天使「……」ゴゴゴゴゴゴ
寮
音無「ふぅ、今日も疲れたぜ…」
音無「部屋に戻って寝っ転がるか」
自分の部屋に戻った
椎名「……」
音無「…何でお前がここにいるんだ?」
椎名「何か問題でも?」
音無「いや、ここは男子寮だろうが…それより俺のルームメイトはどこに行ったんだ?」
椎名「出て行ってもらった」
音無「……はぁっ!?」
椎名「邪魔だったからな」
音無「何が邪魔なんだよ!?」
椎名「お前の観察に集中ができない」
音無「俺の観察って…何でそんなことをするんだ?」
椎名「私は全ての力において、お前より遥かに上だったはずだ」
音無「そりゃあな」
椎名「しかし、私はお前に負けた」
音無「俺がいつお前に勝ったんだ」
椎名「あの時、生き残ったのは私ではなくお前だった」
音無「あの時?2話の話か?ありゃ偶然だ」
椎名「偶然でも負けたのは事実だ」
音無「は、はぁ…」
音無(というかあれは椎名が勝手に子犬とぬいぐるみを見間違えて自滅しただけでは…)
椎名「この前、集中力でも歴然たる差があることを証明した」
音無「そうだな、俺には箒や何か別のものを指に乗せた状態のまま過ごすなんて無理だ」
椎名「だがそれ以外で私がお前に劣っている部分があるかもしれん」
音無「ねーよ、そんなもの」
椎名「私はお前に完全勝利をするために、お前のプライベートの時間も観察することにする」
音無「いやいや、何を言っているんだお前は」
椎名「お前が男子寮にいる時間に、私があの時にお前に負けた秘密が何か隠されているのかもしれない」
音無「俺は寮に来たからって別に特別なことは何もしてないんだが」
椎名「お前が何を言おうと私はここから離れないぞ、謎が解けるまではな」
音無「はいはい、もう好きにしてくれ…でもいいのか?」
椎名「何がだ?」
音無「ここは男子寮、女子のお前がいるのがバレたらまずいぜ?」
椎名「フッ、そんなことか」
音無「あ?」
椎名「絶対にバレはしない」
音無「何故そんなことがいえるんだ?」
椎名「ここにいたルームメイトには口止めをしておいたからな」
音無「お前、まさか脅して…」
椎名「私は何もしていない」
音無(嘘だ、絶対何かしてるだろう…)
音無「で、でももし俺が誰かにバラしたりしたらどうす…」
椎名が一瞬で目の前に現れ首に刃を当てられた
椎名「何か言ったか?」
音無「…な、何でもありません」
音無(ということで俺は椎名と一緒に住むことになったわけだが…)
椎名「……」
音無「……」
シーンッ…
椎名「……」ジーッ
音無「……」
音無(お、俺の方をジロジロ見てくるだけで何も喋らないのかよ…)
音無(椎名って基本無口な奴だからな…何か話さないと…)
>>8
結婚しよう
音無「結婚しよう」
音無(って、いきなり何言ってるんだ俺!?)
椎名「…フッ、いいだろう」
音無「…へ?」
音無(いやいや待て待て、何今の…OKってこと?マジで…?)
音無「椎名、今のは…」
椎名「決闘だろう?望むところだ」
音無「誰もそんなこと言ってねーよ」
音無「俺が言ったのは決闘じゃなくて、けっこ…」
椎名「いい頃合だ、勝負だ小僧」クイックイッ
音無「人の話を聞いてくれ…」
ガチャッ
日向「おーい音無、一緒に学食食べに行こうぜ」
音無(日向…?こんな時に…)
音無「ヤバッ!」バッ
椎名「むぅっ?…むぐっ!?」
音無は布団を取って椎名を布団でグルグル巻きにして押し倒した
日向「お前、何やってるんだ?」
音無「何って…見ればわかるだろ?」抱き抱き
日向「わからんが…?」
音無「抱き枕に抱きついてるんだよ!スッゲー抱き心地いいぜ!」抱き抱き
日向「抱き枕って、その布団に包まってるのがか?というか、お前って抱き枕なんか持ってたっけ」
音無「布団で巻いた方がもっとふかふかして良いだろ?最近抱き枕にハマったんだよ!マジで抱き心地いいぜ!」抱き抱き
日向「そ、そうか…」
音無「俺はもうちょっとハグハグしてるから日向は先に行っててくれ!俺も後で行く!」ハグハグ
日向「わ、わかった…」
日向はそう言って部屋を出て行った
音無「よし、行ったな…なんとかバレずに済んだみたいだ」
音無(日向が俺を見て軽く引いてるような気がしたが気のせいだろう…)
椎名「…んぐっ!」
椎名は布団をぶっ飛ばした
椎名「…卑怯なり」
音無「何がだよ」
椎名「日向の方を向き、一瞬私を油断させた後でいきなり攻めてくるとは…窒息死するところだった」
音無「あれは椎名がここにいることをバラさないようにするためにだな…」
音無「というか元々男子寮に来たお前が悪いんだろう」
椎名「そこまでして私に勝ちたいか」
音無「いや、だから俺の話を…」
椎名「…あさはかなり」ドスッ
音無「グフッ!?」バタッ
音無は椎名に刺され死んだ
数十分後
音無「…はっ!?」
音無「おい椎名!よくも俺を刺し…って、あれ?」
音無(椎名がいない…)
音無「…いけね、日向に後で行くって言ったのに結構時間が立ってしまった…」
音無「まぁいいや、いって謝ろう…」
音無は食堂に向かった
音無「すまん、遅くなった」
日向「あ、おせーぞ音無!まさか今まで抱き枕に…うっ!?」
音無「そうそう、ちょっと抱き枕をハグハグしすぎて遅くなってしまって…」
日向「お前の服、血がついてるぞ…」
音無「あっ…」
音無(椎名に刺された後、着替えるのを忘れてた…)
音無「こ、これは…」
日向「天使とでも戦ったのか?」
音無「…え?」
音無「あ、そうそう」
日向「お前も大変だったんだな」
音無「まぁな」
音無(嘘だけど…すまん、奏)
日向「とりあえず着替えて来いよ、待っててやるから」
音無「わかった」
音無は自分の部屋に戻り、着替えて食堂に行き日向と一緒に食事をした
部屋に戻ってみると椎名がいた
音無「お前、今までどこにいっていたんだ」
椎名「お風呂だが何か?」
音無「お風呂…だと…?」ゴクリッ
音無(湯上りの椎名は初めて見たな…)ジーッ
椎名「どうした?私の顔に何かついているか?」
音無(なんか色っぽいな…鼻で嗅いだら良い匂いがしそうだぜ…どうする…)
>>15
くんかくんか
音無「……」くんかくんか
音無(ヤベッ…マジでいい匂いじゃん…)
椎名「何をしている?」
音無「見て分かるだろ、匂いを嗅いでいるんだ」くんかくんか
椎名「匂い?何の?」
音無「お前の匂いだ」くんかくんか
椎名「お前は変態だったのか」
音無「俺は変態じゃない」くんかくんか
音無(このままずっと嗅いでいたいかも…)
椎名「でも匂いを嗅ぐことをやめられないのだろう?」
音無「……」
椎名「まぁいい、これから寝るのか?」
音無「そうだな」
音無「じゃあ自分の部屋に戻れよ」
椎名「何を言ってるのだ?」
音無「いや、だから自分の部屋に」
椎名「ここが私の部屋だ」
音無「…まさか、ここで眠るつもりなのか?」
椎名「いっただろう、私の部屋はここだと」
音無(椎名と一緒に寝るだと…年頃の男女が同じ部屋で寝るなんて…)
椎名「私がいると何か問題なのか?」
音無(問題ないわけがないだろ!しかしここはあえて何も言わないでおこう…そして、椎名とここで…)
音無「……」ゴクリッ
音無は自分のベッドの上に寝っ転がった
椎名「……」
音無「……」
椎名「……」ジーッ
音無「…あ、あの」
椎名「どうした?」
音無「そこで立ってガン見されてると眠れないんだが…」
椎名「気にするな、私はお前を観察しているだけだ」
音無「気にしない方が無理だろ!眠れないからやめてくれ」
椎名「…わかった」
音無(やっと俺の話を聞いてくれた…)
椎名は音無の寝っ転がっているベッドの上に乗った
音無「な、何を…?」
椎名はそのまま音無の後ろに回り寝っ転がった
椎名「これでいいだろう」
音無「…ちょっと待て」
椎名「何だ?」
音無「それはこっちの台詞だ、何でお前もこのベッドで寝っ転がってるんだ?」
椎名「この位置はお前から見えないだろう、つまり観察するには絶好のポジションということだ」
音無「お前な…」
椎名「どうした?嫌なのか?」
音無「別に嫌じゃないが…寧ろ椎名と一緒寝る機会なんて滅多にないから、いいというか…」ゴニョゴニョ
椎名「はっ!?まさかお前は死角でも見ることが出来るというのか…?」
音無「ねーよ!」
椎名「問題ないではないか」
音無「なんていうか、背後に人の気配がして眠れない…」
椎名「ならば気配を消そう」
音無「いいからこのベッドじゃなくて向こうのベッドで寝ろよ」
椎名「それではお前を観察できないではないか」
音無「観察しなくていいから」
椎名「むぅっ…仕方がない」
音無(やっと俺の言うことを聞いてくれたみたいだな)
椎名「では私はこのベッドで眠ることにする」
音無「いや、これ俺のベッドなんだが」
椎名「お前は向こうで眠れ」
音無「だから…」
椎名「私はこのベッドからは離れないぞ」
音無「そうですか…」
音無はルームメイトの方のベッドの上で寝っ転がった
音無(何なんだ…)
椎名「…zzz」
音無「ね、寝るの早いなおい…」
音無(ん?これはチャンスじゃないのか?)
音無「眠ってる隙に運んでこの部屋から追い出して…」
音無「いや、それは可哀想だからせめてこっちのベッドに運んで寝かせたり…」
音無「椎名が寝てるのは元々俺のベッドだし」
音無は立ち上がって自分のベッドの前に行った
音無(…いや、待てよ)
音無(椎名が俺のベッドで眠っているってことは俺のベッドに椎名の匂いは染み付いて…)
音無(それも悪くないな…無理にどかさなくてもいい気がしてきた)
椎名「…zzz」
音無「…というか、制服のまま寝るんだな」
音無「それに布団をかけてないとか、寒くないのか…?」ジーッ
音無(椎名ってよく見ると美人だよな、胸も結構大きいし、へそも出してエロいし、それにこのスカートどうなってるんだ?)
音無(太ももが丸見えではないか、それにちゃんとパンツ穿いてるのか…?穿いてないようにも見えるが…ヤバい、気になって眠れなくなりそう…)
音無(どうせ椎名は眠っているんだ、覗き込もうが何しようが気づかないだろう…どうする…?)
>>32
パンツを履いてるか確認
履いてたらそのまま弄る
履いてなければガン見
音無「パンツを履いてるか確認するか…」
音無(椎名、無防備なお前が悪いんだぞ…こんな際どい服を着ているから…)ゴクリッ
音無は椎名のスカートの中を覗こうとした
音無「あ、あれ…?椎名が消え…」
椎名「小僧、何をしている?」
椎名は音無の背後に立っていた
音無「い、いつの間に…!?」
椎名「いいから質問に答えろ」
椎名は音無の首に刃を当てた
音無「うっ…というか、お前起きてたのかよ」
椎名「いや、眠っていた」
音無「嘘だろ、眠ってたらこんな早く起きれるわけがないだろ」
椎名「自分の身の危険を感じたときは身体が自然に起きるのだ」
音無「いや、そんなのあり得ないだろ」
椎名「いいから私の質問に答えろ」ジャキッ
音無「うっ…」
椎名「何をしていたと聞いている」
音無「な、何にもしてねーよ」
椎名「本当のことを言わなければ殺す」ジャキッ
音無「うっ…」
音無「お、お前のスカートの中を覗こうとしてたんだよ」
椎名「何?」
音無「穿いてるのか、穿いてないのか気になって…」
椎名「変態だな」
椎名「人の寝込みを襲おうとするとは…」
音無「いや、お前絶対に眠ってなかっただろう」
椎名「…あさはかなり」ドシュッ
音無「ギャアッ!?お前、本当のことを言ったら殺さないって言ったのに何で刺すんだよ!?」
椎名「私はそんなことなどいっていない」
音無「死ぬ前に答えてくれ!」
椎名「何だ?」
音無「お前は穿いているのか?」
椎名「私がいつ穿いてるといった」
音無「え、穿いてないの…?マジで?」ゴクリッ
椎名「穿いてないとも言っていない、中を確認して見るんだな…出来るものならだが」
音無「……」バタッ
音無は倒れて死んだ
数十分後
音無「…はっ!?椎名、お前よくも…!」
椎名「…zzz」
音無「…眠ってやがる」
∩ _ _ ≡=-
ミ(゚∀゚ ) ≡=-おっぱい!おっぱい!
ミ⊃ ⊃ ≡=-
(⌒ __)っ ≡=-
し'´≡=-
-=≡ _ _ ∩
-=≡ ( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
-=≡ ⊂ ⊂彡
-=≡ ( ⌒)
-=≡ c し'
音無「椎名は無防備だ…」
音無「もう一度、椎名のスカートの中に顔を突っ込んで自分の目で確認して見るか…」
音無「でもさっきそれで俺が覗こうとした瞬間起きて俺がやられたからな…」
音無「気になって眠れないが…今はあきらめるか…」
音無はルームメイトの方のベッドで寝っ転がった
次の日
椎名は起き上がって音無の方に来た
音無「……」
椎名「まだ眠っているのか?目を覚ませ」
音無「…起きてるよ」
椎名「眠れなかったのか…?目の下にクマができているぞ」
音無「…ああ」
椎名「何故眠れなかったんだ?」
音無「誰のせいだと思っている…」
椎名「誰のせいだ?」
音無「…お前のスカートの中が気になって眠れなかったんだよ!」
椎名「…は?」
音無「お前が穿いてるとか穿いてないとかいうから悶々として…」
椎名「どうしようもない変態だな」
音無「……」
椎名「ならば自分の目で確認して見ればいい、昨日も言っただろう」
音無「…え?」
椎名「強引に覗き込めばいいではないか」
音無「そんなこと出来るわけがないだろ、そんなことしたら俺がまた殺される」
椎名「わからないぞ?お前が本気で私にかかってくれば負けるかもしれん」
音無「……」ゴクリッ
音無(結果は目に見えてるような気がするがここは…)
>>50
甘い愛の言葉をささやいて動揺させてから覗く
音無(甘い愛の言葉をささやいて動揺させてから覗くか…)
音無(と言ったものの、俺は甘い愛の言葉なんてものが思いつかないんだがどうすれば…)
音無(ええい、ここはなんとなくで…!)
音無「Will you love me,tomorrow?」
音無(英語で言ってみる)
椎名「何だと…?」ピクッ
音無「…え?」
音無(あれ?反応してくれた…てっきりスルーされると思ったのに)
椎名「私がお前を好きになる…と?」
音無「……」
椎名「あ、ありえないな…」ピクピクッ
椎名「あ、あかさかなり…」
音無(赤坂って東京か?あさはかなりとも言えないなんて…)
音無(なんかメッチャ動揺している…今ならいける!)
音無は椎名のスカートの中を覗き込もうとした
椎名「何をしている」ドゴッ
音無「あべしっ!?」バタッ
音無は死んだ
数十分後
音無「…はっ!?お前また俺を…」
椎名「やっと目が覚めたか、行くぞ」
音無「行くって何処へ…」
椎名「もちろん食堂だ、腹が減った…お前が起きるのを待っていたんだ」
音無「そ、そうか…すまん」
音無と椎名は食堂にいった
保守
しね
椎名「私は保守にしよう」
音無「じゃあ俺はしねに」
椎名「それは食べ物ではないか」
音無「そりゃ、お前もそうだろ」
椎名「では私は私のおぱんつにしよう」
音無「俺は激辛まーぼーに…って、おぱんつ!?」
椎名「どうかしたのか?」
音無「おぱんつは食べ物じゃないだろう」
音無(それに食べるぐらいだったら俺にくれ!)
椎名「仕方がない、お前と一緒のものにしよう」
音無「本当に辛いな…」
椎名「フッ、その程度か…」モグモグッ
音無「すげぇな…よくそんなにスムーズに食えるな」
椎名「言っただろう、私はお前より遥かに上だと。おかわりをしてくる」
音無「また食べるのかよ…」
椎名「ああ、お前よりも胃袋が大きいことを証明してやろう」
音無「あまり食いすぎると、太るぞ…」
椎名「安心しろ、私は絶対に太らない」
音無「何、だと…?」
椎名はおかわりしにいった
音無(いくら食べてもあのけしからん生意気ボディのままだと…!?)
音無(いや、そもそもこの世界で食いすぎて太るとかありえることなのか実験したことはないが…)
日向「おっ、音無!」
音無「日向か」
日向「いるんなら言ってくれればいいのに!隣に座るぜ、一緒に食べよう」
音無「ああ」
椎名が戻ってきた
椎名「むっ…」
日向「お、椎名っちもいたのか」
椎名「…そこは私の席だ」
日向「…え?」
椎名「どいてくれないか?さっきまで私がそこに座っていたのだ」
音無「何を言ってるんだ、席なんて何処でもいいだろ」
椎名「そこでないとお前の観察をよくできない」
日向「なんだかよくわからんが、いいぜ…ほら、椎名っち」
日向は椎名に席を譲って、音無の向かい側に座った
椎名「……」モグモグ
音無「……」モグモグ
日向「しかし、音無と椎名っちが二人きりで一緒に食事をしてるなんてな…お前らってそんなに仲良かったっけ?」
日向「二人とも同じ激辛まーぼー食ってるし」
音無「そんなわけないだろ」
椎名「私は小僧と勝負しているのだ」
日向「勝負?」
椎名「どちらがこの激辛まーぼーを多く食べれるかを」
音無「そんな勝負してねーよ!今初めて知ったわ」
椎名「何だ?逃げるつもりか?」
音無「逃げるって、お前な…」
日向「なら俺もその勝負に混ぜてくれよ!」
音無「…は?」
椎名「いいだろう」
日向「よっしゃ、じゃあ俺も激辛まーぼーとってくる」
音無「待て待て、だから俺は勝負なんて…」
日向は激辛まーぼーを取りに行った
日向「俺も取ってきたぜ」
音無「日向、お前…」
日向「お前らは何杯食べたんだ?」
椎名「小僧は一杯も食べ終わっていない」
日向「音無には勝てそうだな、椎名っちは?」
椎名「私は今十杯目を食べ終わったところだ、おかわりしてくる」
日向「ま、マジかよ…」
椎名はおかわりしにいった
日向「すげぇな、椎名っちは…」
音無「……」
日向「…なぁ、音無って本当に椎名っちと仲良くねーの?」
音無「ああ」
日向「でも椎名っちがあそこまで他の人と一緒にいたり勝負しようとしている姿なんて初めて見たぜ」
日向「実は俺達には隠してるがもうデキてるとか…これか?これなのか?」
音無「んなわけないだろ」
音無「椎名は俺の観察をするとかなんとか言って、勝手にストーカーのように俺にまとわりついてくるだけだ」
日向「そうなのか?」
椎名「そうだ、小僧を観察するために私は今は小僧と一緒の部屋で住んでいる」
日向「…え?」
椎名は日向の背後に現れそう言って、そのまま激辛まーぼーを持って席に着いた
日向「椎名っちが音無と一緒の部屋で暮らしている…?」
椎名「そうだ」
音無「何言ってるんだ!そんなわけないだろ!」
日向「そ、そうだよな…だって俺達が住んでるのは男子寮だぜ、ないよな…」
椎名「小僧のルームメイトには出て行ってもらった」
日向「…へ?」
椎名「観察するのに邪魔だからな…」
日向「ま、マジで…?」
音無「だから何言ってるんだよ!?日向は信じるな!」
日向「え、ああ…」
椎名「部屋で私が眠っている時に、スカートを覗こうとしてきてな」
音無「わーっ!わーっ!」
椎名「さらにその後も、甘い愛の言葉をかけて私を動揺させスカートの中を覗こうと」
音無「ダーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
音無「椎名は出鱈目なことを言ってるだけだから耳を傾けるなよ日向!」
椎名「私は事実を言っているだけだ」
日向「お前らって本当に仲がいいんだな…」
音無「んなわけあるか!」
「日向君、隣の席に座ってもいい?」
日向「ああ、いいぜ…って、天使!?」
天使は激辛まーぼーを持って日向の隣の席に座った
日向「何で天使がここに…?」
天使「あなた達が大きな声を出して騒いでるのが聞こえて来たのよ、周りに迷惑だからもっと静かにして食べてもらえないかしら?」
音無「そ、それはすまなかった…奏」
天使「…あと、結弦?」
音無「何だ?」
天使「男子寮で男女が共に住んでいるっていう噂を聞いたんだけど知らないかしら?」
音無「……」ギクッ
音無「し、知らないなぁ…俺は…」
天使「そう…」
日向「普通に考えて男子寮で男女でいるわけないだろ」
音無「そう、日向の言うとおりだよ!そんなことがありえるわけ…」
椎名「なんだ、私たちのこ…」
音無「お前は黙ってろ!」バッ
音無は椎名の口をふさいだ
椎名「…んむっ!貴様、いきなり何をする!?」
椎名は音無の手を振り払った
音無「お前こそ余計なことは…」チラッ
天使「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
音無(あ、あれ…?奏が怒ってる…?何で…)
音無「か、奏…?」
天使「…まぁいいわ、それよりあなた達」
日向「ん?」
天使「激辛まーぼーをどれくらい食べれるか勝負しているみたいね、私も参加していい?」
音無「何、だと…」
天使「ダメ…?」
音無「いや、俺は…いいけど」
椎名「私もかまわんぞ」
日向「俺もいいぜ、まさか天使が参戦してくるとはな」
音無(確かに、奏はこんな大食い対決をするような奴じゃなかったはずじゃ…)
天使「私は激辛まーぼーが大好物なの、だからどれだけ食べても腹は膨れないわ」
音無「ま、マジで…!?そんな設定が…」
日向「流石天使、とんでもない化け物だぜ…」
椎名「面白い、勝負だ」
ということで天使も混ぜて激辛まーぼー大食い対決が始まった
音無(うげぇ…よく見ると俺達の席に激辛まーぼーしかないじゃねーか…見てるだけで気持ち悪くなりそうだぜ…)
日向は五杯食って気持ち悪くなって気絶していた
日向がダウンした後でも、椎名と奏は何杯も食べ続けていた
音無はゆっくり食べていて一杯食べ終わった後、おかわりすると嘘をついて食器を片付けてそのまま食堂から逃げた
最終的には椎名と奏のどっちが勝利したのかは見ていない
音無(いったいどっちが勝ったんだろうな…)
音無は対天使作戦本部に向かった
対天使作戦本部
音無「何で俺より先に来ているんだ」
椎名「お前こそ、逃げるとは情けないぞ」
音無「うっ…で、どっちが勝ったんだ?」
椎名「決着は着かなかった、お互いいくら食べても勝負がつかなかったので食べるのをやめた」
音無「そうか、日向は…?」
椎名「わからん、私が食堂を出るときも倒れていたな」
音無「……」
ゆり「皆揃ったわね…って、あれ?日向君は…」
音無「あいつは激辛まーぼー食いすぎて今でも食堂で死んでるんじゃないかな」
ゆり「どうしようもないバカなのね…」
音無「で、今日はどうするんだ?」
ゆり「そうね、今日はオペレーション・>>111よ」
激辛マーボー
>>111
畳み掛けるなwwwwwww
ゆり「オペレーション・激辛マーボーよ!」
音無「オペレーション・激辛マーボー…?」
ゆり「そう、皆で激辛マーボーを食いまくるのよ!」
音無「またか…」
ゆり「また…?」
音無「あ、いや…でも何でそんなことするんだ?」
ゆり「最近、天使の大好物は激辛マーボーだということが発覚したのよ」
ゆり「そこで、もしその大好物が品切れで食べられないとしたら天使はどういう反応をするのかしら?」
音無「まさか、それだけのためにやるのか…?」
野田「貴様、ゆりっぺに歯向かうつもりなのか?」ジャキッ
音無「うっ…」
松下五段「俺は肉うどんならいくらでも…」
ゆり「ダメ、激辛マーボーじゃないと意味がないのよ」
藤巻「でも激辛マーボーは辛すぎて誰も手を出さないって有名だぜ、本当にそんなもの食えるのかよ…」
音無「ゆりも食べるんだよな?」
ゆり「私?私は離れたところで天使の動きを監視しているわ、ちなみに食べない奴がいたら一週間断食ね」
全員「えええええええ!?」
ゆり「それじゃオペレーションスタート!」
食堂
音無「皆、結構頑張って食べるんだな…」
戦線メンバーは必死になって何杯も激辛マーボーを食べて、中には気絶している者もいた
音無(これだけ食べたら流石にもう売り切れてるんじゃ…あっ、奏?)
天使は食堂に来ていた
天使「激辛マーボーが売り切れ…」
「ごめんねぇ、今日はいっぱいでたからもうないんだよ…」
天使「…そう」
音無(か、奏…すまん)
天使「……」
音無(…あ、あれ?あんま悲しくなさそうだな…)
音無(そりゃ、朝バカみたいに食ってたから別にいいってことなのか…)
音無は天使の方を見るとかすかに涙を流してるのが見えた
音無(か、奏…!?)
天使「…グスッ」
音無(こ、これはまずい…俺達が奏を泣かせてしまった、謝りにいった方がいいんじゃ…どうする…)
>>123
自分のマーボーをあげる
音無「か、奏…!」
天使「…結弦?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
音無「あ、あれ…怒ってるのか?」
天使「…ええ、大好物の激辛マーボーが売り切れだったの」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
音無「……」ガクブル
天使「…結弦達ね」
音無「…え?」
天使「結弦の口から激辛マーボーの匂いがするわ…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
音無「……」ガクブル
音無「そ、そうだ…俺の激辛マーボー食べるか?」
天使「え?」
音無「まだ残ってるんだ…奏にあげるよ」
天使「…いいの?」
音無「ああ、ちょっと待っててくれ」
音無は激辛マーボーを取ってきて天使にあげた
天使「ありがとう」
音無(よし、奏の怒りは収まったみたいだ…)
天使「よかった…」
音無「ああ、よかったな」
天使「もし結弦がこれをくれなかったら今、結弦をハンドソニックで刺してたかもしれないから」
音無「か、奏…?何を言って…」
天使「食べ物の恨みは恐ろしいんだよ」
音無「……」ガクブル
対天使作戦本部
ゆり「あんた何してんのよ!」
音無「それはこっちの台詞だよ!奏が悲しんでたじゃないか!」
音無(というかキレてたけど…)
ゆり「それでいいのよ、天使が何か行動するのが見えたかもしれないのに…」
音無「そんなもん見なくてもいいよ、というか見たくない」
ゆり「…音無君って、なんか天使には優しいのね」
音無「そ、そんなことは…」
椎名「……」
ゆり「まぁいいわ、これで今日は終わりよ!解散!」
音(「解散っていっても、ほとんどの奴がまだ食堂でダウンしてるけどな…)
支援
寮
音無「今日は激辛マーボーだらけで気持ち悪くなったぜ…」
椎名「あの程度で気持ち悪くなるとは、フッ…私の勝利だ」
音無「よくあんなに食べて気持ち悪くもならないよな」
椎名「それより小僧、匂うぞ…」
音無「…は?それなら椎名の方がもっと激辛マーボー臭が…」
音無(…あれ?全然匂わない…むしろ、良い匂いが…)
音無「そうだな、風呂に入ってくるか」
椎名「私も準備は出来ている、一緒に行くぞ」
音無「…へ?」
音無「何を言っているんだ…?」
椎名「一緒にお風呂に行くと言った」
音無「いや、無理だろ…」
椎名「何か問題でも?」
音無(ま、マジで一緒に行く気なのか…?いや、だって男子寮のお風呂だぜ、他に誰かいるかもしれないのに…どうする…)
>>138
勢いに任せて一緒に入る
そして当然の如く洗いっこ
>>138
GJだぜ
音無(勢いに任せて一緒に入るか、そして当然の如く椎名と洗いっこを…)ゴクリッ
椎名「どうした?顔がニヤけているぞ」
音無「じゃあ一緒に入るか!」
椎名「…お前は何を言っているんだ?」
音無「…へ?」
音無「だってお前、今…」
椎名「私は一緒にお風呂に行くとは言ったが入るとは言っていないぞ」
音無「つまり途中まで一緒にお風呂に行くが…俺は男の方で、椎名は女の方だと…?」
椎名「期待したか?変態だな」
音無「……」
おい
おい
男子寮浴場
音無「クソッ…期待してたのにまんまとやられたぜ…」
音無(椎名と一緒に入れるんだと思いwktkしてたのに…)
音無「それにしても今日は空いてるな、いつもならもっと人がいるのに俺しかいない…」
音無(まぁそれはそれでいいけど…)
ガラガラッ
音無(ん…?誰か来たのか)チラッ
椎名「……」
音無「って、椎名!?」
椎名「どうした?」
音無「どうしたって…いや、それはこっちの台詞だ!」
音無(まさかタオル一枚でここに登場するとは…じゃなくて)
音無「何入って来てるんだよ!?他に誰か来たらどうするんだ?」
椎名「安心しろ、誰も入ってこない」
音無「何でそんなことが言えるんだ…」
椎名「他の男子が入らないように追い払ったからな…」
音無「…通りで今日は空いてるわけだ」
椎名「私が背中を流してやろう」
音無「…ええ!?」
椎名「嫌なのか?」
音無「い、嫌とかじゃないけど…」
椎名「私はお前をもっと観察したい」
音無「そうか、観察したいのなら…しょうがないな」
椎名は音無の後ろにいった
椎名「では洗うぞ」
音無「…あ、ああ」ドギマギ
椎名「……」ゴシゴシ
音無「……」
椎名「……」ゴシゴシ
音無「……」
椎名は音無をお湯で流した
椎名「終わった」
音無「え!?もう!?」
椎名「全て洗っただろう」
音無「そ、そうだが…」
音無(なんか普通に洗われたな…もっとこう、椎名の胸で俺の全身を…)ゴクリッ
音無(…はっ!?)
音無「そういえばまだ洗ってもらっていないところがあるぞ」
椎名「ん?」
音無「ここだ!」
音無は自分のアソコを指差した
音無「さぁ、丁寧に洗ってもらおうか…」
椎名「…なんだ、握り潰して欲しいのか?それとも切り落とせばいいのか?」
音無「まだ使用してないのでそれは勘弁してください」
椎名「次は私を洗ってくれ」
音無「…え?ああ」
音無は椎名の後ろに回った
音無(俺が、椎名を洗う…?)ゴクリッ
音無「ハァハァ…」
音無(お、落ち着け俺…しかし、どこから洗えば…下手なところに手を出すときっとぶっ殺される…どうする…)
>>169
背中
音無(背中からいくか…)
音無「じゃあ、洗うぞ?」
椎名「ああ」
音無「……」ゴクリッ
音無は椎名の背中にそーっと触れた
椎名「……」ピクッ
音無(…し、しまった!?ミスったか…!?)
音無「……」
椎名「どうした?何故洗うのをやめた」
音無「何故って…椎名がピクッて動いたから…」
椎名「…気にせず続けてくれ」
音無「…いいんだな?」
椎名「ああ」
音無「……」ゴクリッ
音無は止めてた手を動かした
音無「……」ゴシゴシッ
椎名「……」
音無(椎名って肌がスベスベというかツルツルなんだな…)
音無は椎名の背中を洗い終わった
音無(次は…脇腹を洗うか…)ゴクリッ
音無は椎名の脇腹に触れた
音無「……」ビクッ
椎名「…どうした?」
音無「い、いや…」
音無(今回は反応しないんだな…)
音無「……」ゴシゴシッ
椎名「……」
音無(俺が…椎名の脇腹に触れている…夢じゃないのか、これ?)
音無は脇腹を洗い終わった
音無(次はへそ…じゃなくてお腹を洗うか…)
音無「……」ゴクリッ
音無は椎名の腹にそーっと触れた
椎名「……」
音無(反応はない…このまま洗うか)
音無は椎名の腹を洗い始めた
音無「……」ゴシゴシッ
椎名「……」
音無(ハァッハァッ…引き締まったいい腹してるな…出来れば手じゃなくて顔を擦り付けたいぜ…)
音無(このまま、へそも洗って…)
音無はへそに指を突っ込んだ
椎名「……っ」ピクッ
音無「し、椎名!?」
椎名「…気にするな、続けろ」
音無「あ、ああ…」
音無は椎名のへそを洗った
音無(次はこのまま上か下に手を出したいとこだが…)ゴクリッ
椎名「……」
音無(そんなことをすると椎名にぶっ殺されるかもしれないからやめておこう…)
音無(ということで、次は腋にしよう…多分大丈夫だよね?)
音無は椎名の腋にそーっと触れた
椎名「…ひゃんっ!?」ビクッ
音無「ど、どうした!?」ビクビクッ
椎名「…少しくすぐったかっただけだ、何でもない)
音無(ひゃ、ひゃんって…)
椎名「…続けてくれ」
音無はそのまま椎名の腋を洗った
そのまま肩を洗い、腕へ
音無「……」ゴシゴシッ
椎名「……」
音無(椎名の腕って結構細いんだな…)ゴクリッ
音無(それにあんまり筋肉ムキムキって感じでもないし…いったいどこからあんな戦闘能力が…)
音無(椎名って手はそんなに大きくないけど指は長いんだな…)
音無は椎名の腕と手を洗い終わった
/⌒ヽ
く/・〝 ⌒ヽ まだー?
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く、・〟 (∩ ̄]
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