始「誰だその女は」橘「剣崎だ」 (83)

始「つまらない冗談を言うな!」ギロッ

「……始」

始「!」ピキーン

始(俺の直感が告げている……間違いない、剣崎だ!)

剣崎「やっぱり、信じられないよな……」

始「やっと、会えたな。……剣崎」ニコッ

剣崎「……始!」ウルウル


というわけで、剣崎一真が女の子のSSです。
文章力を橘さんが飲み込んだのは私の責任だ。だが私は謝らない。
君たちなら読んでくれると信じているからな。……やっぱり謝りますすいません。

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――白井農場・リビング

始「説明してくれ。どうして剣崎が女になったのか。
  そして……どうして俺が、剣崎に対する闘争本能を抑えていられるのか」

橘「すべてを話すには長すぎるから、かいつまんで話すぞ?
  ……まず、始まりは睦月の一言だった」

睦月「俺、思ってたんです。剣崎さんが人間に戻れなくても、
   闘争本能さえ抑えられればここに戻ってこれるって。
   それを橘さんに、なんとなく話したんですけど」

橘「俺はただ、剣崎を人間に戻すことしか考えていなかったからな……盲点だった」

睦月「そうして、改めて闘争本能を抑える方法はないか研究が始まったんです」

始「そして、お前はその方法を見つけたんだな……」

橘「ああ。ジョーカーが上級アンデッドであることを考慮して、
  主に上級アンデッドの封印されたカードを使って実験を繰り返した」

睦月「途中、ピーコックアンデッドが封印から解かれたりして大変でしたけど……」

始「そうだったのか……それであの時、アンデッドの気配を……」

広瀬「あの時は驚いたけど、当然よね。アンデッドはアンデッドの気配を察知できる。
   だから何の連絡もなしに急にBOARDにやってきたのね」

始「もしかしたら、剣崎が……と思ってな」

広瀬「あなたが来るまでに封印できてよかったわ。
   剣崎君は、あなたに人の中で生きることを望んだんだから」

橘「ただの人間、相川始としてな」

始「俺自身、必要がなければカリスになるつもりなどない」

始「だが、まだ分からないことがある」

橘「何だ?」

始「何故剣崎は女になってしまったんだ」

広瀬「それは……まあ、ちょっとした手違いというか……
   成果を急ぐあまり、過程を省略した結果なのよね」

始「全く分からん」

睦月「上級アンデッドで実験した、って言いましたよね?
   俺も時々、気になって経過を聞きに行ってたんですけど。
   カテゴリークイーンでの実験がうまくいってたみたいで……」

始「だから何だと言うんだ?」

広瀬「特にクラブとハートのスートがいい結果を残していたの。
   覚えてる?クラブのクイーンとハートのクイーン」

始「ああ。確かタイガーアンデッドとオーキッドアンデッドだったか」

広瀬「そっちもだけど、人間の姿をしている時の話よ。
   両方、女の人の姿だったじゃない」

睦月「……」

橘「どうかしたのか、睦月」

睦月「い、いえ、何でもないです!」

広瀬「それでね、とにかく早く剣崎君に帰ってきてほしかったから、
   最低限の安全が確認された時点で、開発された薬を使ってしまったのよ」

橘「もちろん、剣崎の安全を考えなかったわけではないが……
  材料も決して入手が簡単なものばかりじゃなかった。
  安全確認のために使い切るよりは、と思った結果だ」

睦月「期待してた効能は現れましたから、成功と言えばそうなんですけどね」

始「副作用として女になった、ということか。
  あまりにも現実味のない話だな……」

広瀬「けど事実、女の人になってしまったし、それも永遠の孤独よりはマシだと思うわ。
   あんなに人間を愛している剣崎君が、人の中で生きることを望まないはずないもの」

始「……そうだな」

睦月「えっと、とにかくそういうことなんです。
   分かってもらえましたか?」

始「ああ」

橘「それじゃあ、腹ごしらえでもするか。白井!……いないのか?」

広瀬「虎太郎ならハカランダに行ったわ。そろそろ帰ってくる頃じゃないかしら?」

――白井農場・庭

鋭い声とともに振り下ろされた竹刀が木の枝に吊り下げられた標的を打った。
背筋を伸ばし、表情を引き締めた長身の女性が剣道の鍛錬に励む様子を、
虎太郎は食い入るように見つめる。

虎太郎「……綺麗だなあ」

ぽつり、と転げ落ちた一言を拾ったのか、女性がまとっていた厳めしい空気は消え、
振り返ったその表情は照れ臭そうに微笑んでいる。

虎太郎「あ、あの!どなたか知りませんけど、ここは僕の農場で……
    好きなだけ使ってもらって構いませんから!」

剣崎「虎太郎、俺だ」

虎太郎「え?」

剣崎「分かんないのか?お前、意外と薄情だったんだな」

虎太郎「いや、その……こんなに美人な知り合いがいたら、
    絶対に忘れないと思うんだけどなあ」

剣崎「何にも聞かされてないんだな。それならそれでいいけど」

虎太郎「もしかして、えーっと……ううん、やっぱり違うし……う~ん」

剣崎「いいよ。どうせ思い出せないだろうし」

虎太郎「だめだめ!絶対思い出すからちょっと待って!」

虎太郎「う~ん、うぅ~ん……」

剣崎「もういいから、家に入らないか?俺、お腹すいたよ」

虎太郎「ええー!ちょっと待ってよ、まだ思い出せてないんだから……
    えーっと、美人な人、美人な人と言えば……みゆきさん……」ショボン

剣崎「先に入ってるからな。お前も風邪ひく前に戻れよ」スタスタ

虎太郎「みゆきさん……分かり合えそうだって思ったのに……」シクシク

剣崎「広瀬さん、カレー食べたいなぁ」ガチャ

虎太郎「みゆきさぁーん!」

――白井農場・リビング

ガチャ パタン

広瀬「はいはい、カレーね。……剣崎君のリクエスト聞くの、いつぶりだっけ」

橘「俺には大盛りで頼む」

広瀬「まだできてないのに、気の早いことを言わないでください」

睦月「虎太郎さん、何か叫んでませんでしたか?」

剣崎「ああ、気にしなくていいって。虎太郎は前からあんなだから。
   俺のいない間に変わってなきゃ、だけど」

シーン…

剣崎「……あー、お腹すいたなあ。な、始!」ポン

始「剣崎……」

剣崎「な、なんだよ、そんなに見つめてきて」

始「お前と俺は、もう触れ合うこともないんだと……そう自分に言い聞かせてきた。
  しかし今は違う。そうだな?」

剣崎「ああ、橘さんたちのおかげでな」

橘「最後に残った仲間のためなら、これくらいは当たり前のことだ」

睦月「俺、剣崎さんとはちゃんと話す時間もないままだったから……
   こうやってまた一緒に過ごせて、嬉しいです!」

剣崎「俺も後輩が欲しかったんだよな。改めてよろしく、睦月」

睦月「はい!」

広瀬「ごめん、カレーはまだまだできそうにないけど……待てる?
   待てないならクッキーがあるから、ちょっとだけなら食べてもいいわよ」

橘「もらうとするか」キリッ

睦月「……剣崎さんに言ったんだと思いますよ?」

剣崎「もらってもいいですか?」

広瀬「どうぞ。あっ、この種類は残しといてね?私のお気に入りなんだから」

睦月「だそうですよ、橘さん」

橘「ああ、分かっている」パクッ モグモグ

睦月(大丈夫かなあ)

剣崎「にしても、こうやって馴染んでる俺が言うことじゃないかもしれないけど
   みんな俺の外見のこと何も言わないんだな」

橘「……お前がそうなったのは俺の責任だ。素直に謝ろう」モグモグ

剣崎「いえ、橘さんに謝ってほしかったわけじゃないんです」

睦月「最初は驚きましたけど、剣崎さんだって言われればそうですし……
   戻ってきてくれたことが嬉しくて、戸惑いを感じてる暇がないっていうか」

剣崎「ふーん、そうなのか。ならいいんだけど」

始「お前の性別がどうなろうと、俺は気にしない。
  お前はお前だろう、剣崎。お前が俺を、相川始と認めたように」

剣崎「……そうだな」

虎太郎「……久々だなあ、こんなに泣いたの……」

橘「やっと戻ってきたのか。何をしていたんだ?」モグモグ

睦月「何か叫んでたみたいですけど」

虎太郎「いいんだ、気にしないでよ……もう、過ぎたことだから」ショボン

広瀬「早く作っちゃいたいけど、じっくり煮込まないと味がね……
   あ、虎太郎!戻ってくるの遅かったじゃない」

虎太郎「あ、そうそう!さっき外ですっごい綺麗な人に――
    って、その人!始の隣に座ってる!誰!?」

剣崎「だから俺だって」

始「剣崎だ」

虎太郎「そういう冗談はやめてよ!」

橘「冗談じゃない。正真正銘、剣崎だ」モグモグ

虎太郎「そんな、橘さんまで」

睦月「俺だって保証します。この人は剣崎さんです」

虎太郎「睦月君も?」

広瀬「もうちょっと煮込んだ方がいいわよね……」

虎太郎「広瀬さんも何か言ってよ!」

広瀬「ん?なによ、二人が言ってるんだから充分でしょ?
   変なところで疑り深いんだから……その人は剣崎君で間違いないわよ」

虎太郎「えー、うっそだぁ!」

広瀬「……何のために言わせたのよ」イラッ

剣崎「本当に俺だって。剣崎一真。元BOARDの職員で
   仮面ライダーブレイド、そして……ジョーカーの」

虎太郎「……本当に剣崎君なの?」

剣崎「ああ」

虎太郎「……剣崎君、帰ってきてくれたんだね!」ガバッ

剣崎「ひっつくなよ、男同士で気色悪い!」

橘「傍目には白井が女性を襲っているように見えるぞ」モグモグ

虎太郎「えっ!?」パッ

広瀬「そろそろ……よし、できたわ!」

橘「やっとか。ご苦労だったな、広瀬」モグモグ

広瀬「いいえ、これくらいは……って、橘さん!
   クッキーほとんどなくなってるじゃないですか!」

剣崎「そういえば俺、一つも食べてない……」

橘「うまかったぞ」ゲフー

睦月「ああ……ちょっと目を離した隙に食べ続けてたなんて……」

広瀬「橘さんのカレーはありませんからね」キッ

橘「何故だ!?」

剣崎「そりゃあ、広瀬さんも怒りますよ。食べちゃだめって言ってた種類も――
   あ、一つだけ残してある……」

広瀬「一つだけだなんて、ひどいじゃないですか!」

橘「そ、そうか?すまない」

睦月「一人だけお昼抜きっていうのもかわいそうですから、
   許してあげてください」

虎太郎「橘さんってクールだけど、食い意地が張ってるんだよね」

橘「そうだろうか……普通じゃないか?」

始「人間の標準がお前だとしたら、世界は餓鬼地獄だろうな……」

広瀬「今度からは気を付けてくださいよ!」

橘「ああ」

剣崎「それじゃあ、喧嘩も収まったことだし……
   いただきます!」

睦月「……おいしい!広瀬さんって料理が得意ですよね」

広瀬「虎太郎には負けるけどね」

虎太郎「えっ、そうかなあ?いや~照れちゃうなあ」

始「遥香さんには劣るだろう」

虎太郎「むっ……どうしてそういう、水を差すようなことを言うかなあ」

橘「俺は料理とは無縁だな……簡単なものなら作れるが」

睦月「俺は全然だめで……望美がいろいろ作ってくれるのを
   ただ食べてるだけですね」

広瀬「もう、だらしないわね」

剣崎「そういえば、始はけっこう料理が上手だったよな」

始「そういうお前こそどうなんだ?以前食べた粥はうまかった」

剣崎「まあ、一人暮らしできる程度だな」

虎太郎「え~!?剣崎君、料理なんてできたの?
    それなのにいつも僕に作らせてたんだ!」

剣崎「だって、お前の唯一の特技だろ?」

虎太郎「唯一のって……ひどいよ……決めた!
    今日の夕ご飯は剣崎君が作ってよ!」

広瀬「何言ってるのよ!今日はハカランダで盛大にパーティーでしょ?
   烏丸所長にも来てもらって、天音ちゃんたちと一緒に!」

虎太郎「だったら、その料理を手伝ってよ、剣崎君!
    料理できるのにいつも黙って待ってたなんて……」

剣崎「はいはい、分かったからいじけるなよ。
   知らないぞ、まずい料理が出たって」

橘「一応、胃薬の用意をしておくか」

始「お前にそう言われると屈辱だろうな」

睦月「ですよね……」

広瀬「……久しぶりよね、この光景も」

虎太郎「そうだね。剣崎君と一緒にご飯なんて、すごく懐かしいよ。
    ……帰って来てくれて、本当にありがとう」

剣崎「虎太郎……なんか、照れるな。俺、友達いなかったし……
   こういうのって初めてだから」

睦月「剣崎さん、ちょっと赤くないですか?」

剣崎「……そういうことは言わなくていいんだ!」プイ

広瀬「すねるのはいいけど、早く食べ終わってね。
   後片付けだって大変なんだから」

剣崎「ごちそうさまでした」

虎太郎「僕もごちそうさま」

剣崎「虎太郎、ついでに俺の食器も流しに持って行ってくれよ」

虎太郎「自分でやってよ、それくらい……いいけどさ、別に」ブツブツ

剣崎「ありがとな」ニコッ

虎太郎「そ、そういえば今の剣崎君、女の子なんだった!」

広瀬「何よ、今さらそんなこと言い出して」

橘「さっきからずっとそうだっただろう」

睦月「すっかりなじんでたのに、急にどうしたんですか?」

虎太郎「どうしよう、天音と姉さんにはとても言えないよ……」

剣崎「あ、そっか」

始「あまりにも剣崎がそのままだったからか、忘れそうになっていたが……
  二人に何もかもを話すわけにはいかないからな」

橘「すまない……帰ってきたところで、これでは以前と変わらないな……」

剣崎「たとえ二人に会えなくたって、みんなに会えただけでも満足ですよ。
   それと、虎太郎さえよければまたここに住みたいんだけど」

虎太郎「それはもちろんいいよ」

広瀬「ねえ、いっそのこと、二人には初対面ってことにしない?」

睦月「どういうことですか?」

広瀬「私たちの誰かの友達ってことにして、
   二人の知らない女の子として紹介するのよ」

橘「なるほど……剣崎が納得できるなら、いい方法だろうな」

剣崎「俺はそれで充分です。もう会えないって思ってたんだから……
   どんな形でも会うことができるなら、それで」

始「剣崎……元はと言えば、お前がそうなったのは俺の……」

剣崎「そんなんじゃないって。俺は自分がやりたいようにやったんだ。
   別にお前のためじゃない」

広瀬「はい、ちょっと待った!」

剣崎「え、なんですか?」

広瀬「あなたは女の子として天音ちゃんと遥香さんに会うのよ。
   今のままでいいと思う?」

剣崎「それは……よくない、ですか?」

橘「確かに、女性だと言い張るにはあまりにも男らしいな。
  口調といい、仕草といい……」

睦月「背も高いですし、雰囲気があまりにも剣崎さんっていうか……」

始「そういえば俺よりも背が高いな、お前」

剣崎「そりゃあ始には負けられないだろ」

橘「俺とほぼ同じか、もしかすると大きいのか?」

虎太郎「まさか、女の子でそんな……本当だ、同じくらいだ」

広瀬「ほらね。もうちょっと別人になるまでは二人に会っちゃだめよ。
   ばれるといろいろ面倒なんだから」

剣崎「うーん……それって女の子っぽくしろってこと?」

虎太郎「剣崎君が女の子らしく……うわあ」

剣崎「お前、どんな想像したんだよ。嫌そうな顔して」

虎太郎「どうしても前の剣崎君を想像しちゃって……」

始「目の前に女の剣崎がいるんだ、想像するくらい簡単だろう。
  ……?何故だ、想像できない……」

睦月「とにかく、口調と服だけでもなんとかしてみませんか?」

剣崎「まあ……そうだな。試してみるくらいならいいかな」

橘「そうと決まれば広瀬、服を貸してやってくれ」

広瀬「構いませんけど、身長が違いすぎて入らないと思います」

橘「それじゃあ、白井」

虎太郎「僕はそんな服持ってませんよ!?」

橘「ああ、そうか……なら買うしかないな」

睦月(橘さん……昨日も徹夜だったのかな)

剣崎「俺、女の子の服なんて買ったことないんだけど……
   どこに行って、何を買えばいいんだ?」

広瀬「私がついて行くわ。虎太郎、車」

虎太郎「はーい」

剣崎「三人で車っていうのも、久しぶりだよなあ……
   今もやっぱり白鳥号なのか?」

虎太郎「もちろん!」

広瀬「ほら、早く行きましょう。……そうだ。
   私たちが出掛けてる間に、洗い物とかよろしくね」

睦月「えっ」

――数時間後

始「遅いな」

睦月「女の子の買い物って、時間がかかりますから……
   望美だってあれこれ目移りして、付き合うのが大変なんです」

橘「そうだな……しかし、そうして振り回されるのだって幸せだろう。
  後になって気付いても遅いんだ」

睦月「あ……そう、ですね」

シーン…ガチャ

虎太郎「ただいまー」

広瀬「どうしたの、なんだか空気が暗いわよ」

始「いや、なんでもない。剣崎はどうした?」

広瀬「ふふ……」

虎太郎「えへへ……見て驚いてよ!ほら、剣崎君!」

部屋に残っていた始、橘、睦月の三人が息を呑んだ。
現れたのは彼らの全く知らない一人の女性だったからだ。
いや、確かに彼らはその女性を知っている。
ただ、今まで女性だと思ってすらいなかった。

タートルネックの上に肩口が大きく開いたセーター。
その下からわずかに覗いたデニムのショートパンツが長い足を際立たせている。
足はことごとくタイツに覆われて素肌をさらしてはいないのだが、
それが逆にほっそりとしたラインから想像を掻き立てる。

精一杯の照れ隠しなのか目深に被った帽子の下の表情は、
一向に反応が得られないことに困っているようだった。

剣崎「自分ではそんなに変だと思わなかったんだけど……」

広瀬「全然変じゃないわよ。むしろ素敵じゃないかしら。
   背が高いから服を探すのは苦労したけど……」

虎太郎「丈を合わせれば体型に合わないし、体型に合わせると裾が短いんだよね。
    剣崎君、ちょっと痩せすぎじゃない?」

広瀬「それなのに胸は大きいから、下着のサイズだって合わせるのが大変だったわ」

剣崎「すいません……」

広瀬「いいわよ。ゆっくり買い物したり、コーディネイトを考えたり
   けっこう楽しかったから」

虎太郎「僕はほとんど見てるだけで、ちょっと疲れたけどね」

剣崎「ごめんって」

広瀬「で、何かコメントは?」

睦月「えっと……美人ですね」

虎太郎「それだけ?」

睦月「え?えーっと……はい。すいません……」

剣崎「いいって。俺もあんまり褒められたって困るだけだから」

広瀬「剣崎君」ギロリ

剣崎「あー……私、ね。はい、分かってます」

橘「服だけでこうも印象が変わるのか……」ポツリ

剣崎「俺も自分で鏡を見てちょっと驚きました」

虎太郎「剣崎君!」

剣崎「……私も、だな」

虎太郎「そうそう」ウンウン

始「まるで、本物の女だな」

剣崎「一応、本当に女だからな」

始「……」ジー

剣崎「なんだよ」

始「いや……この調子で髪も伸ばせば、二人も絶対に気付かないだろう。
  今でさえこんなに驚いたからな」

剣崎「そっか。じゃあ試してみただけのことはあったな。
   これ、そろそろ脱いでいいか?」

虎太郎「えー!そっちの方がかわいいから、そのままでいてよ!」

剣崎「あのな、俺――こほん、私は精神的には男のままだぞ?
   何が悲しくてこんな格好を続けなきゃならないんだよ」

橘「しかし、それに慣れるのが目的だろう。白井の言う通り、
  そのままで過ごしたらどうだ?」

剣崎「橘さんまで!」

始「嫌なら元の服に戻ればいい」

睦月「えっ」

剣崎「なんだよ睦月、お前まで反対なのかよ……俺、じゃなかった……
   私の味方は始だけか」

広瀬「まあ、今日はまだ慣れてないでしょうし
   これからゆっくりスカートなんかも履けるようになりましょう」

剣崎「できれば履かないで済めばいいんだけど……」

橘「そうだな。お前が男に戻れないかどうかも研究すべきかもしれない」

睦月「けど、それが失敗して闘争本能が戻ったら……
   危険すぎますよ、そんなの」

虎太郎「現状維持が一番なんじゃないかなあ」

剣崎「お前、俺が美人だからってそんなこと言ってるんじゃないよな?」

虎太郎「ち、違うよ!それにほら、また俺って言ってるよ?」

剣崎「なかなか慣れないんだよ、いろいろと」

広瀬「自分で自分を美人って……」

剣崎「それは冗談ですよ」

広瀬「ああ、そうだったの?本気かと思った」

剣崎「そんなに自分大好き人間に見えます?」

広瀬「そういう意味じゃないんだけど、本当に美人だから」

睦月「綺麗なお姉さん、って感じですね」

剣崎「まあ、目も当てられないってわけじゃないけど。
   そんなに褒めるほどかなあ」

橘「お前自身の好みには合わなかったということだろう」

剣崎「そういうことなんでしょうか」

虎太郎「……って、もうすぐ夕方だよ!
    剣崎君、今日の夕ご飯は君が作ってね」

剣崎「そんなこと言ってたな……分かった、着替えたら作るよ」

――夕食

剣崎「……あれ、始、まだいたのか?」

始「ああ、今日はここに泊まることになった」

橘「睦月はもう帰らせた。残念がっていたが、家族を心配させてはいけないからな。
  それで剣崎、何を作ったんだ?」

剣崎「ポテトサラダとコーンスープ、ローストビーフです。
   あと、もう一品作ってるんですけど焼きあがってなくて」

虎太郎「剣崎君……一人で全部作ったの!?
    手際いいなあ……なのに今まで僕に作らせてたなんて」

剣崎「うるさいな、しょうがないだろ?アンデッドと戦って、
   そのうえ料理までするなんてごめんだったんだ」

虎太郎「そうかもしれないけど……」

広瀬「それに虎太郎、味はまだ分からないじゃない。
   虎太郎の作ったものには勝てないでしょ」

虎太郎「……う~ん」

始「それで、最後の一品はいつになったらできるんだ?」

剣崎「もうちょっとかかるから、みんなは先に食べててくれ。
   焼きあがったら持ってくるよ」

橘「そうか。なら、いただきます」パクッ

広瀬「私もいただきます。……!!」モグモグ

始「……」モグモグ

虎太郎「みんな、どうなの……?」

広瀬「男なら自分で食べて確かめなさいよ」

虎太郎「うう……これで負けてたらショックだよ……
    あむっ」パクッ モグモグ ゴクン

橘「剣崎、このサラダにおかわりはないのか?」

剣崎「ありますよ。お皿貸してください、よそってきますから」

橘「頼んだ」

虎太郎「……おいしいなぁ」ホッコリ

広瀬「ええ、絶妙な焼き具合ね、このお肉」

始「……」モグモグ

橘「このスープもうまいな。剣崎、おかわりはないのか?」

剣崎「あー、スープはないですね……俺の分、飲んでもいいですよ」

橘「そうか、ありがとう」ズズー

始「遠慮というものを知らないのか……」

剣崎「そろそろかな……お、焼けてる。
   熱いからみんな気を付けて食べてくれよ」

虎太郎「これ、グラタン?」

剣崎「食べてみてのお楽しみかな。ほら、スプーン」

広瀬「ありがとう。……あ、リゾット?」

剣崎「リゾットをグラタンにしたんです」

虎太郎「おいしいよぉ……」モグモグ

剣崎「それはよかった」

広瀬「剣崎君ってだいたいのことはできるわよね」

剣崎「まあ、努力すればだいたいは……」

虎太郎「ずるいなあ。そういうの天才肌っていうんだよ」

剣崎「そんなことないって。誰だってやろうと思えばできるよ」

橘「剣崎、おかわりだ」

剣崎「サラダですね?分かりました」

始「自分でよそったらどうだ?剣崎が食べられないだろう」

橘「それもそうか……悪いな、剣崎」

剣崎「いえ、いいですよ」

剣崎「それじゃあ俺も、いただきます!」

広瀬「ごめんね、先にいただいちゃって」

剣崎「いや、やっぱりできたてを食べてほしいですから。
   むしろうれしいですよ」

橘「この料理の腕なら、女としても充分にやっていけるな」

剣崎「え?」

虎太郎「そうだよ!こんなに料理が上手で美人なら、
    剣崎君でもいいやって思っちゃうよ」

剣崎「さりげなく失礼な言い方するな、お前……」

始「……」モグモグ

虎太郎「そういえば始、さっきから黙々と食べてるけど……」

始「じっくりと味わっているだけだ」

剣崎「嬉しいこと言ってくれるんだな」

広瀬「なんだか話が脱線してるけど、どうなの?」

剣崎「何がです?」

広瀬「女の子としてやっていくつもりはある?
   それとも、今まで通り男として生活するの?」

剣崎「それは……まあ、なるようになるかなーくらいにしか」

広瀬「もう、変なところで適当なんだから……自分のことなのよ?
   ちゃんと考えないと」

剣崎「そうは言われても、自分ではあまり変わったって実感もないし」

虎太郎「確かに僕らも、あんまり変わったとは思わないけど……
    さっきみたいに服装が変われば、すっかり別人だよ」

橘「これから先、どう生きるかの大まかな指針くらいは
  決めておいた方がいいんじゃないか」

剣崎「そうですね……どうしようかなあ」

虎太郎「あっ、もしかして……」

剣崎「どうした、虎太郎?」

虎太郎「ちょっと思いついたんだけど、今の剣崎君と始って、
    つがいってことにならないかな」

剣崎「」ブーッ

橘「……剣崎」

剣崎「す、すいません!虎太郎が変なこと言うから、つい」ゲホゲホ

始「どうしてそんな発想が生まれるんだ」

広瀬「待って、なんとなく分かった気がするわ。
   二人のジョーカーが男と女だから、とか言い出すんでしょう?」

虎太郎「そうそう!」

剣崎「ああ……まあ、言われてみればそうかもしれないんだけど。
   世界にジョーカーは俺たち二人だもんな」

広瀬「剣崎君、さっきから気になってたけど、一人称!」

剣崎「……私」

広瀬「よろしい」

始「だが、そもそもジョーカーはつがいなど必要としない」

橘「そういえば、ひとりでにローチたちが増えていたな」

始「そうだ。どの種族の祖でもないのだから、繁殖などしない」

虎太郎「なーんだ」

剣崎「なんだよ、不満そうだな。虎太郎は俺――じゃなくて、
   私と始が夫婦になればいいと思ってるのか?」

虎太郎「そういうわけじゃないけど……二人はアンデッドで、
    不老不死なんだよね。だったら、これから先ずっと一緒に過ごすわけで」

橘「ああ、一緒にいる口実にはいいかもしれないな」

広瀬「私たちがいなくなった後の二人か……
   あまり真剣に考えたこともなかったわね」

橘「今までは目先のことに必死だったからな」

始「これから先……未来のことか。俺は今まで、お前という過去に
  こだわって未来を見ていなかったのかもしれないな」

剣崎「もしそうなら、帰ってこれてよかったよ。
   でないと、お前を人間のもとに残した意味がなかったからな」

始「そうだな……俺は無意識のうちに、お前の想いを踏みにじっていたんだろう。
  許してくれ……」

剣崎「そんなに謝るなよ。俺だって――」

広瀬「……」ジー

剣崎「……私だって」

広瀬「……」ニコッ

剣崎「……そうやって、始が自分のこと考えてくれてたって知ったら、
   ちょっとうれしかったんだから」

始「……そうか」

剣崎「そうそう。ふう、ごちそうさま」

虎太郎「僕もごちそうさまでした!いやあ、本当においしかったね!」

広瀬「そうね、これからは剣崎君が料理担当ってことにしようかしら」

剣崎「それはちょっと……」

橘「二人の料理も負けず劣らずうまいぞ」

虎太郎「橘さんに言われてもなあ」

橘「どういう意味だ?」

広瀬「橘さんはどんな料理でもおいしいって言ってくれますから、
   あんまり当てにならないんです」

橘「そんなことはない。俺はうまいと思ったものしかうまいと言わないからな」

虎太郎「ああ、それじゃあやっぱり当てにならないや……」

橘「?」

剣崎「さてと、食器の片づけに取り掛かるかな」

広瀬「いいわよ、私がやっておくわ」

剣崎「いいんですか?それじゃあ、お願いします」

虎太郎「剣崎君、お風呂に入ったら?海外から戻ってきて、
    疲れてるだろうし……ゆっくりしてきなよ」

剣崎「いや、俺は――」

虎太郎「あ、また俺って言った」

剣崎「……私は、最後でいい。その方が時間を気にしないで入れるし」

虎太郎「そっか。じゃあ、僕入ってくるね」

橘「ああ。広瀬、おかわりを頼む」

広瀬「またですか?このサラダ、よっぽど気に入ったんですね」

剣崎「多めに作っといてよかったよ」

――しばらくして

橘「剣崎、次、お前で最後だ」

剣崎「はい。橘さんはもう寝るんですか?」

橘「ああ、昨日はほとんど寝てないんだ。話したいことはあるんだが……
  時間ならたくさんある。明日にしよう」

剣崎「そうですね、おやすみなさい」

橘「おやすみ」

剣崎「……よし、入るか」

――風呂場

剣崎はおそるおそるといった様子で着ているものを一枚ずつ脱いでいった。
この体になってしまったものは仕方がない、慣れておかなくては。
その思いからなるべく視線を逸らさないようにしようと努力するも、
異性の体を知らない健全な男性の精神にはあまりに刺激的な光景だった。

剣崎(俺、変だよな……自分の体なのに)

ようやく上下の下着のみを残して服を脱ぎ去った剣崎は、
早鐘を打つ心臓を鎮めようと深呼吸した。

剣崎(これは俺、女の人だけど違う……俺自身が女になったんだ)

だから何も恥ずかしがることはない。
意を決してブラジャーのホックを外した時、脱衣所の扉が開いた。

始「……いたのか」

わずかに目を見開いたものの、大した動揺も興奮も見受けられない始の様子は、
生殖を必要としない――ほぼイコールで性欲を持たないジョーカーゆえだろうか。

剣崎にしてみても、男の自分が男に裸を見られたことに取り乱す必要などない。
ましてや、外れかかっているもののブラジャーとパンツを履いているのに、
何を恥ずかしがることがあるだろうか。

自分で自分の裸を見ることには抵抗があったというのに、
他人である始の目は全く気にならない剣崎は、
そのまま下着を脱いでしまおうかと考えたほどだった。

剣崎「何か用事か?」

始「いや、大したことじゃない」

剣崎「遠慮しなくていいから、入れよ。開けっ放しだと寒いだろ」

始「……そうか」

音を立てて扉が閉まると、脱衣所は少し窮屈な空間になった。
剣崎が女性になってもほとんど埋まらなかった身長差のために、
剣崎の鎖骨のあたりを見つめる羽目になった始は剣崎を見上げた。

始「携帯を忘れた」

剣崎「なんだ、そんなことか。パジャマと一緒に置いたのか?
   それとも洗濯物と一緒になってる?」

始「おそらく前者だ」

剣崎「じゃあ……あったぞ。はい」

始「悪かったな。人間というのはこういう場面で気まずい思いをするんだろう」

剣崎「俺とお前とじゃあ、男同士だけどな」

始「……剣崎」

剣崎「ん?」

始「俺になっているぞ」

剣崎「お前までそれ、言うのかよ!」

始「天音ちゃんと遥香さんにお前を会わせるには必要なことだからな」

剣崎「まあ、そうだけど」

始「それじゃあ、邪魔したな」

剣崎「ちょっと待てよ」ガシッ

始「……なんだ?」

剣崎「自分一人だとどうしても緊張するからさ、見ててくれないか?」

始「そういうのは露出狂というらしいぞ。悪いことは言わない。
  今のうちに矯正しておいた方がいい性癖だ」

剣崎「そうじゃなくて、何て言ったらいいんだろうな……
   女だと思うと服も脱げないんだけど、お前と話してたら気を紛らわせられるんだ」

始「……いいだろう。ただし、すぐに済ませろ」

~よい子は見ちゃいけません~
※よって音声のみでお送りします

剣崎「なんか、変な感じだよ。これをつけてるのって」

始「ヒューマンアンデッドが女なら、俺もお前と同じ気持ちを味わったんだろう。
  以前からずっと不思議だったことだが、これにはどういう意味があるんだ?」

剣崎「ちょ、やめろって。これは……何だろうな?」

始「まあいい、さっさと脱いで風呂に入れ」

剣崎「はいはい。……あー緊張する」

始「さっさとしないなら俺は部屋に戻る」

剣崎「待てよ、今脱ぐから」

始「そう言って、手をかけたまま下ろそうとしないだろう。
  ……もういい、手伝ってやる」

剣崎「おい!……変なことするなよな。ったく……」

始「……」

剣崎「な、なんだよ。あんまり見られると――ウェッ!?」

始「こうも違いが生まれるものか……少し興味がわいてきた」

剣崎「だからって俺で調べようとするな!ほら、さっさと出て行け!」

バタン

~何があったかはご想像にお任せします~

剣崎「はあ、やっと風呂に入れる……」

風呂場に入ったのはいいものの、シャワーを使おうと手を伸ばして何気なく鏡を目にし、
またしても落ち着かない気分にさせられた剣崎は視線をさまよわせた。

剣崎「……慣れようと思ったら、見るしかないんだけどな」

ちらりと鏡に視線を投げかければ、鏡の中から見返しているのが
見ず知らずの女性に思えて緊張してしまう。

剣崎「とりあえず、シャワーを……」

流れてくる温水を浴びて髪を洗い、体を洗って湯船につかったのはいいが、
視線を下げることがどうにもためらわれた。

剣崎「……本当に、慣れるのかなあ」

ぽつりと零れ落ちた呟きを知る者はなかった。


これから先どうなるかは分からないまま終了。
続きそうで続かないのはこれ以上やると
どうあがいてもそういうシーンが入りそうだからです。
全年齢対象を目指してるので……(笑)

次はディケイド……と言いたいところですが、
みなさん、安価とコンマで進行する、士が主人公のギャルゲーってどう思いますか?

いつもこれ入れるの忘れる……

これまでのオールライダー女体化計画

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良太郎「時間の改変の影響で女の子になっちゃった……」
良太郎「時間の改変の影響で女の子になっちゃった……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388293223/)

いいと思います(真顔)

>>67そう言ってくれると心強いです。
どうしても進行が遅れるとは思うんですが、
安価とコンマって楽しそうなんですよねー。

一回やってみるぐらいなら楽しいからな、安価は。
フォーゼ以降はやらないんですか!?

橘さんがただの食いしん坊キャラと化していやがる…

>>69めちゃくちゃ長い間やるつもりになっているんですが、
厳しいですかね……?
フォーゼ以降はクリスマスにたくさんやったじゃないですか!
なんていうか弦ちゃんは>>1には書きづらいキャラなんです。
申し訳ございません、へたれな>>1で。

>>70ケンジャキを女の子にする薬を作ったのは橘さんですよ!
見えないところで頑張ってくれたんです……たぶん。

>>71
変な粘着アンチがつかない限りは大丈夫だと思う。
基本sage進行だし大丈夫だ

>>72
なら大丈夫そうですね!
いろいろと教えてもらってありがとうございます。

一日のリザルトの見本とか作ってみました。

【xx日・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:――/――
津上翔一:――/――

城戸真司:――/――
乾巧:――/――

剣崎一真:――/――
響鬼:――/――

天道総司:――/――
野上良太郎:――/――

紅渡:――/――
左翔太郎:――/――
火野映司:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/――

上記のキャラクターが、一応の攻略キャラです。
夏みかんとユウスケは一括り扱いです。

【閲覧できません】はそのまんま、ゲームが進行しないと閲覧できません。

もうちょっとちゃんと設定とかまとめられたら、
早ければ今日には始めるかもしれません。

11の女体化ライダーの世界をめぐる旅?それとも一つの世界に集まってるの?

もしかしたら14の女ライダーを士が攻略する話に…
そういうギャルゲーありませんかそうですか

>>76
このゲームは「学園恋愛ゲーム」でございます。
仮面ライダーには変身できません(笑)
よって全員ある学校の関係者です。

>>77
残念ながらユウスケは男なんだよなあ……
まあゲームを進めると分かることなんですが、
夏みかんとユウスケは恋愛エンドに到達できません。
奇跡が起こったら到達するかもしれませんが……

弦ちゃんと晴人はいてもいいかもしれないと思い直しました。
今夜から始められると思います。たぶん。

【xx日・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:――/――
津上翔一:――/――

城戸真司:――/――
乾巧:――/――

剣崎一真:――/――
響鬼:――/――

天道総司:――/――
野上良太郎:――/――

紅渡:――/――
左翔太郎:――/――
火野映司:――/――

如月弦太朗:――/――
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/――

天道総司
○保有スキル
・天の道:天の道を行き総てを司ることができる
・×××:【閲覧できません】

ごめんなさい

>>80
思わず笑ってしまったwww
そろそろ安価とコンマ、始めようと思います。
新しいスレを建てるのでちょっと待っててくださいね。

【TS】門矢士「学園恋愛ゲームの世界か」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388401410/)

できました!
それじゃあ、始めましょう。

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