さやか「まどかがくっついて離れない」(809)

ID:5WjYFvIT0代行

>>1代理感謝!

まどか「さやかちゃーん」

ギュウウッ

さやか「……うっ」

まどか「さやかちゃんさやかちゃん!」

さやか「……ど、どうしたのさ、まどか?」

まどか「ううん」フルフル

か、可愛い……ではなく。
本当に何があったのか、あたしにはまったくわからない。

ここ数日間、我が親友鹿目まどかはずっとこの調子だった。

普段はこんなふうに人前で平気で抱きついてくるような子じゃないのだ。
いや、平気なのかどうかはまあわからないけど。
いつもはあたしばっかりがまどかに抱きついているから、正直その……恥ずかしい。

さやか「ほらまどか、離れてってば」

まどか「やだよう」

さやか「ぐぬっ……」

まどか「さやかちゃんと離れないっ」

さやか「ぐぬぬっ……」

あぁもう畜生可愛いな!

まどかの甘い匂いがあたしの鼻腔をくすぐる。
思わず溜息を吐きたくなるほどだ。

さやか「でもほら、授業始まっちゃうし」

まどか「始まるまで離れない」

さやか「いや、遅刻するし」

まどか「しないよ、さやかちゃんと離れないから」

さやか「意味わかんないし」

まどか「さやかちゃーんっ」ギュッ

妙な圧迫感。
けれどそれが気持ちいい。普段抱かれる人の気持ちはこんなものなのか……って、
あたしは一体何を考えているんだ。
自分に突っ込みをいれつつ、何とか自分の席まで移動。

朝のざわつくホームルーム前。
普段からいちゃついている(by仁美)あたしたちだからこんな光景は珍しくないらしく、
クラスのほとんどがあたしたちのことなんか気にしていない。

約一名覗いては。

ほむら「……」

ほむほむ「……」
仁美「……」
中沢「……」

さやか「……」

まどか「さやかちゃん?」

固まるあたしに、まどかが不思議そうにあたしの背中に埋めていた顔を上げた。
あぁ、なんと痛い視線。
少し離れた席から感じる転校生の視線がとてつもなく痛かった。

ほむら「……」ホムウッ

おぉっ、鼻息荒っ。
まどかがこうなってからというもの、あたしはまどかの体重だけではなく転校生の
氷のように詰めたい視線も受けるはめになってしまった。

さやか「……」

まどか「さやかちゃん?」

固まるあたしに、まどかが不思議そうにあたしの背中に埋めていた顔を上げた。
あぁ、なんと痛い視線。
少し離れた席から感じる転校生の視線がとてつもなく痛かった。

ほむら「……」ホムウッ

おぉっ、鼻息荒っ。
まどかがこうなってからというもの、あたしはまどかの体重だけではなく転校生の
氷のように冷たい視線も受けるはめになってしまった。

まあいい、とりあえず今は。
それよりこの子を何とかするのが先だ。あたしは改めてまどかに向き直った。

まどか「さやかちゃんがこっち向いてくれたー」

さやか「あー、はいはい」

まどか「へへっ」ギュウウ

さやか「おわっ」

一瞬離れたのに、また抱き着かれてしまう。
あたしの胸に顔を埋め、まどかがあたしの背中にまわした腕の力を強めた。

転校生の目が離れ、ほっとする。

まどか「さやかちゃんの身体柔らかいねえ」

さやか「あんたね、おっさんじゃないんだから」

まどか「変態みたいだよねー」

さやか「自分で分かってるんなら離れなさい」

まどか「嫌だ」

はあ……。
嫌嫌と首を振るまどか。けどあたしもきつくは言えなかったりするから困ってしまう。
あたしだって同じようなことをしていたわけだし、というか別に抱き着かれるのが嫌いなわけじゃないし。
ただどこまでも一緒というのは――

近くで見てるクラスの男子は帰ってからオカズにするんだろうな……

キーンコーンカーンコーン
丁度その時、チャイムが鳴る。

さやか「はい、席戻ってね」

まどか「えー」

さやか「じゃない」

まどか「じゃあね、さやかちゃん」

さやか「はいはい、じゃーね」

まるで親に捨てられる子犬みたいな目をしちゃって。
どうせ授業終わったらすぐに飛んでくるだろうに。

確か、まどかがこうしてあたしから離れなくなってしまったのはあいつと戦ってからだ。
名前は――佐倉杏子。
あぁ、それともマミさんが死んじゃって、あたしが魔法少女になった日から、だっただろうか。
けど、たぶんその辺りからまどかはずっと。

家にまで一緒に帰ってこようとするんだから困ってしまう。
もちろんトイレやそういうときはちゃんと離れてくれるけど。

さやか「はーあ……」

一時間目の数学の授業。眠くて眠くて仕方が無い。
いつもならあたしは寝ているのだろうけど、まどかのちらちらした視線が気になって眠れない。

目が合うと、まどかは慌てたように逸らすところがまた可愛い。
可愛いけどそれだけだ。そろそろいい加減にして欲しいと思うのも事実。

どうにかしてまどかを離れさせる方法はないものか……。

そう考えているうちに、一時間目の授業は終わってしまった。

―――――
 ―――――
たぶん、次は後ろからだ。
あたしはシャーペンをかちかちさせながら思う。

まどか「さやかちゃん!」

ガバッ

さやか「よし、当たった」

まどか「え、何が?」

さやか「まどかが抱きついてくるのがどこからか、予想してたの」

まどか「えぇ!?」

さやか「ふふんっ、さやか様を舐めるんじゃないわよ」

まどか「まあ割とどうでもいいよねー、それ」

さやか「急に冷めんな」

まどか「へへっ」

何もかも、普段どおりなのだ、まどかは。
ただ、こうして離れてくれないこと以外は。
だからこそよけいに対応に困ってしまう。

現在放課後。
一日の約半分を、まどかの対処方法を考えることに使ってしまっていた。

まどか「さやかちゃん、帰ろっか」

さやか「まどかが離れてくれたらね」

まどか「じゃあ帰らなくてもいいや」

さやか「いやいや」

あぁ、もうほんと可愛い。可愛いかわいいかわいい。
けれど現実には可愛いは正義とか言ってられないわけよ、まどか。

さやか「ほーら、離れろーっ」グイーッ

まどか「やだーっ」ギューッ

さやか「ぐぬーっ」グイイーッ

まどか「んんっ……」ギュウウーッ

さやか「……」

まどか「んんんーっ」ギュウウウウッ

負けた。
あぁ、もういいよ負けたよ。あたしはまどかの身体から手を離すと、小さく息を吐いた。

まどか「あ」

さやか「帰るよまどかー」

まどか「うんっ」

あたしが抵抗しなくなったのが嬉しいのか、
まどかが眩しいくらいの笑顔で元気よく頷いた。


まどか「今日は暑いね、さやかちゃん」

さやか「じゃあ離れてよ」

まどか「それとこれとは関係ないよ」

さやか「いやあるし」

まどか「ないもん」

腕と腕とを絡め、まどかが言う。
端から見ればただの仲良し以上に見えるほどじゃないのか、なんて思ってしまう。
「あらやだ恋人?」「可愛い彼女さんねえ」――
いや、これは考えすぎだ。

まどかがやけにくっついてくるものだから変に意識してしまう。
これじゃああたしこそ変態みたいじゃない。

ちょいっと出掛けてくる
ごめん、夕方までには戻る

まどか「好きだよ杏子ちゃん」

杏子「あたしもだ、まどか...」

さやか「うおおお」


さやかは魔女化した...ガシッボカスイーツ(笑)

まどか☆マギカ「信者がくいついて離れない」
けいおん!!「時間のうちだよ」
俺妹「自爆には気をつけてね」
アイマス「そうそう!」

>>46
けいおんはまだ大丈夫だろ
俺芋は知らんがアイマスはアニメどうすんの?

>>49
さあ……?
どうでもよくなってから、まったくアイマスについて調べてないから分からない。

もう夕方に突入してるがまだか?

まどか「あ、そうだ」

そんなことを考えていると、突然まどかが何かを思いついたような声を上げた。
「なに?」とまどかに目を向ける。

さやか「また変なことでも……」

まどか「さやかちゃんに言われたくないよ」

さやか「むう」

まどか「今夜も魔法少女として魔女と戦うんだよね?」

さやか「え……そりゃあ毎日だから、当たり前じゃん。大体あんたずっと着いて来てるし」

言い方はあれだけど、まどかが着いて来てくれることにあたしは感謝してたりもする。
一人じゃやっぱり、怖いものは怖いから。

まどか「へへっ、そうだよね……」

そりゃあ戦うときもくっついてくるのは勘弁して欲しいけど、今のところ魔女と
やりあってる最中はそんなこともないわけだから。

さやか「今日は何か用事でもあるのかな、まどかくん」

まどか「え、ううん!?何にもないよ、用事なんか!」

さやか「離れてよー」

まどか「だめ!」

いつになく強い声に、あたしはついびくっとなってしまった。
まどかが「あぁ、ごめん」と笑う。

まどか「さ、早く帰ろう」

さやか「早く帰ろうってあんた……どこに帰るつもりさ!?」

まどか「さやかちゃん家」

帰ってきたか、支援

>>55
書き溜めてたっても少しだけだし…
構想は頭の中にあるが…

さやか「またか!」

まどか「今日こそさやかちゃん家に張り込むんだから!」

張り込むってなに!
問う間もなくまどかに手を引かれ、あたしは走り出す。
相変わらず、まどかはあたしを離してはくれない。

―――――
 ―――――

さやか「え?」

まどか「だから、今日は少し早めに見回りに行かない?」ギュウ

さやか「……なんで?」

まどか「え、っと……それはその、わからない、けど。さやかちゃんが安全なのを見届けてから帰るよ」

さやか「何それー。あ、でも離れてくれる?」

まどか「明日はまた抱きつくけどね!」

さやか「むむっ……」

まあけど、さっさと魔女を倒しに行ってまどかに離れてもらうのがいいだろう。
あたしはよいしょ、と家の前から立ち上がった。まどかが帰らないと言うから
最近では毎日ずっとここで立ち話しをしていた。
だから今日まどかが自分から帰ると言ったのは珍しい。

さやか「ま、いいや。今日大人しく帰るなら魔法少女さやかちゃんは出動するかね」

ヨッコイショ

まどか「魔法少女っていうかおっさんだよね、よっこいしょって」

さやか「それ言うな、禁句」

まどか「へへっ、それじゃあ行こっかー」

さやか「何しきってんの、まど……おわ、引っ張るな!」

――――― ――

まどか「今日はこの辺り、誰もいないね」

さやか「ほんとだ、珍しい」

まどか「魔女の気配もないね、さやかちゃんのソウルジェム、まったく光ってないや」

さやか「うん……」

まどか「今日はもう帰ろっか?」

さやか「だね、だからまどか、離れて……」

がっ
突然、地面が穿った。

「おいおい、もう帰るって、夜はまだまだこれからじゃんか」

ぞわっと身体中に寒気が走る。
この声は――

さやか「あんた……」

杏子「よう、久しぶりだな」

さやか「何でここにいんのよ!」

杏子「そりゃああたしの勝手だろ」ガリッ

電灯の上に立つ魔法少女の姿。赤い林檎が暗くなった空に映える。
それを一齧りすると、佐倉杏子はあたしたちの前に飛び降りた。
それが様になっていることさえ気に食わない。

まどか「あ、あの……」

まどかの手が、あたしの腕をぎゅっと掴んだ。
けれどあたしは無理矢理それを振りほどき、

杏子「へえ、また殺し合いかい?受けて立つよ」ニッ

杏子に掴みかかろうとして――
「だめえっ」と大きな声がし、あたしは動けなくなっていた。

さやか「まど、か……?」

あたしの上に、なぜか今にも泣き出しそうなまどかがいた。
「な、なにやってんだよあんたら」と困惑気味な杏子の声が聞こえる。
あぁ、そうかこれ。端から見れば押し倒されてるんじゃん、あたし。

まどか「……だめだよ、さやかちゃんっ」

さやか「ちょ、まどか……」

まどか「喧嘩とか、殺し合いとか……やめてよ」

杏子「……は、はあ?」

あたしの変わりに、杏子がぽかんとした表情をしてみせた。
まどかはただ、「だめだよ」を繰り返す。

さやか「……あぁ、もうわかったからまどか……」

まるで小さい子をあやす様にあたしはまどかの頭を撫でると、ようやくまどかは
あたしの上をどいてくれた。
けどそれでも離れてはくれない。

杏子「ちっ、とんでもねえ邪魔が入りやがった……とりあえず今日は退くとするか。
   次会った時は覚悟しとけよ、さやか!」

さやか「あ、ちょ――」

杏子の背中が夜空の向こうに消えていく。
まどかがへなへなと隣に座り込んだ。

さやか「まどか、あんたどうしたのよ……」

あたしもまどかの隣に腰を下ろすと訊ねた。
まどかが「ううん」と疲れたように首を振る。

まどか「……何でもないよ」

さやか「何でもないって、そんなことはないでしょ。……だいたい、最近のあんた、おかしいし」

まどか「……おかしくなんて、ない」

さやか「おかしいってば」

まどか「……さやかちゃんと離れたくないんだもん」

さやか「んなっ」

まどか「……これ以上、一人でさやかちゃんが傷付くとこなんて見たくないから。
    それに、さやかちゃんは杏子ちゃんとも仲良くしなきゃいけないよ」

そうしなきゃ、私は絶対さやかちゃんから離れない。
まどかはそう言って、目を閉じた。まどかの身体が、いつになく熱かった。
違う……掴んだまどかの腕から、真っ赤な血が流れ出ていて。
それが、熱いのだ。

どうしてあんたがあたしから離れないのか……その理由が、まだちゃんとわからない。
ただ今は、まどかの怪我を何とかするのが先だった。あたしはぐったりしたまどかの身体を
持ち上げると、必死に歩き出した。

――――― ――

さやか「……ふう」

まどかの怪我は見た目よりも酷くはなく、縫うこともなく済んだ。
病院へは行かず、あたしが包帯巻いた。そういうのは、恭介のことで慣れていたのだ。

けれど、まどかはいつあんな怪我をしたのか。
杏子の地面を穿った一発目の攻撃が、まどかの腕に当たっていたのかもしれない。
それにすぐ近くにいたのに気付かずにいたなんて、あたしは。

まどかは眠っているはずなのに、やっぱりまだ怪我をしていないほうの手で
あたしの手を掴んだままだった。

まどか「……ん、」

さやか「あ、まどか!」

まどか「……さやか、ちゃん?」

と、まどかが目を覚ます。
ほっとする。

さやか「腕、どう?痛い?」

まどか「あはは、ちょっと……さやかちゃんが巻いてくれたの?」

さやか「ん、まあね」

まどか「……ごめんね」キュッ

あたしの手を掴むまどかの手が、少し強くなる。

さやか「あたしのほうこそ、なんかごめん」

まどか「……それで、今何時かな」

さやか「もう夜の8時、過ぎてる」

まどか「……そっか」

さやか「何か、あったの?」

まどか「……ううん、何でもない!」

さっきと同じようにまどかが首を振る。
けれどその表情が少しばかり暗く見えた。

さやか「テレビ……はないか。誰かと約束あったとか?」

まどか「そんなんじゃ、ないけど……」

さやか「……いいの?最近ずっとあたしばっかりといるけど」

まどか「それは、もちろんいいよ。私が好きでさやかちゃんと一緒にいるだけなんだし」

さやか「……うん」

まどか「……へへっ」ギュウッ

さやか「あっ、こらまどか!」

何かを隠すように、まどかが身体全体をあたしに預けてくる。
寝かせたベッドから身体が落っこち、あたし共々床に激突してしまった。

さやか「ったたたた……もう、まどかあ」

まどか「あ、はは、やっちゃったあ」

さやか「まったくう……」

二人して床に大の字になって寝転ぶ。
背中に感じる木の感触が心地よかった。そして相変わらず感じる、まどかの手の温もりも。

まどか「……はあ」

さやか「……ねえ、まどか。さっきの話なんだけど」

まどか「え?」

さやか「どうしてあんたはさ、あたしに抱きついてくるわけ?それに、杏子と
    仲良くしなきゃ離れないって……わけわかんないよ」

それでも、まどかと触れ合っていられる時間が嫌いじゃなかったりするけど。

まどか「……今日ね、ほむらちゃんが一緒に帰ろうって言ってくれたの」

さやか「……え?」

突然のまどかの言葉にあたしはついぽかんとしてしまう。
今の会話の流れから、どうして転校生のことが出てくるのか。

まどか「私ね、もっとほむらちゃんと仲良くなりたいの」

さやか「……あぁ、うん」

まどか「だから今日、6時くらいまで待ってて欲しいなって言っちゃって」

さやか「……だから早めに魔女を狩りに行こうって」

まどか「うん、そう。けどこんな時間だったらもう、ほむらちゃんはいないでしょ?」

さやか「……なんかごめん」

まどか「ううん、違うよ!さやかちゃんのせいとかじゃなくって……」

ぎゅっと、まどかの手があたしの腕を掴んだ。
そのまま、まどかがあたしのほうに擦り寄ってくる。

まどか「……私がね、さやかちゃんと離れないのはさやかちゃんが離れて行かないようにだよ」

さやか「え?」

まどか「さやかちゃん、誰もいなかったらきっと無茶しちゃうし杏子ちゃんとも喧嘩しちゃう。
    下手したら、マミさんみたいに死んじゃうかもしれない……それが嫌なの。
    ずっとずっと、私はさやかちゃんと一緒にいたいから、だから私はさやかちゃんと離したくない」

まどかの声が、あたしの耳に、頭に、心に、響いていく。

まどか「……それくらい、さやかちゃんのことが大切だって、言いたかったの」

さやか「……知ってるし、そんなこと」

照れたようなあたしの声。
ああ、もうちょっとかっこいいことでも言えたらよかったのに、あたしのバカ。

まどか「へへっ。だからね、さやかちゃんが離れろって言っても離れないんだから」

挑戦的なまどかの声がして、あたしは小さく笑う。
こりゃあ弱ったな、と。
そんなこと言われてしまったら、ますますまどかに「離れろ」なんて言えなくなる。
それに、ますます杏子と仲良く出来なくなってしまうじゃない。

さやか「……言わないよ」

まどか「ほんと?」

さやか「んー、ほんと」

絶対にいなくならない、絶対に死なないとは言い切れないから。
あたしは、せめて今だけでもずっとまどかの傍にいたいと思う。まどかの温もりを
直に感じていたいと思ってしまう。

さやか「あ、けどー。さすがに毎日家に来るとかそういうんはやめてほしい」

まどか「わ、わかってるよ!?」

さやか「ほんとかー?このお」

グリグリッ

まどか「い、いひゃいよさやかしゃん!」

さやか「可愛い奴めー」

まどか「も、もう……」

まどかがずっとあたしから離れないつもりなのなら、それならあたしだって負けてらんない。
ずっとずっと、まどかにくっついて離れてやんないんだから。

そりゃあまあ、常識の範囲内で、だけどね!

おしまい

ただいちゃいちゃさせるだけのが書きたくなってきて、駆け足気味に終わってしまって
物足りない人とかいるかもしれない、ごめんね

ほむほむは今も待ってて結局ほむほむのとこへ行くってフラグじゃなかったの?

ほむら「あ~、私も何か無茶したくなってきたなあ~」チラ

>>84
もともとまどほむまで書くつもりは無かったからね

ところで>>59は書きませんか?

ほむら「また、まどかを救えなかった」

ほむら「まどかを救ってあんなことやこんなことをするつもりだったのに」

ほむら「でも、今度はしくじらない」

ほむら「何故なら、秘密兵器があるから!」

ほむら「その名も……」

ほむら「瞬間強力接着剤、ほむダインスーパーXⅢ!!!」

ほむら「これを私の手に塗って、まどかと手を繋げば……」

ほむら「うふふふふ…」

ほむら「どこかの組織の兵器と名前が微妙に被ってるのは気にしないでね」

ほむら「その名の通り、瞬間接着剤」

ほむら「だけど、一度ついたら絶対に二度と離れない」

ほむら「これでまどかの手を繋げば、一生一緒に居られる!」

ほむら「もちろん、キュゥべえとの契約を阻止することもできるわ」

ほむら「それに…」

ほむら「これを私の左手に塗って、まどかの右手を掴めば……」


まどか『ほむらちゃん、右手使えないからほむらちゃんが私に食べさしてくれないかな?』

ほむら『えぇいいわよ、まどか』

ほむら『はい、アーン』

まどか『アーン』パクッ


ほむら「なんてことも!」

ほむら「そんなことを考えていたら、朝になってしまったわ」

ほむら「さぁ、早くまどかに会って作戦を実行しないと」

ほむら「まどかはいつも美樹さやかと志筑仁美と待ち合わせをしている」

ほむら「まどかが二人に会う前に作戦を決行しないと」

ほむら「『まどかの手もハートもがっしり掴むわ作戦』開始!」

ほむら「鹿目まどか」

まどか「ほっ、ほむらちゃん…?」

QB「暁美…ほむら…」

ほむら「まどか、昨日はごめんなさい、怖い思いをさせて」

まどか「」ギュウ

ほむら「まどか、もうキュゥべえに危害を加えたりしないわ」

まどか「本当?」

ほむら「本当よ、だからそんなに警戒しないで」

ほむら「だから、一緒に学校まで行ってもいいかしら?」

まどか「……うん、いいよ!」

ほむら(作戦第一段階成功!)

ほむら(あとは右手を掴むだけ!)

ほむら(………)

ほむら(しまったぁぁぁぁぁぁ!!!)

ほむら(まどかが右手に鞄を持っていることを作戦内容にいれてなかったぁぁぁ!!!)

ほむら(ど、どうすれば……はっ!)

ほむら「ま、まどか?」

まどか「何?ほむらちゃん」

ほむら「おまじない、やってみない?」

まどか「おまじない?」

ほむら「そ、そう!幸せな気持ちになれるおまじない!」

まどか「へぇ~じゃあ、やってみようかなぁ」

ほむら「(よし!)じゃあ、右手に持ってる鞄を左手に持ちかえて」

まどか「うん」

ほむら「それで右手を楽にして」

まどか「こう?」ぶらん

ほむら「そうよ(これで準備は整った!)」

ほむら(この世で最も美しいまどかを手に入れるまで、あと少し)

まどか「ほむらちゃん、次はどうするの?」

ほむら「あと少し待って」

ほむら(そうよ、あと少し待てば幸せが手に入るの!)

ほむら(よし、これで…)









「おい、何しようとしてんだ」ガシッ

ほむら「え…?」

私は左手を掴んだ。
だが、まどかの左手ではない。
では、その左手の正体は…


ほむら「美樹…さやか…」

まどか「さやかちゃん!」

さやか「あんた、またまどかとキュゥべえになんかしy」
ほむら「………カ」

さやか「へっ?」

ほむら「美樹さやかのバカァァァァァァァァ!!!」ポタポタ

さやか「えぇぇぇぇ!!!???(泣き出した!?)」

ほむら「ひっく…ひっく…」

さやか「もういい加減泣き止んでよ、あやまるからさ」

さやか「…そういや、あんた手に何つけてんの?」

さやか「ベタベタしてて気持ち悪いから離したいんだけど」

ほむら「離せるものなら…ひっく…離してみなさいよ…ひっく…」

さやか「そんなの離せるに決まっ……あれ?」

まどか「どうしたの、さやかちゃん?」

さやか「は、離れないの!」

まどか「え!?」

さやか「転校生!あんた、まどかに何しようとしてたの!?」

ほむら(ギクッ)

ほむら「え…えっと……!」

ほむら「お、驚かそうとしてたの!まどかを!」

さやか「…」

ほむら「で、でも、こ、これが接着剤だったなんて!私、知らなかったの!!」

さやか「……」

ほむら(うぅ…美樹さやかの視線が痛い)

まどか「さやかちゃん、ほむらちゃん!早く離す方法を考えないと!」

さやか「そうだった!」

まどか「水で洗ってもダメだったね…」

さやか「そうだね…」

ほむら(その程度で離れるわけないじゃない!)

ほむら(残念なことに絶対離れないののよ!)

まどか「学校に行って、なんとかしてもらおっか」

さやか「そうだね。学校ならいろんな薬品あるから、なんとかなるかもしれないし」

ほむら(それくらいでなんとかなったら苦労しないわよ…)

QB「さやか、僕と契約すれば、そんな問題解決s」
さやか「いや、さすがにこれじゃあ、ね…」

ほむら(今回ばかりは契約してほしいと思ったわ…)

仁美「あっ、やっと来ましたのね」

まどか「おはよう、仁美ちゃん!」

さやか「あ~おはよう、仁美…」

ほむら「…」

仁美「おはようございます、まどかさん、さやかさん……暁美…さん?」

ほむら「…おはよう」

仁美「それにしても…」

仁美「何故、さやかさんと暁美さんは手を繋いでいるのですか?」

ほむさや(スルーしてよ…)

さやか「いやー、これは…」
仁美「はっ…もしかして!」

仁美「お二人は昨夜の間に朝から手を繋いで登校する仲になったというの!?」

仁美「いや!もしかして、二人だけの夜を過ごし、そのまま登校!?」

さやか「いや、そうじゃなくて…」

仁美「でも、二人ともいけませんわ。それは…」

仁美「禁断の恋なのですわよ~~~!!!」タタタ



ほむさや(こんな奴と禁断の恋なんてしたくないわよ!)

じゃあ、これを最後に寝ます
保守してくれたら、それはとってもうれしいなって

明日は起きれたら、7時半から30分おきぐらいに書き込んで、9時から本格的に書き込む

じゃ、おやすみ

スマン、遅くなった
あと、30分くらいしたら再開する

学校

早乙女「…」

ほむさや「…」

早乙女「一時間目は休んでいいから、保健や化学の先生に頼んでなんとかしてもらいなさい」

ほむさや「…はい」

ほむら(学校中の生徒に注目された…)

ほむら(注目を集めた理由のほとんどが私のせいとはいえ…)

ほむら(死にたい…)

一時間目の後

早乙女「で、結局離れなかった、と」

ほむさや「はい…」

早乙女「しょうがないですね、二時間目以降はその状態で授業を受けなさい」

ほむさや「…はい」

早乙女「あぁ、でも、席を変えなくてはいけないわね」

ほむら(はっ…そうだ!)

ほむら(美樹さやかとくっついているのだから、席替えは必須!)

ほむら(しかも、こんな面倒な生徒、後ろに行くのが当然のはず!)

ほむら(私は授業中ずっとまどかを見ることが出来るの!)


さやか(あ~多分、転校生がこっちのほうに来るんだろうな)

さやか(まぁ、まどかと仁美が近くにいるし、いっか)


早乙女「じゃあ、中沢君。美樹さんの席に移動して」

ほむさや「えっ」

中沢「あ、はい」

ほむら「えっ、何で」

早乙女「前のほうにいれば、美樹さんずっと起きてると思ってね」

二時間目

さやか「…一番前なんて最悪」

ほむら(美樹さやか!あなたはどこまで私の手を…いや、足を引っ張るの!)

授業中
さやか「…」スースー

ほむら「…」

さやか「…」スースー

ほむら「…」イラッ

ほむら「…」グイッ

さやか「…!」ガタッ

さやか「いったぁ~…何すんのよ、転k」
先生「美樹さやか!」

先生「居眠りの罰としてここからここまでやってこい」

さやか「そんなぁ!」

ほむら(これぐらいでも気が済まないわね…)

ほむら(美樹さやか!あなたの罪はこの程度ではすまないわ!)

昼休み

マミ「ダメね、魔法を使っても離すことができないわ」

ほむら(当たり前じゃない)

ほむら(魔法を使っても離せないように作ったのだから!)

マミ「しょうがないわね、今日の魔法少女体験コースには暁美さんも連れて行きましょう」

マミ「いいわね、暁美さん」

ほむら「ええ、別にかまわないわ」

ほむら(どうせ、ついていくつもりだったし)

まどか「じゃあ、お昼にしよっ!」

さやか「あ」

まどか「どうしたの、さやかちゃん?」

さやか「転校生、私右手使えないから、あんた食べさせてよ」

ほむら「え」


ほむら「美樹さやか、もっと口を開けなさい」

さやか「アーン」パクッ

ほむら(この屈辱…!忘れないわよ、美樹さやか!)

さやかの左手がくっついたんじゃなかったのか

>>156
今頃間違いに気づいたorz

さやかの右手がほむらの左手にくっつきました

放課後
魔女退治後の帰り道

さやか「あ~、疲れた!」

ほむら「あなたはたいして、何もやってないけどね」

さやか「あんたこそ、何もやってないじゃん」

ほむら「私は魔法をあまり使いたくないのよ」

ほむら「ところで…」

ほむら「どっちの家に帰るの?」

さやか「私ん家、一ヶ月くらい仕事で家族帰ってこないから問題ないけど」

ほむら「私も独り暮らしだから問題ないわ」

ほむさや「…」

さやか「転校生の家に行ってm」
ほむら「却下」

さやか「じゃあ、ジャンケンで決めよう」

ほむら「いいわよ」

ほむさや「最初はグー、ジャンケン…」

ほむホーム

ほむら(結局、こうなるのね…)

さやか「これが転校生の家か~…」

さやか「思ったより普通だね」

ほむら「何を期待してたのかしら」

さやか「ねぇ、こっちは何があるの?」

ほむら「あ…そっちは…!」

ガチャ

さやか「何、この部屋…」

ほむら「…」

さやか「これも魔法?」

ほむら「…ええ、そうよ」

さやか「これ、何について集めt」
ほむら「触らないで!」

さやか「」ビクッ

ほむら「…」

ほむら「…夕飯を作りましょう。美樹さやか、あなたも手伝いなさい」

食後

さやか「あ~、美味しかった」

ほむら「…そう」

さやか「じゃあ、そろそろお風呂でも入ろっか」

ほむら「そうね」

さやか「あ」

ほむら「どうかしたの、美樹さやか」

さやか「服、どうすんの」

ほむら「」

ほむら(しまった…全く考えてなかった…)

さやか「服脱ぐためには、切らないと無理だよね…」

ほむら「そうね…」

さやか「でも、明日も学校あるし…」

さやか「魔法で服直したりできないの?」

ほむら「無理よ」

さやか「…しょうがない、こうなったら」

ほむら「?」

さやか「ちょっと、転校生!シャワーこっちにかけないでよ!」

さやか「濡れないようにシート被せてるとはいえ、濡れるでしょ!」

ほむら「あなたの服だけ濡れなさい」

さやか「ちょ、マジで、やめろって!」

ほむら(美樹さやかの提案によって片方が体を洗っている間は、服をもう片方に寄せてシートを被せる)

ほむら(美樹さやかにしては、いいアイディアね)

ほむら(それにしても、こういうシャワーかけたりするの…)

ほむら(まどかとやりたかった…)

ほむら「そろそろ、寝ましょうか」

さやか「つーか、布団一つしかないんだけど」

さやか「もしかして、二人で一つの布団に寝るの?」

ほむら「そんなわけないじゃない」

さやか「ですよn」
ほむら「私が布団で寝て、あなたが畳の上で寝るの」

さやか「っておかしいでしょ、それ!」

ほむら「何もおかしくないわ」

ほむら「ここは私の家で、これは私の布団」

ほむら「何か問題あるのかしら?」

さやか「いや、問題しかねーよ」

さやか「私はお客さまだよ、あんたこそ畳の上で寝なさいよ」

ほむら「嫌よ」

さやか「じゃあ、もう一度ジャンケンで決めよう」

ほむら「ええ、今度は負けないわ」

ほむさや「最初はグー、ジャンケン…」

ほむら(また、負けた…)

さやか「あんた、ジャンケン弱いね」

ほむら「うるさいわね、電気消すわよ」

さやか「いいよー」

カチッ

ほむら「じゃあ、おやすm」
さやか「ちょっと待って」

ほむら「?」

さやか「あの接着剤さぁ」

さやか「あんたがまどかとくっつきたくて、仕組んだんでしょ」

ほむら「…!」

ほむら(鋭いわね、美樹さやか)

さやか「まどかを契約させないためにあんなことやろうとしたんでしょ?」

さやか「何であんたはそんなにまどかを契約させたくないの?」

ほむら(やっぱり鋭くないわね…)

ほむら「あなたには関係ないことよ」

さやか「あっそ、じゃあおやすみ」

ほむら「…おやすみなさい」

ほむら(…)

ほむら(…やっぱり畳の上は痛いわね)

さやか「…」

さやか「…」グイッ

ほむら「!?」

ほむら「何のつもり、美樹さやか?」

さやか「授業のときのお返し、なんてね」

まどほむ、あんさやは好きだけど
ベタベタすぎて初級者向けなんだよな
なのでこれは俺得さやほむほむ

後たまにはデミさんもいれてください

さやか「あんたがまどかにしようとしたことは許せない」

さやか「けど、だからってあんたの家なのに畳の上に寝かせるのも酷いと思って」

ほむら「…美樹さやか」

さやか「何?もしかして私に感謝の気持ちを」
ほむら「あなたと一緒の布団で寝るほうが、畳の上で寝るより苦痛なんだけれど」

さやか「おい」

急用が出来たから3時間ほど抜けます

>>185の要望に応えて(本当は始めから考えてたけど)これからのマミさんの扱いについて投票お願いします

1.ほむさやマミ(ただし、マミさん微妙にぼっち)

2.マミさん さらにぼっち、そしてギャグ化

これから1時間以内の票数でルート決めます


じゃあ、行って来ます

遅くなりましたけど、もうちょいしたら再開します

ところでマミさんの扱いは票数同じだから、1のルートでやらせていただきます

ほむら(結局、一緒の布団で寝ることになってしまった)

さやか「…」スースー

ほむら(私もそろそろ寝よう)

ほむら(今頃、気付いたけど)

ほむら(美樹さやか、あったかい…)

ほむら(家族以外で誰かと寝るなんて初めて…)





ほむら(でも、まどかとその初めてを過ごしたかった…)

ほむら「…」スースー

さやか「…」スースー

ほむら「…」スースー

ドカッ

ほむら「!?」パチッ

ドカッドカッ





ほむら(…)

ほむら(…布団から追い出された)

ほむら(結局、畳の上で寝ることになるのね)

さやか「…」スースー

ほむら(美樹さやか、覚えていなさい!)

さやか「…」スースー

ほむら「…」スースー

さやか「…」パチッ

さやか「ウ、ウーン」

さやか「今、何時?」

さやか「ってまだ2時じゃん…」

さやか「もうひと眠りしよ」

さやか「…」






さやか(トイレ、行きたくなって来た…)

さやか(どうしよう…)

さやか(ここで転校生起こすのも悪いし…)

さやか(って何時の間にか布団から出てるし…)

さやか(とりあえず、転校生を少しずつ引きずってトイレに行こう)

さやか(あー、もう!)

さやか(どうして、トイレまでこんなに時間かかるのよ!)

さやか(しかも、ほむらが意外と重い…)

さやか(早くしないと、も、漏れる!)

さやか(も、もうこうなったら、最後の手段!)

さやか「て、転校生!起きて!」

ほむら「…」スースー

さやか「ねえ、起きてよ!お願いだから!転校生!」

ほむら「…」スースー

さやか(…はっ!もしかしたら、転校生って呼ぶのがいけないのかも!)

さやか(でも、なんか恥ずかしいし…)

さやか(いや、背に腹はかえられない!)

さやか「ほっ、ほむら!」






ほむら「…」スースー

さやか「…」

さやか(そうだ、ほむらの嫌がることを言えば!)

さやか「あー!まどかがキュゥべえと契約してる!」









ほむら「…」スースー

さやか(起きろよ!)

さやか(あー、もう我慢出来ない!)








ショワアアア








ほむら「…」

ほむら(計画通り)

さやか「…もうお嫁に行けない」

ほむら「無駄口叩いてないで、早く拭きなさい」

ほむら「それにもとから嫁に行けないなんてわかりきってることじゃない」

さやか「何だとー!」

さやか「ふん、私には恭介がいるもんね!」

ほむら(その上条恭介にふられるのだけれどね)

ほむほむすぐ横で漏らされるのはいいのか?w

>>233
ほむほむはさやかが漏らしてすぐ起きたのでノーダメージ


さやか「じゃあ、ほむらおやすみ」

ほむら「待ちなさい」

さやか「何?」

ほむら「いつからあなたは私をほむらって呼ぶようになったの?」

さやか「さっきあんたが寝てるときからだよ」

さやか「それにしばらくこのままだろうし、転校生って呼ぶのは素っ気ないと思って」

さやか「ほむらも私のこと、さやかって呼んでくれていいからさ」

ほむら「…」

ほむら「そう」

ほむら「じゃあ、おやすみなさい、美樹さやか」

さやか「さやかでいいって…おやすみ、ほむら」


ほむら(何故かしら…)

ほむら(美樹さやかにほむらって呼ばれると)







ほむら(すごく腹が立つ!)

数時間後

さやか(また、起きた)

さやか(ほむらは…)

ほむら「…」スースー

さやか(ちゃんと布団に入ってるな)

さやか(じゃあ、もうひと眠r)
ほむら「…どうして?」

さやか(ん?)

ほむら「…どうしてなの?」

さやか(寝言か…どんな夢を見てるんだろ)

ほむら「…鹿目さん」

さやか(鹿目…さん!?まどかじゃなくて?)



ほむさや「いただきます」

さやか「…」モグモグ

ほむら「…」モグモグ

さやか「ほむら」

ほむら「何かしら」

さやか「あんた、こっちに転校して来る前にまどかにあったことあるの?」

ほむら「…」

ほむら「いいえ、ないわ」

さやか「じゃあ、鹿目さんって誰?」

ほむら「…!」

さやか「あんた、やっぱりまd」
ほむら「…あなたには関係ないことよ」


さやか「…」

ほむら(美樹さやかと一緒に過ごすようになってから数日が経った)

ほむら(悲しいことにこの生活に慣れかけている自分がいる)



さやか「ねぇほむら、帰りに病院に寄ってもいいかな?」

ほむら「上条恭介のお見舞いでしょう?別にいいわよ」

さやか「恭介のこと、知ってたの!?」

さやか「誰が私の知らないうちに恭介のことをほむらに…」

ほむら「…」

さやか「まぁ、いっか。それじゃあ行こっk」
ほむら「その前に、お願いがあるのだけど…」

さやか「?」

さやか「本当にいいの?」

ほむら「ええ、いいわ。これであなたは上条恭介とあんなことやこんなことをしても大丈夫よ」

さやか「いや、する気もないけどさ…」

ほむら「準備は出来たわ、もう入っていいわよ」スチャ

上条「あ、さやか。またお見舞いにっ!?」

さやか「あー、驚いた?」

上条「そ、その子は?」

さやか「ちょっと訳あって離れなくなっちゃって」

上条「えっ、いや、そうじゃなくて」

上条「なんで目隠しにヘッドホンしてるのかと思って」

さやか「なんか邪魔者だから、せめて関わらないようにだって」

上条「そんなことしなくていいのに」

ほむら「…」

さやか「じゃあ、また来るね」

上条「うん、ありがとう」

さやか「ほむら、もう取ってもいいよ」

ほむら「ええ」

さやか「別にわざわざあんなことしなくていいのに」

ほむら「本当なら二人っきりなんだから、悪いと思ってね」

さやか「いいのに、別に。ほむらは優しいなぁ」








ほむら(本当は魔法で全部見聞きしてたけど)

ほむら(美樹さやかを辱めるほどのネタはなかったわね)

ほむら「そういえば、あなたは一生このままだったらどうするの?」

さやか「どうするって?」

ほむら「あなたは上条恭介のことが好きなんでしょ?だったら私といたr」
さやか「ううん、好きじゃないよ」

ほむら「え?」

さやか「好きじゃないっていうか、恭介に対する恋愛感情はもうないよ」

さやか「多分、一生このままだろうし、こんな私と付き合っても恭介だって迷惑だろうし」

さやか「もちろん、これからもお見舞いには行くけどさ」

ほむら「美樹さやか…」

さやか「それにもう一つ理由があるんだ」

ほむら「?」

さやか「私、気付いたんだ」






さやか「あんたの可愛いさに!」

ほむら「!?」

~回想~
くっついて二日目の夜

さやか(今日はちゃんと布団に入ってるな)

さやか「…」

さやか「…」ギュウ

ほむら「…ん」

さやか(やばい!)

さやか(ほむらの抱き心地最高!)

さやか(し、しかも、寝顔が可愛い!)

さやか(なんか頭撫でたくなってきた)

さやか「…」スリスリ

ほむら「…」ニコッ

さやか(うわあああ、可愛い過ぎる!)

ほむら「…」

さやか「だから、ほむらは…」

さやか「私の嫁になるのだぁ~!」

ほむら「…」

ほむら「…」チキチキ

さやか「ちょ、そのカッターどこから…」

ほむら「…」バッ

さやか「やめて、腕斬ろうとしないで!」アタフタ

ほむら「…」バッ

さやか「ほむらさん、本当やめて!」アタフタ

ほむらって確か治癒魔法使えないんじゃなかったっけ



その夜

さやか「どうしても別々の布団で寝なきゃダメ?」

ほむら「ええ」

さやか「私のこと、嫌い?」

ほむら「ええ、反吐が出るほど」

ほむら「もし、布団の中に入ってきたら今度こそ腕を斬るわ」

さやか「そんなぁ…」

ほむら「いいから、寝るわよ」

さやか「うん、おやすみ、ほむら」

ほむら「…おやすみなさい、美樹さやか」

ほむら「ん~」

ほむら「…重い」

ほむら「…!美樹さやか!」

さやか「…」スースー

ほむら「美樹さやか、どきなさい!」ガシッ

さやか「ん~、ほむらぁ」ギューッ

ほむら(しがみついてきた!?)

さやか「ほむらぁ…」

ほむら(顔に近づいてきた!?)

さやか「ほむらぁ」

ほむら(まずい、このままだとまどかのためのファーストキスが…!)

さやか「ん~」

ほむら「やめな…」








ほむら「さいっ!」ドゴォ

さやか「ぐはっ」バタッ

ほむら「…」

ほむら「…やり過ぎた」

さやか「う、うーん」

ほむら「目が覚めた、美樹さやか?」

さやか「あれ!?何で私、ほむらに膝枕してもらってるの!?」

ほむら「あなたに酷いことしたから…」

ほむら「そのお詫びよ」

さやか「じゃあ、私の嫁にn」
ほむら「腕斬るわよ」

さやか「ひぃっ」

ほむら「…さ、朝ごはんにするわよ」

さやか「…うん!」





ほむら(寝顔…)

ほむら(可愛いかったわよ、さやか)

さやか「何か言った?」

ほむら「いいえ、何も」



ほむさや編 完

いろは見て風呂入りたいから一旦終了

さやかが知らないうちに暴走してたせいで、
マミ杏まどもくっつける案もあったけど、やらなくていいような気がしてきた

マミさんはわざわざアンケ取ったからやるつもりだけど


要望あったらやる

ほむら(美樹さやかが私に告白してからさらに数日後)

ほむら(病院で見つけたグリーフシードから出来た結界の中に私達はいる)


マミ「美樹さん!暁美さん!」

まどか「さやかちゃん!ほむらちゃん!」

さやか「やっと来た!」

ほむら「巴マミ、今回の魔女は強敵よ。私も手伝うわ」

マミ「ダメよ、あなたは美樹さんとくっついているのだから」

マミ「美樹さんを死なせたいの?」

さやか「大丈夫ですよ、マミさん!ほむらならきっと私を守っt」
ほむら「美樹さやかがどうなろうと、別に構わないのだけれど」

さやマミ「」

ほむら「って冗談を言ってる場合じゃないわね」

さやか(冗談に聞こえなかったんだけど)

ほむら「わかったわ、私は使い魔を、あなたは魔女を、それでいいかしら?」

マミ「ええ、わかったわ」

さやか「で、ほむらってどうやって戦うの?」

ほむら「これよ」

さやか「何それ」

ほむら「あなたと私をくっつけている代物よ」

さやか「接着剤?それでどうするの?」

ほむら「こうするのよ」バシャッ

さやか「あ、使い魔達が地面にくっついた」

ほむら「トドメよ」ドガガガガ

さやか「ほむらすごーい!」

さやか(でも、魔法少女がマシンガン使うのって…)

ほむら(さぁ、巴マミの援護を…)

さやか「ほむら!あっちから使い魔が!」

ほむら「え!?」

さやか「あ、こっちからも!」

ほむら(何で、こんなに!?でも、)

ほむら「やるしかない!」バシャッ

ほむら「使い魔はもういないようね…」

ほむら(巴マミは…)

マミ「うっ…!」

ほむら(あの魔女の本体が出ても、渡り合ってたようだけど)

ほむら(足をケガしてる…動くのは無理そうね)

シャル「アーン」

ドガガガガ

シャル「?」

ほむら「お前の相手は私よ」

マミ「暁美…さん…」

魔女がほむらとさやかを食べようとするが、その度にほむらは時間を止めて、翻弄していた

さやか「これどうなってんの?」

ほむら「これが私の力よ、このことは誰にも言わないで」

さやか「うん、わかった。それにしても」

さやか「二人だけの秘密って恋人同士みたいだね!」

ほむら「…」








ほむら(美樹さやかをエサにして、魔女を倒そうかしら…)

ほむら(爆弾はもうセットした)ヒュゥゥゥゥ

ほむら(あとはゆっくり降下しながら爆発を待つだけ)ヒュゥゥゥゥ

さやか「それにしても、ほむらって」ヒュゥゥゥゥ

さやか「わざわざ魔女に食べられたふりして爆弾セットするって、カッコつけすぎじゃない?」ヒュゥゥゥゥ

ほむら「うるさい」ヒュゥゥゥゥ

マミ(美樹さんと暁美さんが魔女に食べられた)

マミ(鹿目さんとキュゥべえを守れるのは私だけ)

マミ(足の痛みなんて関係ない)

マミ(やるのよ、巴マミ!)

マミ「はぁっ!」

ドカーン

マミ「え?」

さやか「お、爆発し始めた」ヒュゥゥゥゥ

ほむら「…」ヒュゥゥゥゥ

マミ「きゃあ!」ドカッ

ほむら「痛っ」

マミ「あら、美樹さん!暁美さん!生きてたのね!」

ほむら「勝手に殺さないでほしいわね」スタッ

マミ「二人が魔女に食べられるのを見て、私…死んだのかと…」

マミ「それで私しか戦えないと思って、向かって行ったら」

マミ「魔女が爆発して吹き飛ばされて…」

ほむら「わかったから背中から早く離れてほしいのだけれど」

マミ「あ、ごめんなさい…って…あら?」

ほむら「どうかしたの?」








マミ「離れられない…」

ほむら「」

残念ながら、ほむらの背中とマミの背中がくっついてる状態です




ほむら(そういえば、使い魔と戦ってるとき)

ほむら(少しの間、巴マミがこっちに来てたような…)

ほむら「離れることは無理よ、巴マミ」

ほむら「今、私とあなたを繋いでいるのは私と美樹さやかを繋いでいるものと同じ」

ほむら「…諦めなさい」

マミ「そんな…」

さやか「あ、でも二人とも魔法少女姿だから、変身解除すればいいんじゃないの?」







ほむマミ「それよ!」

ほむマミ「じゃあ、早速解除してと…」シュイイイイン

ほむマミ「…」

マミ「鹿目さん、どうなってる?」

まどか「えっと…くっついてる部分だけ服がなくなってます」

ほむマミ「そんな…!」









「その行為が無駄だなんてわかりきっていたことじゃないか」

マミ「キュゥべえ…」

QB「二人は疑問に思わなかったのかい?」

QB「魔法少女に変身するとき、それまで着てた服がどうなるかを」

ほむら「…?」

QB「君達が魔法少女になるとき、それまで着てた服は」

QB「魔女との戦いで傷つかないように異空間に飛ばされ、君達は何も着てない状t」
ほむら「ちょっと待って」

QB「何だい、暁美ほむら」

ほむら「変身時に裸になるなんて初耳なんだけれど」

マミ「私もよ、キュゥべえ」

QB「何だ、気付いてなかったのかい」

QB「でも、裸になるといっても一瞬だから問題ないじゃn」
マミ「女の子にとっては大問題よ!」

マミ「もし、男性にでも見られてたら、恥ずかしいじゃない!」

ほむら(…はっ!)

ほむら(つまり、私はまどかの裸の状態を時間停止すれば見ようと思えば見れたっていうこと!?)

ほむら「そんな…」

まどか(ほむらちゃん…涙を流すほど辛いんだね…)

QB「だから、変身を解除したらくっついてる部分だけ服が消滅したんだ」

さやか「キュゥべえ、何で黙ってたの!?」

QB「聞かれなかったからさ」

まどか「ひどいよ…あんまりだよ…!」

QB「…君達はいつもそうだね」

QB「事実をありのまま伝えると決まって同じ反応をする」

QB「どうして人間は裸を見られることにこだわるんだい?」

QB「訳がわからないよ」

数分後

さやか「で、これからどうするの?」

ほむら「とりあえず、家に帰りましょうか」

さやか「誰の?」

ほむら「ここからなら、巴マミの家が近いわ」

ほむら「あなたの家に行ってもいいかしら?」

マミ「…ええ、いいわよ」

ほむら「着いたわね」

さやか「そういや、夕飯どうするの?」

マミ「夕飯のなら冷蔵庫にあr」
さやか「いや、そうではなく」

ほむら「美樹さやかが言いたいのは、あなただけ向いてる方向が違うからどうやって食べるのか、よ」

さやか「そう!さすが、私の嫁!」

ほむら「…殺すわよ」

さやか「ひっ」

マミ「じゃあ、テーブルを二つ用意しましょう」

マミ「押し入れまで行くわよ」

ほむら「ええ」
さやか「はい!」






ほむさやマミ「…」

ほむさやマミ(さっきから思ってたけど…)

ほむさやマミ(三人一緒だと歩きにくい…)

ほむら「で、夕飯は誰が作るの?」

マミ「私が作るわ」

マミ「私は右手も左手も使えるし」

マミ「あなた達は私の言ったものを取ってくれる?」

さやか「頑張ります!」
ほむら「わかったわ」

マミ「暁美さん、冷蔵庫から卵を取って」

ほむら「はい」

マミ「美樹さん、そこからお皿取って」

さやか「はい、マミさん」


マミ「…」

マミ(あれ、意外と不自由じゃない)








マミ(それにしても…)

マミ(何で心が悲しいのかしら…)

ほむさやマミ「いただきます」

さやか「マミさん、これ、めちゃうまっすよ!」

マミ「そう言ってもらえると嬉しいわ」

ほむら「…本当にそっちの小汚いテーブルでよかったの?巴マミ」

マミ「私だけ向いてる方向違うのだから、一人分のこの小汚いテーブルでいいの」

ほむら「そう、ならいいけど…」

マミ「…」



夕食後

さやか「マミさん、テレビ見てもいいですか?」

マミ「…ええいいわよ、自分の家のように過ごして」

さやか「あっはははは!!」

ほむら「意外と面白いわね」

さやか「でしょでしょ!」

マミ(え!?聞いてるだけじゃ何が面白いのかわからない!)



ほむら「綺麗ね…」

さやか「そうだねー」

マミ(えっ、何が綺麗なの!?)

さやか「あっ、マミさん見たいテレビあったりします?」

マミ「えっ、あっ、い、いいのよ、別に」

マミ「二人で楽しんで」

マミ(あぁ、わかったわ、悲しさの原因)









マミ(二人と居るのに、仲間外れにされたように感じるのよ…)

マミ(でも、ここで私がテレビ見たいとか言ったら、先輩の威厳台無しだし…)

さやか「あ~、テレビも飽きたし、お風呂も入ったしどうする?」

さやか「まだ、寝るような時間じゃないけど」

マミ(チャンス!)

マミ「じゃ、じゃあ、ババ抜きでもやらない!?」

さやか「マミさん…」
ほむら「巴マミ…」






ほむさや「さすがにこの状態でババ抜きは…」

マミ「」

マミ「じゃ、じゃあ、ダイヤモンドゲームは!?」

ほむら「いちいち場所変えるのが面倒なんだけれど」

さやか「ていうか、私ルール知らない…」

マミ「」

マミ「なら…」






マミ「みんな寝るしかないじゃない!」

ほむさや(えー…)

という訳で、寝ます

明日は書けるとしたら午後2時くらいから


それでは

片手でみんなで遊べるモノってDSくらいしかないよね

マミ「ちなみに手はグルファクシ、タングニョースト、モノケロース、ブラックホールでした
ガイアナイトが破壊されてればトール出てた」

大学行く前の保守代わりに


お風呂はもういいかと思ったけど、要望あるならやります

すいません、あと40分ほど待ってください

現在の状況
ほむマミ→横になってる
さやか→仰向け


さやか「…マミさん、やっぱりまだ眠くないんですけど…」

マミ「そうね…」

マミ「じゃあ、おしゃべりしましょう!」

ほむさや「おしゃべり?」

マミ「そう!」

ほむら「そう言われても…」

さやか「突然で何も思いつかないんですけど…」

マミ「えっと…じゃあ、好きな人の話は?」

さやか「えっ、マミさん好きな人居るんですか!?」

マミ「いや、居ないけど…」

ほむさや「…」

ほむら「まぁ、いいわ。私にはいるわ」

ほむら(まどかという心に決めt)
さやか「私のこと?私のことなの!?」

ほむら「…もし好きな人ランキングを作るとしたら、あなたは圏外よ」

さやか「そんなぁ!」

ほむら(…まぁ、まどか以外は圏外なんだけれど)

マミ「美樹さんには居ないの?そういう人」

さやか「マミさんの後ろにいるじゃないですか。ほむらですよ!この前も言ったじゃないですか!」

マミ「え!?それは、親友としての意味じゃなかったの?」

ほむら「巴マミ…あなたはこの前の美樹さやかの発言を冗談だと思ってたのね…」

マミ「いや…だって、普通にないと思って…」

数日前

マミ「はい?」

ほむら「だから、腕を斬ってほしいのよ」

さやか「やだやだ、ほむらと別れたくない~!」

ほむら「別に私が斬っても構わないのだけれど」

ほむら「治癒魔法はあなたのほうが得意なはずだから、あなたにお願いしたいの」

マミ「え…でも…」

ほむら「斬るための道具?心配ないわ、日本刀でもチェーンソーで好きなn」
マミ「いや、そうじゃなくて美樹さんが…」

さやか「絶対離れないからね、ほむら!」

ほむら「これは気にしなくていいわ」

さやか「これ!?私、物扱い!?」

マミ「でも、私だって完全に治せるかわからないし…」

マミ「それにこの前まで険悪だったのに、二人とも何時の間にかそんなに親しくなってるし別にいいじゃない」

ほむら「別に親しくなんk」
さやか「そうなんです、私とほむらは恋人同士だから!」

ほむら「恋人同士な訳ないじゃない!」

マミ(美樹さん…冗談を言えるほど親しくなったのね)

マミ「あれは本当だったのね…」

マミ「でも、どうしてそんなに好きになったの?」

さやか「あ!マミさんも聞いてくださいよ!ほむらの寝顔がk」
ほむら「それ以上言うと、殺すわよ」

さやか「もう!照れちゃって~」

さやか「あ、そうだ」

さやか「マミさん…私、契約したほうがいいですよね?」

ほむら「美樹さやか!?」

マミ「…まあ、魔法少女になる素質はあるわけだし…ね」

さやか「いや、そうじゃなくて」

さやか「ほむらは問題ないって言うけど、やっぱり私といる状態で魔女退治するのは」

さやか「ほむらにとって、危ないと思って…」

ほむら「美樹さやか…」

マミ「そうね…あなたにとっても危険だけど、暁美さんにとっても危険よn」
ほむら「問題ないわ、美樹さやかが魔法少女にならなくても」

ほむら「もし、魔法少女になるというなら全力で阻止する」

マミ「…前から思っていたけれど、暁美さん…あなたの目的はなんなの?」

マミ「私を助けたことから、グリーフシード目当てじゃないのはわかるけど…」

ほむら「…」

マミ「…やっぱり、言わないのね」

マミ「そういえば、暁美さんの使う魔法はどんなものなの?」

さやか「それは言えません、マミさん」

さやか「私とほむらの二人だけの秘m」
ほむら「時間停止よ」

さやか「二人だけの秘密じゃなかったの?」

ほむら「さすがにこの状態になったら、隠しても意味ないでしょ…」

マミ「…まあ、いいわ」

マミ「もう、暗い話は終わりにして、明るい話をしましょう!」

ほむら「じゃあ、巴マミ」

マミ「何かしら?」








ほむら「どうやったら胸が大きくなるのかしら?」

マミ(…気にしてたのね)

さやか「ダメだよ、ほむら!」

さやか「ほむらは今のままでいいんだよ!」

さやか「それにマミさんみたいに胸が大きくなっても、太ったら意味ないよ!」

マミ「え?」

ほむら「大丈夫よ、美樹さやか」

ほむら「巴マミのように太らないで、胸を大きくしてみせるから」

マミ「ちょっと待って、どういうこと?」

マミ「私、太ってないでしょ!?」









ほむさや(自覚してないの…)

入浴中のときのこと

ほむら(髪が接着剤に巻き込まれなくて助かったわ)

ほむら(それにしても…)

ほむら(よく見えないけど、巴マミ…ウエスト太いような
…)

さやか(マミさん、胸大きいけど、ウエストも…)

マミ-る【動】
1・頭を食いちぎられて死ぬこと。
2・友達がいないこと。
3・太ること。

マミ「…」

ほむら「で、巴マミ、胸を大きくする方h」
マミ「知らないわよ!たとえ、知っててもあなた達には教えないわ!おやすみっ!」

ほむさや「…」








ほむさや(冗談だったのに…)

数分後

さやか「…マミさ~ん」

ほむら「…どうやら、本当に寝たようね」

マミ「…」

さやか「でも、ほむらが乗るとは思わなかったよ」

ほむら「私だってたまにはやるわよ」

マミ「…」

マミ「…」

さやか「…ほむら」

ほむら「何かしら?」

さやか「あんたの顔を見ながら寝れるなんて幸せ…」

ほむら「私は不幸せなんだけど」

さやか「それに…」








さやか「やっと二人っきりだしね!」

ほむら「!?」

さやか「二人っきりの時間を楽しもうね!」

ほむら「拒否」

さやか「無理」

さやか「じゃあ、ほむらにおやすみのキスをしたらやめる」

ほむら「それもいやy」






ドキューン

ほむらとさやかの目の前を何かが通り過ぎた

二人は一瞬何が起きたかわからなかった

布団には、一つの穴が空いていた







ほむさや「…」

マミ「…もし、今度そういうことしてみなさい」

マミ「こんなんじゃ済まさないわよ!!」

ほむさや「はっ、はい!」

数十分後

さやか「マミさん、今度こそ寝たかな?」

マミ「…」スースー

ほむら「ええ、ぐっすり寝てるわ」

さやか「私、思ったんだけどさ…」




ほむら「…そうね、それがいいわね」

さやか「マミさん、喜んでくれるといいんだけど…」

マミ「う、う~ん」

マミ「…」

マミ(早く寝たからか、5時なのに起きてしまったわ)

マミ(まあ、でも二人に仕返しはしたから心地よく眠れたわ)

マミ(あら?美樹さんの手がこっちまで…)

さやか「ほむら~」

ほむら「…う~ん」

マミ(暁美さんを抱きしめてるつもりね、暁美さんは嫌がってるけど)

マミ(ちゃんと暁美さんを抱けるように戻してあげましょう)








ムニュ

マミ(!?)

さやか「あれ~ほむら、背中に変なものがあるよ~」

マミ(ちょっと…美樹さん!?)

さやか「私が取ってあげるね~」グイーッ

マミ「ちょっと…美樹さん!やめなさい!」

さやか「あれ~取れないな~」

マミ「美樹さん!起きて!」

さやか「揉めばいいのかな~」ムニュ

マミ「…あっ!……やめてっ!」

さやか「もっとやらなきゃダメかな~?」ムニュムニュ

マミ「手を……離しなさいっ!」グイッ

さやか「あれ」

マミ「ハァハァ…」

マミ「美樹さん…仕返しよ!」

マミ「くらいなさい!」

ほむさや「ぐえっ」

マミ(暁美さんには悪いけど、あなたの体重も利用して、美樹さんにのしかかるわ)

ほむら「うぅ…」

さやか「う~、ほむら~、マミさんみたいに太った~?」

マミ「」イラッ

朝食

ほむマミ「いただきます」

さやか「…」

マミ「あら、美樹さん食べないの?」

さやか「ていうか、マミさん、朝ごはん…」

マミ「あら?何か問題あるかしら」

さやか「いえ、無いです…」

ほむら(巴マミと私が食パンにスクランブルエッグ、ウインナー)










さやか(それに対して、私が豆一粒って…)

さやか(私、そんなに酷いことしたっけ…)

学校

早乙女「…」

ほむさやマミ「…」

早乙女「…あなた達には一番後ろの席に行ってもらいます」

ほむさやマミ「…はい」

早乙女「巴さん…仕方ないからあなたには2年の授業を受けてもらうけど、我慢してね」

マミ「…はい」

ほむら(その日の放課後には、巴マミは3年生ではなく、2年生におとされることが決まった)

ほむら(そうなることは予測していたが、巴マミはかなりショックを受けていた)

ほむら(学年が変わったことにより、巴マミの友人と会うことも少なくなり)

ほむら(クラスの人達も巴マミの負のオーラによって彼女と親しくなろうとするものはいなかった)

ほむら(私も悲しいことがあった)









ほむら(席が後ろになっても、巴マミのせいでまどかが見えない!)

ほむら(このところ、巴マミはほとんど喋らない)

マミ「…」

さやか「…」

さやか「…マミさん!帰りに私ん家寄ってもいいですか?」

マミ「…ええ…いいわよ…」

さやか「…」

マミホーム

マミ「…」

さやか「…」

ほむら「…」

さやか「マミさん、さっき私が何のために私ん家寄ったか気にならないんですか?」

マミ「別に興味ないわ…」

さやか「…マミさん、最近変ですよ」

さやか「魔女退治もほむらに任せっきりだし…」

マミ「…別にいいじゃない」

マミ「私が死んだって…」

さやか「よくない!」

さやか「マミさんが死んだら、私もほむらも悲しみますよ」

マミ「…嘘」

マミ「私が死ねば、二人でイチャイチャできるじゃn」
さやか「それとこれとは話が違います!」

マミ「…」

さやか「それにまどかだって…」

さやか「よくない!」

さやか「マミさんが死んだら、私もほむらも悲しいですよ」

マミ「…嘘」

マミ「私が死ねば、二人でイチャイチャできるじゃn」
さやか「それとこれとは話が違います!」

マミ「…」

さやか「それにまどかだって…」

マミ「…だって、あなた達と一緒にテレビも見れないし」

マミ「食事だって、違うテーブルだし」

マミ「私、一人ぼっちじゃn」
ほむら「あなたは一人じゃないわ」

ピンポーン

さやか「あ、来た!」

マミ「…?」

配達員「宅急便でーす」

さやか「はーい」ガチャ

配達員「(何だ、この人達…)ここにハンコお願いしまーす」

さやか「はい」

配達員「ありがとうございました~」

マミ「…?」

さやか「よし、空いた!」

さやか「はい、マミさん!」

マミ「これは…DSと…ポケモン?」

さやか「ほむらと考えたんです」

さやか「片手でも出来るゲームを考えて…」

ほむら「まあ、一対一とか一人ハブられるけど、これぐらいしか思いつかなかったから…」

マミ「…」

マミ「…ごめんなさい」

さやか「マミさん?」

マミ「ごめんなさい…私はひとりぼっちじゃなかった…」

ほむら「巴マミ…」

マミ「落ち込んでたのがバカみたい」

マミ「さあ、遊びましょ!三人で!!」

ほむさや「はい!」








さやか「マミさん、そろそろ…」

ほむら「私も、もう寝たい…」

マミ「ダメよ!今夜は寝かさないわ!」

正直、後半gdgdだったような…

まあ、こんなんでも楽しんでもらえたら嬉しいです



ところで杏まどくっつけるのはやらなくていいですよね?

ほむら
・まどか(ピカチュウ)
・まどか(ピクシー)
・まどか(トゲキッス)
・まどか(ミュウ)
・まどか(アルセウス)
・まどか(チラーミィ)

さやか
・ひとみ(ベトベトン)
・あんこ(キリキザン)
・まどか(ゲンガー)
・さやか(ミロカロス)
・ほむら(パルキア)
・マミさん(カビゴン)

マミ
・ウァロニア(ユンゲラー)
・ウィトゥラ(ゴースト)
・ファートゥム(ゴーリキー)
・フェブリス(ゴローン)
・ナースキオ(ゼクロム)
・ミネルヴァ(ダークライ)

じゃあ、杏まどがくっつくのもやります


だから、あと1時間半待ってください

ほむら(巴マミもくっついて数日後)

さやか「ごめんね、ほむら!マミさん!私の用事に付き合わせちゃって!」

マミ「別にいいわよ、これくらい」

ほむら(私のことを好きになっても、上条恭介のもとへ通っている)

ほむら「巴マミ、病室に入る前にこれを付けといて」

さやか「また、ヘッドホンと目隠しかよ…いいのに、別に…」

上条「さやか、また来てくれたのか…い?」

さやか「あ~また、ちょっとあってくっついちゃって…」

上条「そ、そうなんだ…」

さやか「あれ?あんまり驚いてないね?」

上条「最初に比べたら…ね」









ほむら『インパクト無いとか言われてるわよ、巴マミ』

マミ『盗み聞きはやめなさい、それにそんなこと言ってないじゃない』

ほむら『似たようなことは…ってあなたもしてるじゃない』

さやか「で、今日もCD買ってきt」
上条「さやかはさ、僕をいじめてるのかい?」

さやか「え…」

ほむマミ『お?』

上条「何で今でもまだ、音楽を聴かせるんだ?嫌がらせのつもりなのか?」

さやか「だって、それは…恭介が音楽好きだから…」

上条「もう聴きたくないんだよ!自分で弾けもしない音楽なんて!!」

さやか「…!」

マミ『暁美さん、ここから先は聞かないほうがいいわ』

ほむら『…少し興味深かったけれど、そうするわ』



……

………

ほむら(あ、動きだした)

さやか「…」

マミ『そろそろ、目隠しとヘッドホン取ったらダメなのかしら?』

ほむら『さあ?取ってよかったら、取っていいって言うでしょ』

マミ『そうね…それにしても、どこに行くのかしら?エレベーターに乗ってるのはわかるんだけど…』

数分後

ほむら『風が吹いてるから屋上というのは、わかるんだけど何してるのかしら』

マミ『さあ、彼に告白をしてるとか?』

ほむら『あれだけ、私のことを好きって言ってたのに?』

マミ『それもそうね…とにかく、美樹さんが取るのをOKしてくれるまで待ちましょう』













『取っていいよ、ほむら、マミさん』

魔女の結界内

使い魔達がまどかの目の前に立ちはだかる

まどか(…私の人生、これで終わりなんだ)

まどか(バイバイ、マミさん…ほむらちゃん…)

まどか(さやかちゃん…)









「おりゃぁぁぁぁ!!!」

まどか「さやか…ちゃん…?」

さやか「これで…」

さやか「トドメだーーー!!!」



さやか「やーごめんごめん」

さやか「間一髪だったね」

まどか「さやかちゃん…」

さやか「初めてにしはよくやったでしょ、まどか、マミさん」

さやか「…ほむら」

ほむら「…」

マミ「確かに初めてでしかも、左手だけにしてはよくやったけど…」

さやか「ですよね?マミさん!」

マミ「ほら、暁美さんも何か言ったら」

ほむら「…」

さやか「…」

~回想~

ほむマミ(え?)

ほむマミ「…キュゥべえ!」

ほむら「…美樹さやか、契約したというの」

さやか「…うん」

ほむら「どうして…!?契約してはダメと言ったのに!」

ほむら(甘かった……もっと、ちゃんとしていれば…!)

現在

ほむら(何を願ったか聞いたら、やはり上条恭介の右腕を治すことだった)

ほむら(このままいけば、美樹さやかは魔女となる)

ほむら(そして、巴マミはその真実に耐えきれなくなり…)

ほむら(…このままでは…!)

さやか「ねえ、ほむら。何か言ってよ」

ほむら「…」

さやか「あ!もしかして、ほむら嫉妬してる?私の願ったことがほむらのことじゃなかったから!」

さやか「大丈夫、私はもう一度恭介の演奏を聴きたかっただけだから!ほむらにも聴かせたかったしね!」

さやか「それにどんなことがあっても、私はほむら一筋ですから!」










ほむら(前言撤回、この美樹さやかは魔女にならない)

「で、用って何?」モグモグ

QB「巴マミがちょっと面倒に巻き込まれてね」

「面倒って?」

QB「…魔法少女同士でくっついたんだ」

「???」

QB「…まあ、見ればわかると思うよ」

QB「で、その原因が恐らく僕の契約した覚えのない魔法少女なんだ」

「はぁ?何それ?」

QB「僕にもわからない。彼女がどんな行動をとるかも…だから、これ以上厄介なことが起こる前n」
「わかった、わかった。要するに…」










杏子「ブッ潰しちゃえばいいんでしょ?その子」

そういや、3人固まってるが強いのかな・・・

>>484
時間停止させてティロフィナーレをすれば大半の魔女は死ぬ

次の日の放課後

まどか「さやかちゃんは魔法少女になって後悔とかないの?」

さやか「う~ん、あるとしたら…」






さやか「ほむらからマミさん離すことを願わなかったことかな」

まどマミ(え…)

ほむら(巴マミだけじゃなく美樹さやかも離れてほしいのだけれど…)

さやかの役割は盾と回復役にきまってるじゃないか
あれでもマミさんも回復できたような……

ほむら「いた、使い魔よ」

さやか「逃がすかぁっ!」







カキン

さやか「!?」

マミ「これは…もしかして…」

ほむら(佐倉杏子…!)

杏子「ちょっとちょっと!巴マミ、まだ人助けなんてしてr」









杏子「ギャハハハハハ!!!」

杏子「くっついたって…ハハ…そういう意味か!…ギャハハハ…!!」

さやマミ「…」

ほむら(…まあ、こうなるわよね)

まどか「あっ、使い魔が逃げちゃう…!」

さやか「追わなきゃ…!」
杏子「やめろって」チャキ

さやか「何すんの!?あれほといたら、人が殺さr」
杏子「いいじゃん、別に」

杏子「四、五人喰わせて魔女にすれば、グリーフシード孕むんだから」

杏子「卵産む前の鶏締めてどうすんの?」

さやか「…!」

さやか「あんた、魔女に襲われる人達を見殺しにする気!?」

杏子「なんかさぁ、勘違いしてない?」

杏子「弱い人間を魔女が喰う。その魔女を私達が喰う」

杏子「それが当たり前のルールでしょ?学校で習ったよねぇ…食物連鎖ってやつ?」

さやか「…」

マミ「佐倉さん…やはり、まだその考えなのね」

ほむら「…」

杏子「まさかとは思うけど…人助けだの正義だのそんな冗談かます為に、キュゥべえと契約したわけじゃないよねぇ?」

さやか「……!!」

ほむら「やめなさい、美樹さやか」グイッ

さやか「止めないでよ…ほむら…あいつは…!」

ほむら「あなたが彼女と戦うなら、その足を斬り落としてでも止めるわ」

さやか「…」

ほむら「あなたもさやかを挑発するのはやめてくれる?佐倉杏子」

杏子「!?」

杏子「あんた…どこかで会ったか…?」

ほむら「さあね」

ほむら「で、提案だけどこのまま退いてくれないかしら」

杏子「…ああ、いいぜ」

杏子「戦うにしても1対3じゃ分が悪いし、今日のところはそうさせてもらうよ」

ほむら「賢明ね」

さやか「何なの、あいつ!」

マミ「前にも言ったでしょ、グリーフシード目当ての魔法少女がいると」

さやか「けど、本当にいるなんて…」

さやか「もし、今度あったらぶちのめしてやr」
ほむら「ダメよ」

さやか「…どうして」

ほむら「ワルプルギスの夜を倒すのに彼女も協力してもらうわ」

マミ「…!知ってたのね…」

さやか「?」

深夜

さやか「そういやさぁ…ほむら」

ほむら「何?」

さやか「さっき、あいつと話してるとき、さりげなく『さやか』って下の名前で呼んだよね」

ほむら「…別にあなたを呼んだわけじゃないのだけど」

さやか「やっと、さやかって呼んでくれるんだね!だから、もう一度呼んでくれる?」

ほむら「嫌」

さやか「ケチ」








マミ(ティロっていいかしら…)

さやか「…」スースー

マミ「ねえ、暁美さん」

ほむら「…何かしら」

マミ「佐倉さんのことやワルプルギスの夜のことを知ってたのはどうして?」

マミ「あなたは何者なの?」

ほむら「…」

ほむら「…あなたの仲間。それで問題がある?」

マミ「…そうね。じゃあ、そろそろ寝ましょうか」

ほむら「ええ、おやすみ、巴マミ」

マミ「おやすみ、暁美さん」

眠いので寝ます

明日は再開出来るとしたら夜の9時くらい

おやすみなさい

              .,-'''''~~~ ̄ ̄~~''' - 、
 \      ,へ.人ゝ __,,.--──--.、_/              _,,..-一" ̄
   \  £. CO/ ̄            \       _,,..-" ̄   __,,,...--
      ∫  /         ,、.,、       |,,-¬ ̄   _...-¬ ̄
 乙   イ /    /   ._//ノ \丿    ..|__,,..-¬ ̄     __,.-一
      .人 | / ../-" ̄   ||   | 丿 /  ).  _,,..-─" ̄   ._,,,
 マ    .ゝ∨ / ||        " 丿/ノ--冖 ̄ __,,,,....-─¬ ̄
        ( \∨| "  t-¬,,...-一" ̄ __--¬ ̄
 ミ  ⊂-)\_)` -一二 ̄,,..=¬厂~~ (_,,/")

     .⊂--一'''''""|=|( 干. |=| |_      (/
   /  ( /      ∪.冫 干∪ 人 ` 、    `
 /      )         ノ '`--一`ヽ  冫
                 く..          /
                .  ト─-----イ |
                  ∪       ∪



すいません、あと2時間程待ってください

次の日

マミ「…やはり、使い魔の反応は無いわね」

さやか「…あいつのせいだ」

さやか「やっぱり、あいつとは戦うべきだよ、ほむら!」

ほむら「ダメよ、彼女にはワルプルギスの夜を倒すのに協力してもらう」

ほむら「…それより、帰りにゲームセンターに寄ってもいいかしら?」

マミ「私は別にいいわよ」

さやか「私もいいけど、何で?」

ほむら「…ちょっとね」

さやか(はっ!これはもしかして、デート!?)

さやか(もう!ほむらったら照れ屋さんなんだから!)

ゲーセン

さやか「…」

杏子「で、私になんか用?」

ほむら「魔法少女に関する話よ、ここじゃ注目を集めるから場所を変えましょ」

杏子(注目を集めてるのはあんた達なんだけど…)

杏子「ああ、いいぜ。けど、これが終わったらな!」

さやか「…」

支援
マミさん空気wwwww

とある橋の上

まどか「…あれ?」

まどか(マミさんにさやかちゃんにほむらちゃん)

まどか(…それに昨日の子)

まどか(何話してるんだろ…)

まどか(…ちょっと近づいてみよ)

ほむら「もう少しすれば、この街にワルプルギスの夜が来る」

ほむら「そいつを倒すのに協力してほしいの」

杏子「ワルプルギスの夜…確かに強敵だな」

ほむら「そいつを倒したら、私達はこの街を去る」

まどさやマミ「えっ!?」

マミ「って、鹿目さん!?」

ほむら「まどか!?」

さやか「ちょっと、ちょっと!何勝って決めてんのよ、ほむら!」

ほむら「それぐらいしないと、佐倉杏子は協力しないわ」

マミ「だからって勝手すぎるわ」

まどか「ほむらちゃん…そんな悲しいこと言わないでよ…」

ほむら「まどか…」

ほむら「…わかったわ。佐倉杏子、魔女退治にあなたと私達が遭遇したら」

ほむら「あなたに優先的にグリーフシードを与えるわ、それでいいかしら?」

杏子「ああ、いいぜ」

杏子「なんて言うと、思ったかい?」

ほむら「…やはり、さっきの条件じゃないとダメかしら」

杏子「そういう問題じゃねえ」

杏子「今、あんたにマミと青いのがくっついてんのはあんたのせいなんだってな」

杏子「もし、あんたと協力してワルプルギスの夜を倒しても」

杏子「あんたが私を地面にでもくっつけて、約束なんて無視するかもな」

ほむら「…」

さやか「ほむらはそんな卑怯なことしないよ!」

杏子「さあねぇ?それより巴マミ」

マミ「…何かしら」

杏子「私と組んで、ほむら…だっけ」









杏子「倒さない?」

マミ「!?」

杏子「大体、何であんたくっついたまんまなの?」

杏子「そこの青いのに切り離してもらって、傷は魔法で治せばいいじゃん」

杏子「それにあんた聞いたよ、そいつのせいで学校で孤立したんでしょ」

杏子「憎くないの?」

マミ「…確かに暁美さんとくっついて孤立したかもしれない」

マミ「でも、今は…暁美さんに美樹さんがいる」

マミ「それで充分よ」

ほむら「巴マミ…」
さやか「マミさん…」

杏子「じゃあ、そいつ殺せば考えなおす?」

マミ「えっ!?」

まどか「そんな…」

さやか「…!」

ほむら「…」

杏子「ワルプルギスの夜は強敵だけど、こいつと組むのも嫌だ」

杏子「さすがにそいつが死んだら、切り離さざるを得ないよねぇ?」

ほむら「…あなたと戦うなんて時間のムダよ」

ほむら「帰るわよ、巴マミ、美樹さやか、まどか」

杏子「けど、青いのがヤル気みたいだよ?」

さやか「…やっぱり、あんたは許さない」

ほむら「やめなさい、美樹さやか、私の言うことが聞けないの」

さやか「こればっかりは譲れないよ、ほむら」

杏子「ま、逃げようたって逃がさないんだけどね」シュイイイイン

ほむら「3対1で勝てると思うの?」

杏子「昨日は驚いたけど、よく考えればそんな状態で戦えるわけないしね」

杏子「そんなハッタリは効かないよ」

さやか「そんなことない!

さやか「私達のコンビネーション見してあげる!」バッ

ほむら「だから、やめなさい!」グイッ

さやか「あっ!」コロコロコロ…

マミ「えっ、どうしたの?」

ほむら(ソウルジェムがトラックに乗って…まずい!)シュイイイイン

ほむら(時間停s)グサッ

さやか「ほむら!」

まどか「ほむらちゃん!」

マミ「どうしたの、暁美さん!?」

杏子「拾いに行かせないよ」

杏子「これで2対1…いや、1対1かな?」

ほむら「くっ…」

さやか「お前…よくもほむr」バタッ

マミ「美樹さん?」
まどか「さやかちゃん?」

杏子「?」

さやか「」

ほむら「くっ…」シュン

杏子「消えた!?」

時間停止を繰り返しながら、巴マミは動けないほむらとさやかを背負い、走るより速いのでジャンプを続ている



ほむら「巴マミ…私が時間停止を繰り返すからあなたがトラックを…」

マミ「…それはいいけど、大丈夫なの?暁美さん…それに美樹さんは…」ビュン

ほむら「…私は大丈夫…美樹さやかもソウルジェムがあれば…」

マミ「…後でちゃんと説明してくれる?」ビュン

ほむら「…ええ」

ほむら「……!…あれは…」

杏子「おっと!逃がさないよ!」バッ

ほむら「くっ…!」シュン

杏子「ちっ…ちょこまかと逃げんじゃねぇ!」バッ

ほむら「マミ…右に行って」

マミ「ええ!」ビュン

ほむら「次は…左…」

マミ「こっちね!」ビュン

杏子(…確かにいいコンビネーションだな)

杏子(ほむらって奴が私の攻撃を見て、マミに的確に指示を与え、避けている…)

杏子(それに加えて、瞬間移動が厄介だ)

杏子(…そういや、あの青いのは何でさっきからぐたっとしてるんだ?)

杏子(まあ、いいや)

杏子(あいつらの連携の弱点はわかった)

杏子「これなら…どうかな!」バッ

杏子「って、ハズしたぁ!」

ほむら(ハズした?佐倉杏子が?)

ほむら「マミ…そのまま、前方へ」

マミ「ええ!」ビュン

マミ「って…これは!?」

ほむら「…どうしたの…?」













ドガァ

マミ「くっ…足が…」

ほむら「…まさか……始めから……地面を…狙って……?」

杏子「あんた達の連携は確かに凄い」

杏子「でも、それが逆に弱点でもある

杏子「あんた達の弱点は役割分担したこと」

杏子「マミはトラックを追いかけること、ほむらは私の攻撃を見極めることに集中した」

杏子「だから、私が地面を破壊するという作戦に気付かなかったのさ」

ほむら(佐倉杏子…やはり、戦闘に関しては優秀ね…)

杏子「さぁ、あんたの命もらうよ」

ほむら「くっ!」

杏子「…」

杏子(そういや、こいつ…)

杏子「…」ガッ

ほむら「…?」

杏子「どういうことだ、おい…」

杏子「…こいつ、死んでるじゃねぇか!」

マミ「えっ!?どういうことなの、暁美さん!?」

ほむら「…佐倉杏子」

杏子「何だよ?」

ほむら「……さやかのソウルジェムを取って来て…くれる?」

マミ杏「!?」

杏子「おいおい、正気か?あんたの命を狙ってた奴にそんなこと頼むか?」

ほむら「…じゃあ、ソウルジェムを取って来てくれたら、私を殺してもいいわ」

マミ「暁美さん!?」

杏子「何で…そこまで…」

ほむら「…さやかは……私の言うことを聞かないし……私の嫌がること…ばかりするけれど…」

ほむら「けど、だからって…」

ほむら「このまま死んだら…私だって悲しいから…」

杏子「…」

ほむら「…あなたにしか…頼めないの…」

杏子「…私が嫌と言ったら?」

ほむら「…いいえ……あなたはそんなことを…言わない」

杏子「…やっぱり、あんた…前に一度…」

ほむら「お願い……早く!」

杏子「…っ!」

マミ「ねえ、暁美さん…」

ほむら「何かしら…」

マミ「佐倉さんのことも知ってるみたいだし、今起きてることもわかってるみたいだし…」

マミ「あなたはどこで、知ったの?」

ほむら「…」

ほむら「…いずれ……話すわ…」

マミ「…」

数分後

さやか「…げほっ、げほっ!」

ほむら「さやか!」
マミ「美樹さん!」

さやか「…あれ?ここ、どこ?」

さやか「って、ほむら!キズが!…私のソウルジェムは!?」

杏子「…ほらよっ」

さやか「あっ…何であんたが…」

杏子「さあね…それより早くキズ治してあげなよ」

さやか「あっ、そうだ!」

またもや橋の上

まどか(ほむらちゃん達、大丈夫かな…)

ほむら「まどかっ!」

まどか「ほむらちゃん!ケガは大丈夫なの?」

ほむら「ええ、心配させてごめんなさい」

まどか「さやかちゃんも大丈夫?」

さやか「うん…なんともないけど…」

杏子「それより、さっきこいつが死んでたのは何だったんだよ」

杏子「そいつにも教えるためにこっちまで来たんだろ?」

まどか「えっ…死んでたって!?」

ほむら「…ええ、話すわ。ソウルジェムの秘密を」

ほむら(私はソウルジェムの秘密を話した)

ほむら(全員、その事実を驚いていた)

ほむら(そのせいか、佐倉杏子は私の命を奪わなかった)

ほむら(まあ、彼女があの状況で私を殺さなかったのは大体予測していたけど)

ほむら(私達は何も話さないまま家に帰り、眠りについた)









ほむら(それにしても、演技のつもりだったのについ、さやかって言ってたわ)

ほむら(…まさかね)

次の日
学校

早乙女「それでは、HRを始めます」

まどか(ほむらちゃん達、欠席か…)

まどか(やっぱり、昨日のことがこたえてるのかなぁ…)

昼頃

杏子「ここか…」

杏子(あいつら…今はマミの家に住んでるのか…)

杏子(…テレパシーで呼びかけても、反応がないな…)

杏子(ドアは…)ガチャ

杏子(あれ?あいてる…)

杏子(まさか、あいつら!心中でもしたんじゃ!)

さやか「ほむら~ふーふーして食べさせて~」

ほむら「もう、熱下がったんでしょ!自分で食べなさい!」

マミ「暁美さん…もうちょっと…静かにしてほしいのだけど」

ほむら「そう言われても…さやかが!」

さやか「あっ!やっぱり、さやかって言ってる!」

ほむら「違うの、これは…!」










杏子「…何やってんの、あんたら」

ほむら「さやかとマミが風邪をひいたから看病してたのよ」

杏子「…」

杏子「つーか、さっきからテレパシーで呼びかけてたよな?何で返事しないんだよ」

さやか「あんたなんかと話すよりほむらと話したほうがいいからに決まってんでしょ!」

マミ「…頭痛いから返事する気力もないのよ…」

ほむら「二人の面倒見るので精一杯よ」

杏子「…」

杏子「つーか、魔法で治せよ…」

さやか「魔法で治したら、ほむらが看病してくれないじゃん!」

ほむら「うるさい」

マミ「…魔法使うほどのことでもないでしょ…」

ほむら「使ってよ…」

眠いので、寝ます

明日は夕方ごろに再開します

おやすみなさい

よく見ろ。お前のとばしたのはマスクだけ。
それさえも気付かぬと

                          ,_,┐   
                     ____,-/′|   
 lヽ,,,,,__        __,,,---、 .,/゙,,,,、゙l,\,_ .|、  
 l/-、  ,,ニヘ(,ヽ_,,-‐'´ン''''| ̄|  ,i´ ,,) └-ニ-ヽ  
.,な-_)/ ,,,x,,ヽ-r-ニ二---┤ | |, 「,,__,,(⌒) ゙l  
|㍉'"丿.,/ヽ ヽ | r彡-¬'=,!ヽ ヽ ゙''-、_ r'  ,!  
.l゙_,/ノ⌒ヽヽl l レ゙/⌒ヽヽ、ヽ,`ヽ、、 `''  ,,j  
/゙_,,-t | _,) l l | l,,、  ) ) `'r,,,_ ^"'¬''''"゙,l  
",|  l|,~lヽ-イl l lヽ,,ノ(⌒ ノ 丿]`フ┬ーニニこ│ 
 |`'- ̄―'二-土-:二゙‐'ニ"´ /,/゙ヒ^,,/ ,r'"  `'ミ 

夕方頃に再開って言ったけど、あと2、3時間程待ってください

ほむら「で、何の用?佐倉杏子」

杏子「いや、あんた達どうしてるかなって思って…」

杏子「昨日、いろいろあったから…さ」

杏子「…それにあんた」

さやか「私?」

杏子「あんたを連れて行きたい場所があったけど…」

マミ「ごほっ、ごほっ」

杏子「マミがその調子じゃ、無理そうだからな、また今度にするよ」

マミ「私は…ごほっ…別にいいわよ…静かにしてくれるなら…ごほっ」

マミ「どうせ…ここに…ごほっ…居ても…二人が…うるさいから…」

ほむら「マミがいいと言うのなら行きましょう、佐倉杏子」

杏子「あ、ああ…」

ほむら「あ」

杏子「どうした?」











ほむら「マミを運ぶの手伝ってくれる?」

杏子「やっぱり、明日でいいよ…」

まどか(ほむらちゃん達、マミさん家に居なかったな…)

通行人A「いやー、すごかったな」

通行人B「あれが噂のくっついて離れない少女達なんだな」

まどか(くっついて離れない少女達ってほむらちゃん達のことかな?)

まどか(あの人達が来た方向から考えて…こっちかな?)タタタ

杏子(結局、運ぶことになった…)

まどか「ほむらちゃん!さやかちゃん!マミさん!」

ほむら「まどか!?どうして、ここに?」

まどか「ほむらちゃん達のことが心配で…」

杏子「なあ、こいつ何なんだ?この前からあんたらと一緒にいるし、魔法少女じゃないみたいだけど…」

ほむら「…鹿目まどか、キュゥべえに選ばれた一人よ」

ほむら「そして今、キュゥべえに最も契約を迫られているわ」

杏子「…じゃあ、あんたもついて来な、話したいことがある」

まどか「…うん」

杏子「そういや、あんたさ」

さやか「…何」

杏子「上条っていう坊やのために契約したんでしょ」

杏子「それでこんな身体にされて…」

杏子「後悔してる?」

さやか「…さあね」

さやか「でも、ほむらとこうなる前の私なら落ち込んでたと思う」

さやか「『こんな身体にされて、恭介と付き合えない』ってね」

さやか「でも、今はほむらが居れば私にとっては十分」

さやか「あと、マミさんもね」

さやか「だから、後悔なんてないと思う」

ほむら「さやか…」
まどか「さやかちゃん…」

さやか「あんたは後悔してるの?」

杏子「あたしはさ、まーいいかなって思ってるんだ」

杏子「この力で好き勝手できるしね」

さやか「…あんたは自業自得でしょ」

杏子「そう、あたしは自業自得して生きてるんだよ」

杏子「自分の為だけに生きてれば、全部自分のせいだ」

杏子「後悔なんてあるわけない」

杏子「そう思えば、大抵のことは背負えるもんさ…」






杏子「…着いたよ」

まどか「ここは…教会?」

さやか「こんな所にまで連れて来て何なの?」

杏子「とりあえず、マミを楽にしてやろうぜ、汚ねぇけど椅子に座りな」

ほむら「ええ、そうさせてもらうわ」

杏子「…ちょいとばかり長い話になる」

さやか「!」パシッ

杏子「食うかい?」

さやか「…」ヒョイ

杏子「…!」グイッ

さやか「!」

まどか「さやかちゃん!」

杏子「食い物を粗末にするんじゃねぇ…殺すぞ?」

ほむら「…やめてあげて、佐倉杏子」

ほむら「さやかは悪気があってしたんじゃないの」

杏子「…」

杏子「…あんた達は食うかい?」

ほむら「…私は遠慮するわ」

まどか「…私もいいや」

さやか「…」

ほむら「それで何で私達をここに?」

杏子「……ここはね、あたしの親父の教会だったんだ」

まどか「…」
さやか「…」
ほむら「…」

ほむら(私達は黙って佐倉杏子の話を聞いた)

ほむら(彼女の父親のこと、彼女が契約した理由)

ほむら(…そして、彼女の家族の最期について)





杏子「…だから、心に誓ったんだ」

杏子「二度と他人の為に魔法は使わないってね」

まどか「…」
さやか「…」
ほむら「…」

杏子「奇跡ってのはタダじゃない」

杏子「希望を祈った分だけ、同等の絶望が撒き散らされる」

杏子「そうやって差し引きゼロにして世の中は成り立ってるんだよ」














「そんなの絶対おかしいよ!」

ほむら「まどか…」

まどか「だって…変だよ…」

まどか「えっと…杏子ちゃんは杏子ちゃんのお父さんのことを思って、契約したんでしょ?」

まどか「なのに、杏子ちゃんの家族が…」

ほむら「おかしくないわ」

ほむら「魔法少女の願いは奇跡の力で無理矢理実現しているの」

ほむら「無理矢理実現しているのだから、そこから歪みが生まれやがて絶望になる」

ほむら「魔法少女の願いなんてそういうものよ」














まどか「じゃあ、ほむらちゃんの願いからも絶望が生まれたの?」

ほむら「…」

ほむら「…ある意味、生まれたのかもしれない」

ほむら「でも、私は……まだ信じてる」

ほむら「…希望があることを」

まどか「だったら、信じようよ!必ずしも希望が絶望を生むわけじゃないって!」

杏子「ふん…家族が居なくなったあたしに希望なんか」
まどか「あるよ!」

まどか「杏子ちゃんは魔女から人々を守ろうとしてたんでしょ?」

まどか「杏子ちゃんには、まだ出来るよ!」

杏子「…」

まどか「だから、杏子ちゃんも希望を信じて!」

ほむら「まどか…」

杏子「…」

さやか「…」

さやか「…ごめん」

杏子「…?」

さやか「あんたのこと、誤解してた」

さやか「あと、あんたがここに連れて来た意味もわかった」

杏子「…」

さやか「だけど、私は自分の為だけに戦うなんて出来ない」

さやか「もしそれが気に食わなかったり、ほむらを殺すつもりならかかって来なよ」

さやか「1対1で…最初で最後の戦いを…」

杏子「…」

さやか「行こう、まどか、ほむら」

まどか「うん…」
ほむら「…ええ」

杏子「…」










ほむら「あ、まどか、マミを運んでくれる?」

まどか「あ、うん」

さやか「…」

杏子(…)

杏子(あーあ、なんか笑っちまうよな)

杏子(あたしは青いのに、自分の為に生きろ)

杏子(あのまどかってやつに他人の為に願うなって忠告するつもりでここに連れて来たのに…)

杏子(あの二人のせいで…)













杏子(もう一度…他人の為に戦いって思ってる…)

次の日
魔女の結界内

さやか「くっ…この魔女強い!」

マミ「防御で精一杯ね…」

ほむら「それでも…私達は必ず勝つ!」















「手を…貸してやろうか?」

ほむら「佐倉…杏子…」
マミ「佐倉さん…」

さやか「どういうつもり?何、企んでんの?」

杏子「別に…あんた達を助けたいだけさ」

杏子「ほら、来たよ!」

ほむさやマミ「!」

杏子「おりゃあっ!」

マミ「あんなにいた使い魔が…」

さやか「一瞬で…」

ほむら(やはり、強いわ…佐倉杏子)

杏子「ほら、一気に行くよ!」

ほむら(佐倉杏子が次々に使い魔を蹴散らしていく)

ほむら(これでやっと…魔女のところへ行くことが出来る)

杏子「よし、あとは魔女を倒すだけだ!」

ほむマミ「ええ!」

さやか「…」












ほむら「佐倉杏子!危ないっ!」

杏子「え?」

使い魔の攻撃によって杏子の身体は地面を離れ、奈落の底へ落ちようとしていた

ほむら(…!時間停…)

時間を止めようとした瞬間、ほむらとマミの動きを大量の使い魔が止めた

マミ「これじゃあ…動けない!」

ほむら「…さやか、佐倉杏子を助けてあげて!」

さやか「…うん!」

さやかは手を伸ばしたが、届かなかった

杏子にはもう世界が逆さまに見え始め、奈落の底に落ちる寸前だった

さやか(ダメ…届かない…!)

さやか(どうしたらいいの…ほむら!)

さやか(……そうだ!)

ほむら(さやか!?私の盾から何を?)

さやか(…よし!何とか取れた!)

さやか(あとは…)

杏子(罰が当たったのかな…)

杏子(今まで自分の為に戦ってきたのに…)

杏子(他人の為に戦いたいなんてわがまま言ったから…)

杏子(でも、頼むよ…神様…)

杏子(こんな人生だったんだ…)

杏子(幸せな夢…見させてくれよ…!)












さやか「届けぇぇぇぇっっっっ!!!」

杏子(どうなってんだ…?)

杏子(あたしの右足のつま先が…あいつの左足つま先にくっついて…?)

さやか「ほら!ぼーっとしてないで、手伸ばして!」

杏子「お、おう!」

さやか「はぁはぁ…」

杏子「はぁはぁ…」

さやか「早く…ほむらとマミさんを…」

杏子「…ああ」


ほむら「助かったわ、佐倉杏子」
マミ「ありがとう、佐倉さん」

ほむら(さやか…杏子を助けるために…アレを…)

杏子「礼なら私じゃなくて、こいつに…それより早く魔女を…!」

ほむマミ「ええ!」
さやか「うん!」

魔女退治後

さやか「はい、グリーフシード」

さやか「これで借りはチャラね」

杏子「いいよ、助けてもらったから」

さやか「でも、私達と離れられなくなったじゃん」

杏子「別にいいよ、久々に他人の為に戦うのも悪くなかったし…」

杏子「それにあんた達と居るの…楽しそうだしな…」

ほむら「佐倉杏子…」
マミ「佐倉さん…」

杏子「とにかく、これはあんたのm」
さやか「あんたじゃない」

さやか「美樹さやか…まだ、ちゃんと名乗ってなかったね」

杏子「そういや、あたしもまだだったな…」

杏子「佐倉杏子だ…よろしく」

さやか「うん…よろしく」

杏子「食うかい?」つうまい棒

さやか「うん…食べる」

杏子「うんめぇっ、マミの料理!」

マミ「佐倉さんのお口に合って嬉しいわ」

杏子「こんな美味いもん、食ったの久々だ!」

杏子「ただ一つ問題なのは…」












杏子「正座つらい…」

さやか「我慢しなさいよ…」

お風呂

マミ「そろそろ、お風呂もきつくなってきたわね…」

さやか「いやいや、まだ大丈夫ですよ、マミさん」

ほむら「…」ジーッ

杏子「ん…どうしたんだ、ほむら?」

ほむら「いいえ、別に…」

さやか「あ!まさか、杏子のことを好きにn」
ほむら「違うわよ…」













ほむら(よく食べるからって胸が大きくなるわけじゃないのね…)

さやか「…」

杏子「…何だよ、その不満そうな顔は」

さやか「…何であんたが私とほむらの間に入るのよ」

杏子「しょうがないだろ、布団が二つしかないんだから」

さやか「これじゃあ、ほむらの顔が見えないじゃん!」

ほむら「いいわよ、見えなくて…」

そろそろ、寝ます

明日は午後1時頃に再開予定

おやすみなさい

              .,-'''''~~~ ̄ ̄~~''' - 、
 \      ,へ.人ゝ __,,.--──--.、_/              _,,..-一" ̄
   \  £. CO/ ̄            \       _,,..-" ̄   __,,,...--
      ∫  /         ,、.,、       |,,-¬ ̄   _...-¬ ̄
 乙   イ /    /   ._//ノ \丿    ..|__,,..-¬ ̄     __,.-一
      .人 | / ../-" ̄   ||   | 丿 /  ).  _,,..-─" ̄   ._,,,
 マ    .ゝ∨ / ||        " 丿/ノ--冖 ̄ __,,,,....-─¬ ̄
        ( \∨| "  t-¬,,...-一" ̄ __--¬ ̄
 ミ  ⊂-)\_)` -一二 ̄,,..=¬厂~~ (_,,/")

     .⊂--一'''''""|=|( 干. |=| |_      (/
   /  ( /      ∪.冫 干∪ 人 ` 、    `
 /      )         ノ '`--一`ヽ  冫
                 く..          /
                .  ト─-----イ |
                  ∪       ∪



杏子「…」

ほむさやマミ「…」スースー

杏子(普段と違う状況だからか、寝れない…)

さやか「ほむら~」ムニャムニャ

杏子(しかも、さやかがあたしをほむらと勘違いして抱きしめてくるし…)

杏子(…)

杏子(それにしても、近くで見ると、こいつ……)











杏子(可愛いな…)

さやか「…」スースー

杏子(気持ちよさそうに寝やがって…)

杏子(やっと眠くなってきたし、あたしも寝るか)

さやか「う、う~ん」パチッ

杏子(あ、さやかが目覚ました)

さやか「ほむら~?」

杏子(何だ、寝ぼけてんのか?)












チュ

杏子(!?)

さやか(ほ、ほむらにキ、キスしちゃ………ん?)

杏子「よ、よお…」

さやか「…」

杏子「だ、大胆だな…」カァッ

さやか「…」












さやか「私のファーストキスがあああああああああ!!!!!」

杏子「えっ!?」

さやか「どうしてくれんのよおおおおおお!!!!!」

杏子「いや、そんなこと言われても…」

さやか「大体、何で避けないのよ!」

杏子「い、いきなりで避けられなかったんだよ!」

さやか「うう…私のファーストキス…」

杏子(聞いてねぇし…)

杏子「ていうか、あたしもファーストキスだったんだぞ!」

さやか「知らないわよ、そんなこと!」

杏子「そんなことって何だよ!」

さやか「あんたのファーストキスなんか価値ないわよ!」

杏子「何だと!」

さやか「何よ!」

バキューン

マミ「うるさい…」

さや杏「」ガタガタブルブル

マミ「さっさと寝なさい…」

さや杏「でも、今ので目が覚めちゃって…」

マミ「じゃあ、永遠の眠りにつく?」ゴゴゴゴゴ

さや杏「い、いえ、結構です!」ガタガタブルブル

マミ「…もういいわよ、あなた達のせいで私も目が覚めちゃったし」

さやか「すいません…」
杏子「マミ、すまねぇ…」

マミ「だから、もういいから…ね」

マミ「それにしても、よくこの騒ぎで起きないわね、暁美さん」

ほむら「…」スースー

さやか「ほむらって一度寝ると、簡単に起きないんですよ」

さやか「前にそれで困ったことがあって…」

マミ杏「困ったことって?」

さやか「あ…それは聞かないで…」

ほむら「…まどかぁ」ムニャムニャ

さやか「あれ?」

マミ「どうしたの、美樹さん?」

さやか「いや…前は『鹿目さん』って寝言呟いてたのに、今日はまどかって言ってるから驚いちゃって…」

マミ「鹿目さん…って呼んだの?」

さやか「変ですよね…それについて聞いたら、黙っちゃうし…」

杏子「別に寝言なんだから、気にすることないじゃん」

さやか「そうなんだけど…」

ほむら「まどかぁ…」ムニャムニャ

さやか「まだ言ってる…」

ほむら「こっちに…来てぇ…」ムニャムニャ

マミ「どんな夢を見てるのかしら」

ほむら「まどかぁ…あなたの…」ムニャムニャ














ほむら「…恥ずかしいところ、全部見せてぇ」ムニャムニャ

さやマミ杏「」

ほむら「まどかぁ…だーい好きぃ…」ムニャムニャ

続きまだ~



ほむら「…」モグモグ

さやマミ杏「…」モグモグ

ほむら「…何でそんなに静かなの?」

さやマミ杏「えっ!?」

さやか「い、いや何でもないの!」

マミ「そ、そう何でもないわ!」

杏子「そ、そうだぜ!あ、このパン美味えなぁ!」

ほむら「…?」

さやか『ねぇ、誰がほむらの夢のこと、聞くの?』

マミ『わ、私は遠慮するわ…ここは美樹さんが聞くべきじゃない?』

さやか『え~私だって聞きづらいですよ…』

マミ『でも、気にならないの?』

さやか『そりゃあ、気になりますけど…』

杏子『よし、あたしが聞いてやる!』

さやマミ『本当!?』

杏子『ああ、うじうじしたってしょうがないからな』


ほむら「…」モグモグ

杏子「ほむら!」

ほむら「何かしら?」

杏子「まどかのこと、好きなのか?」

ほむら「ぶぅぅぅぅぅぅ!!??」

杏子「食いもんを粗末にすんじゃねえ!」

さやか(それは無理あるだろ…)

ほむら「な、何をい、言って…」フキフキ

杏子「いや~ほむらが寝てるときに…」


杏子「…とか言ってたからさ、気になって」

ほむら「…」

杏子「ほむら?」

ほむら「死にたい…」ガクン

杏子「ああ、やっぱりそうなんだ」

さやか「別に恥ずかしがることないじゃん」

さやか「まどかに会ったらすぐにでも告白しちゃえばいいじゃん」

ほむら「…意外ね、あなたがそんなこと言うなんて」

さやか「だって、まどかは親友だからね」

さやか「ほむらにならいいかな…って」

さやか「それにほむらとはずっと一緒に居られるしね」

ほむら「さやか…」












さやか「あ、でもまどかにふられたら、私と付き合ってくれる?」

ほむら「それは絶対にない」

杏子「ところで、これからどっか行くのか?」

ほむさやマミ「………?」

さやか「何それ、ボケ?」

杏子「いや、本気だけど…」

ほむさやマミ「………」

登校中

杏子「い~や~だ~!」

さやか「子供か!お前は!」

杏子「中学の勉強なんてわかんねえぞ」

ほむら「別に問題ないと思うわ」

マミ「そうね、佐倉さんは生徒じゃないから、指されたりしないと思うわ」

杏子「なら、いいけど…」

さやか「あ、そろそろまどかに会うんだから告白の準備しないとね」

ほむら「しないわよ」

さやか「しなさいy……あ、仁美!」

仁美「おはようごさいます、さやかさん、ほむらさん、マミさん……そちらの方は?」

さやか「あー、いろいろあってね…」

杏子「佐倉杏子だ、よろしくな」

さやか「それよりまどかは?」

仁美「それがまだいらっしゃってないんです」

さやか「どうしたんだろ…まどか」

ほむら「…」

ほむら(いなくて嬉しいような、悲しいような…)



まどホーム

まどか「ごほっ、ごほっ」

まどか(風邪ひいちゃった…)

まどか(マミさんの風邪がうつったかな?)

まどか(昨日から調子わるかったからな…)

ほむら(早乙女先生の呆れ顔を乗り越え現在授業中)



杏子(暇だ…)

杏子(さやかは眠ってるし…)

杏子(ほむらやマミにテレパシーで話しかけても無視されるし)

杏子(もう、菓子でも食うか…)

杏子(…ん?)

下校中

杏子「やっと、菓子返してもらった…」

さやか「あんたのせいで私が寝てるのばれたんだから、今度からそういうことやめてね…」

杏子「寝てるのが悪いんだろ」

ほむら「ところで、寄りたい場所があるのだけど」

さやか「まどかのところ?」

ほむら「いいえ…私の家よ」

すいません、また抜けます

戻ってくるのは12時前くらいだと思います

抜けてばっかりですいません

               | 干  ┼ 、
               | Cト   (入_ノ  ̄ ̄
                    ____

                  ..:::::::::::::::::::::::::::::::`丶
                 /::::∠二二二二二':::::::ヽ
                    /:::::/:::/|::::八::::::|∨\:|::::::::::
                 ::::::::|∨テ〒 \|テテ〒 ::::::::|
              |::::::リ  ヒ):ソ    ヒ)::ソ│::::| :|
              |:::八//   _   //|::::::|)|

              |::::::个:r::::::z─‐z‐:::=ニ7:::::八|
                  \ ::∨:::く \/ ヽ ::::/::::::::::::::、
               /\|:::/| ∨介∨ ∨/:::::::::::::\

                 /:::::::: / ,|  /│ |、 ヘ::::::::::::\厂
              ::::::/∨ リ    {ヘ_∨\ ::::| 
                |/ 厶∨      V∨厶  \|
                 (_ノ∧  ∧  ∧ ゝ、_)
                 / /∨l |\/l∧

                  `ーr‐┬ーr─r'┘
                   |><|  |>く|
                   |><|  |>く|
                   |><|  |>く|
                   |><|  |>く|

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom