「あひぃぃぃ!」ドタッ

さやか「あーあ、立ってられなくなっちゃったかな……?痛かった?恭介」

上条「さやか……君はさっきからおかしいよ!正気を失ってる!」

さやか「そんなこと言って」グリッ

恭介「んんっ!?」ピクッ

さやか「なんでここ……おっきいのかな」

恭介「大きくしてなんか……んっ!」ピクッ

さやか「え?まさかこれが普通のサイズなの?もしそうだとしたらアメリカ人並だよ恭介……アメリカ人の知らないけど」グリグリ

恭介「あんっ……ふぅぅっ」ビクンッ

さやか「ねぇ、足で踏まれて大きくしてるんだよね?硬くしてるんだよね?恭介」

恭介「……っ」コクリ

さやか「嬉しいな……あたしで興奮してくれてるの?」ギュッ ギュッ

恭介「んっ、んっ!」ビクビクッ

さやか「足で踏まれて興奮してるなんて……変態だったんだね、恭介」

恭介「ち、ちがっ!」

さやか「こんなにおっきくして……何が違うの?」ギュ

恭介「ひんっ!?」ビクビクッ

恭介「た、ただ刺激に反応してこうなってるだけであって……僕は変態じゃない!一定の刺激を陰茎に与えられたらこうなってしまうわけであって、それが足であるかどうかは……!」

さやか「……知ってるよ、そうやって恭介が口数多くなるときって……。」グリグリグリ

恭介「あっ、やめ……ひゃん!」ビクビクビク

さやか「恥ずかしいんでしょ?」

恭介「……っ!」プイ
さやか「分かりやすいなあ……私だって結構恥ずかしいんだよ?こういうことするの」グリグリグリ

恭介「じ……じゃあなんで……んっ、こんな、こと……するんだよ!さやかは僕を、いじめて……あふっ!そんなに、楽しい、の……?」ハァハァ

さやか「……まだ、分からないんだ」

恭介「……?」

さやか「……ねえ、恭介。女の子が男の人にHなことする時って、ふつうどんな時だと思う?」

恭介「え……?愛しあってるとき、とか……?」

さやか「……惜しいなあ、恭介」グリッ

恭介「あぁっ!」ビクビク

さやか「……『どうしても好きな人に振り向いて欲しい時』」

恭介「……え?」

さやか「……遅いかもしれないけど……こんな事しか出来ないけど……恭介が……好き」

恭介「……!」

さやか「ごめん、恭介……バカなんだ、あたし」ギュッ

恭介「あっ、駄目……さやか、さやか!射精るッ!ああぁぁぁッッ!」ビュッ!ビューッ!ビュルルルルルルル!!

さやか「すご……こんなに出るもんなんだ」ドロォ……。

恭介「はあ、はあ……ごめん……さやか」

さやか「……ごめんね……恭介」

恭介「さやか……。」

さやか「あたし、どうにかしてた……ごめん、さっきのこと全部忘れて……仁美と、幸せにね」クルッ


恭介「待って!」

さやか「あたし、耐えらんないよ……これ以上、誰かものになった恭介を見てるのなんて」

恭介「さやかは勘違いしてる。志筑さんとは本当になんでもないんだ」

さやか「え……?」恭介「それに……嫌じゃなかった」

さやか「……え?」

恭介「……さっきされたことも……さやかに気持ちを伝えられたことも、嫌じゃなかった、むしろ……!」

さやか「……それは、どう受けとればいいのかな……恭介」

恭介「……恥ずかしいじゃないか」

さやか「……変態」

恭介「え?」

さやか「こんなにいっぱい出したのに……まだされたいんだ?」

恭介「ちょ、そっちじゃな……!」

さやか「ま、いいんだけどさ?」グリッ

恭介「あああぁぁぁ!」ビクビクビクビク

さやか「あれ、すごい反応……そんなに好きなの?これ」ゲシゲシ

恭介「ちがっ、射精したばっかりだから……タンマ!たんまぁぁぁぁぁぁ!」ビクビクビクビクビク

さやか「……かわいい」

恭介「それにだいたい!僕が本当に嫌じゃなくてむしろ……って言いかけたのは!こうやって踏まれたことじゃなくて!さやかに『好き』って言われたことだよ!」ビクビクビクン

さやか「え……?」ピタッ

恭介「はあ、はあ……。」

さやか「む……むしろなに?」

恭介「え……。」

さやか「むしろ……何?」ドキドキ

恭介「えっと、あの……びっくりしたっていうか……嬉しかったっていうか……。」ボソボソ

さやか「!!」カアァァッ

さやか「……ほ、本当に?」

恭介「……。」コクリ

さやか「ほ、本当の本当の本当に!?」

恭介「さ、さやかはくどいな!こんな事で嘘つく訳ないだろ!」

さやか「あ……!恭介ぇー!」ガバァ

恭介「わ……!」

さやか「ずっと……ずっと好きだったんだよ?ずっと……!」チュ

恭介「ちょ、さや……!んっ、ちゅ……はっ、んむ……。」

さやか「……へへ、奪っちゃった」

恭介「……っ」ムクムクムク

さやか「あ……。」

恭介「あ……っ」

さやか「組み伏せられて無理やりキスされて、それでも大きくなってる……やっぱり変態だよ、恭介」

さやか「恭介ぇ……。」ヌギヌギ

恭介「さ、さやか!?なんでパンツを……!」ドキン

さやか「ここ……舐めて」ズン

恭介「んぐっ!」

さやか「恭介のここ……さっきはいじめちゃったから、今度は優しくしてあげるね」ヌギヌギ

恭介「……?(み、見えない……!)」

さやか「……おっぱいで、さ」ムニュ


恭介「!!?(これ……噂に聞く『シックスナイン』って奴じゃないか!?)」

さやか「あんまり上手にできないかもしれないけど……頑張るね、恭介」

恭介「(中澤、僕……本の中の別の世界に迷い込んでる気がする)」

さやか「んっ、んっ……。」ムニュムニュ

恭介「(うあ、柔らか……!)」ペロペロ

さやか「んっ、気持ちいーよ、恭介ぇ……!」ムニュムニュ

恭介「はぁ……はぁ……!」ペロペロ

さやか「はぁんっ……!」チュッ

恭介「んんっ!?」ビクンッ

さやか「……いま、先っぽチュッてしたら舌止まったよ?きょーすけ」

恭介「はぁ、はぁ……。」

さやか「弱いんだ、ここ……。」チュッ チュッ チュッ

恭介「あん、ふぅっ、ひっ!」ビクビクッ

さやか「……かわいいね」

恭介「や、やめぇ……!」ハァハァ

さやか「あ、ごめーん、また意地悪しちゃった……恭介かわいいからさ」

恭介「……かわいくなんて」

さやか「はいはい」ムニュムニュ

恭介「ううっ……!」ビクビクビクビク

さやか「……もうイキそう?いいよ……。」

恭介「う……ああぁぁっ!」ビュルルルルルルルル!ビューーッ!!

さやか「あっ……!熱ぅ……。」ベットリ

恭介「はぁ、はぁ……!」

さやか「いじめられて、こんなにキモチよくなっちゃって……。」ズン

恭介「んぐっ!苦し……!」

さやか「ほら、あたしはまだ全然満足してないんだからさ……キモチよくしてよ」

ムクムク……!

さやか「え……!?さっき出したばっかなのに、顔に乗っかられてまた大きくなってる……!」

恭介「んん……!」

さやか「本当にMだね、恭介って」

恭介「……僕は」

ジュルル……。

さやか「!?」ビクン

恭介「僕はマゾじゃないっ……!」ジュルジュル

さやか「き、恭介……?」

恭介「たしかに僕は君にいいようにされてよがったさ。それは認める」チロッ

さやか「ひゃっ!?」ビクッ

恭介「でもさ、それは僕がマゾだからじゃない」クニクニ

さやか「嘘……つきぃ!だって、いじめられて、感じて……!」

恭介「君がとっても魅力的だったからだよ、さやか」

さやか「……!?」

恭介「他の人にされたってきっとあんな風にはならなかったよ?心を許してるさやかだからこそ、あんな風になったんだ」

さやか「そ、そんなんじゃ……あたし、そんなんじゃないよぅ!」カアァッ

恭介「……何年一緒にいると思ってるんだい?君のいいところは、よく知ってる」

恭介「さやか」チュッ


さやか「恭介ぇ────!!」ビクビクビクビクビクッ!

さやか「ん……ふうぅ、恭介、すきぃ……!」トロン

恭介「……僕もだよ、さやか」

さやか「……え?」

恭介「本当に、さ……今までなんできがつかなかったんだろうね。僕は君のいいところも悪いところも全部知ってる……でも君の気持ちに全然気づけなかったッ」

さやか「もう、いいんだよぉ……恭介」

恭介「愛おしいよッ……さやかぁ!」ギュウウウ

さやか「ん、あ……。」トローン

恭介「さやか……僕と付き合ってくれないかな」

さやか「えっ……え!?」

恭介「順序が逆になっちゃったし……虫がいい話に聞こえるかもしれないけど」

さやか「ううん、もちろん……喜んで!」ギュウウウッ

恭介「……さやか!」

さやか「それじゃ、エッチしよっか」

恭介「……ん?」

さやか「……つ、突き合うんでしょ?こるから」

>>64
修正

×さやか「突き合うんでしょ?こるから」

○さやか「突き合うんでしょ?これから」

恭介「つ、突き合うって、でも……!」

さやか「お願い、恭介……恭介を、感じさせて……!」

恭介「……わかったよ、さやか」

ズニュ……!

さやか「んっ……!」

恭介「やると決めたら……半端はしないからな!」ズニュニュニュ

さやか「うっ……痛ぅ……!」

恭介「……大丈夫かい?さやか……もう少しゆっくりにしようか?」

さやか「ううん、大丈夫……恭介のペースで……して」ニコ……。

恭介「……うん!」パンッ!パンッ!パンッ!

さやか「あっ、あっああっ!」

恭介「さやか……。」ナデナデ

さやか「恭介、恭介ぇ……あたし!」ギュッ

恭介「さやか、さやかッ」パンパン

さやか「んっ、恭介……あたし、なんかヘン……!」トロン

恭介「さやかっ!」パァン!

さやか「ああっ!恭介!なんか、なんかすごい!凄いよぉぉぉっ!」

恭介「僕のMはマゾのMじゃない!『Miracle(奇跡)』のM!『Magica(魔法)』のM!奇跡も魔法もあるんだよ!」パンパンパンパン

さやか「な、なんかよくわかんないけど、すごい、きもちいっ、んんっ!」ギュッ

恭介「そしてもう一つ一番大事な『M』……。」ナデナデ

さやか「……ふぇ?」

恭介「『美樹さやか』の『M』だぁぁぁぁッ」パァァァン!!

さやか「あっ、あああああ!恭介!きょーすけえええ!」

恭介「くぅっ……僕とさやかでオーバーレイネットワーク構築しちゃうぅぅ!」ビュルルルル

さやか「んやああああ!きもちよさがエクシーズしちゃうううう!!」ビクビクビクビク

恭介「はぁ……はぁ……。」

さやか「……膣内に、出しちゃったね」

恭介「わかってる」

さやか「子供、できちゃうかも……しれないね」

恭介「……構わないよ、さやかと一緒なら」ギュ

さやか「……きょーすけ」ギュ……。

QB「(とんでもない感情エネルギーを観測できたから来てみたはいいけど……何が起きたんだい!?これは……!)」コソコソ

──数日後

さやか「ねー恭介……ガマンしなくても、いいんだよ?」チュッ

恭介「ああああッ!また!また射精るッ!」ビュルルルルルッ

QB「(……やはり美樹さやかと上条恭介の性行為の時に魔法少女システムとは比較にならないほど巨大な感情エネルギーが発生しているようだ。
となると、人間は性行為時に感情エネルギーを発生していると課程して、性行為で生まれる感情エネルギーを採取したほうが効率的じゃないのかい?)」

QB「……少し、観察してみるか」

──みたきはラブホテル

QB「ここが人間同士が性行為を行う場所だね……しかし妙だ。それほど大きな感情エネルギーは発生していない」

オヤジ「うっ……射精るっ」ビュビュッ

女子高生「ん……!」ピピッ

オヤジ「ふぅ……。」

女子高生「……先にシャワー浴びてきますね」

QB「(……なぜ女性のほうは、浮かない表情をしているんだろう……。)」

──数十分後

オヤジ「いやーよかったよ、これお小遣いね」ピラッ

女子高生「ありがとうございまーす♪」

親父「それじゃ、一緒に出てるとこ見られたらまずいから先に出てるよ……またよろしくね!」バタン

女子高生「チッ……金払い悪いしくせーし……誰がまたやるかあんなオヤジ」チッ

QB「(金銭のやりとり……?)」

QB「──ということがあったんだ、暁美ほむら」

ほむら「なぜそれを私に話すの?喧嘩を売ってるの?」

QB「まさか。マミも杏子もまどかも性行為には疎いし、さやかに聞いたらなぜか殴られたんだ。わけがわからないよ」

ほむら「性行為を覗かれてたのを暴露されたら誰だって怒るわ」

QB「それで、いったいどういうことなんだい?もしエネルギーの採取システムがシフトできれば、君達も魔法少女の運命から解放される。悪い話ではないと思うんだけど?」

ほむら「……愛ね」

QB「愛?」

ほむら「上条恭介と美樹さやかの間の行為はおそらくお互いを好きあってのものでしょう……しかしあなたがみた女子高生と中年の性行為には愛がなかった。中年は性行為による快感を金で買っていたのよ」

QB「愛……?」

ほむら「まあ、感情のないあなた達にはわからないでしょうけど」

ほむら「推測だけど……打算や駆け引きではなく、『この人に、こうしたい』と思う無償の愛、それこそが性行為に感情を与えるのだと思う」

QB「うーん……。」
ほむら「性行為が手段や目的になってしまっては意味がないのよ。あくまでも愛の実った結晶が性行為なの」

QB「使い魔を育てて魔女にするとグリーフシードを産むように……愛を育んだ性行為でないと感情エネルギーが生まれないということかい?」

ほむら「……例えは悪いけど、そういうことね」

QB「それにしても君はずいぶんと愛について語るね」

ほむら「……女子中学生だもの」

QB「人間同士が惹かれあい、愛を育み、性行為を行う……理屈ではわかっているんだけど、どうも妙だ」

ほむら「どういうこと?」

QB「人類みんながそのプロセスを経ているなら、そもそも宇宙の危機なんて起こり得ないレベルのエネルギーが確保できていたはずなんだ。しかし今、感情エネルギーはほとんど観測されていない。どういうことだい?」

ほむら「……そんな人間が少ないからよ」

QB「どういうことだい?愛を育み、子孫を増やすのは人類の欲求じゃないのかい?」

ほむら「はるか昔から人間は望んだ相手と結ばれるとは限らない。性別、身分、価値観……色々あってね。」

QB「そうだね」

ほむら「さらに望んだ相手と結ばれたとしても、愛が実るとは限らないわ。もしかしたら喧嘩別れするかもしれないし……愛した人が死ぬかもしれない」

QB「そこまで困難なものなのに、なぜ人間は愛を求めるんだい?」

ほむら「誰かに愛されなければ……生きてけないのよ。」

QB「だからさっきの男性は性行為を金で買っていたのかい?」

ほむら「……それはわからないわ。もしかしたら快感を得るためかもしれない。もしかしたらその男性にも愛する家族がいるかもしれない」

QB「……複雑だね、愛っていうのは」

ほむら「そうね。正直言ってエネルギーとして採取しようというのはおこがましいわ」

QB「……確かにこのままでは難しいだろうね。奇跡に近い確率でしか発生しない『愛ある性行為』を安定した数、安定した頻度で観測して、エネルギーを採取するというのは」

ほむら「そうね」

QB「……だが、それは『このままの状態』での話だ」

ほむら「……あなた、まさか!」

QB「僕がどういう存在か忘れたのかい?世界中に存在する『愛に発展しない恋』を奇跡を起こして解決する」

ほむら「あなた……そんなことして大丈夫なの!?」

QB「なに。無茶な奇跡でなければ性行為で得られるエネルギーで十分なお釣りがくる。僕は少し忙しくなるけど」

ほむら「あなた……!」

QB「さて、暁美ほむら」

QB「なにか、恋の悩みはあるかい?」

──ワルプルギスの夜、予定日

まどか「おはよーほむらちゃん!今日はすごいいい天気だね!」

ほむら「……そうだね」ニコ

QB「(やれやれ、最初の願いがいきなり『ワルプルギスの夜を消滅させろ』だなんて……これで消費したぶんのエネルギーを取り戻すのにいくら働けばいいやら)」

まどか「ほむらちゃん三つ編みにしたんだね、似合ってるよ」

ほむら「……ありがとう」

まどか「なんか……雰囲気変わった?」

ほむら「……そ、そう?」

QB「(しかし、暁美ほむらの協力がないと愛についてまだわからないのも事実だから……初期投資みたいなものだね)」

女「男……!なんでよ!私、男のして欲しいこと、全部してあげたのに……なんで私じゃないの!?」

QB「やあ」

女「白い……ウサギ!?あなたは……!」

QB「ボクはキュゥべえ。恋の悩みを抱える者の前に現れ、愛に変えるものだ」

女「……なら、あの女から男を私のところに」

QB「それはできない」

女「──え?」

ほむら「『──ひとつ忠告しておくわ。他人の恋人を奪い取るような願いを叶えるのは止めておきなさい。どんな事情があろうと……ろくな結果にはならない』」

QB「ろくな事にならないらしいからね。悪いけど」スウ……!

女「あ……ちょっと!待ちなさいよ!待てぇ!クソぁぁぁ!」

──その後も、キュゥべえは

女子中学生「あたし……先輩に告白する勇気が欲しい!」

QB「君の愛はエントロピーを凌駕した」

──試行錯誤を続けながら

QB「君の恋の悩みはなんだい?」

女「年収800万以上のオトコがいいんだけどなかなかいないんだよねー」

QB「君は自分の顔を鏡で見たほうがいい」


恋の悩みを解決し続けた。

早乙女「キュゥべえ、あんたのおかげでやっとあたし結婚できた……!」

QB「それは良かった。僕としても君たちが大量の感情エネルギーを産み出す性行為をしてくれて助かるよ」

早乙女「!?」

──そして、数年後

ほむら「……そう、行ってしまうのね」

QB「うん。とは言っても代わりの個体が来るけどね。たぶん見た目じゃわからないと思う。──僕も休暇が欲しくなってね」

ほむら「……寂しくなるわね」

QB「君からそんな言葉を聞くなんてね」

ほむら「あなたは今では『恋愛成就の象徴』なのよ?それに私自身、今ではあなたに……感謝しているのよ?二つも願いを叶えてもらって」

QB「君には協力してもらったからね。僕からの感謝の意かな」

ほむら「感謝……まさかあなたからそんな言葉を聞くとはね」

QB「僕もこの数年間で色々と学んだよ……今までしなかったことをやったわけだから」

ほむら「そうね……前より人間味がある」ニコ

QB「よしてくれよ。それじゃ、そろそろ行くよ。最後になったけど……結婚おめでとう。ほむら」

ほむら「……うん」

──上条邸

さやか「ほむらとまどかが結婚ねぇ……。」

恭介「日本で同性婚ができるようになったって聞いたときは驚いたけど……まさかねぇ」

さやか「知ってる人同士がすると……ねぇ」

恭介「法律が施工されてまだ間もないから世間の目も大変だろうね」

さやか「そうだね……でもあの二人だったら大丈夫だよ!ちゃんと『愛しあって』結婚したんだろうから」

恭介「一番大事なのは性別でも何でもなく愛……だよね」

さやか「その点あたしたちは……ね?」ギュッ

恭介「わッ」

さやか「れっきとした恋愛結婚だもんね」

恭介「そうだね……ずっと、ずっと」ギュッ

さやか「ん……。」ギュー

さやか「……ねぇ……しよ?」

恭介「え……?んっ!?」クニクニ

さやか「ふふ……。」クニクニ

恭介「んっ、指で、いじるの、やめっ、あんっ!」ビクッ

さやか「やっぱ恭介可愛い……。バイオリン奏者っていうかバイオリンそのものだよねもう……こんなにエッチな音色出しちゃって」クニクニ

恭介「さ、さやかが……そういうこと、するから、ひゃんっ!」ビクビクッ

さやか「恭介を奏でていいのはあたしだけだよ……恭介」

恭介「……僕にこういうことしていいのは……さやかだけだよ」

さやか「……うん!」クニクニ

恭介「やんっ!ちょ、激しすぎっ……でるっ、でちゃううううう!!」


──こうして、世界には愛が満ちました。
インキュベーターもエネルギー採取のシステムを本格的にシフトし、魔法少女も魔女も姿を消しました。
しかし、忘れないでください。その裏で愛を実らせるため、奔走した者がいることを。
そして、その力なしに、愛で結ばれた一組の男女のことを。
彼らがいなければ、世界が愛に満ちることはなかったであろうことを……。

書き忘れた

終わりです
支援ありがとうございました

前回さや恭でエロ書こうと思ったらアクセルシンクロしたのでリベンジのつもりで書きました

さや恭書いてたはずなのにね
即興ってこわいね

ちなみに初期案ではセックスで生まれる感情エネルギーにインキュベーターの母星が耐えきれずに超新星爆発を起こす予定でした

しかし書いてみたら無事でした
よかったね

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