一方通行「一と一方の神隠しィ?」(31)
一方通行「あんま走りまわンじゃねェよ……ッたく」
打ち止め「あー! こんなところに車ー!」
一方通行「また随分ほこり被ッてンな」
打ち止め「あー!! トンネルだー! ってミサカはミサカは掻き立てられる冒険心を剥き出しにしてトンネルに飛び込んでみたり!」ダダダダダ
ヒュウウウウ
一方通行「このトンネル……風を吸い込ンやがる」
「わー! このトンネル長ーい!」ダダダダダ
一方通行「ッて待ちやがれ打ち止めェ!!」
打ち止め「見てみてー! 大草原! 作ってきたサンドイッチでも持ってくれば良かったねー!」
打ち止め「ってミサカはミサカはいかにもなセリフを口にしてみる!」
一方通行「サンドイッチなンて作ってきてねェだろ」
打ち止め「わー! ひろーい! きれーい!」キャッキャッ
一方通行「……人は大草原ッてのに立たされると絶叫しながら走り回りたくなるンだよなァ」
一方通行「最高に高まるじゃねェかクソァァァァァァァァァァァ!!!!」ダダダダダ
打ち止め「あー待ってよ早いよぉ!!」ダダダダダ
基本打ち止めとは呼ばないし、第一にラストオーダーだから打ち止めァだな。
一方通行「ンだァここは? テーマパークかァ?」キョロキョロ
打ち止め「でも人気もないし食べ物屋ばっかりだよ?」キョロキョロ
一方通行「無人テーマパークッてか。薄気味わりィ」
打ち止め「ん?」クンクン
打ち止め「何か良い匂いするね?」
一方通行「バカが。こんな無人テーマパークに……」クンクン
一方通行「ほんとだァ」
打ち止め「行ってみよう!」ダッ
一方通行「いちいち走り出すンじゃねェよクソガキ!!」ダッ
>>3
そうだったのかサンクス
でもあまり気にしないでくれると嬉しいかも
打ち止め「あー見てみて! 美味しそうな食べ物がたくさんある! ってミサカはミサカは並べられた豪華料理に目移りしつつアクセラレータに視線を送ってみたり!」
一方通行「食いたきゃ素直に言えッつーの」
打ち止め「食べたい!」
一方通行「ダメだ」
打ち止め「えー、ってミサカはミサカはアクセラレータの気前の無さに落胆してみる」
一方通行「帰りに好きなもン何でも買ってやらァ(こんなきたねェ豚の飯をうちの打ち止めに食わせてたまるかッての)」
打ち止め「あ! 見てみてあそこに温泉あるみたい!」ダッ
一方通行「あァ? 結構立派な建物じゃねェかよ」
「わー!! 温泉だー!!」ダダダダダ
一方通行「……気の早ェガキだ」
一方通行「待ちやがれオラァァァァァァァ!!」ダダダダダダ
打ち止め「今日はここの温泉に寄って行きます!」
一方通行「どう見ても経営してねェだろこれ」
打ち止め「入って見ようよとにかく! ってミサカはミサカはアクセラレータの手を引っ張ってみたり!」
??「こんなところで何をしてる!ここは人間の来て良い場所ではないぞ!」
一方通行「あァ?」
打ち止め「ん?」
??「夜が来る前に早く引き返すんだ! もう時期に……」
パチッ
??「! 明かりがついた!早く元来た道へ戻るんだ! まだ間に合う! 急げ!!」
打ち止め「は、はい!」ダッ
一方通行「(なンだァ? あいつ。人間の来て良い場所とかなんとか……まァいいか)」
打ち止め「どうして門前払いされちゃったのかな」トボトボ
一方通行「さあなァ」スタスタ
打ち止め「あーあ。雰囲気はすごいいい感じだったのになぁ」トボトボ
一方通行「ッつーかこのテーマパークは無人のはずじゃ無かッたンですかァ」
打ち止め「あ、そういえばそうだね」
ザワザワ…
一方通行「おォおォ。賑わってきたじゃねェか。ようやくお出迎えって感じですかァ?」
打ち止め「ね、ねぇなんか不自然だよ? はやく帰ろ? ここなんか不気味……」ギュッ
一方通行「はァ? ンだよ面白くなッてきたッてのに。まァ打ち止めの頼みならしゃあねェか」
打ち止め「……」
一方通行「……」
一方通行「おかしいなァ。確かにこの先にトンネルがあッて森がある筈なのにィ……」
一方通行「一面海になってンじゃねェか!!」
一方通行「おいこれじゃ帰れねェぞどうすンですかァ!?」
打ち止め「ね、ねぇアクセラレータぁ……!!」プルプル
打ち止め「手、手が……透けて……!」スウーッ
一方通行「あァ? なにこれ?」スウーッ
一方通行「(まさか!! 俺はこのまま一生打ち止めを触れねェってのか!?)」
一方通行「(まじかよ……? このまま俺は……)」
一方通行「いや、試さねェとわからねェか」
一方通行「ちょっと触るぜ」スッ
打ち止め「え? あっ……」
一方通行「あれェ……? 俺の手が貫通して打ち止めの中にィ……?」サワッ
一方通行「これはこれでアリだなァ」サワサワ
打ち止め「(触られた感覚はないけどすごい不快……)」
一方通行「って俺たち消えかかってンじゃねーかよ下らねェことしてる場合じゃねェ!! 行くぞクソガキ!!」ダッ
打ち止め「え、ま、まって!」テクテク
一方通行「見つけたぞオカッパァ!! こいつはどういうことか説明しやがれェ!!」スーッ
??「間に合わなかったか……。だがすぐに見つかって良かった」
??「人間はこの世界の食べ物を食べ続けないでいると消滅してしまうんだ。これを食べれば大丈夫」スッ
一方通行「消滅ゥ? なンでそう大事なことを先に言わねェんだ。よこせ」スカッ
??「こちらからしか触れないよ。二人とも、口を開けて」
打ち止め「う、うん……あーん」
??「良い子だ。噛んで呑み込んで」ソッ
一方通行「あーん(こいつ何いきしゃあしゃあと俺の打ち止めに……)」
??「」ポイッ
一方通行「ふがっ」
??「話をしなくてはならない。私についてきて」
??「さあ、こっち。物陰に隠れて」ササッ
打ち止め「……」ササッ
一方通行「……」カサカサ
??「効果が出た頃だろう。触ってごらん」スッ
打ち止め「うん……」タッチ
打ち止め「さ、触れる……! すごい! ありがとう! ってミサカはミサカは精一杯の感謝を体現してみたり!」
??「気にしないで。私は君の味方だからね」
一方通行「(また触りやがッた。こいつさてはロリコンだろ)」
ハク「私の名はハク。今から言うことは大事なことだ。よーく聞くんだよ」
一方通行「あァ?」
ハク「働かない人間は湯婆婆によって動物にされ、食べられてしまう。それがここのルールだ」
一方通行「ンだと? 俺たちに働けッつーのかァ? 湯婆婆ァ?」
ハク「ここで生きていくにはそうする他ないんだ」
一方通行「ざけンな。俺たちはそんなことしにここに来たンじゃねェ」
ハク「ただ幸い、君たちは呪いをかけられていない。だから湯婆婆の目の届く範囲では従順な配下を演じ、目を盗んでここを抜け出せばいい」
ハク「あと、これだけは覚えておくんだ」
──
ハク「それじゃ、いいね。うまくやるんだよ」
一方通行「フン。余裕だッつの。任しときなァ」
ハク「では私は行く。頼んだよ、アクセラレータ」サッ
一方通行「俺を誰だと思ッてンだよ」ケッ
一方通行「ほら、行くぜェ打ち止め」スタスタ
打ち止め「うん! ってミサカはミサカは元気一杯返事してみる!」テクテク
一方通行(まずはこの橋を息を止めて渡りきらなきゃなんねェ。俺は余裕にしたって……)
打ち止め「……」ドキドキ
一方通行(こいつがなァ)
打ち止め「き、緊張するねって、ミサカはミサカは心境を吐露してみる……」
一方通行「ッしゃァ行くぜ」
打ち止め「……」スーッ!
一方通行「……」スーッ
打ち止め「……」グッ
一方通行「……」グッ
一方通行「(堪えろよクソガキ……)」
一方通行は「っ」はカタカナにならないし打ち止めを打ち止めと呼ぶこともない
特徴的な口調なんだから間違ってると目立つし読む気もなくなるんだよなぁ
打ち止め「……」プクーッ
一方通行「(顔が赤ェな。限界ちけーか? だがあと少し……粘れよ)」
カエル「おいそこの二人」
一方通行「」ビクッ
打ち止め「」ビクッ
カエル「見慣れない顔だな?」
一方通行「(なンだよなンだよなンですかァ!? この喋るカエルはァ!? どけよ邪魔くせェ)」
カエル「聞いてるのか?」
打ち止め「~!!」ググググ
打ち止め「ぶはっ!!」
打ち止め「あっ」
カエル「人間か!? 人間だ!! 人間の匂いだ!!」
一方通行「チッ!! 掴まれクソガキィ!!」ズザァァァァァァァァァ
打ち止め「う、うわああああ!!」ヒキズラレー
>>17
すまん結構雑だった
これから気をつけます
一方通行「ここまでくりゃあ平気か。ったくやってくれンじゃねェかクソガキ」
打ち止め「ご、ごめん……はぁ……はぁ……」ドサッ
一方通行「……まァ悪いのはあの饒舌ガエルだ。お前にしちゃ上出来か」
打ち止め「気付かれちゃったね……ってミサカはミサカは自分の不甲斐なさに溜め息ついてみたり……」
一方通行「あンまり面倒なことになったらこの湯屋ごとぶっ潰してやる。ほら、行くぞ」スタスタ
打ち止め「あ、待ってぇ……」テクテク
一方通行「ここを降りたところに釜爺とかいう爺がいるらしいな」
打ち止め「うわぁ高っ……足場透けてて柵もついてないって……」
一方通行「」スタスタ
打ち止め「って!! なんであなたはそんなにスタスタ行っちゃうのかな!! ってミサカはミサカは羨ましく思いつつ妬んでみたりっ!!」
一方通行「」スタスタ
打ち止め「む、無視しないでよぉ……」
打ち止め「うぅ……怖いぃ……」
一方通行「この先かァ。よし行くぜ打ち止……」
打ち止め「うぅ……」ソーッ
一方通行「っておっせェよ!! なンでまだ三段しか降りてねェンですかァ!?」
打ち止め「お、大きい声出さないでよぉ……」ソーッ
バキッ
打ち止め「あっ」
一方通行「ア?」
打ち止め「あ、あああああ!!! と、止まんないぃぃぃぃぃぃ!!!」ダダダダダ
一方通行「お、おォ最初からその勢いで降りてこいや」
打ち止め「きゃあああああああああああああ!!!!」ダダダダダ
一方通行「がっちりキャッチ」ボフッ
打ち止め「んぐぅっ!!」
一方通行「おら、行くぞ」スタスタ
打ち止め「うぅ……」トボトボ
打ち止めァ、にすればいいのかな?
一方さんの扱い方わかってませんでしたさーせん…
一方通行「ガチャ」オジャマシヤース
一方通行「おォ。あの蜘蛛みてェな爺が釜爺か?」
打ち止め「そうみたいだね。あ、真っ黒くろすけだ!」
キューッ キーッ キーィッ
打ち止め「あぁぁぁ! 可愛い……!」パァーッ
一方通行「こンなのが可愛い……? 遠目から見たらゴキブリの群れだろーが気持ち悪い」
打ち止め「あぁ……! 可愛いなぁ……!」ニコニコ
一方通行「おィ、爺!! 俺たちを働かせろォ!! 返答次第じゃ血流操作で血の雨降らすぞァ!!」
打ち止め「ダメだよそんな言い方! バカなの!?」
打ち止め「あ、あのっ! 釜爺さん! 私たちを働かせ……」
釜爺「シッシッ。そこどきな」グイーン
打ち止め「す、すいません……!」ヒョイ
一方通行「まァいいや。この爺にその気がねェならここで寝泊まりして明日帰ろうぜェ。おやすみィ」
打ち止め「え? なにいってるのこの人」
一方通行「グガァァァァァァァッwwwwwフゴォォォォォォッwwwww(いびき)」
打ち止め「……」
釜爺「仕事の邪魔ァせんでくれるか」カンカンカン
一方通行「だったら働かせろァ」
釜爺「ここはもう手が足りとる。湯婆婆のところへ行くことじゃな」チャプチャプ
一方通行「ンだよまた移動しなくちゃ行けねェのか」
釜爺「ま、もう少しここにいるといい。使いのモンがくるじゃろうて」ゴクゴク プハァー
一方通行「わかってンじゃねーか爺。こっちもそうしてェとこだったンだよ。あどっこいしょーっと」ゴロゴロ
打ち止め「え、大丈夫なのかな? 見つかったら捕らえられて煮たり焼かれたりされるんじゃ?……ってミサカはミサカは不安を口にしてみる」
一方通行「それ俺がやる側だっつーのォ」ダラダラ
一方通行「……」ゴローン
ドスン! …キーッ!キーィッ!
打ち止め「あっ! 真っ黒くろすけが石落として潰されちゃってるよ! アクセラレータ!」グイグイ
一方通行「知るか。勝手に潰されとけ」
打ち止め「今助けてあげるんだから! ってミサカはミサカは張り切って見る!」フンス
打ち止め「んぐぐ……」
打ち止め「おもっ!!!」ドスン
一方通行「ッたく。どけ」
ピューッ
一方通行「ベクトル変換でちょちょいのちょーいと。はいシューリョー」ゴローン
釜爺「ほお。お前さん魔法使いか……! こいつは驚いた」
キッ! キィーーッ! キーキキ! キーッ! キエエエエエエエ!!!!
ゴトン ドスドスゴトトガララドスン
打ち止め「あっ、見てアクセラレータ! 真っ黒くろすけたちがわざと石落としてる! やり方が汚い!」
釜爺「まーたチビどもは……さっさと働かんか!!」カツンカツン!!
一方通行「いいや、いいぜェ爺さん。間借りしてる礼だ」
ピューピューピュー
一方通行「ほォらこの通りィ」ベクトルヘンカンー
キィキィー!! キィーー!!(大歓声)
釜爺「おお……お前さんうちで働かんか?」
一方通行「図に乗ンな爺。それよりいつ来るンだ? 使いの者ってのは」
ガチャ
釜爺「今来たようじゃの。グッドラックじゃ」
??「あ、あなたたちは……人間よね?」
打ち止め「ひぃっ!」
釜爺「身構えんでいい。其奴もお前さんらと同じ人間じゃ」カチンカチン
打ち止め「へ、へ……?」
一方通行「なンだァ? この妖怪大銭湯は人間も結構雇われたりすンのかァ?」
釜爺「んな筈が無かろうが。何百年と歴史を誇る油屋じゃが、足を踏み入れた人間などお前さんら三人くらいじゃ」スリスリスリ
一方通行「ふーん」
千「私……嬉しい! こんなところで人に会えるなんて! 私、千よ! よろしく!」スッ
打ち止め「え、う、うん! ってミサカはミサカは差し出された手を握ってみる!」
すいません眠くなってきたのでこの辺で
このSSまとめへのコメント
もうねぇのかよ....
面白かったのに……