える「映画館で携帯開くやつ」 (11)
ほうたろう「や、俺、見たんです。伊原が映画館で携帯を開くところを。
嘘じゃないんだ。これ、本当の話です。」
さとし「それは、君、嘘だろうね。彼女はそんなこと、しない。」
ほうたろう「俺も目を疑ったさ。でも事実は事実なんだから受け入れるんだなあ。」
さとし「フーム、そこまで言うなら、仕方がない直接、聞いてみよう。」
ほうたろう「賭けるかい?俺は伊原が携帯開いたことに1000円賭けるぜ。」
さとし「よし、きた。だが、君が僕に1000円払うことになるだろうよ。」
ガラッガラッ
まやか「あ、ふくちゃんと折木だけか。」
ほうたろう「へっ、生意気言いやがる。ところで昨日、映画見に行ったかい?」
まやか「見たよ。凄く、退屈だった。」
ほうたろう「そうだろうよ。日本の喜劇はつまんねぇや。いや、そんなことはどうでもいいんだ。」
まやか「なにか、あるの?」
さとし「実は、僕とほうたろうで、ある賭けをしているのさ。」
ほうたろう「ここで、質問! 映画館で携帯開いた?」
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