ライト「たまには盗撮モノで抜くか」(450)
代行です
ID:si9dRWro0
僕は夜神月。性別はおちんちん。
そしてこの裏ビデオショップの常連である。
店長「おっ、ライト君いらっしゃい」
月「とりあえず今夜のオススメを訊こうか」
店長「へへっ。新鮮な天然モノが手に入ったんだよ。ほらコレ」
月「……うむ、盗撮モノか。そういえばご無沙汰だな」
店長「たまにはどうだい? ライト君の守備範囲内だろ?」
月「ふふっ。当たり前田のクラッカーさ」
店長「でしょ? しかも妹系だし、ライト君に超オススメだよ」
月「ほほう。それは良い」
◆夜神家◆
月「ただいま、サユ、母さん」
粧裕「お兄ちゃんお帰り~。お母さんは買い物だよっ。あ、DVD買ってきたの!?」
月「え、あ、あぁ。友達がこの映画は見とけってうるさくてな……」
粧裕「へぇ~。何の映画?」
月「えーっと、アレだ。パイレーツ・オブ・カリビアン」
粧裕「え、ホント!? 私も見たい!」
月「ダメだ」
粧裕「えぇ!? 何で!?」
月「ダメったらダメ」
粧裕「お兄ちゃんのケチ。そんなんじゃ彼女できないよ!?」プク~
月「ははは。彼女なんていらないよ」
◆ライトの部屋◆
ガチャ。
月「ふぅ。危なかった」
リューク「おいライト。また裏DVD買ったのかよ」
月「あぁ。リュークも聞いてたろ? 妹盗撮系らしい」ククク
リューク「ほんと、守備範囲広いな。お前は川相か」
月「僕は夜神だ! 以後間違えるな!」イラッ
リューク「……死神よりジョークが通じない男の人って」
月「うるさい。お前が人間界に馴染みすぎなんだよ」
リューク「……わりぃかよ」
月「僕はDVDを見るからあっち行け。しっしっ」
月「再生ボタンをポチッとな」ピッ
≪~再生~≫
月「……え? こ、この風呂場……ウチじゃないか!!」
リューク「……なに? じゃあ、コイツはまさか……」
月「……サユッッッ! ……なかなか……どうして……!」ハァハァ
リューク「ていうか実兄のくせに何魅入ってんだ。最低だなお前」
月「フッフッフ。このDVDは最高だ。間違いなくお宝だよ」
リューク「まったく。どこの世界に妹に欲情する奴がいるんだよ」
月「フッ。いつも口を酸っぱくして言ってるじゃないか」
月「『性欲を性癖に支配されるな、性欲で性癖を制すのだ』、ってな」
リューク「日本語でおk」
月「守備範囲が広い奴ほど、人生楽しめるってことさ」
リューク「それにしても一体誰が盗撮したんだ?」
月「僕ではない。つまり犯人は僕以外の誰か……」
リューク「そういえばついこの前まで監視カメラだらけだったよな。この家」
月「!」
リューク「ん? どうしたライト」
月「ふふふ。それだよ。リュークにしては上出来だ」
リューク「ってことは犯人は……“L”か?」
月「あぁ……奴は僕をキラと疑って、この家に監視カメラを仕掛けた……」
月「だがそれは名目にすぎず、奴の真の目的は……“サユ”を盗撮することだったんだ!」
リューク「な、なんだって!?」
月「これは世界一の探偵という肩書きを利用した、許すまじ職権乱用行為だ!」
リューク「ちょっと待て、ライト」
月「ん? どうしたリューク」
リューク「Lは何で、盗撮映像をビデオショップなんかに売りさばいたんだ?」
リューク「金が欲しかったとしてもよ、世界一の探偵にしては行動が軽率すぎるだろ」
月「ふん。馬鹿なんだよ“L”は」
リューク「何だかオレには罠のように感じるんだが……それに今日はお前の……」
月「ん? 僕の何だ?」
リューク「……いや、何でもねぇ」
月「とにかくビデオショップへ行って“L”の情報を掴みに行くぞ!」
月「サユのためにも、必ず奴を刑務所にぶち込んでやる!」
◆玄関◆
粧裕「え、お兄ちゃんどこ行くの? もうすぐご飯だと思うけど」
月「あぁ、ちょっと友達の家に行ってくる。ご飯は先に食べといて」
粧裕「ふぅん。気をつけてね」
月「ありがと。じゃあ行ってくるよ」
粧裕「えへへ。いってらっしゃーい」
ガチャン。
粧裕「よし、お兄ちゃんは家にいない……」
粧裕「にひひひ……サユこれから悪い子になっちゃいまーす♪」
◆ライトの部屋◆
ガチャ。
粧裕「お、お邪魔しまぁ~す……」
粧裕「お兄ちゃんが悪いんだよ? ……サユにパイレーツ見せてくれないんだもん」ブツブツ
粧裕「だから没収だもんね……一緒に見るって言うまで返さないんだからっ///」ブツブツ
粧裕「ん~。それにしても、どこにあるんだろ?」
粧裕「さてはお兄ちゃん……私に感づいて隠したな……ぐぬぬ、やりおる」
粧裕「む。怪しげな鍵付きの引き出し……ここか!」
ガラガラ。
粧裕「あれ? なんだ、日記か……え? 日記? わーい! お兄ちゃんの日記げっとぉ♪」
粧裕「んふふ♪ 私のこと書いてたりして……ってそんなワケないよねー」
粧裕「……うわぁ~……真面目な日記ばっかり。つまんないよぉ」
粧裕「はぁ。サユの躾が悪かったのかなぁ……ん? なんかこの引き出しの厚み、おかしくない?」
ガサゴソ。ガタン。
粧裕「えっ?」
ヴォォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
粧裕「ええええええええ!? 何で燃えるのおおおおおお!?」
粧裕「あわわわわっ。消火、消火しなきゃ! とにかく酸素を絶たないと……!」
粧裕「あ、お兄ちゃんの毛布! これを被せて……!」
バサッ。
粧裕「掛け布団も! 敷き布団も!」
バサッ。
粧裕「……ふぅ。危なかった……この匂い……ガソリンかな?」
粧裕「二重底を無理矢理こじ開けたらガソリンが発火する仕組みになってたんだ」
粧裕「もう。私の判断が遅かったら、この家全焼してたよ……ん?」
ガサゴソ。
粧裕「これは……ノート? なんか真っ黒でやなかんじ……」
粧裕「焦げてて文字が読みにくいな……えーっと……」
粧裕「『 DE-TH NOTE 』……で、で……≪ デートH ノート ≫!?」
粧裕「まさかこれって……お兄ちゃんが今までデートして……」
粧裕「え、え、え、え、え、えっちした人達を書いたノートってこと!?///」アセアセ
パラッ。
音原田九郎
渋井丸 拓男 事故死
渋伊丸 拓男 事故死
渋井丸 拓夫 事故死
渋伊丸 拓夫 事故死
渋井丸 拓雄 事故死
渋伊丸 拓雄 事故死
渋井丸 卓男 事故死
粧裕「やだっ。男の人ばっかりじゃない……」
粧裕「まさかお兄ちゃんが彼女なんていらないって言ってた理由って……」ゴクリ
粧裕「あと何なの……シブイマルタクオの一揆なの?」
粧裕「しかも全員事故死って、どんだけ理不尽なデートだったんですか!」
粧裕「どんだけ呪われてる名前なんですか!」
粧裕「サユを差し置いて……お兄ちゃんのばかぁ!!!!!」グスン
◆裏ビデオショップ(表向きは普通のビデオショップ)◆
店長「いらっしゃ……おぉっ、ライト君じゃないか」
ガタン。
月「聞きたいことがある!」
店長「え、こわい」
月「このDVD、誰から入手したんだ!?」
店長「え? か、勘弁してよライト君。僕達には守秘義務が……」
月「僕が今まで、どれだけこの店に貢献してやったと思ってるんだ!?」
店長「で、でも店の信用に関わることだから……と、とにかく落ち着いてよっ」
月「このDVDの盗撮対象は僕の妹だったんだぞ!」
店長「な、なんだって! それは大変だ! ほら、その人の住所ココに書いてあるから!」
月「ふふふ。それでいい……よし、結構近くのマンションだな」
タタタタタ。
店長「あ、ありがとうございましたぁ……」
ピポパポ。
PRRRRRR♪
PRRRRRR♪
店長「あ、もしもし。Lさんっすか? 僕です。店長です」
L「夜神月は上手く釣れましたか?」
店長「へへっ。もちろんっすよ。今、そちらへ誘導しました」
L「ありがとうございます。やはりあなたに協力してもらって良かった」
店長「あの、じゃあ成功報酬の方、よろしくお願いしますね」
L「もちろんです。明日までに所定の金額を銀行口座に振りこんでおきます」
店長「ヒャッホィ! いやぁライト君にあのDVDを売るだけなんて簡単な仕事でしたよ」
L「それは良かった」
店長「ところで何故ライト君を?」
L「黙ってください。もうあなたは用済みです」
店長「な、なんだと!?」
L「説明する義理はありません。死んでください」
◆某マンション◆
月「このマンションに“L”がいる……」ゴクリ
リューク「せいぜい気をつけろよ。これはチャンスだがピンチでもあるんだぜ?」
月「フッフッフ。リスク無しに栄光は掴めないさ」
月「約束するよリューク。最後に勝つのはこの僕だ」
月「奴の部屋は最上階か。部屋番号を入力して、呼び出しボタンっと」ポチッ
ピーンポーン。
ワタリ「……夜神お月様ですね。ぶっ。おつきさま……くすくす」
月「許さないぞっ!!」イラッ
ワタリ「ふふ……あっ、失礼しました。お待ちしていました。夜神ライト様」
月「“お待ちしていた”……だと?」
ワタリ「はい。“L”がそう言っておりました。どうぞ中へお入りください」
◆Lの部屋◆
ガチャ。
ワタリ「初めまして。ワタリと申します」
月「ぶwwwwwww ワタリって何?w 苗字は横断歩道? ぶっふwwwwwwwwww」
ワタリ「そうですか」
月「……くそっ。仕返しだよちくしょう……」
ワタリ「Lは奥の部屋にいます。ご案内しましょう」
月「ん? 何だか喘ぎ声が聞こえるな……」
あんあんッ!
ワタリ「あぁ。それでしたら奥の部屋を見てもらえればすぐお分かりかと思います」
月「?」
ガチャ。
ワタリwwwwwwwwwwwwwwww
月「え……」
幸子(母)「あんあん! もっと突いてェ!」パンパン
L「ほら、あなたの息子ですよ」パンパン
幸子「今はあなたの息子の方がいいのォ」パンパン
月「どういうことだよ!! かあさあああああああああああああああんッ!!」
L「はじめまして。私がLです」パンパン
月「こんなファーストインプレッションはお断りだ!」
L「まぁ、そう言わないでください。それで用件は何です?」
月「お前だって、分かってるだろ!」
L「はい。盗撮DVDの件ですね。ライト君、お待ちしておりました」
月「ふざけるな! 盗撮は立派な犯罪だ! お前を警察に突き出してやる!」
L「私は盗撮なんてしてませんよ。たまたま拾ったDVDを近くのビデオショップに届けただけです」
L「それが盗撮を収めたものだなんて思いもよりませんでしたし、先程知ったばかりですから」
L「ほらこの着信履歴、ライト君がビデオショップを出た直後の時間ですよね」
L「この電話でビデオショップの店長さんから全てを聞かされたんです」
月「そんな言い分が通るか! 僕は知ってるんだぞ!」
L「何をですか。私は先程まで本当に何も知りませんでしたよ」
月「お前がウチを盗撮してたことくらい知ってるんだよ!」
幸子「ねぇ、L君。下のお口が寂しいよぉ」
月「黙ってろ母親!」
L「いま、言いましたね」
月「何をだ!?」
L「『“私が”夜神家を盗撮したことを知っていた』……と」
月「あぁ言ったさ!」
L「はい。その通り、大正解です。先程は嘘をつきました。私が盗撮犯です」
L「しかし盗撮に気づいていたのなら、何故カメラを外さなかったのですか?」
月「そ、それは……!」
L「外せば自分が“キラ”として“L”に深く疑われると思ったからですか?」
L「でもライト君。そんな思考を抱くのは“キラ”だけなんですよ」
L「普通の人間は、盗撮カメラを見つけたらまず外そうとしますから」
早 /::::l:::l::、:::::、:::::ヽ::、::::::::::::\:::\::::::::ヽヽ::::::ヽ 駄
.く /:::!::::i:::!:::ヽ:::ヽ::::::ヽ::ヽ、::::::::::\:::ヽ:::::::ヽヽ::::::', 目
な. /:l::::!::::ヽ!::ヽ:::::::ヽ:::::::\:::ヽ、::::::::ヽ:::ヽ::::::::!::i:::::::! だ
ん ハ:::l:::::、::::ヽ::::\:::::\:::::::\:::`ヽ、:::ヽ::ヽ:::::!:::!:::::l
と /:::::::l::::::!ヽ:ヽ::::、:::::ヽ:::、:\::::: \::::::\::::!::::ヽ:!:::i:::l:l こ
か !:/!:::::!::::::!::ヽ:ヽ{:::\:::ヽ::::\:::\::ヽ:::::::ヽ!:::::::}!::::l::li| い
し j/:::l:::::!:、:::!::ト、:、:ヽ:::::`ヽ{、::::::\::::\{、::::::::::::::::i::!::l:l ! つ
な l:i:l::::i::i:、:l::lテ=-、:ヽ、_、::\_,≧ェュ、_、\:::::::::i::li::!::リ :
い !ハト:{:!:i:トN{、ヒ_ラヘ、{ >、{ 'イ ヒ_ラ 》\::l::!:ト!!:l::l! :
と ヽ i、ヽ:ト{、ヾ ̄"´ l!\ `" ̄"´ |::!:l::! j:ll:!
: !::、::::i l u |:::/lj/l:!リ >>1
: ヾト、:!u j!/ j|:::リ
ヾ! ヽ ‐ u /イ´lハ/
}ト.、 -、ー-- 、__ /' !:://
リl::l゛、 `二¨´ / |/:/
rー''"´ト!::i{\ / / !:/
/ ^ヽ ヾ! ヽ _,,、'´ / j/
L「私を一気に潰しにかかろうとして、ボロが出ましたね」
月「………クックックック」
月「フゥーハッハッハ! 言いたいことはそれだけか、えーるぅ!?」
L「自分が“キラ”であると認めるのですね?」
月「クックック。認めるわけがないだろう。何故なら僕はキラではないからな」フフフ
L「悪あがきはやめてください」
月「カメラを外さなかったのは僕の正体が……」
バサッ!
月「おちんちんそのものだからさッ! フゥーハッハッハ!」
L「な、なに裸になってるんですか。意味が分かりません。怒りますよ?」
月「ふざけてなどいない。僕は性欲だ。そして全ての変態行為が守備範囲……」
月「だからカメラを外さなかった。カメラで見られるも室内露出プレイの一興だからさ」
月「L。たった今、自分が盗撮犯であると認めたな。僕の勝ちだ! フゥーハッハッハ!」
L「あー。めんどくさいことになりました」
月「なに!?」
保守
L「大人しく捕まってくれれば、私は幸子さんと一緒になれたのに」
月「なッ……どういうことだ!?」
L「仕方ありませんね。説明してあげましょう」
私は夜神家の中にキラがいると疑い、夜神局長の同意のもと、監視カメラを仕掛けました。
監視は局長と2人で行い、風呂場やトイレに女性が入ってくるたびに親指を立てたものです。
そんなある日、局長はこんなことを言いました……「もう我慢できない。サユとおまんこしたい」……と。
彼は震えていました。とても辛かったのだと思います。そしてその気持ちは私も同じでした。
何故なら、私も幸子さんとセックスがしたかったからです。
そうと決まればやることはただ一つ。夜神月をキラとして逮捕すること。
そうすることで夜神家は世間的に抹消され、この世に私以外の味方がいなくなります。
つまり、粧裕さんと幸子さんは私の命令に従うしかなくなるわけです。
笑い方がオカリンになってるよwwwwwww
ワタリ「このムーンライト美味しいですよ。ライト君も食べます? くすくす」
月「ジジィ。空気が読めないなら入ってくるな」
ワタリ「Lは孤児でしてね、“母親の愛情”というものに飢えているんですよ」
ワタリ「幸子さんを好きになってしまったのは言わば“必然”……なのかもしれませんね」
月「窓から放り投げるぞ! 何を悟った風にまとめてやがる!」
月「ただのクズだろうが! 母親もクズだ! 何より父親が一番救いようのないクズだ!」
月「まともなのはサユだけではないかッ!」
L「あぁ~。あなたのお母さんのフェラは最高ですね。オゥフ。もっと裏筋を……」
幸子「れろれろ」
月「カァーッ!」
L「あ、ちなみに局長は先程ご自宅に帰られましたよ? 店長からの電話があってすぐに」
月「何?」
L「邪魔者であるライト君をここで足止めさせ、その隙にサユさんとセックスをするそうです」
月「……おい……ふざけるなよ……」
L「ライト君がキラとして捕まる前祝いが今日なんですよ。だから私も幸子さんとセックスしてるわけで」
L「ふふふっ。局長、上手くやってますかねぇ。もうすぐ挿入の頃ですかねぇ?」
月「くっ! サユッ!! サユッ!! 無事でいてくれぇ!!」タタタタタタ
wktk
◆都内某所◆
僕は雨の降る闇夜を切り裂き、走り続けた。妹を助けたい、ただその一心で。素っ裸で。
月「はぁはぁ……サユッ……くそっ……冬の夜は冷たいな……雨も降ってるし……」タタタ
月「Lに反撃するため裸になったわけだが、その副作用がここにきて……」
リューク「……お前、精神的に大丈夫か? なんか死神でも心配するレベルなんだが」
月「フフフ。新世界に神として君臨する僕が……あの程度の精神攻撃で……ぐふぅ」
リューク「流石に両親がアレじゃショックもでかいわな。同情するぜ、ライト」
月「こんな精神ダメージ……Mプレイの一環と考えれば……守備範囲内だよ」グスン
リューク「強がりやがって……味方してやりたくなるじゃねぇか」グスン
月「何がなんでも……僕はサユを助ける……たった一人の兄として!」
リューク「………オレも手伝うぜ、ライト」
月「ん? 何だ、アレは?」
そこではヒップホップダンサーによるストリートライヴが催されていた。
よく見なくとも、踊り手は見覚えのある人物であった。
覚束無い歌と踊りを披露するそいつは、夜神総一郎(52)。
総一朗「
SO!SO!イチRO!
ソーイチローの最近は~ 嬉しいことばっかぁ~
あのね、総一朗ね、息子がキラなんだって
はい、すみまてぇ~ん
それでね、今日退職届出してきたんだけど、なぜだかわかる?
全てを捨てて、娘のサユちゃんにコレを挿れるためなんだッ!(シュポン!)
よ~し! 今から家に……オホン……ライト、いたのか……。
」
月「ここまでクズだと微笑ましいよクズ」
総一朗「ふん。クズにクズと言われる筋合いはないわ。この愚か者め!」
バシッ!
月「クッ! 何しやがる!」
総一朗「親に向かって何だその口のきき方はッ!!」
バシッ!
月「ッ! お前なんか……親じゃない! 月と書いてライトと読ませる親がどこにいるッ!!」
____,....
,. ‐';ニ"´ニイ:i!:、ヽ:.:`ヽ、_
/.:///:.イ:.|:|:|i:.:ヽ:.、ヽ:、ヽ、
./:.:/:/:.:.//ハ:.:i:.:l:.:.i:.:.:i:.ヽ`:|:!:.:ヽヽ
:.:/.:/:.:./:.l!::.:.ハ:.V:.;、:i:.:.|:.:.ヽ|:.i:.i:.:.',:.゙:,
/l!:/.:.:/|!.|:.:./ハ:',:|:ヽ:、|!:.:.:.ハ:.||:.',:.i:、:',
!|l,:!:.:.:.:|.| |レ/∧:l:メ!:.ヽ:.:|:.|/:.i:.リ:、',:|:.i:.i
:|l.|:.:.:.:|!.:|:.//¬i:.{‐、.:|.ト、:l:|、:.!:.:.i:ヽ|:.|:|
i:.:| |:.:.|l:.:.l/ィ示ヽミ !.メ| 〉ヽ!:|_!:.|:i.:N:.|
:.:.l!:l、.:.:l、:l`ヽ::ノ_, ' リ |i |.,.ィl、.|::!||:.メ:リ
、:.l!.N、:い!. !く:::ソ } |:.:|/:/
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:.i|:iN ` .: ノ /:!レ/′
小| ヽ `''ー‐`'' /|/l
:.:トヽ \ / r‐-、r‐-、r‐-、r‐-、
N|`ヽ ヽ、 , '´ ┌───────┤ || || ||_..._|‐───────┐
``'''‐- ..,_ iT"´ | ー──────‐ |_...._|| ||_...._|ヽ_,ノ. ─────── |
、_ ``''‐N、 | DEATH NOTE .ヽ_,.ノ|.-‐.|ヽ_,ノ |
`ヽ、 i | ─────────. `ー' ー‐─────────‐ |
、 `ヽ、 | | 夜神総一郎 : |
、`ヽ、 \ | | ──────────‐ :. ──────────‐ |
\ \ ヽ.|ヽ | : |
ヽ ヽ | \ | ──────────‐ :. ──────────‐ |
※ライト君は現在進行形で裸です
総一朗「やっと気づいたかゴミ虫め。そう、端からお前なんかに期待してなかったんだよ」
月「なんだと!?」
総一朗「幸子との間に子を授かったとき、オレは心底嬉しかった」
総一朗「だが生まれてきたのは“男”! 男なんて育てて何の意味がある!?」ドスッ
総一朗「無価値なんだよッ! このゴキブリがッ! 死ねッ!!」ドスッ
月「ッッッ! ……はぁ……はぁ……」
総一朗「……そして時は流れ、2人目の子供が生まれた……」
総一朗「“女”だと分かったとき、どれだけ歓喜したことか。何せ育てがいがあるからなァ!」ドスッ
総一朗「16年間飼育した暁には、最高に旬を迎えたご馳走にありつけるんだからなァ!!」ドスッ
月「ッ! ………て……めぇ……さすがの僕でも……守備範囲外だぞ……」
総一朗「それだけじゃない!! 普通の16才の女子高生と何が違うか教えてやろうか!?」
総一朗「16年間、父親に対し培ってきた愛情、信頼、尊敬が一気に崩れ去るときの娘の顔!」
総一朗「涙を浮かべながら硬直するあの表情! ぞくぞくするだろ!? ヒャッハーッ!!」
ドクン…!!
総一朗「……ッッッッッ!? なん……だ……まさか……キラ……か……」
バタッ!
総一郎アホスwwwwwwwww
サユキター!?
『なんだなんだ…?』ガヤガヤ
『キラだ! キラが変態ラッパーを裁いてくれたんだ!』ザワザワ
リューク「……わりぃ、ライト。我慢できなかったわ……」
月「リュークが……やったのか」
リューク「あぁ。そしてお別れの時間だ」
月「どういうことだ……?」
リューク「いつかライトに言ったっけか。死神も死ぬことがあるって」
月「あぁ……でも今は……関係ないだろ?」
リューク「後からレムに聞いたんだが、好意をもった人間の寿命を伸ばしたら死ぬんだってよ」
月「え? レムって誰だよ? 何言ってるんだリューク?」
リューク「本来ならお前の寿命は今日までだったんだ。それは出会ったときから知っていた」
月「何だって……僕は“今日”死ぬ運命だったのか?」
リューク「あぁ。真冬の雨夜に素っ裸で、体力の弱りきったところ、父親から暴行を受けて死亡だ」
月「ハハハ、そんな死に方は嫌だな……ていうか冗談だろ? リューク……」
リューク…(´・ω・`)
シュゥゥゥーッ。
リューク「お。足から砂になっていくのか。意外とゆっくりなんだな。雨が降ってるせいか?」
月「!」
リューク「オレはいつの間にかお前に好意を持ってたらしいな……これで証明された……」
リューク「たぶんお前の理想を目指すその姿勢に知らぬ間に惹かれていたんだろう……」
月「嫌だ。嫌だよリューク。まだお前に面白いものを見せれてないだろ?」グスン
月「ハハハ……ほら、見てくれよ。この野次馬達全員が……キラを讃えてる……」
月「もうすぐ実現するんだよ。誰も傷つかない……誰もが優しい世界が……」グスン
リューク「……」
月「リューク?」グスン
リューク「思い出した……オレの人間だった頃……」
月「人間……だった頃?」
リューク「忘れてたぜ……お前と同じ目をしていた頃を……」
月「僕とリュークが……同じ目?」
リューク「ライトのような理想論を唱える人間はたくさんいたんだ……」
月「……それはリュークが人間だった頃の話かい……?」
リューク「あぁ……いつかは忘れたが……オレは間違いなくその一人だった……」
月「ハハハ……今では考えられない話だな……」
リューク「もちろん成し遂げられるはずもなく、現実を前に俺達は散っていったさ……」
月「……それで、死神になったのか?」
リューク「さぁ……ただ、現実のもどかしさに強く怨念を抱きながら死んだはずだ……」
リューク「何故争う、何故奪う、何故傷つける、何故見て見ぬふりをする……けっ、今じゃガラでもねーな」
月「……そうだったんだ……みんな忘れてるだけだったんだ……」
リューク「?」
月「リューク。今の死神界は堕落していて何のために存在するか分からない……そう言ってたよな」
リューク「……まさか……」
月「そうだよ。理由はあったんだよ!」
月「誰もが傷つかない優しい世界を創るという理由が!」
リューク「………!」
月「死神は過去に理想を抱えて死んでいった人間なんだよ!」
月「正しいことを望んでいるのに報われない……だから……」
月「だから死神でない神は、その望みを叶えるべくして、死神界を創ったんだ!」
リューク「そう……だったのかもな……」
月「だからデスノートという理想を叶える道具まで用意したんだ!」
リューク「クククッ。死神大王までがあのザマだもんな……そりゃ思い出せるわけがねぇ……」
月「今、キラ反対派が存在するのは、キラが人間だからだよ……」
月「キラが神であるなら、誰も文句は言えない……必ず犯罪のない理想郷が実現する……」
月「かつての死神たちの無念を晴らすことができる! 彼らの生き方は無駄ではなかったと!」
リューク「もう十分だよ、ライト……お前との生活、楽しかったぜ……」
月「何言ってるんだ! これかr……!?」
月「おいリューク……! ほとんど消えかけてるじゃないか……!」グスン
リューク「すまねぇな。この体じゃ、死神界へ伝えに行くこともできねぇ……」
月「今はそんなことはいい! とにかく生き延びる方法を考えるんだ……!」グスン
リューク「クククッ。ライトらしくねぇな。別れもエロに結びつけて、守備範囲にしちまえよ」
月「バカ。こんなときになに言って……」グスン
じゃあな、ライト………。
別れも守備範囲wwwwwwwwww
スゥゥゥーッ。
月「いやだ……いやだよリューク……」グスン
月「そんなのいやだあああああああああ!!!!」グスン
ピーポーピーポー。
救急隊員A「君、何で素っ裸なんだよ。まぁとにかく、話は聞いてるから早く救急車へ」
救急隊員B「まったく……ん? 何だろうこのノート?」
ガシッ。
月「このノートに触るなッ!!! これはリュークのノートだッ!!」グスン
隊員A「リュークっていうのは友達のことかい?」
月「……さっきまで……ここにいたんだ……」グスン
隊員B「ここにって……君はずっと一人だったんだろ? 通報してくれた人が言ってたよ」
隊員A「こりゃ後で心療カウンセリングも必要だな」
◆某病院◆
看護師「では、お医者さんが居らっしゃるまで安静にしててくださいね」
ガチャン。
スッ。
月「……デスノート……か……」
コンコン。
月「は、早すぎだろドクターッ。とりあえず布団の裏にデスノートを……」スッ
ガチャ。
粧裕「お兄ちゃん大丈夫!?」
月「な、なんだサユか」
粧裕「なんだサユかとはなんだよぉ! 凄く心配したんだからッ!」グスン
月「ハハッ。大したことないよ(ラッパーの死は伝えない方がいいな。間違った悲しみを生んでしまう)」
粧裕「身体ぼろぼろじゃん。誰にやられたの!? サユがやっつけてやるよ!」
月「大袈裟にするなって。男同士の喧嘩はこーいうもんなんだよ」
粧裕「……男同士?」ピク
粧裕キターーーー!!
ドシッ。
月「ぐふッ! おいサユ。一応ケガしてるんだから、上に乗っかるなよ……」
粧裕「知らないもん。それよりお兄ちゃん。サユの質問に“正直に”答えなさい」
月「何だよ急に……質問って何?」
ガサゴソ。
粧裕「このノート。どういうことなの!?」グイ
月「!!」
月「お前、そのノートどうやって……!?」
月「……っていうか、それに触れたらリュークがッ……!!」
月「……リュークが……」
月「……リューク……」
粧裕「ふぅん。リュークって人と思い入れが深いんだぁ? ……ってあれ?」
粧裕「お、お兄ちゃん何で泣いてるの!? ごめんサユやりすぎちゃった!?」
月「……いや、大丈夫だ……というより、何でお前がソレを持ってるんだよ!?」グワッ
粧裕「わわっ! 泣いて油断させるとは汚い! べぇーっだ。お兄ちゃんが悪いんだからね!」
月「何でだよ!?」
粧裕「サユと一緒にパイレーツ見ないのが悪いんだよーだ!」
月「あ、あれは、その……」
粧裕「罰としてお兄ちゃんの部屋を探索したからね。これはその時の収穫……って」
粧裕「てか、このノート見つけたらガソリンが発火したよ!? サユを殺す気かぁ! このぉ!」
月「うぐぐ。首を締めるな。どうしても隠したいノートだったんだよ!」
粧裕「ふーん。やっぱりこのノートはそういうノートなんだ?」
月「くっ……」
パラパラ。
粧裕「こんなにいっぱい……あぁ、またイライラしてきた……この浮気者!」バシッ
月「ぃてッ! 何だよ浮気者って! 仕方ないだろ? 誰かがやらなきゃいけないことなんだ!」
粧裕「ふん。今後一切ここに名前を書かないって誓わないと絶対に許さないんだから!」
月「それはできない。死神界が堕落した今、リュークが死んだ今、僕にしかできないことだから」
粧裕「……何なのよそれ。どうしてお兄ちゃんはいつもそうなの……」
月「え?」
粧裕「……日本一頭がいいのに……日本一鈍いのはどうして……?」
月「あのぉ、サユさん?」
粧裕ちゃんハァハァ
粧裕「……いい加減、気づいてよ……」
月「な、何をだよ。今日のサユ、なんかオカシイぞ?」
粧裕「……まだそんな態度とるんだ? じゃあいいもん。ノートにサユの名前書くから!」
月「え……なッ!?」
粧裕「へへっ。こうしちゃえば良いんだもんね。発想の逆転だよ。『夜ネ……」
月「やめろッ!!!!」
バシッ!
粧裕「へ……?」グスン
月「何考えてるんだお前は! どこの世界に自分から名前を書く奴がいるんだ!?」
粧裕「……どうして……やっぱり兄妹だから?」グスン
月「はぁ!? 兄妹だからとか、そういう問題じゃないだろッ!!」
粧裕「!」ズキン
月「遊びじゃないんだぞ!」
粧裕「……ごめんね……あたしもう、帰るね……」グスン
さゆキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ガチャン!
月「……まったく。カウンセリングが必要なのは僕じゃなくてサユの方じゃないのか?」
月「それにしても、デスノートが見つかってしまうとはな……よりによってサユに」
月「僕はキラであり続けるために……サユを殺すのか? たった一人の家族を……」
月「FBIのときもそうだった。できるなら殺したくなかったんだ……」
月「くそっ……これが人間の限界か……人間はキラになれないのか……?」
月「……ん? ノートの最後のページに何か書いてある……」
夜神粧裕
1月15日(明日)、朝、お兄ちゃんと○○バス停で待ち合わせ。
スペースランド行き南北バスに乗ったらデートスタート♪
午前中は館内の水族館めぐり。カニとヒトデが見たい!
お昼には粧裕の作ってきたサンドウィッチのお弁当を2人で食べて、
午後からは遊園地をまわる!
まずはティーカップにメリーゴーランド♪(嫌がると思うけど無理矢理乗せるぜ)
あとジェットコースターではお兄ちゃんに参りました、と言わせて大勝利!
さらにはお化け屋敷。これも大勝利……の予定。まぁ、2人なら怖くないさ…。
最後はやっぱり夕日を眺めながらの観覧車だね。甘えすぎ警報発令♪
帰り道、公園に寄り道。2人で喋ったり、2人でたこ焼きを食べるのです。
そしてそして夜9時からは2人一緒にパイレーツ鑑賞♪
これだけでいいんで神様お願いします (`・ω・´)
あ、でも死ぬのは勘弁かな(笑)
粧裕…(´;ω;`)
-、ー- 、
_. -─-ゝ Y ⌒,.Z.._
,.> <`
∠.._ , ヽ
. / , ,ィ ,ハ ト、 l
/イ / /l/‐K ゝlへトi | < しぬぅ
.ni 7 レ'レf Y| ノ・\ ノ・\ |f^!l
. l^l | | l ,/) !6|| `⌒ "||` ⌒´ ||6|! .n
', U ! レ' / ゙yl、 、|レ |y' l^l.| | /)
/ 〈 _,,ハ.ト.`エ ̄フ´ ,イ/\_ | U レ'//)
ヽっ :::;':::::゙! \.  ̄ / |'::::::::|::: ̄ ノ /
/´ ̄ ̄:::::::::l:::::::::l \/ !::::::::::|::::::rニ |
::::::::l:/ヽ:ヽ__ __/:/\:|:::::::: ヽ l
月「!!!!!!」
月「あの馬鹿ッ……何考えてるんだ!!!!」
月「“死ぬのは勘弁”って……行動に矛じゅ……」
月「そうか……サユは英語が全然できないことを忘れていた……!」
月「それでカバータイトルを勘違いし、“How to use”も読めなかったのか……」
月「しかし丁度“DEATH NOTE”の“A”の“∧”の部分だけ焦げて消えるとか……」
月「いや、今はそんなことどうでもいい。サユをなんとしてでも救うんだ!」
月「まず、今日心臓麻痺になることはない。最初に日付が明記されてるからな」
月「問題は時刻だ……唯一明確に書かれている時刻は“夜9時”……」
月「この時間が適用されると仮定するならば……」
月「……サユの命は……あと26時間しかない……」ゴクリ
……賭けは好きではない。
だが粧裕を救う可能性があるとすれば、あの方法だけだ。
大丈夫……僕になら……きっとできる!
>>124
>月「僕はキラであり続けるために……サユを殺すのか? たった一人の家族を……」
母親wwwwwwwwwwww
____
_,、r'´:::‐、`ヾ‐、`丶、
/:::::l、:{⌒ヾヽ::ト、:ヽ:::::ヽ
//!:::i:l:!::ヾ、::::::ヾ::!`ヽ:ヽ:::::ヽ
〃:!:l::::l!:ト、::::liヽ、:::リ:!::i:::ヽ:ヽ::::i
i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:、:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
l!::!:!:iト:::!:i:j/代トト、l:ハ::升ト!:l::!:!lj もういいや
li::l::N{:ヾVヘ「 ̄` lハ ソr‐テハ!:l/
!:l!:ト、l::l{` ! j川/ ハハハハ
ヾト辷N! ‐ノ !:l/
iN \. ` ニ′/}'
丨 丶、 /
ノ ̄´"''‐ 、 `¨´¦
_rく /癶V⌒!=| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
__,、=T下、``ヽ /‐''"_, -ヘ| |
/「 ̄´ ヽヽ \ ヽ/ ´ _,,厶ヘ ∧=、、
|八 \ __/ _,)ヽ___/ ヽ ``=、、
∥ \ ! V´ ̄:::::/ _,ノk>、`T!::::::":::\_ ∥
◆某マンション前◆
ピーンポーン。
ワタリ「ライト君じゃありませんか。何の用です?」
月「Lと話がしたい! 早く開けてくれ! 時間が無いんだ!」
ワタリ「えぇー? えぇー?」
月「ならこれなら開けてくれるか?」
月『“キラ”の正体はこの僕だ』
ワタリ「!」
ワタリ「それは、本当ですか?」
月「あぁ。紛れもない真実だ」
ワタリ「……LからO.Kが出ました。どうぞ中へお入りください」
◆Lの部屋◆
L「ライト君。自分が“キラ”だと……そう言いましたね」
月「あぁ。僕はお前にその証拠を見せに来たんだ」
L「では早速見せてもらえましょうか」
月「……その代わり条件がある」
L「そんなことだろうと思っていましたよ」
L「……その条件とやら、聞いてあげましょう」
………
L「驚きました……ただちょっと無理がありますね」
月「裏世界を掌握しているお前ならできるはずだ」
L「……確かにできないことではありませんが」
月「もしこの条件を呑んでくれたら、キラはLに負けたと宣言する」
L「負けず嫌いが負けを認めますか……分かりました」
L「早速手配します。その前に証拠を見せてください」
L「直接手を下さずにどのように人を殺してきたか……その方法を!」
無効にするのは2冊のノートに同時に名前を書き終えるだったかな?
覚えてないな
_ ,;--、_ , 、-;: 、 ヽ、
| _/ ,-'::;:/:::lj:::::::<;::::::::::ヾ;ヽ,、_ |
{ ノ _,-'´_,-‐''<j::/;;'/l:::l::、:ヽ、;;:、ミ-‐ |. く
| , -'´//:::/;イ:::l:::,:::::ゝ;::::ヽ、::ヽ;::::、j:::l:::::iヘ,___ .|
|/ ./ /::/::/i::|::l::|l:::l::|::::l::ヾ;:::::Y::ー;:::ゝ::l;;l:::;リ lj ,/´`>
ン .| /:/:i::/::l::l'、<;:::l::|l:::i::::|::::ゞ;::::|l:::、;:ヾ;:!リi/ヽl / / っ
lーr'/:/l;|:::l::l:|::ヽ;;;、;lヾ;::、l::,::::::ノ:l|,:::!,|:::::}ヽ、 j' /l
タ | j:/:l|::l::!::|::l::::i|:::l:、'ハ;、:ヾ;:_\_'jヽ;:l::iミ::リjヾ、 /{´ !!
l /|:li::|l::l::|l:::}:::|l:::}l:ゞ;::ヾ;;ト、;;:ゝ:ト;;;;ゝlj,;::ヾ、 /Tヽ、
休 | レi:|:|;lヾl/i:、:ゞ;ヽ;:\:_;ゞ;,ミl;j王トlj:l:l/!」j\ j \
| |:l|:l::|::!:|;::i,_ !\//r(:_)_X /-ゞ>‐‐‐'ア\ ./ ヽ、_/\
載 ! レ'i_l,|lレ'((:)_,ゞ=` '-='"´ u / / \_/
〉 |::::::ヾ;li|l``'f , / / __ \
か / l:::::::::`ヽi、 !___- _`ヽ l/ / / \
| /⌒ヾ、ル'\ーt-‐_´二ヽ,/ / / /
よ | i \ヾ、_ \ヾ:_,..!ノシ' / / /
.| |_ ヾ:、\ヽ.`ヾ、 // / /
!! l l `ヽ、 l| l ヘ、 _ソ/ / / /
| | l / ,> / // /
L, | /ゝ--tr'´ ./ //
,-- 、__/ /ヾ、 :/ ´ / . / /ヾ
⌒\/ ./ ノ/ / / /
\ / ./ ./ ./ ./
\ / ./ / lj / /
\ / ./ /
バサッ。
月「『DEATH NOTE』だ。このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」
L「信じられると思いますか?」
月「無理だろうな。だから実際に殺しを見せてやるよ」
L「そうですね。それが一番手っ取り早い」
L「ではこの人を殺してみてください」スッ
月「ビ、ビデオショップの店長……!」
L「この男は過去何百回も盗撮を繰り返し、また婦女暴行、児童わいせつ行為に加え、」
L「強姦の際に女性を殺してしまったこともある救いようのない犯罪者です」
月「!」
L「どうです? キラの考えに従うなら殺されても不思議ではないと思うのですが」
月「……分かったよ。死んだかどうかすぐ確認はできるのか?」
L「その心配は無用です。店内の監視カメラはここのモニターと繋がっていますから」
月「そうか……じゃあ名前を書くぞ」
37…38…39…40!
ドクンッ!
店長「あ…あ…あ…」
バタッ!
L「……信じられない……」ガタッ
月「……これで証明されただろ?」
L「……分かりました。今すぐ例の件を手配します」
L「その前に、“敗北”を宣言してもらえますか?」ハァハァ
月「あぁ」
月「……キラはLに屈服し……今ここに、負けを宣言する」
L「(*゚∀゚)=3」
月「さぁ、早速頼む」
PRRRRRRRR♪
PRRRRRRRR♪
L「Lです。あなたに依頼したい件がある……」
きたか…!!
( ゚д゚ ) ガタッ
.r ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
\/ /
僕は負けを宣言した。
だけど安心してくれ、リューク。
最後に勝つのはこの僕だ。
その約束は必ず守る。
リュークとの最初で最後の約束だから。
◆夜神家◆
月「ただいま」
粧裕「お、お兄ちゃん!? 病院は!?」
月「ハハハ。実は抜けだしてきたんだ」
粧裕「ダメじゃない! 安静にしとくように言われたんでしょ?」
月「いいんだ……そんなことより……」
ムギュッ!
粧裕「ふぇっ……?///」
月「……明日、デートしようか」ギュ
キターーーーーー!!
粧裕「え……えええええええええ!?///」
月「なんだ、嫌なのか?」
粧裕「………嫌なわけ……ないよ……」
月「それは良かった」
粧裕「……嬉しすぎて……大ピンチだよ」グスン
月「場所はスペースランドでいいか?」
粧裕「?」ピクッ
粧裕「ま、まさかお兄ちゃん……最後のページ見た?」
月「え、ま、まぁな。ハハハ」
粧裕「ッ///!!」カァーッ
粧裕「お兄ちゃんのばかばかばかばかッ!!」ポカポカ
月「痛い痛い痛い! 何だよサユ」
粧裕「ぷ、ぷ、プライマリーの侵害だよ! 訴えてやるんだから!///」ポカポカ
月「それを言うならプライバシー。大体人のノートに落書きしといてそれはないだろ」
粧裕「あああああああ! 今落書きって言った! 一生懸命書いたのにっ!」
月「はいはいすみません」
保守
粧裕「何だその謝り方はっ! 心がこもってないぞ! 罰として……」
粧裕「罰として明日……お兄ちゃんは一日限定彼氏だからね!」
月「……彼氏?」
粧裕「ッ!///」
粧裕「ばかっ。聞き返さないでよ! 奴隷がいいの!?」
月「奴隷は嫌だな……」
粧裕「だったら素直に“はい”って言うの!///」
月「はいはい」
粧裕「“はい”は一回!」
月「ハイテンションだな。そんなに僕とデートできるのが嬉しいか?」
粧裕「あ…あ…あ…あ…///」カァーッ
粧裕「このバカ変態兄貴ッ!!!!!///」
バシッ!
月「鈍器!」
(*゚∀゚)=3
月「……で、明日は何時に家を出る?」
粧裕「サユは8時半で、お兄ちゃんは8時45分ね」
月「なんだ、一緒に行かないのか?」
粧裕「当たり前じゃん♪ デートは待ち合わせから始まるんだから」
月「同じ家に住んでるんだから待ち合わせとか必要ないだろ」
粧裕「ジィーーー」
月「わ、分かったよ。じゃあバス停で待ち合わせだ」
粧裕「えへへ。分かればよいのだ」ニヤリ
PRRRRRR♪
PRRRRRR♪
月「ん? メール……何だユリの奴か……」
【件名】またデート誘ってね
【本文】
この間のスペースランド、楽しかったね!
ライトとデートできるなんてユリは幸せ者だよ♪
また誘ってくれると嬉しいな(・∀・)
何なら明日でもいいけど(笑)
粧裕「お兄ちゃん……何それ?」
今じゃスレタイと内容が別物だなwwwwww
月「あぁこれか? この前ユリの奴と久しぶりにデー……」
ガシッ。
月「あ! おいサユ。僕のケータイだぞ」
粧裕「代わりにサユが返信しとくよ」フフフ
月「え?」
粧裕「この泥棒猫この泥棒猫この泥棒猫この泥棒猫この泥棒猫……」ピピピピピ
粧裕「私のお兄ちゃんにこれ以上手を出したら……」ピピピピピピ
月「(((( ;゚Д゚))))」ガクガクブルブル
粧裕「送信完了っと。お兄ちゃん、一つ言っとくけど」
粧裕「明日は他の女の子と話すのもメールするのも禁止だからね」
月「……はい」
粧裕「約束だからね? 破ったら」
月「はい。約束します」
粧裕「うん! 素直は良いことだよ♪」ニコッ
◆1月15日 9:00 某バス停◆
粧裕「あ! お兄ちゃんこっちこっち!」
月「まだバスは来てないのか?」
粧裕「もう! “ごめん待った?”とか言うものだよ普通」
月「だって知ってるし」
粧裕「はぁ~。お兄ちゃんにはロマンがないのです」
月「いいから行くよ。バスも来たことだし」
粧裕「はぁ~い♪」
ガシッ。
月「お、おいくっつくなよ。恥ずかしいだろ」
粧裕「ダーメ。もうデートは始まってるんだから♪」
◆スペースランド◆
粧裕「わぁ~。懐かしー!」
粧裕「5年前にもみんなと来たよね」
月「そうだったな」
粧裕「よーし! 今日は遊びまくるぞ!」
メイドA「あ、ライトお兄ちゃんにゃ! むぅーたんに会いに来てくれのかにゃん?♪」
メイドB「りこたん、新作オムライス作ったんだにゃん。絶対食べに来てにゃん♪」
月「もちろんさ。可愛い妹達の頼みなら何でも聞いてやる。フゥーハッハッh……ハゥッ!?」
粧裕「他の女の子と喋らないって約束したのに……」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
月「あ…これは、その…」
粧裕「しかもよりによってネコミミ“妹”メイドですって……?」ゴゴゴゴゴゴゴ
月「……つい守備範囲だったんでゴールデングラブが反応してしまって……あはは」
粧裕「お兄ちゃんのばかッ! 次はないからね! サユの彼氏であることに自覚を持ちなさい!!」
◆水族館◆
月「ほら、見てごらんサユ。カニだよ。カニを可愛いと思えるJCがいることに驚きだけど」
粧裕「可愛い~♪ お兄ちゃん、この可愛さが分からないの?」
月「さっぱり分からん」
粧裕「あ。さてはお兄ちゃん、カニに嫉妬してる?」ニヤニヤ
月「なんでだよ」
粧裕「にひひ。大丈夫だよ~。サユにとって一番はお兄ちゃんだから♪」ニヤニヤ
月(なんか知らんが機嫌が良くなったな……)
粧裕「♪」
月(作戦実行は夜6時……それまでは楽しい思いをさせてやらないと)
粧裕「あっ! ヒトデッ! ヒトデだよお兄ちゃん!」
月「おい走ったらコケるぞ……」
◆12:00◆
粧裕「楽しかったね~水族館!」
月「そうだな。そろそろお昼にしよっか」
粧裕「だね♪ えーっと……」ゴソゴソ
月「おっ、サンドウィッチか?」
粧裕「じゃじゃーん! そのとおりでーす!」
月「そういえばサユの手料理は初めてだな」
粧裕「まごころこめてつくりましたっ (`・ω・´) 」
月「じゃあ早速ひとつ……ムシャムシャ」
粧裕「……///」ドキドキ
月「うん! おいしい! これなら何個でも食べられるよ!」
粧裕「ほ、ほんと!?」
月「あぁ。もちろんさ。サユは料理が上手だね」
粧裕「えへへ。そんなことないって~///」デレデレ
粧裕「でもお兄ちゃんに喜んでもらえるとサユも作ったかいがあるってもんだよ♪」ニヤニヤ
◆コーヒーカップ◆
粧裕「あれ? 意外にすんなり乗ってくれるんだ?」
月「可愛い妹の頼みならね」
粧裕「あ……///」
粧裕「も、もう/// そういうこと言うなら前もって言ってよねッ!」ドキドキ
粧裕「サユにだって、こ、心の準備とかあるんだから…///」ドキドキ
月「言ってることめちゃくちゃだぞ?」
◆メリーゴーランド◆
粧裕「お兄ちゃん格好いいよ~」
月「おい。茶化すなよサユ」
粧裕「えぇ? だって本当なんだもん♪ 白馬の王子様って感じだよ?」
月「恥ずかしいからやめろって。固有結界張ってると思われるだろ」
粧裕「いいじゃん別にぃ。お兄ちゃんだーいすき♪ アハハ」
月「……」
http://beebee2see.appspot.com/i/azuYmYSQBAw.jpg
懐かしい物を見つけたのでうp
◆ジェットコースター◆
粧裕「にひひ。さてはお兄ちゃん、びびってるな?」
月「びびびっびびびびびっびってんだdkぁsdf」
粧裕「ふふふ。仕方ないなぁ。ほら、サユの左手、握っていいよ?」
月「っっ」ギュッ
粧裕「えへへ……さぁ来るぞぉ~///」
ゴォオオオオオオオオオオオオオ!!
月「アパパパパパパパッ」
粧裕「キャーーーーッ♪」
……
月「ハァハァ……」
粧裕「大丈夫? お兄ちゃん?」
月「フッフッフ。こ、こんなもの、全身瞬速オナニーと考えれば……守備範囲だよ」カタカタ
◆お化け屋敷◆
月「サユはこーいうの苦手だったっけ?」
粧裕「だ、だいじょうぶだよ? さ、サユに怖いものなんて、無いん…だもん……」ブルブル
月「わッ!!」
粧裕「キャーーーーーーッ!!!」
月「ハッハッハ。ビビりすぎだよサユ」
粧裕「お兄ちゃんのばかっ」
ブーッ。ブーッ。
月(Lからメール……)ピッ
月(……“準備は整いました”……)
月(そろそろ……こちらも準備を始めるか……)
全身瞬速オナニーってなんだよwww
◆16:00◆
粧裕「あぁー怖かった………」
月「ハハハ。怖がりにも程があるよ」
粧裕「お兄ちゃんだって悲鳴あげてたじゃん!」
月「あれは悲鳴という名の声帯レイプ……そう、守備範囲だ」
粧裕「……そろそろ観覧車乗らない?」
月「観覧車か……いいよ……」
粧裕「やっぱり最後は観覧車だよね♪」
粧裕「あ、デートはまだまだ終わらないからね!」
月「……」
粧裕「おにいちゃん?」
月「……サユ。もし明日の朝、目が覚めたとき……」
従業員「観覧車に乗車希望の方はこちらの列にお並びくださーい!」
粧裕「だってさ。お兄ちゃん、はやくいこっ?」
月「あぁ……そうだね……」
◆観覧車◆
粧裕(えへへ~。夕日が綺麗だねぇ)
粧裕(夕日より君の方が綺麗だよ、サユ)
粧裕(えっ、やだ/// もうお兄ちゃんったらやめてよ!)
粧裕(ハハハ。どうしたサユ。顔が赤いぞ?)
粧裕(こ、これは夕日のせいなんだもん///)
月「サユどうした?」
粧裕「……な、何でもないよ!」
月「? それにしても、ほんと……綺麗だな」
粧裕「えっ、やだ/// もうお兄ちゃんったらやめてよ!」チラッ
月「ん? 何言ってるんだ? 夕日の話なんだが」
粧裕「ジィーーーー」プクッ
月「何なんだよ……」
粧裕「えいっ!」
バサッ。
月「な、何だサユ。急に膝枕なんか……!?」
粧裕「甘えすぎ予報は見事的中したのです♪」
月「やれやれ……まだまだ子供だなサユは」
粧裕「撫でて欲しかったりするのです♪」
月「はいはい」ナデナデ
粧裕「……お兄ちゃんの手……気持ちいい……」
月「そうか……そいつは良かった……」ナデナデ
粧裕「……お兄ちゃん……今日はありがとね……」
月「え?」
粧裕「もう……サユが何年お兄ちゃんのファンをやってきたと思ってるの?」
粧裕「お兄ちゃんのこと、サユさまには、ぜーんぶ、お見通しなんだよ?」
月「ハハハ。何を言ってるんだサユ? 僕は何も隠してなんか……」
粧裕「『デスノート』、このノートに名前を書かれた人間は心臓麻痺で死ぬ」
月「!!!!」
粧裕「サユね、少しは英語できるようになったんだよ……」
粧裕「お兄ちゃん、知らなかったでしょ?」
月「『デートエッチノート』、お前はそう勘違いしてたんじゃないのか!?」
粧裕「最初はね。でもすぐ気づいた。サユはバカだけど、そこまでバカじゃないよ」
粧裕「でもサユは、『デスノート』なんてもの、信じたくなかったの……だから……」
粧裕「どうせ信じるなら、『デートエッチノート』を信じて、そこに名前を書く方がいいかなって……」
月「……ッ!!」
粧裕「でも今日確信したの。お兄ちゃんが時折サユに向ける寂しそうな目を見て……」
粧裕「サユをデートに誘ってくれたのは、今夜死ぬサユを哀れんでのことでしょ……?」
粧裕「でもいいの。すごく嬉しくて、楽しいデートだったから……」グスン
月「違う!! 哀れみなんかじゃない!! それにサユを死なせたりなんかするもんか!!」
粧裕「……でも書いてあったもん。『名前を書かれた人間は“絶対”に死ぬ』って……」グスン
粧裕「やっぱりサユはバカだね。そんな恐ろしいノートに名前を書いちゃうなんて……」
粧裕「でもそれだけ、お兄ちゃんとデートしてみたかったの……」
粧裕「それが叶ったから……サユは死んでも後悔なんかしないの……」グスン
月「じゃあ……何で泣いてるんだよ!?」
粧裕「……」グスン
月「……死にたくないからじゃないのか」ギュッ
粧裕「……うん」グスン
月「僕は必ずサユを助ける。だから僕を信じてくれ」ギュッ
粧裕「……うん」グスン
月「だがこれだけは約束してくれないか」
粧裕「なに……?」
月「生き伸びた先に何があろうとも、その世界を生き抜くことだ」
粧裕「……何があろうとも?」
月「あぁ。何があろうともだ」
粧裕「……お兄ちゃん……変なこと考えてない?」
月「っ!」
粧裕「お兄ちゃん、サユにも約束して! この先ずっとサユのそばにいるって!」
月「……」
粧裕「ねぇお兄ちゃん!!!」グスン
変なこと…だと…
月「……あぁ、分かったよ」
粧裕「約束だからね! 破ったら許さないから!!」グスン
月「約束は必ず守る。だから、サユも必ず守るんだぞ」ギュッ
粧裕「うん。もちろんだよ……」グスン
月「……ほら、そろそろ頂上だよ。起きてごらん」
粧裕「……綺麗……」
粧裕「……お兄ちゃん……サユの一生のお願い、聞いてくれる?」
月「え? 一生の……お願い?」
粧裕「うん……」
月「何? 言ってごらん」
粧裕「……キス、して欲しいの」
月「え……」
粧裕「サユとはできない?」
月「……ッ!」
粧裕「……やっぱり兄妹だから?」
月「……できるよ。兄妹とか関係ない……」
月「サユだからこそ、できることなんだ」
粧裕「お兄ちゃん……」
……
月「……サユ? おいサユ!」
粧裕「zzz」グスン
月「なんだ。眠ってるだけか。まぁ無理もない、か」
PRRRRRRR♪
PRRRRRRR♪
月「Lか? 今からそっちに向かう」
L「本当にいいんですねライト君。まぁ止めるつもりはありませんが」
月「あぁ、せめてもの罪ほろぼしだ」
◆???◆
闇医者「本当にいいんだな?」
月「兄妹なんだ。適合性は問題ないはずだろ?」
闇医「あぁ。だが健常者から健常者への心臓移植なんぞ聞いたことがないぞ?」
闇医「……まぁ金さえくれりゃ、やってやるがな」
L「お金の方は私が支払います。丁度、振込む必要の無くなったお金が余ってますし」
L「何より、キラの命と引き換えにサユさんを救えるなら、それは金銭の問題ではない」
闇医「クックック。普通の医者じゃ、前日に心臓移植の手術依頼なんて受けてくれないぞ?」
月「いいか? 手術は21時をまたぐようにやってくれよ」
月「間違っても21時前に手術が終わることがないように」
月「術中にサユの心臓は停止する。だから僕には移植する必要はないからな」
闇医「ふっ。にわかには信じがたいな……まぁ問題ない。注文通りにやってやるよ」
L「ライト君。何か言い残すことはありませんか?」
月「じゃあサユに伝えてくれ……約束は必ず守る、だからお前も守れよ……ってな」
L「わかりました」
月「最後にL、お前にも一言残しといてやろう」
『夜神月が死のうとも、キラは必ず生き返る……!』
さすが月君
心臓移植も守備範囲ってことか
◆死神界◆
死神A「おい聞いたかよ。“ルーキー”の話」
死神B「あぁ聞いたぜ。“ルーキー”だなんて何百年ぶりだからなァ」
死神A「そもそも俺達ってどうやって生まれるんだっけ?」
死神B「さぁな。昔すぎて忘れちまったぜ」
死神C「おい速報だ! たった今、その“ルーキー”が、死神大王に知恵くらべで勝ったらしい!」
死神A「嘘だろ!? あの死神大王が負けたのか!?」
死神B「死神大王に挑むとかリュークの馬鹿以来だな。それで2冊目のデスノートを手に入れたのか?」
死神C「それが違うんだ! その“ルーキー”の狙いは2冊目のデスノートじゃなくて……」
死神C「死神大王になることなんだよ! そしてそれが実現してしまった!」
死神A「マ、マジかよ……じゃあ掟が変わるのか?」
死神B「おいおい勘弁してくれよ。賭博生活をやめろって言うのか?」
死神C「今までの死神大王はやる気ゼロだったからな……あり得る話だ」
◆死神界 某所◆
???「この程度の頭脳で死神界のトップだというのか? 笑えるな」
「貴様……ルーキーの分際でっ!」
???「約束通り、死神大王の称号はもらおうか。お前の名前はこれからゼンゼンマンだ」
ゼンゼンマン「くそっ!」
死神大王「フゥーハッハッハ! ゼンゼンマンよ。早速仕事だ。死神界の死神を全員集めるんだ」
ゼンゼンマン「くっ、なに頑張っちゃってるんだか……」
死神大王「駆け足!」
ゼンゼンマン「はいよ……」
レム「死神大王が変わった……何百年ぶりだろうか」
死神大王「お前、名前は?」
レム「私はレムだ。ランクは“4”……あ、たった今“5”になったのか」
死神大王「レム? お前、リュークを知っているか?」
レム「リュークか。知っているぞ。彼とはランクが近かったからよく喋ったものだ」
死神大王「そうか……」
ゼンゼンマンwwwwwwwwww
ゼンゼンマン「集めたぞ。これで全員だ」
死神大王「そうか。ご苦労だった……」
死神A「一体何が始まるんだい? ルーキーさんよ……おっと今は死神大王か」
死神B「賭博廃止だけはやめてくれよな。やることが無くなっちまう」
死神大王「やることが無くなる? ふっ。本当に堕落者の集まりだな死神界は」
死神C「まるで自分が他の世界から来たみたいな言い草じゃねーか」
死神大王「当たり前だ。死神は全員、人間界から来たのだからな!」
死神D「は?」
死神E「おいどういうことだよ? 俺達は元々人間だったのか!?」
死神大王「その通りだ! 私達は全員、理想論者だったのだよ!!」
死神A「理想論者?」
バサッ!!
死神大王「思い出すのだ! かつて平和を望み、犯罪を憎み、現実を拒んだものたちよ!!」
死神大王「己の過去、死神の存在意義、デスノートの真の使い方を!!」
この>>1はある意味奇才だな
◆人間界◆
粧裕「……んん」
粧裕「……あれ、朝? 私……どうして生きて……」
L「目を覚ましましたか」
粧裕「!」
粧裕「あなた…誰……お兄ちゃんはどこ……!?」
L「お兄さんは昨日、亡くなりました」
粧裕「えっ……?」
粧裕「……嘘……でしょ……」
L「あなたを救うために自らの命をあなたに託したんですよ」
粧裕「嘘だ!!」
粧裕「お兄ちゃん約束したもん! ずっとサユのそばにいるって!!」
L「そういう約束でしたか。お兄さんは言っていましたよ。必ず約束を守ると」
粧裕「ほら! だから変な冗談言わないでよね!」
L「サユさん。お兄さんは約束を守っています」
L「あなたの心臓は、お兄さんのものなんですよ」
粧裕「!?」
粧裕「私の心臓が……お兄ちゃんの……?」ギュッ
L「はい。あなたはデスノートの効力により昨日21時に心臓麻痺で亡くなるはずでした」
L「しかし、お兄さんの心臓を移植することで、あなたは生き延びることができたのです」
L「つまりそばにいるとは、そういうことではないでしょうか?」
粧裕「そんなの嫌!!! 生き延びたって全然……!」グスン
L「『約束は必ず守る、だからお前も守れよ』……だそうです」
粧裕「お兄ちゃんの馬鹿ぁあああああああああああ!!!!」ウワァー
………月日は流れ、、、、
お母さんはLさんと再婚しました(父よいずこへ?)
Lさんだけど、未だに本名を教えてくれない(どうやって籍入れた??)
ちなみに探偵業はヒッソリと続けてるみたいだよ。
お母さん、Lさん、ワタリ爺、そしてサユ、の4人生活。とても楽しいです。
そしてサユはこの春、無事高校に合格しました。
再婚おいwwwwwwwwwwww
テレビ『今月だけでおよそ3万件です。どう思いますか?』
テレビ『そうですね……とても人の手によるものとは考えにくいですね』
テレビ『もはや神……いや、死神の仕業と言うべきでしょうか?』
テレビ『そう言わざるを得ないくらい……異常事態と言えます』
テレビ『また、警察は昨日この一連の事件により、犯罪数が昨年に比べ80%減少した……』
粧裕「……なんか大変なことになってるねぇ」
チーン。
粧裕「お兄ちゃん……サユはね元気にやってるよ?」
粧裕「でも最近よく幻覚を見るんだ……えへへ、ホントだよ?」
粧裕「なんか凄い顔しててね、宙に浮いてるんだ……そう、死神みたいな……」
粧裕「……顔は怖いけど……でもどこか優しい……もしかしてお兄ちゃん?」
ヒューーーー。
粧裕「……そばにいてくれてありがとね」
~完~
____,....
,. ‐';ニ"´ニイ:i!:、ヽ:.:`ヽ、_
/.:///:.イ:.|:|:|i:.:ヽ:.、ヽ:、ヽ、
./:.:/:/:.:.//ハ:.:i:.:l:.:.i:.:.:i:.ヽ`:|:!:.:ヽヽ
:.:/.:/:.:./:.l!::.:.ハ:.V:.;、:i:.:.|:.:.ヽ|:.i:.i:.:.',:.゙:,
/l!:/.:.:/|!.|:.:./ハ:',:|:ヽ:、|!:.:.:.ハ:.||:.',:.i:、:',
!|l,:!:.:.:.:|.| |レ/∧:l:メ!:.ヽ:.:|:.|/:.i:.リ:、',:|:.i:.i
:|l.|:.:.:.:|!.:|:.//¬i:.{‐、.:|.ト、:l:|、:.!:.:.i:ヽ|:.|:|
i:.:| |:.:.|l:.:.l/ィ示ヽミ !.メ| 〉ヽ!:|_!:.|:i.:N:.|
:.:.l!:l、.:.:l、:l`ヽ::ノ_, ' リ |i |.,.ィl、.|::!||:.メ:リ
、:.l!.N、:い!. !く:::ソ } |:.:|/:/
!:i、.i!リ ヽ! , `~ /|:ノ:/
:.i|:iN ` .: ノ /:!レ/′
小| ヽ `''ー‐`'' /|/l
:.:トヽ \ / r‐-、r‐-、r‐-、r‐-、
N|`ヽ ヽ、 , '´ ┌───────┤ || || ||_..._|‐───────┐
``'''‐- ..,_ iT"´ | ー──────‐ |_...._|| ||_...._|ヽ_,ノ. ─────── |
、_ ``''‐N、 | DEATH NOTE .ヽ_,.ノ|.-‐.|ヽ_,ノ |
`ヽ、 i | ─────────. `ー' ー‐─────────‐ |
、 `ヽ、 | | >>1乙 : |
、`ヽ、 \ | | ──────────‐ :. ──────────‐ |
\ \ ヽ.|ヽ | : |
ヽ ヽ | \ | ──────────‐ :. ──────────‐ |
月「すべては守備範囲」
支援ありがとう
おやすみなさい
>>348
ありがとう
>僕は夜神月。性別はおちんちん。
から始まったんだぜ?
_、_____
_,.- '" ` < ̄´"' 、
. / / / :. ヽ- - 、ヽ
/ /. / /|::: 〈 ̄```ヽ
/ / /.::/ ,/ l::i:: ,___ ,, ',
. / / /.::/ /! ll|:::. 三ニ‐'"彡
/:// /!::/:.:/::l l|'、:::.. :i__,三=''ノ|!i
/::i i::!l j/lト、!l:| ヽヽ:::::.. ::::lーニニ‐'' j}!
l::::! !::/!⌒! | |! '´ ̄_`ヽ:::::::::j=<二ノイ|
!::: !::f f'マミ;、 チ沆ミ;、i:::::/iミ、=、ニ//!j
ヽ:i::::! i、'ソ L_刈 !:/! j'゙r1 }ン/!l!
i:!::::i ` ̄ j/// j// /ノj!
l:ト、::, 、 ノ _/ /://|
l| ヽ:、 、_ ___, /::/ /::/,':/!
リ ヾ:.、 Y ソ / !/ i::/ ':/ |
/ハliヽ、`ニ´ ,.ィ" __,{ i j// /:/:!
〃 l| ! } >‐_,.-''" ̄ _,j、v,ィ´/.:/jノ
/'rー="'"´ _,, `ヾ、ノ/'
ヽ _,.- '"_,.ィ7´ / \
/ ,.ィ´〉´ j/ !
ヽ,_/ /! l // i
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ノ l__j丨/ ____ `ヽl
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