妹「お、お兄ちゃんがロリコンなはずないよね……」(1000)
妹「でもパソコンの中に女の子の裸の写真がいっぱい入ってる……」
妹「何かの間違いかもしれないし、他のフォルダも……」
妹「これ何だろ」 ポチっ
『……』
妹「女の子の動画? よくわかんないや、もっと先に進めてみよ」 ポチっ
『ハァ、ハァ、いくよピーちゃん!』
妹「なに……これ……女の子が、やっ、やだっ!」 ポチっ
妹「はぁ、はぁ……うっ、うえぇっ」
妹「あ、あんな小さい子に酷い事して、喜んでた……あ、あんなのとお兄ちゃんは同じなの……?」
妹「気持ち悪い……気持ち悪い……気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い」
妹「気持ち悪い」
兄「ただいまー。……あれ、帰ってきてんじゃん。おーい、ただいまー」
兄「なんだ、いるんじゃん。なんだよ、いつもなら帰ってきたら飛びついてくる癖に」
妹「……」
兄「? どうしたんだ。どっか調子悪いのか。もしかして熱でも」 さっ
妹「触んないで」 すっ
兄「は、はぁ? お前ホントどうしたんだ」
妹「……気持ち悪い」
兄「人の顔見て何言ってんだよ、いい加減怒るぞ?」
妹「怒って? それで?」
兄「ふっふーん。真っ赤になるまで尻叩いてやる」
妹「ひっ……」 タッタッタッ
兄「お、おい! ……何だってんだよ」
というような感じから何か書いてみてくれる人募集
兄「ちっ、なんだってんだよ」
兄「おっ、そういえば妹のパンツが洗濯物にあるかもしれないな、嗅ぎにいくか」
兄「あいつ急にどうしたんだよ」
兄「まぁいいか。それよりも今日のお楽しみを……」
カチカチ
兄「うっわ……たまんねぇ!!よだれ垂れそうだわ」
兄「本当学校にいるババァ共とは比べものにならない。JKのどこがいいんだか」
兄「はぁー……中学生以下とやりてぇ……でもやるとしたら海外か、完全犯罪か」
兄「海外は興味ねぇし完全犯罪なんてできるような器でもねぇし。娘つくるにしてもババァと結婚しねぇといけねぇわけだし、男生まれたら最悪だし」
兄「誰か……誰かいねぇか…………」
兄「…………」
兄「おいおい……肉親はまずいだろ……」
兄「飯ー」
母「はいはい。妹も呼んできて」
兄「あいよ」
コンコン
兄「おい」
妹「っ!?」
兄「飯出来たってよ。食いに行くぞ」
妹「い、いらない!」
兄「気分悪いのか?」
妹「……うん、最高に悪い。話しかけないで。寝かせて」
兄「本当に大丈夫かよ?やばくなったら言えよ」
スタスタ……
妹「…………」
妹「……やばいのはそっちだよ」
兄「あいつ体調悪いって」
母「そうなの?朝は元気だったのに」
兄「いつも元気だろ。珍しいこともあんだな」
母「ダイエットかもしれないわねぇ」
兄「まだそんな年じゃないだろ」
母「そうねぇ。それにスタイルもいいしね」
兄「…………」
兄「そうだね。本当」
兄「イイヨネ」
翌朝
妹「うぅん……あんまり眠れなかったな」
妹「お腹も空いたし、お風呂も入ってないし……学校休もうかな。実際ちょっと気分悪いし」
妹「あぁでも皆勤賞は逃したくないなぁ。お風呂入って学校行こう」
ジャー
妹「朝シャンってなんか高校生みたい」
妹「お兄ちゃんは学校の女の子に興味ないのかな?」
妹「カッコ良くて、優しくて。バレンタインもチョコ貰ってるし、モテるよね」
妹「なのに彼女いなさそうなんだよね……」
妹「…………」
妹「本当にお兄ちゃんは……」
兄「おーい、妹か?」
妹「っ!?」ビクッ!
兄「もう大丈夫なのか?」
妹「えっ?あっ、うっ……」
兄「病み上がりの風呂はよくないぞ。学校行くのか?」
妹「う、うん……」
兄「たまにはサボればいいのに。でもそういう真面目なところも可愛いよな」
妹「…………」
兄「先に飯食ってるからな。お前もちゃんと食べろよ」
妹「わ、わかった」
兄「…………」
妹「…………」
兄「…………」
妹「……お兄ちゃん?」
兄「えっ?あ、あぁ。じゃ」
……ガチャ
妹「…………」
妹「何……今の間……」
兄「…………」
兄「あいつ、まだブラジャーつけてないんだな」
兄「胸もちっちゃいしな。つける必要もないか」
兄「本当……アイツ……」
女「兄くん、おはよっ♪」
兄「あぁ。おはよう」
女「なんか難しい顔してたよ?悩み事があるんならお姉さんに相談しなさいな!」
兄「朝から元気だな。別にちょっと眠いだけだよ。ありがとうな」ニコッ
女「えっ///あぁ……うん……///」
兄「…………」
兄「(相談事ね)」
兄「(中学生未満とセックスがしたくて仕方なくて困ってるんだけど)」
兄「(ってとこかな)」
兄「(何もできねぇババァは話しかけてくんじゃねぇよ)」
友「おい兄!早くこっち来い!!」
兄「どうしたんだよみんな集まって」
友「お前こん中で誰が一番いい?」
兄「グラビア写真かよ。そうだな……」
兄「うーん……これだな。胸大きいし、ふとももムチムチで色気たっぷりだし」
友「さっすが心の友よ!!わかってるなぁ!!」
兄「てかこれ誰買ってきたんだよ」
友「俺以外に誰がいるんだよ」
兄「……へぇ」
友「なんだよその見下した目は!男はみんな変態だろ!」
兄「お前と一緒にすんな」
友「この裏切り者……」
兄「ははっ」
兄「(…………)」
兄「(本当、こいつとは一生わかりあえないわ)」
女友「いっつも見てるよね」
女「…………」
女友「聞こえてないし」
女「ふ、えっ?」
女友「兄君ってカッコいいよね。頭もいいし、面白いし、運動もできそうだし」
女「できてたよ。中学の時。よく部活で表彰されてた」
女友「高校入ってからどうして部活してないの?」
女「勉強に専念したいんだって。でもそういう割りには授業中ぼぉーっとしてる。成績良いから家で勉強してるのかも」
女友「よーく見てるねぇ。もう告白しちゃいなよ」
女「む、無理だから!別にそういうつもりないし、美少女ちゃん振ったくらいだから……塾で一緒だったでしょ?」
女友「えっ!!?嘘でしょ!!?女の私でも信じられない」
女「ねっ……」
女友「なんとなくだけどさ、兄君ってさ」
女「ん?」
女友「少し、怖いよね」
満たされない
先生「つまり、ここは連鎖関係代名詞が……」
学問に臨んでも
友2「よっしゃー!兄ナイスシュート!!」
スポーツに打ち込んでも
友「でさぁwwwうちの親父が女の人にwwwww」
誰と会話をしても
満たされない。乾きがとれない
でも、唯一
カチカチ……
兄「…………」
イヤ!イ、イタイ!イタイイタイイタイ!!
この時間だけは
兄「…………」
ナカニダシチャウヨ!ニンシンシナイカラネ!
兄「ハァ……ハァ……」
兄「いぃぞぉ……いいぞおお!!」
兄「潤してくれ!!もっと!!!もっと!!!」
全身に鳥肌が立つような興奮が身体を駆け巡る
兄「あぁっ!!出るっ!出るっ!!」
兄「うっ!!」
精液がどくどく、どくどくと溢れてくる
数日前まで妹の性器を覆っていた下着に溜まり、卵子を求めて無数の精子が泳ぎ狂う
それでもたどり着く先はない。エネルギーを使い果たし、消えていく
兄「……はぁ。やっちまった。母さんが帰ってくる前にどうにかしねぇと」
兄「……ばれたらどうなっちまうんだろうな。前までは、動画だけで我慢できたのに」
兄「いつからだ。コンナになっちまったのは……」
思い出せない
そもそも、きっかけ自体なかったのかもしれない
ヲカズも、初めは妄想、画像だけで済んだ
画像も法に触れないようなもので済んだ
それがいつの間にか、グレーになり、完全に黒になり
動画も求め、少しでも浸っていたくて部活もやめて
欲望に従って、ひたすらネットを動き回って
今日も。妹の下着に手を出してしまった
兄「麻薬もこんな感じなのかもしれないな……ちょっとの刺激だと満足できなくなって」
兄「ちょっとくらい大丈夫だろうってより刺激の強いのを求めたら、やめられなくなって」
兄「…………」
兄「……下着の次は」
妹「ただいまー」
妹「お母さんー?」
妹「あっ、今日は出かけるんだったっけ……」
妹「…………」
妹「お兄ちゃんの靴はある……」
妹「寝てるふりして、変態な男子の話聞いたら少し安心した」
妹「なんかデータだけネットでとって保存して開けてみたらおじさん同士のHの画像集だったって」
妹「私が開いたのもたまたまそういうのだったんだよね。お兄ちゃんも騙されちゃって可哀想」
妹「優しくて、カッコいい私の自慢のお兄ちゃん」
妹「男の子だからHなことを考えちゃうのは仕方ないって性の授業でも言ってたし。それは認めてあげないと」
妹「あんなかっこいいお兄ちゃんが家だとムッツリなHさんだってお兄ちゃんの学校の人は知らないんだろうな」
妹「ふふっ、なんか変な気持ち。でも良かった。お兄ちゃんが気持ち悪い胸糞悪い変態ロリコンじゃなくて」
妹「違くて良かったお兄ちゃんはロリコンじゃなくて。お兄ちゃんは死んだ方がいいゴミ以下のロリコンじゃなくて」
妹「わかって良かったお兄ちゃんは頭のイカレタ豚以下の価値も持たないクズで生きてる価値の無い汚ならしくて穢れたロリコンじゃなくて」
妹「…………」
妹「…………」
妹「今何してるの、お兄ちゃん」
ドアを開けたらで妹に出くわした
見た瞬間、それが私の下着だってわかった
気付かなかった。帰ってるとすら思わなかった
心構えが出来てなかった。部屋を覗くだけのつもりだった
一瞬でこれからのことが過る。土下座したら親には黙ってくれるだろうか
何か言おう。何か聞こう。そう思っても話し方を忘れてしまった
もうどうなっても妹との絆はもう戻らない。
兄が持っている私の下着から液体が滴ってる
どうなっても戻らないなら、同じことじゃないか
何か喋って。何でもいいから、私の優しくてかっこいいお兄ちゃん
気付いたらベッドに押し倒していた
気付いたらベッドに押し倒されていた
兄「ハァ……ハァ……」
背中のカバンのせいで妹の首がガクリと下がった
兄「違う……違うんだ……」
カバンを脱がす。妹は抵抗しない
兄「お前も合意だからな。合意じゃなかったら、叫ぶもんな。お前お兄ちゃん大好きって、いつも言ってるもんな」
服を破る。破る必要はなかったが破りたかった
兄「これ以上は望まない。望むことがない」
兄「最高だ。違うんだ。合意なんだ」
兄「嫌なら何か言うもんな」
妹「…………」
兄「そうだよな合意だもんな」
妹のズボンを脱がし、自分も脱いだ
兄「さっき抜くんじゃなかった。でもお兄ちゃん凄い興奮してるよ。これまでにないくらい」
妹「…………」
兄「胸のこれ、取るな」
妹の胸を覆っていた白い下着を取る
兄「すげぇ…………。でもさ、小学校の頃一緒にお風呂入ってたよな。それと同じだよな」
妹「…………」
兄「……触るからな」
妹のわずかな膨らみに手をかける。信じられないほど肌の粒子がきめ細かくて、やわらかくて、いくら揉んでも物足りないのに興奮と快感が波のように押し寄せてくる
妹「……ぅ……ぁ……」
兄「ど、どうした?」
妹「や……め……t」
口を片方の手で抑えた
兄「そうだよな合意だもんな嫌なら言うもんな」
悪い。実は罪悪感に耐えきれなくなって寝たんだ
エロは書けない。俺としても書いてて楽しかったからエロ無しの続き書く。自分勝手にオナニーで
妹「んんん!!」
妹が顔をふり懸命に喘いでいる
兄「感じるなよ。まだ胸だけだぞ?メインディッシュはこれからだ」
妹の下半身に目をやる。太ももは筋力がついてないため細く、柔らかそうだ。
性器を覆う下着はおとなしい白色に近い水色。妹の好きな色だ。澄み通っていて、穢れを知らない
初めて妹の、履いた後の選択籠に入っていた下着で抜いた時のことは未だに覚えている
1時頃に風呂に入るふりをした。10時に入るのが習慣だったけど、その日のために一週間近く1時頃に入り家族からの違和感を消すように努めた
計画は周到で、突発的でもない。なのに頭は完全に冷静さを失っていた。
朝妹が起こしに来てからも、妹とご飯を食べている時も、妹がトイレに入っている時にドアに耳をつけている時も
登校してる時も、学校のババァ共に話しかけられている時も、友人と呼べるか疑わしいクラスメートに話しかけられている時も
授業中も、放課後の帰り道も、妹の下着の臭いや手触りを想像して
妹の下着の下を想像して
昔一緒にお風呂に入っていた頃を思い出して
妹の、妹と、妹が
まさか、俺は…………
最高だった。下着を鼻に押しあて空気を吸い込んだ時、臭いが鼻腔をついて、脳に刺激が伝わり、脳から全身に向け快楽の信号が送り込まれた
友などが言う、女の子のいい‘匂い’とは違う。まだ成熟しておらず、それでも醸し出す雌の‘臭い’
もしもこれが地球を覆う空気であったらどうなっていただろう。1日中臭いに陶酔して、頭をやられ、勃起し続け、幸せに満ち満ちていたに違いない
そう、あの時ほど勃起したことはなかった。下着に頬擦りをしたり、舐めたり、股間に巻き付けてしごいた
妹と性交してるような錯覚が、快楽を催し続けた
その妹を今、ベッドに押し倒している
妹「んがぁっ!」
妹がガブリと噛み付いてきた。大して痛くない。可愛いらし過ぎて笑みが出るくらいだったが、口から手を離してやった
妹「ぷはぁ!はぁ……はぁ……」
兄「どうした?」
妹「最低……死んで……」
兄「…………」
妹「知ってるから……お兄ちゃんは汚ならしいロリコンだってこと……」
妹「人間のクズ、ゴミ、死んだ方がいいロリコン」
妹「あんなに小さな子が汚ならしい穢れて興奮してる私の最低な、気持ち悪いお兄ちゃん」
妹「実の妹にまで手を出しちゃう、最低なロリコン」
兄「……ふーん」
妹「もう、やめよ。お父さんとお母さんには言わないであげるから」
兄「…………」
妹「ねぇ」
兄「…………」
妹「叫ぶよ?」
兄「叫べば?」
妹が大きく息を吸い込んだ時、力の限り顎を掴んだ
毎日幼女をオカズにオナニーをしていたゴツゴツした手が、服のはだけた妹の口を覆う
口封じに留まらなかった。痛みと恐怖で妹は目を見開き、目からは涙がこぼれ出した
それでも俺は爪が食い込んで出血しないように最大限の注意を払っていた。大好きな、妹だから
兄「大好きなんだ……」
妹の唇に接吻する。とてもやわらかくて抵抗が全くなかった。思わず涎が出て妹の口に流れ込んだ
兄「小さい女の子が好きだったんじゃない」
妹「…………」
兄「好きな女の子が小さかっただけなんだ」
妹「…………」
兄「妹、大好きだ。これまでも、これからも」
最高のプロポーズだった
妹も、嬉しさのあまり目から涙がドバドバと溢れている
兄「防衛規制で代償って言ってな」
兄「こんな変態なお兄ちゃんの頭でも、妹に手出すのはさすがにマズいって考えたんだろう」
兄「だから代わりにネット上の幼児の画像とか、Hな動画で我慢してたんだ」
兄「幼児。そうだよな。きっかけもなにもないよな。お前のことそのくらいの年から大好きだったんだ」
兄「妹は、俺のこと好きか?」
歓喜極まった妹は言葉が出せないようだが、代わりに首を振るった
兄「そうか!そうだよな!小さい頃から俺に慕ってたもんな!!」
兄「ははっ……お兄ちゃんもだ……大切にするからな……」
兄「大切に……大切に……」
妹の下着を、脱がす
物凄い力が私の顎に食い込む
初めて経験するような痛みだった。ガッチリと固定されて、どんなに抵抗しても外れる気もしなかった。男の人の力がここまで強いなんて思ったこともなかった
お兄ちゃんは笑っていた。怖くて涙が出た。優しくて、カッコ良い私の素敵なお兄ちゃん
お兄ちゃんはロリコンじゃなかった。良かった。
ロリコンじゃなかったら、嫌いになる必要なんてないよね?
たまたま私が幼児から成長していったのが悪いんだよね
ロリコンじゃない大好きなお兄ちゃんから好きだって言ってもらえた。とても嬉しい
はずなのに……
兄「妹は、俺のこと好きか?」
怖い……
怖いよ……
世界で一番怖い…………
首を横に振るった。なのにお兄ちゃんはとても嬉しそうだった
そして私の下半身に手を伸ばした
女友「どう思う?」
女「どう思うって……」
女「か、格好良いんじゃない?」
友「兄ィイイイイ行けぇえええええ!!!!」
兄「オラァッ!」
ドン!
友「ナイスシュー!!さすが兄!!」
兄「お前のパスのお陰だって!」
楽しい。毎日が煌めいている。
汗をかいてスポーツして、親友とぐちりながら勉強して
高校生。青春だ。部活もどこかに入ろう。放課後暇だしな
楽しい。毎日が生きている
友「あー、来週から期末テストじゃん。勉強したくねぇ」
兄「どうせ一夜漬けだろ」
友「お前は頭良くていいよな。俺の脳なんて下半身についてるからな」
兄「…………」
友「つーか忘れてた!いいもの持ってきたんだよ!」
ガサゴソ
友「俺のヲタクの従兄が処分に困ってるって言ってな、兄は二次大丈夫か?」
兄「次の授業なんだっけ?」
友「英語だよ。それよりこれ、お前に分けてやるよ。俺の部屋もうエロ本入りきらねぇくらいやば」
兄「次の授業なんだっけ?」
友「英語だってのwwwからかうなwww
俺も三次派だからぶっちゃけ最初二次はあれだなぁって思ったんだけどさ、逆に二次はなんでもありだぜ?
三次だと明らか30過ぎたババァが女子高生の制服着てたり、レイプされて嫌がってるはずなのにフェラチオしてたり萎えるけどそんなこともねぇし」
友「色々あるぜ。人妻から集団逆レイプ。女子高生もの、幼女もの。他にも姉ものと、い」
兄「ツギノジュギョウナンダッケ?」
キーンコーンカーン……
友「お前がくだらない冗談言うから潰れちまったじゃねぇか!まぁまた後でな」
兄「…………」
兄「……ツギノジュギョウナンダッケ?」ボソリ
先生「ここは先行詞と関係代名詞に距離が……」
女友「あーもうわかんない。メアリーの話を出席する?兄君わかる?」
兄「toが直後に続く場合は“注意して話を聞く”って意味だよ」
女友「へぇー!まさに授業中寝てた私には解けない問題だよ」
女友「そういえば前から疑問に思ってたんだけど、兄君さ、放課後何して」
兄「部活入ろうと思うんだけどさ、どうしようかな?」
女友「えっ!?本当!じゃあ我が部に入りなよ。男共が頼りなくて」
兄「卓球部かよ。もっと激しいスポーツしたいからな」
女友「今軽く馬鹿にしたでしょ?」
兄「女友さんが卓球部なんて意外だったよ本当。ボクシングが似合うよ」
女友「兄君のことサンドバッグにするよ?」
先生「(あー……リア充氏ね)」
女「(あー……リア充氏ね)」
友「あー、リア充氏ね」
友「兄!今日ゲーセン寄ってこうぜ!」
兄「あぁ。いいな。行こうぜ」
友「最近お前ノリいいよな!どうせ放課後家に帰ってもオナ」
兄「お前部活は?」
友「無視すんなよ。テスト一週間前は勉強しなきゃいけないから休みになるんだ」
兄「勉強しなきゃいけないんじゃないの?」
友「社会の金貨の流通を学びにメダルゲームしに行こうぜ。大分預けてあるから金の心配はすんな」
兄「本当お前のその才能他のことに活かせよ。お前初回しかメダル買ったことねぇんじゃねぇの?」
友「究極のメダラーだからな」
兄「だせぇ」
女友「だってよ。一緒にメダラーしに行きなよ」
女「なにその造語。別に興味ないもん。勉強しなくちゃいけないし」
女友「カァーッ!こいつは小学生か!!」
女「想像して見てよ。兄君が隣に座って無言でたんたんとメダルを投下する私を」
女友「ぐっwwwwwwwwwいやぁwwwwクッwwwいいんじゃないシュールでwwwwwでもそういうカップルも見たことあるよ」
女「話題ないし、度胸ないし。てか別に兄君に興味ないし」
女友「じゃあ私が行くわ」
女「だ、ダメダメ!!ダメ、絶対!」
女友「友君狙いに」
女「イラネ」ポイ
女友「あんた本当面白いわwwwww性格掴めないwww」
女「もうやめよこの話題。帰ろう」
女友「えぇー。じゃあさ、今日ゲーセン行かない?」
女「えっ?」
女友「たまたま兄君たちと遭遇するかもしれないけど」
女「……別に任せるけど」
カンカンカンカンカン!
友「オラオラ!攻めろ攻めろ!!」
兄「えっ?お前どうやってんの?なんでそんな一気に投下できんの?」
友「こうやって投下口にメダルを大量に押し付けて指を連打してだな……」
女友「友君必死で気持ち悪いね」
女「一生懸命な人の悪口は良くないよ」
女友「あんた友君のこと大好きだもんね」
女「うん。それでいい」
女友「なんかごめん」
女「別にいいよ」
女友「せっかくだしさ、私達も何かしようよ」
女「いいよ。UFOキャッチャー?」
女友「あんたぬいぐるみ好きだったっけ?前部屋行った時殺風景で軽くひいた記憶あるんだけど」
女「あの時『こういうシンプルな女性カッコいい!』って言ってくれたじゃん!!大切な記憶にしてたのに!!」
女友「いやだってまだ知り合ってそこまで経ってなかったじゃん」
女「じゃあ私の字がミミズがのたくったようなって表現してくれたのも嘘だったんだ……」
女友「えっ?」
女「えっ?」
女友「あっ、やろうUFOキャッチャー。ほらはやく」
女「う、うん?」
チャリン
兄「やべっ、また重ねちまった」
友「逆にお前に苦手分野が存在して安心したわ」
兄「メダルゲーム苦手でも人生に影響ないけどな」
友「キィイー!!くやしぃいい!!!」
兄「ちょっwwwwハンカチwwwwまじで変人に見られるからやめろwwwwwwwww」
友「本当高校生にもなってくだらねぇよ。放課後は女の子とデートしてぇなぁ」
チャリン
兄「よっしゃ入った!ポイント溜まってきたぞ!」
友「男子校行ってる知り合いが彼女作ってやがんの。まじくたばれよ」
チャリン
兄「やべー腹減った。後で飯食い行かね?」
友「家で食えばいいだろ。つーか兄は彼女つくらねぇの?“まじくたばれよ”とか言った直後になんだがwww」
チャリン
兄「あぁージャックポット入んねぇかなぁ」
チャリン チャリン
友「…………」
友「兄、重なり過ぎだぞ……ちゃんとタイミングを」
兄「アーハラヘッタァー」
チャリン……
女友「結局話しかけらんなかったね」
女「別に楽しかったからいいよ」
女友「ところでさ、あんたも不思議に思ってたでしょ?」
女「何を?」
女友「ちょっと前まで兄君は一刻も早く家に帰りたくて仕方ない感じだった」
女友「なのに最近は真逆。前もさ、部活の帰りに本屋寄ったら兄君立ち読みしてたし」
女「…………」
女友「それにたまに変な感じになるよね。友君が下ネタふったら話題変えようとするし。別に昔はそこまで抵抗なかったよね?」
女「たしかに……」
女友「兄君、友くんのこと好きなのかもね?」
女「えっ……?」
女友「じゃあまた明日」
女「あっ……ちょっと……」
友「じゃあまた明日な」
兄「おう。じゃあな」
独りになった。この後何をしよう
もう夜だ。普通なら帰る。じゃあ俺も帰ろうか
急に物凄く漫画が読みたくなってきた。立ち読みしに行こう
改札を出て本屋に向かう。小説でもいいや。とにかくなんでもいいから読みたい
兄「読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい」
ナニアレ?
兄「読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい」
アタマヤバクネ?
兄「読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたいごめんなさい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい読みたい」
本屋が閉まってからも、終電ギリギリまで町をぶらついた
部活はやめてバイトにしようか。そうしたらネットカフェに泊まれる
でも今日は、帰らないと。お金がないから。
野宿しようか。
いや。異常な時こそ、その時の気持ちに任せないで普通の生活を送るべきなんだ
電車に乗って考える
普通の生活
わかってる
こんな嘘の生活を送ってる時点で
もう取り戻ない
帰ったら、そこには
急に窓の外の景色が見たくなった
民家に明かりはまだ点いている
それぞれの家族が悩みなども抱えながら、それでも笑って生きてるんだろう
家族で支え合いながら。反抗期で口をきかなくても、親や、きょうだ
急に電車の中のポスターが激しく気になり出した
どこかの社長についての報道
金にものを言わせて、どうやら小さい女の子を
急に地面が気になり出した。しみの模様が男女の性交に
急に電車の中に入って来た蛾が気になりだした。蛾の舞う軌跡がまるで兄が妹を
急に来週のテストのことが急にバイトのことが急に携帯のことが急にさっき食べたラーメンのことが急に二ヶ月前のことが
急にあの時の妹の妹の妹の妹の妹の窓の外だメダルゲームだあの夜だ苦痛の表情だ蛾だ蛾蛾蛾は駄目だ妹だ駄目だ駄目だ蛾蛾蛾
バスケだ妹だ学校だサッカーだ苦痛の表情だ勉強だ快楽だ近親相姦だ柔らかい蕾だうっすらと張られている膜だ
苦悶の表情だ快楽の涎だ哀しみの涙だ暴走した本能だ痛みの叫びだ封じられる声だ射精だ中出しだ発狂だ絶叫だ
妹だ妹だ妹だ妹だ妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹
───
駅員「……お客さん」
駅員「お客さん、終点ですよ」
兄「んん……」
駅員「寝過ごしましたか?家まで帰れそうですか?」
兄「えっ……あぁ、ここ最寄りなんで大丈夫です」
駅員「それは良かったです。お気を付けて」
兄「……蛾が」
駅員「えっ?」
兄「…………」
駅を出る。暗くて良かった。見えるものが少ないのは、良い。それでも、消える訳ではないが。
明かりの消えたこの自宅。本当に無かったとしたら、どれだけ
音をたてないように、鍵を開ける
緊張する。合唱祭の時も、リレーのアンカーの時も、高校入試の時も、こんなに張り詰めたことはなかった
緊張だけじゃない。不安と焦燥感だ。焦燥感が自分を前へ前へと進めようとするのに、前は不安が覆い尽くしている。こんなのが、毎日家に帰る度に続いている
徐々にでいいんだ。1日1分ずつ帰る時間を早めて、1日1分ずつシャワーの時間を延ばして
1日0.00001秒ずつ長く妹のことを考えるようにして、0.00001秒ずつ長く妹の髪を見て、0.00001語ずつ話しかけて、気付いたら元の日常に戻ってる、なんてことが。気付いたら、なんて
音をたてずにドアを閉める。閉じ込められた気分になって叫びだしてしまいそうだった。やっぱり今日もシャワーは駄目だ。部屋だ。寝よう。はやく寝よう。
慎重に階段を登る。部屋に入ったらベッドを扉に押し付けて寝よう。扉を叩く音に心臓が張り裂けてしまいそうなくらいに怖くなったら音楽を大音量にして寝よう。昨日はそれで大丈夫だった
暗くても音はなる。階段よ軋むな。起きたらどうする。音が、叫び声に聞こえる。急に音のことがあの時の妹の発狂の発狂の妹妹妹妹妹
一気に階段を駆け上がる耳を抑えて転んで大きな音を出してひざを擦り剥いても走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ
走れ!!
バタン!
扉を閉じる。階段を登っただけなのに完全に息切れしていた。
でも、もう大丈夫だ。もう
「おかえり、お兄ちゃん」
部屋に差し込む月明かりだけでもはっきり見えるほど、妹の顔が間近にあった
急に部屋を出たくなった。けれどドアの前に誰か立ちふさがった
急に授業のことが気になりだした
兄「なぁ友、次の授業なんだっけ?」
「お兄ちゃん」
急に音楽が聴きたくなった。プレイヤーに手をかけるが充電がきれていた。どうしてだ昨日確かに充電してたのにまさか
「お兄ちゃん」
急に月明かりが気になりだした
「お兄ちゃん」
急にカーテンの
「お兄ちゃん」
急に本棚の
「お兄ちゃん」
急に
「お兄ちゃん」
急に
妹「お兄ちゃん」
接吻された。ドアの前に立っていたのは妹だった。
妹を認識してしまった。妹が生まれてからの10年以上の記憶が蘇る
氷河から溶けだしてどばどばと脳内に流れ込んでくる思い出は暖かくて、快楽を伴っていた
あぁ、懐かしさが込み上げてくる。常識的なことが考えられなくなって、自然と笑みが零れてくる
大好きな、大好きな俺の妹
兄「ただいま」
妹「おかえり、お兄ちゃん」
もう、この女の子から逃れることは出来ない
ベッドに寝転がった。暗くて天井が見にくいな、と思っていたら妹がカーテンを開けてくれた
月明かりが部屋いっぱいに差し込んでくる。妹の不適で、いやらしい笑みが浮かぶ
ざぁー、っと、窓の向こうから音が聞こえてくる。雨が降り出したようだった。本当に降っているかはわからない
妹が服を脱がしてくれた。優しくて、変に真面目で、元気で、可愛い俺の妹
素っ裸になった。月明かりに照らされ、大好きな妹に見られてると思うとちょっぴり恥ずかしかった
妹は、ただいやらしい笑みを浮かべている
二時間ばかり書けないかもしれない。投稿はできるだけする。すまん
目の前の雌は、本当に年下の女の子で、自分の妹なのだろうか?
指の隙間や、頬を舐めてくる。舌はこんなに赤かったっけ?
二ヶ月前まではもっと白っぽく、薄くて、物を味わうだけの機能しかなかったように見えた気がする
時々鳩尾のあたりや、喉仏や、まぶたなどドキリとするところを舐めてくる。
右手は俺の太ももの付け根にあるツボをさすってくる。昔からそこが怖くて仕方ないのを知っているのは確かに妹だけだ
暴力を何より嫌う妹が、手や、舌を刃物にして脅しをかけてくる
それでも左手は俺の頬を優しく包み込んでくれる。柔らかい。心地よくて安心する。ひんやりとして気持ち良い。
でも以前手をつないでた時は温かかったと思う
いつの間にか勃起していた。あの日から、性欲に関する一切の感覚を遮断していたのに。
少しでも思考がそちらに傾こうとすると、脳が勝手にシャッターを降ろしてきた。最もその時は遮断している自覚など無かったけど
上体を起こして妹が滑るように移動する。膝の間に座って、性器をじっと見つめてきた
何をしてくれるのかと見守っていたら、だらり、とよだれを垂らしてきてくれた。
また口を閉じてしばらくしたあと、
だらり、と亀頭のてっぺんへと垂らしてきた
睾丸の方に流れ出した涎を両手で包み込むように掬い上げて、性器全体にまんべんなく塗りたくった
両手でうねるように手をすべらせてきた。妹の唾液のせいで、じゅぽ、じゅぽと部屋の中に響く
頭が真っ白になってしまいそうな気持ち良さだった。全身の神経が性器に乗り移ってしまったみたいで、全身を犯されているかのような感覚に襲われた。
唾液を溜めては性器や睾丸、太ももに垂らして、手で撫でるように延ばして面積を拡げていく。両手が太ももから睾丸の裏を通って、性器まで撫で上げられた時は激しく身震いしてしまった
兄「ハァ…!ハァ…!」
妹「まだイっちゃ駄目だからね。イかせてあげないからね」
心臓がバクバク鳴っている。このままでは興奮で死んでしまいそうだ
妹「まだ。まだだよ。やっと捕まえたんだから。もう逃がしてあげない」
妹が優しく声をかけてくる。呼吸をするのに必死で声が出せない
快楽に縛られて、逃げられない
モサモサ ,ハ,_,ハ
,;' ´∀`';/^l
,―-y"'u"゙u" |
ヽ ´ ∀ ` ゙': モサモサ
モシャー /Y ':; ミ;,,.,.,) (,.,ミ
γ'`^'"'~^´ i :;:; ミ :; ;:;: l^ヽ''"ヾ/^i'ツソ,;;"'"';;
レ ゙': :;:; ミ゙゛';:, ~) :,, ~);;:;: ヾ゙ " ゙'ヾ'
ミ . ´ ∀ `. .ミ :;:; `゙ "`'''~^"~'''゙"''";:;: ミ ´ ∀ ` 彡 "ミ
゙, "ヽ)ハ、,,_ハ(ミ :;.:; ;:;: モサー (´彡,. (,,_,ノ _,,.ミつ)
,,ミ :' ´∀`:;:' .:;:; ,,;:' ;^'"'' "'"';;: ハ,_,ハ,,_,, "'"'゙''""''''゙""´
;' '; (⌒) ~ ~、⌒) :;:;' も ':; c:'´∀`c `;っ モサー
~"゙''´~"'  ̄'`"' ̄ ;:;; 予 さ ':; "~'"'"~~"'"
"';^'"'~"''~^'"'~"゙"'"';^'"'~"'~^'"'':; も ':;;;"'"';^'"'~"''~^'"'~"゙"'"';^'"'~"'~^'"'~"゙'^'"'~^'"'~;;
l^丶 ':; 感 さ ':;, /^l
もさもさ~ | '゙''"'''゙ y-―, ':; !.! な ':; ,―-y'"'~"゙´ | もさもさ~
. . ミ ´ ∀ ` ,:' ;:;:~"゙''´~~"゙''´~:;:; ヽ ´ ∀ ` ゙':
モサモサ (丶 (丶 ミ :;: .':;:; ミ .,/) 、/)
ハ,_,ハ ミ ;': ;:;: モサー ハ,_,ハ、 :;:; ゙, "' ´''ミ ハ,_,ハ
';´∀`';, ;: ミ ;:;: (( n,:' ´∀` '; :;:;; (( ミ ;:' ,:' ´∀`'; モサモサ
c c.ミ `:; ,:' ; ;:;: ミ,;. ,ッ ;:;; '; 彡 :: っ ,っ
u''゙"u U"゙'''~"^'丶) ;;:;: ''っ"っ 旦 :;:; (/~"゙''´~"U ι''"゙''u
紫苑
罪悪感で潰れてしまいそう。でもこうするしかないんだよごめん書かせてくれよ
ゆっくり続き
妹「そうそう、忘れてた」
そういうと、妹は身にまとっていた衣服を脱ぎ捨てた。
今気付いた。あの日と全く同じ上着、短パン、下着。
でもあの日と同じ妹じゃない
兄「……ぁ……!はァ…………!ぁ…………」
妹「怖くないよ。考えないで。考えたら苦しいよ」
チュッ……
妹「次は口でしてあげるからね」
レロッ……
妹「ふふっ。びくびくしてるね」
レロッ……レロッ……
ジュポ…チュルッ…ジュポッジュポ……
妹「……おいしい。お兄ちゃんの味がする」
妹「んんっ……」
ジュル……ジュポッジュポッ……
ジュルルルル……レロレロレロ……
兄「……ぁ……ガ……」
妹「考えないで」
チュゥゥ……チュパチュパ……
兄「ハァ…ハァ…ハァ…」
妹「そう。考えちゃダメ。気持ち良ければいいの」
妹「んっ……んんっ……」
ジュルリ…ジュポッ……ジュルルルル……
兄「ハァ…!ハァ…!ハァ…!」
チロチロ……レロォ……
兄「あグっ!フー!フー!」
兄「アアッ!ハァ…!ハァ…!」
喘ぎ声が大きくなっても親は来ない
兄「フー!フー!!フー!!」
もう死んでいるから
妹「いいよ。そのままだよ。まだ出しちゃ駄目だよ」
兄「ハァハァハァハァ!!フゥー!!」
妹「んんっ……あん、んんっ!」
ジュポッ!ジュルル!!
兄「ハァハァハァ!!ハァ!ハァハァハァハァ!!!フー!ハァハァハァ!!!」
妹「疲れた。休憩。手洗ってくるね」
洗面所に行くのかと思ったら、妹は窓を開けて夜空に手を突き出した
外はやはり雨が降っていた。心地良い冷気が流れ込んでくる
月光に照らされて氷のような冷たさで辺りを静まらせる、妹の姿のその神々しさ。透き通るような肌に浮き出て見える全身の血管、その中で循環している清冽で白い血液……
月光を浴びながら背中の哀しさ…………儚さ…………脆さ…………。
兄「……精霊みたいだ」
妹「違うよ」
妹は月を見たまま返答した
妹「私は、幽霊だよ」
兄「嘘だ……」
妹はゆっくりとこちらに振り向く
妹「あの日、私はあなたに強姦されて自殺したの」
妹「怨んでる。とても、とても。決して許せない」
妹「私はあなたの頭の中に済む幽霊だから、あなたを包丁で刺したり、家の外でも執拗に追いかけまわしたりすることは出来ないの」
妹「だから家に帰ってきたあなたを罪の意識で発狂させようとした」
妹「……でもね。今日が、最後なの。今夜で終わり。別れだと思うと、私も寂しい。優しくて、カッコいい大好きだったお兄ちゃん。
もう私に怯えなくていいの。特別に、今夜はお兄ちゃんの望みを叶えてあげる。あの時みたいに、私の中で……」
兄「嫌だ!!頼む!!消えないでくれよぉ……」
妹「あなたが望んでたことなのに……」
妹は哀しげに伏し目がちになる
妹「私が望んだことでもあるの」
兄「どっちも望んで……何を……どういうことだか……」
妹「さっきから言ってるでしょ。考えないで。気持ち良ければいいの」
包丁で俺を刺すことの出来ない幽霊が、窓を閉め、ベッドを自分の重みで軋ませながら顔の前まで迫ってきた
妹に不適な笑いが戻る
忘れていた。この清らかな生き物の中に、あのねちっこく、からみついてくる涎や、暴力的でいやらしい舌、雄の本能を最大限に満足させるために這う蛇の腕を持っていることを…………
妹「いくよ、お兄ちゃん」
妹が俺の性器に自分の性器をあてがい、ゆっくりと腰を降ろした
兄「ぐぁっ!あ゙っ……」
妹の未発達の、小さな膣内に自分の性感帯が侵入していく
ゴムもつけず、生でペニスと膣内の襞が擦れる。にゅるにゅるとした感触は、さっきの妹の唾液だろうか
わかってる
兄「わかってる」
心の中の言葉を口にする
兄「お前は俺のことを殺そうとしてるんだろ」
妹は腰を振り続ける
兄「いいぞ!!殺してくれよ!!俺のことを!!」
兄「憎悪をぶつけてくれ!!信頼していた兄貴に!毎朝起こしに行ってあげていた兄貴に!怖い夜は布団に潜りに行った兄貴に!!」
妹「…………」
兄「お風呂も一緒に入ったよな!身体の洗いっことかして、
遊園地で、迷子になったお前を見付けた時も、俺も親からはぐれて二人で迷子になって
お前が俺に結婚してって言った時、父さんがムスッとした顔して、母さんは横で笑って……
あれ……なんでこんなこと話してるんだろうな……なんで泣いてんだろうな……ごめんな……」
「大丈夫だよ」
兄「えっ……?」
妹「…………」
妹「……もう最後だから関係ないってこと。考えないで!!」
妹「そうだよ!本当は怨んでるよ!死んでよお兄ちゃん!!」
妹が腰を降る速度を一気にあげた
兄「あぁ……あぁ!!」
兄「そうだよな!死んで欲しいよな!!」
妹「はぁっ…!はぁ…!死ね……!」
兄「憎悪してるよな自分の下着に射精して、凌辱して、処女を奪って、子供も出来ないのに中出ししてきた憎い憎い自分の兄を!!」
妹「はぁ…!はぁ…!はぁ…!死ねっ!死ねっ!」
兄「いいぞいいぞ!!もっと怨んでくれ!もっともっと蔑んで罵倒してくれ!!!」
妹「ハァ…!死んで……!早く死んで!!死ねっ!死ねっ!」
兄「いいぞぉおお!!!!死ぬぞぉおお!!!!!!!罪に溺れさせて!!!発狂させて!!!!!」
兄「俺を殺してくれェええええぇえぇええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!」
妹がぐぅぅーーっと腰を下ろしてきた
兄「うぉおおぉおおおおぉおおおおおぉおおおおおおぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
生命が妹の膣内へと吸い取られていく
過去の記憶、感情、意識が脳から性器に向かって奪われていく。
走馬灯を見た。死を前にして、対抗するのに必死な情報を脳が手当たり次第記憶の滝から掻き集めようとしている
妹が生まれた日のこと。弟が欲しいと思ってたのに、泣いてる赤ちゃんを見た途端喜びで一杯になっていた
妹ばかりに構う父さんに嫉妬したこと。父さんはあいつのこと溺愛してたからな。でも俺のことも大切にしてくれた
妹に暴力を振るって泣かせて、母さんに頬をぶたれて泣いた日のこと。その直後「暴力ふるっちゃいけません」って言われて、わけがわからなくて笑っちゃったっけ
友と初めての大喧嘩をした日のこと。どうして喧嘩したんだっけ。給食の時間のことだったし、大したことでもなかった気がする
女さんが誤って俺の美術の作品を駄目にしてしまった時のこと。凄く謝ってた。そういえばあの人とはなんだかんだ中学から一緒のクラスにいるな
初めてパソコンを使って、偶然Hな動画を見てしまった日のこと。怖くなって一週間くらい怯えてたのに、いつの間にか穢れてしまっていた
幼少時から今に向かって記憶がぐんぐん引っ張り出される。中学と高校に入ってからの記憶が多い
そしてあの二ヶ月前
あの日
ドアの前で妹と鉢合わせして
妹を凌辱して
本屋に立ち読みに行って
あれ……
あの間の時のことだけ思い出せない……
『忘れて』
待て。待ってくれ。大切な記憶に違いないんだ
記憶の濁流から拾い上げようとしてもどんどん流れ落ちていく
待て。思い出せ。何をしていた。何を話した
誰か。友。女さん。女友さん。お父さん。お母さん
妹。教えてくれ。
あの時俺は…………
『取り戻せる』
思い出せ……
記憶を……
『記憶が』
必要なんだろ……
思い出せ……
『無ければ』
違うだろ……
思い出せ……
『 』
あの時……
……
…
───
なんか一気につまんなくなったな……
兄が死んでいくのが、目にとれてわかる。
何かを必死で掴もうとするような、切ない表情で魂を失っていく
何を掴もうとしているのかしら。私のことかしら?
薄ら笑いを浮かべている。
「お兄ちゃん、生きてる?」
宙を見つめたままだ。兄から離れ、私が服を着終わっても薄ら笑いを浮かべてたままだ
あぁ。やっと、死んでくれた。
妹「気持ち悪い」
ドグッ!
妹「本当」
ドグッ! ドゴッ!
妹「死んでくれて」
ドゴッ! ドゴッ!
妹「ありがとおっっ!!」
ドガッ!ドゴッ!ドゴッ!
風呂入ってくる
>>350
悪い。一生懸命書いてる自分でさえ読み返してみるとなんじゃこりゃ状態になってる。一応オチまで考えてんだが
みんな良いとことか悪いとこを気にせず言ってくれるとありがたい
厨二濃すぎだろ…
もうちょいゆるくして欲しかった
たらいま。読んでくれた人ありがとう
>>366
丁寧に書いてたけどちょっと楽に書いてみる。あまり考え過ぎると中2がひどくなるね
因みに俺は>>1じゃない。書き溜めてないから考えるのに時間かかったりする時がある。言い訳ばかりですまん
再開する
ドゴッ!
兄「……フフ……ハハァ……」
妹「こんだけ蹴られて笑ってるなんてとんだドMだね」
兄「ニヒヒ……ハヒ……」
妹「まじで気持ち悪いね」
ドゴッ!
兄「ギヒッ!」
妹「きも。さーて、次はどうしようか」
妹「わかんない……」
妹「あーどうしてあいつのこと刺して殺さなかったんだっけ」グズッ…
妹「……あー、死ねっ、なんで泣いてんるんだろ。私が望んだことでしょ?」
妹「わかんないなぁ……あぁーむしゃくしゃすんなぁ!!」
母「どうしたの?」
妹「起きてたんだ。さっきお兄ちゃんレイプしたら発狂したよ」
母「あなたにお兄ちゃんはいないわよ。さっさと顔洗って学校行く準備しなさい」
妹「はーい」
母に言われた通り顔を洗って、外に出る
月光に照らされた住宅街はとても落ち着きます。この空間は自由を感じさせてくれる
妹「昼間寝ちゃったからな……どうしようかな」
妹「お母さんに言われた通り学校に行くとしますか」
妹「やっほー!!みんな死ねぇええええ!!!」
妹「私はお兄ちゃんを逆レイプしましたー!!中だしもさせましたー!!」
妹「あははっ!夜って最後だなぁ」
妹「って言ってもなぁ。学校行ってもやることないなぁ。実際明るいか暗いの違いだけだし」
妹「お兄ちゃんの学校行ってみよっと」
妹「携帯で調べてみよっと」
妹「…………」
妹「駅遠っ。無理だよね」
妹「中学校でいいか。私もそのうち通うんだし」
妹「あっ、セキュリティとか大丈夫かな?」
妹「今更そんなことにびびってる場合じゃないよね」
妹「ぜんはいそげ、ってお父さんも言ってたし。行こう」
妹「小学生に教室に侵入されるとか手抜きすぎ。それとも警報はわざと鳴らさないのかな?」
妹「いいや。警察来たら鉛筆喉に突き刺して死んでやろう」
妹「暇だなぁ……」
妹「お兄ちゃんの友達でも呼ぼうかな。ちょうどパクった携帯あるし」
妹「誰にしよう……」
マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
妹「細かくグループ分けされてるなぁ。お兄ちゃんってなにげに几帳面だしなぁ」
妹「…………」
妹「…………」
妹「……あれ。この女。一人だけ同中って以外にグループ分けされてないじゃん」
妹「これはどういう意味?見当もつかないや」
妹「まぁいーや。こいつ呼び出してみよっと」
オチタ━?━キョロ━(゚∀゚≡゚∀゚)━キョロ━マダ━?
TO:Onnna
女さんこんな時間にすみません^^;
でも、どうしても伝えなくちゃいけないことがあるんです。さっき、やっと覚悟を決めました。大事な話なんで一人で来て欲しいです
嫌なら構いません。絶対に来る必要なんてありません
それでも俺待ってますから。日が登るまで、月の下で待ってますから
二人の思い出の母校まで来てください。場所は
妹「あー……ん、ここは……」
美術室です。待ってます
妹「ははっwww傑作www」
妹「こんなんでほいほい付いてくる女がお兄ちゃんの知り合いにいないことを祈るよ」
ブー!ブー!
妹「…………」
TO:Otoko
わかりました。今から行きます。距離が遠いのと、親がまだ起きているのとで遅くなります。申し訳ありませんが、待ってて下さい
妹「…………www」
妹「あはははwwwwwとんだ尻軽女だねwwwwww」
妹「実際来てもやること考えてなかったなぁ」
妹「そういえば、なりすましメールってあったよね」
早く続きを…
TO:Ani
じゃないのか
FROM:Onnna
To:Tomo
女です
男さんから友さんのことについてたくさん教えて貰ってます
もっと、たくさん教えて欲しいです
イロイロなことを……
もう、我慢できないんです……
中学校の、美術室で待ってます
妹「こいつも同中だし大丈夫かな?関係わかんないから変な文に見られるかも」
妹「そもそもこんな文にひっかかる馬鹿下半身男は……」
ブー!ブー!
妹「……お兄ちゃん、友達選びなよ」
妹「準備完了。馬鹿男も来るって言ってたし。支度に時間かかるって何考えてんだろ」
妹「ベランダにでも隠れてよう。これでいい暇潰しが出来そう」
妹「もうすぐだよ、お兄ち」
妹「あれなんだろう。電動ノコギリかな」
妹「暗いから気を付けないとなぁ」
妹「早く来ないかなー」
>>421
訂正。Ani
, -――- 、 _ _/ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : !-.-.‐.‐.‐. ァ
__∧': / . . . : : : : : /: :/: : : :`: :<
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〈::::/:::::::::::/: : : : : : :/ : : : / /: / ',: |: : ハ: : ヽ \
∨:::::::::::::/: /: : : : :/: :-∠_/_:/ |: |: : :∧: : :ヘ、 ', ○
〈:::::::::::::/: /: : : : :/: :.X // \!∧: : : :',: : : ハ\j
/\:::::/: /|: : : : /i/ \ /`ー∨: : :l: : : :.! o
,'.:: : :ヾ:./´ !: : : /  ̄ ̄ ̄ ___∨: :i:. : : :!
. i.: : : ./イ! |: : / __ \ /!: ;イ::. : :.i〉
. !: : : : .::|:.ヽ_j: / /:::::`:.、 \ /、|:/:.|:::. : ,'
|: : : : : .:|:/ > 、j::::::::::::::::::/ , イ-<:.:.;イ:.Ⅳ
|: : : : : .:|' / |` ーrー-イ--‐ ' |:.:.:.∨:.!: |
|: : : : : : ! 〉 | /ヽ ヽ o j:.:.:.:.:. : !: | O
|: : : : : : | /`ー 、 | ,! }、 |:.:.:.:. : :.|: ! ○
|: : : : : : | ./ ヽ |\/,| / ハ |:.:.:. : : :.|/
|: : : : : : |/ `|\/// | .|::. : : : : |
ガラガラガラ……
女「こんばんは」
…………
女「真っ暗で何も見えないね。電気つけてもいいかな?」
…………
女「月明かりの中話したいなら窓際まで行ってあげるよ」
…………
女「妹さん」
っ!!?
妹「へ、へぇー。どうしてわかったか全然見当つかないんですけど」
女「まだ小学生だもんね。本当、びっくりしたよ」
妹「どこまで知ってるんですか?あと、場所移動しませんか?さっき警備がこのあたりうろついてて」
女「うちの学校はこの時間いないわよ。友くんに来られると都合悪いの?大丈夫。まだ来れないから」
妹「…………」
妹「なにしに来たの?」
女「男くんと素敵な夜の話し合いにね」
妹「(私が送ったの知ってるよね……皮肉?)」
,.,.,.,.,.,.,.,.,__
,,;f::::::::::::::::::::::ヽ
i::::::::/'" ̄ ̄ヾi
|:::::::| ,,,,,_ ,,,,,,|
|r-==( 。);( 。)
( ヽ :::__)..:: }
,____/ヽ ー== ; ほほう それでそれで?
r'"ヽ t、 \___ !
/ 、、i ヽ__,,/
/ ヽノ j , j |ヽ
|⌒`'、__ / / /r |
{  ̄''ー-、,,_,ヘ^ |
ゝ-,,,_____)--、j
/ \__ /
| "'ー‐‐---''
女「昔、風邪ひいて寝込んでた時があったでしょ?」
妹「そりゃあ小学生にもそのくらいの経験ありますよ」
女「男くんね、美術の時間喋ってばかりだったんだって。それで、長期休暇に入る前の最後の美術の日に一気に終わらせるつもりだったの」
女「でもね、あなたが熱出しちゃったせいで午前に学校行けなかったの。母親さんも外せない用事があったみたいで」
妹「ふーん」
女「私美術部でね、その日は活動なかったんだけど、長期休暇に入るから色々道具の手入れをしておきたかったの」
女「美術の先生は、正直自分の道具以外には適当な性格だったから。ここ来た時もドア開いてたでしょ?あの人めんどくさがりなの」
女「放課後私が来た時もドアは開いてた。で、中に入ったら男の子が一生懸命絵を描いてた」
女「ねぇ、こっちに来て」
妹「…………」
女「ほら、あれ」
ひぐらしみたいになってくな
初期の
蝶と蛾の絵だった
逃げようとする蝶に蛾が覆い被さって、交尾をしようとしている
二匹はとても空高くを飛んでいて、地上の方ではクマや犬やうさぎなど、幼稚園生が描いたような雑な生き物がニコニコしている
なのに中央に浮かぶ蛾と蝶だけはとても細かく、丁寧に描かれている
女「どう思う?」
妹「どうって……」
妹「胸糞悪いです。見ているだけで吐き気がする。どうしてこんなのが壁に貼られているのか……」
女「へぇー!!!!」
妹「はい?」
女「……凄いね。タイトル見てみなよ」
,.,.,.,.,.,.,.,.,__
,,;f::::::::::::::::::::::ヽ
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( ヽ :::__)..:: }
,____/ヽ ー== ; ほほう それでそれで?
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| "'ー‐‐---''
④
妹「……えっ?蝶と蛾のダンス?」
女「そう。普通の人はね、このタイトルを見て、多分見なくても、これは本来相容れない生物の蝶と蛾が仲良く空を舞ってるようにしか見えないみたい」
女「私もそんな絵だと思ってた。兄くんを手伝って水を持ってきた時に聞いたの『どんなタイトルですか?蝶と蛾のダンスですか?』って」
女「そしたらね
『強姦する蛾』って聞いてびっくりしちゃった。その時水ひっくり返しちゃって、男君と作品にかかっちゃった。近くでよく見るとしわが見えるの」
妹「心底気持ち悪いですねうちの兄は」
女「さすがの私もその時は引いたかな。でもね、本当に蝶を綺麗に描いてると思わない?」
妹「…………」
女「本当に、思い入れがある。優しさやあたたかさを蝶に込めているのは私でもわかる。それに対して蛾の方は…………」
妹「…………」
女「……結局タイトルはまずいから私の聞いた通りにしたの。理解とか、求めてなかったんだろうね」
女「この作品の真価を見抜いたのは美術の先生以外にあなたが初めてよ。
美術の先生が素晴らしいって言ってるのを聞いた生徒が『平和の象徴ですね!』『幸せな気分になります』って言ってるのを聞いて苦笑いしてた」
妹「……あの、何が言いたいんですか?蛾が兄で私が蝶、そのオチくらいわかりますよ」
女「違うよ。今のあなたは」
妹「…………」
女「蛾。兄君に覆い被さってる、汚らわしい虫」
妹「お姉さん、ムカつく」
キリリリ……
女「うわっ……最近の小学生ってカッター持ち歩いてるんだ……」
妹「全然見えない。自分だけ何でも知ってるみたいに振る舞って、散々思い出話して、人のこと蛾呼ばりして」
妹「何がしたいの?」
女「ちょ、ちょっと待ってって。一つだけ、一つだけ質問させて。本当はそのためだけに来たの」
妹「何?」
女「あなたの後ろに立ってるの、お兄さんよね?」
妹「へっ?」
えっ
完全に油断した。手を捕まれた時に騙されたと気付いた
妹「はなっ…!離して!!離せ!!」
女「止まって!あなたも怪我するわよ!!」
妹「わ、わかりました!止まる!止まるから!」
力が緩んだ隙をついて全力で腕から逃れ出す
女「……嘘つくとか最低」
妹「じゃああんたも死んでよ」
何も考えずにカッターをめちゃめちゃに振り回した
逃げようとする女さんは暗がりのせいで机や機材にぶつかっている
女「キャッ!」
妹「死ねっ!!」
腕に向けて切りつけられたが、服の上からだからかそこまで痛がっていないようだった。やるなら喉じゃないと駄目だ
腕を捕まれもみくちゃになってる間に、電動ノコギリのスイッチが入った
女さんがつまづいた
後頭部と高速で動く刃との距離は数センチしかない
妹「死ねっ!死ねっ!」
喉に向けてカッターを押しつける。必死で抵抗してくるが、完全に体勢を崩しているので体力の問題だろう
前にも後ろにも刃。死んで。頼むから死んで
私もそのあと死んであげるから。死なないといけないやくそ
急に目の前の女を殺すことに執着したくなった。
妹「死ねっ!」
女「うう……」
妹「死ねっ!!」
④
女「あの……さ……」
妹「遺言?無理。私もこのあと死ぬことになってるから。よくわかんないけど」
女「一つだけ……一つだけ質問させて……」
妹「何?」
女「あなたの後ろに立ってるの……お兄さんよね?」
妹「うん、そうだね。じゃ」
兄「そうだよ」
妹「えっ?」
身体が───ぐいっと引き戻された
キタ━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━!!
兄「悪いな女さん。待たせた」
女「遅いよ……友くん……」
友「俺のせいかよ!」
妹「えっ?なにこれ。訳わかんない」
兄「俺だって訳わかんねぇよ。なんで女子高生が小学生に殺されそうになってんだよ」
女「すみません……」
兄「まぁ、ありがとうな。本当に」
女「これで水かけちゃったことチャラにしてくださいよ」
兄「ははっ、わかった」
妹「ちょ、ちょっと!全部一から話してよ!!訳わかんないよ」
兄「妹、もうやめにしよう」
妹「何を?話しの流れ掴めないって……」
兄「一から話す必要ないんだ。思い出せ。あの日のことを。つらいだろうけど、あの後の会話を」
それでも俺は期待する
主人公(視点)が変わると胸が熱くなる
妹「あの日?は?何言ってんの?」
兄「あの時、俺がお前を強姦した日のことを」
妹「あれ?電動ノコギリがある。何に使うんだろう」
兄「駄目なんだ。あのやり方じゃ」
妹「ああー!!カーテンが!カーテンの皺が蝶に見える!!」
兄「違うな……思い出せないんじゃない。『認めない』だけなんだ。頼む」
妹「お母さんー!お兄ちゃん全然起きてくれない!」
兄「妹……」
妹「蝶が蝶が蝶蝶蝶蝶蝶蝶蝶蝶兄兄兄兄蝶止めて止めて電動ノコギリカーテン美術室蝶蝶蝶兄兄兄呪呪呪呪呪呪呪呪」
兄「……全部、想い出せ」
チュッ……
C.C.みたいな記憶の戻し方だな
暖かい……
優しくて……
カッコいい……
私の………………
妹「私の……」
妹「私は……」
妹「あの日から……」
妹「あ゙あ゙ああああ゙あ゙あ゙あぁあああ゙ああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
きましたわー
ktkr
氷が溶けて
兄「お嫁さん?まだ10年早いよ」
私が生まれてからの
兄「お父さんお前の味方ばっかりするよな!」
兄に関する
兄「お前お母さんの金勝手に取っただろ!!」
様々な記憶が
兄「今日の午前は数学めんどうだからサボりたいんだ。お前が風邪ひいてラッキーって冗談だって!いてっ!」
兄「今日の午前は数学めんどうだからサボりたいんだ。お前が風邪ひいてラッキーって冗談だって!いてっ!」
高速で蘇り
兄「部屋、勝手に入るなよ。学校の大事なプリントとかあるから」
あの日になって
兄「…………」
一気に速度を落とす
───
兄「…………」
兄「ハァ……ハァ……」
妹「…………」
兄「ごめん……ごめんなさい……」
兄「ほ、本当に、す、すみませんでした…………」
兄「俺は……」
兄「取り返しの……取り返しのつかないことを……」
ガチャ
母「大丈夫!?さっき叫び声が…………」
母「こ、これ……妹…………」
兄「ごめんなさい……取り返しの……つかない……ことを……」
母「だ、だ、誰か、警察」
兄「母さん……」
母「救急車……!誰か!誰かー!!」
母「兄が!!妹を!!誰か!!!誰k」
むんずと母の首を強く締める。ギリギリと音を立てて、まるで男の人の力みたいだ。
錯乱した母は兄の仕業だと思うだろうか。でもどうでもいい。
今頑張れば、後から全て取り戻せるかもしれないから。
母は飛び出した目で兄を睨み付け、気絶した
兄「…………妹」
妹「違うよ。私は妹じゃない」
兄「妹……妹だよな……」
妹「初めましてだよ。ねぇ、お兄ちゃん」
兄「な、なに……」
妹「全てをやり直せる、日常を取り戻せる方法があるんだよ」
兄「どうやって……」
妹「ねぇ、一時間前と今、何が違う?」
兄「何って……全部!全部だよ!俺が……俺がお前を……」
妹「記憶だけだよ」
>まるで男の人の力みたい
>兄の仕業だと思うだろうか
この表現からすると、兄が妹を殺したんじゃなく、妹が兄を殺した
その後で自分の記憶を改竄して、兄に殺されたと思い込んでた
少し前で母親が兄なんて居ないって言ってたのはそのせい
ってところなのか?
>>640
ちゃんと読めないゆとり
兄「……記憶?」
妹「そう。もし仮に今この場にいる3人の一時間前後の記憶を消して、それぞれがいつも通りの部屋でいつも通りの格好で目覚めたらどうなる?」
兄「それは……なんか……悪夢見てた気がするとか……記憶が欠けてるとか……」
妹「私は激痛のする股から血が出てて、お母さんは首が痛んでる。けれどそれ以外は大して問題じゃない。いやちょっとは問題あるけど」
兄「だったら記憶を消せばいいんだ!で、でもどうやって……そうだ!!」
ガンガンガン!!
妹「やめて!駄目だって!!そんなの博打だよ」
兄「痛た……どどど……どうしようごめんな妹お兄ちゃん……」
妹「もう妹でいいよ。続けるよお兄ちゃん」
妹「記憶を有するのはね、正確には脳じゃない。人格なの」
妹「あなたの妹はあまりの肉体的、精神的苦痛に耐えきれなくなって、痛みをどこかへ押しやろうとした」
妹「あの極度のストレスなら精神的に死ぬこともできたはず。でもね、死んでる間自分で肉体の方の面倒見れないでしょ?だから私を創造したの」
妹「兄にレイプされた記憶を持っても平気でいられるような器を構築して、嫌な記憶だけを全部押し付けて」
妹「私はこの子を幸せにするつもりはない。このままずっと眠っていてもらう」
首締めは兄だろ
兄「……妹は全部、お前に嫌な記憶押し付けたんだよな?」
妹「あなたの考えてること最低な私にはわかるよ。
私を殺せば綺麗さっぱり、そう思ってるんでしょ?」
兄「……ああ!!」
ギリリリ……
妹「ぐっ……」
兄「拷問してやるよ。お前が自殺するくらいのやつをな」
妹「馬鹿ね……今度は私がもっと悪い人格創っちゃうわよ……」
兄「人格人格って都合よく創れるもんだな。元の妹に戻るまで続けてやるさ」
ギュウゥ……
妹「げほっ……あなたは……どうなの?」
兄「……俺?」
>>662
国語の偏差値低いだろ
妹「げほっげほっ……はぁ……」
妹「私があなたの知っている妹に戻ったところで、あなたは以前と同じように接せられるの?」
兄「俺は……今度こそ……今度こそ!!」
妹「本当に?」
兄の唇に接吻し、手で下半身を舐で回す
二回も射精しているはずなのに、ペニスはむくむくと勃起し始めた
兄「うわ…!ハァ…!ハァ…!」
キタ━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━!!
妹「あの時の感覚、忘れられないでしょ?どんなに我慢しようって理性で抑えようとしても、本能には決して勝てない」
兄「ハァ……やめろ……やめてくれ……」
妹「もうね、狂い始めてるんだよお兄ちゃん」
兄「やめろ……お前は妹じゃ……妹……ごめんなさい……ごめんなさい……」
妹「大丈夫。私が拷問してあげる。罪悪感で心を埋め尽くして、新しい人格に逃げさせてあげる」
妹「罪悪感を感じ無いような人格が生まれるか、罪悪感とは無縁の人格に生まれるか、それとも発狂だけして廃人になっちゃうかはお兄ちゃん次第だよ」
妹「それともさ、いっそのこと私を選ばない?あんなやつと違ってさ、お兄ちゃんの好きなことたぁーっぷりしてあげるよ」
兄「俺は……」
妹「発狂して、全部忘れて」
兄「妹を……」
妹「そうすれば」
兄「身体か……」
妹「平和な日常を」
兄「心か……」
妹「取り戻せる」
兄「記憶か……」
妹「記憶が無ければ」
妹「無かったことにできる」
妹「ごめんね、一気に考えさせちゃって」
兄「……答えは決まった」
妹「ふーん、どんな?」
兄「要するに新しい人格創って、嫌な記憶押し付けて、殺すってことだろ?」
兄「出来るか!発狂の力なんか借りなくたって俺は記憶だけを消してやる!!」
妹「はぁ……頭わる。それが出来たら苦労しないよ……」
妹「気持ちはわかるよ?もう罪悪感でいっぱいで、これ以上悪いことしたくないんでしょ?」
妹「でもね、あなたの妹さんもやってることなんだよ?優しくて、明るくて、可愛いあなたの妹さんも」
妹「私のこと機会さえあれば殺してやろうって思ってる。そのまま眠ってて欲しいのに」
兄「俺は妹がお前に打ち勝つまで待ち続ける」
妹「はぁ……本当に身勝手な兄妹。勝手に創って、悪にして、殺してハッピーエンド。それこそ罪悪感ないの?」
兄「…………」
妹「そんなんでいつまでもつかな……」
チュッ……
妹「早く罪に溺れて、発狂しちゃって。新しいお兄さんが出来たら、私達幸せに暮らすから」
スリスリ……
兄「ソトに!!!」
ガタ!
妹「な、なに!?」
兄「ソトにイカナクチャ!ソトに!」
兄「本ダ!小説ダ!サッカーダ!メダルゲームダ!!」
兄「ソトに……ッ!!」
バタン!
妹「…………ふふっ」
妹「“発狂の力なんか借りなくたって”、かぁ……」
妹「もう充分おかしくなってるよ。優しくて、カッコいい、私の大好きなお兄ち」
妹「カーテンが。カーテンの皺が。カーテンの皺が消えてカーテンが考えるなカーテンカーテンカーテンカーテン……」
それからがまた大変だった
学校に行こうとして玄関を開けようとするが、急に吐き気や頭痛がしてどうしても出られない。
コンビニに食料を買いに行く時は大丈夫なのに、誰かと会ったりしようと考えると急に中の奴が力を出してくる
確かに人格の変わった偽の私と仲良くなって欲しくないだろうけど
それはわかる。なのに、兄をいろじがけしようと企んでも手を出してこない。何を考えているんだろう
兄も兄で中々帰って来ない。小学生の身体では昼間寝ようと思っても寝れず、夜は起きようと思っても眠ってしまう。生活リズムを崩すのに一苦労だ
妹「生活リズムは大切にしないと、発狂しちゃう」
もう限界だ。めちゃめちゃ書きたいのに全く頭が働いてくれない。
ここまで読んでくれた方、アドバイスしてくれた方、支援、保守してくれた方々どうもありがとうございました。
物語の5分の4くらい終わりました。よければ最後まで付き合ってくれるとありがたいです
それではお休みなさい。お体に気を付けて
01:00-02:00 7-15分程度
02:00-08:00 15分推奨
08:00-15:00 10-20分程度
15:00-18:00 7分-15分程度
18:00-01:00 6分以内推奨
ぐぐったらこんなんでてきたけどそんな早く落ちるか?
最近どんだけ落ちるの早いんだよ・・・・
>>755
新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内
そうそう。親も大変だ
母さんは兄に関する記憶を消したように見えた。あの日、帰ってきた父さんは何事か私に聞いてきた。
初潮を迎えてパニックになっている私を介抱していた兄を見て、勘違いして発狂したのだと伝えた。兄もそれを見てパニックになり、外へ飛び出したとも。
お父さんは哀しそうな目で母を見た。「そうか……」と一言言い、格別驚いた様子もなかった。
母は父に寝室に連れられるまで
「認識しない対象は存在しない」
そう呟き続けていた。
保守ありがとうございました。眠気から解放されました
再開します
キタ━━━━(`Д(○=(゚∀゚)=○)Д`)━━━━━!!!
私の中にいる妹の感情が溢れだす。
ただの親。ただの夫婦。ずっとそう思っていた。
この二人はもしかしたら、私達よりもずっと深い悩みを抱えていたのかもしれない。
10年以上もそんなことに気付かせずに育ててくれた。
「お父さん、お母さんはどうしちゃったの?別人みたいになっちゃってた」
「……別人ではないよ。お母さんはお母さんのままだ」
妹「さっきの言葉はどういう意味?『認識しない対象は存在しない』って」
父「お母さんのね、昔からのお守りの呪いだよ」
父「難しい言葉を使うと刑而上において、と付け足すことになるね。車の存在を無視したってぶつかれば当然大ケガをする。
でもね、触れられないもの、たとえば『優しい』『カッコいい』だとかは無視することが可能なんだ」
妹「えっ?えっ?じゃあ赤いりんごを見て『赤い』を無視したら白黒になっちゃうの?それとも消えちゃうの?」
父「どちらでもない。認識しないとその存在そのものにすら気付くことができない。りんごは確かにそこにあるけど『赤い』だけには気付かないんだ」
はよはようるせーよ
頑張って書いてるんだから待てよ
妹「お兄ちゃんが飛び出して、お母さんが起きたあと色々話しかけたの。いつものお母さんみたいなんだけど、会話は噛み合わないし私にお兄ちゃんなんかいないみたいなこと言ってた」
妹「でもお兄ちゃんは車と一緒で触れるものだよ?無視なんかできないよ」
父「うーん……そうだね。昔話から始めるよ」
父「『認識しない対象は存在しない』」
父「お母さんは小さい頃から自分にそうやって言い聞かせて、精神的苦痛を逃れてきた」
父「形而上のものと形而下のものの境界自体とても曖昧なものでね、正直お父さんにもよくわからないんだ。
記憶に触れることは出来ないけど海馬には触れることができる。痛みというものに触れることは出来ないけど痛みを伝える電気信号は可視化できるものだ」
父「母さんは肉体的な痛みそのものを無視することは出来なかったが、精神的な苦痛を催す出来事はある程度無視することが出来た」
父「『認識しない対象は存在しない』。母さんはつらいできごとそのものを、無いものにしようとしたんだ」
父「けどね、心の傷は認識されていないだけで確かに蓄積されているんだ。だから必ずいつか反動に出る」
父「溜りに溜まった自分の傷を或るきっかけで認識してしまった時、母さんは一度壊れた。結婚する前の話だったけどね」
妹「じゃあお母さんはお兄ちゃんのことを……」
父「今は認識していないだろう。兄に関する一切の記憶と感覚にシャッターをかけた。兄をただの高校生とすら思わないだろう」
父「兄がお母さんの前で携帯をぶら下げたって、携帯が宙に浮いてることだけを認めて、何の違和感ももたないだろう」
妹「もう一生戻らないの?」
父「『無い』ことで、逆に『ある』ということに気付いてしまうことがある」
父「空白の時間や感覚、状況に嘘の記憶がすりかわる訳ではなく、ぽっかり空いた記憶の穴が残る。私は落とした携帯を腰を屈んで拾った覚えはないのにどうして今ポケットに入っているのだろう、と」
父「それだけじゃない。物理的に存在するもの、ましてや家族を無視し続けるなんて、いつか必ずぼろが出る」
父「以前みたいに何かのきっかけで偶然気付いて、認めざるを得ない時もくるかもしれない」
父「とても不安定なんだ。存在するものを存在しないことにするのは、本来あり得ないことだから」
妹「認めたら具体的にどうなるの?」
父「具体的には話すことはできない。経験した本人しか決して理解できないことがあるからね」
妹「うん……じゃあ具体的じゃなくていいから」
父「わかった」
父「まず、過去の傷を認めることは、苦痛を味わうと同時に傷と共存する道を選ぶことでもあるんだ」
父「お父さんの経験上だけどね、世の中の一般的なものに対する通説と違ってたいていの精神的苦痛には真剣に向き合わない方がいいんだ」
父「放っておけば治るだろう。時間が経てばなかったことになるさ。そんな気持ちでいるべきなんだ」
妹「それができたら苦痛なんて……!」
父「……そうだね」
妹「ごめんなさい……続けて」
父「お父さんはね、真剣に向き合って、悩んで悩んで考えるほど、心の傷は広がってしまうことが多いと思う」
父「もちろん人それぞれだ。真剣に向き合った方がいいものもあるかもしれない。どうしても心から離れず、放っておけない傷があるかもしれない」
父「消したい記憶。治せない感覚。何年経っても治療の兆しが見えなくて本当に死にたくなってしまった時」
父「傷と共存する道を選ぶしかない」
妹「…………」
父「無視していた存在を認識するんだ」
父「母さんは今ショックを押し隠すだけで精一杯だ。兄の存在を消してさえ、会話も適切に行えないし自分のいる状況さえも把握できてない」
父「もしそのうち、なにかの拍子に傷と向き合うことになってしまったら」
妹「しまったら?」
父「今よりも遥かに、深く精神を壊してしまうかもしれない」
えっ?
父「でもそれはお母さんが傷と向き合っている証拠だ」
どうして……お父さんに限ってこんな単純な間違えなんて……
父「死を選ぶか、共存を選ぶか」
そうか……だから抽象的な話にして遠回しに伝えようとしたのね
父「私は母さんの奥底に秘められている強さを知っている」
お互いに暗黙の了解を作るため?何のため?
父「だから支え続ける。どんなにかかってもな」
妹「私も……お母さんの味方だよ」
父「そうか。よく言ってくれた」
お父さんが頭を撫でてくれた。でも、なんだか機械的に撫でているような気がしてならない
俺のコメントのなにが面白かったのか本気でわからないわけなのだが…
>>863
学校通ったほうがいいよ
妹「あのさ……二つ質問」
父「いいよ」
妹「治るのにどれくらいかかると思う?お兄ちゃんとお母さん」
父「それはお父さんにもなぁ……」
父「でもね、昔のお母さんの世界からある男の人が消えてから7年後、二人は結婚していたよ」
妹「それって……」
父「今回とは違って特別な事情だったけどね。それでも、なんとか家庭を持つことができた。ありがとうな」
妹「……こちらこそ」
妹「もう一つの質問いい?」
父「いいよ」
妹「お母さんが傷を認めざるを得なくなったきっかけって何?」
父「……それは教えられない」
妹「私が大きくなったら話してくれる?」
父「それまでにはわかってるかもしれないな」
妹「……さっぱり」
父「ごめんな長々と。わかったかな?」
妹「……うーん、よくわかんなかった」
父「ははっ、まだ小学生だもんな。わかったらそれこそ怖いよ」
父の考えていることが全くわからない。表と裏の会話を楽しんでいるみたいだ
妹「私お風呂入ってきてもいい?」
父「いってらっしゃい。学校も、行けたら行った方がいい。こういう時こそまともな生活を送るべきなんだ」
妹「わかった。じゃあ学校……痛っ……くっ……」
父「どうした!?」
妹「いや……やっぱお母さん達のこと考えたら……心配で……」
妹「(何今の頭痛……)」
父「そうだな。無理するな。お兄ちゃん達のことはお父さんに任せて妹は寝なさい」
妹「うん……わかった」
父の姿が遠ざかる
回想がまた速度を増し、あの事件から1ヶ月後へ向かって進む
『全部想いだせ』
お兄ちゃん……?
『認めろ』
何を?
一度だけ、学校に行けた時のことを思い出した
あの頭痛のせいで不登校になっていたので、担任から父に電話がかかって来た
父は担任に色々と嘘を吹き込んで誤魔化していた。電話越しの相手にいつも通りの表情で、いつも通りの話し方でのことだったので少し怖かった
兄はというと3日の行方不明のあと家に帰ってきた。
母が兄をいないものとして扱うのに初めは戸惑っていたが、父が兄に私に話したような難しい話をした後はなんとなくも納得したようだった。
逆に、兄が全く私を認識していなかったことに私が驚いた。私を見る度急に目が虚ろになり、完全に私に関する思考を停止しているように見えた。
一度兄が直進して歩いてきた時に兄の目目がけて人差し指を突き出したまま直立してみた
危険だけを察知して無意識に振り払うのかと思ったが、完全に認識していなかった。すんでの所で手を引かなかったら失明していたはずだ。
あの頃の兄はとてつもなく強固だった。他のものに意識を集中せずとも認識だけを拒否出来ていた。
兄と私が全く会話しないことについて、父は何も言って来なかった。
学校に行くことを考えるだけであの頭痛が襲ってくる。
別に学校に行ってなにかやらかそうとか考えている訳ではなかった。せっかくこの世に生を受けたので一度くらい体験したかっただけだ
都合の良いことにクラスメートの記憶は共有さ
頭痛が。考えるだけで
認識そのものを妨害している訳じゃない。考えると苦痛になるだけで、なかったことにされている訳ではない
一体何だ。この現象は
ムカついてきたので、無理をしていく。吐き気を催してきた。クソッ、ぶっ壊れてしまえこんな身体
わからない
ここまで私を苦しめる力があるなら、どうしていつも使わない?
苦痛に耐えながら学校へと向かう。胃がとても痛かった
そういえば皆勤賞を逃したことになるな。そう思ったが、全く悔しいと思わなかった。多少感情は共有されているはずなのに
「おかえりー!!」
教室の中へ入った瞬間雨がドバッと降ってきた
目を拭い辺りを見渡す。
5、6人くらい女子が私を囲んで拍手をしている。右を見たら空のバケツを持ってる女子がニヤツイていた
「ベランダからゴミが来るの見えたからねー」
「どうして来なかったのー?大好きなお兄ちゃんにひきこもりだって気持ち悪がられちゃうよー。学校での立ち位置教えちゃうよ?」
「ギャハハwwwこいつに振り向いてやれる男はパパとお兄ちゃんだけですかーwwwwww」
あぁー、そういうこと。
あんた、いつもあんな苦痛に耐えてここ来てたんだ。
変に真面目なとことか、明るいとこが可愛いとか大好きな兄に言われて
期待を裏切らないように。優しくて、明るい、変に真面目な可愛い女の子だって褒めてもらいたくて皆勤賞狙って
気狂った今の兄貴にどう思われたって構わないよね。もう皆勤賞なんてどーでもいいよね
もう、学校なんてどーでもいいよな?
妹「ギャハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
雄の獣のような力が沸いてくる。眼鏡をかけて爆笑してるブサイクな女子の顔面をぶっ飛ばしてやった。教室に悲鳴が響いた
てめーら全員、ぶっ潰す
妹「ゴミはどっちだよクズ共がっ!!!!」
前髪が目にかかってる可愛い女の子の腹目がけて膝蹴りをする。ついでに前髪を掴んで歯で食い千切ってやった
妹「お前らの立ち位置こそ人に誇れるもんなのかよ!!?」
デブ女の頭を掴んで顎に膝蹴りを食らわせようとしたが腹が邪魔で出来なかった。呻いて吐いたので結果オーライだ
妹「黙ってみてるやつらもよ。こいつこんなに可愛いんだから好きな男子一人くらいいんだろ。助けてやる度胸もねぇのに好きになんな」
長々とかっこつけてセリフを言っている場合ではなかった。後ろから抱きつかれて身動きが取れなくなった
妹「離せよレズビアン!!」
つい口をついたが、こんな語彙があったのが意外だった
妹「離せっつってんだろ!!」
力の強さから長身だと判断してジャンプしたら見事顎にヒットした
妹「虐められた記録事細かにとってあるからな。弁護士に頼んで訴える準備もしてるし、マスコミと実名報道の取材の約束もしてるからな」
口から出任せもいいところだ。
あれ……どうして私はこんなに感情的になってるんだ……
こんなやつらどうでもいいのに。水はムカついたけど、もうここまで仕返ししたら充分だろ。なんであいつが虐められてた時の分まで……
嫌な記憶だから私に譲渡した。さっぱり忘れるついでに、私に代わりに復讐して欲しかったのか?身勝手過ぎる
だったらこんなことしないで帰った方が私としても……
「あんただって……」
眼鏡の割れた女子が睨み付けてくる
「私達のこと虐めてたじゃん……」
前のおでこを手で隠してる女子が泣きながら言う
妹「はっ?……どういう……」
『認めろ、妹』
時がまた加速を始める
美術室へと向かう残り1ヶ月への記憶
兄の人格を殺そうと努力したお陰かだんだん私の存在を無視できなくっていた
逆に私の方は中の人格が気配を見せなくなってきた。
私が自殺してあげても、この身体は魂が空っぽの人形になってしまうのではないかというくらいに。
様々な光景を、鮮明に思い出す
妹『私は、幽霊だよ』
この頃の兄の精神状態は限界にきていた。私の存在に気付き始め、必死で興味の対象を逸らしていた。
妹『あの日、私はあなたに強姦されて自殺したの』 妹『怨んでる。とても、とても。決して許せない』 妹『だから家に帰ってきたあなたを罪の意識で発狂させようとした』
兄に対する最悪の記憶を譲渡されたのは確か。けれど、私はそれを受け入れるだけの人格を備えているはず。怨む理由などない
妹『……でもね。今日が、最後なの。今夜で終わり。別れだと思うと、私も寂しい』
私はどうしてこんなことを言っているの。
最後?別れ?まるで、いかにもこれを何かのきっかけにしようとしているみたいな言い方。
何かを隠してる。記憶は全て辿ってきて必要な情報は全てあるはずなのに。場に漂う妙な違和感。
兄『嫌だ!!頼む!!消えないでくれよぉ……』
妹『あなたが望んでたことなのに……』
そうだよ。私が死ねば本当の妹は甦るはずでしょ?
妹『私が望んだことでもあるの』
私が望んだこと
私が死んだら妹が必然的に甦る。二重人格だから。嫌な記憶は私が引き継いで
本当は私は
兄『憎悪をぶつけてくれ!!信頼していた兄貴に!毎朝起こしに行ってあげていた兄貴に!怖い夜は布団に潜りに行った兄貴に!!』
兄『殺してくれ!』
兄を瀕死に追い込めば、嫌な記憶を譲渡した新しい人格が誕生する。
それは私にとって喜ばしいことのはず。私に適応した人格が生まれてくれたら
人格?人格って……
考えないで。考えたら駄目認識しない対象は存在しない
兄『あれ……なんでこんなこと話してるんだろうな……なんで泣いてんだろうな……ごめんな……』
『大丈夫だよ』
兄『えっ……?』
妹『…………』
さっきの声は誰?もう一つの人格は最近完全に気配を見せない。だとしたら、消去法で……
妹『……もう最後だから関係ないってこと。考えないで!!』
もしかすると、考えないようにしてるのは私の方
つまんなくて人いなくなっちゃったけど
俺は見てるよ
>>927
もう釣りはいいよ小学生くん
兄『……フフ……ハハァ……』
妹『こんだけ蹴られて笑ってるなんてとんだドMだね』
兄『ニヒヒ……ハヒ……』
妹『まじで気持ち悪いね』
『ドゴッ! 』
兄『ギヒッ!』
妹『きも。さーて、次はどうしようか』
兄はこの時自分の傷と向き合って廃人になった。お父さんが言う“共存する道”を選んだんだ
どれくらいの年月で治るかわからない。なのに私はこんなに楽観的だ。
“もうすぐ治る確証”があるみたいに
妹『わかんない……』
わかってる。暗黙の了解だってこと
妹『あーどうしてあいつのこと刺して殺さなかったんだっけ』グズッ…
全ては下手な演技だから
妹『……あー、死ねっ、なんで泣いてんるんだろ。私が望んだことでしょ?』
表でどんなに取り繕っても、感情が零れてしまう
演技でも、私には罪の意識がないから耐えられる
でもお兄ちゃんが自覚していたら。私の身体を犯すようなお兄ちゃんじゃなくなろうと取り繕って
それは、今までのお兄ちゃんじゃない
私は、今までのお兄ちゃんが好きだから
妹『わかんないなぁ……あぁーむしゃくしゃすんなぁ!!』
母『どうしたの?」』
可哀想なお母さん。でもね、こんな私達を産んだのもお父さんとお母さんなんだよ?
嫌な対象から目を背け続けてきたお母さんの遺伝子は私達に受け継がれた。
でも、背けているだけじゃ解決できないこともある。
『認めてくれたか?』
もう少しだけ待ってて。お兄ちゃん
妹『なにしに来たの?』
女『兄くんと素敵な夜の話し合いにね』
皮肉でもなんでもなかった。あの時点で女は兄が来ることをわかっていた
あの時何故急に殺意が芽生えたのか
何かを認識しないなんていきなりできることじゃない。他のことに意識を集中させる必要があった。
妹『遺言?無理。私もこのあと死ぬことになってるから。よくわかんないけど』
でも、もうこれ以上は嘘をつけない。
────
妹「…………」
友「…………」
女「…………」
妹「……ただいま」
兄「……おかえり。やっと認める気になったか」
妹「認識しない対象は存在しない」
妹「私はこの言葉自体を本当の意味で理解しようとしてなかった」
妹「もうお互い演技はやめよう。“暗黙の了解”なんて言葉に出すのと変わらない。無かったことにはできないんだから」
兄「そう言ってるだろ」
妹「じゃあ口に出して言うよ」
妹「私は二重人格じゃない。最初から、このままの自分」
兄「二重人格が嘘だって、変な言い方になるけど気付いたら気付いてた」
兄「さっき、家に帰る時もお前のことを忘れるんじゃなくて、少しずつ受け入れることとか無意識のうちに考えてた」
妹「私もね、自分に嘘つき続けたんだ。存在した記憶を存在しなかったかのように振る舞ったり、存在しないものを存在するかのように扱ったり」
妹「お兄ちゃんが発狂したふりをした時も、私はそのことをわかっていたし、お兄ちゃんも私がそのことを知っているみたいで馬鹿馬鹿しく思った」
妹「お互い知っているのに知らんぷり」
女「……なんのためにですか?」
兄「人格を壊すとか、そういう設定を二人で即興でつくりあげた」
兄「そんな簡単に人格が生まれたり消えたりするわけじゃないってのもお互いがわかっていることをわかってたから、二人で暗黙の了解の中で演技をしているのと一緒だった」
友「…………」
兄「それでも設定通り物語を上手く消化すれば、お互いがあの日の記憶を忘れて再スタートできる。設定上、表面上だけは」
女「…………」
兄「あとは記憶だけだったんだ。お互いがその虚構の設定を認識してることさえ無視すれば、本当にやり直せたかもしれない。
友と女にはわからない話だと思うけど、うちの家系はその能力に長けてるんだ」
兄「でも、どだい無理な話だ。あの事件のことを無かったことになんて出来ない」
妹「うん。私はお兄ちゃんを受け入れる。二人でつらくても、一緒に傷との共存の道を……」
兄「自主するよ。しばらくお別れだ」
なんで自主?
妹「いやっ……いやだ!!」
兄「これしかないんだ。あの夜は一時の過ちで、でもこれからは仲良く暮らしていきますなんて出来ない。出来ないからこそ認めたんだろ?」
妹「うっ……」
兄「そういえば話してなかったな。女さんが俺をストーカーしてからここに至るまでの話を」
女「す、ストーカーじゃありませんよ!!」
兄「今夜の兄ちゃんからの最後の話だ」
>>949
自首だった。このまま減速頼みます
女「……最近の兄さんの様子変でしたし、ちょっと友達から兄さんと友さんの変な話聞いて気になって跡をつけたんです」
友「変な話?」
女「あっ、いや別にそれはいいんです!
兄さんは友さんと別れたあとも、街中とか、本屋とかずっとぶらついてました。独り言も凄くてちょっと見ていられませんでした」
兄「ははっ……色んなことに目を背けるのに必死だったからな」
女「その後も電車に乗ってついていって。尾行に夢中で終電だって気がつかなくて、仕方なく私も兄さん家について行ったんです」
友「泊めて貰うつもりだったのか?」
妹「ふーん……」
女「ち、違いますよ!親が迎えに来るまでの暇潰しです!って言ったら失礼ですけど……」
女「兄さんは玄関の前で凄く怯えているようでした。私も凄く不安な気持ちになって友達から友さんのメールアドレスを聞いてその旨を伝えました」
女「親が迎えに来るので駅前に戻ろうとしたんですが、急に雨が降ってきてしまって。仕方ないので男さん家の玄関で雨宿りをして、親にその近くまで迎えに来るよう伝えて待ってました」
友「なんか……女さんってキャラ掴めないね……」
女「仕方ないじゃないですか!話を続けますね」
女「そしたら急に雨の音に混じって“うおー!”って兄さんの絶叫が聞こえて来たんです」
妹「絶頂の時ですよ。兄が射精したんです」
女「っ~!?////」
女「その時本当に怖くなってすぐ逃げ出しました。走ってる途中に雨も止んだみたいですけど気付きませんでした」
友「あーそっからは俺が話す」
友「寝てたらメール来ててな、寝ぼけ眼で見たら自称女さんが兄が怯えてるだの絶叫しただの言ってるから誰かのいたずらのなりすましメールかと思ったんだ」
友「その後電話が来て本当のことだってわかった。そしたら女さんからいろじがけのメール来るわ、女さんも兄にここに呼び出されるわ」
友「最近の兄は露骨に家族の話題を避けてた。っていうか本当に認識してないっていうのか。でも怯えたような雰囲気を出すんだ。昔は妹の自慢とかしてきてたのに」
妹「へへっ……//」
友「女と情報の交換をして、もしかしたら妹さんの仕業ではないかと思った訳だ」
友「女さんに確かめに行って貰った。危険度は兄の家の方が高いと思って俺が行った。実際は逆だった」
友「兄は正常そのものだった。チャイムを鳴らしたら兄の父さんが家に招き入れてくれたよ」
兄「友が来るまで俺は妹と自分に対し発狂したふりをしていた。何の意味も無いのにな。母さんは本当に発狂していて廊下を行ったり来たりしていた。
そしたら父さんが部屋に入ってきたんだ」
───
父「遺伝子か……母さんを恨まないでくれ。本当はわかっているんだ」
父「兄、お前は妹を強姦した。私が母さんにそうしたように」
父「私の強姦は……性欲が大きかったのだろう。性的虐待を受けて育った母さんを守るために傍にいた私が、あろうことか……私の存在を認識しないのをいいことに……」
父「しかし性欲だけに身を任せていた訳ではない。賭けでもあった。家族でもないのに身をすり減らして母さんを支える私のために、母さんは私の存在を無視して撥ね付けていた。母さんなりの思いやりだ」
父「強姦は荒療治であった。傷と向き合うことを決意して認識することを母はできなかった。だから私は無理やり母に世界を認識させて傷に強制的に向き合わせた」
父「受け入れて、よく考えてみろ、兄。お前達が私達の子供だということを」
────
兄「父さんは全部気付いていた。認識の拒否を自覚させ、暗黙の了解なんて意味はないと遠回しに、且つ直接的に教えてくれた」
妹「やっぱり……お父さんはわかってるのに、わかっていないふりをしてた……」
『もしそのうち、なにかの拍子に傷と向き合うことになってしまったら
今よりも遥かに、深く精神を壊してしまうかもしれない』
妹「(ちゃんと向き合って話したら、ただの初潮の笑い話で済んだはずだもん)」
兄「父さんは母さんを支える続けると言ってくれた。だからお前も父さんと母さんを」
妹「お兄ちゃんも支えるよ。認識して、受け入れてあげる」
妹「優しくて、カッコいい、私の大好きなお兄ちゃん」
兄「幼女をオカズにして妹を強姦した気持ち悪いお前の兄だ」
兄「優しくて、明るくて、変に真面目で可愛い俺の妹」
妹「性格がひねくれてて、学校で虐めて、嫌われて、虐められて、そのことを大好きなお兄ちゃんに隠してる狡猾な妹」
兄「受け入れてやる」
妹「ずっと待っててあげる」
兄「大好きだ」妹「大好きだよ」
妹「お、お兄ちゃんがロリコンなはずないよね……」★2
>>996
こちらへ非難を
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