一夏「へ、へぇー。そそそうなのか」
千冬「箒とふたりの子供だ…」
一夏「えっ」
シャル「そういえば姿を見ないなって思ってたけど・・・以外だなぁ」
セシリア「そうですか?私はそれほど意外ではありませんでしたわよ」
セシリア「あんなにキレイな方なんですもの、お相手がうらやましいですわ!」
シャル「それにしてもどんな人なんだろうね、織村先生の相手って」
シャル「ねぇ一夏?一夏なら何か知ってるんじゃない?」
一夏「あああああ、あぁ、しし、知ってるようなそうでないような・・・」
こんな感じですかわかりません
やはり千冬姉は始まってすらいないコンテンツだったのか・・・
しょーがねーな、家に帰ってまだあったらPCから書くからみんな頼むな?
>>58
一夏パパで頼む
それだけ楽しみにしてんだよ言わせんな恥ずかしい
シャル「……それでなの? 最近一夏の目が死んでるのは」
セシリア「一夏さんは、織斑先生の事を大切にされてましたものね……」
セシリア「祝いたい想いと複雑に混ざって、困惑してしまっても仕方ありませんわ……」
シャル「これで一夏は一人かぁ」
セシリア「ええ。荷が勝ち過ぎているかもしれませんが……私が代わりに」
シャル「……一夏が割り切らなきゃいけないことでしょ。素直に祝えるようにならないと、織斑先生が可哀想だよ」
セシリア「それはそうですけど……」
シャル「めでたい事なんだから、それを利用しようとするのは良くないよ」
シャル「励ますのが精々、かな。僕達に出来ることなんて」
姉を見送る一夏とその周り書きたいけど千冬姉のお相手がモブになっちまうじゃねぇか
しえ
まだか
まだ
まだかい
おいおいまだなのか
マーダー
十と百は使わないの
使えないか
まだ待ってるんですがあの
マダー?
シャル「あれ?シュワちゃんは?」
セシリア「産休ですって」
一夏「はぁ・・・どうしよう」
一夏「今更、父親が俺かもしれないなんて言えないし」
一夏「千冬姉は何も言ってこないし」
千冬「織斑」
一夏「はい⁉」
千冬「話があるから放課後に部屋に来い。以上だ」
一夏「⁉やっぱ俺の子なのかな・・・」
シャル「・・・」
見ていた‼
みたいなの書け
セシリア「シャルロットさん?」
セシリア「そんな所で何していますの?」
シャル「わっ‼」
シャル「いや、何でも無いよ」
セシリア「そうですか、では私は部屋に戻りますわ」
シャル (これは他の人に知られるわけにはいかないな)
シャル 「ちょっと一夏にかまかけてみようかな」
シャル「一夏~」
一夏「ん?シャルか。どうしたんだ?」
シャル「一夏って夜に部屋抜け出して何してるの?」
一夏「!?」
一夏「何を言ってるんだよシャル⁉ 俺は最近はそんなことは・・・」
シャル「2ヶ月位前はよく居なくなってたよね?ラウラから逃げてるのかと思ってたけど、本当はどこに行ってたのかな?」
一夏 (シャルにはバレている・・・?)
一夏「なぁ、シャル」
シャル「何かな?」
一夏「誰にも言わないでくれ」
シャル「そんなの当たり前だよ一夏!一夏は僕の秘密もちゃんと言わないでくれたしね」
一夏「ありがとうシャル いや~バレたのがシャルで良かったよ」
シャル「でも一つお願いがあるんだ」
一夏「言ってくれ、できることなら何でもするよ」
シャル「僕と付き合って」
翌日朝食堂
シャル「はい、あ~ん」
一夏「あ あーん」
箒「お前達明後日から何をしている⁉」
一夏「いや これは違うんだよ箒!」
箒「ええい!言い訳は良い 成敗する!」
シャル「ちょっと箒の方こそ、何するの?僕の彼氏に」
箒「は?」
箒「一夏⁉説明しろ‼」
一夏「いや~昨日からシャルと付き合う事になってさ ほら、もう授業始まるぜ!行こうシャル」ダッ
箒「待て一夏!ちょっと説明しろ!くっ」
教室
ざわざわ
一夏「何か騒がしいな」
シャル「一夏と僕が付き合いだしたからじゃないかな?」
一夏「なっ!?もう広まってんのか?」
シャル「昨日ラウラに話したからかなぁ」
一夏「」
シャル「とりあえず授業始まるし席に着こうよ」
一夏「専用機持ちからの視線が怖い・・・」
放課後
箒セシラウ酢豚 「説明!!」
シャル「一夏ぁ 説明してほしいみたいだよ」
一夏(事を荒立てればシャルバラされてしまう・・・)
一夏「俺はシャルの事が好きなんだ この説明じゃ駄目か?」
箒セシラウ酢豚「うっ」
セシリア「何という直球ですの」
ラウラ「シャルロットなら仕方ないシャルロットなら仕方ないシャルロットなら仕方ない」
鈴 (一夏がいきなり恋愛に目覚める筈がない これはシャルロット・・・怪しいわね)
箒「シャルロットの事がすき・・・」
シャル「じゃあ僕達これから二人で用があるから じゃあね」
一夏「すまん またな」
シャル「じゃあ一夏の部屋に行こっか」
一夏「良いけど、何するんだ?」
シャル「一夏が織斑先生にしたのと同じ事してもらおうかと思って」
一夏「同じ事って それは・・・」
シャル「僕も生で大丈夫だよ 一夏なら」
一夏「うっ うわぁー」ダッ
シャル「あっ!待って一夏!一夏~」
一夏 (駄目だ昔の優しかったシャルじゃない 他の専用機持ちに本当の事話して助けてもらうか・・・誰にしよう)
一夏「シャルですら暗黒面に落ちたんだ、ハートがタフな奴じゃないと・・・」
シャル「いちかくん?」
一夏「!?」
シャル「何で逃げるのかな?僕はただ一夏が好きなだけなのに 好きだから卑怯な手を使ってでも一夏と一緒に居たかっただけなのに!」
一夏「シャル・・・」
一夏「すまん、お前は俺の事好きだったのか?」
シャル「気付いてなかったの?」
一夏「あぁ 気付いてやれなくてごめんな そうまでしてくれるシャルの事 俺も好きだ 秘密とかの話は無しにして俺と付き合ってくれ」
シャル「一夏・・・うん ありがとう」
一夏「じゃあ えっと俺の部屋行くか?さ 今ならさっきの要望にも喜んで答えるぜ」
シャル「もぅ 一夏のえっち」
シャル (計画通り・・・)
シャル「じゃあシャワー浴びて来るね」
一夏「あぁ」
シャル (チョロい奴 今日は危険日だし既成事実を作りさらに子供まで作れば一夏は完全に僕の物になる)
シャル (織斑先生のお腹の子供は産めないだろうしね、一夏の子供ですなんて言える筈無いし他に男っ気もゼロときた 怪しまれるのは一夏になるんだし)
シャル (まぁ心配無いか)
一夏「シャルーやけに長いな どうかしたか?」
シャル「いやなんでもないよ 始めてだから緊張しちゃって・・・」
一夏「俺が始めてで良いのか?」
シャル「一夏じゃないと嫌なんだもん・・・」
一夏 (かっ 可愛い)
バン
一夏 シャル「!?」
鈴「一夏!騙されないで シャルロットは何か企んでるわよ!」
一夏「鈴!?いきなり何言ってるんだ?」
ラウラ「シャルロット・・・お前がデュノア社からの命令で特異タイプである織斑一夏との子供を孕んだまま帰国し、生まれた子供を実験に使う計画は既にこちらに漏れている・・・」
ラウラ「何故だシャルロット!?幼い頃から実験や訓練をしてきた私という存在を見ておきながら何故 子供を実験になど・・・」
シャル「くくく はっはijgapudgtgagmd」
シャル「バレちゃ仕方ね~よな~ おめ~みて~な試験管ベビーの事なんか気にかけるわけね~だろうがよ」
ラウラ「なに・・・」
シャル「織斑一夏の情報を盗むのが失敗に終わったからって、そこで僕の役目が終わるわけね~よなぁ? 織斑一夏を落として子供作って貴重な被検体のできあがりって計画がパーじゃねぇか 」
シャル「被検体がいくらで売れると思う?デュノア社を立て直せるんだよ!」
一夏「シャル・・・お前は・・・」
シャル「一夏~僕の事助けると思って一緒にフランスに来てくれないかなぁ?」
一夏「ふざけんな!くそっ俺はこんな奴に」
シャル (どいつもこいつも言っても分からぬバカばかり しかしこの状況はマズイな ひとまず逃げー ⁇⁇ゴト
千冬「罪人 シャルロット デュノアは処刑した」
BADEND
すまん始めてなのはシャルじゃなく俺だったんだ
まぁ>>90を待とうぜ
一夏「はぁ…、まさか千冬姉が…、どうすればいいんだ?」トボトボ
シャル「一夏ぁ、ちょっといいかな?」
一夏「シャ、シャル!?」ドキッ
シャル「織斑先生の事なんだけどね?今話せるかな?」
一夏「あ、あぁ、実は、ちょっと今から用事があるんだ!またな!」ダッシュ
シャル「い、一夏!?ちょっと待ってよ!」ポツーン
一夏「はぁはぁ、まずいな…」
サーセン、昨日書くって言って急用がてきたんだ書けなかったです
シャル「一夏と話そうと思ったら逃げられちゃったよ」ハァ
セシリア「お姉さんである織斑先生が妊娠されて複雑なんでしょうか?」
「二人っきりのご家族ですから、いろいろ思うところもあるのでしょう」
シャル「うーん、でもなんか様子がおかしいんだよなね…」
セシリア「どういうことですの?」
シャル「なんて言うか、こう隠し事をしているような…」ウーン
セシリア「え?つまり私たちには話せない何かがあるのでしょうか?」
鈴「ちょっと二人して何してんの?」
セシリア「あら、鈴さん、ちょっと織斑先生の事で」
鈴「あぁ、千冬さんが産休ってやつ?本当にビックリよね」
シャル「そうだよね、こんな事言ったら失礼だけど男っ気まったく無かったし」ハハハ
鈴「そうよねー、昔っから男の雰囲気なんてなかったしね」
「まぁ千冬さんに手を出せる男なんていなかったんだろうけどね」
セシリア「そういえば鈴さんは先生の昔を知ってるんでしたわね」
鈴「まぁそこまで親しかった訳じゃないけどね」ハハハ
(実際、怖くてそれどころじゃなかったしね…)
鈴「まぁそれで一夏に相手の事聞こうとしてるんだけど」
シャル「…」
セシリア「…」
鈴「二人とも急にどうしたのよ?」
シャル「実はさっきね…」
かくがくしかじか
鈴「…なんか、怪しいわね…」
シャル「やっぱり鈴もそう思う?」
鈴「まぁ伊達にアイツの幼馴染みはしてないわよ」
セシリア「でも一夏さんは一体何を隠してるのでしょうか?」
鈴シャル「うーん…」
シャル「やっぱりお姉さんを取られて悔しい、って事かなぁ?」
鈴「そうね、あいつって千冬さんにベッタリだし」
セシリア「そ、そうですわよね」
三人(まさか姉弟って事はないよね…)
ラウラ「ちょっといいか?」
三人「!?」ドキッ
ラウラ「教官がご懐妊されたと聞いてな、入院先を知りたいのだが誰か知らないか?」
セシリア「い、いえ、あいにく存じ上げておりませんわ」
シャル「ぼ、僕も知らないよ」
鈴「あ、あんたも知らないの?」
ラウラ「うむ、山田教員に聞いてもはぐらかされてな、嫁は嫁で逃げられてな」
「まぁもとモンドグロッソ優勝者の事なので箝口令が敷かれてるのかも知れんがな」
シャル「ラ、ラウラ、一夏はどんな様子だったの?」
ラウラ「嫁か?何か焦っていたようだったが、それがどうした?」
シャル「うーん、なんか怪しいかなって…」
セシリア「ええ、その隠し事をしているような…」
鈴「アイツは隠し事するの下手だしね」
ラウラ「そういえば、何かブツブツ言いながら俯いていたな…」
一夏「はぁ…、まずいまずいまずい…」
4ヶ月前
千冬「織斑、今日の夜は暇か?」
一夏「はい、夜は空いてますが?」
千冬「では今日の夜に私の部屋まで来い」
一夏「?、わかりました」
(マッサージかな?)
夜
コンコン
一夏「失礼します」ガチャ
千冬「おあ、来たか、まぁ座れ」
一夏「失礼します、ところで今日はどうしたんですか?」
千冬「うむ、今は姉として話しているからそうかしこまるな」
一夏「そっか、いきなり呼び出されたからビックリしたよ」
千冬「ふん、何かやましいことでもあるのか?」ニヤ
一夏「あ、あるわけないだろ!んで話ってなんだよ?」
千冬「いや、お前はあの五人の事をどう思っているのか確認しておこうと思ってな」
一夏「どうって、別に普通だけど…?」キョトン
千冬「ほう…、つまりまだ誰とも特別な関係になってないと?」
一夏「あ、当たり前だろ!」
千冬「あいつらも見た目が悪い訳ではあるまい、性格も特に問題あるまい」
「そんな状況で手を出さんとは姉としては少し心配だな」
一夏「いや、そんな心配をされてもな…」
千冬「まさか、お前ホモか?」ニヤニヤ
一夏「な、何言ってんだ!?そんなわけないだろ!」
「俺はそういうのがまだよくわからないんだよ!」
千冬「ほう…、なら私が教えてやろう?」
一夏「はぁ!?千冬姉だって色恋沙汰はからきしじゃないか?」
千冬「相変わらず鈍いな、そういうことではない」
一夏「ん?どういうことだよ?」
千冬「こういうことだ!」ガバ
一夏「ち、千冬姉!何してんだよ!?」
千冬「出来の悪い弟に付き合い方と言うものを教えてやろうと言うのだ、感謝しろ」
一夏「はぁ!?だからってこんな…ウプッ」
(んな、キ、キスされてる!?)
千冬「ふふふ、ファーストキスはボーデビッヒにだろうが筆下ろしは私が…」
一夏「な、何言ってんだよ、早く離せ!」
千冬「そういうが下は元気だな?」ニヤニヤ
一夏「うっ…」一
名前間違えてるorz サーセン
千冬「体は正直だな?」ニヤニヤ
一夏「そういう問題じゃない!」
千冬「黙って姉の言うことを聞け!」
一夏「姉弟だから抵抗してるんだろ!」
千冬「黙れと言っている」ギロッ
一夏「ひっ!」ビクッ
千冬「よろしい、では」アーン
現在
一夏「まさかあれで妊娠するなんて…」
「どんだけ命中率いいんだよ…」ハァ
「でも千冬姉が初めてじゃないのは以外だった…」
コンコン
一夏「!?、は、はい!」
箒「一夏、入るぞ」ガチャ
一夏「よ、よう、どうしたんだ?」
箒「あぁ、千冬さんが産休しているだろ?」
「だからお祝いがてらお見舞いに行きたいのだ、昔から世話になってるからな」
一夏「あ、あぁその事か…、実は俺も入院先は知らないんだ」アセアセ
箒「む、そうなのか?なぜだ?」
一夏「な、なんか箝口令がなんとかでだな…」
箒「うーん、千冬さんは有名人だからな、仕方がないかもしれん」
「ところでお相手はどんな方なのだ?あの千冬さんの相手だ、気になるのだが」
一夏「し、知らない!」
箒「む?何を言っている?一夏の義兄になる人を知らないわけないだろう!?」
(も、もしかしたら、わ、私の義兄となるかも知れないのだし…)
一夏「し、知らないてっていってるだろ!」
箒「な、何をそんなにムキなっている?」
一夏「い、いいから!とりあえず今日は帰ってくれ!」
バタン
箒「な、何を怒っているのだ?」キョトン
一夏「あーまずい、これは本格的にまずい…」
「しかし千冬姉も千冬姉だ、いきなり入院だなんて、前もって言ってくれりゃ俺も少しは準備出来たのに…」
(千冬「一夏、私は明日からしばらく入院するからな!」)
一夏「だもんなぁ、気にしてなかったが昨日いきなり産休なんて話を聞いたら俺だって焦る」
一夏「いつまでま隠せないしどうすればいいんだよ…」
「俺の子供かぁ…」
廊下
箒「うーん、一夏め、あんなに怒る事なからう」ブツブツ
「千冬さんを取られて嫉妬しているんだろうか…」ブツブツ
シャル「あれ?箒、何してるの?」
箒「ん?シャルロット達こそこんなところでどうしたんだ?」
鈴「いや、千冬さんの事でちょっとね?」
箒「そうか、実は私もその件で一夏に会って来たんだが、どうも怒らせてしまったようなのだ…」
「だから暫くそっとしておいた方が…」
シャル(やっぱり…)
鈴(なんか…)
セシリア(あやしいですわ…)
ラウラ(まさかホントに…)
シャル「ねえ、箒?今から時間あるかな?」
箒「ん?時間ならあるが?特訓か?」
鈴「会議よ!」
箒「?」
セシリア「さぁとにかく行きますわよ!」ガシ
ラウラ「そうだな、では私とシャルロットの部屋へ」ガシ
箒「い、いったい何なのだ?」ズルズル
エロはすいません、近親はなんか想像力の限界で
あと少し休憩します
シャル&ラウラ部屋
箒「で?一体何の会議だ?千冬さんのお祝いの計画か?」
鈴「残念だけど違うわ」
箒「ではなんだ?」
セシリア「箒さんは何か違和感を感じませんの?」
シャル「織斑先生の妊娠と一夏の態度についてね」
箒「一体何を言っている?」
ラウラ「つまり二人が男女の営みをしたかもしれんと言うことだ」
箒「!?、な、何を言っている!?まさか、一夏が、き、き、近親相姦など…」
鈴「でもあんた、あの千冬さに認められる男を想像できる?」
箒「そ、それは…」
ラウラ「教官が我が国にいるに近付いた男は数え切れないが…、結果は凄惨なものだった…」
シャル「聞きたいような、聞きたくないような…」
ラウラ「とりあえず無傷な奴など皆無だったぞ」
四人(うわぁ…)
ラウラ「とにかく、嫁の態度もおかしい、可能性は否定は出来ない」
シャル「臨海学校の時に一夏が織斑先生の水着にうっとりしてたのももしかしたら…」
セシリア「私達がお二人の部屋を後にしてからは二人っきりなわけですし…」
鈴「あの時『奪ってみろ』って言ってたわよね…」
ラウラ「それはつまり二人は既にもうそういう関係だった、と言うことか…?」
箒「お、お前達!それは考えすぎだ!」
シャル「でもそう考えると僕たちにあえて宣戦布告をするために部屋入れたって事になるよね?」
ラウラ「教官ならばあり得るな」
セシリア「そして絶対に負けない、という自信もおありでしょうし」
鈴「悔しいけど千冬さんに勝てる気がしないしね」
箒「た、たしかに…」
ラウラ「問題はどうやって事実を確認するかだ」
セシリア「そうですわね、ラウラさんの話では山田先生も使えませんし」
鈴「あのボーっとした人ですら隠すくらいだから他の先生も駄目ね」
シャル「となるとやっぱり…」
箒「一夏に直接聞くしかないな…」
一夏部屋
一夏「しかし、俺にすら入院先を教えないって千冬姉も酷いよな…」
「まぁ職場なついて何にも話さなかった位だからな…」
「いや、しかし今回はそんなレベルの話じゃないよな、姉弟で妊娠だし…」
「やっぱり男としてけじめをつけないと…」
コンコン
一夏「?、はい」
ガチャ
五人「……」ゾロゾロ
一夏「え?みんなどうしたんだ?」汗
ラウラ「一夏!貴様、何か隠していないか?」
一夏「な、何を言ってるんだ?ふ、夫婦の間に隠し事があるわけないだろ?」アハハ
セシリア「あら、その割には顔色が優れませんわよ?」
一夏「せ、セシリアまで何を言ってるんだよ?」
シャル「織斑君?隠しても無駄だよ?」ニコ
一夏「シャル、声が笑ってないぞ?」
鈴「一夏ぁ、幼馴染みに嘘はいけないよ?」
一夏「だ、だからなんの事だ?」
箒「時に一夏、貴様まだ経験はないのか?」
一夏「!」
「な、なんの経験だ?」
ラウラ「とぼけるな!男女の交わりの事だ!」
一夏「あ、あ、あるわけないだろ!女子がそんな事を聞くんじゃない!」
ラウラ「健全な高校生なら男女関係なく興味はあるものだ」
「特にセシリアなど、かなり過激な下着をつけている!」
シャル「え?そうなのセシリア?」
セシリア「ら、ラウラさん!」
鈴「そういえば臨海学校の時かなり際どいの着てたわね」
箒「織斑先生にばれたやつか?あれはまぁ大人の下着だったな…」
セシリア「み、皆さん!私の下着はどうでもよいでしょう!今は…」
ラウラ「そうだったな、今の問題は一夏、お前だ!」
一夏「だ、だから俺が何を隠してるってんだよ?」
ラウラ「教官の事だ」
一夏「うっ…」
鈴「やっぱりなんか怪しいわね…」
シャル「一夏?織斑先生の産休について何か知ってるんでしょ?」
箒「そうだ!さっきの態度は明らかにおかしかったからな!何を隠している!?」
セシリア「一夏さん、ここはもう素直にお認めになった方がよろしいんではなくて?」
一夏「うぅっ…」(言えない!まさか千冬姉が俺の子供を身籠ってるなんて…)
今から会社に戻るんで暫く空きます
もしだれか書くなら構わないです
これはあれか? 一夏が認めるが実は違う理由で入院してたってやつか?
>>261ネタバレしたぁwwww
考えてたのはそんな感じだけど書いて良いの?
一夏(いや!これは誤魔化すしかない!)
一夏「みんな何を勘違いしてるんだ?俺が千冬姉と?あるわけないじゃないか!」
箒「だがお前の態度は明らかに動揺していたではないか?」
鈴「そうよ!第一、あんたは昔っから隠し事ができないんだから!」
一夏(うっ、幼馴染み二人に言われると厳しい…、だが負ける訳には!)
一夏「それは二人の妄想だろ?俺は後ろ指を指される様なことはしてない!」
セシリア「なら、織斑先生の入院先はどちらなのですか?」
一夏「それは俺も知らない、入院を聞いたのも入院しする前日だったし…」
シャル「じゃあ妊娠の事は?」
一夏「それだって昨日、初めて聞いたんだ」
ラウラ「ほう、ではなぜあんなに憔悴していたのだ?」
一夏「そ、それは…」
五人『それは?』
一夏「ち、千冬姉が俺にすら妊娠を黙っていた事に対しての戸惑いとかからだ…」
「たった一人の家族に隠し事されてたらそうなるだろ?」
箒「ま、まぁ分からなくもない、な」
鈴「た、たしかに…」
一夏(ん?これは行けるか?)
一夏「ただそれが皆に知れたらシスコンみたいで恥ずかしかったから、ついあんな態度に…」
ラウラ「そ、そうなのか?」
一夏「そうだ!ただでさえ同じ学園で生活してるのにシスコンなんて見られたら恥ずかしいだろ?」
セシリア「い、一夏さんにそんな回りの目を気にする様な感覚がありますでしょうか?」
シャル「たしかに唐変木オブ唐変木ズの一夏がそれは…」
一夏(ん?唐変木?なんの事だ?まぁ後少しで押しきれそうだな)
一夏「いや、気にするだろ、第一そんな噂が立ったら千冬姉に俺が殴られる!」
五人(たしかに…)
一夏「だからそういう事で、納得してくれ…」
箒「う、疑って悪かったな…」
鈴「あ、あんたがはっきり言わないからいけないのよ」
シャル「そ、そうだよ、相談してくれれば良かったのに…」
ラウラ「すまんな嫁よ、私が少々勘違いしていたようだ」
セシリア「ま、まぁお気持ちは分からなくもないですわね」
一夏(ふぅ…、なんとか乗りきった…)
一夏「そういうわけだから、少し落ち着くまて一人にしてくれないか?」
箒「わ、わかった、では今日は失礼しよう」
シャル「そうだね、一夏、ごめんね?」
一夏「いや、いいよ、気にしないでくれ…」
鈴「じゃあ、私達帰るけどあんたも少しは相談位しなさいよね?」
一夏「あぁ、わかった、皆に悪かったな…」(やっと解放される…)
束「いっくーん!」ガチャ
一夏「!?」
束「やぁやぁ、いっくんに箒ちゃん!」
一夏「た、束さん?どうしたんですか?」
箒「ね、姉さん、どうしてここに…」
束「んー?それは勿論、大切なチーちゃんが入院したって聞いてねー、いっくんを拉致…じゃなくて連れてお見舞いに行こうと思ったのだよ♪」
箒一夏(今、拉致って言わなかったか?)
セシリア「束博士は織斑先生の入院先をご存知ですの?」
束「ん?君は誰だい?今、束さんはいっくんと箒ちゃんと話しているのだから邪魔しないでくれるかな?」
箒一夏(そして相変わらず他人に興味がないんだな…)
一夏「でも束さんはホントに知ってるんですか?千冬姉の入院先?」
束「ふっふーん!私は天才束さんだよ?分からないわけないよ!」
一夏(こ、これはまずい!)
一夏「で、でも今はお見舞いに行くのはちょっと…」
束「へ?なんでなんで?そんな事言ったらちーちゃん寂しがるよ?」
一夏「いや、今は何となく行きたくないんです…」
束「またまたぁ、いっくんは恥ずかしがりやさんだねー」
箒「いや、姉さん、今、一夏はホントにその、悩んでいるようで…」
束「え?そうなの?うーん、いっくんは一体何に悩んでるんだい?」
一夏「いや、隠れて入院してるのにお見舞いに行ったら迷惑なんじゃないかと…」
束「そこにいきなり突撃してこそ楽しいんじゃないのかい?」
一夏「いや、そんな事したら千冬姉に殺されますよ?」
束「そんな事ないよー、ちーちゃんをビックリさせようではないか!」
箒「姉さん!今、千冬さんを驚かすのは不味いんじゃないですか?」
束「へ?なんでなんで?」
箒「なんでって、妊婦にあまり強い刺激を与えるのは不味いんじゃないですか?」
束「え?箒ちゃん何を言っているんだい?妊婦?誰が?」
全員「?」
一夏「え?だから千冬姉は産休で…」
束「二人とも何を言ってるんだい?ちーちゃんは切れ痔がひどくなってこっそり入院したんだよ?」
全員「!?!?!?!?」
箒「切れ痔?」
束「そう、切れ痔、色々ハッキングしてたらわかったんだけどね、ブイブイ♪」
「さすがに切れ痔で入院じゃあ恥ずかしいから皆には隠したんじゃないかな♪」
一夏「え?」
箒「え?」
鈴「は?」
シャル「あ、あはは…」
ラウラ「…」
セシリア「まぁ…」
束「だから驚かすのになんの遠慮も要らないのだよ♪ではでは行こうか二人とも!」
シャル「じゃ、じゃあ僕たちは失礼しようかな…」
鈴「そうね、あんまり大勢で行っても失礼だし」
セシリア「そうですわね、箒さんに代表でお願いして…」
ラウラ「うみ、教官に宜しく伝えてくれ」
箒「え?そんな、私も虎穴に入りに行くような事はしたくないのだが…」
病院
ガチャ
束「ちーちゃーーん!」
千冬「な、束!?何故ここに!?」
箒一夏「失礼しまーす…」
千冬「お前達まで!?何故ここがわかった?」
束「ふっふーん、束さんに不可能はないよ?」
千冬「き、さ、ま、かー」ガシッ
束「ちーちゃん!相変わらずのアイアンクロウだねー、でもあんまり力むとお尻が大切な事になるよ?」
千冬「…束?その事を他に喋ったか?」
束「箒ちゃんといっくんと、あといっくんの部屋にいた金髪二人とも銀髪とツインテールの子達は聞いてたよ?」
千冬「そうか、ここの二人の口止めは当然として…、後はわかっているな二人とも?」
箒一夏「は、はい!」ビクビク
数十分後
束「じゃあちーちゃん、お尻に気を付けて気をつけてね♪」
千冬「わかっている…」ハァ
箒「では、織斑先生、これで…」
千冬「あぁ、篠ノ之、わかっていると思うが…」
箒「はい!大丈夫です!」
千冬「あー、一夏?お前は少し残れ」
一夏「?わかった、じゃあな箒、また学校で」
束「いっくん?束さんにはあいさつはないのかな?」
一夏「あ、すいません、束さんもお気をつけて…」
束「うんうん、よろしい♪では♪」
ガチャ
一夏「」
千冬「」
一夏「千冬姉?なんで黙ってたんだ?心配したんだぞ?」
千冬「ふっ、心配と言うのはなんの心配だ?」
一夏「え?そ、それは…」
千冬「その様子だと、私が誰かの子供を孕んだのではないかと思っていたようだな?」
一夏「まぁ…、この前のあれがあったから…」
千冬「安心しろ、妊娠はしていない」
「だが、今回の入院に関係なくもないがな…」
一夏「え?」
千冬「あの時入れたのは後ろの方だったからな」ニヤ
一夏「は?」
千冬「ん、んん!まぁ貴様の物が思いの外大きくてな?それで今回の入院になったのだ」
「まぁ、そういうことだ、だからお前はまだ一応は童貞だ、安心しろ」
一夏「はぁ?つまり俺の初体験はア○ルセックスと言うかとか?」
千冬「厳密に言えばセックスはちゃんとしたところでしなければ認められないからそれは違うから安心しろ?」
「あれはお前をからかっだけだ、それに私もまだ処女だ、初体験が弟と言うのは避けたい」
一夏(俺は一体なんのために悩んでたんだ?)
「じゃ、じゃあ俺はまだ童貞のままだと?」
千冬「一応な…、早く相手を見つけておけ、あと変な勘違いをするなよ?」
一夏「わかりましたよ、じゃあ千冬姉もしっかり治せよ?」
廊下
一夏(はぁ、一体なんだったんだ?)
(もう今回みたいな騒ぎは遠慮したい…)
(でも、交わったのは事実だし…、やはり責任を取るべきだよな…)
(千冬姉は勘違いするなと言ったけど、俺はやっぱり…)
(千冬姉が好きなんだ、一人の女として…、ならやることは決まってる!)
「ちゃんと気持ちを伝えよう!」
ガチャ
一夏「千冬姉!」
千冬姉「…」
看護婦「…」
一夏「あれ?なんで裸で四つん這いになってるんだ?」
看護婦「えっとお薬を…」
千冬「………一夏?」ゴゴゴ
一夏(そこに鬼がいた、冗談ではなく紛れもない鬼が…、そして俺は自分の行動を後悔した)
(やはり姉の言うことは聞いておくべきだったと…)
(ぐふっ………)
おしまい
中途半端ですけど、もうネタが続きません
途中から受け継いだんで>>1の思わくとだいぶ違うと思いますが
こんなんで勘弁してください
では俺は飲みに行ってきます!
あ
>>312-320
寸止め?
一夏「まさか切れ痔だったなんてなぁ……」
箒「う、うむ……やはりストレスでもあったのだろうか?」
一夏「えっ?」
箒「あの千冬さんと言えどやはり人間だしな。うむ。すこし驚いたが、安心もした」
一夏「あ、あぁ、そうだな……これからはあんまり千冬姉に迷惑かけないようにしないとな」
箒「うむ。精進せねばなるまい」
一夏(結果上手く誤魔化せたの、か……?)
箒「と、ところで一夏。ものは相談なのだが」
一夏「なんだ?」
箒「千冬さんを安心させるため、お前もそろそろ……だな、その、コホン。
一人に決めてしまった方が良いんじゃないか?」
一夏「ん? 何の事だ?」
箒「だ、だからその……私と……」
鈴「何の話してんのよ、一夏! 箒!」
一夏「どわっ!」
箒「り、鈴!」
セシリア「おかえりなさい、一夏さん、箒さん」
シャル「2人ともお疲れ様」
一夏「ああ、ただいま」
ラウラ「それで、教官はどうだった?」
一夏「いや、まぁ、普段通り、かな?」
箒「そうだな。うちの姉さんにアイアンクロー食らわせてたしな」
鈴「千冬さん……病人でも敵に回したくないわ……」
セシリア「まぁご病気ですが、お元気そうで何よりですわね」
ラウラ「そうだな」
シャル「それじゃ皆で食堂行こうよ。もうすぐお夕飯の時間だよ」
一夏「あぁそうだな、なんかホッとしたら腹減ったぜ」
一夏(……ふぅ、もう誰も変に探ってこないし、もう大丈夫だろ)
数日後
ラウラ「教官! 退院されたのですか?」
千冬「あぁ、昨日な」
一夏「ちふ……織斑教官……」
千冬「なんだ、織斑?」
一夏「いえ、その……退院なら教えてくれれば……」
千冬「ふん。私も大人だからな。出来の悪い生徒の手を煩わせるような真似はせんよ」
一夏「煩わせるって、そんな」
山田「織斑先生、ちょっと良いですか?」
千冬「ん? あぁ、大丈夫だ。それではしっかり勉学に励めよ」
ラウラ「はっ!」
一夏「……はい」
一夏(ちぇっ……なんだよ……)
千冬(やれやれ……一夏め)
(煩わせるって、そんな)
千冬(……良い顔をする……)
千冬(アイツは昔から、身内には情の厚いところがあるヤツだったからな)
千冬(そういう所にアイツらも惚れた、ということか……)
千冬(……チッ、織斑千冬。貴様なにを考えている……)
山田「あ、あの、織斑教官?」
千冬「ん? なんだ?」
山田「今の話、聞いてました?」
千冬「あぁ、叔母さんの持ってきたお見合い話が断りづらくて難儀している、だったかな」
山田「そうなんですよー。もう私はまだそんな年じゃないのに……」
千冬(一夏、か……)
山田「それでですね、なんとかして口実を」
千冬「ん」
山田「? 織斑先生、どうかしたんですか?」
千冬「ああ、すまない、山田先生。薬の時間だ」
山田「そうなんですか……わかりました」
千冬「すまないな。また後で続きはゆっくり聞くとしよう」
山田「は、はい!」
千冬(さて……自分一人でやるのは初めてだな)
千冬(……こんな姿、人には見せられん)
シャル「一夏っ! 危ない!」
一夏「うおっ!?」
鈴「くらえっ!」
セシリア「そこですわっ!」
ラウラ「はぁぁっ!」
箒「せやぁっ!」
一夏「ぐあぁっ!」
シャル「だ、大丈夫!? 一夏!?」
一夏「い、今のは効いたぜ……」
シャル「あぁっ、血が出てる!」
鈴「ええっ!?」
箒「だ、大丈夫か?」
セシリア「わ、私が保健室にご案内して差し上げます!」
ラウラ「そういう事なら夫である私の責任だな」
一夏「いや、良いって良いって。かすり傷だし一人で行ってくるよ」
シャル「で、でも」
一夏「みんなの訓練の時間削るのも悪いしな」
鈴「むう」
一夏「さっさと行って戻ってくるからさ」
箒「そこまで言うなら……」
ラウラ「気をつけて行ってくるのだぞ」
一夏「大げさだな……」
セシリア「何かあればすぐ呼んでくださいましね?」
一夏「あ、あぁ」
一夏「さすがに1対4は厳しかったか……良い回避の訓練になるかと思ったんだが」
一夏「あっと、保健室はここか」
一夏「失礼しまーす」
千冬「!?」
一夏「ち、千冬姉……!?」
千冬「………………」
一夏「………………」
千冬「………………」
一夏「……えーと……」
千冬「………………が」
一夏「が?」
千冬「学校では織斑教官だ」
一夏「いや、座薬片手に下半身半裸姿で言われても」
千冬「…………一夏」
一夏「は、はい」
千冬「死んでみるか?」
一夏「ごっごごごごごめん!!!」
一夏「っていうか何やってるんだよ!」
千冬「知らんのか? 切れ痔の薬は座薬だ」
一夏「あぁ、そうなのか……で?」
千冬「で、とはなんだ。今から入れようとしてたに決まっている」
一夏「あ、あぁ、そうか。そうだよな。そりゃ見れば分かるよな」
千冬「全く……分かったならさっさと出ていかんか、バカ者」
一夏「で、でもなんか苦労してるみたいだけど……」
千冬「……まぁな。流石に座薬を自分で挿した経験はないからな」
一夏「よ、良かったら、お、おお、俺がやろう、か?」
千冬「な……」
一夏「ひひひひとりでやるより、楽だと思う、から」
千冬「……」
一夏「……」
千冬「わかった、任せる」
一夏「!」
んじゃ終わりにするから誰か引き継ぐか
>>301から続けてくれさい
いや自分でも遅すぎるなって思ってたんだよ・・・文才ねえし
一夏「じゃ、じゃあ、こっちにお尻向けて……」
千冬「ああ、わかった」
一夏(なんでこんなポーズを簡単にできるんだよ)
一夏(恥ずかしがってるこっちが馬鹿みたいだ)
千冬「おい、一夏」
一夏「なっ、ななになんだよ?」
千冬「貴様まさか、実の姉の尻を見て興奮しているのではあるまいな?」
一夏「なぁっ!?」
千冬「まさかだよな? いくら年頃と言ってもそこまで節操なしではなかろう?」
一夏「ぐうっ」
千冬「ましてやこれは正当な医療行為だ。不埒な思いを抱くような事はないと思うのだが」
一夏「う、ううっ」
千冬「ん? どうなんだ、一夏?」
一夏「そ、そそそんな訳、ないだろ……」
シャル「うーん、一夏大丈夫かな」
箒「か、かすり傷だと本人も言っていたし大丈夫だろう」
鈴「まぁ、一番一夏がダメージを受けたのは箒の攻撃よねー」
箒「な、なんだと!?」
セシリア「残念ですがやはり第四世代、紅椿の性能が一枚上ですからね」
箒「あうあう」
シャル「やっぱり僕、ちょっと様子見てくるね」
箒「それなら私も!」
セシリア「でしたら私も!」
鈴「あれ、ラウラは?」
シャル「ま、まさか一人だけ抜け駆け!?」
鈴「おのれー!」
一夏(くっそー、こらえろこらえろ!心頭滅却すれば千冬姉のお尻もまた涼し!)
一夏(観自在菩薩行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄……)
千冬(くくっ、なんという顔をしているのだ……まるでゆでたエビのように真っ赤ではないか)
千冬(やはりこの弟はからかってその反応を楽しむに限る)
千冬「ほら、一夏、どうした。早くせんか。風邪をひいてしまうだろう」
一夏「あぁ、わ、わかったよ……じゃあいくぞ」
千冬「うむ。手早く頼む」
一夏「お、おう……あ、あれ?」
千冬「どうした? 入ってこんぞ」
一夏「ち、千冬姉、もうちょい力抜いてくれ。これじゃキツすぎて入らねえ」
千冬「ん、そうか……すまんすまん……」
一夏「じゃ、改めて……いくぞ……」
千冬「うむ……は、入ってきてる……」
ラウラ「嫁ええええええ!! 何をしているうううううううううううう!!!」
一夏「」
千冬「」
ラウラ「」
鈴「こ、コラー! ラウラ! アンタなに抜け駆け……し、て……」
シャル「もう、抜け駆けはダメって言った……でしょ……」
箒「み、みんな、一体どうした……」
セシリア「ハァ、ハァ……皆さん早いですわ……」
一夏「」
千冬「」
箒「」
セシリア「」
鈴「」
シャル「」
ラウラ「」
千冬「……」
一夏「ち、千冬姉……?」
千冬「く、クク……貴様ら、祈りは済んだか?」
セシリア「ヒッ」
千冬「このような痴態を見て、生きて帰れるとはよもや思うまいな」
鈴「」ブクブク
千冬「ハァァッ!」
箒(し、死んだ!)
シャル(う、動けない!)
ラウラ「くぉぉっ!」
シャル「ラウラ!?」
ラウラ「きょ、教官と言えど、AICは有効なはず……!」
一夏(は、早い……!)
ラウラ「きょ、教官、落ち着いてください!」
千冬「ボーデヴィッヒ……今の反応は素晴らしかったぞ」
ラウラ「お褒めに預かり光栄です……」
千冬「だ、が、な」
ラウラ「なっ……」
シャル「シュヴァルツェア・レーゲンのAICの中で、う、動いて……」
千冬「AICの効果は貴様の集中力と比例するからな……」
ラウラ「う、うあ……」
千冬「小娘が……私のプレッシャーをいつまで受けきれるかな?」
ラウラ「ぐっ、うわああああ!」
シャル「ラウラーーーー!」
箒「……はっ」
一夏「箒、目が覚めたか……」
箒「い、一夏……? 私は一体……ここは……保健室か?」
一夏「あぁ。もしかして、覚えてないのか?」
箒「いや、なにがなんだか……痛っ」
一夏「お前達、訓練中に無茶しすぎだぞ。あんな大爆発を起こすなんて……」
箒「訓練……? だ、ダメだ。何も思い出せない……」
一夏「ひどい爆発だったみたいだからな……」
箒「セシリアに鈴、シャルロットにラウラまで……?」
一夏「あぁ……俺はその場にいなかったから難を逃れたけどな」
箒「そうだったのか……も、もしかして今まで看病を……?」
一夏「ま、まぁな。やっぱ心配だったし……」
箒「そ、そうか……心配だったか……私のことが……」
一夏「え? あ、まぁ、箒の事がっていうか皆の事が……」
箒「……」
箒「お前と言うやつは……」
セシリア「……ん」
鈴「な、なぁに……?」
シャル「一夏……?」
一夏「おお、皆も目が覚めたか……」
箒「いや、ラウラがまだだ」
一夏「ラウラが一番爆発に近かったらしいからな」
シャル「ば、爆発? 僕たち爆発に巻き込まれたの!?」
鈴「……頭が痛くて何が起きたのか思い出せないんだけど……」
セシリア「ううっ……こめかみが……痛いですわ……」
一夏「……すまない、みんな」
箒「なんで一夏が謝るんだ?」
一夏「俺、皆の事、守れなかった」
シャル「い、一夏……」
セシリア「一夏さん……」
鈴「いちかぁ……」
箒「一夏……」
一夏「……あ、そうだ。俺、織斑教官呼んでくる。皆が起きたら呼べって言われてたんだ」
鈴「痛っ!」
セシリア「うぐっ」
箒「ち、千冬さんの事を思うと頭が割れるように痛い……」
シャル「な、なんか僕、身体の震えが止まらない……」
一夏(す、すまんみんな……マジで)
千冬「ボーデヴィッヒはまだ目を覚まさんか」
千冬「しかし……酷い有様だな」
鈴「うう……」
セシリア「痛いですわ……」
千冬「で、事件のことは……」
シャル「ぼ、僕は、全然……」
箒「申し訳、ありません……私も……」
千冬「ふむ……仕方ないな。また後日としよう。今日はゆっくり休むように」
セシリア「あ、ありがとうございます……」
千冬「織斑、全員寮まで送り届けろ。体調の戻った者から一人ずつだ」
一夏「は、はい。わかりました」
千冬「後で報告に来るように。以上だ」
一夏「はいっ、お、お疲れ様でした」
一夏(……ラウラのAIC……俺とシャルもすげえ苦労したのにな……)
一夏(まさか殺気だけで、しかも生身でISをねじ伏せるとか)
一夏(敵じゃなくて良かった)
箒「い、一夏」
一夏「どうした?」
箒「そ、その、たまには良いものだな」
一夏「?」
箒「だ、だから、2人きりでこうして帰る、のが、だ」
一夏「あぁ、そうだな。なんだか昔を思い出すな」
箒「お、覚えているのか?」
一夏「おいおい、どんだけ人の記憶力馬鹿にするつもりだよ」
箒「いや、そんなつもりはなかったんだが……」
一夏「ただいまーっと」
シャル「あ、一夏! ラウラが!」
一夏「起きたのか?」
鈴「起きたというか……」
セシリア「なんだかうなされているというか……」
ラウラ「あぁっ……やめっ……やめてください……止めてください
……お願いします……申し訳ありません、教官っ……ううう」
一夏「……」
シャル「さ、さっきからこんな調子で……」
鈴「声かけても起きないのよ」
セシリア「きっとドイツ時代の悪夢でも見ているんですわ……可哀想に……」
一夏(これ、多分千冬姉だ……さっきのがトラウマに……)
一夏「ラウラ! ラウラ! しっかりしろ!」
ラウラ「うっ……も、もうこれ以上はダメで……あ、い、一夏……?」
一夏「良かった……起きたか」
ラウラ「うぅ、う~……こ、怖かった……」
千冬「ふむ、全員帰したか、随分かかったな。
まさか保健室で閑談していたのではあるまいな」
一夏「違う、違いますよ。なかなかラウラが落ち着かなくて……」
千冬「……」
一夏「……」
千冬「ボーデヴィッヒなら、仕方ない、かもな」
一夏「……正直、ラウラは意識が戻らないかとさえ思った」
千冬「……少しやり過ぎたか」
一夏(あれで少しか)
千冬「なんか言ったか」
一夏「いえ、何も!」
千冬「ふん、まぁ良い。織斑、貴様も寮に戻れ。ご苦労だった」
一夏「は、はい! 失礼します!」
千冬「あぁ、それからな、織斑」
一夏「はいっ?」
千冬「……今週末は私も家に戻ろうと思う」
一夏「はぁ……」
千冬「……そ、それだけだ。戻れ!」
一夏「あ、はい!」
千冬(……ちっ……何をイライラしているんだ私は)
一夏(そうか……千冬姉、家に帰ってくるのか……)
一夏(なんか上手いものでも作るか)
鈴「やっと金曜ね」
セシリア「なんだか今週は疲れましたわ」
シャル「本当にね……」
ラウラ「……うむ……」
箒「……まだ元気ないのか……」
一夏「それじゃ皆、また来週な」
シャル「一夏は実家に帰るんだっけ?」
一夏「あぁ、たまに帰って手入れしないと家はダメになるからな」
ラウラ「うむ……さすがは我が嫁だ」
鈴「だから、アンタのじゃないって言ってんでしょー!」
一夏(さて、と何から手をつけるか)
一夏(千冬姉が帰ってくるまでにはまだ時間があるし)
一夏(料理の下拵えしてから風呂掃除でもするか)
一夏(千冬姉喜んでくれるかな……)
一夏(なんかここんとこドタバタしてたけど、今日は千冬姉とゆっくりしたいぜ)
一夏(あの時わざわざ俺に、実家に帰るって教えてくれたのは)
一夏(きっと千冬姉もそう思ってくれているはずだ)
千冬「ただいま」
一夏「お、千冬姉、おかえり」
千冬「あぁ、ただいま、一夏」
一夏「へへ」
千冬「なんだ? 何をニヤけている?」
一夏「千冬姉を千冬姉って呼んでも怒られないし、俺の事、苗字じゃなくて
一夏って名前で呼んでくれるのは久しぶりだから嬉しくてさ」
千冬「! ……ば、バカ者め。そんな事で……」
一夏「そんな事とはなんだよ。千冬姉は世界でたった一人の家族なんだ!」
千冬「そ、それはそうだが……」
一夏「もう俺には千冬姉しかいないんだ。だからそんな事言わないでくれよ」
千冬「む……わ、悪かった。すまんな、一夏」
一夏「へへ。それじゃ千冬姉も疲れてるだろうから、先にお風呂入ってきなよ
夕飯は準備しておくからさ」
千冬「そ、そうか。うむ、ありがたく頂戴するとしよう」
一夏「あ、着替えも出しといたから」
千冬「相変わらず出来た弟で助かる」
一夏「こないだ出来の悪い弟って言ったくせに」
千冬「あ、あれは……人の手前だし、言葉のアヤと言うかだな」
一夏「あはは、分かってるよ。んじゃごゆっくり」
千冬「う、うむ……」
千冬「……」
千冬「……本当に、良く出来た弟だ」
千冬(それにしても……)
千冬(もう俺には千冬姉しかいないんだ、か)
千冬(バカめ……求婚みたいな言葉を吐きおって)
千冬(……冷静に見て、あれほど伴侶にするのに適した男もいるまい)
千冬(家事全般を得意とし、気立てもいい。マッサージも上手い)
千冬(……弟でさえなければ、な)
千冬(何をバカな。バカめ。バカめ。バカめ)
(千冬姉は世界でたった一人の家族なんだ!)
千冬(アイツの唯一の家族を奪う権利など、私にあるはずもないではないか……!)
一夏「千冬姉~!」
千冬「わぷっ!?」
千冬「な、なななんだ!」
一夏「あ、あのさ、良かったら背中流そうか?」
千冬「なっ、せなっ!? おま、ちょ、なっ」
一夏「や、ややややっぱダメだよな? じょ、冗談だから……はははは……」
千冬「……ゴクリ」
一夏「タオル、新しいの持ってきただけなんだ、ご、ごめんな、千冬姉……」
千冬「ま、待て、一夏」
一夏「……へ?」
千冬「……この頼れる姉に、日ごろの恩を返す権利を与えてやる」
一夏「! ま、マジで!?」
千冬「二度は言わんぞ。それとも私の気が変わるのを待つつもりか?」
一夏「わ、わわわかったから!」
一夏「そ、それじゃ失礼します……」
千冬「う、うむ……」
一夏(ううっ、千冬姉の裸裸裸裸裸裸裸裸裸裸裸裸裸裸裸)
一夏(ほんのり赤くなってるし、お湯で濡れてるし……)
一夏「い、意外と髪挙げてても可愛いんだな、千冬姉って……」
千冬「なっ、い、いいい一夏! 何を言っている!」
一夏「げっ、お、俺なんか口に出してた!?」
千冬「あっ、いや、なんだ、うむ。何もお前は言っていない。気のせいだな、うむ」
一夏「そ、そうか、そうだよな。あ、安心したぜ」
一夏(ぐあああやっちまったああああ咄嗟に合わせてくれたけど普通にやばいだろこれ)
一夏(こんなんじゃ変に警戒されそうだ……)
千冬「ほ、ホラ、早く背中を洗え」
一夏「う、うん」
一夏(ボディソープつけて泡立てて……と)
一夏「そ、それじゃ、洗うよ、千冬姉」
千冬「い、いちいち了承を取らんで良い。さっさとやらんか」
一夏「う、うん、それじゃ」
千冬「っ」
千冬(一夏の手、手が……ううっ……落ち着け、タオル越し、泡越しだ!)
千冬(一夏に直接触られている訳じゃないんだぞ)
千冬(だが、しかし……一夏のやさしくて力強い動きが……き、気持ち良い……)
千冬(人に洗ってもらうというのは初めての事だが……)
千冬(まずい、これは……)
千冬(……癖になりそうだ……!)
一夏「千冬姉」
千冬「ひゃいっ!?」
一夏「えっ?」
千冬「あ、ぐっ、おほん。なんだ?」
一夏「いや、えーと、かゆいところとかないか?」
千冬「あ、あぁ、そうだな。も、もう少し下のほうも洗ってくれないか?」
一夏「下のほうね。この辺?」
千冬「い、いや、もう少し下かな」
一夏「こ、この辺……?」
千冬「も、もっと……」
一夏(こ、これ以上下がったら……お、お尻じゃないか……)
千冬「ほ、ほら、早く、せんか……」
一夏(も、もう、知らねえぞ……!)
一夏(うっ……)
千冬(んっ……んぁ……こ、これは……!)
一夏(千冬姉のお尻、す、すげえ……すげえよ、なんだこれ)
千冬(一夏が……一夏が、私の尻を……っ!)
一夏(柔らかいのに、すげえ弾力あって……)
千冬(……な、なんだか、一夏の手、手が……動き……変わってないか……?)
一夏(千冬姉のお尻……千冬姉のお尻……!)
千冬(なんか……い、いやらし……く……撫で回すような……)
千冬「お、おい、一夏」
一夏「な、なんだよ、千冬姉」
千冬「ちゃ、ちゃんと洗っているのか?」
一夏「も、もももちろん……だよ……」
千冬「……ハァハァ」
一夏「ハァハァ……」
一夏(ま、まさか千冬姉……感じてるんじゃ……)
千冬「……はぁ……はぁ」
一夏「ち、千冬姉」
千冬「な、なんだ」
一夏「よ、良かったら、その……前も洗、おうか?」
千冬「! ばっ、ばっかもん!」
一夏「うわっ、ご、ごごごめん!」
千冬「貴様、まさか姉の身体を洗いながら、ふっ、ふしだらな……」
一夏「ままままさかそんな罰当たりな!」
千冬「! ……ふん、まぁ良い。一夏、お前はもう上がれ」
一夏「あ、う、うん。ごめん、千冬姉」
千冬「ふっ、何に謝っているのだ? もしやその股間の事についての謝罪か?」
一夏「え……う、うわああああああ失礼しましたあああああ!」
千冬「ふん……全く」
千冬(…………まったく)
一夏(うああああもう最悪だ。絶対千冬姉に軽蔑された……)
千冬(全く一夏め。私に欲情するなど……)
千冬(尤も、私とアナルセックスした時に、あれほど怒張して見せたくらいだ)
千冬(私は、一夏に女として見られているのだな)
千冬(姉として本来許容してはならないはずだ)
千冬(なのになぜだ)
千冬(なぜ……私はこんなに昂揚しているのだろう……)
千冬(それこそ愚問、か)
千冬「一夏、上がったぞ」
一夏「え、あ……」
千冬「何をしている。お前自慢のメニューじゃないのか?」
一夏「あ……あぁ!」
千冬「ふ……」
千冬(可愛いやつめ)
一夏「それじゃ」
千冬「うむ」
一夏「いただきまーす」
千冬「いただきます」
千冬(……栄養バランスも完璧、包丁の入れ方や火の通り具合も文句なし)
千冬(ボーデヴィッヒではないが、最高の嫁だな)
千冬(嫁、か……)
千冬(いつかはコイツも結婚するのか)
千冬(……)
千冬(嫌、だな)
千冬(一夏が結婚し、他の誰かと家庭を、家族を築く)
千冬(一夏の嫁になる女は幸せになるに違いない)
千冬(だが、私がその、一夏の嫁になる事は絶対にない、なんて)
千冬(……それを私は許容しかねる)
千冬「一夏、この炒め物うまいな」
一夏「へへ、千冬姉、その味付け好きだよな」
千冬「……覚えていたのか」
一夏「もちろんさ」
千冬(だが、何ができると言うのだ)
千冬(姉と弟で結婚なんてできやしない)
千冬(……一夏はおそらく私に対し好意を抱いている)
千冬(それが分からないほど鈍くはないつもりだ)
千冬(だが、私はそれを享受して良いのだろうか)
千冬(姉である私は断固拒否しているが……)
千冬(その一方で女である私は……私は……)
千冬(良識ある大人として、姉と弟の恋愛など到底看過できん)
千冬(一回の過ちとして一夏と肌を重ねることは出来るだろう)
千冬(だが、そんなのは単なるまやかしだ。女の私が望んでいるのは一夏の身体じゃないんだ)
千冬(それに子どもの問題もある)
千冬(近親相姦で生まれる子どもの遺伝子に問題が起きやすいというデータもある)
千冬(それを私が愛情を持って育てる事はできるが、果たして本人は幸せなのか)
千冬(私はISの世界大会優勝者で、一夏は世界で唯一ISを操縦できる男)
千冬(これだけ有名な人間が両親なのだ。姉弟である事など子にもすぐ分かるだろう)
千冬(いじめの標的にもされるかもしれない)
千冬(私はどうしたら良い……どうしたら……)
一夏「ぇ……千冬姉?」
千冬「う、うん? どうかしたか?」
一夏「いや、手が止まってるから……どうしたのかなって」
千冬「あ、あぁ、すまん……」
一夏「……千冬姉、本当にどうかしたのか? もしかして味付け変だったとか」
千冬「いや、そうじゃない。そうじゃないんだ」
一夏「じゃあ」
千冬「一夏の作る飯が美味すぎて困っているのかもしれん」
一夏「なんだよそれ……」
千冬「なぁ、一夏」
一夏「ん?」
千冬「もしお前がどうしても欲しいものがあるとしてだ」
一夏「え……」
千冬「しかし絶対それが手に入らないとしたらどうする?」
一夏「なんだよそれ、なぞなぞか?」
千冬「良いから。お前ならどうする?」
一夏「手に入らないけど、どうしても欲しいもの、か」
千冬「ああ。どうする。諦めるか?」
一夏「いや諦めないな」
千冬「! ほう、即答だな」
一夏「ああ。俺は絶対諦めたくない!」
千冬「……そうか」
一夏「ああ」
千冬(真っ直ぐな瞳だな……眩しいほどに)
一夏「だから」
千冬「……?」
一夏「千冬姉の事も、諦めないぜ」
千冬「いち、か……」
千冬「……」
一夏「ち、千冬姉……?」
千冬「一夏」
一夏「はいっ」
千冬「今夜、私の部屋に来い」
一夏「え、それって」
千冬「大人の付き合いを教えてやる」
一夏「!」
千冬の部屋
千冬(世の中の人間は私を謗るだろうな……)
千冬(だが、アイツの鮮やかな決意を、眼差しを見たら……)
千冬(どんな困難にも立ち向かえるような気さえしたんだ)
台所
一夏(……)
一夏(大人の付き合いって……大人の付き合いって……!)
一夏(こ、今夜こそ、本当に……!?)
一夏(と、ととととりあえず皿洗おう)
一夏(皿洗いOK)
一夏(料理の残りもラップかけたし)
一夏(風呂でしっかり身体洗ったし)
一夏(爪もちゃんとヤスリかけたし)
一夏(……ぬかりないよな?)
一夏「……よし、いくか……」
千冬「……来たか」
一夏「千冬姉……」
千冬「なんだ、随分緊張しているな」
一夏「そ、そりゃそうだよ……」
千冬「ふ、引き返すなら今のうちだ。そうすれば今日の事は私は全てむぐっ」
一夏「そ、そんな事、言うなよ……千冬姉」
千冬「ふん、いきなり抱きつくとはな」
一夏「……千冬姉は、前に弟に処女をやるなんてごめんだ、みたいな事を言ってたぜ」
千冬「そういうお前も姉弟でなんておかしいような事を言っていなかったか?」
一夏「あんな風にやられたら嫌だよ。好きな相手でもさ……」
千冬「……悪かったな」
一夏「うん」
千冬「あの時は、あんな事を言ったがな」
一夏「……」
千冬「今となっては、お前以外に私の何かをやるなんて考えられんのだ」
一夏「千冬姉……」
千冬「だから、一夏」
千冬「私の処女をもらってくれないか」
一夏「……もちろんだよ、千冬姉」
千冬「あ、ま、待ってくれ。明かりを消そう」
一夏「……千冬姉の全部が見たい」
千冬「あ、う……つ、月明かりで……見ろ……」
一夏「……それ、明かりついてるのと何か違いあるのか?」
千冬「き、気分の問題だ!」
一夏「そっか、そりゃ大事だな」
千冬(な、なぜ私の方がリードされているのだ……姉なのに……)
・・・地の文なしでエロ書く自信ないんだけどどうしたら良いかな
チュンチュン
千冬「……一夏」
一夏「千冬……おはよう」
千冬「あぁ、おはよう……」
一夏「って言ってももう昼近いみたいだけどな」
千冬「……あんなに何度もやるからだ……これでも初めてなのだぞ」
一夏「そういう千冬だってノリノリだったくせに……」
千冬「……あぁ、幸せだった……ふふ、お前の精がここにたくさんつまっているぞ」
一夏「な、なんかそういう風に言われると恥ずかしいな」
千冬「……これからは毎週末は帰ってくるとしよう」
一夏「じゃあ飯作って待ってるよ」
千冬「あぁ……一夏」
一夏「ん?」
千冬「愛しているぞ」
~END~
地の文キライな人はここまでで
エロだけ地の文入りで書きます
赤く染めた頬を膨らませている千冬の顔に温かな気持ちを覚えつつ
一夏は立ち上がって部屋の明かりを消した。
千冬の言うとおり、部屋には月と星、そして街明かりが優しく差し込んでいる。
寝巻き姿の姉の姿が青白い光に照らされ、なんとも言えない妖艶さを醸し出していた。
「千冬姉……」
「千冬」
「え?」
「……今は……千冬と呼べ……」
「分かったよ、千冬……」
顔が自然に近づき、やはり自然に2人のまぶたが閉じられる。
2人にとっての2度目のキスは、1度目とは比べ物にならないほど弱々しかった。
「ふふ」
「……なんだよ?」
「いや」
千冬の柔らかい笑みに一夏の鼓動が高鳴った。
「キスとは良いものだなと思ってな」
「な……」
「ただ口と口を接触させるだけだと思っていたが、まるで誤解だな」
そう言って千冬はまた瞳を閉じ、瑞々しい口唇を上に向けた。
それがキスの催促だと分からないほど鈍くはない。
一夏はただ喜んでそのおねだりに応じる。
一度と言わず、二度、三度、四度。
息が漏れ、頬に熱い吐息を感じる。
千冬の端正な顔が朱に染まっていく。
あぁ、そうか。私は今、この愛する男と接吻を交わしている。
その事実がいよいよ彼女の気持ちを加速させていく。
一方の一夏も同じであった。
彼が姉に対して抱いていた様々な感情が感傷になって
心の中にいくつもの渦を作っている。
しかし、それらは全て千冬に対する愛おしさで覆い尽くされた。
彼の中を埋め尽くすのはただただ千冬への愛情であった。
自然と、口唇が、千冬を求める。
そういう仲である2人に許された行為を、当然の権利として履行するために。
互いの腰に背中に回された腕に込められた力が徐々に強まっていく。
「いち、か……」
「千冬……」
甘い声に狂いそうになる。
衝動に突き動かされてしまいたい。身を委ねてしまいたい。
しかし、2人は自制した。
せめて初めては、神聖に、厳かに。
決してこれが肉欲に溺れた行為ではないのだと証明したかった。
「あ……」
す、と。千冬の頬に一筋の涙が流れた。
「こ、これは……」
本人にも分からない涙。
それが姉弟による禁忌の交わりを持つ事になる罪悪感から来るのか
それとも別なところからくる涙なのか、分からなかった。
だから一夏は何も言わず千冬を抱きしめた。
「一夏……」
「大丈夫、大丈夫だから」
そして涙を拭い取るように、涙の筋にそって舌を這わせた。
「……いつのまにか大きくなったものだ」
「まだ子ども扱いするのかよ?」
「いや……」
シリアスに決めたいのに締まらないな。
そう思いながら、千冬は視線を下へ向けた。
「ここはすっかり大人だ」
「し、仕方ないだろ……千冬ね……千冬が可愛すぎるんだよ」
「か、かわ……」
この世にあるおよそ全ての女性に対する褒め言葉を与えられてきた千冬に
ほとんど縁のなかった褒め言葉が『可愛い』であった。
強いて挙げるなら篠ノ之束に言われるくらいだったが、物の数にも入っていなかったのだ。
「そ、それで」
「なんだよ」
「その、か、可愛い、姉を、このっ、きょ、凶悪なモノで、貫く気か?」
「そ、そんな言い方するなって……」
この姉の悪い癖かなと一夏は思った。
決して人に弱いところを見せない。
実際に強いのだが、それゆえに余人に弱さを見せられない。
だからどんな時でも強がってみせるのが織斑千冬という人間だった。
「優しくするから」
「……当然だ」
何に対してか分からないが勝ち誇るような姉が愛しくなって
一夏はもう一度千冬に口付けた。
「千冬の胸、触って良いか?」
「……む、無論だ。私の全てはお前のものなのだからな」
一夏は自分の中にある雄を激しく揺さぶられるが尚もこらえた。
痛くしないよう、怖がらせないよう、荒々しくならないように両手を姉の豊満な双丘に沿わせる。
「んっ……」
千冬の口から悩ましい息とも声ともつかない何かが漏れた。
「すっげ、やわらけぇ……」
適度な弾力と柔らかさを持つ千冬の胸はずっしりと重量感があったものの
決して垂れておらず、張りを保っている事を証明している。
「あれ、そう言えば下着は?」
「……こ、こうなるから、と先に・・・ん、外しておいた……」
「そ、そっか……」
寝巻きの向こうには何もさえぎるものがない、そう考えるだけで一夏の股間はさらに滾りを高めるのだった。
「なんだ、見たいのか?」
「そりゃ、まあ……」
「ふ……仕方ないな」
そう言うと千冬はニヤけ顔でボタンを1つ1つ外していく。
適度に引き締まった肩や腕、背中に腰。
それらと相反するように強烈な主張をする胸の存在感は圧倒的だった。
(改めて見ると千冬姉の胸、やっぱ大きいな……)
「せっかくだから……そうだな、下はお前が脱がせてくれるか?」
「えっ、も、もう?」
「……良いから、脱がせろ」
急かされる事に多少の困惑があったが結局は欲求が打ち勝った。
そして千冬が下を脱ぎたかった理由をすぐに見出した。
「千冬……もう濡れてる……」
「実はさっきキスした時からな……キスを重ね、お前と抱擁している間も
ずっと溢れていたのだぞ」
「……千冬……」
それだけ言って一夏は生唾を飲んだ。
挑発するような姉の目線。
淫靡な笑顔は本番のGOサインに他ならなかった。
一夏もまた、衣服を全て脱いだ。
一糸まとわぬ姿。
その股間に屹立した雄渾とも言うべきものを見て千冬は
自分の腹の中、子宮が疼くのを感じた。
(アレが、今から私に……)
喜びがこみ上げてくるのを抑えられない。だから
「あ、あのさ、やっぱゴム必要だよな?」
そんな無粋な事を言う弟にカチンと来てしまった。
ISを凌駕する運動能力で千冬は一夏を一瞬で組み敷いてしまう。
「なっ」
「お前な……この期に及んで何を言っているんだ?」
「へ?」
「……初めてお前と結ばれると言うのに、例え0.0何ミリでも離れてなどいたくない」
「千冬……」
「直にお前を感じたいんだ」
そう言って千冬は一夏の逸物を自身の秘壺へと宛がい、躊躇なく腰を落とした。
「ぐっ……!」
痛みはあった。もちろんだ。
初めて中から身体を、内臓を圧し拡げられるような感覚は
ISにおける歴戦のつわものである千冬にとって未知のものだった。
だが幸いにも膣は十分以上な量の蜜で溢れていた。
そして何よりそれは愛する弟自身であった。
痛みより遥かに大きな喜びがあった。幸福だった。
「千冬……やっぱり……」
「ん?」
一夏の視線が自分たちが繋がっているところに向けられていると分かり、そちらを見やる。
そこには処女が散った証、破瓜の血が流れていた。
「あぁ……これで正真正銘、私の処女はお前のものだ」
「嬉しいよ、千冬」
「あぁ、私も嬉しい。お前になら傷つけられても良いんだ。
むしろお前にしか私を傷つけることを許さない」
「……千冬……」
繋がったまま千冬は上半身を倒して一夏へ口付けた。
「さて、そろそろ苦しんでるお前の息子にご褒美をやらなくてはな?」
ゆっくりと千冬が腰を動かし始める。
緩急をつけ、上下、左右、前後、さらには円運動。
処女とは思えない複雑な動きで一夏の分身を翻弄する。
「うっ、ち、千冬……や、やばいって……!」
「ほらほら……どうだ、姉の膣内は?」
「すげ、きもち、よくて……す、すぐ出ちまう……!」
「良いんだぞ? 全部出せ。残らず搾り取ってやるからな」
騎乗位という女性優位の体位だったが、一夏も負けてばかりはいられない。
それ以上に、姉を気持ちよくさせたいという想いがある。
「ひっ!?」
「ち、千冬も、いつでも、イって、良いんだぜ?」
腰を動かして千冬の奥をこつこつとノックする。
決して強くはしない。
さらに、みちみちに詰まった膣内を堪能するようにかき混ぜる。
「はっ、あ、そ、それ、だめ……だめだ……いち、か……ぁ!」
「ちふ、ゆこそ、うっ、ぐ……きもち、よすぎる……!」
肉と肉、骨と骨がぶつかり、最も汚くて美しい体液を交換し合う饗宴は
2人の奏でるリズムによって一際強く一夏の男根が千冬の奥へとぶつかり
熱い精が大量に弾け飛ぶ事で終わりを迎えたのだった。
一夏のたくましい胸に顔をうずめた千冬は蕩けるような表情をしていた。
「……随分大量に出してくれたな……前回とは大分違うではないか」
「気持ち良いだけじゃ、こんなに出ないって事だよ……
と言ってもこんなに出たのは初めてだけどさ……」
「ふふ、言うじゃないか……」
汗やそれ以外の体液でべたつく身体が無性に心地よかった。
「……また風呂入らないとな……」
「ふふ……今度は前も洗って良いぞ」
一夏の髪を手で梳きながら呟く千冬の声は
今まで彼が聞いてきた姉の声で、最も優しかった。
シャル「あれ? 織斑先生は?」
セシリア「産休ですって」
シャル「そっか、もう来月予定日だもんね」
セシリア「それにしてもまさか一夏さんとなんて……」
シャル「でも最近の一夏すごいよね。とうとうこないだ更識先輩に完勝したし」
セシリア「思えば半年くらい前に一夏さんが急に強くなり始めたのはそういう事だったんですのね」
シャル「守る人がいると強いんだねえ」
セシリア「はー、それにしても……これからどうしましょう……」
シャル「何が?」
セシリア「一夏さんは織斑教官のものになってしまいましたから……
シャルロットさんも新たな男性を探さねばなりませんでしょ?」
シャル「あ、それなら僕は」
俺「おーい、シャルロットさん、行きましょう」
シャル「あ、うん。それじゃお先に失礼するよ。セシリア」
セシリア「えっ、こんなのが落ちで良いんですの!?」
終わり
つーことでお疲れちゃん
いまいち千冬姉さんの背徳感とか出せなかったけど
近親相姦なので葛藤くらいさせたかったから途中のシリアスは後悔していない
セシリア「あ、あわわわシャルロットさんまで」
鈴「ま、あたし達もいつまでも一夏ひきずってらんないしね」
鈴「じゃセシリア、夜系のしごと
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