さやか「お腹痛い……」ほむら「頭痛い……」(718)

さやか「先生っ」

ほむら「先生……」

ガタッ

先生「え?」

さやか・ほむら「保健室に行ってきてもいいですか」

さやか「」

ほむら「」

先生「二人で?」

廊下

ホムホム、
トコトコ、

さやか「……」

ほむら「……」

さやか「はあ……」

ほむら「(何でこの子なんかと一緒に保健室に行かなきゃならないのかしら)」

先生『二人いるんだから保健係の人に頼むより二人で行ってきなさい』

ほむら「(……てっきり『じゃあ鹿目さん、保健係だから着いてってあげなさい』ってなると思ってたのに)」ギリッ

さやか「はあーあ……」

ほむら「……さっきから無駄な溜息多いわね」

さやか「あぁ、転校生」

ほむら「……」

さやか「別にあんたと一緒だからとかそんなんじゃないから心配しないで」

ほむら「別にしてないわよ」

さやか「そう」

ほむら「えぇ」

さやか「……」

ほむら「……」

さやか「……」

ほむら「(なんなのこの気まずさ)」

さやか「あ、保健室」

ほむら「え?」

さやか「そっちじゃなくってこっち」

ほむら「あ……」

さやか「やっぱまだちゃんと覚えてなかったんだ」

ほむら「悪いかしら?」ホムッ

ほむら「(つい回れ右をしそうになってしまったわ……)」

ほむら「(つい回れ右をしそうになってしまったわ……)」

さやか「……別にそんなこと言って無いでしょ」ムッ

ほむら「悪かったわね」

さやか「……やっぱあんた気に入らないわ」

ほむら「……」

トッ...

さやか「保健室、先に入るからあんた後で入ってきてよ」

ほむら「わかったわ」

ガラッ

さやか「……」

ドンドン!

ほむら「……」

さやか・ほむら「開いてない……」

さやか「……」

ほむら「……」

さやか「どうする」

ほむら「知らないわよ」

さやか「……」クテッ

ほむら「美樹さやか?」

さやか「……いちいちフルネームで呼ぶの面倒臭くない?」

ほむら「趣味よ」

さやか「趣味?」

ほむら「間違えた、癖よ」

さやか「どんな間違いよ……」

ほむら「……顔色、悪いわね」

さやか「……わかるんだ」

ほむら「それくらいわかるわ」

さやか「……頭、だっけ」

ほむら「?」ホムッ

さやか「痛いの」

ほむら「……えぇ」

さやか「保健室、鍵取りに行く?」

ほむら「取りに行っても開けてくれないわ、きっと」

さやか「知ってるの?」

ほむら「よく来るから……」

さやか「あんた心臓悪いんだっけ」

ほむら「……あなたには関係ないわ」

さやか「……」

さやか「そうだね、別に友達でも何でもないんだし」

ほむら「……こんなとこで座り込んでたらよけいにお腹、冷えるわよ」

さやか「別に冷えてお腹痛くなったわけじゃないし」

ほむら「でもよけいに痛くなる可能性だってあるわ」

さやか「……じゃあどうすんのよ」

ほむら「……わからないわ」

さやか「教室戻る?」

ほむら「……その方がいいかもしれないわね」

さやか「……戻る元気ある?」

ほむら「……ないわね」

さやか「……どうすんのよもう」

ほむら「(いつもの頭痛がこんなときに酷くなって……あまりこの子とは一緒にいたくないのに)」

さやか「……とりあえずやっぱり職員室行くか。そっちのほうが近いし」

ほむら「取りに行ってくれる?」

さやか「あたしそれ頼もうと思ってた」

ほむら「私はちょっと」

さやか「あたしもちょっと」

ほむら「……」

さやか「……」

「じゃーんけーんぽんっ」

ほむら「……」チョキ

さやか「……」グー

さやか「よしっ」

ほむら「……」ホムウ

>>18
さやか「……とりあえずやっぱり職員室行くか。そっちのほうが近いし」

ほむら「先生呼びに行ってくれる?」

さやか「あたしそれ頼もうと思ってた」

ほむら「私はちょっと」

さやか「あたしもちょっと」

ほむら「……」

さやか「……」

「じゃーんけーんぽんっ」

ほむら「……」チョキ

さやか「……」グー

さやか「よしっ」

ほむら「……」ホムウ

さやか「さあいざ行かん」

ほむら「……」

さやか「……」

ほむら「言いだしっぺが行くべきよね」

さやか「あんた往生際悪いな」

ほむら「往生際ってこういうとき使う言葉じゃないわ」

さやか「知らないし。ていうか使うでしょ、うん、使う。……たぶん」

ほむら「頭、痛い」

さやか「……」

ほむら「……」ホムムッ

さやか「……よっ、と」

ほむら「!」

さやか「……仕方ないから一緒に行ってあげる」

ほむら「……」

ほむら「感謝なんて、しないわよ」

まどか『さやかちゃんは優しい子だよ!』

ほむら「(……いつかあの子が、そんなこと言ってたかしら。あの子の言う通り――)」

サワサワ

ほむら「……」

さやか「……」サワサワ

ほむら「……お腹痛いんじゃないの」

さやか「痛いから触ってる、転校生の髪って気持ちいいし」

ほむら「……」イラッ

ほむら「前言撤回よ」

さやか「何のことよ」

>>23
さやか「……仕方ないから一緒に行ってあげる」

ほむら「……」

ほむら「感謝なんて、しないわよ」

さやか「知ってる」

まどか『さやかちゃんは優しい子だよ!』

ほむら「(……いつかあの子が、そんなこと言ってたかしら。あの子の言う通り――)」

サワサワ

ほむら「……」

さやか「……」サワサワ

ほむら「……お腹痛いんじゃないの」

さやか「痛いから触ってる、転校生の髪って気持ちいいし」

ほむら「……」イラッ

ほむら「前言撤回よ」

さやか「何のことよ」

ほむら「何でもないわ」

さやか「じゃあ言わないでよ」

さやか「……それにしても」

ほむら「……なに」

さやか「こんなに職員室が遠いと思ったのは初めてかも知んない」

ほむら「普段はどうなの」

さやか「かなり近くに感じる」

ほむら「呼び出されてるから恐怖が時間を早くするのね」

さやか「うるさい」

ほむら「言ってみたかっただけよ」

さやか「意味わかんないし」

ほむら「……そろそろ職員室ね」

さやか「ほかの学年の授業風景面白かったなあ」

ほむら「巴マミなんて酷い顔をして眠っていたわね」

さやか「えっ!?何それ見たかった戻る!」

ほむら「……私たちはそれを見に来たわけじゃないでしょ」

さやか「お腹痛いんだった」

ほむら「サボり?」

さやか「違うし」

ガラッ

さやか「失礼しま……」

先生「あら」

ほむら「早乙女先生……」

さやか「デジャヴ!?」

先生「あ、今忘れ物を取りに来て……どうしたの?具合は?教室に戻らないの?」

さやか「あ、いや、あたしたち……」

ほむら「保健室開いていなくて、けど私たち二人とも酷く具合が悪かったんです。
    だから教室に戻るよりも職員室に来たほうが道のり的にも楽だと思って……」

さやか「泣き演技!?」

ドゴッ

さやか「ぐおっ」

先生「まあそう……!大変だったわねえ」

ほむら「えぇ……」

先生「それならもう、早退しちゃう?」

ほむら・さやか「え?」

先生「残念だけど今日、保健の先生お休みで保健室開けられないのよ」

さやか「いやそれ先に行ってくださいよ」

先生「今思い出したわ、てへっ」

さやか「星飛ばさないで」

先生「保護者の方には私から連絡しておくから」

ほむら「けど……」

先生「しんどいならしっかり寝て休んだ方がいいわよ?」

ほむら「……はい」

先生「美樹さんもね?」

さやか「えぇー……」

先生「えぇじゃない」

さやか「はーい」

先生「返事は伸ばさない!告白の返事も延ばさない!」

さやか「は、はひっ!」

帰り道

さやか「……」

ほむら「……」

さやか「……」

ほむら「(どうしてまたこの子と一緒に……)」

『二人とも保護者の方が迎えに来れないんだったら一緒に帰りなさい』キリッ

さやか「最後の意味わからんドヤ顔やめてほしかったなあ」

ほむら「そうね……」

ほむら「(今更頭痛が治ってきたってどういうこと……)」

さやか「ていうか帰ってもやることないんだよねえ」

ほむら「……そうね」

ピタッ

さやか「あーもう暇!」

ほむら「……!」ビクッ

さやか「あ、驚かせちゃった?めんご」

ほむら「古いわよ」

さやか「思った」

さやか「けどあんたもあたしに謝らなきゃいけないんじゃないの?」

ほむら「え?」

さやか「そこ素で“え?”って酷くない?」

ほむら「つい」

さやか「まあいいや。さっきあたしの腹をぐおって!ぐお!」

ほむら「……」

さやか「そんな目で見ないでよ」

ほむら「つい」

さやか「……まあでも、急所は外れてたから良かったけど」

ほむら「そんなつもりなかったんだけど」フイッ

さやか「」

さやか「……あっそ」

ほむら「えぇ」ホムッ

トトト...

さやか「あ、ちょっと待ってよ」

ほむら「走れるくらいの元気は戻ったの?」

さやか「そーみたい。そういうあんたも?」

ほむら「……頭痛はもうあまり」

さやか「こういうのって学校出ると治るんだよね」

ほむら「帰ってもやることないとき、特にね」

さやか「わかる、それ」

ほむら「えぇ」

さやか「あんたん家どこだっけ」

ほむら「こっち」

さやか「アバウトだな」

ほむら「美樹さやかの家は」

さやか「だからフルネームやめてなんかこそばゆい」

ほむら「美樹さやかの」

さやか「あーもうわかった」

ほむら「赤い屋根?」

さやか「なぜそうなる」

ほむら「言ってみたかったの」

さやか「またか」

ほむら「……」

さやか「……」

ピタッ

さやか「こっち真直ぐ行くとどこ行くか知ってる?転校生」

ほむら「知らないわ、美樹さやか」

さやか「あたしも知らない」

ほむら「知らないなら言わないで」

さやか「頭痛いんだよね」

ほむら「治ったわ。あなたこそお腹痛いんでしょ」

さやか「まあね。治ったけど」

ほむら「……」

さやか「……」

ほむら「それじゃまた」

さやか「行って見るか」

ほむら「え?」

さやか「まあいいじゃん?サボったわけじゃないんだし」

ほむら「」

眠気に勝てないわ一人ぼっちだから……もう何もかも恐い
残ってたらまた書きます、落としてくれても構わない、お休みなさい


ほむら「・・・(頭が痛いわ)」

さやか「あら、転校生。なんだか体調が悪そうね」

ほむら「美樹さやか・・・」

さやか「まどかは今日休みだし、私が保健室に連れて行ってあげようか?」

ほむら「・・・その必要は無いわ」

さやか「むっ、何よ、人がせっかく心配したのに」

ほむら「・・・」

さやか「ってあんた、本当に体調が悪そうよ。大人しくついて来なさいって」グイッ

ほむら「あっ・・・」



保守がてら、邪魔ならドロンする

さやか「・・・」

ほむら「・・・」

さやか「・・・あんた、本当に大丈夫?」

ほむら「・・・どうしてこんな申し出を? 貴女とはあまり親しくなかったと思ったのだけど」

さやか「ぉぉう、また直球だね。いけ好かない奴」

ほむら「だったら尚更」

さやか「ふん、今日は私はまどかの代わりに保健係やってるだけよ。、まどかは親友だからね」

ほむら「・・・(まどかの、親友。貴女の位置が素直に羨ましいわ、美樹さやか)」

さやか「ほら、着いたよ転校生。すいませーん急患でーす」ガラガラ

ほむら「(う・・・どんどん酷くなってきた)」

さやか「あれー? 先生いないじゃん」

ほむら「もう、大丈夫よ」

さやか「そんなこといっても、あんた結構辛そうよ」

ほむら「ここまで、連れてきて、くれたのなら、十分だわ。ぁ・・・」ホムリ

さやか「わっ、転校生!? あんた本当に大丈夫!?」

ほむら「(・・・美樹さやかに支えられるなん て  )」

さやか「転校生? ちょっと大丈夫なの転校生!?」

ほむら「・・・ぅ・・・(ここは・・・? 確か、私、保健室で倒れて)」

さやか「あ、目覚めた?」

ほむら「美樹さやか・・・」

さやか「あんた急に倒れちゃって、とりあえず保健室のベッドに寝かせたけど」

ほむら「迷惑をかけたわね。もう大丈夫よ」

さやか「その顔で言われても説得力ないわ、そのまま寝てなって」

ほむら「先生は?」

さやか「まだ戻ってきてない。何処行ってるんだろう」

ほむら「そう・・・」

さやか「・・・」

ほむら「・・・(正直、美樹さやかは少し苦手なのよね・・・。馬が合わないというか、何かと突っかかってくるし・・・」

さやか「・・・」

ほむら「・・・(気まずい、落ち着けないわ)」

さやか「・・・転校生、あんた病気で学校休んでたんだっけ。何の病気?」

ほむら「心臓病よ。でももうだいじょ「ええっ!?」

さやか「ちょっと、それって大丈夫なの!? 手をかして、み、脈とかとってみないと!」ガシッ

ほむら「ちょ、いや、だからもうだいじょ」

さやか「静かにして!」

ほむら「・・・(美樹さやかは思い込みの激しいところがあったわね。それにしても、美樹さやかとこんなに接近するのは初めてのような)」

さやか「・・・ちょっと脈が速いんじゃない!?」

ほむら「っ、い、いや、気のせいよ。正常の範囲内だわ」

さやか「そんなこといって! 取り返しのつかないことになったらどうするの!」

ほむら「大丈夫よ、病気はもう治ってる。じゃなきゃ体育なんて出てないわ」

さやか「でもドラマとかでよく急に発作を起こして倒れてるじゃない。とにかく横になって、救急車呼ばなきゃ」

ほむら「落ち着きなさいっ」ガシッ

さやか「・・・で、でも」

ほむら「貴女はその思い込みの激しいところをどうにかした方がいいわ」

さやか「むっ・・・なによ、心配してあげたのに。その言い方は無いんじゃない」

ほむら「事実を言ったまでよ」

さやか「いけ好かない奴っ!」

ほむら「・・・で、なんでまだここにいるの?」

さやか「そりゃ、あんたが寝てるからよ」

ほむら「少し横になっていれば治るわ。もう放課後になるわよ」

さやか「教室を出るときに声はかけてきたから、先生には伝わってるわよ」

ほむら「そうじゃなくて、貴女は帰らなくていいのって聞いているのよ」

さやか「あんたはどうするのよ」

ほむら「落ち着いたら帰るわ」

さやか「1人で?」

ほむら「ええ」

さやか「・・・」

ほむら「介抱してくれたのには感謝するわ。ありがとう、美樹さやか」

さやか「っ・・・な、なによ。急に改まっちゃって」

ほむら「事実を言ったまでよ」

さやか「・・・よし、じゃあさやかちゃんが転校生を家まで送っちゃうぞー!」

ほむら「ほむっ?」

さやか「荷物持ってきてあげるわ。あんたの出席番号○○番だったよね」

ほむら「いや、いい・・・って行っちゃった」

ほむら「・・・」

さやか「・・・」

ほむら「(結局、美樹さやかと一緒に下校することに・・・)」

さやか「・・・」

ほむら「・・・(並んで歩いていて、まったく会話がないわ)」

さやか「・・・」

ほむら「・・・(もう少しで家に着く・・・それまでの辛抱ね)」


ほむら「(ああ、見えたわ、私のほむホーム)」

さやか「・・・」フラッ

ほむら「なっ、美樹さやかっ?」

さやか「ぅ・・・ぅぅ・・・ぅぐ」

ほむら「どうしたの? 何が・・・」

さやか「お腹痛い・・・。我慢してたんだけど、気持ち悪い・・・」

ほむら「大丈夫なの? ・・・大丈夫そうじゃないわね。仕方ない、私の家に・・・ほら、立てる?」

ほむら「とりあえず寝かせてみたけど・・・」

さやか「ぅぅ・・・」

ほむら「簡単な胃腸薬くらいならあるけど、後は水」

さやか「ちょうだい・・・」

ほむら「起きれるの?」

さやか「このまま飲む・・・」

ほむら「ちょ、ベッドに零れるってああ」

ほむら「まったく、ストローくらい持ってきたのに」

さやか「むぐ、なんだかちょっと落ち着いたわ。ありがと転校生。それと布団に零してごめん」

ほむら「いいわ。布団より貴女の服の方が濡れたわよ」

さやか「あ、ありゃ~、ハンカチハンカチ」

ほむら「ほら、貴女は寝てなさい。拭いてあげるから」

さやか「むぐっ」

さやか「張り付いて気持ち悪い・・・脱いじゃおう」

ほむら「ちょっと、貴女こんなところで」

さやか「いいじゃない女同士、減るもんじゃなし」ガバッ

ほむら「はぁ・・・まぁいいわ。ほら、貸しなさい。干しておくから」

さやか「お、いいの? じゃあお願い」

ほむら「いいから後は寝てなさい」

さやか「・・・」

ほむら「・・・(また沈黙だわ、やっぱり美樹さやかとは何を話せば良いのかわからない・・・、まぁ、病人だし静かにしておけば)」

さやか「ねぇ転校生」

ほむら「なに? 体調が良くないなら寝ておきなさい」

さやか「いや、少しは楽になったんだけどさ。寝てるだけっていうのは暇だなって」

ほむら「病人がつべこべ言わないの」

さやか「あんたもちょっと前までそうだったくせに・・・ふんっ」

さやか「ねぇ転校生」

ほむら「恥も無く下着姿で起き上がってこないで」

さやか「何よ、胸の大きさにでも嫉妬してるの」

ほむら「・・・」ギリッ

さやか「ご、ごめん」

ほむら「気になんてしていないわ、それに謝られると余計に腹が立つ」

さやか「それって気にしているんじゃ」

ほむら「腹パンするわよ」

さやか「す、すいませんでした」

さやか「ねぇ転校生」

ほむら「・・・なに?」

さやか「あんたってさ、前までは別の学校にいたわけじゃない」

ほむら「そうよ」

さやか「そのとき、どっかで会った事なかった? 私達」

ほむら「・・・」

さやか「なんだかさー、こんなとこ言うのは変かもしれないんだけど。どっかで見たことがあるような気がするんだよね」

ほむら「・・・」

さやか「悔しいけどあんた美人だからさ、見たら忘れないと思うんだけどね」


ほむら「記憶に無いわ」

さやか「だよねぇ。あ、そうだ。あんたって昔眼鏡とかしてた?」

ほむら「ええ、昔、ね」

さやか「あー、なんかそっちの方が記憶にあるのかも。ちょっとかけてみてよ」

ほむら「もう処分してしまったわ。随分と昔に」

さやか「そっか、残念」

ほむら「そんなことより、さっさと体調を治しなさい」


さやか「ねぇ転校生」

ほむら「なに、特別用が無いなら大人しく寝てなさい」

さやか「ちょっとこっちに来て」

ほむら「?」

さやか「えいっ」ガバッ

ほむら「きゃっ!?」

さやか「あはは、引っかかったー。どうだーさやかちゃんの温もりはー」

ほむら「み、美樹さやか! 貴女そんな元気があるなら」

さやか「その気になれば痛みなんて、消しちゃえるんだー。それにしても転校生、あんたほっそいわね」


ほむら「ぐっ、離しなさい、美樹さやかっ」

さやか「許さんぞー、転校生も私の嫁になるのだー!」

ほむら「ば、馬鹿。何を・・・」

さやか「・・・」

ほむら「美樹さやか・・・?」

さやか「・・・Zzz」

ほむら「どうしてそんな急に寝れるのかしらね・・・、それほど消耗しているなら素直に休んでおけば良いのに」

さやか「うーん・・・Zzz」

ほむら「・・・どうしよう、抜け出せない」


さやか「・・ぅーん、あれ、ここは・・・」

さやか「確か・・・そっか、転校生を家に送っていく途中で体調が悪くなって、そのまま」

ほむら「ん・・・起きたの、美樹さやか」

さやか「て、転校生、あんたどうしてこんなところに? それに、私の服が!?」

ほむら「自分の胸に聞いて見なさい」

さやか「いや、そんな、私・・・」

ほむら「いいからそろそろ離して。制服はしわになるし、思い切り拘束されてた腕は痺れたし」

さやか「え、えぇええ!?」

手が止まった

なぜほむさやは放置が多いのか…
ほむら「さやかの面倒は私が見る!」も落ちちゃったし

たぶんこれだろ
さやか「ほむらを嫁にしたい」

さやさや

残ってたのか
けど>>112のほうが面白そう、待つ

さやか「だめ?」

ほむら「だめでしょ」

さやか「ケチ」

ほむら「そこでケチっておかしいわ」

さやか「じゃあバカ」

ほむら「あなたに言われたくないわ」

さやか「どういう意味よバカ」

ほむら「帰るわ」

さやか「追いかける」

ほむら「……」

さやか「……」

ほむら「……どこまで来る気?」

さやか「あんたん家まで」

さやさや

>>1が戻ってきたとしても>>112が書いたほうがいいよね

>>112が戻ってくるまで

>>191
ほむら「どうして」

さやか「行きたいから」

ほむら「帰れば」

さやか「だから帰っても暇だって言ったじゃん」

ほむら「知らないわよそんなこと。また痛くなってきても知らないわよ、お腹」

さやか「……ま、そうだよね」

ほむら「……」

さやか「……」

トトト...

ほむら「(……どうして突然)」

さやか「……悪い?」

ほむら「……え?」ホムッ

さやか「別にさ、あんたと仲良くなりたいとかそんなんじゃないから」

ほむら「……わかってるわよ」

さやか「ただ、暇潰し」

ほむら「いちいち言わないで」

さやか「……だよね」

ほむら「……」

さやか「で、どこまで行くの?」

ほむら「……家、通り過ぎたわ」

さやか「……はい?」

ほむら「あなたに家を見せる理由はないし」

さやか「……かと言ってここ?」

ほむら「暇潰しには最適でしょ」

ほむら「(前にまどかに教えてもらっただけだけど……)」

さやか「ほう、転校生もここを知ってたとは!」

ほむら「えぇ」

さやか「結構穴場なんだよね、ここ」

ほむら「そう」

さやか「そ。ここの商店街、廃れてる感じだけど楽しいんだよね」

ほむら「ただ、制服なの忘れないで」

さやか「補導されちゃ怖いしね」

ほむら「と言いながら早速走ってくのね」

さやか「いや、ここに来たらテンション上がらない?」

ほむら「……全く」ホム、

さやか「……釣れない奴だ」

ほむら「放っておいて」

さやか「はいはい」

ほむら「(……何だか上手く流されてるような気がしてきたわ)」

さやか「けどこの時間帯、人少ないなあ」

ほむら「当たり前でしょ」

さやか「つーかほとんど店も開いてない」

ほむら「自分で廃れてるって言ったじゃない」

さやか「……ま、いいや」

グイッ

ほむら「!」ホムッ

ほむら「美樹さやか?」

さやか「とりあえず、遊べそうなところ一つ知ってるからそこ行こうよ」

ほむら「ちょっと――」

タタタ...

ほむら「(……こんなつもり、なかったんだけど)」

ほむら「(……さっさと帰れば良かったのに、私)」

ほむら「(……この子と一緒にいるのも悪くないなんて、)」

――――― ――

さやか「よーし、到着」

ほむら「……」

さやか「どうかした?」

ほむら「……ここへ来てゲームセンター?」

さやか「結構レトロなのとかあるよ。それに遊べるのってこのくらいしかないし」

ほむら「要するにそれって私とは遊び道具があるとこでしか遊べないっていう意味よね」

さやか「へ?」

ほむら「」ホムッ

ほむら「(思わず口に出しちゃったわ……)」

さやか「……や、確かに言い方が悪かった、ごめん」

ほむら「……」

ほむら「素直に謝るなんて珍しいのね」

さやか「あんたは全く素直じゃないね」

ほむら「……」フイッ

さやか「ね、これやんない?」

ほむら「プリクラ?」

さやか「ほら、あたしら撮ったことないじゃん」

ほむら「……まどかとも無いわ」

さやか「え?ってことはほんとのほんとに初めて?」

ほむら「……」コクッ

さやか「転校生の初めてはあたしか……」

ほむら「……変な言い方しないで」

さやか「……」

さやか「ごめん」

ほむら「真面目に謝られたらよけいに恥ずかしいんだけど」

さやか「ははっ」

ほむら「……」ホムウ、

さやか「拗ねない拗ねない」

ほむら「拗ねてないわ」

さやか「じゃ、撮る?」

ほむら「……」

ほむら「心の準備してから」

さやか「心の準備って」

ほむら「……笑わないで」ムウ、

さやか「いや、悪い悪い。ま、あたしも初めて撮ったときは緊張したしね」

ほむら「とか言いながら必死でピースとかしてそうだわ……」

さやか「どういう意味だ」

ほむら「そういう意味よ」

さやか「お金、割り勘ね。200円ずつ徴収。あんたしかいないけど」

ほむら「……お金がいるなら私」

さやか「いや当たり前でしょ。ここまで来てやっぱり撮らないは無し」

ほむら「……うっ」

さやか「……」

ほむら「……なに?」

さやか「……いやさ、あんたもそれなりに可愛い顔するんだなって」

ほむら「……」

ほむら「……気持ち悪いこと言わないで」プイッ

さやか「照れたね」

ほむら「慣れない事言ったらあなただって」

さやか「あたしゃまどかや仁美で言いなれてますから」

ほむら「最低ね」

さやか「なぜ!?」

ほむら「浮気者」

さやか「いや待て」

ほむら「女誑し」

さやか「人聞き悪いことばっか並べんな!」

ほむら「そういう言葉は一番大事な人に言うものよ」

さやか「ふーん」

ほむら「ふーんじゃないわ」

さやか「で、早く入って、中」

ほむら「……」

さやか「ばれたか、みたいに舌打ちするな」

ほむら「別にしてないわ」

さやか「はいはい。で、小銭いれて……」

『撮影するモードを選んでね』

さやか「始まった。どれがいい?」

ほむら「……」

さやか「転校生?」

ほむら「……ど、どれでも」

さやか「今からがちがちに緊張してどうする」

ほむら「……」

さやか「……はあ、じゃ勝手に選ぶよ」

『背景を選ん』

ピピピッ

ほむら「早……」

さやか「こういうの迷ってる時間勿体無いし」

『それじゃあ撮影始めるよ♪』

ほむら「!」ビクッ

さやか「転校生、もうちょっとこっち」

ほむら「え?」

スッ...
ピタッ

さやか「引っ付かなきゃ写んないよ」

ほむら「……!」

さやか「ほらほら固くなんないの」

ほむら「……うるさいわ」

さやか「笑って」

ほむら「うっ……」

さやか「いや、引き攣ってるし!」

パシャッ

『もう一枚行くよ!次は腕を組んでポーズ♪』

ほむら「」ホムッ

さやか「ほう」

グッ

ほむら「なっ!」

さやか「恨むなら機械に恨んでよね」

ほむら「(つ、次は腕組み……!?)」

さやか「って、暴れんな!」

バタバタッ

ほむら「(どうしてこの子なんかとこの子なんかと……!)」

パシャッ

さやか「あ」

ほむら「あ」

さやか「いや、あんたは“あ”じゃないし」

『最後は二人でハートマーク作ってね♪』

ほむら「……」

さやか「……」

ほむら「ここはもう普通のポーズで」

さやか「いや、やっちゃおうよ」

ほむら「……」ホムウ

さやか「手、出して」

ほむら「……」

さやか「で、この形にして、」

ほむら「……ハート」

さやか「どうせあたしと合体すんのは嫌だろうし?」

ほむら「……」ホムッ

さやか「自分の前でハート作っちゃえばいいんだよ。うん、似合ってる」

ほむら「……うるさい」

さやか「可愛いかわいい」

ほむら「またそんなこと……」

さやか「でもさ、本当に可愛かったら可愛いって言っちゃうじゃん?」

ほむら「」

さやか「でしょ?」ニッ

ほむら「……背筋がぞっとするわ」

さやか「ははっ、どーも」

ほむら「……」ホムウ、

さやか「ほら、こっち向いて」

グイッ

ほむら「!」

さやか「今度こそ笑ってよ?」

ほむら「……」

さやか「――ほむら」

ほむら「……!?」

パシャッ

『撮影終了だよ♪落書きコーナーに――』

そろそろ10時半だし>>112が帰ってくるはずだし自分はここで撤退
期待保守

さやか「え、えっと・・・その・・・」

ほむら「えっ?」

さやか「いや、でもその私ってソッチのそのえっと」

ほむら「いいから早く離しなさい美樹さかや。だんだん腕が絞まってきて苦しい」

さやか「ご、ごめん! でも私とんでもないことを・・・その、どう責任を」

ほむら「その必要はないし、貴女が考えているような事態に及んでもいないわ」

さやか「えっ」

ほむら「かくかくしかじか」


もどり
>>112続き

お帰り
期待支援

さやか「な、なーんだ。ちょっとどうしようかと思っちゃった」

ほむら「本当だったらどうしたのよ」

さやか「えっ・・・えっ、ホントじゃないよね・・・?」

ほむら「当たり前、随分と疲れたけどね」

さやか「ご、ごめん・・・」

ほむら「まぁ最初に介抱してもらったし、お互い様ね」



さやか「でも、あんたって」

ほむら「何?」

さやか「案外柔らかくて気持ちよかった・・・」

ほむら「ば、馬鹿。何を言っているのよ」

さやか「まどかにもよく抱きつくけど、まどかとは違った感じ・・・」

ほむら「(イラッ・・・)」

さやか「よし転校生、あんたも私の嫁に決定!」


ほむら「次触ったらほむるわ・・・」

さやか「しっかし今更だけど、転校生とこんなに話したの初めてね」

ほむら「聞いてないし・・・」

さやか「えっ?」

ほむら「なんでもない、それより体調は治ったの?」

さやか「うん、ばっちり! 友達が増えるっていいね」

ほむら「・・・まだ顔色が少しよくないわ。待ってなさい」



ほむら「(まったく、美樹さやか。今まで貴女と何度揉めてきたと。)

ほむら「(・・・魔法少女にならないループではまったく関わりはないし、魔法少女になったループではほとんど魔女化するし)」

ほむら「(でも、ここまで美樹さやかと接近したループはなかったわね)」


~~~

さやか「転校生も案外話せるわね」

さやか「おっと、いい加減名前で呼ぶようにしなきゃ」

さやか「ええっと・・・(ほむら)・・・なんだか恥ずい・・・」


ほむら「はい、どうぞ」

さやか「ありがと、ほ、ほむ・・・転校生」

ほむら「どういたしまして。貴女、家は遠いの?」

さやか「あー、ここって住所どの辺?」

ほむら「○○よ」

さやか「・・・結構あるわね」

ほむら「・・・」

さやか「でも、まぁそのくらい」

ほむら「泊まっていきなさい、美樹さやか」

さやか「(いきなりお泊りになってしまった・・・、でも帰ろうと思ったらもう日付かわっちゃうし)悪いわね、ほ・・・転校生」

ほむら「構わないわ」

さやか「ねぇねぇ、さやかちゃん、晩ご飯食べたいなーって」

ほむら「・・・はい」

さやか「えっ・・・かっぷめん・・・?」

ほむら「悪い?」

さやか「ちなみにあんたの晩ご飯は?」

ほむら「・・・」

さやか「まさかその野菜ジュースだけって言わないわよね」


ほむら「料理は、あまりやったことがないのよ」

さやか「そんな食生活だからひょろひょろになるのよ!」

ほむら「う、うるさいわね、時間が無いのよ」

さやか「ちょっと待ってなさい、ちょっと台所借りるわよ」

ほむら「あっ、ちょっと」

さやか「・・・汚い」

ほむら「・・・し、仕方ないのよ。ちょっと忙しくって・・・その・・・」

さやか「ええいどういう生活しているのよ転校生、ちょっと小1時間まってなさい!」

ほむら「う・・・」

さやか「後これ買ってきて。はいっ」

ほむら「ほむぅ・・・いってきます・・・」

さやか「いってらっしゃーい、頼んだわよー」

さやか「・・・今日はよくよく転校生のイメージが崩れたなぁ」

さやか「うわっ、流しのところカップ麺の容器だらけじゃない」

さやか「残ったスープ流してないのもあるし・・・これいつのよ・・・」

さやか「調味料とかはまぁ、あるわね。でも冷蔵庫の中はだいたい期限切れのばっかり・・・」

さやか「どんな食生活よ、よく今まで体調崩さなかったわね」

さやか「こんなのだから胸が・・・いや、言わないであげよう」

~~~

ほむら「くっ・・・どうして私がこんな・・・」

ほむら「(美樹さやか・・・何かと突っかかってくる嫌な奴としか思ってなかったけど)」

ほむら「(家事は得意みたい、意外に女性的なのかもしれない)」

ほむら「(上条恭介に想いを寄せているみたいだし、そういった面には気を使っているのかしら)」

ほむら「・・・ぁ、レシートはいいです」

ほむら「・・・」

さやか「・・・」

ほむら「美樹さやか、これ」

さやか「っひゃあ!? ちょ、ちょっと、帰ったなら『ただいま』くらい言いなさいよ!」

ほむら「・・・気をつけるわ。それで、買ってきたわよ」

さやか「はい、ご苦労様。それじゃあちょっと待っててねー」

さやか「はい、さやかちゃん特性うどんよ」

ほむら「うどん・・・」

さやか「お互い一応病み上がりだからね。消化の良いものが一番よ」

ほむら「いただきます」

さやか「はいどうぞ」

ほむら「・・・ぁ」

さやか「ん」

ほむら「おいしい・・・」

ほむら「ご馳走様でした」

さやか「はいお粗末様」

ほむら「上手なのね、料理」

さやか「んー、でもうどんって、茹でて少し具を載せるだけじゃない」

ほむら「日清ごんぶとより美味しかったわ」

さやか「・・・それは喜んで良いの?」

ほむら「最大級の賛辞よ」


帰った

ほむら「・・・お風呂入る?」

さやか「あ、いいの? なら入りたいなぁ」

ほむら「先に入っていいわよ。着替えは・・・サイズは」

さやか「背丈はおんなじ位よね」

ほむら「・・・」

さやか「・・・その」

ほむら「・・・たぶん大丈夫、ボタンをとめなければ。下着は我慢しなさい」


さやか「人の家のお風呂ってなんだか新鮮」

さやか「あ、転校生ってシャンプーこれ使ってるんだ」

さやか「転校生の髪、キレイだからなぁ」

さやか「私もこれを使えばキレイになるかしら」

さやか「・・・髪、伸ばしてみようかなぁ」


さやか「転校生、ありがとね。気持ちよかった」

ほむら「ん、それじゃあ私も」

さやか「あーい」

ほむら「先に寝てて良いわよ。ベッドは使えばそこを良いから」

さやか「ほーい」

ほむら「・・・」

ほむら「(うどん、美味しかった)」

ほむら「(久しぶりにカップ麺と外食以外でものを食べた気がする)」

ほむら「(台所も綺麗になってた)」

ほむら「(美樹さやか、案外良いお嫁さんになるのね)」

ほむら「(・・・私は)」

ほむら「・・・」

ほむら「ふぅ・・・(美樹さやかはもう寝たのかしら)」

さやか「あ、転校生あがったー?」

ほむら「起きてたのね」

さやか「まあね。ところで、ベッド使って良いって言ってたけど」

ほむら「ええ」

さやか「1つしかないんだけど」

ほむら「そうよ」

さやか「・・・あんたは何処で寝るの?」


ほむら「ソファーよ」

さやか「えっ、でも家主のあんたが使いなさいよ」

ほむら「病人がそんな遠慮してどうするのよ。早く寝なさい」

さやか「あ、ちょっ、転校生! 勝手にソファーに寝てるのよ!」

ほむら「何よ、私は寝るの」

さやか「いや、だからそうじゃなくって」

ほむら「ほむっ、ちょっと、重たいわよ」

さやか「むっ・・・だーれが重たいって~?」

ほむら「ひゃっ、ば、馬鹿、やめなさいっ」

ほむら「い、いたっ、美樹さやか、やめなさいよっ」

さやか「あんたは、さっさと、ベッドに、行きなさいっ」

ほむら「良いからさっさとあっち行って寝なさいっ」

さやか「あんたが行きなさいよっ」

ほむら「離して、離しなさい」

さやか「えいっ」

ほむら「きゃっ」

さやか「よいっしょ」

ほむら「お、降ろしなさいっ」

さやか「あんたが素直に行かないからでしょ!」

ほむら「だからって貴女・・・(お、落とされそうで怖いわ)」

さやか「こ、こら暴れないでっ、落っことしちゃう・・・っ」

ほむら「ひっ・・・・・・」

さやか「・・・(な、何よ。そんな顔でしがみついてくるなんて)」

ほむら「・・・・・・」

さやか「(ち、ちょっと可愛いじゃないの・・・)」

さやか「ほ、ほら、あんたはここで、寝てなさ・・・きゃっ」

ほむら「ほむっ」

さやか「・・・」

ほむら「・・・」

さやか「・・・その、転校生?」

ほむら「・・・貴女は私と一緒に寝たかったのかしら?」



ほむら「・・・(ち、近い)」

さやか「・・・(ど、どうしよう、近い)」

ほむら「(暖かい・・・)」

さやか「(ええい、もうどうにでもなれ!)」

ほむら「・・・いい加減、そこを退いて」

さやか「よし、今日はあんたと寝る!」

ほむら「なっ」

さやか「はい電気消してお休み!」

ほむら「ちょ、ちょっと・・・本当にこのまま寝るの?」

さやか「・・・(は、恥ずかしい・・・私って、ホント馬鹿・・・)」

ほむら「・・・」

さやか「(な、なんとか言ってほしいような)」

ほむら「ねぇ、美樹さやか」

さやか「ひゃいっ?」

ほむら「貴女、鹿目まどかと親友なのよね」

さやか「えっ?」

ほむら「鹿目まどかと知り合ったのはいつなの?」

さやか「・・・」

ほむら「・・・?」

さやか「・・・(なんでだろう、まどかの話、もやもやする)」

ほむら「・・・眠ったのかしら?」

すまない力尽きる

              .,-'''''~~~ ̄ ̄~~''' - 、
 \      ,へ.人ゝ __,,.--──--.、_/              _,,..-一" ̄
   \  £. CO/ ̄            \       _,,..-" ̄   __,,,...--
      ∫  /         ,、.,、       |,,-¬ ̄   _...-¬ ̄
 乙   イ /    /   ._//ノ \丿    ..|__,,..-¬ ̄     __,.-一
      .人 | / ../-" ̄   ||   | 丿 /  ).  _,,..-─" ̄   ._,,,
 マ    .ゝ∨ / ||        " 丿/ノ--冖 ̄ __,,,,....-─¬ ̄
        ( \∨| "  t-¬,,...-一" ̄ __--¬ ̄
 ミ  ⊂-)\_)` -一二 ̄,,..=¬厂~~ (_,,/")

     .⊂--一'''''""|=|( 干. |=| |_      (/
   /  ( /      ∪.冫 干∪ 人 ` 、    `
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                 く..          /
                .  ト─-----イ |
                  ∪       ∪



ほむほ

面倒みるさやほむまだー?

今晩中ぐらいには終わってほしいな


さやか「・・・」

ほむら「・・・」

さやか「(転校生、寝たのかな)」

ほむら「(美樹さやか、寝たのかしら)」

さやか「(なんで私は転校生を抱きかかえながら寝てるんだろう・・・)」

ほむら「(なんで私は美樹さやかに抱きかかえられながら寝てるのかしら)」



帰った

>>593
頑張ってくれよー


さやか「(転校生の髪、キレイだなぁ)」

ほむら「(胸が・・・ちょっと苦しい、けど、柔らかい)」

さやか「(良い匂い。私も同じシャンプー使ったから、同じ匂いなのかな)」

ほむら「(最後にこんな風に誰かと眠ったのなんて、いったいいつの事だろう)」

さやか「(髪、触れてもいいかな・・・眠ってるなら、ばれないかも)」

ほむら「(暖かい・・・でも、もう、誰にも頼らない。そう決めたはず)」

ほむら「(っ、美樹さやか、寝ぼけているのかしら)」

さやか「(髪、触っちゃった・・・でも、思ってた以上に気持ち良い、サラサラ)」

ほむら「ん・・・(心地良い・・・)」

さやか「(抱き枕って、熟睡を誘うっていうけど、本当ね)」

ほむら「(眠く・・・なってきた・・・おやすみ・・・さやか・・・)」

さやか「(ねむ・・・もうねよう・・・おやすみ・・・ほむら・・・)」

支援

ほむら「・・・ほむ」

ほむら「(朝、ね)」

ほむら「(美樹さやかは・・・いないわね)」

ほむら「(夢だったのかしら)」

さやか「あっ、起きたのね。朝ごはん出来たわよ」

ほむら「っ!? み、美樹さやか、貴女いつの間に」

さやか「何言ってるのさ、ほら朝ごはん冷めるよー」

ほむら「(朝ごはん・・・?)」

さやか「ほらほら、さやかちゃんがせっかく作ったものを食べないってかー」

ほむら「・・・頂くわ」

さやか「はいどうぞ」

ほむら「おいし・・・」

さやか「ふふ、どういたしまして」

ほむ!


さやか「それじゃあ私、そろそろ帰るね」

ほむら「ええ」

さやか「昨日はありがとね。私、転校生のこといろいろ誤解してた」

ほむら「・・・」

さやか「じゃあ、また学校でね」

ほむら「・・・待って」

さやか「ん? 忘れ物?」

ほむら「・・・・・ぃわ」

さやか「えっ?」

ほむら「ほむら、でいいわ」

さやか「・・・」

ほむら「・・・いや、別に呼びやすいように呼んでもらって構わないわ」

さやか「うん、それじゃあまた学校でね! ほむら!」

ほむら「あっ・・・走っていってしまった」

さやか「・・・は、反則よっ、急に、そんな、顔が熱っ」

ほむら「・・・眼鏡、久しぶりにかけてみようかしら」

さやああああああああああああああ

これにて終幕
この先続くかもしれないけれど、それはまた気が乗ったときに。
続きが書きたい人がいるなら、どんどん書いて、というかだれか書いて。
初めてVIPでSS書いたけど、見直してみたら誤字もあったりしてなんてこったい。
それじゃあ、ばいばい

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          :://                 \        ヽ::.    |    /   (⌒⌒) |
        :://          \   \    ヽ      ',::   |   /     \/  |
       :://       l {      ヽ   ヽ   ハ      ::.   、   ̄ ̄ ̄      ノ
      .::/〃   /     lハ      |イ  丁`ヽ |  \/  |::   \            /
     .::/ /       / 丁 ∨     |ヽ、  | l  |  /\  |::.     ノ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      .::/     l  〃l |  \(\  l }\ l ∧  |  l    八::.
      ::′ / |  { | ィ予x、  \ \l    }ハ l  |  |      \::.
      ::i  ' {  {   {∨ ):ハ       x=≠=ミ |  ハ      \::.
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      ::l/  .:| l  \ ∧ ゞ沙          / /   |   ハ 八_ヾ`::.
      ::{  .:八    |\ \    ,       //}  ノ _儿_ / }ノ :::
          ::\   ! ハ>-     r   ̄}    ノ/( ___)   `ヽ :::
            ::〉ヽ}  ゝ       ー‐ '   イ ( __) /    `ー────‐-    ::.
           .::/  /   }  ≧ー--r --r__≦___j_( ___,) {                    \::.
          ::///   ノ|ハ///ハ( _____                          〉::
            ::{  /, '⌒{>r---‐ノ      _ )   -─ イ´ ̄ ̄ ̄ ̄「 ̄ ̄ ̄ ̄   .::
            ::|//   マハ   ´    - ´/ /      /       ノ       /::
            .::/  {   マハ`ヽ、   /   (_//      /      /    _    ´::
            .::〃  ハ   \ \___ / )/    、 ′     ( ̄ ̄厂::
          :://  / 人    >── イ /      〉{        )   / ::
         ::/ /    /_ノ ) > ´         /_______,ノ 小、     /   / ::
       .::〈  ′   / {/           (ノノ_ハ_ノハ}_]_}](、|  ヽ    _} /::
         ::∨     {/          __  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ) ,|  | ヽ //::
         .::〉ー'⌒ヽ/           、___/l ̄ ̄ ̄  / |  |   ∨::
         ::/   /8      />  .___/´  |        l___j⌒´:::

乙ー
終わってよかった

ほむら(……とか言って本当にかけてきてしまったわメガネ……)ソワソワ

さやか(ほ、ほむらさんが萌にお走りになられてござる……)ソワソワ

まどか「ホムラチャン!」ガタッ

ほむら「マドカァ!」ガタガタッ

さやか(!?)

まどか「メガネ似合ってるよウェヒヒヒ」

ほむら「そう? ありがとうまどか」ファサァ チラッ

さやか(!? こっち見てる!?)

ほむら(……)チラチラッ

さやか「に、似合ってると思うよ!」

ほむら「あなたにいわれても嬉しくないわね」ファサァ

さやか「……」

これは「オレたちの保守はまだ終わらないぜ!」ということか

ほむら(あれから、私は勉強したの。 わざわざ時間まで止めて。
 そして得た知識、そう今の時代の最先端を行くのはツンデレ……!)

さやか(ほむらが安易にツンデレに走っているのが手に取るようにわかるよ……)

まどか「ホムラチャン!」バターン

ほむら「マドカァ!」ゴトーン

さやか(!?)

まどか「安易なツンデレは萌えないよ!」

ほむら「そうだったのね!」

さやか(対まどか専用デレデレほむら)プークスクス

ほむら「さやか。 私がただの対まどか専用デレデレほむらだと思ったら大間違いよ!」

さやか「勝手に人の心を読むんじゃない!」

ほむら(まどかが気付かせてくれた。 とても、とても大切な事に……。
 時代は、いつの間にかヤンデレに変わってたのね……!)

さやか(嫌な予感しかしない)

まどか「ホムラチャン!」モルスァ

ほむら「マドカァ!」ブルスコファー

さやか(この流れにも慣れたなぁ)

まどか「大丈夫、それが最適な答えだよ!」

ほむら「任せてまどか!」ファサァ

さやか(嫌な予感しかしない)

ほむら「さやかを殺して私も死ぬわ!」キリッ

さやか「どうぞ」

ほむら「は?」

さやか「どうぞ?」(どうせさっきみたいな軽いノ――

ほむら「じゃあ遠慮無く」ターン

さやか「」

ほむら「……」;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン

大丈夫だ頭たーんならほむほむは生きてる

たかが、メインカメラをやられただけだ!

ほむら(ごめんなさい。 こうしてでもさやかと一緒に居たかったの……)

ほむら(裏声)(ウウンーコッチコソホムラノオモイニキヅカナクテゴメンネー)

さやか(SGがなければ即死だった)

まどか「脳漿飛び散らしたのに平然と起き上がって授業うけてるホムラチャン!」ガタッ

ほむら「授業中なのに平然と脳漿なんて言葉を吐きながら立ち上がるマドカァ!」ガタッ

さやか(面倒なので死んだふり継続なう)

まどか「ちゃんと止めを差してあげたほうがいいと思うなっ!」ニコッ

ほむら「はっ、その通りね!」ガチャッ

さやか「やめろ」ガバッドロッ

ほむら「……貴女を殺して私も」

さやか「やめろ」

ほむら「ほむーん……」ターンターン

さやか「そんな顔したってダメです。
 後、腹いせにお腹に撃ちこむのもやめなさい」

ほむら「……」

さやか「……」

まどか「……」

ほむら「……」ドロッドロッ

さやか「……」ベタ…ペタ…

ほむら「……」ピチャッ……

さやか「……」ビチャッ……

ほむら「……」ポタ…ポタ……

さやか「お腹痛い……」

ほむら「頭痛い……」

なるほどw

ほし

眠いほしゅ

さやか「うー、お腹痛い……」ツップシ

まどか「あれ、さやかちゃん、どうしたの?」

さやか「ん、二日目……ちょっと重くてさ」グデーン

まどか「そう言えば昨日から少し体調悪そうだったもんね……。保健室行く?」

さやか「我慢する……」

まどか「大丈夫? お薬とか飲んだ?」

さやか「忘れた……」

まどか「そっか……。あんまり無理しないでね……ってあれ?」

ほむら「……」ガラガラガラ

まどか「ほむらちゃん、もう授業始まるのにどこ行くんだろ?」

まどか「ほむらちゃーん! 」パタパタ

ほむら「……まどか、頭に響くからあまり大きな声を出さないでもらいたいのだけれど……」ズキズキ

まどか「ご、ごめんね? もしかして、ほむらちゃんも具合悪かったりする? 保健室一緒にいこっか?



ほむら「ちょっと頭痛がするだけよ。まどかの手を煩わせるほどじゃないわ」

まどか「で、でも、なんだか顔色悪いよ……?」
   「そうだ! ちょっとだけここで待ってて!」パタパタ

ほむら「……一体なんなのかしら」

まどか「さやかちゃん! 保健室行こう?」

さやか「大丈夫だってば……。もう授業始まっちゃうし」

まどか「無理しないでいいよ。それにね、さやかちゃんが心配なの」ウルウル

さやか「うぐっ、まどかがそこまで言うなら……」

まどか「ほんとっ!? じゃあ一緒に行こう!」

さやか「ちょっ、まどか引っ張んないで……」ズルズル

さやか「で、なんでこいつがいるわけ?」

ほむら「それはこっちのセリフよ。まどか、どうして美樹さやかを連れてきたの?」

まどか「てへへ、二人とも具合悪そうだったから、一緒に保健室に行こうかなって」

さやか「だからあたしは大丈夫だって言ったじゃん……」

ほむら「私もそこまで酷くなかったわ」

まどか「……やっぱり、お節介だった? ごめんね、二人が心配だったからつい……」

ほむさや「……」

さやか「で、でも、あのままだと悪化してたかもしれないし、丁度よかったかも!」

ほむら「そ、そうね。私ももしかしたら途中で倒れたりしたかもしれないものね」

まどか「ほんとに? それじゃ二人とも行こう!」

ガラガラガラ
まどか「失礼します。二人はちょっと座って待っててね?」

ほむら「必要以上に疲れたわ……」ポフリ

さやか「あんたって本当にまどかに甘いわよね……」ポフリ

ほむら「あなたに言われたくないわ……」

さやか「どういう意味よそれ……」

まどか「ごめんね、お待たせ。あのね、実はベッドが1つしか空いてないらしいの……。えっとね、二人で一つのベッドを使うことになっちゃうけど……ダメかな?」

ほむさや「」

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