橘純一「先輩のイニシャルってH.Mですよね?S.Tって何ですか?」(441)

森島「死ぬほど大好き橘くんよ」

純一「えっ?」

森島「死ぬほど大好き橘くん」

立て逃げきんし

あとは任せた

橘「でも僕には七咲が…」

森島「死ぬほど大好きよ橘くん」

橘「いや、それはわかりましたから」

森島「死ぬほど大好きよ橘くん」

橘「…よし、ここは塚原先輩に相談だ」

塚原「そう、そんなことが」

橘「僕はどうすれば…」

塚原「よし、ここは私と付き合いなさい」

橘「えっ?」

塚原「だから、私と付き合いなさい」

橘「先輩、一体何を…?」

塚原「解決策はそれしかないわ。さぁ、早く」

森島「いや、ここは私が」

橘「よーし、今朝からやり直しちゃうぞ!」

橘「やり直してきた」

橘「うん、歴史は繰り返すってね」

橘「こうなったら、裡沙ちゃんに裏で工作してもらおう!」



橘「…というわけなんだけど」

裡沙「つまり、橘くんは下心を持った女に変に言い寄られて困ってるわけだね?」

橘「あ、うん」

裡沙「任せて!橘くんは私が守るから!」

裡沙「じゃあ、早速いってくるね!」



橘「何かとんでもないことをしでかした気がするぞ」

絢辻さん以上の回避を見せてくれるに違いない

橘「裡沙ちゃんが一晩でよくやってくれました」

橘「まさか状況が悪化するなんて、ね」

橘「何で頼んでもないのに絢辻さんに絡みに行くんだよ、あの子」

橘「もう学校に行けないよ!」

美也「なに一人でぶつぶついってんの?」

橘「うわぁ!…ってなんだ、美也か」

美也「にぃにー、何か悩みあるの?」

橘「悩みというか、明日からの自分の身の振り方を真剣に考える必要があって」

美也「へー、にぃには大分お疲れ様なようだね」

美也「よし、ここはみゃーと一緒にお風呂に入ってすっきりしよう!」

橘「えっ?」

美也「だからお風呂に」

橘「僕たちは兄妹じゃないか!」

美也「兄妹なら何も問題ないじゃない、
変なにぃに」

橘「問題あるよ!」

美也「じゃあ、美也はにぃにの妹やめる!」

橘「えっ?」

美也「これで問題は色々と解決だよね!」

橘「色々とか何それ怖い」

美也「そんなにみゃーよりも逢ちゃんがいいの!?」

橘「七咲がいいとか悪いとかじゃなくて」

美也「じゃあ、みゃーと付き合ってよ!」

橘「だから、僕らは兄妹で」

美也「馬鹿!もう知らない!」




橘「…最近、色々とおかしいよなぁ」

橘「今日はもう寝ようかな」



その日の夢は森島先輩がわぉ!とかチキチキとかいいながら踊り狂ってる夢だった

うん、僕は間違いなく疲れてる

次の日の朝

橘「わぉ!チキチキチキチキって耳に残るよなぁ」

橘「このっ!このっ!ってね!」

七咲「朝から随分と元気ですね」

橘「あ、七咲。おはよう」

七咲「おはようございます」

七咲「そんなことより、先輩」

七咲「その…森島先輩と塚原先輩とは何かあったんですか?」

橘「え?」

七咲「森島先輩と塚原先輩が」

塚原「お兄ちゃん!おかえりんりん!おかえりんりん!」

森島「ぞっこんLOVEだよ、君にぃー♪」

七咲「って昨日からずっと騒いでるんですが」

七咲「私、先輩を信じていいんですよね!?」

そういえば先輩二人ってどっちもエロゲ声優なんだよな

madak

橘「(何でキャラ崩壊してるんだろう、あの二人は)」

橘「(ってそんなことより、七咲に心配させちゃいけないよ!)」

橘「七咲、僕を信じて!」

橘「絶対に七咲を悲しませるような事をしないから!」

七咲「…びっくりするほど何の捻りもない答えですね」

七咲「でも、先輩らしくていいです」

七咲「わかりました、私、先輩のことを信じます」

橘「七咲…」

七咲「ずっと一緒にいましょうね、先輩?」

たちばな「さえちゃんさえちゃんさえちゃんさえちゃん」
さえ「せんぱいせんぱいせんぱいせんぱい」

なの「」

橘「さて、教室に着いたわけだけど」

橘「絢辻さんは…いないみたいだ、助かった」

田中「橘くん、おはよう」

橘「ッ!?…って何だ、田中さんか」

田中「何だ、って酷いよ~」

橘「ごめん、ごめん。おはよう、田中さん」

田中「…橘くん、あのね」

橘「うん?」

田中「私、彼氏が欲しいな~」

橘「ははっ、いつもそればっかりだね」

田中「橘くん?私、彼氏が欲しいな~?」

橘「えっ?」

田中「私、彼氏が」

橘「ま~た始まった」

田中「橘くん?聞いてる?私、彼氏が欲し」

棚町「恵子、ストップ。純一が困ってるじゃない」

橘「か、薫!」

棚町「それにね、恵子?」

棚町「純一は私の旦那なんだから、手を出しちゃダメよ?」

橘「(助け舟か?これは乗るしかない!)」

橘「そうそう、薫は僕の嫁なんだよ!」

薫「そういうことだから、ごめんね~」

田中「そんなぁ…」


橘「ありがとう、薫。助かったよ」

棚町「え?何が?」

橘「(何だか嫌な予感がするぞ)」

橘「さ、さっきの田中さんのことだけど…」

棚町「あ~、私は事実を言ったまでよ?」

橘「え?」

棚町「純一も大胆よね。あんなに大声で言い切られちゃうと、恥ずかしくなっちゃう…」

橘「(これはアレだよな!?いつものアレだよな!?)」

棚町「ねぇ、純一?そういえば…おはようのキスがまだなんだけど…?」

橘「(お、落ち着け!薫のことだ、どうせからかわれてるんだ!)」

棚町「純一ぃ…あんまり待たせないでよぉ…」

橘「(薫!そんな潤んだ目で見ないでくれよ!)」

棚町「いじわる…じゃあ、私から…」

橘「わ!薫!近い!近いって!」



絢辻「そこ、静かにしてくれる?」

橘「あ、絢辻さん!」

絢辻「ホームルーム始まるから、席について静かにしてね」

棚町「チッ…は~い、わかりました~」

橘「(た、助かった…でも七咲には悪いけど、ドキドキしちゃったよ!)」

絢辻「あ、あと橘くん?」

橘「は、はい!」

絢辻「話があるから、あとで私の所に来て?」

橘「」

絢辻「逃げちゃダメよ?」

橘「」

書いてる人間変わった?

絢辻「…で、一体なんの真似かしら?」

橘「…といいますと?どれのことでしょう?」

絢辻「一杯身に覚えがあるようね…よろしい」

絢辻「…まず、今朝の騒ぎ。あれは何なの?」

橘「あ、あれは薫が悪ノリしてきて」

絢辻「あら?私はそんなことは聞いてないわよ?」

橘「えっ?」

絢辻「棚町さんが橘くんの嫁ってどういうことかしらね?」

橘「そ、それは…ああしなきゃ、あの場を切り抜けられなかったんだよ!仕方ないじゃないか!」

絢辻「あら、そう」

絢辻「じゃあ、こうしたら私も橘くんのお嫁さんになれるのかしらね?」

橘「ちょっと!?絢辻さん!?」

>>52
なんかID変わってた
iPhoneからなんだけどね

…ギュッ

絢辻「…」

橘「(何だか知らないけど、絢辻さんが急に抱きついてきたぞ!)」

橘「(いい匂いだなぁ…)」

橘「(…じゃない!こんなところを誰かに見られたら…)」

橘「絢辻さん、さすがにまずいよ!離れて!」

絢辻「嫌」

絢辻「橘くんが私のことを嫁っていうまで離れないから」

橘「!?」

絢辻「…ほら、切り抜けたいんでしょ?早くいいなさいよ…」

ギュッ

橘「(こ、これは…)」

橘「(ごめん、七咲!ぼくの嫁は七咲だけだから!)」

橘「綾辻さんは僕の!」

綾辻「僕の…何かしら?」

橘「僕の!よm」



森島「あー、橘くんだ!」

塚原「あら?本当ね、橘くんだわ」

海賊版はどんどんしまっちゃおうね~

>>62
すまんかった

森島「橘くん…その女の人、誰?」

塚原「私というものがありながら…何の真似かしら、橘くん?」

森島「あら、響ちゃん?橘くんは私が死ぬ程愛してる人なのよ?」

塚原「はるか?それはそれ、よ。橘くん?説明してもらえるかな?」



橘「…何の真似だって!?それは僕が聞きたいよ!?一体なんなんだよ!?」

橘「僕のことは放っといてくれよ!」

ダッ


森島「あ~、逃げちゃった!」

塚原「はるか、追いかけるわよ」

絢辻「逃がさないわよ」

橘「…はぁ、はぁ…ここまでくれば振り切ったかな?」

橘「一体、僕が何をしたっていうんだ?」

橘「みんなおかしいよ!」


中多「…しぇんぱい?」

橘「もう勘弁してくれよ…」

中多「!?」

中多「…しぇんぱい…ごめんなさい…」

中多「私、私…」

橘「あ、ごめん…」

中多「橘しぇんぱいは…」

橘「え?」

中多「橘先輩は梅原先輩と結ばれるべきだと思ってます!」

橘「急にはっきりといい切られちゃったよ!」

今更だけどスレタイのSTてのが、何に書いてあったのか気になる

中多「わ、わたしのいいたいのは…それだけですからっ」

たたたたっ

橘「よくわからないけど、多分そういうことなんだろうな」

橘「さて、どうしよう…」

橘「今日はもう帰って寝よう」

橘「うん、そうしよう」

橘「で、家の前まで帰ってきたけど」


絢辻「…ったく、遅いわね!何してたのよ!?」

棚町「おかえりなさい、あなた♪お風呂にする?ご飯にする?それともわ・た・し?」

森島「わぉ!帰ってきたわよ!」

塚原「おかえりんりん!」

裡沙「橘くんは私が守る、橘くんは私が守る…」


橘「なにこの状況。怖い。」

梨穂子「じゅんいちー?これ何の騒ぎ?」

薫は自分のこと「あたし」って言うぞ

橘「り、梨穂子!?」

梨穂子「うん?どうしたの?」

橘「実は…」



梨穂子「そうなんだ!純一も大変なんだねぇ」

橘「うん、何だかよくわからないんだけどね」

梨穂子「これじゃあ家に入れそうにないね?」

橘「うん、困ったよ…美也にも期待できないしなぁ…」

梨穂子「…あ、そうだ!純一、私の家に来なよ!」

>>89
すまんかった
細かいことが大事だな

橘「えっ?」

梨穂子「今日はもう家に入れなそうだし…ダメかなぁ?」

橘「う~ん、名案ではあるんだけども」

橘「梨穂子の家に沢山押しかけてこられたら困るだろ?おばさんにも迷惑かかっちゃうし」

梨穂子「あー、うん!そうだね!それは困るかも…」

橘「(あれ?簡単に諦めたぞ?)」

梨穂子「ごめんね、純一。力になれなくて」

梨穂子「じゃあ、純一?頑張ってね!」

梨穂子「ばいばーい」



橘「(梨穂子はまともなのか…?)」

絢辻「橘くーん?もういいかな?」

橘「…はい」

塚原「何でこうなったか、わかってるよね?」

橘「いえ…何がなんだか…」

森島「わぉ!やっぱり困った顔が可愛いわね!」

橘「…ははっ」

棚町「笑い事じゃないわよ、アンタ」

橘「…すみませんでした」

裡沙「ごめんね、私じゃ力になれなかった…」

橘「もういいんだ…もう…」

絢辻「…というわけで、橘くんには誰がいいのか選んでもらうわよ?」

橘「だから、僕には七咲が」

絢辻「は?そんなことは聞いてないよ?」

塚原「橘くん?七咲は関係ないでしょ?」

橘「関係大ありだよ!」

森島「どう関係するのかな?」

棚町「あたしよりも七咲って子がいいのね…!この人でなし!」

橘「七咲は僕の彼女だ!もう絶対に悲しませないって決めたんだ!」

裡沙「え、なにそれ聞いてないよ!?」

絢辻「…橘くんに大事な彼女がいるからなんなの?」

橘「え?」

塚原「そうよ、私たちの気持ちは変わらないわ」

森島「ぞっこんLOVEなのよ!」

棚町「…そういうこと、アンタは憎い男ね」

裡沙「聞いてない聞いてないそんな話聞いてないあれ?おかしいな?橘くんに彼女がいたら私はなんなの?酷いよ!裏切ったんだね!」

橘「(どうしよう、これ)」

橘「(よし、こうなったら…)」

ババッ

橘「ごめんなさい、皆の気持ちを考えてませんでした!」

橘「急に色々と起こりすぎて、正直混乱してます!」

橘「だから、僕に整理する時間を下さい!」


塚原「そんな…土下座までしなくても…」

絢辻「橘くん…」

森島「土下座!?土下座なのね!?」

棚町「アンタ…」

裡沙「絶対に許さない絶対にだ」

数ヶ月後、そこには元気にサッカーをする
橘さんの姿が!

橘「いやー、裡沙ちゃんに刺されたときはどうなるかと思ったよ」

橘「血が止まらなくて、死を覚悟したね」

橘「だけど、やっぱり持つべきものは友達だよ」

橘「梅原が通報してなかったら、と思うとゾッとするね」

橘「入院生活中も支えてくれたみんなにも感謝して、これからは生きて行こうと思うよ」

橘「もうフラグの乱立はこりごりだよ!」




橘「なんて感じに終われたらよかったのになぁ」

橘「実際の数ヶ月後はこう」

橘「まず、怒った裡沙ちゃんの全力裏工作により、七咲に愛想を尽かされて、ついにフられた」

橘「これは僕の自業自得だから仕方ない」

橘「裡沙ちゃんには本当に悪いことをしたな…」

橘「森島先輩、塚原先輩は無事卒業」

橘「二人とも地元の大学に進学した模様」

橘「大学と高校がわりと近いらしくら時々遊んでもらったり、勉強を教えてもらったり…つまり、関係はあまり変わってない」

橘「絢辻さんと薫とは、今年も同じクラス」

橘「時々絢辻さんの黒い顔を見たり、薫とじゃれあっては梅原に夫婦漫才かと茶々をいれられたり」

橘「つまり、何も変わってない」

橘「美也、七咲、中多さんの三人組との距離感も以前と変わってない」

橘「さすがにフられたばっかりの時はお互いに気不味かったけど…」

橘「今はわりと元に戻ってきてて、僕は嬉しい」

橘「結局、僕がフラグ祭りで得たものは何もなくて、七咲と別れただけだった」

橘「七咲と別れたあとは、フラグ祭りなんてなかったかのように、僕の周りは静かになってしまった」

橘「…あー、何だか納得いかないけど」

橘「元の暮らしに戻れたからいいか!」





…やり直しますか?

橘「よし、やり直すぞ!」

橘「あんな終わり方になったのも、裡沙ちゃんに工作を頼んだからだし…」

橘「その辺に気をつけてもう一回だ!」

森島「死ぬ程大好き橘くんよ」

橘「え?」

森島「死ぬ程大好き橘くん」

橘「先輩?何を…?」

森島「だから、私は橘くんが死ぬ程大好きなの!何回も言わせないでよ!」

橘「森島先輩…」

森島「…はるか、って呼んで?」

橘「は、 はるか…?」

塚原「はるか、橘くん困ってるじゃない?」

森島「…もう、響ちゃん!観客が舞台に上がっちゃダメよ!?」

橘「いや~、いい演技でしたよ、森島先輩」

森島「でしょ!?昼メロ感でてたかな?」

橘「えぇ、はるかって呼んで?にはドキッとしちゃいましたよ!」

塚原「もう…趣味の悪い遊びね」

森島「あ~、響ちゃん嫉妬してるんでしょ?」

塚原「え!?いや…そんなことは…」

森島「響ちゃんも愛しの橘くんに下の名前で呼んでもらいたかったんだよね!?」

塚原「ちょ、ちょっと、はるか!?何を言い出すのよ!?」

森島「この!この!素直になれない響ちゃん可愛い~!」

塚原「…わかったわ。橘くん?これから私のことはひびにゃんと呼びなさい」

橘「ひ、ひびにゃん!?」

塚原「そう、ひびにゃん」

なんだ、ただのCHABANだったのか

橘「…ひ、ひびにゃん?」

塚原「何か…にゃ?じゅ、純一くん?」

森島「何かにゃ?だって~!!響ちゃんどうしたの?」

塚原「…もちろん冗談よ」

塚原「橘くん?今のことは忘れて頂戴?」

橘「は、はぁ」

塚原「はるか、昼休みも終わるからそろそろ行くよ?」

森島「あ、うん。橘くん、また今度ね!」


橘「…行ってしまった」

橘「塚原先輩、顔が真っ赤だったな」

森島「あー、面白かった!まさかひびにゃん、とはねぇ?」

塚原「だって、ああでもしないと場が収まらなかったじゃない」

塚原「はるか…?このことを言いふらしたら…わかってるわよね?」

森島「はーい、わかってまーす」



森島「(いつか必ず『はるか』って呼ばせてみせるんだから!)」

塚原「(恥ずかしがらずに「ひびき」って呼ばせればよかった…私の馬鹿)」

夜 自宅

美也「にぃに、部屋入るよー」

橘「あ、美也」

美也「ねぇねぇ、にぃには最近疲れてるみたいだね?」

橘「え?あぁ、うん。少し疲れてるかも」

美也「にしし、みゃーの睨んだ通りなのだ!」

橘「(見ればわかることだけどね)」

美也「そこでね、みゃーはにぃにを労うべく」

美也「一緒にお風呂に入ることにしたのだ!」

橘「え!?」

美也「兄妹だもん、お風呂くらい一緒に入っても変じゃないよ?」

橘「そ、そうだよな!よし、お風呂に入るぞ!」

橘「うん、わかってた…」

橘「水着着用なことくらい…」

美也「ちょっと、にぃに?そんなにみゃーの裸見たかったの?」

橘「見たいと言ったら見せてくれるのか?」

美也「うん、いいよ…にぃににだったら…


橘「み、美也!?」

美也「…何ていうと思ったの?もう、にぃには変態さんだなぁ」

美也「ほら、背中洗ってあげるから、後ろ向いて?」

橘「お、悪いな」

ゴシゴシ

美也「…にぃにの背中ってこんなに広かったっけ?」

橘「僕は色々な人の想いを背負ってるからね。そりゃ広くもなるよ」

美也「…もう、にぃには何をいってるの?逢ちゃんがにぃには口数の多い変態だっていってたけど、さらに痛い子になっちゃったら、目も当てられないよ?」

橘「そうだね…気をつけるよ…」

美也「はい、おしまい!流石に前は自分で洗ってね」

橘「ありがとな、美也」

橘「よし、美也の背中は僕が流してあげよう」

美也「え!?」

美也「そ、そんないいよ!みゃーは自分でやるから!」

橘「美也、流してもらったら流し返すのが筋ってもんだろ?」

橘「それに兄妹なんだから、そこまで恥ずかしがらなくてもいいじゃないか」

美也「兄妹…か」

橘「えっ?」

美也「…何でもない!よし、にぃにには特別にみゃーの背中を流す権利をやろう!」

橘「ははー、ありがたき幸せ」

美也「にしし、苦しゅうないぞ、にぃに」

ゴシゴシ

橘「(美也の背中か…)」

橘「(こうして見てみると…妹ながら綺麗な背中でそそるじゃないか…)」

橘「(…って何を考えてるんだ、僕は)」

橘「(美也は妹であり、家族だ)」

橘「(家族に欲情するなんて、僕はそこまで獣なわけじゃない)」

美也「…ひゃっ!」

橘「どうした、美也?」

美也「そこ…くすぐったい」

橘「(なんだか急に悪戯したくなってきたぞ!)」

橘「お客様、どこかお痒いところが?」

美也「だからそこがむず痒いから…んっ、…って、ちょっとにぃに?」

橘「こちらでしょうか?」

美也「…ひゃ!ってだからやめ、あっ!、だからそこはくすぐったいからダメだっ、んふっ、にぃにの手つきがなんだか嫌らし…ってやめろ!このバカにぃに!」

橘「どうだ、美也?兄の力を思い知ったか!?」

美也「もぅ、そんなんだからにぃには…






その後、仲良くお風呂に入ったとさ

美也「まったく、にぃにったら!いつまで経っても子供なんだから!」

美也「…でも、にぃにも見ない間に男らしくなってたんだな…」

美也「背中、広かったな」

美也「昔はみゃーもにぃににおんぶしてもらってたっけ」

美也「にぃに…どうしてにぃにはにぃになの?」

美也「…考えても仕方ないか!みゃーは明日に備えて寝るのだ!」

七咲「…で、美也ちゃんとお風呂に入ったわけですか」

橘「うん、何でか機嫌よかった」

七咲「美也ちゃん、先輩と久しぶりに触れ合えて楽しかったんでしょうね」

橘「七咲は弟とお風呂に入ることあるのか?」

七咲「…えぇ、たまにですけど」

七咲「郁夫ったらお風呂の中で暴れて大変なんですよ」

橘「へ~、そうなんだ」

七咲「美也ちゃんも同じ苦労をしてそうですね」

橘「え?」

七咲「冗談ですよ、ふふ」

七咲「それはそうと、先輩」

橘「何?」

七咲「不躾で申し訳ないんですが…先輩は今好きな人いるんですか?」

橘「えぇ!?」

七咲「か、勘違いしないで下さい!わ、私の友達に先輩を…その…か、格好いいから気になるって子がいて!」

橘「ぼ、僕が格好いい!?」

七咲「ほ、本当に奇特な子ですよね!こんな変態を格好いいだなんて…」

橘「七咲…僕は少し傷ついたぞ」

七咲「私は事実をいったまでです」

七咲「で、先輩?実際どうなんですか?」

橘「(う~ん、なんて答えたらいいんだろう?)」

橘「(よし、ここは無難に…)」

橘「七咲?その子に伝えてもらえるかな?」

七咲「何てですか?」

橘「今現在、橘純一には好きな子はいませんって」

七咲「ほ、本当ですか!?」

七咲「よかったー、先輩人気があるから好きな人がいるって言われたらどうしようかと…」

橘「七咲?」

七咲「そ、その友達に何て伝えようかなって意味です!」

七咲「私が橘先輩のことを好きになるなんて…」

七咲「そんなことはあってはならないんです!こんな変態!」

橘「僕が何をしたっていうんだよ…酷いよ、七咲…」

七咲「あ、すみません…」

七咲「と、とにかく!友達にはそう伝えておきますね!失礼します!」

七咲「はぁ、私はいつから自分に素直になれないキャラになったんだろう…」

七咲「あとでちゃんと謝らなきゃ」

七咲「先輩のこと、変態でどうしようもない人だとはわかってます」

七咲「でも、先輩…大好きです…」

七咲「早く伝えなきゃな、誰かに取られちゃう前に」

田中「橘くん、ちょっといい?」

橘「どうしたの、田中さん?」

田中「もうすぐクリスマスじゃない?」

橘「うん」

田中「やっぱり、一人で過ごすのは淋しいよね!?」

橘「そりゃそうだね」

田中「だよね!だよね!」

田中「ねぇ…橘くんはクリスマス予定あるの?」

橘「…いや、ないよ…悲しくなるじゃないか…」

田中「じゃあさ、私と!」

棚町「デートして下さい?」

田中「ええええええええ!?」

棚町「…恵子にしては積極的じゃない?どうしちゃったの?」

田中「あ、薫」

橘「なんだよ、いいところだったのに」

棚町「…あんたさ、恵子に気があったの?」

橘「実は…まんざらでもなかったり」

田中「えええええええ!?どうしよう、薫!?」

棚町「恵子、ごめんね?」

田中「え?」

棚町「純一は私とクリスマスを過ごすって決まっててね」

棚町「…純一、恵子の純情を弄ぶのもいい加減にしなさいよ?」

田中「えええええええええええええ!?」

橘「薫、お前は何をいってるんだ?」

棚町「…そんな!酷い!恵子だけに飽き足らず、あたしも弄んでたのね!?この悪魔!人でなし!」

梅原「お、相変わらずお熱いねぇ」

橘「梅原、助けてくれ。今僕は言われのないことで人間のクズ扱いされている」

梅原「…大将、もういい加減覚悟を決めたらどうなんだ?」

棚町「そうよ!あたしというものがありながら…」

梅原「棚町は黙っててくれ」

棚町「えっ」

梅原「やいやい!大将には、この男・梅原がいるじゃねぇか!」

梅原「今更女にうつつを抜かすたぁ、どういった了見なんでぇ!?」

橘「ええええええええ!?」

田中「あ、それは私の台詞ね」

橘「…なんてね」

梅原「大将、もうちょっとノってくれてもいいんじゃないかい?」

橘「梅原、僕は変態だがアブノーマルではない」

橘「そこを履き違えないでくれたまえ」

棚町「へぇ~、あんたって変態だって自覚はあったんだ」

橘「薫…実は否定待ちだったんだけど…?」

棚町「あ、それは無理ね、変態なのは間違いないもの」

田中「確かに!」

橘「田中さんまで!」

棚町「で、あんたはクリスマスどうすんの?」

橘「いや、本当に何も予定がないよ」

棚町「じゃあさ、みんなで遊ぼっか?あたしと恵子と梅原とあんたで」

田中「あ、それ賛成!みんなで遊べば寂しくないもんね!」

梅原「大将、それでいいのか?」

橘「う~ん…よし!クリスマスは寂しいもので集まるか!」

棚町「決定ね!純一、あんた何するか考えときなさいよ?」

橘「うん、わかった。楽しみにしてろよ…ふっふっふ…」

田中「橘くんが何か企んでる…」

梅原「これは死人が出るかもな…」

田中「もう!薫さえこなければ本当にデートに誘えそうだったのに!」

田中「でも、クリスマスに一緒に遊べるなんて!」

田中「楽しみだなぁー、今からドキドキしてきた」



棚町「なによ、恵子に鼻の下のばしちゃって!」

棚町「私なりにアプローチしてるつもりなんだけどな…」

棚町「…近すぎるのかな、やっぱり」

棚町「まぁ、いいや。今はクリスマスを一緒に過ごせることを喜ばなきゃね!」

棚町「なにしてやろうかな、ふふふ」


梅原「…大将、俺は本気だったんだぜ?」

絢辻「で、クリスマスは梅原君達と遊ぶことになったわけね」

橘「うん、今から楽しみだよ!」

絢辻「…そう。ところで、実行委員の仕事は勿論忘れてないわよね?」

橘「も、勿論だよ!忘れるわけないじゃないか!」

絢辻「そう、それならよろしい」

橘「絢辻さんはクリスマスどうするの?」

絢辻「私?私は実行委員の仕事あるし、最後まで片付けやるから何もしないわよ」

橘「じゃあさ、絢辻さんも一緒に遊ばない?」

絢辻「…私が行ったら息苦しいでしょ?気持ちは受け取っておくわ」

橘「そんなことないよ!?」

絢辻「え?」

橘「薫も態度悪いけど絢辻さんのこと好きだし、梅原も喜ぶと思うよ」

橘「それに…僕は絢辻さんと一緒に遊びたいんだ!」

絢辻「今、さらっと一人無視された気がするけど」

絢辻「…そうね、考えておくわ」

橘「うん!」

絢辻「…その代わり、交換条件をいいかしら?」

橘「え?…まぁ、ことによっては」

絢辻「じゃあ…創設祭の日、私のそばに出来るだけいて?」

橘「え?…うん、初めからそのつもりだったけど」

絢辻「そうだったの!?」

橘「だって、仕事わからないしね」

絢辻「…全く、変に期待させないでよ」

絢辻「まぁ、いいわ」

絢辻「クリスマス、みんなで一緒に遊びましょう」



絢辻「ところで、橘くん?」

絢辻「棚町さんも私のことが好きとかいってたわね?」

橘「う、うん」

絢辻「橘くんはどう思ってるのかしら?」

橘「え?」

絢辻「橘くんも、私のことを好きなのかしらね?」

橘「!?」

橘「その…僕は…」

絢辻「…答えなくていいわ、別に」



絢辻「意気地なし」

絢辻「はい、仕事は終わりね、お疲れ様」

絢辻「私は他にやることあるから、橘くんは先に帰っちゃっていいわよ?」

橘「うん。じゃあ、また明日ね」

絢辻「はいはい、また明日」





絢辻「何よ、いつも思わせぶりなことばかりいって…」

絢辻「私には橘くんしかないのに、彼には沢山友達がいる」

絢辻「何だか狡いわ」

絢辻「…でも、彼のそんなところに私は惹かれたのかもしれないわね」

絢辻「私みたいな重い女をその気にさせたこと、後悔させてやるわ、ふふふ」

中多「しぇんぱい、しぇんぱいは…ク、クリスマスは…」

橘「クリスマスは梅原たちと遊ぶよ」

中多「う、梅原しぇんぱいと!?」

中多「わ、私…急用を思い出したので…失礼します!」

橘「ちょっと待って!何か変な誤解をしたまま去らないで!」

中多「ご、誤解なんて…」

中多「ただ、殿方同士で…その、ゆ、友情を…育むのかな、と」

橘「だからそれが誤解だってば!」

橘「そもそも二人っきりで遊ぶわけじゃないし」

中多「え!?」

橘「…ってなわけで、みんなで遊ぼうってわけ」

中多「そ、そうなんですか…」

橘「(何で少し残念そうなんだよ…)」

橘「あ、そうだ!中多さんも一緒にどうかな?」

中多「わ、私は…み、美也ちゃんと逢ちゃんとお泊りすることになってるんで…」

橘「そっか、残念」

橘「じゃあ、また機会があればね」

中多「は、はい!し、失礼します」




中多「橘先輩がネコなのかタチなのか、それが問題だと思ってた」

中多「この胸のときめきはカップリングしてるせいだと思ってた」

中多「…もしかして、違うのかな…?」

中多「なんだか、橘先輩のことを考えるとぽかぽかする」

橘「お、梨穂子」

梨穂子「あ、じゅんいちー!」

香苗「…私もいるんだけどなー」

橘「と、香苗さん!」

香苗「…私は桜井のオマケなのかな?」

橘「…ごめんなさい」

香苗「ま、それはいいんだけどさ」

香苗「橘くんはクリスマスどうするの?」

橘「あ、実は梅原たちと~」

香苗「ほぅ、梅原くんと…」

香苗「橘くん、私も参加していいかな?」

橘「勿論!人数は多い方がいいしね!」

香苗「桜井!あんたも勿論くるわよね?」

梨穂子「うん!勿論だよー」

橘「じゃあ、当日は~な感じで」

香苗「了解!」

梨穂子「りょーかい!」

橘「じゃあ、またそのうち」

香苗「うん、またね!」

梨穂子「ばいばーい」




香苗「桜井、わかってるわね?」

梨穂子「う、うん。私、頑張る!」

橘「…この視線は…」

橘「…裡沙ちゃん?そろそろでてきていいよ?」

裡沙「た、橘くん!酷いよ!気付いてたなら、もっと早くいってくれても!」

橘「ごめんね、出しそびれちゃって」

裡沙「ううん、出番がないよりはずっとマシだよ!」

橘「…麻耶ちゃんとかね…難しいよね」

橘「そうそう、そんなことよりクリスマス」

裡沙「行く!」

橘「あれれ?私なんかが~ってくると思ったのに…」

裡沙「だって、そのまま放置されそうだし…」

橘「いや、流石にそんなことはしないけど」

橘「とにかく、クリスマスね!」

夕月「おい、橘純一」

愛歌「そこになおれ」

橘「は、はい」

夕月「今なら正直に言えば許してやる…私たちのことを忘れていたな?」

愛歌「なかったことにしてはいけない」

橘「はい、忘れてました」

夕月「…そうか…お姉さん悲しくなってきたよ」

愛歌「この人非人」

夕月「ぶっちゃけて聞くぞ!?私たちに今後出番はあるのか!?」

愛歌「あるのかないのかはっきりしろ」

橘「実際、あんまり考えてません」

夕月「そうか…」

愛歌「どうしてこうなった」

夕月「お前な、今回はハーレムエンドにしたいんだろ?」

愛歌「このリア充が」

橘「は、はぁ」

夕月「何故私たちを忘れた!?需要はあるよなぁ!?」

愛歌「ニッチっていうな」

橘「そう言われましても…」

夕月「もういい!クリスマスは原作通りに振る舞う!」

愛歌「予定調和」

橘「すみませんでした…」

そんなこんなで迎えるクリスマス当日


絢辻「橘くん、わかってると思うけど、今日は忙しくなるわ」

橘「そりゃ、そうだろうね」

絢辻「…約束は覚えてるわよね?」

橘「うん、よろしくね、絢辻さん」

絢辻「よろしい。じゃあ、行くわよ」

橘「やっぱり、絢辻さんは凄い」

橘「近くでみてるとよくわかる」

橘「仕事をこなす効率が当社比3倍みたいな」

橘「赤い人専用ゾックなんてなかったけどね」


絢辻「橘くん!悪いんだけど、校舎にある物品とってきて!急ぎでね!」

橘「了解!」



橘「さてと、校舎のどこにあったかな…?」

橘「ん?あれは森島先輩…と知らない男だぞ」

ロミオ「ぼ、僕は森島先輩のことが!」

森島「ダメ」

ロミオ「え?」

森島「このルートはソエンじゃないのよ?」

ロミオ「ソ、ソエン?」

森島「そう、だからやるだけ無駄よ」

森島「文句はあそこからこっちをこっそりと見てる男の子にいってね?」

ロミオ「あ、あんまりだー」

森島「…もう、本当に見てるだけなのね、
橘くんは」

橘「…やっぱり森島先輩は人気があるんだなぁ」

橘「男の方、泣き崩れてたけど…何を言われたんだろう?」

橘「きっと理不尽なフられ方したんだろうな、フラグが立ってないとか」




橘「そんなことより、物品探すのに手間取っちゃったよ!絢辻さん、怒ってるかな…」

絢辻「遅いわよ、橘くん?」

橘「ごめん!どこにあるのかわからなくて!」

絢辻「そう…まぁ、別にいいわ。時間的には間に合ってるし。」

絢辻「…橘くん?もう一つ頼まれてくれるかな?」

橘「おでんの買い出し、か」

橘「そういえば、確かにお腹空いたかも」

橘「えーと、水泳部の屋台は…」


夕月「伝統の味が!どーたら、こーたら」

愛歌「原作通り」


橘「あそこか…何てわかりやすい…」

橘「えーと、おでんください。この金額で適当に入れてもらえれば大丈夫です」

七咲「あ、先輩。お仕事はどうしたんですか?」

橘「今は買い出し中ってとこかな。上司にお願いされちゃってね」

七咲「そうですか、大変そうですね」

七咲「はい、先輩。熱いから気をつけてくださいね」

橘「うん、ありがと!そっちも頑張ってね!」





夕月「おい、橘!無視すんな!」

愛歌「これにはさすがの私も苦笑い」

橘「はい、絢辻さん。おでん買ってきたよ」

絢辻「ご苦労様。お腹も空いたし、そろそろ休憩とろうか」

絢辻「橘くんもおでん食べるでしょー?」




絢辻「…橘くん?説明して頂戴?」

橘「はい、何でしょうか」

絢辻「何でお箸が一膳しかないのかしらね?」

橘「え?駄目だった?」

絢辻「駄目ではないけど…一緒のお箸を使うのよ?」

橘「気にする方の人だった?ごめん、お箸もう一膳もらってくるよ」


絢辻「ちょっと待って!」

絢辻「べ、別に嫌じゃないから」

絢辻「い、嫌なんかじゃないから…ほら、時間もないしさっさと食べるわよ?」

絢辻「食べたいのがあるなら、さっさといいなさいよ」

橘「あ、じゃあ大根を」

絢辻「はい、あーん」

橘「…え?」

絢辻「…ちょっと、私に恥をかかせる気?」

橘「ご、ごめん!そんなつもりは!」

絢辻「…もうやってあげない!大根も私が食べる!」

橘「そ、そんな…僕の大根が…」

橘「あ、絢辻さん!」

絢辻「…なによ?」

橘「ぼ、僕はそこのがんもどきが食べたいな!」

絢辻「…はい、お箸。勝手にどうぞ」

橘「そ、そうじゃなくて!絢辻さんに!」

絢辻「…もうバカにしない?」

橘「も、勿論だよ!さっきのは突然だったから驚いちゃっただけで!」

絢辻「…仕方ないわね。ほら、あーん」

橘「あーん」




棚町「ちょっと、どうすんのよ、アレ」

梅原「寒いだろうと思って、差し入れもってきたんだがなぁ」

田中「あの様子じゃいらなそうだね」

絢辻「あ、そろそろサンタコンテストの時間ね」

絢辻「私はステージの仕事があるから…橘くんは客席から見てていいわよ?」

橘「そんな、悪いよ」

絢辻「いいから!私の気が変わらないうちにさっさと行ってきなさい!」

橘「わ、わかった!見終わったらすぐに戻るから!」



絢辻「ふぅ、行ったか…」

絢辻「これ以上橘くんがそばにいたら鼻血がでちゃうじゃない…」

橘「えーと、今年のサンタコンテストの出場者は…?」

・塚原 響
・伊藤香苗
・上崎裡沙
・高橋麻耶

橘「えーと、何か凄い違和感を覚えるんだけど、何だろう、これ」

森島「あ!橘くーん!」

橘「森島先輩!やっぱり塚原先輩の応援ですか?」

森島「うん!響ちゃん、心細いだろうってね」

森島「でも橘くんがいるなら、私はいらなかったかなー」

森島「響ちゃん、橘くんに見てもらいたかったみたいよ?」

橘「え?そうなんですか?」

森島「…もう、橘くんは鈍感なんだから。それともわざとやってるのかしら?」

梅原「…野郎ども!見てるか!?感じてるか!?」

梅原「今年もサンタコンテスト始めるぞ、この野郎!」

\でた、梅原さんだー!/ \またお前かよ!/


橘「あ、梅原が司会なんだ」

森島「彼、生き生きとしてるわね!Good!だわ!」

梅原「さっそくいくぞ!エントリナンバー1番!水泳部の塚原響先輩だーッ!」

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