誠子「崖の上の淡?」淡「そうそう」 (61)

海の中

菫「淡、早く起きろ」

淡「むーまだ暗いじゃーん」

菫「深海なんだから当たり前だろ」

淡「やる事無いのにー」

菫「将来海の支配者になる為に勉強でもしたらどうだ?」

淡「やだー」

尭深「頑張って」ズズズー

照「淡、頑張って」モグモグ

淡「むー二人まで」プクー

淡「いいもんこっちにだって考えがあるんだから」

菫「なんだ?また家でか?どうせすぐ帰って来るだろ」

淡「うるさい、もうこんな家帰って来るかー」バシャバシャ

尭深「頑張って」ズズズー

照「淡、頑張って」モグモグ

淡「もう絶対あんな家帰ってやるもんか」グググー

淡「...ご飯食べてからにすればよかった」ゴゴゴ

淡「こんなにお腹が鳴っちゃってるよ」ゴゴゴ

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

淡「あーなーんだ、ただの渦潮か」

淡「よかったー」ズゴゴゴゴゴ

淡「よーし近付いてみよう」パシャパシャ

うわーーーー

街から離れた家の近く

誠子「はあー、寒い」

誠子「こんなに海の近くにいたら当たり前なんだけど」

誠子「お母さんもこんな不便なところ借りなきゃいいのに」

誠子「まあ、一人暮らしさせてもらってるだけで大変だからなー」

誠子「ん?なんだあれ」

たったった

淡「パシャパシャ」

誠子「魚?金色だな」

誠子「まあ、とりあえずバケツに避難させてと」

ポチャッ

誠子「ふーこれでよし」

淡「うー、こんなところに連れてきて、この誘拐犯めー」

誠子「、エサ切れてるなー」ポッキーポキッ

淡「許さないぞーこのー」

誠子「やばっバケツに落としちゃった」バシャッ

淡「なにこれー?」モグモグ

誠子「この魚っ食べてやがるっ」

淡「美味しーい」モグモグ

誠子「しかもこの魚っ一気に食べ干しただと?」

淡「ふー満腹満腹」ゲフッ

誠子「うちのお菓子全部食べ干された―」

淡「そう言えばみんなどうしてるかなー?」

誠子「うわっこんな時間じゃん早くご飯作らないと」

淡「・・・」グスン

誠子「その前に...よっと」ガシッ

淡「うわっ何するの」

淡「まさか太らせて食べる作戦?」

誠子「ふー」スタスタ

淡「私はスレンダーだから美味しくないよー」バシャバシャ

誠子「ちょっ危ないだろ」

淡「うう、もうだめだ」グス...グス

誠子「もう風で飛ばされたりするなよー」バシャー

淡「え?助けてくれたの?」

誠子「さーてご飯、ご飯」

淡「...良い人だったな」

菫「おいっ淡、遅くて心配してんだぞ」

淡「...うん」

照「家出なんだから当たり前だよね」

菫「それにしてもだな」

淡「」ポケー

尭深「どうしたの?」

淡「たかみー、私」

淡「人間になるよ」



尭深「は?」

照「えっ」

菫「はぁぁぁ?」

菫「いきなり帰ってきて何言ってんだお前」

淡「どうしたらなれるかな?」

菫「無理無理無理」

淡「でも、前に書庫で見かけた本には書いてあったんだよ?」

菫「もし出来てもお前を地上に出すわけないだろ」

淡「むー」

淡「いいもんいいもん、こうなったら」ピッポッパ

菫「ふんっ誰に書けるつもりだ?まあそんな事できる奴照以外n...」

淡「荒川クリニックですか?すいません人げn」バシッ

菫「...一週間だけだぞ?」

淡「わーい」

菫「それじゃあ照頼む」

淡「あれだけ威張っといて照頼りー?」

菫「この件は淡い夢だったな」

淡「うわーごめんごめん」

照「早く始めたいんだけど」

淡「オッケーいつでもいいよ」

照「ムンッ」

ボンッ

淡「うわー凄いほんとに人間になってる」

菫「いいかくれぐれも迷惑はかけるなよ」

淡「へっへーん今なら菫より大きいよ」エッヘン

菫「聞いてるのかこいつは」

淡「んじゃ行ってくるねー」

菫「話はまだ終ってないぞ」

尭深「...むにゃ...行ってらっしゃーい」フリフリ

照「頑張ってねー」

誠子宅

誠子「ううーこの時期の朝は寒いなー」

誠子「新聞、新聞ーとっ」ガララ

淡「うっふーん」セクシーポーズ

誠子「・・・」ピシャッ

淡「なんで閉めるの?」ビクッ

誠子(外になんかいる)

誠子(金髪だったから外国人か?)

淡「うー開けてよー」ガンガン

誠子「めっちゃ叩いてるし」

淡「ねえー」ガンガン

誠子「...仕方ないか」

ガララ

淡「うわっ」ズルッ

誠子「おっと大丈夫か?」ダキシメ

淡「う...うん」カァァァ

誠子「それで、えーと、どなた?」

淡「私だよ覚えてないの?」

誠子「外国人の知り合いなんか居たかな?」

淡「まだあって半日も経ってないのに」

誠子「は?」

淡「いっぱい美味しい物くれたじゃん」

誠子「えーっと待って思い出すから」

淡「私が打ち上げられてた時助けてくれたでしょ?」

誠子「え、なんだって?」

誠子「打ち上げられてたって事はあの時の魚?」

淡「やっと思い出したー」

誠子「いや、ありえないでしょ」

淡「本当だよ」

誠子「だったらどうやって人間になったんだよ」

淡「テルーにやってもらったの」

誠子「テルー?」

淡「うん、テルー」

誠子「へー」

淡「その目は疑ってるなー」

淡「これを見てもまだ疑う事が出来るかな?」

淡「うおーーー」

誠子「こ、これは」

淡「むーーー」わさわさわさわさ

誠子「髪の毛がすっごい、わさわさしてる」

淡「ふふん」ドヤッ

誠子「いや、そんなドヤ顔されても」

淡「うう、どうして信じてくれないの?」グスッ

誠子「ご、ごめん信じるから」

淡「ありがとー」ケロリ

誠子「くそっはめられた」

誠子「まあ、信じてあげるとしても」ジロリ

淡「うん?どうしたの?」

誠子「なんでうちに来たんだ?」

淡「ふふん、よくぞ聞いてくれた」

誠子「で、なんでなんだ?」

淡「それはね」

誠子「それは?」

淡「この私が恩返しとして一週間あなたのメイドになってあげようと思ったのだ」

誠子「な、なんだってー」

淡「何?その反応嫌なの?」

誠子「いや、嫌じゃないけど」

淡「ふふん、ならこの美少女メイドにお任せだよっ」ババーン

誠子「おまえ、かじ出来るのか?」

淡「私がそんな簡単な事できないとでも?」

誠子(いや、嫌な予感しかできないよ)

淡「それで、えーと名前は」

誠子「ああ、亦野誠子、誠子でいいよ」

淡「それじゃあ誠子、家事は私にまかせてよ」

誠子「ああ、えーと」

淡「淡、淡って呼んで」

誠子「うん、淡よろしくな」ニコッ

淡「うんよろしく」ニッ

誠子「それで、いきなりなんだけど」

淡「うん、もうすぐ朝ごはんだよね任せてよ」ムッフー

誠子「台所はこっちだから、それじゃあよろしく」

淡「オッケー」スタスタ

誠子「ふー少しだけ楽になるかもなー」

ガッシャーン

誠子「!?」ビクッ

誠子「どうした、淡」

淡「助けて誠子ー」

誠子「怪我したか?」

淡「ううん」フルフル

誠子「それじゃあ何が」

淡「あのへんなのを捻ったら変なのが」ビクビク

誠子「ガスコンロ...これか?」

淡「うん...」

誠子「まさか、淡お前火見た事無いのか?」

淡「火?」

誠子「本当に海の中に居たのか」

淡「うん」

誠子「これはガスコンロって言って火を簡単に使う機械なんだ」

淡「火って何?」

誠子「火は色々な物を美味しくしたり温めたり出来るんだ」

淡「そっか」

誠子「でも危ないし他の物に燃え移っちゃうかもしれないから注意しろよ」

淡「うん、分かった」

誠子「まあ、帰って来てから教えるよ」

淡「うん、ごめんね」

誠子「いいよそのかわり美味しい物を頼むよ」

淡「うん、まかせてよっ」

淡「おまちどー」

誠子「へー、なめろか見た限り美味しそうだな」

淡「ふふんテルーに教わったんだよ」

誠子「おお美味いな流石」

淡「お昼の分も作ったからね」

誠子「お昼に生もの...ってこんな時間だ」

淡「どっか行くの?」

誠子「学校だよ行ってきます」

淡「え、うん」

淡「えっとお掃除とかしなくちゃ」

ポツーン

淡「どうしよう、どうやればいいのかな」

淡「今日は止めようかな」

淡「でも」

誠子『淡、よく頑張ったな』

淡「うん、なんとかしなくちゃ」

誠子「最終的に学食で済ましてしまった」

誠子「淡に悪い事しちゃったかな」

誠子「いや、これからお昼に生ものを出されても困るからな」

誠子「はっきり言おう」

ガラッ

誠子「ただいま」

淡「おかえりー」

淡「学校どうだった?」

誠子「普通だったよ」

淡「ふーんそれでn「その前に」

誠子「淡に言わなくちゃいけない事があるんだ」

淡「何?」

誠子「お昼の事なんだが」

淡「あ、どうだった?」

誠子「お昼には生ものは出さないでほしいんだ」

淡「え」

誠子「お昼生ものが悪くなっちゃうんだ」

淡「えーと」

誠子「悪いと思ったけど今日も残してきちゃったんだ」

淡「ご、ごめんなさい」

誠子「悪いけど捨てといて欲しいんだ」

淡「う、うん」

誠子「箱も洗っといてね今日課題が出ちゃったんだ」

淡「分かった頑張ってね」ニコッ

誠子部屋

誠子「さてと、課題課題」

誠子「部屋が片付いてる、淡がやってくれたんだな」

数分後

誠子(そういえば何で掃除したんだろ?)

誠子「ちょっと聞いてみるか」

ガチャッ

「ひっぐひっぐ」

誠子「ん?」

誠子「リビングからか」

「ひっぐえっぐ」

誠子「泣いてるのか?」

「誠子の馬鹿こんなに頑張ったのに」

誠子「はいるぞー」

ガチャッ

誠子「どうした?淡」

淡「え、ちょっとまって」

誠子「目赤くなってるぞ」スタスタ

淡「近寄らないで」

誠子「え、あ」

淡「いや違くてその」

淡「私今汚いから」

誠子「は?何言ってるんだ?」ガシッ

淡「だめ」

誠子「どうしたんだ髪、こんなに汚れてるじゃないか」

淡「えーとそれはね」

淡「拭くものが無かったから」

誠子「あっごめん」

淡「誠子が謝る事じゃないよ」

誠子「いや私がもっとしっかりしてれば」

淡「ううん私が自分でやろうと思ったことだから」

誠子「いや、私が自分の事ばっかりに気をとられすぎて」

淡「本当に大丈夫だから」

誠子「・・・」ギュッ

淡「え、何?」

誠子「ごめん、そういえば淡は地上に来て間もないんだよな」

淡「...うん」ギュッ

誠子「それなのに一人にさせて」

淡「ヒッグ...凄くさびしかった」ポロポロ

誠子「あと、火の使い方も教えるんだったよな」

淡「エッグ...楽しみにしてたのに」ポロポロ

誠子「・・・」ナデナデ

淡「ふぇぇぇんうぇぇん」ボロボロ

誠子「よしっまずは練習よりお風呂だな」

淡「え?」

誠子「風呂もなかったのか?」

淡「ちがくて、課題は?」

誠子「そんなものどうでもいいよ」

淡「でも」

誠子「いいからいいから」

淡「...うん」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年10月08日 (火) 03:28:22   ID: 1xJIMk1O

借り暮らしのアワイッティの二番煎じ乙

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