リボーン「ツナ、学園都市に行くぞ」(322)
ツナ「は?」
リボーン「9代目からの指令だ」
ツナ「いきなりなんなんだよリボーン!意味わからないよ!それにあんな頭のいいとこ俺が行けるわけ無いだろ!」
リボーン「その心配はねーぞ、9代目が行けるようにしたからな」
ツナ「だからって…いったいどんな理由なんだよ」
リボーン「学園都市にスーロファミリーっていう中小マフィアが居てな、そいつらが裏で学園都市の人間を殺してるらしいんだ…」
ツナ「またヤバいのが来た…」
リボーン「な、やべーよな」
ツナ「でもそれとボンゴレは関係ないだろ?」
リボーン「大有りだぞ、学園都市にはボンゴレが沢山の資金を出してるからな、それに…今のボンゴレの学園都市責任者は門外顧問なんだ」
ツナ「それって…まさか」
リボーン「ああ、そーだぞ…命狙われてんのは家光だぞ」
ツナ「だから9代目は俺に…リボーン、行こう!」
リボーン「ああ、でも制約があるぞ」
ツナ「黒耀の時みたいにリボーンは戦えないんだろ?」
リボーン「それだけじゃねーぞ、今回は匣使うのもリングの力を使うのも禁止だからな」
ツナ「えええ!」
リボーン「スーロの連中には大怪我をさせない事がルールだからな」
支援
>>3
おお!ありがとうございます!
ツナ「なんで!」
リボーン「イギリス聖教っていう強力すぎる宗教が絡んでんだ、こことボンゴレがぶつかったら国同士の戦争になっちまうからな」
ツナ「わかった!でも俺父さんを守らなきゃ!」
リボーン「ならお前は先に学園都市の駅に行ってろ俺はちょっとヤボ用を済ませてから行くからな」
ツナ「うん!」
学園都市の駅
ランボ「ガハハハ!ツナ~沢山遊べ~!」
ツナ「ランボ!少しは静かにしてくれよ!本当はお前みたいなチビは連れて来たくなかったんだからな!リボーンがランボもつれてけなんて言うから連れてきたけどやっぱり危ないよ…」
ランボ「ランボさんは無敵だから大丈夫だよ」
ツナ「そういうことじゃないんだけど…」
獄寺「10代目~」
山本「よっ!」
ツナ「山本、獄寺くん!まさかリボーン二人を呼んだの?」
リボーン「ああ、そーだぞ、了平も後で来るぞ、試合があるから先に行ってろだってよ」
ツナ「お兄さんまで!」
リボーン「守護者は全員来るからな」
ツナ「ええええ!じゃあクロームやヒバリさんも!」
リボーン「あの二人は別件でもう着いてるぞ」
ツナ「な、なんか…壮絶なトラブルの予感が…」
???「ちょっ…なんなのよ!この牛ガキ!」
ランボ「ガハハハ!カバン空いてるもんね!」
ツナ「あー!ランボ!」
獄寺「いきなりなにやってやがるあのアホ牛!」
山本「ハハハ」
ツナ『もーいきなり騒ぎを起こすなよー』
リボーン懐かしい
支援
その頃
ヒバリ「ちょっと治安が悪すぎるんじゃない?」
固法「すっ…すみません!」
ヒバリ「ちゃんと巡回とかやってる?」
黒子「さっきから何なんですのあなた!固法先輩に文句ばかり!そんなにあなたは偉いし強いんですの!」
固法「ちょっ!黒子!」
黒子「先輩も何か言うべきですわ!」
ヒバリ「何か文句でもある?」
黒子「どこまでも偉そうにするんですわね…少しお灸を据えましょう!」
ヒバリ「ふぅん、君面白いね」
チャキ
黒子「トンファーなんかで…!」
固法「ヒ、ヒバリさん待ってください!ここはおさめてもらえませんか?お願いします」
ヒバリ「…いいよ、君に免じて許してあげる、ちゃんと風紀の仕事もしてるみたいだしね、でも次失礼なこと言ったら殺すよ」
固法「は、はい…肝に命じておきます」
ヒバリ「じゃあ、他のとこに行こうか」
固法「黒子、ヒバリさんは並盛中の風紀委員長ですよ」
黒子「へ?あの噂の?」
固法「そうです!」
黒子「じ、じゃあ本当に殺されるとこでしたわね…」
固法「これからは出来るだけ逆らわないように」
黒子「は、はい…」
>>8
ありがとうございます!
クロームちゃんもでるの?
期待期待
wktk
期待
ちゃんとランボが出てきてるから嬉しい
代理戦争編では仕方なかったとはいえ全くランボが戦わなかったのが残念だった
ヒバリ「スキルアウト…」
固法「またですか!」
黒子「今日は多いですわね!」
一般人「助けて!」
固法「行くわ…「待って」
固法「ヒバリさん?」
ヒバリ「僕がやるよ」
固法「えっ?」
黒子「!」
黒子『こ、これで強さがわかりますわね』
ヒバリ「ねぇ…僕の並中とこの街は密接なんだよね」
スキルアウト「はぁ?だからなんだってんだ!」
チャ
黒子「銃!」
ヒバリ「治安を乱す奴は誰であろうと、咬み殺す!」
チャキ
>>12
出ますよ~
>>15
ランボも守護者ですしね
スキルアウト「うるせぇ!死にやがれ!」
ドン ドン
ヒバリ「遅いよ」
バキッ
スキルアウト「」
ヒバリ「口ほどにもないな…でも、ここを汚したんだ、少しだけグチャグチャにさせてもらうよ」
バキッ バキッ
スキルアウト「」
黒子「し、信じられない強さですわ…」
その頃
学園都市の駅
ツナ「すみません、すみません!ランボがすみません!」
???「もう!ビックリしたわよ」
リボーン「お前、もしかして…御坂美琴か?」
美琴「そうだけど、あなた誰?」
リボーン「俺はリボーン、学園都市のレベル5なら知ってるだろ?」
美琴「あんたがリボーン?赤ん坊でありながらこの学園都市経営の一角を担っているボンゴレファミリーの凄腕ヒットマンの?」
リボーン「そーだぞ」
ツナ「えーと…御坂さん?リボーンを知ってるんですか?」
美琴「ここら辺じゃ有名よ、っていうかあんたこそ誰?」
ツナ「俺?俺は沢田綱吉、ツナでいいですよ」
美琴「ふーん、ツナね、わかった!っていうかあんた同い年ぐらいじゃないの?なんで敬語なのよ!」
ツナ「じ、じゃあ御坂でいい?」
美琴「別にいいわよ?」
獄寺「おい、女…レベル5だか6だか知らねーがな…」
美琴「何よ?」
獄寺「10代目にずいぶんと失礼な口を聞くじゃねぇか?」
美琴「何よ、やる気?」
獄寺「少し上下関係をわからせてやろうか?」
山本「まーまー二人とも落ち着けって」
美琴「落ち着いてられないわよ!先にケンカ売ってきたのはこいつなんだから!」
ツナ「ご、獄寺くん!騒ぎはダメだってば!」
獄寺「心配しないでください10代目、すぐに終わらせて騒ぎを起こさせないようにします!」
ツナ「そういうことじゃなくってー!」
リボーン「そこまでだぞ、美琴、お前はボンゴレの10代目の部下に能力は使えねーはずだ」
美琴「えっ!ツナってボンゴレの10代目なの!」
獄寺「やっと10代目の凄さがわかったかプッツン女」
美琴「あんたに言われなくても分かったわよ!」
山本「ハハハ、お前ら面白れーな」
獄寺「笑ってんじゃねー!」
ランボ「ガハハハ、こいつスカートの下に短パンはいてるもんね!」
ツナ「ランボ!ダメだってば!」
美琴「あたしが…一番…ムカつくのは…あんたよこのアホ牛!!!」
ビリビリビリビリ
ランボ「ぎゃああああ」
ツナ「電撃!」
山本「スゲーなーどうやってんだソレ?」
獄寺「これが学園都市の超能力…」
リボーン「子供ランボの電撃皮膚じゃ通用しねーのか、さすがレベル5だな」
ランボ「う…うわあああああ!」
美琴「げっ!ご、ごめんね!やり過ぎちゃった、許して、ね?」
ランボ「うわあああああ!」
ドカーン
ツナ「ま、街中で10年バズーカ使うなって!」
大人ランボ「おやおや、お久し振りです若きボンゴレ」
美琴「」
大人ランボ「そちらの可愛らしい女性は?」
美琴「だっ、誰よこのイケメン」
ツナ「さっき御坂に電撃を食らわされたランボだよ」
美琴「はあ?」
ツナ「10年バズーカって言って、10年後の自分と5分入れ替われるバズーカがあるんだ」
美琴「凄い兵器があるのね…」
大人ランボ「御坂さん、と言いましたか?子供の俺がイタズラをしたようで申し訳ありません」
美琴「大人だー!」
リボーン「盛り上がるのもいいがそろそろ待っていた奴が到着するぞ」
ツナ「待っていた奴?」
美琴「あ、佐天さーん」
佐天「あ、御坂さん!」
リボーン「佐天涙子、おめーを待ってたぞ」
佐天「え?」
美琴「ちょっ、待ってた人って佐天さんなの?」
リボーン「そーだぞ」
大人ランボ「これはこれは、親愛なる若き佐天さんではありませんか」
佐天「え?全然状況が掴めないんだけど」
ツナ「そうだよ!しっかり説明してくれよリボーン!」
獄寺「この女と今回の任務、何か関係があるんスか?」
リボーン「大有りだぞ、俺達のもう一つの任務は今の佐天涙子を守ることだからな」
ツナ「はぁ!?」
山本「おいおい、スーロファミリーとかいう奴らを倒すだけじゃねーのかよ小僧」
リボーン「まーな、とりあえずこれを見てみろ…ダミーだけどな」
つ指輪×7
ツナ「これって…」
獄寺「ボンゴレリングやマーレリングみたいなリングがこんなに!」
佐天「ちょっと、皆何言ってるかよく分かんないんだけど、その指輪は今日の技術の時間に『大空』をテーマに何か作れって言われたから作っただけで…」
大人ランボ「それについては俺から説明しましょう…もうあと一分前後しか時間がないので」
佐天「お願い…します?」
大人ランボ「結論から言うと10年後のあなたはボンゴレファミリー最高技術者なんです、ボンゴレリングやマーレリングに匹敵する力をもったリングを作った人としてね」
佐天「あ、あたしが10年後ボンゴレファミリー!?って言うか、たかが技術で作ったようなリングがなんでそんな重要なものになってるの?レプリカだってあんな簡単に作れるのに!」
リボーン「お前、作ったとき誰かを守る、とか考えてただろ?」
佐天「なんでわかるの?」
リボーン「やっぱりな、それで死ぬ気の炎が宿っちまったんだ」
ツナ「そんな簡単に死ぬ気の炎は宿らないはずじゃ!」
リボーン「こいつの作るものには死ぬ気の炎が宿るみてーだな、というより、誰かを守りたいっていう感情の強さが学園都市でも桁違いなんだろうな、無能力者なんて言われてるが、10年後の俺達にはあ
まりに必要な人間だぞ」
佐天「あたしに…そんな力が」
リボーン「それだけ死ぬ気の力がつえーんだろ、それより大変なのは、こいつの作ったリングのうち半分は過去の門外顧問に渡ったんだが、もう半分がスーロの連中に奪われちまったんだ」
ツナ「そんな!じゃあ…」
リボーン「大丈夫だ、俺達が全部守るしな!」
ツナ「そーじゃないよ!」
リボーン「うるせぇダメツナが」
ギリギリ
ツナ「いでででで!ギブ!ギブ!」
美琴「とにかく、そのスーロとやらから佐天さんを護衛すればいいのねそれならあたしも参加させてもらうわ!」
山本「おいおい、大丈夫なのかよ」
美琴「悪いけどあたしはあたしで修羅場潜ってんだから!」
リボーン「そーだな、おまえは心強いかもな、あとこれからもう少し仲間が増えるぞ」
ツナ「誰だろう…?」
その頃
常磐台
食蜂「久しぶり~☆」
犬「相変わらずうるせー女だぴょん!」
柿ピー「犬は言えないと思うよ…」
犬「うっせー柿ピー!」
食蜂「それで、あんた誰?」
クローム「クローム髑髏です」
食蜂「私の骸様に媚びたみたいな名前ね!ったく!いい?私はここの最大派閥の女王なんだから逆らわせないからね!」
骸「クフフフ、最大派閥ですか…偉くなりましたね食蜂」
食蜂「む、骸様!何処に居るんですか?」
骸「この娘の中に」
食蜂「えっ!」
骸「先程、かわいい僕のクロームに随分失礼な言葉を投げかけたように聞こえましたがどういうことですかね、食蜂?」
食蜂「そっ、その…」
骸「クフフフ、冗談ですよ、クロームを頼みましたよ信頼できる僕の右腕、食蜂操祈」
食蜂「は、はい!」
クローム「あの…」
食蜂「フン、これからヨロシクね」
クローム「よろしく」
食蜂「ってか、なんで今更学園都市にきたのよ」
犬「そのブスが守護者らからだぴょん」
食蜂「え!嘘!骸様特別扱いしすぎじゃない?」
柿ピー「君も充分されてるけどね」
食蜂「いちいち小声でうるさいわよ千種、なんならやる?」
柿ピー「めんどい…」
食蜂「相変わらず血圧低っ!」
は?
なにこれ、みさきちは上条ラブだろ?
つまんね
なぜリボーンは急にバトル漫画に変わってしまったんだろうか……
>>31
すみません描写不足ですね。これは恋愛感情じゃないです。
食蜂は骸の右腕的存在だったって設定で書いてます。
その右腕の席をクロームに奪われたから怒っていると思ってください。
私の~って言い方は食蜂なら何となく言いそうかなでつけました。
紛らわしくてすみません
>>33
最初はギャグでしたしね
なんでですかねwww
その頃
学園都市の駅
神裂「リボーンさん」
リボーン「ちゃおッス、神裂」
神裂「ステイルも呼んだのですが少しトラブルがあったようで」
リボーン「別にいーぞ、お前かステイルのどっちかとツナを会わせときたかっただけだからな」
神裂「ツナさん、これからよろしくお願いします神裂火織です」
ツナ「沢田綱吉です」
神裂「話は色々とディーノさんの方から聞いてますよ」
ツナ「ディーノさんとどういう関係が?」
???「単にお前らの所属してるところとキャバッローネが密接だってだけだろ?」
モミモミ
神裂「キャアアアア!」
ボカッ
リボーン「おせーぞシャマル」
シャマル「いてて…なんつーパンチもってんだお嬢ちゃんは」
神裂「シャマル!?この人がですか?このセクハラオヤジが!」
リボーン「そーだぞ」
了平「すまぬ、遅れた!」
ツナ「お兄さん!」
リボーン「ちゃおッス、了平」
コロネロ「来てやったぜ、コラ」
リボーン「暇なんだなコロネロ」
コロネロ「うるせーぞ、コラ」
ゴッ
ツナ「こんなに集めてなんなんだよ一体!」
リボーン「まぁ落ち着けツナ、今からアジトに言って話してやるからよ」
アジト
美琴「まさか駅の地下にこんなものを建ててたとはねー」
ツナ「リボーン、もういいだろ?」
リボーン「そーだな、コロネロ達を呼んだ理由は神裂、お前達を鍛えるためだぞ」
神裂「どういうことですか?」
リボーン「スーロの連中が例のリングの半分を持ってる話はしたよな?」
神裂「はい」
リボーン「もう半分を持てる人間が必要なんだ、ボンゴレリングを持つツナ達以外にな」
コロネロ「それだけじゃーねーだろ、コラ」
リボーン「ああ、ツナ達は匣を開けらんねーが、学園都市の人間が開けちゃいけねーとは聞いてねーからな」
ツナ「スゲー屁理屈…っていうか半分じゃ死ぬ気の炎なんて出ないんじゃ…」
リボーン「佐天のリングは半分でも炎が出せるんだ、勿論力も半減するけどな」
佐天「本当にそんな凄いのかな…」
リボーン「いいことばっかじゃねーぞ、力の半分はスーロのものって事だからな」
コロネロ「だから俺に家庭教師を頼んだのか、コラ」
リボーン「そーだぞ」
美琴「で?そのリング持てる人の目星はついてるの?」
リボーン「10年後リングを持ってるのは誰か家光に調べてもらったからな」
美琴「誰なのよ?」
神裂「一人は私です、リングは雨」
リボーン「お前は山本とガンガン手合わせしろ、互いに学ぶことがあるからな」
山本「ウッス、ヨロシクッス」
神裂「よろしくお願いします」
山本「とりあえず仲良くなるためにバッティングセンターでも行かないッスか?」
神裂「えっ?」
獄寺「時間ねーって言ってんだろ野球バカ!」
山本「ハハハ、そうだったな」
神裂「緩いですね…」
山本「それは性格だからなー」
リボーン「もう一人は美琴、お前だぞ」
美琴「えっ?あたし?」
リボーン「雷のリングだ」
コロネロ「じゃあ俺はこいつを担当すればいいんだな、コラ」
リボーン「ちげーぞ、美琴は俺が担当だ、お前は雲だ」
コロネロ「雲?一番厄介だな、コラ」
リボーン「そーだな、ヒバリ以上に手懐けるのは難しいぞ」
獄寺「大空は誰なんスか?」
リボーン「誰かは言えねーが心配ねーぞ、大空は今までで一番弱えーがその分優秀な家庭教師をつけたからな」
その頃
公園
上条「あのー何かご用でしょうか?」
ベル「しししし、俺達は今日からお前の家庭教師だ」
上条「はい?」
スクアーロ「う"お"お"お"い、バラしてんじゃねぇ!」
ベル「いいじゃん、だって俺王子だもん」
上条「あのー」
ルッスーリア「つまり、貴方を鍛えてア・ゲ・ルってことよ」
上条「は、はぁ…」
スクアーロ「う"お"お"お"い、テメェは黙ってろぉ!」
レヴィ「ボスの命令でもなければこんな仕事は引き受けん」
上条「あの、いまいち話が見えないのですが」
バイパー「君には強くなってもらわなきゃってことだよ、ったく儲からないのにこんなこと」
XANXUS「上条、くだらねぇ長話は無しだ」
コオオオ
上条「あの~その光る掌は何なのでしょう?」
XANXUS「消えろ、カス」
ドゴオ
上条「よし、消せた!これでも、喰ら…「遅ぇ」
ドカッ
上条「ゲホッ」
XANXUS「ケッ、その炎すら消す右腕が無きゃ、テメーは本当にザコだな」
上条「いきなりなんなんだよ…」
XANXUS「テメーが大空のリングを持ってるからだ」
上条「リング?これのことか?これはこの間顔にアザのある綺麗な女の人からもらっただけだぜ?」
スクアーロ「そいつはボンゴレファミリーとかにも関係のあるリングだぁ!」
上条「ボンゴレって…学園都市に密接なあのボンゴレでしょうか?」
ベル「そーいうこと」
上条「じゃあこの指輪に書かれてる大空って…!」
バイパー「すべてを察したみたいだね」
上条「俺が誰かのボスって事だろ?」
ルッスーリア「そうよ~♪」
上条「これから命を狙われるんだ…不幸だ~!」
レヴィ「だからこそ俺達が家庭教師に来たのだ」
XANXUS「まわりくどいことは言わねぇ、テメーは俺達をよろけさせるぐらいのパンチ力とスピード、そして憤怒の炎を右腕なしで食らっても大丈夫な防御力を身に付けろ」
上条「どうすればいいんです…かね」
上条『この人たちヤバそうだから逃げらんねーよなぁ…』
スクアーロ「とにかく毎日実戦だぁ!」
アジト
ツナ「その上条ってヤツを鍛えるためにヴァリアーを派遣したぁ!」
リボーン「ああ」
ツナ「何やってんだよ!リボーン!そいつ死んじゃうだろ!」
美琴「その…ヴァリアーってそんなにヤバいの?」
ツナ「やばいなんてもんじゃないよ!暗殺集団だよ!」
美琴「ちょっ!それはさすがに無理よ!」
リボーン「大丈夫だぞ、というか大丈夫にならねーとダメなんだ…スーロファミリーと戦うまでにな」
美琴「…わかったわよ、じゃあさっさと修業始めるわよリボーン」
美琴『絶対に無事でいてよ…』
リボーン「ニッ」
その頃
廃ビル屋上
ディーノ「麦野沈利ってのはお前か?」
麦野「ああ、あんたがスクアーロのバカが言ってたアタシの家庭教師ね」
ディーノ「あいつと知り合いなのか?」
麦野「昔スクアーロが学園都市に来たときにちょっとね、だから今回の事も知ってるわ、アタシが嵐の守護者だってこともね、っていうかだからこんな変なとこに呼び出したんでしょ?」
ディーノ「なら話は早いな、お前は力を調節しすぎてる、そこを無くすこと、計算無しでも敵にヒットすること、匣を開けることが今回の目標だ」
麦野「なかなか骨が折れそうね」
その頃
ジム
黄泉川「お前が家庭教師ってやつ?一応知り合いの沢田家光から話は聞いてるじゃん」
風「はい、あなたに晴の守護者を担っていただきたいと思いまして」
黄泉川「格闘技ならそれなりにやってるじゃん」
風「そうみたいですね、ではそこは少しだけ強化するという方向性で、あなたには絶対に倒れない防御を享受したいと思います」
黄泉川「確かに私の仕事的にも倒れたら終わりじゃん、師匠よろしく頼むじゃん」
風「そうですね、では…まずは」
ドゴオ
黄泉川「ッ!」
黄泉川『息ができないじゃん…』
風「これを防具無しで受けきれるようにしてください、女性を殴るのはあまりいい気分はしませんが時間が無いので」
黄泉川「上等、できるようになってやろうじゃん」
風「その意気です」
常磐台
骸「食蜂、守護者になりたいと言っていましたが、あなたは霧の守護者ですよね?」
食蜂「半分のじゃなくてぇ~クロームの持ってるのが欲しいんですぅ~」
骸「クフフフ、つまり僕からこのリングを奪うと?」
食蜂「ち、違いますよ!」
骸「クローム、少し変わってください」
クローム「はい」
骸「食蜂、僕はあなたにできれば霧を任せたくありません」
食蜂「え?」
骸「これから幻覚を見せる修業を行いますが、あなたの能力とあまりに相性が悪すぎるんですよ、最悪あなたの精神がクラッシュします」
食蜂「でもやります、骸様の右腕は私なんです!」
骸「クフフフ、そうですか…千種、犬、離れてください」
千種「はい」
アジト
リボーン「ツナ、了平お前はヒバリんとこ行け…お前らを鍛えるやつが居るからな」
獄寺「リボーンさん、俺は?」
シャマル「もう一度俺と修業だ」
獄寺「げっ」
シャマル「げっ、はこっちだ…男に修業して何になる…でもな隼人、お前らは匣使えねーんだ、急速に鍛えねーと死ぬぞ」
獄寺「ちっ、分かったよ」
バッティングセンター
山本「ハハハ、結局来てんじゃん」
神裂「ここは昔つぶれたバッティングセンターですよ」
山本「あー、だから人居ねーのか」
神裂「気づいてなかったんですか…」
山本「ハハハ?」
神裂「笑っていられるのも今のうちですよ、ここを選んだ理由は、あなたをいくら斬っても誰も呼ばれないからです、さらに人祓いの魔法もかけてますし、まず逃げられませんよ」
ボッ
山本「おっ?匣だな?」
神裂「これは10年後の佐天さんが作った特別製です、開匣」
山本「おっ、やっぱ小動物なんだな、>>55か」
コモドドラゴン
神裂「名前は慈雨といいます、まぁコモドドラゴンは小動物じゃないと思いますけど…良いでしょう、剣を抜いてください、行きますよ」
山本「おう!」
山本「行くぜ、時雨蒼燕流攻式五ノ型」
神裂「慈雨」
慈雨「グオオオオ」
山本「やっべ、匣兵器も攻撃してくるんだった!それなら」
山本「時雨蒼燕流守式二ノ型…逆巻く雨」
神裂「剣で自分の身を守りましたか、なかなかやりますね…ですがここまでです!」
山本「そいつはまだわかんねーだろ?」
ブシュッ
山本「えっ?」
神裂「これが七閃」
山本「おいおい、刀抜く動作すら見えないなんて反則だろ」
神裂「あなたはまだまだ剣術の日が浅い、付け焼き刃の力なら私に届くことすら不可能ですよ」
山本「ハハハ、これでも勝ってきてるんだけどな」
神裂「ですが私よりは弱いです、七閃」
ズバババババ
山本「くっ」
山本「時雨蒼燕流攻式一ノ型、車軸の雨」
ブシュッ
山本「なるほど、今のダメージで七閃の正体がわかったぜ」
神裂「ようやくですか」
山本「ハハハ、獄寺が昔似たような敵と戦ったのにわからねーもんだな」
神裂「わかったところで七閃の結界を破ることができますか?」
山本「やってみなきゃわかんねーって」
山本「時雨蒼燕流特式十ノ型、燕特攻」
ドガガガガ
神裂「ワイヤーを巻き上げて攻撃を!」
山本「こいつはどーだ?」
神裂「甘い!」
山本「やっぱり駄目かー、ま、これで懐に入れたぜ」
キィン
神裂「刀を抜かせるとは、なかなかやりますね」
山本「衝撃鮫、どーだ?しばらく動けないだろ?続けて喰らえ、時雨蒼燕流攻式八ノ型、篠突く雨」
神裂「遅いです」
キン
山本「嘘だろ?衝撃鮫効いてねーのか?」
神裂「あなたの渾身の力より私の通常時の力が弱い、それだけです」
神裂「それに、忘れてませんか?私には匣兵器があること、慈雨」
慈雨「オオオオ」
バシャッ
山本「ちくしょー、こーも一方的かよ…」
神裂「もうあなたの意識は慈雨の吐いた水に含まれている雨の沈静の効力で殆ど無いはずです」
山本「今度は負けねー…」
ドサッ
神裂「唯閃を使わなかったとはいえ…私に一太刀入れるとは…すさまじい才能ですね」
wktk
風紀委員本部
ツナ「ヒバリさんの居そうなところだなぁ…」
ヒバリ「やあ」
黒子「あなたがヒバリさんの言っていた沢田綱吉さんと笹川了平さんで
すの?」
了平「うむ、またの名をライオンパンチニスト了平!」
黒子「は、はぁ…」
黒子『熱い…』
ツナ「うん、ツナでいいよ」
>>60
ありがとうございます
京子「あれー?ツナ君にお兄ちゃん?」
ハル「はひ?」
ツナ「京子ちゃん、ハル!なんでここに!」
ハル「今日はハル感謝デーなので京子ちゃんとスイーツを食べに来たんです!それで美味しいお店を探してたら、初春さんって人に教えてもらったんです!」
京子「初春ちゃんってすごくいいお店知ってるんだよ!今度イーピンちゃん達も連れて来たいなー」
ツナ「待って!学園都市って凄く頭良くないと入れないんじゃないの?」
京子「え?」
ハル「そんなこと無いですよ!まぁ私達は無料券が当たったから来たんですけどね」
ツナ「だってリボーンが…あっ!」
京子「ふふふ、変なツナ君」
ツナ『リボーンのヤツ!いつも学園都市は頭がいいからいつか入れるぐらい成績アップしないとなとか言ってたくせに!俺を騙したな!よりによって京子ちゃんの前で変なこと言って恥ずかしいよ!』
初春「あのー…」
ツナ「ん?」
初春「私、風紀委員の初春って言います、ヒバリさんが呼んでます」
ヒバリ「赤ん坊に言われたんだ、君の修業を始めるよ」
ツナ「えっ?部屋壊れたらどうするんですか?」
ヒバリ「知らない」
ツナ『またこの人は…』
黒子「部屋で戦わないって言ってたじゃないですかヒバリさん、とりあえず、了平さんはわたくしの体についた風船を割る修業を始めますわ」
了平「そんなの一瞬で終わってしまうぞ」
黒子「それはどうですかね?」
シュン
了平「む?」
黒子「テレポートですわ、さて割れますかね?」
了平「上等だ!やってやるぞ!うおおおおおおおお!極限!」
ツナ「熱いなぁ…」
ヒバリ「君はこの人とだよ」
木山「君がツナ君か?」
ツナ「はい」
木山「私は木山春生だ、今日から君の修業に付き合わせてもらう」
ヒバリ「君には雲のリング戦の時の僕と同じ修業を受けてもらうよ」
木山「とりあえず今日は山で修業だ、着いてこい」
ツナ「いきなり山!」
木山「死ぬ気丸とやらを持っているだろう?着いたらそれを飲むんだ」
ツナ「は、はい…」
ツナ『厳しそうな人だなぁ…』
初春「ヒバリさん」
ヒバリ「何?」
初春「あなたはどうするんですか?」
ヒバリ「僕に修業なんて必要ないよ」
初春「はい?」
ヒバリ「強いて言うならここで風紀を乱してる能力者を狩ることかな」
初春『怖い…』
ジム
風「なかなか耐えますね」
黄泉川「当然じゃん」
風「なら今日はここまでにしますか?」
黄泉川「まだいける、匣をとりあえず開けられるぐらいじゃないと目標は未達成じゃん」
風「匣ですか…良いでしょう、コツを教えますからよく聞いてくださいね」
風「まず、リングに炎を灯してください」
黄泉川「どうやって?」
風「『覚悟』を炎にするイメージです」
黄泉川「こんな感じってことじゃん?」
ボオオ
風「大したものですね」
黄泉川「職業柄普段から覚悟はしてるじゃん」
風「なるほど」
黄泉川「これをここに当てればいいってことじゃん?」
風「はい」
黄泉川「開匣じゃん」
風「あなたの動物は>>69なんですね」
ピンクフットゴライアスバードイーター
黄泉川「何て!?」
風「ですから、ピンクフットゴライアスバードイーターですねって」
黄泉川「名前長すぎ!どう見てもタランチュラじゃん?」
風「違いますよ、それは世界最大のクモです」
黄泉川「もう!長いからフットって呼ぶことにするじゃん」
風「いい名前ですね」
黄泉川「そうか?自分的にはありきたりすぎてつまらない気もするじゃん」
風「そんなことありませんよ、では明日は引き続き僕の攻撃に耐える練習をしながらそのクモの使い方を教えていきましょう」
黄泉川「オッケーじゃん」
風「今日はありがとうございました」
アジト
リボーン「美琴、さっきから全く進んでねーな」
美琴「仕方ないでしょ!超電磁砲はそんなすぐに撃てないんだから!」
リボーン「そんなんじゃダメだな、10年後のお前なら匣無しでも超電磁砲が俺の早撃ち並に早く撃てたぞ」
美琴「いきなり10年後までになれるわけ無いでしょ!」
リボーン「なれなきゃ俺の帽子なんか落とせねーぞ」
美琴「うるさいわね!やってやるわよ」
リボーン「それに10年後のお前に追い付いてもらわねーと困るんだ」
美琴「何が困るってのよ!」
リボーン「そうじゃねーと死ぬからだ」
美琴「死なないわよ!」
リボーン「いや、お前が思ってるよりはるかにつえーぞ、10年後のお前が苦戦してんだからな」
美琴「えっ?さっきまで強いって言ってたじゃない!」
リボーン「それと同じぐらいつえーんだ、わかっただろ?」
美琴「わかったわよ…でもまだ、匣も開けられてないのよ」
リボーン「リングに炎すら灯せてねーしな」
美琴「そんな…戦う覚悟はあるのよ、なのに…どうして…」
リボーン「元レベル1がくだらねぇ覚悟してんじゃねぇ」
美琴「はぁ!?」
リボーン「おめーの覚悟はもっとシンプルだろーが、ま、今日は終わりだ、明日までにちゃんと炎灯しとけよ」
美琴「あっ!ちょっ!」
美琴「もっと…シンプルに」
常盤台
骸「食蜂、貴女の飲み込みの早さにはつくづく驚かされますね」
食蜂「ツラい修業なんて言ってましたけど以外とあっさりでしたぁ☆」
犬「いちいちうるへー!」
食蜂「だってぇ…本当のことだしぃ~」
骸「クフフフ、まだ合宿は一日目です、そんなにツラい修業にはしませんよ、本当に辛くするのは明日からですよ、食蜂」
食蜂「え~、でもぉ、リングに炎も灯せましたし~」
骸「あくまでそれは最低ラインですよ、匣を開けてみてください」
食蜂「はーい☆開☆匣」
骸「ほう…あなたの動物は>>74ですか」
タスマニアデビル
食蜂「えーっと…見たこと無いんだけど…」
骸「絶滅危惧種ですしね」
犬「タスマニアデビル知らねーなんて無知な女だぴょん!」
柿ピー「普段は犬の方が色々知らないくせに…」
犬「あんだとコラー!」
食蜂「決めた!名前はマカロンにしよー☆」
骸「クフフフ、頭の中がファンタジーな貴女らしい名前ですね」
食蜂「やっぱりわかっちゃいます~☆」
骸「褒めてませんよ、では明日はもっとツラい試練が待っているということで」
フラ…バタッ
クローム「ZZZ」
犬「寝てんじゃねーぴょん!」
柿ピー「帰るよ、クローム」
食蜂「バイバーイまた明日ね~」
公園
上条「」
ベル「コイツ気絶しちゃったぜ~ボス」
XANXUS「叩き起こせ」
スクアーロ「う"お"お"お"い"!起きろぉ!」
上条「う…」
ルッスーリア「まだ修業は終わってないわよぉ~」
レヴィ「レヴィ・ボルタをもう一度耐えてみろ!」
上条「そろそろ、警備員来ますよ…」
XANXUS「その心配はねぇ、レヴィの部下が見張ってるからな」
上条「そうですか、なら…まだやれます!」
バイパー「無償なのによくやるね」
上条「学園都市がどうこうとかじゃねぇんだよ、俺の友達が傷付くのは見てられねぇんだ!」
XANXUS「ケッ、あのカスと似たようなことをほざきやがる」
スクアーロ「次はリングに炎を灯す修業だぁ!このリングを使ってみろぉ!」
XANXUS「待て」
バキッ
スクアーロ「う"お"お"お"い"!何すんだぁ!」
XANXUS「上条、まずはコイツを使ってみろ、安物の大空属性のリングだ、イメージは戦闘中に言ったように『覚悟』を炎にするイメージだ」
上条「はい」
ボオオ
上条「えーっと、開匣!」
パキィン
上条「リングが砕けた!」
XANXUS「やっぱりか、佐天が10年後お前のリングだけ大量に作っていた理由がわかった」
バイパー「彼の幻想殺しは、波動その物を作る媒介になるリングすら壊しちゃうってことか」
スクアーロ「つまり、お前だけはレベルの低いリングでも匣を開匣出来るようにしなきゃならないって事だぁ!」
ベル「しししし、知らないで渡そうとしてたヤツがなに言ってんだよ」
スクアーロ「うぜぇぞぉ!」
レヴィ「む、とりあえずはボスからいただいたリングで開匣出来たようだな」
ルッスーリア「あなたの動物は>>79なのねぇ~」
タコ
ここでタコが出てくるあたり流石上条さん
上条「タコ…ですか」
ルッスーリア「そいつはあなたの特性にあってるわよ~ん」
レヴィ「炎を消すことができるタコだ」
スクアーロ「う"お"お"お"い"、呼び出せた事がゴールじゃねぇぞぉ!」
上条「わかってる!」
XANXUS「明日までにそいつの使い方を学んどきな」
ベル「ししし、命拾いしたな、今日はここまでだってよ」
上条「死ぬかとおもいましたよ…玄海丸行きますよ」
スクアーロ「う"お"お"お"い"!何だぁそのふざけた呼び名はぁ!」
上条「タコの名前ですよ、さすがにずっとタコ呼ばわりはできないじゃないですか」
ルッスーリア「いい名前じゃなーい?」
上条「あ、ありがとうございます」
>>80
確かにwww
上条さんクオリティーwww
廃ビル
ディーノ「麦野、今日はここまでで終わりだ」
麦野「え?一度も攻撃が当たってないのに?」
ディーノ「服の一部でも削ればOKだ」
麦野「そんな、袖を一部削っただけなのに終わりなんて納得できないわ」
ディーノ「明日からは俺も攻撃するからな」
麦野「…つまり本番は明日からってこと?」
ディーノ「そうだぜ」
麦野「でも、まだ匣すら開けてないし、リングに炎も灯せてないわ」
ディーノ「その点は大丈夫だろ、多分今一瞬でできるはずだぜ」
麦野「え?」
ディーノ「お前はいつでもその環境に適応できる人間だってことがよくわかった、だからこそ能力をうまくコントロールすることもできるんだろうな」
麦野「じ、じゃあ今やってみるわ」
ボオオ
ディーノ「な?」
ニコッ
麦野「信じられない…」
ディーノ「匣は明日から使い方を教えっからまだ開けんなよ」
麦野「はい」
山
木山「なかなかやるなツナ」
ツナ「俺の死ぬ気がお前の能力を上回るだけだ」
木山「それはわかっている」
ツナ「じゃあなぜ俺の修業を引き受けたんだ?」
木山「私と戦えばさまざまな状況に対応することができる」
ツナ「それだけか?」
木山「10年後の私の研究だと多重能力と死ぬ気の力がぶつかると能力を飛躍的にあげることができるらしいからな」
ツナ「なるほどな」
木山「次の修業は明日だ、海に来い、その時には匣を使わせてもらう」
ツナ「わかった」
シュウウウ
ツナ「ありがとうございました!」
木山「フ、死ぬ気が切れたか、私も少し休みたいな…」
ツナ「俺達のアジトに案内します!」
木山「すまない、ありがとう、それにしても汗をかいてしまったな」
ヌギヌギ
ツナ「うわぁ!」
ブッ
ツナ「ち、ち、ちょっと!」
木山「ん?ダメか?」
ツナ「ダメです!」
空き地
シャマル「獄寺、随分と成長したな」
獄寺「へっ、てめーに教わることなんかもーねーぜ!」
シャマル「へー、それなら…コイツはできるか?」
シュッ ククッ ドカーン!
獄寺「ボムが変化した!」
シャマル「コイツができなきゃ合格点はやれねーなぁ」
獄寺「できるわけねーだろ!ロケットボムじゃねーボムを変化させるなんて!」
シャマル「俺ができてんだろ?」
獄寺「くっ!」
シャマル「せーぜー頑張れよー」
獄寺『明日から研究だ…』
工場跡
了平「むぅ、一発しか当たらなかったか…」
黒子「何が一発ですの!10個あるうちの風船を5個もたった一発で割るなんて!」
了平「だがそれも白井のテレポートが終わってから隙を見つけて当てることが出来ただけだ」
黒子『この人テレポートの意味分かってないですわ』
黒子「それでいいんですのよ、あなたは隙を突ければ一撃必殺ですわ」
了平「ダメだダメだダメだ~!極限にダメだ!」
黒子「!」
了平「テレポートに追い付くまで続けるぞ白井!」
黒子「私が疲れてるんですわ!」
了平「む、そうか、ならば仕方あるまい」
アジト
ツナ「ただいま~」
京子「お帰りツナ君!」
ハル「お帰りなさい!」
ツナ「ちょっ!なんでいるの」
リボーン「アホ牛が散歩してたらたまたま会ったらしいぞ」
ランボ「ガハハハハ、その通りだ~!」
美琴「うるさいわね、アホ牛」
京子「ハハハ、さっきから言い争って美琴ちゃんとランボ君って姉弟みたいだね」
美琴「はぁ!勘弁してよ」
ハル「仲良さそうで羨ましいです!」
ツナ「いつの間にか御坂と仲良くなってるし…」
ディーノ「よう、ツナ」
ツナ「ディーノさん!」
ディーノ「嵐の守護者の修業をしててな」
ツナ「嵐って?」
麦野「アタシだよ、麦野沈利って言うんだ」
ツナ「沢田綱吉です、ツナでいいですよ」
山本「麦野さんの他にも晴と霧の守護者も来てんぞツナ」
麦野「いきなりあなたがそれを言うのね」
山本「ハハハ、まぁいいじゃないスか」
麦野「能天気なヤツ…」
黄泉川「私は晴の守護者の黄泉川愛穂じゃん、よろしくじゃん」
ツナ「はぁ、よろしくお願いします…」
ハル「黄泉川さん凄いんですよ!家事とかなんでも出来るんですよ!特に炊飯器を使った料理とか凄いんですよ!」
黄泉川「なんでお前が紹介するじゃん」
食蜂「ヤッホー、私が霧の守護者、食蜂操祈でーっす☆」
ツナ「はぁ…」
食蜂「よろしくネ」
ガシッ
獄寺「テメーこのハンドバッグ野郎!十代目に馴れ馴れしくしてんじゃねぇ!」
ツナ「獄寺くん!」
獄寺「あっ!十代目、ただいまッス!」
食蜂「いきなりなんなのよあんた?記憶いじるわよ」
獄寺「あ?やんのか?なら果てな」
ツナ「だ、ダメだよ!やめようよ!」
ヒバリ「ねぇ、君達…あんまり群れてると殺すよ」
獄寺「あ?」
了平「二人とも落ち着くのだ!」
京子「お兄ちゃん!」
了平「おお!京子か!」
スクアーロ「う"お"おおい」
全員「!!!!」
美琴「なんなのよアンタ、うるさいわね!」
スクアーロ「コイツを返すぞぉ!」
上条「あの~」
ツナ「大空のリング!もしかして君が」
上条「上条当麻ですあなたがXANXUSの言ってたツナですか?」
ツナ「そうだけど?それより上条くんボロボロじゃん!」
上条「さっきまで大ケガだったんだけど晴のカプセルに入れられたら傷が治ったんだよな」
リボーン「当たり前だぞ、オメーにはこれから10年後に行ってさらに修業して貰うんだからな」
ツナ「リボーン!やっぱりおかしいよ、会ったばかりの人をボロボロにするまで修業するなんて、雲の人も来てないし」
コロネロ「雲なら心配ないぜ、コラ」
ツナ「コロネロ!どうしたんだよお前がそんなにボロボロで」
コロネロ「雲の守護者と修業したんだぜ、コラ」
ツナ「そいつ、そんなに強いの?」
リボーン「雲だからな」
ツナ「って、そうじゃなくて!上条くんを10年後に送るのは反対だよ!」
上条「大丈夫ですよ、それに、俺の仲間が傷付くなら俺は強くなりたい!」
美琴『アイツらしいわね』
上条「リボーン10年後に送ってくれ」
リボーン「わかったぞ」
バキッ
ランボ「くぴゃ、うわあああああ」
カチッ
リボーン「こっちに撃ちやがれ」
クルッ ドカーン
10年後の学園都市
10年後美琴「当麻、待ってたわ」
上条「えーっと…御坂…さん?」
10年後美琴「そうよ、ヨロシクね」
ニコッ
上条『スゲー綺麗になってる!!スタイルも抜群だ!』
10年後美琴「先に説明しておくと、10年前の世界、あなた達の世界に当麻はいないわ、幻想殺しの力でね」
上条「じゃあどうして10年後に来れたんでせうか?」
10年後美琴「初春さんがそういう風にこっちの世界の10年バズーカをいじったのよ、そして5分の時間制限も無くして、このスイッチを押さない限り戻れないようになってるわ、ま、当麻限定でだけどね」
上条「なんか、色々とありがとな」
10年後美琴「ふふ、あなたのイレギュラーさなんて今に始まったことじゃないわ、何今更言ってるのよ」
上条『御坂性格スゲー大人になってる!』
10年後美琴「そっちのあたしは今どんな感じ?」
上条「いいやつですよ、仲間思いで…白井とかに慕われてて」
10年後美琴「ああ、あの頃ねー、滅茶苦茶だったなぁ…自販機蹴飛ばしたりとか、当麻に勝負仕掛けにいったりとか」
上条「ハハハ」
ザコ「御坂美琴、スキを見せたな!」
10年後美琴「スーロの雑兵!当麻、伏せて!」
上条「は、はい…」
10年後美琴「5人ぐらいなら」
ピーン
上条「コインを5個も一気に!」
10年後美琴「せーの!」
シュバッ ドゴーン
上条「超電磁砲を散弾銃みたいに撃つなんて!」
10年後美琴「昔と比べて少しは成長してるでしょ?」
上条「はい」
10年後美琴「さ、終わったから着いてきて、今から常盤台の地下を開けてもらうわ」
上条「地下ですか?」
10年後美琴「そ、まぁ言っちゃえば修業場よ」
上条「はぁ…」
アジト
リボーン「上条の姿がねーってことは行ったみてーだな」
獄寺「山本」
山本「ん?」
獄寺「話がある、部屋まで来い」
山本「あいよ」
食蜂「リボーンちゃん」
リボーン「なんだ?」
食蜂「なんで晴の守護者は削板じゃないのぉ?」
了平「削板とは誰だ?」
麦野「アンタと似て暑苦しい男さ、レベル5第7位、必殺技、すごいパーンチ、口癖…根性」
了平「素晴らしいではないか!その男と手合わせしたいものだな!」
麦野「無謀なこと言わない方がいいわよ」
了平「何を言うか!」
麦野「アンタらじゃ勝てないから」
ヒバリ「そうかな?」
麦野「だって…まず、これが避けられる?」
ピカッ
ヒバリ「初動が遅いよ」
ヒュッ
麦野「嘘…!」
ディーノ「ストップ!」
パシッ
ディーノ「落ち着けって恭弥、後で俺が埋め合わせてやっから」
ヒバリ「絶対だよ」
食蜂「そーれーよーり!リボーンちゃん、どうしてだってば!」
リボーン「アイツは腐っても超能力者だからな、晴の守護者はふさわしくねーんだ」
黄泉川「私は…って言うかみんなはどうして10年後…って言うか今?選ばれたんじゃん?」
リボーン「言ってなかったか?」
食蜂「いってないよーぅ」
リボーン「まず大空だ、大空の役目は全てを包容し包み込むことだ…上条は誰にも不平等に接することなく昔敵だった人間でも助けるだろ?」
神裂「確かにそうですね」
リボーン「そういうやつだからこそ大空がふさわしいんだ、上条に助けられたヤツは多いんじゃねーか?」
美琴「そうね、あたしなんてしょっちゅうよ」
美琴『アイツがいないから素直に言えるけどね…』
ハル「はひー、上条さん凄いですー!」
京子「ツナくんみたいだね!」
ツナ「え?そうかな?もっと立派な気がするけど…」
リボーン「そしてそのボスを守護する奴らも天候の特性に合わせて選んだんだ」
リボーン「晴の守護者はファミリーの逆境を自らの肉体で砕き明るく照らす日輪だ、黄泉川は警備員として日々学園都市を守り絶望的ともいえる事件を次々と解決してきた、能力なしでな…だからこそ晴の守護者なんだ」
黄泉川「随分持ち上げられて、照れるじゃん」
了平「おお!お前も素晴らしいではないか!極限に燃えてきたぞ!」
黄泉川「お前と戦う予定は無いじゃん!」
了平「違う!うちのボクシング部のコーチをしてくれ!」
黄泉川「ムリだって言ってるじゃん」
黄泉川『コイツの性格、晴れそのものじゃん…』
麦野「要するに暑苦しいやつが晴なのね」
黄泉川「随分言葉悪いじゃん」
麦野「すみませんね、性格なもので」
ツナ「つ、次に行こっか」
リボーン「次に雷の守護者だぞ、これは激しい一撃を秘めた雷電となることが役目で、美琴には超電磁砲があるから…「それならアタシの能力も適任だと思うけど?」
ツナ「む、麦野!」
麦野「何?間違ったこと言ってないけど?」
リボーン「それだけじゃ雷の守護者にふさわしくねーぞ麦野、ファミリーのダメージを一手に引き受ける避雷針になることも重要な役目なんだ、美琴は友達を守るためならどんなに勝ち目のねー戦いも挑むだろ?」
佐天「確かに、幻想御手のときもそうだったかも…」
美琴「だって仲間が死ぬなんて嫌じゃない」
美琴『ま、その性格もアイツのせいでなったのかもしれないけどね』
黄泉川「確かに聞いてりゃ適役じゃん」
リボーン「嵐の守護者の役目は常に攻撃の核となり休むことのない怒濤の嵐になることだ」
麦野「それでディーノは、アタシに常に攻撃を意識するように言ったのか」
ディーノ「そういうこった、わかった…ってうわっ」
ドテッ
麦野「え?」
リボーン「コイツは部下がいねーと半人前なんだ」
ディーノ「リボーン、そういうことを言うなよ、信じちまうだろ…ってうおっと!」
ガシャン
麦野「熱っ!」
ディーノ「悪い、手が滑った!」
麦野『本当に運動音痴になってる…』
リボーン「話を戻すぞ、麦野、おめーには常にその戦闘の状況に順応することができる上、能力も開花すれば嵐向きだからな」
コロネロ「開花出来なきゃ話にならねーけどな、コラ」
シャマル「チューさせてくれたら色々教えちゃうぜ、麦野ちゃーん」
麦野「寄るな変態!」
バキッ
シャマル「のへー!」
麦野『開花出来なきゃ、話にならない…か』
リボーン「雨の守護者の役目は神裂がわかってると思うが一応言っておくぞ、雨の守護者は戦いを精算し、洗い流す恵みの雨だ」
神裂「私自体まだまだ守護者としての役目は貫くことができていないように思えます」
リボーン「確かにおめーはいざというときに容赦ねーが、聖人として、剣士として戦いを精算することもあるだろ?」
神裂「それはそうですが…」
神裂『そういう風になれたのも上条当麻のお陰ですがね…』
ツナ「さすが、謙虚だなぁ…大人になれば俺もこうなれるかな?」
リボーン「おめーにはムリだダメツナ」
ツナ「なんてこと言うんだよ!」
リボーン「コイツは18歳だぞ、その年齢でここまでになれるか?」
ツナ「へ?」
了平「む?」
神裂「なんですか二人とも!そんなに見えませんか!」
ディーノ「俺も最初は歳上だと思ったぜ」
神裂「ディーノさんまで!」
食蜂「そんなのどーでもいいからぁ」
リボーン「ワガママなヤツだなお前」
食蜂「いいからぁ」
リボーン「霧の守護者の役目は、無いものを有るものとし、有るものを無いものとする、実体のつかめない幻影だ」
食蜂「私、幻術なんて使えないわよ、骸様じゃあるまいし」
リボーン「でも精神操作があるだろ?それで幻術と似たようなことができるはずだぞ」
食蜂「む、無理無理!」
リボーン「だからこそクロームや骸と修業をしてるんだぞ」
食蜂「あー、なるほどねぇ…」
ツナ「ええー!食蜂の修業をしてるのって骸なのー!」
リボーン「そーだぞ」
美琴「ところで雲は?」
リボーン「雲の守護者はファミリーを独自の観点から守る孤高の浮雲だ」
美琴「孤高の浮雲?ってことは誰ともつるまないってこと?」
リボーン「そーだな」
食蜂「待ってよ!それじゃあ相当強くないとダメじゃない!この弱そうな鳥男がボンゴレの雲の守護者っておかしくない」
ヒバリ「聞き捨てならないな」
リボーン「まー落ち着けヒバリ、そしたら骸と戦えるかも知れねーぞ」
ヒバリ「わかったよ」
黄泉川「そーいえば獄寺と山本とかいうちょっとイケメンの二人はどこ行ったじゃん?」
リボーン「さーな、それよりお前らはさっさと寝ろよ、明日も修業だからな」
美琴「あたしはもう少し自主練するわ」
神裂「そうですか、私は先に上がりますね」
食蜂「真面目ぇー☆」
麦野「アタシも休むわ」
黄泉川「私もちょっと事件があったらしいから行ってくるじゃん」
リボーン「二人はあんまり遅くなんなよ」
アジト別室
山本「獄寺、お前から俺を呼ぶなんてめずらしーな」
獄寺「変化球の投げ方を教えろ」
山本「変化球?野球のか?」
獄寺「ああ」
山本「野球やんのか?」
獄寺「ちげーよ!シャマルの野郎からロケットボム以外のボムを曲げられるようになれって言われたんだよ」
山本「なるほどなー、んじゃ、やってみっか」
病院
黄泉川「そこまでじゃん」
スキルアウト「警備員か?」
黄泉川「その通りじゃん」
スキルアウト「へっ、おおかた俺達だけで病院の金を盗もうとしてると聞いて来たんだろうが今回は違うぜ」
黄泉川「何が違うんじゃん?」
スキルアウト「この数のうち半分がマフィアのスーロファミリーだ!」
黄泉川『確かに凄い数じゃん、それにスーロっていえばリボーンの言ってたマフィアじゃん』
スキルアウト「さっさと敗けを認めな警備員」
ヒバリ「それはダメだよ」
バキッ
スキルアウト「誰だ!」
ヒバリ「答える必要はないな、僕の並盛と親密な学園都市を汚さないでくれる?君達は風紀委員長が咬み殺す」
チャキ
黄泉川「共同戦とは助かるじゃん」
ヒバリ「邪魔だよ、確保するなら遠くでしてくれる?僕は今イラついてるんだ」
黄泉川「なっ!」
スーロザコ兵「じゃあお前らは俺達が相手してやるよ!」
パン パン
黄泉川「銃!皆、あのマフィア共をぶっ倒すじゃん!」
スーロザコ兵「盾持って接近したからなんだってんだ!」
黄泉川「それは、やってみなきゃわからないじゃん!」
ヒュッ
スーロザコ兵「おっと、ギリギリで避けられた…」
ドゴッ ピシピシ ベコッ
スーロザコ兵「」
黄泉川「うおっ!病院のコンクリの壁が陥没した!なんだこのキックの威力!風の修業で強くなった実感はあったけど…こんなに高威力になってるなんてビックリじゃん!」
スーロザコ兵「ひるむな!行けっ!」
ザコ2「ムリだって!お前が先に行けよ!」
ザコ3「全員で行けばなんとかなるはずだ」
黄泉川「こりゃ確保向きじゃないかもしれないけど大人数相手ならいいじゃん」
ヒュッ
スーロザコ兵「攻撃が見えない!」
ヒバリ「ふぅん、いいね君」
アジト 訓練室
美琴「ダメだ…どうしても炎が出ない…」
美琴「不甲斐ないなぁ…あたし…アイツに助けられてばっかりなのに…」
美琴「これじゃ黒子とかも守れないなぁ…」
美琴「何が避雷針よ…」
ツナ「あの…」
美琴「うわっ!何よツナ!いきなり」
ツナ「ゴ、ゴメン」
美琴「今の…聞いてた?」
ツナ「うん…ゴメン、でも心配だからさ…ボンゴレの十代目としてじゃなくて、友達として」
美琴「はー…ホントにツナってアイツと似てるわ…アンタのほうがケンカ嫌いそうだけどね」
ツナ「そんなに似てるかな?」
美琴「似てるわよ、で?何か用」
ツナ「一応…リングに炎を灯すためのアドバイスを」
美琴「ありがと、聞くわ」
ツナ「これがアドバイスになるかわからないけど…俺も色々考えてたときは炎は灯らなかったんだ…自分の一番強い気持ちをぶつけてみて」
美琴「強い…気持ち」
美琴『あたしの一番強い気持ちは…皆を守る!』
ボッ ボボボ
美琴「出た!雷みたいな形の炎が」
リボーン「よくやったぞ美琴」
美琴「リボーン!」
リボーン「明日からもっと厳しくなるからな」
美琴「わかってる!」
リボーン「ならいいんだ、匣を開けてみろ」
美琴「うん!開匣!」
リボーン「お前の動物はカエルか」
美琴「やった!嬉しいな♪よろしくね、ゲコ太」
ツナ「ゲコ太?」
美琴「この子の名前よ」
リボーン「良かったな、んじゃ寝ろよ」
美琴「分かった、ツナ、ありがとね」
ツナ「うん」
リボーン「ツナ、オメーもさっさと寝やがれ」
ツナ「あ、うん」
ヒバリ「ただいま」
ツナ「ヒバリさん、何処に行ってたんですか?」
ヒバリ「僕の敷地を荒らしていた草食動物を殺してたんだ」
ツナ『何処にいてもヒバリさんはヒバリさんだー!』
黄泉川「言い方は悪いけど、ヒバリには助けられたじゃん」
ヒバリ「君は結構強かったから興味があるな」
黄泉川「おいおい、ヘトヘトだから勘弁しろじゃん」
リボーン「さっさと寝ろよ」
翌日 常盤台
食蜂「骸様、今日はどうするのぉ?」
骸「クフフフ、今日は危険ですよ…アルコバレーノから今日で修業を終わらせるように言われましたからね」
食蜂「え?」
骸「ボチボチ行きますか」
ブウウウン
骸「地獄道」
ぐにゃあ
食蜂『な、なにこれ!世界が回って』
クローム「早くこれを解除して」
食蜂「こんなの余裕で」
食蜂信者「ウウウウ」
食蜂『く、首が』
骸「クフフフ、あなたは知覚のコントロールを奪われましたからね」
クローム「骸様、さすがにこれは」
骸「クローム、まだまだ甘いぐらいですよこんなの」
食蜂『あ、頭がちぎれるみたいに痛い』
食蜂「うう…痛い…頭が割れそう」
骸「自殺したくなるような痛みでしょう?」
犬「流石にやりすぎらぴょん!」
骸「犬!まだまだです!」
ボコボコ
食蜂『体からマグマが!』
食蜂「うわあああ!溶ける!」
千種「骸様、危険です!」
骸「これが乗り越えられないなら守護者の資格はありませんよ」
バッティングセンター
山本「なんとかお前の剣を見切れるようになったぜ」
神裂「さすが、凄い才能ですね」
山本「昨日イメトレしたからなー」
神裂「そうですか、じゃあこれもイメトレに入ってますかね?」
山本「ん?」
神裂「唯閃!」
山本「!!」
神裂「流石にこれは避けられないでしょう」
山本「う…危ねぇ…峰打ちじゃなきゃ死んでたな今の」
神裂「凄い体力ですね」
山本「野球のお陰かもなー」
山本「じゃあ俺もそろそろ行くぜ!時雨蒼燕流、特式十三ノ型」
神裂「新しい型ですか…」
ジム
黄泉川「くっ」
風「今日はなかなか耐えますね」
黄泉川「なかなか成長したと思ったのに全然効いてないじゃん」
風「そんなことはありませんよ、昨日より遥かに強くなっています」
黄泉川「お世辞はいらないじゃん」
ヒュッ
風「早くなりましたね」
ドゴッ
黄泉川「…っ!」
黄泉川「悪いけど反則させてもらうじゃん」
ガッ
風「投げ技ですか…」
クルッ
黄泉川「!」
ドサッ
風「一応僕も得意なので」
黄泉川「何も通用しないじゃん」
廃ビル
麦野「くそ、ちょこまかと動いてんじゃねーぞゴキブリディーノが!跳ね馬なら跳ね馬らしく戦ってみろや!」
ピュン
ディーノ「お前の戦闘時の性格の変わりようは二重人格みたいだな」
麦野「うるせぇ!」
ピュン ピュン
ディーノ「計算せずに撃てるようになってきたな、でもまだ遅いぜ」
グルグル
麦野「くっ!」
ディーノ「もう少し速くしねぇとな」
麦野「悪かったなぁ!」
ピュン ピュン
ディーノ「でも強くなったなぁ、んじゃこっちも行くぜ!」
ビシィ ビシィ
練習場
リボーン「なかなかやるようになったじゃねーか」
美琴「やられっぱなしは嫌いなのよ!」
リボーン「超電磁砲も早めに撃てるようになったな」
美琴「喋ってる暇は無いわよ!ゲコ太!」
ゲコ太「ゲコッ」
リボーン「匣に電撃を使わせるか、さすがじゃねーか」
美琴「スキあり」
リボーン「でもまだまだだぞ」
ズガン
美琴「ゲコ太!」
リボーン「自分の心配しろ」
スーロファミリー
グロ「Σ(シグマ)様」
Σ「ん?ああ、グロ・キシニアか、ミルフィオーレを裏切ってこっちには慣れたか?」
グロ「何となく」
Σ「俺達は中小マフィアだったのに、ミルフィオーレのお前らや真6兆花が裏切ってくれてよかったよ、何より帝様が来てくれてから最強マフィアともタメ張れるようになったしな」
グロ「最強、最強、最強」
Σ「お前は少し怖いけどな」
グロ「それより、帝様から出撃、出撃、出撃の要請が来てますよ、ボンゴレは僕たちで…僕たちで…」
ピクピク
Σ「怖ぇって、ま、ボチボチ行くか」
グロ「ヒヒヒ」
ピクピク
Σ「ッてか俺には礼無しかよ?生き返らせてやったよな?10年後のお前らを!」
ジル「知らねーよ」
Σ「ムカつくガキだな」
公園
了平「うおおお!行くぞ極限!」
黒子「来なさい!」
シュン
了平「お前は…そこだー!」
黒子「テレポートで現れる瞬間に…!」
了平「行くぞ極限!」
黒子「くっ!」
了平「極限太陽!」
パアアアン
黒子「ホントにテレポートから現れた瞬間に打ち込むなんて…消える前ならともかくですわ…」
了平「ダメだー!テレポート中に合わせられなければー!」
黒子「ムリですわ!」
了平「何故だ!」
黒子「もー!テレポートの原理を説明しますわ!」
森
シャマル「獄寺、どーだぁ?」
獄寺「…」
シャマル「拗ねんなって」
獄寺「見てなシャマル」
シャマル「んじゃ、紙ヒコーキに当ててみな!」
ヒュー
獄寺「余裕だぜ」
シュッ
シャマル「曲がらねーじゃねーか」
獄寺「ここからだ」
ククッ ドカーン
シャマル「おーおー、随分大きな変化じゃねーか、誰に習ったんだ?」
獄寺「野球バカにな」
シャマル「アイツに頼むなんて成長したなーお前」
獄寺「うるせーよ」
海
木山「後ろだ!」
ツナ「くっ!」
グルグル ドボーン
木山「私の雲海蛇を警戒できていないとは」
ツナ「まだだ」
ボオオ
木山「炎の推進力で戻ってきたか、だが…その蛇は炎を食って増殖するぞ」
ツナ「だろうな」
ボオオ
雲海蛇「ギアアアア」
パァン
木山「炎をさらに大量に流して破裂させただと!」
木山「くっ、それなら!」
ツナ「遅い」
シュッ ピタッ
木山「?」
ツナ「修業だから殴り抜ける必要は無いですよ」
シュウウ
木山「フン、お前らしいな」
10年後の世界
10年後美琴「やっとうまくいったわね、当麻」
上条「ありがとうございます、御坂さん」
10年後美琴「じゃあ過去に戻すわね」
10年後初春「御坂さん、待ってください!」
10年後美琴「ん?どうしたの初春さん」
10年後初春「実は、この世界で貴方と同じように修業を受けている人が居るので見に行きませんか?」
上条「はぁ…?」
上条『初春も相当キレイになってんな』
10年後美琴「じゃ、行こっか、当麻」
現代 アジト
リボーン「全員終わったみてーだな」
ツナ「疲れたよ!」
リボーン「晴カプセルに入って無事治っただろ?」
ツナ「そういう問題じゃなくて!」
リボーン「そーしねーといけねーんだ」
ツナ「何でよ!」
家光「招いてない客が来ちまったからな」
バジル「ここにもうじき来ます」
ツナ「父さん、バジル君!何で!」
家光「Σってヤローがちょっと嫌なやつを生き返らせちまってな」
ツナ「シグマ?」
リボーン「スーロのボスだった男だぞ」
ツナ「ボス…だった?」
家光「最近、帝様とか呼ばれるやつが出てきてな、それからだ学園都市や俺たちが狙われるようになったのは」
ツナ「帝様?」
リボーン「Σは野心と実力はあるが勢力で勝てねーケンカはしねーからな」
ツナ「じゃあ…その帝様ってのが…」
リボーン「恐らく相当やベーな、10年後の白蘭が手も足も出ずに負けたらしーからな」
ツナ「白蘭が!」
リボーン「さらにやべーのは…「それ以上喋んなよ」
カカカッ
ジル「やっほー生き返らされたベルの兄でーす、属性は、嵐」
リボーン「はえー到着だな」
獄寺「十代目、下がってください」
ツナ「獄寺くん!」
獄寺「コイツは俺がぶっとばします」
ジル「くだらねーこといってら」
グロ「リンチ、リンチ、集団リーンチ」
獄寺「ちっ、ザコが増えたかよ」
山本「おいおい、そりゃ卑怯だろ」
獄寺「野球バカ!」
山本「ま、2対2だから許してくれよ獄寺」
獄寺「わかってる、十代目のために、連携で戦うぞ」
ジル「匣無いのに戦うとかバカじゃねーの?言っとくけど今回のマーレリングは本物だからね」
獄寺「だからなんだってんだ?」
リボーン「お前ら、ここは任せたぞ」
ツナ「大丈夫かな…?」
リボーン「ファミリーを信じろ」
休憩室
ジンジャー「甘い甘い…バァー」
シャッ
了平「京子!危ない!」
ブシュッ
了平「くっ!」
ジンジャー「おーさすがお兄ちゃん」
了平「くだらんマネをするな」
京子「お兄ちゃん…」
了平「下がっていろ京子、これはケンカじゃない、お前を殺そうとする者からお前を守るだけだ」
ジンジャー「良いお兄ちゃんごっこは終わった?」
了平「ふざけるな、貴様などすぐに倒してくれる」
寝室
アイリス「死ね、雲雀恭弥」
キィン
ヒバリ「君、誰?」
アイリス「雲のマーレリングを持つ物だ」
ヒバリ「答えになってないよ」
アイリス「冥土の土産に名前を言ってやるよ、アイリスだ」
ヒバリ「ふぅん、やっぱりどうでもいいや、君は死ななきゃならないからね」
アイリス「なに言ってんだい?アンタ?」
ヒバリ「僕の眠りを妨げるとどうなるか知らないみたいだね」
アイリス「何を言ってるかよくわからないけど、まぁいい…行け、死茎隊」
ヒバリ「弱いから群れるのかい?」
美琴の部屋
美琴「ランボ…もー少し休ませて」
ランボ「遊べー美琴」
美琴「ずっと遊んでるじゃない!」
ランボ「ガハハハハ、足りないぞー!」
デンドロ「死ね、御坂美琴!」
美琴「えっ!」
ボン
デンドロ「煙幕か?見苦しいぞ!」
大人ランボ「やれやれ、女性の不意をつくなど男として最低ですね」
上条「全くだな」
デンドロ「どこから出てきた!」
上条「10年後だよ、ついでにランボも大人にしてもらったぜ」
大人ランボ「やれやれ、ラルさんの地獄のような修行が終わったかと思えばこれですか…」
上条「ランボ、任せて大丈夫か?」
大人ランボ「お安いご用です」
常盤台
幻騎士「食蜂操祈だな?」
クローム「違う…」
幻騎士「お前は…」
クローム「骸様がずっと言ってた、別の平行世界から敵の幻騎士が来るって」
幻騎士「ほう…」
クローム「出ていって」
シャキン
幻騎士「その武器…ボンゴレの霧の守護者、クローム髑髏だな?」
クローム「答える必要…ない」
幻騎士「良いだろう、ならば骸を捻り出してくれる!」
洗面所
神裂「なんだか、騒がしいですね」
Σ「お前が神裂火織か?」
神裂「あなたは誰ですか?」
Σ「スーロファミリー元ボスのΣって言うんだ」
神裂「スーロのボス!?」
Σ「あ、そうだ…こいつ、返すぜ」
ドサッ
ステイル「う…」
神裂「ステイル!」
ステイル「ヤボ用とかいって倒しに行ったが一人じゃ無理だった…悪い」
Σ「そーいうこったからお前も俺のナイフにやられてくれ」
神裂「一人で私と戦う気ですか?」
Σ「大空の匣があるからな」
ツナ「待て、お前の相手は俺だ」
Σ「ボンゴレ10代目か?」
ツナ「違う」
Σ「そーとしか見えないけどな?」
ツナ「俺はただ仲間を護りたいだけだ」
Σ「へぇ…良いねぇ」
ツナ「目の前で大事な仲間が傷つけられたら…死んでも死にきれねぇ」
美琴の部屋
デンドロ「消えちまえ!」
バリバリバリ
大人ランボ「!!!」
美琴「ランボ!」
デンドロ「ギャハハハハハ!焦げ死んだか!そりゃそーだな!俺は帝様から戦い方を学んでγを殺してマーレリングを奪ったんだからなぁ!」
大人ランボ「やれやれ、即決するなよ」
デンドロ「何!」
大人ランボ「ラルさんの特訓で俺は完璧な電撃皮膚を作り上げた、エレクトゥリコ・リバース!」
バリバリバリ
デンドロ「ぐあああああ!」
大人ランボ「残り数分しかない…どうやってγを殺したか、帝様とは誰なのか、聞かせてもらおうか」
デンドロ「ふざけるな!行け電撃猪」
猪「ブルルル」
大人ランボ「無駄だ」
デンドロ「後ろから俺の槍が貫くんだ!」
大人ランボ「そうか…ならお前を狙えばいいな、サンダー・セット」
大人ランボ「喰らいな!電撃角!」
デンドロ「リーチは俺の方が上だ!」
大人ランボ「今まではな」
バリバリ
デンドロ「電撃が…伸び…ぐあああああ!」
大人ランボ「終わりだ、帝様とは誰か聞かせてもらおう」
デンドロ「」
美琴「無理ね、気絶してるわ」
大人ランボ「そうですか」
ボン
ランボ「ガハハハハ、美琴、遊べ~!」
美琴「あらら、戻っちゃった」
大部屋
グロ「弱いぞ」
山本「そりゃ、手出してねーからな」
ジル「追いかけっこ飽きたんだけど」
獄寺「そうか、ならそろそろ作戦通りに動くか山本」
山本「おう!」
ジル「作戦とか、俺の匣すら手に負えてねーじゃん」
山本「それはどうかな?時雨蒼燕流、攻式三ノ型…遣らずの雨」
グロ「大王イカ!」
山本「腕からの攻撃じゃねーぜ」
バシッ
グロ「ぐあっ!」
ジル「足で剣を使うなんてねー」
グロ「だが、だが、だーが!お前らは終わりだ!大王イカの攻撃範囲に入ったのだからな」
ジル「そゆこと、バイバイ」
シュッ
獄寺「テメーの弟の方が投げナイフはうめーぜ、終わりなのはお前らだ、3倍ボム!」
シュッ
ジル「つまんねー技」
グロ「くだらん、くだらん、くーだらん!」
ピクピク ブシュッ
山本「やっぱり前に避けてきたな」
獄寺「今だ山本!」
山本「ああ、時雨蒼燕流、特式十三ノ型…雨七閃!」
グロ「大王イカの出した水をワイヤーのように!」
ブシュッ ブシュッ
山本「動けば全身斬れるぞ」
獄寺「テメーも終わりだ、果てろ!」
シュッ
ジル「のろいっての」
獄寺「どうかな?」
ククッ ドカーン
ジル「!!!」
獄寺「おっと、続けてくらいな!ロケットボム」
ドカーン ドカーン
ジル「ふざけやがって!!!」
獄寺「止めだぜ、山本に言われて作った新型ボム、ジャイロボム!」
シュルルルル
ジル「速っや!」
ドカーン
獄寺「ボンゴレなめんじゃねー」
休憩室
ジンジャー「甘い甘い…バァー」
了平「む…傷口から蜘蛛が!」
ジンジャー「そのままお前の体を食い破るんだよ」
了平「む…言われてみると傷口が開いたように思えるな」
ジンジャー「それだけじゃないよん」
了平「ぐわっ!」
ブシュッ
京子「お兄ちゃん!」
ジンジャー「ホラァ腹に穴が開いたー」
了平「なるほどな、食い破るというのはこういうことか」
ジンジャー「さて、どーするの?お前は僕のスピードにも着いてこれないのに?」
了平「それはどうかな?」
ダッ
ジンジャー「へぇ…じゃあ逃げてみよっと」
了平「くらえ!極限…」
ジンジャー「なんてね」
了平「くっ!」
ブシュッ
ジンジャー「喰らっても走ってくるんだ」
了平「くらえ!極限太陽!」
ズドン!
ジンジャー「甘い甘…え?」
了平「貴様の動きなど白井のテレポートに比べればスロー同然だ!」
ジンジャー「あちゃー、そうなっ…ちゃう…かぁ…」
ゴボゴボ
了平「人形になってまた逃げおったか」
京子「お兄ちゃん!大丈夫!」
了平「うむ!心配するな!ボクシングでの怪我に比べればこの程度!」
京子『明らかにそれより重症なんだけどな…』
寝室
アイリス「なんなんだお前は!」
ヒバリ「君と僕じゃ格が違うのさ、生物としてのスペックそのものがね」
アイリス「くっ!ふざけるな!」
ビュン
ヒバリ「そんな攻撃じゃ当たらないよ」
アイリス「同じ雲のリングでこうも違うなんてあり得ない!」
ヒバリ「リングの差じゃないよ」
バキッ
アイリス「うっ…くそ!」
ヒバリ「遅いよ!」
バキッ バキッ
アイリス「ちくしょう…」
ヒバリ「止めだよ」
バキッ
アイリス「」
常盤台
クローム「ハッ!」
ドオオ
幻騎士「骸のマネをして火柱を上げているようだが貴様の幻覚などしょせん猿真似にすぎん」
ズバッ
クローム「うあっ!」
幻騎士「遅い!」
ズバッ
クローム「あっ!」
クローム「このっ!」
ビュッ
幻騎士「もはやそれは幻覚だ」
クローム「くっ…」
ボトボトボト
幻騎士「大蛇?これは幻覚では無いようだな、だが忘れたのか?幻覚を幻覚で返されると言うことは知覚のコントロールを奪われたということ!霧ウミウシよ!行け!」
ゴオオ
クローム「幻覚が…」
幻騎士「消えろ」
パキィン
クローム「!!!」
ドサッ ベコッ
幻騎士「幻覚の内蔵か」
骸「まだあなたはやれますよ、僕のクローム」
クローム「骸…様」
骸「僕の手を煩わせなくても幻騎士など今のあなたの敵ではありません」
クローム「え?」
骸「スキルが増えているはずです」
クローム「わかり…ました」
幻騎士「ほう…自分で内臓を作り出したか」
クローム「負けない!」
ブウウウン
幻騎士「無駄だ」
キン キン
幻騎士「む?格闘スキルも使えるようになったのか?」
クローム「答える必要…ない」
幻騎士「だが、貴様の動きなど俺の剣にそもそも劣っている」
クローム「あっ!」
ブシュッ
幻騎士「止めだ」
クローム「そっちも…終わり」
ズバッ
幻騎士「!!!」
幻騎士「貴様!俺の太刀筋をどこで習得した!」
骸「クフフフ、僕のスキルがわからなくなるとはあなたらしくありませんね」
幻騎士「骸、貴様どこにいる!」
骸「どこでしょうね?貴方が見ている幻覚かもしれませんよ」
幻騎士「幻覚だと」
骸「知覚のコントロールを奪われてますからね、クローム、止めは頼みましたよ」
クローム「はい」
幻騎士「くそ!」
洗面所
Σ「おいおい、こんな狭いとこでいつまで戦わせる気だ?」
ツナ「ハア…ハア…」
Σ「もう随分とボロボロなんだし良いじゃねーか、やめようぜ、な?」
ツナ「やめたらお前は俺の仲間を傷つけるだろ?」
Σ「帝様の命令だしなぁ…ってか別に良いだろ?お前は俺より弱いんだし」
ツナ「ふざけるな」
Σ「やれやれ、んじゃやってやるよ、しょーがねーな」
ツナ「行くぞ」
ビュン
Σ「バカの一つ覚え見たいに突っ込むって…若いな~、X Burner!」
ツナ「くっ!」
Σ「おー、避けたか!そんなボロボロなのによくやるな~、でも俺はお前の炎と技を奪い取るぞ、そーいう体質なんでな…だからその炎で人を生き返らせることができるんだけどな」
ツナ「だからなんだ」
バキッ
Σ「いてて…おら、お返しだ」
バキッ
ツナ「ぐっ!」
Σ「話してる途中に攻撃すんなよ、この力で俺は帝様に気に入られてスーロは強くなったんだ、んじゃもう一発X Burner」
ツナ「無駄はお前だ」
スッ
Σ「炎が吸収された!?」
ツナ「次は俺の番だ」
バキッ
Σ「ぐっ!」
Σ『バカな…吸収できないだと!?』
ツナ「これは俺が修行で得た力だ」
Σ「なるほどな…構え無しで零地点突破改が出来るって事か…」
ツナ「それだけじゃない」
Σ「俺の腕が凍ってやがる!チッ、ハナからこの力が溜まるのを待ってたってわけか…ここは退かせて貰うぜ」
ツナ「逃げる気か?」
Σ「当たり前だ、勝てるわけのない野郎と戦えるか!」
ツナ「待て!」
リボーン「やめとけ」
ツナ「リボーン」
シュウウウ
リボーン「他の奴らもファミリーが全員倒したんだけどな…そこに来客だぞ」
チェルベッロ「学園都市で出来たリングを持つものは外の公園へ」
ツナ「チェルベッロ!」
公園
???「それで逃げてきたの?」
Σ「だって負けちまうぜ?良いのかよ学園都市のリングの雷の守護者が不在で」
???「確かにね、じゃあこの事は不問にするよ、じゃあ僕は戻るからチェルベッロの言うこと聞いてね、元真6兆花もヨロシク」
Σ「はいはい」
チェルベッロ「集まったようですね」
ツナ「Σ!」
Σ「おいおい、戦う意思はねーからやめてくれよ、それよりそっちの守護者は誰だ?」
上条「ツナを除いた俺たちだ」
チェルベッロ「良いでしょう、明日は>>160の守護者の戦いです(大空以外、晴、雷、嵐、雨、霧、雲のどれか)」
晴
黄泉川「晴ね…やってやろうじゃん」
デイジー「ぼばっ!いきなり僕チン!?もう不戦勝でいいから殺してくれよ」
Σ「チェルベッロ、ルールはどちらかが全勝するまで延々と続く殺し合いだったよな?」
チェルベッロ「はい」
Σ「そーいうこったから、デイジー、ふざけてっと帝様に消されんぞ…お前もそれはイヤだろ?」
デイジー「ぼばっ!」
ブルーベル「そういうことだからちゃんとしてよねデイジー」
デイジー「わかった…」
ツナ「真6兆花!何で!」
リボーン「白蘭を裏切ったみてーだな」
ツナ「そんな!みんな白蘭に忠誠を誓ってたんじゃないの!」
リボーン「帝様ってのが圧倒的すぎんだろ」
アジト
獄寺「10代目!」
山本「ツナ!」
ヒバリ「聞こえてたよ、外の話」
了平「いよいよあいつらも直接対決だな!」
ツナ「うん!明日は皆で黄泉川さんを応援しよう!」
黄泉川「心配ないじゃん」
ツナ「黄泉川さん!」
黄泉川「明日はしっかりと勝利を取ってくるじゃん」
上条「警備員だからでしょうか、黄泉川先生ならどんな逆境も跳ね返してくれる気がします」
翌日
チェルベッロ「では、晴の守護者戦を始めます、今回のフィールド名はサン・スタジアムです」
黄泉川「常盤台の運動場に随分と大がかりなものを作ったじゃん」
チェルベッロ「晴の守護者の使命は逆境を跳ね返すことです、なのでこのようなリングを用意しました、リングロープは高熱で焼かれ、さらに、向こうを見てください」
黄泉川「!!!」
デイジー「ぼばっ!スーロファミリーの部下が捕らえられてる!」
チェルベッロ「その通り、仲間が捕らえられています、負けた場合、ファミリーが、もしくはこの捕らえた無能力者達がマグマに落ちます」
黄泉川「負けらんないじゃん」
ボオオ カチッ
黄泉川「フット、行くじゃん」
デイジー「修羅開匣」
黄泉川「蜥蜴みたいな体じゃん」
チェルベッロ「では、行きます、黄泉川愛穂VSデイジー」
黄泉川「先手必勝じゃん」
ヒュッ ドゴオ
デイジー「ぼばっ!」
ゴハッ ドサッ
黄泉川「…?」
デイジー「結局打撃か…」
ヒュッ ガッ
黄泉川「あ…何だ…これ…腕?」
Σ「さすが不死身のデイジー」
黄泉川「離れ…ろ…じゃん」
黄泉川「ゲホッ、ゲホッ」
デイジー「あらら?やっぱり死ねないのかな?」
リボーン「やべーな」
ツナ「え?」
リボーン「黄泉川と相性が悪いぞ」
ツナ「そんな!」
黄泉川「ハァ…ハァ」
Σ「始まった…帝様に新たに埋め込まれたスズメバチの力だなありゃ」
黄泉川「スズメバチ?なるほど…切り離した腕の爪に毒があったって事じゃん」
デイジー「もう一発」
黄泉川「フット」
フット「キイイイ」
ガブッ
黄泉川「ナイスじゃん」
デイジー「晴の炎で毒を焼いたの?」
黄泉川「こっからじゃん」
ドカッ
デイジー「僕チンには効かないんだって」
ザクザクザクッ
黄泉川「ッ!」
デイジー「止め!」
グサッ
黄泉川「ううっ!」
ツナ「目に!」
黄泉川「ハハハ、本当に相性が悪いじゃん、ならアレをするしかないじゃん」
デイジー「アレ?」
黄泉川「フット、カンビオ・フォルマ」
Σ「デイジー!気を付けろ!」
デイジー「えー?ただ警備員みたいな防護服着ただけだよ~?」
Σ「バカ野郎、アレはそんなんじゃねぇ!」
デイジー「ぼばっ!いきなり大声出さないで!まぁいいや、消えちゃえ」
ガッ
黄泉川「どうした?刺さってないじゃん?」
デイジー「ぼばっ!」
Σ『ありゃあ…10年後に黄泉川が使ってた、攻撃を晴の炎で一部を活性化してどんな攻撃も防ぐ防護服じゃねーか、上条当麻をはじめとする守護者だけじゃなく学園都市が絶望的なピンチに陥ったときにあの防護服ですべてを受け止めそして絶大な拳の力でピンチを打ち砕く…「学園都市の日輪」黄泉川愛穂の!くそっ!動きだけじゃなくて、匣兵器も10年後のあいつらと同じだと!ふざけやがって!』
デイジー「くそっ!くそっ!」
黄泉川「どうした?攻撃が単調じゃん」
ガッ
デイジー「ぼばっ!離せ!離せ!」
黄泉川「お前、打撃技には強いけど、こういう技もあるってこと覚えとけじゃん」
ギュウウウ
了平「む…警備員などのプロの締め技は殺人技そのものではないか!」
リボーン「死なねーからいいんじゃねーか?」
デイジー「」
ガクッ
ツナ『お、落とした…』
黄泉川「リングを合わせて…勝ったじゃん」
上条「やりましたね!」
黄泉川「まだじゃん」
上条「え?」
チェルベッロ「負けたデイジー側の檻はマグマに落とします」
ポチッ
上条「!!!」
黄泉川「させないじゃん」
ダッ グッ
ツナ「掴んだ!」
黄泉川「う、おおおおお!」
グイイイ
黄泉川「フー、晴の守護者らしく逆境を跳ね返したじゃん」
チェルベッロ「…良いでしょう、では、黄泉川愛穂さんの勝利です、明日は>>170の守護者(大空以外、雷、雨、嵐、霧、雲のどれか)の戦いです」
霧
食蜂「結構早くなーい?」
黄泉川「痛つつ…食蜂、あいつら結構強いから気を付けろじゃん」
食蜂「私は大丈夫ですぅー」
麦野「とか言って負けるのはやめてもらえるかしら?」
食蜂「負けないわよ!バーカ!!!」
ツナ「まあまあ」
食蜂「ツナは黙ってて!」
獄寺「子供かよ…恥ずかしいぜ」
食蜂「なんですってぇ?」
山本「まーまー先勝したんだしいーじゃねーか」
Σ「思ったよりふざけた性格してるな…」
桔梗「本当にレベル5なんですかね?」
トリカブト「…」
ブルーベル「トリカブトなら楽勝じゃない?あんなふざけた小娘」
クローム「そんなこと…ない」
ツナ「クローム!」
クローム「上条、食蜂さんを信じて」
上条「え?あの、どちら様でせうか?」
ツナ「俺達の霧の守護者だよ」
上条「なるほど、大丈夫、食蜂は学園都市でも強いほうだからな」
クローム「ありがと」
ちゅう
上条「!!!」
美琴「ななななな、なんなのよ!」
クローム「あいさつ」
チェルベッロ「では、明日は、食蜂操祈VSトリカブトの試合を行います」
翌日
黄泉川「私の時とは違ってフツーの屋上じゃん」
チェルベッロ「霧の守護者に特殊なギミックは必要ありません、無いものを有るものとし、有るものを無いものとする、それが霧の守護者の役目ですので」
食蜂「いいから早くぅ☆」
トリカブト「…」
チェルベッロ「では、始めてください」
食蜂「精神操作」
ブルーベル「あーあ、あの子終わったわね」
トリカブト「…」
ズアアア
食蜂「蛾の模様?趣味悪いわねぇ…マカロン」
マカロン「キキイー」
ブワアアア
獄寺「屋上が崩れていく!」
食蜂「どう?トリカブトさん大丈夫ぅ?」
トリカブト「…」
食蜂「弱い弱い…とりあえず精神構造をいじらせてもらうわ…ゲホッ」
山本「え?」
上条「いつの間に刺されたんだ!」
獄寺「食蜂がずっと圧倒してたじゃねーか!」
クローム「あれは…幻覚」
Σ「トリカブトの野郎、えげつねぇな…もう一つの匣を使いやがった…キツツキだったか?」
食蜂『信じらんない!いつ刺されたのよぉ!』
トリカブト「…」
ズアアア
食蜂「全身に風穴が!」
獄寺「知覚のコントロールを奪われちまったのか!」
リボーン「まだ行けるぞ」
美琴「さすがにヤバいわよアレ!」
食蜂「うわあああああっ!痛い!助けて!助けて!マカロン」
マカロン「キーッ!」
スッ
食蜂「ホッ、幻覚が消えたわぁ…よくもやってくれたわねぇ!頭がまだ割れそうに痛いわよ!」
食蜂「マカロン、カンビオ・フォルマ」
ブルーベル「プププ、なにあのコントローラー、プレステでもやる気?ダッサー」
桔梗「あんなものがカンビオ・フォルマですか…我々を舐めていますね」
トリカブト「…」
ズズズ
食蜂「えっと…○○△×R1っと…」
トリカブト「!!!!」
Σ「やっぱりあのコントローラー!」
ブルーベル「どうしたの?」
Σ「幻覚を逆にぶつけ返されてる」
トリカブト「…」
シャッ
食蜂「まさかキツツキで直接攻撃来ちゃう?」
食蜂「こんなときは↓→↑□」
トリカブト「…」
ピタッ
食蜂「攻撃が止まった!」
Σ『こいつ…10年後の世界で上条当麻達と目的が合うと常に霧のように惑わし、あのコントローラーで操られた人間はファミリーを殺したあと発狂して身を投げたと言われている…こいつが『精神を操る霧』食蜂操祈か!』
食蜂「止めよぉ!○○↑→△←○」
グオオオオオン
ツナ「何だこれ!直接脳が揺らされてるみたいだ!」
山本「痛てて…俺たちも被害にあってるな…」
麦野「なんだかあの女に操られそうな気分…」
トリカブト「…」
バキッ バキッ
食蜂「そう、そのまま自分で仮面を殴って壊しなさーい☆」
トリカブト「…」
ゴッ バリィン
トリカブト「」
バタッ
上条「へ?なぜ倒せたんでせうか?」
ツナ「トリカブトは仮面が本体なんだ」
上条「ん???」
食蜂「リングを合わせて…やったー大勝利ぃ☆」
チェルベッロ「では、霧のリングもボンゴレに…」
食蜂「ね?私は強いのよ!」
チェルベッロ「明日の対戦は>>179の守護者です(大空以外、雷、雨、嵐、雲のどれか)」
雷
美琴「遂にあたしね!」
Σ「あちゃー…このタイミングで俺かよ…」
ブルーベル「Σなら余裕でしょ?」
Σ「余裕じゃねーよ、バカ幼女」
ブルーベル「誰がバカ幼女よ!」
ツナ「御坂、あいつは本当に危険だよ!俺もギリギリだったんだ!」
美琴「でも勝ったじゃない」
ツナ「あの時はリングが違った!」
Σ「おいおい、ベラベラ喋んないでくれよ、ま…そう言うことだな…俺は流れる死ぬ気の波動を好きなように変更もできるって訳だ」
美琴「それが何?」
Σ「いやいや、どー見ても俺を倒すことはできねーだろ?わざと負けてくんねーかな?」
美琴「ふざけないで!」
Σ「あー、決裂か…ったく、中間管理職的な俺の気持ちも察してくれよ…じゃあ、しょーがねーな」
チェルベッロ「では、明日の晩ここで雷の守護者戦を行います」
スーロアジト
???「君なら大丈夫だよね?」
Σ「だから…買い被んなっての」
ブルーベル「帝様にフツーにタメ口聞いてんじゃないわよ!」
???「いいよ、Σなら…生き返らせてくれたしね」
Σ「そもそも、お前は学園都市でも強い方なんだろ?じゃあいいじゃねーか」
???「10年後の世界で僕は学園都市最強になってたけど、そのぶん敵も多くてね、今ここで消そうと思ってるだけさ、明日はヨロシクね」
Σ「へいへい、あんたには組織を大きくしてもらった恩もあるしな」
ボンゴレアジト
美琴「…」
上条「御坂」
美琴「な、何?」
上条「こんなこと…大空の守護者が言っちゃいけないのかもしれねぇけど…もし、危険だと思ったら負けてもいいから逃げてくれ」
美琴「はぁ?」
上条「お前だけじゃない、黄泉川先生も食蜂も傷だらけで…」
美琴「…心配いらないわよ」
上条「はい?」
美琴「アンタの言いたいことはわかってるし、あたしも昔みたいに無茶はしない…それに、策がないわけじゃないわよ」
上条「そっか…」
翌日
チェルベッロ「では、本日は雷の守護者の戦いです」
チェルベッロ「本日のフィールドは2F教室全部です、そして雷の守護者の使命は、ファミリーを守る避雷針になること、よって他に誰か1名を選出し、この手錠を二人を繋ぐようにはめてください、守護者がダメージを受けると、高圧電流が繋がれた方へ渡り、ダメージを受けます、また、守護者以外は攻撃禁止です」
Σ「なるほどな…避雷針になってダメージを受けさせないようにって事か…なら、桔梗…繋がれ役頼むわ」
桔梗「良いでしょう」
ガシャン
上条「御坂、俺に繋げ」
美琴「ダメよ!」
ツナ「駄目だよ!俺が行くから!」
上条「俺以外を傷付けたくないんだよ」
ガシャン
美琴「ちょっ!勝手に!」
チェルベッロ「決まったようですね、では、雷の守護者の対戦を始めます」
美琴「先手必勝!」
ピーン シュバッ
上条「やめろ御坂!あいつは攻撃を吸収するんだぞ!」
美琴「そうだった!」
Σ「そりゃ大空のリングの場合な…今の俺は無理だ」
美琴「避けた!なら!」
ピシャッ!
美琴「うあっ!」
バチバチ
上条「御坂!」
Σ「なら大丈夫とでも思ったのか?若いってのは甘いな…ま、教室がたくさん使えるからってプロの殺し屋相手に無闇に隠れなかったのは誉めてやるよ…だけど…こっちも予想外だ、まさか上条当麻の幻想殺しは死ぬ気の炎の力も消しちまうとはな、手錠の高圧電流は意味無しか」
美琴「確かに今のは油断してたわ」
Σ「とか言いつつ楽に立てるのは匣兵器をとっさに盾にしたからか」
美琴「そのぐらいならできるわよ、あたしも色々と戦ってきてるもの」
Σ「そりゃスゲーな」
Σ「んじゃ俺も」
ボオオ カチッ
美琴「ナイフに雷の死ぬ気の炎を?」
Σ「ぼちぼちいくぜ」
シャッ
ツナ「早い!」
リボーン「ツナのグローブみたいに炎の推進力で高速移動してんな」
美琴「姿が追えないほど早いなんて!」
Σ「遅いぜ」
ズバッ
美琴「くっ!」
ブシュッ
上条「くそっ!この手錠さえ無ければ」
Σ「なきゃお前を直接殺るだけだぜ」
ヒュッ
美琴「危ない!」
ゲコ太「ゲコッ」
ビシッ
Σ「兵器に守られたな」
美琴「くっ…なら…これはどう?」
ズズズズ
Σ「砂鉄攻撃か…直線的過ぎるぜ」
ズバッ
美琴「砂鉄が!」
Σ「もう一発!」
美琴「今だ!」
ピーン
Σ「コインを5枚も!」
美琴「散弾式超電磁砲!」
Σ「ちっ!」
ドゴーン
美琴「浅かった!」
Σ「おーよく分かってんじゃねーか」
美琴「ゲコ太、カンビオ・フォルマ」
Σ「お前もできんのかよ!」
美琴「遅いわ」
ヒュッ
Σ「避けられねぇ!」
ドゴーン
桔梗「ぐあああっ」
バリバリ
上条「なんですか?その銃は御坂さん」
美琴「あたしの匣兵器の真の姿よ」
Σ『ありゃ…10年後の世界で常に上条当麻の隣に居ながら、公私共にヤツの右腕として他の守護者や上条に絶対的な信頼を寄せられ、常に守護者を最前線で守り抜く『避雷針』御坂美琴の2丁拳銃じゃねえか』
桔梗「Σ、大丈夫ですか?」
Σ「お前こそな、それよりあの銃にゃ気を付けろよ」
桔梗「はい」
Σ「とりあえずこうやって…」
美琴「無駄よ!」
バリバリ
Σ「右手の銃は電磁バリアか…さすが避雷針だぜ」
桔梗「分析は終わりましたね?」
Σ「ああ」
美琴「話してる暇なんて無いわよ!」
バシュ バシュ バシュ
Σ「厄介だな、ソレ…無限に超電磁砲を撃てるなんてよ」
Σ「でもな」
スパッ
美琴「電磁バリアを抜けてくるなんて!」
Σ「さーて、止めと…」
ガガガガ
Σ「何だこりゃ、鉄骨?」
美琴「引っ掛かったわね」
Σ「なるほどな…最初の超電磁砲は磁力を蓄えるために撃っただけか」
美琴「そういうこと、さ、本気の超電磁砲を見せてあげるわ」
キュウウウウン
Σ「死ぬ気の炎とお前の能力を銃に凝縮して撃つってワケか…」
美琴「食らいなさい!」
シュバッ
Σ「ちくしょう」
ドゴーン
桔梗「ぐあああっ!」
ガクッ
チェルベッロ「桔梗選手が気絶したためΣ選手は雷の守護者としての役目を果たせなかったと見なし、手錠を外します」
美琴「リングを二つに…」
ドゴーン
美琴「え?」
ドサッ
Σ「雷の守護者としては負けたけどリーダーの俺がやられるわけにはいかねーんだわ」
リボーン「あいつ、美琴が散弾みてーに超電磁砲を撃ったときに波動を大空に変更して吸収しやがったな」
チェルベッロ「この試合は両者引き分けとします」
ツナ「そうなるとどうなるの?」
チェルベッロ「大空戦でこのリングも賭けてもらいます」
上条「…」
美琴「みんな…ごめん」
ツナ「無事でよかったよ」
山本「あんな化け物に引き分けたんだ、大したもんだぜ」
チェルベッロ「では、明日の試合は>>191(雨、嵐、雲のどれか)の守護者戦です」
雲
ツナ「く、雲~!どうすんだよリボーン!」
リボーン「明日を楽しみに待ちやがれ」
桔梗「やれやれ…休養も与えていただけませんか…」
Σ「ちゃんと治してやっから大丈夫だよ」
桔梗「ありがとうございます」
ザクロ「俺がいねー間にとんでもねーことになってんな」
桔梗「ザクロ、やっと来ましたか」
ザクロ「待ってんのもつまんねーからな」
桔梗「はいはい」
アジト
ツナ「どうすんだよ!」
美琴「負けられないのよ!」
コロネロ「大丈夫だぜ、コラ」
美琴「どう大丈夫なのよ!」
コロネロ「お前らとは桁が違うぜ、コラ」
黄泉川「美琴より上…そんなやつあんまりいないじゃん」
神裂「そうですよ」
食蜂「教えてよ~ぅ」
コロネロ「明日を待て、コラ」
翌日
上条「まだ…来てませんね」
XANXUS「相変わらずだな、あのドカス」
ツナ「XANXUS!」
上条「あ、どーも…もしかして、XANXUSさんそいつと知り合いなんでせうか?」
XANXUS「ヴァリアーの加入を蹴ったほどの男だ」
バイパー「新しい雲の守護者としてね、さらにボス補佐にするっていう破格の待遇で誘われたんだ」
ツナ「ヴァリアーのボス補佐だって!」
打ち止め「あれ~?もうみんな居るよ!ってミサカはミサカは一方通行を急かしてみたり」
上条「まさか…雲の守護者って…」
一方通行「うるせェ…聞こえてンぞ」
XANXUS「来たか、ドカス」
一方通行「XANXUS、テメェまだ俺を諦めてねェのかァ?」
XANXUS「いらねーよ、劣化したカス能力者なんざ」
桔梗「あれは…学園都市最強の…」
Σ「一方通行だな…噂によると劣化したらしいがな」
上条「どうしてお前が?」
一方通行「あァ?学園都市の中でくだらねェ考えしてるやつが居るからだァ」
一方通行「そいつを殺しに来たンだよ」
桔梗「どうやら帝様に恨みがあるみたいだね」
一方通行「あァ?」
チェルベッロ「では、一方通行VS桔梗の雲の守護者戦を始めます、なお雲の守護者のフィールドは中庭になります…雲の守護者の使命は、何者にもとらわれることなく独自の観点からファミリーを守る浮雲となること…なので、最も危険なフィールドでの戦いになります、10分で蔓延し切る強力なウイルスの散布、足元は溶岩、溶岩に入らないための大切な足場は乗ってから2秒で壊れます」
美琴「そんなの戦えるわけないじゃない!」
黄泉川「さすがにやりすぎじゃん」
ザクロ「桔梗にはぬるいんじゃねーか?」
ブルーベル「マグマをお風呂みたいにして入れるアンタとは違うわよバカ」
ザクロ「バーロー、男は黙ってマグマ風呂だ」
麦野『イカれてるわ…』
チェルベッロ「では、始めてください」
桔梗「ハハンッ、最初から飛ばしていきますよ!雲ヴェロキラプトル!」
一方通行「チィ、全方向かァ…」
打ち止め「今の一方通行じゃ無理だよ!ってミサカはミサカは一方通行に届かない声を必死で届けてみたり」
コロネロ「大丈夫だぜ、コラ」
一方通行「攻撃が足りませんよォ!」
グンッ
桔梗「何かが反転するようにこっちへ!これが、ベクトル操作ですか…」
上条「あいつ、オート反射出来なくなったんじゃ!」
コロネロ「できねーぜ、コラ」
上条「出来てるように見えるのですが…」
XANXUS「良く見ろ、カス」
スクアーロ「剣士の俺並の反応で一つづつ手動で跳ね返してるだけだぁ!」
桔梗「なるほどね…でも戦闘はスピードだけじゃないよ」
ピュン
一方通行「単純な攻撃だなァ!」
桔梗「スキあり」
バキッ
一方通行「くっ、何だァ?」
桔梗「髪で攻撃したんだよ、こんな風にね」
ザクザクザク
一方通行「チィ」
上条「一方通行は体力そのものは無いからやられちまうぜ!」
コロネロ「そこは鍛えたから大丈夫だぜ、コラ」
一方通行「お前も匣かァ…」
ボオオ カチッ
桔梗「へー君の動物は>>199なんだね」
ナマケモノ
一方通行「ああ、こいつはなかなか使いにくくてなァ」
桔梗「お察ししますよ、見た目でわかります」
桔梗「だからと言って容赦はしませんがね、ヴェロキラプトル!」
一方通行「俺が行くまでもねェ、クランク」
クランク「フアアア」
カパッ
桔梗「何だ?」
一方通行「後は任せたぜェ」
クランク「スウウウ」
桔梗「ヴェロキラプトルが炎ごと全て吸い込まれた!」
一方通行「クランクはこれしか能がねェからなァ」
クランク「ZZZ…」
ツナ「んなー!寝たー!」
打ち止め「クランクはいつもこの調子なんだよ!ってミサカはミサカは一方通行の苦労を皆に教えてみたり!」
獄寺「あんな使えねー匣兵器初めてだぜ!」
山本「匣も使えなきゃ負けちまうぜ!」
一方通行「チィ、役立たずがァ」
一方通行「起きろォクランク、カンビオ・フォルマだァ」
桔梗「ヤバイですね…スピノサウルスの髪で!」
ヒュッ
一方通行「はァ?そんなもンが攻撃ですかァ?」
Σ「ヤバい、放れろ桔梗!」
一方通行「消えろォ」
ドシュ ドシュ ドシュ
桔梗「ぐあっ!」
ブシュウ
桔梗「今のは僕のスピノサウルスと似たような攻撃、いや…威力はそっちの方が上ですかね…そのマントのようなものに当たってしまうと、攻撃が反射されてしまう、倍の力で」
Σ『10年後の世界でも雲の守護者は基本的にあいつらとはつるまず一人で行動することが多かったが、上条達と利害が一致したとき、誰よりも強い守護者として恐れられた言われている…そしてやられたやつらは口を揃えて自らの攻撃を倍で返されたと言っていた…それがあれか…一方通行のマント』
桔梗「ハハンッ!ならば後ろに回り込めば良いということ!」
Σ「馬鹿野郎!そんな単調な攻めは自殺行為だ!」
一方通行「アイツの言う通りバカだなァ、テメェ」
ピトッ
桔梗「かはっ!」
ドパッ
上条「直接触れた!」
桔梗「くそっ!これならどうだ!」
ドシュウ
一方通行「学べェ」
フワッ ドシュウウウウウウ
桔梗「う…ぐ」
ドサッ
チェルベッロ「そこまでです、勝者は桔梗選手」
ツナ「え!」
上条「なんで!」
リボーン「あの白髪野郎調子に乗って攻めてるところをリングとられたな」
山本「お、おい!どう言うことだよ!」
コロネロ「指を見てみろ、コラ」
獄寺「リングがねぇ…」
Σ「桔梗、名演技だったな…」
桔梗「ハハンッ、あなたこそ」
Σ「アイツは闇雲に突っ込んだんじゃねーよ、勝負に負けて試合に勝ったってとこだな、あいつのもう一つ貰った匣兵器は最弱とも言える雨属性の蟻さ」
リボーン「なるほどな、雨属性鎮静の能力で指から気付かずにリングを落としたんだな」
Σ「そういうこった」
打ち止め「一方通行、気にしないでってミサカはミサカは一方通行を励ましてみたり」
一方通行「負けたわけじゃねェ!」
ヒバリ「ねぇ…君、最強だったのになんで負けてるの?」
ツナ「ヒバリさん!」
一方通行「なんだァ、テメェ?」
ヒバリ「今つっかかって来られても何も思わないな、負けた最強と戦う気は起こらないね」
一方通行「おい、なンなンですかァアイツはァ!」
ツナ「ご、ごめん」
一方通行「ザコに謝ってもらう義理はねェ!」
上条「明日は勝てよ、一方通行」
チェルベッロ「その事なのですが…あちらの大空の守護者の帝様からの要請でルールの変更を行います、負けた守護者は引き分けた守護者のリングもスーロ側に渡す事」
上条「そんなの向こうに有利すぎんだろ!」
チェルベッロ「あなた方に決定権はありません、では、雷のリングもあちらに渡してください」
美琴「くっ…」
チェルベッロ「では、明日は>>205(雨、嵐のどちらか)の守護者の戦いです」
あらし
ザクロ「ようやく俺の出番か!サクッと終わらせてやるぜ!」
麦野「悪いけどそうはさせないわ」
ザクロ「あ?」
麦野「アタシが負けたら致命的だからね」
ザクロ「俺を倒せると思ってんのか?」
麦野「どうだか?」
ザクロ「へっ、粋がんなよバーロー」
麦野「明日を楽しみに待ってれば?」
アジト
美琴「ザクロってヤツは強いの?」
ツナ「一言で言えばバケモノかな…」
上条「バケモノ並みに強いって事か?」
山本「ちげーぜ」
獄寺「マグマの中で風呂のようにくつろぐことが出来る本物のバケモノだ」
麦野「なーんだ、それなら安心したわ…」
黄泉川「油断すんなじゃん」
食蜂「私の大勝を無駄にしないでよね!」
麦野「わかってるわよ、シイタケアイに言われなくても」
食蜂「なんですってぇ!」
翌日
チェルベッロ「では、本日は嵐の守護者の戦いを始めます、フィールドは体育館です、嵐の守護者の使命は、常に攻撃の核となり休むことのない怒濤の嵐、なので体育館には攻撃を休むと撃たれるように設定した機関銃をセットしています」
ザクロ「へっ機関銃なんざ温いぜ」
麦野「アンタのそのどす黒い体じゃそう思えるかもね」
ザクロ「へっ、欲しくてもやらねーよ、バーロー」
麦野「いらないわ」
ザクロ「そーかよ」
麦野「もっとも…戦いにくいことは認めるわ、だからこそ」
ボオオ カチッ
ザクロ「匣か?」
麦野「一方通行の兵器みたいにポンコツではないから安心していいわよ」
ザクロ「へぇ、お前の動物は>>209なんだな」
ヨナグニサン
麦野「そういうこと、珍しいでしょ?」
ザクロ「確かになぁ…だが俺の補食対象でしかねぇけどな!」
麦野「補食?恐竜は虫ごときに本気で戦うのかしら?」
ザクロ「ゴタゴタ言ってていいのかよバーロー、機関銃に狙われるぜ」
ドガガガガ
麦野「アトラス!」
アトラス「ピイイー」
パラパラパラ
ザクロ「なんだ、燐粉?」
ボロボロ
ザクロ「T-REXの皮膚が!」
Σ「良く見ろザクロ」
ザクロ「なるほどな…燐粉には嵐の特性の分解が付けられてるって訳か、んならこのうぜえ補食対象からぶち殺してやるぜ!」
麦野「それが罠だ」
ドシュ
ザクロ「ち、ヤツの超能力か」
Σ「違う!良く見ろ!そいつはただの嵐のリングから出された炎だ!」
ザクロ「チッ!」
麦野「本命はこれさ!」
ピュン
ザクロ「ぐあっ!」
ディーノ「よし、とりあえずフルパワーであの光線を発射することは出来たな」
ツナ「ディーノさん!」
美琴「えっ?フルパワーで発射したら自爆するのよアレ」
ディーノ「そうならないように鍛えたんだよ、難度も暴発させながらな」
上条『さりげなく鬼だ!』
ディーノ「あいつの戦闘センスは天才的だからな、後はスイッチが入ってくれれば…」
麦野「どうしたどうした!T-REXは人間より弱いってか?それじゃあ絶滅するわけだ!」
ディーノ「いや、もうスイッチ入ってんな」
獄寺『血を見たベルフェゴールみてーなヤローだぜ』
ザクロ「ボコボコにしてくれやがって…リングの使い方、匣兵器の使い方、能力の使い方のバランスが取れたヤローだな」
麦野「さあ、どうする?」
ザクロ「うるせぇ、バーロー」
ボオオ カチッ
麦野「なに?また変身?」
ザクロ「ああ、まただよ、変身系の方がロマンがあるだろ?」
Σ『そんな理由で匣二個も体に埋め込むのはお前ぐらいだよ』
麦野「そう、ならロマンとともに消えな!」
ピュン
ザクロ「やなこった!」
ガッ
麦野「腕が伸びた!」
ザクロ「ソレだけじゃねーよ」
麦野「ゲホッ」
ツナ「いきなり吐血した!」
ザクロ「キングコブラだぜ、こいつは効くだろ?」
麦野「フン、そんなもの!」
ガクッ
麦野『立てない!』
ザクロ「立てよ早く、機関銃の餌食だぜ」
ドガガガガ
麦野「アトラ…「おっと」
ガッ
麦野『声が出ない!』
ビスビス
麦野「くっ!」
ザクロ「チッ、急所は外したか…でも一瞬声出なくなったろ?」
麦野「アトラス、戻って来い!」
ザクロ「おっと」
バキッ
麦野「か…はっ」
ザクロ「T-REXの力のパンチは効くだろ?黄泉川並みに鍛えてねーとな」
ザクロ「女を殴るのは好きじゃねー、そろそろ終わらせるぜ」
麦野「アトラス、カンビオ・フォルマ」
ザクロ「今更遅せーよバーロー」
麦野「アンタがね!」
ピュン
ザクロ「ぐわああっ!腕が!」
麦野「まだまだ、目標5メートル先左方向」
ピュン
ザクロ「くっ!曲がりやがるのかよ!なんなんだそのスコープは!」
Σ『やっぱりカンビオ・フォルマできんのかよ、ありゃあ…10年後の世界で、どこに敵がいても確実に急所を撃ち抜き相手に反撃を許さなかったと言われてる『暴風雨』麦野沈利の狙撃用スコープか!』
ザクロ「そいつが狙いやすいものだってのはわかったよ、でもなんで曲がるんだ?」
麦野「さあね!」
ピュン
ザクロ「そう何度も食らうかよ!」
クン クン ズドン
ザクロ「なんだこりゃ?逃げらんねぇ」
麦野「はい、終わり!」
ピュン
ザクロ「ち、もう動かねぇよ」
麦野「リングを合わせて」
チェルベッロ「勝者は麦野沈利選手」
麦野「んじゃここでネタバレ、答はスコープについているアトラスの装飾品、これは『能力の限定条件を分解する能力』があるのよ!」
Σ「つまりそいつで直線だけじゃなくて曲げて撃つこともできたって訳か」
麦野「そ」
チェルベッロ「能書きはそこまでにしてください、明日は雨の守護者の戦いです」
翌日
神裂「いよいよですね」
ブルーベル「あたしで終わらせてやるわよ」
Σ「勝っても終わらねーよ」
ブルーベル「うっさい!帝様に誉めてもらうの!」
チェルベッロ「では雨の守護者の戦いを始めたいと思います、今回のフィールドは校長室です、雨の守護者の使命は戦いを洗い流す恵みの雨になることなので、つねに水が溜まっていくフィールドで戦います、またヴァリアーと戦ったときと同じように、数分経つと戦いを洗い流せなかったと見なし、凶悪な生物が放たれます」
山本「俺の時と同じだな」
チェルベッロ「では、雨の守護者の戦いを始めます」
ブルーベル「先手必勝!ちゃぷーん」
バシャッ
神裂「なるほど…水の中へ潜るというわけですか…それなら」
バシャアアア
ツナ「あれは山本の!」
リボーン「逆巻く雨だな」
山本「覚えられちまったんだよな~ま、だから絶対負けねーだろ」
ブルーベル「なんなのよ!」
神裂「動かない方が良いですよ」
ブルーベル「えっ?」
ズババババ
ブルーベル「いつの間にワイヤーを!くっ!いい加減にしなさいよね!」
ボオオ カチッ
Σ「おーおーあの匣開けやがった」
獄寺「あ、ありゃあ…いないって言われたウルトラサウルスじゃねぇか!」
了平「あのままでは潰されてしまうぞ!」
神裂「いくら大きくても無駄ですよ、慈雨、カンビオ・フォルマ」
ブルーベル「何よその刀、さっきみたいに刀身に刃がないじゃない!ナメてんの?そんなものに炎ともしたからってなんになるのよ!行け!ウルトラサウルス!」
ウルトラサウルス「グオオオオ!」
神裂「無駄です」
ズバン
ブルーベル「嘘!匣兵器自体じゃなくて炎が斬られるなんて!」
神裂「もうやめましょう」
ブルーベル「なんの!負けない!」
バシャッ
桔梗「力の差が大きすぎます!逃げてくださいブルーベル!」
Σ『チッ、ブルーベルなんかじゃ相手になんねー!10年後の世界でどんなに劣勢な状況でも冷静にどう行動すべきかをを判断し、すべてを洗い流す『慈悲の雨』神裂火織の鎮静の七天七刀か!あの刀で斬られたものは全員戦意を失ったかのように武器を捨て鎮静されたと言われている…』
ブルーベル「桔梗、うるさいわよ!」
神裂「唯閃!」
ブルーベル「おっと!」
ブルーベル『って刀が無い?』
神裂「五月雨唯閃!」
リボーン「山本の五月雨の応用だな」
ブルーベル「ギャアア」
神裂「浅くしました、さあ、リングを渡してください」
ブルーベル「いいの?」
神裂「え?」
ブルーベル「あたし達スーロファミリーはイギリス清教の一部の人達と密接なのよ、勿論上にも何人かいるわよ」
神裂「何が言いたいんですか?」
ブルーベル「あんたがあたしを倒したらあんたの親友を殺害するように依頼したわ」
神裂「まさか、禁書目録を!」
ブルーベル「そういうこと!イヤならリングをあたしに渡しなさい!」
神裂「くっ!」
上条「神裂、リングを渡せ」
神裂「ですが…」
上条「リングより禁書目録の命が大事だ、お前は戦いを洗い流す雨の守護者だろ!それが後味悪くしてどうすんだよ!」
神裂「そう…ですね」
ブルーベル「やったあ!」
チェルベッロ「今回の戦いはブルーベル選手の勝利です」
神裂「すみません、この御詫びは必ずどこかで」
上条「いいって」
???「良くやったね、ブルーベル」
ブルーベル「帝様!」
神裂「遂に姿を表しましたね」
食蜂「はい?帝様って…」
一方通行「テメェ…」
美琴「まさか学園都市の人間だとはね」
麦野「やっぱり野心家ね…垣根帝督」
帝督「ハハハ、ひどいなぁ…柔らかくなったでしょ、俺?10年後の世界で帝様としてスーロの人間からなんか崇められてたから話し方も余裕ある悪役風に変更をしてみたんだけどどう?似合うかな?」
一方通行「テメェ、なンでこんな下らねェ事をやった?」
帝督「口に気を付けろよ『現一位』なんなら匣兵器でお前から殺してやろうか?」
帝督「なーんて、昔の話し方に戻るのはやめよっか、イヤね、一度死んで生き返った時は10年後の世界だったんだよ、なに言ってるか分かんないと思うけど、偶然に偶然が重なって、そういうことって起こるだろ?まあこっちには逆10年バズーカみたいなの作って戻ってきたわけ、ま、それはおいといて…」
麦野「良く話すわね、それも生き返ったせいかしら?」
帝督「ハハハ、そーかも!話を続けると、そこで俺が見たのは1位になった俺とスーロから帝様として崇拝されてる俺だったって訳、で、思ったんだよね、どうせムカつく現代なら匣兵器とかで壊せば良いやってね、Σには生き返らせてくれたことに感謝だね、ま、今日はなにもしないよ、大空戦でまた会おう」
チェルベッロ「では、明日は大空の守護者の戦いを行います、大空戦ではボンゴレリング、マーレリングを持つもの、そして守護者全員が必要になります」
上条「結局…巻き込むのかよ」
アジト
リボーン「上条、お前にこいつをやるぞ」
上条「こいつ?うちの学校のベストじゃねーか、そんなの持ってるぜ」
リボーン「こいつはレオンが作った特殊素材だ、垣根帝督の未元物質にはどんな力があるか俺にもわかんねーからな」
上条「そっか、ありがとな!」
ツナ「一人で戦ってると思わないで、俺や獄寺君や山本達もいるから…ってこの言葉の一部は京子ちゃんの受け売りなんだけどね…」
美琴「そうよ、アンタ一人で色々とやりすぎなのよ、少しはあたしたちを頼りなさいよ!」
上条「御坂、ツナ…」
スクアーロ「う"お"おおい!負けたら殺すぞぉ!」
ベル「負けたら殺されるルールだかんなー」
XANXUS「容赦なくかっ消す」
ルッスーリア「そしたら、コレクションに加えてあげるわぁ~」
ツナ『相変わらず荒くれ軍団だ…』
上条「ハハハ、こりゃ負けるわけにいきませんね」
翌日
チェルベッロ「本日は大空の守護者戦です、フィールドはこの学校全てです、戦闘内容は守護者チェス」
上条「チェス?」
チェルベッロ「チェスとは言ってもチェスのようなルールはありません、ただ…キングの炎を消せばそこで勝利となります」
帝督「キングは俺達だろ?とっとと…おっとっと…口調を間違えた、キングは俺達だよね?」
チェルベッロ「はい」
上条「なるほど…胸の炎が消えなければいいんだな」
チェルベッロ「はい、さらに…特別ルールとして、ボンゴレとマーレを持っているもの、大空以外の守護者も目の前の敵を倒せれば味方の大空に加勢しても良いと言うルールをもうけます」
帝督「ふーん、なるほどね」
チェルベッロ「帝様、あなたのマーレの大空の守護者はΣ選手以外に居ますか?」
帝督「居るよ、俺と同じような力を持った別世界の俺がな!」
上条「みんなはどこにいるんだ?」
チェルベッロ「それは言えません、以前戦ったフィールドにランダムに配置されています」
上条「みんな…」
地下
別世界帝督「俺達だけ隔離だとよ!」
ツナ「巻き込まなくて良かった」
別世界帝督「ああ?テメェ大空のクセに甘いな!その性格ムカつくな!」
ツナ「お前こそどうやって大空として過ごせているか疑問だがな」
別世界帝督「オリジナルの俺と同じだ!恐怖だ!恐怖で包む大空だ!」
ツナ「そんなもの間違ってる」
別世界帝督「気に入らねぇ野郎だ」
ツナ「奇遇だな、俺もお前にだけは負けたくないよ」
グラウンド
了平「貴様、雨戦ではよくも汚い手で戦ってくれたな!」
ブルーベル「うるっさいわね!暑苦しいのよ」
了平「貴様には極限に怒っている!容赦はしないぞ!」
ブルーベル「あら?あたしをなめてるの?アンタらなんか余裕で殺せるのよ」
麦野「ん~?何処からか何か聞こえるけど空耳かな?あ!そこにいたの!あまりに幼くて気付かなかった~?牛乳とか飲んでる?」
ブルーベル「ムッカー、なんなのよ!この二重人格ババア!」
麦野「電波系幼女よりましだけど?」
ブルーベル「絶対殺す…!」
アイリス「挑発に乗るな、ブルーベル」
麦野「そうよ、アフロヒヒの言うこと聞いときな」
アイリス「ブルーベル、作戦変更、ぶち殺そう」
ブルーベル「了解!」
麦野「了平、アタシは全力で行くわよ、ちょっとスイッチ入ってるし」
了平「無論だ!極限まで攻めずして勝利は掴めん!」
屋上
神裂「手強い相手ですね」
ヒバリ「そう?」
ザクロ「ボンゴレの最強守護者だな…それでも役不足だぜバーロー!幻騎士もいるからな!」
幻騎士「神裂火織…相手にとって不足なしだ」
神裂「こっちもですよ」
ヒバリ「ボンゴレも守護者も僕には関係ないな」
神裂「なっ!何言ってるんですか!」
ヒバリ「あんまり話しかけないでくれる?群れるのは嫌いなんだ」
神裂「チームでいかなければ勝てる相手ではありません」
ヒバリ「どうでもいいよ、僕は今、風紀を乱されてイラついてるんだ…」
ヒバリ「君達はここで…咬み殺す」
中庭
食蜂「獄ちゃん、どーするぅ? 」
獄寺「獄ちゃんとか呼ぶんじゃねー!少女マンガ野郎!」
食蜂「だからぁ!この眼は生まれつきですぅー!」
桔梗「ハハンッ、水と油のようですね二人は」
グロ「やれ、やれ、もっとやーれ!」
獄寺、食蜂「「うっせえぞキモメガネ!」」
桔梗「おお、以外と息合ってますね」
食蜂「で?どーするぅ?」
獄寺「俺が作戦立てる、お前はそれに着いてこい」
食蜂「はーい」
校長室
山本「ハハハ、当たりクジかもなー」
一方通行「下らねェことほざいてンじゃねーぞ能天気ヤロー」
山本「お前みたいなやつがいて助かるぜ、的さんは気の毒だけどな~」
デイジー「ぼばっ!一方通行居る!」
ジル「どーでもいー、お前は死なねーから盾になれよ人形野郎」
デイジー「ぼばっ!」
ジル「野球野郎もとりあえず相手してやるよ~!」
山本「一回お前倒してんだけどなー…舐められてんなら…本気でやらせてもらうぜ!」
一方通行「ンじゃやり合いますかァ!」
体育館
黄泉川「ほ、ホントに大丈夫か不安になるじゃん」
ランボ「ガハハハハ!ランボさんと組むのかー!」
黄泉川「相手には霧の守護者も居るのに不安じゃん」
トリカブト「…」
デンドロ「俺はその糞ガキに不意打ちされたからぶち殺してぇなぁ!!!!」
黄泉川「明らかに殺気立ってる奴もいるじゃん…」
黄泉川「ま、逆境を跳ね返してみるじゃん!」
トリカブト「…」
2F教室
美琴「まさかまたアンタとはね」
Σ「つくづく縁があるな」
ジンジャー「ボクの相手はクロームちゃん」
美琴「クローム、アンタの幻術便りにしてるから!」
クローム「大丈夫…負けない!」
Σ「油断すんなよ、ジンジャー」
ジンジャー「甘い甘い、バァー」
美琴「Σ、アイツのためにアンタには負けないわ」
Σ「悪いが俺も負けられないんでね、中間管理職としての面子ってのがあるからな」
チェルベッロ「では、大空の守護者の戦いを始めます!」
上条「いきなり本気モードだ!玄海丸、カンビオ・フォルマ!」
帝督「10年後の世界じゃできないはずだ!」
上条「まあ落ち着けよ、お前の方が強いんだろ?」
帝督「うるせえぞ糞が!テメェのブレスレットなんぞで俺の攻撃が防げるか!」
ビュン
上条「人のカンビオ・フォルマにケチつける暇があるならちゃんと狙えよ」
帝督「小手調べを避けただけで、いい気になるなよ!」
ビュン ビュン
上条「幻想殺しを使うまでもねーよ、遅すぎて」
リボーン「XANXUSおめー能力底上げしやがったな?」
XANXUS「あのカスが弱すぎるからな…素人のケンカなんざプロには到底及ばねぇ…」
バイパー「ふざけたこと言ってたしね、3対1なら逃げるとか」
ベル「今のアイツなら匣無し素手でも50人ぐらいのマフィア相手なら倒せんじゃねー?」
レヴィ「そうでなくては困る」
帝督「なめてやがるなお前!」
ビュン
上条「そっちは!」
パキィン
帝督「どうした、随分焦っているようだが…」
上条「体育館なんか狙ったら死んじまうだろうが!」
帝督「俺にはどうでも良い話だ」
上条「あんまりふざけんなよお前」
帝督「リングを持ってきた人間だけが俺に着いてきても良い、他は消えろ」
上条「あんまり俺を怒らすなよ!」
帝督「今の言葉ムカついた!」
ビュン ビュン
上条「くっ!」
パキィン
帝督「消えろ」
ボオオ カチッ
上条「カブトムシ!」
帝督「未元物質と合わせた匣兵器だ!」
ブウウウン ドス ドス ドス
上条「がはっ!」
帝督「一匹だけ消されたか…」
帝督「さっさとその命の炎を消して他のファミリーも消してやるよ!」
リボーン「あんまりなめんなよ、おめーに消されるファミリーじゃねーぞ」
帝督「フン」
リボーン「モニターで見る限りあいつら優勢だからな」
グラウンド
麦野「了平、ブルーベルのヤツは右に逃げた!」
了平「おう!」
アイリス「フン、消えな!死茎隊!」
了平「人形など!極限イングラム!」
ドゴドゴドゴ
アイリス「チイッ!」
麦野「動かないことが命取りだ!」
ピュン
アイリス「ウルトラサウルスの盾が!」
ドスッ
アイリス「バカな!」
麦野「盾も消えたな!」
アイリス「ギャアアッ!」
ブルーベル「嘘っ!」
了平「貴様はこっちだ!極限太陽!」
ドゴン
ブルーベル「ギャアアア!」
了平「麦野、他の所へ行くぞ!」
麦野「ハイハイ」
屋上
神裂「幻騎士、あなたの幻覚はなかなか見分けがつきませんね」
幻騎士「そのわりには着いていけているように見えるがな」
食蜂「そうですか?」
ヒバリ「へぇ、なかなかやるね君」
ザクロ「うるせえな」
ヒバリ「それでもこんなくだらないことするからまだまだ及ばないけどね」
グシャッ
桔梗「チッ!キングコブラの腕が!」
ヒバリ「アリごときが逆らうからだよ、それに君の攻撃は見切ったよ」
桔梗「仕込み玉鎖!」
ヒバリ「止めだよ」
ヒュン ヒュン ドチャッ
神裂「太刀筋が弱くなってますよ」
幻騎士「くっ!」
神裂「もらった!」
ズバッ
幻騎士「幻覚だ」
神裂「どこで入れ替わったのですか!」
幻騎士「答える必要はない」
ヒバリ「だろうね」
バキッ
幻騎士「なに!」
ヒバリ「君には10年後の世界で世話になったからね…幻覚はキライでね」
神裂「助かりました…」
ヒバリ「弱いなら戦わないでくれるかな?」
神裂「なっ!」
ヒバリ「他の所へ向かうよ」
神裂『勝手な人ですね…』
中庭
グロ「幻覚や心理掌握など効かんと言ってるだろ」
食蜂「嘘でしょ!」
グロ「食らえ」
食蜂「ぐっ!」
ギュウウウ
獄寺「食蜂!今のは避けられたろ!なんで避けねぇ!」
食蜂「う、うるさいわね!うまく動けないのよ!」
獄寺「お前、運動音痴か?」
食蜂「うるさい!」
獄寺「マジかよ…作戦組み直しだぜ」
桔梗「余所見は禁物ですよ」
ヒュッ
獄寺「ぐああああ!」
桔梗「まず一人」
獄寺「こっちがな」
桔梗「ダイナマイトが回りに!」
獄寺「この技を当てるために演技を練習したぜ!喰らいな!ボムスプレッズ!」
桔梗「ぐああああ!」
食蜂「ナーイス、獄ちゃん!」
グロ「ふざけるな!」
食蜂「ふざけてないわよ!××○!」
グロ「幻覚は効かなーい」
ドカン!
食蜂「幻覚に本物入れて見ましたぁ!」
獄寺「これは2対2だぜ、幻覚技ばかりじゃねーよ、果てな」
ドカン ドカン ドカン
グロ「ぐぎゃああああ!」
校長室
ジル「やっべー、ぜんぜんかなわねーや、相性悪すぎ!」
山本「んじゃ攻撃すんのやめてくんねーかな?」
ジル「やなこった」
シュ シュ シュ
ジル「油断したからあったりー!」
山本「当たってねーぜ」
ジル「い!」
山本「うつし雨」
ジル「やっぱりねー、でも一方通行から引き離すのは成功!」
山本「やっべ、そういえば単独で行っちまった!」
体育館
黄泉川「期待はずれじゃん」
デンドロ「ふざけるなああああ!」
ランボ「ガハハハハちねー!」
ヒュ ヒュ
トリカブト「!!!」
デンドロ「電撃槍」
黄泉川「効かないじゃん」
ヒュッ バキッ
デンドロ「うがっ」
バタッ
黄泉川「楽勝じゃん…なーんてことが…あるわけないじゃん」
パシッ
トリカブト「!!!」
黄泉川「戦闘経験からこんなすんなりいくわけないとは思ってたじゃん」
ランボ「う、うわあああああ!」
デンドロ「弱いなぁ、ヒヒヒ、このまま貫いてやるよ!」
黄泉川「ほーら、あとでランボは治療するとして…お前のお面からじゃん!」
バキッ ベコッ
ランボ「うわあああああ」
ドカーン
大人ランボ「やれやれ、またお前か…面倒臭いな…俺の新しい技を見せてやる、サンダー・セット」
ピシャッ
大人ランボ「エレクトゥリコ・マリオネット」
バリバリ
デンドロ「なんともなっていないぞ!この槍で殺してやるわ!」
ズブッ
デンドロ「え?な、なぜ俺の腕が俺を指している」
大人ランボ「お前の神経を伝わる電流の流れをを変えた、槍を下ろせ、このままだと死ぬぞ」
デンドロ「ふ、ふざけるな!ぎゃあっ」
バリバリ
大人ランボ「やれやれ、気絶させなければ本当に自らを殺めかねないな」
黄泉川「お前、すげーじゃん」
2F
美琴「いきなりあいつら逃げるんだもん!」
クローム「追いかけましょう」
美琴「うん!」
Σ「…騙されてるな」
ジンジャー「甘い甘い、バァー」
Σ「ジンジャー、俺の言ったように行動しろ」
ジンジャー「了解、その代わりやり方に口出さないでネ」
Σ「わかってんよ、信頼してるぜジンジャー」
地下
別世界帝督「派手にやってるな!」
ツナ「余所見をするな」
ブン
別世界帝督「おっと」
別世界帝督「無駄だぜ!さっきから俺の攻撃しか食らわせてないからな!」
ピュン
ツナ「…」
ボオオ
別世界帝督「今更逃げるなよ!」
ツナ「逃げる訳じゃない」
別世界帝督「空中に逃げてんだろ!」
ツナ「違う、お前の弱点を見つけたんだ」
別世界帝督「フン、当てれるものなら当ててみな」
ピュン ピュン ピュン
ツナ「今だ!X BURNER!」
ボオオオオ
ツナ「恐怖で仲間を集めるなんて間違ってる…零地点突発、初代エディション」
別世界帝督「ぐああああ!」
ピキピキ
外校舎
帝督「ブルーベルの野郎…やられやがって」
ドガガガガガ
ブルーベル「うそ…やめて帝様」
上条「やめろ!」
パキィン パキィン
帝督「ハハハハ!二発しか消せてないぞ!空も飛べないお前じゃ、止められないしな!」
上条「くっ!」
ダッ
上条「うぐああああ!」
ドドドドド
帝督「未元物質をまともに食らいやがったな!」
ブルーベル「なに守ってんのよ敵のことなんか!」
上条「命まで奪う意味ねぇだろ!」
ブルーベル「うるさいわね!虫酸が走るわ!」
上条「ああ、そうかよ!それでも良い!何度でも言ってやる!俺は、こんなことで命を奪うのは間違ってると思う!」
帝督「詭弁はそのぐらいにしろよ!止めだ!」
上条「ブルーベル…だっけ?未元物質をギリギリ防いだベストの予備あるから着てろ、着て逃げとけ」
上条「忠告を破ったのはお前だからな…俺を怒らすなって言っただろ?」
コオオ
リボーン「あの炎の型…」
帝督「ようやくやる気になったのかよ!今更遅いぜ!」
上条「どうだろうな」
グラウンド
Σ「おーおー、大将のやつやりやがったな…」
了平「貴様、やるのか?」
Σ「ああ」
麦野「コレでも喰らい…ぐっ!」
ブシュッ
Σ「カンビオ・フォルマはさせねーよ、この雷で硬化させたツタで切らせてもらった」
了平「ならば俺から行くだけだ!極限太陽!」
Σ「チッ」
バキッ
Σ「右腕ぐらいなら犠牲にしてやるぜ、この間合いならお前もツタの餌食だ!」
シュルルルル
了平「ぐわあ!」
Σ「少し気絶してろ」
バリバリ
Σ「デイジーが一方通行を、ジンジャーがヒバリを抑えている間に次は」
シュン
Σ「屋上のお前だぜ」
神裂「あなたは随分と強いですね」
Σ「そうかい!ありがとよ!」
キン キン
神裂「私とナイフで対等に渡り合うとは」
Σ「こいつしか取り柄がねーからな…」
神裂「今です!唯閃!」
ズバババババ
神裂「え?」
Σ「俺は全属性の炎を出せるって言わなかったか?」
神裂「動け…ない」
Σ「そりゃそーだ、雲の特性でワイヤーを増やしたからな…お前もコレで終わりだぜ!」
グイッ、ズバババババ
神裂「くっ…」
Σ「しぶといな…次にいかないと…「食らいなさい!」
シュバッ ドゴーン
Σ「ぐああああ!」
美琴「よし!」
Σ「霧属性の幻覚だ」
ブスッ
美琴「え?」
Σ「まさか、もう来るとは思わなかったよ、でも刺された腕は雨属性の炎で動けねーだろ?」
美琴「そうね…」
Σ「まだ戦いたそうだな」
美琴「戦えるわよ!」
シュバッ ドゴーン
Σ「バカのひとつ覚えか?」
シュバッ ドゴーン
美琴「うわああっ!今のは…あたしの」
Σ「こないだ吸収したやつに嵐属性の分解の力を混ぜたもんだ」
Σ「んじゃ、不本意だが…止めを…」
シュン バシュ バシュ
美琴「今度は銃!なら!」
Σ「へっ」
パチン
美琴「ギャアアッ!」
ブシュッ
美琴「なにコレ…草?」
Σ「晴属性の冬虫夏草だ、お前のエネルギーを吸い取る」
美琴「息が…できない…」
Σ「コレで終わりだよ」
美琴「あんたがね」
ボロ、ボロボロ
Σ「何だ!」
美琴「あたしの盾の本質が分かっただけよ、雷の硬化の特性で、攻撃をその場で限界まで硬化させて動かない個体にして破壊する、これがあたしの盾の力よ」
Σ「へぇ…」
バシュ バシュ バシュ
美琴「無駄よ、そして…硬化させた物質は」
ドゴオオオーン
美琴「吸収して強い超電磁砲を作れるのよ!」
Σ「ちっ、完敗だ」
外校舎
リボーン「ありゃ、憤怒の炎だろ?」
XANXUS「あのドカスの本来の力だ、もっとも、チンケな量の炎だがな」
レヴィ「ただあの男には憤怒の炎すら消してしまう幻想殺しがある」
ベル「そこであのブレスレットだよな、炎を増幅する能力」
リボーン「まさにあいつ専用だな」
上条「ここからは容赦しない」
帝督「やってみろ」
上条「行くぞ…」
帝督『なにかヤバイ…』
上条「未元物質で防いでも無駄だ!」
コオオ ドッ
帝督「未元物質の防御が一瞬で風化した!」
上条「びびってんじゃねーよ!もう一発行くぞ!」
コオオ ドッ
帝督「かっ!」
帝督「はあ…はあ…もう容赦しねぇ!お前ら!全員殺しちまえ!」
上条「お前ら?」
帝督「向こうを見てみな!」
上条「なんだあれ!」
帝督「スーロファミリー総出で来たのさ、仲間がやられたくないならおとなしくしてろ」
上条「汚ねぇ真似を…」
帝督「うるせぇ!」
ビュン ドガガガガガ
上条「ぐああああっ!」
校庭
美琴「うそ!なにこの大人数…」
骸「クフフフ、心配する必要はありませんよ」
食蜂「骸様?」
骸「Σに傷をつけて…」
ピッ
美琴「誰よあんた?」
骸「名乗るほどの者ではありませんよ」
ズガン
黄泉川「なにやってんじゃん!」
食蜂「大丈夫よ」
Σ「クフフフ、憑依弾という特殊弾を使ったんですよ…さて、行きましょうか?」
ヒバリ「させないよ、あれは僕の獲物だからね」
一方通行「ふざけんなァ、あれは俺の獲物だァ!」
ヒバリ「ふうん、やるのかい?」
一方通行「上等だァ…でも今はあいつらを殺すのが先だァ!」
ヒバリ「そうだね、それまで先伸ばしにしてあげるよ」
麦野「ってかアンタら不死二人と戦ってたんじゃないの?どうしてこんなに早いの」
ヒバリ「弱すぎたからに決まってるじゃないか」
一方通行「つまンねェ戦いだったぜェ」
食蜂『やっぱり化物だ…』
本館前
帝督「もう虫の息だな!素直に負けを認めたらどうだ!」
上条「認めるかよ、こんな技ちっとも効かねぇよ」
帝督「動けないクセに口は減らないな!」
ドガガガガガ
上条「みんな…ごめん…」
ツナ「大丈夫だ」
ピキピキ
帝督「なんだお前は!」
ツナ「お前に答える義理はない、上条、お前は全力でこいつを倒せ、雑魚は俺達が食い止める」
上条「でも!」
ツナ「仲間を信じろ」
上条「わかった!」
帝督「フン、今更なにができる!」
校庭
美琴「くっ、数多すぎ!」
Σ「この体で来たうえ、Σの技を奪ってもなかなか手こずりますね…」
ツナ「大丈夫だ、俺に着いてきてくれ」
獄寺「10代目!」
山本「やっぱいざというときに、頼りになるなーツナ」
Σ「クフフフ、では、元の体に戻りますか…」
ドサッ
骸「折角ですから…あのスキルを発動しましょうか…」
グチャッ グジュリ
食蜂「人間道って…それはやりすぎですよ~ぅ、骸様ぁ~」
骸「そう思うなら離れていてください、食蜂」
食蜂「はーい」
ヒバリ「余計だな…」
本館前
帝督「余り笑わせんな!まだ倒せると思っているのか!」
上条「ああ、思ってるよ…」
帝督「そこまでバカだと思わなかったよ!10年後の世界でもお前はそうやって何度も何度も色々なことに首を突っ込んで、迷惑な大空だって言われてたよ!」
上条「迷惑でけっこう、10年後の俺もそういう性格なら守護者やって良かったよ」
帝督「そうか、なら!消えな!」
上条「俺のブレスレットは、一瞬だけ幻想殺しの宿っている右手に憤怒の炎を移せるんだ!フルパワーでな!」
ダッ
帝督「回避が間に合わな…!」
バキッ
上条「コレで俺の勝ちだ!」
フラ…
上条「あ…ヤバいかも…」
雑魚「今だ!」
上条「マジかよ…」
ツナ「X BURNER!」
雑魚「ぐわあ!」
上条「へへへ…ありがとうございます」
ドサッ
チェルベッロ「これで決まりですね…守護者戦は学園都市チームの勝利です!このリングはあなたたちのものです」
数日後
並盛中
ヒバリ「わざわざ来るなんて随分度胸あるね」
一方通行「俺は負けるなンざあり得ねェからなァ!」
打ち止め「この人強そうだよ!ってミサカはミサカ一方通行に耳打ちしてみたり!」
ヒバリ「ねぇ…そこの小さい君、退いててくれる?僕は群れる草食動物が嫌いなんだ」
打ち止め「あの人怖すぎってミサカはミサカは一方通行に助けをもとめてみたり!」
ヒバリ「ふうん、離れないんだ…なら二人とも、咬み殺す」
一方通行「やってみろォ!」
病院
ツナ「上条くん、色々とありがとう」
上条「こちらこそですよ」
美琴「いや、昔のことみたいだわ、非日常すぎよ」
上条「御坂さんがそれを言いますか…」
美琴「うるさいわね!」
獄寺「なかなかやるじゃねーかお前」
山本「たまには並盛りに遊びにこいよ」
上条「ああ、是非行きたいな」
美琴「あたしも言ってみたいわ」
ツナ「ところで他のみんなは?」
リボーン「それぞれ自分の居るべき日常に帰ったんじゃねーか?」
ツナ「そっか…そうだよな!獄寺君、山本、俺達も帰ろう!」
山本「ああ!」
獄寺「そーしましょー」
上条「またな!」
ツナ「うん!」
バタン
上条「今回はありがとな、助かったわ」
美琴「とっ、当然でしょ!弱い人を助けるのは!」
上条「いつもお前に助けられてばかりだよな~お礼に今度飯でも奢るからどこかいかねーか?」
美琴「なっ!ななななな!なに言ってんのよ////」
上条「やっぱり嫌だよな」
美琴「い、嫌じゃない…けど、って言うか…嬉しいって言うか…////」
ブツブツ
上条「?」
美琴「い、行くわよ!そんなに言うなら言ってあげるわよ!」
上条「ハハハ、サンキュー」
~完~
あとがき前に
一応本編はここで終わりですが、リボーンの巻末のハルのインタビューをおまけ的な感じで書こうと思っているのでもう少し続きます。
↓以下おまけ
ハル「はい、というわけで復活しましたハルのハルハルインタビュー!」
ツナ「復活って…大袈裟な…」
ハル「あー!ツナさんひどいです!そんなまるで期待してなかったみたいな言い方!」
ツナ「いや、そんなことないよ」
ハル「ならいいですけど…今回は学園都市に来てます!ツナさん達と一緒に戦った守護者の皆さんにインタビューします!」
ハル「最初は>>272(黄泉川、美琴、麦野、神裂、食蜂、一方通行のどれか)」
黄泉川
ハル「では最初は、教師として生徒に接しながら、警備員としても日々学園都市を守り続けている黄泉川愛穂さんです!」
黄泉川「そんなに褒められたら照れるじゃんよ」
ハル「いえいえ!このぐらい言わないと黄泉川さんに失礼です!」
黄泉川「私はただの一教師じゃん」
ハル「そうは思わないです~!」
ツナ「でも確かにすごいですよね!こんな風に学園都市の平和を守れるなんて」
黄泉川「ハハハ、ありがと!嬉しいじゃん」
ハル「そういえば黄泉川さんは、打ち止めちゃんとか、一方通行さんとかと一緒に住んでるって本当ですか?」
黄泉川「ああ、一応私の家で引き取ってるけど?」
ハル「はひー!凄いです!ホントに保母さんみたいですー!」
黄泉川「そんな大層なものじゃないじゃん」
ツナ「でもあの時もランボの世話とか上手かったし…」
黄泉川「それなら美琴の方がうまいじゃん」
ツナ「いや、あのうざいのをよくあそこまで手懐けたなって思いますよ」
黄泉川「私はランボより了平に困ってるじゃん」
ハル「はひ?」
黄泉川「ボクシング部の一日顧問になってくれ!って毎回毎回学校に電話されても困るじゃん」
ツナ「お兄さん…」
ハル「相変わらずです…」
ハル「では、次は最後の質問です!昔、スキルアウトの人達と激しいカーチェイスを繰り広げて騒ぎを大きくしたって本当ですか?」
黄泉川「だっ、誰から聞いたんじゃん?鉄装か?」
ハル「教えられません」
黄泉川「なら私も言わないじゃん」
警備員「黄泉川の代打で教えてやるぜ!それは本当だ!なんたってこいつはシリアスをコミカルに変える女だからな!」
黄泉川「あっ!お前ら!」
警備員「逃げろ!」
黄泉川「ズルすぎるじゃん…」
黄泉川「んじゃあ次は私の方から炊飯器の素晴らしさを伝授するじゃん」
ハル「はひ?す、炊飯器ですか?」
黄泉川「そう!炊飯器というのは…」
アナウンス「事件発生、事件発生!」
黄泉川「悪い!ちょっと仕事が入ったじゃん!今回は楽しかったからまた今度お願いするじゃん!」
ツナ「黄泉川さんかっこいいなー」
ハル「はい!というわけで!黄泉川愛穂さんは子供好きでカッコいい大人の女性でした!」
ハル「次は>>276(美琴、麦野、神裂、食蜂、一方通行のどれか)」
麦野
ハル「はいー、では次はとってもデンジャラスな暗殺部隊とやらでお仕事をされている麦野沈利さんです~」
麦野「何か随分とあたしの扱いひどくない?」
ハル「そんなことないです~」
麦野「嘘つけぇ!明らかに黄泉川の時と違うだろーが!」
ツナ「スクアーロみたいな怒り方だな…」
麦野「あんなのと一緒にするな!」
リボーン「そう言ってやるな、こいつは守護者の中のいろんなやつに追い抜かれてピリピリしてんだ」
麦野「追い抜かれてねぇ!」
ハル「お、落ち着いてください!インタビューになりません!」
麦野「そ、そうだな…すまない、出来るだけ落ち着くよ…」
ハル「はぁ…一時はどうなることかと思いました…えーまず、最初の質問です、何か山本さんに文句が言いたいみたいですね」
麦野「ああ、前にアタシが浜面ってやつに石を投げたのを見て山本が野球やろうとか誘ってきてさ」
ツナ「山本らしい…」
ハル「ですね…」
麦野「キャッチボールやったらこのザマだよ…まさか本気で投げてくるとは思わないでしょ…」
ツナ「うわっ!腕すごいアザ!」
ハル「山本さん…」
麦野「野球の動作に入ると加減が出来なくなるってなんなんだよ!怖すぎるわぁ!アイツが暗殺向きなんじゃねーのか?あぁ!?」
ツナ「落ち着いて!」
浜面「そうだよ、なんだかんだ言ってこいつは昔から持ってるぬいぐるみを今でも大切に持ってるんだからな」
ハル「あっ!いきなり次の質問言わないでください!」
ツナ「ぬいぐるみって…イメージわかないなぁ…」
リボーン「まだまだガキなんだな」
ツナ「リボーン!」
麦野「はーまづらぁ」
浜面「ひっ!」
ハル「はひ!あなたが浜面さんですか!ぜひ麦野さんについてのインタビューを…」
浜面「まっ、待って!ちょっ!これ食べて落ち着けって!」
つ鮭弁
麦野「おっ!うまそうな鮭弁だな、見た目並にうまけりゃ許してやる」
パクパク
麦野「ぐはっ!は、腹が!それにいきも苦しい」
浜面「ハハハッ引っ掛かったな!お前に一泡ふかせようとこの人に協力して貰ったんだ!」
ビアンキ「ポイズンクッキングの味はどうかしら?」
ツナ「ビアンキ!いきなり現れてメチャクチャするなよ!」
ハル「あのーインタビュー続けて大丈夫でしょうか…?」
浜面「おうよ、本編で出番なかったから麦野のことならガンガン話すぜ!」
麦野「はーまづらぁ、絶対殺す」
浜面「うわあああああ、生きてたぁ!」
ハル「は、はひー!メチャクチャです~!!!というわけで麦野さんはデンジャラスな女性ということがわかりました~!」
ツナ『あれは怒ると思うけどな…』
ハル「次は>>281(美琴、神裂、食蜂、一方通行のどれか)」
神裂
ハル「はいー、では次は恐ろしく強くて美しい大和撫子神裂火織さんです!」
神裂「褒めすぎですよ」
ツナ「でも大人っぽいよなー」
神裂「それは…どういう意味ですか?」
ツナ「ヤバい!禁句だった!」
ハル「もー!ツナさんはデリカシーないですね!」
ハル「さて、質問に移りますよ!っと…その前にフゥ太君にとっても強い神裂さんの強さの源の技ををランキングにしてもらいましたー!」
ツナ「フゥ太に!」
フゥ太「神裂姉の唯閃は絶対に喰らいたくない斬激技ランキング堂々の一位だよ!」
ツナ「やっぱあれスゲーんだ…」
フゥ太「それだけじゃないよ、七閃は気付かれずに人をズタズタに引き裂けるランキング9位だよ!」
ツナ「なにそのランキング!」
土御門「でもそんなねーちんにもかわいいところがあるんだぜぃ、カミやんが好きなところとかにゃー」
神裂「…////」
ハル「はひー!恋話ですー!」
神裂「や、やめてください!」
ハル「どこが好きなんです?」
神裂「えっと…その…あの…」
ツナ『ここまで困ってる神裂さん始めて見た…』
ステイル「インタビュー何だから答えてやれよ」
神裂「あなたまで何を言い出すんですか!」
ハル「はひ?獄寺さん?」
ツナ「あれ?獄寺君?」
ステイル「人違いだ」
ハル「はひー!本当です!そっくりすぎです!アンビリーバブルですー!」
神裂「確かに似てますね…」
ツナ「後、髪色を変更すれば完璧だよ!」
土御門「やってみようぜぃ!」
ステイル「うわっ!やめろ!」
数分後
神裂「ビックリするぐらい似てますね…」
ステイル「いい加減にしろよ…コラ」
ボオオ
ツナ『キレ方までそっくりだ…』
ハル「さて、質問に戻りますよ!神裂さん、その体型はどうやって維持してるんですか?」
神裂「べ、別に何も…」
ツナ「芸能人みたいな答えだ…」
ハル「はひ!意地悪しないで教えてください!」
神裂「ホントに何も…ただ…適度な運動ぐらいですかね」
ハル「やっぱり運動は大事なんですねー」
ステイル『聖人の適度な運動はなぁ…』
土御門「ねーちんはスタイル良いからこんな服も着れるんだにゃー」
つ写真
神裂「ど、何処から持ってきたんですか!?」
ハル「な、何て格好をさせてるんですかー!」
神裂「ハルさん、彼を掴んでいてください」
ハル「はい!」
土御門「ストップ!ストオオオオオオップ!」
ツナ「あーあ、えーっと次のインタビュー相手は…>>(美琴、食蜂、一方通行のどれか)か…おーい、ハルー!」
安価ミス
>>287(美琴、食蜂、一方通行のどれか)
食蜂
ハル「はい!というわけで次は、学園都市の女王食蜂操祈さんです!」
食蜂「何で私だけそんな可愛げのない名前なのぉ~」
骸「クフフフ、あなたの可愛らしさは名前で決まらないから大丈夫ですよ」
ツナ『骸、フツーにインタビューに対応してる…』
食蜂「いや~ん!骸様ぁ!」
犬「気持ち悪いからやめろ!」
柿ピー「記者が困ってるよ」
ハル「オ、オホン!では」
骸「その前に一つ良いでしょうか?」
ハル「は、はい…?」
骸「食蜂、あなたは僕に夢中なように見せておいて実は上条が好きでしょう?」
食蜂「え、ええ~、そんなことないですよ~ぅ」
柿ピー「上条の写真見せて王子様とか言ってたの誰だっけ?」
食蜂「千種!」
ハル「はひ!また上条さんの名前です!」
ツナ「ハハハ、すごいな…」
骸「クフフフ、ライバル多そうですね」
犬『骸様楽しんでる…』
骸「おっと、話し込んでしまいましたね、質問を再開してください」
ハル「は、はい…えーっと…食蜂さんの眼にはしいたけが入ってるって本当ですか?」
食蜂「入ってるワケ無いでしょ!!!」
犬「wwwwwww」
柿ピー「wwwwwww」
ツナ「wwwwwww」
骸「千種やボンゴレまで笑わないでください、つられますwww」
食蜂「ちょっ!みんなひどすぎぃ!いい!だーかーらぁ!これはう・ま・れ・つ・き!」
柿ピー「生まれつき」
骸「千種、お・も・て・な・し、おもてなしみたいにするのやめなさいwwwwwww」
食蜂「もーっ!次の質問行って!」
ハル「次はですねぇ…あなたは運動音痴って本当ですか?」
食蜂「さっきからひどくない!?」
犬「確かに、ひどいもんだぴょん!」
骸「止まっているサッカーボールを空振りとか…」
ツナ「普段の俺みたいだ…」
食蜂「フン、私には能力あるもん!」
ハル「最後の質問です、クロームちゃんとはどんな関係ですか?」
食蜂「ただの友達よ」
骸「え?」
柿ピー「え?」
犬「え?」
食蜂「な、何?何なのぉ?」
骸「いや、あなたはクロームを嫌ってるとばかり思っていました」
食蜂「今まではねぇ、でも治療してくれたりとか色々助けてくれたしぃ」
骸「成長しましたね、食蜂」
犬「おお、しいたけがパイナップルに誉められてるぴょん」
骸「食蜂、成長ついでに犬に心理掌握をお願いします」
食蜂「喜んで」
ハル「というわけでハルのハルハルインタビュー、次は>>291(美琴か一方通行のどちらか)です」
安価ミス
>>293
美琴か一方通行のどちらか
一方通行
ハル「はいはーい、では次は学園都市最強と言われている一方通行さんにインタビューですー!」
ツナ「えええ!あのおっかないヤツにもインタビューするのー!」
一方通行「誰が恐ええってェ?」
ツナ「うわっ!居たっ!」
一方通行「性格は三下とそっくりのクセに随分とビビりだなァ」
ハル「ツナさんに色々言わないでください!怒りますよ!」
一方通行「はァ?」
ツナ「ま、まあまあ」
一方通行「それになァ、恐ええってンならお前のところの風紀委員長だァ!」
ツナ「ヒバリさんと何かあったの?」
一方通行「あんな危険な野郎を野放しにしてンじゃねェ!」
ツナ『ヒバリさんこの人相手でも互角以上に戦えるんだ…』
一方通行「未だに校舎壊したとかいって追いかけられてンだぞォ!」
ツナ「ヒバリさんらしい…」
ハル「な、なんかどんどんヒバリさんのデンジャラスな話が出ますね…」
一方通行「まァ、いいや、ンで?質問ってのは?」
ハル「あっ、はい!では質問行きます!一方通行さんの強さの秘密はなんですか?体格だけ見てるとボクシングやってる了平さんや、野球やってる山本さんや、子供を日々いじめながら爆弾で鍛えてる獄寺さんの方が強そうに見えますけど」
ツナ『獄寺の評価はただの悪口だ…』
一方通行「そりゃそうだろうなァ、俺はベクトル操作って能力だからなァ」
ハル「ベクトル操作?」
一方通行「簡単に言えば、血液を逆流させてドカーンってことだァ」
ツナ「恐ええ…」
ハル「な、何てデンジャラスな力を持ってるんですか!」
ハル「つ、次の質問です!一方通行さんって本名何て言うんですか?」
一方通行「さァな、忘れちまった」
ハル「はひ?」
一方通行「大した名前じゃねェぜ多分」
ハル「な、なんか悲しいです」
ハル「では最後の質問です、一方通行さんは幼い子供と恋人同士って本当ですか?」
一方通行「はァ?あのガキとか?」
打ち止め「うわー!一方通行インタビューされてる~ってミサカはミサカは興味を示してみたり」
一方通行「今このタイミングで来ンじゃねェ!」
ツナ『うわぁ、それはダメだろ…』
ハル「はひー!ロリコンです!ツナさん引いてるじゃないですか!一方通行さんはもう一方通行じゃなくて一方幼愛(アクセロリータ)ですー!」
一方通行「うるせェェェェェェェェ!」
ボオオ カチッ
ツナ「怒らすなよー!!!!」
ハル「に、逃げましょうツナさん!さ、さて次は私と京子ちゃんの大の仲良し御坂美琴ちゃんにお話をお聞きしまーす!」
ハル「というわけで並盛に戻って来ました~、今回はこのケーキ屋さんで私と京子ちゃんの大の仲良しで、学園都市の第3位能力者の御坂美琴ちゃんにインタビューですー!」
京子「イエーイ」
美琴「ヨロシクね」
ツナ「何で俺まで呼ばれてるの?」
ハル「女子会なんだから良いじゃないですか!」
ツナ「俺、男なんだけど…」
ハル「はいはーい、さっそく質問行きまーす、その可愛らしいカエルは何ですか?」
美琴「これ?これはゲコ太って言って学園都市の限定アイテムなのよ、あたしこれ大好きでずっと集めてるの、京子とハルとツナにもあげるね」
京子「うそーっ!」
ハル「ありがとうございますーっ!」
ツナ「あ、ありがとう、ってそういえばランボが御坂が苦労しててに入れたこれの数量限定品を壊したって聞いたけど…」
美琴「ああー、あれね」
ツナ「ごめん!後で俺からきつく言っておくから!」
美琴「別にいいわよ子供のやったことだし、最初はランボのことうざいと思ってたけど、今じゃ手のかかる弟みたいだし、妹はある諸事情でいっぱいいるけど、弟はいなかったしこういうのもいいんじゃない?」
ハル「美琴ちゃん優しいですー!」
ツナ「心広いなぁ…」
京子「良いお姉ちゃんだね」
美琴「そっ////そんなことないわよ////」
ハル「照れてる~!そんな可愛らしい美琴ちゃんに恋の情報が入ってます!」
京子「イエーイ」
ハル「えーっと…美琴ちゃんは…はひ?」
ツナ「どうかしたの?」
ハル「また上条さんが好きって書かれてます~!」
ツナ「うそー!!!!!」
美琴「ア、アイツの事なんか全然好きじゃないわよ////」
ツナ『分かりやすい…』
京子「でも上条くんってただ者じゃないって感じするよね」
ハル「確かに、ツナさんと会わなければ惚れてたかもです~!」
黒川「あたしもつい最近助けられて…ね」
京子「あ、花」
黒川「ごめん、立ち聞きするつもりは無かったんだけど上条当麻の話が聞こえたからさ」
美琴「助けられたっていつ?」
黒川「最近、ちょっと腕の骨おったじゃん?」
京子「うん」
黒川「ちょうど折ったときに病院に運んでくれたんだよね、タクシーなんか呼んでくれちゃってさ、本人は『生活費が、不幸だ~!』とか言ってたけどね、なんか牛柄シャツの人と同じぐらい好きかも…」
美琴「アイツらしい…」
ツナ『黒川花にここまで言わせる、上条当麻、恐るべし…』
ハル「じゃあ、美琴ちゃんは上条さんのどこが…」
美琴「もっ////もうその話は良いでしょ////」
美琴『こんなとこで好きって言えたら苦労しないわよ』
ハル「では最後の質問行きまーす、美琴ちゃんはその年齢で数々の難事件を解決してきたって本当ですか?」
黒子「本当ですの!」
佐天「私も助けられたしねー」
美琴「黒子、佐天さん、初春さん!いつの間に」
黒子「テレポートで来ましたわ」
ハル「はああ~人気ありますね~」
黒川「ただ強いだけじゃ人気出ないでしょ、なんかあるでしょ?」
初春「昔は低能力者だったって言うのも人気の秘密なんじゃ無いでしょうか?」
京子「へぇー努力の人なんだ~!凄いなぁ!」
黒子「だから大好きです!お姉さまぁ~!」
美琴「うれしい、うれしいけど、あんたは異常なのよ黒子ぉぉぉぉぉ!」
バリバリ
黒子「ああ、この何の遠慮もない電撃…」
ツナ『ルッスーリアと同じニオイがする…』
ハル「というわけで!美琴ちゃんは誰からも好かれるスーパーヒロインでした!さて、いよいよ明日はあの上条当麻さんにインタビューです!」
ハル「はい!いよいよ上条当麻さんのインタビューです!」
上条「そんな期待されてもなにもありませんよ、上条さんはツナさんと違って平凡な高校生なんですからね」
ツナ「なっ!俺だって平凡な中学生だよ!」
上条「平凡な中学生はあんなに強くありません」
獄寺「10代目の凄さをわかってるじゃねーかウニ頭」
ツナ「獄寺君!何でここに?」
獄寺「この女が10代目より上条の方が凄いとか言い出したから直接戦いに来たんス」
ツナ「はああああ!」
美琴「随分とツナを擁護するわね、言っとくけどコイツの方が凄いんだから!」
上条「御坂さん、ここは病院なのですが…」
獄寺「ここまで来ても解らねーみたいだな静電気女」
美琴「わかるワケ無いでしょ爆弾小僧」
獄寺「なら果てな」
ジジジ
美琴「やってやるわよ!」
バチバチ
ツナ「や、やばい…」
上条「ですね…」
ツナ「始まったー!」
ドカーン ドカーン
ハル「ひいいい!他の場所に移動して話しましょう!」
上条「あああ…また院長に怒られる…不幸だ~!」
ツナ「ごめん…」
ハル「あ、最初の質問はそれですね、上条さんは不幸って口癖みたいですけど、どんなことが起こるんですか?」
上条「ATMにお金が飲み込まれるのはほとんど毎日だし…ワケのわからないまま戦いに巻き込まれたりするし…」
ツナ「思ったより不幸が強かった…」
ハル「で、その不幸に女性がついてくることをカミジョー属性とか言うらしいですね」
ツナ「ありとあらゆるフラグを立ててるしなぁ…」
上条「土御門とかがふざけて言ってるだけで実際モテませんよ」
ツナ「」
ハル「」
ハル「だ、誰の好意にも気づいてないんですか?」
上条「仲間としてならあると思うけど…」
ツナ『俺と似てないじゃん!』
ハル『ダメだコイツ早くなんとかしないと』
上条「ん?どうかしたか?」
ハル「い、いえ、オホン、では質問を続けます!ツナさんと上条さんは凄く似てると思うんですけど、お互いに尊敬してる部分とかありますか?」
ツナ「似てないって…尊敬してる部分…不幸だのなんだの言って絶対に助ける所かな…俺は危険とかイヤだとか言っちゃうけど上条くんはどんなに不幸でも敵が強くても絶対に立ち向かうからね」
上条「そんなことはないぞ、むしろツナは仲間を絶対に危険にさらさないからそっちの方が凄いと思うぞ、俺はまだまだ御坂とかに頼り切りだからな」
ハル「はひー!二人とも謙虚ですー!では次の質問…」
ビーッ ビーッ
アナウンス「館内に大勢の能力者と見られるテロリストが侵入!人質をとっているようです!」
上条「不幸だ~!でも行くしかない!」
ツナ「ホントに不幸だ…」
リボーン「お前も行くんだぞ…」
ツナ「ちょっ、たんま!」
ズガン
ツナ「復活!死ぬ気でテロリストを制圧!」
上条「御坂、着いてきてくれ!」
美琴「わかった!」
獄寺「10代目、俺も行きます!」
ツナ「ああ!」
黄泉川「上条、お前も来たってことじゃん?」
上条「はい、協力します!」
了平「人質など極限に卑劣な行為だ!警備員見習いとして働けば黄泉川先生が一日顧問になると言ったから来たらこんな事件に出くわすとは!」
山本「ツナ、お前のお母さんに聞いたらここにいるって言ってたから来たらヤベー事になってんな、とりあえず、助っ人とーじょーってとこか?」
ツナ「おう!」
神裂「山本さんに連れられてお見舞に来てみれば…あなたは…もう」
麦野「暗部の任務で来たらこれかよ!」
大人ランボ「やれやれ、誤射ついでに御坂さんにゲコ太のこと謝ろうと思ったらこんなことになってるとは…」
食蜂「ちょっ、ありえなくなーい?体育が嫌で院長を操って休んでたらなんなのこれぇ!」
骸「クフフフ、天罰でしょう、さて、少しぐらいの運動にはなりますかね?」
一方通行「てめェのせいで事件に巻き込まれただろォ!」
ヒバリ「今は休戦にしてあげるよ、まずは風紀を乱したこいつらを、咬み殺す」
リボーン「ファミリー勢揃いだな」
ハル「はひ…凄いです…もしかしたら二人が一番すごいのはこうやってみんなが自然に集まってくることなのかも知れませんね…というわけでハルハルインタビューはここでおしまいです!またいつかお会いしましょう!」
あとがき
これでホントに終わりです。
ここまで読んでくれた方ありがとうございました!
以前一度学園都市モノのSSを書いてからいつかリボーンとのクロスをしたいと思っていました。途中途中安価を挟むことが出来たのも始めての体験だったのでいい経験になりました。
ついでと言ってはなんですが上条達の匣の能力がわかりづらかったと思うのでこのあとに解説します。↓
能力解説
黄泉川愛穂 属性:晴
匣兵器:晴クモ(ピンクフットゴライアスバードイーター)
能力:傷口に噛みつくことで『活性』の力を活かし傷を直す
カンビオ・フォルマ:完全防壁(パーフェクトシェルター)
能力:攻撃を受ける部分を晴の『活性』を活かし弾くことで攻撃を暴発させて身を守る
身を守るだけなので使い手には相当強い攻撃力が必要になる
痛々しい
御坂美琴 属性:雷
匣兵器:雷カエル
能力:強力な磁力と特性の『硬化』による強力な電磁砲や、電磁バリアを口から放つ、美琴の超電磁砲のサポートなどが出来る。
カンビオ・フォルマ:避雷針砲(ボルテックスガン)
能力:二丁拳銃で、右手の銃は超電磁砲を無限に放つことが出来る銃。左腕の銃は電磁バリアを張ることが出来る銃。この二つの銃を同じところにぶつけることで攻撃を強引に限界を越えるほど硬化させ、攻撃そのものを届く前に破壊することが出来る。
ただしあくまで拳銃のため腕次第で最も弱いカンビオ・フォルマになってしまう
>>310
すみません、ここいらなかったらインタビューと後書きまでで切ってください。とりあえず作中の説明があまりに下手だったから書いてるだけなので
麦野沈利 属性:嵐
匣兵器:嵐蛾(ヨナグニサン)
能力:嵐属性の炎を射出することが出来る。また燐粉には、特性の『分解』が付与されている
カンビオ・フォルマ:原子目測(メルトスコープ)
ビーム状のもので確実に敵を狙うためのスコープ、また、嵐のリングの特性を生かして曲がらないという根本を分解して曲げることが出来る。
ただし、どこで曲げるべきかなどの判断を素早くする必要がある
神裂火織 属性:雨
匣兵器:雨コモドドラゴン
能力:鎮静の水を吐き出す、相手の死ぬ気の炎を消すなど特性の『鎮静』に特化した力
カンビオ・フォルマ:七天七刀・無
神裂の持つ七天七刀の刀身を見えないようにする、また、七天七刀に鎮静の力を付与する
一方通行
匣兵器:雲ナマケモノ
能力:炎を吸収する。ただし適量吸収したら機能は停止してしまう。
カンビオ・フォルマ:一方通行(アクセラレータ)
普段の服にマントのようなものが着く、そのマントに触れると自らの攻撃が雲の特性の『増殖』により倍になって反射される。幻覚のように直接脳に響くようなものでもマントを巻くことで反射される。間違いなく最強の能力
上条当麻 属性:大空
匣兵器:大空タコ
能力:相手の死ぬ気の炎を消すこと、消した炎のぶんの力を敵にぶつけることが出来る。
カンビオ・フォルマ:憤怒の腕輪
憤怒の炎を持つ人専用。ブレスレットのようなもので、腕につける事で怒りと共に炎を増幅させ、憤怒の炎を放出させる。
蛇足ですが一応書いていきました。
ここまで読んでくれた方もインタビューまで読んでくれた方も本当にありがとうございました!次もまた学園都市で書くかなと思います。
本当にありがとうございました
このSSまとめへのコメント
すごく期待
すごく期待
期待
あんまり面白くなかった
正直な感想をさせてもらうわ。
寒すぎる。
全体的に違和感ありすぎるし、見てて凄く痛々しい。別に荒らしとかじゃないんだけど、とあるのコラボってどこか違和感出てくるんだよな…別に原作に沿って書け!っていうつもりはないけど………うん。個人的にはイマイチでした。
最近リボーンの漫画読んだから感慨深い
いいねこれ
作者リボーン好きなんだなってのが伝わってきた
典型的な黒歴史ssじゃん
リボーンの雰囲気が伝わってくる
天野が書いたような感じでいいね
黒歴史確定だけどな