進撃の童話(266)
【アニデレラ】
クリスタ継母「アニデレラ!アニデレラ!」
アニデレラ「はいはい、お義母様。何か用かい?」
クリスタ継母「私たちは、これからお城の舞踏会へ行ってまいりますから、あなたは留守番してなさいねっ」
ユミル姉様「私たちは楽しんでくるからな…おまえはウチの掃除でもしてろよ?」
サシャ姉様「美味しいご馳走いっぱいですね!食べまくりますよー!」
アニデレラ「それは…私も行きたいもんだね」
クリスタ継母「まぁっ、ドレスも持ってないくせに生意気っ!パシッペシッ」
ユミル姉様「てめぇ…何クリスタに逆らってんだ?このアニデレが!アニデレが!ゲシゲシッ」
サシャ姉様「きっと立食形式なんでしょうねー………あ、ビシッビシッ」
アニデレラ「ああっ、ご無体な…って、アニデレって何さ。私はデレないから」
アニデレラ「あーぁ…舞踏会、行きたかったよ。エレン王子、一目で良いからお会いしたかったねぇ」
魔女ミカサ「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃーん」
アニデレラ「誰だい?変な格好だねぇ…魔法使いかい?」
魔女ミカサ「いや、違う…私を呼ぶなら大魔道士とでも呼んでくれ!!…ではなく、魔女」
アニデレラ「あれ?でも童話では魔法使いじゃないの?」
魔女ミカサ「魔女の方がカッコ良い」
アニデレラ「ガラスの靴に毒塗った画鋲でも入れてそうだね」
魔女ミカサ「失礼な…私の得意な魔法は…肉を削ぐ事です」
アニデレラ「それ魔法じゃないから」
魔女ミカサ「まあ、それは置いといて。舞踏会に行きたいなら、私が行かせてあげる」
アニデレラ「でも私は綺麗なドレスも持ってないんだよ?」
魔女ミカサ「それは大丈夫。秘策がある。まずは馬車を用意する」
っ【カボチャ】
アニデレラ「ずいぶん大きいカボチャだね」
魔女ミカサ「世界一大きいとギネスに乗ったカボチャ。910kg」
アニデレラ「…あんた、今それ片手で持ってたよね」
魔女ミカサ「これを魔法で馬車にする、ので、お城までの足はオーケー」
アニデレラ「へぇ」
魔女ミカサ「それでは、さっそく」ジャキッ
魔女ミカサ「ふん!ふん!ふん!」ザクザクザクザク
アニデレラ「…それは魔法じゃなくて超硬ブレードで斬ってるんじゃないの?」
魔女ミカサ「ふぅ…出来た」
っ【馬車っぽい形に削がれた汁塗れカボチャ】
アニデレラ「…」
魔女ミカサ「さあ」
アニデレラ「えっ?」
魔女ミカサ「乗りなさい」
アニデレラ「ちょっ…」
魔女ミカサ「大丈夫。アニなら小さいから乗れる」グイグイ
アニデレラ「いやいやいや、待って待って待って」
魔女ミカサ「あ、馬車を引く馬も出さなくては」
アニデレラ「こ、こんなの乗ったら汁塗れじゃないのさ…って聞いてるのかい?」
魔女ミカサ「出でよ~馬っ!」
ジャン「ひひーん………はぁ」
アニデレラ「あ、やっぱりコイツか」
魔女ミカサ「ジャ…馬は亀甲縛りでシッカリ馬車と繋いである。完璧」
アニデレラ「いやいやいや」
魔女ミカサ「御者は私がしよう。ではレッツゴー」
アニデレラ「ド、ドレス…せめて綺麗なドレスを!」
魔女ミカサ「それはお城に着いてから。秘策があると言ったはず」
アニデレラ「何で?普通、魔法でこうパァッって着替えさせてくれるんじゃないのかい?」
魔女ミカサ「…」
アニデレラ「…」
魔女ミカサ「言うとネタバレ…なので、言わない」
アニデレラ「あっそう…もーいいよ」
魔女ミカサ「では行こう!」ビシィッビシビシッビシッ
ジャン「ひぃ!あひっひぃぃぃ~~~ん!!」
アニデレラ「この馬車に乗ってくなんて罰ゲームじゃないの?」
魔女ミカサ「到着」
ジャン「はぁーはぁー…あはぁぁ」
アニデレラ「………街中の人に見られた」
魔女ミカサ「アニが綺麗だから注目の的だった」
アニデレラ「絶対違うし」
衛兵アルミン「…ふ、ふふ不審者!露出狂の男を発見!!皆の者!出合え!出合えー!」
衛兵ライナー「おう!」
衛兵ベルトルト「はい!」
ジャン「え?露出狂?………あ、もしかして俺か?」
衛兵ライナー「…なかなか良い男じゃないか」ジィー
衛兵ベルトルト「…かなり慣れた縛り具合だね」ジィー
ジャン「…は?」
衛兵ライナー「ちょっと、こっち来い」フーフー
衛兵ベルトルト「痛くしないから」ハーハー
イヤァァァァァ
アニデレラ「あ、私の王子様はこの子で良いや。じゃお疲れ」
衛兵アルミン「え?ちょっ?は、離して~」ジタバタ
魔女ミカサ「私としてもそうして欲しいが、それでは話が変わってしまうのでダメ」
アニデレラ「はぁ…何を今更」
魔女ミカサ「この先の展開を想像すると涙が出そうなくらいだが、断腸の思いで止める」
アニデレラ「あんた、血の涙って…どんだけ我慢してんだい」
魔女ミカサ「とにかく…行って、アニ」
アニデレラ「ちっ、仕方ないね」
衛兵アルミン「…ほっ」
エレン王子「くっくっく…駆逐(ダンス)してやる!1人残らず!」
クリスタ「きゃ~、駆逐王子ー!私も駆逐してー!」
ユミル「あんなのに黄色い声援って…クリスタおかしい」
サシャ「これ美味しいですねー…あ、これも美味しいですね…おお、これも美味しいですねー」
ユミル「こいつも食ってるだけだな」
ドカーンッ!!!
皆「何だ!!……きょっ!巨人!!?」
アニ巨人「…」
エレン王子「…っ!こいつを!駆逐(ダンス)してやる!」ガリッ
アニ巨人「きいぃやああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
エレン巨人「オアエア!ガアッオグアァ!!!」
ユミル「踊ってやがる!?」
サシャ「わー、大きいですねー」
クリスタ「きゃー!駆逐王子ー!」
ユミル「…」
【時計12時】ボーンボーンボーン…
アニ巨人(は!確かに12時になったら…)
魔女ミカサ「別に何もないけど、ストーリー的には帰れば良い、と思う」
ドシッドシッドシッ…シュウゥゥ アニ巨人→アニデレラ
アニデレラ「ちょっとミカサ…ガラスの靴はどうするのさ?」
魔女ミカサ「アニの硬質化で、足の形に残すと良い」
アニデレラ「あ、それ良いね。ガラスの靴っぽいし、間違いなく私の足にしか合わないね」
魔女ミカサ「原作では、自分の足を切り刻んで小さくして、靴を履こうとした女もいたそうな」
アニデレラ「聞いてるだけで痛い痛い痛い…とにかく、足の表面だけを硬質化してっと」ビキビキ
衛兵アルミン「王子様ー!あの女型巨人は見つかりませんでしたが、このような靴を発見しました!」
エレン王子「ずいぶん小さい靴だな…俺さ、あの女型が良いんだけど。中身の女より」
衛兵アルミン「ちょっと!」
衛兵アルミン「王子様からのお達しである!この靴を履ける女性を探しておーる!誰か履ける女はいないか!?」
クリスタ「はーいはーい!私履けるよっ!ほらほらっ」
衛兵アルミン「えっ」
エレン王子「ほんとだ…」
衛兵アルミン「………い、いや!靴の方が少し、少ーし大きい、からダメ!」
クリスタ「えー?これくらいならオーケーじゃないのっ?普通だよねぇ?」
エレン王子「だよなぁ?」
衛兵アルミン「ダメだってば!もう!」
クリスタ「ちぇっ」
ユミル「これは履くまでもなく、私にゃ小さすぎるな」
サシャ「私もですねー」
エレン王子「使うか?」っ【硬質ブレード】
ユミサシャ「「嫌だっ」」
アニデレラ「ふ…私の出番だね」
魔女ミカサ「………」ジィー【硬質ブレード】
アニデレラ「ちょっ…あんた本気?怖すぎにも程があるってもんだよ」
魔女ミカサ「ふぅ…諦める。アニ、頑張れ」
アニデレラ「あぁ」
エレン王子「あーあツマンネーなー。駆逐してーなー」
アニデレラ「その靴、私にも履かせな…」
衛兵アルミン「うぅ…やっと来てくれt」
エレン王子「あ、もうイイよ」
アニデレラ「は?」
衛兵アルミン「えっ?」
エレン王子「おまえ履いてみろ」
衛兵アルミン「えっ?」
エレン王子「ほらほら」
衛兵アルミン「ちょっと!止めてよ、エレン!」
エレン王子「ほーらピッタリだ」
衛兵アルミン「…」
アニデレラ「…」
魔女ミカサ「…」
クリスタ「…」
ユミル「…」
サシャ「…」
エレン王子「じゃあ無事に見つかったし、城に帰るか」
衛兵アルミン「えええええ」
アニデレラ「…え?…あの…え?」
魔女ミカサ「…アルミン、意外と足が小さかったのね」
アニデレラ「あの…わ、私は…?」
魔女ミカサ「どんまい」
【終わり】
です
1レスSSで書いた後、どんどん書きたくなって、別スレにしてしまいました
ごめんなさい
別の童話(赤ずきん・白雪姫などなど)で書きたい人いたら、ぜひぜひこのスレ利用してください
【白雪姫~ミカサ・エディション~】
王妃アニ「鏡よ、魔法の鏡よ…この世で一番美しいのは誰だい?」
鏡トルト「それは王妃様でございます!間違いありません!!」
鏡トルト「美しく輝く金髪、透き通るように健康的な肌、広い大空を思わせる瞳、スラッと通った鼻筋…」(目つきと鷲鼻は禁句)
王妃アニ「だよねぇ?だよねぇ?あはははははっ…はぁ~、やっぱり私は最っ高だよ」
鏡トルト(ちょっとアニ!素になってる!)
白雪姫「お義母様…私は今日で7歳。今の私はまだ幼い、ので、誕生日会を要求する」
王妃アニ「あっち行きなシッシッ。髪も目も真っ黒の炭みたいで気持ち悪いガキだね、まったく。あんたの継母やってる身になって欲しいよ」
白雪姫「…ごめんなさい」(今の私は弱い。強くないと勝てないので我慢する)
王妃アニ「さーて、また魔法の鏡タイムと行こうかねぇ」
鏡トルト(はぁ…そろそろ賛美ネタが尽きるんだけどなぁ)
王妃アニ「鏡よ、魔法の鏡よ…この世で一番美しいのは誰だい?」
鏡トルト「それは白雪姫でございます!」(え?あれ?)
王妃アニ「は?」
鏡トルト「そりゃもうカラスの濡れ羽色のごとき艶のある黒髪、深い夜空を思わせる瞳」(うわあああぁぁぁ、ぼくの口黙れぇぇ!!)
王妃アニ「あ゛?」
鏡トルト「うぅ」(ひいいぃぃぃ)
王妃アニ「…あぁ、そうか。質問を間違えてしまったようだね…一番若いって言っちゃったかい?」
鏡トルト「いえ、一番美しいって言いました」
王妃アニ「…」
鏡トルト「…あの、何で構えてるんですか?…何で間合いを計ってるんですか?…何で…っ!ぎゃあああっ!!」パリーン
王妃アニ「ふん…私より美しいなんて許さないよ?」
猟師コニー「おう。呼ばれたから来たけど、何か用か?王妃さんよ」
王妃アニ「いい加減に口の利き方を覚えないと牢屋に叩き込むよ…ま、いいさ」
王妃アニ「この汚いクソガキ、森に連れてってブッ殺してきな」
白雪姫「んーっ!」
猟師コニー「えっ?この縛られてる女の子?…って、お姫様じゃん。ダメだろ?」
王妃アニ「あ゛?」
猟師コニー「はい。お任せください、王妃様」(怖ぇぇぇぇ)
白雪姫「んーっ!んふーっ!」ジタバタ
猟師コニー「どうした?何か言いたいのか?あ、別れの挨拶とか?」
白雪姫「ブス、チビ、鷲鼻、ワキガ、短足、水虫、エレンと互角の悪人ヅラ」
王妃アニ「…っ!何で猿轡を外すんだい!く、口は塞いどきな!」(こんのクソガキャアアア!!)
猟師コニー「あ、悪ぃな」
白雪姫「んーっ!ふぬふーっ!はいのふーす!」モガモガ
王妃アニ「猟師よ…殺した証拠に、そのクソガキの心臓と肝臓を持ち帰ってきな。モツ鍋パーティだよ」
白雪姫「…っ!」(えっ、マジで?)
猟師コニー「おう、わかったぜ。じゃあ行ってくるな」
白雪姫「んん~~っ……!!」ジタバタ
王妃アニ「ふふん…さ よ な ら 白雪姫」
猟師コニー「さて、森の奥に到着だ」
白雪姫「………」ガクブル
猟師コニー「心配すんな。殺さねーよ」
白雪姫「…?」
猟奇コニー「さすがに可哀相だろ。バラすの面倒だし。綺麗に処理しないと臭いがキツイんだよな、内臓って」
白雪姫「~~っ!!」ジタバタ
猟奇コニー「うわ、暴れるなってーの。殺さないから。大丈夫。大丈夫だから、な?」
白雪姫「ぷはっ…はぁーはぁー…ほ、本当に?」
猟奇コニー「人間って大して美味くないしな…」
白雪姫「えっ」ビクッ
猟奇コニー「…」
白雪姫「た、食べた事あるの?」
猟奇コニー「………いや?」
白雪姫「…もしかして、昔噂になった…ソソ、ソニー・ビーン?」
猟奇コニー「そりゃ昔の名前だ」
白雪姫「…っ!」ガクブル
猟奇コニー「さて…代わりの内臓を用意しねーとな」
白雪姫「ど…どうするの?」
猟奇コニー「そこらの動物で良いだろ…俺がおまえを助けるのはここまでだ。大変だろうが、後は自分で何とかしろよ」
白雪姫「う、うん」
猟奇ソニー「さてと…兎なんかじゃ小さくて簡単にバレるし、猪が良いかな………誰か通りかかってくれりゃ一番楽なんだが…」
白雪姫「わわ私は何も聞かなかった」
白雪姫「えーと…宛てもなく森を彷徨う美しいお姫様、であった、まる」
小人アルミン「ハイホー♪」
小人ジャン「ハイホー♪」
小人マルコ「ラリホー♪」
小人クリスタ「小人Aは眠ったー♪」
小人?ユミル「デスサーティ~ン♪」
小人サシャ「ラァリホォ~ッ♪」モグモグ
大人ライナー「元ネタが解らん」
白雪姫「そこの小人たち…私は白雪姫、なので助けるべき」
小人?ユミル「なんつー言い草だ…このクソジャリ」イラッ
大人ライナー「まあ王族だの貴族だのは、こんなもんだろ」
小人アルミン「へぇ…このあたりでは見かけないタイプの美人だねぇ」
小人クリスタ「あ、浮気?」ムゥ
小人サシャ「クリスタ、今の私たち同じドワーフですから」ムシャムシャ
小人ジャン「…なんと美しいお姫様だ」ポッ
小人マルコ「まあ何とか原作にありそうなセリフだね」
白雪姫「…で、助けてくれるの?助けるの?助けさせてあげる」
小人?ユミル「何で逆の立場みたいになってんだよ」
小人アルミン「あのさ…炊事・洗濯・掃除・裁縫とかやってくれるなら、君を助けてあ…」
白雪姫「は?」
小人アルミン「いや、だから…」
白雪姫「私の得意技は肉を削g…あ、違う。えっと、お姫様だったから何もできない、ので無理」
小人アルミン「そうだよね!お姫様で、しかも7歳なんだから普通そうだよね!いやー、そこ変だと思ってたんだー」
小人クリスタ「ちょ、ちょっとアルミン?」
小人マルコ「そこは黙ってようよ!」
小人ジャン「そ、それじゃあ…おおお俺の嫁さんになr…」
白雪姫「7人もいるんだから1人くらい減っても問題ない。違わない?」
小人ジャン「」
白雪姫「ここがあなたたちの家?…小さい、狭い、汚い、安っぽい。ヨーダの住処みたい」
小人?ユミル「てっめぇ…いい加減にしやg…!!」
小人アルミン「…出てけ!」
白雪姫「えっ…あ、つい本音が出ただけ。これまでの生活が生活なので許して欲しい」
小人アルミン「出てけ!出ていけ!ライナー!!」
大人ライナー「………え?俺?」
小人アルミン「小人じゃないヤツがいるから狭いんだよ。元々4人で暮らしてた家だったんだから」
小人クリスタ「そうだそうだっ」
小人?ユミル「お陰で最近ずっとご無沙汰だよなー」
小人サシャ「確かに昔より狭くて不便でしたね」モッチャモッチャ
小人ジャン「…うわ、肩身狭ぇ」
小人マルコ「申し訳ないね」
白雪姫「なるほど。ライナーが去れば、私が入れ替わりになって丁度良い、と」
大人ライナー「えっ、ちょっと待て!マジか!」
白雪姫「そうそう。あっちの方向に行くと親切な猟師さんがいる、ので、頼ると良い。頼れ」
大人ライナー「えええええ…はぁ、仕方ない。行くか」
白雪姫「………サヨウナラ」
白雪姫「私は強くならなくては…戦わなくては勝てない。勝てば生きられる!」
完
白雪姫「いや、終わってない。ちゃんと最後までやる…が、用事があって今はここまで」
猟師コニー「ほらよ。お望みの心臓と肝臓だぜ?」
王妃アニ「お~、よくやってくれたね。これで私が世界一の美女さ!」
王妃アニ「……ザマァ!『もう一度ズタズタに削いでやる、女型の巨人』とか言っておいて自分が切り刻まれちゃったねぇ?」
猟師コニー「何言ってんのかよく解んねぇが、褒美はもらうぜ?」
王妃アニ「あーはいはい。そこの金貨を持ってきな」
猟師「ありがとさん」(あの小人がいてくれたお陰で、代わりの内臓が楽に用意できたぜ)
王妃アニ「…さて。原作だとコレを塩茹でにして食べるらしいけどさ…さすがに無理でしょ。キモすぎるよ」
王妃アニ「どうしようかね…」チラッ
鏡トルト「痛ててて。やっと直った」
王妃アニ「…ねぇ、鏡さん?」
鏡トルト「あ、はい?」ビクッ
王妃アニ「モツ鍋でも食べない?蹴ったお詫びにご馳走するよ」
鏡トルト「え、いやー、悪いですねぇ。喜んで頂きます」(断ると後が怖いし)
白雪姫「小人たちと暮らし始めて、もう何年になるだろうか…」
小人アルミン「いや、まだ半年も経ってないよ?」
白雪姫「私は強くなる為、肉体を鍛えに鍛えた…結果、自分の体を完璧にコントロールできるようになった」
小人クリスタ「凄いよね!特に腹筋がっ」
白雪姫「しっ、それは乙女の秘密……ふぅ、厳しい特訓だった」シミジミ
小人アルミン『1秒間に10回の呼吸ができるようになれっ!!』
小人マルコ『次は10分間息を吸い続けて10分間吐き続けろッ』
小人?ユミル『クリスタ…もう少し、こう、何というか、手心というか…』
小人クリスタ『ユミル殿…痛くなければ覚えませぬ』
小人クリスタ「えええええ…そんな特訓したっけ?」
小人アルミン「脚色もほどほどに」
小人ジャン「雪のように白い肌…血のように赤い唇…黒檀のように黒い髪…ああ、女神さまっ」
小人マルコ「お、良いね。原作は大事」
小人サシャ「ジャンが言ってたのは何でしょう?アフタヌーンで長期連載してる漫画ですかね?」ムグムグ
小人アルミン「あぁ、原作の白雪姫の外見だね。実の王妃様がそう望んで生まれたのが白雪姫なんだよ」
小人クリスタ「へぇ~」
小人?ユミル「何だか綺麗なのかキモイのかよく解らん例えだよな」
白雪姫「肌が白くて髪が黒くて唇は赤い…普通では?」
小人アルミン「いやいや、例えば黒髪のストレートってアジア系以外では珍しい方なんだよ」
小人クリスタ「あじあ?」
小人アルミン「こっちの話」
白雪姫「まあ、ジャンの言葉は私の何にも響かない…ので、日課の筋トレに励むとする」
小人ジャン「」
小人マルコ「ジャ、ジャン?」
小人ジャン「……マルコ」
小人マルコ「何?」
小人ジャン「最近、無視されるよりはリアクションあるだけマシだ、って思えるようになってきたぜ」
小人マルコ「」
王妃アニ「久々に魔法の鏡でも見ようかね。あのクソガキがくたばって安泰になってから見るの忘れてたよ」
鏡トルト「酷いよ…掃除もしてくれないから、埃まみれだよ…」
王妃アニ「あーはいはい。世界一美しい私の世界一美しい手で世界一美しく埃はらってやるから機嫌直しな」ペシペシ
鏡トルト「……ありがとうございます?」(余計な事は言わないようにしよっと)
王妃アニ「さて、と………鏡よ、魔法の鏡よ…この世で一番美しいのは誰だい?」
鏡トルト「それは白雪姫でございます!」(え゛?)
王妃アニ「…は?」
鏡トルト「…」
王妃アニ「あれ?…ぶっ殺したはずなんだけどね?もしかして生きてんの、これ?」
鏡トルト「…はい」
王妃アニ「あんのクソ猟師があぁぁ!私を騙しやがったね!?こうなったら、私自ら白雪姫を亡き者にしてやるよ!」
王妃アニ「とはいえ、どうやって殺せば良いのかね」(原作は…っと)
王妃アニ「え~っと…物売りに化けて?誰もいない時に?腰紐で?絞め殺す?…なんだ、簡単じゃないさ」
物売りアニ「おや、お嬢さん、腰紐は要らないかい?その綺麗な服に似合う良い腰紐だよ。真田紐と言って…」
白雪姫「要らない…ので、帰ってオバサン」
物売りアニ「だ、誰がオバs………じゃあ、このコルセットなんかどうだい?」
物売りアニ「これはウェストを細く見せ、ヒップのラインを美しく見せるための補正下着さ」
白雪姫「素晴らしい。ぜひ売って欲しい」キリッ
物売りアニ(こいつ本当に7歳かい?)
白雪姫「どうやって着るの?」
物売りアニ「これは、こうやって腰を巻くように着て、後は紐を引っ張って絞るだけさ」
物売りアニ(まあ紐で縛るのには成功したし、このまま絞め殺しちまえば良いか)
物売りアニ「うぬぬぬっ…くくっ…うぐぐぐぐぐっ」(し、死ね~~っ)ギューッ
白雪姫「オバサン、全然ウェストが細くならない」ガチッ
物売りアニ「ぐぎぎぎぎ~~~~っ」(こ、こいつの体はいったいどうなってんだい!?)ギューッ
白雪姫「…もっと絞めて」ガチッ
物売りアニ「ぅぎぎいいぃぃ~~~………ご、ごめん。これ以上は無理だね」ハァハァ
白雪姫「そんな…」
小人アルミン「ただいまー」
白雪姫「おかえりなさい、皆」
小人?ユミル「何してんだ、オマエ?…コルセット?」
小人サシャ「おー、さすがミカs…白雪姫。コルセットで抑え込めるような腹筋じゃないですね」ハグハグ
小人クリスタ「わ、私もコルセットしてみよっかな」
小人?ユミル「やめとけ。オマエのスリーサイズは誤差の範囲なんだから、どう頑張っても大差ねぇよ」
小人クリスタ「酷っ!」
小人?ユミル「まぁ、こういうのは私やサシャくらいじゃないと、な?」ニヤニヤ
小人マルコ「いや、同意を求められても困るよ」
小人ジャン「美しい…」タラー
小人クリスタ「………あっ!ちょっと!女の子が下着姿でいるのに、男は入ってきちゃダメでしょ!!」
物売りアニ「悪いね…これで失礼するよ」(ヤバイ、小人どもが帰ってきちまった。今はここまでだね)
白雪姫「はぁ、結局ウェストは細くならなかった…とても残念」ショボン
王妃アニ「何だったんだよ、あの腹…化け物だね」
王妃アニ「次だ、次!!」(原作をチェック)
王妃アニ「えーっと…毒を仕込んだ櫛を刺して殺す、と…は?また物売りに化けるのかい?」
王妃アニ「って言うか、最後は有名な毒リンゴだろ?どんだけ毒殺が好きなんだよ」
王妃アニ「ここは原作の手を改良して手堅く行くとするさ」
鏡トルト「うわぁ、顔が悪い…じゃなくて、悪そうな顔」
物売りアニ「やぁ、こんにちわ。白雪姫」
白雪姫「…役立たずのオバサン、また来たの?」
物売りアニ「ぐっ…ま、まあそう言わずに、今度は櫛なんてどうだい?」イラッ
白雪姫「櫛?」
物売りアニ「あぁ、綺麗な髪をより綺麗に飾るって事さ」
白雪姫「それなら役に立ちそう。見せて欲しい」
物売りアニ「じゃあ、この手鏡で自分の頭を見てな。櫛を刺してやるから」
白雪姫「うん」ジーッ
物売りアニ「…ほら、どうだい?」
白雪姫「あ…可愛い、かも」
物売りアニ(よし!鏡に写ってる自分に夢中で、こっちの動きに気付いてない!この出刃包丁でブッスリさ!!)
物売りアニ「往生しぃやあぁぁっ!!!!」ダダダ!ザクーッ!!(手応えありぃっ!!)
白雪姫「オバサン、これ値段は幾ら?」ガチッ
物売りアニ「えっ?」
白雪姫「…何してるの?」キョトン
物売りアニ「……な、何てこった!包丁が!!」グニャリ
白雪姫「…そう、そういう事」
白雪姫「私の腹筋は…そんなヤワイ金属片では貫けない。貫きたければチャージ(騎馬で槍ごと突っ込む攻撃)くらいすべき」
物売りアニ「お、覚えてなぁっ!!」スタコラ
白雪姫「ふっ…また伝説を作ってしまった…」
小人ジャン「怖ぇぇぇぇぇ」
王妃アニ「クッソォォォッ!あの腹筋女ぁぁぁぁぁっ!!」
王妃アニ「こうなったら三度目の正直!最終手段!この毒リンゴの出番だよ!!
王妃アニ「…」
王妃アニ「いやいや?さすがに、死ぬよね?幾らなんでも…だって、そうしないと話が進まないし?」
林檎売りアニ「そこのお嬢さん、リンゴは要らないかい?」(同じような手を三回も…我ながら呆れるよ。原作者はギャグのつもりかね?)
白雪姫「美味しそう」
林檎売りアニ(あら素直)
林檎売りアニ「じゃあ売ってあげようかね。幾つ欲しいんだい?」
白雪姫「たまには小人たちにもお礼をしなくては…私の分も含めて6つで」
林檎売りアニ「あれ?6つで良いのかい?」(確かゴリラみたいなの消えて、小人は6人のはず…)
白雪姫「ジャンとマルコは仲が良い、ので、きっと半分こする」
林檎売りアニ「あ、あぁ…そうかい?」(つまり半分しかやらない、と)
白雪姫「全部で幾ら?」
林檎売りアニ「銀貨で2枚だね」
白雪姫「高い。原価と人件費を考えても銀貨1枚が妥当」
林檎売りアニ「は?」イラッ(こ、こいつ…値切るつもりなのかい?)
白雪姫「違わない?」
林檎売りアニ「違うに決まってるだろ!銀貨2枚ったら銀貨2枚だね!」ギギギ
白雪姫「じゃあ銀貨1枚と銅貨2枚」
林檎売りアニ「話にならないよ…せめて銀貨1枚と銅貨8枚だね」(…あ。売らなきゃダメじゃないか…つい感情的に拒否しちまったよ)
白雪姫「じゃあ最大限に譲歩しつつ、カーネギーホールの舞台から飛び降りるくらいの気持ちで…銀貨1枚と銅貨5枚」
林檎売りアニ「よし、売った」(カーネギーホールの舞台って高さ2mもないんじゃ?)
白雪姫「確かにリンゴ6つ…じゃ」
林檎売りアニ「ちょい待ち…ほら、オマケだよ。今ここで味見してみな?」(よし、これで白雪姫だけに毒リンゴを食べさせれるね)
白雪姫「素晴らしく美しい林檎売りのお姉さん、ありがとう」
林檎売りアニ(それ食べろ!食べな!)
白雪姫「いただきます」ガプッ…ショム…
林檎売りアニ「そうかい、良かったねぇ」ワクワク
白雪姫「なかなか美味ふぃい」ショム…ショム…
林檎売りアニ「…」ワクワク
白雪姫「…」カプッ…ショム…
林檎売りアニ「…」ワクワ..
白雪姫「…」ショム…ショム…
林檎売りアニ「…あれ?」
白雪姫「美味しかった」ゴクン
>>58
ミスです
この順番です
↓
白雪姫「いただきます」ガプッ…ショム…
林檎売りアニ「…」ワクワク
白雪姫「なかなか美味ふぃい」ショム…ショム…
林檎売りアニ「そうかい、良かったねぇ」ワクワク
白雪姫「…」カプッ…ショム…
林檎売りアニ「えっと…何ともないのかい?」
白雪姫「何が?」
林檎売りアニ「あれ?いや、あれ?…あのさ、そのリンゴ…毒、入れたんだけど…?」
白雪姫「…私は自分の体をコントロールできる、ので平気」
林檎売りアニ「えええええ」
白雪姫「さて……小便はすませたか?神様にお祈りは?部屋のスミでガタガタふるえて命ごいする心の準備はOK?」ゴゴゴゴ
林檎売りアニ「ちょっ…ちょっと!待った待った!」
白雪姫「…何?」
林檎売りアニ「あんた、さすがにここで死なないと王子様とキスできないよ?」
白雪姫「えっ」
林檎売りアニ「死んだあんたは素敵な王子様にキスされて生き返ってハッピーエンドなんだからさ」
白雪姫「えっ?」
林檎売りアニ「もちろん、エレンが王子だよ?」
白雪姫「…エレン?」
林檎売りアニ「そう」
白雪姫「…キス?」
林檎売りアニ「そう」
白雪姫「…」
林檎売りアニ「…」
白雪姫「うっ」バタッ
林檎売りアニ「あ、死んだ…ちょっと納得いかない流れだったけど、まあヨシとするさ」
小人アルミン「ただいまー」
小人ジャン「ただいま~」(アナタお帰りなさい。ご飯にする?お風呂にする?それともワ・タ・シ?…なんつって)
小人マルコ(またキモイ妄想してるな、これは…)
小人クリスタ「はぁーお疲れさまー」
小人?ユミル「腹減ったぜー」
小人サシャ「ただ…いま…」グーキュルルル
白雪姫「…」グッタリ
小人たち「「あぁっ!!!」」
小人アルミン「白雪姫がっ!!」
小人ジャン「ねねねね寝てるんだよな?だよな?」
小人マルコ「いや…呼吸もしてないし、脈拍もないし、瞳孔も開いてる」
小人クリスタ「えっ嘘…死んだのっ!?」
小人?ユミル「マジかよ」
小人サシャ「…あ、ああっ!リリリ、リィィンゴォッ!!!!」ガブッ…ショムショム…
【白雪姫】inガラスの棺
小人アルミン「白雪姫~」エーン
小人ジャン「じら゛ゆ゛ぎびめ゛~」ビエエエエー
小人マルコ「諸君らが愛してくれた白雪姫は死んだ…何故だ!」
小人クリスタ「坊やだからさ」
小人?ユミル「クリスタ、そこは『お嬢だからさ』にした方が…」
小人サシャ「…」ショム…ショム…
???「うるせーなー…せっかく静かな森を散策してたのに何の騒ぎだよ。ライナーさんに出遭っていきり勃つホモの道でも走ったのか?」
???「駆逐しちゃうぞ、コラァ?」
小人アルミン「だ、誰だ!?」
小人ジャン「駆逐ってセリフの時点で、なぁ?」
小人マルコ「だよね」
小人クリスタ「きゃ~、駆逐王子ー!私も駆逐してー!」
小人?ユミル「クリスタ…それ前回のセリフ」
小人サシャ「…」ガプッ…ショム…ショム…
【白雪姫】(…っ!)
王子エレン「で…何を騒いでたんだ?」
小人アルミン「白雪姫が死んじゃったんだよ…」エーン
王子エレン「しらゆきひめ?」
小人ジャン「黒髪の綺麗な女だ…」
王子エレン「ほう?」
小人マルコ「ほら、あそこのガラスの棺に封印…じゃなくて納められてる女の子さ」
王子エレン「…」ジー
【白雪姫】(ドキドキ)
王子エレン「すげぇ美人だな…」ジー
王子エレン「…」ジー
王子エレン「……くれ」
小人アルミン「…は?」
王子エレン「黒髪でメチャクチャ美人で死体…とは、まさに理想の女だぜ」キリッ
【白雪姫】(えっ)
小人ジャン「は?は?は?」
小人マルコ「あれ?ボクの耳おかしくなったかな?今『死体だから理想の女』って聞き間違えちゃった」
王子エレン「それで合ってるぞ。だから、この死体くれ」
小人たち「「えええええ」」
小人?ユミル「あ、そうだ…タダでじゃぁダメだな。それ相応の対価を要求するぜ」
王子エレン「金か?」
小人?ユミル「いや、ちょっと頼みたい事があるんだ。耳貸せよ」
王子エレン「何だ?」
小人?ユミル「ゴニョゴニョ…ゴニョ。どうだ?」ニヤッ
王子エレン「オーケー。商談成立な」ニヤッ
小人アルミン「あの王子、連れて行っちゃったね…白雪姫とジャンとマルコ」
小人クリスタ「何でジャンとマルコまで?」
小人サシャ「…ユミル、何やったんですか?」
小人?ユミル「ぅひひ…まぁ良いじゃねぇか。これでまた4人暮らしだぜ?」ニンマリ
小人アルミン「そ、そうだね」ビクッ
大人ユミル「それじゃ…寝室に行こうぜ」ガシッ
小人アルミン「えっ」
大人ユミル「へへっ…」
小人アルミン「えっえっえっ」ズルズル
小人クリスタ「ユユユユミルっ?」
大人サシャ「あ、じゃ私は2番目でー」ジュルリ
小人クリスタ「…っ!?」
小人アルミン「ちょっと、ユミル!?こ、小人…ぼくら小人だから!」
大人ユミル「そうだな…じゃあ『小人の大人同士』って事で」
小人アルミン「ちょっ…ダ、ダメ!嫌ぁぁ」ズルズル
イヤァァァ…………ァァァンッアンッアッアッアアンッ
1年後…また7人で暮らすようになったのは別の話である
小人ジャン「何故か城まで連れて来られたわけだが…」
小人マルコ「う、うん」
【白雪姫】
王子エレン「はぁぁぁ…白雪姫ぇ…」ハァハァ
小人ジャン「…」(ずっと棺にへばりついて白雪姫を眺めて興奮してるって…)
小人マルコ「…」(これって白雪姫の美しさを見て楽しんでるのかな…ある意味、芸術的感性?)
【白雪姫】
王子エレン「た、堪らねぇ…」カチャカチャ
小人ジャン「えっ」(何でベルト外してんの?)
小人マルコ「えっ」(何でズボン脱いでるの?)
【白雪姫 】
玉子エレン「もう、我慢できねぇよ…白雪姫ぇ…」ガタガタ
小人ジャン「」(何で棺を開けようとしてんの?)
小人マルコ「」(開けてどーするつもりなの?)
【 白雪姫
玉子エレン「ふー…ふー…」
小人ジャン「お、おおおいおいおい!?」
小人マルコ「白雪姫を棺から出して何をするつもりですか、王子?」
玉子エレン「え?決まってんジャン。しかんすんだよ」
小人ジャン「痴漢?」
小人マルコ「仕官?」
玉子エレン「違ぇーよ!屍姦だ、屍姦!!」
小人ジャン「」
小人マルコ「」
【 白雪姫(えっ)
玉子エレン「へへ…マイスウィート、その冷たい体を味わわせてくれ」
小人ジャン「しょ、正気じゃねぇ」ガクブル
小人マルコ「確かに原作では『死体愛好家』だけど!」
【 白雪姫(変態エレン………………アリかも)
玉子エレン「この俺の15cm級で、おまえのウォール・マリアを………って、これSSでよく使われる表現だよなぁ?」
小人ジャン「考え直せ、王子!」
小人マルコ「ここはディ○ニー版で良いじゃないか!ね、ね?」
【 白雪姫(………あ!そう言えば…キ、キスは?)
玉子エレン「…んー」
小人ジャン「…」
小人マルコ「…」
王子エレン「>>1も書いてて気分悪くなってきたし、変態は止めるぜ」ゴソゴソ
小人ジャン「ほっ」
小人マルコ「ちょっと下品すぎだよね」
【 白雪姫(あぁ…ズボン履いてしまった)
王子エレン「えーと、じゃあ多数決で決めるぞ…キスで目覚めさせるに賛成の人?」
小人ジャン「…」
小人マルコ「はい」(メルヒェンで良いじゃないか)
王子エレン「それじゃ、より原作に近い方法で目覚めさせるのに賛成の人?」
小人ジャン「はい」(確か、喉に詰まったリンゴを吐き出させるんだよな)
小人マルコ「そっちはロマンがないよ」
王子エレン「俺もはい…というわけで、原作に近い方法に決定」
王子エレン「それじゃあ」カチャカチャ
小人ジャン「なぜだ…なぜ今…ズボンを脱いだ?」
玉子エレン「…萎えてしまっては元も子もないので…今脱ぐべきだと判断しました」
小人ジャン「…!?イヤ…わからないな。なぜ貴様はズボンを脱いだ?
玉子エレン「…?それは…『何故、人は服を脱ぐのか?』という話でしょうか?」
小人ジャン「…」
玉子エレン「…?……あ!」
小人ジャン「!」
玉子エレン「……」チッ
玉子エレン「半分………って何を半分にすれば良いんだ?」
小人ジャン「俺が知るかぁぁぁぁぁっ!!」
玉子エレン「まあ、とにかく、だ!白雪姫は毒リング吐かなきゃならんのだろ?」
小人ジャン「毒リングじゃねぇよ!柱の男に埋め込まれたウェディングリングかっつーの!!吐かせるのは毒リンゴだろーが!」
玉子エレン「吐くには、えずかなきゃダメだろ?で、えずくには喉の奥まで突っ込まなきゃダメだろ?」
小人ジャン「待て。オマエ…何をするつもりだ?」
玉子エレン「もちろんイm…」
小人ジャン「却下」
【 白雪姫(…)アーン
小人マルコ「大変だ、ジャン!何故か死んでるはずの白雪姫の口が開いてる!!死後硬直かも!」
玉子エレン「よーし。じゃあ、さっそく…」
小人ジャン「やめろっつーの!!って言うか、いい加減に起きろよ!白雪姫!!ほんとは死んでねーだろ!?」
白雪姫「…キスがないと、生き返れない」プイッ
玉子エレン「キスじゃないとダメか?15cm級じゃダメか?」
白雪姫「………ロマンチック、が、良い」
王子エレン「よし、わかった」
白雪姫「…っ!」ドキッ
王子エレン「あぁ、愛しの白雪姫…どうか俺のキスで目覚めておくれ…」
白雪姫「…」ドキドキ
王子エレン「………」
白雪姫「…?」
王子エレン「…ダメだ」
白雪姫「…っ!?」
王子エレン「は、恥ずかしいっ!!」カァァァッ
白雪姫「は?」
小人マルコ「はぁ?」
小人ジャン「はぁぁぁぁぁぁっ!?」
王子エレン「むっ無理無理!」
小人ジャン「何を言ってやがんだっ、テメェはぁぁぁぁっ!!」
王子エレン「だだだってミカサと…キ、キスなんてっ!」カァァァッ
小人マルコ「さっきまでの変態っぷりの方が、よっぽど恥ずかしいだろ?」
王子エレン「演技だと思って吹っ切れてしまえば平気だったんだよぉ!」
白雪姫「……エレン?」ダキッ
王子エレン「…っ!?」
チュッ
白雪姫ミカサ「ふふっ…私は幸せ」
小人ジャン「」ゲフッ
【終わり】
【アニババと40人の巨人】
アニ「誰がアニババだよ。やなこった。帰る」
終わり
【アラミンと魔法のランプ】
アラミン「これが魔神の封印されたランプか……そーれ、ゴシゴシ!」
ぼわわーん
魔神ライナー「よぉ~、アル!この俺を呼び出したかーい?」
アラミン「チェンジで」
終わり
今こっちに書くネタありませんが、また書きたいとは思ってますので自己保守です_ノ乙(、ン、)_
【アルミンツェル】 ※注意:ちょっと下品
むかしむかし、とある夫婦がおりました
長い間、子供が欲しいと思っていたけど…なかなか子宝に恵まれない夫婦でした
妻ミカサ「子供が欲しい。主にエレンのナニから出るエレンの種によって出来るエレンの子が」チラッチラッ
夫エレン「ミカサ……あぁ、解った。今度こそおまえを孕ませる!何度でも孕むまでヤってやる!」キッ
妻ミカサ「エ、エレン!」カァァァ
数ヶ月後…
妻ミカサ「…できたっぽい」ニコニコ
夫エレン「あの晩の抜かずの三連発が効いたに違いない!」ガッツ
この夫婦の住む家の裏には、美しい花や野菜が植えられた庭がありました
しかし、その庭は高い塀に囲まれており、庭の持ち主は人々から怖れられている魔女でした
魔女ライナー「あ~、暇だぜー」(どうして俺が魔女なんだ…)
妻ミカサ「…エレン」
夫エレン「どどどどうした、ミカサ?お腹の子が動いたか?」アタフタ
妻ミカサ「気が早い。あそこの庭に生えてる野菜が美味しそう。とても美味しそう。食べたい…ので、取ってきて欲しい」
夫エレン「…魔女の庭だぞ」
妻ミカサ「だから?食べれないと私は死ぬ。きっと死ぬ」ジィー
夫エレン「」
男は愛する妻の為、魔女の庭へ野菜(ラプンツェル)を取りに行きました
夫エレン「……はぁ。魔女は…いない、な?」キョロキョロ
夫エレン「取りすぎるとバレちまうけど…まあ、これくらい持ち帰れば満足するだろ」
妻ミカサ「この程度では丈夫な子を生むには足りない。もっと、もっとレアモノの肉団子…じゃなくて野菜を」
夫エレン「えええええ」
夫エレン「くっそぉ~…魔女に見つかったらどうなると思ってんだ!」ザクザク
夫エレン「これくらいなら…まだ大丈夫だよな?」
魔女ライナー「何が?」
夫エレン「野菜を盗んでるのがバレたらまずいだろ?」
魔女ライナー「盗んでるのか?」
夫エレン「ああ、うちの鬼嫁がこの野菜を欲しがってよぉ…」
魔女ライナー「へぇ…でも盗みは良くないだろ?」
夫エレン「そりゃそうだけど、頼もうにも魔女に会えなくてよぉ…第一、聞いた話じゃそんな頼みを聞いて…くれ…」
魔女ライナー「…ほう?」
夫エレン「聞いてくれる、とても親切で優しい美人の魔女だって話なんだよ」
魔女ライナー「コラッ」
夫エレン「すいませんでしたぁっ!もうすぐ初めての子供を生む病弱な嫁さんと、5を頭(かしら)に7人の子供がっ欲しがってぇ!!」ガクブル
魔女ライナー「おまえの嘘は酷いな。初めて子を生む嫁さんに7人の子供がいるって…あれ?5を頭にって数が合わんぞ?」
夫エレン「あ、双子が2組いるんです。あと今まで子供ができなかったので養子なんです」
魔女ライナー「……正直に本当の事を言えば、許してやるんだが?」
夫エレン「すいません。うちは俺と嫁さんだけです。嫁さんは俺より強くて怖いです。でも初めての子供が生まれるのは本当です」ガクブル
魔女ライナー「まったく……じゃあ、好きなだけ持って行って良いぞ?」
夫エレン「えっ、本当ですか?ありがt…」
魔女ライナー「ただし!生まれてくる子供をくれ。大事に育てるから。な?」
夫エレン「…」(貧乏なうちで育てるよりは幸せかもしれない。何よりミカサそっくりの子に育ったら、家庭内での、俺の…俺の立場は…)
夫エレン「オッケー」
魔女ライナー「か、軽いな?こっちから無茶な要求しておいて何だが」
夫エレン「良いんです。この野菜をタンマリ持って行けば、あの鬼嫁も黙りまさぁ」クックックッ
夫エレン「というわけで、野菜を貰ってきた」エッヘン
妻ミカサ「……エレン」
夫エレン「何だ?」
妻ミカサ「私たちの子を、この野菜のために売ったの?」
夫エレン「おまえが欲しがったんだろ。それに、うちみたいな貧乏な家より幸せになれると思うぜ?」
妻ミカサ「…この子の幸せを考えて?」
夫エレン「そうだ」
妻ミカサ「…」
夫エレン「…」
妻ミカサ「本当は?」ギラリ
夫エレン「だって…野菜を持って帰らなかったら、おまえの折檻が待ってるから」ガクブル
妻ミカサ「…はぁ」(私の躾が原因だったのね)
夫エレン「…」ガクブル
妻ミカサ「約束したものは仕方ない…ので、とりあえず野菜を食べよう」
夫エレン「そ、そうだな。さっそくサラダにするよ」ホッ
妻ミカサ「…まぁ、もう2~3人生むのも悪くない」
夫エレン「えっ」
そして月日は流れ…元気な赤ちゃんが生まれました
オギャアーッ オギャアーッ
妻ミカサ「ふふ…私の赤ちゃん」ハァーハァー
夫エレン「元気な子が生まれたなぁ」
夫エレン「ところでミカサ」
妻ミカサ「何?」
夫エレン「………何で、この赤ちゃんは金髪なんだ?」
妻ミカサ「…」
夫エレン「お、おまえ…まさか?」ジトー
妻ミカサ「違う。断じて浮気ではない。私の父は金髪だったので、たまたま遺伝で金髪になったのだと思う」キリッ
夫エレン「……本当かぁ?」
妻ミカサ「私の初めてはエレンだし、エレン以外の男と恋愛関係を持った事もない。私の性癖はすべてエレンに仕込まれた。例えば口で…」
夫エレン「だぁぁぁ、黙れ!でもまぁ…確かにそうだな」
妻ミカサ「証明してみせるので、次の子を作ろう」ギラリ
夫エレン「えっ」
妻ミカサ「それはそれとして…もうすぐ来るはず」
夫エレン「あぁ…」
魔女ライナー「生まれたようだな。では、約束通りに子供は貰っていくぞ」ジャジャーン!
妻ミカサ「そうはさせない」ジャキッ
魔女ライナー「えっ」
夫エレン「すいません。やっぱり、うちの妻が引き渡しを拒否したいと言いまして…」ペコッ
魔女ライナー「ちょちょちょっと待て!待て!約束だぞ!人として約束を守るのは大切だ!約束を破るなんて悪い子なんだぞ!」
妻ミカサ「目的の為なら手段を選ばずとも良い、とマハトマ・ガンジーは言った」キリッ
魔女ライナー「さらっと嘘つくな!!」
妻ミカサ「バスコダ・ガマだった?」
魔女ライナー「そういう問題じゃねぇっ!」
魔女ライナー「話が進まないから、大人しく子供を渡してくれよ!」
妻ミカサ「嫌」
魔女ライナー「よし、鬼嫁よ…その子供を渡せば超強力な精力剤を100錠やろう。一粒で三日三晩はギンギンになりっぱなしという凶悪な代物だ」
妻ミカサ「三日三晩ギンギン…」チラッ
夫エレン「…っ!」ビクッ
魔女ライナー「これを使えば2~3人どころかサッカーチームが作れるぞ?」
妻ミカサ「交渉は成った」
魔女ライナー「それは良かった」
妻ミカサ「ところでエレン……鬼嫁、とは?」
夫エレン「」
こうして生まれた子供は魔女に引き取られました
魔女は、こうなった原因の野菜ラプンツェルの名前をもじって、子供に『アルミンツェル』と名付けました
魔女ライナー「いくら何でも野菜の名前そのまんま名付けるって酷いからな」
アルミンツェルは、長い長い黄金のような髪を持った、それはそれは美しい少女に育ちました
12歳になった時、最上階に窓があるだけの魔女の塔に閉じ込められてしまいました
そして魔女は、アルミンツェルの美しい金髪を塔に出入りする為の縄代わりにするというド外道な真似をしたのです
魔女ライナー「アルミンツェル!髪を降ろしておくれ~!」
アルミンツェル「えー…」
魔女ライナー「おい!」
アルミンツェル「はぁ、もう…どーぞ」バサァ
アルミンツェルは壁の留め具に髪を巻きつけて、窓から下へ髪を降ろしました
魔女は髪を伝って登ります
魔女ライナー「よいしょっよいしょっ」
アルミンツェル「……あー突風がー」グイグイ
魔女ライナー「ちょっ!やめっ!やめろ!落ちる落ちる!おい!やめて、お願い!」ブルンブルン
こうしてアルミンツェルは塔を出入りする為のハシゴ代わりという極悪非道な人生を過ごし、3年の月日が流れました
アルミンツェル「いや、まったく極悪非道じゃないですけどね?たまに髪を登り降りされるだけの簡単な仕事です」
アルミンツェル「これで衣食住が確保できるから楽な人生です……メガドライブもない暇すぎる生活って事を除けばね」
アルミンツェル「また歌でも歌おうかなぁ」
~♪
王子????「あれ…歌が聞こえるよ?」
ある日、この国の王子が塔の近くを通りかかった時、何処からか美しい歌声が聞こえてきました
アルミンツェルの歌です
Let'sGo ツキヌケヨウゼ ユメデミタヨアケヘ マダマダトオイケド♪
王子????「何処からだろっ?」キョロキョロ
Maybe ドーニカナルノサ アイガアレバ イツダッテ♪
王子????「うーん」
オレノウタヲキケバ カンタンナコトサ 2ツノハートヲ クロスサセルナンテ♪
王子????「あっ…あの塔の上だっ!うわぁ~、もっと近くで聞きたいな~。どんな子が歌ってるのか見たいな~」
ヨゾラヲカケル ラブハート モエルオモイヲノセテ♪
王子????「…あれれ?この塔、どこにも入口がないっ。あの窓しかないのぉ?はぁ…仕方ない。今日のところは帰ろっと」
…トツゲキ ラブハート♪
塔の入口が見つからず、王子は諦めてお城に帰りました
しかし、お城に帰ってからも美しい歌声が忘れられず、王子は毎日のようにアルミンツェルの歌を聴きに塔の近くへ行きました
ある日…いつものように塔の近くで休憩しながらアルミンツェルの歌を聴いていると、魔女が来ました
魔女ライナー「アルミンツェル!髪を降ろしておくれ~!……ちょっ!ツバを垂らすな!ゴミを投げつけるな!」
すると窓から美しい金髪が垂れ下がってきて、魔女は『森の聖人』ゴリラのごとく、その髪を登っていったのでした
これを見た王子は後日、自分も同じ事をしようと考えたのでした
そして後日の夕方…
王子????「よーしっ…アルミンツェル!髪を降ろしておくれ~!」
アルミンツェル「いつもと声が違うような?…ま、良いか。人間にゴリラの鳴き声の区別なんて無理だしね」
王子????「よーいしょっよーいしょっ」
アルミンツェル「あれ?…ま、魔女じゃない。誰か知らない人が登ってくる!?」
王子????「ふ~…こんにちわっ、お嬢さん」ニコッ
アルミンツェル「あ、あなたは誰っ?」ガクブル
王子????「私はこの国の王子で、クリスタと言います!あなたの歌が素晴らしくて、どうしても会いたかったのですっ」キラッ☆
アルミンツェル「…王子?」
王子クリスタ「わぁー、なんて可愛いお嬢さんだろう!私と結婚しよっ?」
アルミンツェル「えっ?」
王子クリスタ「私の妻になってください!」
アルミンツェル「あの…結婚って事は、あなたは男の人ですか?私、ずっと塔で暮らしてたから、男の人を見た事ないんです」
王子クリスタ「…私、実は女なんだ」ニコッ
アルミンツェル「えぇっ?」
王子クリスタ「我が王家は子供が生まれなくて…唯一の子である私が男装してるのっ。でも大丈夫!私、女が好きだからっ!!」ニヤリ
アルミンツェル「えっ」
王子クリスタ「さあっ!それじゃあ、さっそく仲良くなる為にエッチしよっ!」
アルミンツェル「えっ」
王子クリスタ「さぁっ!さぁさぁっ!さぁさぁさぁっ!」
アルミンツェル「ちょちょちょっと待ってください!女同士で結婚なんて無理ですから!」
王子クリスタ「大丈夫だからっ!気持ちよくしてあげるからっ!とりあえず、先っちょだけっ!」ハァハァ
アルミンツェル「そういう問題じゃないし!」
王子クリスタ「私の事…嫌い?」ウルウル
アルミンツェル「いえ、別にそんな事は…」
王子クリスタ「じゃあ良いじゃんっ!ほらほら脱いで脱いで~!」ヌガシヌガシ
アルミンツェル「キャァァァ!」
王子クリスタ「ヨイではないか、ヨイではないか!うっふふ…」ハァハァ
アルミンツェル「やめてぇ!」
王子クリスタ「ご開帳~!ふふh……あれ?」キョトン
アルミンツェル「いやぁぁ…」グスッグスッ
王子クリスタ「…」ジィー
アルミンツェル「…?」
王子クリスタ「……男じゃん」
アルミンツェル「えっ?」
王子クリスタ「おーとーこーじゃん!あなた、男じゃないのっ!」プンプン
アルミンツェル「えっ?」キョトン
王子クリスタ「……あれ?あなた、もしかして…本気で判ってないの?」
アルミンツェル「だ、だって…魔女が、私は女の子だって…だから素敵な女の子になれ、って…」
王子クリスタ「…なるほど。あのオカ魔女ゴリラめぇ…自分が男だとバレないように、あなたを女扱いする事で誤魔化してたんだねっ」
アルミンツェル「えっと…じゃあ…私は男?」
王子クリスタ「そーだよっ…だってぇ、こぉんな『モノ』持ってるんだものぉ」ニギニギ
アルミンツェル「あっ、いやぁ…そ、そんなとこ、握らないでぇ」ビクビクッ
王子クリスタ「…っ!」
アルミンツェル「はぁ…はぁ…」
王子クリスタ「……私、今まで男ってダメだったんだけど…あなたなら大丈夫かも」
アルミンツェル「え…えぇ?」
王子クリスタ「それに、立場は逆だけど、男と女だから問題ないでしょ?」キッ
アルミンツェル「あ…そうなの、かな?」
王子クリスタ「女同士でも男同士でもないんだから、何の問題もないでしょ?」キリッ
アルミンツェル「う…うん、そうかも?手…もう手を離して?」
王子クリスタ「えっ?」
アルミンツェル「…」
王子クリスタ「…」ニギニギ
アルミンツェル「ああぁん!」ビクッ
王子クリスタ「…っ!」ゾクッ
アルミンツェル「ん…あぁ…」ムクッ
王子クリスタ「ふふ……大きくなってきたねっ」ニヤニヤ
アルミンツェル「こここれは、その…」ムクムクッ
王子クリスタ「……ちょ、ちょっと…大きすぎない?これ?」
アルミンツェル「え、そうなの?」ビンビンッ
王子クリスタ「だって、ほら…両手で握っても、頭のところが隠せないし」ギュッ щm⊃
アルミンツェル「んっ…」ギンギンッ
王子クリスタ「…」
アルミンツェル「ね…ねぇ、もう離s…」
王子クリスタ「…」シコシコ
アルミンツェル「やぁぁん!」
王子クリスタ「…っ!」ゾクゾクッ
アルミンツェル「はぁはぁ…ど、どうして…こんな事するの?」ウルウル
王子クリスタ「男はこうすると気持ち良いんでしょ?それくらい知ってるんだからっ」ハァハァ
アルミンツェル「…し、知らないっ」
王子クリスタ「あ!正直に言わない子は……お仕置きですっ!!」シコシコシコシコ…
アルミンツェル「んひゃぁぁぁ…っ!!」
王子クリスタ「どう?どうなの?気持ち良いのっ?ほら、素直に言いなさい!!」
アルミンツェル「あっ!あっ!あっあっあぁぁ~~っ!やめ、止めてぇ!」
王子クリスタ「も~頑固なんだから…こうなったら先っぽ舐めちゃうっ」レロレロ
アルミンツェル「ひっ?ひぃぃっ!な、何か…何か出ちゃう!出ちゃうぅ!」
王子クリスタ「初めてなのね!?大丈夫!思いっきり出しちゃえっ!!」シコシコレロレロ
アルミンツェル「あひぃぃぃぃ!!」ビクンビクンッ
王子クリスタ「…うわぁ、口と顔にかかっちゃった」ベトベト(これが男の…苦いし臭いのに…クセになりそう、かも)
アルミンツェル「はぁぁぁ…な、何これぇ?白いのが…わ、私…病気なの?」
王子クリスタ「ふふっ、違……あっ」
アルミンツェル「?」
王子クリスタ(病気って事にしちゃおっと)
王子クリスタ「そうね…これは大変だわ。あなた、病気よ!」
アルミンツェル「えぇっ?」
王子クリスタ「これは体の中に溜まった毒なの…出さないと死んじゃうかもっ」キッ
アルミンツェル「そ、そんなぁ!?」
王子クリスタ「あーあ、可哀相に…」ニヤニヤ(やだ…この子、本気で信じちゃってる)
アルミンツェル「うっ…ぐすっ…死にたくないよぉ。どうすれば良いの?助けてぇ」
王子クリスタ「そ、そうね…助けてあげるわ」ゾクゾクッ
王子クリスタ「これから毎日、私が手伝ってあげるから、この毒を出しちゃいましょ?」
アルミンツェル「えっ?本当?」
王子クリスタ「任せてっ」デヘヘ(嫁ゲット!)
アルミンツェル「ありがとぉ…クリスタって優しいのね!」キラキラ
王子クリスタ「ま、まぁね」チクリッ(う…ちょっと、良心が痛む)
アルミンツェル「あの…それじゃあ…もっとシてくれる?」ギンギンッ
王子クリスタ「あ、あんなに出たのに…まだガッチガチなのね」ギョッ
アルミンツェル「まだ治らないの…きっと、もっと出さないとダメなんだと思う」クスン
王子クリスタ「よよよよしっ!じゃあ今度はコッチでしよっか!」ヤッタルデェ
アルミンツェル「え……クリスタのお股で、どうするの?」
王子クリスタ「あのね、女のココに……男の………で……したり……そうすると……」
それから、王子クリスタは女の体についてアルミンツェルに教えました
実際にクリスタの体を見たり、説明を聞いたアルミンツェルは興味津々でした
しかし、クリスタの…を見た時に言った、アルミンツェルの一言が…クリスタに火を点けたのでした
アルミンツェル「何か…グロテスク…」ビクビク
王子クリスタ「は…はぁっ?あああんたに…ココがどんなに良いか、教えてあげる!そこに寝なさい!」
アルミンツェル「え?え?あ…やだ、食べられちゃう?いやぁぁぁ!」ジュププッ
そして1時間後…
アルミンツェル「…いっぱい搾り取られたぁ」シクシク
王子クリスタ「う…くぅ~…」ヒリヒリ(うぅ…初めてだったのに、怒りで我を忘れてムチャしちゃった……痛い)
王子クリスタ「で…どうだった?初めての女の子は?」ヒリヒリ(思ったほど痛くなかったけど…ヒリヒリするぅ)
アルミンツェル「…き」
王子クリスタ「き?」
アルミンツェル「気持ち、良かった…」カァァァ
王子クリスタ「そうでしょ?女の子は良いでしょ?」フフン(男は初めてでも気持ち良いだけって話だしねー)
アルミンツェル「でも、でも…大丈夫なの?」
王子クリスタ「あ…ううん?こ、これくらい大した事ないよ。思ったほど痛くなk」ニk…
アルミンツェル「これって毒なんでしょ?それなのに、クリスタのお腹にいっぱい出しちゃった…」
王子クリスタ「あ、そっちの話」
王子クリスタ(そっかぁ…何も知らないんだったね。それを利用したのは私だけどさぁ…痛い思いしたのに、何かムカつくっ)ムスッ
アルミンツェル「早く出した方が良いんじゃないの?」
王子クリスタ「へ?…出すって?」キョトン
アルミンツェル「掻き出すとか…」
王子クリスタ「か…かきだす?」ギョッ
アルミンツェル「う、うん。だってタオルじゃ中まで拭き取れないでしょ?」
王子クリスタ「……いや、大丈夫だから」アセアセ
アルミンツェル「で、でもぉ」
王子クリスタ「大丈夫なのっ…これは男の毒で、女には効かないの!」
アルミンツェル「そうなの?そんな毒あるの?」
王子クリスタ「あるったらあるの!」
アルミンツェル「そっか……それじゃあ明日もよろしくお願いします」ペコリ
王子クリスタ「え?あ…あぁ、うん」
アルミンツェル「あ…い、嫌?嫌ですよね?ごごごめんなs…」ウルウル
王子クリスタ「大丈夫!また明日!今日のところは、もう帰るねっ?」
王子クリスタ(さすがに次は、今日みたいに1時間ブッ続けで6連発なんて…ないよね?うぅ、出さなきゃ死ぬって言わなきゃ良かったかな)
アルミンツェル「あ…はい。じゃあ私の髪を伝って降りて…気をつけてね」バサッ
王子クリスタ「うん…ありがと。よいしょっよいしょっ」タラー(あ、やだ…力むたびに垂れてきちゃう)
王子クリスタ「到着っ!…うわぁ、毒って教えたから出せるだけ出そうと頑張ったんだろうなぁ。下着グチャグチャになっちゃった」ベトベト
王子クリスタ「じゃあ、またねー!アルミンツェr……長いな。アルミーン!」フリフリ
アルミンツェル「また来てね、クリスタぁっ!ずっと、あなたを待ってますからぁ!」ウルウル
王子クリスタ「………」ポッ
王子クリスタ「うん、毎日来よっ」
今更ですが、もはや原作無視状態です_ノ乙(、ン、)_
でも、ほとんどの翻訳で削除されてる部分だしっ!創作でも良いと思うのっ!(ラストはちゃんと原作通りにします)
王子クリスタ「アルミンツェル!髪を降ろしておくれ~!」
その後、王子クリスタは毎日塔に来ました
それまで何もない塔で暇な暮らしをしていたアルミンツェルがクリスタの肉体にのめり込むのは当然でした
王子クリスタ「あっあっあっあっ…アルミィンッ!も、もっと…ゆっくりぃぃっ!またっ、またキちゃうっ!!」ズプッズプッ
アルミンツェル「クリスタぁっ!3回目にもなると、ゆっくりだとなかなか出ないのっ!もうちょっと我慢してぇ!」パンッパンッ
『毒を出さないと死ぬ』という大義名分のもと、毎日アルミンツェルとクリスタとシました
この行為が本当は子作りの為のものだと知らないアルミンツェルは、それはもう遠慮なく王子クリスタに中出しばかり…
溜まった毒を全部出し切らないとダメだと思い込んでるので、毎日5~7回は出しました
堪ったものじゃないのが王子クリスタです
アルミンツェルが慣れてきてイクまで時間かかるようになったのに比べて、王子クリスタは慣れてきてイキやすくなったからです
だからアルミンツェルが4回イク頃には、その倍はイクようになってしまったのでした
しかも最近は『一番奥の気持ち良さ』を知ってしまったので、もはや奥まで届かない指なんかでは満足できません
アルミンツェルのモノじゃないと満足できなくなりました
王子クリスタ「あっ…あっ…あるみん……あるみぃん…」ジュプッジュプッ
アルミンツェル「ク、クリスタ…これで終わりにするから、ね?いいでしょ?ね?」パンッパンッ
王子クリスタ「ふぁー…はぁっ…あ、あるみぃん…あー…あー…」ブチュッブチュッ
何しろアルミンツェルは『毒』がカラになるまで容赦しないので、後半のクリスタはうわ言のようにアルミンツェルの名前を呼ぶばかり
アルミンツェルに与えられる悦楽に溺れ、力なく、されるがままです
結局、王子クリスタもアルミンツェルの肉体の虜になってしまったのでした
そして数ヵ月後…
王子クリスタ「できたっ」テレテレ
アルミンツェル「……何が?」キョトン
王子クリスタ「ふふ…私とぉ、あなたのぉ、赤ちゃんっ!」エヘエヘ
アルミンツェル「…赤ちゃんって?」ハテナ
王子クリスタ「だから、私とあなたのあk…」ニヘニヘ
アルミンツェル「赤ちゃんって何?」ハテナ
王子クリスタ「えっ?」
アルミンツェル「えっ?」
王子クリスタ「……あ、そうだった」
アルミンツェル「?」
王子クリスタ「あのね、実はね…」
事実を話す王子クリスタ
それを聞いたアルミンツェルの気分は、「今日は安全日だからっ」と言われて安心して中出しした男と同じ…
…ではありませんでした
王子クリスタ「…と言うわけで、私とあなたの赤ちゃんが今、このお腹の中にいるのっ」ナデナデ
アルミンツェル「あれは毒じゃなかったんだ…そっか…」
王子クリスタ「嘘吐いてごめんね?」(怒ったかな?)
アルミンツェル「うーん…まぁ良いよ。気持ち良かったし。それに赤ちゃんができたのって良い事なんでしょ?おめでとう!」ニコッ
王子クリスタ「っ!あ、ありがとうっ…喜んでくれるのね!」ニコッ
アルミンツェル「そっかー、男と女がエッチして子供が生まれるんだー、凄いねー」キラキラ
王子クリスタ「う、うん。エッチって言うか、愛し合って…ね」(…あれ?)
アルミンツェル「そうなんだ?…あ!生まれてくるのは男なの?女なの?」
王子クリスタ「生まれてくるまで判らないよ~。アルミンってば気が早いのね」
アルミンツェル「そっかー、まだ判らないんだー、へー」キラキラ
王子クリスタ「うん…」(何だかノリが軽すぎるんですけど?)
アルミンツェル「赤ちゃんって、どこから生まれるの?お口?お尻?」
王子クリスタ「えっ?」
アルミンツェル「えっ?」
王子クリスタ「お腹にいるんだから、そんなの決まってるじゃない?」
アルミンツェル「じゃあお尻なんだ?」
王子クリスタ「違うよっ!」
アルミンツェル「えっ?だ、だって…他に出てこれるところないよね?」
王子クリスタ「あなたのお○ん○んがいっぱい出入りしたところがあるでしょ!いっぱい赤ちゃんの種を出したところがっ!」
アルミンツェル「……あ、そっか。私、ずっとお○ん○ん入れる為だけの穴だと思ってた」
王子クリスタ「あ、穴って…酷くない、その言い方?」ムカッ
アルミンツェル「うーん……あっ!」
王子クリスタ「?」
アルミンツェル「ねぇ、クリスタ…あのね…」モジモジ
王子クリスタ「な、何?」ドキッ
アルミンツェル「シたくなっちゃった」
王子クリスタ「…」
アルミンツェル「シよ?」
王子クリスタ「~~~っ!!」プルプル
アルミンツェル「クリスt…」
王子クリスタ「馬鹿!アルミンの馬鹿っ!!」
アルミンツェル「えぇ?なな何?急にどうしたの?」
王子クリスタ「そりゃあさ!何も知らないから、仕方ないかもしれないけどっ!それでも!…何でそんな態度なのっ!!」プンプン
アルミンツェル「えっ?」
王子クリスタ「私たちの赤ちゃんができたのに、何でもないみたいに軽く流して、すぐエッチしたいなんて!酷い!酷いよっ、アルミン!」
アルミンツェル「えええええ?」オロオロ
王子クリスタ「私の事、何だと思ってるの?」
アルミンツェル「えっとえっと…」(よく解らないけど、私が何か酷い事を言った…みたい?)
王子クリスタ「気持ちよく射精する為の道具?それとも肉b…」
アルミンツェル「大切な人!クリスタは大切な人だよ!?」ガシッ
王子クリスタ「……ほんと?」
アルミンツェル「本当だよ…とても大切な人、だよ」ギュッ
王子クリスタ「じゃあ証明して!」
アルミンツェル「…どうやって?」
王子クリスタ「えーっと…そうだなー…」ポクポクポク…
アルミンツェル「…」
王子クリスタ「あっ、じゃあ私の代わりに王子やって!」チーンッ
アルミンツェル「え?代わり?」
王子クリスタ「そう!赤ちゃんができて激しい運動できないし、お腹が大きくなったら男のフリもできなくなるから」
アルミンツェル「今さっき塔を登ってきt…」
王子クリスタ「今はまだ大丈夫だけど、もう数ヶ月もしたら無理なのっ」
アルミンツェル「わ、解ったわ」
王子クリスタ「あと、その言葉使いも直さないと!男らしく!」ビシッ
アルミンツェル「えーと……解った、よ」
王子クリスタ「うん、良し。どうせ大した事やらなくても大丈夫。王子なんて飾りです!庶民にはそれが解らんのです!」
アルミンツェル「でも、わたs…ぼく、外の事を全然知らないんだけど…」
王子クリスタ「大丈夫。優秀な部下がいるから、何か困ったら頼めば良いよっ!立派な王子様になったら認めてあげる!!」ビシッ
アルミンツェル「よ、よし!がが頑張るよ、ぼく!!」ガッツ
王子クリスタ「よっ、お父さん!」
アルミンツェル「じゃあ、髪を切ってカツラにしよう。クリスタはそれを被って、ぼくのフリをして暮らしてね?」
王子クリスタ「カツラよりエクステンション(付け毛)が良いなー。あと服も交換しよっ。じゃぁ…頑張ってね!」
こうしてアルミンツェルは王子クリスタと入れ替わり、塔を降りたのでした
身重のクリスタは安楽な食っちゃ寝の日々をゲットして、アルミンツェルは外の世界へ自由の翼を羽ばたいたわけです
王子アルミン「よいしょっよいしょっ…到着!地面だ!これが地面なんだ!うわぁ…草だ!石だ!木だ!うわーい!」
護衛??「王子様?…ではないね。あんた、誰だい?」
ネタバレ話なんで、知りたくない人は>>153へ
すいません
まだ本調子じゃないんだけど、最新話バレを見てしまい、焦って大急ぎで書きました
文章が変な流れだったりしてたらすいません
アルミンツェル書き始めた当初から、途中でクリスタと入れ替わる予定だったんですけど…
まさかまさか…最新話で女装アルミンがクリスタと入れ替わる場面があるなんて…ネタかぶりにも程がある
最新号が発売してから書いたら、どう見ても最新話ネタでしかないので無理して急いで書きました
本当に最初から入れ替わるの前提にして書いてたんですよ?
じゃないと、身重のクリスタが塔から落とされて両目を怪我して森をさ迷う、なんて悲惨な話になっちゃうから
ではでは
乙。最新話アレやばいわ
王子アルミン「わっ!?」
護衛??「その格好は…王子はどうした?ま、まさか…あんの馬鹿王子…本当に入れ替わったのかい?」ハァー
王子アルミン「あなたが部下の人?」
護衛??「私かい?私は護衛の騎士で、アニって…もん…さ……あ、あんたが…?」(えっ…ちょっと…?)
王子アルミン「アルミンです。えっと、クリスタから話は聞いてたみたいね…ですね。よろしく頼む、よ」ペコッ
護衛アニ「あ、あぁ…」カァァァ(クリスタより可愛いんじゃないの?)
王子アルミン「じゃあ行こう!」
護衛アニ「あぁ…」ポーッ
王子アルミン「?」
こうして王子となったアルミンは、顔を赤くしながら自分をチラチラ見る護衛アニに連れられてお城に行きました
正直者…というより駆け引きを知らないアルミンは、事の顛末を王様にそのまま話しました
普通に考えれば大問題なのですが…
エルヴィン王「話は解った。良いだろう。孫も生まれるしな。君は今から私の息子であり、この国の王子だ。よろしく頼む」ニコニコ
王子アルミン「はい!ありがとうございます!」ペコッ
護衛アニ「えええええ…よ、よろしいのですか?」
エルヴィン王「構わん。どうせクリスタと結婚するなら同じ事だし、そもそも…ずっと前から私は男の娘が欲しかったんだよ」ニヤニヤ
護衛アニ「いや、しかし………ん?今、何か『オトコノコ』の発音が変じゃなかったですか?」
エルヴィン王「いや、何も変じゃないが?」ニヤァ
親衛隊長リヴァイ「ちっ…気持ちの悪いヤツめ…」
エルヴィン王「おいおい、それが王に対する言葉使いか?…じゃあ王子は部屋に戻りなさい。後でお話をしようか?」
王子アルミン「はーい」
親衛隊長リヴァイ「ふん。さて、王子様よ…これからイロイロと困る事もあるだろうが、勝手に頑張りな」
王子アルミン「は、はい。頑張ります!」
親衛隊長リヴァイ「…アニ、テメェが助けてやれ。まずは部屋に連れて行き、王子として何をどうすべきか躾けてやるんだな」チッ
護衛アニ「えっ?……はっ、承知しました!ししし躾てやりますっ!!」(イロイロな意味で!)
こうして王様の趣味にドストライクだったアルミンは、あっさり認めれました
王様の同性愛主義&少年愛好癖は有名で、この国は王様の変態っぷりと親衛隊長リヴァイの激烈な武力によって隣国から怖れられてました
隣国の王『エルヴィン王に王子が招待されたら諦めろ。拒否すればリヴァイが来る。応じたら王子が耽美趣味になるだけで済む』
護衛アニ「さぁ、ここが王子の部屋さ。入りな」
王子アルミン「うわぁー、綺麗なお部屋ぁ…へー、ベッドにカーテンついてるのね…あ、これ何だろ?」キャッキャッ
護衛アニ「ちょっと落ち着きな。これからずっと、ここがあんたの部屋なんだからさ」(可愛い)
護衛アニ「それと…その話し方は良くないね。もうちょっと男らしくしなよ…王子なんだからさ?」
王子アルミン「え?あ、ごめんね?わたs…ぼく、ずっと女の子として生きてきたもんだから…これから、よろしくね?」ニコッ
護衛アニ「ふ、ふん…ま、命じられたからには仕事だ。何かあれば私に言うんだね。できる限りの事はしてやるよ」プイッ
王子アルミン「ありがとう…ふふ、アニは優しい女の子なんだね」ニコニコ
護衛アニ「し、仕事だって言ってるだろ…」カァァァ
護衛アニ「あー……あ、そうだ。紹介しておくよ。おまえたち、入っておいで」パンパンッ
メイド???「はい、失礼しますー」ガチャ
メイド???「失礼しまーす!」
護衛アニ「こいつらは、この部屋付きのメイドたちさ…あんたの世話をするから、日常の事はこいつらに頼みな」
メイド???「私はミーナと申します」ペコッ
メイド???「サシャです!よろしくお願いしますねー!」ペコッ
王子アルミン「めいど?…よく解らないけど、わt…ぼくの世話をしてくれるんですか。よろしくお願いしますね」ペコッ
何か考えてたらアルミンのアニミナサシャ相手のエロ展開になって無駄に長くなりそうなので>>164-166はなしでお願いします
ディアボロ「キング・クリムゾン!!エロイ場面をすべて吹っ飛ばした!『結果』だけだ…『結果』だけが残る…」
アルミンはお城でエルヴィン王に王子として認められ、親衛隊長リヴァイや護衛騎士アニに鍛えられました
『アッチの方』もアニや部屋付きメイドのミーナやサシャによってガッツリ経験を積みました
エルヴィン王の耽美な誘惑を撥ね退け、素人童貞リヴァイと万年男日照りのハンジ大臣をおちょくり、ドンドン男らしくなりました
そして半年後…
立派な王子となったアルミンは、クリスタを迎えに魔女の塔へ向かう事にしました
アルミン「ふっ…そろそろ俺の子が生まれるはず。この俺がクリスタをお姫様抱っこで城に連れ帰ってやるぜ!」ドッギャーン
親の遺伝でしょうか…今のアルミンは腹筋がバッキバキに割れており、身体能力を限界まで発揮できるようになってました
たぐい稀なる頭脳!比肩し得るもののない身体能力!
それは原作から想像もつかない、アルティミット・シィング『アルミン』の誕生でした
メイドミーナ「きゃああぁぁぁぁっ!王子様が勃ったぁぁぁ!!」
護衛アニ「う…うろたえるんじゃあないッ!王子付きの従者はうろたえない!!」
でも身長と童顔だけはどうしようもありませんでした
アルミン「ほっといてよ!」プンプン
>166からの続きです
メイドミーナ「あらやだ可愛い。私の事は豚小屋出身の家畜以下と思ってくださいませ」(いやーん、男の子だわー)
王子アルミン「あ、はい」(自分で家畜以下って…)
メイドサシャ「お茶をお持ちしますか?オヤツお持ちしますか?ご飯お持ちしますか?私もご一緒して良いですよね?」
王子アルミン「え?え?え?」
護衛アニ「いいかい、王子様?この2人はあんたの世話してくれるが、あんたのモンだから好きにして良いよ」
ミナサシャ「「…」」ペコッ
王子アルミン「えええええ」
メイドミーナ「私はレズじゃないからクリスタ様の相手は辛かったのよねー。アルミン様なら文句なし!」ニッコリ
メイドサシャ「美味しいものが貰えるなら大して気にしないですけど、私も女の子よりは男の子が良いです!」
王子アルミン「そ、そんな…そんなのって良くないよ!」
護衛アニ「王子様…あんたは、そういう権力を持ってるのさ。今後の為にも早く慣れるんだね」フフン
王子アルミン「~~っ!じゃ、じゃあ!アニはどうなの!?」キッ
護衛アニ「えっ?…私は、その…あんたの護衛で、教育係で…」アセアセ
王子アルミン「アニは僕のものなの?」ズイッ
護衛アニ「それは、その…」タジタジ
王子アルミン「どうなのっ!?」ズズイッ
護衛アニ「わ…私も…あんたのモン、だよ」カァァァ
王子アルミン「そうなんだぁ?じゃあ、さっそく命令しちゃおっかなー?」
護衛アニ「うぅ…」
王子アルミン「……えっと、その…実はもう我慢できなくて…」モジモジ
護衛アニ「な、何が?」
王子ゲスミン「……何だと思う?」ニヤリ
護衛アニ「…」カァァァ
王子ゲスミン「クリスタと入れ替わってから一度もシてないから…見て?ズボンだと大きくなってるの丸見え…困ったなぁ」ギッチギチ
護衛アニ「~~っ!!」
王子ゲスミン「ね?こんなになってるんだ…このままじゃ出歩けないよ、まったく……ほら、手を貸して?」グイッ
護衛アニ「あ…あぁ…」サワサワ
王子ゲスミン「どんな感じ?」
護衛アニ「かか、固くて…熱い、です…」ドキドキ
王子ゲスミン「そうでしょ?…ねぇ?もちろん鎮めてくれるんだよねぇ?」ニッコリ
護衛アニ「う……は、はい」カァァァ
王子ゲスミン「良い娘だね…じゃあ、どうやって鎮めてくれるのかな?言ってごらん?」ニヤニヤ
護衛アニ「わわ私の体で…王子様を…」ポー
アニ ワワ ワタシ ノ カラダ デ…オウジサマ ヲ…
メイドミーナ「ここまで私たち完全無視ですよ、サシャさん?」ハフゥ
メイドサシャ「まー、あの怖い女騎士アニ様のウブな乙女っぷりが見れましたので良いんじゃないでしょうか?」ニマニマ
メイドミーナ「湯浴みの準備をしておきましょうか?クリスタ様から聞いた話では、もはやアニ様には汁に塗れた未来しかない」
メイドサシャ「処女のアニ様にとってはトラウマな初体験になっちゃいそうですねー。か、かわいそぉ」ウププ
メイドミーナ「笑い堪えながら言ってもねぇ…でも最初からアルミン様を気に入ってたみたいだし、内心は喜んでるかもよ?」
メイドサシャ「悦んでますかね?」
メイドミーナ「まあ王子様の命令には逆らえないし?諦めもあるでしょうけどねー」ヤレヤレ
メイドサシャ「ちなみに最後まで見学してて良いんでしょうか?後学の為にも」ワクワク
メイドミーナ「ダメダメ。終わるまで隣室で待機よ。さて、あと用意するのは着替えとタオルと、シーツと飲み物…で良いかな?」
メイドミーナ「……さ、退出しましょ?」
メイドサシャ「はいはいー」
メイドミーナ「それでは、あとはごゆっくり」ペコッ
メイドサシャ「失礼いたしますー」ペコッ
護衛アニ「えっ?ちょ、ちょっと待ちな。私1人にするんじゃn…」アワワ
王子ゲスミン「さぁ、アニ。鎧も服も脱いで、ベッドに来るんだ…」ハァハァ
乙女アニ「あぁ……か、畏まりました」ガチャッ…パサッ…
その夜…一晩中ずっと、城内どころか城近辺にまで女の嬌声が響き渡りました
もちろん、嬌声の主は『女ベルセルク』や『虎眼流・中目録(術許し)の女』などと謳われた、女騎士の中では最強のアニでした
その事実を知る者はごく少数でしたが、何故かこの後の吟遊詩人の間で『女騎士は乙女になった』という表現が流行りました
また、この年の城周辺の出生率が前年比で60倍だった為、『超大型の当たり年』と呼ばれました
王子アルミン「あー…気持ち良い朝だなぁ。久々だったから、ついつい頑張っちゃった」スッキリ
汁塗れアニ「…」ボー
王子アルミン「んー…アニ?」モミモミ(お尻やわらかーい)
汁塗れアニ「はぁんっ」ビクビクッ
王子アルミン「これからも、よろしくね?」ニコッ
汁塗れアニ「ぅあ……はいぃ」ボー
王子アルミン「…」ジィー
汁塗れアニ「…?」
王子アルミン「アニ見てたら、また…」ムクムク
汁塗れアニ「ひっ?」
王子アルミン「…いや、ダメだ。これからの僕は、こんな事ばかりしてちゃダメなんだ!」キリッ
汁塗れアニ「はぁぁぁ…」ホッ
王子アルミン「さぁ、アニ!僕に王子としての仕事とか教えてくれ!」
汁塗れアニ「っ!あ…あぁ、私に任せておきな!…の前に湯浴みしないかい?そこの呼鈴でメイド呼んでおくれよ」
王子アルミン「ミーナ!サシャ!湯浴みの用意をしてくれるかい?」チリンチリーン
メイドミーナ「はいはい。用意できてますよー…生臭っ!」ガチャッ
メイドサシャ「はーい、お湯とタオルでーす!…うっわぁ、アニ様。凄い姿ですねー」プププ
汁塗れアニ「うう、うるさい!さっさと用意しな!」
王子アルミン「…」
メイドサシャ「まぁまぁ、体を洗うの手伝ってあげますからー」ニマニマ
王子ゲスミン「…」(明日はサシャにしよっ)
こうして…アルミンツェルの王子としての人生が始まったのでした
対外的には王子クリスタという事になってましたが、入れ替わりは公然の秘密でしたので国民は普通にアルミン王子と呼びました
今日はアニ、明日はサシャ、明後日はミーナ…順調に、男としての経験値を積み重ねるアルミンツェル
エルヴィン王に襲われかけては、持ち前の知恵と勇気と女壁で凌ぎ… ※女壁:女の陰に隠れてやり過ごす事
リヴァイ隊長に説教されては反論しようとして「ほう…良い度胸だ」と更に説教されて正座…
ハンジ宰相とは意気投合し、一緒にリヴァイ隊長にイタズラしては一緒に説教されて正座…
アルミンツェルは立派な王子へと成長していきました
護衛アニ「…どこが?どこが『立派な王子』なわけ!?」ヒキッ
王子アルミン「まだ半年くらいしか経ってないし、そんな簡単に人は変わらないよね…あ、正座が得意になったよ?」
そして、王子として生きながらも、やっぱりアルミンツェルの頭からはクリスタの事が離れません
魔女にバレてないだろうか…酷い目に遭ってないだろうか…病気になったりしてないだろうか…
心配で心配で、いったい幾夜の眠れぬ夜を過ごしたでしょうか
日に日にアルミンツェルはやつれていきました
王子アルミン「あー悲しいなー寂しいなー、クリスタに会いたいなー」ツヤツヤ
愛妾アニ「絶っ対に嘘だね。毎日毎日、私らを…ま、まさに『とっかえひっかえ』で慰み者にしてたくせにさっ!」ギリギリ
愛妾ミーナ「王子だったらハーレムとか妾とかあるのは、まあ普通じゃない?」
愛妾サシャ「私やミーナはメイドから愛妾へのランクアップなんで文句ないですけどね!」フーッ
王子アルミン「慰み者だなんて酷いなぁ。僕は君たちを愛してるよ。ただ、僕の愛はいっぱいあるだけさ」ニッコリ
愛妾アニ「最っ低だね」
愛妾ミーナ「アニ…いい加減諦めなよ?元々クリスタ様が本妻なわけだしさー?」ヤレヤレ
愛妾サシャ「そうそう。第二夫人で満足すべきです」ウンウン
愛妾アニ「ななな何を言ってるのさ?い、意味が解らないね!」
愛妾ミーナ「ふーん?そっかー?」ニヤニヤ
王子アルミン「ミーナとサシャは良い子だねぇ…2人には今夜ご褒美をあげるね?」
愛妾アニ「えっ」
ミナサシャ「「きゃーっ、いやーんっ」」キャッキャッ
王子ゲスミン「…ん?あぁ、アニはお預けだよ」
愛妾アニ「~~っ」
親衛隊長リヴァイ「入るぞ、クソガキ」ガチャ
王子アルミン「わっ?なな何の用でしょうか、リヴァイさん?」ビクビク
親衛隊長リヴァイ「エルヴィンの野郎が、そろそろクリスタ姫を連れて来いとよ」
王子アルミン「……あ~、はいはい。そうですねー」
親衛隊長リヴァイ「クソガキ…テメェ、まさかとは思うが…忘れてたんじゃねぇだろうな?ジロリ
王子アルミン「イエ、ソンナコトハ…」カクカク
親衛隊長リヴァイ「よし。じゃあ今すぐ行け」ビシッ
アニミナサシャ「「!?」」
親衛隊長リヴァイ「必ず連れて来いよ?連れて来なかったら…」
王子アルミン「はははいーっ!行ってきまーす!!」ダダダ…
愛妾アニ「あの…リヴァイ様…」オズオズ
親衛隊長リヴァイ「ダメだ。あいつ1人でやらせるんだ」
愛妾アニ「っ!……はい」ショボン
親衛隊長リヴァイ「さて…戻ってくるのは何年後になるかな?」
こうしてアルミンツェルはクリスタを迎えに…今となっては懐かしい、あの魔女の塔へ向かいました
氷の大地を越え、砂の雪原を渡り、巨大樹の森を抜け…とうとう、魔女の塔に着きました
そしてアルミンツェルは…
アルミンツェル「えっと、クリs…じゃなかった。アルミンツェル!髪を降ろしておくれ~!」
昔自分の物だった黄金の髪が垂れ下がってきました
クリスタが待ってると思うと嬉しくて、アルミンツェルは元気良く登りました
アルミンツェル「はぁはぁ…ク、クリスタ!迎えに来たよ!」ニコニコ
??????「はっはは…あの女ならもういない!可愛い女を連れ戻しに来たんだろうが、残念だったな!」
アルミンツェル「あぁっ?こんなところに、どうしてゴリラが!?」
魔女ライナー「誰がゴリラだ!こら!」
アルミンツェル「クリスタは?クリスタをどうした!?」
魔女ライナー(血涙)「あの女なら…俺を騙した罰として砂漠へ捨てたぞ!」(すまん、クリスタ!そういう展開だから仕方ないんだ!)
アルミンツェル「さばく!?……えっと…どうして血の涙?」
魔女ライナー(血涙)「うるさい!アルミンツェル……よくも、よくも俺をォ!!騙したなァ!!」
魔女ライナー(血涙)「よくも騙したァァァァ!!騙してくれたなァァァ!!」
アルミンツェル「えっと……じゃあ、失礼します」コソコソ
魔女ライナー「待てぃ!」ガシッ
アルミンツェル「あうっ」
魔女ライナー「俺のクリスタを孕ませるなどという大罪、死をもって償えぃ!!」ポーイ
アルミンツェル「えっ」ヒュー
アルミンツェル「えっ?」ヒュー
アルミンツェル「えっ!?」ヒュー
アルミンツェル「わあああああっ!!」ヒュー
アルミンツェル「くっ…あそこの木に…木の枝に捕まれば…っ」ググ…
アルミンツェル「よ…よし!」ガシッ
ボキッ!!
アルミンツェル「あっ」バキバキ…バサバササー ドタンッ!!
アルミンツェル「あああぁぁぁぁぁっ!目っ…目がぁ!?」ザックリ
魔女ライナー「いかん、やりすぎt…いやいや、いい命があっただけ良かったと思え!!」
木の枝によって両目が潰れてしまい、盲目となったアルミンツェル…それでも愛するクリスタを求め、さばく…砂の雪原へ…
森では木の根や草の実を食べ、遠くに捨てられたクリスタを想って泣き、アルミンツェルは這いずりながらも進みました
本来、魔女を怖れて誰も近付かない地域なので、助けてくれる人は誰もいませんでした
それでもアルミンツェルは少しずつ少しずつクリスタのもとへ向かいました
アルミンツェル(盲)「あぁ…クリスタ…」ガサガサ
それから、いったいどれだけの月日が流れたのか…アルミンツェルは服が汚れたり破れたりで酷い有様でした
今のアルミンツェルを見ても、誰も王子だとは思わないでしょう
それにしても偶然でしょうか…幸運にも狼や熊などに襲われる事もなく、アルミンツェルは砂の雪原までやって来ました
アルミンツェル(盲)「す、砂だ!やっと、ここまで来たんだ!あぁ…クリスタ!いったい何処に…?」
~♪
アルミンツェル(盲)「…?」
~♪~~♪
アルミンツェル(盲)「っ!!」
~~♪~♪~~♪
アルミンツェル(盲)「これは…クリスタの…歌声?クリスタが歌っている!!何処だ……こっちだ!こっちから聞こえる!!」パァァ
アルミンツェルは砂に足を取られ、転びながらも歌声の聞こえる方向へ走り続けました
今のアルミンツェルには見えませんが、向かう先に小さな家が建ってました
家の前で2人の子供が仲良く遊んでましたが、アルミンツェルに気付いて顔を上げました
アルミンツェル(盲)「あぁ…クリスタ!クリスタ!」
???「あん?おまえ誰だよ?」
?????「うわぁ、目を怪我してるんだね。大丈夫?」
アルミンツェル(盲)「っ?…き、君たちは誰だい?」
???「私らは、このウチの子だよ。あんたこそ誰だって聞いてんだけどな?」
?????「僕はベルトルト。こっちは双子の姉でユミルだよ」
アルミンツェル(盲)「双子…?えっ?クリスタの子かい?」
ユミル「そうだけど…だから、あんたは誰なんだよ?」
アルミンツェル(盲)「という事は……君たちは、僕の子なんだね!?」
ユミル172cm「は?」キョトン
ベルトルト192cm「…え?」キョトン
クリスタ「どうしたの…ユミル、ベルトルト?誰か来たの?」
アルミンツェル(盲)「…っ!!」
アルミンツェル(盲)「…クリスタ、なのかい?」
クリスタ「……え?…アルミン?アルミンなの!?あぁ、アルミン!!」ダキッ
アルミンツェル(盲)「クリスタ!クリスタ!」ダキッ
クリスタ「なんて酷い怪我…こんな姿になってまで、私を探しに来てくれたのねっ!」ギュゥゥ
ユミル「お袋が小さいから、絶対ぇ親父はデカイと思ってた…」
ベルトルト「僕も…というか、両親が金髪なのに……僕ら、黒髪だよね」
アルミンツェル(盲)「愛する君を探し出せるなら…こんな怪我、何ともないさ!」
クリスタ「ア……ア゛ル゛ミ゛ン゛」ポロポロ
その時でした
再び出会えた感動と、アルミンツェルの怪我に対する悲しみと、愛されてる事を知った喜びとで流したクリスタの涙…
その涙がアルミンツェルの怪我した目に降りかかりました
すると、蒸気が出始めて、みるみるうちにアルミンツェルの怪我が治っていきました
そして潰れた目に、あの美しい碧い瞳が戻ったのでした
アルミンツェル「見える、見えるぞ…君が見えるよ、クリスタ!」シュウウ…
クリスタ「アルミン!」チュッ
アルミンツェル「ははは…」チュッチュッ
ユミル「えーと……よ、良かったな、パパ!!」
ベルトルト「お…おめでとう、父さん!」
アルミンツェル「あぁ!僕の可愛い子供…た…ち………えっ?」
ユミル「あー、やっぱり」ハァ
ベルトルト「予想通りの反応したね」ハァ
クリスタ「どうしたの?あなたの子たちだよっ?」キョトン
アルミンツェル「いやいやいや…どうして僕と君の子供が黒髪でデカイんだい?」
クリスタ「え…そんな事を言われても…私が生んだ子だから、間違いなく私たちの子だよ?」
アルミンツェル「………まさか?」ガクガク
クリスタ「ちょっと!私が浮気して、他の男の子供を生んだとでも!?」プンプン
アルミンツェル「だって…さすがに…これは…どう考えても…」
クリスタ「じゃあ、あの魔女を捕まえて証明するわよ!きっと魔女の呪いか何かなんだからっ!!」
アルミンツェル「あ、なるほど。じゃあ、さっそく国に戻って軍隊を引き連れて行こう!魔女狩りだーっ!」ガッツ
クリスタ「うん!宗教裁判でデッチアゲちゃえ!水に沈めて死んだら人間だから無罪!生きてたら魔女だから死刑!」ガッツ
ユミル「…私ら、呪われた子にされちまったぞ。しかも怖い事言ってるし」ゾーッ
ベルトルト「あ、あはは…ハ○ーポッ○ーみたいだね」アセアセ
アルミンツェル「さぁ!帰ろう、僕たちの城へ!!」ビシッ
クリスタ「うん!」
ユミベル「「はぁーい」」
ユミベル「「…」」
ユミベル「「城っ!?」」ギョッ
ユミル「え?ちょっと待てよ、お袋!…し、城ってどういう事だよ?」
ベルトルト「母さん、よく自分が王子だったとか姫だったとか言ってたけど…ホントだったの?」
クリスタ「あらー、お母さんの言う事を信じてなかったの?悪い子たちねぇ」
ユミル「いや、だって…なぁ?」
ベルトルト「こんな所に住んでて、貧乏生活してて、さすがに信じられなかったよ…」
アルミンツェル「おーい!どうしたの!置いてっちゃうぞー?」ニコニコ
親衛隊長リヴァイ「まったく手間かけさせやがって…さて、数年ぶりに国へ帰るか」チッ
王子アルミン「ただいま戻りました!」
エルヴィン王「よくぞ戻った、我が愛する息子よ。さっそく一緒に風呂でも…と言いたいところだが待っててくれ」ニコニコ…
エルヴィン王「わがとしきむすめよ、クリスタよ……よくもまあ帰ってきた」ニッ
クリスタ姫「あら…お城を長く空けてしまい、申し訳ありませんでした。おとぉ様」ニチッ
エルヴィン王「ふ…まぁ構わん。こんな素晴らしい息子を、私にプレゼントしてくれたのだからな!」ニヤリ
クリスタ姫「あげませんっ!私のです!!」キッ
親衛隊長リヴァイ「はぁ…やっと帰ってきやがったか。どんだけ待たせるんだ、クソガキ」
王子アルミン「す、すいませんでした」ビクビク
親衛隊長リヴァイ「まぁ良い。無事にクリスタを連れ帰ってきたしな…ほら、おまえに会いたがってる奴らがいるぞ」
愛妾アニ「馬鹿王子…じゃなくてクリスタ姫様!よくぞお帰りくださいました」チッ
クリスタ姫「…今、舌打ちしなかった?」
王子アルミン「ただいま…」ニッコリ
愛妾アニ「あ…お帰りなさいませ、アルミン様」カァァァ
愛妾ミーナ「お帰りなさいませ、ご主人様」ペコッ
愛妾サシャ「ご飯にします?お風呂にします?それともぉ…わ・た・し?なぁーんちゃって!」ニコニコ
クリスタ姫「何その反応?…どういう事?……って言うか護衛やメイドじゃなくて『愛妾』になってるし!」
愛妾アニ「ま、そういう事さ」ニヤッ
クリスタ姫「アルミンこそ浮気してたんじゃないっ!」プンプン
王子アルミン「えええええ…だってクリスタが王子してた頃、この人たちに手を出してたんでしょ?」
クリスタ姫「…」プイッ
王子アルミン「…」
愛妾アニ「ところでさ…そこにいるデカブツ2人は何だい?奴隷?」
ユミル「あ、やっと私らに触れてくれた。なかなか酷い放置プレイだった」
ベルトルト「しかも奴隷って…あんまりだよね」
こうして、やっとユミルとベルトルトの双子が王たちに紹介されました
しかし…皆、アルミンツェルとクリスタの子供だと信じませんでした
エルヴィン王「あー…そのギャグは、どこで笑えば良いのかな?」
愛妾アニ「冗談だろ?こんな黒いデカブツ、あんたたち2人の子なわけないだろ」
ミナサシャ「「ノーコメント」」
ユミル「…」ムカッ(何でこんな扱いされなきゃならねぇんだ?)
ベルトルト「うっ…うっ…」シクシク(僕のせいじゃないのに…僕は悪くないのに…)
クリスタ姫「嘘じゃないったら!本当に!この子たちは!私たちの子なのっ!!」プンプン
親衛隊長リヴァイ「それを証明する為、魔女狩りに行くんだろ?さっさと準備しろ。俺は手伝わねぇがな」
王子アルミン「あ、そうでした!」ハッ(…あれ?どうしてその事をリヴァイさんが知ってるんだろ?)
クリスタ姫「早く行きましょう!軍隊を総動員するのよっ!」
愛妾アニ「魔女狩りって…あの変態ゴリラかい?」
クリスタ姫「えぇ!私を砂の雪原に捨てたオカ魔女ゴリラよ!」
愛妾アニ「へぇー、そうなんだー」チッ(どうせなら生き埋めにされれば良かったのに…)
王子アルミン「そして僕を殺そうと…帰るのが遅かったのも、塔から突き落とされて大怪我したからなんだ!」
羅刹女アニ「なっ!?……ブッッッ殺すぅ!!」
やっと王子と王女が揃い、国民が大喜びして祝賀パレードの準備が行われていたのも束の間…
魔女ライナーの所業が発覚し、国中で『ライナー抹殺』の機運があがりました
羅刹将軍アニ「我らがアルミン王子(とクリスタ姫)の為!今こそ、あの恐怖の権化、魔女ライナーを打ち倒す時が来たのだ!」バンッ
オー! オー! ジャーンジャーン! ゲェッ カンウ!
羅刹将軍アニ「さぁ…我らが精鋭たちよ!進軍せよ!!汚物(ライナー)は消毒だーっ!」ビシッ
王子アルミン「アニが滅茶苦茶やる気を出してるね。助かるよ!」
クリスタ姫「ちょっと私たちもヒくくらいだね」
愛妾ミーナ「私たちは足手まといですから、大人しく城でお待ちしてます」
愛妾サシャ「行ってらっしゃーい」フリフリ
ユミル「城に残ってても居心地悪いしなぁ」
ベルトルト「僕らは一緒に行こうよ」
こうして大軍団が組織され、魔女の塔へ向かいました
指揮を取るのは、今だけ女騎士に戻った羅刹のごとき怒れる将軍アニでした
アルミンツェルとクリスタは軍隊をアニに任せて、王族用の馬車の中で…
クリスタ姫「あぁん…もう~ダメよ?ほら、あの子たちが見てるぅ」イチャイチャ
王子アルミン「夫婦…いや、父と母が仲睦まじいのは子供にとっても良い事じゃないか?ほら、おいで」イチャイチャ
ユミル「何かキツイ。いくら実の親父と言っても、最近まで知り合いですらなかった男だからなぁ」
ベルトルト「まあ、両親がナニしてるところを見せつけられるよりはマシだよ」
ユミル「うわぁ…想像しちまった」_ノ乙(、ン、)_
そうこうしてる内に、軍団は魔女の塔へ到着しました
クリスタもアルミンツェルもいなくなった塔で、ライナーは寂しく景色を眺めてましたが、この軍団を見て驚きました
魔女ライナー「何これ?何これ?どうしてこんな大軍団がここに来たの?」キョトン
魔女ライナー「…え?もしかして俺?俺が目的?マジで?」
羅刹将軍アニ「歩兵部隊は塔を囲んで陣を敷きな!弓兵部隊は射撃用意!火矢を忘れるな!破城鎚は塔の西側で待機!」
魔女ライナー「おーい!ちょっと待ってくれ!何事?ねぇ、これ何事?」
羅刹将軍アニ「っ!!魔女が出たよ!弓兵っ射撃開始しな!!」ビシッ
魔女ライナー「うおお!危ねーっ!危ないって!何で撃ってくるんだ!?」ピュンピュン
羅刹将軍アニ「我らがアルミン王子(とクリスタ姫)の為にも、あのド腐れ魔女ゴリラを抹殺するんだよ!!」
魔女ライナー「…アルミン王子だと?」ピクッ
アルミンツェルの名前を聞いたライナーが白旗を振って降参し、戦闘はすぐ終わりました
何だかんだ言っても、やはりゴリラは『森の聖人』でした…
怒りに我を忘れてクリスタを砂漠に追放したりアルミンツェルを怪我させた事を、ライナーはずっと後悔してたのでした
そして、クリスタや子供たちに呪いをかけてない事を証言しました
魔女ライナー「アルミンツェルたちの子供が黒髪の理由なら知ってるぞ?」
クリスタ姫「えっ、本当に?」
魔女ライナー「原因は…アルミンツェル、おまえの両親だ」
王子アルミン「…え?」
魔女ライナー「おまえの両親はどちらも黒髪だったからな」
王子アルミン「……つまり、どちらも黒髪の両親から、金髪の僕が生まれた?」
魔女ライナー「あぁ、そういう事だ」
ユミル「私らと逆かよ…」
将軍アニ「助かりたい一心の嘘なんじゃないかい?」(「とりあえず抹殺しちゃいなよ」)
魔女ライナー「信じられないなら、その夫婦の家まで案内するぞ?」(何か不穏な空気を感じる)
王子アルミン「…よし、案内してもらおう」
クリスタ姫「信じるの、アルミン?」(「ここで抹殺しておこっ?」)
魔女ライナー「嘘じゃない。ここから少し離れた俺の庭の隣に住んでる貧乏夫婦だ」(このまま留まってたら殺される気がする)
王子アルミン「事実かどうか確認したいのもあるけど…何より両親に会ってみたいんだ」
ユミル「おおー、今度は私らの爺ちゃん婆ちゃんかよ?」(王様も爺ちゃんだが、あれは見なかった事にしたい)
ベルトルト「うわー、何だか嬉しいね。家族が何人もいたなんて…」
クリスタ姫「ああ…我が子らに寂しい思いをさせていた母を許してたもれ」ヨヨヨ
ユミル「いきなり時代がかった演技すんなよ、かーちゃん」
クリスタ姫「ママって言いなさい!」
ライナーに案内されてアルミンツェルたちは、両親に会いに行きました
綺麗な草花で溢れた魔女の庭の隣には、確かに人家がありました
しかし、馬小屋や牛小屋のある大きな家、広大な畑…とても貧乏夫婦の家には見えませんでした
どう見ても豪農です
そして家の前で遊ぶ子供たちが…
クリスタ姫「ね、ねぇ…あそこにいる子たち…」
将軍アニ「アルミンに似てる子が多いねぇ。えっと、ひーふーみー…」
王子アルミン「ここにいる子だけで7人いるね。家の中からも赤ちゃんの泣き声や元気な子供の声が聞こえるから…」
黒髪ミンA?「あの…どちら様、ですか?」
金髪ミンA?「うわー…綺麗な人がいるよー。結婚しよ?」
黒髪ミンB?「ゴリラ!ゴリラがいるよ!あはは…ゴーリラゴーリラ」
金髪ミンB?「あ、大兄ちゃんだ!」
金髪カサ?「似てる…けど、あの人は大兄ちゃんより年上だと思う…ので別人」
黒髪ミンC?「ほんとだ。でもよく似てるねぇ」
金髪レン「うおおおっ?デッケェ!!巨人だ…巨人のフーフが出た!」クチクッ
王子アルミン「わわわっ?ちょ、ちょっと良いかな?えっと…お父さんかお母さんはいる?」ニコッ
皆ミン「「はい!うちにいます!」」
王子アルミン「ありがとう」
クリスタ姫「ふふ…元気な子たちだねー」ニコニコ
将軍アニ「ふ…ふん。うるさいだけじゃないか」ニコニコ(小さいくせに私に求婚してくるなんてマセちゃって…可愛い)
魔女ライナー「またゴリラ…俺って、そんなにゴリラに似てるのか?」ショボン
ユミル「うるせーガキどもだなー」
ベルトルト「…巨人の夫婦って」ショボン
????「誰か来たのか?お客さんかい?」
王子アルミン「…っ!」(こ、この人が…僕の父さん?)
クリスタ姫「…」ゴクリ(お義父様…失礼のないようにしなきゃっ)
愛妾アニ「…」イソイソ(えっと、髪は…オーケー。服装は…仕方ないね。汚れてないだけマシさ)
父エレン「ん?…これはまた大勢だな。どちら様で?」
王子アルミン「…あの」
父エレン「あっ!ま、まさか…」
王子アルミン「…っ!」
父エレン「魔女のライナーさんじゃないか。ずいぶん久しぶりですね」
魔女ライナー「うむ…この人たちを、おまえら夫婦に会わせたくてな……その前にこの子供たちを俺の上から降ろしてくれ」ムギュ
黒髪ミンB?「ゴリラー!でけーでけー!」
黒髪ミンC?「うわぁ、高いねぇ」
金髪ミンB?「おっきーい」
父エレン「あー、おまえたち。その人から降りなさい。ある意味、おまえたちの恩人だぞ」
魔女ライナー「あー、重かった…で、話を戻して、この人なんだが」
父エレン「はいはい」
王子アルミン「…」
魔女ライナー「おまえの息子だ。ほら、俺が貰った…おまえらの最初の子」アッサリ
父エレン「ほう?確かに…ウチの大兄によく似てる」
王子アルミン「…」
大兄ミン「父さん?この末っ子が泣き止まないんだけどさぁ、母さんは何処に………え?俺?」ギョッ
王子アルミン「!?」ビクッ
クリスタ姫「うわっ?ソックリ!」
愛妾アニ「…双子で通じるね」(こっちの方がちょっと凛々しいかな…)
大兄ミン「もしかして…昔聞いた、俺が生まれる前に魔女に連れ去られた兄さん!?」
金髪レン?「クチクしてやる!えいえい!」ペシペシ
ユミル「あいたっ?人を叩くんじゃねぇよ、クソガキ!」
ベルトルト「……」ノッシノッシ
金髪レン?「ひっ?…ひぃぃぃん!おがぁぁざぁぁぁん゛!!」ビエエエ
母ミカサ「どうしたの!誰を削げば良いの!?」シュバッ
ベルトルト「あ…その…」
母ミカサ「こいつ?こいつね!?削ぐどころか首を刎ねてやる!」ジャキッ
ベルトルト「えええええ」
金髪カサ?「もう大丈夫。お母さんが削いでくれる…ので、あっちでオママゴトしましょう。あとお医者さんごっこも」ハァハァ
金髪レン?「…クチクごっこがいい」グスグス
王子アルミン「……うん。どうやら本当に、僕の家族らしいね」(想像と違いすぎて喜んで良いのやら…)
魔女ライナー「な?な?嘘じゃなかっただろ?本当だっただろ?これで許してくれるだろ?」
王子アルミン「えっ?」
魔女ライナー「えっ?」
王子ゲスミン「それとこれとは別だよ。君にはユトピア区の地下でありとあらゆる工夫をこらした拷問を…」ニヤリ
魔女ライナー「そそそそんな…」ガクブル
王子アルミン「…と思ったけど、君のお陰で愛するクリスタと出会えた今があるからね。許してあげるよ」ニコッ
魔女ライナー「ありがとう!では、これで失礼する。じゃぁな」ピューッ
クリスタ姫「良いの?逃がしちゃって…」(愛するクリスタ…ふふ)
愛妾アニ「本当に良いのかい?あとあと、また何か問題になるかもしれないよ?」
王子アルミン「良いんだ」ニコニコ
父エレン「……すまん。俺が不甲斐ないばかりに…おまえが…」
王子アルミン「っ!い、良いんだ。良いんだよ、父さん!僕は今とっても幸せなんだから」
王子アルミン「あと…母さん!その子たちは、あなたの孫だから!削いじゃダメだよ!」
母ミカサ「え?……もしかして、あなたは?」
ベルトルト「たた助かった」ホッ
こうして両親と出会えたアルミンツェルは、エレンとミカサから自分が生まれた時の話を聞きました
そして黒髪の両親から金髪の自分が生まれた事も、金髪の自分たちから黒髪の子が生まれた事も、説明を聞いて納得しました
王子アルミン「なるほど、ミカサ母さんの父親が金髪だったのか。じゃあ僕も子供たちも隔世遺伝ってやつだね」
クリスタ姫「ほら!ほらぁ!浮気じゃないでしょ!」プンプン
父エレン「あー、やっぱりそういう話になってたのか」
母ミカサ「いつでも、疑われるのは立場の弱い女…一途に愛してるというのに…しくしく」
父エレン「泣き真似やめろよ。あと、俺はおまえほど強い女を見た事ないぞ」
ベルトルト「…」ウンウン
ユミル「ま、とにかく…私らのジーチャンバーチャンなわけだな」
母ミカサ「…ミカサさん」
ユミル「あ?」
母ミカサ「ミカサさんと呼びなさい。あなたに婆さん呼ばわりされたくない」
ユミル「…あ、そう」
母ミカサ「そこのあなたたち…こっちへ来なさい」
クリスタ姫「は、はい」ドキッ
愛妾アニ「な…何ですか?」
母ミカサ「あなたたち、あの子の妻?」
クリアニ「「はい!」」
クリスタ姫「…」ジロッ
愛妾アニ「…」プイッ
母ミカサ「私たちの子なのだから、あなたたちのような女の1人や10人はいるでしょう。違わない?」
クリスタ姫「えええええ」
愛妾アニ「あの、お義母様。お言葉ですが、さすがにそれは…」
クリスタ姫「あ、じゃあ私1人で良いよn…」ニコッ
愛妾アニ「…えぇ、アルミン様には私たちの他にまだ2人おられますわ」ニッコリ
母ミカサ「やはり…何人もいては、さすがに夜の方が物足りないでしょう?」
愛妾アニ「…え?」
母ミカサ「これを飲ませなさい。三日三晩ギンギンになりっぱなしという素晴らしい薬」 っ【三日三晩ギンギンになる薬】
クリアニ「「…」」
クリスタ姫「えーと…ちょっと相談しますね」
愛妾アニ「…必要ないだろ?正直、あんたが帰ってきて負担が減るのを期待してたくらいだよ?」
クリスタ姫「うわぁ、今でもそうなんだ…でも将来の事を考えたら、貰った方が良いんじゃないかな?」
愛妾アニ「…何年先の話だい、それ?」
クリスタ姫「……要らないか」
愛妾アニ「だろ?」
クリスタ姫「えっと…お義母様。ありがたいお話でしたが、必要ないという結論になりました」
愛妾アニ「気にかけてくださって、とても嬉しいのですが…アルミン様の絶倫ぶりときたらもう…」ヲホホ
クリスタ姫「…」ジロ(さっきから猫かぶりすぎじゃないの?)
母ミカサ「そう…判った。そこは私に似たのね」フゥ
話はいつまでも尽きる事がないかのようでしたが、アルミンツェルは両親に別れを告げて帰る事にしました
両親と兄妹姉妹たちは別れを惜しみながらも、笑顔でアルミンツェルを見送りました
王子アルミン「父さん、母さん、皆…それでは、これで…」
母ミカサ「体に気をつけて」ヨヨヨ
父エレン「頑張れよ」(だから嘘泣きやめろ)
皆ミン「「元気でね」」
クリスタ姫「これで失礼します」
愛妾アニ「お会いできて嬉しかったです、お義父様、お義母様」(かなり好感度は良かったはず)
ユミル「じゃぁな…ジーチャン、バーチャン、年上や年下の叔父に叔母よ」ケケケ
ベルトルト「さよなら」(あの姉弟にずっと睨まれてて居心地悪かったなぁ)
王子アルミン「さぁ、帰ろう!僕らの城へ!」
オゲンキデー サヨーナラー バイバーイ
父エレン「…」
母ミカサ「…」
エレミカ「「城?」」
こうして、すべての問題が解決して(?)アルミンツェルは城に凱旋しました
王子となり、美しい姫たちと可愛い子供がいて、両親や兄妹姉妹の健在を確認し…アルミンツェルは幸せでした
城下町では国民が『魔女を抹殺した王子と姫』を褒め称え、盛大な凱旋パレードが行われました
魔女ライナー「あれ?もしかして、俺…もうこの国で生きてられなくね?」
その後、魔女がどうなったかは誰も知りません
終わり
これにて、進撃の童話スレ終了です
乙
このSSまとめへのコメント
これアルミンハーレムの人が書いたんだな
納得
でもかなり雰囲気違うなあ