一夏「俺、やっと自分の気持ちに気付いたよ」
箒「いちか・・・」
一夏「箒、お前が好きだ。離したくない」
箒「私もだ! ずっと、一生離れたくない」
一夏「この指輪をもらってくれないか?」
箒「これは・・・」キラキラ
一夏「ちょっと古いかもしれないけどな。お揃いだ」
箒「一夏・・・」
一夏「箒・・・」
パチ
一夏「ふぁーあ、もう朝か」
一夏(箒と付き合い始めて一か月・・・)トコトコ
一夏(みんなにも打ち明けたいんだけど箒が嫌がるんだよなー)
一夏(恥ずかしがってる箒もかわいいけど、そろそろ隠れてるのも疲れたし)
一夏「なんで箒はそんなに嫌がるんだろう・・・みんな喜んでくれると思うんだけどな」
シャル「あ、おはよう一夏」
一夏「おはようシャル」
鈴「私にもあいさつしなさいよ」
一夏「いたのか、鈴。モブキャラかと思ったよ」
鈴「いたわよ! ふざけたこと言ってんじゃないわよ!」
一夏「ははは、早く教室行かないと遅れるぞ」
ラウラ「嫁よ」
一夏「うおっ、ラウラ。いつから後ろに」
ラウラ「部屋からずっと」
一夏「こっちはほんとに気付かなかった」
ラウラ「我々も早く教室に向かった方がいい」
一夏「うわっ やばいな急ごう」
教室
セシリア「おはようございます。一夏さん」
一夏「お、おはよう。セシリア」ハァハァ
千冬「席につけ、出欠を取るぞ」
ワイワイガヤガヤ
一夏(箒は休みか・・・なにかあったのかな)
千冬「織斑ー! いないのかー」
一夏「は、はい」
昼休み
一夏「さて、学食に行くか」
一夏「えっと、空いた席空いた席」キョロキョロ
セシリア「一夏さーん。こっちですわー」
一夏「セシリア、席とっててくれたのか」
一夏(シャルにラウラに鈴・・・みんないるな。ん?)
セシリア「こっち、こっちですわ。私が席をとっておきましたわ!」
一夏「ありがとう、セシリア」
シャル「違うよ。みんなでとったんだよ」
ラウラ「うむ。手柄を独り占めするのはよくないぞ」
鈴「そうよ。どっちかというと私がとってたのよ」
黒髪の娘「それじゃ、鈴もやってること一緒だよw」
一夏「・・・」(知らない人がいるな)
一夏「まぁ、とにかく助かったよ。ありがと」ガラ
シャル「うん!」
鈴「それで箒は今日どうしたのよ」
シャル「風邪でも引いてたのかな」
鈴「そんなわけないでしょ、箒よ? そんなデリケート体してないわよ」
黒髪の娘「やめてよ~、そんなことないってw」
セシリア「そうですわ、箒さんなら風邪の方が逃げて行きますわ」
黒髪の娘「セシリアまで! いい加減にしてw」
ラウラ「」モグモグ
一夏(ずいぶん箒の話題が多いな・・・箒いないのに)
一夏(でもあの黒髪の子がうまくフォローしてるみたいだ。箒の友達かな)
鈴「ね! 一夏はどう思う?」
一夏「えっ? ああ、そうだな。確かに箒は風邪なんか引くようなやつじゃないな」
黒髪の娘「やめてよ~ 一夏までw」
一夏「でも、本人がいないところで話すようなことじゃないだろ。気になるなら放課後部屋に行ってみようぜ」
シャル「・・・えっ?」
黒髪の娘「」
鈴「ちょっと一夏」
一夏「それがいい、そうしよう。放課後はみんなで行ってやればあいつも喜ぶだろうし」
セシリア「一夏さん・・・」
一夏「なんなら今からでも」
鈴「一夏!!」バンッ
一夏「な、なんだよ。大きな声出して」
鈴「あんたねぇ、言っていい冗談と悪い冗談があるでしょ」
シャル「一夏、さすがにキツイよ」
セシリア「そ、そうですわ。一夏さん」チラッ
黒髪の娘「・・・」プルプル
ラウラ「・・・」
一夏「どうしたんだよ。俺何かおかしなこと言ったか? 箒のお見舞いに行こうって話をしただけ」
バンッ
鈴「だからその冗談やめなさいって言ってんのよ!!」
シーン
シャル「一夏、あのね。無視されるのってすごくつらいと思うんだ、それが冗談でも。だから」
鈴「謝りなさいよ」
一夏「はぁ?」
一夏「ちょ、ちょっと待てよ。無視ってなんの話だよ」
セシリア「一夏さん、とにかく穏便にすませましょう」
一夏「なんでみんな俺が悪者みたいに・・・」チラ
鈴「それで箒は今日どうしたのよ」
シャル「風邪でも引いてたのかな」
これはどういう?
一夏「あ、あんた」
黒髪の娘「えっ」
一夏「おかしいよな 俺は箒に会いに行こうって言っただけだよな?」ガシッ
黒髪の娘「うっうっ・・・」ダダー
一夏「お、おい! 逃げちまった・・・なんでだ」
鈴「最低ね」
シャル「一夏ひどいよ」
セシリア「一夏さん・・・」
ラウラ「・・・」
一夏「だから、なにがどうしたっていうんだよ! 箒のお見舞いがそんなに悪いことかよ」
鈴「さっきから何言ってんのよ。その箒を今あんたが泣かしたんじゃない」
一夏(一体どういうことだ)
一夏(俺がさっきまで一緒にいた黒髪の娘が箒?)
一夏(いやないない。あいつらからかってるのか)
一夏(でも、その割には・・・)
鈴「連れてきたわよ!」
一夏「・・・」
黒髪の娘「・・・」ブルブル
一夏「・・・」(顔も性格も全然違うじゃないか)
鈴「一夏、謝りなさいよね」
一夏「」(鈴やみんなもいつまでやる気だ? 箒もグルなのかな)
黒髪の娘「・・・あの、一夏」
一夏「・・・」(この子もこの子だ)
黒髪の娘「幼馴染だもんね。ちょっと冗談が過ぎただけだよね?」
一夏「・・・ああ、なんか悪かった」
黒髪の娘「うん。大丈夫だよ、幼馴染だもん」
一夏「・・・チ」
鈴「よし! 一夏もこれに懲りたら変な冗談はやめるのよ」
廊下 ゾロゾロ
鈴「まったく、一夏はどうしようもないわね。言っていいことと悪いこともわかんないの?」
シャル「そうだよ、一夏。反省してる?」
一夏「・・・」
セシリア「で、でも仲直りできてよかったですわ」
ラウラ「大丈夫か? フラフラだぞ」
黒髪の娘「いいの。幼馴染だから、わかってるから」
一夏「あー、もういい加減にしてくれ!」
黒髪の娘「」ビクッ
一夏「みんなちょっと冗談が過ぎるぞ! いつまでこんなことする気だよ」
セシリア「一夏さん、落ち付いてく」
千冬「なにを騒いでいる。早く教室に戻れ」
一夏「千冬姉!」
千冬「織斑先生だ」
一夏「聞いてくれよ。みんなして俺をからかってるんだ」
千冬「なに?」
一夏「みんなこの子が箒だって言って聞かないんだよ」
千冬「ふむ」ジッ
黒髪の娘「」ビクッ
一夏「みんなには悪いけどこの遊びはこれまでにしよう。俺もそろそろ」
千冬「篠ノ乃、お前も早く教室に戻れ。午後からはきちんと出席するんだぞ」
一夏「腹が立って、えっ」
黒髪の娘「は、はい」
一夏「うそだ」
教室 ガヤガヤ
一夏(おかしい)
一夏(あの女教室までついてきやがった。しかもまるで昔からクラスの一員だったかのように溶け込んでる)
一夏(なんで誰も突っ込まないんだ)
一夏(これじゃまるで本当に・・・)
山田「授業始めますよー。席に着いてください」
ゾロゾロ
一夏(!! あいつ、箒の席に)ガタン
黒髪の娘「えっと、教科書教科書・・・えっ」
一夏「・・・なにしてるんだ?」ス
シーン
山田「あの、織斑くん?」
一夏「立てよ」
黒髪の娘「一夏? どうしたの」
一夏「いいからその席からはなれろよ!」バン
黒髪の娘「きゃ」
山田「お、織斑くん! どうしたの!?」
一夏「先生も早くこいつをどこかにやってくれよ! 箒の席だよ、ここは」
山田「えっ、篠ノ之さんの・・・」
一夏「なのにこいつはさっきから」
山田「えっと、織斑くん。どうしたの? 篠ノ乃さんの席なら篠ノ乃さんが座ってて問題ないじゃない」ニコ
一夏「」
展開が予想できん
一夏「・・・すいません。保健室に行ってきます」
山田「そう、わかりました」
一夏「すいません・・・」トボトボ
シャル「一夏・・・」
セシリア「一夏さん・・・」
ラウラ「・・・」
箒の部屋
一夏「箒! 箒!」
ガンガン
シーン
一夏「いないか・・・」
シャル「あ、戻ってきたよ!」
セシリア「一夏さん。大丈夫ですか?」
一夏「ああ、心配かけてごめん」チラッ
黒髪の娘「」ビクッ
一夏「ほ、箒・・・さっきはごめん」
黒髪の娘「だ、大丈夫だよ。幼馴染だもん」
一夏「・・・ちょっと、聞きたいことがあるんだけどいいか?」
シャル「一夏! まだ言ってるの!?」
一夏「俺たちの関係って、その、なんだったっけ?」
黒髪の娘「関係?」
一夏「ああ、俺たちの」
黒髪の娘「決まってるじゃない」
黒髪の娘「幼馴染よ」ニコ
一夏(一週間がたった。もう悪質なドッキリとは思えない)
一夏(あの女が箒じゃないのは間違いない)
一夏(しかしなぜかあいつはこの学園で先生からも生徒からも箒として扱われている)
一夏(あいつが俺の側でへらへらしていようがどうでもいい)
一夏(問題は本物の箒が一週間全く姿を見せないことだ)
一夏(箒の身になにかあったのかもしれない)
一夏「俺が探さないと・・・でも」トコトコ
一夏になにがあった
黒髪の娘「あっ 一夏。おはよう」
一夏「おはよう、箒。あのさ」
黒髪の娘「うん」
一夏「最近、放課後の特訓をしてなかったけど今日辺りから再開したんだ。今日の放課後いいか?」
黒髪の娘「えっ」
シャル「箒とそんなことしたことあったっけ?」
一夏「・・・」
セシリア「私は存じませんわ」
鈴「一夏、急に変なこと言うんじゃないわよ。そんなに特訓したいなら私が相手してあげるわ」
シャル「ずるいよ。僕が」
セシリア「いいえ。私が」
一夏「もういい」トコトコ
一夏「セシリア!」
セシリア「一夏さん どうしました?」
一夏「この前海に行った時、みんなで撮った写真があったよな」
セシリア「写真? ああ、臨海学校のときの」
一夏「ちょっと見せてほしいんだ」
セシリア「かまいませんわ。確か」
一夏「・・・」
セシリア「! 申し訳ありません。そういえばカメラに紅茶をこぼしてしまいましたの」
一夏「それで?」
セシリア「データがすべて消えてしまって・・・」
一夏「そう・・・か」
放課後 体育館
一夏(手掛かりを捜そうとしても必ずうやむやにされる)
一夏(でも)チラ
壁の傷痕
一夏(これは先月俺がつけた傷だ)サス
一夏(間違いなくみんなは嘘をついてる)
一夏「でもなんで・・・」
ラウラ「嫁よ」ヌ
一夏「うわっ」
ワクワク
ラウラ「・・・」
一夏「ラウラ、いたのか」
ラウラ「ずっとな」
一夏「はぁ、もう帰ろう」
ラウラ「特訓をしたいのだろう、私が相手になろう」
一夏「いいよ。早く帰ろう」
ラウラ「やるんだ」ガシ
一夏「ラウラ・・・?」
キンキン
一夏「さすがに強いな」
カンカン
ラウラ「嫁、余計な詮索はするな」
一夏「え」
ラウラ「心配しなくても時間がたてば解決する」
一夏「なに!?」
キィン
一夏「ぐっ」
ラウラ「これまでにしよう」
一夏「はぁはぁ、今のはどうゆう意味だ」
ラウラ「・・・」
一夏「おい!」
ラウラ「今日はこれまでだ」ダッダー
教室
千冬「えー、ここの問題だが」
一夏(まったく、手掛かりがつかめない・・・)
一夏(学園内の箒の知り合いはみんな知らん顔するし、学園の外の知り合いには電話もつながらない)
一夏(一体どうなっているんだ。箒・・・)
千冬「織斑!!」
一夏「は、はいっ」
千冬「聞いてたのか?」
一夏「・・・すいません」
千冬「最近ずっと集中できてないようだが。保健室にでも行ってきたらどうだ?」
一夏「いえ」
千冬「誰か付き添ってやれ」
シャル「じゃあ、私が」
千冬「篠ノ乃。お前が行け」
一夏「え」
黒髪の娘「あ、はーい」ガタン
シャル「いいよ。僕がいくよ」
セシリア「いいえ。私が付き添いますわ」
黒髪の娘「私が頼まれたんだから、私が行くよw いこ一夏」
一夏「」イラ
シャル「あー、ずるいよ。じゃあ三人で」
黒髪の娘「いいってw 幼馴染なんだから。ね、一夏」グイ
一夏「お前いい加減にしろよ!」バシッ
黒髪の娘「いちか?」
一夏「みんなどうしちゃったんだよ! こいつは箒じゃないだろ!」
一夏「なあ、みんな! うっ・・・」
シラー
一夏「なんで、なんで平然としてられるんだよ。 千冬姉!」
千冬「・・・保健室に行け」
一夏「くっ、そもそも」チラ
黒髪の娘「・・・」
一夏「そもそも、お前誰だよ!?」
黒髪の娘「わ、わたしは、篠ノ乃 箒。一夏の幼馴染だよ」
一夏「お前は箒じゃないし箒は俺の恋人だ!」
wktk
一夏「なあ、シャル? 本当のこと言ってくれよ。みんながおかしいんだよな?」
シャル「一夏・・・疲れてるんだよ。保健室に行こう ね?」
一夏「」
一夏「くそっ」ガラ
ダダー
シャル「一夏!」
千冬「放っておけ」
黒髪の娘「うぅ」
セシリア「一夏さん・・・」
一夏「はぁはぁ、どうなってるんだ、みんなのあの顔・・・。俺が俺がおかしいのか」
セシリア「一夏さん!」タッタッタ
一夏「セシリア、おかしなとこ見せちゃったか どうせ俺がおかしいんだろ、はは」
セシリア「・・・写真の件ですが今日の夜お持ちします。それと箒さんのこと全部お話します」
一夏「どういうことだ!? やっぱり何か」
セシリア「ここでは無理です。夜にお部屋にお伺いしますので」
一夏「わかった。まってるよ」
夜
一夏(やっと、やっと手がかりがつかめたぞ)
一夏(やっぱり箒は・・・)
一夏「まだかなセシリア」ソワソワ
翌朝
一夏(なんでこなかったんだよ、セシリア)
鈴「でさ~」
シャル「うんうん」
一夏「みんなだ! お~い」ダダダ
シャル「あ、一夏! おはよう」
鈴「そんなに急いでどうしたのよ」
一夏「はぁはぁ、セシリアは?」
黒髪の娘「セシリアならそこに」
一夏「セシリア! 昨日・・・なんで・・・えっ」
金髪の娘「?」
一夏「あっあぁ・・・」
金髪の娘「どうかしましか? 一夏さん」
一夏「セシリアなのか お前は」
金髪の娘「どうかしましたか? すごい汗ですよ」サッ
一夏「触るな!!」バシッ
金髪の娘「きゃっ」
鈴「ちょ、ちょっと一夏! あんたセシリアにまで何やってんのよ!!」
シャル「そうだよ一夏。大丈夫? セシリア」
金髪の娘「え、ええ大丈夫です」
一夏「はぁっはぁっ・・・くそっ」ダダッ
ただ、ちょい遅い
職員室
一夏「千冬姉!」バン
千冬「落ち着け」
一夏「千冬姉は知ってるんだろ」
千冬「何の話だ」
一夏「セシリアは俺に本当の事を話そうとしたんだ」
千冬「・・・」
一夏「どうしても俺に隠し続ける気なら警察にでもなんにでも行ってやる」
千冬「時間が経てば解決すると思ったが、間に合いそうにないな」
一夏「どういう」
千冬「はぁ、仕方がない」ピッ
千冬「一人増えた。準備しておけ」
ラウラはやめてぇぇえええええええええええ
一夏の場合
男の娘
あれ…
一夏「増えただと!?」
ゾロゾロ
黒服の男達「」
一夏「なんだ。あんたたち」
黒服の男達「」ガシ
一夏「おい、どういうことだよ! 放せよ!」ジタバタ
千冬「頭を冷やしてこい」
一夏「千冬姉!!」
バタン
一夏「」パチ
一夏「うう、ここは・・・」キョロキョロ
マックラ
一夏「知らない男たちに連れていかれて・・・拘束されて」ジャラジャラ
パッ
一夏「うっ 眩しい」
男「・・・」
一夏「あんた、誰だよ」
男「織斑一夏 全て忘れたか?」
一夏「ここはどこだよ! 箒をどこにやった!」
男「す べ て わ す れ た か ?」
一夏「ふざけるなよ 千冬姉は?」
男「再教育が必要だな」カキカキ
一夏「人の話聞けよ! おい!」
男「また来る」スッ
一夏「待てよ!」
ギーバタン
一夏「・・・くそっ」
文字間隔こわ
シーン
一夏「・・・真っ暗だ」
一夏「なにがどうなってるんだ」
一夏「・・・」
一夏「・・・はぁ」
一夏「外れないか」ガタガタ
一夏「こんな態勢じゃロクに寝ることもできないな」
一夏「次にあいつが来たらヘッドバッドかましてやる」
一夏「それから馬乗りになって箒の居場所を吐かせて へへ」
一夏「ようやく、手がかりが掴めたぞ 待ってろよ箒」
一週間放置とかしないよね?
一夏「あれからだれも来ない・・・」
一夏「もう丸一日はたったんじゃないか」
一夏「真っ暗な部屋だから時間もなにもわからない」
一夏「ここはどこなんだ・・・」
一夏「箒」
一夏「ふぅふぅ うっ」ガタン
キョロキョロ
一夏「くっそ。またすぐ目が醒めて」
一夏「体中が痛い・・・どうなってるんだ」
一夏「あいつまた来るって言ってたのにこないじゃないか」
一夏「腹減った・・・」
一夏「箒」
一夏「千冬ねえ!! 見てるんだろ!! 返事してくれよ! おい!」
一夏「誰でもいいから返事してくれ!」
一夏「頼むよ・・・」
一夏「こんな部屋で頭がおかしくなりそうだ・・・」ブンブン
一夏「・・・箒」
一夏「・・・」フラフラ
ガタン
一夏「うっ」
一夏「・・・」キョキョロ
一夏「はぁはぁ」
一夏「っっ」ジタバタ
一夏「・・・」
摺醴靃靃霾醴髏蠶蠶鸛躔か ベ∃壮鎧醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
勺儲靄靄醴醴醴蠶體酌羽紜益㎎益山∴ ベヨ迢鋸醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
∃儲霾誧露繍蠶髏騾臥猶鬱㍗ ご笵此∴ ∃㌶謳廱躔騾蔑薺薺體髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶
ヨ儲諸隴躇醴蠶歎勺尓俎赴 ㌶蠶蠶蠢レ ∴㌶醴蠶鬪扠川ジ⊇氾衒鑵醴蠶蠶蠶蠶蠶
ヨ鐘諸薩讒蠢欟厂 ベ状抃 傭蠶蠶髏厂 .ヨ繍蠶蠶臥べ泣澁価価櫑蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
㌶罐諸醴蠶蠶歎 マシ‥…ヲ冖 .∴瀦醴蠶襲㌦鸙鶴門門攤蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
加罐讒蠶蠶欟厂 ヘ ∴㌶醴醴蠶甑欄鬮°㌶蠢蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
溷霾醴蠶蠶勸 ∴ヨ繍醴蠶蠶鬮狡圷し醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
醴蠶蠶蠶蠶髟 ベ湖醴醴蠶蠶蠶庇⊇⊇樰體髏髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶欟 ㌶繍蠶蠶蠶蠶蠶曲三三巛憫髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶歉 澁畄_迢艪蠶蠶蠶蠶蠶蠶甜川⊇川川衍捫軆髏髏蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶髟 コ醴蠶奴繍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶齡辷シジ⊇川介堀醴醴蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶鬮か .ベ苛ザベ繍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醯己に⊇三介㌶繙醴蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶髏鬮シ 尽慵蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶自辷三沿滋鐘醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶醴勸 氾隅髏蠶蠶蠶蠶蠶靦鉱琺雄躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶醴訃 ∴∴∴沿滋溷醴髏蠶髏髏韲譴躇醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶髟 _山辷ム㌶蠡舐鑓躍醯罎體體體驩讎櫑蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶㌢ ㌶躍蠶蠶鸙蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醯註珀雄醴醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶廴 ㌶醴蠶欟閇憊體醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶靦錐讒醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶欟シ 禰蠶蠶蠢螽螽㌶醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶監シ ∵ヴ門夢曠髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶㌢ ∴シ∃愬嚶髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶診 ベ沿益旦以迢益讒醴髏曠醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶髏蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶甑シ .げ隅艪蠶蠶蠶蠶蠶蠢鸙蠶髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶鬮ヒ ベ状隅髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
>>129
ドキッとした
一夏「はぁはぁ」
「これはどういうことだ!」
一夏「・・・」
「レベルを下げろと言っておいたはずだぞ バカ者め!」
ドタドタ
一夏「」
ギー
一夏「ひっ」
千冬「一夏!!」
一夏「ううっ」
千冬「一夏! 無事か!? 私だ、わかるか?」
一夏「ま、眩しい! 耳が、耳が痛い」バタバタ
千冬「もう大丈夫 大丈夫だ」ダキ
別室
千冬「落ち着いたか?」
一夏「・・・ああ」ズズ
千冬「・・・」
千冬「それで話が」
一夏「あれはどうゆうことだよ!!」
千冬「落ち着け、順を追って話そう」
一夏「ふざけるなよ! 人を何日も監禁しておいて まともじゃない。一体なにがどうなってるんだよ、おい!」ガシャン
千冬「だからすべて話すと言っただろ。それにお前を軟禁して一日もたってない」
一夏「そんなことはどうだっていい!」ドン
千冬「・・・悪かった。許してくれ一夏」
一夏「ゆ、許せるわけ・・・」
千冬「全て私の失敗だ。本当にすまない」オジギ
一夏「べ、べつに千冬姉を責めてるわけじゃないよ」ポリポリ
千冬「ならば一夏」
一夏「そもそも俺は箒が戻ってくればそれで」
千冬「」ピク
え…
一夏「あ、あとセシリアも。どうしたのかさえわかれば」
千冬「そんな話をしているようでは再教育が必要になるな」
一夏「えっ」
千冬「すまないな、一夏」
一夏「まってくれよ!」
一夏「またあそこに入れられるのか?」ゾッ
千冬「今度はもっと長い時間が必要かもしれんな」
一夏「い、いやだ。やめてくれ」ブルブル
千冬「これは必要な処置なのだ」ジッ
一夏「うう」
千冬「・・・どうしてもいやか?」
一夏「ああ、ああ!」フルフル
千冬「しかし、お前がこれ以上辛い思いをしない方法は一つしかない」
千冬「この学園を辞めるんだ」
が…学園は外部からの干渉をうけないんだぞ!ブルブル
千冬「そして学園でのことは他言しないと誓え。そうすれば連中は危害を加えない」
千冬「一夏、すべて悪い夢だったと思って忘れるんだ。そうすれば私もこの学園を去ることができる」
千冬「家に戻って二人でゆっくり暮らそう。いい考えだと思わないか?」
一夏「」
千冬「ここに誓約書がある」ピラ
千冬「サインさえすればあとの手続きはすべて任せろ。私がお前の身は必ず守ってやる」
千冬「さぁ、一夏」
一夏「」
一夏「わかったよ。千冬姉・・・」
千冬「よかった。さぁサインを」
一夏「俺、もう一度あの部屋に戻るよ」
千冬「」
一夏「学園が箒のことを隠してるはわかった。ここで折れるわけにはいかない」
千冬「意地を張っても何も解決せんぞ」
一夏「俺は間違ってなかった。ちょっとほっとしたよ」
千冬「・・・誰か連れていけ」
ゾロゾロ
男「」
一夏「逃げないから掴むな」ジッ
千冬「わかっているな、同じ事をしたら許さんぞ」
男「わかっています」
千冬「許せ、一夏」
oh…
男「入れ。vip待遇だ、よかったな」ドン
一夏「・・・」
ギーバタン
一夏「ここは前の部屋じゃないのか?」キョロキョロ
セシリア「一夏さん!」
一夏「セシリアか!?」
セシリア「ああ、一夏さん。会えてよかったですわ」
一夏「俺もだ。セシリア無事でよかった。本当に」
セシリア「いえ、よくありません。最悪ですわ」
一夏「」
セシリア「一夏さんまでここに入れられてしまっては誰も箒さんのことを探せません」
一夏「そうだ! 箒のことで知っていることを教えてくれ。この学園は一体どうなっているんだ」
セシリア「勿論です。こうなったら私の知っていることを全てお話しますわ」
一夏「ゴクリ」
セシリア「箒さんが消えた前日、突然私は学園に徴集されました。おそらく一夏さん以外の全生徒も同じです」
セシリア「そこで誓約書を書かされるように言われました。箒さんに関することについてです。
偽の箒さんを箒さんとして扱い。箒さんに関する情報を全て外部に漏らさないこと」
セシリア「もちろん私はそんなものにサインするようなことはいたしませんでした。しかし」ブル
一夏「あの部屋に入れられたのか・・・」
セシリア「」コク
一夏「みんなそれで黙ってたのか」
セシリア「申し訳ないと思っておりますわ。一夏さんにはつらい思いをさせてしまって」
一夏「いいんだ。そんな事情があったなんて知らなかったから」
痛快バディアクションになるのか…ゴクリ
セシリア「箒さんについてはとにかく口を紡ぐようにきつく言われて私も言及はできませんでしたので、詳しいことはなにも知りません」
セシリア「しかし、箒さんの失踪に学園が関係しているのは明らかです。そしてそれを闇に葬ろうとしています」
一夏「千冬姉までなんでそんなことを」
セシリア「おそらく箒さんのお姉さんが関係しているのかと」
一夏「束さんが?」
セシリア「博士は国家にとって超重要人物です。
箒さんは学園が預かっているわけですから箒さんの身に何か起こったことは何としてても隠したいのではないでしょうか」
セシリア「だからあんな面倒な替え玉などを作って隠ぺい工作をする必要があったのでしょう」
一夏「じゃあ、束さんにこのことを報告すれば」
セシリア「落ち着いてください。それでは解決しませんわ」
一夏「でも、このままじゃ」
セシリアよく喋るなwwwwww
セシリア「ここに入れられたのは、私たちに余計なことをさせないためです」
セシリア「今、学園も箒さんの問題に何らかの手を打っている最中です。だから時間が経てばきっと解決します。ここで待ちましょう」
セシリア「証拠にここでは私たちが危害を加えられることはありません。あくまで留置しているだけです」
セシリア「しかし変なことをすればまた」ブルブル
一夏「・・・やっぱりダメだ」
一夏「箒が無事な証拠はない。一刻も早く探さないと・・・」
一夏「とにかく外の人間の協力が必要なんだ」
一夏「なんとか外と連絡を取る方法はないか」
セシリア「どうしてもやるのですか?」
一夏「ああ、でもセシリアに迷惑はかけない」
セシリア「・・・」
セシリア「ショーシャンク作戦です」
セシリア「こうやって少しずつ少しずつ壁を削っていくのですわ」
ガリガリ
一夏「これで本当に抜け出せるのか?」
ガリ
セシリア「間違いありませんわ」
ガリガリ
一夏「とにかく、今はこれに頼るしかない」
ガリ
壁「そこはっ!んっんんっ!!あぁぁあひっぃいい!」
セシリア「昼は模範的に過ごし」
一夏「夜は交替で壁を削る」
ガリガリ
セシリア「これの繰り返しですわ」
一夏「少しずつ少しずつ」
ガリガリ
一週間後
セシリア「来ましたわ!」
一夏「ああ」バッ
ギー
男「」
セシリア「もう朝食の時間ですか。一夏さん起きてください」ユサユサ
一夏「ん、ふぁーあ、今日は早くないか? 俺は時間割り通りに規則正しく寝ていたのに」
男「お仲間だ」ドン
シャル「うぅ、いちかぁ」
一夏「シャル!!」
セシリア「シャルロットさん!!」
シャル「一夏、一夏! 会いたかったよぉ」ダキッ
一夏「おお、俺もだ。シャルどうしてここに」
シャル「それが」
シャル「僕もセシリアと同じで箒に関することは一切追及しないことを強要されていたんだ」
シャル「箒のこと放っては置けなかったから陰で色々調べていたんだ」
シャル「でも、ある日セシリアも消えて、ついには一夏まで全然違う人に変わっちゃってて」
シャル「とうとう僕も許せなくなって先生に直訴に行ったんだ。そしたらここに連行されちゃった」
一夏「シャルもあの部屋に入れられたのか」
シャル「あの部屋?」キョトン
セシリア「最初箒さんについて誓約書を書かされる時です! あの恐ろしい部屋に入れられて」
シャル「ああうん、それだ。怖かったよぉ、一夏」
一夏「よしよし。箒や俺たちのためにごめんな」ナデナデ
シャル「うん」
セシリア「でも、これで三人で協力することができますわ」
ガリガリ
一夏「そうだな。いやシャルに無理に手伝ってほしいわけじゃないぞ」
ガリガリ
セシリア「そうですわね、無理にシャルロットさんを巻き込む必要はないですわ。
私たちふたりだけでもここまでやってこれました。これからも」
一夏「ああ、もう相当掘ったな。これもすべてセシリアのおかげだ。ありがとう」
セシリア「嫌ですわw 一夏さんってば。はじめての共同作業だなんて」
一夏「そ、そんなこと言ってないだろ///」
セシリア「うふふ。冗談ですわw」
シャル「・・・」
ラウラたんは正常ラウラたんは正常ラウラたんは正常ラウラたんは正常ラウラたんは正常ラウラたんは正常ラウラたんは正常ラウラたんは正常ラウラたんは正常ラウラたんは正常ラウラたんは正常ラウラたんは正常ラウラたんは正常ラウラたんは正常ラウラたんは正常ラウラたんは正常
シャル「二人はなにしてるの?」
一夏「ここから脱出するために壁に穴をあけてるんだ」
シャル「穴? ただの凹みじゃ・・・」
セシリア「ただの凹みではありませんわ。一夏さんと二人で掘った出口です」
一夏「そうだな。俺達二人の協力の成果だ」
シャル「ふーん。これを二人で掘ってたんだ・・・ふーん」
一夏「シャル?」
シャル「ねえ、二人はこの部屋でずっと二人だけで生活してたの?」
セシリア「ええ。ここはおそらくこの施設でも本当にvip待遇ですわ。
専用機持ちなど特別な人間でないとここに入れられることはないでしょう」
シャル「そっかぁ・・・」
セシリア「シャルロットさん?」
シャル「僕も手伝うよ。一夏」ニコ
鈴ちゃんが救世主になるフラグがたってきたな
>>211
よく壁壊してるもんね
セシリア「はぁはぁ」
ガリガリ
セシリア「ふぅ」
一夏「来たぞ!」
ギー
男「」
セシリア「どこかしましたか? まだ朝には早いですけど」
男「今、壁を削っていたな」
セシリア「!!」
スパイシャルこわ
一夏「なんの話だよ! 妙な言いがかり付けるな」
男「この凹みはなんだ? それにお前のベットしたにある工具」
セシリア「うぅ」
男「教育が必要だな」グイ
一夏「待て、俺が協力してくれと頼んだんだ」
男「お前については不問にするように言われてる」
一夏「な、いったい誰が!?」
男「誰って」チラ
シャル「!! そんなのひどいよ! セシリアだけに罰だなんて!」
男「まぁ、いろいろあるんだな。とにかくお前は暗室に送ったあとに一人部屋に隔離させてもらう」グイ
セシリア「もうあの部屋は嫌ですわ! 一夏さん!!」
一夏「セシリアー!」
バタン
一夏「なんでこんなことに・・・」フラフラ
シャル「一夏、セシリアのことは残念だけど、僕達が助かったことに感謝しなくっちゃ」
一夏「俺のせいで、俺が」ガク
シャル「やっぱり穴を掘って脱走なんて無理があったんだよ。一夏も疲れてるでしょ?
一度ゆっくり寝た方がいいよ。ほらこっち」
一夏「シャル・・・でも」
シャル「ね? 僕が隣にいてあげるから安心していいよ・・・」ナデリ
一夏「シャ・・・ル・・・」ウトウト
シャル「オヤスミなさい。一夏・・・僕が助けてあげるからね」
一夏「・・・zzz」
シャル「・・・」
一夏「zz・・z・ほう・き・・・zzz」
シャル「箒の呪縛から」ニコ
ラウラは正常ラウラは正常ラウラは正常ラウラは正常ラウラは正常ラウラは正常ラウラは正常ラウラは正常ラウラは正常ラウラは正常ラウラは正常ラウラは正常ラウラは正常ラウラは正常ラウラは正常ラウラは正常ラウラは正常ラウラは正常ラウラは正常
一夏「はっ」パチ
シャル「おはよう、一夏」
一夏「そっか、セシリアが連れていかれて・・・」
一夏「これからどうすればいいんだ」
シャル「そのことなんだけど一夏」
シャル「僕は織斑先生の言ってたことに同意するのがいいと思うんだ」
一夏「なに言ってるんだよ。そんなことできるわけなじゃないか」
シャル「ううん。箒を探すのはもちろん続けるべきだよ」
シャル「とにかく、一度織斑先生の誓約書にサインして学園を出るんだ。それからゆっくりと体制を整えて箒をさがそうよ」
一夏「でも、それじゃ」
シャル「うん。もちろん外に出ても監視はつくだろうし違反してるからすぐに捕まるだろうね。
今度はもっとひどい所に連れていかれるかもしれない」
シャル「でも、僕と一緒にフランスに行けば大丈夫だよ」
シャル「フランスまで逃げてそれから箒を探そうよ。きっと学園もすぐには手を出せないはずだよ。
それにうまくいけば父の協力も得られるかも」
一夏「シャルとフランスに・・・そうすれば」
シャル「でもね。やっぱり簡単に海外に逃げたりはできないよ。身内にもならない限り・・・」
一夏「身内ってそれじゃ」
シャル「一夏、僕と結婚しよう」
一夏「」
シャル「ね、お願い。箒のためにはこれが一番いいんだよ」
一夏「シャ、シャルはそれでもいいのか?」
シャル「僕はその、一夏のこと好きだから/// ち、力になりたいんだ」ギュ
一夏「でも」
シャル「一夏、箒のことだけを考えて」ジッ
一夏「」
この話何時で終わるんだ?朝まで続くのか?
一夏「その、考える時間をくれないか?」
シャル「うん。僕はずっとそばにいるから決心したら教えてね」
一夏「ああ、ありがとう」
一夏「・・・・・・」チラ
シャル「」ニコ
一夏「・・・・・・・」チラ
シャル「」ニコ
>>241
朝まではいかないと思う
規制かかったらスマン
他のやつは何をシテルンダッ
一夏「そのさ、箒が見つかるまででもいいか?」
シャル「うん! もちろんだよ。目的は箒を見つけることなんだから箒が見つかったら僕は満足だよ」
一夏「ごめんな。だったらその」
シャル「決心してくれたの! だったら、その一応プロポーズしてほしい・・・な」
一夏「プロポーズ!? だって、仮にだから」
シャル「仮にも結婚するならプロポーズはしなくちゃ」
一夏「そう、か。そうだよな」
シャル「うん、うん!」
>>244 規制かかったら泣いちゃうわ
シャルのフィギュアは完成度が微妙
今あの人たちってISどうなってるの?
一夏「シャル、その、俺と」
シャル「一夏・・・」ボー
一夏「俺とけっ」
バンッ ドンガラガラ
ラウラ「嫁! 無事か!?」
一夏「ごほっごほっ」
シャル「けほけほ」
ラウラがついにやってキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
一夏「ラウラ、ラウラも捕まったのか!?」
ラウラ「いや、私は助けに来た。事の経過は聞いている」
一夏「ラウラ!ありがとう」
ラウラ「シャルロットも無事か?」
シャル「まぁね」
一夏「セシリアも捕まってるんだ!」
ラウラ「既に保護している。早く逃げるぞ」
一夏「逃げるってどこに?」
ラウラ「前線基地だ。すぐ近くに設置している」
一夏「さすがだラウラ」
ラウラ「遅れてすまなかったな。箒の失踪を調査するのにこれまで時間がかかってしまった」
黒ウサギ隊どこー?
鈴は2組なのでry
お約束か…
一夏「ラウラも箒のことを探っていたのか それで何かわかったのか?」
ラウラ「その件だが・・・」
一夏「なんだよ? どうしたんだ」
ラウラ「とにかくはやくここから逃げるぞ。ついてこい」
一夏「な、なんだよラウラ。箒はどうしたんだ? もしかして」
シャル「待って一夏、あのね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
学園
鈴(こんなにうまくいくとは思わなかったわ)ニヒヒ
ここで鈴か
中国キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
鈴(あの日、私は一夏と箒が抱き合っているのを見た)
鈴(一夏を横から奪っておいてあの女)
箒「私は一夏と愛し合ってるんだ! ずっと昔から」
箒「でもお互い素直になれなかったから・・・ お前には関係ないだろう」
箒「そんなことない。一夏は本気で私の事を この指輪だって」キラ
箒「綺麗だろう。一夏が私にくれたんだ。お揃いだぞ」
鈴(あんなこと言ったからついカッとなっちゃって・・・あはw)
鈴(箒が動かなくなった時はどうなるかと思ったけど)
鈴(まさか学園が隠ぺいに走るなんてねw)
鈴(これで、これで一夏が帰ってきたら思いっきり慰めてあげよう)
鈴(そうすれば一夏も私のことを。誰かが邪魔してもまた始末すればいいんだしね)
鈴「あはははは、まだかな。一夏」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
セカンド殺りおった
ラウラは知ってしまったんだな…
消さないでくれ…
ラウラが1番安心感あるよな
一夏「シャル?」
シャル「一夏、本当のことを言うね。ぼく全部知ってるんだ。箒のこと」
ラウラ「シャルロット!」
一夏「全部知ってるって 箒が今どこにいるかわかるのか」
シャル「うん。でもね一夏にとってはとてもとても悲しいことだよ? それでも知りたいの?」
一夏「かまわない。箒のことがわかるなら」
シャル「じゃあ、言うね。実は箒はもうとっくに死んじゃったんだ」
一夏「」
>>289 確かにな。特に問題がない
中国を殺りにいくんですね。わかります。
一夏「そ、そんな」ガク
ラウラ「嫁よ。落ち込むな、犯人は必ずつきとめ」
シャル「それでね、箒を殺しちゃったのはぼくなんだよ」ニコ
ラウラ「!?」
一夏「・・・・・・は?」
ニコ だと
中国→殺ったとおもってたが死んでなかた
シャル→とどめ
シャル「ごめんね。一夏」
一夏「シャ、シャル。いったい何を」
「おい、こっちだ!」ダッタッ゙ダッ
ラウラ「嫁よ。追手がきた、早く逃げないと。とにかくここを脱出してから考えよう」
一夏「冗談だよな・・・えっシャル えっ」
シャル「・・・」
ダッダッダッダ
ラウラ「嫁! もう時間がない」
一夏「おい! シャルロット!!」
シャル「一夏これなにかわかるかな?」キラ
一夏「!!!」
シャルお前jっkpjkczqあpfqおど2くふじおうふぉPcすcsこぅっwよd
もうどうにでもなれよ(つ∀-)゚゚゚
一夏「それは俺が箒にあげた・・・」
ラウラ「嫁!」
一夏「うわああああ、シャルロットオオオオオオオオ!」
ラウラ「チッ」
ドカ
一夏「ウッ」ガク
ダダダダダダ
シャル「・・・」
ラウラ「どうゆうつもりだ シャルロット。誰かをかばっているのか?」
シャル「すぐにわかるよ。ほら早く逃げないと」
ラウラ「チィ」ダダッ
シャル「またね。一夏・・・」
これはラウラルートきたのか
やっぱり酢豚か?
その日一夏・セシリア・シャルは施設から姿を消した
後日、箒の遺体が発見され学園は正式に篠ノ乃箒の死亡を発表
篠ノ乃束の反応は特に見られなかった
やがてセシリア・ラウラは学園に戻ってこれるようになった
シャルは未だに行方不明
一夏は
あっさりオワタ
鈴「ちょ、ちょっと一夏 どこに行くのよ」
一夏「シャルロットを探す。この手でぶっ殺してやる」
鈴「もういいじゃない。あんなやつ放っておいて。それより私と」
一夏「シャル、シャルロット」ブツブツ
鈴「なんでそんなにシャルロットのことばっかり・・・」
鈴「実は箒を殺したのは」
一夏「あ?」ギロ
鈴「ひっ な、なんでもない」ブルブル
一夏「・・・・・・シャル、シャルロット」ブツブツ
一夏は生涯シャルロットを探し続けた
一夏ぜったいこんなこと言わへんやろ
終わりです
付き合ってくれた人ありがとう
またやってよ
ちなみに元ネタは映画「チェンジリング」ね
気になった人はぜひ見てください
オヤスミー
>>344 乙 結局シャルルが最後泥かぶった感じなのかな??
>>356
鈴は束に狙われてシャルは一夏に狙われる
殺人の実行犯も鈴でシャル大勝利!にしたつもり
このSSまとめへのコメント
最後の方のモッピー死んでるよで吹いた
できそこない