サキエル(3歳)「うおーん。あだむー、どこなのー?」
自衛隊員「隊長!!アレを撃つなんて無理です!!!可愛すぎます!!!」
隊長「ぬぅぅぅぅ!!」
サキエル「あれ?どーこー?……ここかな?ちがう……ここ?ちがう……どこー?」
マヤ「かわいい……(はにゃーん」
リツコ「是非飼ってみたいわ」
冬月「15年ぶりだから、可愛さも増しているな」
ゲンドウ「ああ。問題ない可愛さだ」
サキエル「いなぁーい。……ここかぁー♪」
サキエル「もう。どこーなのー?」
シンジ「……」
サキエル「あ、こんにちは♪」
シンジ「あ、うん。こんにちは」
サキエル「お兄ちゃん、あだむ、知らない?」
シンジ「あだむ?」
サキエル「リリスかもしれません」
シンジ「知らない、ごめん」
サキエル「えー。もう、どこにいるのー?」
シンジ「わぁあ!!ズボンの中にはいないって!!」
サキエル「もう……りりすー、あだむー」
シンジ「なんだ?あの子……?」
キキッ!
ミサト「碇シンジくんね?」
シンジ「あ、はい」
サキエル「あー♪あー♪」
シンジ「ちょっと、抱きつかないで!」
ミサト「使徒……に懐かれてる?」
ミサト「と、とにかく車にのって」
シンジ「は、はい!」
サキエル「どこにいくのー?」
ミサト「ちょっと、あなたは来ちゃ駄目よ!」
サキエル「ふぇ……なんでぇ?」
ミサト「え……あの……」
サキエル「なんで、そんないじわる、いうのぉ?」
シンジ「ミサトさん、ダメじゃないですか泣かせたら」
ミサト「いや、でも、ほら」
サキエル「ふぇぇん……」
シンジ「ミサトさん」
ミサト「あーもう、分かったわよ!!一緒に乗りなさい!!」
サキエル「うわーい♪」
シンジ「良かったね?」
サキエル「うん♪」
ネルフ本部
ミサト「着いたわ」
シンジ「ここがネルフ……」
サキエル「おっきーね?」
シンジ「うん、そうだね」
サキエル「おにいちゃん、だっこしてくれりゅ?サキエル、つかれたのー」
シンジ「うん、いいよ」
サキエル「わーい♪お兄ちゃん、だーいすき♪」
シンジ「よしよし」
ミサト「はぁ……」
ウィーン
リツコ「お帰りなさい」
ミサト「ただいま」
リツコ「……使徒!?」
サキエル「うわぁ、化粧こいなー♪」
リツコ「……(ピクッ」
シンジ「ダメだよ、そんなこといったら。め」
サキエル「ごめんなさーい……」
リツコ「ちょっと」
ミサト「はいはい」
リツコ「ここに使徒を連れてきてどうするの!?」
ミサト「いや、泣いてせがまれたら無理だって、あんなの!」
リツコ「まあ、それは一理あるわね」
サキエル「きゃっきゃっ♪」
シンジ「べろべろばー」
サキエル「おにいちゃん、おもしろーい」
リツコ「と、とりあえず、碇指令のところに」
ミサト「え、ええ」
エヴァ格納庫
ゲンドウ「来たか、シンジ」
シンジ「父さん……」
サキエル「お兄ちゃんのパパ?」
シンジ「う、うん」
ゲンドウ「使徒まで連れてきたか……流石だな」
シンジ「あの、どうして僕を呼んだの?」
ゲンドウ「赤木博士」
リツコ「はい。シンジ君、これがアナタを呼んだ理由よ」
バッ!!
シンジ「え?」
初号機「……まぶしぃ……」
シンジ「え?この女の子、だれ?」
ゲンドウ「お前のエヴァだ」
初号機「……おしっこ、いきたい」
サキエル「わーい」
テトテト……
シンジ「あ、サキエルちゃん」
初号機「だれぇ?」
サキエル「サキエルー♪」
初号機「へえ」
サキエル「あなたは?」
初号機「エヴァンゲリオンしょごーきだよ?」
サキエル「長いから、しょごちゃんでいい?」
初号機「しょごちゃん?」
サキエル「初号機だからしょごちゃん♪」
初号機「かわいいね、うん、いいよ♪」
サキエル「わーい!」
シンジ「……かわいい」
ミサト「……(はにゃーん」
サキエル「じゃあ、なにして遊ぶ?」
初号機「えーとね、おままごとがいいなー」
サキエル「お兄ちゃん、お兄ちゃん」
シンジ「え?なに?」
サキエル「お兄ちゃんがサキエルのだんなさんね」
シンジ「ええ?」
初号機「あーん、シンジさんは初号機のなのー」
サキエル「えー」
シンジ「あの、腕を引っ張らないで……」
リツコ「碇指令、どうしますか?」
ゲンドウ「……(ジー」
ミサト「ビデオカメラに収めてる……」
サキエル「じゃあ、私たちがお兄ちゃんのおくさんでいいんじゃないかな?」
初号機「うんうん♪」
シンジ「ええ?二人が奥さんなの!?」
リツコ「おほん。シンジくん。おままごとをしながらでいいから聞いて」
シンジ「あ、はい」
リツコ「そこに居るのはエヴァンゲリオン初号機。対使徒用に作られた決戦兵器なの」
シンジ「この子が!?」
初号機「シンジさん、今日はお風呂にします?」
サキエル「それともわたし?」
シンジ「いや、どこでそんな言葉を……」
リツコ「でね、初号機はシンジくんのことしか言うことを聞かないの」
シンジ「そうなの」
初号機「あい♪」
リツコ「可愛い使途を倒すためには可愛いエヴァに指示が出来る人物が必要なの」
シンジ「それで、僕が?」
リツコ「ええ、やってくれる?人類のために」
初号機「シンジさん、初号機をつかってくだしゃい(ぺこり」
シンジ「―――まっかせてくだい!!!!碇シンジ、がんばります!!」
初号機「わーい!シンジさん、すきー♪」
サキエル「あー、しょごちゃんだけずるーい。サキエルもだきつくー♪」
シンジ「わ!ちょっと!?」
ゲンドウ「では、シンジ。あとは任せる」
シンジ「え?どうすれば?」
ミサト「サキエルを倒すのよ」
リツコ「お願いね」
シンジ「え?サキエルちゃんを……?」
サキエル「ざーんこーくなー」
初号機「てんしーのてーぜー」
シンジ「そんなのできるわけないよ!!!」
ミサト「あなたにしかできないことなのよ?」
シンジ「それでも、サキエルちゃんを倒すなんて無理です!!」
ゲンドウ「ふむ。仕方ない……レイ」
レイ「はい。行きましょう、ゼロ」
零号機「おねえちゃん……こわいよぉ」
レイ「男の子でしょ?大丈夫」
零号機「でもぉ……」
レイ「大丈夫、傍にいてあげるから」
零号機「ほんとに?やくそくだよぉ?」
レイ「ええ……(はにゃーん」
零号機「お、おい!サキエルちゃん!」
サキエル「ん?だれー?」
初号機「あーゼロくんだー!わーい」
零号機「初号機ちゃん!?起きたの!?」
初号機「いまおきたよー♪」
零号機「よかったね」
初号機「うん。ゼロくんに会えてうれしいな♪」
サキエル「ゼロくんっていうの?よろしくね♪」
零号機「う、うん!えへへへ……」
レイ「あの、ゼロ。えへへ、じゃないわ」
零号機「あ、そ、そっか。ごめんね、サキエルちゃん。僕は君を倒すためにきたんだ!」
サキエル「なんでー?」
シンジ「君は……?」
レイ「綾波レイ。零号機の保護者(パイロット)」
シンジ「そうなのか」
レイ「よろしく、碇くん」
シンジ「あ、うん」
初号機「――――オォォオッォオオオオオオオ!!!!!!」
シンジ「なに!?」
レイ「え?」
初号機「シンジさんをとっちゃだめー!!!」
レイ「あ、ごめんなさい。そういうつもりじゃ……」
シンジ「握手しただけだから」
初号機「シンジさんは初号機だけをみててほしいのー!」
シンジ「初号機ちゃん……落ち着いて」
初号機「がるるるるる」
レイ「ごめんなさい。近づかない方がいいみたいね」
シンジ「あ……うん」
零号機「えいえい」
ポカポカ
サキエル「きゃん、いたいよぉ」
零号機「あ、ごめん。痛かった?」
サキエル「うえーん……(きゅぅぅぅぅぅん」
マヤ「サキエルちゃんから高エネルギー反応!!口から何か出ます!!」
冬月「なに!?」
サキエル「―――おぇぇぇ」
プスン
零号機「?」
マヤ「可愛い!!!不発です!!!」
サキエル「けほっけほっ……しっぱいしたぁ」
零号機「あの、やっつけてもいいかな?」
サキエル「えー?じゃあ、今度一緒におままごとしてくれりゅ?」
零号機「うん。約束する」
サキエル「じゃあ、いいよ」
零号機「ぷろぐれしゅぎゅないふ!」
レイ「言えてないわ。可愛いけど」
サキエル「痛く、しないでね?」
零号機「うん」
サキエル「……」
零号機「てい」
ズバ
サキエル「やーらーれーたー」
バタン
ゲンドウ「捕獲だ。急げ」
ガシャン
サキエル「おにーちゃーん、またあそぼーねー」
シンジ「うん」
ミサト「じゃあ、使徒の捕獲は完了ね」
シンジ「あの、あの子はどうなるんですか?」
リツコ「大丈夫よ。危害は加えないわ。しばらく様子をみて、何もなければネルフで飼育するから」
シンジ「え?飼育?」
ミサト「碇司令が無類の使徒好きでね」
リツコ「それ、機密事項よ?」
ミサト「おっと」
シンジ「父さんが……使徒マニア……」
レイ「じゃあ、帰りましょう、ゼロ」
零号機「うん。あ、お姉ちゃん。一緒にお風呂はいろー?」
レイ「ええ、いいわ」
零号機「わーい」
初号機「シンジさん、わたし、お腹すいたー」
シンジ「そうだね、じゃあ、そろそろ帰ろうか」
初号機「うん!」
シンジ「って、初号機ちゃんの家はここか」
初号機「あ、そうだった」
ミサト「いいえ。あなた達の家はここじゃないわよ」
シンジ「え?」
初号機「どうしてですか?」
リツコ「本気なの?」
ミサト「勿論よ」
リツコ「変なことしないでよ?とくに初号機は繊細なんだから」
ミサト「はいはい」
シンジ「なんだろうね?」
初号機「あの、シンジさん……よければ、抱っこしてください」
シンジ「はいはい。疲れたもんね。よいしょ」
ミサトの家
ミサト「いやー悪いわねー、掃除させちゃって」
シンジ「初号機ちゃんのためです」
初号機「わーい、ペンギンだー」
ペンペン「くぉぐぉ!?」
初号機「つかまえた♪」
ペンペン「ぐけぇ!!」
ミサト「まあ、何はともあれ、貴方達は今日から家族。水臭いことは抜きでいきましょ?」
シンジ「……はい」
ミサト「あ、それから明日から学校にも言ってね?」
シンジ「あ、はい」
ミサト「勿論、初号機を連れていってもいいから」
シンジ「いいんですか!?」
ミサト「絆を深めることが第一だからね」
初号機「あれ?ペンギン、うごかない?おーい?どしたのー?」
翌日 学校
シンジ「えと、転校してきた碇シンジで―――」
生徒「きゃぁああああ!!!!!かわいいいいいい!!!!!」
ケンスケ「すごい!!これが可愛い使徒用に開発されたというエヴァかぁ!!」
トウジ「なにがすごいねん、ただのガキやないか」
初号機「おー?おおお?」
トウジ「な、なんや!?そんな可愛い姿で近づくな!!!」
初号機「えへへ、わたし初号機だよ?あなたはだぁれ?」
トウジ「トウジや……鈴原トウジや!!もうええやろ、どっかいけ!!」
初号機「トウジさんかぁ……すきー(ギュ……」
トウジ「ななななな!?!!??」
ヒカリ「あー鈴原ずるい!!」
トウジ「はなれんかい!!」
初号機「やだー♪」
シンジ「……もういいや。座ろう」
レイ「……」
シンジ「あ、えと、綾波だっけ?」
レイ「ええ」
零号機「……(じー」
シンジ「なに?」
零号機「お姉ちゃんのこと好きなの?」
シンジ「なあ!?」
レイ「ごめんなさい。ゼロはとりあえずこの質問をするから。だめよ、困らせたら」
零号機「うん」
シンジ「そっか。あ、あの、改めてよろしく」
レイ「ええ」
トウジ「ええかげんにせえ!!」
初号機「うぶぶぶぶぶ……ぜったいに、はにゃれないもーん」
トウジ「なんでやねん!!!」
数日後 ネルフ本部
ウィーン!!ウィーン!!
マヤ「パターン青!可愛い使徒です!!」
シャムシエル(5歳)「アダムー、あーそーぼー」
シャムシエル「もう……いーもんいーもん。シャムシエルが一人で遊ぶんだからね!」
シャムシエル「ぴょんぴょん」
マヤ「なんか、自分の触手で縄跳び始めましたよ?」
ゲンドウ「問題ない」
冬月「そうだな」
ミサト「初号機とその保護者は?」
マヤ「既に現場にいます」
ミサト「聞こえる、シンジくん!?」
シンジ「はい!可愛い使途を肉眼でかくにんしたら、もっと可愛いです!!」
ミサト「同意するわ。とにかく、お願いね」
シンジ「は、はい。やってみます」
初号機「デュワ!」
シンジ「よし、あれが今回の標的だ」
シャムシエル「むむ!?誰ですか!?」
初号機「エヴァンゲリオン初号機だよー」
シャムシエル「自分はシャムシエルです!!」
初号機「……」
シャムシエル「……(ピョンピョン」
初号機「縄跳び、わたしもやるー♪」
シャムシエル「な!?だめです!これは一人用で!?」
初号機「えいえい♪」
シャムシエル「あぁー!やめてくださーい、触手をのばさないでー!!うわーん」
シンジ「初号機ちゃん、だめだよ!伸びきったら大変なことになるよ」
シャムシエル「うえーん」
初号機「ご、ごめんなさい」
シャムシエル「くすん……大縄跳びしかできないよぉ」
ミサト「あー……シンジ君?」
シンジ「はい?」
ミサト「今のうちに捕獲して」
シンジ「はい」
初号機「ごめんね?ごめんね?」
シャムシエル「もういいですよぉ」
シンジ「シャムシエルちゃん、ちょっとごめんね」
ヒョイ
シャムシエル「わわ!なんですか、いきなり!?」
シンジ「ミサトさん、抱き上げました」
初号機「シンジさん、わたしもだっこー!!」
ミサト「じゃあ、そのまま帰還して」
シンジ「はい」
シャムシエル「あ……シンジさんの匂い落ち着く……くー……」
シンジ「寝ちゃった」
ネルフ本部
ゲンドウ「よくやったな、シンジ」
シャムシエル「わわ!!怖い顔!!」
ゲンドウ「ガーン」
冬月「しっかりしろ」
ゲンドウ「あ、ああ。すまない」
シンジ「あの、この子も?」
ゲンドウ「ああ」
シャムシエル「あーん!シンジさん!!シンジさーん!!」
ゲンドウ「これからは私が世話をするからな」
シャムシエル「やだー!シンジさんにお世話されたいー!!シンジさーん!!!」
シンジ「あ……はぁ」
初号機「シンジさん、寂しい?」
シンジ「うん、少しだけ。でも、僕には初号機ちゃんがいるから」
初号機「えへへ、シンジさん、すきだよー♪」
学校
トウジ「……」
初号機「えへへへ、トウジさんはシンジさんの次に好きだよー」
トウジ「離れんかい!!!」
初号機「やだもーん」
トウジ「ああ、もう!!!」
ケンスケ「振り払えばいいのに」
シンジ「綾波」
レイ「なに?」
零号機「シンジお兄ちゃん、どうかしたの?」
シンジ「あ、これ、二人に作ってきたんだ」
レイ「これは?」
シンジ「お弁当。よかったら食べて」
零号機「わーい!ありがとう!」
レイ「ありがとう」
数日後
マヤ「パターン青!!可愛い使徒です!!!!!!」
ミサト「おいでなすったわね」
リツコ「あら可愛い」
マヤ「もう、ああして同じ場所にずっと座っています」
ラミエル(4歳)「……(ぼー」
ミサト「なんか、上の空ね」
マヤ「もう6時間はああして空を見上げてます」
ラミエル「……(ぼー」
リツコ「おっとりしてるのね、きっと」
マヤ「あの、私でも捕獲できそうなんですけど」
ミサト「だめよ。可愛い使徒に近づけるのはエヴァシリーズとその保護者の特権だもの」
マヤ「えー……かわいいのにぃ」
ラミエル「……あ、あの雲、おいしそう……(ぼー」
ミサト「シンジ君、レイ、聞こえる?」
シンジ&レイ「はい」
ミサト「まあ、必要ないと思うけど、あれが油断させるための罠という可能性もあるから、今回は二人でやってもらうわ」
シンジ「わかりました」
ミサト「じゃあ、この作戦をヤシマ作戦と命名します」
レイ「仰々しい」
シンジ「とりあえず近づいてみようか?」
レイ「そうね」
ラミエル「……(ぼー」
初号機「わーい」
零号機「わーい」
ラミエル「……あ、どちらさまれふかぁ?」
初号機「エヴァンゲリオン初号機だよ!よろしくね!」
零号機「零号機っていいます」
ラミエル「へえ……すごいですねー……ぐぅ……」
初号機「ねえねえ、おきてよぉ」
ラミエル「は、はい?」
零号機「あの、君の名前は?」
ラミエル「え……あ、はい。えと……ラミエル?あ、うん、ラミエル」
初号機「ラミエルちゃんでいいの?」
ラミエル「えと、はい、きっと、多分」
零号機「ラミエルちゃんはどうしてここにすわってるの?」
ラミエル「えっと、空がきれいなので、ながめてましたぁ」
初号機「そうなの?」
ラミエル「いっしょにながめましょー?」
初号機「うん」
零号機「はい」
ラミエル&初号機&零号機「……(ぼー」
シンジ「みんな……」
レイ「……(はにゃーん」
ラミエル&初号機&零号機「……(ぼー」
シンジ「あ、これお弁当作ってきたんだ」
レイ「ありがとう。碇くんて料理ができるのね」
シンジ「まあ、少しだけ」
ラミエル&初号機&零号機「……(ぼー」
シンジ「おーい、みんなーお弁当にしよう!」
ラミエル&初号機&零号機「……お弁当!?」
レイ「こっちにきて」
ラミエル&初号機&零号機「わーい」
テトテトテト……
ズデーン!!
初号機「あ、こけた」
ラミエル「あぅぅ……」
シンジ「ラミエルちゃん!?大丈夫!?」
ラミエル「……ぐぅ……すー……」
シンジ「寝てる……」
レイ「よいしょ」
ラミエル「むにゃむにゃ……」
レイ「ふふ、親指しゃぶってねているわ。可愛い……」
シンジ「……」
レイ「なに?」
シンジ「いや、そうしていると綾波ってお母さんみたいだなって」
レイ「そう?」
シンジ「うん」
初号機「からあげーおいしいー」
零号機「初号機ちゃん、野菜もたべないとだめだよ」
初号機「おやさいきらーい」
ミサト「捕獲、ごくろうさま。お弁当を食べ終えたら帰ってきてね」
シンジ「はい」
ラミエル「ぐぅ……」
数日後
ミサト「えーと、じゃあ、自己紹介して」
アスカ「惣流・アスカ・ラングレーよ」
シンジ「よろしく。碇シンジです」
レイ「綾波レイ」
アスカ「ほら、弐号機、アンタも挨拶」
弐号機「……弐号機です」
アスカ「この子、人見知りなの。許してあげて」
シンジ「あ、うん」
初号機「わーい、弐号機ちゃーん!」
弐号機「ひっ!!」
初号機「なんでにげるの?」
弐号機「ママぁ……」
アスカ「アンタねえ……はぁ……いつまであたしの後ろに隠れてる気なのよ!」
弐号機「……だってぇ」
リツコ「まあでも、弐号機は性能がすごいからね」
シンジ「そうなの?」
アスカ「当たり前でしょ。弐号機は初号機や零号機とは違うの!」
レイ「……(ムッ」
ミサト「いきなり、使途を捕獲したしねえ」
ガギエル(10歳 スクール水着)「あのぉ……泳ぎ足りないんでぇ、できればプールに……」
リツコ「大丈夫よ、ちゃんと用意したわ」
ガギエル「よかったぁ……ふう」
ゲンドウ「日焼けあとが堪らん」
冬月「全くだ」
シンジ「すごいね」
アスカ「まあね」
弐号機「うぇーん!!ママーー!!!」
初号機「あはははは、まてまてーー!!」
アスカ(ふふ、仲良くできそうで良かったわ)
学校
アスカ「えーと、今日から―――」
生徒「きゃああああ!!!!!かわいいぃぃぃぃいい!!!!」
弐号機「あぅあぅ……」
ヒカリ「きゃぁ!すっごくかわいい!!」
ケンスケ「これが最新モデルのエヴァかぁ!!流石だ!!また違った幼女タイプかぁ!!」
トウジ「だから、ガキやんけ」
初号機「トウジしゃーん……(すりすり」
トウジ「離れろ!!」
弐号機「うえーん……たすけてぇ」
トウジ「なんでお前までワシにくっつくねん!!」
弐号機「あぅあぅ」
初号機「トウジさぁーん」
トウジ「なんでやねーーーん!!!」
アスカ「……あ、もういい。座る」
アスカ「ふん」
弐号機「ママぁ」
アスカ「はいはい(ナデナデ」
弐号機「えへへへ」
シンジ「あの」
アスカ「なによ?弐号機は渡さないわよ?」
シンジ「いや、それが、ミサトさんから聞いてない?」
アスカ「なんのこと?」
シンジ「一緒に住むって話……」
アスカ「誰と誰が」
初号機「シンジさんとアスカさんがー」
アスカ「はぁ!?」
弐号機「えぇ……」
初号機「これから一緒だよ?弐号機ちゃん!」
弐号機「あぅあぅ」
ミサトのマンション
アスカ「なんで、私がここに住まなきゃいけないわけぇ!?」
ミサト「いーじゃないの」
アスカ「良くないわよ!!こんな奴と一緒に済んだら、いつか犯されるわ!!!」
初号機「―――オォォォォォオオオオオオン!!!!」
アスカ「ひっ!!」
初号機「シンジさんはそんなことしないもん!!!」
アスカ「え、あ、えと」
初号機「がるるるるるるる!!!!!」
シンジ「初号機ちゃん、アスカが困ってるから」
初号機「だってぇ」
アスカ「びっくりした」
ミサト「まあ、仲良くしなさいね」
弐号機「……あ。ペンギンさんだぁ♪……まってぇ」
ペンペン「ぐぇーーーーーーー!!!!」
数日後
マヤ「パターン可愛い使徒!!!!青です!!!!」
リツコ「マヤ、興奮しないで」
マヤ「だって、だって……今回は!!!!!!!」
イスラフェル姉「らんらーん♪」
イスラフェル妹「らんらーん♪」
マヤ「双子ですよ?!?!!?二倍、お得ですよぉ!?」
リツコ「そうね。お得ね」
ゲンドウ「必ず捕獲しろ」
冬月「何をしても構わん」
ミサト「三人とも聞こえる?」
シンジ&レイ&アスカ「はい」
ミサト「あの楽しそうにお花畑で踊っている双子を捕獲して」
シンジ「はい」
ミサト「何があるかわからないから、同時捕獲するのよ?いい?」
イスラフェル姉(9歳)「はい、今日のダンスのレッスンは終わり!」
イスラフェル妹(9歳)「はい、今日のダンスは終わり!」
イスラフェル姉「じゃあ、アダムに会いに行こうね?」
イスラフェル妹「はーい。いきましょー」
初号機「とう!」
零号機「やあ」
弐号機「……あうぅ……ママぁ……」
アスカ「行きなさいって」
弐号機「はーい」
イスラフェル姉「だれですか?」
イスラフェル妹「なんか、かわいいね」
初号機「え?そうかなぁ」
イスラフェル姉「うん、あ、これつけてみて。さっきお花でネックレス作ったの」
初号機「え?いいのー!?やったー!」
イスラフェル妹「うんうん、かわいいね」
初号機「にあうかなー?」
零号機「うんうん、似合ってるよ」
弐号機「かわいい、と、思います」
イスラフェル姉「じゃあ、かわいいダンスをおどりましょー」
イスラフェル妹「さあ、みんな手をつないでー」
初号機「はーい」
イスラフェル姉「らんらーん♪」
イスラフェル妹「みんなも一緒に、らんらーん♪」
初号機&零号機&弐号機「らんらーん♪」
シンジ「踊りだしちゃった」
レイ「碇くん、私ビデオカメラ買ってみたの」
アスカ「な!?ちょっと、あとでダビングしてよね!!」
レイ「……いや」
アスカ「なんでよ!?してよ!!!」
シンジ「あははは」
イスラフェル姉「みんな、上手だね」
初号機「えへへへ」
イスラフェル妹「ところで、何か用事?」
零号機「あの、その、大人しく捕まってもらえませんか?」
イスラフェル姉「え?どういうこと?」
弐号機「あの、その……二人をつかまえないと、ママにおこられるの……
イスラフェル妹「ママ?ママってあっちにいる人のこと?」
弐号機「うん」
イスラフェル姉「分かった」
初号機「あ、あのー」
イスラフェル姉「あの、ちょっといいですか?」
シンジ「え?あ、うん」
アスカ「なによ」
イスラフェル姉「……んー。私たちを捕まえたいんですよね?」
レイ「ええ。そうよ」
イスラフェル姉「捕まえてどうするんですか?私はアダムに踊りを披露したいだけなんですけど」
シンジ「あ、うん。実は僕にも良く分からないんだ」
イスラフェル姉「分からない?」
アスカ「碇司令がいつもどこかに連れていくから」
イスラフェル姉「なるほど……」
レイ「嫌なら別に無理に捕まる必要はないわ。ただ、私たちは危害を加えることはまずないから」
イスラフェル姉「……」
初号機「らんらーん♪」
零号機「弐号機ちゃん、足が逆だよ?」
弐号機「え?え?えぇ?」
イスラフェル妹「ふふ、ここはこうだよ?」
弐号機「う、うん!」
イスラフェル姉「……あの子たちと、いつでも遊べますか?」
シンジ「え、あ、うん。それは大丈夫だと思うよ?」
イスラフェル姉「―――はい、わかりました。では、捕まっちゃいます♪」
シンジ「いいの?」
イスラフェル姉「はい。アダムよりもあの子たちと遊ぶ方が楽しそうですし」
アスカ「そう……こっちとしてはありがたいけど」
イスラフェル姉「ちょっとーしゅーごー」
テトテトテト……
初号機「はぁーい」
イスラフェル妹「どうしたの、お姉ちゃん?」
イスラフェル姉「今からお兄さんたちに捕まるから、大人しくしてね♪」
イスラフェル妹「はーい♪」
シンジ「じゃあ、えい」
アスカ「……ごめんね?」
イスラフェル姉&妹「つかまったー♪」
ミサト「あー、はい、お疲れさま。そのまま帰ってきて」
シンジ「分かりました」
イスラフェル姉「胸は触らないでください、ね?」
飯くう
ちょっと休憩させて
ネルフ本部
イスラフェル姉「おぉー」
イスラフェル妹「お姉ちゃん、すごいねーここ」
シンジ「じゃあ、父さん。約束は守って」
ゲンドウ「分かっている。この子たちは葛城宅で預かってもらう」
ミサト「はぁ……身がもつかしら」
レイ「……いいなぁ」
ゲンドウ「では、よろしく頼むぞ」
ミサト「は!!」
ゲンドウ(ちぇ……)
シンジ「これからよろしくね?」
イスラフェル姉「えへへ、シンジさんと一緒なら安心です!」
イスラフェル妹「一緒にあそぼーね?」
初号機「うん♪」
弐号機「は、はい」
ミサトのマンション
アスカ「ちょっと、まちなさーい!!!ちゃんと拭きなさいってば!!!」
初号機「わーい♪」
シンジ「わぁ!!!ちょっと!!初号機ちゃん、裸で走りまわったらだめだって!!」
イスラフェル姉「ちゃんとふきふきしよーね♪」
弐号機「あぃ」
イスラフェル妹「ふきふき♪」
アスカ「ちょっと、ミサト!!なんで私が全員のお風呂を面倒みないといけないわけ!?」
ミサト「いーじゃない。好かれてるんだから」
アスカ「それならバカシンジにやらせなさいよ!!」
イスラフェル姉「それは……あの……」
イスラフェル妹「は、はずか、しい……///」
アスカ「んぐ……!?」
ミサト「はい、アスカの負けー」
アスカ「だぁあああああ!!!!!!可愛いからもう裸とかやめてよぉぉぉ!!!!」
翌日 学校
生徒「きゃぁああああ!!!!!!なに、この子たちぃぃぃ!!!!!!」
イスラフェル姉&妹「らんらーん♪」
ヒカリ「はぅ!!!かわいい」
ケンスケ「すごい!!!まさか、間近で使徒を拝めるなんて!?」
トウジ「だから、ガキやん」
初号機「トウジさーん、はい。これ、私が作った花のネックレスだよ?」
トウジ「なんやねん、それ!」
弐号機「もらってください」
トウジ「なんでや!?保護者にわたせや!!
イスラフェル妹「もうシンジさんにはわたしてますよぉ」
イスラフェル姉「トウジさん……はぁ……シンジさんとはまた違った匂い……おちつきますぅ」
トウジ「もうええやろ!!!!!!全員はなれろやぁぁぁぁ!!!!」
初号機&弐号機&イスラフェル姉妹「やでーす♪」
トウジ「なんでやねーーーーーーん!?!?」
レイ「鈴原くん、モテモテ」
アスカ「なんなの?」
シンジ「なんだろうね?なにかあるのかな?」
零号機「適格者かもしれないね」
シンジ「適格者?」
アスカ「まさかぁ」
ピリリリリリ!!
レイ「あ、通信」
ミサト「みんな、すぐにネルフ本部まで来て。可愛い使徒が現れたわ!」
シンジ「わかりました!!!」
アスカ「みんな、行くわよ!!」
初号機&弐号機&イスラフェル姉妹「はーい」
レイ「急ぎましょう」
ダダダダダッ
トウジ「はぁ……もう勘弁してくれぇ……」
サハクィエル(7歳)「こわいよぉ……たかいよぉ……」
マヤ「可愛い使徒です!!!!!青パターン!!!!」
リツコ「もういいわ」
ミサト「でも、あの子、さっきからジャングルジムの上で震えているだけね」
リツコ「もしかして高いところに登ってみたものの、降りられなくなったとか?」
ミサト「それは流石に……いや、ありえるか」
シンジ「ミサトさん、現場に到着しました!!」
レイ「この子、どうすれば?」
アスカ「ほら、降りてきなさいよ。受け止めてあげるから」
サハクィエル「……(ふるふる」
アスカ「ミサトー、この子、ここから降りれないみたいよー?」
ミサト「あー、じゃあ、説得してみて」
シンジ「やってみます!」
レイ「状況開始」
アスカ「ほーら、こわくないよー」
あれ、サンダルフォンとマトリエルはどうした?
初号機「ゼロくん、ブランコしよー」
零号機「うん」
弐号機「あう……」
初号機「ほらほら、弐号機ちゃんも♪」
弐号機「……うん♪」
アスカ「ほーら」
サハクィエル「……(ふるふる」
レイ「ダメね」
シンジ「どうしたら……」
アスカ「うーん」
レイ「ごはんで釣ってみる……はい、おかしあげるから」
サハクィエル「……(ふるふる」
シンジ「はぁ……」
初号機「あはははははは!!!!」
弐号機「ひぃぃぃっぃい漕ぎすぎだよぉぉぉぉぉ!!!」
>>134
全使徒は勘弁してくれ……
シンジ「ほーら、おいでよー。僕が受け止めてあげるから」
サハクィエル「……」
シンジ「ほら、大丈夫」
レイ「碇くん……大丈夫よ、私たちで受け止めるから」
アスカ「ほら、これだけいるんだから安心でしょ?」
サハクィエル「……(コク」
シンジ「うん、大丈夫。絶対に守るから」
レイ「さあ」
アスカ「ほら」
サハクィエル「……えいっ」
パフン
シンジ「よし、偉いぞ!」
レイ「よくやったわ」
アスカ「いい子ね」
サハクィエル「……ありがと♪」
シンジ「ミサトさん、捕獲できました!!」
ミサト「よくやったわ。じゃあ、帰ってきて」
シンジ「はい!」
マヤ「待ってください!!これは……!?」
リツコ「どうしたの?」
マヤ「シンジくんの近くに使徒の反応が二つもあります!!!」
リツコ「なんですって!?」
ミサト「モニターにだして!!早く!!」
日向「は、はい!!」
サンダルフォン(0歳)「あーあーうー」
マトリエル(2歳)「きゃうぱぁ……(ジョロロロロ」
マヤ「あ、ひとりお漏らししてます」
ミサト「シンジ君!近くに使徒が二体もいるからついでに捕獲して。一人はお漏らししているから気を付けてね!」
シンジ「はい!!」
アスカ「お漏らしってなによ!?」
ネルフ本部
シンジ「三体、捕獲しました……」
サハクィエル「……(ギュ」
シンジ「あの、もう離れてくれると」
レイ「……」
サンダルフォン「ママ、おっぱ、おっぱ」
レイ「ごめんなさい。出ないの」
マトリエル「あー♪(ジョロロロロ……」
アスカ「きゃあああ!!!!また、お漏らししてる!!!ちょっと、早くこの子を受け取ってよぉ!!」
ゲンドウ「ああ、問題ない。預かろう」
冬月「うむ。赤子は私が抱こう」
ゲンドウ「頼む」
シンジ「はぁ……疲れた」
レイ「そうね」
アスカ「おしっこで服がべたべたする……」
ミサトのマンション
ミサト「はい、お疲れー」
シンジ「はぁ」
アスカ「今日は流石に疲れたわ」
初号機「ペンペーン!!」
ペンペン「ぐえぇえ!!!」
弐号機「次は、私に抱かせて、ほしいな」
イスラフェル姉「あーずるいー♪」
イスラフェル妹「かわいい♪」
ペンペン「くぇええええええ!!!!」
ミサト「ペンペン死ぬかも……」
シンジ「はぁ、じゃあ、もう僕は寝ますね」
アスカ「私もー」
ミサト「ゆっくりやすみなさーい」
初号機「ありゃ?また壊れちゃった
ネルフ本部
ゲンドウ「長期の任務ご苦労だったな」
加持「いえ。私としても収穫が多かったですよ」
冬月「そちらでも使徒が現れたそうだな?」
ゲンドウ「捕獲はしたのか?」
加持「はい。彼女が頑張ってくれましたから」
??「にゃー」
イロウル(14歳)「お姉ちゃん、恥ずかしくないの?」
??「んな!?生意気だにゃあ」
イロウル「だって……にゃあ、はないと思うよ?」
??「そう?じゃあ、ワンでどう?」
イロウル「ないない」
加持「彼女は優秀ですよ?」
ゲンドウ「そのようだな。報告は受けている。期待しているぞ……マリ」
マリ「まあ、将来の夢は保母さんだからねー。こういうことは任せてください♪」
数日後
マヤ「パッターン青!!!可愛いです!!!」
リツコ「飛んでる!?」
ミサト「わお」
レリエル(8歳)「すーぱーまーん!!」
ミサト「初めてのタイプね」
リツコ「今回は油断できないわ」
ミサト「三人とも聞こえる?」
シンジ「はい!」
アスカ「ちょっと、なにあの子!?飛んでるけど!?」
レイ「どうしますか?背伸びをすれば届く高度ですけど」
ミサト「まあ、油断しないでね?」
シンジ「分かりました」
ミサト「……胸騒ぎがするわ」
マヤ「……あ、パンツみえた。しましま……(はにゃーん」
初号機「わー!!すごいすごーい!!!」
零号機「わー、いいなぁ」
弐号機「かっこいい……」
レリエル「やっほー?どうかしたの?」
初号機「飛ぶって気持ちいいのー?」
レリエル「うん!」
弐号機「いいなぁ」
レリエル「よっと」
シュタ
レリエル「じゃあ、背中に乗ってもいいよー?」
初号機「ほんとー!?」
レリエル「一人ずつねー」
初号機「じゃあ、じゃんけん……」
弐号機&零号機「ぽん!」
弐号機「あ……勝った♪」
レリエル「じゃあ、しっかり捕まっててねー?」
弐号機「う、うん!」
レリエル「それー」
ふわふわ……
シンジ「時速、どれくらいかな?」
レイ「歩く速度よりは確実に遅いわ」
アスカ「あ……あ、危ない……あ、あ……」
シンジ「アスカ、大丈夫だって」
アスカ「なによ!!!落ちたら大変じゃない!!」
レイ「高度は一メートルもないわ」
アスカ「打ち所が悪かったらどうするのよ!!!!」
シンジ「お、親バカ……」
レリエル「どうー?」
弐号機「た、たのしぃ……♪」
レリエル「えへへーそうでしょう?」
シンジ「人を乗せると、高く飛べないんだね?」
レリエル「うん、そうなの」
弐号機「……はぁ♪」
初号機「次はわたしー!!」
零号機「あの、あの、ぼくもぉ!」
レリエル「あーはいはい。ちょっと、待ってよぉ。少し疲れちゃった」
初号機「えー?」
零号機「まあ、あの、無理はだめだよね……」
レリエル「そんなに残念そうにされると困るなぁ」
シンジ「さてと」
レイ「じゃあ、みんなを乗せたら捕まってね?」
レリエル「え?あ、うん、わかったー」
アスカ「怪我はなかった!?」
弐号機「大丈夫だよぉ、ママ」
アスカ「はぁ……よかったぁ」
ネルフ本部
ミサト「はい、御苦労さま」
シンジ「いえ」
初号機「シンジさん、今日は一緒にお風呂にはいりますかぁ?」
シンジ「なに?突然?」
初号機「えへ」
アスカ「はいはい。幼児のくせに色気ださないの」
初号機「がるるるるるるる!!」
アスカ「がるるるるるる!!!」
弐号機「ママ、こわいよぉ」
ゲンドウ「うむ、分かった……冬月。参号機が来るそうだ」
冬月「わかった。保護者を用意する」
ゲンドウ「頼む」
レリエル「わーい(ふわふわ」
マリ「きゃぁあああ!!!!!可愛いのがとんでるぅぅぅ!!!!だかせてぇぇぇ!!!!!!」
翌日 学校
生徒「きゃあああ!!!!またふえてるぅぅぅぅう!!!!」
トウジ「なんや、お前?」
参号機「あ……あなたが鈴原トウジ?」
トウジ「なんでワシの席に座ってんねん」
初号機「あーーー!!!だれーーー???」
弐号機「ト、トウジさんの席から離れてください!」
シンジ「なに?あの子?」
アスカ「年下の恋人じゃないの?」
レイ「ゼロ、どう思う?」
零号機「まあ、多分エヴァだと思うけど……なんだろう、すこしちがうような……?」
参号機「鈴原トウジ。私はあなたを保護者だとは認めてないからね!!!」
トウジ「はあ?意味分からんぞ?」
参号機「ちょっと、良い匂いをはなってるからって、私は籠絡されないんだからぁ!!!」
トウジ「……なんやねん、こいつ」
参号機「バカバカー!!」
ポカポカ
トウジ「おーい、せんせー、こいつなんとかしてくれー」
シンジ「えー?」
ケンスケ「というか、この腰から伸びているケーブルは……やっぱり、エヴァ?」
参号機「にゃああ!!!!ちょっとぉ!!!どこ触ってんのよ!!!スケベ!!」
ケンスケ「ええ?」
初号機「うわーケンスケさんさいてー」
弐号機「あうぅ……ママぁ」
アスカ「あんたバカぁ!?」
ケンスケ「は?」
レイ「この子たちのケーブルは人間でいうと……その……感じるところだから」
ケンスケ「え?」
シンジ「ケンスケ、ごめん。もう初号機ちゃんに近づかないで」
ケンスケ「ええええええ!!?!?!」
ネルフ本部
マヤ「……これは?!」
ミサト「どうしたの?」
マヤ「パターン緑?青?んん??」
リツコ「報告ははっきりと」
マヤ「それが……モニターにうつします」
ミサト「……え?」
参号機「トウジ、私に気安く触らないでよね!!」
トウジ「誰が触るか」
参号機「なによ!!!ちょっとぐらい触ってもいいけどぉ!?」
トウジ「どっちやねん!!」
ミサト「参号機じゃない」
マヤ「あの……あれが、使徒っぽいんですけど」
リツコ「なんですって?」
ミサト「シンジくん!!聞こえる!?」
シンジ「あ、はい!」
ミサト「参号機がそっちにいるわね?」
シンジ「はい、いますけど」
ミサト「それ、使徒みたい」
シンジ「えええ???」
参号機「ふん……」
トウジ「むかつくやっちゃなぁ」
ミサト「ちょっと、初号機と遊ばせてみてくれない?」
シンジ「初号機ちゃん、ちょっとあの子と遊んでみて」
初号機「はーい♪―――参号機ちゃーん!!」
参号機「なによ!?あ、だめ!!腕をひっぱらないで!!!!」
初号機「いっしょにあそぼー♪」
参号機「だめえ!!腕は―――」
トウジ「え?」
参号機「い、いやぁ!!!みないで!!トウジはみちゃだめぇぇ!!!!」
デロロロン
トウジ「な……腕が、のびよった……?」
参号機「あ……やだぁ……トウジ……みないで」
初号機「すごーい!腕がのびたー♪」
弐号機「なわとび、できそう」
零号機「どういうこと?」
シンジ「あの、腕が伸びちゃいました」
ミサト「はぁ……使徒ね」
参号機「あ……あ……」
トウジ「お前……使徒か?」
参号機「……みないで……トウジ……ごめんなさい……わたし……もう……けがされてるから」
トウジ「……」
参号機「だから……トウジのことなんて、嫌いになりたかった……私が嫌いになれば……トウジもきら、いになると、おもってぇ……うぅ」
トウジ「お前……」
参号機「でも、トウジの匂い、好きなの……嫌いになれないよぉ……」
アスカ「どうするの、ミサト?」
ミサト「……」
シンジ「トウジ……」
参号機「ごめんなさい……ごめんなさい……トウジ……ごめんなさい……!」
トウジ「……腕は戻せるんか?」
参号機「う、うん……」
シュルルルル
初号機「すごーい!!!ゴムみたーい!」
零号機「もう一回!もう一回!!」
弐号機「うーしょ」
デロロロン
トウジ「なんや。戻せるならええやん」
参号機「え……」
トウジ「腕が伸びたままやと色々大変やけど、戻せるなら、それはお前の個性やろ?」
参号機「き、きもちわるくないの……?」
トウジ「ええやん。腕が伸びるエヴァはお前だけやし、自慢になる」
参号機「トウジ……!!」
初号機「のびるー!」
零号機「どこまでのびるんだろう?」
弐号機「わーい」
ニュルルルルルルルル
トウジ「お前の保護者はワシなんやろ?」
参号機「うん」
トウジ「なんでかは知らんが、そうなら仕方ないな。ワシが守ったる!」
参号機「トウジ」
トウジ「お前を悪くいうやつは、ワシが殴ったる!」
参号機「……ふ、ふん!!!それが保護者として当然のことでしょ!!そんな自慢げに言わないで!!」
トウジ「正直になれや。うれしいくせに」
参号機「う、うれしくなんてないんだからぁ!!!」
初号機「あ、弐号機ちゃん校庭まで行っちゃった……。そろそろ戻ってー!!!」
ネルフ本部
トウジ「今日からお世話になります。鈴原トウジです!」
参号機「エヴァンゲリオン参号機、よろしく」
シンジ「うん」
レイ「よろしく」
アスカ「まさか、アンタがねえ」
トウジ「なんや?文句でもあるんか?」
ミサト「はいはい。そこまで。トウジ君、ありがとう。引き受けてくれて」
トウジ「いやぁ。ミサトさんの頼みでしたらなんでも引き受けます!!」
アスカ「バカ」
レイ「ゼロ、帰るわ」
零号機「はーい」
シンジ「あれ?父さんはいないんですか?」
ミサト「ええ、ちょっち、月まで」
シンジ「つき?」
シャトル内
冬月「完成していたのか、エヴァンゲリオン6号機」
6号機「にーにー!!!」
テトテト
カヲル「危ないじゃないか、走ったら」
6号機「ごめんなさーい」
カヲル「……ショタはいいねえ」
6号機「ショタはいいねー♪」
ゲンドウ「誰だ、アレは?」
冬月「一応、資料はある。渚カヲル、6号機の保護者だ」
ゲンドウ「……そうか」
カヲル「……初めまして、おとうさん……」
ゲンドウ「……!?」
冬月「どうした?」
ゲンドウ「少し、寒気が」
数日後
マヤ「きゃぁああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
リツコ「どどど、どうしたの!!?」
マヤ「パターン青!!!可愛い使徒です!!!」
ミサト「嘘でしょ!?碇司令も冬月副司令もいないってえのに!?」
日向「モニター出ます」
ミサト「な……!?」
リツコ「あれは……???」
ゼルエル(15歳)「はーい、すいませーん、ちょっと通りますねー」
ミサト「ちょっと、ここまで侵入されてるじゃない!?!!」
マヤ「すいません!!!!かわいい中学生かと思って入れちゃいました」
リツコ「まあ、セーラー服きてるしねえ」
ミサト「はぁ……頭、痛い」
ゼルエル「すいませーん。アダムいますかぁー?」
ミサト「ゴミ箱漁ってるわ、あの子」
ゼルエル「はぁ……ここも外れかぁ。もうお腹すいたし、帰ろうかなぁ」
シンジ「あれ、君だれ?」
初号機「んー?」
ゼルエル「あ、これはこれは。私の妹達がお世話になりました」
シンジ「はぁ……」
ゼルエル「へえ?ふんふん、ほぉ……」
シンジ「な、なに?」
ゼルエル「くんくん……」
シンジ「ひ!!」
初号機「―――オォォォォォォォオオオオン!!!!!」
ゼルエル「―――よっと、あぶない♪」
初号機「がるるるるるるる!!!」
シンジ「君は、誰?」
ゼルエル「使徒ですよ、シンジさん?」
シンジ「使徒だって!?」
ミサト「シンジ君!!」
シンジ「ミサトさん!!今、目の前に使徒が!!」
ミサト「捕獲してちょうだい!!」
シンジ「わかりました!!」
ゼルエル「ほーら、大車輪!!」
初号機「きゃははははははは♪」
グルングルン
シンジ「わあああ!!!それ肩が外れるから!!!せめてジャイアントスイングに!!!」
ゼルエル「ぶっとべー♪」
初号機「わーい!!!シンジさーん!!!!わたし、とんでるよぉぉぉぉぉ!!!!!」
シンジ「初号機ちゃん!!!危ない!!!!」
ガシャーン!!!!
初号機「あぅぅ……キュー……(ガクッ」
ゼルエル「さてと、邪魔者は気絶しましたね」
シンジ「よ、よくも初号機ちゃんを……許さないぞ……!!」
マヤ「初号機、活動限界です!!初号機のおやつ時間まであと20分もあります!!」
リツコ「おやつタイムまで待つことは無理ね」
ミサト「シンジくん……!!!」
ゼルエル「ふふ、どうします?」
シンジ「くそ……!」
ゼルエル「こないなら……えい♪」
ガバッ!
シンジ「うわ!!!」
マヤ「シンジ君が使徒にマウントを取られました!!!」
リツコ「何をする気なの?!」
シンジ「く……どけよ……!!」
ゼルエル「ふふふ……やっぱり、シンジさんは良い匂いがしますねえ」
シンジ「なにを……!?」
ゼルエル「……食べちゃってもいいですか?」
ミサト「んな!?」
マヤ「シンジ君!!!不潔です!!!」
リツコ「ちょっと、録画しといて!!参考資料になるかもしれないわ!!!」
シンジ「やめ……ろ!」
ゼルエル「もう……我慢できません……お腹もすいてますし……ふふ」
シンジ「な、くそ……!!!」
ゼルエル「じゃあ、上から……いただきまーす♪」
シンジ「な……!?!」
マリ「っどせーい!!!!!」
ヒュウゥゥゥゥゥゥ!!!!!
ゼルエル「!?」
仮設5号機「マリさーーーーん!!!!!!なげるとか酷いっすーーーーーー!!!!!!!」
ゴーーーーーーン!!!!!
ゼルエル「きゃぎぃ!?」
マリ「どう?必殺5号機キャノンの威力。すごくない?」
シンジ「え?え?」
マリ「大丈夫?怪我は?」
シンジ「あ、大丈夫……」
仮設5号機「マリさぁん……やめてくださいよぉ……あててて」
マリ「非常事態だから」
仮設5号機「マリさん、いつもそれっすよね」
マリ「文句、ある?」
仮設5号機「な、ないっす」
マリ「よろしい♪」
シンジ「あの、君たちは?」
マリ「ん?マリだよ。で、こっちの彼が……」
仮設5号機「仮設5号機っす。すいません、気持ち悪いですよね?なんか、足がいっぱいあるし」
シンジ「いや、それはいいんだけど」
ゼルエル「あてて……やってくれますねえ」
マリ「お、起きたにゃあ」
ゼルエル「……誰ですか?」
マリ「まあまあ、ちょっと向こうで話そうよ」
ゼルエル「え?ちょっと、なんですか?」
マリ「いーからいーから」
ゼルエル「え?え?」
マリ「じゃあ、少年。初号機ちゃんを助けてあげるんだぞぉ」
シンジ「あ、そうだった!!」
初号機「あう……ごめんなさい、シンジさん……」
シンジ「怪我は?」
初号機「……お腹、すいたぁの」
シンジ「そっか」
仮設5号機「あ、じゃあ、このクッキーでも―――」
ゼルエル「きゃぁああああああああああああああ!!!!!!!!!!!人でなしぃぃぃぃぃい!!!!!!」
シンジ「なんだ!?」
マリ「なによー!ちょっとだけでいいからー、裸になってベッドに入ろうー!!」
ミサト「……」
ゼルエル「あの!!早く、私を捕獲してください!!!!」
マリ「はぁーはぁー」
リツコ「どうかしたの?」
マヤ「なんか、ジャストミートとか言ってましたけど」
リツコ「……無様ね」
ミサト「わかったわ、こっちにいらっしゃい」
ゼルエル「た、たすかりますぅ」
マリ「まってよー!!一夏の思い出にぃぃぃ!!!!にゃぁあああ!!!!」
仮設5号機「マリさん、ちょっと落ち着いて!!!」
マリ「いやいや!!もうJCタイプの使徒なんて出てこないんだからぁ!!」
シンジ「なんで知ってるの?」
マリ「これ!!」
シンジ「……死海文書?」
初号機「シンジさん、なにーそれー?」
シンジ「……なにこれ?」
初号機「すごーい。あ、これ私ににてるー」
ミサト「ちょっと、それは!?」
マリ「はあ、あの子が出てくるタイミングを狙って来日したっていうのになぁ……」
シンジ「全ての使徒が載ってる……?」
初号機「あと三人もいるねー。あ、アルミサエルちゃんって10歳なんだー」
ミサト「はぁ……マリ、あなたねえ」
マリ「にゃあ?」
リツコ「こんなものは何も役に立たないわ」
マヤ「これは、すごい!!!!使徒のプロフィールがのってる……!!!!サキエルちゃんは最近九九を覚えた?!」
シンジ「でも、後三体で終わり、なんですね?」
リツコ「そうね。終われば、いいわね」
シンジ「え?」
ミサト「……そうか」
リツコ「……エヴァンゲリオンはすでに量産体制に入っているわ」
数日後
マヤ「パターン青!!!やっぱり今日も可愛い使徒です!!」
ミサト「どこにいるの!?」
マヤ「あそこです!!!」
リツコ「あそこは……ビルの屋上?!」
ミサト「何をやっているの?」
アラエル(8歳)「えーい」
マヤ「なんか、紙飛行機を延々と折っては投げてますね」
ミサト「何の目的があるわけ?」
リツコ「使徒たちはただ可愛いだけよ。それ以上でも以下でもないわ」
ミサト「まあ、そうね」
シンジ「ミサトさん!!全員、配置に着きました!!」
ミサト「オッケー。じゃあ、捕獲よろしく♪」
シンジ「はい!!」
アラエル「えーい……あ、これはだめだった。じゃあ、次のを……(おりおり」
アラエル「むー……できた♪」
初号機「ねえねえ、飛ばすの?」
アラエル「だれ?」
初号機「わたし、初号機!!」
零号機「ゼロって呼んでいーよ」
弐号機「に、弐号機、です」
参号機「へえ、結構綺麗におってるのねえ」
仮設5号機「僕も折ってみていいっすか?」
アラエル「うん♪みんなでおろーよ」
初号機「じゃあ、私は黄色い折り紙ー」
零号機「え?それ僕の色なのにぃ」
弐号機「あか♪あか♪」
参号機「……黒はあるの?」
シンジ「折り紙大会になったね」
レイ「……すばらしい(はにゃーん」
トウジ「なにやっとんねん、あれ?」
アスカ「まあ、いつもこんな感じよ。適当に遊ばせてるだけね」
マリ「ふあぁああ……退屈」
アラエル「じゃ、いくよ。せーのっ」
アラエル&初号機&零号機&弐号機&参号機&仮設5号機「えーいっ♪」
ヒュウゥゥゥ……
初号機「とんだー♪」
零号機「いっけー!」
弐号機「どこまでとぶかなぁ♪」
参号機「まあ、海まではいくんじゃない?」
仮設5号機「海までっすか?南極までいきますかね?」
アラエル「きっと行くよ♪みんなの紙飛行機、すごいもん!!」
シンジ「……(おりおり」
アスカ「……あ、ちょっとずれた」
レイ「……難しい」
アラエル「それで、みんなは私に何か用があるの?」
初号機「うん!捕まってほしいな!」
アラエル「捕まる?」
参号機「いっとくけど、抵抗しても無駄だからね!!!……まあ、別に痛くするつもりはないけど」
アラエル「ふーん。それって、絶対なの?」
零号機「う、うん。ごめんね?」
アラエル「うー……ま、いっか。みんな私と一緒に遊んでくれたし。捕まるー♪」
初号機「じゃあ……ぽじゅとりょんらいふるー!てーい!」
アラエル「きゃーやーらーれーたー」
弐号機「か、かくほ、しました……」
アラエル「また、遊んでね?」
初号機「うん!」
トウジ「おりゃああ!!!セカンドインパクト号!!!とんでけえ!!!!」
マリ「おーと、セカンドインパクト号はマリの手によって無残にも壊されましたー(ぐしゃ」
トウジ「ぬあああああああああああああああ!!!!!!!なにしてくれとんねん!!!!!!」
ネルフ本部
ゲンドウ「ご苦労だったな」
シンジ「いえ」
冬月「こっちだ」
アラエル「ばいばーい」
初号機「ばいばーい」
マヤ「碇司令。ロシアのネルフから通信が」
ゲンドウ「こちらに回してくれ……碇だ」
シンジ「さて、かえろ」
参号機「ちょっと、トウジ。喉乾いた」
トウジ「そう思って、買っといたで?ほら」
参号機「……!?なによ!!!気がきくじゃない!!!」
トウジ「褒めてんのか怒ってんのかはっきりせえ」
ゲンドウ「……そうか。分かった」
ゲンドウ「完成したのか……エヴァシリーズ……」
数日後
マヤ「パターンあう!!!使徒です!!」
リツコ「発音ははっきりね」
ミサト「彼女は……?」
アルミサエル(10歳)「……」
マヤ「公園のベンチでずっとメビウスの帯を指でなぞってますね」
リツコ「ここに来て不思議ちゃんか」
ミサト「まあ、今回は全員で行く必要もないでしょう」
アスカ「着いたわよ、ミサト」
レイ「目標、捕捉しました。かわいいです」
ミサト「今回の使徒はレイと気が合いそうだから、レイにまかせるわ」
レイ「それは私が不思議ちゃんってことですか?」
アスカ「まあ、そうじゃない?」
レイ「……(ムカ」
ミサト「が、がんばってね、二人とも」
アルミサエル「……」
レイ「ゼロ、いくわよ」
零号機「うん」
アルミサエル「……?」
レイ「楽しい?」
アルミサエル「……(ふるふる」
レイ「楽しく、ないの?」
アルミサエル「……(コク」
零号機「じゃあ、どうしてずっとなぞってるの?」
アルミサエル「……」
レイ「……」
アルミサエル「……?」
アスカ「首を傾げた……自分でもわかってないわけ?」
弐号機「ママぁ……おしっこぉ」
アスカ「はぁ?だから、あれだけ出撃前はジュースを飲むなって言ったでしょ!?……いいわ、向こうの草むらで済ませましょう」
レイ「……」
アルミサエル「……?」
レイ「捕獲」
ヒョイ
零号機「わあああ、お姉ちゃん、大丈夫?」
レイ「嫌、かな?」
アルミサエル「……(ふるふる」
レイ「このまま一緒にいく?」
アルミサエル「……(コク」
レイ「そう。うれしい」
アルミサエル「……お……」
レイ「え?」
アルミサエル「……お、か……さん……す、き……」
レイ「……私も、好き」
アルミサエル「…………(ニコっ」
レイ「……終わったわ」
アスカ「こっちも終わったわ」
弐号機「ふぅ♪」
零号機「わーい♪」
アルミサエル「……すー……すー……」
アスカ「あら、寝てるじゃない。起こしちゃ、だめよ?」
弐号機「うん」
零号機「うん」
レイ「葛城三佐。捕獲、完了しました」
ミサト「お疲れさん。なんともない?」
アスカ「まあ、今回も大人しい使徒だったわ」
ミサト「……悪いけど、すぐに帰ってきてもらえる?」
レイ「……なにか、あったんですか?」
ミサト「最後の使徒が現れたわ」
アスカ「え?」
ネルフ本部
アスカ「……」
レイ「……」
カヲル「どうも。渚カヲル。―――使徒です」
ミサト「で、その使徒さんがわざわざここまで足を運んでくれた理由は?」
カヲル「……ふふ」
シンジ「!?」
トウジ「なんやあいつ、シンジを見つめてんぞ?」
マリ「ふぁああ……どうでもいい」
カヲル「僕がここに来た理由は一つ。僕の4号機と初号機を戦わせるためですよ」
ミサト「なんの意味が?」
カヲル「……4号機」
4号機「…………………にーちゃん、おしっこもれたぁ」
カヲル「おやおや、困った子だ」
アスカ「……ちょっと!!!!まだ3歳ぐらいじゃないの!?」
カヲル「生まれたばかりなんだ……はい、オムツをかえようね」
4号機「うん」
初号機「わーかわいい♪」
零号機「うん」
弐号機「……(ツンツン」
4号機「なに?」
弐号機「……うごいた」
ミサト「で、どうしたいわけ?」
カヲル「戦わせて初号機が勝てば僕も捕獲されますよ」
マリ「あんたが勝ったら?」
カヲル「ここに収容されている使徒を全部解放していただきます」
ゲンドウ「それはできん相談だ」
カヲル「ロリコンには聞いてません」
ゲンドウ「……むう」
カヲル「どうです?やりませんか?」
アスカ「断ったら?」
カヲル「……こうします」
シンジ「え?」
初号機「…………」
零号機「…………」
弐号機「…………」
参号機「…………」
仮設5号機「……………」
マリ「ちょっと、みんな!?」
レイ「ゼロ!?」
シンジ「初号機ちゃん!!!」
トウジ「なにしてくれとんねん!!!!」
カヲル「僕を甘く見ない方がいい。エヴァを操れるんですから」
ミサト「そういうこと……シンジくん?」
シンジ「分かりました。やります。戦います!!」
カヲル「流石はシンジ君。そう言ってくれると思っていたよ」
シンジ「それで、どう戦わせるんだ」
カヲル「……勿論、それは彼女たちに決めてもらえばいい」
シンジ「エヴェ同士に……?」
初号機「は!!あれ?」
4号機「おねーやん、戦う?」
初号機「え?あ、シンジさん?」
シンジ「あ、うん。戦って」
初号機「―――てい」
ポカン
4号機「………ふぇ」
初号機「かったー♪」
カヲル「……」
シンジ「……」
4号機「びぇぇぇぇえええええええん!!!!!!!!おーねやんがぶったぁぁぁぁぁ!!!!!」
カヲル「今のはノーカン」
アスカ「なによ!初号機の勝ちじゃない!!」
カヲル「でも……」
初号機「えー?ダメだったの?」
4号機「うぇぇぇえええええん!!!!いたいよぉぉぉぉおお!!!!」
カヲル「よしよし」
シンジ「なんか、ごめん」
カヲル「いや、シンジ君は悪くないよ」
レイ「とりあえず、ゼロたちは解放して」
マリ「そうね。まずは一勝ってことで」
カヲル「……仕方ないね」
零号機&弐号機&参号機&仮設5号機「…………は!?」
レイ「大丈夫?」
トウジ「おい、大丈夫か?」
参号機「ちょっと、トウジ、顔近い!!!」
弐号機「ママー」
アスカ「大丈夫だった?もう怖くないからね?」
シンジ「どうするの?」
カヲル「……」
4号機「うぅぅぅ……」
カヲル「ダメみたいだね。僕の負けだよ、シンジ君」
シンジ「いいの?」
カヲル「ああ。でも、僕たちはついに全て捕獲されてしまった……」
ミサト「そうね」
カヲル「もうすぐここに、人類が作り上げたエヴァシリーズが攻めてくる」
アスカ「ど、どうして?」
カヲル「あんなに可愛い使徒を独占しているんだ。各国が黙っているはずないからね。みんな使徒が欲しいのさ」
トウジ「なんやそれ!?」
カヲル「……僕もあの子さえ降りてきてくれたら協力できる。それまで、さようなら、シンジ君」
シンジ「う、うん……ありがとう」
数日後
マヤ「はあ……可愛い使徒はもう現れないんですね」
日向「そうだな」
青葉「なんか、寂しいな」
マヤ「そうですねえ」
ウィーン!!!ウィーン!!!!
マヤ「え?な、なに!?」
日向「上空に熱源確認!!!」
青葉「1、2、3……9体?!」
マヤ「あ……!!!!」
マリ「ようやくおでましにゃあ」
仮設5号機「あれが……量産機っすか」
マリ「使徒捕獲計画……やっぱり、最後は人の手で邪魔されるにゃあ」
仮設5号機「……マリさんにゃあにゃあいいすぎ」
マリ「さてと、準備しますか!」
ミサトのマンション
初号機「ふんふーん♪」
イスラフェル姉「らんらーん♪」
イスラフェル妹「らんらーん♪」
弐号機「ペンペーン♪」
ペンペン「くぉ!!!!くげぇえ!!!」
ミサト「……ぷはぁ」
アスカ「昼からいい御身分ね、ミサト」
ミサト「別にぃ。もう私、作戦本部長じゃないしぃ」
アスカ「左遷か」
ミサト「可愛い使徒はいなくなったんだからしょうがないでしょ!!」
シンジ「リストラ」
ミサト「それをいわないでよぉ!!」
シンジ「……ん?空から何か降ってきてない?」
アスカ「はあ?……ええええ???」
レイ「あれは……」
トウジ「……なんや、あれ?もう戦いは終わったんちゃうんか!?」
零号機「レイお姉ちゃん……」
参号機「トウジ……なんだか、あれ、怖い……」
トウジ「なんやねん、あの白い服きたガキンチョどもは……?」
レイ「量産機……」
トウジ「え?」
レイ「ゼロ、向こう」
零号機「う、うん!」
トウジ「ちょっと待て!!しゃーない、いくぞ、参号機!!」
参号機「め、命令しないでよ!!!」
ゲンドウ「始まったな」
冬月「ああ。使徒捕獲計画……やはりすんなりとはいかせてくれんな」
ゲンドウ「ああ。だが、この子たちは絶対に渡さん」
サキエル「……なにか、くる?」
量産機「ちゃくちー♪」
量産機「わーい!たのしかったねー」
量産機「ねえねえ、私たちって何しにきたんだっけ?」
量産機「え?それは……」
量産機「んー……」
量産機「なんだろね?」
量産機「確か、使徒がなんとかって言ってた気がする」
量産機「?????」
量産機「まあ、いいや。鬼ごっこする人、この指とーまれ!!」
量産機「わーい♪」
量産機「じゃあ、みんなで鬼ごっこーだぁ!」
量産機「鬼決めよーよ」
アスカ「……なに、あれ?」
弐号機「こ、こわいよぉ」
量産機「むむ!?だれかいるぅ!?」
シンジ「初号機ちゃん!!ほら、早くいくよ!!!」
初号機「だって、まだ、この絵が完成してないもん」
シンジ「ええ?」
イスラフェル姉「がんばってね、初号機ちゃん!」
イスラフェル妹「ファイトー」
初号機「ふんすー」
シンジ「あああ。アスカ、ごめん。もうしばらくかかりそう……」
ミサト「んごー……んごー……」
量産機「わーい、ねね、アナタ私たちの仲間?」
弐号機「う、うん……多分」
アスカ「あ、ちょっと!」
量産機「わーい!じゃあ、一緒にあそぼー」
弐号機「え?いや、やめてぇ」
量産機「わっしょい!わっしょい!!」
弐号機「えーん!!!ママぁ!!!たすけてーー!!!」
弐号機「あぅ……」
量産機「じゃあ、じゃんけんしよ、じゃんけん!」
弐号機「う、うん……」
量産機「じゃんけん、ぽん!!」
弐号機「……ふぇ」
量産機「弐号機ちゃんの一人負けー」
量産機「じゃあ、私たちが鬼ね」
弐号機「え?」
量産機「うんうん。弐号機ちゃんが鬼なのは可哀そうだもん」
量産機「私たちみんなで弐号機ちゃんを追いかけるからね♪」
弐号機「ええええ!?」
量産機「じゃあ、いくよー!よーい」
弐号機「うぁあぁああん!!!!!」
ダダダダッ
量産機「おえーーーーー♪(ドドドドドドドド!!!」
アスカ「なによ、あれ、ただのいじめじゃない!?」
アスカ「止めないと……!!」
レイ「待って」
アスカ「ファースト!?」
トウジ「あれを止められるのは同じエヴァだけや」
レイ「ゼロ。お願いね?」
トウジ「しっかり頼むで?」
零号機「うん」
参号機「ま、これで最後だし、少しだけ本気出しちゃおっかな?」
トウジ「期待してるで」
参号機「……ふん」
弐号機「やだぁああああ!!!!!」
量産機「そっちにいったぞー♪」
量産機「つかまえた♪」
弐号機「きゃぁあああああ!!!!!」
量産機「よーし、弐号機ちゃんゲットー♪」
量産機「かわいいよねー」
弐号機「やめてぇ」
量産機「なにするー?」
量産機「そーだ、弐号機ちゃんのケーブルをこすっちゃう?」
量産機「いーね。私たちにケーブルないし」
弐号機「やめて!!そこだけは!!!」
量産機「いーじゃない♪」
量産機「押さえて」
量産機「はーい」
弐号機「やめてぇ!!!」
量産機「よーし……むふふふふ」
量産機「みんなでさわろー」
量産機「―――てあー♪」
弐号機「――――はにゃぁあああああああああ!!!!!!!!」
弐号機「あ……あぅ……(ピクッピクッ」
量産機「あらら?」
量産機「弐号機ちゃーん?」
量産機「気絶しちゃったね?」
アスカ「弐号機ぃぃぃぃぃぃぃいいいいい!!!!!!!」
レイ「押さえて」
トウジ「落ち着け」
アスカ「何言ってるの!?!あんなのレイプじゃない!!!!レイプよ?!!」
レイ「……残念だけど」
アスカ「いやぁあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
量産機「どーする?謝る?」
量産機「そうだね」
量産機「「弐号機ちゃん、ごめんね」」
量産機「……次はなにする?」
参号機「ちょっと、待ちなさい!!!」
量産機「え?」
参号機「はあ!!!」
ニュルルルルル!!
量産機「おわ!!すごい!腕がのびたよ♪」
参号機「ふふん♪驚いたでしょ?これは私だけの――――」
量産機「ふん!!」
ニュルルルルル!!
参号機「うそ……」
零号機「量産機ちゃんたちも腕、伸びるんだ……」
参号機「そ、そんな!?」
量産機「腕縄跳び?」
量産機「やったー♪やろやろー」
参号機「ちょっと!!腕を弄ばないで!!!」
量産機「まわしまーす♪てーい♪」
参号機「ちょっと!!伸びちゃうから、まわしちゃだめーーーー!!!!」
トウジ「さんごうきぃぃぃぃぃ!!!!!」
参号機「うえーん……腕がバカになっちゃったよぉ~!!」
量産機「あれ?戻んないの?」
参号機「どうしてくれるのよぉ……これじゃあ……トウジと結婚できないよぉぉぉ!!!うわーーーん!!!」
量産機「「ごめんね?」」
量産機「さてと……」
零号機「ひっ!!」
量産機「なにしてあ-そーぶー♪」
零号機「う……」
量産機「ねえねえ」
零号機「う……うああぁあああああ!!!!!レイおねえちゃぁあぁぁぁん!!!!!」
量産機「かけっこだ♪」
量産機「まけるかぁ!」
零号機「ひぃぃぃぃ!!」
量産機「とう!!―――捕まえた♪(ズサァァァ!!」
量産機「さーて……なにするー?」
零号機「やめてよぉ……」
レイ「……!!!」
ダダダダッ
量産機「!?」
レイ「ダメ!!!」
ガバッ
零号機「レイおねえちゃん♪」
レイ「この子をいじめないで!!」
アスカ「ちょっと、あんたねええ!!!!」
トウジ「なんか納得できへんで!!!」
量産機「(ひそひそ)」
レイ「な、なに?」
量産機「ロンギヌスの槍で―――スカートめくり!!!!」
レイ「―――きゃ!!」
量産機「お姉ちゃん、白だー♪」
量産機「私たちと同じだねー。ほらほらー♪」
レイ「ちょっと、近づいてこないで……」
トウジ「自業自得や」
アスカ「全くね」
量産機「みてみてー」
量産機「おねーちゃーん」
レイ「やめて!!ちょっと、迫ってこないで!!」
零号機「うわぁぁぁん!!!!!!」
量産機「ほらほらー」
量産機「みてよー。真っ白のパンツだよー」
レイ「……ひっ!」
マリ「―――いったれーーーー!!!!!!」
仮設5号機「またーーーーーー!?!?!」
量産機「なんかきた!!!―――ATフィールド、全開!!!!」
ゴーーーーン!!!!
量産機「はぶぶぶーーーー!!!!」
量産機「量産機ちゃーーーん!!!!」
量産機「ATフィールドってなにぃ!?」
仮設5号機「……あたた。お、マリさーん、一人やっつけたっすーーー!!!!」
マリ「おー、やるじゃん♪」
量産機「なになにー?」
量産機「だれー?」
仮設5号機「どうも、仮設5号機っす」
量産機「仲間?」
仮設5号機「まあ、そうっすね」
量産機「仲間だって!!!」
量産機「わーい、仲間だー♪」
ワラワラ……
仮設5号機「なんだ、この圧迫感は……ぐるじぃ……」
量産機「なにして遊ぶ?」
量産機「ねえねえ」
仮設5号機「ちょっと、離れてくださいっす……!!」
量産機「ねえ、なにして遊ぶ?」
量産機「わーい♪」
仮設5号機「しぬ……圧迫死するっす」
トウジ「参号機、大丈夫か?」
参号機「くすん……もう、お嫁にいけないよぉ……」
トウジ「アホ!」
参号機「え?」
トウジ「……ワシが……もらったる。安心せえ」
参号機「……ばっ、バッカじゃないの!?あんたになんか嫁にいくもんですか!?嫁にいってあげるんだからね!!!勘違いしないで!!!」
アスカ「弐号機……ごめんね」
弐号機「ママぁ……泣かないでぇ」
アスカ「弐号機……!!」
仮設5号機「マリさーーーん!!!たすけてーーー!!」
マリ「ゼルエルちゃん……はぁ……」
仮設5号機「だめだーーーー!!!!」
量産機「じゃあ、また鬼ごっこしよ」
量産機「いいねいいね」
仮設5号機「あ、ちょっと鬼ごっこは苦手で……」
量産機「やるよー、じゃんけん……」
仮設5号機「有無をいわせない!?」
量産機「ポン!!―――仮設5号機くんの一人負けー」
仮設5号機「えええ?!」
量産機「じゃあ、またみんなで仮設5号機くんをつかまえよー♪」
量産機「おー♪」
仮設5号機「なんか理不尽っす!!!」
量産機「よーい!スタート!!!捕まえた!!!」
仮設5号機「ちょっと!!!!鬼ごっこするきないでしょ!?」
ネルフ本部
マヤ「ああ……エヴァがどんどんやられていく」
日向「あれが量産機の力か……」
青葉「こりゃ負けたな」
ウィーン!!ウィーン!!
マヤ「なに!?」
ゲンドウ「まずいことになった!!!」
マヤ「碇司令!?」
冬月「すぐに探せ!!!」
日向「何かあったんですか!?」
ゲンドウ「渚カヲル……初めからこうする気だったのだな……」
加持「いっぱい、食わされましたねえ」
冬月「加持……」
加持「……」
ゲンドウ「……くそ!!!可愛い使徒がにげたぁぁぁぁ!!!!」
ミサトのマンション
初号機「できたー♪ミサトの寝顔絵」
シンジ「そんなの書いてたの!?」
イスラフェル姉「うまーい」
イスラフェル妹「じょうずー」
初号機「えへへへへ」
シンジ「早く行こう!!」
初号機「うん!」
ピンポーン
シンジ「こんなときに誰だろう……はい」
シャムシエル「シンジさーーーん!!!!会いたかったです!!!!」
シンジ「シャムシエルちゃん!?」
サキエル「しょごちゃーん」
初号機「あー!!!サキエルちゃん!!!」
カヲル「さあ、いこうシンジ君。世界は君の答えを待っている」
量産機「仮設5号機くんの足がもげちゃった」
量産機「「ごめんね?」」
仮設5号機「謝って……済む問題じゃ、ないっす」
マリ「あらら」
量産機「うー、もう終わり?」
量産機「どうする?もう帰る?」
量産機「まだ遊びたりないよぉ」
量産機「だよねえ」
サキエル「ちょっとまったぁああ!!!」
量産機「うは!新手だ♪」
ラミエル「……(ぼー」
シャムシエル「それ以上は好きにさせません!!」
量産機「なんかいっぱいきたよ!!」
初号機「……やっほー♪」
量産機「やっほー♪」
ガギエル「プールないとやる気がでないぃ」
イスラフェル姉「一緒におどろ?」
量産機「うん!」
イスラフェル妹「らんらーん♪」
サンダルフォン「おうあー!!」
量産機「赤ちゃんだー、かわいい♪」
マトリエル「きゃぽ……(ジョロロロロ」
量産機「わあああ!!!!!!」
サハクィエル「あわわ……また高いところにのぼちゃったよぉ……シンジー!!たすけてー」
イロウル「おねーちゃん、元気だった?」
マリ「おー」
レリエル「すーぱーまーん」
量産機「すご!!!とんでるーー」
ゼルエル「……(そー」
マリ「にゃあああああ!!!!!!!ゼルエルちゃぁああああああん!!!!!!」
シンジ「これは……」
カヲル「お……来たね」
6号機「にーにー」
カヲル「さて、シンジ君」
シンジ「なに?」
カヲル「このまま僕たちを見逃してくれないかい?」
シンジ「え?」
カヲル「使徒捕獲計画。それが達成されてもただの見世物になるだけ。僕たちはそんなこと望んではいない」
シンジ「う、うん」
カヲル「見逃してくれるというなら、僕たちが量産機ちゃんたちをこのまま連れて帰ろう」
シンジ「見逃せない、といったら?」
カヲル「この子を使って無理矢理にでも突破するよ」
6号機「……」
シンジ「……その子にはそれだけの力が?」
カヲル「ああ。多分ね」
サキエル「腕縄跳びー!!」
量産機「きゃはははは♪」
参号機「やめってってば!!!」
シャムシエル「はい!はい!!」
量産機「は!は!(ぴょんぴょん」
ラミエル「……(ぼー」
量産機「……目にカラシを塗ってみよう(ぬりぬり」
ラミエル「……………ひゃぎゃあああ!!!!」
量産機「おおおーーー!!!!」
シンジ「……僕がそれを決めていいのかな?」
カヲル「勿論。君はそれだけの資格があるんだ」
シンジ「……」
カヲル「どうする?」
シンジ「―――わかったよ」
カヲル「……」
マリ「にゃああんお♪」
ゼルエル「やめてぇえええ!!!!!」
カヲル「しゅーごー」
ダダダダダッ
使徒&量産機「はーい」
カヲル「えっと、みんなが大好きなシンジ君から大事なお話があります。じゃあ、シンジ君」
シンジ「うん」
マリ「……(ペロペロ」
ゼルエル「うぇぇぇん」
シンジ「みんなとはここでお別れすることにした」
サキエル「なんでー?」
ラミエル「おめめ、いたいよぉ……」
シンジ「ここにいても皆は幸せになれない。だから、もう……ここを離れたほうがいいと思うんだ」
シャムシエル「シンジさん……」
イスラフェル姉妹「そんなぁ……」
サキエル「もう、それしか、ないの?」
シンジ「うん……みんなは隠れて住んだ方がいいんだ」
ラミエル「いたい!!!めがいたいよぉぉ!!!!」
カヲル「みんな、シンジ君のいうことなら聞けるね?」
ラミエル「……うん」
カヲル「ありがとう。シンジ君の言葉じゃないと彼女たちは納得しなかったと思う」
シンジ「どうして、僕が……」
カヲル「君はあらゆる使徒に好かれる体質だったんだ。鈴原トウジくんも似たような体質だったけどね」
シンジ「……そっか」
初号機「またね、サキエルちゃん」
サキエル「うん、しょごちゃん。手紙、書くね?」
量産機「弐号機ちゃんも一緒にいこうよ」
弐号機「ひっぃい!!!」
アスカ「行くわけないでしょ!!!」
量産機「ぶー」
カヲル「じゃあ、6号機……」
6号機「うん。みんな、ついてきてー」
使徒&量産機「はーい」
シンジ「あの子は……?」
カヲル「最後の手段だったんだ。万が一、シンジ君が断ったとき、6号機に泣き脅しさせようとおもってね」
シンジ「なき?!」
カヲル「ふふ、6号機には絶対にノーとは言えない必殺の泣き顔があるからね」
シンジ「そうだったんだ(ちょっと見てみたかったかも)」
カヲル「じゃあね、シンジ君」
シンジ「ありがとう。カヲル君」
カヲル「ああ。僕の大好きな人……」
ラミエル「めがいたい!!!めがいたい!!!!!」
サキエル「よしよし、お水であらいましょーね?」
ラミエル「うぇええん!!」
シンジ「大丈夫かなぁ?」
アスカ「行ったわね」
シンジ「うん」
初号機「シンジさん……寂しいね」
シンジ「うん、でも、初号機ちゃんがいるから」
初号機「でも……さみしいよぉ」
シンジ「うん……そうだね」
レイ「……」
零号機「レイおねえちゃんには僕がずっとついててあげる」
レイ「ありがとう」
マリ「仮設5号機ー、大丈夫ー?」
仮設5号機「マリさん、はやく、たすけて……」
シンジ「じゃあ、帰ろう!」
初号機「うん!」
ネルフ本部
マヤ「はぁ……」
日向「これでよかったんだ」
青葉「ああ、きっとな」
マヤ「は、い。そうですね……」
ゲンドウ「冬月。写真は何枚だ?」
冬月「5万枚ぐらいはあるな」
ゲンドウ「よし。全て現像しろ」
冬月「結構、かかるぞ?」
ゲンドウ「問題ない」
冬月「そうか」
ゲンドウ「とくにサキエルの入浴写真はポスター用で頼む」
冬月「わかった」
数日後 ネルフ本部
マヤ「ついに解体なんですね」
リツコ「しかたないわ。もう、ここは用済みだもの」
シンジ「この子たちはこのままでもいいんですか?」
初号機「ゼロくーん」
零号機「なにしてあそぶ?」
リツコ「ええ。大切に育ててあげて」
シンジ「はい」
アスカ「じゃあ、帰りましょうか」
シンジ「うん。おーい、初号機ちゃん帰る――――」
ウィーン!!ウィーン!!
シンジ「まさか!?」
マヤ「パターン青!!可愛い使徒が再出現しました!!!」
サキエル「おにーちゃん!南極遠いから帰ってきたよーーーー!!!!また、あそぼーーー!!!」
シンジ「な……!?」
サキエル「えへへへ、みんなもいるよー」
ラミエル「……(ぼー」
シンジ「あ、ははは」
マヤ「きゃぁああああ!!!!!かわいいい!!!!!」
初号機「わーい!またみんなと遊べるー」
シンジ「はぁ……カヲルくん?」
カヲル「……すまないね。みんなが南極の遠さに愕然としちゃって」
シンジ「これからどうするのぉ?」
カヲル「決まってるじゃないか。6号機、頼むよ」
6号機「シンジさぁん……うぅえぇぇん!!!お家にとめてぇよぉぉぉ!!!」
シンジ「ずるいよ!!カヲルくん!!!」
カヲル「ふふ」
6号機「うぇぇぇぇん!!!」
シンジ「………・わかったよ。みんな、面倒見る……見ればいいんだろぉ!!!」
使徒「よろしくお願いしまーす♪―――だーい好き♪」
END
疲れた!!!
見てくれた人もお疲れ様!!
その場のノリで書いてたらこんなことになったよ!!!
寝る!!
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