みにくいアヒルの子「デュフwwwww」(45)

みにくいアヒルの子「コポォwwwwwww」カチャカチャ

アヒルの子A「見ろよ、またアイツ草陰にこもってプラモ組み立ててるぜ」

アヒルの子B「恥ずかしくねぇのかな」

アヒルの子C「でも幸せそうだね・・・」

お母さん「まったく、お腹が空いたらばしゃばしゃうるさいし」

お母さん「どうしたものかしらねぇ・・・」



ここまで考えた

アヒルA「お母さん、僕、あいつキチガイだと思う」

お母さん「コラっ!なんて事言うのっ!」

アヒルB「……だってね、あの子自分で作ったプラモデル、自分自身で壊したりしてるんだよ?」

お母さん「……えっ?」

アヒルC「それだけじゃないよ?折角、綺麗に作った奴泥だらけにしたりしてるの」

お母さん「そ、そうなの……?」

アヒルA「俺達だって、あいつがいくら醜いからって、虐めたりしないよ」

アヒルB「兄弟だしね」

アヒルC「でもあいつ……やっぱり、ちょっとおかしい所があると思うんだ……」

母「……」

ーーーーー


お母さん「ねぇねぇ、アヒルちゃん?」

アヒル「……コポ?」

お母さん「ちょっとお母さんとお話しない?」

アヒル「コポコポ!」コクコク

お母さん「アヒルちゃんって、いつもプラモデル作ってるよね……?」

アヒル「コポッ!」

お母さん「恰好いいプラモデルたくさんあるね?これは何て名前なの?」

アヒル「えっとね!えっとね!これが、イージーエイトで、これが陸戦型ガンダムっ!」

お母さん「えっ?えっ……?」

アヒル「こっちの奴はね!ジム頭仕様にしてるのっ!それで、これがグフカスタムっ!」

お母さん「えっ、えっ……?ジムアタマ……?グフカスタム……?」

アヒル「それでね!こいつらが、ザク軍団っ!」

お母さん(……私、この子が何言ってるのかわからない)

アヒル「恰好いいでしょ!?」

お母さん「……ねぇ?」

アヒル「?」

お母さん「アヒルちゃん、どうして自分で作ったプラモデル、ワザとボロボロにしてるのかな……?」

アヒル「あのね!?08小隊っていうのは他のガンダムに比べて、地上戦が多いの!」

お母さん(あぁ……私、この子が何を言ってるのかわからない……)

お母さん(でも……諦めちゃダメよ……)

アヒル「?」

お母さん「ねぇねぇ、アヒルちゃん?このプラモデル……」

アヒル「ザク軍団がどうしたの?」

お母さん「どうしてこんなにボロボロにしてるの?」

アヒル「?」

お母さん「ほら?この子なんか、腕がもげちゃってる……」

アヒル「うんっ!」

お母さん「こっちの子なんか顔がぐちゃぐちゃに壊されてるよ?」

アヒル「うんうんっ!」

お母さん(なんで……!?なんでこの子はこんな残酷な事をしてるのに、こんな満面の笑みで答えられるんの!?)

お母さん「折角、綺麗に作ったプラモデルなんだからさ……?」

アヒル「?」

お母さん「こんな事しちゃ、お母さん、プラモデル達が可愛そうだと思うな……?」

アヒル「?」

お母さん「綺麗に作ったんだったら、飾っておけばいいじゃない?どうしてこんな可哀想な事をするの……?」

アヒル「あのね!」

アヒル「こいつらは最前線で戦ってた奴なの!」

お母さん(最前線……何を言ってるの……?)

アヒル「ゲルゲレンを脱出させる為に戦ってやられる奴らなの!」

お母さん(ゲルゲレン……?この子は何を言ってるの……!?)

アヒル「それで地上に残って死んじゃう奴らなの!」

お母さん(この子……!人が死ぬなんて事を、こんなにも嬉しそうにっ……!)

お母さん「……アヒルちゃん」

アヒル「?」

お母さん「あした……ママとお出かけしようか……?」

アヒル「お出かけ?どこ行くの?」

お母さん「おもちゃ屋さん連れて行ってあげる♪」

アヒル「やったぁ~!」

お母さん(やっぱり……あの子達の言う通り、この子おかしい所があるかもしれない……)

アヒル「おもちゃ屋~♪おもちゃ屋~♪」

お母さん(明日……この子を病院に連れていこう……)

ーーーーー

アヒル「コポコポ~♪」カチャカチャ

白鳥のおっさん「……おっ?」

アヒル「?」

おっさん「坊や、それはジオラマかい?」

アヒル「うんっ!」

おっさん「へぇ~、子供の癖にジオラマなんかを作ってるのかい!?凄いじゃないか!?」

アヒル「うんっ!」

おっさん「これはアレだろ?08小隊の震える山の再現だろ?」

アヒル「うんっ!おじさん詳しいね!?」

おっさん「あぁ!おじさんもファースト世代だし、昔はモデラーだったからね」

アヒル「へぇ~」

おっさん「やっぱり、08小隊やジオン水泳部なんかは人気だよね」

アヒル「ウェザリングがしやすいもんね」

おっさん「このジオラマを作ったのも、そういう理由かい?」

アヒル「うん……でもね……」

おっさん「……ん?」

アヒル「アプサラスがないんだ……」

おっさん「アプサラスなら先週、発売されたよ?」

アヒル「えっ!?本当!?」

おっさん「う~ん……ただ……」

アヒル「?」

おっさん「……一万円するんだよね」

アヒル「!」

おっさん「……坊やのお小遣いじゃ、高い買い物だよね?」

アヒル「……うん」

おっさん「誕生日にお母さんに頼むか、サンタさんにお願いしてみたらいいんじゃないかな?」

アヒル「うん……」

おっさん「アハハ、大丈夫だよ!君が毎日いい子にしてたら、お母さんや、サンタさんも君のお願いを聞いてくれるよ!」

アヒル「……本当?」

おっさん「あぁ、本当だ!だから、いい子になるんだぞ?」

アヒル「うんっ!僕、いい子になるっ!」

翌日ーーー


クジャクの先生「じゃあ、今から僕に『なぞなぞ』を出すね?」

アヒル「……なぞなぞ?」

先生「あぁ、『なぞなぞ』だ!じゃあ、まず第一問!この絵は何でしょうか?」

アヒル「?」

先生「何でもいいんだよ~?坊やの見えたように答えてね」

アヒル「え~っと……男の人と、女の人が向かいあってます……」

先生「ふむふむ、なるほど……じゃあ、次はこの紙に木の絵を書いてみようか?」

アヒル「?」

ーーーーー


お母さん「……先生、うちの子はどうなんでしょうか?」

先生「え~……心理分析では……異常なしです……」

お母さん「……嘘」

先生「いえいえ、少し周りが見えなくなる性格と診断されていますが……極めて正常です」

お母さん「嘘っ!先生っ、本当の事を教えて下さいよっ!」ガタッ

先生「ちょ、ちょっと……!奥さん、落ち着いて……!」

お母さん「あの子はプラモデルをあんなにも残酷に壊す子なんですよ!?先生、本当の事を教えて下さいよっ!」グイグイ

先生「だから、心理分析では異常なしですって!……あっ、それよりお宅のお子さん、アヒルじゃなくて白鳥ですよ?」

お母さん「そんな事はどうでもいいんですっ!先生、本当の事を教えて下さいっ!」グイグイ

ーーーーー


お母さん「……ありがとうございました」

アヒル「あっ、お母さん帰ってきた!」

お母さん「アヒルちゃん、ごめんね……?待たせちゃったかな……?」

アヒル「ううん、大丈夫だよ!ねぇ、どうして病院に来たの?」

お母さん「最近、カラス風が流行ってるから……その検査にね……?」

アヒル「ふ~ん……ねぇねぇ、早くおもちゃ屋さん、行こうよ!」

お母さん「……そうだね」

ーーーーー


お母さん「あれ?アヒルちゃん何処にいったのかしら……?」キョロキョロ

アヒル「……」

お母さん「あっ、いたいた。……アヒルちゃん、あんな真剣に、何見てるのかしら?」

アヒル「……」ジーッ

お母さん「あっ……!」


アヒル(アプサラス……)

お母さん(また、プラモデル……)

お母さん「ア、アヒルちゃん……?」

アヒル「あっ……お母さん……」

お母さん「そ、そろそろ帰ろっか?お母さん、晩御飯作らなきゃ……」

アヒル「……」

お母さん「あっ、そうだ!今日はアヒルちゃんの大好きなハンバーグにしてあげる!」

アヒル「……」

お母さん「ねっ?帰りにお肉屋さんに寄って帰ろうか?」

アヒル「……」

お母さん「……ねっ?」

アヒル「……お母さん」ブルブル

アヒル「……僕、これからいい子になります」グスッ

お母さん「……えっ?」

アヒル「宿題もちゃんとします……」

お母さん「……」

アヒル「ご飯の後片付けもちゃんとします……」ポロポロ

お母さん「……」

アヒル「ピーマンも……ちゃんと食べます……」ボロボロ

お母さん「……うん」

アヒル「だから……これ……買って下さい……」ボロボロ

お母さん「……」

アヒル「……」

お母さん「……」

アヒル「……」

お母さん「……」

アヒル「うぅ……」ボロボロ

お母さん「?」

アヒル「僕……」ボロボロ

お母さん「……」

アヒル「絶対にいい子になります……」ボロボロ

お母さん「……」

お母さん「……わかった」

アヒル「……えっ?」

お母さん「アヒルちゃん……お母さん、アヒルちゃんにそのプラモデル買ってあげる……」

アヒル「本当っ!?」

お母さん「アヒルちゃん、でもこれだけは約束して……?」

アヒル「……えっ?」

お母さん「そのプラモデルは絶対に大切にする、絶対に大事にするって」

アヒル「うん!僕、大切にする!」

お母さん「本当……?お母さんと約束できる……?」

アヒル「約束する!だって、僕いい子だもんっ!」

お母さん(大丈夫……大丈夫よきっと……だってこんなに純粋な目をしてるんだもの……これをきっかけに大切にしてくれるはずよ……)

ーーーーー


おっさん「おっ?坊や、今日も頑張ってるね?」

アヒル「あっ!おじさん、待ってたんだよ!?」

おっさん「私を待ってた……?どういう事だい……?」

アヒル「えへへ……じゃあ~ん!」

おっさん「おぉ!それはアプサラスじゃないか!?お母さんに買ってもらえたのかい?」

アヒル「うんっ!いい子になるからって約束したんだ!」

おっさん「ほ~う……それだけの物を買ってもらったんだったら、約束破っちゃだめだぞ?」

アヒル「うん!だから、昨日は嫌いなピーマンも食べたよ!」

おっさん「ハハハ、そうかそうか!」

アヒル「それでね、おじさんにお願いがあるんだけどね……?」

おっさん「……お願い?」

アヒル「お母さんと大切に作るって、約束もしたの」

おっさん「確かに、それだけの物なら生半端な出来にするわけにはいかないな……ましてや、ジオラマにするなら当然だ」

アヒル「だからね……LEDライト取り付けにも挑戦してみようと思うの……」

おっさん「ほ~う、自動車プラモデルのライト部分に電球を入れて、本当に光るようにしたりする、あの高等テクニックか!?」

アヒル「うん」

おっさん「なるほど……確かにこの大きさのプラモデルにLEDライトを取り付けると映えるな……」

アヒル「……でもね?」

おっさん「ん?」

アヒル「僕、LEDライト取り付けしたことないの……」

おっさん「あ~、確かに……あれは配線やら回線の問題もあるし、子供には難しいかもしれないね……」

アヒル「だからね、おじさんに手伝ってもらいたいの!」

おっさん「……えっ?」

アヒル「お願いっ!お母さんに大切に作るって、約束したんだっ!」

おっさん「う~ん……」

アヒル「……ダメ?」

おっさん「よし、わかった!」

アヒル「?」

おっさん「私もモデラーのはしくれだ!手伝おうではないか!」

アヒル「本当!?おじさん、ありがとうっ!」

おっさん「だけど、ちゃ~んとお母さんとの約束を守るいい子になるんだぞ?今度はおじさんとの約束だ!」

アヒル「僕はもういい子ですよ~だ!」

おっさん「本当かい?ピーマンだけじゃなく、ニンジンも残さず食べれるかい?」

アヒル「うっ……!」

おっさん「ハハハハハ!」

支援

ーーーーー


おっさん「では作業を始めようか?」

アヒル「うんっ!」

おっさん「……とは言っても、今日は素組みだけで終わらせようか?」

アヒル「えっ……?」

おっさん「私の家に余ってるLEDライトや、塗装道具なんかがあるから、明日持ってきてあげるよ」

アヒル「本当?」

おっさん「あぁ、よりリアルな色彩を出すために塗装するのも、どの部分にLEDライトを取り付けるか確認するためにも……」

アヒル「まず、素組みでプラモデルがどういう感じで作られてるのか、チェックする為の素組みで今日は終わらせるんだね!?」

おっさん「そうだ、流石モデラーだ。わかってるじゃないか」

アヒル「えへへ~」

ーーーーー


アヒル「う~ん……むにゃむにゃ……」

お母さん(ふふ、可愛い寝顔……)

アヒル「お母さん……ありがとう……」

お母さん(ふふ……あっ……!)

アヒル「むにゃむにゃ……」

お母さん「これ、買ってあげたプラモデル……」

アヒル「僕……いい子になります……」

お母さん(もう、完成させてくれたんだ……こんなに上手に作っちゃって……)

アヒル「むにゃむにゃ……」

お母さん(そうよ……この子は絶対にいい子よ……)

製作過程二日目ーーー


おっさん「やぁ、坊や。約束通り道具一式持ってきたよ?」

アヒル「おじさんありがとうっ!」

おっさん「じゃあ、早速プラモデルをバラそうか?」

アヒル「そうだね!塗装の為に、それぞれ『赤のパーツ』『緑のパーツ』なんかにわけるんだね!」

おっさん「あぁ、わけた物を自分が目指す理想的な色にした後……」

アヒル「それを再び、組み立てて完成だね!」

おっさん「これを乾かすのに二日や三日かかる、長い作業だ」

アヒル「うんっ!」

ーーーーー


アヒル「う~ん……むにゃむにゃ……」

お母さん「ふふ、よく寝て……えっ……?」

アヒル「Zzz……」

お母さん「何……コレ……?」

アヒル「むにゃむにゃ……」

お母さん(昨日は……ちゃんと完成できてたじゃない……?どうして、それがこんなバラバラになってるのよ!?)

アヒル「お母さん……プラモデル……ありがとう……」

お母さん「……」

アヒル「絶対……大事にします……」

ーーーーー

アヒル「お母さん!ご馳走様っ!」

お母さん「う、うん……」

アヒル「僕、皆の分の食器洗うね!」

お母さん(いい子じゃない……)

アヒル「コレ、終わったら、お風呂入って、明日の予習するね!」

お母さん(この子が……どうして、あんな事を……)

アヒル「よ~し!食器洗い終わったよっ!お風呂入ってきますっ!」

お母さん(我が子ながら……わからない……)

アヒル兄弟「……」


お母さん(……頭が痛い)

ーーーーー


アヒル「むにゃむにゃ……」

お母さん(……)

アヒル「お母さん……大好きだよ……」

お母さん(私も……勿論、愛してるわよ……)

アヒル「むにゃむにゃ……」

お母さん(あぁ……頭が痛い……)


アヒルA「なぁ……?母ちゃん、母ちゃん……」

お母さん「えっ?」

お母さん「あなた達、こんな時間にまだ起きてるの……!?」

アヒルA「俺達もさ……母ちゃんと一緒なんだよ……」

お母さん「……えっ?」

アヒルB「こいつの事が心配でさ……」

お母さん「そう……なの……?」

アヒルC「僕、見たんだ……」

お母さん「……えっ?」

アヒルC「この前、こいつが知らない男と喋ってた」

お母さん「!」

アヒルA「多分、そいつの悪影響で……こいつ……」

アヒルB「変な事を吹き込まれてるんじゃないかな……?」

お母さん「!!」

翌日ーーー


おっさん「では、本日はお待ちかねのLEDライトの取り付けだ」

アヒル「わ~いっ!」

おっさん「LEDライトの取り付けの際の注意点としては……ん……?」

アヒル「おじさん、どうしたの?」

おっさん「いや……何か変な声が聞こえないか…… ?」

アヒル「……えっ?」



お母さん「こらああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ダダダッ

お母さん「お前がっ!私の子にっ!変な事を吹き込んだんだなっ!?」ガッ

おっさん「えっ……?いや、待ってくれ……なんの話だ……?」

アヒルC「そうだよ母ちゃん!こいつが全て現況だっ!やっちまえっ!」

おっさん「いや……待て待て待て待てっ……!君達、落ち着けっ……!」

お母さん「許さないぞ許さないぞ許さないぞ!」

おっさん「い、いや……!奥さん、落ち着いて……ねっ……?」

アヒルA「母ちゃん、俺も加勢するぜっ!……でやっ!」ゲシッ

おっさん「いでっ……!誰だっ!?私のスネを蹴るのは!?」

お父さん「いや~、長い出張も終わり、愛する家族のいる我が家に帰ってきましたよ~っと……ん……?」


ワイワイガヤガヤ


お父さん「……なんだアレ?ちと、見に行ってみるか」


お母さん「許さないぞ許さないぞ許さないぞ!」

アヒルA「おりゃおりゃ!」

アヒルB「うりゃうりゃ!」

アヒルC「そいやそいや!」

おっさん「だから……!君達は何かを勘違いしている……!私の話を聞いてくれっ……!」



お父さん「お~、愛する我が家族達と、モデラー仲間の白鳥さんじゃないか?何、してんの?」


アヒル「あっ、お父さん~」

お父さん「お~、愛する我がアヒルよ~!んっ……?それ、ジオラマか?」

アヒル「うんっ!このおじさんに手伝ってもらってね、今、アプサラスにLEDライトをつけてるの!」

お父さん「えっ、マジ?アヒル、そんな俺の教えてないテクニックまで進んだのか!?」

お母さん「……えっ?」

お父さん「あ~、だから、白鳥さんがここにいるんだな?俺の代わりに教えてくれたんだろ?あんがとね?」

おっさん「……」

お父さん「いや~、しかし、アヒルがここまでのもん作れるようになってくれて嬉しいよ!」

アヒルA「……」

お父さん「いや~、父ちゃんも教えたかいがあるってもんだ!ワッハッハ!」

アヒルB「……」

お父さん「いや~、父ちゃんも学生時代はプロモばかり作ってる根暗根暗と言われてたけど……ん……?」

アヒルC「……」


お父さん「……あれ、どうしたの?君達、そんな恐い顔をして」

数日後ーー


アヒルA「すげぇっ!母ちゃん!コレ、ボタン押したらここ光るんだぜ!?」

お母さん「凄いねぇ、アヒルは立派な物作ったね」

お父さん「……なっ?子供ってのはプラモデルに浪漫を感じる物なんだよ」

アヒルB「なぁなぁ!?このガンダムは、何で頭が違うんだ?」

お母さん「アヒルが言うには、そのガンダムは激しい任務の際に頭部を負傷してしまったんだって」

お父さん「……元はと言えばね、母ちゃんがピアノ習わせたいとか言ってたのが原因だと思うのよ」

アヒルC「なぁなぁ、母ちゃん!俺、今度アヒルの再現したヤツのアニメ見てみたいっ!」

お母さん「そうね、今度皆でビデオ屋さんに行ってみましょうか?

お父さん「……やっぱり、末っ子は伸び伸び育てたいって思いが父親にはあるじゃん」


お父さん「よしっ!わかった!今回の件は父ちゃんが全面的に悪かった!だから、父ちゃんにも塩御飯以外を食わせてくれ!」

お母さん「……あなたのせいで、ご近所さんにも見られる大恥をかいたんです。あなたはしばらく塩御飯のみです」


おわり

後半駆け足だった気がするが気のせいだろう

だが結局アヒル設定は無視したもんになったな

おつかれ
捨てられるとかじゃなくてよかった

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