苗木「霧切さん、僕のこと見殺しにしようとしたよね?」 (82)

 .
苗木「それなのに、僕のこと好きとかいうんだ?」

霧切「えっ、それは……その。誤解よ……」

苗木「どう誤解だっていうのかな?」

苗木「あれじゃ僕は死んでたっておかしくなかったよね?」

苗木「余りにも白々しいと僕は思うけどなぁ」

霧切「あれは、そうするしかなくて……」

苗木「だいたい、僕は霧切さんのことなんてもう信用できないよ」

霧切「違うの、あれはどうしても仕方のないことで……」

苗木「別に裁判はフェアに行われるべきだからさ、そこに怒ってるんじゃないんだよ」

苗木「霧切さんはもうちょっと人の心ってのを考えるべきじゃないかな?」

苗木「僕が言いたいことは、この女とっとと消えてくれないかなーってことなんだけど……」

苗木「どうして分からないかなぁ……大体、二度も言うことになるけど白々し過ぎだよ」

苗木「僕が霧切さんのことを好きな訳ないじゃないか、あはは……」

霧切「っ……、ご、ごめんなさい……」

苗木「だからさぁ、もういいからあっち行ってよ」

 .
霧切「……っ」

苗木「さて、朝日奈さんにでも会いにいくか」

霧切「えっ……!?」

苗木「朝日奈さんのおっぱいって弾力があって癖になるんだよなぁ」

霧切「苗木君、それはどういう……」

苗木「あれ? 霧切さんまだいたんだ」

霧切「弾力って、もしかして……」

苗木「霧切さん知らないの? まあ教えてないから知らなくて当然だけど」

苗木「僕、朝日奈さんが好きなんだ」

霧切「も、揉んだの……?」

苗木「揉んだし、その先もやったよ」

霧切「っ!!!!」

苗木「霧切さんみたいな屑より朝日奈さんほうが百倍可愛いよ」

苗木「じゃ、霧切さんが消えないなら僕から消えることにするよ。さよなら」

霧切「…………………………私の苗木君に……あの女……」

 .
苗木「……」

苗木「…………さて」

苗木「お、十神君。おはよう」

十神「ふん、苗木か。相変わらず見ていて面白みのない面だ」

苗木「またさー、十神君は手厳しいなぁ……ははっ」

十神「まぁ、嫌いじゃないがな」

苗木「えっ。そうなの?」

十神「俺が苗木を嫌いになる理由など特に無いだろう」

苗木「そりゃそうだけど、十神君にそう言われるとやっぱり嬉しいよ」

十神「……」

十神「変わった奴だ……」

苗木「それより、腐川さんは元気?」

十神「ああ、恐ろしい程にな」

苗木「そっか、大変だね」

十神「ストーキングはれっきとした違法行為なのだがな……」

 .
苗木「あ、それ僕もよく分かるような気がするよ」

十神「なに。お前がか……?」

苗木「うん、それがさ。なんか僕のこと殺そうとした奴から付き纏われてるんだよね……」

十神「それはどういうことだ。さっぱり分からんぞ」

苗木「僕もさっぱり分からないから説明のしようがないよ」

十神「まあ、誰かとは言わないが……。そうか」

苗木「うん、そうなんだよ」

十神「何かあったら尋ねてくるがいい」

苗木「あ、ありがとう十神君。なんか初めて会ったときから比べて……」

十神「なんだ」

苗木「いや、友達になれたって気がするよ」

十神「ふんっ。……もう行ったらどうだ」

苗木「あー、そうだった。僕朝日奈さんのところに行こうとしてたんだった」

十神「あんな体育会系のどこがいいか俺には分からんな……」

苗木「十神君に付き纏ってるのは体育会系じゃないじゃん」

 .
十神「いや、あんなのは断固拒否する」

苗木「体育会系ダメで、文学少女ダメって厳しいなぁ……」

十神「苗木、お前分かってて言ってるだろう。無駄な会話はしないぞ」

苗木「冗談通じない人はこれだからやだよ」

十神「何とでも言え」

苗木「じゃ、また後でね十神君」

十神「ああ」

苗木「……」

苗木「…………大分、話し込んじゃったよ」

苗木「朝日奈さん、待ってるだろうなぁ……」

苗木「……」

苗木「…………お待たせー、朝日奈さん……」

苗木「えっ……?」

苗木「朝日奈さんが……」

苗木「死んでる……?」

 .
苗木「どどどどどどどういうことだ」

苗木「僕は屍姦なんていう趣味はな……」

苗木「ないこともない」

苗木「……」

苗木「…………ふむ」

苗木「いや、でもそんなことしたら僕が殺したみたいじゃないか」

苗木「とりあえず落ち着こう」

苗木「……いや、結構落ち着いてる」

苗木「どうしようか……」

苗木「……」

苗木「酷いな、血がこんなに……」

苗木「背中からの出血が特にひどいみたいだ……」

苗木「僕と待ち合わせして交尾の約束までした朝日奈さんが自殺するとは考えられないし」

苗木「やったのはあの占い師とかいう屑か霧切さんか、そういや殺人鬼もいたか」

苗木「あれ? 候補多すぎないか……。犯人は誰なんだ」

 .
苗木「とりあえず十神君に相談するか」

苗木「十神君なら頭も良いし、こういう時に頼りになるけど……」

苗木「そういえば超高校級の探偵とかいうスペシャリストみたいなのも居たか」

霧切「呼んだかしら? 苗木君」

苗木「いや呼んでないよ、つーかお前も加害者候補だから」

霧切「そう……」

苗木「っていやいやっ!!!! スルーしそうになったけど何ナチュラルに入り込んでるのっ!?」

霧切「苗木君に呼ばれたから、つい……」

苗木「いや呼んでないって。ストーカーはあっち行ってよ」

苗木「やっぱりまず葉隠とかいう占い師の屑に当たってみるか」

霧切「葉隠君に……?」

苗木「こんなことやるのはまずあのエセ占い師が怪しいような気がするんだよなぁ……」

苗木「…………」

霧切「行ってしまった、それに無視されたわ……。私は相手にすらされないのに葉隠君は苗木君とこれからお喋りできるなんて……」

霧切「……許せない……」

 .
苗木「……」

苗木「……あの屑野郎、いくら自分が一人で虚しく過ごしてるからって」

苗木「人の彼女を殺すのはやり過ぎだよ……」

苗木「まぁ、犯人があのゴミ占い師に決まった訳じゃあまだないんだけど……」

苗木「これからあの屑と話してみて」

苗木「態度が気に入らなかったら犯人ってことにしよう。推理はもう疲れたしね」

苗木「もし仮に、ちょっとは更生してるようだったら霧切さんを犯人にすればいいし」

苗木「屑が消えても、ストーカーが消えても僕にとってはウィンウィンだしね」

苗木「……」

苗木「あ、腐川さん」

腐川「うぁ……苗木に会うなんて……、今日は最悪よ……」

苗木「あはは、酷いなぁ」

苗木「そういえば十神君にさっき会ったよ」

腐川「なんですって!? 白夜様はどこに居たの苗木ッ!!!!!」

苗木「そういう素直なところ、僕は好きだよ。ははっ」

 .
苗木「でも十神君に嫌われるのは困るから、僕が教えたっていうのは内緒にしてね」

腐川「そういう前置きはいいから早く白状しなさいよ……!」

苗木「あっちの、広間のほうに居たような……」

腐川「っ!!!!!!!!!!!!」

苗木「もう行っちゃったよ」

苗木「まあ、十神君が困ってるところを見るのも結構楽しいしね」

苗木「さて、屑はどこにいるのかな」

苗木「うーん……」

苗木「あ、その前にトイレ行きたくなってきた」

苗木「屑を探すのはそれからでいいか」

苗木「……」

苗木「…………」

.

 .
苗木「あれ、何で男子トイレに腐川さんがいるの?」

腐川「白夜様がこの個室におられるからよ……っ!!」

十神「苗木ィィィィィ!!!! 貴様の犯行だということは分かっているからなぁぁぁぁ!!!!」

苗木「腐川さんのストーキングも凄みを増してきているなぁ……」

苗木「十神君も、トイレの個室に逃げ込むなんて情けないよ?」

十神「苗木っ……! これだけは冗談にならないとあれほどっ……!!」

苗木「僕はもう行くから」

苗木「後は二人で仲良くよろしくやってよ。男子トイレには一時間くらい誰も来ないようにしとくからさ」

十神「お前ッ!! ぐっ……っ!!」

苗木「……」

苗木「…………さて」

苗木「随分と時間を食ったぞ」

苗木「あの屑占い師はどこにいるんだろう?」

苗木「探してる時くらい先制攻撃してこいよカスが……」

苗木「いや、摸擬刀で殴られたら洒落にならないけどさ……」

苗木「霧切さん、僕のこと見殺しにしようとしたよね?」
苗木「霧切さん、僕のこと見殺しにしようとしたよね?」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1380558948/)

パクリしね
二度と書くんじゃねーごみが

 .
苗木「……」

苗木「…………ん?」

苗木「何だか、さっきの朝日奈さんと同じ臭いがするぞ……」

苗木「血の臭いか……」

苗木「あっちからだ」

苗木「……」

苗木「…………あっ」

苗木「は、葉隠君……」

苗木「死んでる……」

苗木「これは一連の犯人は屑切さんで決まりかな」

苗木「でも、霧切さんは確かにストーカーの犯罪者だけど」

苗木「同級生を殺す動機なんてあるのか……?」

苗木「さっぱり分からないぞ」


>>21
ID見てもらえれば分かりますが本人です

 .
苗木「とりあえず死体を確認しよう」

苗木「……」

苗木「うわぁ。頭から血を流してるみたいだ」

苗木「凶器は……、この摸擬刀か……」

苗木「摸擬刀に先制攻撃されちまったべっ!!」

苗木「なーんてね」

苗木「……」

苗木「…………いや待てよ」

苗木「もう黒幕は死んだし。学級裁判なんて行われないんだぞ」

苗木「どうやって殺人犯なんて捕まえればいいんだろう」

苗木「これは困ったな」

苗木「とりあえず呼んでみよう。おいモノクマ」

苗木「……ま、居るわけないよねっ……て」

霧切「呼んだかしら」

苗木「君はモノクマじゃないでしょ」

 .
霧切「……?」

苗木「不思議そうな顔しない。ていうかそもそも君がそもそも犯人でしょ」

霧切「違うわ」

苗木「十神君と腐川さんはお互いにもはやアリバイを二十四時間証明できるんだよ」

苗木「消去法で君しかいないじゃないか」

霧切「フッ、苗木君には私が殺人を犯すように見えるの?」

苗木「いやお前僕のこと見殺しにしようとしただろ。ふざけてんじゃねーよ」

苗木「しまった……、キャラが変わってしまった」

霧切「……」

苗木「まぁ、あの屑を殺してくれたのは正直どうでもいいんだけど」

苗木「あんなの生きてても生産性のない生ゴミだったしね」

苗木「でも朝日奈さんを殺したのは許せない」

霧切「あんな女のどこがよかったの? 苗木君は騙されているのよ」

苗木「とか悪びれもせず言いだす霧切さんよりは十倍マシだったよ」

霧切「……」

 .
苗木「君なんか未来永劫顔も見たくないくらいだよ」

苗木「最初の頃は、舞園さんの次くらいに霧切さんのこと好きだったのにさー」

霧切「そっ、そうなの……?」

苗木「そうだよ。舞園さんが名前忘れたけど野球やってる屑に殺されたから」

苗木「霧切さんが暫定一位に躍り出たってのに」

苗木「僕のこと見殺しにしようとするからさ」

苗木「君は最下位行きだ」

苗木「山田君の尻の穴と同レベルだよ屑切さん」

霧切「…………っ!!」

苗木「ん?」

霧切「うっ……ぐすっ……」

苗木「お? 泣くの? 泣くの屑切さん?」

霧切「……っ、ふうぇぇ……」

苗木「はい泣いたー。まあ泣いても君が屑なのは変わらないけどね」

.

 .
苗木「さて、十神君はどうなったかな」

苗木「気になるし見にいこう」

苗木「じゃあね屑切さん」

霧切「……っ、ぐっすっ……」

苗木「あ、そうだった霧切さん」

霧切「っ!! な、なにかしら……」

苗木「屑切っていうのなんか名前長いから、葉隠とかいう初代屑も死んだし」

苗木「君が二代目屑ってことで、これからは屑切改めて屑と呼ばせてもらうよ」

苗木「じゃあね屑」

苗木「…………」

霧切「……」

霧切「…………どうすれば」

霧切「どうすれば、再び苗木君が私のことを見てくれて……」

霧切「十神君、そういえば苗木君と一番仲が良さそうなのは彼だわ……」

霧切「……」

 .
苗木「さて、十神君は……」

苗木「……」

苗木「あれ? トイレに居ないなんて……」

苗木「……無事に逃げ切ったのかな」

苗木「居そうなところを探してみよう」

苗木「……」

苗木「…………」

苗木「十神君どこ行ったんだろう……」

苗木「……誰とも会わないなぁ」

苗木「当然か……。もう学園の生き残りも、僕入れて四人だけなんだよな」

苗木「今思ってもセレスさんと舞園さんが死んだのは惜しかったなぁ……」

苗木「まあセレスさんはメンヘラ臭が漂ってたし地雷っぽかったけど」

苗木「……朝日奈さんのおっぱい、まだ揉みたりなかったのに」

苗木「よく考えたら」

苗木「腐川さんはちょっと無理だし。あの屑で妥協しないとこれからずっと夜は右手で生活することになるんじゃ……」

 .
苗木「いやいやいやいやいやいや」

苗木「……」

苗木「……今は深く考えずに十神君を探そう」

苗木「これだけ探していないってことは」

苗木「図書室辺りか……?」

苗木「……」

苗木「…………」

苗木「ん……?」

苗木「あれは腐川さんだ」

苗木「いくら黒幕が死んだからって廊下で寝るなんて仕方ないなぁ」

苗木「って……」

苗木「死んでる」

苗木「……」

苗木「あっ」

苗木「十神君が危ない……!!」

 .
苗木「十神君、どこにいるんだっ!?」

苗木「急いで探さなきゃ!」

苗木「……って待てよ」

苗木「えっと」

苗木「おーい、霧切さーん」

霧切「呼んだかしら」

苗木「これで十神君は安全だな」

苗木「あのさ、僕のこといつもストーキングしてるのにいつ犯行に及んでるの?」

苗木「一人五秒くらいで殺してるの?」

霧切「愛の力だわ」

苗木「めっちゃ物理的に殺してたじゃん」

霧切「私は手袋をしているのよ苗木君」

苗木「うんうん、それでそれで?」

霧切「つまり指紋は残らないわ」

苗木「自白はしたけどね」

 .
霧切「それより、さっき名前を呼んで貰えたわ……」

苗木「おーい、屑って呼んでもよかったけど。十神君が心配だし確実に来るほうで呼んだだけだよ」

霧切「もう一回、呼んで貰えないかしら?」

苗木「やだよ。調子乗るな屑」

霧切「……じゃあ十神君も殺すわ」

苗木「それは困るな……」

霧切「じゃあ私のこと好き?」

苗木「じゃあ、ってなにさ。じゃあ、って」

霧切「私は苗木君のことが好きだわ」

苗木「僕は嫌いだけどね」

霧切「お願い。苗木君、あのことは許してほしいの」

苗木「許すか許さないかで言えば許さないけど何いってるの?」

霧切「じゃあどうすれば許してくれるの」

苗木「そうだなぁ……」

.

 .
苗木「まずさ、誠意を見せてもらわないと」

霧切「だからどうすればいいかさっきから聞いているじゃない」

苗木「何でそんなに偉そうなの?」

苗木「自分の立場分かってる?」

苗木「ねぇ?」

霧切「……」

苗木「何で黙ってるの?」

霧切「……」

苗木「そうだなぁ」

苗木「まず朝日奈さんを殺したっていうのが今日で一番気に入らないことなんだよね」

苗木「とりあえず朝日奈さんの替わりくらいにはなって貰わないと」

霧切「それって……」

苗木「嫌なの?」

霧切「そ、そんなことないわ。むしろ……、嬉しいくらい……苗木君と、なんて……ね」

苗木「でも僕、こんな屑で勃つかな。そこが問題だ」

 .
苗木「とりあえずさ」

苗木「……」

苗木「……これ、僕の萎木を何とかしてよ」

霧切「何とかって……。どうすればいいのかしら……」

苗木「そんなもん自分で考えてよ」

苗木「咥えるとか、上下にシゴくとか、朝日奈さんみたいに胸に挟むとか」

苗木「あっ、その小さな胸じゃそれは無理か」

苗木「あははっ、気にしてたらごめんね」

霧切「……ハムッ」

苗木「おっ……、うんうん……」

苗木「でも全然、気持ちよくないよ。これじゃあ右手のほうがマシって感じだし」

苗木「もっとさ、こう。舌とか上手く使ってよ」

霧切「……っ、んっ……」

苗木「そうそう、やれば出来るじゃん。でもさぁ……」

苗木「こんな廊下で僕の萎木を必死に咥えちゃってさー、恥ずかしくないの? 屑切さんは淫乱だなぁ。ははっ」

 .
霧切「んっ……むっ、んむっ……」

苗木「……はぁ」

苗木「この下手糞」

苗木「刺激が単調過ぎて飽きるしこれじゃあイけないよ」

苗木「口だけじゃなくて手も使ってさ、もっと上下にゆっくり動かして」

霧切「……っ、むぅっ……」

苗木「うん、そんな感じ……」

苗木「もっと速くやって」

霧切「ん……チュッ……チュバッ……」

苗木「やれば屑切さんも、ちょっとは上手くできるじゃないか」

苗木「前にお年玉で買った八千円のフェラホール並みに気持ちいいよ屑切さん」

霧切「っ、ん……そ、そうかしら……」

苗木「喋らないでいいからもっと口を動かしてよ屑切さん」

霧切「ごめんなさい……、ハムッ……んっ……」

苗木「さて、僕の萎木も一皮剥けてきたぞ」

 .
苗木「もう萎木じゃなくて、立派な苗木だよ屑切さん」

苗木「君だってやっぱり、屑だけど女子高生だもんね」

苗木「ははっ」

苗木「さて、廊下に寝るのは汚いしそこの壁に手をついて」

霧切「んっ……。……こうかしら……」

苗木「ちゃんとお尻を突き出してよ屑切さん。いちいち言わせないで欲しいな」

霧切「ご、ごめんなさい……」

苗木「さて、屑切さんのパンツは黒かー」

苗木「なんかイメージ通りって感じだよ」

霧切「恥ずかしいから……ひゃっ!! んっ……」

苗木「指がこれだけスムーズに入るなら、前戯は必要ないね」

苗木「さすが淫乱の屑切さんは濡れ方が違うよ」

苗木「ははっ」

苗木「ずらしてそのまま挿れるのが僕は好きなんだよね」

苗木「それじゃあ入れるよ」

 .
霧切「ちょ、ちょっと待って苗木君」

苗木「なに? 屑切さん」

霧切「そんないきなり――っ!!」

霧切り「んぁっ……!」

苗木「ごめんね、もう挿れちゃったよ」

霧切「っ……ん、んん……」

苗木「あはは、思ったとおりヌルヌルじゃないか」

苗木「このオナホール最高だよ……ッ!」

霧切「ぁんっ……な、苗木くっ、もっとゆっくり……」

苗木「締まりもいいしっ。覚醒した初々しい妹より気持ちいいよ!!!!」

苗木「腰が勝手に動くみたいだよ屑切さんっ……!」

霧切「あ、んんっ。もっとっ……あっ、んあっ……」

苗木「も、もう出すよ屑切さん……ッ!」

霧切「んっ、んむっ……!」

苗木「ううっ……ふぅ」

 .
苗木「欝だ……」

苗木「これじゃあ僕が超高校級の早漏みたいじゃないか」

苗木「オナホールで鍛えたあの日々は何だったんだよ……」

霧切「えっと、苗木君……」

苗木「あ、まだ居たの屑切さん。もうあっち行ってよ」

霧切「そ、そんな……」

苗木「大体さぁ、よく考えたらただでさえ僕のこと見殺しにしようしてたのに」

苗木「実際に三人も殺っちゃってさ」

苗木「流石の僕もどうかと思うなー」

苗木「警察とかもう居ないけどさ、良心の問題? っていうの」

苗木「まぁどうだっていいんだけど」

苗木「じゃあね、屑切さん」

霧切「あ、ちょっと苗木君」

霧切「待って……」

霧切「……」

 .
苗木「……あぶないあぶない」

苗木「図書室に行くつもりだったのを忘れるところだったよ」

苗木「ここにならきっと十神君が……。やっぱり居た」

十神「ん、苗木か」

苗木「思ったとおり、ここにいたんだね十神君」

十神「まぁ、な」

苗木「生きててよかった……」

十神「? なんだそれは、誰か死ぬなり殺されかけたかしなければ出ない言葉だ」

苗木「あちゃ、十神君には敵わないな」

苗木「そうなんだよ」

苗木「もうこの学園には僕と十神君、あと屑しかいないんだ」

十神「ちょっと待て苗木。屑だけじゃ誰なのか候補が多すぎる」

苗木「はは、そうだね。屑っていうのは霧切さんのことで」

苗木「彼女は朝日奈さんと葉隠君、それに腐川さんを今日だけで殺っちゃってるんだ」

十神「なん、だと……」

 .
十神「だいたい、もう殺人に手を染める動機などないはずだが」

苗木「そうなんだよね」

十神「それにあの女が殺人か、ピンと来ないが」

苗木「でもさ。よく考えてみてよ」

苗木「十神君は勿論犯人じゃないでしょ? 僕が殺人なんてする訳ないし……」

十神「……確かに消去法でいくと一人しか残らないわけだ」

苗木「そうそう」

十神「死体を見てくる」

苗木「あ、うん」

苗木「……」

苗木「あれ……?」

苗木「十神君ってさっきの驚きようじゃどこに死体があるか知らないはずだよね……」

苗木「……今頃どこにあるか分からなくて探してるんじゃ」

苗木「十神君って頭良いんだけどツメが甘いところあるからなぁ……」

苗木「カマセ眼鏡、か……」

 .
苗木「っていうか、僕は十神君が心配で探しにきたのに何送り出してるんだろう……」

苗木「……」

苗木「うーん」

苗木「……確かに葉隠の屑は死んでも仕方ないけど」

苗木「僕のおっぱいを殺した屑切さんは絶対に許せないや」

苗木「そうだ、よく考えたら屑切のやつが朝日奈さんの替わりになるわけが無いんだ」

苗木「怒りが再びこみ上げてきたぞ」

苗木「霧切さーん」

苗木「……」

苗木「…………」

苗木「あれ……?」

苗木「あの呼んだら二秒足らずで返事をして僕の前に姿を現す軍人のようなストーキングマスター屑切さんが」

苗木「姿を見せないなんて……」

.

 .
苗木「……」

 『 さ い ん が ま う に ま は こ 』

苗木「……」

苗木「まさにいまはんこうが」

苗木「そうか分かったぞっ!!」

苗木「急いで屑切さんをなんとかしないと……!」

苗木「……」

苗木「…………」

苗木「………………あっ!」

苗木「十神君……」

苗木「そんな。死んでる……」

苗木「うわあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」

苗木「十神くぅぅぅぅぅぅううううううううううううううんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!」

苗木「そんなぁああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

苗木「僕が、あの時……引き止めていたら……」

 .
苗木「もうダメだ……、息してない」

苗木「……もしかして」

苗木「次の標的は、僕なのか……?」

苗木「いやいや、あの屑は僕に告白してきたんだぞ……」

苗木「でも次に何をしでかすか分からないからメンヘラなのであって……」

苗木「とりあえず、部屋に篭城するしかない」

苗木「屑切はいずれにしても、二人だけしかいないこの空間では僕に何かしてくるはずだ」

苗木「たった一日でどうなってるんだよ……」

苗木「起きた時なんて、朝日奈さんとどういうプレイをするか考えてる平和な一日だったんだぞ……」

苗木「とりあえず部屋に篭ろう」

苗木「そのあと、どうすればいいか考えるんだ……」

.

 .
苗木「……」

苗木「…………」

苗木「扉の外に人の気配がするぞ……」

苗木「間違いなく、すぐ向こう側に屑がいる……」

苗木「今日は寝よう。うん、眠ってやり過ごそう」


― ― ―
― ―



苗木「……ぜんぜん眠れなかったけど、体内時計が朝を告げているぞ」

苗木「……どうしよう」

苗木「外に出ると、屑切さんがいるんじゃないか?」

苗木「でも、このままでも仕方がないぞ……」

苗木「ていうか、僕は馬鹿なのか。篭城するんなら食堂から食べ物を持ってきておくんだった」

苗木「よし、出るぞ。出るからな」

苗木「外に出てやる!!」

 .
苗木「……」

苗木「……なんだ」

苗木「誰もいないじゃないか」

苗木「まったく驚かせてくれるよ」

苗木「ん?」

苗木「扉に張り紙が……、昨日まで無かったものだぞ」

 『朝食を作ってるわ。はやく来てはやく』

苗木「……」

苗木「いや、僕の考えすぎだ。ちょっと親切な同級生なんだよ、うん」

苗木「ん? 裏にも何か書いてあるみたいだ」

 『やっと二人っきりになれたわ』

苗木「……」


.

来客だわ暫く書けないしもう落として

一応落ちとしてはこれから
篭城して捕まって監禁されて途中で立場逆転して終わりって感じだった

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