とある魔術の禁書目録×ジョジョの奇妙な冒険のクロスです。
禁書目録の魔術、及びに超能力がスタンドならば、という設定です。
ジョジョの奇妙な冒険キャラがでるかは未定。
更新は遅いです。
よろしくお願いします。
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スタンド……それは人間の精神力が生み出した奇跡っ!
古来、スタンド使いは魔術師、或いは超能力者と呼ばれていた。
これはそんなスタンド使い達の奇妙な物語だ。
上条当麻「その幻想をぶち殺す!」
土御門元春「そうは行かないんだぜい、かみやん!」
二人の少年が、体育館で向かいあう。
体育館の二階部分には、多くの生徒達がいた。
実はこの二人、今戦っているのである。
二階の生徒達は二人の戦いを見ていた……
といっても、この二人の戦いは肉体を使った戦いではない。
君達にもわかるように、『見える』ようにしよう。
昨日の人?
それとも別の人?
幻想殺し「オラッ!」
オート・リバース「フッシャァァァァッ!」
二人から、人型の何かが出ている。
スタンド
それが彼らが操る物の名前だ。
精神力が生み出した奇跡、そう……彼ら二人が今居る場所は学園都市。
スタンド使いを人工的に作り出す街だ。
因みに、上条当麻と土御門元春は現在試験中である。
互いのスタンドを戦わせる実技試験中なのだ。
上条当麻「終わりだ、土御門!」
その一言と共に、上条当麻のスタンドは荒ぶる。
幻想殺し「オラオラオラオラオラオラオラっ!」
土御門元春「にゃーっ」
小萌「勝負有り!勝者は上条ちゃんですよー」
>>4
昨日の人ってなんですか?
小萌「上条ちゃん、実技は合格ですけど明日の勉学も頑張るですよー」
上条当麻「はい」
土御門元春「かみやん、相変わらず近距離は強いにゃー」
青ピ「かみやん、つっちー!実技終わったしお風呂いこうや」
上条当麻「ああ、そうだな」
上条当麻、土御門元春、青ピは風呂に向かう。
さて、上条当麻が汗を流している間に、『学園都市のスタンド』と、『天然のスタンド』の違いを説明しよう。
学園都市のスタンドは、『学び育てる』スタンドである。
完璧な理論主義によって、本来創ること能わぬスタンド使い達を量産する。
だから、学校でスタンド実技、スタンド座學などがある。
それらスタンドの実技、及び座學によってレベルがつけられる。
ただスタンドが使えるならばレベル0である。
スタンドが完成されるに連れレベルは上がる。
その極地が学園都市に七人しかいない『レベル5』である。
一方、天然のスタンドは『使い尽くす』スタンドである。
唯与えられた才能を使い尽くし、何百、否……何万もの犠牲の果てに最高のスタンドを作り出す。
以上、簡単に学園都市のスタンドと天然のスタンドについての尾行である。
上条当麻「それじゃあ土御門、青ピ。また明日な」
土御門元春「おう、また明日」
青ピ「明日の試験頑張ろな」
上条当麻は友人二人と別れる。
家路までは遠い。
上条当麻「……まだまだだなぁ……」
上条当麻は己のスタンドを鑑みる。
幻想殺し
破壊力:A スピード:C 射程距離:D 持続力:C 精密動作性:A 成長性:?
右手に触れたスタンド能力を打ち消す、近距離パワー型に分類されるスタンド。
成長性が読めないが故にレベル0に分類されている奇妙なスタンドである。
スタンドが打ち消されたら本体は死んじゃうんじゃ……。
>>21
上条当麻の幻想殺しが消せるのは、『スタンドが生み出した生成物、及びにその効果』です。
例えば、GEが作り出した生命や、ハイエロファント・グリーンのエメラルドスプラッシュは消せます。
本体を消すことは、原作の上条当麻がイノケンティウスを触れて消せなかったのと同じ扱いです。
上条当麻「うーん」
自分のスタンドが進むべき方向、成長性が理解できない不安に上条当麻は焦る。
「アンタ、なに悩んでるの?」
ぼーっと考えながら進んでいると、声をかけられる。
上条当麻「なんだ、ビリビリか」
御坂美琴「ビリビリって言うな!」
そこにいたのは学園都市第三位、超電磁砲の御坂美琴である。
御坂美琴「で、どうしたの?悩み位は聞くわよ」
上条当麻「いや自分のスタンドがわからなくなってさ」
御坂美琴「あー、あるあるね。私たち学園都市のスタンド使いにはよくある事よ。私だってメインが電気か磁力線か迷ったんだし、更に言えばアンタみたいな特殊スタンドなら尚更よ」
上条当麻「そうかぁ……」
御坂美琴「ちょっと、何辛気臭い顔してんのよ!たちなさい。一回手合わせしてあげるわ!」
いつもこの少女はこうだ、と上条当麻は笑う。
どことなく不器用で変わっている。
うん、少し気が楽になりそうだ。
なんて考えながら上条当麻は立ち上がった。
超電磁砲
破壊力:A スピード:B 射程距離:B 持続力:B 精密動作性:D 成長性:一応完成に至ったとみなされている。
御坂美琴のスタンド。電撃使いの極地である。パワー重視でありながら、器用なスタンドである。
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