【安価】様々なキャラクターで聖杯戦争【コンマ】 (225)

※色々な作品のキャラクターたちで行う聖杯戦争。スレタイ通り様々なキャラクターが出ます。

※ガチのキャラ死には話が重くなるので、『冬木市をモデルとした仮想空間』で行われているという設定です。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1574513371


『セイバー陣営・1』


気付けば美樹さやかは暗闇のビル街にいた。


さやか「うわ、何よこれ…聖杯戦争?」

さやか「えーと、仮想空間で行われる7人のマスターと7人のサーヴァントからなる殺し合い…全てのマスターを倒せば勝利、と…」

さやか「勝者は何でも願いを叶える権利を得る、ねぇ…」


脳裏に浮かぶ身に覚えのない情報の数々。

さやかはそれらを口にして溜め息を吐く。


さやか「なんだろ、夢、みたいな? なぁんか面倒のに巻き込まれちゃたなぁ…」

さやか「ほっぺを抓っても……」ギュゥゥ

さやか「目は覚めないかぁ…」

さやか「まぁ、それならそれで良っか。どうせ仮想空間って話だし」

さやか「さて、まずはサーヴァントの召喚をしないといけないみたいだね」

さやか「やり方は良く分からないけど―――えい!」


掛け声と共に両手を前に出すさやか。

適当極まりない所作だが、それで容易く召喚は行われた。


セイバー「―――問おう、貴方が私のマスターか」

さやか「おお……すっごい美人さん」

さやか「えっと、はい。私があなたのマスター…みたいです」

セイバー「みたい、ですか」ジロッ

さやか「いえ、そうです! 私があなたのマスターです!」

セイバー(魔力のパスは通っている。流れてくる魔力も充分量。確かにこの少女がマスターのようですね)

セイバー(シロウと似てやや頼りなさげですが…)

さやか「ええと、私は美樹さやか。よろしくね、セイバー」ニコッ

セイバー(ですが、優し気な良い子のようですね)フフッ

セイバー「ええ、よろしくお願いします。サヤカ」


さやか「それにしても、どうしよっか?セイバー」

さやか「他のマスター達がどこにいるかなんて分からないんでしょ?」

セイバー「ええ。サーヴァント同士は気配を感じ取れますが、それも隠す事はできますし、何よりある程度接近しなくてはいけません」

さやか「まずはマスター探しから、ってことかぁ」

さやか「でも、こうして周りを見ると、仮想空間のくせに普通に人もいるしなあ」


周囲には夜の市街地さながらに、帰宅姿の学生やサラリーマンが歩いていた。

人々はセイバーの奇異な恰好に、ジロジロと視線を送りながら通り過ぎていく。

中にはスマフォで写真を撮っている者すらいる。


さやか「仮想空間って事は、この人達はNPC的な存在なんだよね?」

セイバー「そのようですね」

さやか「その割には人間味のある反応だなぁ。本当の人みたいだよ…」

セイバー「仮想空間ですが、感覚的には現実世界と大差はないのでしょう」

セイバー「攻撃を受ければ痛みもあれば、負傷もする。現実的な死がないだけで、他は実戦と遜色ないと考えた方が良さそうです」

さやか「うぇえ…」


さやか「まずはどうやってマスターを探すかだけど…」

さやか(うーん……)


1.とりあえず周囲を探索する

2.一旦自宅に戻り、今日は休む

3.自由記載(余りに突拍子もない案は却下します)


↓1


さやか「とりあえず適当に周囲を探そっか」

さやか「セイバーみたいに目立つ人を探せばいいんだし、案外簡単に見付かるかもね」

セイバー「そうかもしれませんね。ですが、警戒は怠らないように。今この瞬間も他陣営が見ているかもしれません」

さやか「OKOK。よーし、じゃあ行こうか、セイバー!」

セイバー「ええ、油断せずに行きましょう」



『セイバー陣営・1―――終了』

『アーチャー陣営・1』


レオナルド・ウォッチは夜の公園に立っていた。
見覚えのない公園。肌寒さが少し身に染みる。


レオ「うわぁ…また訳の分からん事に…」

レオ「携帯は電波は通っているけど…」プルル

レオ「当然、ライブラの皆には繋がらないよなぁ」

レオ「聖杯戦争…仮想空間での殺し合い…」

レオ「そういうのはお腹いっぱいだよぉ…」

レオ「はぁ……とにかく黙って殺されるのはやだし、サーヴァントの召喚でもしよ」

レオ「良く分からんけど―――はぁ!」


レオの細い掛け声に応えるように、一人の男がそこに現れる。
真紅の外套に、ツンツンに逆立った黒髪。
何とも派手な男だった。


レオ(うお、本当に召喚できた…)

アーチャー「ええと、ここは…」

レオ「あ、えっと、俺はレオナルド・ウォッチって言います」

アーチャー「ああ。僕はヴァッシュ・ザ・スタンピード。アーチャーで召喚されてるみたい」

ヴァッシュ「よろしくね、レオ」

レオ「は、はい、よろしくです」



ヴァッシュ「それにしても聖杯戦争かぁ…互いに変なのに巻き込まれちまったなぁ」

レオ「いえ、何かおれが巻き込んじゃったみたいで…すみません」

ヴァッシュ「いやいや、君が気にするこっちゃないでしょ」

ヴァッシュ「君がマスターじゃなくたって、どうせ召喚されてたんだろうし」

ヴァッシュ「…正直、争い事は苦手なんだけどね」

ヴァッシュ「ただ君が痛い目に合わないよう守るくらいはしてみせるよ」

レオ「うう、ありがとうございます。ヴァッシュさん」

レオ(メッチャ良い人だよ、この人ぉ…! 見た目はちょっとあれだけど)


ヴァッシュ「さて、まずはどうする? 他のマスターを探しにいくか?」

レオ「え? ええと…」

レオ(探すったって宛がないしなぁ。『神々の義眼』はあるけど、情報ゼロじゃあどうしようもないし…)

レオ(ただ『神々の義眼』で夜目は通るか)

レオ(市街地が一望できる所にでも行けば、何かれば動向が分かるかな)

レオ(この街は目の前の川を挟んで、深山町と新都とに分かれてる、らしい)

レオ(監視するなら―――)


1.深山町

2.新都

3.自由記載(その他で何かさせたい行動があれば。突拍子もない行動は却下します)

↓1


レオ「そうですね。まずは新都の方に行きましょう」

ヴァッシュ「マスター探しか。OK、護衛は任せてくれ」

ヴァッシュ「あ、それとも霊体化ってやつをしといた方が良いか?」

レオ「いえ、とりあえずは大丈夫ッス。こう見えても、俺ちょっとした特技がありまして」

ヴァッシュ「特技?」

レオ「見てのお楽しみです。まずは移動しましょうか」



新都へ移動し、二人は手頃なビルを見つけて屋上まで移動する。
眼下の人々の営みを見下ろしながら、レオはゴーグルをかけ、意識を集中させる。


レオ「えっと、簡単に言うと、俺すっごい眼が良いんですよ」

レオ「夜目も効いて、すごい遠くまで見えるんです」

レオ「さっきいた公園のタイルまで見えるくらいっす」

ヴァッシュ「へえ、凄いな」

レオ「これでまずは他の面子の様子を伺いましょう。何か情報が入れば御の字です」

ヴァッシュ「手伝うよ。アーチャーっていうくらいだ。俺もちょっとは眼が良いしね」

レオ「お願いします、ヴァッシュさん」

ヴァッシュ「おうさ」



『アーチャー陣営・1 終了』

マスター:レオナルド・ウォッチ@血界戦線
サーヴァント:ヴァッシュ・ザ・スタンピード@トライガン


――――


次に書く陣営を、以下の中から選択してください

1.ライダー陣営

2.キャスター陣営

3.アサシン陣営

4.バーサーカー陣営

5.アベンジャー陣営

↓1

『キャスター陣営・1』


富田勢源を始祖とする古武道・富田流。
その六代目継承者・入江文学は冬木市深山町の片隅にある道場に立っていた。
座禅を組み、意識を集中させながら、思考する。


入江(聖杯戦争…勝者はどんな願いでも叶えられる、か)

入江(…万が一勝ってしまったらどうしよう? 綾●はるかと結婚とか願っちゃっても良いのかな)

入江「…あかん、俄然やる気出てきた…」フルフル

入江「うぉぉぉぉし、勝つぞぉぉぉ!!!」

入江「まずはサーヴァントだったな。とりあえず召喚してみるか」

入江「弱いサーヴァント出てきたら、『煉獄』で座に帰してやれば良いだろ」

入江「―――さて、」コホン

入江「俺と綾●はるかとを結ぶキューピットよ、カモン!」


入江の咆哮と共に現れたのは、一人の少女。
白色のドレスに身を包んだ少女は、真っ直ぐに入江を見詰め、告げる。


キャスター「えっと、貴方が私のマスター、ですか?」

入江「………か」

キャスター「か?」

入江「かわええ……」ブワッ

キャスター「泣いた!?」


入江「ええと、お名前は」

キャスター「あ、えっと高町なのはって言います。キャスターのクラスで召喚されました」

入江「なのはちゃんね。えっと若いようだけど、学生かな?」

なのは(面接?)

なのは「いえ、高校を卒業して今は就職を…」

入江「いよし!!」ガッツポーズ

なのは「何が!?」

入江「あ、あぁ、いや条例がね。今は厳しいから」

なのは(条例……!?)


なのはは知る由もないが、武術一辺倒の人生を送った入江は38にもなるが未だ童貞。
なのは程の美人で若い女性がサーヴァントだとなれば、俄然テンションもあがる。


入江「ええと、なのはちゃんはサーヴァントなんだよね?」

なのは「は、はい、そうですけど」

入江「つまりは、マスターである私の言う事に従う訳だ」

なのは「え、えっと…」

入江「従うんですよね!!」ズズイ

なのは「な、内容にもよります……!」

入江「そっか。いや、そうだよね」シュン

なのは(な、何だか身の危険を感じる……)

入江「でも、この令呪を使った命令には逆らえないんだよね」

なのは「そ、そうですけど、まさか…!」

入江「揉むだけ、揉むだけだから」

入江「減るもんじゃないし、ちゃんと気持ちよくするから」グヘヘ

なのは「い、いやです! それ以上近付くなら攻撃しますよ!」


ゲス顔で近付くマスターと、後ずさるサーヴァント。
奇妙かつ、犯罪臭のすごい光景がそこにあった。
ついには入江は令呪の刻まれた左手を掲げた。


入江「ぐへへ、令呪をもって命ずる。おっぱいを触らせ―――」

なのは「だ、だめーーーーーーー!!」


気付けば、反射的に放った砲撃が入江を呑み込んでいた。
道場を半壊させたそれは、入江を外界へと吹き飛ばす。
受け身も取れず地面に落ちた入江は、満足げな表情で気絶していた。

なのは「さ、最悪……!」

なのは(いっそ、このまま殺―――)

なのは(くぅ、で、でも、それは流石に……!)

なのは(さ、さっきの事はマスターが起きたらしっかりとっちめるとして、とにかく身を隠そう!)

なのは(ええと、ここら辺で隠れるとしたら……)


1.穂群原学園(学校)に隠れる

2.柳洞寺(寺院)に隠れる

3.周囲の住宅街に隠れる

4.その他(自由枠・突拍子もないものは却下します)


↓1

なのは(ひとまず商店街の方に行こう…!)


~十分後~


なのは(商店街についたけど…お店はもう閉まってるよね)

なのは(裏路地の誰もこなそうなお店に入っちゃおう)

なのは(えっと、バーかな? じゃあマスターは適当にそこら辺に寝かせといて、と)

入江「…うぉお、や、柔らかい…」ムニャムニャ

なのは「…拘束魔法だけしとこ」

なのは「はぁ、前途多難だなぁー…」



『キャスター陣営・1 終了』

マスター:入江文学@喧嘩稼業
サーヴァント:高町なのは@魔法少女リリカルなのは

次に書く陣営を、以下の中から選択してください

1.ライダー陣営

2.アサシン陣営

3.バーサーカー陣営

4.アベンジャー陣営

↓1

次回はライダー陣営からという事で、一旦終了します。
若干キャラクターが分かり辛いですかね? 何か疑問点等あればお教え下さい。
余裕があればちょこちょこ答えていきたいと思います。
一応再開は明日昼くらいを予定としています。

再開します。

島田愛里寿は、薄暗いぬいぐるみショップの中に立っていた。
ファンシーな愛らしいぬいぐるみたちに囲まれ、愛里寿は首を傾げる。


愛里寿「…聖杯戦争…」

愛里寿「………」

愛里寿「………どうしよう………」


特に願いも無い愛里寿は、困ったように首を傾げる。


愛里寿「戦いたくなんて無いけど…」

愛里寿「………」

愛里寿「……サーヴァント呼ぼう…」


愛里寿が手を振りかざすと、そこに一人の青年が現れる。


愛里寿「あ…」

ライダー「ん? どこだここ?」

ライダー「サニー号の中じゃねぇし? んんん??」

愛里寿「あ、あの…」

ライダー「うお、誰だお前」

愛里寿「えと、私、島田愛里寿…」ボソボソ

ライダー「何て言ってんだ? 声小せぇなあ、お前」ナハハ

愛里寿「!?」ガーン

ライダー「うわ、何だこれ! 知らねー話が次から次に頭に浮かんでくるぞ! おもしれー!」

ライダー「んん? お前がおれのマスターって奴なのか! よろしくな、ありす!」

ライダー「おれはルフィ。海賊王になる男だ!」ドン!

愛里寿「う、うん、よろしく。ルフィ」

ルフィ「やっぱ声ちいせーなあ、お前」

愛里寿「ご、ごめんなさい…」

ルフィ「ウジウジしてるし、おれ、お前のことキライだなー。シシシ!」

愛里寿「!?」ガーン

ルフィ「それにしても腹減ったなー。メシねえのか、メシ!」

愛里寿「え、でも、サーヴァントに食事は必要ないって…」

ルフィ「そんな事言われても知らねえよ。腹が減ったら食うんだ、おれは」

愛里寿「そ、そう…分かった。そうしたら、ご飯買ってくるから待ってて―――」

ルフィ「うおお、メシだーーー!」ダッシュ

愛里寿(何か走り出してる!? と、止めなくちゃ!)

愛里寿「ま、待って、ルフィ―――」



愛里寿は―――、

1.ルフィの身体を掴んで制止する。

2.とりあえず後から追いかける。

3.令呪を使用する。

4.自由記載(内容によっては却下)


↓1




ルフィ「うっひょーーー!!」

愛里寿(は、早―――。ま、間に合わない…)

愛里寿(ひとまずパスでルフィの場所は分かるし、後から追いかけよう)

愛里寿(………なんで、私の言う事きいてくれないんだろう)グス

愛里寿(助けて、お母様…)グスグス


べそをかきながらライダーを追いかける愛里寿。
対するライダーは、見た事のない都会の光景に瞳を輝かせていた。


ルフィ「すっげーーーーー!!」

ルフィ「高いビルに、キラキラした建物! 冒険のしがいがありそうだ!」

ルフィ「まずは飯やのある方へ!! いっくぞーーーーー!!」



『ライダー陣営・1 終了』

マスター:島田愛里寿@ガールズandパンツァー
サーヴァント:モンキー・D・ルフィ@ONEPIECE



―――
次に書く陣営を、以下の中から選択してください


1.アサシン陣営

2.バーサーカー陣営

3.アベンジャー陣営

↓1

『アベンジャー陣営・1』

キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースは、暗い森林の中にいた。
左手には彼の象徴たる盾が握られている。


スティーブ「聖杯戦争か…戦争はもう懲り懲りだが…」

スティーブ「最後の最後に不思議なことに巻き込まれたな…」

スティーブ「まずはサーヴァントという者に会ってみるか…それっ」


掛け声と共に、一人の少女が現れる。
袴を身に着け、手には大きな弓を持っていた。


アベンジャー「航空母艦、飛龍です。空母戦ならおまかせ! どんな苦境でも戦えま―――」


少女はスティーブの顔を見て、言葉を切った。


スティーブ(驚き…? いや、もっと複雑な…?)

スティーブ「大丈夫か? いきなりのことで驚いたろう」

飛龍「い、いいえ、大丈夫です。外国人の提督だとは思わなくて、少し」

飛龍「よろしくお願いしますね、提と―――えと、マスター!」

スティーブ「スティーブ・ロジャースだ。よろしく頼む」








スティーブ「それにしてもさっきの航空母艦、というのはどういう意味だ?」

飛龍「ええと、私は艦娘って言いまして。何て言えばいいんですかね、昔の艦隊を擬人化させた存在と言いますか」

スティーブ「昔の艦隊…。つまり、君はその飛龍という航空母艦の力を受け継いでいるんだな」

飛龍「はい! 力と、あとは意志も、ですかね」

スティーブ(…昔、聞いた事があるな。戦争の転機となったミッドウェー海戦。その中で最後まで戦い、一矢を報いたという空母―――)

スティーブ「…そうか、あの飛龍か」

飛龍「うっ、し、知ってるんですか?」

スティーブ「ああ、こう見えても世界大戦の知識はそれなりに豊富でね」

スティーブ「……いきなり敵国側の人間と組まされるんだ。複雑な心境だろう」

飛龍「い、いえ、そんな…」

スティーブ「その気持ちは正常なものだ。隠す必要も、無くそうとする必要もない」

飛龍「……え、ええと…」アセアセ

スティーブ「それでも、共に戦って欲しい。この戦いには、君の力が必要だ」

飛龍「……! は、はい、二航戦飛龍、全力で戦います!」

スティーブ「ありがとう。改めて、よろしく頼むよ、飛龍」

飛龍「はい!」

スティーブ「さて、まずはどう行動するかだが…。まずは君の戦い方を知っておくか」

スティーブ「空母というくらいだから、艦載機を飛ばして戦闘するのか?」

飛龍「そうですね。この弓矢を艦載機として打ち出します」

スティーブ「つまり、遠距離での戦いが主となる訳か」

飛龍「はい、近距離は正直…」

スティーブ「近付かれるまでに、倒すしかない、か」

飛龍「はい、本来はこの弱点を補うために護衛艦がつくんですが…」

スティーブ「今は、その当てもない、か。ふむ…」

飛龍「ただ―――とっておきがあるんですよね」

スティーブ「とっておき?」

飛龍「はい、私の宝具です」

飛龍「行きますよ―――」

飛龍「―――【我ら第二航空戦隊】―――!」

飛龍の掛け声に伴い、光が迸った。
その直後に現れたのは、飛龍と似た服装をした一人の少女だった。


蒼龍「航空母艦、蒼龍です。よろしくね」

スティーブ「? ええと、君は?」

蒼龍「飛龍の相棒よ。今回は宝具って形になってるみたいだけど」

飛龍「戦時中は同じ部隊で一緒に戦ってたんです。最後の時も、ね」

蒼龍「私は早々に戦闘不能になっちゃたけどねー」ケラケラ

スティーブ「…そうか…」

蒼龍「いやいや、スティーブさんが悪いって訳じゃないんだからさ。そういう顔するの止めてよ」

スティーブ「あ、ああ、そうだな」

飛龍「と、ともかく、蒼龍は私と同じ二航戦でして。彼女の力を借りれるっていうのが、私の宝具なんです」

飛龍「常時発動型っていうんですかね。発動さえしちゃえば、蒼龍が戦闘不能になるまで共に戦ってくれます」

飛龍「これで戦力は2倍! どうです、大分戦略に幅が出ると思うんですけど」

スティーブ(確かに、やれる事は大きく増えたか。接近戦の弱みも互いにフォローできるだろう)

スティーブ(魔力消費もやや負担に感じる程度。かなり効率が良く、汎用的な宝具だな)

スティーブ「一つ聞かせてくれ。蒼龍は別行動も可能なのか?」

飛龍「はい。魔力のパスさえ繋がっていれば、単独行動も可能です」

スティーブ「そうか」

スティーブ(これは思いの外、出来ることがありそうだな)

スティーブ(…さて、まずはどう行動するかだが―――)


1.蒼龍とは別行動をとり、互いに偵察を行う

2.蒼龍とは共に行動をとり、偵察を行う

3.自由記載(内容によっては再安価)


↓1

スティーブ(まずは共に行動しておこう。戦力を分散させるのもリスクを伴う)

スティーブ「飛龍、蒼龍。まずは偵察を行おう。本隊の場所が特定されないよう、情報を集めるんだ」

飛龍「うん、任せて!」

蒼龍「偵察隊はどこに飛ばす?」

スティーブ「そうだな―――」


1.深山町を重点的に調べよう(飛龍・蒼龍2隻で深山町に偵察機を飛ばす)

2.新都を重点的に調べよう(飛龍・蒼龍2隻で新都に偵察機を飛ばす)

3.冬木市を全体的に調べよう(2隻別々に深山町と新都へと偵察機を飛ばす)


↓1

スティーブ「周辺を重点的に調べておこう」

スティーブ「二人で深山町周囲に偵察機を飛ばしてくれ」

飛龍・蒼龍「「了解!」」

飛龍「行くよー!」

蒼龍「偵察隊、発艦!」



『アベンジャー陣営・1 終了』
マスター:スティーブ・ロジャース@アベンジャーズ
サーヴァント:飛龍@艦隊これくしょん



―――


次に書く陣営を、以下の中から選択してください

1.アサシン陣営

2.バーサーカー陣営


↓1

『バーサーカー陣営・1』


男が一人、教会の中に立っていた。

男の瞳は虚ろ。何ものも映す事はしない。

突然の事態に、動揺の一つ……いや、感情の一揺らぎすらない。


桐山「……」


男の名は桐山和雄。

とある殺し合いにて、最後まで優勝者の前へ立ち塞がった男だ。


桐山「………」


両手を握り、五体満足を確認する。

次いで手を振り下ろし、サーヴァントを呼び出す。

だが、誰も現れない。

これまで誰もが成功させてきたそれが、事ここに於いて何ら反応すら示さなかった。


桐山「………」


桐山の感情に、揺らぎはない。

淡々とコインを飛ばし、己が未来をそれに託す。

この戦争には、かつてのプログラムのように選択肢はない。

殺し合いに乗る事は前提として、ただまずはどちらで戦うのか。

深山町と新都。

彼の戦場は―――、


コンマ一桁奇数:深山町

コンマ一桁偶数:新都

↓1


桐山「………」

コインは表。

彼は深山町で戦うことを決めた。

それきり彼は教会を後にして、歩き始める。

ただ唯一同伴するサーヴァントを持たず―――それに、なんら感情を示すこともせず―――彼の聖杯戦争は始まった。

……彼は、気付いていた。

自身の体内に『何か』が発生したことを。

常人であれば気にする事もできない、身体の稼働に対する、些細な違和感。

自身に『何か』が起きている。

サーヴァントを召喚したあの瞬間を境にして、『何か』が。



……確かに、彼の目に見えない箇所で、そのサーヴァントは出現していた。

とある世界にて、数多の生命体や兵器を乗っ取り、一体化し、進化を続けた金属細胞。

「自己再生」、「自己増殖」、「自己進化」の機能を持ち、世界を混乱へと叩き落とした物質。

死者すら蘇生し、【狂戦士】を生み出し続けた物質―――その名も、『DG(デビルガンダム)細胞』。

それこそが、桐山和雄がサーヴァントだった。

召喚された『DG細胞』は、桐山が幼少時に交通事故で負傷し、不治と化した脳神経細胞を埋めるように発現。

通常であれば対象者の脳を瞬時に支配する『DG細胞』だが、感情の見受けられない機械の如く存在である桐山に対しては、支配ではなく同調を選択した。

結果、桐山は桐山自身のままに、『DG細胞』を受け入れる事に成功した。

おそらくそれは、これまでの誰もが成し遂げた事はないだろう。

『DG細胞』に支配されるでもなく、『DG細胞』を支配するでもなく、『DG細胞』と同調する。

無機質な機械であれば兎も角、生身の人間にできる所業ではない。

だが、感情を持たない人間であり、神の子と称される程の適応力を有した桐山和雄は、それを成した。

桐山和雄は、進んでいく。

進化の怪物である男が、進化の怪物である兵器を手に入れ、進んでいく。


『バーサーカー陣営・1 終了』
マスター:桐山和雄@バトル・ロワイアル(漫画版)
サーヴァント:DG細胞@機動武闘伝Gガンダム


一旦中断。
夕ご飯食べたら再開します。

再開します。

『アサシン陣営・1』

泉新一は薄暗い教室の中に立っていた。
左右を見て、誰もいないことを確認して、椅子に腰を下ろす。

新一「また意味が分かんねえ事に巻き込まれたなあ…」

ミギー「ふむ、確かに不思議な現象だ。現実感がまるでないな」

新一「それにしちゃ冷静に見えるけど…」

ミギー「そうでもないさ。十分に驚いている」

新一「さいですか」


新一が己の右手に向けて話しかける。
すると右手から答えが飛んでくる。


新一「まぁ、死んだりなんだりってのが無いなら気楽だけどさ」

新一「聖杯戦争ねぇ…そりゃ叶えたい願いの一つや二つはあるけど」

ミギー「まずはサーヴァントというものを呼んでみてくれ。非常に気になる」

新一「わーったよ。それっ」


左手を突き出すと、そこには一人の少年が現れた。
新一よりもずっと小柄で、頭は綺麗に白色に染まっている。


新一「おお…」

アサシン「アンタが俺のマスターか。アサシンの空閑遊真だ。よろしく」

新一「あ、ああ、俺は泉新一だ。よろしく」

新一(って言っても子どもじゃないか。こんなチビが本当にサーヴァント?)

空閑「不服そうですな」

新一「い、いや、そんな事はないけど…」

空閑「アンタつまらない嘘つくね」

新一「えっ?」

新一(嘘を見抜いた…?)

空閑「頼りないなら、そう思ってても良いって」

空閑「まぁ、よろしく頼むよ。シンイチ」

新一「お、おう」






空閑「で、まずはどうする? 誰がマスターかってのも分からないんだろう?」

新一「ああ、そうだな。空閑は何か分からないのか?」

空閑「分からないな。近くにいれば気配は感じ取れるだろうけど」

新一「そうか…」

新一「どうした方が良いと思う? ミギー」ヒソヒソ

ミギー「まずは情報収集だろうな。幸いこの校舎は高台にある。深山町なら見通せるだろう」ヒソヒソ

ミギー「後はアサシンという奴の隠密性に掛けて、斥候に向かわせるのも良いかもしれないが」ヒソヒソ

空閑「? どうした、シンイチ」

新一「いや、ちょっとな」

新一(…どうするか)

新一「そうだな―――」


1.高台から深山町を偵察する

2.空閑を斥候に出す

3.自由記載(内容によっては却下します)

↓1

新一「空閑、斥候に出てくれないか」

空閑「分かった。シンイチは学校で待機していてくれ」

空閑「じゃあ、言ってくるけど…シンイチ、何か隠し事してるだろ?」

新一「!」ドキーン

空閑「どうしても知られたくない事なら構わないけどさ」

空閑「内容によっては、この戦いにも関わってくるかもしれないし」

空閑「どうだ?」

新一(ミ、ミギーの事か? それともかまをかけて…?)

新一(空閑の奴、何か鋭いところあるしな…)

新一(どうする? ミギーの事を伝えるか? それとも隠しといた方が良いのか?)

新一「ええと、」



ミギーの事を

1.伝える

2.伝えない


↓1

新一(…仮想空間の中だし、教えても大丈夫かな?)

新一(それに俺もある程度戦える事が分かれば、空閑も動きやすいだろうし)

新一「なぁ、ミギー…」ヒソヒソ

ミギー「私の事だろう?」ヒソヒソ

新一「あ、ああ」ヒソヒソ

ミギー「現実世界と大きく関わりはないんだ。サーヴァントに教えるくらいは良いだろう」ヒソヒソ

新一「分かった。空閑、教えるよ。俺の秘密を」

新一「こいつは俺に寄生した『パラサイト』って生物のミギーだ」

ミギー「ミギーだ」ニュルン

空閑「おお」

ミギー「姿を隠していて悪かった。この通り、現実ではバレたら大変な目にあうのでな」

空閑「ふむふむ。確かに確かに」

空閑「パラサイト、か。中々ふしぎなものもいるようで」

空閑「ともかくよろしく。ミギー」ペコリ

ミギー「こちらこそだ。新一を主とするもの同士、協力しよう」

空閑「おうよ」

新一「思いの外、すんなり受け入れたな…」

空閑「じゃ、指示通り斥候に行ってくるか」

空閑「何かあったら直ぐ呼んでくれ」

新一「ああ、そっちも無理するなよ」

ミギー「気を付けろよ」

空閑「おう」



『アサシン陣営・1 終了』
マスター:泉新一@寄生獣
サーヴァント:空閑遊真@ワールドトリガー


【情報まとめ】

『新都』
・セイバー陣営 ビル街を徒歩で探索中

・アーチャー陣営 ビル街屋上より偵察中

・ライダー陣営 別行動中
ライダー:市街地を飯を求めて移動中 マスター:ライダーを追跡中

・バーサーカー陣営 深山町へと移動中。


『深山町』
・キャスター陣営 コスプレガールズバーにて潜伏中

・アサシン陣営 別行動中
アサシン:深山町にて斥候中 マスター:穂群原学園に潜伏中

・アベンジャー陣営 円蔵山に潜伏しつつ偵察機にて偵察中




―――



次に書く陣営を以下から選択してください。

1.セイバー陣営

2.ライダー陣営

3.アベンジャー陣営

↓1


『セイバー陣営・2』

さやか「うーん。あまりこれって人はいないねえ」

セイバー「皆警戒して、潜伏しているのかもしれませんね」

さやか「この冬木市っていうのも結構広いしねえ。こりゃ結構難儀するかも…」

セイバー「! マスター、サーヴァントの反応がありました」

さやか「えっ、どこどこ!」

セイバー「北の方角、数百メートル程です」

セイバー「気配を消している様子もありません。余程の自信家か、それとも…」

さやか「……」ゴクリ

さやか「と、とにかく、近付いてみよっか。こっちに気付かれないように、慎重に」

セイバー「ええ、そうしましょう」

さやか「あっ、あそこ、人だかりがあるよ」

セイバー「どうやらあの先にサーヴァントがいるようですね」

さやか「あんな目だって大丈夫なの?」

セイバー「いえ、基本的にサーヴァントは目立たず行動する筈ですが」

さやか「ち、近付いてみよう…」

トコトコ

さやか(…ステーキ屋さん? こんな所にサーヴァントが…?)

セイバー(中々良い香りですね。少し、お腹が空きました)クルル

市民1『すごいな、あの大食いメニューを易々とクリアした奴がいるみたいだぞ』ザワザワ

市民2『それにまだ食べてやがる。化け物だな、ありゃあ』ザワザワ


ルフィ「うんめぇええええええ!! うまいな、この肉!!」


さやか「あの麦わら帽子の人が、サーヴァント?」

セイバー「どうやらそのようです」

さやか「こっちに気付いてはないみたいだけど…」

セイバー「どうしますか、マスター。今なら先手を取れますが」

セイバー「ただし、人目が多いですね。ここで動けば、少なからず私達の存在も市民に広まるでしょう」

セイバー「様子を見るのも手ですが…」

さやか「そ、そっか。そうだよね」

さやか「ここは…」


1.先手必勝を攻撃をしかけるよ。

2.少し様子を見てようか。

3.試しに接触してみる?

4.自由記載(内容によっては再安価)


↓1

さやか「……」キュルル

さやか(な、なんだか変に頭を使った+あの食べっぷりを見てたらお腹が減って…)キュルル

さやか(で、でも、セイバーは真面目さんだし、そんなこと言ったら怒られちゃうよね)チラッ

セイバー「……」ジー

さやか(み、見てる…! セイバーも物欲しそうに、お肉を…!)

セイバー「……」クルル

さやか(そ、そして、鳴らしてるよぉ…! 小腹を…!)

さやか「セイバー」

セイバー「何でしょう、サヤカ」

さやか「私達も、お肉たべよっか」

セイバー「い、良いんですか!」パァァ

さやか(笑顔が眩しいよ、セイバー…!)

イラッシャイマセー!

さやか(さて、どの席に座ろうか)

さやか(このポジションは結構大事だよね)

さやか(ここは…)


1.相手サーヴァントの後ろ

2.相手サーヴァントの隣

3.相手サーヴァントからは少し離れた所

4.相手サーヴァントからは遠く離れた所

5.自由記載(内容によっては再安価)

↓1

さやか(相手サーヴァントの隣に…!)

さやか(向こうからも丸見えだけど、あの感じだとこっちには気付かないでしょ)

セイバー「サヤカ、お肉が沢山あります」ワクワク

さやか「そうだねえ。お金は幾らでも湧くみたいだから、好きなの食べていいよ」

セイバー「本当ですか! い、いただきます、マスター」キラキラ

さやか(固い性格かと思ったけど、こんな一面もあるんだねぇ)ニコニコ



――十数分後―――



『ライダー陣営・2』


愛里寿「や、やっと、追い付いた…」ゼイゼイ

愛里寿「あの先にライダーがいる筈…」ゼイゼイ

愛里寿「あ…」

愛里寿(す、すごい人だかりが…! 目立ち過ぎだよ、ルフィ…)

市民1『すげぇなあ。今日は大食いの大会でもやってるのかい』

市民2『まぁさか、あの男と競い始める奴がいるとはなぁ。しかもあんな別嬪さんが』

愛里寿(? な、なんのことだろう…)



ルフィ「おかわり!」バクバク

セイバー「こちらもおかわりです!」バクバク

さやか「セ、セイバー、なんでそんな張り合ってるのさ…! も、もういいでしょ…!」

ルフィ・セイバー「「おかわり!!」」




愛里寿「」ポカーン



愛里寿(え、え、一体どうなって…)

愛里寿(あの隣の席の人、サーヴァントだよね…)

愛里寿(こ、殺し合いって話じゃなかったっけ…? なんで大食い勝負してるの…?)

愛里寿(ど、どうしよう…)


愛里寿はどう行動する?



↓1 自由記載(内容によっては再安価)

愛里寿(わ、悪い人じゃなさそう…だよね)

愛里寿(もし、仲間に…友達になれたなら…!)


イラッシャイマセー!


さやか「ひぃぃ、言うこと聞いてくれないよぉ…」

愛里寿「あ、あの…」

さやか「はい…?」

愛里寿「わ、私、島田愛里寿って言います。このサーヴァント…ライダーのマスターです」

さやか「………」

さやか「マ、マスター!?」

さやか(た、確かに、サーヴァントしかいなかったよねえ! ぜ、全然気付けなかったよぉ…!)


さやか(セイバーは大食い勝負に集中してるし、実はヤバいんじゃ…)アワワ

さやか(ど、どうしよう、一旦逃げ―――)

愛里寿「ま、待って下さい!」

愛里寿「私、戦うつもりはなくて。その、お話ができればって思って」

さやか「へ…?」

さやか「お、お話?」

愛里寿「」コクリ

さやか(ど、どうしよう。確かに敵意はないみたいだけど…)

さやか「えっと―――」


1.愛里寿の話を聞く

2.何かの罠かも。逃げよう!

3.自由記載(内容によっては再安価)


↓1

さやか(…とにかく話を聞こっか)

さやか(この子もこんな小さいのに、いきなりマスターなんてやらされて不安なんだろうし)

さやか「…分かったよ。お話しよっか」

愛里寿「あ、ありがとう…ございます」パァァ

愛里寿(よ、良かった、優しい人で…!)

さやか「で、お話って何?」

愛里寿「えっと、それは……」

愛里寿(あれ? そういえば何を話すか考えてたっけ?)

愛里寿(そういえば、話しかける方に集中してて何も考えて―――)

愛里寿「………」

さやか「あ、愛里寿…?」

さやか(か、固まっちゃった…)

愛里寿(な、何を話そう。ただでさえあんまりお話、得意じゃないのに…!)

愛里寿(えっと、えっと―――)


愛里寿は何を話す?


↓1 自由記載(内容によっては再安価)



愛里寿「その、一緒に…協力して戦いませんか?」

さやか「協力…?」

愛里寿「はい。一人より二人の方が勝ち残る可能性はずっと高くなると思います」

愛里寿「最後は戦う事になっちゃうかもしれないけど…どう、ですか?」

さやか(確かに、そういう手もあるんだ…)

さやか(別に出会ったマスター達とは必ず戦わなくちゃいけないルールはない…)

さやか(誰かと手を組めた方が、ずっと有利…!)

さやか(でも、仲良くなった人達と最後に戦うのは…正直、辛そうだよね)

さやか(…どうしよっか)

さやか(私は―――)


1.愛里寿の提案を受ける

2.愛里寿の提案を受けない


↓1


さやか(…深く考えなくてもいっか)

さやか(こんな小さい子が、勇気を出して協力を求めてるんだ)

さやか(これを断るなんて、さやかちゃんじゃないでしょ!)フフン

さやか「分かったよ。その提案、受けるよ」

愛里寿「ホ、ホントに?」

さやか「うん! 私は美樹さやか。よろしくね、愛里寿!」

愛里寿「う、うん…よろしく、さやか」

さやか(うーん、頬を赤めて…。昔の、引っ込み思案だった頃のまどかを思い出すなぁ)

さやか(…可愛い!)

さやか「よろしくねぇ~、愛里寿ぅ~」ダキッ

愛里寿「!? さ、さやか、抱き着かないで、苦しい…」

~~~一方そのころ~~~


ルフィ「まだまだぁ…!」

セイバー「ま、負けません…!」

市民1『うおお、二人の手が遂に止まるぜ…!』

市民2『どっちだ、どっちが勝ったんだ…!』

ルフィ「おれの方が…!」

セイバー「私の方が…!」



二人の勝敗は―――、


コンマ一桁奇数:ルフィの勝利

コンマ一桁偶数;セイバーの勝利


↓1



ルフィ「く、くそぉ…」

セイバー「か、勝ちました…!」

セイバー「勝ちましたよ、マスター!」

さやか「愛里寿ぅ~~~」ギュゥゥ

愛里寿「は、離して…!」モガモガ

セイバー「…? マ、マスター、その少女は…?」

さやか「この子は島田愛里寿。そこのライダーのマスターだって」

さやか「で、私達、同盟を結ぶことにしましたので」

セイバー「なっ…! なぜ、そんな大事なことを相談の一つもせずに決めるのです!」

さやか「だって、セイバー、お肉の方にばっか集中してたじゃん」

セイバー「ぐっ…!」グサリ

さやか「あの時何回も話しかけたけど、全然話聞いてくれなかったじゃん」

セイバー「うっ…!」グサグサ

さやか「だから、私一人で決めるしかなかったの。今更反対なんて言っても知らないからね」

セイバー「うぅ…す、すみません、マスター」

セイバー「騎士にあるまじき行動を…」

さやか「良いよ。別に怒ってないし。私には愛里寿がいるしねぇ~」ギュゥゥ

愛里寿「く、苦しい…」

セイバー「ま、マスターぁぁああ…」



ルフィ「くそー、負けちまったなあ。すげぇな、あいつ」

ルフィ「いやー、それにしても食った食った」

ルフィ「後はひとっ走り冒険してぇなあ!」

ルフィ「なぁ、ありす―――」


アリスゥゥゥ

ク、クルシイ

マ、マスタァ


ルフィ「……どうなってんだ、こりゃ?」

ルフィ「ま、たのしそーだし、良いか!」ニシシ



【セイバー陣営とライダー陣営が協力関係を結びました】

『セイバー陣営 ライダー陣営・2 終了』



次に書く陣営を選択してください。

1.アーチャー陣営

2.バーサーカー陣営

3.アサシン陣営

4.アベンジャー陣営

↓1

一旦終了します。
時間があれば明日夜、なければ27夜辺りに再開したいと思います。

安価下

再開します。

『アサシン陣営・2』


空閑(人の気配は少ないな)

空閑(時々人とすれ違うが、怪しい感じはしない。仮想世界の住人って奴か)

空閑(今のところ何か異変が起きてる様子もない)

空閑(とりあえず辺りを見て回るか)


コンマ判定

コンマ30以下で情報を発見

↓1

空閑(…何もないか)

空閑(サーヴァントの気配も感じない)

空閑(近くには誰もいないか、それとも何処かで息を潜めているか)

空閑(ただ、何となく地形は把握できた)

空閑(情報を得た分、こっちで戦うなら若干有利はとれるか)

空閑(さて、こっちではサーヴァントは発見できなかったけど…)

空閑『聞こえるか、シンイチ』

新一『ああ。何かあったか?』

空閑『いや、サーヴァントに関する情報は見つからなかった』

空閑『ただ、この町の地理はある程度把握できた。戦いには役に立つだろ』

新一『そうか。お疲れ様』

空閑『それでどうする? 橋の向こう側も見ておくか?』

新一『向こうって、新都の方か?』

空閑『ああ。こっちはまだまだいけるぜ』

新一『なら―――』

空閑『ただし、そっちで何かあった時対応は遅れるぞ? 距離が離れすぎてる』

新一『た、確かに』

新一『そうだな。ここは…』


1.斥候は終了だ。戻ってきてくれ。

2.斥候継続だ。新都を見てきてくれ

3.自由記載(内容によっては再安価)


↓1

新一『一旦斥候は終了だ。戻ってきてくれ、空閑』

空閑『分かった。直ぐ戻る』



~~~十数分後~~~


空閑「ふぃー、ただいまただいま」

新一「お疲れ。空間」

空閑「いえいえ、それ程でも」

ミギー「辺りはどうだった」

空閑「そうだな、平凡な住宅街って感じだ。ただ俺たち以外にも人はいるみたいだな」

空閑「サーヴァントでもマスターでもない、仮想の住人だ」

ミギー「ならば、人混みに紛れて不意を付く事もできる、か…」

空閑「ふむ、アサシンっぽい戦法だな」キラン

新一(ぶ、物騒な会話だけど、頼もしいな)

空閑「後は、良さそうな場所に『仕掛け』を置いてきた」

新一「『仕掛け』?」

空閑「まぁ、それは後でのお楽しみだ。役に立つかもしれんし、立たないかもしれん」

ミギー「ふむ…」


空閑「さて、どうする。今日はもう休むか?」

新一(確かにもう真夜中だ。そろそろ休んでも良いけど…)

新一(でも、せっかくゆっくりした時間が取れてるんだ。空閑と少し話をしよう)

新一(今後の戦い方についてでも、空閑自身の事でも、何でも良い)

新一(何を話そうかな?)



空閑と何を話す?


自由記載(内容によっては再安価)


↓1

新一「なぁ、空閑。他のサーヴァント達はどんな奴等だと思う?」

空閑「他の? 想像もつかないな。今の時点では何の情報もないし」

空閑「それに下手な先入観を持つと、いざって時に出遅れるぞ?」

空閑「知らないなら知らないで、どんな敵が現れても良いように、柔軟に考えといた方がいい」

新一「うっ…そりゃそうかもしれないけど」

新一「そんなマジな感じじゃなくてさ。軽くどんな奴等かなーって程度でさ」

空閑「それが先入観に繋がるんだけどな。…まぁ、良いか」

空閑「今の所、相手サーヴァントで分かっているのはクラスだけだろ?」

新一「ああ、確かに」

ミギー「セイバー、アーチャー、キャスター、ライダー、バーサーカー、アベンジャーだったな」

空閑「で、俺はアサシン」

空閑「でもさ、俺って近接も射撃もある程度戦えるんだよね」


言って、空閑は光状のナイフを何処からともなく出現させる。


新一「おおっ…」

空閑「これはスコーピオンって言ってな。俺の世界の武器だ」

空閑「これ自体は宝具にも認定されていない、まぁ初期装備みたなもんなんだろう」

空閑「で―――」


言うと同時に刃が煌めき、新一の喉元に突きつけられた。


新一(は、はやっ…)

空閑「と、まぁ。ある程度は戦えるわけだ。剣も使おうと思えば、使える」

空閑「射撃も宝具を使えば、結構こなせるよ」

空閑「ただ、俺はそれでもアサシンだ」

空閑「罠を張り、不意を付き、意識の外から攻撃を仕掛けて戦う―――逆を言えば、そうしなくては戦えないと判断された―――クラスだ」

新一「あっ…」

ミギー「……」

空閑「つまり、セイバーに選ばれた奴は、『俺が不意を付かなければ戦えない』程の剣技を持っていて、」

空閑「アーチャーに選ばれた奴は。『俺が不意を付かなければ戦えない』程の射撃力を持つ…って考えられる訳だ」

新一「そ、そんな化け物みたいな奴が……」

空閑「まぁ、これは飽くまで推論だ。今ある情報から推測しただけの不確かな予想でしかない」

空閑「蓋を開ければ、そんな事はないのかもしれない」

空閑「けど―――それくらいの相手だとは、考えておいた方が良い」

新一「マ、マジぃ…」ブルッ

新一(も、もうビビっちゃったよ、俺…)

ミギー「…アサシンというクラスに定まった以上、やれるだけの小細工はしておいた方が良いな」

空閑「そういうこと。俺達が考えるのは正面きって戦う手段じゃない」

ミギー「策に策を重ねて、細工に細工を重ねて、正道ではなく邪道で相手を倒す。…それが、私達の勝機なのだろう」

新一(俺も少しは動けるし、ミギーも空閑もいるから余裕だなんて考えてたけど…)

新一(ぜ、全然そんな事ないんじゃねえか…!)

空閑「と、いう訳で、しっかりと良い作戦立ててくれよ、マスター」

ミギー「そうだな。任せたぞ、新一」

新一「うぇぇ!? そりゃないぜ、二人とも!」

新一「皆で、皆で考えようぜ。なっ」

空閑「ふぅむ。シンイチにオサムの役は荷が重いか」

ミギー「仕方ない。君に死なれても困るからな。私も知恵を絞ろう」

新一「た、たのむぜ、二人ともぉ…」


『アサシン陣営・2 終了』


―――


次に書く陣営を選択してください。


1.アーチャー陣営

2.アベンジャー陣営

3.キャスター陣営


↓1

今日はここまでとします。
明後日夜くらいに再開できればと思います。

安価は下で。

それでは再開していきます。

『キャスター陣営・2』


入江「シリコンは入れようとするのは止めろ、十兵衛……! 巨乳になってしまうぅぅ……」zzz

なのは「…どんな夢みてるんだろ、この人」

なのは「戦いは始まってるっていうのに、最初から躓いちゃったなぁ」

なのは「マスターは変態だし…はぁ」


召喚されて何度目かも分からない溜め息を吐くなのは。
視線の先では、何重にも魔法で拘束された入江がいる。


なのは「取り敢えず探索魔法でもしとこうかな。誰か引っ掛かると良いけど」



探索魔法を使用

コンマ25以下で探索成功


↓1


~~~十数分後~~~

なのは「誰もいない、か…」

なのは(サーヴァントに選ばれるくらいだもんね。そう簡単に見付からないかぁ)

なのは「…もどかしいなぁ」

入江「むっ…」

なのは「あ、」

なのは(お、起きた…! ちょっとバインド強めとこう)

入江「……」キョロキョロ

なのは「……?」

入江「ここどこぉぉぉぉお! 知らない場所ぉぉぉ!」

なのは「ちょっ、静かに!」



なのは「今は聖杯戦争中で、私は貴方のサーヴァントです。思い出しました?」

入江「ああ、思い出した…」

入江「ところで何で俺は拘束されているのだろうか?」

なのは「さっき自分が何をしたかお覚えではない?」

入江「………」

入江「何か、もの凄い興奮してたのは覚えてる」

入江「あ、これ。もしかしてそういうプレイ…」

なのは「違いますから!」

なのは「覚えてないなら良いですけど…もっと令呪の使い方は考えて下さいね」

なのは(次同じ事してきたら、宝具撃っちゃお)


入江「で、俺が気絶してた間、お前何してたんだよ」

なのは「一応魔法で周囲を探索してましたけど」

入江「誰か見つかったか?」

なのは「いえ、誰も。サーヴァントやマスター以外に住民がいることは分かりましたけど」

入江「だろうな。余程のアホじゃない限り、隠れて行動してるだろう」

なのは「どうします? 今の所マスター達の情報は皆無ですけど」

なのは「このまま魔法で探索を続けます?」

入江「はぁ…もうちょい頭を使えよ」

なのは「へ?」

入江「俺らが動かなくても、情報を入手する方法はあるだろ」

言って入江が取り出したのは、スマートフォンだった。

入江「電波は通じてて、ネットにも繋がる」

入江「この仮想空間がどこまで作り込んであるかは知らんけど、この聖杯戦争に関する事象以外は、ほぼ現実と考えた方が良い」

入江「という事は、だ」

入江「承認欲求の塊のような奴等は、こんな世界でもバズる為にネタを探している訳だ」

入江「もしそんな奴等が、お前みたいにアホ程に目立つコスプレ少女を見かけたらどうする?」

なのは「あ……!」

入江「―――こんな風にSNSにあげる訳だ」


入江のスマフォには、凄まじい勢いでステーキを食べつくす二人の人物の動画が映っていた。

入江「これでサーヴァントだろうと、アホは存在するという事が分かった訳だ」

入江「場所は新都、と。動画も今あがったばかりか」

なのは「ど、どうします? 現場に向かいますか?」

入江「そうだな。ここは―――」


1.現場に向かう

2.今日は止めとく

3.自由記載(内容によっては再安価)


↓1

入江「現場に向かうか」

入江「どんな奴等か実際に見ておくぞ」

なのは「了解です」


『アサシン陣営・2 終了』



―――


次に書く陣営を下から選択してください。


1.アーチャー陣営

2.アベンジャー陣営

3.バーサーカー陣営


↓1

『アベンジャー陣営・2』


スティーブ「どうだ、何か発見できたか?」

飛龍「そうですね。一ヵ所気になる所が」

飛龍「戦闘の痕…ですかね? 半壊した道場が見つかりました」

蒼龍「魔力反応も僅かにあるね」

スティーブ「既に戦いは始まっているか…」

スティーブ「その周囲に人影は?」

飛龍「軽く偵察した感じではいないですけど…」

蒼龍「このまま哨戒を継続すれば誰か見つかるかも…」

飛龍「頑張って、妖精さん達!」



コンマ判定


75以下で情報ゲット

30以下で更なる情報ゲット


↓1


飛龍「いた…!」

飛龍「白い外套を着た女性と、その人に背負われている男性が一人!」

飛龍「…今、商店街の中に入っていきました」

スティーブ「やるな、飛龍。これで一組の所在は判明したか」

蒼龍「…あれ、ちょっと待って。今こっちにも人影が」

蒼龍「でも…上手く隠密行動してるみたい。完全に姿が捉え切れない…!」

スティーブ「飛龍、偵察機を何機か蒼龍の方に回してくれ。数であぶり出すんだ」

飛龍「了解!」

飛龍「…っと、捉えた! 白髪の子ども…かな?」

蒼龍「幾ら夜って言っても、気配の消し方が凄いよ。多分アサシンとかじゃないかな」

飛龍「辺りを回りながら何かしてるみたいだけど…」



蒼龍「あ、また移動し始めたよ!」

飛龍「くっ、要所要所で見失いかける…!」

蒼龍「何とか拠点を特定できると良いけど…」


コンマ20以下でアサシンの拠点判明。

コンマ判定
↓1

飛龍「あ…!」

蒼龍「うわ、消えた…!」

飛龍「すみません、マスター。見失っちゃいました…」

スティーブ「いや、仕方ないさ」

スティーブ「二人もサーヴァントの姿を確認できたんだ。充分さ」

スティーブ「それに一人に関しては場所も特定できているんだ。出来過ぎなくらいだ」

スティーブ(さて、ある程度情報は得られた)

スティーブ(次はどう行動するかだが―――)


1.アサシンに関して更なる情報収集を行う

2.女性サーヴァントに狙いを定める

3.自由記載(内容によっては再安価)

↓1

スティーブ「アサシンと思われるサーヴァントの情報を集めよう」

スティーブ「3時間交代でアサシンが消えた付近の哨戒を続けよう」

スティーブ「動きがあれば姿を見せるだろう」

飛龍「了解」

蒼龍「OK、任せて」


『アベンジャー陣営・2 終了』



―――――

次の陣営を選択してください。

1.アーチャー陣営

2.バーサーカー陣営


↓1

ちょっと休憩。
お風呂入ってきます。

再開します。

『バーサーカー陣営・2』

桐山「………」

桐山和雄は一人、新都を歩いていた。

目指すは深山町。そこにいるマスター達の抹殺であった。

彼は一直線に市街地を通り、新都と深山町とを分ける冬木大橋を目指す。

その近くではライダーとセイバーが軽い騒ぎを起こしている。

その騒ぎが、桐山に届く事は―――、



コンマ判定

コンマ30以下でライダーたちの騒ぎに気付く。


↓1

その騒ぎが、桐山に届く事はなかった。

何も知らぬ桐山は遂に冬木大橋へ到達する。

そうして、橋を渡り合えたその時だった。

桐山は……いや、桐山の中にある『DG細胞』がサーヴァントの気配を察知する。

桐山とは反対の方向から歩いてくる者達。

少女と、中年男性の組み合わせだ。

サーヴァントは少女の方であった。

向こうは桐山の存在に気付いていない。

桐山は無機質に二人を見やり―――、


1.一旦見逃し、後をつける。

2.不意をつき、攻撃をしかける。

3.自由回答(内容によっては再安価)


↓1

桐山はただ黙って、すれ違った。

手を伸ばせば届く程の距離まで近付き、だがそれでも何もしない。

少女達も、桐山の存在をNPと捉えたのだろう。反応は一切ない。

再び距離が離れた所で桐山が振り返り、二人の尾行を始めた。

無機質なまるで昆虫のような瞳でもって、桐山は一組のサーヴァント達の監視を続けていく。



『バーサーカー陣営・2 終了』



『アーチャー陣営・2』


ヴァッシュ「どうだい? 何か見つかった?」

レオ「んー、何か至って平穏な街並みですねえ」

レオ「こうしてみるとこの街も広すぎて、中々…」

ヴァッシュ「ま、もうちょい粘ってみようぜ。こういうのは根気の勝負だよ」

すみません、中途半端に投下しちゃいました。
正しくは下で。


―――

『アーチャー陣営・2』


ヴァッシュ「どうだい? 何か見つかった?」

レオ「んー、何か至って平穏な街並みですねえ」

レオ「こうしてみるとこの街も広すぎて、中々…」

ヴァッシュ「ま、もうちょい粘ってみようぜ。こういうのは根気の勝負だよ」

レオ「そうっすよねぇ」

レオ(うーん、何かないかなあ…)


アーチャー達は何かを発見できる?

コンマ70以下で情報入手

↓1

レオ「おっ…向こうの方で何かが…」

レオ「ステーキ屋さん? の中で騒ぎが起きてるみたいですね」

ヴァッシュ「どれどれ…。って、よく見えるなあ! 俺でもギリギリだよ」

レオ「いやいや、それ程でも」テレテレ

レオ「えっと、店の中で麦わら帽子の男と青いドレスの美女が大食い対決してるみたいですね」

ヴァッシュ「は~、店の中まで見えるとは凄いねぇ」

レオ「いや、まぁ。何とかですよ、何とか」

レオ「多分二人ともサーヴァント、だとは思うんですよね」

レオ「…何で大食い対決してるかは疑問ですけど」

ヴァッシュ「確かに」

ヴァッシュ「どうする? もう少し様子を見ているかい?」

ヴァッシュ「やろうと思えば、狙撃もできるけど」

レオ「こ、この距離からですか?」

ヴァッシュ「まぁね。ただ得物の都合上、もうちょい距離は詰まってた方が良いかな」

レオ(す、すごいな、ヴァッシュさん…)

レオ(ここは―――)


1.観察を続ける

2.狙撃をする

3.自由回答(内容によっては再安価)


↓1

レオ「もうちょい監視しておきましょう。二人がどう行動するかも気になりますし」

ヴァッシュ「了解。警戒するに越したこともないしね」

レオ「さぁ、どうなるか―――」


『アーチャー陣営・2 終了』


―――


【情報まとめ】

『新都』
・セイバー陣営、ライダー陣営 ステーキ屋にて同盟を結ぶ。

・アーチャー陣営 ビル街屋上よりセイバー、ライダー陣営を監視中



『中央』
・キャスター陣営 セイバー、ライダー陣営がいる方へ移動中

・バーサーカー陣営 キャスター陣営を尾行中


『深山町』
・アサシン陣営 学校に休息中

・アベンジャー陣営 円蔵山に潜伏しつつアサシン陣営を見張り中

次に書く陣営を選択してください。

1.セイバー・ライダー陣営

2.キャスター陣営


↓1

今日はこれで終了。
次回はセイバー・ライダー陣営を中心とした一連の流れを進行していきたいと思います。

明日夜に再開する予定です。ありがとうございました。

では再開します。

『セイバー・ライダー陣営3』


さやか「祝! 同盟成立!」

さやか「と、いう訳で、皆さんよろしくお願いします」フカブカー

愛里寿「いえいえ、こちらこそ」フカブカー

セイバー「決まったのであれば仕方ありません。共に力を合わせましょう、ライダー」

ルフィ「おう! よく分からねえけど、よろしく!」

愛里寿「…さやかのサーヴァントは礼儀正しいし、言う事は聞くし、羨ましい…」

さやか「あー、ライダーは何だか大変そうだよね」

愛里寿「うん。さっきもすぐどっか行っちゃったし、私のことキライっていうし」グス

ルフィ「だって、弱っちいし、ウジウジしてるしよー」

ルフィ「やっぱキライだなー」ナハハ

愛里寿「」ガーン!

さやか「こら! そんな事いわないの!」

セイバー「ライダー、それは淑女に対する物言いではありませんよ」

ルフィ「でもよー」

セイバー(それにしても未知数ですね)

セイバー(粗暴な振る舞いの割に、隙は無い)

セイバー(確かにサーヴァントとして召喚されるだけの実力はありそうですが…)

さやか「よーし、同盟が決まったところで、まずは何をしようか!」

さやか「愛里寿、まかせた!」

愛里寿「え?」

さやか「だって、愛里寿すごい冷静だしさー。私より頭も良さそうだし」

さやか「さやかちゃんは頭脳労働が苦手なのです!」

さやか「だから、任せた!」

愛里寿「ええ…」

愛里寿(…まぁ、良いけど)

愛里寿(単純に戦力は増えた…他の陣営が手を組んでいない限り、一番有利な立場といっても良い…)

愛里寿(二人のサーヴァントに二人のマスター…)

愛里寿(…今やる事は―――)


セイバー・ライダー同盟はどう行動する?



自由記載(内容によっては再安価)

↓1




愛里寿「まずは少し鍛錬をつもう」

愛里寿「サーヴァントの戦い方や魔術に関して、知識として知らされてはいるけど、未知数なところが多い」

愛里寿「練習をすれば、出来る事は増える筈」

さやか「確かにそうだね。私、セイバーのこと何も知らないしなあ」

さやか「そう考えると一旦腰を落ち着けて特訓するのも良い気がするね」

愛里寿「私もライダーのこと何も知らない」

愛里寿「多分、それは他の陣営も同じな筈」

愛里寿「少しでも現状を把握しておこう」

さやか「そうしよう! セイバーもそれでいい?」

セイバー「異存ありません。自分たちの状況を見直す事は大切なことです」

ルフィ「えー、おれは冒険した―――」

セイバー「ライダーも! ―――異存ありませんね」ゴゴゴ

ルフィ「お、おう」

愛里寿(あのライダーを威圧して制御した…! スゴイ…!)

さやか「でも、特訓ってどこでしようか?」

愛里寿「出来るだけ一目が付かず、少しくらい物音を立てても気付かれない所がいい」

さやか「そうすると―――」


1.港はどうだろう?

2.教会や墓地の方は?

3.郊外の森の中かな?

4.自由記載(内容によっては再安価)


↓1

さやか「郊外の森の中かな?」

セイバー「確かにあそこなら最適でしょう」

愛里寿「良いと思う」

さやか「じゃあ、移動しよっか!」

愛里寿「おー」



――――


『キャスター陣営・3』


入江「アイツ等、手を組んだようだな」

なのは「本当だ。そういう戦い方もあるんだね」

入江「あるに決まってるだろう。利害が一致すれば、だがな」

なのは「そっか…そうだよね」

入江「だがな、組むとするなら相手を考えた方が良い」

入江「下手をすれば足元を掬われ、後ろから撃たれる」

なのは「…難しいですね」

入江「色々とな」

入江(さて、奴等はどこかへ移動を始めるようだ)

入江(俺達はどうするか…)




キャスター陣営はどう行動する?

自由記載(内容によっては再安価)

↓1

入江(…もうちょい探っておくか)

入江「ほんじゃま。ストーキングタイムだ」

入江「情報を垂れ流してくれるまで尾行だ、尾行」

入江「ちゃんと気配消しとけよ」

なのは「了解です。入江さん」

入江「……!」

なのは「? どうしたんですか?」

入江「……もう一回」

なのは「は?」

入江「もう一回、呼んでくれない?」

なのは「えっ、やだ……」ヒキッ

入江「一回! 一回だけでいいから!

入江「今度は文学さんって! できれば上目遣いで!」

なのは「いやですよ! 何かいや!」


入江「………」ジッ

なのは「そ、そんな物憂げな眼で見ても駄目ですよ…!」

入江「父さん、僕のサーヴァントは名前すら呼んでくれないみたいだ…」

なのは「うっ……」

入江「……いや、良いんだ。無理を言った僕が悪いんだから…」

入江「二人の関係性を深めるため、ただ純粋な気持ちで頼んだだけなのに…」

入江「名前を呼んで欲しいっていう、ただそれだけの願いなのに…」

入江「こんな些細な事を願うことすら悪なんですよね……」

入江「……ああ、その通り、その通りだよ……はぁ」

なのは(な、何だか私が悪いみたいになってる…!)

なのは(で、でも、さっきの言い方には絶対下心があったもん!)

入江「名前すら呼んでくれないサーヴァントなんて、心が狭い狭い…」

入江「あぁ、もっと心の広いサーヴァントと組みたかったなぁ…!」

なのは「」カチン

なのは「分かりましたよ!」

なのは「一緒に頑張りましょうね、文学さん! ―――はい、これで良いんでしょ!」

入江「気持ちがこもってない。やり直し」ハナホジホジ

なのは「むきー!」

入江「おふざけは置いといて」

なのは(ふざけてたのは入江さんじゃない!)

入江「奴等、移動するようだ。後を付けるぞ」

なのは「分かりましたよ、もう!」



―――


『バーサーカー陣営・3』


キャスター陣営の後を付けていた桐山は、更に二組のサーヴァント達を発見した。

麦わら帽子の男と、青色の外套を着た女性。そして、そのマスター達。

これで三組。

サーヴァント達の姿を確認した事になる。

三組のサーヴァント達を見て、桐山は―――


1.監視を続ける

2.様子見に戦闘をしかける

3.自由記載(内容によっては再安価)


↓1

桐山が、駆け出す。

感情の機微もなく、ただ前に。

彼が狙ったのは―――、


コンマ偶数:セイバー、ライダー陣営

コンマ奇数:キャスター陣営


↓1

キャスター陣営へ攻撃を仕掛けた。

狙うはマスターである入江文学。

一直線に踏み込み、その顔面へ掌底を叩き込む。

桐山の一撃は―――、



コンマ30以下で攻撃成功


↓1

入江の顔面を捉えた。

素人であれば、例え不意打ちであったとしても、入江に攻撃を当てる事は不可能だったであろう。

入江は生涯の殆どを鍛錬に費やした、格闘術のエキスパート。

そんな男に一撃を与えるなど、素人では……いや、格闘技を学んだ者であっても困難。

だが、桐山はそれを可能とした。

桐山は先の殺し合い―――バトルロワイアルにて、中国拳法の達人と戦い、その技術を会得している。

例え入江が超一流の格闘家とはいえ、中国拳法の達人からの不意打ちを受けたのであれば、完全に捌くのは不可能。

結果―――、


入江「ぐおっ……!」

なのは「入江さん!?」

入江(中国拳法……? サーヴァントか……!? いや、だが、それにしては……!)

なのは(嘘、全然サーヴァントの気配がしなかった……! いや、今だって……!)

桐山「………」ダン!


更に踏み込む桐山。

間になのはが割り込む。


なのは「シュート!」

桐山「!」


数発の射撃魔法が不規則な軌道で桐山に殺到する。

後方に跳びはね回避する桐山だったが、全ては避けきれない。

一発の射撃魔法が、その胸部で炸裂した。

地面に転がる桐山。

その隙に入江は体勢を整える。


入江「つけられてるじゃねーか。サーヴァントの気配とやらは感じなかったのか?」

なのは「感じなかったですよ…!」

入江「気を抜いては?」

なのは「ないです」

なのは「というか、今だってサーヴァントの気配は感じません! この人、多分―――」

入江「―――サーヴァントじゃない、か…」

入江(どういう事だ? 近くにサーヴァントを待機させ、更なる不意打ちを狙っている?)

入江(だが、その行為に何のメリットがある? こっちにはサーヴァントがいるんだ。やろうと思えば、今この瞬間にだって殺れる)

入江(現に奴はアーチャーの一撃を受けた。それ程までの危険を冒して、そんな作戦をとるか?)

桐山「……これが、魔法……」

入江(ちっ、昆虫みたいな目ぇしやがって。何考えてるか全然読めねー)


―――ダン!


入江(また突撃か! 狙いは俺、ここは―――)



1.なのはに迎撃を任せる。

2.自分で迎撃する

3.自由記載(内容によっては再安価)


↓1


入江(…ともかくマスターさえ、倒せば終わりだ)

入江(出し惜しみの必要はない。全力で―――)

入江「―――叩くぞ、アーチャー!!」

なのは「―――了解!!」

相手の突進に負けじと、入江が一歩を踏み込む。

同時に唾を飛ばし、桐山の視界を奪う。

僅かに勢いが削がれた所に、入江の一撃が振るわれる。

狙いは心臓。

心臓を叩き、一撃で意識を奪う、富田流が奥義―――。



入江「―――『金剛』―――」



桐山は、反応しきれない。

深々と刺さった拳に、意識が一瞬で暗闇へと飛ぶ。

残心と共に後方へと飛び退る入江。


なのは「―――まだ!」


射線から入江がどいた事を確認すると共に、なのはが叫ぶ。

臨界に至った魔力が、光の奔流として放たれる。



なのは「―――ディバイン・バスター!!」



桐山の身体が、魔力の渦へと消えた。



魔力渦が消えた後に、あったのは地面に倒れる桐山の姿だった。
油断なく周囲を見ながら、入江が口を開く。


入江「……サーヴァントの反応は?」

なのは「ありません」

入江「…引き続き周囲を警戒していろ」

なのは「了解です。分かりました」


警戒しながら桐山へ近付いた入江は、桐山の頭部を力強く踏み付けた。
頭蓋骨の割れる感触を感じながらも、ようやく入江は勝利を確信した。


入江「……これで一人撃破、か」

なのは「……一体何だったんでしょうね。マスター一人で勝負を仕掛けてくるなんて」

入江「分からんな。破滅願望でもあったか、そもそも何も考えていなかったか」

入江「ともかく頭を潰した。俺たちの勝ちだろう」

入江「とはいえ派手に暴れすぎたか」

入江「先に行った奴等がどう動くかだが―――」




――――




さやか「……何か後ろの方で、すごい音しなかった?」

セイバー「爆発音、ですかね。相当な魔力反応もみられます」

愛里寿「…サーヴァント同士の戦い…」

ルフィ「…つえー奴がいるなぁ」

愛里寿「ライダー、分かるの?」

ルフィ「まぁな。ちなみにこいつもスゲー強いぞ」

セイバー「未来の敵とはいえ、そう言われるとは光栄だ」

ルフィ「ま、おれの方がつえーけどな!」ドン!

セイバー「」ピキ

セイバー「ほう、言いますね。ならば、ここで手合せでもしますか?」

ルフィ「おう、いいぞ!」

さやか「ちょちょちょ、セイバー!」

愛里寿「ダメだよ、ライダー!」


さやか「でも、どうする? あっちにサーヴァントがいる事は確定なんでしょ?」

さやか「このままスルーしちゃって良いのかな?」

セイバー「確かに。相手を確認するチャンスではありますね」

愛里寿「……」

愛里寿(確かにさやかの言う通り、他のサーヴァントの情報を得る好機ではある)

愛里寿(でも、戦闘直後であれば警戒もしてる筈……もしこっちに気付いたら戦闘になる可能性もある)

愛里寿(出来れば特訓をした後に他サーヴァントとは当たりたい……)

愛里寿(ただ絶好の機会なのは確か……一旦、別れて偵察だけしてみる……? でも…)

愛里寿(ここは―――)



愛里寿達はどうする?

自由記載(内容によっては再安価)

↓1

今日はここまでにします。
明日夜時間があれば再開したいと思います。


安価は下で。

知名度補正を考えればルフィがぶっちぎりだな

お待たせして申し訳ありません。
本日19時くらいから再開したいと思います。

>>161
知名度補正は含まない方向でお願いします…。
ワンピースとかぶっち切りのはまだしも、他作品のリアル知名度とか正直よく分からないので…。

再開します。

愛里寿「少し偵察してくる…さやか達は先に郊外に向ってて」

ルフィ「おっ、あっち行くのか。いいぞ」

さやか(別行動かぁ。余り別れて行動するのは良くない気もするけどなぁ)

さやか(愛里寿は二人で行く気満々だけど…)


さやか達はどうする?

1.愛里寿についていく

2.先に郊外で待っている


↓1

さやか「つれないこと言うなぁ、愛里寿は」

愛里寿「え……?」

さやか「一時的かもしれないけど、私達は仲間!」

さやか「こんな時こそ、一緒に行動しなくっちゃ」

愛里寿「う、うん……」

さやか「という訳で私達も付いていくので! 良いよね、セイバー?」

セイバー「勿論です。マスターがそう考えるのならば、異論はありません」

愛里寿「あ、ありがとう…」

さやか「同盟なんだからさ。もっと私達を頼って良いんだよ」

愛里寿「う、うん…」

さやか「そんじゃま、行きましょうか」

愛里寿「飽くまで偵察が目的だけど、戦闘になる可能性は十分あるから」

愛里寿「皆、気を付けよう」

セイバー「了解しました」

ルフィ「おう!」


―――数分後


さやか「あっ、あそこ……!」

愛里寿「白いドレスの人に、男の人……恰好からして女の人がサーヴァントかな」

セイバー「足元に人が倒れてますね。サーヴァントでしょうか?」


【偵察中のセイバー・ライダー陣営 コンマ50以下で―――】


コンマ判定

↓1


愛里寿「! ライダー!」グィッ

ルフィ「うお、引っ張るなよ。アリス」

さやか「どうしたの、いきなり?」

愛里寿「ライダー、今彼等の前に出てこうとしたでしょ…!」

さやか「いやいや、あんだけ偵察って言ったんだよ。幾らなんでもそんな事……」

ルフィ「おう!」

さやか「なんで!?」

愛里寿「ライダーはそういう性格だから…」

セイバー「中々の聞かん坊ですね…」

さやか「愛里寿が気付いてくれてよかったよ。じゃなきゃ、問答無用で戦闘だったよ…」

愛里寿「出会ったばかりにも同じような事されたから…」

さやか「…心中察するよ」

ルフィ「で、何でお前、おれの腕掴んでんだ?」

セイバー「気になさらず。共に偵察をしましょう」

ルフィ「えー、見てるだけじゃつまんねぇじゃん」ブーブー

愛里寿「ライダー」

ルフィ「ん?」

愛里寿「それが私達の目的だからね。そろそろ分かって?」ゴゴゴ

ルフィ「お、おう」

さやか(おお、愛里寿が怒ってる…)

セイバー(凄まじい圧です…)

愛里寿「…こほん」

愛里寿「とりあえず動きがあるまで待機してよう」

愛里寿「相手もさっきの戦闘で注目を集めていることは分かってる筈」

愛里寿「どう行動してるかみてよう?」

さやか「了解!」

―――


キャスター「……誰も襲ってはこなそうだね」

入江「……そうだな」

入江(だが……)


ザワザワ

ナンダアレハ

ナンカノサツエイ?


入江(目立ちすぎたな、こりゃ)

入江(他の奴等に位置が割れたと考えた方が良い)

入江(ちっ、訳のわからねー奴に掻き回されちまったか…)

入江(さて、どう行動するか……)



1.ひとまずその場を移動する

2.他のサーヴァントを待ち構える

3.自由記載(内容によっては再安価)

↓1

入江「移動するぞ、なのは」

なのは「了解」

なのは(……さっきの例がある)

なのは(警戒は全力でしておこう)

なのは(サーヴァントの気配に頼るだけじゃない。探索魔法も使って―――)


コンマ判定

コンマ60以下で情報入手

コンマ30以下で更なる情報入手


↓1

なのは「―――!」

なのは(近くに二組! さっきのサーヴァント達、それと―――)

なのは「入江さん! 足元―――」


アーチャーが叫んだ、その時だった。

入江の足元で、何かが動いた。



入江「―――!?」



サーヴァントの一言に危機を察した入江が、その場から飛びのく。

彼は、見た。

己の足元で倒れ伏していたそれが、立ち上がる瞬間を。

確実に死に至っていたそれが、何事もなかったかのように立ち上がる瞬間を。

砕けた頭蓋が、巻き戻しのように治っていく瞬間を。

―――見た。






入江(生き返―――)


常識では有り得ぬ事象を目の当たりにし、彼の思考は一瞬だけ止まった。

ほんの僅かな、だが致命的な隙を入江は晒す。

元の姿を取り戻した桐山が、入江へと一歩を踏み出す。


なのは「マスター!」


対応できたのは、アーチャーのみ。

咄嗟の射撃魔法で迎撃をするアーチャー。

対する桐山は―――、


コンマ判定

コンマ80以下で迎撃失敗

↓1

対する桐山は、右手を掲げた。

同時に黒色の光球が発生し、なのはの射撃魔法を打ち消した。

それは、色さえ除けばなのはの射撃魔法と、映し鏡のようだった。


なのは(射撃魔法―――!?)


桐山の直進は、止まらない。

入江の懐へと入り込み、そして―――その胸部を、拳で叩いた。

入江だからこそ、一瞬で把握する。

桐山が見せたその打撃は、数分前に入江が放った一撃と同種だという事を。

即ち、それは―――、


入江(『金剛』―――!?)


富田流が奥義・『金剛』。

それを打たれたのだと理解した入江は、同時に心臓を打たれ意識を手離した―――。

膝から崩れ落ちる入江を見ながら、なのはは気付く。

先程まで感じなかったサーヴァントの反応が、目の前の男から感じ取れる事に。



なのは(あの頭は……)


サーヴァントの反応は、ある一点からのみ感じられた。

それは、男の頭部と右腕を僅かに覆う銀色の金属体。

生物のように蠢く『それ』から、サーヴァントの気配を感じるのだ。


なのは(マスターと一体化している…?)


『それ』が何なのか、なのはにも分からない。

だが、『それ』がサーヴァントという事だけは、分かる。


桐山「そうか、こいつが…」


男もまた、右腕で蠢く『それ』を見て、理解する。

『それ』が己のサーヴァントであり、『それ』こそが己を蘇生したのだという事を。





なのは「アクセル!」


なのはは、再び射撃魔法を展開する。

先程迎撃で放った咄嗟のものではない。

全力でも追って展開した射撃魔法は、十数もの魔力弾となり桐山に襲い掛かった。

桐山も射撃魔法を放つが、総量はまるで違う。

殺到するなのはの魔力弾を、身を屈め、跳びはね、全力で回避する。

回避しつつ、桐山もまた射撃魔法を次から次に撃ち放ち、一つ一つなのはの魔力弾を消していった。

射撃魔法は当たらない。

だが、桐山を入江から離す事には成功した。

気絶中の入江の元に駆け寄ったなのはは、彼を守る様に構え、桐山を睨む。


なのは(…あの量の射撃魔法を避けきるなんてね)


入江の安全の確保が目的だったとはいえ、倒せるならば倒すつもりで放った射撃魔法。

それを無傷で回避した桐山に、なのはは戦慄すら感じた。

だが、真なる意味でなのはが戦慄を感じたのは、次の瞬間だった。


桐山「……こうか」


両腕に金属体を覆わせた桐山が、射撃魔法を展開する。

それはやはり、先程のなのはと同量の―――エース・オブ・エースと呼ばれた魔導師の全力と同量の―――魔力弾。


なのは(……学習している……!?)


思えば、最初の射撃魔法も、入江を倒した一撃も、一度なのは達が見せた技だった。

そして、今回。

目の前の男は、技を学習している。

ただ一度見ただけで。

サーヴァントの技だろうと、マスターの技だろうと構わずに。

それを、当然のように扱っている。





なのは(目の前には強大な敵……マスターは気絶中……)

なのは(下手を踏めば、一瞬で負けちゃうかもね……)

なのは(ここは―――)


なのははどう行動する?


↓1自由記載(内容によっては再安価)

と、キャスターVSバーサーカーが盛り上がってきたところで、本日は終了します。
ありがとうございました。
余裕があれば明日夜再開したいと思います。


安価を下で。

お待たせして申し訳ありません。
今日20時半くらいから再開したいと思います。

再開します。

なのは(―――撤退)

決断と同時になのはは足元の入江を抱え、空へ飛んだ。

桐山「……」タタッ

なのは(当然追いかけてくる。なら―――)

なのはは僅かに逃げる方向をずらす。

そこには―――、







さやか「……うっひゃー、生き返っちゃったよ、あの人」

セイバー「相手の技を一度体験しただけで真似ています。凄まじい技巧だ」

ルフィ「おもしれぇなー、あいつ」

さやか「……あれ? 女のサーヴァントの方、何かこっちに向って―――」

愛里寿「……!!」

愛里寿(位置が割れてる。私達を巻き込むつもりだ―――!)

セイバー「! マスター!」

さやか「え、え?」


セイバーの行動は?

1.さやかを抱えて逃げる(撤退可能か安価判定をします)

2.キャスター・バーサーカーを迎え撃つ

3.自由記載(内容によっては再安価)

↓1

さやか「ひゃあ!」ダキッ

セイバー(撤退、間に合うか―――)

コンマ40以下で撤退成功


↓1

セイバー(駄目だ、間に合わない―――!)


―――


愛里寿「ライダー、撤退―――」

ルフィ「おう!」ダダッ

愛里寿「ちょっ……!」

愛里寿(な、何で突撃していくの!?)


コンマ判定

コンマ一桁
奇数:キャスターへ突撃
偶数:バーサーカーへ突撃


↓1

セイバー(駄目だ、間に合わない―――!)

ルフィ「ゴムゴムの~~~~~……」バッ

セイバー(!? ライダー……!)

ルフィ「ピストルっ!!」ドゴン!!

桐山「……!」


ライダーの一撃に吹き飛ぶ桐山。

その隙に撤退に失敗したセイバーも体勢を立て直す。


セイバー「助かりました、ライダー」

ルフィ「おう。なぁ、もう我慢しなくていいよな?」

セイバー「そうですね。こうなってしまった以上は仕方ありません」

セイバー「―――斬り伏せましょう」

ルフィ「―――ぶっ飛ばす!」


バーサーカーに相対するセイバーとバーサーカー。


なのは(よし、今の内に……!)


そして、その隙に逃亡を図ろうとするキャスター。

キャスターは―――、


コンマ20以下で逃亡成功

↓1




セイバー「―――ハァッ!」

なのは「ッ……!」


ガキィン!!


なのは(かなりの距離が空いてた筈だけど……一瞬で詰められた……!)

セイバー「逃がすとお思いですか? メイガス」

なのは「そう簡単にはいかないよね……!」


弾けるように距離を開き、相対するセイバーとキャスター。

睨み合いながら、思考を回す。


セイバー(……これで三つ巴。ライダーと組んでいる分、こちらが有利……)

セイバー(ですが、あの金属片を操る男は未知数……長期戦となれば、それだけ技を盗まれる可能性が出てくる……)

セイバー(……さぁ、どう立ち回りましょうか)



セイバー・ライダーVSキャスターVSバーサーカー勃発!


セイバーはどう立ち回る?

自由記載(内容によっては再安価)

↓1

セイバー(……まずは一人ずつ)

セイバー(先このメイガスを斬り伏せましょう)


―――


なのは(……正念場だね)

なのは(入江さんを抱えている分、私が一番不利……だけど、あの男と1対1で対峙するよりはマシかな……)

なのは(幸いなのは三つ巴の状況にある事……あの男の危険性は、この人達も理解してる筈……)

なのは(不利なのは確か……宝具の使用も視野に入るかな……)

なのは(……さぁ、どう立ち回ろうか)


キャスターはどう立ち回る?

自由記載(内容によっては再安価)

↓1

なのは(……そうだね、ここは……)

なのは「……ねぇ、貴方は何のクラスなの?」

セイバー「……敵である貴方に教えるとでも?」

なのは「私はキャスター……魔術師のクラスだよ」

セイバー「……何のつもりだ?」

なのは「えっとね。貴方と少しお話がしたくて」

セイバー「奴との戦闘に巻き込んでおいて、逃亡が無理だと分かった途端に懐柔か? 都合の良い事だな」

なのは「う”っ……それは、そうだよね……」

なのは「でも……貴方達にも不利な提案じゃないつもりだよ」

セイバー「……言ってみろ。だが、適当な物言いで場を濁そうとすれば、次の瞬間、その首と胴体とは二つに斬り離れているぞ」

なのは(……本気、だね)

なのは(さて、吉と出るか凶と出るか……)

なのは「彼の戦いは見たよね?」

セイバー「ああ」

なのは「私やマスターの技を一度見ただけで学習し、同等に使いこなす」

なのは「そして、あの不死性。確かに一度は倒した筈だけど、簡単に蘇生してみせた」

セイバー「………」

なのは「死をも克服する程の回復力を持ちながら、時間がたつほど強大になる敵」

なのは「この聖杯戦争が長引く程、私達は不利になる」

なのは「何時か、それこそ誰の手にも負えない怪物となるかもしれない」

なのは「だから、提案」

なのは「彼を倒す間だけ、私を君達の同盟に入れてくれないかな?」

セイバー「……!」

なのは「どう? 悪い提案じゃないと思うけど」

セイバー(確かに悪い提案ではない、が……)

セイバー(だが、現時点ならばあの男も倒せぬ敵ではない……こちらにはライダーもいる。わざわざキャスターの手を借りる必要があるのか……?)

セイバー『……サヤカ、アリス、聞こえていましたか?』

さやか『うん……』

愛里寿『……聞いてたよ』

セイバー『彼女の提案、どう判断しますか?』

さやか『……そうだね……』





キャスターの提案(バーサーカーを倒すまで同盟を結ぶ)を受ける? 受けない?


↓3までの多数決で決定

少しお風呂入ってきます。

安価は下でお願いします。

さやか『受けよう、セイバー』

さやか『何だか、あの人はヤバそうだし。戦力があるに越したことはないよ』

セイバー『分かりました』

セイバー「キャスター、貴様のその申し出を受けよう」

なのは「ありがとう……とは言わない方がいいかな?」

セイバー「当然だ。これは戦略上の判断だ。礼を言われる筋合いはない」

なのは「ふふっ、分かってるよ。それじゃあ―――」

セイバー「ああ、奴を倒すぞ。……ライダー!」

ルフィ「ん? なんだ?」

セイバー「奴を倒すまで、キャスターと手を組む事になりました」

ルフィ「えぇー、そいつアリスたちを巻き込もうとしたじゃねえか」

なのは「にゃはは……それに関してはゴメンね」

セイバー「兎も角です。あいつを倒すのに万全を期しましょう」

ルフィ「まぁ、良いけどよ。この戦いが終わったら覚えとけよ、お前」

なのは「うん、分かってる。受けて立つよ」

セイバー「さて、騎士道とは反しますが……」

ルフィ「ぶっ飛ばす!」

なのは(入江さんは置いておいて、と……)

なのは「行こうか、レイジングハート」

桐山「………」


三人のサーヴァントが手を組んだ光景を見ても、桐山は揺らがない。

ただ沈黙でもって、彼等を見詰めるだけ。

彼の周囲に、十数の魔力弾が浮かぶ。

それらは彼の意志に従うように、桐山の周りを飛び始めた。


なのは(射撃魔法のコントロールも覚えたみたいだね……スゴイ才能だ)

セイバー(肉体も魔力で強化している……サーヴァントには及ばないだろうが、それでもこれは……)


魔力弾をコントロールしながら、中国拳法の構えを取る桐山。

その肉体には魔力が漲っており、彼の身体能力を大幅に向上させているのが分かる。



さやか「……愛里寿、何か作戦はないの?」

愛里寿「……そうだね、ここは―――」


1.ライダーを前衛にして、セイバーとキャスターの最大火力で倒す

2.ライダーとセイバーを前衛にして、キャスターの最大火力で倒す

3.自由記載(内容によっては再安価)


↓1

セイバー・ライダー・キャスターVSバーサーカーとなったところで、今日は終了とします。
本日はありがとうございました。
明日夜時間があれば再開したいと思います。

安価は下で。

お待たせして申し訳ありません。
本日19時頃から再開したいと思います。

再開します。

愛里寿(学習能力が抜群に高い相手……驚異的な回復力……)

愛里寿(こちらの手の内を余り見せるのは逆効果。勝負は短期決戦、回復力を上回る火力で一気に……!)

愛里寿『セイバーは高火力の技を持ってる?』

セイバー『……それは……』

さやか【『言っちゃっても大丈夫だよ、セイバー。今は目の前の敵に集中しよう』】

さやか【『それにセイバーならちょっとくらい手札がバレてても勝てるって信じてるし』】

セイバー【『……ふっ』】

セイバー【『分かりました、サヤカ。その期待に必ず応えると約束しましょう』】

セイバー『……持っています、アリス。私の宝具は、殆どのサーヴァントの宝具を上回る力を持つと断言できます』

愛里寿『ありがとう。キャスターは?』

なのは『そうだね。火力には自信あるかな』

愛里寿『そう。……ライダー』

ルフィ『ん? なんだ?』

愛里寿『もう細かい事は言わない。貴方はその方が活きるサーヴァントだって分かったから』

愛里寿『だから―――暴れて、ライダー』

ルフィ『―――おう!』ニッ!


愛里寿『セイバーとキャスターは後方で魔力を溜めて。回復の余地も与えないよう、全力の火力で相手を吹き飛ばして』

セイバー『分かりました』

なのは『了解!』

さやか『がんばれ、セイバー!』

ルフィ「よっし、おまえの相手はおれだな」

桐山「………」

ルフィ「いくぞ、ゴムゴムの~~~~」ダン!


掛け声と共にライダーの姿が掻き消える。

一瞬の後にその姿があったのは、桐山の眼前。

すさまじい速度でもって、ライダーは桐山との距離を詰めた。



ルフィ「~~~~~ブレット!!」


それは桐山をもってして反応しきれぬ速度。

強化された肉体と、中国拳法の技術でもって何とかいなすが、衝撃に身体が浮く。

それ以上踏み込ませまいと射撃魔法をライダーへと殺到させるが、


ルフィ「~~~~~武装硬化! ガトリング!!」


何十にも見える程の連撃でもって、すべてを弾き落とす。

そして、その勢いのままに―――、


ルフィ「~~~~~キャノン!!」


両手での掌底。

桐山も何とか両腕でガードするが防ぎきれず、後方のビルへ凄まじい勢いで吹き飛んでいった。



セイバー(……強い)

なのは(伸びる身体に、それを自在に操るだけの身体能力……正直、クロスレンジじゃやり合いたくないね)

桐山「………」ガラガラ

ルフィ「おっ、タフだなー。おまえ」

愛里寿『そういう相手だから。気を抜かないで、ライダー』

ルフィ「おう!」


再び接近してくるライダーに対し、桐山は―――、


1.防御に専念する

2.回避に専念する

3.自由記載(内容によっては再安価)


↓1

桐山は、回避に専念する。

その学習能力の高さでもって、ライダーの技を見て、針の穴を通すかの如く動きで攻撃を避ける。

勿論、ライダーの熾烈な攻撃を避けきれるものではない。

吹き飛ばされ、傷を負い、その度に『DG細胞』による回復でもって、何とか堪え続ける。

だが、


セイバー(これは―――)

なのは(―――チャンス!)


現状時間を掛けてくれる事は、セイバー陣営達に大きく有利と働く。

互いに魔力を集中させ、己が最大火力に持っていかんとする。

ただ愛里寿は、桐山の行動に対して違和感を覚えた。


愛里寿(セイバー達が魔力を溜めているのは分かっている筈……なのに、わざわざ時間を使うような戦い方を……?)

愛里寿(何か策を考えている…? それとも此方がそう考える事を見越して……?)

愛里寿(この男に対しては現状の作戦がベストな筈……でも……)


桐山の様子に、感情の揺らぎはない。

彼が何を考えているのか、愛里寿であってしてもまるで見抜けなかった。


愛里寿(ここは―――)




【愛里寿が桐山の行動に対して違和感を感じました】
【愛里寿はどうする?】


1.ぶれない。現状の作戦を維持する。

2.作戦を変更する。(変更内容も記載してください)


↓1

申し訳ありません。情報が無い中で安価の自由度が高過ぎましたね…。
上の安価を以下のように変更します。




1.ぶれない。現状の作戦を維持する

2.作戦を変更する。(作戦変更の内容については再度安価選択を実施)

↓1

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