さくら「……」むくろ「…」トテトテ (88)


さくら「……」テクテクテク

むくろ「…」トテトテ


さくら「……ふぅ」

むくろ「…むふぅ」


さくら「戦刃よ」

むくろ「…なにかな?」

さくら「我は厠にいくのだが」

むくろ「ふんふん」コクコク

さくら「なぜついてくる」

むくろ「…だめ?」

さくら「……まぁ、かまわぬ」テクテクテク

むくろ「…」トテトテ



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食堂

朝比奈「むくろちゃんになつかれた?」

さくら「うむ、そうなのだ」

朝比奈「あー、確かにむくろちゃん一人でいること多いもんねぇ、でもそれって良いことじゃないの?」

さくら「我もさして気にしていないのだが、苗木がひきつった顔をして『そ、それはどうなの…?』と言っていてな」

朝比奈「苗木が?うーん、なんでだろう…」


さくら「む…床にごみが落ちているな」ヒョイッ

朝比奈「食堂はきれいに使わないと…!!!?」

さくら「我はそろそろ鍛練にいってくる、また会おう朝比奈よ」

朝比奈「う、うん!またねさくらちゃん!」

朝比奈(さくらちゃんがゴミを拾うときにしゃがんだ時に背中にむくろちゃんがしがみついてたのが見えた…)

朝比奈「それはどうなの…」

さくら「ふん!!!はぁ!!!せぇい!!!」ビュオッ!!

さくら「正拳突きの鍛練はやはりよい汗をかける」トントンッ

さくら「…ん?誰かいるのか?」

むくろ「……」

さくら「戦刃か…お前だけは気配がよめぬ」

むくろ「…これ、どうぞ」スッ

さくら「アクエリアスか…感謝する」

さくら「…」グビグヒ

むくろ「…」ジー

さくら「…なぜ見つめる?」

むくろ「…すごい筋肉だなって」

さくら「…軍隊にいたのならば筋肉自慢はいただろう」

むくろ「女の子でそんなにすごい人は…見たことないから」

さくら「ふぅむ…」

むくろ「私も…腹筋われてるくらいだし」ムキムキーン

さくら「…戦刃よ」

むくろ「なに…かな?」


さくら「その腹筋は鍛えてついたのではなかろう、形がいびつだ」

むくろ「…」ショボーン

さくら「足を抑えてやう…いまから正しい腹筋を教える」

むくろ「…」パァァァ!

さくら「なぜそんな笑顔を…」

むくろ「…な、なんでもないよ?」

さくら「そうか…」

江ノ島「……」

むくろ「~♪」フンスッフンスッ

江ノ島「ねぇお姉ちゃん」

むくろ「~♪…?」フンスッフンスッ

江ノ島「これいつまで私に足おさえさせとくつもり?」

むくろ「あと…30分かな?」フンスッフンスッ

江ノ島「かれこれもう三時間…絶望的ぃ…」

むくろ「あ、もうすぐサザエさん始まるよ?」

むくろ「盾子ちゃんはサザエさん見ると月曜くるって感じするから好きなんだよね?」

江ノ島「絶望的っちゃ絶望的だしね」

月曜

苗木「あ、おはよう大神さん」

さくら「うむ」

苗木「あー…今日は背中にいないんだね」

さくら「…背中?」

苗木「なんでもないよ!忘れて!」

苗木「僕は授業の用意してくるよ!」タタタタッ

大神「……」

大神(苗木の背中にしがみついてるのは今日は霧切か)

江ノ島「やっほー、おはよオーガ」

さくら「江ノ島と戦刃か、今日は二人で登校なのだな」

戦刃「盾子ちゃんが珍しく寝坊しなかったからね」

さくら「そうか…じきに授業も始まる、席につくぞ」

戦刃「あ…待って」

さくら「なんだ?」

戦刃「よいしょ…」グイッ!

江ノ島「お姉ちゃん!!?」

戦刃「…どうかな?腹筋きれいになった?」

さくら「戦刃よ…主も女なのだ、男もいる場で肌をあまりだすな」

江ノ島「それどころかブラまでたくしあげてるっての!!!ほんとに残姉だわ!!!」

戦刃「うう…ごめんなさい…」


桑田「いいもん見たわ…」

桑田「え、ちょオーガ待てよ国語辞典は人を殴るものじゃ…!!」

桑田「アポぉぉぉ!!!!」

昼休み

朝比奈「さくらちゃーん!お昼食べよ!」

大神「あぁ、かまわぬぞ」

大神「…ん?」

戦刃「…」ジー


朝比奈「むくろちゃんも一緒に食べよっか!」

むくろ「…!!いいの…?」

大神「大人数で食べた方が良かろう」

むくろ「じゃあ…いく」ペカー!


江ノ島「お姉ちゃーん、そういえば私のお弁当お姉ちゃんのカバンに入れてたと思うんだけど…っていないんだけどっ!」?

石丸「戦刃さんなら大神さんと一緒にご飯を食べに行ったが?」

江ノ島「私のお弁当…絶望的ぃぃ!!」

食堂

朝比奈「席空いてるかなー?」

むくろ「…あ、あそこ空いてるよ」

さくら「では座るとするか…ん?」



不二咲「はい、もんたん!あ~ん!」ヒョイッ

大和田「おう…うめぇ!ちーたんの飯は最高だぜ!」ムグムグ

不二咲「もう!もんたんってば~♪」イチャイチャ



朝比奈、さくら、むくろ『………』

朝比奈「屋上…空いてるらしいよ」

さくら「ではそちらにゆくか…」

むくろ「…うん、そうだね」

放課後

朝比奈「んー!やっと授業終わったー!」

朝比奈「今日は座ってばっかりだから骨がバキバキだよー」バキバキ

さくら「うむ」メキメキバキボキメキィ!!!!

むくろ「そうだね」ゴキゴキベキバキィ!!!

霧切「アナタ達二人の骨のなる音は人体から発せられる音とは思えないわね」ペキペキ

朝比奈「あ、今日もプールいく?」

さくら「そうだな…行くとしよう」

むくろ「わ…わたしもいいかな?」

朝比奈「ん?もっちろんだよ!一緒に泳ご!」

舞園「苗木くん、私達も行きませんか?」

苗木「うーん…たまにはいいかもね!」

朝日奈やで

霧切「待って!!今日は私と寄り道しながら帰りましょう苗木くん!」

舞園「霧切さんは背中ゆずってあげたじゃないですか!」

セレス「ではワタクシとギャンブルデートでもいかがですか?」

霧切「その言葉斬らせてもらうわ!!どうせまた競艇でしょう?」

舞園「信じられない…苗木くんをそんな汚ない場所に連れていくなんて!!」

セレス「今日は競輪だよこのメス豚どもがぁ!!!」



山田「苗木殿、二人でアニメイト行きませんか?」

苗木「その意見に賛成だよ!」

>>20
恩に着るぜ兄弟


プール

桑田「ふっふーん♪今日は水着ウォッチとしゃれこむか!」

桑田「水着はどこだー…ってあれ?このプール波なんてあったか…?」



さくら「ぬううううん!!!」ザバザバサバァ!!!

むくろ「…!!!」ザバザバァ!!!

朝日奈「いぇぇぇい!!!」ズバッシャァ!!!!!



桑田「今日は帰ろう…」

江ノ島とむくろの部屋

むくろ「ただいま盾子ちゃん」ガチャ

江ノ島「…」

むくろ「あのね、今日はね!大神さんと朝日奈さんとプールで競争したんだ!」

江ノ島「…」

むくろ「二人ともすごく早くて…でも途中でなぜか水がなくなってたんだよね…」

江ノ島「…ねぇ」

むくろ「ん?」

江ノ島「今日二人で服見に行く約束してたよね…?」

むくろ「…あ」

江ノ島「確かに私、絶望好きだよ!?でもなんでかな!涙とお腹の音が止まらなかったんだけど!!?」

むくろ「ご、ごめんなさい…」

江ノ島「お姉ちゃんのバカ!!残姉!!」



火曜日

十神「おいオーガ、廊下に立つな邪魔だ」

さくら「十神か…すまんな」

さくら(十神の背中に腐川がついてないとは…ジェノサイダーになっているのか)

苗木「あ、おはよう大神さん!」

さくら「うむ」

さくら(今日は背中には…セレスか)

苗木「なんだか最近背中が重いんだよね」

さくら「おそらくそのうち軽くなる」

苗木「ならいいんだけどねぇ…」

サッ…

さくら「…ん?いまなにか…?」

苗木「あ、僕授業の用意してくるね!」タタタタッ

さくら「あぁ、またあとでな…!?」

さくら(十神にかわっているだと…!?)

昼休み

朝日奈「さくらちゃーん!とむくろちゃーん!」

朝日奈「食堂いこー!」

むくろ「き、今日もいいの?」

朝日奈「え、いやだった?」

むくろ「ううん!いく!」

さくら「では行くとしよう」

むくろ「あ、少し待ってね」



江ノ島「…」ブスー

むくろ「盾子ちゃん、昨日はごめんね」

むくろ「これお弁当」

江ノ島「…まぁ、いいよ今日は覚えてたみたいだし」

むくろ「それじゃいってくるね!」トテトテ

江ノ島「さて…私もご飯たーべよ」カパッ

『レーション』

江ノ島「絶望的ぃ!!」









苗木「江ノ島さん、よかったら一緒に食堂いかない?」

江ノ島「は?」

苗木「実はお弁当わすれちゃってさ…江ノ島さんもそれじゃ足りないでしょ?」

江ノ島「苗木ぃ…私希望に浮気しそうだよ…」ウルウル


舞園「お弁当忘れたなら私のお弁当を!!!!」

霧切「いいえ!!私と一緒にウィダーで十秒チャージしましょう!!!ロイヤルゼリー味なら譲るわ!!」

セレス「ワタクシは今はスカンピンなので雑草を!!!」

食堂

朝日奈「今日もいっぱいだねー」

むくろ「あれ…?でもあそこ…」

さくら「うむ…妙に空いておるな」

朝日奈「じゃああそこに…」



不二咲「みてみてもんたん!!お弁当にもんたんのお顔描いてみたんだ!」

大和田「おお!すげぇぜちーたん!」

不二咲「えへへ///でもやっぱり実物のもんたんには叶わないや!」

大和田「こいつ~!」コンッ

不二咲「えへへ!」イチャイチャ



朝日奈「…やっぱりね」

むくろ「屋上いこっか…」

さくら「そうだな…」

放課後

朝日奈「ねえねえさくらちゃんとむくろちゃん!」

朝日奈「今日ドーナツ屋が半額なんだ!行かない?」

さくら「そうだな…時には休息もよかろう」

むくろ「私も、ドーナツ好きだし」

朝日奈「じゃあさっそくいこっか!ダッシュダッシュ!」

さくら「ぬぉお!!」ブォォォン!!

むくろ「はぁぁ!!」シュタタタッ!!

朝日奈「二人とも足はや!!!」



江ノ島「お姉ちゃーん、一緒にドーナツ食べにいこー!」

葉隠「戦刃なら朝日奈たちとドーナツ屋行ったべ」

江ノ島「うそん!?じゃあ一人でも行きにくいし!!」


舞園「苗木くん!!一緒にドーナツ屋に!」

霧切「いいえ!今日こそは二人でTSUTAYAでDVDかりてポップコーン食べながらおうちデートよ苗木くん!」

セレス「一緒にスーパーの試食をまわりましょう!!」


桑田「苗木ー、TSUTAYAでエロビデオ借りようぜ」

苗木「その意見に賛成だよ!!」

江ノ島、むくろの部屋

むくろ「盾子ちゃん、ただいま!」

むくろ「これお土産だよー 」

江ノ島「…まぁいいか」

むくろ「ん?」

江ノ島「なんでもないよお姉ちゃん」(今回は約束してなかったしドーナツも買ってきてくれたんだしね)

江ノ島「とりあえずさっそくドーナツを…」カパッ

『レーション』

江ノ島「な ん で だ よ !!!」

むくろ「あ、液状の方がよかった?」

江ノ島「ど う で も い い よ!!!」

江ノ島「やっぱりお姉ちゃんのバカ!!残姉!!」

水曜日

苗木「大神さん、おはよう」

さくら「毎日はやいな苗木よ」

苗木「そうかな?普通だと思うけど…」

さくら「普通というのは…」


江ノ島「よっしゃ!!!!今日はセーフ!!二日連続遅刻はやばいっしょ!」

さくら「あんなものだと思うが」

苗木「あぁ、まぁある意味ね…」

苗木「それじゃ恒例の授業の用意してくるよ」タタタタッ


さくら(今日は舞園か…交代制なのだな)

さくら(…では明日はだれなのだ…?)

むくろ「あ、大神さん…おはよう」

さくら「む、おはよう」


昼休み

朝日奈「お昼だよー!食堂いこ二人とも!」

さくら「うむ」

むくろ「今日はなにたべようかな…」



江ノ島「…」

江ノ島(最近お姉ちゃんあの二人となかいいな…)

江ノ島「ま、きょうはコンビニでパンかってきたしゆっくり食べよーっと」


舞園「それで苗木くんが苗木くんで苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん」

霧切「なるほど苗木くんはどう思うかしら?」

苗木「ごめんなにいってるのか理解できないよ」


江ノ島(今日は平和に三人で食べてるんだ…あれ?三人?)

セレス「…」ゲッソリ

江ノ島「……」

セレス「……」グゥゥゥ

江ノ島「…パン、いる?」

セレス「恩にきりますわ…」グゥゥゥ

食堂

朝日奈「今日もやっぱりいっぱいかー」

むくろ「でも…たぶん」

さくら「うむ…やはりあそこは空いてるな」


不二咲「あーんもうもんたん好き好き好きぃ」イチャイチャ

大和田「俺もお前に激LOVEぞっこんだぜちーたん」イチャイチャ

不二咲「はなれたくなぁい!」イチャイチャ

大和田「ばっか!離さねーよ!」イチャイチャ



朝日奈「…うん」

むくろ「ついに…ペアルックだね」

さくら「不二咲の特攻服は似合わんな…」

放課後

江ノ島「」ゲッソリ

むくろ「なんか…やつれてる?」

江ノ島「いろいろあって…今日こそは服買いにいこーよ」

むくろ「そうだね、こうして二人で服屋さんまで来たんだし」

江ノ島「お姉ちゃんもたまにはおしゃれしなよー?」

むくろ「うーん…恥ずかしいよ///」

江ノ島「そんな残念なこといってないで…あ」

むくろ「盾子ちゃんどうしたの?…あ」


セレス(全裸に新聞紙)「」ガタガタガタガタガタガタブルブルブルブルブル…


江ノ島、むくろ「……」

江ノ島「お姉ちゃん…今いくらもってる?」

むくろ「三万円かな…」

江ノ島、むくろの部屋

江ノ島「……」

むくろ「……」

江ノ島「また、服買えなかったね…」

むくろ「うん…しょうがないよあれは…戦災孤児と同じ目をしてたもん…」

江ノ島「…セレス、喜んでたね」

むくろ「あんな乾いた笑顔、戦場でしか見たことなかったよ…」

江ノ島「アイツ…今スランプなんだろうね…」

むくろ「ウィッグもとれてたしね…」


江ノ島、むくろ『アハハハハ…』

木曜日

苗木「大神さん、おはよ!」

さくら「うむ」

朝日奈「おはよ苗木!」

苗木「あ、朝日奈さんも一緒なんだね!」

朝日奈「来る途中にあったんだー!」

苗木「二人は本当に仲良しだね!」

さくら「ふ…よせ」

朝日奈「あ、照れないでよさくらちゃーん!」

朝日奈「それに!最近は二人じゃなくて三人だよ!むくろちゃんもいれてね!」

苗木「確かに最近なかいいよね!じゃあ授業の用意してくるよ!」タタタタッ

さくら「……」

朝日奈「……」

朝日奈「…見た?」

さくら「うむ…」

朝日奈「なにやってんだろうね…アイツ…」

さくら(今日は十神だったか…しかも全裸とは)

昼休み

朝日奈「さくらちゃん!むくろちゃん!はやく食堂いこ!」

さくら「どうした朝日奈、今日は急いでいるのか?」

むくろ「お腹ぺこぺこ…?」

朝日奈「いや、最近あの二人見ないと落ち着かなくてさ!」

さくら「ふ…なるほどな」

むくろ「ちょっとわかる…かも」



江ノ島「さて!!!今日こそはパンを食べるぞ渡しは!」


舞園「ちょっと十神君!!いい加減離れてください!!」

十神「だまれ愚民め、俺に触れていいのは苗木だけだ」

霧切「くっついてていいのはお昼までよ!!離れなさいかませ眼鏡!!」

苗木「なに!!?僕の背中で何が起こってるの!?」


江ノ島「なにやってんだろアイツ等…」

セレス「江ノ島さん」

江ノ島「んー?あ、セレスじゃん、スランプなおった?」

セレス「おかげさまで…あと時のお礼ですわ、受け取ってください」

『本格餃子焼き用鉄板セット』

江ノ島「えぇぇぇ…」

食堂

朝日奈「さーて、あの二人はどこかなーっと…ん?」

むくろ「…どうしたの?」

さくら「戦刃、あれを見てみよ」

むくろ「え?」キョロキョロ



不二咲「………」スマホスッスッ

大和田「……」髪の毛いじいじ

不二咲「…醤油とって」

大和田「てめぇでとれ」



朝日奈「えぇ…」

むくろ「喧嘩したのかな…?」

さくら「昨日までと別人のようだ…」



放課後

朝日奈「ねぇむくろちゃん!おねがいあるんだ!」

むくろ「お願い…?」

朝日奈「実は…ノート貸してほしいんだけど、いいかな?」

むくろ「ノート?べつにいいよ…?」

朝日奈「ほんとに!ありがとう!明日小テストだから助かるよ!」

さくら「あまり甘やかすなよ戦刃よ」

むくろ「まぁこのくらいなら大丈夫だよ…はっ!?」

むくろ(私…居眠りしてたからノートちゃんととってない…!)

むくろ「……」チラッ

『江ノ島のノート』

むくろ「はい、これ」

朝日奈「ありがとー!!」

さくら「すまんな戦刃よ…」





江ノ島「明日小テストだしノートくらい見とくかなぁ…ってあれ!?ない!?絶望的ぃ!!いやまじで!!」


江ノ島、むくろの部屋

むくろ「ただいま盾子ちゃーん」

むくろ「ん?」

ジュュュッーー

江ノ島「あ、お姉ちゃんおかえりー」

むくろ「どうしたのその鉄板?」

江ノ島「いろいろあってねー、もうすぐ私様特製餃子できるから!」

むくろ「わぁ、たのしみ…!」

江ノ島「ところでお姉ちゃん、私のノート知らない?」

むくろ「し、し、知らないよ!」

金曜日

苗木「あ、大神さん!恒例のおはよ!」

さくら「うむ、恒例のおはようだな」

苗木「なんだか今日は背中が特に重くてさ…」

さくら「災難だなお主も…」

苗木「とりあえず意地でも授業の用意してくるよ!ぬぉぉぉ…!」グググググ…


さくら「…今日は四人全員か」


昼休み

朝日奈「さて、今日はどうなってるかなー?」

むくろ「仲直りしてたらいいんだけど…」

さくら「あれほど愛し合っていたのだきっと仲良くしているだろう」

朝日奈「そうだね!じゃあいこ!」



江ノ島(…昨日餃子食べすぎた)

江ノ島「今日はお昼いらないや…」


苗木「ふぎぎぎぎ!!!背中がつぶれそうなくらいに重い!!!!」

苗木「一体どうなってるんだ…!」


江ノ島「…苗木もいい絶望するなぁ」


苗木「もう限界だ…!立ってられない…!」ベタァ

霧切「きゃっ!」ドテ

セレス「ひゃっ!」ドテ

舞園「わわっ!」ドテ

十神「ぬおっ!」ドテ

葉隠「ひぃ!!」ドテン!


江ノ島「なんか一人多くない!?」

食堂

朝日奈「それにしてもやっぱり人はおおいねー」

むくろ「あの二人は…」

さくら「む、あそこのようだな」

朝日奈「お!どれどれー!」


大和田「ほらよ兄弟!あーんしな!」

石丸「あーん…!うむ!美味しいぞ兄弟!」もぐもぐ

大和田「いいっくいっぷりだぜ兄弟!」イチャイチャ

石丸「あぁ、任しておけ兄弟!」イチャイチャ



朝日奈「う、う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

さくら「いかん!見るな朝日奈!魂を持っていかれるぞ!」

むくろ「…///」カオマッカ

放課後

さくら「朝日奈…無事か?」

朝日奈「わたしはなにもみてないわたしはなにもみてないわたしはなにもみてないわたしはなにもみてないわたしはなにもみてないわたしはなにもみてないわたしはなにもみてないわたしはなにもみてないわたしは…」

むくろ「戦場で親をなくした子供みたいに…」

さくら「我は朝日奈を掛かり付けの病院につれていく」

むくろ「確かに…その方がいいかも…」

さくら「うむ…あぁ、戦刃よ」

むくろ「…?」

さくら「また月曜日に朝日奈と三人で飯を食べよう」

むくろ「…!」

むくろ「う、うん!!」

さくら「では…またあおう!」シュタタタッ!!

むくろ「うん、またね!」



江ノ島「…苗木、生きてる?」

苗木「おかしいんだよ江ノ島さん…背中がどんどん重たくなっていくんだよ…」

苗木「もはや何かの呪いとしか思えないんだ…!」

江ノ島(今は山田も乗ってるからね…)




江ノ島、むくろの部屋

江ノ島「ふぅーい…」

むくろ「おかえり、盾子ちゃん」

江ノ島「あれ?今日は早いじゃん」

むくろ「うん、まぁね」

江ノ島「ついに愛想つかされたー?うぷぷぷ」

むくろ「…」(涙目)

江ノ島「う、うそうそ!!冗談だってば!」

むくろ「盾子ちゃんきらい…」プイッ

江ノ島「いいのー?今日のご飯は…」ガサゴソ

江ノ島「ジャーン!」

『国産牛』

むくろ「!!」

江ノ島「これ食べたかったらはやくお風呂入ってご飯のよーい手伝うことー、OK?」

むくろ「うんうんうん!」コクコクコク!

江ノ島「はい、じゃあいってらっしゃい」





むくろ(…またね、か)

むくろ(盾子ちゃん…私、友達ができたよ)

むくろ(またねって、初めて言っちゃったんだ)

むくろ(またねって、暖かい言葉なんだね…)

むくろ(はやく休みが終わればいいのに…)

むくろ(月曜日になればまた…二人と…)








『助けてー!グングニルの槍!!』




むくろ(あれ…?)

むくろ(私…またあの二人と…ご飯を…)


むくろ「あ、れ…おかしくない…?」

むくろ「なんで…わ、たしが…」




終わり

残姉かわいさについやってしまったんだ許してくれ

ここまでお付き合いいただきありがとうございました

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