魔人ブウとの戦いから半年が経った
ベジータは悟空をNo1認めてからは、自身の限界を知るために相変わらず修行を続けていた
ベジータ「はっ・・・はっ・・・」グググッ・・・
ベジータ「ま、まだまだ・・・!!」
ベジータ「はぁぁああああああ!!!」バシュウウウ!!
ベジータ「ふっ、でやぁ、は!!」バッ、ビビビッ、シュン!!
トランクス「パパ、すごい頑張ってるなぁ・・・」
ブルマ「魔人ブウを倒してからは更に熱があがったみたいよね」
ベジータ(いつまでも、カカロットにいい格好ばかりさせていられん・・・!)
ベジータ(せめて、俺も奴と同じ境地に・・・!!)
それから一時間後―――
ベジータ「はぁ、はぁ、はぁ・・・」カチッ シュウウウウウ・・・ バタッ!
重力制御室のスイッチを切り、その場に倒れ込む
ブルマ「終わったみたいね」
ベジータ「はぁ、はぁ、はぁ・・・」ガチャ
ブルマ「ベジータ、お疲れ様。はい、タオル」
ベジータ「あ、ああ・・・すまんな」
ベジータ「・・・・・・なぁ、ブルマ」
ブルマ「ん?」
ベジータ「俺の力は・・・あの日から、あがっているのだろうか・・・?」
ブルマ「どうしたのよ、弱気になっちゃって」
ベジータ「俺とカカロットは、力自体は同じなんだ」
ベジータ「なのに奴だけ超サイヤ人3に変身できて、なぜ俺ができない・・・?」
ブルマ「・・・・・・」
トランクス「パパ・・・」
ベジータ「トランクスか・・・」
ベジータ「そういえば、お前は悟天とフュージョンしたら、超サイヤ人3に変身できるのだったな」
トランクス「え?う、うん・・・」(嫌な予感・・・)
ベジータ「悟天は今日は遊びに来ていないのか?」
トランクス「来てないよ」
ベジータ「呼んで来い」
トランクス「えっ」
ベジータ「いいだろう、別に?」
トランクス「う、うん、わかった」タンッ
ブルマ「・・・どうかしたの、ベジータ?」
ベジータ「超サイヤ人に覚醒するのには、きっかけが必要だ」
ベジータ「カカロットの奴は仲間を殺された怒りで覚醒した。俺は、自身への怒りで覚醒した」
ベジータ「そして悟飯は、仲間がいたぶられるのを見て超サイヤ人2へと覚醒した・・・」
ベジータ「ならば、超サイヤ人3へと覚醒するのにも、なにかきっかけが必要なのだろう」
ベジータ「俺はそのきっかけを作る」
ブルマ「・・・・・・」
トランクス「連れて来たよ、パパ」
悟天「こんにちは、おじさん」
ベジータ「ああ、よく来たな。早速で悪いのだが、フュージョンをしてみせてくれ」
トランクス(やっぱり・・・)
悟天「え?どういうこと?」
ベジータ「急に、必要になったのだ。頼む」
悟天「と、トランクス君」
トランクス「・・・わかったよ、パパ。悟天、やろう」
悟天「うん」
フュージョン・・・はっ!! バシュウウウ!
ゴテンクス「いえーい!久々登場のゴテンクス様だー!」
ベジータ「なったか」
ゴテンクス「おじさん、俺に用なんでしょ?なんでも言ってよ、宇宙最強の俺様がなんでも聞いてあげるからさぁ」
ベジータ「貴様、超サイヤ人3に変身してみろ」
ゴテンクス「なぁんだ、そんなこと。お安い御用さ」
ゴテンクス「はぁぁぁぁぁぁ・・・はああああ!!!」バシュウウウウウウ!! バチバチッ!!
ベジータ「っ・・・!!」(相変わらずでたらめな気の大きさだ・・・!!)
ゴテンクス「それで?」
ベジータ「俺と組み手だ。かかって来い!」バシュウウウ!!
ゴテンクス「えっ!?」
ベジータ「どうした!?」
ゴテンクス「いや、でもおじさん超サイヤ人3じゃ・・・」
ベジータ「いいからかかって来い!!」
ゴテンクス「ど、どうなっても知らないからね!?」バッ
ベジータ「くっ!!」バッ
ゴテンクス「とおおぉぉぉ!!!」シュッ バキィィィ!!
ベジータ「ぐぅぅぅぅ!!!」ザザザッ!!
ゴテンクス「まだまだぁ!!」タンッ
ベジータ「くそったれええ!ガキに負けてたまるかああああ!!!」ダッ
バキ、ドガドガドガドガドガ、グシャアアアア!!
ベジータ「はあああぁぁぁ!!!」バババババ!!
ゴテンクス「なんのおおおお!!」ヒュヒュヒュヒュヒュ!!
5分後・・・
トランクス「あ、あれっ?」
悟天「うわっ!?」
ベジータ「じ、時間切れか・・・」ガクッ
トランクス「ぱ、パパ!?」
悟天「おじさん、大丈夫!?」
ベジータ「あ、ああ・・・大丈夫だ」
ベジータ「なぁ、お前たち・・・」
トランクス「ん?」
悟天「なに?おじさん」
ベジータ「お前たちが3に変身した時、なにを考えていたんだ?」
トランクス「え?」
悟天「僕たちが3に変身した時・・・?」
二人はうーん、と考え込む
悟天「僕たちが精神と時の部屋に入る直前、僕のお母さんが魔人ブウに殺されたんだ」
悟天「多分、その事を考えてたんじゃないかなぁ」
ベジータ「・・・・・・やはり、怒りか・・・」
トランクス「どうして?」
ベジータ「いや、なんでもない」
ベジータ(やはり怒りのきっかけがなければ・・・)
その日の夜―――
トランクス「あれ、パパは?」
ブルマ「ご飯、いらないんですって。部屋でなにか考え事をしているみたいよ」
ベジータの部屋―――
ベジータ「俺自身はどうだった・・・?」
昔を思い出すベジータ。
ベジータ(俺が超サイヤ人に覚醒した時は、カカロットを超えることのできない自分自身への怒りだった)
ベジータ(そして、超サイヤ人2に覚醒した時は・・・)
ベジータ(悟飯の圧倒的なまでの力を目の当たりにし、俺も必ず超サイヤ人の壁を越えてやると決め、長い間修行に明け暮れた)
ベジータ(そして、カカロットがあの世から帰ってくる日よりも前には、2に変身できるようになっていた)
ベジータ(あの時は、ただがむしゃらに修行をしていただけだった)
ベジータ(俺に何が足りない・・・?どうすれば超サイヤ人3になれる・・・?)
翌日―――
ベジータ「ブルマ、腹が減った。飯をくれ」
ブルマ「ベジータ!あんた、昨日は結局部屋から出てこないで何をしていたのよ?」
ベジータ「考え事だ、気にするな」
ブルマ「・・・孫くんを超えるために、必要なことなの?」
ベジータ「・・・・・・」
ブルマ「・・・そう、なら何も言わないわ。わたしはあんたのこと、信じてるからね」
ベジータ「すまん、ブルマ」
ブルマ「ううん、いいわ。はい、ご飯。」コト
ベジータ(とにかく、まずは腹ごしらえだ)
ベジータの部屋―――
ベジータ(あの日と今の俺の違い・・・わかったような気がする)
ベジータ(あの日の俺は、向上心があった。もちろん今もそれはあるが、あの人はベクトルが違う)
ベジータ(今の俺には、超えるべき目標がなくなっている・・・ただ単純に、自身の限界を知るためだけだった)
ベジータ(それではダメだ。やはり、何か目標がなければ・・・)
ベジータ「よしっ!!」
Mr.サタンの屋敷―――
ベジータ「入るぞ」ガチャ
サタン「ん?誰だ、勝手に・・・ひっ、べ、ベジータさん!?」
hVS7GkgF0
必死だな
ベジータ「ブウの奴はどこにいる?」
サタン「あ、ああ・・・ブウさんなら、今は部屋で寝ていると思いますよ」
ベジータ「起こしてきてくれ」
サタン「へっ?」
ベジータ「いいから起こして来い!」
サタン「し、少々お待ちを!!」ダッ
数分後―――
ブウ「サタン、まだ眠いぞ~・・・」
サタン「す、すみませんねブウさん。でも、お客が来ていまして」
ベジータ「よう、ブウ。久しぶりだな」
ブウ「なんだ、ボクに用ってお前か?」
ベジータ「ああ、そうだ」
ベジータ(以前、俺はこいつに勝てなかったからな。カカロットは超サイヤ人3ならこいつに勝てると言っていた)
ベジータ「俺と、組み手をしてくれ」
ブウ「? ボクが?」
ベジータ「ああ、そうだ」
サタン「こ、困りますよベジータさん!」
ベジータ「心配するな、サタン。殺しはしない」(逆に俺が殺されるかもな・・・)
ブウ「サタン、こいつ殺していいのか?」
サタン「い、いやダメですよブウさん!ベジータさんはただ普通に組み手の相手を頼んでいるだけですからね」
ブウ「そっか、わかった」
ベジータ「荒野に行くぞ!」
魔人ブウは「俺」って言う希ガス
>>50-51
気になって単行本みたら「ボク」って言ってたけど、シーンによって変わってるのかね?
荒野―――
ベジータ「遠慮はするな、全力でかかって来い!!」バッ
ブウ「殺しちゃダメって言われたから、手加減するぞ」
ベジータ(くそったれ・・・今の俺はこいつにまで手加減されるのか!!)
ブウ「ほーい!」ダダダダ!!バキィ!!
ベジータ「ぐぅっ!!でやっ!!!」シュ!!
ブウ「ほっ!」サッ
ベジータ「はあああ!!」バババババ!!!
ブウ「ほい、ほい、ほい、ほい、ほい!」バシバシバシバシバシ!!
ドガガガガガァァァン!!
本編では結局3にはなれないんだっけ
ベジータ「・・・やはり、今の俺では勝てん、か」シュウン
ブウ「ん?もう終わりか?」
ベジータ「ああ、付き合わせてすまんな」
ブウ「じゃあ、ボクは帰るぞ」タンッ
ベジータ「・・・くそったれめ」
悟空「やっぱりベジータかぁ」スタッ
ベジータ「!? か、カカロット!?一体何をしに来た!?」
悟空「なんかでけぇ気を感じたから、気になって来たんだ」
ベジータ「・・・そうか」
悟空「ん?どうしたんだベジータ」
ベジータ「カカロット、超サイヤ人3に変身してみせてくれ」
>>55
なった描写はなかったね
悟空「えっ?超サイヤ人3にか?でもあれ、つかれんだよなぁ・・・」
ベジータ「いいから変身してみせろ!!」
悟空「わ、わかったよ・・・なに怒ってんだベジータ・・・」バシュウウ!
悟空「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ・・・・・・!!!」バチバチバチバチ!!
悟空「はぁぁぁぁ!!!」バシュウウウウウウ!! バチバチッ・・・!!
悟空「これでいいんか?」バチバチッ・・・
ベジータ「っ・・・・・・」
悟空「おめぇも、この姿になるために頑張ってんだろ?」
ベジータ「・・・・・・。カカロット、俺と組み手してくれ」
悟空「・・・この姿でか?」
ベジータ「・・・ああ。俺とお前の戦いに、決着をつけよう」
悟空「だがよ・・・」
ベジータ「俺が3になれないからと、情けをかけるつもりか?」
悟空「・・・・・・」
ベジータ「前にも言ったはずだ・・・!この俺と戦う時は、手など抜くな!!」
悟空「ベジータ・・・。・・・・・・わかった」スッ
ベジータ「それでいいんだ、カカロット」スッ
ベジータ(修行では無理だと言うのなら、俺は戦いの中で超サイヤ人3の力を見極める!!)
ベジータ「来いっ、カカロット!!」
悟空「はっ!!」ドンッ!!
\ /_ / ヽ / } レ,' / ̄ ̄ ̄ ̄\
|`l`ヽ /ヽ/ <´`ヽ u ∨ u i レ' /
└l> ̄ !i´-) |\ `、 ヽ), />/ / 地 ほ こ
!´ヽ、 ヽ ( _ U !、 ヽ。ヽ/,レ,。7´/-┬―┬―┬./ 獄 ん れ
_|_/;:;:;7ヽ-ヽ、 '') ""'''`` ‐'"='-'" / ! ! / だ. と か
| |;:;:;:{ U u ̄|| u u ,..、_ -> /`i ! ! \ :. う ら
| |;:;:;:;i\ iヽ、 i {++-`7, /| i ! ! <_ の が
__i ヽ;:;:;ヽ `、 i ヽ、  ̄ ̄/ =、_i_ ! ! /
ヽ ヽ;:;:;:\ `ヽ、i /,ゝ_/| i  ̄ヽヽ ! ! ,, -'\
ヽ、\;:;:;:;:`ー、`ー'´ ̄/;:;ノ ノ ヽ| / ,、-''´ \/ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ Y´/;:;:;\
ダンダン!!ドガドガドガ、グシャァァアア!!!
ベジータ「くっ、せぇい!!」ブゥン!
悟空「おせぇぞ!!」ヒュッ
悟空「こっちだ!!」バキィィィ!!!
ベジータ「あぐぁああ!!」ヒュウウウウ、ドガァァァァァン!!
悟空「ふぅ・・・」スタッ
ベジータ「ま、まだだ・・・!」ガラガラ
悟空「・・・」ダァァァン!!
ベジータ「俺は・・・俺は・・・!!」
ベジータ「はぁぁぁぁぁぁ!!!」バシュウウ!! バチバチバチ!!
ベジータ「ビッグバンアタァァァァック!!」バッ バシュウウン!!
悟空「きかねぇぞ!!」バシッ ドォォォォォン!!
' , \、 、| ヽ l / / ヽ, / / /
``ヽ ヽヽ! , lj ヽ i/ , ' u !/ / /
、 ヽ\ ` l_/ /`ヽ、 ヽ/ / ,. ' ´ヽ l ,'/'´ /__
、 ヽ、 ,へ、/ ,ヘ``ヽ、ヽ. ` / /,. -‐,´ _!,-、 / /'´/
ヽ\`` l l^ヽ,', ', oヽ`、} レ/o ,' 〉"^l//'´/
\、 l l r' ', ー―‐",`ー´`ー―‐' //_',/_,. -;ァ
,.ゝ-\ー、 ','""""" ノ_ ゛゛゛゛` /'_j / /
``,ゝ-ゝ、_',u r====ョ /-/_/
´ ̄``ー,ヘ `===='' /=''"´
,'、 `ヽ、,:' -‐- , '``>、
ノ`::ー-、_\__,/_,. ::'´:::::冫二ニ77ー-
,...-、‐ニ二{{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ニニニ〃::::::::
悟空「はぁぁぁ!!」シュッ、バギィィィィィィ!!!
ベジータ「ぐかっ・・・がああああああああ!!!!」
悟空の回し蹴りは、ベジータの左腕をモロに直撃した。ベジータの左腕が、あり得ない方向に曲がる。
ベジータ「ぐぅぅ、はぁ、はぁ・・・!!」ググググッ・・・
悟空「やめだ、ベジータ!もう勝負はついた!!」シュン
ベジータ「ま、まだだ・・・!!まだ決着はついていないぞ・・・!!」フラフラ ガクッドサァァ
悟空「ベジータ!・・・気を失っただけか・・・」
悟空「おめぇ・・・ここまで追い詰められてたんだな・・・」
悟空「ほら、仙豆だ」スッ
ベジータ「・・・・・・」モグモグ・・・
前ベジータで安価やっててバッドエンドだった人か?
ベジータ「・・・はっ!」パチッ
悟空「気がついたか、ベジータ」
ベジータ「カカロット・・・お、俺は・・・?」
悟空「オラとの勝負中に、気を失ったんだ。傷は仙豆で回復してっだろ?」
ベジータ「・・・・・・」
無言で、左手を開いて閉じてを繰り返す
ベジータ「俺は・・・また貴様に負けたのか・・・」
悟空「・・・・・・」
ベジータ「ちくしょう・・・!!」
悟空「やっぱ、おめぇも3の境地にたたねぇと、オラと戦うのは無理があるぞ」
ベジータ「そんなことはっ・・・貴様に言われんでもわかっている!!」
>>71
恥ずかしながらその通り
悟空「じゃ、オラはもう帰るからな。おめぇも、あんま無茶すんなよ?」
ベジータ「余計なお世話だっ・・・!」
悟空「そっか。ま、頑張れベジータ。じゃあな!」タンッ
ベジータ「・・・決めたぞ・・・」
ベジータ「やはり俺は、カカロットを超える!!いや、サイヤ人の王子として、越えねばならんのだ!!」
カプセルコーポレーション―――
ブルマ「あら、おかえりベジータ・・・って、服ボロボロじゃない!?どうしたのよ?体に傷は!?」
ベジータ「大丈夫だ、傷はない」
ブルマ「・・・孫くんに挑んできたの?」
ベジータ「・・・ああ」
ブルマ「そう。ま、結果は聞かないでおくわ」
ベジータ「ブルマ」
ブルマ「ん?なに?」
ベジータ「俺は明日から、精神と時の部屋に籠ることにした」
ブルマ「えっ!?で、でもあの部屋は確か・・・」
ベジータ「ああ、壊されていたはずだな。一応、天界には行ってみることにする。修理していたなら、入れるだろう」
ブルマ「それにあんた、セルとの戦いの前の時点であの部屋の中にいられる期間は使い果たしたんじゃなかったの?」
ベジータ「それも問題ない。ブウとゴテンクスは、閉じられたあの世界からでたらめな力で空間に穴をあけて帰ってきていた」
ベジータ「つまり、俺もそれができなければカカロットに勝てることにはならん」
ブルマ「そう。ま、あんたならそうかからずに帰ってくるでしょ?」
ベジータ「・・・どうかな」
次の日、天界―――
ピッコロ「よく来たな、ベジータ」
デンデ「いらっしゃい、ベジータさん」
ベジータ「ピッコロにデンデか。久しぶりだな」
ピッコロ「貴様がここに来た理由は知っているぞ。ついてこい」
精神と時の部屋前―――
ピッコロ「デンデと一緒に直しておいた。感謝しろよ、つい最近直ったばかりだ」
ベジータ「すまんな、ピッコロ」ガチャ バタン
ピッコロ「ふん、ベジータの奴、また火がついたな」
ドガァァァァン!!
ピッコロ「!?」
ピッコロ「あ、あいつ・・・内側から壊しやがった!!!」
ベジータ「ここの空気も久しぶりだ・・・」
ベジータ「さて・・・出入り口は破壊した。もう後戻りはできんな」
ベジータ「よし、やるかぁぁ!!」バシュウウ!!
悟空の家―――
悟空「・・・ん?」
悟空「ベジータの気が・・・消えた・・・?」
チチ「悟空さ、どうしただ?」
悟空「いや・・・なんでもねぇ」
チチ「なんでもねぇなら早く準備済まして、行くだぞ!」
悟空「あ、ああ、わかってる」
これで帰れなくなったらゴクウやゴテンクスに救助されるという惨めなことになるな
それから二日後―――
ドォォォォォォォォォォォォン!!!!!!
ピッコロ「!!?」
デンデ「な、何事ですか!?」
ピッコロ「ベジータの奴・・・帰ってきたな」
ベジータ「・・・・・・」スタッ
ピッコロ「ベジータ、気分はどうだ?」
ベジータ「・・・ああ、悪くない」
ピッコロ「そうか」ニッ
ピッコロ「超サイヤ人2の壁は、越えられたのか?」
ベジータ「さて・・・どうかな。すまんな、ピッコロ。世話になった」タッ
ピッコロ「行ったか・・・」
>>83
ピッコロ「トランテン、ベジータのやつが中に入って出入り口を壊しやがった…」
ゴテンクス「ガァー!じゃじゃーん!これで入れるもんねー!」
こんな感じでなんとかなるわな
カプセルコーポレーション―――
ベジータ「さて、まずはあのガキどもだ」
ベジータ「おいトランクス、いるか?」
トランクス「あ、おかえりなさいパパ!」
悟天「おじさん、こんにちは」
ベジータ「悟天もいるか、ちょうどいい。二人とも、俺に付き合ってくれ」
トランクス「えっ」(またか・・・)
荒野―――
ベジータ「さあ、前と同じようにフュージョンするんだ」
悟天「え、また?」
トランクス「ま、まぁ、いいだろ悟天。よし、行くぞ!」
フュージョン、はっ!! バシュウウウ!!
2年しか入れないってどういう仕組だったっけ
>>89
それ以上入ってると出入り口が消失するとかじゃなかったっけ
ゴテンクス「いえーい!いきなり正義の死神で登場だぜー!」
ベジータ「話が早くて助かるぜ、ゴテンクス」
ゴテンクス「今日は遠慮しないよー!」
ベジータ「さて・・・いよいよか」ググググッ・・・バシュウウ!!
ゴテンクス「えっ!?」
ベジータ「はぁぁぁぁぁあああああぁぁぁ・・・・・・!!!!」シュウンシュウンシュウンシュウン・・・
ゴテンクス「ま・・・まさか・・・?」
ベジータ「はぁぁぁ・・・!!!」バチバチッ・・・
ベジータ「さぁ・・・かかって来いっ・・・!!」スッ
ゴテンクス(あ、焦ったぁ~・・・超サイヤ人3になるんじゃないかと思ったじゃないか・・・)
ゴテンクス「それっ!!」バッ
ベジータ「ふんっ!!」ガッ
ゴテンクス「えっ!?」
ベジータ「はぁっ!!」ブゥン!!
ゴテンクス「うわああああぁぁぁ!!?」ヒュウウウウ・・・ドガァァァン!!
ベジータ「どうした!!貴様の力はそんなもんじゃないだろう!!」
ゴテンクス「はぁぁー!!」ドォォン ガラガラ
ゴテンクス「くらえ!!連続スーパードーナツ!!」ポヒュポヒュポヒュポヒュ!!
ベジータ「くだらん!!」バシバシバシバシ!!
ゴテンクス「うっそぉ!?」
ベジータ「お返しだ!ビッグバンアタック!!」バシュウウ!!
ゴテンクス「やっべぇぇ!!」ヒュッ ドガァァァン!!
結局5分の間、ベジータはゴテンクスを圧倒した。
トランクス「なんでこんなに強いんだ・・・超サイヤ人3じゃないのに・・・」
悟天「世界にはやっぱり強い人がいるんだね、トランクス君」
ベジータ「貴様らは戦いの最中に気を抜きすぎだ。そんなんじゃ自分よりも弱い奴に出し抜かれても不思議じゃない」
トランクス「あらら・・・」
悟天「なんかどこかで言われたような言葉だね・・・」
ベジータ「やはりカカロットが相手じゃないとダメか・・・。悟天、カカロットを呼んできてくれ」
悟天「お父さん、うん、わかった!」タンッ
ベジータ「いよいよ、俺が奴を超える日が来た・・・」ニヤリ
シュン!
悟空「オッスベジータ!」
ベジータ「カカロットか・・・ふん、瞬間移動で来やがったか」
悟空「おめぇ、精神と時の部屋で修行してきたんだってな。」
ベジータ「まぁ、な」
悟空「悟天、トランクス!おめぇらは帰ってていいぞ!」
トランクス「え?」
悟天「いいの?」
悟空「ああ。・・・半端な戦いじゃなくなるだろうからな・・・」
トランクス「わ、わかりました!!い、行こうぜ、悟天」タンッ
悟天「う、うん!」タンッ
悟空「さて・・・っと」グッグッ
ベジータ「貴様のことだ・・・俺とゴテンクスの戦いを、気で感知していたんだろう?」
悟空「ああ、まぁな。気ぃ自体はゴテンクスの方が上だった」
悟空「にもかかわらず、おめぇが勝てたんはなんでだ?」
ベジータ「あいつらは隙が多すぎる。やはり貴様が相手じゃないといかんな」
悟空「そうか。じゃ・・・本気で行かせてもらうぜ!!」バシュウウウウ!!! バチバチッ・・・!!
ベジータ「さぁ、かかって来いっ!!カカロット!!」バシュウウ!! バチバチッ・・・
悟空(やっぱり超サイヤ人3にはならねぇんか・・・)
ベジータ「貴様も、あれから修行は欠かしていないんだろう?今は、ゴテンクスよりも強くなっているんじゃないのか・・・?」
悟空「さぁな・・・修行はしてっけど、ゴテンクスより強くなったかはわかんねぇよ」
ベジータ(ここで、俺の真価がわかる・・・)
悟空「行くぞ、ベジータ!!!」スッ
ベジータ「ああ!!」スッ
悟空「はっ!!」ドンッ
バキィィィィ!!
ベジータ「くぅっ!!」
悟空「そらぁ!!」
グシャ、ドォン、ドガァァ!!
ベジータ「おおおおおああああああああ!!」
ドンドンドンドン!!!
悟空「そこだぁ!!」バキィィ!!
ベジータ「ぐううぁぁ!!」
ヒュウウウウ・・・ドガアアアアアン!!!
悟空「これで終わりか、ベジータ!?」
ベジータ「ふふふ・・・」ガラガラ
ベジータ「やはり、超サイヤ人2で超サイヤ人3に勝とうなんて甘い考えのようだな・・・!」
悟空「・・・!?」
ベジータ「やはり、あえて超サイヤ人3に覚醒しなくて正解だった!!俺は、戦いの中で超サイヤ人3になると決めたからな!!」
悟空「なっ・・・なんだとっ・・・!?」
ベジータ「覚悟しろよ、カカロット・・・!!」ググググググググッ・・・・・・!!
ベジータ「俺が・・・No1なんだ・・!!」バシュウウウ!!
悟空「くっ!!?」
ベジータ「はぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・!!!!」
悟空(べ、ベジータの気がドンドン膨れ上がっていく・・・!!)
ベジータ「今こそ・・・俺はっ・・・貴様を超える・・・!!!」ググググッッ・・・!!
ベジータ「はぁぁあああぁぁぁ!!!!!!」バシュウウウウウウウウウ!!!!!
ベジータ「はぁ・・・はぁ・・・」シュウンシュウンシュウン・・・バチバチバチッ・・・!!
悟空「す、すげぇ・・・!」
ベジータ「待たせたな、カカロット・・・これが!!」
ベジータ「超 サ イ ヤ 人 3 の 境 地 に 達 し た 、 ベ ジ ー タ 様 だ ! !」
悟空「・・・へへへ・・・超サイヤ人3同士の戦いか・・・わくわくするぜ・・・!!」
そういやゲームか何かだとベジータSS3になったんだっけ?
ベジータ「さぁ、来い、カカロット!!」
悟空「行くぞ、ベジータ!!」ダンッ!!
悟空「はあああああああああ!!!」
ベジータ「はあああああああああ!!!」
ドゴォォォォォォォォォォン!!
悟空「・・・ぐっ・・・!!」グググッ・・・
ベジータ「・・・はあああ・・・!!」グググッ・・・
悟空(お、押し負ける・・・っ!?)
ベジータ「はぁっ!!」ドガァァン!!
悟空「ぐあぁっ!!?」ヒュウウウウ・・・ドォォォン!!
>>117
レイジングブラストシリーズではなってるけど、通常ベジータとは別枠
どうせなら変身できるようにしてほしいよな・・・
ベジータ「まだだ!!」ダァンッ!!
悟空「くぅっ!!」バッ
ベジータ「はぁっ!!」バキィィ!
悟空「あぐっ!!?」ドサァァ
ベジータ「・・・・・・」スタ・・・スタ・・・
悟空「はぁ、はぁ・・・」バッ
ベジータ「ふふふ・・・」ニヤリ
悟空「・・・!!」
ベジータ「吹っ飛べぇ!!」ドォォォン!!
悟空「がぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」ドゴォォォォォオオン!!!
寝るから朝まで残しとけよ
>>122
もう少しで終わるから読んでいけよ
悟空「はぁ・・・はぁ・・・」ガラガラ
ベジータ「どうした、カカロット。おしまいか?」
悟空「まっ・・・参ったっ・・・!!」ドサァァァッ
ベジータ「・・・か、勝った・・・!?」
悟空「・・・・・・」
悟空はその場で倒れ込み、気絶していた。
ベジータ「勝った・・・勝ったぞ・・・!!俺はついに、カカロットに勝ったんだあああーーー!!!」
ベジータの勝利の咆哮は、地球全体に響いたという
ベジータ「はっはっはーーー・・・は・・・はっは・・・?」グラリ
ベジータ「あ、あれ・・・?」ドサァァッ シュン
ベジータ「・・・か、体に力が入らない・・・?」
ベジータ「そ、そうか・・・カカロットは、こんなに体に負荷のかかる姿で魔人ブウと戦っていた、のか・・・」
ベジータ「は、はは・・・だが、気持ちのいい気だるさだぜ・・・」
ベジータ「ふん・・・今夜は、いい夢が見られそうだぜ・・・」
そのままベジータも、悟空の横で気を失った。
数時間後―――
ベジータ「・・・・・・」
悟空「お、ベジータ・・・気がついたか?」
ベジータ「カカロットか・・・」
悟空「おでれぇたぞ、ベジータ。おめぇ、相当修行したんだな」
ベジータ「ふん・・・そういつまでも貴様に先を歩かれるわけには、いかんからな・・・」
悟空「ま、これでまた、おめぇと本気同士で戦えるようになったってわけか・・・」
ベジータ「ふざけるな、二度と貴様になんぞ負けん」
悟空「はは、そうか・・・ま、これからもよろしくな、ベジータ」
ベジータ「・・・ふん」
二人は心地よい気だるさの中、握手を交わしていた
終わり
悟飯とも戦わせようかなと思ったけどVS悟空で満足してしまった
てか悟飯の強さはなんか別次元な気がするんだよなぁ
このSSまとめへのコメント
ベジータカッコ良かった