まどか「みんな......」(347)
ほむら「......至急きて頂戴、時間がないの」
ほむら「......そうあと杏子と巴マミにも伝えといて頂戴」
まどか「あー今日は日曜なのに暇だなぁ......」
まどか「そーだ、さやかちゃんと遊ぼっかな♪」
まどか「プルル......あ、もしもしさやかちゃん?今日遊ばな......」
さやか「あーごめんまどか、今日はちょっと......」
まどか「え」
さやか「用事入っててさー、遊べないんだ、ごめん」
まどか「え......そ、そうなんだ......こっちこそごめんね」
さやか「ほいほい、じゃ、またね」
まどか「うん、バイバイ」
まどか「さやかちゃん、用事があるんだ......」
まどか「仕方ないよね、じゃあマミさんはどうかな?このまえちゃんと番号聞いてきたんだー」ピッピ
まどか「プルル......あ、もしもし、マミさん?」
マミ「......はい、あ、鹿目さん!?ど、どうしたの?」
まどか「あー、えっと今日日曜日じゃないですか?一緒に遊びたいなぁ......なんて」
マミ「あー......ごめんなさい、今日はちょっと......」
まどか「そ、そうですか......」
マミ「本当にごめんなさいね......」
まどか「いえ、じゃあまたね、マミさん」
マミ「はい、またね」ガチャ
まどか「マミさんも駄目......」グタッ
まどか「うーん......あ、ほむらちゃんはどうかな?家電ならこの前教えてもらったんだよね!」ガバッ
まどか「......プルル」ドキドキ
ほむら「......はい、暁美です」ガチャ
まどか「あ、ほむr......」
チョット、ミキサンカタムイテルワヨ! エッ?ア、ウワー......アッハッハ......
まどか「......(マミさんと......さやかちゃんの声?)」
ほむら「もしもし?」
まどか「......ま、間違えました」ガチャ
ほむら「ツーツー......まどか?」
まどか「みんなでほむらちゃんの家で遊んでるのかな......?私も行きたかったな......」ドヨーン
詢子「おーいまどか」ガチャ
まどか「ま、ママ?どうしたの?」
詢子「おう、ちょっと買い物してきてくんないか?」
まどか「か、買い物?」
詢子「ん?なんか用事でもあるか?それなら別にいいよ」
まどか「ううん、行くよ」
詢子「サンキュー、じゃ、これメモとお金な」スッ
まどか「はーい」
詢子「気を付けてなー」
まどか「いってきまーす」ガチャ
ヒュー......
まどか「うわぁ、10月に入ったとたんに寒くなったよ......」
まどか「早く買い物すませちゃおーっと」タッタッタ
ドン
まどか「あ、ごめんなさい......」
???「こっちこそ悪いね、ってまどかじゃん」
まどか「杏子ちゃん!偶然だね」
杏子「そんなに慌てて、どこに行くんだい?」
まどか「ちょっとスーパーまで、ママのおつかいだよ。杏子ちゃんは?」
杏子「あたしも買い物さ、なんでも急ぎの用事らしい」
まどか「じゃあ一緒に行こうよ!」
杏子「一緒にったって、スーパーまでだろ?」ハハッ
まどか「駄目かな......?」
杏子「駄目なわけないじゃん、さ、早く行こうよ」
まどか「うん!」
スーパー
まどか「えっと......これと......これと」ポイポイ
杏子「んー、卵?それと牛乳と......これとこれとこれと......あ、ロッキーも」ガラガラ
まどか「わ、杏子ちゃんお菓子いっぱいだね......」
杏子「メモにお菓子いっぱいって書いてあるからな。いっぱい買わないと」
まどか「いくらなんでも多すぎじゃないかな?……アハハ」
杏子「よし、じゃあレジに行こう」ガラガラ
まどか「す、すこしこっちに入れる?」
杏子「大丈夫だよ、ありがとう」ガラガラ
店員「ありがとうこざいましたー」
ウイーン
杏子「ふう、よし、じゃあ帰るか」
まどか「もうちょっと、何かしない?」
杏子「ん?……うーん、急ぐように言われてるしなぁ……」
まどか「そっか……あ、ね、ねえ杏子ちゃん、たい焼き食べない?」
杏子「た、たい焼き……で、でも……」グゥゥ
まどか「じゃあ、2つ買ってくるね!」タッタッタ
杏子「いっちまった……まいったな……」
杏子「……でも、たい焼きか……」デヘヘ
まどか「おまたせー」
杏子「おぉ、うまそー!」クレクレ!
まどか「ウェヒヒ、はい」スッ
杏子「いただきまーす……うまーい!」モグモグ
まどか「美味しいね!」モグモグ
杏子「まどかは良い奴だなー」モグモグ
まどか「そんな事ないよ、ウェヒヒヒ」モグモグ
ピリリリ
杏子「ん?あ、けーたいってやつか」ゴソゴソ
まどか「き、杏子ちゃん、ケータイ持ってたの?」
杏子「いや、借り物だよ……ってこれどうやって出るんだ?」ピリリリ
まどか「電話ボタンを押すんだよ」
杏子「電話ボタン?どれ?」ピリリリ
まどか「杏子ちゃん、ちょっとかして?」スッ
杏子「任せた」スッ
着信 暁美さん
まどか「……(ほ、ほむらちゃん?……)」ピッ
まどか「はい、杏子ちゃん」スッ
杏子「お、もう話せるのか?サンキュー」モシモーシ
ほむら「……杏子、急ぎの用事といったわよね?もう時間があまりないの早く帰ってきなさい、いいわね?」
杏子「わかったよ、いまから行くって」
ほむら「途中で卵をわっちゃったなんて落ちは嫌よ」
杏子「任せろって」
ほむら「……そう、じゃあ急いでね」ピッ
杏子「うーん、行かなきゃいけなくなった、悪いな、まどか」
まどか「……あ、う、ううん、いいよ、こっちこそ時間とっちゃってごめんね?」
杏子「まどかが謝ることないさ、たい焼き、うまかったよ。じゃあね」ヒラヒラ
まどか「うん、またね……」ヒラヒラ
ポツーン
まどか「私も帰ろうかな……」
まどか「……それにしても、さっきのって、杏子ちゃんもほむらちゃんの家にいったって事だよね?」
まどか「私、仲間外れなのかな……」ガーン
まどか「そういえば、お菓子とかいっぱいあったし……」
まどか「みんなでパーティーでもするのかな……」
まどか「……みんなでパーティー……」
まどか「……帰ろっと」テクテク
ヒュォー
まどか「……さむいなぁ」ホロリ
ほむほーむ
ほむら「遅かったわね、杏子」
杏子「いやー、ちょっとな。それより」
ほむら「?」
杏子「本当にまどかに言わないのか?」
ほむら「当たり前でしょう、特製ほむまどケーキはサプライズによりその真価を発揮するんだもの」
杏子「いや、そっちじゃなくてさ……」
ほむら「……」
杏子「……いや、なんでもないよ」
ほむら「さあ、時間がないわ、早く準備しましょう」
杏子「……ああ」
すいません、evoのバッテリを入れ換えるのでID変わります
ID変わりました
ちゃちゃっとご飯食べて再開します
マミ「じゃあ、これをかき混ぜて……あ、美樹さん、ダマにならないようにかき混ぜないと」
さやか「うーん、難しいですね、こういうの」シャカショカ
ほむら「ほら、杏子しっかり切って」
杏子「あたしは槍使いなんだから切るのは向いてないんだよなー」トントン
ほむら「なにいってるの」
アハハ
まどか「ただいま……」ガチャ
詢子「お、まどかおかえり」
まどか「はい、これ」スッ
詢子「サンキュー」
まどか「ちょっと横になってるね……」スッ
詢子「どした?大丈夫か?」
まどか「……うん」トントン
詢子「ま、いろいろある年だよな」
テクテク
ギィ
まどか「……」モフッ
まどか「…………」バタバタ
まどか「……はぁ」
QB「どうしたんだい、まどか」
まどか「QB……」
QB「どうかしたのかい?」
まどか「……うん」
QB「……?」
まどか「あのねQB、わたし、みんなから仲間外れにされてるみたいなの」
QB「みんな?マミやさやか達に?」
まどか「うん……」
QB「うーん、考えすぎじゃないのかい?」
まどか「でも、みんなでパーティーやってるみたいだし……」
QB「……」
QB「考えられるとしたら、それは魔法少女限定の宴かなにかなんじゃないかい?」
まどか「宴?」
QB「人間は、同じ境遇な人同士で集まって、日々の疲れを癒したり、幸せを祈ったりするんだろ?」
QB「今回のソレも、その類いの集りなんじゃないかい」
まどか「……つまり、魔法少女じゃないから私は仲間外れって事?」
QB「断定はできないけどね」
まどか「そうだよね、みんな魔法少女で、それぞれ大変なんだもんね……」
QB「……」
まどか「でも、それなら仕方ないよね」
QB「もし君が魔法少女になれば、どうだろうね」
まどか「!?」
QB「魔法少女になってみるかい?」
まどか「……」
QB「ワルプルギスは倒されたけど、それで魔女の脅威が消えたわけじゃない。君は最……」
まどか「……ううん、いいよQB」
まどか「ほむらちゃんがあんなに止めてたんだもん、そんな簡単になっちゃいけないものなんでしょ?きっと」
QB「……そうかい」
QB「じゃあ、気が向いたらいつでもよんでくれるといい」ピョン
まどか「……」
ほむら「よし……この角度、この角度でチョコプレートを……そぉーっと……」スーッ
杏子「よし、クリーム塗れたぞ、ほむら」ドン
ほむら「え」グニュ
杏子「あ」
ほむら「……」
杏子「ご、ごめんな……」アハハ
ほむら「……いいわ、次は裏側にも塗ってちょうだい」スボッ
杏子「は、はーい……」
さやか「マミさん、そっちもって」
マミ「OKよ、美樹さん」
さやか「よし、できた」
マミ「良い感じね」
さやか「いやー、殺風景なほむらの家も可愛くなったねー」
ほむら「殺風景でごめんなさいね」
さやか「げ、ほむら……ってどしたのその顔」
ほむら「とある事情でケーキに突撃しちゃったのよ」
さやか「へ、へえ……」
ほむら「それより飾り付け、しっかりやってる?」
さやか「わかってるって、ね、マミさん」
マミ「ええ、もっと可愛くしちゃうわよ」
ほむら「ほどほどにね」
ほむら「……」ジャバー
バシャ フキフキ
ほむら「……ふう」
キャッキャ モウスコシミギジャナイ? エー キャッキャ
ほむら「早くもどりましょう」
ピンポーン
ほむら「あら?……あ」
ガチャ
タクハイビンデース
ほむら「はい」
マタオネアイシャース
ほたら「どうも」スッ
テクテク
杏子「お、さっき誰か来たのか?」
さやか「ほむら、なにもってんの?」
ほむら「同時に喋らないで頂戴」
マミ「ずいぶん大きい荷物ね」
ほむら「まどかへのプレゼントよ」
マミ「花束?にしては大きいわね」
さやか「いったいなんなのさ、ソレ」
ほむら「秘密よ」
杏子「まさかロッキー一年分!?」
一同「それはない」
ほむら「それより、みんな今日は遅くなるけど、大丈夫かしら」
杏子「あたしは全然」
マミ「私も大丈夫よ」
さやか「あたしも連絡してあるから大丈夫」
ほむら「そう、一応寝室も用意してあるから泊まってもいいわよ」
さやか「それにしてもほむらも考えたよね、誕生日になった瞬間にパーティーするとか」
マミ「ええ。初めてよ、こんなの」
ほむら「ほむまどケーキはサプライズの上で真価をはっきするもの、よりサプライズならサプライズなだけいいわ」
さやか「でも、まどかの家厳しいよ?大丈夫かな?」
ほむら「それについては心配ないわ、私が迎えに行くもの」ホムッ
ほむら「眠りに落ちるまどかを優しく揺り起こしそっと呟くのよ……お嬢さん、宴の用意が整いました、とね」ホムムーン
さやか「そ、そりゃいいね……」
杏子「それよりさ、ほむらアレがないよ」
ほむら「あれ?」
杏子「なんだっけか、ほら、あのケーキに立てるやつ」
ほむら「ローソク?」
杏子「そうそう、ローソク」
ほむら「そんな、ローソクのないウエディングケーキなんて持ち手のなにロッキーみたいな物じゃない」
さやか「その例えはよくわからなくない……?あとバースデーケーキだよ」
杏子「持ち手のない……ロッキー……」ガタガタ
さやか「杏子?」
杏子「そ、そんなん、最後までチョコが入りきらなかったノッポと一緒じゃねえか!」ガタッ
マミ「佐倉さん、落ち着いて……」
ほむら「とにかく一大事よ、さやか今何時かしら」
さやか「え?えっと、8:10かな?」スッ
ほむら「早く買いに行かないと、さやか一緒に来て頂戴」ホムッ
さやか「えー……まあ、いいよ」
ガチャ
さやか「うわー、さむっ……」ブルブル
ほむら「……上着をもってくるわ」ガチャ
さやか「……うん」ブルブル
ほむら「……はい、パーカーだけど」
さやか「ありがと、ほむら」ブルブル
さやか「……あれ?……ん……っ……!
」グッグッ
ほむら「どうかした?」
さやか「え、えと……前が閉まらない……」ドーン
ほむら「……」ペターン
さやか「ま、マミさんに借りてくるね……」
ほむら「……ええ」
テクテク
さやか「さむー」
ほむら「……ねえさやか」
さやか「ん?どしたのほむら」
ほむら「ローソク、何色が良いかしら」
さやか「え?何色でもいいんじゃないの」
ほむら「いいわけないわ、細部までこだわってこそのほむまどケーキよ」
さやか「さいですか……」
ほむら「やっぱりまどかのイメージカラーのピンクかしら」
さやか「うーん、ピンクもいいけど、オレンジ色なんかはどう?」
ほむら「オレンジ?」
さやか「ほら、まどかって、誰にでも優しいから損な事もやっちゃって、でもやっぱり笑っててさ」
ほむら「……」
さやか「なんか太陽みたいじゃん?」アハハ
ほむら「!」ホムッ
さやか「なーんてね」
ほむら「いいわ……いいわよそれ、ローソクはピンク色とオレンジ色で決定ね」
さやか「え?ほんとに?……さやかちゃん良い事言った!?」イマイイコトイッタノアタシデスヨー!
ほむら「すぐ調子にのらなければ百点だったわ」
杏子「なーマミ、作りすぎじゃないか?これ」ドーン
マミ「いいのよ、壁いっぱいに飾りましょう」オリオリ
杏子「派手すぎやしないか?」
マミ「暁美さん達が戻ってくるまでに飾りましょう」
杏子「はーい」
マミ「……クスッ」
杏子「どした?」
マミ「ううん、ちょっとね昔を思い出しただけよ」
杏子「昔?……あー」
マミ「昔はマミさん、なんて言ってくれたのにね」フフッ
杏子「……なんだよ」
マミ「ふふ、ごめんなさいね」
杏子「……」オリオリ
マミ「でも、貴女またこうしてお話できて、わたし嬉しいのよ?」
杏子「……マミ」オリオリ
マミ「互いに事情はあるけれど、魔女と戦う魔法少女、やっぱり私達は仲間なのよ」ニコッ
杏子「……」オリオリ
マミ「それに、最近は使い魔も倒してくれてるようだし」
杏子「別に、ただの気まぐれさ」オリオリ
マミ「……そう」ニコッ
マミ「あ、そうだ、実はね……?」ゴソゴソ
杏子「?」
マミ「はい、味見用だけど」スッ
杏子「……これ」
マミ「うん、ピーチパイ」
杏子「食って良いのか?」
マミ「いいわよ、余っちゃったやつだもの」
杏子「……」モグモグ
マミ「……どう、かしら?」
杏子「……い」
マミ「?」
杏子「……うまいよ、マミさん」ニッ
マミ「……!」パァァ
マミ「よかった」ニコッ
まどか「うーん、あれ……?寝ちゃってた」
まどか「か」
ギッ
まどか「ママ達、もうご飯食べちゃっただろうな……」タンタン
ガチャ
詢子「お、やっと起きたか」カラン
まどか「あ、ママ」
詢子「ご飯、温めてくるよ」スッ
まどか「ありがと、パパは?」
詢子「タツヤ風呂に入ってるよ」
まどか「そっか」
訂正
まどか「うーん、あれ……?寝ちゃってた」
まどか「8時48分か」 カチッ
ギッ
まどか「ママ達、もうご飯食べちゃっただろうな……」タンタン
ガチャ
詢子「お、やっと起きたか」カラン
まどか「あ、ママ」
詢子「ご飯、温めてくるよ」スッ
まどか「ありがと、パパは?」
詢子「タツヤとお風呂に入ってるよ」
まどか「そっか」
詢子「はい」コトッ
まどか「ありがと」スッ
詢子「それより、さっきはどした?元気無かったけど」
まどか「ううん、大丈夫だよ、ママ」モグモグ
詢子「そっか?久しぶりに元気ないまどかを見たからさ」
まどか「ウェヒヒ、なんでもないって」モグモグ
詢子「……」ジッ
まどか「……モグモグ」
詢子「そっか、じゃあ食べたら浸しといて」ガタッ
まどか「うん」モグモグ
テクテク
やばい…リアルタイムとかワクワクしてきた
知久「よーし、タツヤー頭洗うぞー」ゴシゴシ
タツヤ「あたまー!」
知久「おー、妖怪シャンプーハットだぁ!」ワシャワシャ
タツヤ「キャッキャ」
知久「よーし、タツヤ、シャワー攻撃で退治するぞ!」
タツヤ「いっけえええ」
知久「あっはっは」ジャー
タツヤ「おふろ!」
知久「よし、はいろうかタツヤ」
タツヤ「あったかーい」キャッキャッ
知久「はは、良い湯だなータツヤ」
タツヤ「海のお風呂はー?」
知久「海お風呂か、また生きたいかい?」
タツヤ「いきたいー!」
知久「ははは、そっか、また行こうね」ナデナデ
タツヤ「ネコさん!うみー!」キャッキャ
知久「よし、じゃあそろそろ出ようかタツヤ。50秒数えようなー」
タツヤ「……49、50!」
知久「よし、出ようか」バシャァ
フキフキ
ガラガラ
知久「あ、まどか起きた?ご飯は?」
まどか「食べたよー、美味しかった」
知久「そっか、よかった。ほら、タツヤ、お姉ちゃんがお風呂入るから
」スッ
タツヤ「はーい」キャッキャ
知久「入ったらココアでも飲むかい?」
まどか「うん、ありがとう」
ガラガラ
まどまどー!
まどか「よいしょ」スルスル
ガララ
まどか「うーん……」ムニムニ
まどか「成長しないなぁ……」ハァ
まどか「でも、ほむらちゃんよりは少しだけ大きいんだよね……ウェヒヒ」
まどか「ほむらちゃん、今頃パーティーしてるのかな?」
まどか「みんなでなに話してるんだろ……やっぱり戦いのことかな?」
まどか「みんな、魔法少女だもんね……危険な事、しなきゃならないんだよね……」
まどか「って、そんな事、今に始まった事じゃないか……」パシャパシャ
チャプン
まどか「はぁ、あったかいなぁ……」
ほむ
さやか「さむー」ブルブル
ほむら「たしかに、冷えるわね」ブル
さやか「なんだってこんなとこまで来たのよ……」ヒュー
ほむら「仕方ないじゃない、紫色がなかなか見つからなかったんだもの」
さやか「たしかに、みんなのイメージカラー使うのも良いかもね、って言ったけどさ……」
ほむら「紫とピンク意外は陥没したところにさすわ。多少誤魔化せるもの」
さやか「……」
ほむら「それにしても、見滝原の交通手段の少なさは異常ね」
さやか「……たしかにねー、こんだけ発展してるのにほとんどが徒歩か車とはねー」
ほむら「9:22、か、急がないと補導されそうね」
さやか「げっ、勘弁してよ……明日登校そうそうお説教なんてゴメンだよ」
ほむら「私だって嫌よ。さ、急ぎましょう」テクテク
さやか「へいへーい」テクテク
さやか「あ!」
ほむら「?」
さやか「あれ!自販機!」
ほむら「そうね」スタスタ
ほむほむ
さやか「えーちょっと……」
ほむら「はぁ……で、どれよ?」
さやか「えー?奢ってくれるんですか?暁美さん!」キャピキャピ
ほむら「……行きましょう」スタスタ
さやか「冗談です!暁美様!ほむら様!どうか私めに温かいココアを……」
ほむら「……」ピッピッ
ガシャコン ガシャコン
さやか「あれ?2つ?」
ほむら「……なによ」ジト
さやか「え、いやー、ほむらもココアなんだねーって」
ほむら「……ほむ」ゴクゴク
さやか「てっきりブラックコーヒーとか飲むのかと思ったよ」
ほむら「苦いのは苦手なのよ」
さやか「それでココアか……かわいいとこあんじゃん、あんた」
ほむら「ほっといて頂戴」
さやか「あはは」
テクテク
まどか「ふぅ……良い湯だったぁ」
ガラガラ
詢子「お、上がったな、これ、パパがまどかにってさ」スッ
まどか「ありがと、お風呂上がりのアイスココアは最高だよ!」ゴクゴク
詢子「しかし、まどかももう14か……」ボソッ
まどか「ん?なに?」
詢子「おっきくなりやがって、まったく」ナデナデ
まどか「え、えへへ……?」
詢子「まあ、胸は少し控えめだけどな……」ジッ
まどか「……ちょっとママ!」ガタッ
詢子「あはは、ごめんごめん」
まどか「悩んでるんだから……もう」
詢子「あはは、ごめんごめん」
詢子「まあ、あたしもまどかくらいの頃は色々悩み事あったなぁ」
まどか「ママも?」
詢子「そうさ」
まどか「ママも、お胸小さかったの?」
詢子「いや、胸はあったんだどさ」
まどか「……」ズン
詢子「ほら、あたしって昔からこんな性格だからさ、もっと女らしくした方が良いのかなー、とか、今でもたまに思ったりするよ」
まどか「でも、さやかちゃんはママの事カッコいいっていってたし、私もそんなママが好きだよ」
詢子「……」
詢子「……そっか、ありがとう」
詢子「やっぱあんた、良い子に育ったね」ナデナデ
まどか「ウェヒヒ」テレテレ
………………
…………
……
本編って秋の話なの?
…………
……
マミ「あはは、そうなの?」
杏子「そうだよ、でさーさやかのやつそこでなんて言ったと思う?」
杏子「杏子、それはエビフライじゃないよ!だってさーアハハ」
マミ「美樹さんも佐倉さんも本当に仲が良いわねウフフ」
杏子「……って、マミさん、そろそろ二人帰ってくるんじゃないか?飾り付けやんないと」
マミ「あ、そうね、やっちゃいましょう」
マミ「でも、もうすぐ10時……大丈夫かしら」
杏子「マミさーん、そっちもってー」プラプラ
マミ「あ、うん、今行くわ……」タッタッタ
チカチカ
ほむら「……っ」タッタッタ
さやか「わわ、ほむら、また来たよ」タッタッタ
ほむら「……早めに大通りに行きましょう」タッタッタ
さやか「ちょっと、休まない?……走りっぱなしで……」ゼエゼエ
ほむら「月曜の朝から早乙女先生に怒られたいの?」
さやか「……」ズダダダ
ほむら「……ぜんぜん走れるじゃない」タッタッタ
知久「あ、よし、タツヤ、テレビはここまで、そろそろ寝るぞー」
タツヤ「はーい」
知久「ん、なにもってるんだ、タツヤ。まどかのぬいぐるみかな?」
タツヤ「ネコちゃん!ネコちゃん!」
QB「ぐわああああ」
知久「きゅ、きゅうべえくん!」
タツヤ「キャッキャッ」
知久「タツヤ、離してあげて」
タツヤ「はーい」スッ
知久「よし、良い子だ。さあお休み」ナデナデ
タツヤ「おやすみー!」
>>129
10月2日の夜だよ
>知久「きゅ、きゅうべえくん!」
QBを知っているだと?
知久「……フンフンフーン」ポンポン
タツヤ「……フーン」ウトウト
知久「……フーンフンフーン」ポンポン
タツヤ「……スヤスヤ」
知久「……ふう」スッ
ガラガラ
QB「いやあ、さっきは助かったよ」
知久「久しぶりだね、QB君」
QB「たまにきてみればすぐこれとは、訳がわからないよ」
QB「どうしてあの子は僕の耳を引っ張るんだい?」
知久「君の事を気に入ってるみたいなんだ、そう言わずに仲良くしてやってほしいな。ところで、電池は大丈夫なのかい?」
QB「訳がわからないよ」
ほ
詢子「……で、パパと結婚して今に至るわけさ」カラン
まどか「へぇー……パパとママ、そんな事があったんだ」
詢子「ってもう10時25分か、明日は大事な会議があるから寝坊出来ないんだった」スッ
詢子「もちろん、定時で上がらせてもらうけどな」ボソッ
詢子「じゃあ、まどか、昔話はこのへんにして、あたしは寝るよ」
まどか「うん」
詢子「あんたも、早めに寝るんだよ?夜更かしは美貌の敵だからな」
まどか「わ、わかってるよぉ……」ウェヒヒ
詢子「じゃな」
スタスタ
時間ミスりました
脳内補完よろしく
ガチャ
ほむら「…………」ハァハァ
さやか「……っ、た、ただいま……」ゼエゼエ
マミ「お帰りなさい、ってどうしたの?二人とも」
ほむら「……補導員から逃げていたわ」ハァハァ
さやか「つ、疲れたぁ……」ゼエゼエ
杏子「ローソクは?」
ほむら「もちろんあるわよ、ほら」
赤 青 黄 紫 ピンク×5 オレンジ×4 デカピンク×1
ほむら「全部でちゃんと14本あるわ」
杏子「やけにカラフルだな……てかバランス悪っ」
ほむら「そうかしら」
マミ「たしかに、大きいのがあると、ひとつで10カウントされそうね」
さやか「っとするとこれは……」
杏子「ひーふー……23歳か?」
ほむら「まどか……大人になったのね」ホロリ
さやか「いや、そのテンションはおかしい」ビシッ
杏子「まどか……しばらく見ないうちに……」
さやか「杏子もノラない」ビシッ
マミ「鹿目さん、大学生くらいかしらら……?」
さやか「マミさんまで……」ゲンナリ
マミ「そ、その絶望に染まりきった目でみるのをやめて……」
杏子「しかし、どうする?」
ほむら「オレンジは個人的にはずしたくないわ、太陽だもの」
杏子「太陽?」
さやか「あー、ほっといて」
マミ「それなら、この小さいピンクとオレンジは、テーブルに飾ったらどうかしら?」
さやか「おー、それは名案ですね」
杏子「そうすれば、デカピンク、赤、青、黄、紫、で14歳っぽいしな」
ほむら「ほむ……」
マミ「じゃあそうしましょう♪」
ほむら「ちょっとまった」
一同「?」
ほむら「ピンクの一番近くに紫をおいて……///」プイ
一同「……」ズキューン
俺「…」ズキューン
俺「……///」プイ
まどか「はぁ、明日は学校か……」
まどか「用意して、早めに寝ようっと」ゴソゴソ
モゾッ
まどか「明日は、帰りにみんでどこかいこうかな……」
まどか「行ってくれるよね?」
まどか「魔法少女じゃなくても……」
まどか「大丈夫、だよね?」
…………
……
まどか「おやすみなさい」カチッ
10:50
マミ「大体こんな感じかしら?」
杏子「おー、良い感じだな」
さやか「まどかもきっと喜ぶね」
ほむら「ああ、はやくまどかを連れてきたいわ」
さやか「12時に連れてくるのが重要なんじゃないの?」
杏子「あいつもう寝てるだろうなぁ……」
マミ「寝てるところを起こすのも、少し可哀想な気もするわね」
ほむら「起きなかったらそのまま連れてくるわ。眠り姫という話を知ってるかしら?眠り姫は……」ホムホムッ
さやか「だからそのテンションはおかしい」
ほむら「まだ早いけど、まどかの家に行くわ」
杏子「こっから遠いんだっけか?」
ほむら「魔法でひとっとびよ、グリーフシードもストックしてあるから心配ないわ」
さやか「ちょっと速すぎる気もするけど……」
マミ「暁美さん、待ちきれないのね」クスクス
杏子「なんだかんだほむらも子供だな」ニッ
ほむら「……ほむ」
さやか「じゃああたし達は最後の仕上げやっとくから」
マミ「いってらっしゃい」
杏子「気を付けろよ!」
ほむら「……ふふ、オリゴ糖」
オリゴ糖
ありがとう
誤字すみません
フリックだと予測変換ミスが多くなる……
タッタッタ
マミ 杏子 ほむら さやか「キャハハハ」タッタッタ
まどか「みんな……まってよ」タッタッタ
マミ「あら鹿目さん、まだそんなところにいたの?」フフッ
さやか「おっそいなー、まどかは」アハハ
杏子「しょうがないだろ?一般人なんだからさ」キャハハ
ほむら「どんくさい子ね」ジッ
まどか「まってよ……みんな……」タッタッタ
タッタッタ
さやか「ほんとに遅いよねぇ」フフッ
マミ「ええ、亀さんみたいだわ」
杏子「やーい、やーい、ノロマ土かー!」
まどか「……ひどいよ」
さやか「あんたもQBと契約すればいいんだよ!」
マミ「簡単な事よ、すぐ終わるわ」フフッ
杏子「願いなんて適当でいいんだよ!」
アッハッハッハ
知久「よーし、車になるぞー」
タツヤ「同じく」
ほむら「……ふふ、オリゴ糖」←New!
ノロマ土か
まどか「契約すれば……私も」
さやか「そうだよ!まどかの武器はなんだろうね?」
マミ「ふふ、もうなにも怖くなくなるわ!」
杏子「さあ、早く契約しなよ」
まどか「け、けいやく……」
QB「やあ、まどか、僕と契約金する気になったのかい?大歓迎だよ」
まどか「わ、わたし……」
まどか「ううん、やっぱりだめ、ほむらちゃんの思いを無駄に出来ないもん」
さやか「はぁ?」
マミ「聞き分けのない子ね」
杏子「はー、じゃあ」
さやかマミ杏子「こうしちゃうか」ニイッ
ジリジリ
まどか「え?う、うそみんな?……」
キャハハハキャハハハ
まどか「い、いや……」
まどか「いやあ……!」
バシュッ
おれ「こうしちゃえ!」モミモミ
まどか「いやあーって、あれ?」バタバタ
ほむら「危ないところだったわね、まどか」
まどか「ほ、ほむらちゃん?どうしてここに」
ほむら「理由は2つよ」
まどか「2つ?」
ほむら「1つは人の夢を弄ってまで余計な事をさせようとする輩の退治」ギュウ
QB「……ギブギブ」ペチペチ
ほむら「2つめは……」
ほむら「お嬢さんを向かえに来たのよ」キリッ
まどか「へ?」
ほむら「……(あれ、おかしいわね、こんなはずじゃ……)」
ほむら脳内イメージ
お嬢さんを向かえに来たのよ キリッ
まどか「ほ、ほむらちゃん……///」
さあ、参りましょう、準備は整っております
まどか「はい///」
ほむら「……(ってなるはずだったのに)」
まどか「……」アセアセ
ほむら「……(この空気……まずいわ、非常にまずい)」
まどか「えっと……これも夢?なのかな……?」
ほむら「……(……どうする暁美ほむら…2…3……5……落ち着きましょう、この状況を打破する術を考えるのよ)」
まどか「……」アセアセ
ほむら「そ、そうよ、これも夢なのよ……さ、行きましょう?夢なんだし夜更かししても大丈夫よ」スッ
まどか「……ふふ」ニコッ
まどか「夢、なんだよね?」スッ
まどか「じゃあ」チュッ
ほむら「ほむっ!?」ドキッ
ほむっ!?
俺「ほむっ!?」ドキッ
まどか「ほむらちゃん、さっきも私を助けてくれたんでしょ?」
ほむら「い、いや、さ、さっき見てたのはあいつが見せた夢で……」
まどか「だから、夢の中のほむらちゃんへのお返しだよ!」ニコッ
ほむら「……ほむぅ」ズキューン
ほむら「……(い、いけないいけない、衝動的に押し倒しそうになったわ……でもまだよ……落ち着きなさいほむら……みんなが待ってるわ……)」ドキドキ
ほむら「じゃ、じゃあお嬢さん、参りましょう。宴の用意は整っているわ」スッ
まどか「……うん///」ギュッ
2人は暗い夜空の中を渡り歩いた。
月明かりを頼りに、離れ離れにならないように手を結んで。
リアルタイムだと緊張感が違うな
今きた産業
マミ「もうすぐね……」
さやか「緊張するね……」
杏子「駄目だ、もっかいトイレ行ってくるよ」
さやか「もう、きちゃったらどうするの!」
杏子「だって緊張してさ……」
マミ「さあ、二人とも、そろそろよ……クラッカーの用意はいい?」
さやか「もちろんですよ!」
杏子「こっちも、抜かりないよ!」
マミ「鹿目さん、喜んでくれると良いわね」
さやか「喜ぶにきまってますよ!」
ガチャ
マミ杏子さやか「あ!」
>>223
あと10分
まどかにサプライズ
オリゴ糖
ほむら「さ、ついたわよ」
まどか「ほむらちゃんのお部屋?」
ほむら「どうぞ、ドアをお挙げ下さい、お嬢さん」
まどか「いいの?」スッ
ほむら「あ、もう少しまって頂戴、あと数分」
まどか「な、何があるの?」
ほむら「さあ?なにかしらね」ニコッ
まどか「教えてよー」アセアセ
ほむら「ふふ、駄目よ……開けてからのお楽しみに」ナデナデ
まどか「……もう///」
ほむら「そろそろね」
まどか「あ、あけるよ?」
ほむら「ええ」
ガチャ
ほむ!ほむ!ほむ!ほむ!
ガチャ パーン パーン パヒュッ
マミ さやか 杏子 「ハッピーバースデイ、まどか!」
ほむら「ハッピーバースデイ、まどか!」
まどか「!」
まどか「……」
まどか「みんな……」ジワ
少女は、その時全てを理解した。
そして、その夜暁美ほむらの部屋からは明かりと笑い声が絶えず続いた。
まどか「みんな……」 おわり
http://i.imgur.com/cOyeR.jpg
いやー終わりました
7時間ちょっとお付き合いありがとうございました。
誕生日ネタがやりたかったのですが、プロット練る暇がなく、急遽ライブ形式となりました。
エンドイラストはただ載せたかったのでのせました。
イメージとしては、ほむらからまどかへのプレゼントは大きな絵だった的な感じです
一時間くらいグダグタやってるので、文法的になおした方が良いとことかリクなんぞありましたらと
絵は精進中です
乙乙
もしかしてこの>>1は杏さやの七夕SSも書いてたりする?
>>307
七夕の人とは別人ですよ
あのSSいいですよね
あれもリアルタイム進行でしたっけ?
>>310
最近建てたスレおせーて
まさかカミーユとか?
>>314
リアルタイム進行はこれが初ですよ
暫く書いてなかったので
まどか「ひまだなあ」
まどか「海に行こうよ!」
このへんですかね
知久とQBのくだりは海の方を見れば理解していただけるかと
ちなみにひまだなあの方とこの世界は繋がってません
皆さん本当にありがとうございました
来週か再来週の土曜日あたりになんか書くかもしれません
それではおやすみ野菜
なさい
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません