「君が出会った『スタンド能力』の中で一番『弱い』能力って・・・どんなヤツだい?」
「どんな者だろうと人にはそれぞれその個性にあった適材適所がある…
王には王の・・・料理人には料理人の・・・それが生きるという事だ。
スタンドも同様『強い』『弱い』の概念はない」
「質問が悪かった・・・子供が遊びで話す『スタローンとジャン・クロード・バンダムはどっちが強い?』そのレベルでいいよ」
「・・・・・・『シルバーチャリオッツ』というスタンドが最も弱い。」
「『シルバーチャリオッツ』…名前は強そうだな」
「使えないスタンドって事さ。何の能力もないんだぜ。もしこのDIOがそんな能力だったら組織が終わってしまう。」
「じゃあ君が出会った『スタンド能力』の中で一番『弱い』能力って・・・どんなヤツだい?」
「それこそ個人の好みの問題だからダサいかっこいいの区別なんか…」
「まぁ、それも子供のが遊びで話すレベルでいいよ」
「・・・・・・『スタープラチナ』というスタンドが最もダサい。」
「『スタープラチナ』…名前はかっこいいな」
「緑色の肩パット付けた男がふんどしつけてるんだぜ。もしこのDIOがそんなスタンドだったら組織が終わってしまう。」
プッチ「一番弱いスタンドってなんだい?」
DIO「……どうしてそんなことを聞くんだ」
プッチ「ふと気になっただけだよ。君の出会ったスタンドの中でいいからさ」
DIO「止まった時間の中を自由に動き回れるスタンドがあるんだ……」
プッチ「凄いじゃないか! いったいどこが『弱い』んだい?」
DIO「いや… それが深刻な弱点があってだな……」
プッチ「その能力を台無しにするほどの弱点なんて」
DIO「……数秒… あ、いや、コンマ数秒しか止められないんだ」
プッチ「なんだよそれは! そんなスタンド、何に使うっていうんだい?」
DIO「…わた、わたしだって努力してるんだ! これでも最初より長くなったんだぞ!」
プッチ「あっ…… すまない」
DIO「いいよもう……」
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