キョン「なあハルヒ・・・超能力者っていると思うか?」
ハルヒ「当たり前じゃない!今更なに言ってんのよ馬鹿キョン!」
キョン「そうだよな・・・なあハルヒ、今まで黙ってたけどさ」
ハルヒ「なによ」
キョン「俺、超能力者なんだ」
ハルヒ「えっ・・・ななななんだってえぇぇぇぇ!?」
キョン「黙っててごめんな」
ハルヒ「う、うそ・・・キョンが超能力者・・・証拠は!?証拠はあるんでしょうね!」
キョン「よし、今見せてやろう」
ハルヒ「・・・」ドキドキ
みくる「きょ、キョンくんって超能力者だったんですかぁ?」
古泉「彼は至極まっとうな普通の人間のはずです。ですね?長門さん」
長門「・・・」
キョン「ここにまだ開けてない新品のトランプがある。開けてみてくれ」スッ
ハルヒ「むむ・・・ただのトランプね、間違いなく。それで?」
キョン「じゃあ、その中から一枚カードを選んでサインを書いてくれ。ペンはその辺のでいい」
ハルヒ「一枚・・・うーんどれがいいかしら」
キョン「おっと、俺は向こう向いてるから見えないようにやってくれよ」
みくる「・・・ねえ古泉くん、あれって」
古泉「・・・まだ言わないでおきましょう」
長門「・・・」
ハルヒ「これ!これに決めたわ!」キュキュッ
キョン「サインしたか?」
ハルヒ「うん!次は?」
キョン「そしたら、そのカードを束に戻してよーくシャッフルしてくれ。よーくな」
ハルヒ「まかせなさい!」シャシャッ
キョン「よく混ぜたか?」
ハルヒ「よーーーーくね!フルーチェ作る時よりね!」
キョン「よし、カードをこのテーブルの上に置いてくれ」
ハルヒ「ここでいい?」スッ
キョン「ああ」
キョン「さて・・・ハルヒが封を開けて、ハルヒが選んで、ハルヒがシャッフルしたトランプだ。俺はお前に渡してから一切触っていない。間違いないな?」
ハルヒ「うん、キョンは触ってない」
キョン「よし・・・超能力を見せてやる」
ハルヒ「・・・」ドキドキ
キョン「俺がこのトランプの上で指を鳴らすと」パチン
ハルヒ「・・・」ドキドキ
キョン「ハルヒ、一番上のカードをめくってみてくれ」
ハルヒ「一番上?」ペラッ
ハートのA『ハルヒ☆』
キョン「お前が選んだカードだろ?」
ハルヒ「うん、あたしが選んだ・・・ええええええええええええ!!??」ガタガターン
ハルヒ「みくるちゃん!!み、みてこれ!あたしが選んだトランプ!きょっ、キョンが!」ワタワタ
みくる「すごいですねぇー」
古泉「待ってください涼宮さん、トランプはジョーカーを含めて54枚。偶然一番上に涼宮さんが選んだカードがきただけかもしれません」
ハルヒ「そうか・・・こんなの偶然!偶然よ!超能力なんかじゃないわ!!騙されないんだから!」
キョン「ならハルヒ、そのカードを束の真ん中に戻してくれ」
ハルヒ「諦めが悪いわね・・・」スッ
キョン「しっかり戻したな?」
ハルヒ「戻した!それで?次はどうすんの?」
キョン「・・・」パチン
キョン「めくってみろ」
ハルヒ「えっ?」
キョン「一番上をめくってみろ」
ハルヒ「あんた馬鹿?今あたしが真ん中に戻したんだから、一番上なんかめくったって」ペラッ
ハートのA『ハルヒ☆』
ハルヒ「・・・・・・」チラッ
キョン「お前が選んだカードだろ?」
ハルヒ「・・・ちょっとトイレ・・・」スタスタ
バタン
へい続き
トイレット
ハルヒ「はわわ…」
ハルヒ「はわわわわわ…」ガタガタ
今まで
_
.,'´r==ミ、 , ' ^ ̄`丶
i 《リノハ从)〉 > ', ト从Vv〉
从(l|゚ ヮ^ノリ i(レ゚ Δ゚リ
これから
_
, ' ^ ̄`丶 .,'´r==ミ、
', ト从Vv〉 > i 《リノハ从)〉
i(レ゚ Δ゚リ 从(l|゚ д゚ノリ
ハルヒ「はわわ…あ…あ、うぅっ」
ハルヒ「うごッ!おぶうぇえええええ…」ビタビタビタ
ハルヒ「はぁ…はぁ…うえっぷ、ぺっぺ…」
ハルヒ「は、はううぅ~…」ガタガタガタ
あ、終わりで
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