紅莉栖「恥ずかしいわね」ルカ子「ボクと、つきあってください!」(370)

岡部「フゥーハハハ、颯爽登場!鳳凰……いん……」ガチャッ

紅莉栖「……うん、いいわよ」

ルカ子「あ……はい!」


岡部「……お前たち、今、何を」

紅莉栖「あら、ハロー岡部」

ルカ子「……こんにちは、岡……凶真さん」

岡部「今何を、会話していたのだ……?」

紅莉栖「え?何って、それは」

ルカ子「……その、ボクが、クリスさんに……」


岡部「……ん?……いや、続けろ」

紅莉栖「だーかーらー、るかくんが私にね」


岡部「……んん?……それで」

ルカ子「つきあって……欲しいと……」


岡部「……」

岡部「ク……クク……フフフ……」

岡部「フゥーハハハハハハ!!!」

紅莉栖「何よ、うっるさいわねー」


岡部「わかっている、わかっているんだよ!このオチがなぁ!!」

岡部「何番煎じのネタだ?……そういうのは、この鳳凰院凶真には通じんぞ?」

ルカ子「え?あの……何が……」


岡部「どうせ、こういうことなんだろう?

   『ボクと、(買い物に)つきあってください!』、みたいなぁ!?」

紅莉栖「……」

岡部「クク、どうだ、図星だろう?……それとも別のことにつきあってくださいとか、
   そういうニュアンスか?どちらにせよ、俺を謀ろうとしても無駄無駄無駄!
   全ては俺の魔眼、リーディングシュタイナーが――」

ルカ子「あの……凶真さん……」

岡部「まったくビックリするではないか、ラボにきて早々『つきあって』とか。
   ダルだったら妄想の一つや二つに花を咲かすんだろうが――」

紅莉栖「……岡部、あんた」

紅莉栖「……何勘違いしてるんだ?」

岡部「安直すぎるんだよ、こういうネタは。誰でもわかるぞこんな――」


岡部「……お?」

ルカ子「ボクは、その……クリスさんに……」

紅莉栖「私はるかくんからね、



            告白されてたのよ?」



岡部「……え?」

岡部「……何、もっかい言ってくれる?」

紅莉栖「だから、告白」

岡部「告白?……ルカ子、お前何かしたのか?罪は償わないと――」

ルカ子「いえ、あの……ボクはクリスさんのことが……」



ルカ子「好き……ら……」

岡部「」

岡部「」

岡部「」

岡部「」


岡部「……っ……おっとぉ!この鳳凰院凶真ともあろう者が、
   幻聴に悩まされる日がくるとはな、俺も最近疲れが溜まって……」

紅莉栖「驚いてる所悪いけど、私は今その返事をしていた所よ」

岡部「へぇーそうなんですかー、それでなんというお返事を」


紅莉栖「いいわよって」

岡部「イイ、ワヨ?……ツ・キアッテイイ・ワヨ?なんの呪文だ?」


ルカ子「ボク、うれしいです……///」

岡部「ルカ子が嬉しくなる呪文か、それはそれはなるほどどうして」


岡部「」

岡部「」

紅莉栖「これからよろしくね、るかくん♪」

ルカ子「はいっ!……ふつつか者ですが……よろしくお願いしますクリスさん///」

岡部「」


岡部「……いや、待って。ちょっと待て!」

岡部「ど う い う こ と だ !?」


紅莉栖「なんなのよさっきから、うるさいぞ岡部」

ルカ子「頭に響きます……」

岡部「あ、すまん。


            ……じゃない!」

岡部「お、おおおお前たち!何を言ってるのかわかっているのか!?」

紅莉栖「ハァ?何度も何度もなんなの?
     だから私たちはつきあうって言ってんの!
     ドゥーユーアンダスタン?」

岡部「わかった!そこはわかったから!」

ルカ子「凶真さ……目が怖いです……」

岡部「だって、待ってくれ!何がどうしてそういうことになる!?」


紅莉栖「どうしてって、それは」

ルカ子「ボクが……クリスさんのこと……」

紅莉栖「私も、るかくんのこと……」


ルカ子「……///」紅莉栖「……///」


岡部「」アー、ハー、ウワー

岡部「ウェイ!ウェイウェイウェーイ!!」

紅莉栖「あーもーちょっと!邪魔よ岡部!……今せっかく雰囲気が」

岡部「『今せっかく雰囲気が///』……じゃない!
   禁止!!ラボ内での不純異性交遊禁止!!」

ルカ子「そうだったんですか?……それじゃあ、あの、クリスさん
    これからボクと、その……外に」

紅莉栖「フフ、いいわよ。じゃあ外でデートしに行きましょうか」

岡部「」


岡部「待て、頼むから待ってくれ!説明してくれ!!」

紅莉栖「しつこいわよ岡部!そこどいて、私たちは今から」

ルカ子「……デートしに……」


紅莉栖「行くんだから♪」ルカ子「行きますから♪」

岡部「うーわぁぁぁあああああああ!!!」

岡部「なんで?どうして?紅莉栖、お前は俺と――」

紅莉栖「キャッ、ちょっ、離して」

岡部「お前、日本に帰ってきて、おま、俺」

ルカ子「岡部さん、やめてください!クリスさんを離してください!」

岡部「ルカ子もルカ子だ!お前どうして紅莉栖のことなんか!!」

ルカ子「クリスさんは、なんかじゃありません!」

岡部「いや、そうだけども!ってそこじゃなくて!!何がどうしてどうなって」

紅莉栖「ちょっとー、離してー!セクハラで訴えるぞ!?」

岡部「紅莉栖!これ、ドッキリなんだろ!?そうなんだろ!?」



ダル「おーい、何騒いでるんだおー?外まで声が漏れまくりな件」ガチャッ

岡部「ダルっ!?」

紅莉栖「あ、橋田!ねぇ、ちょっとこの岡部どうにかしてくれない?」

ルカ子「こんにちは、橋田さん」

ダル「……何これ、どうなってるん?説明プリーズ」

岡部「俺だって何がなんだか……説明してくれよ……」

紅莉栖「何度言わせれば気がすむの!?私と、るかくんが!」

ルカ子「つきあうんです」


ダル「……お?……ツキアウ?牧瀬氏と、るか氏が?」

ルカ子「はい」

岡部「頼む、わからないんだ……なんでそうなってるのか……説明してくれ……」


ダル「……牧瀬氏とるか氏……女と男……突きあう……ハァハァ……ハァハァ」

紅莉栖「想像するなHENTAI!……でも、まあ、いずれは……」

岡部「」ハァーアーアー?

ダル「……んで、僕もちょっとわかんないんだけど、
   どうして急に牧瀬氏とるか氏がつきあうことになってるん?」

紅莉栖「どうしてって、成り行きよ、成り行き」

ルカ子「ボクが……クリスさんのことを……好きに……」

ダル「だってさー、この前までは全然そんな素振りも見せなかったわけじゃん?
   おかしくね?何があったん?」

紅莉栖「……そうね、るかくんと仲良くなったのは、つい最近の出来事だしね」

岡部「――お、お、お、おかしいだろうそうだろう!?
   つい最近の話しでなんでそんな急につきあうとかつきあわないとか」

ルカ子「それは、ボクがクリスさんのことを好きに」

岡部「ルカ子は黙ぁっていろ!今俺は紅莉栖に」


紅莉栖「……るかくんはとってもキュートで、つい守ってあげたくなっちゃう感じで、
     私も、るかくんの好意は嬉しかったからね……その……だから」

岡部「」

ダル「じゃあさ、その仲良くなったっつー出来事を教えて欲しいお。
   珍しい組み合わせだし、気になって仕方がないお」

紅莉栖「仲良くなった出来事?……話すとなると恥ずかしい……」

ルカ子「じゃあ。ボクが話します。……あれは、ボクがお父さんの言いつけで、
    買い物に出かけていた時のことです――」


‐‐--―――――――――――――--‐‐
  ‐‐--―――――――――--‐‐
     ‐‐--―――――--‐‐


ルカ子「……や、やめてください……通してください……」

カメラ小僧A「えーいいじゃん、ねーねーちょっとだけ」

カメラ小僧B「君、例の男の娘コスプレイヤーでしょ?
        僕ら君のファンなんだよ!だからさ、一枚、いや三枚、いやいや」

ルカ子「ボクは、お使いの途中で、写真は……その」

カメラ小僧A「その巫女服はなんのコスプレ?
        僕のハートにキュンキュン来ちゃってるよ!」

カメラ小僧B「いいねーその顔!ほら、手をどけて、本当の自分をさらけ出して!」


ルカ子「やめ……やめてください!……け、警察を」

カメラ小僧A「は、警察?警察って言った?なんで?」

カメラ小僧B「僕ら写真を撮らせてって言ってるだけじゃん。
        それもコスプレイヤーさんに。コスプレって撮られるために着てるんでしょ?」

カメラ小僧A「僕らさ、君のおかげで目覚めたんだよ!?カメラを向ける喜びに!!」

カメラ小僧B「それをどうして拒否ったりすんの?僕らは君のファンなんだよ?」

カメラ小僧A「ファンにはサービスをするべきだ!
        さぁ、君のその恥ずかしい顔を僕に見せて下さい!!」


ルカ子「嫌です……誰か……(凶真さ……)」




???「おい、そこのHENTAI」

カメラ小僧A「!?」

カメラ小僧B「誰だ!?」

紅莉栖「あんたたち、人にカメラを向けて、何してんの?」

カメラ小僧A「僕らはコスプレ写真を撮ろうと」

紅莉栖「漆原さん、この人たちって知り合い?」

ルカ子「いえ、違います……」


紅莉栖「……だそうですけど?知り合いでもない人間が、
    他人にカメラを向けて撮る行為、なんて言うか知ってます?」

カメラ小僧B「いや、僕らはこの人のファンで」


紅莉栖「盗撮、って言うんですよ?わかりましたかこのHENTAI」

カメラ小僧A「な、なんなんだよあんた!?横から入ってきてHENTAI!!HENTAI!!って!」

紅莉栖「何って、その子の友達ですけど、それが何か?」

カメラ小僧B「僕らはコスプレイヤーさんに、写真を撮らせてってお願いしてるだけだ!
        HENTAIなんかじゃない!正当な行為だよ!!」


紅莉栖「そうなの?漆原さん」

ルカ子「こ、この人たちが……いきなり喋りかけて来て……、
    しつこく追い回して……来るんです!」

紅莉栖「なるほど、HENTAIな上にストーカー容疑ね?
    じゃあ、通報しましょっか♪」

カメラ小僧A「ちょwwwww」

カメラ小僧B「おまwwwww」

紅莉栖「盗撮行為とストーカー容疑、可哀想にね?
    顔も可哀想なら人生も可哀想なことになるなんて、本当に可哀想」スチャッ

カメラ小僧A「なんだよ……なんだよ!」

カメラ小僧B「顔は関係ないだろ!?ふっざけんなよクソ女、覚えてろよ!!」

紅莉栖「覚えてていいの?……私、一度見た顔って早々忘れないんだけど……」


カメラ小僧A「くっそー畜生!バーカバーカ!!――」

カメラ小僧B「もうあんたのファンなんてやめてやるからなー!……――」


紅莉栖「大丈夫?漆原さん」

ルカ子「……は、はい。あ、ありがとうございました!……その、牧瀬さん」

     ‐‐--―――――--‐‐
  ‐‐--―――――――――--‐‐
‐‐--―――――――――――――--‐‐


ルカ子「――それで、助けて貰ってから二人で会話しなが」

岡部「待って、ちょっと待って」

ダル「なんだおーオカリン。今回想中だお?ここは静かに聞くべき」

岡部「いや、待って、俺の話しを聞いて」

紅莉栖「何よ岡部、あんたが聞きたかったことでしょ?だったら」




岡部「それ、パクリ」

紅莉栖「ハァ?」

岡部「パクリ、まるパクリ!」


ルカ子「岡部さん……そんなこと言うなんて……」

紅莉栖「最低ね」


岡部「いやいやいや!」

岡部「その出来事、まんま俺と同じじゃないか!?」


ダル「……あーそういやオカリンとるか氏の出会いも、そんな感じなこと言ってたっけ?」

岡部「おかしいだろ!出来過ぎてるにもほどがあるぞ!?」

紅莉栖「おかしいも何も、本当のことだし……ねー?」

ルカ子「そうですよ!
    ……それで、助けて貰った後にこの髪飾りを買っていただいて――」



岡部「……五月雨かッ!五月雨かッ!!」

紅莉栖「何言ってるの?五月雨って何よ?」

岡部「妖刀だよッ!妖刀・五月雨!!」

紅莉栖「いや妖刀じゃないし、髪飾りだから」

岡部「違うッ!シチュエーション!シチュエーションがッ!!」


岡部「なんだよこれ……なんだよこれぇ!?」

岡部「まんま俺ではないか、クリスティーナよ!!」

岡部「それでおま、ルカ子を誑かしたしたのか!?」

紅莉栖「人聞きの悪いこと言わないで!
    ……そんな風にして二人で一緒にお出かけとかしたりして、
    仲良くなっていったの!」

ルカ子「ボクは、その内段々クリスさんに魅かれていって……」


紅莉栖「るかくん///」ルカ子「クリスさん///」

ダル「名前を呼び合うような仲まで発展していったと」

岡部「」イヤー

岡部「……しい……」

ダル「いやぁーなるほどねー?それは運命的な出会いだお」

紅莉栖「そうかしら?……やっぱり、ちょっと人に聞かれると恥ずかしいわ」

ルカ子「そんなことはないですよ。ボクは、あの時からずっとクリスさんのこと……」

紅莉栖「るかくん……」



岡部「おかしいっ!!」バンッ

一同「ッ!?」ビクッ



岡部「ルカ子、その役は……俺で……お前は」

岡部「お前は……俺のことが……」



岡部「俺のことが好きだったんだろう!?」

ルカ子「!?」

岡部「でも、それは、封印してることで……お前は……」

紅莉栖「ちょ、ちょちょちょっと!あんた何言ってんの!?」

岡部「何って!本当のことだぞ!!
   俺は知ってるんだ!全部、ぜぇーんっぶぅ!!」

ルカ子「……」


岡部「なぁ、そうなんだろルカ子?お前は、俺――」

ルカ子「違います。ボクが好きなのはクリスさんです」

岡部「」


ダル「……オカリン、そっちの人だったのかお?」

岡部「」

岡部「……ちちち違う!これ違う!!世界線が違う!!」


紅莉栖「岡部、あんた……ついに厨二病をこじらせて頭が……」

ダル「どうしてこんなになるまで放っておいたんだ!」

ルカ子「……」

岡部「どうなってるんだ!?俺のリーディングシュタイナーはいつ発動した!?」

紅莉栖「リーディング、なんだって?」

ルカ子「シュークリーム?」

岡部「それはまゆりだから!お前はコンガリィだから!!」


ダル「――などと意味不明な発言を申しており」

岡部「世界線越えたのか?俺、越えちゃったのか?」


岡部「<シュタインズゲート>の選択をミスったのか?どうしてこうなった?」

岡部「どうしてこうなった?どうしてこうなったッ!!」


紅莉栖「岡部……」

岡部「だ、大体お前もだ、クリスティーッナァ!!」


岡部「お前だって、俺のことが好きなんだろう、そうだろう!?」

紅莉栖「!?」

岡部「お前のその笑顔を守ったのは俺なんだぞ!?」

紅莉栖「ちょ、あんた、何を言って……」

ダル「牧瀬氏、話しを聞いちゃダメだ……オカリンは錯乱してる」


岡部「だってお前、アメリカ戻ったけど帰ってきてくれたじゃないか!
   俺のためにッ!!」

紅莉栖「そっ!?そんなわけあるか!そんなわけあるか!!
    大事な事だから二回言いました!!」

ルカ子「岡部さん……やめてください……ボク、岡部さんのそんな姿見たくないです」


紅莉栖「こっちに戻ってきたのは、
    たまたま私の研究の都合上、日本でやるのがベストだったからでなあ――」

岡部「ツンデレ!はいツンデレッ!ツンデレ―ナ!!素直じゃない助手!!」

紅莉栖「名前の原形ですら入ってないぞ!?……ちょっと岡部、見苦しいわよ?」


岡部「見苦しい……だと?」

岡部「見苦しいのはお前らだ!なんだ、つきあうって!!
   スイーツ(笑)もいい加減にしろッ!」

岡部「こんな世界線は間違っている!ここはシュタインズゲートなんかじゃない!!」

岡部「もしもし俺だッ!今俺は大変なことに巻き込まれている!!
   ――……クソッ!返事をしろよ!!なんなんだよ、これぇ!!」

ダル「オカリン、ちょっとおちけつ。……二人がドン引きしてるお?」

岡部「だって!だって!!ダル、このままではあの二人が、つ、つ、つ……」


紅莉栖「もういきましょうか?るかくん」

ルカ子「そうですね……それじゃあ岡部さん、また今度……」


岡部「あ、ちょっと、まっ!……ダル!?行っちゃうよ!?二人が行っちゃうよ!?」

ダル「そりゃそうだお……だって二人は、



                プリ、恋人同士なんだから」

岡部「」







岡部「」

岡部「……」

ダル「……」


岡部「……」

岡部「……ゥグ……」

岡部「……ゥゥゥ……ウウウヴヴヴ!」

ダル「オカリン……」


ダル「オカリン、こんなことになってアレだけど……」

ダル「一つだけ、言わせてくれお……」ポンッ

岡部「ダル……」








ダル「ざまぁwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

岡部「」

ダル「wwwwwこれなんてエロゲ?wwwwww」

ダル「ネトラレとかwwwwwNTR!!NTR!!wwwwwwwwww」

ダル「マジ僕感動しちゃったおwwwwあそこまで清々しいBADENDwwwww」

ダル「まさかリアルで見れるなんてwwww録画しとけばよかったwwww」

岡部「」


ダル「っつーか、マジ最近オカリン調子乗りすぎだったんだお」

ダル「なんだよ、マジで。オカリンのリア充っぷりって言うの?」

ダル「あっちゃこっちゃでズッコンバッコンブラウン店長もお手の物」

ダル「僕も攻略しちゃって、
   ラボメン全員とfucking to the Gate?ふざけんじゃねーお!」

ダル「乱立してるくせに僕メインのラブラブチュッチュwwwはなくてオカリンハーレム展開とか」

ダル「リアルじゃ誰もそんな展開求めてねーから!エロゲも対外にするべきだお!!」

岡部「お前、何言って……」


ダル「もうね、声を大にして言いたい」

ダル「僕が主人公のハーレムパラダイスをキボン。あ、ホモは簡便な?」

ダル「とにかく、お前は一度痛い目を見るべきだったんだお」

岡部「なんで……そんなこと……」

ダル「最近は牧瀬氏いじって遊んでたろ?あれ、マジ僕的にはありえんてぃー」

ダル「厨二病で、冴えない大学生なおっさん顔オカリンが、
   美少女()に囲まれてるだけでもエロゲ臭半端ないのに、
   そんな美少女になんかするとかもう通報レベルMAX!身の程を知れ!!」

岡部「」


ダル「わかったかお?牧瀬氏だって、※ってことだったんだ」

岡部「」

ダル「オカリン、これが現実。
   オカリンは……僕たちオタクには手の届かない夢を見てたんだお」

岡部「そんな……俺は……」


ダル「でもな、オカリン。大丈夫」

岡部「……」

ダル「僕たちには、その夢を叶えてくれる場所が、帰れる場所があるんだお?」

岡部「なん……だと……」

‐‐--―――――――――――――--‐‐
  ‐‐--―――――――――--‐‐
     ‐‐--―――――--‐‐


るか「これで、良かったんでしょうか」

紅莉栖「……」



紅莉栖「……クク……」

     ――メイクイーン+ニャン2――


フェイリス「お帰りニャさいませ。ご主人様♪」
  まゆり「お帰りニャさいませ。ご主人様♪」


岡部「……」

ダル「うはwww今日もフェイリスたんは最高だおwwww」

フェイリス「いつもお店に来てくれて、ありがとダルニャン♪」

ダル「ぶひいいい僕はフェイリスたんのためなら、
   どこにでもちゅいていきますううう」

まゆり「オカリーン!来てくれてありがとニャン♪
    ……あれ、どうしたの?なんか元気ないねぇ」

岡部「……」

ダル「ププ……それがねまゆ氏。オカリンってばついに――」

―――――――――――――――――
   ―――――――――――――
     ――――――――――


岡部「――ドクぺだー!ドクぺッ!ドクぺを持ってこぉ~い!!」

ダル「……ちょ、オカリン……」

岡部「おらっそこの淫乱猫娘!ドクぺを持ってこいッ!!」

フェイリス「……と、当店にはドクトルペッパーは置いておりませんニャ」

岡部「うるさいっ!ないなら買ってこい!今すぐにだ!!」

岡部「もうないんだよ~ドクぺがないんだよ~!!」



ダル「……メイド喫茶に持参した飲み物、それもアルコール0%の炭酸水で、
   酔っぱらう奴なんて初めて見たお……」

まゆり「……オカリン、あれじゃ本当に狂気のマッドサイエンティストだよ~……」

岡部「ぐぞぉ~……紅莉栖ぅ~ルカ子ぉ~」

ダル「なぁオカリン?煽った僕が悪かったから、そろそろ静かにしてくれお」

岡部「ぁあ?……クク……この落ちぶれた姿、滑稽だろ?メシウマだろ?
   ほらぁもっと笑えよー!笑ってくれよぉ!!この鳳凰院凶真をなぁ~」

ダル「いやいや、もう笑えないし。
   流石の僕もドン引きです。本当にありがとうございました」

岡部「なんでだよぉ~笑えよ~……笑えよ、スーパーハカー……」

ダル「ハッカーだから。……オカリン、もう現実を受け入れろよ?」

岡部「……ゥゥ……紅莉栖……くりすぅ……」


フェイリス「……ニャ~あれは相当重症なのニャア……」

まゆり「オカリン、ゾンビみたいな顔色してるよ~……」

岡部「ァァ……ゥゥ……ゥゥゥゥ……」

岡部「……」

ダル(やっと落ち着いたお……)

岡部「……なぁ、ダル」

ダル「なんだお」


岡部「……俺は、どこで間違ったんだろうな……」

ダル(知らんがな)


ダル「いや、オカリン。オカリンは間違ったことなんてしてないお!」

岡部「なに?」

ダル「オカリンはさ、そろそろ目覚めるべきなんだよ」



ダル「このメイクイーン+ニャン2の素晴らしさに!」

ダル「見るお!そこらかしこの、おにゃの子と縁がなさそうなメンツを!!」

岡部「!!」

ダル「僕らにとって、リアルの辛さはよくわかっているんだお!
   だがしかし、ここではそのリアルによって癒されるんだ!!」

ダル「オカリン、おまいは三次女のせいでそこまで追い詰められた。
   だがここに来れば、その渇きも全てが潤うんだお!!」

ダル「そう、ここは傷つけられ、リアルに追い詰められた者たちの楽園!
   メイド・イン・ヘヴン!!」

岡部「メイド・イン・ヘヴン……」

ダル「リアルの痛みを知ったオカリンは、今こそここの癒しに頼るべき!」

ダル「さあ、そして共に観賞しようじゃないか!
   僕らのアイドル・フェイリス・ニャンニャンたんを!!」

岡部「フェイリスを……」


フェイリス「凶真、そんなに辛いなら、今日は家で遊ぶかニャ?」

まゆり「わーいいなー!まゆしぃも行っていい?」

岡部「お前たち……すまない……確かにここは癒しの空間だな……」

ダル「……」

ダル「……それはないわ、オカリン、それはないわ」

岡部「ダ、ダル?どうしたのだ……?」

ダル「ありえないわ、それ。マジで」

岡部「何がだ?……俺はお前の言う通り、確かにここの素晴らしさを――」

ダル「やっぱダメだお!おまいは一回地獄をみるべき!!」

ダル「もうなんなんだお!?あっちに転べばこっちが拾って、
   こっちに転べばあっちが拾う!なんなんだお前!!」

ダル「ふざけんなお……オカリンのカワイイえっちな画像とか誰得……」ブツブツ

岡部「ダ、ダルがおかしくなってしまった……」


フェイリス「ニャニャ、そんなダルニャンには、
      フェイリスの新必殺技を披露してあげるのニャ~ン♪」

ダル「マジで!?」


岡部「……お前の人生幸せそうで何よりだよ……」

まゆり「オカリン、オカリンも元気出してね?
    相談だったらまゆしぃが聞いてあげるよ?」

フェイリス「ニャンニャン♪」

ダル「ニャンニャン♪」



岡部「……ハァ……」

まゆり「オカリン……」


岡部「なぁ……まゆりは、俺の何がいけなかったと――」

まゆり「あ、ご主人様が来ちゃった!また後でね、オカリン♪」


岡部「……」

岡部「……ハァ……」

――お帰りニャさいませ。ご主人様♪


岡部(俺の何が悪かったんだ……)


――わぁー☆二人とも来てくれたのー?


岡部(紅莉栖は、俺のことなんとも思ってなかったのか?)


――今ね、二人デート中なの。


岡部(最近、紅莉栖を助手扱いしすぎたのが原因か……?)


――お腹がすいちゃって、近くを通りかかったから……。


岡部(……そういえば、ルカ子との修行も最近してなかった……。
   俺は二人に飽きられたのか?)


――わわ~二人とも大人なんだね~……今、お席にご案内しますニャンニャン♪


岡部(……くそっ……原因さえわかればDメールを使って……なかったことに!
   ……出来ないんだった……)

岡部(こんなことなら残して置くべきだった……未来ガジェット8号機……)


――あれ、あそこにいるのって……?


岡部「いやいや、何を考えてるんだ俺は……。
   あれはあっちゃいけないものだ……忘れてはならない」

紅莉栖「おい、岡部」

岡部「……そうだ、生きててくれるんだからそれでいいんだ。
   俺はそれ以上を望んじゃいけないはずだったろう?」

紅莉栖「おーい、もしもーし?」

岡部「く、クリスティーナの幻聴が耳に残る!もう何も考えるな岡部倫太郎、
   いや、鳳凰院凶真!!」

紅莉栖「おいってば!」

岡部「いてっ――誰だあqwせdrftgyふじこlp;!?」


紅莉栖「ハァイ、岡部。もう落ち着いたかしら?」

ルカ子「先ほどぶりです、岡……凶真さん」

岡部「紅莉栖……ルカ子……」

岡部「お、お前たち何しにここへきた!?
   ここは神聖なるメイド・イン――」

紅莉栖「何しにって、お茶しに」

ルカ子「何かおかしいでしょうか?」

岡部「いや、確かにおかしくは……じゃない!おかしいだろ!?
   デ、デ、デートだというのにメイド喫茶に来るなどとは、
   リリリア充ののすることではない!
   お前たちは全世界の非リア充をバカにしているんだぞ!?」

紅莉栖「何言ってんの?そんなこと別に考えてなんかないわよ?」

岡部「フフ、フゥーハハハ!どうかな助手ぅ?
   ――見ろ、貴様らを見る我らがメイド・イン・ヘブン刺客たちをッ!」

紅莉栖「刺客ってなんだ……」

ルカ子「まわり、でしょうか?」


周り「ちょ……なんかすげー美少女が入ってきたんだけど……」

周り「何アレ?ヤバくね?世界がヤバい」

周り「あ、あれ、もしかしてコスプレイヤーさんじゃね?ほら、男の娘の……」


――ざわ……ざわ……ざわ……ざわ。

岡部(なんだ……これは……)

紅莉栖「やだっ……なんか見られてるわね……」

ルカ子「……ぅ……なんだか居づらいです……」

紅莉栖「……やっぱり、別の場所に行きましょうか?」

ルカ子「そうですね、すみませんクリスさん。
    ボクがお腹すいたなんて言っちゃったから……」

紅莉栖「いいのよ、別の場所で食べましょ。
    まゆりやフェイリスさんに会えただけで満足したわ」

岡部「あの、お前たち?」

紅莉栖「岡部もありがと、忠告してくれて」

岡部「あ、うん」

ルカ子「それじゃあ、また今度」

岡部「あ……」


まゆり「もう帰っちゃうのー?」

紅莉栖「ごめんなさい、また今度人のいない時間帯に来るから、ね?」

まゆり「うんー……ぞれじゃあね、クリスちゃん☆」

岡部「……」カランコロン

岡部「……」

岡部「……よし」

ダル「ニャンニャン♪」

フェイリス「ニャンニャン♪」


岡部「ダルよ、俺は店を出る」

ダル「……お?どこ行くんだお?」

岡部「……奴らを、追跡する」

ダル「は?追跡?」


岡部「そうだ、これは――「機関」によって与えられた、ミッションだッ!!」

可哀想なオカリン・・・・・・

でも、昨日は萌郁とズッコンバッコンしてたからこれはこれでありだお

―――――――――――――――――
   ―――――――――――――
     ――――――――――


紅莉栖「わっこれおいしい!」

ルカ子「そうですか?良かったです♪」

紅莉栖「キャッキャ」ルカ子「ウフフ」



岡部「――ああ、俺だ」

岡部「今奴らは、二人だけの空間に捕らわれている」

岡部「何、この尾行がバレないか、だって?」

岡部「大丈夫だ。奴らには俺の姿など視界にすら入れないだろう」

岡部「あれは奴らだけのピンクワールドと言ってもいい、吐き気がするほどのな」

岡部「……」

岡部「これもシュタインズゲートの選択だと言うのか?」

岡部「エル・プサイ・コングルゥ」

岡部「……」

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   ―――――――――――――
     ――――――――――


紅莉栖「これなんてどうかしら?」

ルカ子「わっわっ……ボクには似合いませんよ~」

紅莉栖「そんなことないわよ!るかくんがこういうの来たら、凄くカッコいいと思うな」

ルカ子「そ、そうですか?……でもボク……こんな顔ですし……」

紅莉栖「いいえ、そんな顔だからこそよ!いい、女顔って言うのはね?
    つまりは顔立ちが整ってるってことで、イケメンの象徴なのよ」

ルカ子「ボ、ボクが……イケメンですか……?」

紅莉栖「そう!……ほらこうやって、
    コーディネートを良くすれば、貴方だって――」

ルカ子「んっやっそんなとこ……触らないでください~」



岡部「フー……フー……ハハ……フー……」

店員(なんだこいつ)

―――――――――――――――――
   ―――――――――――――
     ――――――――――


ルカ子「これ、カワイイですね」

紅莉栖「そうね、るかくんが来たら似合いそう……」

ルカ子「違いますよ。これはクリスさんに似合います」

紅莉栖「え、私に?」

ルカ子「はい!……これ来てみてください」

紅莉栖「そんな、恥ずかしいよ……」

ルカ子「恥ずかしがることありませんよ!……クリスさんは綺麗ですから」

紅莉栖「るかくん……」



岡部「ポゥ!……ポポウ!ポポポウ!!……ヒョォー」

店員(通報したほうがいいかしら?)

―――――――――――――――――
   ―――――――――――――
     ――――――――――


紅莉栖「そうだ、るかくん。手、繋いでみよっか?」

ルカ子「え?……手、ですか?」

紅莉栖「うん、そう。……ほら、私たち恋人同士でしょ?
    ……そういうのしてもいいと思うの」

ルカ子「で、でも……人目が……」

紅莉栖「そんなの気にしたらダメよ!
    ……ほら、あそこのカップルなんか腕組んで歩いてる」

ルカ子「ほ、ほんとだ……じゃあ、その、ちょっとだけ……」

紅莉栖「うん……あ、るかくんの手、あったかい」

ルカ子「クリスさんの手も、すごく、あったかいです」



岡部「だから、今、一秒ごとに、世界線を越えて……」

岡部「君の、……ゥグ……その笑顔……守りたいのさ……」

カップル(やだ、ちょっと何アレ?)

>>96>>99
なにそれそんなスレあったのかよ

>>106
ドラマCDγの前日譚で岡萌の激しい……

あ、誰か来たんで……
岡部「まゆり……」

―――――――――――――――――
   ―――――――――――――
     ――――――――――


紅莉栖「もうこんな時間なのね」

ルカ子「はい……そろそろ帰らないと……」

紅莉栖「相対性理論ってとてもロマンチックで切ないものなんだね」

ルカ子「こんなに楽しい時間が、いつまでも続いて欲しいですね」


岡部(俺、何してるんだろ……)

岡部(こんなの……もう確定じゃないか……)

岡部(確かめたかった、俺は、あいつらが本当にそんな関係なのか……)

岡部(だが、あんな紅莉栖の笑顔……俺は見たことな……いや、あるか)

岡部(それもなかったことになったけど、俺はちゃんと覚えてる……)


岡部(あの笑顔を、俺は守りたかったんだ)

岡部(ならいいじゃないか、俺の目的は達成された)

岡部(なのに……なんでこんな……苦しいんだ……)

岡部(もう帰ろう……)

岡部「……」

岡部「紅莉栖……」





「あれは……オカリンおじさん?」

岡部「もうダメだ……おしまいだ……」

「……あのー」

岡部「これがシュタインズゲートの選択なんだ」

「……さーん」

岡部「わかってたさ……それでも会えたのが奇跡だったんだ」

「……」

岡部「夢を見れただけ、良かったじゃ――」

「オカリンおじさん」

岡部「!?」


岡部(俺を、〝オカリンおじさん〟と呼ぶ存在……)


――きっと七年後に……また会おうね。


岡部(タイムマシン……過去を、やり直せる……唯一の方法……!!)

岡部(それを持つ存在が……まさか……そんな……)

岡部「鈴h……――!?」

     「何してるの?オカリンおじさん」

岡部「……あ……あが……」




岡部「お前かよっ!!」

綯「……ひっ」

>>115
まさかの綯wwwww

岡部「くそっちくしょぉ……期待させやがってぇ……」

綯「……あの、私……その……」

綯「うぇ……」


岡部「あ……いや、おい、小動物?」

綯「気になって……声……かけただけなのに」グスグス

岡部「ち、違……違うんだ天王寺綯?」

綯「ごめ……なさ……うう……」


周り「ヒソヒソヒソヒソヒソロリコンヒソヒソヒソヒソヒソ」

岡部(ぬ、ぐぬぬ……)


岡部「ちょ、ちょっとこっちにこい!」

綯「あ、いや、離し……」

岡部(自分からきといてどういうつもりだ!?)

周り「ヒソヒソヒソヒソヒソツウホウヒソヒソヒソヒソヒソ」

―――――――――――――――――
   ―――――――――――――
     ――――――――――


岡部「こ、ここなら大丈夫だろう」

綯「助けて……お父さん……」

岡部「いやいや違うから!むしろ助けて欲しいのは俺だから!」

綯「……」


岡部「フゥー……落ち着いたか?」

綯「……はい」


岡部(なんでこんなことに……)

岡部(今日はなんなんだ……一体俺が何をしたって言うんだ……)

綯「……」

岡部(この心境、鬱だ氏のうという@ちゃんねらーの気持ちが今わかった)


綯「あの、オカリンおじさん?」

岡部「ん?……なんだまだいたのか?」

綯「え……いちゃ、ダメですか……?」ウル

岡部「あ、いや、いていい!全然いい!!」

綯「良かった……」


綯「それで、あの」

岡部「ああ」



綯「えっと……くりすおねえちゃん、と……何かあったんですか?」

岡部「!!」

岡部「……な、何故わかった!?」

綯「え、なんでって……」


綯「オカリンおじさん、去年と同じ目をしてたから」

岡部「なん……だと……」


岡部(去年……去年か……)

岡部(あれは紅莉栖がまだアメリカにいたころだったか……)

岡部(そういえば、ホーリー・デイの時、この小動物に散々脅かされたっけ)


――コロシテ、ヤルヨ。オカベ・リンタロウ。


岡部(そしてあの時も、この小動物は俺のことを気にした)

岡部(それで色々と学んだんだっけか……)

岡部(今回もこのタイミングで、それを聞いてくるとは、大した奴だ)

綯「どうしてまたそんな目をしてるんですか?
  ……その、くりすおねえちゃんがここにきてからは、
  全然そんな目をしてなかったのに……」

岡部「いや……それはだな……」


綯「最近はすごく楽しそうでした。……少し、今でも怖いけど……、
  私もオカリンおじさんのこと段々わかってきましたし」

岡部「そうか、いや、何……今日は……紅莉栖にな……」

岡部「その……」

綯「なにかあったんですか?去年よりずっと寂しそうな顔になってます」

岡部「その……俺は……紅莉栖に……」



岡部「ゥゥ……ゥグ……フラれて……しまって……」

綯「……」

‐‐--―――――――――――――--‐‐
  ‐‐--―――――――――--‐‐
     ‐‐--―――――--‐‐


岡部「――ということがあったんだ……」

綯「そうだったんですか……」


岡部(ホント、今日は何してるんだろうな、俺は)

岡部(紅莉栖にフラれて、ルカ子に裏切られて?)

岡部(ダルには貶され、その上小動物相手にみっともない姿を見られ)

岡部(そしていまこうして、情けなく全てを暴露している)

岡部(大の大人が、子供相手に)

岡部(これ、ミスターブラウンにバレたら家賃上げられるなんてレベルじゃなくなるな)

岡部(今日は悪いことばかり起こっている、
   きっと今日のオチはミスターブラウンだろう)

岡部(もはやこのままだと、
   ミスターブラウンとのfucking to the Gateオチもあるんじゃないかと疑うほどだ)

岡部(これがシュタインズゲートの選択、エル・プサイ・コングルゥ……)

綯「……」

岡部「笑ってくれて構わんよ。今日の俺は、どこまでも不幸なんだ……」


綯「オカリンおじさんは……くりすおねえちゃんのことが好き、なんだよね?」

岡部「……」

岡部「俺は……」




綯「その気持ち、伝えたことありますか?」

岡部「……何?」

綯「くりすおねえちゃんに、オカリンおじさんの気持ち」

岡部「いや、俺は……」


綯「気持ちも伝えてないのに、諦めちゃうなんて、そんなのダメです!!」

岡部「……!!」


綯「フラれた、って言ってるけど、
  オカリンおじさんには、くりすおねえちゃんの気持ちがわかってたんですか?」

岡部「え?」


綯「気持ちも伝えてない人が、相手の気持ちを理解できるはずがないです」

岡部「いや、でも、伝えた所で……今の紅莉栖はルカ子に……」


綯「そうやって、逃げるんですか?」

岡部「!?」

綯「自分の気持ちも伝えないで、逃げるんですか?」

岡部「俺は……逃げてなんて……」

綯「逃げてる!」

岡部「……っ……」


綯「気持ちを伝えて、フラれるのが怖いですか?」

岡部「……」

綯「でも、伝えなきゃ、何もわからないもん」


綯「相手に自分を理解されたかったら!
 ちゃんと気持ちを伝えないと、何も始まらないんだよ!!」

綯「それも、自分の言葉で、しっかりと!」

岡部「」




岡部(な、なんだこの小動物は……)

岡部(……やっぱり、小学生は最高だぜ!
   ……あ、いや、もう中学生だっけ?記憶が曖昧だ)

綯のせいで幼女怖い

岡部「確かに……俺は紅莉栖に対して、面と向かって告白はしていない……」

綯「……」

岡部「だが、わかっていると思ってたんだ……。
   俺の気持ちも、紅莉栖の気持ちも」

岡部「俺たちは、言葉を交わさなくとも通じ合っていると……そう思っていた」

岡部「そしたら、今日みたいな出来事が起こって……俺は……」

綯「……お二人は、なかよしさんだってまゆりおねえちゃんからよく聞いてました」

綯「でも、なかよしさんでも……やっぱりちゃんと、
  お互いの気持ちはハッキリさせないとダメだと思います」


岡部「ああ、そうだな……」

岡部「俺は気付いてたはずだった」

岡部「意固地にならず、寂しい自分を認め……気になるなら、
   素直に話せばいいということに」


岡部「今更遅いのかもしれないが、
   俺の気持ちを、ちゃんと紅莉栖に伝えないとな……」

綯「オカリンおじさん……諦めたら、そこで試合終了ですよ?」

岡部「……その台詞は……そこで覚えたのだ?」

綯「あ……あの……これは……」


     「綯……ちゃん!」

綯「……あっ!」

岡部「ん?……あれは――」


萌郁「どこに、いたの?捜したんだよ……?」

綯「ご、ごめんなさいもえかおねえちゃん……オカリンおじさんに連れられて……」

萌郁「……岡部……くんに?」ギロッ

岡部「お、おぉ?……いや、ちょっと待て。誤解だ!」

萌郁「……」カチカチカチ

岡部「む」ピローン



岡部「えー何々、岡部くん、そういうのは許されない行為だよ。
   これは報告しておくから、後でたっぷり絞られてね(ー_ー#)
                                      萌郁」

岡部「ダメだ、違うんだ!萌郁聞け!!
   俺と天王寺綯は今普通に会話してただけで――」

萌郁「……もう、遅い。メールを、送った」

岡部「って、早ぁ!嘘だろ萌郁!?俺は無実だ!これは罠だ!!」


萌郁「さぁ、帰ろう」

綯「うん!……じゃあね、オカリンおじさん」

岡部「ほんの出来心だったんだ……遊びみたいなものなんだ……
   だから、ミスターブラウンだけは……ミスターブラウンだけはぁ!!」

綯「頑張って、気持ちを伝えるんだよー!」




萌郁「綯ちゃん、あの漫画……読んだ?」

綯「うん、すごく面白いね、あのバスケットボールの漫画!!」

岡部(終わった……確実にfucking to the Gateルートだ……)


岡部「……だが、その前に……」

岡部「……やらなければならないな」メルメル


‐‐--―――――――――――――--‐‐
  ‐‐--―――――――――--‐‐
     ‐‐--―――――--‐‐


るか「ありがとうございます、でもすみません……送ってもらっちゃって」

紅莉栖「いいのよ、別に。今日は一日暇だから」

るか「今日は楽しかったです。……クリスさんも、なれるといいですね」

紅莉栖「……ううん、今日はるかくんとだったからこんなに楽しかったんだよ?
    勘違いしないでね、るかくんといるのは本当に楽しいんだから」

るか「ありがとうございます。良ければ、また一緒に出掛けませんか?
   今度はまゆりちゃんとかも誘って、みんなで!」

紅莉栖「そうねw……ん、と……メールだ……誰から」ピローン

るか「どうかしましたか?」

紅莉栖「……岡部からだ」

ホモだからだよ

     ――未来ガジェット研究所――


岡部「……」

岡部「……返事がこない……」

岡部(もしかして、
   今頃あの二人はカップルよろしくイチャイチャモードに……)

岡部(あんなことやこんなこと、できたらいいなと思うこと全部やってたり……)


岡部「いや、いやいや……そんなつきあって初日でそんなこと……」


岡部(だがこういう話しの展開上、ズッコンバッコンは憑き物……)


――うはwwwwネトラレwwwwwNTR!!NTR!!wwwwww


岡部(今頃二人で教育予定作っちゃったりしてるんじゃ……)


岡部「……ゥゥ……ダメだ……弱気になるな俺……」

岡部「こんなことなら、もっと早くにこういう選択をするべきだった」

岡部「いつも選択選択言ってて、こういう時だけ俺は遅れてしまうんだ……」

岡部「取り返しがつかない時になって、ようやく自分の選択の重要性に気が付く……」

岡部「いつもこうだ……俺は……バカだ……」

紅莉栖「そうね、岡部は馬鹿よね」





岡部「え?……ク、クリスティーナ!!」

紅莉栖「だから私はクリスティーナでも助手でもないと……」

岡部「ど、どうしてここに!?」

紅莉栖「いやお前が呼んだんだろーが、『ラボで待つ』っとか」

岡部「あ、いや、そうだ……そうだった……」


岡部「だがメールの返事ぐらいはくれてもいいだろう?」

紅莉栖「いきなり『ラボで待つ(キリッ)』なんてメールが来て、
    一体どういう返事を返せばいいんだ?
    ……理由は直接聞いた方が早いし、待つって言うことは、
    何か会って話したいっていうことでしょ?」

岡部「う、うむ……まあそうなのだがな……」


紅莉栖「それで?わざわざ呼び出してなんの用なの?」

岡部「……その、だな……」

岡部「……」

紅莉栖「……」




岡部(あっるぇ~?言葉が出ないぞ~!?)

岡部(ど、どうした岡部論太郎!お前は気持ちを伝えるんじゃなかったのか!?)

岡部(ほら、行け!全て吐き出して楽になってしまえ!!)




岡部「……」

紅莉栖「……」



岡部(うわぁぁあぁああ声が出ないぃぃいいいぃいい)

岡部(……あ、あの時を思い出すんだ!岡部倫太郎)

岡部(俺は一度はっきりと、紅莉栖に自分の思いを伝えているじゃないか!!)

岡部(あの時の気持ちを思い出すんだ!!岡部倫太郎!!!)

岡部「紅、紅莉……シュティーナ!」

紅莉栖「はぁ?」


岡部(オーゴッド)

岡部(なんでこんなに緊張するんだ、落ち着け……)

岡部(……そうだ、どうせ結果は決まっているんだ……)

岡部(紅莉栖はルカ子のことが好き、これは変わらないだろう)

岡部(だがしかし、このまま俺は終われない……終わってはならない)

岡部(俺の想いを……紅莉栖の中で〝なかったこと〟にしてはならない!!)

岡部(俺はいつだって、どこでだって、こいつの背中を見続けてきたから――)



岡部「だから……だから……」

紅莉栖「……?」




岡部「シュ、シュきだ好きだ!大好きだ!!
   好きだぁー!!クリスティーナ大好きだぁぁああ!!」

紅莉栖「」


オカリン・・・

岡部「好きだー!好きだ好き好きだ!!大好きだ!!」

紅莉栖「」

岡部「好、好きだ好きだらけだ大好きだぁー!!」

紅莉栖「」

岡部「わぁー!好きだ!!好き好き――」

紅莉栖「――ちょ、おい!!岡部!!!」

岡部「すーきだ好きすキッス大好きっすだ――お、おお?」

紅莉栖「おま、うるさい、うるさいから!!外に聞こえちゃうから!!」


岡部「……」ハァハァ

紅莉栖「……」



岡部(どうしよう、爆発した……)

岡部「……」

紅莉栖「……」


岡部(……)

岡部(……)

岡部(……いや心まで呆けてどうする!)

岡部(なんだこの沈黙は……)

岡部(……)


岡部(くそっ……フルならひとおもいにバッサリといってくれ……)


紅莉栖「……」

岡部「……」チラッ

紅莉栖「……」


岡部(何 故 何 も 言 わ な い)


岡部「……」チラッチラッ

紅莉栖「……」

岡部(これは……この沈黙は……)



岡部(ルカ子の時以上だ!!)

紅莉栖「……」

岡部「……あ、あの……紅莉栖さん?」

紅莉栖「……」

岡部「その……返事を……いただけないかと……」



紅莉栖「……さい……」

岡部「……え?」




紅莉栖「……ごめんなさい!!」

岡部「」


岡部「」
              岡部「」
     岡部「」
                  岡部「」
岡部「」
           岡部「」





紅莉栖「ご、ごめんなさい……」

岡部「」


岡部「……」

岡部「……いや、いいんだ、わかっていた」

レンジ置いておきますね

          x============================================================┐
          | 「|・ | ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| [.ON.] [OFF]    {ニ}  |
          | |:|・ |――|―――――――――――――――|  二二 二二     。  :|
          | |」・ |__|_______________| [.ON.] [OFF]    [_]  :|
          └┬ー――――――――――――――――――――――i―――――┬┘
      __  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
     || ̄ ̄|| |                                  |_____||
     ||    || |   l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l   |i宀i宀i宀i宀i||
     ||――|| |   |                             l   |l0 l6 l0 l0 |||
     ||⊂⊃|| |   |                             l   |L 」L.」L.」L 」||
      「||==||'i |   |                             l   |二二二二二 !
      |:||    ||:l |   |                             l   |l 0l 1l 2l 0|||
      |,||__||」:|   |                             l   |三三三三三||
            |   |                             l   |     _   ||
            |   |                             l   | 〃 「| ヽ. ||
            |   |                             l   | {{.  |:|  }}:||
            |   |                             l   | 乂 |」 ノ l||
            |   |                             l   |     二   ||
            |   l____________________l   | 〃 「| ヽ. ||
            |                                  | {{.  |:|  }}:||
            |                                  | 乂 |」 ノ l||
            |_______________________|______.」!

紅莉栖「騙していて、ごめんなさい」

岡部「知っていたさ、こうなることぐらい」

紅莉栖「その、ほんの出来心だったの……明日になったら全部話そうって」

岡部「すまなかった、だが知っていてほしかったんだ……俺がお前をどう思っているか」

紅莉栖「るかくんに頼んで、今日一日岡部を騙して様子を見ようって」

岡部「ああ、そうだ。俺は騙されてたんだ、だから気持ちをちゃんと伝えた」

紅莉栖「それで、岡部を一日凹ませたら、
    きっとこれからはラボメンの待遇アップを図れるだろうって相談して……」

岡部「そう、俺が一日凹んだら気持ちを伝えないといけなくて、相手に理解されるには」

紅莉栖「だから、岡部がこんな行動に出るなんて思わなくて、その、ごめんなさい」

岡部「わかってる、謝らなくていい。俺は全部承知の上で……」



岡部「……ん?」

紅莉栖「……え?」

ただのオカクリはお腹いっぱいだから
エロシーンを濃厚に頼む

岡部「……ん?んん??」

紅莉栖「どういうこと?全部承知の上って……?」

岡部「いや待て、おかしい。なんかおかしい」


岡部「お前今なんて言った?」

紅莉栖「え?だからどういうことって、全部承知の上って……」

岡部「いや、違う。その前、その前」


紅莉栖「……」

岡部「……」


紅莉栖「騙していて、ごめんなさい?」




岡部「」

岡部「」

紅莉栖「ほ、本当にごめんなさい……」

岡部「」

紅莉栖「まさか、こんなことになるなんて……」

岡部「」

紅莉栖「……だっ、だって!岡部が悪いのよ!?」

岡部「」



紅莉栖「私のプリンとカップラーメン!無断で食べちゃうから!!」

岡部「」



岡部「……は?」

                 / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
                .: : : : : : : : : : : { : : : /: : :∧ : : : : : : : : :.
                |: : : : :{ヽ :ヽ : :ヽ: :/: ;イ:/ ノヽ: :| : : : !: : :
                |: : : : :|_\:\ : ヽ:/才尓テ六!: : : :|: : :|

                |: : : : :|rテ圷刈ヽ: :{   代(ソ  |: : : :|ヽ: !
       __           |: : : : :|ヽ弋沙   ヽ!         |: : : :|ノ: :l
   /     \.       |: : : : :|                  |: : : :|: : :|
  /  牧  瀬   ヽ     |: : : : : ::.     `       |: : : :|: : :|
. / ‐┐O l l - l |      : : : : : 小.      r‐‐、       |: : : :|: : :|
 l.  ノ   _ノ  ノ ,      : : : : : {::::.、    V⌒}    .:::|: : : :|: : :|
 {         /       ',: : : : |::::::::::::...  `¨´   イヽ:!: : : :!: :⊥ -───- 、
  ヽ  lヽ.  / Y          ',: : : :|:::::::::::::r、!>-‐   / |: : : :|: :|         |
    し| |--l |r 、       /:| : : :|:::::::::::_j \   /  |: : : :|: :|   ___ r 、
.   /| |  | !| |      /: :i: : : :!::/ |   | |ニニ| |   !: : : i: : !/ |   (\ \\
.    | | |  | |! |   -─ ¨ ̄|: : : |/   !   ! ! o ! !   !: : : !: : :   !    \\lヽ ヽ
.   f| | |  | |! |  /.       |: : : |   │  | |ニニ| |   |: : : |: : :| ..⊥.r 、⊥ ヽ Y |
.   || ヽ \.j j  ! ′    八 : : !    |  /∧ | ∧ . /.!: : /: : : ゝ r 、\ \寸 | |
   ヽ       V       ヽ: :|    |∨ヽ::::.__/::/ ∨ !: ハ: : : |  \\\ \ ! !
      \      ヽ       ハ:|    |   Y:::::Y     ノ'  i : : i   \\)   /
      ヽ     }     | / リ     !   |:::::::|    |  i: : : !     ハ    /|

岡部「プリン?ラーメン?」

紅莉栖「そうよ!もとはと言えば全部岡部のせい!!」

紅莉栖「ラ、ラボメンに対しての待遇が悪すぎるのよ!!」

紅莉栖「研究費だって、ケチってだしてくれないし」

紅莉栖「私が大事にとっておいたプリンを食べちゃうし」

紅莉栖「カップラーメンなんか、橋田にあげたとか言って私のまで使っちゃうし」

紅莉栖「それで何?謝罪と弁償もしないで悠々と自分は未来ガジェット作りに励んで」

紅莉栖「私の知識も無償で貸せとか……こんな待遇ありえないでしょ!?」

岡部「……」


紅莉栖「それに、あんた最近るかくんにも会いに行ってないそうね?」

岡部「……ああ」

紅莉栖「彼、すごく寂しがってたのよ?あんたわかる?」

岡部「……いや、まあ、最近は忙しかったから」

紅莉栖「だからね、二人で相談したのよ」

紅莉栖「〝岡部がどうやったらラボメンの待遇について考えるか〟ってね」

紅莉栖「……それで、今回の作戦が生まれたってわけ」

岡部「……作戦……」


紅莉栖「そう、
    〝岡部を一日凹ませて、私たちの大切さを知ってもらおう作戦〟」

紅莉栖「ちなみにこのネーミングを考えたのはるかくんよ」

紅莉栖「私はオカベ・イズ・デッドとか考えたんだけど」

岡部(死んでるし……)


紅莉栖「だから今日は、あんたが来るのを見計らって、作戦行動に移ったの」


‐‐--―――――――――――――--‐‐
  ‐‐--―――――――――--‐‐
     ‐‐--―――――--‐‐

るか「大丈夫でしょうか?こんなことしちゃって……」

紅莉栖「大丈夫よ!いつも偉そうに踏ん反りかえってるんだから、
    たまには凹ませないと」

るか「やっぱり……やめといた方がいいんじゃ……」

紅莉栖「絶対成功するわ!私を信じて、るかくん」

るか「……でも、岡部さんに悪い気がします……」

紅莉栖「それに、今日は私もるかくんと遊びたいし、せっかくだから、ね?」

るか「でも……」

紅莉栖「あ、ほら見て……岡部が来たわ!準備するわよ」

るか「え、え?……本当だ……」

紅莉栖「……見てなさいよ、岡部。
    食べ物の恨みは恐ろしいってこと、思い知らせてあげる」

跳べよおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!

るか「……じゃ、じゃあいきます!」

紅莉栖「ええ、オーケーよ!大きな声でね」

るか「……つきあって、ください///」


紅莉栖「……う~ん、もうちょっと大きな声がいいかな?」

るか「も、もうちょっとですか……?わ、わかりました……」

カンカンカン

紅莉栖「あ、急いで岡部がきた」

るか「は、はい!じゃあいきます……せーっの」

紅莉栖「でもなんだかやっぱり、異性に好きだって言われると」

カンカンカン

>>245
鈴羽「悪いけど、店長に言って42インチの電源落してるから」




紅莉栖「恥ずかしいわね」ルカ子「ボクと、つきあってください!」



岡部「フゥーハハハ、颯爽登場!鳳凰……いん……」ガチャッ


     ‐‐--―――――--‐‐
  ‐‐--―――――――――--‐‐
‐‐--―――――――――――――--‐‐


岡部「そういう……ことだったのか……」

紅莉栖「……で、見事にあんたは凹んだでしょ?」

岡部「……」

紅莉栖「私たちの出会いとかは本当のことよ」

紅莉栖「それで仲良くなって、岡部について話してる内に」

岡部「作戦を、思いついたと……」

紅莉栖「そういうこと……――」


‐‐--―――――――――――――--‐‐
  ‐‐--―――――――――--‐‐
     ‐‐--―――――--‐‐


るか「これで、良かったんでしょうか」

紅莉栖「……」



紅莉栖「……クク……」

紅莉栖「あははははははwwwwww」

                 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
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               {:.:.:.:.:从:.:.:.:.:.:.:.:.} \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:< ー─…-ミ

                   V:.:.:{  \:.:.:.:.厶孑゙ト :.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ // ///:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
            . -─   ̄`ヾゝ=孑ヽイ   l.ノ:.:.:.:.:.:.:.:./ / // フ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: \
       .   ´             ,:' ̄ ̄ ̄ ̄` >r一 ′    ,r匕:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:ー‐
      /               .        //       -─_ォ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ー==
       {    、、__       ′        / {____ ィ:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
        \      ̄`>.______ .ィ'>ー──一ヘ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
        \  __彡 ´  彡イ  /:.y'  /          }` ー‐…ー‐ミ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
            、   /   Ⅳィ':.:/  {  -===ミ     .y         \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
  ヘ            ー‐y′   ./:.:.:.:〈. /       \  /             ∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
 〈 Ⅵ        ,/ ′   ./:.:.:.:.:.:/ -─‐‐       } /              ヽ<:.:.:.:.:.:
\}   '.   ,r一彡   {__厶--<             . ′               \` ー
、     }_厂 ̄ ̄ ̄ ´                 /                    \
 \  / /         /                 /                    \
   ∨ /          ′                /
.    i`7  ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄「 ̄ ̄ ¨¨  ̄ ̄ ̄ ´    「……クク……」
.    l/     .′    ¦        /   ヽ
.    |             |          /    \  「フゥーハハハwwwwww」

紅莉栖「見た?wwwwあの岡部の顔wwwww」

るか「……w……確かに、凹んでましたね」

紅莉栖「作戦大成功よ!……これで後は一日たって」

紅莉栖「岡部が私たちがいることの大切さ、
    どれだけ貴重な存在かわからせることが出来る!」

るか「でも、本当にそんなうまくいくでしょうか?」

紅莉栖「私の計算に狂いはないわ!フフ……フゥーハハハ!
    思い知ればいいのよ!!今日一日存分にねぇ」

るか「……ふふ……なんだかクリスさん、岡部さんみたいです」

紅莉栖「!?……べ、別にそんなこと言われたからって……嬉しいとか思わないわよ?」

るか「それで、今日はどうしましょうか?」

紅莉栖「……そうね、今日は暇だし、このまま本当にデートしましょ」

るか「……え、デートって……そんな……」

紅莉栖「練習練習♪るかくんも男の子なんだから、こういうのは経験が一番なの!
     (ってマニュアルに書いてあったような)それとも、私じゃいや?」

るか「そんなこと……じゃあ今日一日よろしくお願いします!」

     ‐‐--―――――--‐‐
  ‐‐--―――――――――--‐‐
‐‐--―――――――――――――--‐‐


紅莉栖「――で、メイクイーン+ニャン2に寄ったり、
    色々見て回ったりして遊んでたわけ……」

岡部「……」


岡部「……わかった、よーっくわかった……」

紅莉栖「でもまさか岡部が……こんな最後にあんな……」

岡部「……フゥー……小動物の言う通りだったな……」


――でも、伝えなきゃ、何もわからないもん。


岡部「……気持ち、ちゃんと伝わったぞ……」

紅莉栖「……そ、そう。なら良かったわ!……これを気に私たちの待遇も――」



岡部「……――!!」バンッ

紅莉栖「え?――キャッ」

岡部「……このままで、済むと、思っているのか?」

紅莉栖「え、え、ちょ、近い」

岡部「俺が、今日、一日、どんな思いをしていたか」

岡部「わかっているのか、本当に?」

紅莉栖「あの、あの、岡部、息が……」


岡部「お前の言い分は、わかった」

岡部「お前の気持ちは伝わった」

岡部「では次に」


岡部「俺の気持ちに、応えてもらおうか?」

紅莉栖「」

バンッ だと?

紅莉栖「そ、そそそそれってあのその」

岡部「俺の、気持ち、伝わっただろう?」

紅莉栖「う、うん……じゃなくて、いやそうなんだけど、それで」

岡部「気持ちをハッキリさせないとな、相手を理解するには」

紅莉栖「おおおかおかおかべ手が痛いおかおお」


岡部「どうなんだ?」

紅莉栖「しょしょしょ証明、証明が必要でしょうめい!」

岡部「証明か……」


岡部「目を閉じろ」
             ――……目を閉じろ。
紅莉栖「え?」

紅莉栖「なんで、目を……」

岡部「いいから、目を閉じろ!!」
             ――……いいから、閉じなさいよ!!

紅莉栖(なんだか、どこかで覚えがある言葉……)

紅莉栖(これって……岡部……証明――)

紅莉栖(岡部ぇ――)岡部「……」


ダル「WAWAWA忘れ物~♪」ガチャッ









紅莉栖「」岡部「」



ダル「」

ダルwwwwwwwwww

ダル「」


ダル「」


ダル「ご」


ダル「ごゆっくりぃ!!」ガチャッバン

紅莉栖「」岡部「」



―――――――――――――――――
   ―――――――――――――
     ――――――――――

ルカ子「すみませんでした!岡部……凶真さん!!」

岡部「……」ブスゥ

紅莉栖「……ま、これを気に、あんたも私たちへの態度を改めることね」

岡部「まさか、ルカ子が助手の悪巧みに一枚噛むとは、流石に予想外だったぞ」

ルカ子「すみませんすみません……でも、ボクもその……」

岡部「ああ、わかっている……。まあ、なんだ?……すまなかったなルカ子」

ルカ子「お、岡部さぁん」ブワッ


紅莉栖「ちょ、おま、なんだその態度」

岡部「なんだ?何か問題でもあるのか?」

紅莉栖「ありすぎだろ……おかしいだろ……」

岡部「どこがだ?言ってみろ。言わなきゃわからん」

紅莉栖「私の時は……あんな乱暴に……」ブツブツ

岡部「あーんー?聞こえんぞ、助手ぅ」

岡部(なんだかんだで、落ち着くところに収束した)

岡部(わずか一日のハプニングだったわけだが、
   とんでもなく精神力を削られてしまったな)

岡部(だが結局、とんでもない事件にも発展することはなかったし)

岡部(やはりこれもシュタインズゲートの選択。
   俺の望んだ結果なのだということにして置こう)

岡部(あれから助手の返事は返ってきてないけど、
   その内向こうが何か言いにくるだろう)

岡部(何故なら俺の気持ちはちゃんと伝えた、後はあいつの行動次第だからだ)

岡部(今日もいい天気だ)


岡部「……おい、助手よ」

紅莉栖「助手じゃないし、クリスティーナでもないぞ」

岡部「……今日はデートでもするか?」

紅莉栖「だからデートでも助手でも……え?」





紅莉栖「……恥ずかしいわね」岡部「デートに、つきあえ」

スレ 紅莉栖「恥ずかしいわね」ルカ子「ボクと、つきあってください!」


Steins;Gate―シュタインズ・ゲート―嫉妬浸食のフィーリングラフ

          ┼ヽ  -|r‐、. レ |   企画・製作 
           d⌒) ./| _ノ  __ノ     VIP

‐‐--―――――――――――――--‐‐
  ‐‐--―――――――――--‐‐
     ‐‐--―――――--‐‐


ダル「……」

ダル「なんだおこれ……」




ダル「なんだおこれぇ!!」

ダル「いや、意味わからんし?」

ダル「なんなんあれ、どういうことなん?」

ダル「だって最初のころまで、オカリンざまぁwwwwwwwwな展開だったじゃん」

ダル「牧瀬氏とるか氏の異彩のコンビで、ネトラレラブチュチュオカリン死亡の」

ダル「スーパーコンボ炸裂だったんじゃねーのかお!?」


ダル「それがおま……さっき見たら何アレ」

ダル「手を繋いで仲良く歩いてるとか!え?どうしてこんなことになってんの?」


ダル「っつーか、まさかヤッたん?ヤッちゃったん?」

ダル「あの後例に漏れずよろしくズッコンバッコンなん?」



ダル「ふざけてるわね」

ダル「もういい加減にしろお……オカリンのリア充っぷりとか……」


ダル「いつもいつもいっつも見ているこっちの気にもなれお!!!」

ダル「なんなん……マジで……」


ダル「僕だって……僕だって……」



ダル「ラブラブハーレムチュッチュチュwwwwwな世界に跳びたいお!!」

ダル「あのラボで一番能力あるっつーか、活躍してるの僕っしょ?」

ダル「それが何?オカリンのえっちな画像くださいとか」

ダル「なんとかちゃんとの絡みがみちとか、世界一かわいいよとか」



ダル「そろそろ僕をもっと見るべきだと思うお!!!」

ダル「もうね……うんざりなんだよ……」

ダル「HENTAIなのは大好物だお……僕だって紳士ですし?」

ダル「でもさ、リアルで、友人がHENTAIプレイで悶絶してるとかさ……」

ダル「マジありえんてぃー……それで僕には何もないんだお?」

ダル「こんなのって絶対おかしいよ……人気投票とかブルーレイの評判とか……」ブツブツ

ダル「肉感がすげーとかじゃねーから……もう全部僕しか映らないから」トボトボ





――ヤメテクダサイ!!





ダル「……ん?あれは」

ダル「……るか氏?」

ルカ子「……や、やめてください……通してください……」

カメラ小僧C「えーいいじゃん、ねーねーちょっとだけ」

カメラ小僧D「君、例の男の娘コスプレイヤーでしょ?
        僕ら君のファンなんだよ!だからさ、一枚、いや三枚、いやいや」

ルカ子「ボクは、お使いの途中で、写真は……その」

カメラ小僧C「その巫女服はなんのコスプレ?
        僕のハートにキュンキュン来ちゃってるよ!」

カメラ小僧D「いいねーその顔!ほら、手をどけて、本当の自分をさらけ出して!」


ルカ子「やめ……やめてください!……け、警察を」




ダル「こ、これは……」

カメラ小僧C「は、警察?警察って言った?なんで?」

カメラ小僧D「僕ら写真を撮らせてって言ってるだけじゃん。
        それもコスプレイヤーさんに。コスプレって撮られるために着てるんでしょ?」

カメラ小僧C「僕らさ、君のおかげで目覚めたんだよ!?カメラを向ける喜びに!!」

カメラ小僧D「それをどうして拒否ったりすんの?僕らは君のファンなんだよ?」

カメラ小僧C「ファンにはサービスをするべきだ!
        さぁ、君のその恥ずかしい顔を僕に見せて下さい!!」


ルカ子「嫌です……誰か……(凶真さ……)」




ダル「この展開は……この展開はッ!」


ダル「僕の出番!」キリッ


るか「嫌ですやめてー!!」

カメラ小僧C「良いではないか」カメラ小僧D「良いではないか」

ダル「ッハ!決めてる場合じゃないお」

るか「撮らないでください!誰かー」

カメラ小僧C「良いではないか」カメラ小僧D「良いではないか」



ダル「そこの君たつ!やめるんだお!!」

カメラ小僧C「は?」カメラ小僧D「あ?」

るか「……え?……橋田、さん……」

カメラ小僧C「なんだこいつ?」

カメラ小僧D「邪魔すんなよデブ」

るか「は、橋田さん」

ダル「るか氏。僕が来たからにはもう安心だお」キリッ



ダル「さぁ!その子から離れろぉ!!」

カメラ小僧C「は?何格好つけてんの?」

カメラ小僧D「ピザでも食ってろデブ!」

ダルシィ!ニャンニャン!ダルシィ!ニャンニャン!

ダル「うおおおおお暴走機関車あああああ」

カメラ小僧C「うおっなんか来た」

カメラ小僧D「やっちまおうぜデブ!」

るか「橋田さああああん」


―――――――――――――――――
   ―――――――――――――
     ――――――――――


ダル「……」ズダルボロ

カメラ小僧C「ペッ」

カメラ小僧D「氏んでろデブ!」

るか「橋田さん、しっかり!しっかりしてください!!」





ダル「……っと……」

ダル「……もっと!もっとお願いします!!」

カメラ小僧C「」カメラ小僧D「」


ダル「その足で、もっと踏んでください!罵ってください」

カメラ小僧C「なんだこいつ」

カメラ小僧D「ヤベェ、マジヤベェ」


ダル「さあ、どうぞ!!僕は豚です、貴方様の豚でございましゅううう!!」

カメラ小僧C「こわい、も、もう行こうぜ……」

カメラ小僧D「デブヤバい、マジでヤバい……」


ダル「あ、待って!待ってくださチョキプリィィイイイイ!!」


るか「橋田……さ……」

ダル「……」



ダル「――……フゥやれやれ、他愛もない相手だったお」

るか「……橋田さん?」

ダル「まったく、誰が好き好んで男の足で踏まれたがるかっつーの!
   あ、男の娘は別ね?」

るか「あの……」



ダル「それよりもるか氏大丈夫だったかお?」キリッ

るか「……あ……はい」

―――――――――――――――――
   ―――――――――――――
     ――――――――――


るか「ありがとうございました」

ダル「なぁに、こんなの朝飯前だおwwwそれより、怪我はない?」

るか「(写真撮られてただけですから……)大丈夫です、橋田さんのおかげです」ニコッ

ダル「……」ズキューン!!



ダル(あれ?……るか氏って、こんなに可愛かったっけ?)

るか「ボク、ダメですね……橋田さんや、凶真さんのように男らしくないたいです」シュン


ダル(何この萌えキャラ……そういえば、
   僕はるか氏と二人っきりっていうシチュを経験してなかったお……)

るか「もっと強くなれるようにがんばります!」ギュッ

ダル「あ、うん……頑張るといいお」

るか「はい!


        ……そうだ、橋田さん」

ダル「ん?何、僕にまだなんか用――」

るか「よろしければ、その、……」




るか「つきあってもらえませんか!?」

ダル「」



ダル「」

きたあああああああああああああああああああ

るか「……あ、その、ボクと、その、買い物に」

ダル「」



ダル(いや、わかってる。流石の僕でもこれは気付く)

ダル(だが、しかし……)

ダル(こんな美少女、もとい美少年に『つきあって』なんて……)

ダル(……ダメだお、この子は男の娘。僕が求めるのは濃厚なホモプレイじゃなくて)

るか「……だ、ダメでしょうか?
   ボク、岡部さんにプレゼントを買いたくて、それで」ウルlル




ダル「全然オッケー!」 b

   /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
  i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
  |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |
  i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|

   iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.
   .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
   丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi. _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――
  /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     |    |  /    |   丿 _/  /     丿
  'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
 ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ
      ノヽ、       ノノ  _/   i     \
     /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;"  ,/ヽ、    ヾヽ

ダル「つきあうお、どこまでも、果てしなく」

るか「え?は、はい!嬉しいです♪ありがとうございます、橋田さん」

ダル「あ、うん……そ、そうだ、僕のことは橋田じゃなくて、ダルでいいお」

るか「え、じゃあ……ダルさん」ニコッ

ダル「」


ダル「……あ、あの、良ければ名前でも呼んでくれる?」

るか「名前……ですか?……それじゃあ……」



るか「至、さん」ニコッ

   ダル「」
          ダル「」
ダル「」
                ダル「」
       ダル「」

  ダル「」        ダル「」

ダル(むしろ名前覚えててくれてる所に感動した)

るか「どうしました、至さん?大丈夫ですか??」

ダル「あ、う、うん。大丈夫大丈夫……」

ダル(なんだこれ、破壊力強すぎだろ常考。
   ……オカリンは今までこんなのに耐えてきたのかお?)


ダル「あ、じゃあ行こっか……るか氏」

るか「はい、至さんが案内してくれるんですか?頼もしいです♪」

ダル「あ、あ、うん……オカリンへのプレゼント?だっけ」

るか「はい。至さんなら、岡部さんの好みに詳しいかと思って――」


ダル(今だかつて……今だかつて!!)



ダル(僕の名前をこんなに連呼してくれる存在がいただろうか!?)

ダル「いや、いない」

るか「?」

ダル(ああ――もうこの道に走ってもいいんじゃないか……?)

――未来で……。

ダル(生まれてこの方、おにゃの子との接点は、リアルな意味で僕にはなかった)

               ――未来で、待ってるから。

ダル(そうさ、僕にはノーマルな道なんて、初めからなかったんだ)

――未来で、待ってるよ。

ダル(ああ、なんか頭がズキズキするお……これってもしかして)

           ――父さん、未来で、未来で待ってるから!

ダル(……これってもしかして、恋!?)

――未来で、未来で、未来で!!


るか「あの、至さん?目を閉じて、どうしちゃったんですか?」

ダル「……いや、なんでもないよ、るか氏。僕は今、目覚めた気がしただけさ!」


――未来で未来で未来で未来で未来で未来で未来で未来で、
   未来未来未来未来未来未来未来未来未来未来未来未来、
   未来未来未来未来未来未来未来未来未来未来未来未来!
                                             おわる

書き溜め無しでもここまで出来た!
これが、<シュタインズゲート>の選択だよ?
そろそろ異色の組み合わせが見てみたいな。

鈴羽とルカ子とか、ダルと萌郁とか、紅莉栖とダルとか。
Steins;Gateは無限の未来の可能性があるんだから。
ではまたどこかの世界線お会いしましょう。

>>354
ダル萌……

それ書いたら15年さかのぼって子供時代のお前に拷問してやるから

最近ではまっちょしぃSSより最早オカまゆSSが異色になってるのです

>>364
オカリンとまゆしぃはラブチュッチュより切ない感じのが読みたい。

あ、上履きがねーとかそういう切なさはいらないからな?

トリだけは証明として残しておく。

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